JP2002113232A - 遊技機の基板ケース - Google Patents
遊技機の基板ケースInfo
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Abstract
行われることを有効に防止するための基板ケースの封止
構造を提供する。 【解決手段】 基板ケース1においては、固定部材50
の係止部の露出部分が金属材料からなるワンウェイねじ
により保護されているため、これを破壊することは困難
である。また、固定部材50が筒状部材25及び筒状部
材15により形成される連通孔58に対して自軸周りに
回転可能に遊嵌されているため、特殊な工具を用いるこ
とによりワンウェイねじをリバースさせようとしても、
ワンウェイねじが固定された固定部材50自体が自軸周
りに回動してしまい、結局、固定部材50に対してワン
ウェイねじ56をリバース方向に回動させることができ
ず、これを取り除くことができない。このため、第三者
が固定部材50を破壊することにより基板ケース1の封
止状態を解除することは極めて困難となり、その不正行
為を有効に防止することができる。
Description
電子部品が実装された回路基板を収納するための基板ケ
ースに関する。
は、その盤面の裏面側に、遊技の制御を行なう回路基板
を収容した基板ケースが設置されている。例えばパチン
コ機の場合、回路基板には遊技制御を行なう主制御装置
や球払出装置を制御する払出制御装置等の制御回路をな
すICや抵抗等の各種電子部品が実装されており、基板
ケースはこの回路基板を外部から保護する役割をしてい
る。
置されたパチンコホールにて、主制御装置が大当たり等
を判定するためのプログラムが記憶されたROMが不正
に交換され、パチンコホールの運営者が多大な損害を被
るといった問題が生じていた。
止するために、この基板ケースに封止部を設け、不正に
開封されることを防止する技術が採用されている。具体
的には、基板ケースのベース部材(パチンコ機に取り付
けられる側の部材)に各種電子部品が実装された基板を
ボルト締めした後、カバー部材にて覆い、封止部にて封
止する構造を採っている。尚、パチンコ機の基板ケース
は、製造後にこの封止部を用いて一旦封止されるが、警
察等の機関によってその開封を要求されることがあるた
め、複数回封止可能となっている。
ば、ベース部材及びカバー部材の周端縁に夫々複数個の
ボスを設け、ベース部材をカバー部材で覆うと両者のボ
スの位置が整合する構成が採用されている。そして、こ
のように位置が整合したボスのいずれかがワンウェイね
じ等で固定されることにより、ベース部材とカバー部材
とが固定され、上記回路基板がこれらベース部材とカバ
ー部材とにより形成される収納空間に封止される。この
場合、基板ケースの開封は、ワンウェイねじ等が固定さ
れたボスを基板ケースから切断することにより行われ、
再度封止する際には、不使用のボスのいずれかが再度ワ
ンウェイねじ等で固定される。
ェイねじは、そのねじ頭に特殊な加工が施されており、
通常の工具を用いて締結方向に回すことができても、そ
の逆方向(緩める方向)に回してリバースすることはで
きないようになっている。このため、このワンウェイね
じを上述のように整合したボスに対して一方向に螺入す
ることにより、ベース部材とカバー部材とを離脱困難に
固定できる。
ェイねじをリバースさせて基板ケースの封止を解除し、
上述したROMを不正に交換する者が現れるようになっ
た。そこで、このようなワンウェイねじではなく、一端
に逆止片を他端にフランジ状の係止部を有する固定部材
を採用し、この固定部材を上述のように整合したボスに
設けられた孔に対して一方向に挿入することにより、ベ
ース部材とカバー部材とを離脱困難に固定する構成も採
用されている。
を採用することにより、特殊な工具を用いてもこれを取
り外すことができず、第三者の不正行為を効果的に防止
できるようになった。しかも、固定部材を孔に挿入する
のみでよいため、その取付作業を簡易かつ迅速に行え
る。
部や逆止片の構造が比較的複雑であるため、金属材料に
より製造しようとするとコストがかかる等の理由から、
通常は樹脂材を一体成形して形成される。このため、こ
の固定部材がドリル等の鋭利な工具等で破壊されて基板
ケースが開封されると上述した不正行為を容易に行うこ
とができるという問題があった。そしてさらに、このよ
うに固定部材が破壊されて不正ROMに交換された後に
新しい固定部材を差し込まれると、その不正行為の痕跡
さえ発見できないという問題があった。
外方に連設された切断可能なリブの先端に設けられた筒
状部材から構成されるが、当該リブが精巧に切断され、
回路基板上のROMが不正に交換された後、巧妙に接着
剤等で修復された場合には、点検者がその不正行為の痕
跡に気付かないおそれがある。
あり、回路基板を実装した基板に対し、不正行為が行わ
れることを有効に防止するための基板ケースの封止構造
を提供することを目的とする。
に鑑み、請求項1記載の遊技機の基板ケースは、遊技機
に固定されるベース部材と、ベース部材に組み付けら
れ、ベース部材との間に所定の収納空間を形成するカバ
ー部材と、ベース部材とカバー部材とを重合させた状態
でこれら両部材に取り付けられ、両部材を取り外し不能
に固定する固定部材と、を備え、この固定部材を上記両
部材に取り付けることにより、遊技機を制御する電子部
品が実装された回路基板を、上記収納空間に封止する遊
技機の基板ケースにおいて、固定部材が樹脂材料から形
成され、その少なくともカバー部材側に露出する部分に
は、金属材料からなる保護部材が装着されていることを
特徴とする。
の観点より固定部材が樹脂材料から形成されているが、
この固定部材の露出部分が金属材料からなる保護部材に
より保護されているため、鋭利な工具を用いてもこれを
破壊することは極めて困難である。このため、第三者が
固定部材を破壊することにより基板ケースの封止状態を
解除することは極めて困難となり、上述のような不正行
為を有効に防止することができる。
項2に記載のように、軸状の本体の一端に逆止片を、他
端にフランジ状の係止部を有し、ベース部材にカバー部
材を組み付けた際にこれらを連通する連通孔に一方向に
挿入され、これら係止部と逆止片によりベース部材とカ
バー部材とを互いに固定するものが考えられる。
に対して一方向にのみ挿入可能な逆止片が設けられてい
るため、固定部材がこの一端から連通孔内に完全に挿入
されると、逆止片が係止されて固定部材の逆方向の移動
を阻止する。このため、固体部材を引き抜くことは不可
能となる。また、このとき同時に係止片も係止されるた
め、固定部材の挿入方向の移動も阻止され、固定部材を
連通孔から押し出すことも不可能となる。つまり、固定
部材が一旦連通孔に挿入され固定されるとこれを取り除
くことはできない。また、固定部材の取付作業はこれを
連通孔に押し込むだけでよく、簡易かつ迅速に行われ
る。
部材の係止部にこれと同形状の金属片を単に接着するこ
とも考えられるが、これでは当該金属片を容易に剥がさ
れる虞がある。そこで、請求項3に記載のように、保護
部材として固定部材に螺着されるものを用いるとよい。
かかる構成によれば、保護部材が固定部材に対して強固
に固定されるからである。
部材を係止部に螺入されたワンウェイねじの頭部から構
成するとさらに好ましい。このワンウェイねじは、締結
方向にのみ回動可能に構成されており、一旦係止部に螺
入されると、通常の工具を用いてこれをリバースさせる
ことは不可能となるからである。
部材に対して固定する場合には、所定の工具を用いてこ
れを螺入させる作業を要するため、より簡易かつ迅速に
保護部材を固定部材に装着できる構成が望まれる。そこ
で、請求項5記載のように、上記係止部を含む固定部材
の頭部に予め嵌合用の溝を形成しておき、保護部材とし
ての金属片に突設した嵌合部を、これに圧入嵌合させる
ことにより固定するようにしてもよい。
定部材に対して保護部材を簡易かつ迅速に装着すること
ができる。しかしながら、上記のように保護部材をワン
ウェイねじにより構成したとしても、特殊な工具を用い
ることによりこれをリバースさせることが可能となる場
合がある。また、上記のように保護部材として金属片を
圧入嵌合したとしても、例えば硬度の高い工具等を使用
してこれを破壊することが可能となる場合がある。
上記連通孔が、カバー部材に設けられた円孔とベース部
材に設けられた円孔とが同軸状に連通することにより形
成される一方、上記固定部材がほぼ円柱状をなし、当該
固定部材が連通孔に対して自軸周りに回転可能に遊嵌さ
れている。
ワンウェイねじをリバースさせようとしても、ワンウェ
イねじが固定された固定部材自体が自軸周りに回動して
しまうため、結局、固定部材に対してワンウェイねじを
リバース方向に回動させることができず、これを取り除
くことができない。また、硬度の高い工具を用いること
により、圧入嵌合された金属片をえぐり取ろうとして
も、金属片が嵌入された固定部材自体が自軸周りに回動
してしまうため、金属片をえぐることができない。この
結果、第三者が保護部材を除去する行為を有効に防止す
ることができる。
上記連通孔を形成するためにカバー部材に設けられた孔
に、ベース部材側に小さくなる段差部が設けられ、一
方、同じく連通孔を形成するためにベース部材に設けら
れた孔には、カバー部材側に小さくなる段差部が設けら
れている。そして、固定部材の係止部及び逆止片が各段
差部に係止されることにより、当該固定部材が連通孔の
内部に配置される。
連通孔内に完全に埋設された状態となるため、保護部材
に対して外部から不正な加工を施すことが極めて困難と
なる。また同様に、逆止片が連通孔内に埋設された状態
となるため、逆止片がカバー部材の裏面側に突出するこ
ともなく、これがカバー部材を遊技機に固定する際の障
害となることもない。
通する構成においては、請求項8に記載のように、固定
部材の本体が少なくともその逆止片近傍において弾性変
形可能に構成すると、当該固定部材の連通孔への挿入が
容易になり好ましい。ところで、上記基板ケースは、そ
の内部の回路基板に不正行為が施されているか否かを定
期的に検査する必要があるため、その封止及び開封が複
数回できる構成とするのが好ましい。
は、固定部材を一又は複数有し、上記回路基板を一又は
複数回封止可能な封止構造と、固定部材毎にその封止状
態を解除する開封構造とを備えている。また、上記連通
孔を形成するための孔は、カバー部材側及びベース部材
側の双方に設けられることになるが、この孔をカバー部
材及びベース部材の本体に穿設する構成とすると、カバ
ー部材及びベース部材の本体に当該孔を設けるためのス
ペースが必要となり、カバー部材及びベース部材が大き
くなってしまう。
は、カバー部材の収納空間の外側に切断可能な支持リブ
を介して設けられた一又は複数の第1筒状部材と、ベー
ス部材の収納空間の外側に切断可能な支持リブを介して
設けられ、カバー部材をベース部材に組み付けた際に、
第1筒状部材に同軸状に当接可能な位置に配置された一
又は複数の第2筒状部材と、が設けられている。
材、第2筒状部材、及びこれらに取り付けられる一又は
複数の上記固定部材から構成され、上記開封構造が、第
1筒状部材及び第2筒状部材に連設された上記支持リブ
から構成される。このため、収納空間の外側には、連通
孔の形成領域として、第1筒状部材と第2筒状部材とか
ら構成される筒状体の領域のみが部分的に確保されれば
よく、基板ケースを全体としてコンパクトに形成するこ
とができる。
バー部材には、複数の第1筒状部材を外部から遮蔽する
と共に、この複数の筒状部材との間に上記各々の固定部
材を一時的に保持して待機させる待機空間を形成する被
覆部材が装着されている。かかる構成では、複数設けら
れた固定部材は待機空間に保持されており、基板ケース
の封止のために機能させる固定部材のみが連通孔内に押
圧挿入され、その他の固定部材はカバー部材内で待機し
た状態となっている。このため、いずれ封止に使用され
る複数の固定部材をカバー部材側で保持することができ
その管理が容易となる。しかも、封止の際には待機状態
にある固定部材のいずれかを筒状部材内に押し込むだけ
でよいため、取扱が極めて容易となる。
には、封止に使用された第1筒状部材と第2筒状部材に
接続されたリブを切断して除去することにより、その他
の固定部材を待機空間に保持した状態で、カバー部材を
ベース部材に対してスライドさせて離脱させることがで
きる。一方、基板ケースを再び封止状態とする際には、
カバー部材をベース部材に重合させた状態で、残存して
いる固定部材を棒状部材により押圧することで、当該固
定部材を連通孔内に挿入して、カバー部材とベース部材
とを再度固定することができる。このように、基板ケー
スの封止及びその解除は、極めて簡単な操作により行う
ことができる。
うに、この被覆部材の上記各々の固定部材に対向する位
置には、所定の棒状部材を挿通可能な小孔が形成され、
この小孔に棒状部材を挿通して、いずれかの固定部材を
押圧することによりこの固定部材を連通孔内に挿入し、
ベース部材とカバー部材とを互いに固定可能に構成する
のがよい。
部材により外部から遮蔽されており、この被覆部材に設
けられた小孔を介さなければ固定部材に触れることがで
きないようになっている。このため、固定部材を押圧す
るための棒状部材として細い部材を採用し、小径の大き
さを小さく設定することで、外部からの工具の挿入を防
止することができる。このため、第三者の不正行為を有
効に防止することができる。
技機に固定されるベース部材と、ベース部材に組み付け
られ、ベース部材との間に所定の収納空間を形成するカ
バー部材と、ベース部材とカバー部材とを重合させた状
態でこれら両部材に取り付けられ、両部材を取り外し不
能に固定する一又は複数の固定部材と、固定部材を上記
両部材に取り付けることにより、遊技機を制御する電子
部品が実装された回路基板を、上記収納空間に一又は複
数回封止可能な封止構造と、固定部材毎にその封止状態
を解除する開封構造と、を備えた遊技機の基板ケースに
おいて、ベース部材とカバー部材の外縁に、上記封止構
造を側圧より保護する透明な樹脂材料からなる側壁部材
が設けられ、この側壁部材から上記収納空間側へ向け
て、上記開封構造が連設して設けられたことを特徴とす
る。
方からの衝撃があっても、側壁部材により保護される。
また、側壁部材が透明な樹脂材料からなるため、側方か
ら開封構造の投影を観視することができる。このため、
当該開封構造に不正行為が施された場合にもこれを容易
に発見することができる。
4に記載のように、カバー部材の収納空間の外側に切断
可能な支持リブを介して設けられた一又は複数の第1筒
状部材と、ベース部材の前記収納空間の外側に切断可能
な支持リブを介して設けられ、カバー部材をベース部材
に組み付けた際に、第1筒状部材の各々に同軸状に当接
可能な位置に配置された一又は複数の第2筒状部材と、
を備えたものが考えられる。この場合、上記封止構造
は、第1筒状部材、第2筒状部材、及びこれらに取り付
けられる一又は複数の上記固定部材から構成され、上記
開封構造は、第1筒状部材及び第2筒状部材に連設され
た上記支持リブから構成される。
材が、外側に設けられた側壁部材から内方(収納空間の
方向)に向かって延設された支持リブに連設されている
ため、当該支持リブが不正行為により(例えばカッター
ナイフ等により)精巧に切断された後、巧妙に接着剤等
で修復された場合にも、これを発見することができる。
を観察した場合には、不正行為による切断箇所である支
持リブと側壁部材の接続部分を接着剤で再度付け直した
痕跡が確認できないことがある。しかし本発明の場合、
側壁部材の側方から支持リブを投影させるように観察す
ることで、不正行為が行われた部分が、透明な合成樹脂
同士を接着剤で接続した場合に起こる接着剤の性質上白
く濁った不透明な状態になるため、その痕跡から明らか
に基板ケースを観視する者から見て取ることができ、不
正行為を早急に発見することができる。
のように、カバー部材に複数の第1筒状部材を外部から
遮蔽する被覆部材が装着された基板ケースに適用すると
特に有効である。つまり、このような構成において、上
記請求項14で述べたような側壁部材を有さず、第1筒
状部材が収納空間側から外側に支持リブを介して連設さ
れている場合には、当該支持リブは被覆部材により覆わ
れることになり、外部から視認が困難になると考えられ
るからである。しかも、この場合、側方から支持リブを
観察しようとしても、第1筒状部材自体が邪魔になり、
これを視認することができないからである。
遊技機に固定されるベース部材と、ベース部材に組み付
けられ、ベース部材との間に所定の収納空間を形成する
カバー部材と、ベース部材と該カバー部材とを重合させ
た状態でこれら両部材に取り付けられ、両部材を取り外
し不能に固定する一又は複数の固定部材と、固定部材を
上記両部材に取り付けることにより、遊技機を制御する
電子部品が実装された回路基板を、上記収納空間に一又
は複数回封止可能な封止構造と、固定部材毎にその封止
状態を解除する開封構造と、を備えた遊技機の基板ケー
スにおいて、上記カバー部材には、封止構造を外部から
遮蔽すると共に、この封止構造との間に各々の固定部材
を一時的に保持して待機させる待機空間を形成する被覆
部材が装着されたことを特徴とする。
数設けられた固定部材は待機空間に保持されており、基
板ケースの封止のために機能させる固定部材のみが連通
孔内に押圧挿入され、その他の固定部材はカバー部材内
で待機した状態となっている。このため、いずれ封止に
使用される複数の固定部材をカバー部材側で保持するこ
とができその管理が容易となる。しかも、封止の際に
は、待機状態にある固定部材のいずれかを筒状部材内に
押し込むだけでよいため、取扱が極めて容易となる。
上記封止構造が、カバー部材の収納空間の外側に切断可
能な支持リブを介して設けられた一又は複数の第1筒状
部材と、ベース部材の収納空間の外側に切断可能な支持
リブを介して設けられ、カバー部材をベース部材に組み
付けた際に、第1筒状部材の各々に同軸状に当接可能な
位置に配置された一又は複数の第2筒状部材と、これら
第1筒状部材及び第2筒状部材に挿通して取り付けられ
る一又は複数の前記固定部材と、から構成され、上記開
封構造が、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部材に連
設された前記支持リブから構成されたものが考えられ
る。
態を解除する際には、封止にしようされた第1筒状部材
と第2筒状部材に接続されたリブを切断して除去するこ
とにより、その他の固定部材を待機空間に保持した状態
で、カバー部材をベース部材に対してスライドさせて離
脱させることができる。一方、基板ケースを再び封止状
態とする際には、カバー部材をベース部材に重合させた
状態で、残存している固定部材を棒状部材により押圧す
ることで、当該固定部材を連通孔内に挿入して、カバー
部材とベース部材とを再度固定することができる。この
ように、基板ケースの封止及びその解除は、極めて簡単
な操作により行うことができる。
うに、この被覆部材の上記各々の固定部材に対向する位
置には、所定の棒状部材を挿通可能な小孔が形成され、
この小孔に棒状部材を挿通して、いずれかの固定部材を
押圧することによりこの固定部材を連通孔内に挿入し、
ベース部材とカバー部材とを互いに固定可能に構成する
のがよい。
部材により外部から遮蔽されており、この被覆部材に設
けられた小孔を介さなければ固定部材に触れることがで
きないようになっている。このため、固定部材を押圧す
るための棒状部材として細い部材を採用し、小径の大き
さを小さく設定することで、外部からの工具の挿入を防
止することができる。このため、第三者の不正行為を有
効に防止することができる。
面に基づいて説明する。図1は本実施例にかかる遊技機
の基板ケース(以下、単に「基板ケース」という)の斜
視図であり、図2は当該基板ケースの分解斜視図であ
る。尚、当該基板ケースは、図示しないパチンコ機の盤
面の裏側略中央に取り付けられ、画像制御基板や賞球制
御基板等とコネクタを介して結線されるものである。
ンコ機に直接取り付けられる略長方形状のベース部材1
0と、ベース部材10に組み付けられる長方形状のカバ
ー部材20とを備えている。これらベース部材10及び
カバー部材20は、共に透明の合成樹脂から形成されて
いる。
図2に示すように、カバー部材20は無蓋箱状の本体2
1を有し、その内部には、遊技機を制御する電子部品が
実装された回路基板61が螺合固定される。そして、こ
の状態からカバー部材20をベース部材10に重合させ
た状態で、後に詳述する固定部材50によりこれらを固
定することにより、カバー部材20とベース部材10と
の間に形成される収納空間に回路基板61が封止される
ように構成されている。
かつ左右対称に構成されており、図3(a)にその背面
図を示すように、本体21の左右側面に上下方向に等間
隔に設けられ外方に延出する複数の補強リブ22を介し
て、本体21の側面に平行に延びる平板状の透明な合成
樹脂からなる側壁部材23が設けられている。そして、
隣接する補強リブ22の間に位置する側壁部材23の内
面からは、本体21に向かって支持リブ24が延設され
ており、その先端に円筒状の筒状部材25(第1筒状部
材)が連設されている。この筒状部材25は、内部にベ
ース部材10側に小径化する段差部を有し(後述す
る)、カバー部材20において左右対称に4個づつ計8
個設けられている。
延びるフランジ部26がそれぞれ設けられ、このフラン
ジ部26の先端縁には、ベース部材10との重合方向に
延出した側壁部27が連設されている。そして、この側
壁部27の外面の左右方向に等間隔に設けられ外方に延
出する複数の補強リブ28を介して、本体21の側面に
平行に延びる平板状のガイド部材29が設けられてい
る。尚、フランジ部26には、回路基板61に設けられ
たコネクタ群を外部に露出させるための複数のコネクタ
窓26aが形成されている。
間には、互いに隣接する一方の補強リブ28の側壁部2
7側から当該側壁部27に沿って延びる4つの係合部3
1が突設され、隣接する他方の補強リブ28とこの係合
部31との間に、後述するベース部材10側の係合部を
挿入してスライドさせるための鈎状の開口部32が形成
されている。尚、この係合部31は、隣接する補強リブ
28に対し一つおきに設けられ、係合部31が設けられ
てない補強リブ28間は、板状の架橋部材33により閉
口されている。
1の左右にも延出し、上記補強リブ22のうち上下の両
端に配置されたものにそれぞれ連設してフランジ部34
を構成する。そして、図2に示すように、この左右に延
出した上下のフランジ部34の部分をそれぞれ架橋する
態様で一対の被覆部材35が装着されている。
に開口する無蓋箱状に形成され、上記フランジ部34に
対向して立設された二つの支持部36に挟持される態様
で、当該フランジ部34に螺合固定される。そして、そ
の各々が上記4つの筒状部材25を被覆してこれらを外
部から遮蔽している。
に、被覆部材35の上壁部35aにおいて4つの筒状部
材25に対応する位置には、これら筒状部材25と同様
の形状を有する4つの筒状部35bが重合方向に延設さ
れ、これら筒状部35bの孔と対応する筒状部材25の
孔とが連通するように構成されている。そして、固定部
材50が、筒状部材25の下端に設けられた段差部25
aにより支持され、筒状部35bと筒状部材25との間
に形成される待機空間に保持されるようになっている。
尚、この構成の詳細については後述する。
いて各固定部材50に対向する位置には、所定の棒状部
材を挿通可能な小孔35cが穿設されており、この小孔
35cに棒状部材を挿通して、いずれかの固定部材50
をベース部材10側へ押圧することができるようになっ
ている。
材20の本体21の隅部には、4つのボス37が設けら
れており、図2に示すように、このボス37に回路基板
61が螺合固定される。この際、回路基板61は、図示
しない電子部品群が設けられた側の面がカバー部材20
内を向くように固定される。
37に固定する際には、回路基板61とカバー部材20
との間に上下一対のコネクタカバー62が介装される。
このコネクタカバー62は、回路基板61上に設けられ
た図示しないコネクタ群の各コネクタの形状に対応した
穴63が形成された枠状部材であり、回路基板61をカ
バー部材20に固定すると、コネクタ群が穴63及びコ
ネクタ窓26aを介してカバー部材20から露出される
ようになっている。
ベース部材10は上下対称かつ左右対称に構成されてお
り、図3(b)にその背面図を示すように、無蓋箱状の
本体11の左右側面に上下方向に等間隔に設けられ外方
に延出する複数の補強リブ12を介して、本体11の側
面に平行に延びる平板状の側壁部材13が設けられい
る。そして、隣接する補強リブ12間の空間に、本体1
1の側面から延設された支持リブ14と側壁部材13の
内面から延設された支持リブ16とにより筒状部材(第
2筒状部材)15が支持されている。この筒状部材15
は、上記筒状部材25と同様の形状を有し、ベース部材
10において左右対称に4個づつ計8個設けられてい
る。そして、さらにこれら筒状部材15の開口部には、
図2及び図5(a)に示すように、逆止リング17が同
軸状に装着されている。この逆止リング17は、固定部
材50の後述する逆止片を係止するためのものであり、
その外径が筒状部材15の内径に一致し、内径が筒状部
材25の小径部25bの内径にほぼ一致する筒状体から
なる。そして、その一端に設けられたフランジ部17a
が筒状部材15の開口部に係止されるようになってい
る。逆止リング17は、そのフランジ部17aが筒状部
材15に接着されて固定される。そして、カバー部材2
0が重合した際には、図5に示すように、筒状部材25
と筒状部材15とが同軸状に配置されるように構成され
ている。
を、図6(b)にその分解図を示すように、本体11の
上下の側壁部11aからは、カバー部材20の4つの係
合部31にそれぞれ係合可能な4つの鈎状の係合部18
がカバー部材20側に向かって突設されている(図2及
び図3(b)参照)。この係合部18は、側壁部11a
に沿って左右に延びると共にカバー部材20側に延出し
た突出部18aと、この突出部18aの左右方向の一端
から内方に延びると共にカバー部材20側に延出した突
出部18bの先端に、これら両突出部の端縁を二辺とす
る長方形状の小片部18cが連設された形状を有する。
この小片部18cは、上記カバー部材20側の開口部3
2に挿通可能な大きさに形成されており、当該係合部1
8がカバー部材20側の係合部31に沿ってスライドす
ると、その突出部18bが係合部31の端縁に当接して
係止されるようになっている。
の位置には、4つの係合部18と対向するように、左右
方向に延びる防護リブ19がカバー部材20側に突設さ
れており、図6(a)のようにカバー部材20がベース
部材10に組み付けられた際には、カバー部材20の側
壁部27が、係合部18と防護リブ19とにより挟持さ
れつつ支持されるようになっている。そして更に、この
ガイド部材29とカバー側壁部27から延設された係合
部31とにより、カバー部材20の係合部18を挟持す
る態様で、カバー部材20とベース部材10とが固定さ
れている。このため、第三者が外方から側壁部27を内
方に押し込んでカバー部材20をベース部材10から脱
離させる等の不正行為が有効に防止される。
定部材50は、図4に示すように、下方にやや縮径した
円柱状の本体51の上端部にフランジ状の係止部52が
形成され、その中央から下端にかけて軸線に沿った所定
幅のスリット53が形成されている。このため、固定部
材50の下部はスリット53の幅方向に所定量弾性変形
できるようになっている。また、本体51の下端には、
外径方向に突出した逆止片54が設けられている。この
逆止片54は、固定部材50の下端側から上方に向かっ
てその断面が大きくなるテーパ状に形成され、その下端
部が挿入部54aを、上端部が係止部54bをそれぞれ
形成している。従って、固定部材50が所定の孔に挿入
される際には、挿入部54aがテーパ状になっているこ
とから孔入口にスムーズに導入され、さらに固定部材5
0がその下部で撓みながら孔内にスムーズに挿入され
る。そして、逆止片54が孔を貫通すると、固定部材5
0の下端部が弾性復帰して係止部54bが係止されるた
め、固定部材50を挿入方向とは逆方向に引き抜くこと
は不可能となる。
ャ55を介してワンウェイねじ56が螺入されている。
このワッシャ55には、その外径が係止部52の上端面
の外径と同一のものが使用されているため、固定部材5
0の係止部52の表面は、金属部材により覆われるよう
になっている。尚、このワンウェイねじ56は、周知の
ように、締結方向にのみ回動可能に構成されたねじであ
り、一旦係止部52に螺入されると、工具を用いてこれ
をリバースさせることは極めて困難となる。
て最も左側の固定部材50のように、その逆止片54が
筒状部材25の段差部25aに支持され、係止部52が
筒状部35bの内壁に支持される態様で、被覆部材35
と筒状部材25との間に形成される待機空間に一時的に
保持される。尚、カバー部材20に配置された固定部材
50の全てがこの待機空間に保持されている状態におい
ては、カバー部材20はベース部材10に対して固定さ
れないため、そのスライド方向に動作させることが可能
である。
明する。基板ケース1の封止の際には、まず、上述のよ
うに回路基板61が組み付けられたカバー部材20を、
ベース部材10に重合させる。この際、カバー部材20
の開口部32にベース部材10の小片部18cを突き合
わせてその係合部18を挿入する。そして、カバー部材
20の係合部31とベース部材10の係合部18とを係
合させる方向に、カバー部材20をベース部材10に対
してスライドさせる。
0の係合部18に係止されることにより重合状態とな
り、この状態から所定の棒状部材をカバー部材20の小
孔35cに挿通し、上述した待機空間にて待機状態にあ
る固定部材50のいずれかを押圧して、これを筒状部材
25及び筒状部材15により形成される連通孔58内に
挿入する。すると、図5において左から2番目の固定部
材50のように、固定部材50が筒状部材25の小径部
25bと逆止リング17内部により形成される連通孔5
8内に挿通される。このとき、固定部材50の逆止片5
4が逆止リング17の端面に、係止部52が筒状部材2
5の段差部25aにそれぞれ係止されることにより、固
定部材50がベース部材10とカバー部材20とを挟持
する態様でこれらを互いに固定して基板ケース1を封止
する。このとき、固定部材50は連通孔58に対して遊
嵌されているため、自軸周りに回動可能となっている。
(計8個)配設された固定部材50のうち、左右対称に
配置された一対(2個)が使用されるため、本実施例の
場合、パチンコ機の出荷時を含めて計4回の封止が可能
となっている。また、封止状態を解除する際には、この
とき用いられた固定部材50を保持する筒状部材25の
支持リブ24及び筒状部材15の支持リブ14、16を
ニッパ等の工具により切断して取り除き、上述した操作
を逆に行なえば、カバー部材20をベース部材10から
離脱させることができる。
1は、電磁波シールド用(不正行為防止用)の金属板7
0を介してパチンコ機の盤面の裏側に装着される。以上
のように、本実施例の基板ケース1においては、固定部
材50の係止部の露出部分が金属材料からなるワンウェ
イねじ56により保護されているため、これを破壊する
ことは極めて困難である。また、固定部材50が筒状部
材25及び筒状部材15により形成される連通孔58に
対して自軸周りに回転可能に遊嵌されているため、特殊
な工具を用いることによりワンウェイねじ56をリバー
スさせようとしても、ワンウェイねじ56が固定された
固定部材50自体が自軸周りに回動してしまうため、結
局、固定部材50に対してワンウェイねじ56をリバー
ス方向に回動させることができず、これを取り除くこと
ができない。
ることにより基板ケース1の封止状態を解除することは
極めて困難となり、その不正行為を有効に防止すること
ができる。カバー部材20及びベース部材10が透明な
樹脂材料から形成され、筒状部材15及び筒状部材25
が、共に外側に設けられた側壁部材から内方(収納空間
の方向)に向かって延設された支持リブ24、16に連
設されているため、当該支持リブが不正行為により精巧
に切断された後、巧妙に接着剤等で修復された場合に
も、側壁部材の側方から支持リブ24又は16の変化を
観察することにより、これを容易に発見することができ
る。
が、本発明の実施の形態は、上記実施例に何ら限定され
ることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形
態をとり得ることはいうまでもない。例えば、上記実施
例では、固定部材50の頭部にワンウェイねじ56が取
り付けられているが、ワンウェイねじ56の代わりに単
なる金属板を採用し、これを固定部材50の係止部の表
面に接着してもよい。或いは、係止部を含む固定部材5
0の頭部に予め嵌合用の溝を形成しておき、金属片に突
設した嵌合部を、これに圧入嵌合させる構成としてもよ
い。
斜視図である。
びベース部材の背面図である。
表す説明図である。
・・・補強リブ、13・・・側壁部材、 14,16・
・・支持リブ、 15・・・筒状部材、20・・・カバ
ー部材、 22・・・補強リブ、 23・・・側壁部
材、24・・・支持リブ、 25・・・筒状部材、 3
5・・・被覆部材、35c・・・小孔、 50・・・固
定部材、 56・・・ワンウェイねじ
Claims (18)
- 【請求項1】 遊技機に固定されるベース部材と、 該ベース部材に組み付けられ、該ベース部材との間に所
定の収納空間を形成するカバー部材と、 該ベース部材と該カバー部材とを重合させた状態で該両
部材に取り付けられ、該両部材を取り外し不能に固定す
る固定部材と、 を備え、該固定部材を前記両部材に取り付けることによ
り、遊技機を制御する電子部品が実装された回路基板
を、前記収納空間に封止する遊技機の基板ケースにおい
て、 前記固定部材は樹脂材料から形成され、その少なくとも
前記カバー部材側に露出する部分には、金属材料からな
る保護部材が装着されていることを特徴とする遊技機の
基板ケース。 - 【請求項2】 前記固定部材は、軸状の本体の一端に逆
止片を、他端にフランジ状の係止部を有し、前記ベース
部材に前記カバー部材を組み付けた際にこれらを連通す
る連通孔に一方向に挿入され、該係止部と該逆止片によ
り前記ベース部材と前記カバー部材とを互いに固定する
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項3】 前記保護部材は、前記固定部材に螺着さ
れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
の遊技機の基板ケース。 - 【請求項4】 前記保護部材は、ワンウェイねじの頭部
により構成されていることを特徴とする請求項3記載の
遊技機の基板ケース。 - 【請求項5】 前記固定部材の頭部には、予め嵌合用の
溝が形成され、前記保護部材としての金属片に突設され
た嵌合部を、該嵌合用の溝に圧入嵌合させることによ
り、前記保護部材が前記固定部材に固定されたことを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機の基板ケ
ース。 - 【請求項6】 前記連通孔は、前記カバー部材に設けら
れた円孔と、前記ベース部材に設けられた円孔とが同軸
状に連通することにより形成され、 前記固定部材は、ほぼ円柱状をなし、前記連通孔に対し
て自軸周りに回転可能に遊嵌されたことを特徴とする請
求項2〜5のいずれかに記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項7】 前記連通孔を形成するために前記カバー
部材に設けられた孔には、前記ベース部材側に小さくな
る段差部が設けられ、 前記連通孔を形成するために前記ベース部材に設けられ
た孔には、前記カバー部材側に小さくなる段差部が設け
られ、 前記固定部材は、前記係止部及び前記逆止片が前記各段
差部に係止されることにより、前記連通孔の内部に配置
されたことを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載
の遊技機の基板ケース。 - 【請求項8】 前記固定部材は、前記本体が少なくとも
前記逆止片近傍において弾性変形可能に構成されている
ことを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の遊技
機の基板ケース。 - 【請求項9】 前記固定部材を一又は複数有し、前記回
路基板を一又は複数回封止可能な封止構造と、 前記固定部材毎にその封止状態を解除する開封構造と、 を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項10】 前記カバー部材の前記収納空間の外側
に切断可能な支持リブを介して設けられた一又は複数の
第1筒状部材と、 前記ベース部材の前記収納空間の外側に切断可能な支持
リブを介して設けられ、前記カバー部材を前記ベース部
材に組み付けた際に、前記第1筒状部材の各々に同軸状
に当接可能な位置に配置された一又は複数の第2筒状部
材と、 を備え、 前記封止構造は、前記第1筒状部材、前記第2筒状部
材、及びこれらに取り付けられる一又は複数の前記固定
部材から構成され、 前記開封構造は、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部
材に連設された前記支持リブから構成されたことを特徴
とする請求項9記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項11】 前記カバー部材には、複数の前記第1
筒状部材を外部から遮蔽すると共に、該複数の筒状部材
との間に前記各々の固定部材を一時的に保持して待機さ
せる待機空間を形成する被覆部材が装着されたことを特
徴とする請求項10記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項12】 前記被覆部材の前記各々の固定部材に
対向する位置には、所定の棒状部材を挿通可能な小孔が
形成され、 該小孔に前記棒状部材を挿通して、いずれかの前記固定
部材を押圧することにより該固定部材を前記連通孔内に
挿入し、前記ベース部材と前記カバー部材とを互いに固
定可能に構成されたことを特徴とする請求項11記載の
遊技機の基板ケース。 - 【請求項13】 遊技機に固定されるベース部材と、 該ベース部材に組み付けられ、該ベース部材との間に所
定の収納空間を形成するカバー部材と、 該ベース部材と該カバー部材とを重合させた状態で該両
部材に取り付けられ、該両部材を取り外し不能に固定す
る一又は複数の固定部材と、 該固定部材を前記両部材に取り付けることにより、遊技
機を制御する電子部品が実装された回路基板を、前記収
納空間に一又は複数回封止可能な封止構造と、 前記固定部材毎にその封止状態を解除する開封構造と、 を備えた遊技機の基板ケースにおいて、 前記ベース部材と前記カバー部材の外縁に、前記封止構
造を側圧より保護する透明な樹脂材料からなる側壁部材
が設けられ、 該側壁部材から前記収納空間側へ向けて、前記開封構造
が連設して設けられたことを特徴とする遊技機の基板ケ
ース。 - 【請求項14】 前記カバー部材の前記収納空間の外側
に切断可能な支持リブを介して設けられた一又は複数の
第1筒状部材と、 前記ベース部材の前記収納空間の外側に切断可能な支持
リブを介して設けられ、前記カバー部材を前記ベース部
材に組み付けた際に、前記第1筒状部材の各々に同軸状
に当接可能な位置に配置された一又は複数の第2筒状部
材と、 を備え、 前記封止構造は、前記第1筒状部材、前記第2筒状部
材、及びこれらに取り付けられる一又は複数の前記固定
部材から構成され、 前記開封構造は、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部
材に連設された前記支持リブから構成されたことを特徴
とする請求項13記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項15】 前記カバー部材には、複数の前記第1
筒状部材を外部から遮蔽する被覆部材が装着されたこと
を特徴とする請求項14に記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項16】 遊技機に固定されるベース部材と、 該ベース部材に組み付けられ、該ベース部材との間に所
定の収納空間を形成するカバー部材と、 該ベース部材と該カバー部材とを重合させた状態で該両
部材に取り付けられ、該両部材を取り外し不能に固定す
る一又は複数の固定部材と、 該固定部材を前記両部材に取り付けることにより、遊技
機を制御する電子部品が実装された回路基板を、前記収
納空間に一又は複数回封止可能な封止構造と、 前記固定部材毎にその封止状態を解除する開封構造と、 を備えた遊技機の基板ケースにおいて、 前記カバー部材には、前記封止構造を外部から遮蔽する
と共に、該封止構造との間に前記各々の固定部材を一時
的に保持して待機させる待機空間を形成する被覆部材が
装着されたことを特徴とする遊技機の基板ケース。 - 【請求項17】 前記封止構造は、 前記カバー部材の前記収納空間の外側に切断可能な支持
リブを介して設けられた一又は複数の第1筒状部材と、 前記ベース部材の前記収納空間の外側に切断可能な支持
リブを介して設けられ、前記カバー部材を前記ベース部
材に組み付けた際に、前記第1筒状部材の各々に同軸状
に当接可能な位置に配置された一又は複数の第2筒状部
材と、 該第1筒状部材及び第2筒状部材に挿通して取り付けら
れる一又は複数の前記固定部材と、 から構成され、 前記開封構造は、前記第1筒状部材及び前記第2筒状部
材に連設された前記支持リブから構成されたことを特徴
とする請求項16記載の遊技機の基板ケース。 - 【請求項18】 前記被覆部材の前記各々の固定部材に
対向する位置には、所定の棒状部材を挿通可能な小孔が
形成され、 該小孔に前記棒状部材を挿通して、いずれかの前記固定
部材を押圧することにより該固定部材を前記連通孔内に
挿入し、前記ベース部材と前記カバー部材とを互いに固
定可能に構成されたことを特徴とする請求項16又は請
求項17に記載の遊技機の基板ケース。
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JP4696349B2 (ja) | 2011-06-08 |
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