JP2000334629A - 熱処理時の変形防止装置 - Google Patents
熱処理時の変形防止装置Info
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 title description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 22
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数の円筒状胴部材に対して適用し得る汎用性
を有すると共に再使用も可能な熱処理時の変形防止装置
を提供する。 【解決手段】変形防止装置10は、中央構成部11から
油圧シリンダ12Aによる四本の伸縮腕12が放射状に
配設され、伸縮腕12は加熱炉2の外側に配設された油
圧及び冷却ユニット20から供給管21を介して供給さ
れる油圧によって伸縮駆動するように構成され、伸縮腕
12を収縮した状態で円筒状胴部材3の内部に位置させ
て伸縮腕12を伸長駆動することで、円筒状胴部材2の
内部に固定されて円筒状胴部材3を補強する。
を有すると共に再使用も可能な熱処理時の変形防止装置
を提供する。 【解決手段】変形防止装置10は、中央構成部11から
油圧シリンダ12Aによる四本の伸縮腕12が放射状に
配設され、伸縮腕12は加熱炉2の外側に配設された油
圧及び冷却ユニット20から供給管21を介して供給さ
れる油圧によって伸縮駆動するように構成され、伸縮腕
12を収縮した状態で円筒状胴部材3の内部に位置させ
て伸縮腕12を伸長駆動することで、円筒状胴部材2の
内部に固定されて円筒状胴部材3を補強する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力容器等を形成
する大型の円筒状胴部材を加熱炉内で熱処理する際に、
強度低下による変形を防止する熱処理時の変形防止装置
に関する。
する大型の円筒状胴部材を加熱炉内で熱処理する際に、
強度低下による変形を防止する熱処理時の変形防止装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】圧力容器等を形成する大型の円筒状胴部
材を溶接によって製作する際には、残留応力を除去する
ために、溶融温度より低い所定温度に加熱・保持した後
徐冷する熱処理(焼き鈍し)を施す。
材を溶接によって製作する際には、残留応力を除去する
ために、溶融温度より低い所定温度に加熱・保持した後
徐冷する熱処理(焼き鈍し)を施す。
【0003】大型の円筒状胴部材の場合には、図4に概
念的に示すように、加熱炉(図示せず)内に配設された
支持台4′によって円筒胴部材3′を支持して熱処理を
行うが、その際に高温化による材料の強度低下によって
円筒状胴部材3′の剛性が低下するために変形する虞が
あり、円筒状胴部材3′の内部に拘束部材(補強桁3
1)を溶接固定して補強することが行われている。補強
桁31は、熱処理終了後に切断されて取り除かれる。
念的に示すように、加熱炉(図示せず)内に配設された
支持台4′によって円筒胴部材3′を支持して熱処理を
行うが、その際に高温化による材料の強度低下によって
円筒状胴部材3′の剛性が低下するために変形する虞が
あり、円筒状胴部材3′の内部に拘束部材(補強桁3
1)を溶接固定して補強することが行われている。補強
桁31は、熱処理終了後に切断されて取り除かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のごとく円筒状胴部材3′の内部に補強桁31を溶接
固定し、熱処理終了後に取り外す熱処理作業では、個々
の円筒状胴部材3′にそれぞれ対応した補強桁31を用
いると共に熱処理終了後は解体して廃棄するため、極め
て不合理で無駄が多く不経済なものであった。
来のごとく円筒状胴部材3′の内部に補強桁31を溶接
固定し、熱処理終了後に取り外す熱処理作業では、個々
の円筒状胴部材3′にそれぞれ対応した補強桁31を用
いると共に熱処理終了後は解体して廃棄するため、極め
て不合理で無駄が多く不経済なものであった。
【0005】また、補強桁31はそれ自体高温化して強
度低下を来すため、それを考慮した大きなものが必要で
あり、重量が増加すると共にコストも上昇するという問
題も有する。
度低下を来すため、それを考慮した大きなものが必要で
あり、重量が増加すると共にコストも上昇するという問
題も有する。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であって、複数の円筒状胴部材に対して適用し得る汎用
性を有すると共に再使用も可能な熱処理時の変形防止装
置を提供することを目的とする。
であって、複数の円筒状胴部材に対して適用し得る汎用
性を有すると共に再使用も可能な熱処理時の変形防止装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る熱処理時の変形防止装置は、円筒状胴
部材を熱処理する際に変形を防止するものであって、先
端に当接部材を備える複数の支持腕部材が、中央構成部
から放射状に配設されると共に、前記支持腕部材をそれ
ぞれ所定の力で伸縮駆動する駆動手段を備え、前記円筒
状胴部材の内側に位置して前記支持腕部材の前記駆動手
段による伸長駆動によって前記円筒状胴部材を内側から
支え得るように構成されていることを特徴とする。
め、本発明に係る熱処理時の変形防止装置は、円筒状胴
部材を熱処理する際に変形を防止するものであって、先
端に当接部材を備える複数の支持腕部材が、中央構成部
から放射状に配設されると共に、前記支持腕部材をそれ
ぞれ所定の力で伸縮駆動する駆動手段を備え、前記円筒
状胴部材の内側に位置して前記支持腕部材の前記駆動手
段による伸長駆動によって前記円筒状胴部材を内側から
支え得るように構成されていることを特徴とする。
【0008】また、上記支持腕部材は油圧シリンダによ
って構成され、該油圧シリンダへの油圧供給装置は上記
加熱炉の外部に位置して前記油圧シリンダへ冷却手段を
備えた給油管を介して油圧を供給するように構成されて
いることを特徴とする。
って構成され、該油圧シリンダへの油圧供給装置は上記
加熱炉の外部に位置して前記油圧シリンダへ冷却手段を
備えた給油管を介して油圧を供給するように構成されて
いることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は本願発明に係る熱
処理時の変形防止装置を用いた熱処理装置を概念的に示
す断面図である。
面に基づいて詳細に説明する。図1は本願発明に係る熱
処理時の変形防止装置を用いた熱処理装置を概念的に示
す断面図である。
【0010】図示熱処理装置1は、加熱炉2の内部に、
円筒状胴部材3を水平に支持し得るように支持台4が設
けられており、これら支持台4に円筒状胴部材を載置し
て加熱するようになっている。
円筒状胴部材3を水平に支持し得るように支持台4が設
けられており、これら支持台4に円筒状胴部材を載置し
て加熱するようになっている。
【0011】支持台4は、支持する円筒状胴部材3の左
右に配設される一対で一組とされ、この支持台4の組が
円筒状胴部材3の長手方向(軸方向)に二カ所配設され
ている。図示構成例では、組を構成する対の支持台4は
円筒状胴部材の中心から90゜離れた二カ所を支持する
ように設定されている。
右に配設される一対で一組とされ、この支持台4の組が
円筒状胴部材3の長手方向(軸方向)に二カ所配設され
ている。図示構成例では、組を構成する対の支持台4は
円筒状胴部材の中心から90゜離れた二カ所を支持する
ように設定されている。
【0012】円筒状胴部材3は、上記支持台4の組によ
って軸方向二カ所で支持され、その被支持部の内部にそ
れぞれ本願発明に係る変形防止装置10が装着されてい
る。
って軸方向二カ所で支持され、その被支持部の内部にそ
れぞれ本願発明に係る変形防止装置10が装着されてい
る。
【0013】変形防止装置10は、図1のA−A断面図
である図2に示すように、中央構成部11から支持腕部
材としての四本の伸縮腕12が周方向に等角度間隔(9
0゜間隔)で放射状に配設されて構成されている。尚、
伸縮腕12の数及び間隔角度はこれに限らず適宜設定可
能なものである。
である図2に示すように、中央構成部11から支持腕部
材としての四本の伸縮腕12が周方向に等角度間隔(9
0゜間隔)で放射状に配設されて構成されている。尚、
伸縮腕12の数及び間隔角度はこれに限らず適宜設定可
能なものである。
【0014】伸縮腕12は、本構成例では油圧シリンダ
12Aによって構成され、そのシリンダハウジング12
aが中央構成部11に固定され、シリンダロッド12b
を外側に向けて設けられている。
12Aによって構成され、そのシリンダハウジング12
aが中央構成部11に固定され、シリンダロッド12b
を外側に向けて設けられている。
【0015】伸縮腕12の先端(シリンダロッド12b
の先端)には、外面が円筒状胴部材の内周曲面と対応す
る曲面とされた当接部材13が設けられており、その内
部には水等の冷媒が流通供給される冷却コイル13Aが
内設されている。
の先端)には、外面が円筒状胴部材の内周曲面と対応す
る曲面とされた当接部材13が設けられており、その内
部には水等の冷媒が流通供給される冷却コイル13Aが
内設されている。
【0016】中央構成部11と、伸縮腕12を構成する
油圧シリンダ12Aのシリンダハウジング12aは耐熱
タイル等の耐熱性部材によって形成されたケーシング1
4に覆われ、当該ケーシング14と当接部材13の間に
はステンレス合金製等のベローズ15がシリンダロッド
12bを覆うように設けられている。ベローズ15は伸
縮可能であって、シリンダロッド12bの伸縮を許容す
るようになっている。ベローズ15の内側には、冷媒が
流通供給される冷却コイル15Aが配設されて外部から
の熱の侵入を防ぐようになっている。
油圧シリンダ12Aのシリンダハウジング12aは耐熱
タイル等の耐熱性部材によって形成されたケーシング1
4に覆われ、当該ケーシング14と当接部材13の間に
はステンレス合金製等のベローズ15がシリンダロッド
12bを覆うように設けられている。ベローズ15は伸
縮可能であって、シリンダロッド12bの伸縮を許容す
るようになっている。ベローズ15の内側には、冷媒が
流通供給される冷却コイル15Aが配設されて外部から
の熱の侵入を防ぐようになっている。
【0017】中央構成部11は、加熱炉2の外側に位置
する油圧及び冷却ユニット20と供給管21を介して接
続されており、供給管21を介して供給される油圧及び
冷媒を伸縮腕12の油圧シリンダ12Aや当接部材13
及びベローズ15の内部の冷却コイル13A,15Aに
分岐供給するようになっている。尚、図1では一方の変
形防止装置10のみに油圧及び冷却ユニット20が接続
されているが、他方の変形防止装置10′にも図示しな
いが同様に油圧及び冷却ユニットが接続されているもの
である。
する油圧及び冷却ユニット20と供給管21を介して接
続されており、供給管21を介して供給される油圧及び
冷媒を伸縮腕12の油圧シリンダ12Aや当接部材13
及びベローズ15の内部の冷却コイル13A,15Aに
分岐供給するようになっている。尚、図1では一方の変
形防止装置10のみに油圧及び冷却ユニット20が接続
されているが、他方の変形防止装置10′にも図示しな
いが同様に油圧及び冷却ユニットが接続されているもの
である。
【0018】油圧及び冷却ユニット20は、図示しない
が油圧を供給する油圧供給装置と、冷媒を供給する冷媒
供給装置とを備えている。
が油圧を供給する油圧供給装置と、冷媒を供給する冷媒
供給装置とを備えている。
【0019】供給管21には、詳細は図示しないが油圧
供給装置から伸縮腕12(油圧シリンダ12A)へ油圧
を供給する管路と、冷媒供給装置から各冷却コイル13
a,15Aに冷媒を供給する管路が収容されており、加
熱炉2内に位置する部位では内面周囲に冷却手段として
の冷却コイル21Aが配設されてこの冷却コイル21A
にも冷媒が供給されるようになっている。
供給装置から伸縮腕12(油圧シリンダ12A)へ油圧
を供給する管路と、冷媒供給装置から各冷却コイル13
a,15Aに冷媒を供給する管路が収容されており、加
熱炉2内に位置する部位では内面周囲に冷却手段として
の冷却コイル21Aが配設されてこの冷却コイル21A
にも冷媒が供給されるようになっている。
【0020】上記のごとく構成された変形防止装置10
は、油圧及び冷却ユニット20から伸縮腕12(油圧シ
リンダ12A)への油圧の供給によって伸縮腕12が伸
縮駆動されてその先端に設けられた当接部材13が径方
向に移動する。これにより、伸縮腕12を収縮した状態
で円筒状胴部材3の内部に位置させ、伸縮腕12を伸長
駆動することで円筒状胴部材2の内部に固定することが
できる。このような変形防止装置10は、伸縮腕12の
伸長によって円筒状胴部材3の内部に固定されるもので
あるため、異なる内径の円筒状胴部材3にも装着可能な
汎用性を有する。
は、油圧及び冷却ユニット20から伸縮腕12(油圧シ
リンダ12A)への油圧の供給によって伸縮腕12が伸
縮駆動されてその先端に設けられた当接部材13が径方
向に移動する。これにより、伸縮腕12を収縮した状態
で円筒状胴部材3の内部に位置させ、伸縮腕12を伸長
駆動することで円筒状胴部材2の内部に固定することが
できる。このような変形防止装置10は、伸縮腕12の
伸長によって円筒状胴部材3の内部に固定されるもので
あるため、異なる内径の円筒状胴部材3にも装着可能な
汎用性を有する。
【0021】而して、上記熱処理装置1では、加熱炉2
内に配設された支持台4によって支持された円筒状胴部
材3の内部に、変形防止装置10を装着して熱処理を行
う。
内に配設された支持台4によって支持された円筒状胴部
材3の内部に、変形防止装置10を装着して熱処理を行
う。
【0022】変形防止装置10は、円筒状胴部材3の支
持台4によって支持される部位の内部で、伸縮腕12を
伸長させることによって円筒状胴部材3の内部に固定さ
れる。この時、伸縮腕12の先端の当接部材13は支持
台4によって支持される部位に対応する。
持台4によって支持される部位の内部で、伸縮腕12を
伸長させることによって円筒状胴部材3の内部に固定さ
れる。この時、伸縮腕12の先端の当接部材13は支持
台4によって支持される部位に対応する。
【0023】ここで、伸長腕12の伸長圧力を適宜設定
することで、変形防止装置10は円筒状胴部材3を補強
し、高温化に起因する円筒状胴部材3の剛性低下による
変形を防ぐように機能する。また、油圧及び冷却ユニッ
ト20から各冷却コイル13A,15A,21Aに冷媒
を供給することで、円筒状胴部材3から当接部材13を
介した伝導によるや周囲からの熱の侵入を防ぎ、内部機
構の過熱を防ぐことができる。
することで、変形防止装置10は円筒状胴部材3を補強
し、高温化に起因する円筒状胴部材3の剛性低下による
変形を防ぐように機能する。また、油圧及び冷却ユニッ
ト20から各冷却コイル13A,15A,21Aに冷媒
を供給することで、円筒状胴部材3から当接部材13を
介した伝導によるや周囲からの熱の侵入を防ぎ、内部機
構の過熱を防ぐことができる。
【0024】尚、円筒状胴部材3から当接部材13を介
した伝導による熱の侵入を防ぐ構造としては、図3に部
分図を示すように、伸縮腕12の先端(シリンダロッド
12bの先端)に冷却コイル16Aを内設した中間支持
板16を設けると共に、この中間支持板16に小径のス
タッド17を介して当接部材13を装着する構成として
も良いものである。この構成によれば、スタッド17が
熱入力を規制すると共に、内径の異なる円筒状胴部材3
に装着する際にその内面曲率と対応した外面曲率の当接
部材13との交換が容易となるものである。
した伝導による熱の侵入を防ぐ構造としては、図3に部
分図を示すように、伸縮腕12の先端(シリンダロッド
12bの先端)に冷却コイル16Aを内設した中間支持
板16を設けると共に、この中間支持板16に小径のス
タッド17を介して当接部材13を装着する構成として
も良いものである。この構成によれば、スタッド17が
熱入力を規制すると共に、内径の異なる円筒状胴部材3
に装着する際にその内面曲率と対応した外面曲率の当接
部材13との交換が容易となるものである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る熱処
理時の変形防止装置によれば、先端に当接部材を備える
複数の支持腕部材が、中央構成部から放射状に配設され
ると共に、支持腕部材をそれぞれ所定の力で伸縮駆動す
る駆動手段を備え、円筒状胴部材の内側に位置して支持
腕部材の駆動手段による伸長駆動によって円筒状胴部材
を内側から支え得るように構成されていることにより、
支持腕部材の伸長によって円筒状胴部材の内部に固定さ
れて当該円筒状胴部材を内側から支えるものであるた
め、異なる内径の円筒状胴部材にも装着可能な汎用性を
有すると共に再使用も可能であり、極めて合理的で経済
的なものである。
理時の変形防止装置によれば、先端に当接部材を備える
複数の支持腕部材が、中央構成部から放射状に配設され
ると共に、支持腕部材をそれぞれ所定の力で伸縮駆動す
る駆動手段を備え、円筒状胴部材の内側に位置して支持
腕部材の駆動手段による伸長駆動によって円筒状胴部材
を内側から支え得るように構成されていることにより、
支持腕部材の伸長によって円筒状胴部材の内部に固定さ
れて当該円筒状胴部材を内側から支えるものであるた
め、異なる内径の円筒状胴部材にも装着可能な汎用性を
有すると共に再使用も可能であり、極めて合理的で経済
的なものである。
【0026】また、支持腕部材は油圧シリンダによって
構成され、該油圧シリンダへの油圧供給装置は加熱炉の
外部に位置して油圧シリンダへ冷却手段を備えた給油管
を介して油圧を供給するように構成されていることによ
り、支持腕部材の駆動制御を容易に行うことができると
共に、円筒状胴部材内に設置する変形防止装置を小型化
できる。
構成され、該油圧シリンダへの油圧供給装置は加熱炉の
外部に位置して油圧シリンダへ冷却手段を備えた給油管
を介して油圧を供給するように構成されていることによ
り、支持腕部材の駆動制御を容易に行うことができると
共に、円筒状胴部材内に設置する変形防止装置を小型化
できる。
【図1】本願発明に係る熱処理時の変形防止装置を用い
た熱処理装置を概念的に示す断面図である。
た熱処理装置を概念的に示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】伸縮腕への当接部材の装着装着構造の他の構成
例を示す部分図である。
例を示す部分図である。
【図4】従来例としての円筒状胴部材の補強構造を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 熱処理装置 2 加熱炉 3 円筒状胴部材 4 支持台 10 変形防止装置 11 中央構造部 12 伸縮腕(支持腕部材) 12A 油圧シリンダ(駆動手段) 13 当接部材 20 油圧及び冷却ユニット(油圧供給装置) 21 供給管(給油管) 21A 冷却コイル(冷却手段)
Claims (2)
- 【請求項1】円筒状胴部材を熱処理する際に変形を防止
するものであって、 先端に当接部材を備える複数の支持腕部材が、中央構成
部から放射状に配設されると共に、前記支持腕部材をそ
れぞれ所定の力で伸縮駆動する駆動手段を備え、前記円
筒状胴部材の内側に位置して前記支持腕部材の前記駆動
手段による伸長駆動によって前記円筒状胴部材を内側か
ら支え得るように構成されていることを特徴とする熱処
理時の変形防止装置。 - 【請求項2】上記支持腕部材は油圧シリンダによって構
成され、該油圧シリンダへの油圧供給装置は上記加熱炉
の外部に位置して前記油圧シリンダへ冷却手段を備えた
給油管を介して油圧を供給するように構成されているこ
とを特徴とする請求項1に記載の熱処理時の変形防止装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11149128A JP2000334629A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 熱処理時の変形防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11149128A JP2000334629A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 熱処理時の変形防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000334629A true JP2000334629A (ja) | 2000-12-05 |
Family
ID=15468353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11149128A Pending JP2000334629A (ja) | 1999-05-28 | 1999-05-28 | 熱処理時の変形防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000334629A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2617990A1 (en) * | 2012-01-17 | 2013-07-24 | Alstom Wind, S.L.U. | Anti-ovalization tool for introduction into a wind turbine blade root and method of reducing ovalization of a wind turbine blade root |
JP2015012257A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 株式会社東芝 | 超電導コイルの熱処理装置及びその方法 |
KR101536440B1 (ko) * | 2013-11-21 | 2015-07-13 | 주식회사 포스코 | 노체변형 방지장치 |
CN114132241A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-04 | 湖南武陵机械制造有限公司 | 一种拉臂式自装卸结构用降温装置 |
-
1999
- 1999-05-28 JP JP11149128A patent/JP2000334629A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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