[go: up one dir, main page]

JP2000322047A - 階調補正装置 - Google Patents

階調補正装置

Info

Publication number
JP2000322047A
JP2000322047A JP11130725A JP13072599A JP2000322047A JP 2000322047 A JP2000322047 A JP 2000322047A JP 11130725 A JP11130725 A JP 11130725A JP 13072599 A JP13072599 A JP 13072599A JP 2000322047 A JP2000322047 A JP 2000322047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance
level
table memory
memory
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11130725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3714657B2 (ja
Inventor
Tetsuro Nagakubo
哲朗 長久保
Koji Honda
広史 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP13072599A priority Critical patent/JP3714657B2/ja
Priority to US09/567,079 priority patent/US6661917B1/en
Publication of JP2000322047A publication Critical patent/JP2000322047A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3714657B2 publication Critical patent/JP3714657B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/202Gamma control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度分布のダイナミックレンジの範囲におけ
る広がり過ぎを防止して、映像の輝度分布の偏り具合に
応じて最適な階調補正を行うことができる階調補正装置
を提供する。 【解決手段】 入力輝度信号の輝度分布を所定のダイナ
ミックレンジの範囲に拡大するように複数の輝度レベル
毎の補正輝度レベルを輝度分布の頻度データに基づいて
作成して拡大補正テーブルメモリに記憶させ、その頻度
データに応じて輝度分布の分散値を算出し、その分散値
に基づいて混合比を設定し、複数の輝度レベル毎にその
輝度レベルとそれに対応する拡大補正テーブルメモリの
補正輝度レベルとを混合比にて混合し、混合したレベル
を複数の輝度レベル各々に対応するテーブルデータとし
てルックアップテーブルメモリに記憶させ、入力輝度信
号の輝度レベルに対応するレベルデータをルックアップ
テーブルメモリから読み出してそれを階調補正輝度信号
として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、映像信号の輝度階
調を補正する階調補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、表示装置の大型化に伴い、画像を
より鮮明に見せるために階調補正装置を備えることが要
求されている。階調補正装置は、通常、映像信号を非線
形な増幅器に供給することによって輝度分布をダイナミ
ックレンジの範囲に拡大するように映像信号の輝度階調
を補正するものである。
【0003】図1は従来の階調補正装置を示している。
この階調補正装置は、ヒストグラムメモリ1、最大補正
値算出回路2及びルックアップテーブルメモリ3から構
成されている。ヒストグラムメモリ1及びルックアップ
テーブルメモリ3にはディジタル化された輝度信号が入
力信号として供給される。ヒストグラムメモリ1は入力
輝度信号の輝度分布をとるためのメモリであり、予め定
められた複数の輝度レベル毎にその輝度レベルでアドレ
ス指定される記憶領域を有し、各記憶領域には頻度が格
納される。すなわち、1画素分の輝度信号が供給される
毎にその輝度レベルに対応するヒストグラムメモリ1の
記憶領域の頻度が1だけ上昇する。また、ヒストグラム
メモリ1の記憶内容は所定の期間(1垂直走査期間又は
その整数倍)毎に全て0にクリアされ、新たな輝度分布
をとることになる。
【0004】最大補正値算出回路2は、ヒストグラムメ
モリ1のデータを低輝度から順次累算するヒストグラム
累積回路2aと、その累積回路2aの結果を記憶する累
積ヒストグラムメモリ2bと、累積ヒストグラムメモリ
の記憶データに基づいてその最大累積度数が出力輝度信
号の最大値となるように各データを正規化する正規化演
算回路2cとからなる。累積ヒストグラムメモリ2bは
ヒストグラムメモリ1と同様に輝度信号の複数の輝度レ
ベル毎にその輝度レベルでアドレス指定される頻度の記
憶領域を有している。
【0005】ルックアップテーブルメモリ3は累積ヒス
トグラムメモリの記憶データを正規化したデータを記憶
する。ルックアップテーブルメモリ3のアドレスは入力
輝度信号の輝度レベルによって指定され、指定されたア
ドレスの記憶領域に記憶された輝度レベルが正規化され
たレベルとして出力される。図2はかかる従来の階調補
正装置による輝度変換動作を波形として示している。入
力輝度信号の1画素毎にヒストグラムメモリ1のいずれ
か1のアドレスが指定され、その指定アドレスの記憶領
域の値が1だけ増加される。所定の期間に亘る入力輝度
信号の輝度レベルに対する頻度が図2(a)に示すように
検出されたとする。ここで、分かり易くするために輝度
レベルY150,Y160,Y170,Y180,Y190,Y200,Y
210で頻度がヒストグラムメモリ1にて検出されたとす
る。Y1 50<Y160<Y170<Y180<Y190<Y200<Y
210の関係がある。所定期間内の頻度が輝度レベル
150,Y160,Y170,Y180,Y190,Y200,Y210
対して1,3,5,7,5,3,1であったとすると、
累積頻度は輝度レベルY150,Y1 60,Y170,Y180,Y
190,Y200,Y210に対して1,4,9,16,21,
24,25の如くなる。すなわち、図2(b)に示すよう
に輝度レベルが大になるに従って累積頻度は大きくな
る。この累積頻度の最大値が出力輝度レベルの最大値と
なるように正規化係数が正規化演算回路2cにて算出さ
れ、この正規化係数はヒストグラムメモリ1の各データ
に乗算し、その乗算結果は対応するルックアップテーブ
ルメモリ3の記憶領域に記憶される。ルックアップデー
ブルメモリ3の入力輝度レベルと出力輝度レベルとの関
係は図2(c)に示すようになり、入力輝度信号をルック
アップデーブルメモリ3を介することにより階調補正し
た輝度信号が出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の階調補正装置においては、ダイナミックレンジの
範囲の100%に輝度分布が拡大されるので、輝度分布
が偏ったテレビジョン動画像等の映像に対してかかる階
調補正処理を行うと、現実の映像とはかけ離れ、却って
見辛い画像となってしまうという問題点があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、輝度分布のダイ
ナミックレンジの範囲における広がり過ぎを防止して、
映像の輝度分布の偏り具合に応じて最適な階調補正を行
うことができる階調補正装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の階調補正装置
は、入力輝度信号の輝度レベル各々の頻度データを所定
の期間毎に作成して記憶するヒストグラムメモリと、入
力輝度信号の輝度分布を所定のダイナミックレンジの範
囲に拡大するように複数の輝度レベル毎の補正輝度レベ
ルをヒストグラムメモリの頻度データに基づいて作成し
て記憶する拡大補正テーブルメモリと、ヒストグラムメ
モリの頻度データに応じて輝度分布の分散値を算出し、
分散値に基づいて混合比を設定する手段と、複数の輝度
レベル毎にその輝度レベルとそれに対応する拡大補正テ
ーブルメモリの補正輝度レベルとを混合比にて混合する
混合手段と、混合手段によって混合されたレベルを複数
の輝度レベル各々に対応するテーブルデータとして記憶
するルックアップテーブルメモリと、入力輝度信号の輝
度レベルに対応するレベルデータをルックアップテーブ
ルメモリから読み出してそれを階調補正輝度信号として
出力することを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照しつつ詳細に説明する。図3は本発明による階調補正
装置を示している。この階調補正装置は、図3に示すよ
うにヒストグラムメモリ11、最大補正値算出回路1
2、最大補正値テーブルメモリ13、基準テーブルメモ
リ14、ヒストグラム分散値算出回路15、混合比算出
回路16、乗算器17,18,25、加算器19、ルッ
クアップテーブルメモリ20、制御回路21、y/x演
算回路22及び2つの1フィールド遅延回路23,24
から構成されている。
【0010】ヒストグラムメモリ11にはディジタル化
された輝度信号が入力信号として供給される。ヒストグ
ラムメモリ11は上記したヒストグラムメモリ1と同様
に、入力輝度信号の輝度分布をとるためのメモリであ
り、輝度信号の輝度レベル単位毎にその輝度レベルでア
ドレス指定される記憶領域を有し、各記憶領域には頻度
が格納される。すなわち、1画素分の輝度信号が供給さ
れる毎にその輝度レベルに対応するヒストグラムメモリ
11の記憶領域の頻度が1だけ上昇する。また、ヒスト
グラムメモリ1の記憶内容は1垂直走査期間毎に制御回
路21によって全て0にクリアされ、新たな輝度分布を
とることになる。
【0011】最大補正値算出回路12は、最大補正値算
出回路2と同様にヒストグラムメモリ11のデータを低
輝度から順次累算する累積回路と、その累積回路の結果
を記憶する累積ヒストグラムメモリと、累積ヒストグラ
ムメモリの記憶データに基づいてその最大累積度数が出
力輝度信号の最大値となるように各データを正規化する
正規化演算回路とからなる。累積ヒストグラムメモリは
ヒストグラムメモリ11と同様に輝度信号の輝度レベル
単位毎にその輝度レベルでアドレス指定される頻度の記
憶領域を有している。
【0012】最大補正値テーブルメモリ(拡大補正テー
ブルメモリ)13は、累積ヒストグラムメモリの記憶デ
ータを正規化したデータを記憶する。最大補正値テーブ
ルメモリ13のアドレスは入力輝度信号の輝度レベルに
よって指定され、指定されたアドレスの記憶領域に記憶
された輝度レベルが正規化されたレベルとして出力され
る。最大補正値テーブルメモリ13の記憶輝度レベルは
制御回路21によって読み出されて乗算器17に供給さ
れる。
【0013】基準テーブルメモリ14は、輝度信号の輝
度レベル単位毎に基準輝度レベルを記憶している。すな
わち、基準テーブルメモリ14では入力輝度レベルに対
して基準輝度レベルは比例関係を有している。基準テー
ブルメモリ14の記憶輝度レベルは制御回路21によっ
て読み出されて乗算器18に供給される。ヒストグラム
分散値算出回路15はヒストグラムメモリ11の出力に
接続され、1垂直走査期間毎にヒストグラムメモリ11
の輝度分布を基に分散値(輝度分布の偏り具合)を算出
する。混合比算出回路16はヒストグラム分散値算出回
路15の出力に接続され、分散値に対応した混合比kを
算出する。また、混合比算出回路16は混合比k(k<
1)を示す係数信号を乗算器17,18に供給する。
【0014】乗算器17は最大補正値テーブルメモリ1
3から読み出された輝度レベルに混合比kを乗算し、乗
算器18は基準テーブルメモリ14から読み出された輝
度レベルに混合比1−kを乗算する。乗算器17,18
の各出力には加算器19が接続されている。加算器19
は加算器17,18の各乗算結果を加算してルックアッ
プテーブルメモリ20に供給する。
【0015】ルックアップテーブルメモリ20には入力
輝度信号が1フィールド遅延回路23によって遅延され
て供給され、ルックアップテーブルメモリ20はこの1
フィールド遅延回路23による1フィールド遅延の輝度
信号の輝度レベルによってアドレス指定される記憶領域
を有し、そのアドレス指定された記憶領域のデータを読
み出して出力する。また、ルックアップテーブルメモリ
20の各記憶領域には加算器19の出力データが輝度レ
ベルとして書き込まれるようになっている。この書き込
みは制御回路21によって制御される。
【0016】制御回路21にはヒストグラムメモリ1
1、最大補正値算出回路12、最大補正値テーブルメモ
リ13、基準テーブルメモリ14及びルックアップテー
ブルメモリ20各々の制御のために垂直同期信号V及び
水平同期信号Hが供給される。なお、ヒストグラムメモ
リ11、最大補正値算出回路12内の累積ヒストグラム
メモリ、最大補正値テーブルメモリ13、基準テーブル
メモリ14及びルックアップテーブルメモリ20各々の
記憶領域は輝度レベルをアドレスとして指定することが
でき、それらメモリには輝度レベルの変化分の記憶領域
が備えられている。
【0017】y/x演算回路22はルックアップテーブ
ルメモリ20の出力輝度レベルyと1フィールド遅延回
路23による1フィールド遅延の輝度レベルxとの比y
/xを補正係数として乗算器25に出力する。1フィー
ルド遅延回路24はディジタル化された入力色信号を受
け入れ、その色信号を1フィールド分だけ遅延して乗算
器25に出力する。この入力色信号と上記入力輝度信号
とは同一の映像信号から分離された信号である。乗算器
25は1フィールド遅延回路24を経た色信号とy/x
演算回路22の出力補正係数と乗算し、階調補正した色
信号を出力する。
【0018】かかる構成の階調補正装置においては、入
力輝度信号の1画素毎にヒストグラムメモリ11のいず
れか1のアドレスが入力輝度信号の輝度レベルによって
指定され、その指定されたアドレスの記憶領域の値が1
だけ増加される。ヒストグラムメモリ11には1垂直走
査期間毎に1垂直走査期間に亘る輝度分布が形成され
る。その1垂直走査期間に亘る輝度分布に基づいて最大
補正値算出回路12では累積回路によって累積頻度がと
られ、その累積回路の結果が累積ヒストグラムメモリに
記憶される。累積ヒストグラムメモリに記憶された累積
頻度のうちの最大値が出力輝度レベルの最大値となるよ
うに正規化係数が正規化演算回路にて算出され、この正
規化係数はヒストグラムメモリ11の各データと乗算さ
れ、その乗算結果は対応する最大補正値テーブルメモリ
13の記憶領域に記憶される。
【0019】ヒストグラムメモリ11に記憶された輝度
分布に応じてヒストグラム分散値算出回路15では分散
値が算出され、分散値に対応して混合比算出回路16で
は混合比kが算出される。制御回路21は垂直帰線期間
内において最大補正値テーブルメモリ13及び基準テー
ブルメモリ14の各アドレスを順に指定して輝度レベル
を各々読み出す。最大補正値テーブルメモリ13から読
み出された輝度レベルには混合比kが乗算器17で乗算
され、基準テーブルメモリ14から読み出された輝度レ
ベルには混合比1−kが乗算器18で乗算され、各乗算
結果が加算器19で加算されてルックアップテーブルメ
モリ20に供給される。制御回路21は垂直帰線期間内
において最大補正値テーブルメモリ13及び基準テーブ
ルメモリ14の各アドレス指定に同期してルックアップ
テーブルメモリ20の書き込みアドレスを順に指定する
ので、ルックアップテーブルメモリ20の指定アドレス
の記憶領域には加算器19の出力データが書き込まれ
る。このようにアドレス毎に繰り返すことにより、ルッ
クアップテーブルメモリ20の全ての記憶領域に混合輝
度レベルが書き込まれる。
【0020】ここで、ヒストグラムメモリ11に記憶さ
れた輝度分布が図4(a)に示す如き分布である場合に
は、輝度分布の偏りを小さいので、分散値は小さい。こ
のように分散値が小さい場合には混合比算出回路16で
算出される混合比kはk>0.5となる。図4(a)の輝
度分布に対して最大補正値算出回路12内の累積ヒスト
グラムメモリに記憶される輝度レベルに対する累積頻度
は図4(b)に示す如き特性となり、最大補正値テーブル
メモリ13に記憶される入力輝度レベルに対する出力輝
度レベルは図4(c)に示す如き最大補正輝度特性とな
る。基準テーブルメモリ14に記憶される入力輝度レベ
ルに対する出力基準輝度レベルは図4(d)に示す如き基
準輝度特性である。k>0.5である場合には最大補正
値テーブルメモリ13から読み出された輝度レベルと基
準テーブルメモリ14から読み出された輝度レベルとの
混合割合としては最大補正値テーブルメモリ13から読
み出された輝度レベルの方が大きくなる。よって、ルッ
クアップテーブルメモリ20に書き込まれる混合輝度レ
ベルによってルックアップテーブルメモリ20における
入力輝度レベルに対する出力輝度レベルは図4(e)に実
線で示す如き特性となる。図4(e)の特性において破線
Aは基準輝度特性であり、破線Bは最大補正輝度特性で
ある。
【0021】次に、ヒストグラムメモリ11に記憶され
た輝度分布が図5(a)に示す如き分布である場合には、
輝度分布の偏りは中程度であるので、分散値は中程度で
ある。このように分散値が中程度である場合には混合比
算出回路16で算出される混合比kはk≒0.5とな
る。図5(a)の輝度分布に対して最大補正値算出回路1
2内の累積ヒストグラムメモリに記憶される輝度レベル
に対する累積頻度は図5(b)に示す如き特性となり、最
大補正値テーブルメモリ13に記憶される入力輝度レベ
ルに対する出力輝度レベルは図5(c)に示す如き最大補
正輝度特性となる。基準テーブルメモリ14に記憶され
る入力輝度レベルに対する出力基準輝度レベルは図5
(d)に示す如き基準輝度特性である。k≒0.5である
場合には最大補正値テーブルメモリ13から読み出され
た輝度レベルと基準テーブルメモリ14から読み出され
た輝度レベルとの混合割合は互いに等しくなる。よっ
て、ルックアップテーブルメモリ20に書き込まれる混
合輝度レベルによってルックアップテーブルメモリ20
における入力輝度レベルに対する出力輝度レベルは図5
(e)に実線で示す如き特性となる。図5(e)の特性におい
て破線Aは基準輝度特性であり、破線Bは最大補正輝度
特性である。
【0022】更に、ヒストグラムメモリ11に記憶され
た輝度分布が図6(a)に示す如き分布である場合には、
輝度分布が大きく偏っているので、分散値は大きい。こ
のように分散値が大きい場合には混合比算出回路16で
算出される混合比kはk<0.5となる。図6(a)の輝
度分布に対して最大補正値算出回路12内の累積ヒスト
グラムメモリに記憶される輝度レベルに対する累積頻度
は図6(b)に示す如き特性となり、最大補正値テーブル
メモリ13に記憶される入力輝度レベルに対する出力輝
度レベルは図6(c)に示す如き最大補正輝度特性とな
る。基準テーブルメモリ14に記憶される入力輝度レベ
ルに対する出力基準輝度レベルは図6(d)に示す如き基
準輝度特性である。k<0.5である場合には最大補正
値テーブルメモリ13から読み出された輝度レベルと基
準テーブルメモリ14から読み出された輝度レベルとの
加算器19における混合割合においては基準テーブルメ
モリ14から読み出された輝度レベルの方が大きくな
る。よって、ルックアップテーブルメモリ20に書き込
まれる混合輝度レベルによってルックアップテーブルメ
モリ20における入力輝度レベルに対する出力輝度レベ
ルは図6(e)に実線で示す如き特性となる。図6(e)の特
性において破線Aは基準輝度特性であり、破線Bは最大
補正輝度特性である。
【0023】このように各記憶領域に混合輝度レベルが
記憶されたルックアップテーブルメモリ20において
は、1フィールド遅延回路23から出力される1フィー
ルド遅延の輝度信号の輝度レベルに対応する記憶領域か
ら輝度レベルが読み出され、それが階調補正された輝度
信号として出力される。すなわち、輝度分布の偏りが小
さい場合にはダイナミックレンジの範囲に十分に拡大し
た輝度信号が出力され、輝度分布の偏りが大きい場合に
はダイナミックレンジの範囲にほとんど拡大しない輝度
信号が出力されるので、映像の輝度分布の偏り具合に応
じて最適な階調補正を行うことができる。
【0024】また、この階調補正の輝度信号はy/x演
算回路22において入力輝度信号によって割り算され、
その結果が補正係数として乗算器25に供給される。そ
の補正係数は乗算器25において1フィールド遅延の色
信号と乗算され、これによって色信号が輝度信号の階調
補正に対応して補正されることになる。
【0025】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、輝度分布
のダイナミックレンジの範囲における広がり過ぎを防止
して、映像の輝度分布の偏り具合に応じて最適な階調補
正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の階調補正装置を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作例を説明するための特性図で
ある。
【図3】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図4】輝度分布の偏りが小さい場合の図3の装置によ
る階調補正動作を説明するための図である。
【図5】輝度分布の偏りが中程度の場合の図3の装置に
よる階調補正動作を説明するための図である。
【図6】輝度分布の偏りが大きい場合の図3の装置によ
る階調補正動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1,11 ヒストグラムメモリ 2,12 最大補正値算出回路 3,20 ルックアップテーブルメモリ 14 基準テーブルメモリ 15 ヒストグラム分散値算出回路 17,18,25 乗算器 19 加算器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力輝度信号の輝度レベル各々の頻度デ
    ータを所定の期間毎に作成して記憶するヒストグラムメ
    モリと、 前記入力輝度信号の輝度分布を所定のダイナミックレン
    ジの範囲に拡大するように複数の輝度レベル毎の補正輝
    度レベルを前記ヒストグラムメモリの頻度データに基づ
    いて作成して記憶する拡大補正テーブルメモリと、 前記ヒストグラムメモリの頻度データに応じて輝度分布
    の分散値を算出し、前記分散値に基づいて混合比を設定
    する手段と、 前記複数の輝度レベル毎にその輝度レベルとそれに対応
    する前記拡大補正テーブルメモリの前記補正輝度レベル
    とを前記混合比にて混合する混合手段と、 前記混合手段によって混合されたレベルを複数の輝度レ
    ベル各々に対応するテーブルデータとして記憶するルッ
    クアップテーブルメモリと、 前記入力輝度信号の輝度レベルに対応するレベルデータ
    を前記ルックアップテーブルメモリから読み出してそれ
    を階調補正輝度信号として出力することを特徴とする階
    調補正装置。
  2. 【請求項2】 前記混合手段は、前記分散値が大きい場
    合には前記補正輝度レベルの混合割合を小さくする前記
    混合比を設定し、前記分散値が小さい場合には前記補正
    輝度レベルの混合割合を大きくする前記混合比を設定す
    ることを特徴とする請求項1記載の階調補正装置。
  3. 【請求項3】 前記入力輝度信号と前記階調補正輝度信
    号とに基づいて補正係数を算出し、入力色信号に前記補
    正係数を乗算して階調補正色信号を得る手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の階調補正装置。
JP13072599A 1999-05-12 1999-05-12 階調補正装置 Expired - Fee Related JP3714657B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13072599A JP3714657B2 (ja) 1999-05-12 1999-05-12 階調補正装置
US09/567,079 US6661917B1 (en) 1999-05-12 2000-05-08 Gradation correcting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13072599A JP3714657B2 (ja) 1999-05-12 1999-05-12 階調補正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000322047A true JP2000322047A (ja) 2000-11-24
JP3714657B2 JP3714657B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=15041149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13072599A Expired - Fee Related JP3714657B2 (ja) 1999-05-12 1999-05-12 階調補正装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6661917B1 (ja)
JP (1) JP3714657B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004289747A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Seiko Epson Corp 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
WO2007145168A1 (ja) 2006-06-13 2007-12-21 Panasonic Corporation 階調補正装置
JP2009031341A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Sony Corp 表示装置
JP2010220032A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号処理方法及び映像信号処理装置
KR101032437B1 (ko) * 2004-04-30 2011-05-03 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치의 구동방법 및 구동장치

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082645A (ja) * 2000-06-19 2002-03-22 Sharp Corp 画像表示装置の列電極駆動回路及びそれを用いた画像表示装置
JP2006024090A (ja) * 2004-07-09 2006-01-26 Nissan Motor Co Ltd 画像情報処理装置及び画像情報処理方法
WO2006025486A1 (ja) * 2004-09-01 2006-03-09 Nec Corporation 画像補正処理システム及び画像補正処理方法
US7586653B2 (en) * 2005-04-22 2009-09-08 Lexmark International, Inc. Method and system for enhancing an image using luminance scaling
JP4551836B2 (ja) * 2005-07-29 2010-09-29 株式会社東芝 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP2008016940A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Seiko Instruments Inc コントラスト自動調整方法
US20090091660A1 (en) * 2007-10-08 2009-04-09 Yu-Wei Wang Method and apparatus for processing color components of pixel through adding white light adaptively
DE102008032686B4 (de) * 2008-07-06 2020-07-16 Dürr Dental SE Verfahren zur Verbesserung des Kontrastes von Bildern, insbesondere Grauwertbildern und Vorrichtung zu seiner Durchführung
JP4575501B2 (ja) * 2009-02-26 2010-11-04 株式会社東芝 映像信号処理装置及びその制御方法及びテレビジョン信号受信装置
JP5819897B2 (ja) * 2013-09-10 2015-11-24 株式会社Screenホールディングス 撮像システムおよび撮像方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2748678B2 (ja) * 1990-10-09 1998-05-13 松下電器産業株式会社 階調補正方法および階調補正装置
JP3019479B2 (ja) * 1991-06-28 2000-03-13 松下電器産業株式会社 階調補正装置
DE4309878C2 (de) * 1992-04-06 1994-07-21 Hell Ag Linotype Verfahren und Einrichtung zur Analyse und Korrektur der Bildgradation in Bildvorlagen
EP0613294B1 (en) * 1993-02-24 1998-10-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Gradation correction device and image sensing device therewith
JP3201449B2 (ja) * 1994-04-06 2001-08-20 株式会社富士通ゼネラル 電子ディスプレイの映像表示処理方法およびその装置
US6040860A (en) * 1994-09-30 2000-03-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Imaging apparatus for supplying images with rich gradation across the entire luminance range for all subject types
US5828793A (en) * 1996-05-06 1998-10-27 Massachusetts Institute Of Technology Method and apparatus for producing digital images having extended dynamic ranges
JPH10181103A (ja) * 1996-11-08 1998-07-07 Fuji Photo Film Co Ltd プリンタ
US6351558B1 (en) * 1996-11-13 2002-02-26 Seiko Epson Corporation Image processing system, image processing method, and medium having an image processing control program recorded thereon
US6393148B1 (en) * 1999-05-13 2002-05-21 Hewlett-Packard Company Contrast enhancement of an image using luminance and RGB statistical metrics

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004289747A (ja) * 2003-03-25 2004-10-14 Seiko Epson Corp 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
KR101032437B1 (ko) * 2004-04-30 2011-05-03 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치의 구동방법 및 구동장치
WO2007145168A1 (ja) 2006-06-13 2007-12-21 Panasonic Corporation 階調補正装置
JPWO2007145168A1 (ja) * 2006-06-13 2009-10-29 パナソニック株式会社 階調補正装置
CN101346756B (zh) * 2006-06-13 2010-12-22 松下电器产业株式会社 灰度校正装置
JP2009031341A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Sony Corp 表示装置
JP2010220032A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Victor Co Of Japan Ltd 映像信号処理方法及び映像信号処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3714657B2 (ja) 2005-11-09
US6661917B1 (en) 2003-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000322047A (ja) 階調補正装置
JP4078649B2 (ja) 映像信号処理装置及び方法
JP3986732B2 (ja) 映像信号の輝度レベル補正装置
JPH06209439A (ja) テレビジョン受信機
US6924825B1 (en) Contrast adjusting circuit
KR20010075557A (ko) 비디오 신호 향상 방법 및 장치
JP2006101421A (ja) 映像信号処理回路
CN100463494C (zh) 视频信号处理设备及视频信号处理方法
US7233307B2 (en) Display controller, image display and method for transferring control data
JP4453805B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
JPH0566751A (ja) 階調補正回路
JP2004102244A (ja) 液晶表示装置
JP4791884B2 (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP2004342030A (ja) 階調補正装置および階調補正方法
JP4381232B2 (ja) 映像表示装置
JP4171247B2 (ja) コントラスト補正回路
JP2002118737A (ja) 画像変換装置及び画像変換方法
JP3867386B2 (ja) 映像表示装置
JP2022092667A (ja) 画像処理装置、および画像処理方法
JP4373128B2 (ja) 階調補正装置
JP2001249655A (ja) 表示装置
JP2001061075A (ja) 画像処理方法、装置および記録媒体
JP2003256833A (ja) コントラスト強調方式
JP2010026690A (ja) 画像処理装置
JP2005354534A (ja) 映像処理装置及び映像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees