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JP2000293567A - モジュール設計支援装置 - Google Patents

モジュール設計支援装置

Info

Publication number
JP2000293567A
JP2000293567A JP11103792A JP10379299A JP2000293567A JP 2000293567 A JP2000293567 A JP 2000293567A JP 11103792 A JP11103792 A JP 11103792A JP 10379299 A JP10379299 A JP 10379299A JP 2000293567 A JP2000293567 A JP 2000293567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
module
design
dimensional cad
design support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11103792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kikuyo Sato
喜久代 佐藤
Koichi Murayama
貢一 村山
Miki Yoshida
美樹 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11103792A priority Critical patent/JP2000293567A/ja
Publication of JP2000293567A publication Critical patent/JP2000293567A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation

Abstract

(57)【要約】 【課題】プラント設計のうち、三次元CADシステムを
利用したモジュール設計に係り、プラントレイアウト設
計とモジュール設計が異なるデータベースを用いて設計
をしているため、データの不整合が生じ、設計のやり直
しが発生しているという問題があった。モジュールの製
作図,組図を二次元の図面で作成していたため、時間が
かかり、また、熟練者の技術が必要だという問題があっ
た。 【解決手段】レイアウト設計用の三次元CAD形状デー
タに影響を与えることなく、モジュール範囲定義データ
を作成する手段と、その中のスプール定義データを作成
する手段とそれら定義したデータを記憶し何時でも再現
し表示する手段とレイアウト設計とモジュール設計が互
いの設計に支障を与えずに効率的に実施でき、モジュー
ル製作者への指示も的確に実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント設計のう
ち、モジュール設計支援装置に係り、特に三次元CAD
システムを利用したモジュール構造基本計画と製作用の
指示図を作成することを支援するためのモジュール設計
支援装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力・火力プラント等の大規模プラン
トの建設・据付工法には、建設費低減を目的としたモジ
ュール工法が利用されている。モジュール工法を効果的
に活用するためには、基本計画設計段階からプラントの
建屋内配置の何処にモジュールとなる構造物を作り、そ
の計画したモジュールの構造基本計画を十分に検討する
必要がある。
【0003】モジュールの構造基本計画では、モジュー
ルの搬入・組立てを考慮したモジュール範囲の計画、そ
のモジュールに組入れる構造物の計画、必要な支持構造
物である仮設、本設の鋼構造物の計画が含まれる。更
に、組入れる構造物の計画では、プラント内の最終的な
配置とは変えて仮置きした状態の形状の計画を実施す
る。
【0004】これらの計画には、プラント設計支援装置
として利用しているレイアウト設計の三次元CADシス
テムを利用しているが、モジュールの構成物である仮設
の鋼構造物や仮置きの構造物の形状は、レイアウト設計
用の三次元CAD形状データと同じデータベースに格納
することができないため、一旦、レイアウト設計用の三
次元CAD形状データの複製のデータベースを作成し、
異なるデータベースでモジュールの構造計画を実施して
いる。
【0005】モジュールの構造基本計画が終了後、モジ
ュール製作・組立て作業者への製作指示用として二次元
の製作図,組図を作成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年では、設計期間の
短縮が図られてきており、また、製作性を考慮した設計
が必須となってきていることから、レイアウト設計と並
行して、モジュールの構造基本計画が実施されている。
レイアウト設計者とモジュール設計者は異なるため、設
計の進捗により、モジュール化範囲の定義内のレイアウ
トが変更される場合があり、もう一度モジュールの構造
基本計画をやり直す必要が生じる場合があるという問題
があった。特に、レイアウト設計とモジュール構造基本
設計を異なるデータベースで実施している際には、お互
いの設計者同士が頻繁に意思疎通を図らないとデータベ
ースの不整合を生じやすいという問題があった。
【0007】また、モジュールの構造基本計画終了後の
製作図,組図を二次元の図面で作成しているため、図面
作成に多大な時間がかかるという問題があった。更に、
二次元の図面で作成すると、容易に三次元の形状をイメ
ージするのが難しく、熟練の製作・組立て指導者によ
り、個々の製作・組立て担当者に的確な指示を与える必
要があるという問題があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、プラント設計支
援装置として利用しているレイアウト設計の三次元CA
Dシステムと同じデータベースを利用してモジュール範
囲の定義、モジュールの構成物である仮設の鋼構造物や
仮置きの構造物の形状の計画といったモジュールの構造
基本計画を実施することを互いの設計に支障を与えるこ
となく実施可能とし、モジュール計画設計業務の効率化
を図りうるモジュール設計支援装置を提供することにあ
る。
【0009】本発明の他の目的は、前記モジュールの構
造基本計画で設計した三次元CAD形状データを利用し
て、製作用の指示を行い、モジュール製作・組立て作業
の効率化を図りうるモジュール設計支援装置を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に関わるモジュー
ル設計支援装置は、プラント設計支援装置として利用し
ているレイアウト設計の三次元CADシステムと同じデ
ータベースを利用して、レイアウト設計用の三次元CA
D形状データを阻害することなしにモジュールを構成す
る複数の構造物を纏めて一つのモジュール範囲データを
定義し記憶する手段と、レイアウト設計の進捗により前
記で定義したモジュール範囲定義データがレイアウト設
計者により阻害されない手段と、前記で定義した一つの
モジュール範囲定義データの中に長物データが含まれて
いた場合、レイアウト設計用の三次元CAD形状データ
とは別に、自動的にスプールとして分割する手段と、前
記で分割された個々のスプールデータをレイアウト設計
用の三次元CAD形状データを阻害することなしに移動
・回転させて表示し記憶する手段と、レイアウト設計用
の三次元CAD形状データを阻害することなしに仮設の
構造物を入力し記憶する手段と、計画された全てのモジ
ュールに関するデータを記憶して表示することのできる
手段を有することによって達成される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例であるモジュー
ル設計支援装置を具体的に説明する。
【0012】図2は、本発明を実施するモジュール設計
支援装置の全体構成を示す。図2のモジュール設計支援
装置は、モジュールの設計を支援する第1設計支援装置
1,プラントレイアウトの設計を支援する第2設計支援
装置10及びプラントレイアウト設計の三次元CADデ
ータベースであるメモリ20から構成される。第1設計
支援装置1と第2設計支援装置10は複数設けられ、こ
れらの設計支援装置のデータを記憶するメモリ20と共
に、通信回線19に接続される。第1設計支援装置1
は、中央演算装置(以下CPUという)2,CPU2に
接続された入出力制御装置3,作業メモリ4,表示装置
であるディスプレイ5,入出力装置であるキーボード6
とマウス7及びメモリ8は、入出力制御装置3に接続さ
れる。通信制御装置9はCPU2及び通信回線19に接
続される。メモリ8はモジュールの設計を行う図1に示
す処理を制御するモジュール設計プログラムを記憶す
る。
【0013】第2設計支援装置10は、CPU11,C
PU11に接続された入出力制御装置12,作業メモリ
13,表示装置であるディスプレイ14,入出力装置で
あるキーボード15とマウス16及びメモリ17は、入
出力制御装置12に接続される。通信制御装置18はC
PU11及び通信回線19に接続される。メモリ17は
プラントレイアウトの設計を行うプラントレイアウト設
計プログラムを記憶する。
【0014】プラントレイアウト設計の三次元CADデ
ータベースであるメモリ20は、プラントレイアウト設
計の三次元CAD形状データを記憶しているメモリ20
A,モジュール範囲定義データを記憶しているメモリ2
0B及びモジュール内のスプール定義データを記憶して
いるメモリ20Cを備えており、通信回線19を介し
て、第1設計支援装置1と第2設計支援装置10に接続
される。
【0015】本実施例における処理の内容を図1の処理
手順に沿って以下に詳細に説明する。
【0016】本実施例の処理手順のステップ21では、
モジュール設計プログラム8をキーボード6及びマウス
7を使用して入出力装置3を介して起動し、モジュール
設計を実施しようとするエリア内の三次元CAD形状デ
ータをメモリ20Aから通信回線19,通信制御装置
9,CPU2を介して作業メモリ4に読み込み、ディス
プレイ5に表示する。この時、レイアウト設計者により
事前に第2設計支援装置10を利用して三次元形状デー
タの入力とその三次元形状データの一部である長物デー
タに付随する溶接点情報が入力され、三次元CAD形状
データ20Aに記憶されていることが前提である。
【0017】ステップ22では、モジュール範囲の定義
を行う。図3にステップ22の詳細な処理内容を示す。
ステップ22Aでは、これから定義するモジュールの名
称をキーボード6及びマウス7を使用して入力し、作業
メモリ4に記憶する。ステップ22Bでは、ディスプレ
イ5に表示された三次元CAD形状データからモジュー
ルの構成物として含む対象物をキーボード6及びマウス
7を利用して選択し作業メモリ4に記憶する。ステップ
22Cでは、ステップ22Bで選択した三次元CAD形
状データが長物データであるか判定する。長物データで
あった場合は、ステップ22Dにより、モジュールに組
入れる範囲の始点と終点をキーボード6及びマウス7を
利用して選択し作業メモリ4に記憶する。ステップ22
Eでは、ステップ22Bで選択した長物データの三次元
CAD形状データのステップ22Dで選択した始点と終点
の点ステイタスにモジュール分割点と設定し作業メモリ
4に記憶する。
【0018】図4に長物データの三次元CAD形状デー
タの構成を示す。一つの長物データは、データNo.とデ
ータ属性情報(口径,色等)を備えた一つのデータヘッ
ダ部31と点名称,点座標,点種別及び点ステイタスを
備えた複数の点構成データ部32から構成される。この
点構成データ部32の点ステイタスのフィールドにステ
ップ22Eでモジュール分割点を設定する。モジュール
分割点という点ステイタスを長物データの三次元CAD
形状データに備えることにより、作業メモリ4から三次
元CAD形状データ20Aに記憶させることが可能とな
り、第2設計支援装置10のプラントレイアウト設計プ
ログラムを使用して、モジュール分割点という点ステイ
タスを記憶した三次元CAD形状データを修正しようと
した場合、モジュール設計者とレイアウト設計者間で意
志の疎通を事前に行わなくてもレイアウト設計者にアラ
ームを出すことができ、もし、設計変更をする場合は、
モジュール設計者とレイアウト設計者間で調整後に三次
元CAD形状データの変更を実施する手順とすることが
できる。また、点ステイタスという形状には影響のない
データを加えるだけなので、レイアウト設計で使用して
いる形状をなんら変更することがない。ステップ22F
では、ステップ22Bで選択したデータ種別及びデータ
名称と、ステップ22Dで選択した始点と終点の点名称
をモジュール範囲定義データに組込み、作業メモリ4に
記憶する。
【0019】図5にモジュール範囲定義データの構成を
示す。一つのモジュール範囲定義データは、モジュール
No.を備えたデータヘッダ部33とデータ種別,データ
名称,始点名称及び終点名称を備えた複数のモジュール
構成データ部34から構成される。データ種別が長物デ
ータでない場合は、始点名称及び終点名称フィールドに
は何も設定されない。モジュール範囲定義データは、形
状に関する情報を持たないため、レイアウト設計で使用
している三次元CAD形状データを変更することがな
い。ステップ22Bで選択した三次元CAD形状データ
が長物データでない場合は、ステップ22Cを経て、ス
テップ22Fの処理に移行し、データ種別及びデータ名
称をモジュール範囲定義データへ組込み作業メモリ4に
記憶する。ステップ22Gでは、更にモジュール範囲定
義データに組込むデータがあるかないか判定する。組込
むデータがある場合は、ステップ22Bに処理を移し、
上記に記載した手順でモジュール範囲定義データに組込
み作業メモリ4に記憶する。組込むデータがない場合
は、モジュール範囲の定義処理を終了する。
【0020】ステップ23では、ステップ22で定義し
たモジュール範囲内にある長物データに関して、スプー
ル分割を実施する。図6にステップ23の詳細な処理内
容を示す。ステップ23Aでは、これからスプール分割
するモジュール範囲定義データをキーボード6及びマウ
ス7を使用して選択し、下記(a)の定義によって長物
データの溶接点情報から自動的にスプールに分割する。
【0021】(a)モジュール範囲内定義データの中に
含まれる長物データを現地溶接点で囲まれた範囲で分割
したものを1スプールと定義する。
【0022】図7,図8,図9に上記(a)に基づいて
スプール分割された長物データ形状の例を示す。図7は
一つの長物データが一つのスプールに分割される場合の
例である。太線で示された長物データ35は、現地溶接
点37,39と溶接点以外の種別を示す点38を備え
る。現地溶接点37,39はモジュールの分割点であっ
てもよいし、モジュール範囲内の現地溶接点であっても
よい。モジュールの分割点の場合は、モジュール分割点
の先に更に長物データが存在する場合もあるが、モジュ
ール範囲定義外のため、考慮しない。この場合は、現地
溶接点37,39で分割され、点線で示された範囲のス
プール36となる。長物データ35には溶接点以外の種
別を示す点38が存在するが、このような溶接点以外の
種別を示す点や現地溶接点以外の溶接点が現地溶接点3
7,39の間に何点存在しても、長物データ35のスプ
ール分割には影響しない。
【0023】図8は複数の長物データで構成されるスプ
ールの例である。太線で示された長物データ40は、テ
ィー41,現地溶接点42,45,46,溶接点以外の
種別を示す点43及び現地溶接点以外の溶接点44を備
える。細線で示された長物データ47は、現地溶接点5
0,溶接点以外の種別を示す点49及び現地溶接点以外
の溶接点48を備える。現地溶接点42,46,50は
モジュールの分割点であってもよいし、モジュール範囲
内の現地溶接点であってもよい。モジュールの分割点の
場合は、モジュール分割点の先に更に長物データが存在
する場合もあるが、モジュール範囲定義外のため、考慮
しない。この場合は、現地溶接点42,50で分割され
た太点線で示された範囲のスプール51と、現地溶接点
45,46で分割された細点線で示された範囲のスプー
ル52の二つのスプールに分割される。スプール51は
長物データ40の一部と長物データ47の二つの長物デ
ータで構成される。溶接点以外の種別を示す点や現地溶
接点以外の溶接点が現地溶接点42,50の間及び現地
溶接点45,46の間に何点存在しても、長物データ4
0,47のスプール分割には影響しない。
【0024】図9は複数の長物データで構成されるスプ
ールの例である。太線で示された長物データ53は、レ
デューサ57,現地溶接点54,溶接点以外の種別を示
す点55及び現地溶接点以外の溶接点56を備える。細
線で示された長物データ58は、現地溶接点60及び現
地溶接点以外の溶接点59を備える。現地溶接点54,
60はモジュールの分割点であってもよいし、モジュー
ル範囲内の現地溶接点であってもよい。モジュールの分
割点の場合は、モジュール分割点の先に更に長物データ
が存在する場合もあるが、モジュール範囲定義外のた
め、考慮しない。この場合は、現地溶接点54,60で
分割された点線で示された範囲のスプール61となる。
スプール61は長物データ53と長物データ58の二つ
の長物データで構成される。
【0025】ステップ23Bでは、ステップ23Aで自
動的に分割されたスプールからスプール定義データを生
成して作業メモリ4に記憶する。図10にスプール定義
データの構成を示す。一つのモジュール範囲定義データ
毎に生成される。モジュールNo.及びスプールの個数を
備えたデータヘッダ部62とスプール相対移動量(X,
Y,Z),スプール回転角(X,Y,Z)及びスプール
回転中心位置(X,Y,Z)を備えた複数のメインデー
タ部63とデータ種別,データ名称,始点名称及び終点
名称を備えた複数のスプールデータ部64から構成され
る。メインデータ部63は必ず一つ以上のスプールデー
タ部64を備える。スプール定義データは、元の三次元
CAD形状データの相対移動量,回転角を持つだけなの
で、レイアウト設計で使用している三次元CAD形状デ
ータを変更することがない。
【0026】ステップ24では、ステップ23で定義さ
れたスプールの移動量,回転角の定義を実施する。図1
1にステップ24の詳細な処理内容を示す。ステップ2
4Aでは、ステップ23Aで自動的に分割されたスプー
ルの内、レイアウト設計で計画された配置から移動,回
転したいスプールをキーボード6及びマウス7を使用し
て選択する。ステップ24Bではステップ24Aで選択
したスプールの移動,回転中心位置をキーボード6及び
マウス7を使用して選択する。ステップ24Cでは、ス
テップ24Bで選択した移動,回転中心位置をどの位置
に移動するのかキーボード6及びマウス7を使用して指
定する。この時、図12に示すようなパネルを利用して
位置を指定しても良い。ここで移動した移動量,回転
角,回転中心位置は、図10に示されるメインデータ部
63に反映され、作業メモリ4に記憶する。ステップ2
4Dでは、更に移動,回転する他のスプールがないかど
うか判定する。移動,回転する他のスプールがある場合
は、ステップ24Aに処理を移し、上記に記載した手順
でスプールを移動,回転し、メインデータ部63に反映
され、作業メモリ4に記憶する。移動,回転する他のス
プールがない場合は、スプールの移動量,回転角の定義
処理を終了する。
【0027】ステップ25では、通信制御装置9と通信
回線19を介して、ステップ22,23,24で作業メ
モリに記憶してきた図4の三次元CAD形状データ、図
5のモジュール範囲定義データ及び図10のスプール定
義データをプラントレイアウト設計の三次元CADデー
タベースであるメモリ20に備えられているメモリ20
A,20B,20Cに記憶する。この処理は、ステップ
22,23,24の途中で何度でも実施して構わない。
【0028】ステップ26では、仮設形状データの入力
を実施する。これは、第2設計支援装置10に備えられ
たプラントレイアウト設計プログラム17を利用して入
力し、通信回線19を介してメモリ20Aに記憶する。
この時、仮設形状データのデータ名称の頭文字を固定と
することで、プラントレイアウト設計の形状データと区
別して扱うことができる。ステップ27では、ステップ
26で作成した仮設形状データの三次元CAD形状デー
タをメモリ20Aから作業メモリ4に読み込み、ステッ
プ22の処理手順でモジュール範囲定義データへ追加
し、ステップ25の処理手順でメモリ20Bに記憶す
る。ステップ26をステップ21を始める前に実施して
おけば、ステップ22で他のモジュール構成物と同様に
処理できるため、ステップ26,27を実施する必要は
なくなる。
【0029】ステップ28では、メモリ20Bに記憶し
てあるモジュール範囲定義データをキーボード6及びマ
ウス7を使用して作業メモリ4に読み込む。更に、モジ
ュール範囲定義データ内に含まれる三次元CAD形状デ
ータも作業メモリ4に読み込む。ステップ29では、ス
テップ28で読み込んだモジュール範囲定義データに関
するスプール定義データをメモリ20Cからキーボード
6及びマウス7を使用して作業メモリ4に読み込む。ス
テップ30で、ステップ28,29で作業メモリ4に読
み込んだデータをCPU2,入出力制御装置3を介して
ディスプレイ5に表示する。これらの処理手順で得られ
た全てのデータは、三次元CAD形状データをメモリ2
0Aにモジュール範囲定義データをメモリ20Bにスプ
ール定義データをメモリ20Cに記憶させておけば、何
時でも必要な時にディスプレイ5に表示し、モジュール
設計に利用することができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、三
次元CAD形状データに点ステイタスというフィールド
を持たせ、モジュール範囲定義データ,スプール定義デ
ータをプラントレイアウト設計三次元CADデータベー
スのメモリ20に記憶することにより、プラント設計支
援装置として利用しているレイアウト設計の三次元CAD
システムと同じデータベースを利用してモジュール範囲
の定義,モジュールの構成物である仮設の鋼構造物や仮
置きの構造物の形状の計画といったモジュールの構造基
本計画を実施することをお互いの設計に支障を与えるこ
となく実施可能とし、モジュール計画設計業務の効率化
を図るという効果がある。
【0031】更に、前記モジュールの構造基本計画で設
計した三次元CADデータがメモリ20に記憶され、通
信回線19を介して何時でも必要な時にディスプレイ5
に表示することができるため、必要に応じて製作用の指
示を行うためのモジュール製作図,組図を視覚的にわか
り易い三次元の図で表示させることができ、熟練の作業
者でなくとも完成構造を容易に理解することができると
いう効果がある。また、モジュール範囲定義データ内に
ある三次元CAD形状データを組立ての順番通りに表示
させて出力すれば、組立ての手順図にもなり、熟練の指
導者が側についていなくとも作業が実施できるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である図2のモジュール設計支
援装置で実行されるモジュール設計の処理手順を示す説
明図である。
【図2】本発明の実施例であるモジュール設計支援装置
の構成図である。
【図3】図1のステップ22の詳細処理手順を示す説明
図である。
【図4】図2の三次元CAD形状データ20Aの内、長
物データに関する三次元CAD形状データの構成の説明
図である。
【図5】図2のモジュール範囲定義データ20Bのデー
タ構成図の説明図である。
【図6】図1のステップ23の詳細処理手順を示す説明
図である。
【図7】一つの長物データが一つのスプールに分割され
る場合の説明図である。
【図8】複数の長物データで構成されるスプールの説明
図である。
【図9】複数の長物データで構成されるスプールの説明
図である。
【図10】図2のスプール定義データ20Cのデータ構
成図の説明図である。
【図11】図1のステップ24の詳細処理手順を示す説
明図である。
【図12】ステップ24の処理手順の画面表示の例の説
明図である。
【符号の説明】
1…第1設計支援装置、4…作業メモリ、8…モジュー
ル設計プログラム、10…第2設計支援装置、17…プ
ラントレイアウト設計プログラム、19…通信回線、2
0…プラントレイアウト設計三次元CADデータベー
ス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 美樹 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 5B046 AA02 BA04 DA02 FA02 GA01 KA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラント設計支援装置として利用している
    レイアウト設計の三次元CADシステムと同じデータベ
    ースを利用して、レイアウト設計用の三次元CAD形状
    データを阻害することなしにモジュールを構成する複数
    の構造物を纏めて一つのモジュール範囲データとして定
    義し記憶することを特徴とするモジュール設計支援装
    置。
  2. 【請求項2】レイアウト設計の進捗により請求項1で定
    義したモジュール範囲定義データがレイアウト設計者に
    より阻害されないようにモジュール範囲定義のステイタ
    ス情報を定義し記憶することを特徴とするモジュール設
    計支援装置。
  3. 【請求項3】請求項1で定義した一つのモジュール範囲
    定義データの中に配管データ及びケーブルトレイデータ
    及びダクトデータ(以下長物データという)が含まれて
    いた場合、レイアウト設計用の三次元CAD形状データ
    とは別に、自動的にスプールとして分割することを特徴
    としたモジュール設計支援装置。
  4. 【請求項4】請求項3で分割された個々のスプールデー
    タをレイアウト設計用の三次元CAD形状データを阻害す
    ることなしに移動及び回転させて表示し記憶することを
    特徴としたモジュール設計支援装置。
  5. 【請求項5】レイアウト設計用の三次元CAD形状デー
    タを阻害することなしに仮設の構造物を入力し記憶する
    ことを特徴としたモジュール設計支援装置。
  6. 【請求項6】請求項1,請求項2,請求項4,請求項5
    の計画された全てのモジュールに関するデータを記憶し
    必要に応じ何時でも再現し表示することを特徴としたモ
    ジュール設計支援装置。
JP11103792A 1999-04-12 1999-04-12 モジュール設計支援装置 Pending JP2000293567A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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