JP2000344964A - ポリオレフィン樹脂 - Google Patents
ポリオレフィン樹脂Info
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Abstract
られる延伸フィルムが耐熱性、剛性に優れるポリオレフ
ィン樹脂及びかかるポリオレフィン樹脂を延伸加工して
得られる延伸フィルムを提供する。 【解決手段】結晶性ポリオレフィン樹脂が、昇温分別相
関分子量測定法により測定した時、溶出温度が36〜1
04℃で且つ分子量が10万〜100万の範囲にあるポ
リオレフィンを有効成分とするポリオレフィン樹脂の改
質剤であり、また該ポリオレフィン樹脂の改質剤有効成
分を4〜20重量%含有する結晶性ポリオレフィン樹脂
組成物である。さらに、上記ポリオレフィン樹脂の改質
剤に加えて、昇温分別相関分子量測定法により測定した
時、溶出温度が116℃を超え、且つ分子量が1万〜1
0万の範囲にあるポリオレフィンを4〜20重量%含有
する結晶性ポリオレフィン樹脂組成物とすることによ
り、一層良好なフィルム加工特性を有するポリオレフィ
ン樹脂組成物ならびに延伸フィルムを提供する。
Description
脂の改質剤、特に延伸フィルムに用いられる結晶性ポリ
オレフィン樹脂、例えばポリプロピレン系樹脂の製膜
性、延伸性、低熱収縮性等の耐熱性を改良するのに有効
な改質剤及び改質されたポリオレフィン樹脂組成物なら
びに該樹脂組成物からなる延伸フィルムに関する。
延伸ポリオレフィンフィルムは、その優れた機械的物
性、光学的物性により包装材料等に広く使用されてい
る。その製造方法としてはテンター方式による逐時二軸
延伸法が一般的である。
ムの生産設備の大型化、高速化が進み、一般的な従来の
ポリオレフィン樹脂では製膜時における延伸装置の機械
負荷の上昇、フィルムの厚薄精度の低下、さらにはフィ
ルムの延伸破れが発生する等の問題が生起してきた。し
たがって、延伸加工性を改良する方法が種々提案されて
いる。例えば、特開平9−324014号公報には、特
定の無定形成分量を含有し、かつ、立体規則性分布を広
分布化することを特徴とする技術が提案されている。し
かしながら、高速製膜時も良好な製膜性を持ち、得られ
たフィルムも優れる機械物性や耐熱性を有する延伸ポリ
オレフィンフィルムとしては、改良の余地が残されてい
た。
レフィンフィルムの生産設備の大型化、高速化に対応で
きる延伸性の良好なポリオレフィン樹脂の開発が望まれ
ていた。従って、本発明の目的は、延伸に際して、製膜
可能な温度調整範囲が広く、機械負荷が小さく、製膜さ
れたフィルムの厚薄精度が優れ、延伸性が良好で、延伸
破れ等が発生せず安定に生産でき、製膜されたフィルム
熱収縮率等の耐熱性の良好な一軸または二軸延伸フィル
ムに適したポリオレフィン樹脂組成物および該ポリオレ
フィン樹脂組成物よりなる延伸フィルムを得ることに有
る。また、いかにして該目的を達成するかという課題を
解決するための手段をも提供することにある。
び課題を解決すべく鋭意研究を行なった。その結果、結
晶性ポリオレフィン樹脂が、昇温分別相関分子量測定法
により測定した時、特定の溶出温度で且つ特定の分子量
範囲に存在するポリオレフィンを特定量含有している場
合、延伸性フィルムの製膜に際して、製膜の温度調整範
囲が広く、延伸における機械負荷が低減し、フィルムの
延伸破れが少なく、さらに、製膜された延伸フィルムの
厚薄精度が優れ、熱収縮率等の耐熱性が良好であること
を見出し、本発明を完成した。
量測定法により測定した時、溶出温度が36〜104℃
で且つ分子量が10万〜100万の範囲にあるポリオレ
フィンを有効成分とするポリオレフィン樹脂の改質剤で
あり、(2)また該ポリオレフィン樹脂の改質剤有効成
分を4〜20重量%含有する結晶性ポリオレフィン樹脂
組成物である。
ィン樹脂の改質剤に加えて、昇温分別相関分子量測定法
により測定した時、溶出温度が116℃を超え、且つ分
子量が1万〜10万の範囲にあるポリオレフィンを4〜
20重量%含有する結晶性ポリオレフィン樹脂組成物と
することにより、一層良好なフィルム加工特性を有する
ポリオレフィン樹脂組成物を提供する。
たポリオレフィン樹脂組成物よりなる延伸フィルムをも
提供する。
子量測定法は、昇温分別法(Temperature Rising Eluti
on Fractionation:TREF法)と分子量分布測定(Siz
e ExclusionChromatography:SEC法)をオンライン
で結び付た分析手法で、以下、単にTREF/SEC法
とも略す。TREF/SEC法は、溶液中で結晶化させ
たポリオレフィン(ポリプロピレン樹脂等)を異なる温
度で溶剤に溶解させ、連続して各溶解温度におけるポリ
オレフィンの分子量分布測定及び溶出量(濃度)を測定
して、そのポリオレフィンの組成分布を評価する方法で
ある。
体を充填剤として用い、そのTREFカラム内に試料の
ポリオレフィンをオルトジクロルベンゼンよりなる溶剤
に溶解した任意の濃度の試料溶液を注入し、TREFカ
ラムの温度を降下させて試料を充填剤表面に付着させた
後、該カラム温度を任意の温度に階段状に上昇させ、オ
ルトジクロルベンゼンよりなる溶剤を通過させ、さらに
該温度で溶出してくるポリオレフィン成分を連続的に高
温のSECカラムへ導入し、ポリオレフィンの溶出量
(重量%)及び分子量分布を測定する。
よって描かれるグラフ(結晶性−分子量相関図を等高線
或いは鳥瞰図で示させる)でポリオレフィンの組成分布
を見ることができる。
しており、溶出温度は溶出成分がより結晶化しやすくな
るにつれて高くなるので、溶出温度とポリマーの溶出量
(重量%)との関係を求めることにより、ポリマーの結
晶性の分布を知ることができる。
の降下速度は、試料のポリオレフィンに含まれる結晶性
部分の所定温度における結晶化に必要な速度に調整され
ることが必要であり、かかるTREFカラムの温度の降
下速度は予め実験によって決定すればよい。通常、カラ
ムの温度の降下速度は、5℃/分以下の範囲で決定され
る。
樹脂組成物中に、TREF/SEC法による溶出温度が
36〜104℃で且つ分子量が10万〜100万の範囲
の成分が4〜20重量%、好ましくは5〜18重量%、
さらに好ましくは6〜15重量%有効成分として存在し
ていることが重要なポイントである。結晶性ポリオレフ
ィン中の上記有効成分の量が4重量%未満では、製膜に
おける延伸の際の延伸性が低下して製膜可能な温度範囲
も狭くなり、機械負荷が上昇してフィルムの延伸破れが
増加し、フィルム厚薄精度も悪化する。また、20重量
%を超えると延伸フィルムの熱収縮率が大きくなり耐熱
性が低下する。
態様は、TREF/SEC法による溶出温度範囲が40
〜88℃の範囲、さらには44〜68℃の温度範囲にお
ける溶出成分の分子量が10万〜100万であることが
好ましい。
ポリオレフィン樹脂組成物中に4〜20重量%存在させ
ることが肝要であり、その手段は特に限定されない。例
えば、該有効成分を20重量%超〜100重量%含有す
るポリオレフィンを結晶性ポリオレフィン樹脂の改質剤
(以下これを改質剤Aという)として製造し、これを結
晶性ポリオレフィン樹脂と機械的に混合する方法、ある
いは結晶性ポリオレフィン樹脂を重合により得る場合
に、重合に使用する触媒を適宜選択することにより、結
晶性ポリオレフィン樹脂と前記有効成分とを重合時に製
造し、混合物として得る方法などが用いられる。即ち、
本発明の結晶性ポリオレフィン樹脂組成物を容易に得る
には、前者が好ましいが、本発明の改質剤と結晶性ポリ
オレフィン樹脂との均一な混合を得るためには後者の方
法が有効な場合が多い。
晶性ポリオレフィン樹脂の混合方法の如何を問わず、両
者が実質的に均一に一体化されたものを本発明のポリオ
レフィン樹脂組成物という。
より改質される結晶性ポリオレフィン樹脂としては、プ
ロピレンの単独重合体、または、共重合成分としてプロ
ピレン以外のα−オレフィンを含むプロピレン−α−オ
レフィン共重合体及び、これらの混合物等を挙げること
ができる。
は、プロピレン以外の1種または2種以上のα−オレフ
ィンに基づく単量体単位の含有量が10モル%以下、さ
らに5モル%以下のプロピレン−α−オレフィン共重合
体、または、これらの混合物であることが好ましい。α
−オレフィンとしては、エチレン、ブテン−1、ペンテ
ン−1、3−メチル−1−ブテン、ヘキセン−1、3−
メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ヘ
プテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン−1、
ドデセン−1、テトラデセン−1、ヘキサデセン−1、
オクタデセン−1、エイコセン−1等の炭素数2〜20
のα−オレフィンを例示することができる。また、上記
プロピレン−α−オレフィン共重合体としては、ランダ
ム共重合体及びブロック共重合体のいずれでも良く、そ
の中でもランダム共重合体が好ましい。
レン単独重合体及びプロピレン−α−オレフィン共重合
体であってプロピレン以外のα−オレフィンの含有量が
1mol%未満の場合、その結晶性を示す13C−NM
Rによるアイソタクチックペンタッド分率は特に制限さ
れるものではないが、0.80〜0.99であることが
好ましく、0.85〜0.98であることがより好まし
く、さらに0.87〜0.97であることがより好まし
い。ここで言うアイソタクチックペンタッド分率とは、
エー.ザンベリ(A.Zambelli)らによってマクロモレキュ
ールズ(Macoromolecules)、13、267、(198
0)に発表された13C−NMRスペクトルのピークの
帰属に基づいて定量されたプロピレンユニット5個が連
続して等しい立体配置をとる分率である。
フィン樹脂は、上記したポリプロピレン系樹脂に限定さ
れるものではなく、ポリプロピレン系樹脂以外のオレフ
ィン重合体または共重合体であって、X線回折による結
晶部の量が30%以上、好ましくは40%以上存在する
ポリオレフィン樹脂が対象となる。
的な性質は、特に限定されないが、メルトフローレイト
(MFR)は、フィルムへの成形性を考えると通常は、
0.1〜20g/10分の範囲のものが好ましく、さら
に、1〜10g/10分の範囲であることがより好まし
い。また、重量平均分子量(Mw)は20万〜80万、
好ましくは25万〜45万の範囲が好適である。重量平
均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw
/Mn)で表される分子量分布は、フィルム成形の容易
さや溶融張力を増加させ加工性を向上させることを勘案
すると2〜20の範囲であることが好ましく、さらに4
〜10の範囲であることがより好ましい。
ンゼンを溶媒とした145℃でのSEC法で測定した溶
出プロファイルを、該測定条件におけるポリプロピレン
の汎用較正曲線から算出した重量平均及び数平均分子量
の値から得た。また、融点は、130℃以上であること
が好ましく、135〜170℃の範囲であることがより
好ましく、さらに140〜160℃の範囲であることが
好ましい。なお、ここで言うポリオレフィン樹脂の融点
は、示差走査熱量計(以下単にDSCと略す)で測定さ
れた昇温時の結晶融解曲線のピーク温度である。
法による溶出曲線のピーク温度は、製膜して得られた延
伸フィルムの剛性及び耐熱性を勘案すると、100〜1
30℃の範囲が好ましく、110〜125℃の範囲であ
ることがより好ましく、115〜120℃の範囲である
ことが特に好ましい。なお、ここで言うTREFは、溶
液中で結晶化させたポリオレフィン(ポリプロピレン樹
脂等)を異なる温度で溶剤に溶解させ、連続して各溶解
温度におけるポリオレフィンの溶出量(濃度)を測定し
て、そのポリオレフィンの結晶性分布を評価する方法で
ある。
体を充填剤として用い、そのTREFカラム内に試料の
ポリオレフィンをオルトジクロルベンゼンよりなる溶剤
に溶解した任意の濃度の試料溶液を注入し、TREFカ
ラムの温度を降下させて試料を充填剤表面に付着させた
後、該カラム温度を任意の温度に直線的に上昇させ、オ
ルトジクロルベンゼンよりなる溶剤を通過させ、さらに
該温度で溶出してくるポリオレフィン成分の溶出量(重
量%)を測定する。この操作により、溶出温度に対する
ポリオレフィンの結晶性分布を見ることができる。
の降下速度は、試料のポリオレフィンに含まれる結晶性
部分の所定温度における結晶化に必要な速度に調整され
ることが必要であり、かかるTREFカラムの温度の降
下速度は予め実験によって決定すればよい。通常、カラ
ムの温度の降下速度は、5℃/分以下の範囲で決定され
る。
/SEC法における0℃以下の溶出成分は、特に制限さ
れるものではないが、製膜されたポリオレフィンフィル
ムの耐ブロッキング性、耐スクラッチ性、滑り性等のフ
ィルム表面物性を勘案すると10重量%以下であること
が好ましく、7重量%以下であることがより好ましく、
5重量%以下であることが特に好ましい。
TREF/SEC法における0℃での溶出成分の分子量
は特に制限されるものではないが、フィルム表面へのブ
リードアウトやフィッシュアイの発生等を勘案すると、
SEC測定で得られた0℃での溶出成分の分子量分布曲
線のピークトップ位置における分子量が1万〜40万で
あることが好ましく、さらに15万〜30万の範囲であ
ることがより好ましい。
REF/SEC法による溶出温度が36〜104℃、分
子量が10万〜100万の範囲の成分が4〜20重量%
の範囲であれば、優れた厚薄精度と延伸性が得られる
が、製膜された延伸フィルムの熱収縮率等の耐熱性を一
層向上させるために、該TREF/SEC法による溶出
温度が116℃を超え、分子量が1万〜10万の範囲の
ポリオレフィン成分を4〜20重量%含むことが好まし
く、さらに、5〜15重量%の範囲であることがより好
ましく、さらに6〜10重量%であることが特に好まし
い。かかるポリオレフィン成分も、改質剤と同様のオレ
フィン類よりなる重合体または共重合体である。
EC法による溶出温度が36〜104℃、分子量が10
〜100万の範囲の成分、すなわち有効成分として20
重量%超〜100重量%含有するものであり、さらに4
0〜100重量%であることが好ましく、50〜100
重量%含有するものであることがより好ましい。さら
に、上記TREF/SEC法による溶出温度が40〜8
8℃で分子量が10〜100万の範囲の成分50〜10
0重量%であることがより好ましく、溶出温度が44〜
68℃で分子量が10〜100万の範囲の成分が50〜
100重量%含有するものであることが最も好ましい。
量%超〜100重量%含有していれば前記結晶性ポリオ
レフィン樹脂よりも一般的に結晶性の低い結晶性ポリオ
レフィン樹脂を何等制限なく用いることができる。改質
剤Aとしては、α−オレフィン単独重合体、2種または
3種以上のα−オレフィンの共重合体、またはこれら重
合体の混合物等が挙げられる。上記α−オレフィン共重
合体としては、ランダム共重合体及びブロック共重合体
のいずれでも良く、その中でもランダム共重合体が好ま
しい。
プロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、3−メチル−
1−ブテン、ヘキセン−1、3−メチル−1−ペンテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、ヘプテン−1、オクテ
ン−1、ノネン−1等を挙げることができる。
独重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−
1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合
体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1
−ヘキセン共重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテ
ン共重合体、及びこれらの混合物等が好適に使用され
る。
限されるものではないが、1〜20g/10分が好まし
い。また、重量平均分子量(Mw)は10万〜40万の
範囲が好適である。さらに、分子量分布(Mw/Mn)
は、1.5〜15の範囲が好適である。
されるものではないが、60〜150℃の範囲に少なく
とも1つの融解ピークが存在していることが好ましい。
における0℃以下の溶出成分は、特に制限されるもので
はないが、製膜されたポリオレフィンフィルムの耐ブロ
ッキング性、耐スクラッチ性、滑り性等のフィルム表面
物性を勘案すると5重量%以下であることが好ましく、
4重量%以下であることがより好ましく、さらに3重量
%以下であることが好ましい。
ても良い。例えば、改質剤Aを構成する各溶出成分をそ
れぞれ個別に重合し、これらを混合して得る方法、ポリ
プロピレン成分およびプロピレン−エチレンランダム共
重合体成分が一分子鎖中に配列した状態および/または
ポリプロピレン成分とプロピレンエチレンランダム共重
合体成分とのそれぞれ単独よりなる分子鎖とが機械的な
混合では達成できない程度にミクロに混合した状態を達
成できる、いわゆるブロック共重合体として得る方法が
ある。ブロック共重合体として得た改質剤Aは、延伸性
改良効果が優れており、より透明な延伸フィルムを得る
ために好ましい。
めの製造方法は、本発明の要件を満たす限り特に限定さ
れるものではないが、例えば、以下の方法により好適に
製造することができる。
[I]と略す)とアルミノキサン化合物もしくは非配位
性イオン化化合物(以下、成分[II]と略す)からな
る触媒の存在下にポリプロピレン成分(a)とプロピレ
ンとエチレンの共重合体成分(b)を段階的に製造する
方法が挙げられる。
用されることが公知の化合物が何ら制限なく使用できる
が、その中でも下記一般式(1) Q(C5H4-mR1m)(C5H4-nR2n)MX1X2 (1) (式中、Mは、周期律表第IVb族の遷移金属原子を示
す。(C5H4-mR1m)、(C5H4-nR2n)は置換シクロ
ペンタジエニル基を示し、mおよびnは、1〜3の整数
であり、R1およびR2は、互いに同一でも異なっていて
もよく、炭素原子数が1〜20の炭化水素基、ケイ素含
有炭化水素基、またはシクロペンタジエニル環上の2個
の炭素原子と結合して炭化水素で置換されていてもよい
1つ以上の炭化水素環を形成している炭化水素基であ
る。
R2n)を架橋可能な基であって、2価の、炭化水素基、
非置換シリレン基または炭化水素置換シリレン基であ
る。X 1およびX2は、同一または異なっていてもよく水
素、ハロゲンまたは炭化水素基を示す。)で表されるキ
ラルな化合物が好適に用いることができる。
ジルコニウム、ハフニウム原子であり、R1、R2が同一
もしくは異なる炭素数1〜20の炭化水素基、X1およ
びX2が、同一もしくは異なるハロゲン原子または、炭
化水素基Qが、炭化水素置換シリレン基であるキラルな
メタロセン化合物が好適である。
ジメチルシリレン(2,4−ジメチルシクロペンタジエ
ニル)(3’,5’−ジメチルシクロペンタジエニル)
ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリレン
(2,4−ジメチルシクロペンタジエニル)(3’,
5’−ジメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジ
メチル、rac−ジメチルシリレン(2,3,5−トリ
メチルシクロペンタジエニル)(2’,4’,5’トリ
メチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライ
ド、rac−ジメチルシリレン(2,3,5−トリメチ
ルシクロペンタジエニル)(2’,4’5’,5’−ト
リメチルシクロペンタジエニル)ジルコニウムジメチ
ル、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−イン
デニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェニ
ルシリレンビス(2−メチル−インデニル)ジルコニウ
ムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビス(2−
メチル−インデニル)ジルコニウムジメチル、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−インデニル)ジ
ルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロインデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェニルシ
リレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テトラヒド
ロインデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジ
メチルシリレンビス(2−メチル−4,5,6,7−テ
トラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、rac
−ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4,5,6,
7−テトラヒドロインデニル)ジルコニウムジメチル、
rac−ジメチルシリレンビス(2,4−ジメチル−イ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェ
ニルシリレンビス(2,4−ジメチル−インデニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビ
ス(2,4−ジメチル−インデニル)ジルコニウムジメ
チル、rac−ジフェニルシリレンビス(2,4−ジメ
チル−インデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジ
メチルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジフェ
ニルシリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルイン
デニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチル
シリレンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリレ
ンビス(2−メチル−4−イソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス
(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニル)ジ
ルコニウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレン
ビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデニ
ル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリ
レンビス(2−メチル−4,6−ジイソプロピルインデ
ニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジメチルシリレ
ンビス(2−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジル
コニウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレンビ
ス(2−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、rac−ジメチルシリレンビス(2
−メチル−4−t−ブチルインデニル)ジルコニウムジ
メチル、rac−ジフェニルシリレンビス(2−メチル
−4−t−ブチルインデニル)ジルコニウムジメチル、
rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−フェ
ニルインデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルイ
ンデニル)ジルコニウムジクロライド、rac−ジメチ
ルシリレンビス(2−メチル−4−フェニルインデニ
ル)ジルコニウムジメチル、rac−ジフェニルシリレ
ンビス(2−メチル−4−フェニルインデニル)ジルコ
ニウムジメチル、rac−ジメチルシリレンビス(2−
メチル−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、rac−ジフェニルシリレンビス(2−メチル
−4−ナフチルインデニル)ジルコニウムジクロライ
ド、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−4−
ナフチルインデニル)ジルコニウムジメチル、rac−
ジフェニルシリレンビス(2−メチル−4−ナフチルイ
ンデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジメチルシ
リレンビス(2−メチル−ベンズインデニル)ジルコニ
ウムジクロライド、rac−ジフェニルシリレンビス
(2−メチル−ベンズインデニル)ジルコニウムジクロ
ライド、rac−ジメチルシリレンビス(2−メチル−
ベンズインデニル)ジルコニウムジメチル、rac−ジ
フェニルシリレンビス(2−メチル−ベンズインデニ
ル)ジルコニウムジメチル等が挙げられる。
ニウムに代えた化合物も好適に用いられる。また、上記
のようなメタロセン化合物を組み合わせて用いることも
できる。
限なく使用できるが、その中でも以下に示すものが好適
に使用できる。アルミノキサン化合物は、一般式(2)
または(3)で表されるアルミニウム化合物が好適であ
る。
炭素数が、1〜6、好ましくは1〜4のアルキル基であ
り、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソ
ブチル基が挙げられる。これらのうち特に好ましいのは
メチル基であり、一部炭素数2〜6のアルキル基を含ん
でいてもよい。mは、4〜100の整数であり、好まし
くは、6〜80、特に好ましくは10〜60である。
は、公知の種々の方法を採用すればよく、例えば、トリ
アルキルアルミニウムを炭化水素溶媒中、直接水と反応
させる方法、結晶水を有する硫酸銅水和物、硫酸アルミ
ニウム水和物、含水させたシリカゲル等を用いて炭化水
素溶媒中で吸着した水分とトリアルキルアルミニウムを
反応させる方法等が例示できる。
キサン化合物以外の非配位性イオン化化合物であれば公
知のものが特に制限なく使用される。特にホウ素原子を
含有するイオン化化合物が好適に用いることができる。
体的に例示すればホウ素原子を含有するルイス酸及びホ
ウ素原子を含有するイオン性化合物が挙げられる。
は一般式(4)で表される化合物が例示できる。
メチル基等の置換基を有していてもよいフェニル基また
はフッ素である。
て具体的には、トリフルオロボラン、トリフェニルボラ
ン、トリス(4−フルオロフェニル)ボラン、トリス
(3,5−ジフルオロフェニル)ボラン、トリス(4−
フルオロメチルフェニル)ボラン、トリス(ペンタフル
オロフェニル)ボラン、トリス(p−トリル)ボラン、
トリス(o−トリル)ボラン、トリス(3,5−ジメチ
ルフェニル)ボラン等が挙げられる。中でも、トリス
(ペンタフルオロ)ボランが好適に用いられる。
は、トリアルキル置換アンモニウム塩、N,N−ジアル
キルアニリニウム塩、ジアルキルアンモニウム塩、トリ
アリールホスフォニウム塩などを挙げられる。
ム塩としては、トリエチルアンモニウムテトラ(フェニ
ル)ホウ素、トリプロピルアンモニウムテトラ(フェニ
ル)ホウ素、トリ(n−ブチル)アンモニウムテトラ
(フェニル)ホウ素、トリメチルアンモニウム(p−ト
リル)ホウ素、トリメチルアンモニウムテトラ(o−ト
リル)ホウ素、トリブチルアンモニウムテトラ(ペンタ
フルオロフェニル)ホウ素、トリプロピルアンモニウム
テトラ(o,p−ジメチルフェニル)ホウ素、トリブチ
ルアンモニウムテトラ(m,m−ジメチルフェニル)ホ
ウ素、トリブチルアンモニウムテトラ(p−トリフルオ
ロメチルフェニル)ホウ素、トリ(n−ブチル)アンモ
ニウムテトラ(o−トリル)ホウ素などが挙げられ、
N,N−ジアルキルアニリニウム塩としては、N,N−
ジメチルアニリニウムテトラ(フェニル)ホウ素、N,
N−ジエチルアニリニウムテトラ(フェニル)ホウ素、
N,N−2,4,6−ペンタメチルアニリニウムテトラ
(フェニル)ホウ素などが挙げられ、ジアルキルアンモ
ニウム塩としては、ジ(1−プロピル)アンモニウムテ
トラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ素、ジシクロヘキ
シルアンモニウムテトラ(フェニル)ホウ素などが挙げ
られ、トリアリールホスフォニウム塩としては、トリフ
ェニルホスフォニウムテトラ(フェニル)ホウ素、トリ
(メチルフェニル)ホスフォニウムテトラ(フェニル)
ホウ素、トリ(ジメチルフェニル)ホスフォニウムテト
ラ(フェニル)ホウ素などが挙げられる。
ホウ素原子を含有するイオン性化合物のうち、トリフェ
ニルカルボニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェロセニウ
ムテトラ(ペンタフルオロフェニル)ボレートも挙げる
ことができる。中でもトリフェニルカルボニウムテトラ
キス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、N,N−ジ
メチルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレートが好適に用いられる。
任意であるが、成分[II]にアルミノキサン化合物を
用いた場合の該成分[II]の使用量(成分[II]中
のAl原子のモル量)は、成分[I]中の遷移金属1モ
ルに対して、0.1〜100,000モルが好ましく、
より好ましくは1〜50,000モル、さらに好ましく
は10〜30,000モルが好適である。また、成分
[II]に非配位性イオン化化合物を用いた場合の成分
[II]の使用量(成分[II]中の第3B族原子のモ
ル量)は、成分[I]中の遷移金属1モルに対して、
0.01〜10,000モルが好ましく、より好ましく
は0.1〜5,000モル、さらに好ましくは1〜3,
000モルが好適である。
媒の存在下にポリプロピレン成分(a)とプロピレンと
エチレンの共重合体成分(b)を段階的に製造する方法
において必要に応じて有機アルミニウム化合物(以下成
分[III]と略す)を併用することもできる。成分[II
I]は、一般式(5)で表わされる化合物である。
基等の炭化水素基またはアルコキシ基を示す。Xはハロ
ゲン原子を示す。mは、Alの原子価で1〜3の整数で
ある。)
して具体的には、トリメチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウム、トリn−プロピルアルミニウム、トリイ
ソプロピルアルミニウム、トリn−ブチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムトリn−ヘキシルアル
ミニウム、トリn−オクチルアルミニウム、トリn−デ
シルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム類、ジ
エチルアルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニ
ウムモノブロマイド、ジエチルアルミニウムモノフルオ
ライド等のジアルキルアルミニウムモノハライド類、メ
チルアルミニウムセスキクロライド、エチルアルミニウ
ムセスキクロライド、エチルアルミニウムジクロライド
類のアルキルアルミニウムハライド類、ジエチルアルミ
ニウムモノエトキシド、エチルアルミニウムジエトキシ
ド等のアルコキシアルミニウム類が挙げられる。中で
も、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム等のトリアルキルアル
ミニウムが好適に用いられる。
いが、一般には、成分[I]中の遷移金属原子1モルに
対して、好ましくは1〜50,000モルであり、より
好ましくは5〜10,000モルである。特に好ましく
は10〜5,000モルである。
微粒子状担体(以下成分[IV]と略す)に担持して使用す
ることも可能である。担体に上記触媒成分を担持すると
得られる重合体の粒子性状が向上し、反応器への重合ス
ケールの防止等、樹脂製造におけるプロセス適合性を大
幅に改良することができる。
るものが制限なく使用されるが、特に無機酸化物が好ま
しい。
ZrO2、TiO2、B2O3、CaO、ZnO、BaO、
ThO2等またはこれらの混合物例えば、SiO2−Al
2O3、SiO2−MgO、SiO2−TiO2、SiO2−
V2O5、SiO2−Cr2O3、SiO2−TiO2−Mg
Oなどが好適に用いることができる。これらの中でも特
にSiO2およびAl2O3からなる群から選ばれたすく
なくとも1種の成分を主成分として含有する担体がより
好ましい。
なるが、本発明に好ましく用いられる担体は粒径が10
〜300μm、より好ましくは20〜200μm、比表
面積が好ましくは50〜1000m3/g、より好まし
くは100〜700m3/g、細孔容積が好ましくは
0.3〜3.0cm3/g、より好ましくは0.5〜
2.5cm3/gである。
℃、好ましくは200〜800℃で焼成して用いられ
る。
0μmであり、好ましくは1〜200μm、さらに好ま
しくは10〜100μmである。粒径が小さいと生成粒
子が微粉状の重合体になり、また大きすぎると粗大な粒
子となるために粉体の取り扱いが困難となる。
m3/gであり、好ましくは0.3〜3cm3/gであ
る。細孔容積はBET法や水銀圧入法などにより測定す
ることができる。
ン化合物[I]の使用量は、遷移金属原子で0.005〜
1mmol、好ましくは0.05〜0.5mmolの割
合が望ましい。また、成分[II]としてアルミノキサ
ン化合物を使用する場合には、メタロセン化合物[I]
に対するアルミノキサン化合物の使用量は、Al原子の
モル量に換算して、成分[I]中の遷移金属原子1モル
に対して好ましくは1〜200モルであり、より好まし
くは15〜150モルである。
は、メタロセン化合物[I]に対する非配位性イオン化
化合物の使用量は、非配位性イオン化化合物中の第5A
族原子のモル量に換算して、成分[I]中の遷移金属原
子1モルに対して好ましくは0.1〜20モルであり、
より好ましくは1〜15モルである。
るために以下の方法を採用することもできる。 即ち、
前記成分[I]、成分[II]、成分[IV]及び必要に
応じて成分[III]の各成分の存在下に、先ず、オレフ
ィンの予備重合が行われる。予備重合における成分[II
I]の使用量は、特に制限されないが、成分[I]中の
遷移金属原子1モルに対して、好ましくは1〜50,0
00モルであり、より好ましくは5〜10,000モル
である。特に好ましくは10〜5,000モルである。
つ逐次添加してもよく、混合したものを一括添加しても
よい。好ましくは触媒成分[IV]に成分[I]及び[I
V]をあらかじめ接触させる方法が採用される。より好
ましくは触媒成分[IV]に成分[II]を担持せしめた
後、成分[I]を担持せしめる方法がより優れた嵩比重
でランダム共重合体を得るために有効である。
フィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、
1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、4,4−ジメチル−1
−ペンテン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ヘキセ
ン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、3−エチル−1
−ヘキセン、4−エチル−1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1
−ヘキサデセン、1−オクタデセン、1−エイコセン等
のα−オレフィン;シクロペンテン、シクロヘプテン、
ノルボルネン、5−メチル−2−ノルボルネン、テトラ
シクロドデセン、2−メチル−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン等の環状オレフィンが挙げられる。
リルノルボルナン、アリルベンゼン、アリルナフタレ
ン、アリルトルエン類、ビニルシクロペンタン、ビニル
シクロヘキサン、ビニルシクロペプタン、ジエンなどを
用いることもできる。
ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−
ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、4,4−ジメチ
ル−1−ペンテン、1−ヘプテン、4−メチル−1−ヘ
キセン、4,4−ジメチル−1−ヘキセン、3−エチル
−1−ヘキセン、4−エチル−1−ヘキセン、1−オク
テン、1−デセン、シクロペンテン、ビニルシクロヘキ
サンであり、特に好ましくは、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘプテン、3−メチル−1−ブテン、
1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテンである。
実質的に単独重合を行なうことが好ましい。
フィンの重合量は、触媒成分[I]、[II]及び[I
V]から形成される触媒1g当り好ましくは0.1〜1
000g、より好ましくは1〜50gの範囲から選べば
よい。
しては、上記の予備重合に於いて、[I]、[II]、
[IV]及び必要に応じて [III]の各成分の存在下に、
先ず、プロピレンを予備重合せしめて第一予備重合触媒
を得、次いで該第一予備重合触媒と上記成分[III]の
存在下に更に1−ブテンの予備重合が段階的に行なわれ
る方法が好適に用いられる。
は、特に制限されないが、一般には、成分[I]中の遷
移金属原子1モルに対して、1〜50,000モルであ
り、好ましくは5〜10,000モルである。さらに好
ましくは10〜5,000モルである。上記のプロピレ
ンの予備重合により第一予備重合触媒を得た後、通常、
未反応のプロピレン及び必要に応じて用いられる成分
[III]を洗浄により除去して続く予備重合に供するこ
とが望ましい。
テンがそれぞれ95モル%以上、好ましくは98モル%
以上の実質的に単独重合を行なうことが好ましい。
の重合量は、触媒成分[I]、[II]、[IV]から形
成される触媒1g当り0.1〜1000g、好ましくは
1〜10gの範囲から選べぱよく、次いで行なわれる1
−ブテンの重合量は触媒成分[I]、[II]、[II
I]から形成される触媒1g当り0.1〜1000g、
好ましくは1〜500gの範囲から選べばよい。プロピ
レン重合量と1−ブテン重合量の比率は、プロピレン重
合量/1−ブテン重合量の重量比で0.001〜10
0、好ましくは0.005〜10の範囲であることが好
適である。
のが好ましく、溶媒として、ヘキサン,ヘプタン,シク
ロヘキサン,ベンゼン,トルエンなどの飽和脂肪族炭化
水素若しくは芳香族炭化水素を単独で、又はこれらの混
合溶媒を用いることができる。各予備重合温度は、−2
0〜100℃、特に0〜60℃の温度が好ましく、予備
重合の各段階はそれぞれ異なる温度の条件下で行っても
よい。予備重合時間は、予備重合温度及び予備重合での
重合量に応じ適宜決定すれぱ良く、予備重合における圧
力は、限定されるものではないが、スラリー重合の場合
は、一般に大気圧〜5kg/cm2程度である。
れの方法で行ってもよい。
ン,シクロヘキサン,ベンゼン,トルエン等の飽和脂肪
族炭化水素若しくは芳香族炭化水素を単独で、またはこ
れらの混合溶媒で洗浄することが好ましく、洗浄回数は
通常の場合5〜6回が好ましい。
ポリプロピレン成分の重合とプロピレンとエチレンの共
重合体成分の重合が段階的に行われて製造される。重合
順序は、特に制限されないが、第一段階でポリプロピレ
ン成分(a)を第2段階でプロピレンとエチレンの共重
合体成分(b)の製造を行うことが良好な粒子性状で重
合体を製造するために好ましい。
り、特に制限はされないが、一般に次の条件が好まし
い。
ピレン単独または、本発明の要件を満足する範囲内での
プロピレンと他のエチレンを含むα-オレフィンの混合
物を供給して実施すればよい。プロピレン重合における
重合温度は、0〜100℃、好ましくは、20〜80℃
の範囲から採用することが好適である。
分子量調節剤として水素を共存させることもできる。ま
た、重合に用いるモノマー自身を溶媒とするスラリー重
合、気相重合、溶液重合等の何れの方法でも良い。プロ
セスの簡略性および反応速度、また、生成する共重合体
の粒子性状を勘案するとプロピレン自身を溶媒とするス
ラリー重合が好ましい形態である。
れの方法でも良い。更に重合を水素濃度、重合温度等の
条件の異なる2段階以上に分けて行うこともできる。
合が行われる。プロピレンとエチレンのランダム共重合
は、プロピレン自身を溶媒とするスラリー重合の場合に
は前記プロピレン重合に引き続いてエチレンガスを供給
することで、また気相重合の場合はプロピレンとエチレ
ンの混合ガスを供給することで実施される。
はプロピレン重合に続いて1段のランダム共重合を行う
ことが好ましいが、エチレンの供給濃度を多段階に変化
させて製造することもできる。プロピレンとエチレンの
ランダム共重合の重合温度は、0〜100℃、好ましく
は、20〜80℃の範囲から採用することが好適であ
る。また、必要に応じて分子量調節剤として水素を用い
ることもでき、その際の水素濃度を多段階または連続的
に変化させて重合を実施することもできる。
回分式、半回分式、連続式のいずれの方法でもよく、重
合を多段階に分けて実施することもできる。また、本工
程の重合は、スラリー重合、気相重合、溶液重合のいず
れの方法を採用してもよい。
を蒸発させ本発明の改質剤Aを得ることができる。この
改質剤Aは、炭素数7以下の炭化水素で公知の洗浄又は
向流洗浄を行うことができる。
ィン樹脂に混合して本発明のポリオレフィン樹脂組成物
を製造する方法は、特に限定されない。例えば、タンブ
ラー、ヘンシェルミキサー等を用いたパウダーブレンド
方法またはペレットブレンド法等を用いることができ
る。
結晶性ポリオレフィン樹脂とを製造する過程で混合して
本発明のポリオレフィン樹脂組成物を製造する場合、例
えば異なる立体規則性のポリプロピレン樹脂を重合し得
る触媒成分を数種混合してプロピレンを重合する方法を
挙げることができる。特に、固体状チタン触媒成分、有
機アルミニウム化合物および立体規則性の異なるポリプ
ロピレン樹脂を与える電子供与体を2種以上混合してプ
ロピレンを重合する方法を好適に採用することができ
る。
レンの重合において一般に知られているものを何等制限
なく使用できるが、下記の一般式(V)および一般式
(VI)で示される有機ケイ素化合物を併用すると、本発
明の範囲のTREF/SEC法による溶出温度が36〜
104℃、分子量が10万〜100万の範囲の成分を4
〜20重量%含有する組成物を容易に得ることができの
で特に好ましい。
基であり、nは0または1である。)
レンの重合に使用されることが公知の化合物をなんら制
限なく用いることができる。特に、チタン、マグネシウ
ム及びハロゲンを成分とする触媒活性の高い固体状チタ
ン触媒成分が好適である。このような触媒成分は、ハロ
ゲン化チタン、特に四塩化チタンを種々のマグネシウム
化合物、特に塩化マグムシウムに担持させたものとなっ
ている。
重合に使用されることが公知の化合物をなんら制限なく
採用できる。
チルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウム、
トリ−n−ブチルアルミニウム、トリ−イソブチルアル
ミニウム、トリ−n−ヘキシルアルミニウム、トリ−n
−オクチルアルミニウム、トリ−n−デシルアルミニウ
ム等のトリアルキルアルミニウム類;ジエチルアルミニ
ウムモノクロライド等のジエチルアルミニウムモノハラ
イド類;メチルアルミニウムジクロライド、エチルアル
ミニウムジクロライド等のアルキルアルミニウムハライ
ド類などが挙げられる。
ジエトキシモノエチルアルミニウム等のアルコキシアル
ミニウム類を用いることができる。なかでもトリエチル
アルミニウムが最も好ましい。
チタン触媒成分中のチタン原子に対しアルミニウム/チ
タン(モル比)で10〜1000であることが好まし
く、さらに50〜500であることが好ましい。
される有機ケイ素化合物において、R1、R2およびR3
で示される炭化水素基は、鎖状、分枝状、環状の脂肪族
炭化水素基、または芳香族炭化水素基を挙げることがで
き、その炭素数は特に制限されない。
ると、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、
t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基等の炭素数1〜
6のアルキル基;ビニル基、プロペニル基、アリル基等
の炭素数2〜6のアルケニル基;エチニル基、プロピニ
ル基等の炭素数2〜6のアルキニル基;シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等の炭素数5
〜7のシクロアルキル基;フェニル基、トリル基、キシ
リル基、ナフチル基等の炭素数6〜12のアリール基等
を挙げることができる。このなかで、R3は直鎖状のア
ルキル基、アルケニル基、アリール基であることが好ま
しい。また、nは0または1である。
素化合物を例示すると次の通りである。
としては、例えば、ジメチルジメトキシシラン、ジエチ
ルジメトキシシラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジ
ビニルジメトキシシラン、ジアリルジメトキシシラン、
ジ−1−プロペニルジメトキシシラン、ジエチニルジメ
トキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチルフ
ェニルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメト
キシシラン、ターシャリーブチルエチルジメトキシシラ
ン、エチルメチルジメトキシシラン、プロピルメチルジ
メトキシシラン、シクロヘキシルトリメトキシシラン、
ジイソプロピルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジ
メトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、フェニル
トリメトキシシラン、アリルトリメトキシシラン等を挙
げることができる。
としては、例えば、テトラエトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ブチルトリエトキシシラン、ペンチ
ルトリエトキシシラン、イソプロピルトリエトキシシラ
ン、1−プロペニルトリエトキシシラン、イソプロペニ
ルトリエトキシシラン、エチニルトリエトキシシラン、
オクチルトリエトキシシラン、ドデシルトリエトキシシ
ラン、フェニルトリエトキシシラン、アリルトリエトキ
シシラン等を挙げることができる。
る有機ケイ素化合物の使用量は、それぞれ固体状チタン
触媒成分のTi原子に対しSi/Ti(モル比)で0.
1〜500が好ましく、さらには1〜100であること
が好ましい。また、これら二種の有機ケイ素化合物の使
用比率はモル比で(V):(VI)=1:5〜1:25で
あることが必要であり、1:10〜1:20であること
が好ましい。、有機ケイ素化合物(V)と(VI)の使用
比率が1:5よりも少ない場合には、得られたポリプロ
ピレン樹脂のTREFによる溶出ピーク幅が狭くなるた
め、すなわち、溶出温度36〜104℃の成分量が低く
なるため、製膜時の延伸性が低下し、機械負荷が上昇し
てフィルムの延伸破れが発生しやすくなる。
ず、一般式(V)および一般式(VI)で示される有機ケ
イ素化合物を同時に混合供給しても、または別々に供給
してもよい。またこれらは、予め有機アルミニウム化合
物と接触あるいは混合した後に供給することもできる。
られる限り、特に制限されないが一般には次の条件が好
ましい。重合温度は20〜200℃、好ましくは50〜
150℃であり、分子量調節剤として水素を共存させる
こともできる。また重合は、スラリー重合、無溶媒重合
および気相重合等が適用でき、回分式、半回分式、連続
式のいずれの方法でもよく、更に重合を条件の異なる2
段階に分けて行うこともできる。また、プロピレンの重
合前に、プロピレンや他のモノマーの予備重合を行なっ
てもよい。さらに、上記した重合を多段に行ってもよ
い。
たポリプロピレン樹脂組成物を単独で使用することがで
き、また、他のポリプロピレン樹脂とをブレンドして用
いることもできる。勿論、上記した方法で得られたポリ
プロピレン樹脂組成物同士をブレンドすることもでき
る。
たポリオレフィン樹脂組成物を、そのままで或いは適宜
選択することによりTREF/SEC法による溶出温度
36〜104℃、分子量が10〜100万の範囲の成分
を4〜20重量%含有するポリオレフィン樹脂組成物に
することができる。或いは、該樹脂組成物にさらに、改
質剤A、または、結晶性ポリオレフィン樹脂を混合して
所望の組成の本発明のポリオレフィン樹脂組成物とする
ことができる。
が116℃を超えて、且つ分子量が1万〜10万の範囲
の成分を4〜20重量%含有する本発明のポリオレフィ
ン樹脂組成物も上記と同様にして得ることが可能であ
る。また、TREF/SEC法による溶出温度が116
℃を超え、且つ分子量が1万〜10万の範囲の成分を2
0重量%超〜100重量%含有する改質剤(以下改質剤
Bという)と改質剤Aとを、結晶性ポリオレフィン樹脂
に混合することによって製造することも可能である。
樹脂であることを特徴とする。上記改質剤Bのメルトフ
ローレイトは、特に制限されるものではないが、フィル
ムへの成形性を考えると、5〜100g/10分の範囲
のものが好ましく、さらに30〜80g/10分の範囲
にあることがより好ましい。また、重量平均分子量(M
w)は、5万〜80万、好ましくは10万〜30万の範
囲が好適である。
は、特に制限されるものではないが、フィルム成形時の
容易さや溶融張力を増加させ加工性を向上させることを
勘案すると1.5〜40であることが好ましく、さらに
2〜10であることがより好ましい。
もではないが、150℃以上であることが好ましく、1
55〜170℃の範囲であることがより好ましい。
のピークトップ温度は、製膜して得られた延伸フィルム
の剛性及び耐熱性を勘案すると、110以上であること
が好ましく、115〜130℃の範囲であることがより
好ましい。
る0℃以下の溶出成分は、特に制限されるものではない
が、製膜されたポリオレフィンフィルムの耐ブロッキン
グ性、耐スクラッチ性、滑り性等のフィルム表面物性を
勘案すると5重量%以下であることが好ましく、3重量
%以下であることがより好ましい。
合体及びプロピレン−αオレフィン共重合体であってプ
ロピレン以外のα−オレフィンの含有量が1mol%未
満の場合、その結晶性を示す13C−NMRによるアイソ
タクチックペンタッド分率は特に制限されるものではな
いが、0.80〜1であることが好ましく、0.93〜
0.99であることがより好ましい。
め20〜80または80〜20の割合で混合した改質剤
(改質剤A・Bという)を得て、これを結晶性ポリオレ
フィン樹脂に混合することも可能である。
質剤Aと改質剤Bの各有効成分の重量比(B/A)は、
好ましくは0.5〜2の範囲、より好ましくは0.8〜
1.5の範囲である。この範囲とすることによって、製
膜における延伸性の改良効果、すなわち、延伸における
製膜可能温度の幅の拡大、機械負荷の低減、フィルム破
れの低減、厚薄精度の向上を図ることができる。
成物には、必要に応じて、酸化防止剤、塩素捕捉剤、耐
熱安定剤、帯電防止剤、防曇剤、紫外線吸収剤、滑剤、
造核剤、ブロッキング防止剤、顔料、他の樹脂やフィラ
ー等の添加剤が効果の阻害されない範囲で配合されてい
てもよい。
ゆる成形体の製造に使用することができ、優れた押し出
し特性、延伸性を発揮するが、特に、延伸フィルムを得
るための延伸加工により製膜した場合に顕著な効果を発
揮する。
ては二軸延伸フィルムおよび一軸延伸フィルムのいずれ
であってもよい。延伸フィルムの厚さは特に制限されな
いが、二軸延伸フィルムの場合3〜150μm、一軸延
伸フィルムの場合10〜254μmの範囲であることが
好ましい。本発明のポリオレフィン延伸フィルムは、少
なくとも一軸方向に延伸されている。もちろん二軸方向
に延伸されていてもよい。延伸倍率は特に制限されない
が、一軸方向に4〜10倍であることが一般的であり、
二軸延伸の場合はそれと直角な方向に更に4〜15倍の
範囲で延伸されていることが一般的である。
面あるいは両面には、必要に応じてコロナ放電処理等の
表面処理が施されてもよい。さらに、ヒートシール性等
の機能を付与する目的で片面あるいは両面に本発明で使
用されるポリオレフィン樹脂よりも融点の低い他の樹脂
よりなる層が積層されてもよい。他の樹脂の積層方法は
特に制限されないが、共押し出し法、ラミネート法等が
好適である。
造方法は、公知の方法を何等制限なく採用することがで
きる。例えば、テンター法による逐次二軸延伸法によっ
て延伸フィルムを製造する方法としては、上記のポリプ
ロピレン組成物をTダイ法、インフレーション法等でシ
ートあるいはフィルムに成形した後、縦延伸装置に供給
し、加熱ロール温度120〜170℃で3〜10倍縦延
伸し、つづいてテンターを用いてテンター温度130〜
180℃で4〜15倍横延伸する方法が好適である。
薄精度や溶断シール性等の良好な延伸フィルムを得るた
めには、縦延伸において145〜170℃で3〜5倍、
横延伸において155〜180℃で4〜12倍延伸する
ことが好ましい。さらに、必要に応じて横方向に0〜2
5%の緩和を許しながら80〜180℃で熱処理する方
法を挙げることができる。もちろん、これらの延伸の後
に再び延伸してもよく、また縦延伸において多段延伸、
圧延等の延伸法を組み合わせることができる。また、一
軸のみの延伸によっても延伸フィルムとすることができ
る。
延伸フィルムの製膜に際して、従来公知のポリオレフィ
ン樹脂に比べて製膜可能な温度調整範囲が広く、延伸時
の機械負荷が小さく、製膜されたフィルムの厚薄精度が
優れ、延伸性が良好で延伸破れが発生しにくい。従っ
て、長時間高速で、安定に連続運転の可能な延伸フィル
ムの製造に適したポリオレフィン樹脂である。さらに、
製膜された延伸フィルムの熱収縮率等の耐熱性が良好で
ある。このような効果は、本発明のポリオレフィン樹脂
組成物が延伸フィルム用ポリオレフィン樹脂組成物とし
て優れており、その工業的な価値の極めて高いことを示
している。
施例及び比較例を挙げて説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
及び重量平均分子量及び溶出量は、ユニフローズ社製マ
ルチパーパスリキッドクロマトグラフ装置を用い、次の
条件でTREF/SECモードにて測定した。
/時間) 昇温条件:4℃ステップ 計36フラクション(0,4,
8,12,16,20,24,28,32,36,4
0,44,48,52,56,60,64,68,7
2,76,80,84,88,92,96,100,1
04,108,112,116,120,124,12
8,132,136,140) SECカラム:SHODEX UT 807+806M×
2本 SEC恒温槽:145℃ 検出器:高温液クロ用赤外検出器 測定波数:3.41μm 試料濃度:0.4wt% 注入量:500μl
140℃で導入した後、送液を止め、140℃から0℃
まで2℃/時間で降温し、試料ポリマーを充填剤表面に
結晶化させる。0℃で30分間保持させた後、0℃で溶
解している成分を1.0ml/minでSECカラムへ
導入し、SEC測定を行う。その間にTREF恒温槽で
は、次の測定温度(4℃)まで急速昇温し、SEC測定
が終了するまで保持しておく。同様にして、4℃で溶解
している成分をSECカラムに導入してSEC測定を行
う。以下設定温度まで繰り返しSEC測定を行う。
パーパスリキッドクロマトグラフ装置を用い、下記条件
のTREFモードで測定した。
/時間) 昇温条件 : 連続昇温 40℃/hr (温度範囲 0℃
〜140℃) 検出器:高温液クロ用赤外検出器 測定波数:3.41μm 試料濃度:0.4wt% 注入量:500μl
晶化させた後、0℃で30分間保持し、0℃で溶解した
成分の濃度を検出する。その後、所定の速度で直線的に
TREFカラム温度を上昇させながら、溶媒を流して濃
度を検出器し、溶出温度に対する溶出量を得る。
を用い、次の条件で測定した溶出プロファイルから算出
した重量平均分子量及び数平均分子量の値を用いて求め
た。
802.5(1本) 試料濃度 :0.1重量% 注入量 :0.50ml
周波数67.8MHz)を用い、次の条件で測定した。
混合溶媒(90/10容量%) 試料濃度 : 120mg/2.5ml溶媒 測定温度 : 120℃
Rスペクトルのメチル基領域における分裂ピークの測定
により求めた。また、メチル基領域のピークの帰属は
A.Zambelli et al[Macromol
ecules 13, 267(1980)]によっ
た。
用いて、下記の条件で融点の測定を行った。
30℃) 降温速度 : 10℃/min (温度範囲 −30〜2
30℃)
特開昭58−83006号公報の実施例1に記載の方法
に準じて行なった。すなわち、無水塩化マグネシウム
9.5g(100mmol)、デカン100ml及び2
−エチルヘキシルアルコール47ml(300mmo
l)を125℃で2時間加熱攪拌した後、この溶媒中に
無水フタル酸5.5g(37.5mmol)を添加し、
125℃にてさらに1時間攪拌混合を行ない、均一溶液
とした。
た四塩化チタン400ml(3.6mmol)中に1時
間にわたって全量滴下装入した。その後、この混合液の
温度を2時間かけて110℃に昇温し、110℃に達し
たところでジイソブチルフタレート5.4ml(25m
mol)を添加し、これより2時間、110℃にて攪拌
下に保持した。2時間の反応終了後、熱時濾過にて固体
部を採取し、この固体部を2000mlの四塩化チタン
にて再懸濁させた後、再び110℃で2時間、加熱反応
を行なった。反応終了後、再び熱濾過にて固体部を採取
し、デカン及びヘキサンにて、洗液中に遊離のチタン化
合物が検出されなくなるまで、充分洗浄した。
触媒は、ヘプタンスラリーとして保存した。固体チタン
触媒の組成はチタン2.1重量%、塩素57.0重量
%、マグネシウム18.0重量%及びジイソブチルフタ
レート21.9重量%であった。
器中に精製n−ヘキサン2000ml、トリエチルアル
ミニウム500mmol、シクロヘキシルメチルジメト
キシシラン25mmol、および接触処理の施された固
体チタン化合物成分をチタン原子換算で50mmol装
入した後、プロピレンを固体チタン触媒成分1gに対し
2gとなるように1時間連続的に重合器に導入した。
尚、この間の温度は15℃に保持した。
で充分に置換した。得られたスラリーの固体部分を精製
n−ヘキサンで5回洗浄し、予備重合触媒(チタン含有
ポリプロピレン)を得た。分析の結果、固体チタン触媒
1gに対し1.7gのプロピレンが重合されていた。
0Lの重合器に、プロピレン500kgを装入し、トリ
エチルアルミニウム1752mmol、有機ケイ素化合
物としてシクロヘキシルメチルジメトキシシラン17.
5mmolとテトラエトキシシラン350mmol、さ
らに水素10Lを装入した後、重合器の内温を65℃に
昇温した。上記予備重合で得られた予備重合触媒をチタ
ン原子で4.38mmol装入し、続いて重合器の内温
を70℃まで昇温し、2時間のプロピレンとエチレンの
共重合を行なった。
し、得られた白色顆粒状の重合体は、70℃で1時間の
減圧乾燥を行なった。得られたポリオレフィン樹脂aの
構造特性を表1及び表2に示した。
ィン樹脂aパウダー100重量部に、酸化防止剤として
2,6−ジ−t−ブチルヒドロキシトルエンを0.1重
量部、塩素補足剤としてステアリン酸カルシウムを0.
1重量部、帯電防止剤としてステアリルジエタノールア
ミド0.2重量部、ブロッキング防止剤として平均粒径
1.5μmの球状ポリメチルメタクリレート粒子を0.
1重量部添加し、ヘンシェルミキサーで5分間混合した
後、スクリュー径65mmφの押出造粒機を用いて23
0℃で押し出し、ペレットを造粒し原料ペレットを得
た。
ペレットを用いて以下の方法で二軸延伸フィルムの製膜
実験を行なった。原料ペレットを、スクリュー径90m
mφのTダイシート押出機を用い、280℃で押し出
し、30℃の冷却ロールで厚さ1mmのシートを成形し
た。次いで、この原反シートをテンター方式の逐次二軸
延伸装置を用いて、縦方向(MD)に5.6倍ロール間
延伸し、引き続いて165℃のテンター内で横方向(T
D)に機械倍率で10倍延伸した後、4%緩和させて熱
処理を行い、厚さ20μmの二軸延伸ポリオレフィンフ
ィルムを50m/分の速度で製膜した。
させ、製膜可能な温度範囲(下限温度〜上限温度)を評
価した。なお、ロール予熱温度を下げていき、フィルム
の白化、厚薄ムラ、フィルム破れ等が起こらずに10分
間の安定製膜が可能な下限の温度を製膜可能下限温度と
した。
伸したシート表面の溶融によるフィルムの白化、厚薄ム
ラ等が起こらずに10分間の安定製膜が可能な上限の温
度を製膜可能上限温度とした。製膜可能上限温度と製膜
可能下限温度との差を製膜可能な温度幅とした。
及び横延伸にかかる機械負荷(電流値、単位アンペア)
により製膜性(延伸性)を評価した。また、延伸ムラの
厚薄精度への影響は、テンターと巻取り機の間に設置し
た横河電機社製の赤外線厚み測定機WEB GAGEを
用いて測定したフィルムの厚みパターンにより下記の基
準で評価した。
ーでのフィルム延伸破れの回数を評価した。また、成形
されたフィルムの片面には常法に従い30W 分/m2の
コロナ放電処理を施し、巻取った。得られた延伸フィル
ムは40℃で3日間エージングした後、熱収縮率(耐熱
性)の測定を以下の方法で行なった。
て、長さ600mm、幅15mmのテープ状に試料を切
り出し、500mmの長さ(両端から50mm)の位置
に印を付け、120℃の雰囲気で15分間放置した後、
フィルム試料を取り出し室温で15分間冷却し、印の間
の長さを測定し、下記式により熱収縮率を測定した。 熱収縮率(%)={(LO−LS)/LO}×100 但し、LO:熱収縮前の印間の長さ(500mm) LS:熱収縮後の印間の長さ(mm) 製膜可能な温度範囲、縦および横延伸における機械負
荷、5時間連続運転におけるフィルム延伸破れの回数、
厚薄精度、延伸フィルムのMD及びTDの熱収縮率結果
を表3に示した。
ルメチルジメトキシシラン27mmolとエチルトリエ
トキシシラン285mmolを用いて、プロピレンの単
独重合を行ない、表1に示すポリオレフィン樹脂bを得
たこと以外は実施例1と同様に行なった。その結果を表
1、2、3に示した。
ルメチルジメトキシシラン164mmolを単独で用い
て、プロピレンの単独重合を行ない、表1に示すポリプ
ロピレン(ポリオレフィン樹脂c)を得たこと以外は実
施例1と同様に行った。その結果を表1、2、3に示し
た。
外は比較例1と同様に行いポリオレフィン樹脂d,eを
得た。その結果を表1、2、3に示した。
チルジメトキシシランを用いてプロピレンの単独重合を
行った。それ以外は比較例1と同様に行いポリオレフィ
ン樹脂fを得た。その結果を表1、2、3に示した。
外は、比較例1と同様に行い表1に示すポリオレフィン樹
脂gを得た。
で得たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量
とした。それ以外は実施例1と同様に行った。その結果
を表2、3に示した。
った。その結果を表2,3に示した。
スコール660(ポリオレフィン樹脂h))と、比較例
2で得たポリオレフィン樹脂dを用い、表2に示す配合
量としたこと以外は実施例1と同様に行った。その結果
を表2、3に示した。
ルミノキサン(MAO on SiO2、ウイットコ社
製、25wt%−Al品)10gにrac−ジメチルシ
リレンビス−1−(2−メチルベンズインデニル)ジル
コニウムジクロリドのトルエン溶液100ml(0.0
05mmol/mlトルエン溶液)を加え、室温で30
分間撹拌した。次にその反応混合物をろ過し、得られた
固体をトルエン50mlで2回洗浄後、減圧下乾燥させ
ることによりシリカゲルに担持されたメタロセン触媒を
得た。触媒1g当たり0.045mmolのメタロセン
が担持されていた。
ンを600kg挿入し、トリイソブチルアルミニウム6
12mmolを導入した。その後、重合槽の内温を55
℃に昇温した。次いで、気相濃度でエチレンガスを6.
0モル%となるように供給した後、前記のシリカゲルに
担持されたメタロセン触媒10gを装入した。続いてオ
ートクレーブの内温を60℃まで昇温し、エチレン気相
濃度が一定になるようにエチレンガスを供給しながら2
時間重合を行った。
し、50℃で1時間乾燥を行うことにより白色顆粒状の
重合体175kgを得た。得られたプロピレン−エチレ
ン共重合体(ポリオレフィン樹脂i)の構造特性を表1
に示した。
で得たポリオレフィン樹脂dを用い、表2に示す配合量
としたこと以外は実施例1と同様に行った。その結果を
表2,3に示した。
ロピレンを600kg挿入し、トリイソブチルアルミニ
ウム612mmolを導入した。その後、重合槽の内温
を55℃に昇温した。次いで、実施例7[担持メタロセ
ン触媒の調製]と同様にして得られたシリカゲルに担持
されたメタロセン触媒5gを装入した。続いてオートク
レーブの内温を60℃まで昇温し、70分重合を行っ
た。
前段の重合を行った後に、気相濃度でエチレンガスを1
0.1mol%濃度まで供給し、更にエチレンの気相濃
度を一定に保つように供給しながら70分間共重合を行
った。重合終了後、未反応のプロピレンをパージし、5
0℃で1時間乾燥を行うことにより白色顆粒状の重合体
135kgを得た。得られたポリオレフィン樹脂jの構
造特性を表1に示した。
で得たポリオレフィン樹脂dを用い、表2に示す配合量
としたこと以外は実施例1と同様に行った。その結果を
表2、3に示した。
17.2mol%とした以外は実施例8と同様に行い白
色顆粒状の重合体175kgを得た。得られたポリオレ
フィン樹脂kの構造特性を表1に示した。
リオレフィン樹脂dを用い、表2に示す配合量としたこ
と以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表2,
3に示した。
レフィン樹脂l)と、比較例2で得たポリオレフィン樹
脂dを用い、表2に示す配合量としたこと以外は、実施
例1と同様に行った。その結果を表2、3に示した。
たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
たポリオレフィン樹脂fを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
と、比較例4で得たポリオレフィン樹脂fを用い、表2
に示す配合量としたこと以外は、実施例1と同様に行っ
た。その結果を表2,3に示した。
特開昭58−83006号公報の実施例1の方法に準じ
て行なった。
g(10mmol)、デカン10ml及び2−エチルヘ
キシルアルコール4.7ml(30mmol)を125
℃で2時間加熱撹拌した後、この溶媒中に無水フタル酸
0.55g(6.75mmol)を添加し、125℃に
てさらに1時間撹拌混合を行ない、均一溶液とした。室
温まで冷却した後、−20℃に保持された四塩化チタン
40ml(0.36mmol)中に1時間にわたって全
量滴下装入した。
110℃に昇温し、110℃に達したところでジイソブ
チルフタレート0.54ml(2.5mmol)を添加
し、これより2時間、110℃にて撹拌下に保持した。
2時間の反応終了後、熱時濾過にて固体部を採取し、こ
の固体部を200mlの四塩化チタンにて再懸濁させた
後、再び110℃で2時間、加熱反応を行なった。
し、デカン及びヘキサンにて、洗液中に遊離のチタン化
合物が検出されなくなるまで、充分洗浄した。以上の製
造方法にて調整された固体チタン触媒は、ヘプタンスラ
リーとして保存した。固体チタン触媒の組成はチタン
2.1重量%、塩素57.0重量%、マグネシウム1
8.0重量%及びジイソブチルフタレート21.9重量
%であった。
中に精製n−ヘキサン200ml、トリエチルアルミニ
ウム50mmol、ジジクロペ10mmol、および接
触処理の施された固体チタン化合物成分をチタン原子換
算で5mmol装入した後、プロピレンを固体チタン触
媒成分1gに対し2gとなるように30分間連続的に重
合器に導入した。尚、この間の温度は10℃に保持し
た。30分間後に反応を停止し、反応器内を窒素で充分
に置換した。得られたスラリーの固体部分を精製n−ヘ
キサンで5回洗浄し、予備重合触媒(チタン含有ポリプ
ロピレン)を得た。分析の結果、固体チタン触媒1gに
対し1.7gのプロピレンが重合されていた。
Lの重合器に、プロピレン100kgを装入し、トリエ
チルアルミニウム75mmol、有機ケイ素化合物とし
てジジクロペンチルジメトキシシラン37.5mmo
l、さらに水素ガスを装入した後、重合器の内温を65
℃に昇温した。上記予備重合で得られた予備重合触媒を
チタン原子として0.25mmol装入し、続いて重合
器の内温を70℃まで昇温し、6時間の重合を行なっ
た。
50mlを加え反応を停止させ、次いで、重合槽中に液
体プロピレンを30Kg追加し、1時間攪拌した後、静
置し重合体粒子を沈降させ、液体プロピレン部分を重合
槽上部より取り付けられた抜き出しノズルで抜き取っ
た。重合槽中の重合体スラリーはフラッシュタンクへ送
り、未反応のプロピレンと分離させ、白色顆粒状の重合
体を得た。得られたポリオレフィン樹脂nの構造特性を
表1に示した。
及び上記のポリオレフィン樹脂nと、比較例2で得たポ
リオレフィン樹脂dを用い、表2に示す配合量としたこ
と以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表2,
3に示した。
施例21で得たポリオレフィン樹脂nと、比較例1で得
たポリオレフィン樹脂cを用い、表2に示す配合量とし
たこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を表
2,3に示した。
特開平7−292029号公報の実施例1の方法に準じ
て行なった。
拌機を具備した容量200mlの丸底フラスコにジエト
キシマグネシウム10gおよびトルエン80mlを装入
し、懸濁状態とした。次いで該懸濁溶液に四塩化チタン
20mlを加えて、昇温し、80℃に達した時点で、フ
タル酸ジ−n−ブチル2.7mlを加え、さらに昇温し
て110℃とした。その後110℃の温度を保持した状
態で、2時間攪拌しながら反応させた。反応終了後、9
0℃のトルエン100mlで2回洗浄し、新たにじ四塩
化チタン20mlおよびトルエン80mlを加え、10
0℃に昇温し、2時間攪拌しながら反応させた。
mlで10回洗浄して、固体チタン触媒を得た。尚、こ
の固体チタン触媒中の固液を分離して、固体中のチタン
含有率を測定したところ2.91重量%であった。
および本重合を行ない、白色顆粒状の重合体を得た。得
られたポリオレフィン樹脂oの構造特性を表1に示し
た。
樹脂k及び上記のポリオレフィン樹脂oと、比較例2で
得たポリオレフィン樹脂dを用い、表2に示す配合量と
したこと以外は、実施例1と同様に行った。その結果を
表2,3に示した。
Claims (4)
- 【請求項1】昇温分別相関分子量測定法により測定した
時、溶出温度が36〜104℃、で且つ分子量が10万
〜100万の範囲にあるポリオレフィンを有効成分とす
るポリオレフィン樹脂の改質剤。 - 【請求項2】請求項1記載の有効成分を4〜20重量%
含有する結晶性ポリオレフィン樹脂組成物。 - 【請求項3】請求項1記載の有効成分を4〜20重量
%、昇温分別相関分子量測定法により測定した時、溶出
温度が116℃を超え、且つ分子量が1万〜10万の範
囲にあるポリオレフィンを4〜20重量%及び残部が結
晶性ポリオレフィン樹脂よりなるポリオレフィン樹脂組
成物。 - 【請求項4】請求項2または3記載のポリオレフィン樹
脂組成物からなる延伸フィルム。
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