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JP2000349660A - ミリ波帯通信装置 - Google Patents

ミリ波帯通信装置

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JP2000349660A
JP2000349660A JP11158883A JP15888399A JP2000349660A JP 2000349660 A JP2000349660 A JP 2000349660A JP 11158883 A JP11158883 A JP 11158883A JP 15888399 A JP15888399 A JP 15888399A JP 2000349660 A JP2000349660 A JP 2000349660A
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wave
frequency
signal wave
millimeter
signal
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JP11158883A
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Eiji Suematsu
末松英治
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Sharp Corp
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Publication date
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Priority to US09/588,548 priority patent/US6973328B1/en
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    • H04J1/08Arrangements for combining channels
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    • H03J1/0008Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor
    • H03J1/0041Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor for frequency synthesis with counters or frequency dividers
    • H03J1/005Details of adjusting, driving, indicating, or mechanical control arrangements for resonant circuits in general using a central processing unit, e.g. a microprocessor for frequency synthesis with counters or frequency dividers in a loop
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のミリ波通信装置では、周波数成分の重
なるUHF帯信号を広帯域変調器で送信することはでき
なかった。また、ミリ波帯を直接変調・復調することで
は、スプリアス成分の少なくすることができず、また、
情報成分に対する電力効率の高い通信ができなかった。 【解決手段】 本発明では、第1の変調信号波を、局部
発振周波数fLo1を生成する第1の局部発振器と第1
の周波数混合器により周波数変換し、該周波数変換され
た第1の変調信号波と第2の変調信号波と混合して第1
の混合多重信号波を生成する手段と、局部発振周波数f
Lo2を生成する第2の局部発振器と第2の周波数混合
器により、前記第1の混合多重信号波をミリ波帯へアッ
プコンバートすることにより第1のミリ波帯多重信号波
を生成する手段を有し、該第1のミリ波帯多重信号波を
送信用アンテナ部から出力する手段とを有する送信器を
有することを特徴とするミリ波帯通信装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミリ波帯通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミリ波帯領域の通信装置に関し
て、特開平5−136715号公報に示されている。従
来のミリ波帯無線通信装置の構成図を図10(a)に示
し、図に基づいて説明する。従来の無線通信装置におい
ては、送信側ではデータ信号が入力データ端子204に
より入力され、通信装置201aで、UHF帯の変調信
号波を生成し、さらに広帯域変調器206aにおいて、
UHF帯送信波からミリ波搬送波に変調し、該変調され
た信号をミリ波送信機207aによって空中線208a
により送出される。一方、受信側ではこの送出された信
号203を受信空中線208bによりミリ波受信器20
7bにより受信し、次いで広帯域復調器206bによっ
てダウンコンバートしてUHF帯信号へ復調し、その信
号を従来の通信装置201bに入力し、ここでデータを
再生して端子205に出力する構成である。
【0003】特開平5−136715号の無線通信装置
は、それ以前のUHF帯の無線装置を単純に周波数を上
昇変換する方法が、新たに通信システムを開発すること
が必要であり、ミリ波帯局部発振器からのスプリアス成
分の発生の恐れが有り、より周波数の高い周波数に容易
に変換することが困難であったことにより、発明された
ものであり、当該発明では、広帯域変調・復調器によ
り、ミリ波帯局部発振器を用いるよりは、直接ミリ波搬
送波を変復調することによって局部発振器からのスプリ
アス成分を除去しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5−1
36715に示すような従来例においては、ミリ波搬送
波を、UHF帯以下の信号周波数成分fuで、ミリ波搬
送波fcを直接変調するために、すくなくとも、ミリ波
送信出力はキャリア(近傍)fc〜fc±fuの間に送
信スペクトラムが存在する。ミリ波帯ではどのような変
調器でも、ミリ波帯でのキャリア抑圧度は高々20dB
であり、このまま送信してしまうと、キャリアの電力成
分含み、送信すべく情報成分に対する電力効率が著しく
低下し、無線伝送距離が短くなってしまうこと、かつ、
ミリ波帯で直接変調・復調するために、スプリアス成分
の少ないミリ波搬送波成分を必要とするという問題点が
ある。さらには、UHF帯の信号を多重化するために
は、図10(b)に示すように、UHF帯出力を加算器
211に加算して、後段の広帯域変調器206aに入力
しミリ波送信器207aにて送信するために、周波数成
分の重なる複数のUHF帯信号波は加算できないという
問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】つまり、本発明は、特開
平5−136715号公報に示されている従来例のミリ
波局部発振器によるアップコンバート方式によってミリ
波信号を生成するよりも、ミリ波帯搬送波を直接変調す
ることによって、低スプリアスのミリ波帯無線信号を直
接生成しようとするものである。
【0006】本発明のミリ波帯通信装置では、第1の変
調信号波を、局部発振周波数fLo1を生成する第1の
局部発振器と第1の周波数混合器により周波数変換し、
該周波数変換された第1の変調信号波と第2の変調信号
波と混合して第1の混合多重信号波を生成する手段と、
局部発振周波数fLo2を生成する第2の局部発振器と
第2の周波数混合器により、前記第1の混合多重信号変
調波をミリ波帯へアップコンバートすることにより第1
のミリ波帯多重信号波を生成する手段を有し、該第1の
ミリ波帯多重信号波を送信用アンテナ部から出力する手
段とを有する送信器を有することを特徴とする。
【0007】本発明のミリ波帯通信装置では、受信用ア
ンテナ部にて、第1のミリ波帯多重信号波を受信する受
信手段と、第1のミリ波帯多重信号波を局部発振周波数
fLo3を生成する第3の局部発振器と第3の周波数混
合器によりダウンコンバートし、該ダウンコンバートさ
れた第2の混合多重信号波を分波して第2の変調信号波
と周波数変換された第1の変調信号波を生成する手段
と、前記周波数変換された第1の変調信号波を局部発振
周波数fLo4を生成する第4の局部発振器と第4の周
波数混合器で周波数変換することにより第1の変調信号
波を生成する手段とを有する受信器を備えることを特徴
とする。
【0008】本発明のミリ波帯通信装置では、前記第1
の変調信号波は、第3の変調信号波と第4の変調信号波
とを混合した混合多重信号波であり、前記第3の変調信
号波と前記第4の変調信号波とを合波して、前記第1の
変調信号波を生成する手段を有する送信装置を備えたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明のミリ波帯通信装置では、前記第1
の変調信号波は、第3の変調信号波と第4の変調信号波
とを混合した混合多重信号波であり、前記第1の変調信
号波を分波して、前記第3の変調波と前記第4の変調信
号波とを生成する手段を有する受信装置を備えたことを
特徴とする。
【0010】本発明のミリ波帯通信装置では、前記第1
の混合多重信号波を生成する手段が、前記第1の変調信
号波を、局部発振周波数fLo1を有した第1の周波数
変換器によりアップコンバートし、ローパスフィルター
またはバンドパスフィルターでアップコンバートされた
第1の変調信号波の下側帯波を選択して、前記選択され
た信号波と第2の変調信号波と混合する手段であること
を特徴とする。
【0011】本発明のミリ波帯通信装置では、前記第1
の変調信号波、または第2の変調信号波または第3の変
調信号波のいずれかの変調信号波が、当該変調信号波の
一部またはすべてに、ユーザーの呼び出し符号や各個人
の情報信号が加算多重化されて構成された変調信号波で
あることを特徴とする。
【0012】本発明のミリ波帯通信装置では、局部発振
周波数fLo1の信号をミリ波帯に周波数変換した信号
波が含まれている前記ミリ波帯多重信号波を受信する受
信装置であって、前記ダウンコンバートされた第2の混
合多重信号波を分波することで、第2の変調信号波と周
波数変換された第1の変調信号波と、さらに、fLo1
の信号波を生成する手段と、前記生成したfLo1を用
いて、位相同期ループにより局部発振周波数fLo1の
発振信号を再生する第4の局部発振器とを有することを
特徴とする。
【0013】本発明のミリ波帯通信装置では、前記第1
の周波数発振器からの第1の局部発振周波数fLo1の
信号を第2の局部発振器へ注入し、前記注入した第1の
局部発振周波数fLo1の信号を周波数逓倍または、注
入同期を行うことによって第2の局部発振周波数fLo
2を生成する第2の局部発振器であることを特徴とす
る。
【0014】本発明のミリ波帯通信装置では、前記第3
の周波数発振器からの第3の局部発振周波数fLo3の
信号を第4の局部発振器へ注入し、前記注入した第3の
局部発振周波数fLo1の信号を周波数逓倍または、注
入同期を行うことによって第4の局部発振周波数fLo
4を生成する第4の局部発振器であることを特徴とす
る。
【0015】本発明のミリ波帯通信装置では、前記周波
数逓倍または注入同期を行うのに、前記第2または第3
の周波数混合器に高調波ミキサを用いることを特徴とす
る。
【0016】本発明のミリ波帯通信装置では、前記高調
波ミキサとしてアンチパラレル型のダイオードミキサを
用いたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、本発明
のミリ波帯通信装置のブロック図である。本通信装置に
おいて、例えば、第1の変調信号波として地上波TV放
送波(UHF帯)、第2の変調信号波として衛星TV放
送波の中間周波数信号波を例にとり説明する。ここで、
変調信号波は、CATV等の伝送波や、ビデオカメラ等
の信号に変調をかけた変調波等のあらゆる変調信号波で
あってもよい。
【0018】図1(a)に示す本発明のミリ波帯送信装
置は、周波数配列部1、周波数アップコンバータ部2、
送信アンテナ部3から構成される。周波数配列部1は第
2の変調信号波入力端子21、第1の変調信号波信号入
力端子4、第1の局部発振器5、第1の周波数混合器
6、ローパスフィルタ、またはバンドパスフィルタ7、
増幅器8、信号合成器9で構成される。周波数アップコ
ンバータ部2は中間周波数帯増幅器10及び第2の局部
発振器11、第2の周波数混合器12、バンドパスフィ
ルタ13及び無線周波数帯増幅器14で構成される。
【0019】一方、図1(b)に示すミリ波帯受信装置
は、受信アンテナ部31、周波数ダウンコンバータ部3
2、周波数逆配列部33で構成される。周波数ダウンコ
ンバータ部32は、低雑音増幅器34、バンドパスフィ
ルタ35、第3の局部発振器36、第3の周波数混合器
37、中間周波数帯増幅器38で構成される。周波数逆
配列部33は、信号分配器39、ローパス又はバンドパ
スフィルタ40、第4の局部発振器41、第4の周波数
混合器42、増幅器(地上波放送用ブースタ)43、及
び、第1の変調信号波出力端子(地上波放送用出力端
子)44、増幅器(第1の衛星放送用ブースタ)50、
第2の変調波出力端子51(第1の衛星放送波出力端
子)で構成される。
【0020】次に、動作について説明する。地上波放送
波が第1の変調信号波入力端子4、衛星放送波の中間周
波数波が第2の変調信号波入力端子21に入力される。
図2(a)に第1の変調波入力端子4と第2の変調波入力
端子21からそれぞれの入力信号を重ねた状態の周波数
配列で示す。
【0021】入力された地上波放送波信号は、第1の局
部発振器5からの出力周波数fLo1により、第1の周
波数混合器6で周波数変換され、ローパスフィルター又
はバンドパスフィルタ7により周波数選択される。ここ
で第1の局部発振周波数fLo1は、衛星放送波の中間
周波数の最大周波数fBSH及び、地上放送波周波数の
最高周波数fUHFHを加算した周波数よりも高い周波
数fLo1を用いる。つまり fLo1>fBSH+fUHFH――――――[1] の関係が成立する周波数を用いる。このような関係を有
した第1の局部発振器5からの局部発振周波数fLo1
を用いることで、図2(b)に示すように、周波数変換
された地上波放送波の下側帯波(LSB)は、衛星放送
波高域側の隣接に配列される。このような周波数変換を
行うために、本実施例では、周波数fLo1を準マイク
ロ波帯からマイクロ波帯に設定した。
【0022】ここで周波数変換された地上波放送波の上
側帯波(USB)は、不要信号なためローパスフィルタ
又はバンドパスフィルタ7で濾波され、LSBの所望波
のみを選択し、増幅器8でレベル調整され、信号合成器
9で衛星放送波と合波される。合波された混合多重信号
は、中間周波数帯増幅器10で信号レベル調整され、第
2の周波数混合器12及び第2の局部発振器11からの
局部発振信号fLo2によって、図2(c)に示すごと
く、ミリ波帯へ周波数変換され、ローパスフィルタ又は
バンドパスフィルタ13で、所望するミリ波帯多重信号
を選択し、無線周波数増幅器14で増幅されたのち、送
信アンテナ部3によって、空中へ放射される。
【0023】放射されたミリ波帯多重無線信号は受信ア
ンテナ部31で受信され、低雑音増幅器34へ導かれ、
増幅される。増幅された信号波はバンドパスフィルタ3
5によって所望波のみを選択し、第3の周波数混合器3
7と第3の局部発振器36の局部発振信号波fLo3に
よって、中間周波数帯に周波数変換され、中間周波数帯
増幅器38で一旦、増幅され信号分配器39へ導かれ
る。このときミリ波帯用の第3の局部発振器36の発振
周波数fLo3は、送信側のミリ波帯用の第2の局部発
振器11の局部発振周波数fLo2に等しい。つまり、 fLo2=fLo3 ――――――――――――[2] なる関係が成立する。
【0024】信号分配器39によって2分配され、一方
の信号は(衛星放送用ブスータ)増幅器50で増幅・レ
ベル調整され、衛星放送波用の第2の変調信号波出力端
子51へ導かれる。一方、信号分配された他方の信号は
ローパスフィルター又はバンドパスフィルタ40で高域
側の不要波を除去し、第4の局部発振器41と第4の周
波数混合器42によって、地上波放送帯に周波数変換さ
れる。このとき、第4の局部発振器41の発振周波数f
Lo4はfLo1に等しい。つまり、 fLo1=fLo4 ―――――――――――[3] なる関係が成立する。このとき、fBSH及びfUHF
が、UHF帯の信号であるとき、局部発振周波数はfL
o1及びfLo4は式[1]の関係より、準マイクロ波
帯からマイクロ波帯の信号となる。
【0025】上記にて説明された発明により、以下の効
果がもたらされる。とりわけ周波数の低いUHF帯の変
調信号波を、一旦、(準)マイクロ波帯の第1の局部発
振信号fLo1を用いて、周波数の高い周波数帯へ変換
しているために、ミリ波帯へのアップ/ダウンコンバー
トする際、ローパスフィルタ又はバンドスフィルタ1
3、35の急峻性が緩やかになり、ミリ波帯である第
2、第3の局部発振信号fLo2、fLo3やミリ波帯
信号をアップ/ダウンコンバート時に生ずるイメージ信
号を抑圧しやすくなり、低スプリアスで、送信効率の高
いミリ波帯通信装置が可能となる。ここでいうミリ波帯
通信装置は、本願発明の送信装置、受信装置を備えてお
ればよく、例えばミリ波帯送信器、ミリ波帯受信器、ミ
リ波帯中継器を含むものである。
【0026】(実施の形態2)図3は、第2の実施例を
示すミリ波帯帯通信装置のブロック図である。図3
(a)は第2の実施例のミリ波帯送信装置を示し、図3
(b)には第2の実施例のミリ波帯受信装置を示す。こ
こでは、第1の実施例とは異なった部分を重点的に説明
する。第1の実施例においては、使用する複数の変調波
としては、例えば、第1の変調信号波として地上波TV
放送波、第2の変調信号波として衛星TV放送波、を例
にとり説明した。当該実施例においては、さらに、第3
の変調信号波を取り扱い、第2の変調信号波を第1の衛
星放送波の中間周波数信号波とし、第3の変調信号波を
第2の衛星放送波の中間周波数信号波とし、第1の衛星
放送波中間周波数信号波の周波数帯域と第2の衛星放送
波中間周波数信号波の周波数帯域は、一部重なりあって
いても重なりあっていなくてもよい。本実施例では、第
1の衛星放送波中間周波数信号波の周波数帯域と第2の
衛星放送波中間周波数信号波の周波数帯域は、一部重な
りあっている場合を例にとり、図4(a)に第1の変調
波入力端子4と第2の変調波入力端子21、第3の変調波
入力端子22からそれぞれの入力信号を重ねた状態の周
波数配列を示す。
【0027】第2の変調波入力端子21には、第1の衛
星放送波中間周波数信号波が入力される。一方、第1の
変調波入力端子4には地上波TV放送波を入力し、第3
の変調波入力端子22には第2の衛星放送波の中間周波
数が入力され、信号合成器23で合成される。地上TV
放送波信号と第2の衛星放送波中間周波数信号波の周波
数帯が互いに独立していること、かつ、地上放送波信号
周波数帯よりも、第2の衛星放送波の中間周波数信号帯
の方が周波数が高いために、図4(b)に示すように、
周波数軸上に配列される。つまり、第1の衛星放送波、
地上放送波、第2の衛星放送波の順に周波数配列され
る。
【0028】第1の局部発振器5からの出力周波数fL
o1を用いて、第1の周波数混合器6により周波数変換
され、ローパス又はバンドパスフィルタ7により周波数
選択される。ここで第1の局部発振周波数fLo1は、
第1の衛星放送波の中間周波数の最大周波数fBSH1
及び、第2の衛星放送波の中間周波数の最大周波数fC
SH1の最高周波数を加算した周波数よりも高い周波数
fLo1を用いる。つまり fLo1>fBSH1+fCSH1―――――――――[4−A] の関係が成立する周波数をfLo1として用いる。但
し、このとき、第1の変調信号の最高周波数(fUHF
1)よりも、第3の変調信号の最高周波数(fBSH
1)が高い場合(fUHF1<fBSH1)である。こ
れが、逆の関係で、fUHF1>fBSH1の場合は、 fLo1>fUHF1+fCSH1―――――――――[4−B] となる。このような関係を有した第1の局部発振器5か
らの周波数fLo1を用いることで、図4(b)に示す
ように、第1の周波数混合器6により周波数変換された
“地上波放送波と第2の衛星放送波“の下側帯波(LS
B)は、第1の衛星放送波の高域側の隣接に配列され
る。ここで周波数変換された”地上波放送波と第2の衛
星放送波“の上側帯波(USB)は、不要信号なためロ
ーパスフィルタ又はバンドパスフィルタ7で濾波され、
LSBの所望波のみを選択し、増幅器8でレベル調整さ
れ、信号合成器9で第1の衛星放送波と合波される。当
該合波された混合多重信号は、中間周波数帯増幅器10
で信号レベル調整され、第2の周波数混合器12及び第
2の局部発振器11からの局部発振信号fLo2によっ
て、図4(c)に示すごとく、ミリ波帯へ周波数変換さ
れ、バンドパスフィルタ13で、所望するミリ波帯多重
信号のみを選択し、無線周波数帯増幅器14で増幅され
たのち、送信アンテナ部3によって、空中へ放射され
る。
【0029】放射されたミリ波帯多重信号は受信アンテ
ナ部31で受信され、低雑音増幅器34へ導かれ、増幅
される。増幅された信号波はバンドパスフィルタ35に
よって所望波のみを選択し、第3の周波数混合器37と
第3の局部発振器36によって、中間周波数帯に周波数
変換され、中間周波数帯アンプ38で一旦、増幅され信
号分配器39へ導かれる。このとき第3の局部発振器3
6の発振周波数fLo3は、送信側の第2の局部発振器
11の局部発振周波数fLo2に等しい。つまり、 FLo2=FLo3 ――――――――――――――[2] なる関係が成立する。
【0030】信号分配器39によって2分配され、一方
の信号は(第1の衛星放送用ブスータ)増幅器50で増
幅・レベル調整され第2の変調波出力端子51へ導かれ
る。一方、信号分配された他方の信号はローパスバンド
パスフィルタ40で高域側の不要波を除去し、第4の局
部発振器41と第4の周波数混合器42によって、第2
の衛星放送波の中間周波数信号波と地上TV波放送信号
波に周波数変換される。このとき、第4の局部発振器4
1の発振周波数fLo4は第1の局部発振周波数fLo
1に等しい。つまり FLo1=fLo4 ――――――――――――――[3] なる関係が成立する。このようにして周波数変換された
第2の衛星放送波と地上波TV放送波は、信号分波器5
2によって、上記2つの放送波は分波され、地上波TV
放送波は第1の変調波出力端子44より出力され、第2
の衛星放送波は、第3の変調波出力端子53より出力さ
れる。
【0031】当該実施例では、第1の変調信号波として
地上波TV信号波、第2の変調信号波として第1の衛星
放送波信号の中間周波数信号波、第3の変調信号波とし
て第2の衛星放送波の中間周波数信号波として説明した
が、該第1の変調信号波、又は、第2の変調信号波又は
第3の変調信号波のいずれかの変調信号波の一部または
すべてが、ユーザのもつデータ信号やビデオカメラ等か
らの映像信号を変調した信号波、又は、ユーザの呼び出
し符号を変調した変調信号波であってもよい。
【0032】さらに、ユーザ・個人のもつデータ信号/
ビデオカメラ等からの映像信号や、呼び出し符号等の複
数の個人情報信号波を加算・多重化することによって構
成された変調信号波であってもよい。前記のように、第
1または第2の変調信号波の一部に呼び出し符号を加算
した変調波である場合は、ミリ波受信装置で、第1又は
第2の変調信号波を再生した後、当該呼び出し符号を復
調し、当該呼び出し符号を用いて、伝送した情報を得る
ための信号処理部を駆動させるような構成にすることに
よって、各ユーザ個人情報等も、秘話製性をもって伝送
可能となる。
【0033】また、本実施例で説明したように、2つ以
上のUHF帯変調波信号が、(準)マイクロ波帯の局部
発振信号fLo1を用いて別のUHF周波数帯へ変換さ
れており、入力する放送波の周波数が重なっていても、
周波数軸上に配列が可能であり、この配列した信号を広
帯域性を有するミリ波帯で、一度に伝送することが可能
となる。これは従来例では、加算器を用いていた手段と
は異なり、当該発明では、乗算器(周波数変換器)をも
ちいるため、周波数が重なっていても、周波数軸上に多
重化することが可能となる。
【0034】さらに、2つ以上のUHF帯変調波信号
は、(準)マイクロ波帯の局部発振信号fLo1を用い
て、UHF帯周波数帯の高域側又はマイクロ波帯へ変換
し、変換された下側波(LSB)を採用することによ
り、(準)マイクロ波帯の局部発振信号fLo1、fL
o4を高くすることができ、これは、ミリ波帯へアップ
/ダウンコンバートした際、ミリ波帯局部発振信号fL
o2、fLo3から、周波数軸上でより離れた位置にス
プリアス信号として出現するために、ローパスフィルタ
ー又はバンドパスフィルタ13、40で容易に抑圧する
ことが可能となること、さらに、UHF帯領域では広帯
域で急峻度の高いバンドパスフィルタを実現することは
部品点数多くなり大型化してしまうために、このような
フィルタを用いること無く、効率よく多重化できるとい
うメリットがある。
【0035】(実施の形態3)第1及び2の実施例にお
いて、ミリ波帯通信装置においては、第1の局部発振器
5及び第4の局部発振器41、さらに第2の局部発振器
11や、第3の局部発振器36の発振周波数の安定精度
が低いと、受信装置の出力端子44、51、53から取
り出された第1、第2、第3の変調波信号は、チューナ
及び復調器で復調できなくなる。本実施例においては、
前記第1、第2及び第3の変調信号波の周波数安定確度
を高精度で取り出す手法である。
【0036】図5に、本発明のミリ波帯通信装置のブロ
ック図を示す。第2の実施例で示した構成を例として説
明する。また、図6(a)に、実施例2と同様の信号を
入力し、それぞれの入力信号を重ねた状態の周波数配列
を示す。
【0037】当該実施例においては、第1の局部発振器
5は、高い周波数精度を有する水晶発振器やルビジュウ
ム発振器を基準信号源24とした位相同期発振器から構
成する。基準信号源24から注入された信号は位相比較
器25により、電圧制御発振器(VCO)27の信号か
らの第2の周波数分周器28により分周された信号と、
周波数及び位相比較される。これにより、周波数及び位
相に関しての誤差信号がループフィルタ26に入力さ
れ、フィルターによって濾波された信号がVCO27に
入力され、VCO27を駆動する。VCO27は、第1
の局部発振信号fLo1を生成し、局部発振信号を発振
する。
【0038】第1の局部発振器5からの発振周波数fL
o1により第1の周波数混合器6を駆動させ、第1の変
調信号波(地上波TV放送波)と第3の変調信号波(第
2の衛星放送波の中間周波数信号波)とで合波された混
合多重信号波を周波数変換し、ローパス及びバンドパス
フィルタ7で、第1の局部発振周波数fLo1の一部の
電力を残し、第2の変調信号波入力端子21からの第1
の衛星放送波と信号合成器9で合成し、第2の周波数混
合器でミリ波帯へアップコンバートし、送信アンテナ部
3からミリ波帯多重信号を無線伝送する方式である。こ
のように、第1の局部発振周波数fLo1の電力を残す
ことによって、ミリ波帯多重信号に周波数fLo1の信
号をアップコンバートした成分が含まれることになる。
【0039】図6(b)に、第1の周波数混合器6によ
り周波数変換された“地上波放送波と第2の衛星放送波
“の下側帯波(LSB)は、第1の衛星放送波の高域側
の隣接に配列され、かつ、その高域側に第1の局部周波
数fLo1が配置されていることが示されている。ま
た、図6(c)には、ミリ波帯へアップコンバートさ
れ、バンドパスフィルターで濾波された後のミリ波帯多
重信号の様子が示されている。
【0040】一方、放射されたミリ波帯多重信号は受信
アンテナ部31で受信され、低雑音増幅器34へ導か
れ、増幅される。増幅された信号波はバンドパスフィル
タ35によって所望波のみを選択し、第3の周波数混合
器37と第3の局部発振器36によって、中間周波数帯
に周波数変換され、中間周波数帯増幅器38で一旦、増
幅され信号分配器39へ導かれる。このとき、第3の局
部発振器36の局部発振周波数fLo3は、送信側の第
2の局部発振器11の局部発振周波数fLo2に等し
い。つまり、 FLo2=FLo3 なる関係が成立する。
【0041】つぎに、信号分配器34によって3分配さ
れ、分配された1つの信号は(第1の衛星放送用ブスー
タ)増幅器50で増幅・レベル調整され第2の変調波出
力端子51へ導かれる。一方、信号分配された信号は、
ローパスフィルタまたはバンドパスフィルタ40で高域
側の不要波を除去し、第4の局部発振器41と第4の周
波数混合器42によって、第3の変調波信号(第2の衛
星放送波の中間周波数)帯、及び第1の変調波信号波
(地上波放送波)帯に、周波数変換される。
【0042】一方、信号分配された信号は、バンドパス
フィルタ54で、fLo1信号成分のみを濾波され、増
幅器55でレベル調整され、第1の周波数分周器56に
入力される。周波数分周された信号は位相比較器57に
より、電圧制御発振器(VCO)58の信号からの第2
の周波数分周器59により分周された信号と、周波数及
び位相比較される。これにより、周波数及び位相に関し
ての誤差信号がループフィルタ60に入力され、低周波
波成分のみがとりだされVCO58に入力され、VCO
58を駆動する。VCO58は、送信側の第1の局部発
振器fLo1と周波数・位相が同期するように、第4の
局部発振信号がfLo4が生成され、周波数逆配列のた
めの第4の周波数混合器42の局部発振信号となる。
【0043】このとき、第4の局部発振器41の発振周
波数fLo4は、第1の局部発振周波数fLo1に等し
い。つまり FLo1=fLo4 なる関係が成立する。このようにして第4の周波数混合
器によって変換にされた信号波は、分波器52によって
分波され、地上波TV放送波は第1の変調信号波出力端
子44より出力され、第2の衛星放送波は第3の変調波
出力端子53より出力される。
【0044】当該方式おいては、ミリ波帯通信装置、及
びミリ波帯受信装置中のミリ波アップ/ダウンコンバー
タに用いている第2の局部発振器11及び第3の局部発
振器36の周波数安定度が多少悪くても受信装置の第1
の変調波出力端子44及び第3の変調波出力端子53か
ら、出力される地上波TV信号や第2の衛星放送波の中
間周波数信号波は、ミリ波通信装置の第1の変調波信号
入力端子4及び第3の変調波信号入力端子22へ入力さ
れた地上波TV放送波や第2の衛星放送波の中間周波数
と、ほぼ同等の周波数安定確度でとりだすことができる
ため、とくに高い周波数安定度の必要な変調信号波、例
えば、地上波TV放送波においては、安定したミリ波帯
無線伝送が可能となる。
【0045】本実施例では、ミリ波帯通信装置は、前記
UHF帯信号を効率よく多重化及び解重する(UHF帯
変調信号を取り出す)と共に、ミリ波帯の局部発振信号
も同時に周波数安定性を向上させているので、安定した
ミリ波帯無線伝送が可能となる。
【0046】(実施の形態4)前記方式においては、第
2の変調波信号波、つまり第1の衛星放送波信号におい
ては、第2の局部発振器11、第3の局部発振器36の
周波数安定度にともなう周波数偏差が生じるため、高い
周波数精度でとりだすことができないが、通常、衛星放
送波においては、周波数偏差±3MHz程度は、チュー
ナ・復調器で周波数偏差を補償することができる。
【0047】しかしながら、第2の変調波信号として、
高い周波数精度を必要とするような変調信号波を用いた
場合には、前記方式は適当ではない。以下に説明する図
7に示すような構成とすることで、第2の変調波信号も
含め、すべての変調波信号の受信出力において高い周波
数精度で取り出すことが可能である。
【0048】当該方式においては、送信装置、及びミリ
波受信装置中の第2の周波数混合器12や第3の周波数
混合器37に用いている第2の局部発振器11及び第3
の局部発振器36に周波数逓倍器また注入同期発振器を
用いる。実施例3と同様に送信装置(中継装置)中の第
1の局部発振器5に位相同期発振器、及び、受信側の第
4の局部発振器に前記実施例で示したような送信側の局
部発振周波数fLo1を用いて、再生型の位相同期発振
器を第4の局部発振器41とする。さらに、ミリ波帯送
信装置側の第2の局部発振器11とミリ波帯受信装置側
の第3の局部発振器36を、夫々逓倍型又は注入同期型
の局部発振器として構成する。このように構成すること
によって、第1及び第4の局部発振信号周波数fLo
1、fLo4を信号分配器70、71を用いて夫々2分
配し、第2及び第3の局部発振器へ夫々注入することに
よって、当該注入信号が逓倍又は注入同期源となり第2
及び第3の局部発振器は、第1及び第4の局部発振器と
ほぼ同レベルの安定度を有した信号を発振することが可
能であり、ミリ波帯通信で安定した伝送が可能となる。
【0049】好ましくは、第2の周波数混合器12や第
3の周波数混合器37にn次(n:整数)高調波ミキ
サ、あるいは逓倍機能を有する周波数ミキサを周波数変
換器として用いることによって、第2及び第3の局部発
振器11、36の発振周波数fLo2及びfLo3は、
直接ミリ波帯の局部発振信号を発振する必要はなく、発
振周波数は1/nとなる。これは、第2及び第3の局部
発振器11、36に用いられている逓倍器の逓倍次数p
(p:整数)や注入同期発振器の注入するサブハーモニ
ック次数m(m:整数)又出力信号のハーモニックの次
数k(k:整数)を小さくすることが可能となる。これ
は第2及び第3の局部発振器11及び36と、第2及び
第3の周波数混合器12、37との接続部分の周波数が
低くなり、接続容易になるというメリットがある。さら
に好ましくは、高調波ミキサとしてアンチパラレル型の
ダイオード型の周波数混合器を、第2の周波数混合器1
2や第3の周波数混合器37に用いることによって、前
述のメリットがあるのみならず、第2の周波数混合器1
2や第3の周波数混合器37から漏れる局部発振号fL
o2、fLo3の高調波スプリアス成分を抑圧できると
いうメリットがある。
【0050】さらに第2の周波数混合器12や第3の周
波数混合器37に高調波ミキサを周波数変換器として用
いることによって、第2の局部発振器11及び第3の局
部発振器37の発振周波数fLo2及びfLo3は、直
接ミリ波帯の局部発振信号を発振させて周波数変換する
必要がなく、逓倍器の逓倍次数や又は注入同期発振器の
注入するサブハーモニック次数又は出力信号のハーモニ
ックの次数を小さくでき、第2の局部発振器11及び第
3の局部発振器37と、アップコンバータ及びダウンコ
ンバータ用の第2の周波数混合器11、第3の周波数混
合器37との接続が容易になるというメリットがある。
これは従来例で述べたような直接変調方式で、スプリア
ス成分の小さいミリ波搬送波を生成し、これを用いて直
接変調する方法とは全く異なるものである。
【0051】(実施の形態5)前記方式においては、ミ
リ波帯送信装置中の第1の局部発振器5からの信号fL
o1を一部残して、送信信号として、受信装置中の第4
の局部発振器を局部発振信号波fLo1の再生型の発振
器の構成とした。当該方式では、ミリ波送信装置中に、
前記fLo1信号を入れておく必要が有り、定められた
送信出力のもとでは、送信信号電力成分を考えてみる
と、必要なデータや映像情報信号等の伝送情報の電力が
低下してしまい、無線伝送距離が短くなる問題もある。
本実施例では、図8に示すように、図2及び図3のごと
く第1の局部発振信号波fLo1をローパスフィルタ又
はバンドパスフィルタ7で除去する構成とし、さらにミ
リ波受信装置の第4の局部発振器41には、水晶発振器
やルビジュウム発振器を基準信号源61を具備した位相
同期発振器の構成とする。さらに、ミリ波帯送信装置側
の第2の局部発振器11と受信装置側の第3の局部発振
器36を、夫々逓倍型又は注入同期型の局部発振器とし
て構成する。このように構成することによって、第1及
び第4の局部発振信号周波数fLo1、fLo4を信号
分配器70、71を用いて夫々2分配し、第2及び第3
の局部発振器へ夫々注入することによって、当該注入信
号が逓倍又は注入同期源となり第2及び第3の局部発振
器は、第1及び第4の局部発振器とほぼ同レベルの安定
度を有した信号を発振することが可能であり、当該無線
通信で安定した伝送が可能となる。
【0052】好ましくは、前記実施例と同様に、第2の
周波数混合器12や第3の周波数混合器37にn次
(n:整数)高調波ミキサ、あるいは逓倍機能を有する
周波数ミキサを周波数変換器として用いることによっ
て、第2及び第3の局部発振器11、36の発振周波数
fLo2、fLo3は、直接ミリ波帯の局部発振信号を
発振する必要はなく、発振周波数は1/nとなる。これ
は、第2及び第3の局部発振器11、36に用いられて
いる逓倍器の逓倍次数p(p:整数)や注入同期発振器
の注入するサブハーモニック次数m(m:整数)又出力
信号のハーモニックの次数k(k:整数)を小さくする
ことが可能となる。これは第2及び第3の局部発振器1
1及び36と、第2及び第3の周波数混合器12、37
との接続部分の周波数が低くなり、接続容易になるとい
うメリットがある。さらに好ましくは、高調波ミキサと
してアンチパラレル型のダイオード型の周波数混合器
を、第2の周波数混合器12や第3の周波数混合器37
に用いることによって、前記のメリットがあるのみなら
ず、第2の周波数混合器12や第3の周波数混合器37
から漏れる局部発振信号fLo2、fLo3の高調波ス
プリアス成分を抑圧できるというメリットがある。
【0053】
【発明の効果】本発明のミリ波帯通信装置によると、一
度、周波数配列を行ってからミリ波へアップコンバート
するので、ミリ波帯へのアップコンバート後のバンドパ
スフィルターの急峻性が緩やかものを使用でき、また、
低スプリアスで、送信効率の高いミリ波通信装置を提供
することができる。本発明では、ミリ波帯搬送波を直接
変調する構成を採用していないので、スプリアス成分が
小さく、純度が高く、かつ、送受信間で同期したミリ波
搬送波を用いる必要がなく、送受信装置においてミリ波
帯へのアップ・ダウンコンバータする機能だけでよく、
送受信装置が簡単・小型になる。さらに、前記直接変調
する構成を有するものと比較し、帯域が数GHz以上の
より広帯域信号が扱え、複数の変調信号波の多重・解重
も可能となる。
【0054】また、本発明のミリ波通信装置によれば、
周波数軸上で重なりのあるような複数の入力信号波で
も、効率よく多重化、混合化して送信することができ
る。
【0055】さらに本発明のミリ波帯通信装置は、ミリ
波帯通信装置に用いる局部発振信号の周波数安定性させ
ることができ、安定したミリ波帯無線伝送が可能とな
る。
【0056】また、本発明のミリ波帯通信装置におい
て、アップ/ダウンコンバート部の周波数混合器を高周
波ミキサ、特に、アンチパラレル型ダイオードミキサと
することによって、周波数混合器との接続を行い易く
し、かつ、局部発振器からの高調波スプリアス成分を抑
制できるので、安定したミリ波帯通信を行うことがで
き、さらに、使用する局部発振器は、ミリ波送信周波数
の1/2以下の周波数でよいため、周波数安定度の高
く、且つ、安価な局部発振器を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のミリ波帯通信装置のブロック図
である。
【図2】第1の実施例の周波数スペクトラムである。
【図3】第2の実施例のミリ波帯通信装置のブロック図
である。
【図4】第2の実施例の周波数スペクトラムである。
【図5】第3の実施例のミリ波帯通信装置のブロック図
である。
【図6】第3の実施例の周波数スペクトラムである。
【図7】第4の実施例のミリ波通信装置のブロック図で
ある。
【図8】第5の実施例のミリ波通信装置のブロック図で
ある。
【図9】従来例のミリ波帯通信装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 周波数配列部 2 周波数アップコンバータ部 3 送信アンテナ部 4 第1の変調波信号入力端子 5 第1の局部発振器 6 第1の周波数混合器 7 ローパスフィルタ又はバンドパスフィルタ 8 増幅器 9 信号合成器 10 中間周波数帯増幅器 11 第2の局部発振器 12 第2の周波数混合器 13 バンドパスフィルタ 14 無線周波数帯増幅器 21 第2の変調波信号入力端子 22 第3の変調波入力端子 23 信号合成器 24 基準信号源 25 位相比較器 26 ループフィルタ 27 電圧制御発振器 28 分周器 31 受信アンテナ部 32 周波数ダウンコンバータ部 33 周波数逆配列部 34 低雑音増幅器 35 バンドパスフィルタ 36 第3の局部発振器 37 第3の周波数混合器 38 中間周波数帯増幅器 39 信号分配器 40 バンドパスフィルタ 41 第4の局部発振器 42 第4の周波数混合器 43 増幅器(地上波放送用ブースタ) 44 第1の変調波出力端子(地上波放送用出力端子) 50 増幅器(第1の衛星放送用ブースタ) 51 第2の変調波出力端子(第1の衛星放送出力端
子) 52 信号分配器 53 第3の変調波出力端子 54 バンドパスフィルタ 55 増幅器 56 第1の周波数分周器 57 位相比較器 58 電圧制御発振器(VCO) 59 第2の周波数分周器 60 ループフィルタ 61 基準信号源 70、71 信号分配器

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の変調信号波を、局部発振周波数f
    Lo1を生成する第1の局部発振器と第1の周波数混合
    器により周波数変換し、該周波数変換された第1の変調
    信号波と第2の変調信号波と混合して第1の混合多重信
    号波を生成する手段と、 局部発振周波数fLo2を生成する第2の局部発振器と
    第2の周波数混合器により、前記第1の混合多重信号波
    をミリ波帯へアップコンバートすることにより第1のミ
    リ波帯多重信号波を生成する手段を有し、 該第1のミリ波帯多重信号波を送信用アンテナ部から出
    力する手段とを有する送信器を有することを特徴とする
    ミリ波帯通信装置。
  2. 【請求項2】 受信用アンテナ部にて、第1のミリ波帯
    多重信号波を受信する受信手段と、 第1のミリ波帯多重信号波を局部発振周波数fLo3を
    生成する第3の局部発振器と第3の周波数混合器により
    ダウンコンバートし、該ダウンコンバートされた第2の
    混合多重信号波を分波して第2の変調信号波と周波数変
    換された第1の変調信号波を生成する手段と、 前記周波数変換された第1の変調信号波を局部発振周波
    数fLo4を生成する第4の局部発振器と第4の周波数
    混合器で周波数変換することにより第1の変調信号波を
    生成する手段とを有する受信器を備えることを特徴とす
    るミリ波帯通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の変調信号波は、第3の変調信
    号波と第4の変調信号波とを混合した混合多重信号波で
    あり、前記第3の変調信号波と前記第4の変調信号波と
    を合波して、前記第1の変調信号波を生成する手段を有
    する送信装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載
    のミリ波帯通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の変調信号波は、第3の変調信
    号波と第4の変調信号波とを混合した混合多重信号波で
    あり、前記第1の変調信号波を分波して、前記第3の変
    調波と前記第4の変調信号波とを生成する手段を有する
    受信装置を備えたことを特徴とする請求項2に記載のミ
    リ波帯通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の混合多重信号波を生成する手
    段が、前記第1の変調信号波を、局部発振周波数fLo
    1を有した第1の周波数変換器によりアップコンバート
    し、フィルターでアップコンバートされた第1の変調信
    号波の下側帯波を選択して、前記選択された信号波と第
    2の変調信号波と混合する手段であることを特徴とする
    請求項1または3に記載のミリ波帯通信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の変調信号波、または第2の変
    調信号波または第3の変調信号波のいずれかの変調信号
    波が、当該変調信号波の一部またはすべてに、ユーザー
    の呼び出し符号や各個人の情報信号が加算多重化されて
    構成された変調信号波であることを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれかに記載のミリ波帯通信装置。
  7. 【請求項7】 局部発振周波数fLo1の信号をミリ波
    帯に周波数変換した信号波が含まれている前記ミリ波帯
    多重信号波を受信する受信装置であって、前記ダウンコ
    ンバートされた第2の混合多重信号波を分波すること
    で、第2の変調信号波と周波数変換された第1の変調信
    号波と、さらに、fLo1の信号波を生成する手段と、 前記生成したfLo1を用いて、位相同期ループにより
    局部発振周波数fLo1の発振信号を再生する第4の局
    部発振器とを有することを特徴とする請求項2又は4に
    記載の受信装置を備えたミリ波帯通信装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の周波数発振器からの第1の局
    部発振周波数fLo1の信号を第2の局部発振器へ注入
    し、前記注入した第1の局部発振周波数fLo1の信号
    を周波数逓倍または、注入同期を行うことによって第2
    の局部発振周波数fLo2を生成する第2の局部発振器
    であることを特徴とする請求項1、3、5のいずれかに
    記載のミリ波帯通信装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の周波数発振器からの第3の局
    部発振周波数fLo3の信号を第4の局部発振器へ注入
    し、前記注入した第3の局部発振周波数fLo1の信号
    を周波数逓倍または、注入同期を行うことによって第4
    の局部発振周波数fLo4を生成する第4の局部発振器
    であることを特徴とする請求項2、4のいずれかに記載
    のミリ波帯通信装置。
  10. 【請求項10】 前記周波数逓倍または注入同期を行う
    のに、前記第2または第3の周波数混合器に高調波ミキ
    サあるいは逓倍機能を有した周波数ミキサを用いること
    を特徴とする請求項9に記載のミリ波帯通信装置。
  11. 【請求項11】 前記高調波ミキサとしてアンチパラレ
    ル型のダイオードミキサを用いたことを特徴とする請求
    項10に記載のミリ波帯通信装置。
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