JP2000281151A - 保温断熱容器 - Google Patents
保温断熱容器Info
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- JP2000281151A JP2000281151A JP11208912A JP20891299A JP2000281151A JP 2000281151 A JP2000281151 A JP 2000281151A JP 11208912 A JP11208912 A JP 11208912A JP 20891299 A JP20891299 A JP 20891299A JP 2000281151 A JP2000281151 A JP 2000281151A
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- cup
- heat
- pulp
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Abstract
(57)【要約】
【課題】容器強度を維持して保温性と断熱性の低減を抑
止するだけでなく、かつ、食品を食するときに、安全で
あり、印刷性、見栄え等の商品性を損なうことなく、複
雑な製造工程を経ずに製造され、さらに廃棄する際の易
廃棄性と環境負荷の少ないことを特徴とする紙カップを
提供する。 【解決手段】紙製の側壁及び紙製の底部からなるカップ
と前記カップに空隙部分を有して側壁外面が貼着あるい
は積層された紙基材による外装紙を含む保温断熱容器に
おいて、該外装紙が表面に塗工層を設けた、または、設
けない一層または二層以上の抄合わせ抄紙した紙、板紙
であって、その坪量が200〜400g/m2、密度が
0.50〜0.90g/cm3、ヤング率が2.0〜
5.5GPa(但し、抄紙方向と平行な方向と直角方向
のヤング率の相乗平均値)、かつ再離解パルプフリーネ
スが300〜650ml・csfの範囲であり、紙の抄
紙方向に対し、直角方向で円筒を作る際に紙折れが発生
しない円筒直径が50mm以下である保温断熱容器。
止するだけでなく、かつ、食品を食するときに、安全で
あり、印刷性、見栄え等の商品性を損なうことなく、複
雑な製造工程を経ずに製造され、さらに廃棄する際の易
廃棄性と環境負荷の少ないことを特徴とする紙カップを
提供する。 【解決手段】紙製の側壁及び紙製の底部からなるカップ
と前記カップに空隙部分を有して側壁外面が貼着あるい
は積層された紙基材による外装紙を含む保温断熱容器に
おいて、該外装紙が表面に塗工層を設けた、または、設
けない一層または二層以上の抄合わせ抄紙した紙、板紙
であって、その坪量が200〜400g/m2、密度が
0.50〜0.90g/cm3、ヤング率が2.0〜
5.5GPa(但し、抄紙方向と平行な方向と直角方向
のヤング率の相乗平均値)、かつ再離解パルプフリーネ
スが300〜650ml・csfの範囲であり、紙の抄
紙方向に対し、直角方向で円筒を作る際に紙折れが発生
しない円筒直径が50mm以下である保温断熱容器。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてインスタ
ントラーメン等の即席麺類、または、お茶、コーヒー、
スープ、シチュー、みそ汁等のように主に熱湯を注ぐこ
とにより飲食できる食品の容器、さらに冷凍食品等を電
子レンジを用いて容器ごと調理解凍を行う場合の主とし
て、ファーストフード、持ち帰り弁当、中華饅頭など保
温性と断熱性が必要とされる食品の容器に関するもので
ある。
ントラーメン等の即席麺類、または、お茶、コーヒー、
スープ、シチュー、みそ汁等のように主に熱湯を注ぐこ
とにより飲食できる食品の容器、さらに冷凍食品等を電
子レンジを用いて容器ごと調理解凍を行う場合の主とし
て、ファーストフード、持ち帰り弁当、中華饅頭など保
温性と断熱性が必要とされる食品の容器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記の食品容器には、発泡ポ
リスチレン製容器が断熱性、保温性に優れ、成形、加工
性もよく、さらに安価なため多用されているが、最近に
なり省資源、環境保護、環境問題への関心が高まり、家
庭ゴミとして廃棄する際に焼却処理が容易であり、また
土壌中の微生物による生分解が可能である紙を主体とす
る食品容器への要望が高まってきている。
リスチレン製容器が断熱性、保温性に優れ、成形、加工
性もよく、さらに安価なため多用されているが、最近に
なり省資源、環境保護、環境問題への関心が高まり、家
庭ゴミとして廃棄する際に焼却処理が容易であり、また
土壌中の微生物による生分解が可能である紙を主体とす
る食品容器への要望が高まってきている。
【0003】紙基材を主体とするこの種の容器としては
紙基材上に少なくとも、片面にポリエチレン等の熱可塑
性樹脂をラミネートしたものが、使用されているが、断
熱性が低く、容器を持つ手に直接熱が伝わり熱くて持ち
にくい、或いは保温性が劣り、内容物の温度が急激に低
下する、或いは容器が軟化して容器の強度が低下するな
どという問題があった。
紙基材上に少なくとも、片面にポリエチレン等の熱可塑
性樹脂をラミネートしたものが、使用されているが、断
熱性が低く、容器を持つ手に直接熱が伝わり熱くて持ち
にくい、或いは保温性が劣り、内容物の温度が急激に低
下する、或いは容器が軟化して容器の強度が低下するな
どという問題があった。
【0004】これらを改善する手段として、カップ本体
と外壁の間に断熱空気層を設ける方法が、提案されてい
る。例えば内容物の温度が直接指に伝わらないようにす
るとともに容器の強度を向上させるため、容器の胴部の
外面に多数のリブを付設する方法として特開昭51−2
576号公報に提案されているが、この方法ではリブの
凸部の温度は低く保たれ、容器を持つ手に熱が伝わりに
くいものの、リブ部が冷却フィンのような機能を果たす
ため保温性という意味では劣っていた。またリブ部との
段差によって見栄えと印刷性に劣るという問題があっ
た。
と外壁の間に断熱空気層を設ける方法が、提案されてい
る。例えば内容物の温度が直接指に伝わらないようにす
るとともに容器の強度を向上させるため、容器の胴部の
外面に多数のリブを付設する方法として特開昭51−2
576号公報に提案されているが、この方法ではリブの
凸部の温度は低く保たれ、容器を持つ手に熱が伝わりに
くいものの、リブ部が冷却フィンのような機能を果たす
ため保温性という意味では劣っていた。またリブ部との
段差によって見栄えと印刷性に劣るという問題があっ
た。
【0005】実開平6−39717号公報に紙カップ外
周に同一深度の点状のエンボス模様を施した断熱性紙カ
ップが提案されているが、この方法による、高低差1〜
2mmの同一深度、直径2〜5mmの点状の凸部または、凹
部のエンボス模様を3〜10個/cm2の密度で施した
紙製断熱性カップでは、見栄えと印刷性に劣るという問
題があった。
周に同一深度の点状のエンボス模様を施した断熱性紙カ
ップが提案されているが、この方法による、高低差1〜
2mmの同一深度、直径2〜5mmの点状の凸部または、凹
部のエンボス模様を3〜10個/cm2の密度で施した
紙製断熱性カップでは、見栄えと印刷性に劣るという問
題があった。
【0006】そこで、リブおよびエンボス処理した紙を
カップ外周に貼付しさらに最外周に外層紙を貼り付ける
方法が実開平6−65279号公報に提案されている
が、これらは容器を構成する部品点数が増え、首記の省
資源の目的を達成できない。
カップ外周に貼付しさらに最外周に外層紙を貼り付ける
方法が実開平6−65279号公報に提案されている
が、これらは容器を構成する部品点数が増え、首記の省
資源の目的を達成できない。
【0007】これら、リブ法、エンボス法、エンボス+
外装紙法の冷却、見栄えの悪さ、部品点数増の問題点を
解決する手段としては、たとえば、特開平4−2018
40号公報では胴部上方周壁に段差を設け、外側からカ
ップ胴部に板紙を巻き付けて空隙を形成した紙容器が提
案されている。また実開平4−45212号公報では、
カップ本体の底部に内向きカールさせた外周紙を用い断
熱空気層を設ける方法が提案されている。さらに特開平
7−223683号公報にはカップ本体の胴部外壁面状
の円周上に帯状突起を設け外壁面との間に断熱空気層を
設ける方法が提案されている。
外装紙法の冷却、見栄えの悪さ、部品点数増の問題点を
解決する手段としては、たとえば、特開平4−2018
40号公報では胴部上方周壁に段差を設け、外側からカ
ップ胴部に板紙を巻き付けて空隙を形成した紙容器が提
案されている。また実開平4−45212号公報では、
カップ本体の底部に内向きカールさせた外周紙を用い断
熱空気層を設ける方法が提案されている。さらに特開平
7−223683号公報にはカップ本体の胴部外壁面状
の円周上に帯状突起を設け外壁面との間に断熱空気層を
設ける方法が提案されている。
【0008】しかしながら上述の空気断熱層を設ける方
法ではいずれも空隙を多くして空気断熱層を設けている
が故にカップを手にしたときこれらの空隙が潰れてしま
い、断熱効果が弱くなってしまう問題があった。
法ではいずれも空隙を多くして空気断熱層を設けている
が故にカップを手にしたときこれらの空隙が潰れてしま
い、断熱効果が弱くなってしまう問題があった。
【0009】そこで、つぶれを抑止するために紙の剛性
を高めれば紙はたわみにくくなるが、紙の剛性を高める
には紙の坪量を上げる方策がある。しかしこの方策では
省資源の目的を達成できないばかりでなく、シートを内
側の紙カップに巻き付ける際に紙が厚すぎて成形しにく
く紙折れを発生して見栄えが悪くなるなどの問題があっ
た。
を高めれば紙はたわみにくくなるが、紙の剛性を高める
には紙の坪量を上げる方策がある。しかしこの方策では
省資源の目的を達成できないばかりでなく、シートを内
側の紙カップに巻き付ける際に紙が厚すぎて成形しにく
く紙折れを発生して見栄えが悪くなるなどの問題があっ
た。
【0010】紙の重量を上げずに剛性を発揮する手段と
しては古紙の配合量を減らすか配合せずに強度の高いU
KPなどのパルプを使用することが考えられるが紙強度
を上げるとシートを内側の紙カップに巻き付ける際に紙
が硬すぎて成形しにくく紙折れを発生して見栄えが悪く
なるなどの問題があった。
しては古紙の配合量を減らすか配合せずに強度の高いU
KPなどのパルプを使用することが考えられるが紙強度
を上げるとシートを内側の紙カップに巻き付ける際に紙
が硬すぎて成形しにくく紙折れを発生して見栄えが悪く
なるなどの問題があった。
【0011】外装紙の選定に際しては、従来は紙の坪量
によって選択されていたが、その際、紙密度、ヤング率
については特段考慮されていなかった。紙、板紙の剛性
は坪量、あるいはヤング率に関係し、それぞれ数値が高
いほど剛性は強くなる。しかしこのとき、巻き付け性能
は低下する。一方、紙の巻き付け性は密度とヤング率が
影響し、密度が低くヤング率が低いときは巻き付け性能
が向上する。しかしながら、このとき剛性は低下する。
これらのバランスをとることが肝要であるが、坪量、紙
密度、ヤング率、剛性と巻き付け性の関連は明確にされ
ていなかった。
によって選択されていたが、その際、紙密度、ヤング率
については特段考慮されていなかった。紙、板紙の剛性
は坪量、あるいはヤング率に関係し、それぞれ数値が高
いほど剛性は強くなる。しかしこのとき、巻き付け性能
は低下する。一方、紙の巻き付け性は密度とヤング率が
影響し、密度が低くヤング率が低いときは巻き付け性能
が向上する。しかしながら、このとき剛性は低下する。
これらのバランスをとることが肝要であるが、坪量、紙
密度、ヤング率、剛性と巻き付け性の関連は明確にされ
ていなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は保温性と断熱
性が必要とされる食品の容器に関し、容器強度を維持し
て保温性と断熱性の低減を抑止するだけでなく、かつ、
食品を食するときに、安全であり、印刷性、見栄え等の
商品性を損なうことなく、複雑な製造工程を経ずに製造
され、さらに廃棄する際の易廃棄性と環境負荷の少ない
ことを特徴とする紙カップを提供するものである。
性が必要とされる食品の容器に関し、容器強度を維持し
て保温性と断熱性の低減を抑止するだけでなく、かつ、
食品を食するときに、安全であり、印刷性、見栄え等の
商品性を損なうことなく、複雑な製造工程を経ずに製造
され、さらに廃棄する際の易廃棄性と環境負荷の少ない
ことを特徴とする紙カップを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明は以下の
構成を取る。 紙製の側壁及び紙製の底部からなるカップと前記カッ
プに0.5mm以上の空隙部分を有して側壁外面、すな
わち外装紙が貼着あるいは積層された保温断熱容器にお
いて、側壁外面、外装紙の該基材が単層か複数の紙層か
らなる積層され抄紙した紙、板紙からなり、坪量が20
0〜400g/m2の範囲にあって、密度が0.50〜
0.90g/cm3、ヤング率が2.0〜5.5GP
a(但し、抄紙方向と平行な方向と直角方向のヤング率
の相乗平均値)、かつ再離解パルプフリーネスが300
〜650ml・csfの範囲内で、該基材が紙の流れ
方向に直角方向で円筒に巻き付け円筒を作る際に紙折れ
が発生しない最低直径が50mm以下である紙・板紙を
側壁外面として貼着あるいは積層する。
構成を取る。 紙製の側壁及び紙製の底部からなるカップと前記カッ
プに0.5mm以上の空隙部分を有して側壁外面、すな
わち外装紙が貼着あるいは積層された保温断熱容器にお
いて、側壁外面、外装紙の該基材が単層か複数の紙層か
らなる積層され抄紙した紙、板紙からなり、坪量が20
0〜400g/m2の範囲にあって、密度が0.50〜
0.90g/cm3、ヤング率が2.0〜5.5GP
a(但し、抄紙方向と平行な方向と直角方向のヤング率
の相乗平均値)、かつ再離解パルプフリーネスが300
〜650ml・csfの範囲内で、該基材が紙の流れ
方向に直角方向で円筒に巻き付け円筒を作る際に紙折れ
が発生しない最低直径が50mm以下である紙・板紙を
側壁外面として貼着あるいは積層する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明者は保温性と断熱性が必要
とされる食品の容器に関し、容器強度を維持し、保温性
と断熱性を有するだけでなく、かつ、食品を食するとき
に、安全であり、印刷性、見栄え等の商品性を損なうこ
となく、複雑な製造工程を経ずに製造され、さらに廃棄
する際の易廃棄性と環境負荷の少ないことを特徴とする
紙カップを提供する方法について鋭意検討した結果、紙
製の側壁及び紙製の底部からなるカップと前記カップに
空隙部分を有して側壁外面が貼着あるいは積層された空
気断熱層形成型保温断熱容器において、特定の外装紙を
使用することで、断熱層構造を維持し熱伝導を低くして
保温、断熱性を付与できることを見いだした。
とされる食品の容器に関し、容器強度を維持し、保温性
と断熱性を有するだけでなく、かつ、食品を食するとき
に、安全であり、印刷性、見栄え等の商品性を損なうこ
となく、複雑な製造工程を経ずに製造され、さらに廃棄
する際の易廃棄性と環境負荷の少ないことを特徴とする
紙カップを提供する方法について鋭意検討した結果、紙
製の側壁及び紙製の底部からなるカップと前記カップに
空隙部分を有して側壁外面が貼着あるいは積層された空
気断熱層形成型保温断熱容器において、特定の外装紙を
使用することで、断熱層構造を維持し熱伝導を低くして
保温、断熱性を付与できることを見いだした。
【0015】すなわち断熱構造を維持するため、剛性の
ある紙、板紙が必要であるが、単に剛性の高い紙、板紙
では巻き付け成型性の低下という問題が発生する。そこ
で剛性と巻き付け成型性を両立させるためには、以下の
条件が必要であることを見いだした。
ある紙、板紙が必要であるが、単に剛性の高い紙、板紙
では巻き付け成型性の低下という問題が発生する。そこ
で剛性と巻き付け成型性を両立させるためには、以下の
条件が必要であることを見いだした。
【0016】本発明で使用される外装用紙の条件とし
て、坪量が200〜400g/m2の範囲として、さら
にヤング率が2.0〜5.5GPa(但し、抄紙方向と
平行な方向(MD方向)と直角方向(CD方向)のヤン
グ率の相乗平均値)とし、密度は、0.50〜0.90
g/cm3とし、抄紙後の再離解パルプフリーネスが3
00〜650ml・csfの範囲内で、さらに、紙の流
れ方向に直角方向で円筒に巻き付けて、カップ型の円筒
を作る際に紙折れが発生しない最低円筒直径が50mm
以下であることである。
て、坪量が200〜400g/m2の範囲として、さら
にヤング率が2.0〜5.5GPa(但し、抄紙方向と
平行な方向(MD方向)と直角方向(CD方向)のヤン
グ率の相乗平均値)とし、密度は、0.50〜0.90
g/cm3とし、抄紙後の再離解パルプフリーネスが3
00〜650ml・csfの範囲内で、さらに、紙の流
れ方向に直角方向で円筒に巻き付けて、カップ型の円筒
を作る際に紙折れが発生しない最低円筒直径が50mm
以下であることである。
【0017】坪量は400g/m2以下であることがコ
ストと容器重量の最適化から望ましく、坪量は200g
/m2以上であることは、剛性を維持するために必要で
ある。この坪量範囲において、さらにヤング率が2.0
〜5.5GPa(但し、MD方向とCD方向のヤング率
の相乗平均値)、の範囲とした場合、剛性を維持し、か
つカップ成型性能もまた維持できる。この時、使用する
外装紙の抄紙後の再離解パルプフリーネスを300〜6
50ml・csfとし、抄紙後のキャレンダー処理で密
度を0.50〜0.90g/cm3の範囲とした場合に
ヤング率は上記の範囲に入り、さらに、カップ成形性の
指標値である紙の円筒への巻き付性、すなわち、カップ
型の円筒を作る際に紙折れが発生しない円筒直径が50
mm以下であることが可能となる。これらの条件に合致
すれば、所期の断熱構造体を維持し、かつカップ成形性
能を有するので、断熱性と成形性を両立することができ
る。
ストと容器重量の最適化から望ましく、坪量は200g
/m2以上であることは、剛性を維持するために必要で
ある。この坪量範囲において、さらにヤング率が2.0
〜5.5GPa(但し、MD方向とCD方向のヤング率
の相乗平均値)、の範囲とした場合、剛性を維持し、か
つカップ成型性能もまた維持できる。この時、使用する
外装紙の抄紙後の再離解パルプフリーネスを300〜6
50ml・csfとし、抄紙後のキャレンダー処理で密
度を0.50〜0.90g/cm3の範囲とした場合に
ヤング率は上記の範囲に入り、さらに、カップ成形性の
指標値である紙の円筒への巻き付性、すなわち、カップ
型の円筒を作る際に紙折れが発生しない円筒直径が50
mm以下であることが可能となる。これらの条件に合致
すれば、所期の断熱構造体を維持し、かつカップ成形性
能を有するので、断熱性と成形性を両立することができ
る。
【0018】これらの数値条件下にあれば所期の断熱構
造体を維持し、かつカップ成形性能を有することができ
る理由は、以下のように考えることが出来る。断熱構造
体を維持するために剛性が必要なことはいうまでもない
が、紙の変形は、一般に紙の厚さとヤング率、密度に比
例する。これは、構造力学のたわみ式などによっても明
らかである。しかしながら、剛性が強ければ良いのでは
なく、カップ成型性を有した上での剛性が必要である。
カップ成型時に紙は加温され円筒型に沿わせて巻き付け
られ、或いはカーリングされるが、紙折れせずにカップ
成形されるカップ成型性の指標値は明確にされていなか
った。そこで、これらについて検討した結果、50mm
直径の円筒型に紙の流れ方向に直角にした紙を手で巻き
付けた場合、紙折れせずに巻き付けられることがカップ
成形性の指標になることを見いだした。この巻き付け性
能を有した上でかつ、剛性を有していれば断熱構造体を
維持し断熱性を持つことが可能となる。
造体を維持し、かつカップ成形性能を有することができ
る理由は、以下のように考えることが出来る。断熱構造
体を維持するために剛性が必要なことはいうまでもない
が、紙の変形は、一般に紙の厚さとヤング率、密度に比
例する。これは、構造力学のたわみ式などによっても明
らかである。しかしながら、剛性が強ければ良いのでは
なく、カップ成型性を有した上での剛性が必要である。
カップ成型時に紙は加温され円筒型に沿わせて巻き付け
られ、或いはカーリングされるが、紙折れせずにカップ
成形されるカップ成型性の指標値は明確にされていなか
った。そこで、これらについて検討した結果、50mm
直径の円筒型に紙の流れ方向に直角にした紙を手で巻き
付けた場合、紙折れせずに巻き付けられることがカップ
成形性の指標になることを見いだした。この巻き付け性
能を有した上でかつ、剛性を有していれば断熱構造体を
維持し断熱性を持つことが可能となる。
【0019】これらの数値範囲内に原紙を抄造していく
ためには剛直なパルプ、たとえばKPなどを使用するこ
と必要で、このことが剛性と巻き付け性を両立させるこ
とになる。KPは化学パルプで各種の蒸解液でパルプ化
されるが、一般に緻密で平滑な構造のシートが出来やす
い。これらは、紙料中のパルプフリーネスを300〜7
00ml・csfの範囲となるように叩解し抄造すれ
ば、抄紙ワイヤー上で離水しやすく、構造体を作りやす
いため、嵩高にすることが可能となる。結果として高い
剛度を発現できる。これらのパルプを配合した場合の配
合量を操業時に最適化させることは明確に確立されてい
ない。すなわち、外装紙に使用される紙、板紙は単層か
複数に積層され抄造されるか、複数のパルプの混合によ
って抄造されるため、それらの複合体である紙、板紙の
紙質、性能を抄造しながら臨機に把握して、対応するこ
とは困難である。そのため、紙、板紙の製造後に再離解
フリーネスを測定し、前述した再離解フリーネス範囲に
入れば所望の紙質、条件を満たす範囲に紙、板紙の抄造
することが可能であることを見いだした。
ためには剛直なパルプ、たとえばKPなどを使用するこ
と必要で、このことが剛性と巻き付け性を両立させるこ
とになる。KPは化学パルプで各種の蒸解液でパルプ化
されるが、一般に緻密で平滑な構造のシートが出来やす
い。これらは、紙料中のパルプフリーネスを300〜7
00ml・csfの範囲となるように叩解し抄造すれ
ば、抄紙ワイヤー上で離水しやすく、構造体を作りやす
いため、嵩高にすることが可能となる。結果として高い
剛度を発現できる。これらのパルプを配合した場合の配
合量を操業時に最適化させることは明確に確立されてい
ない。すなわち、外装紙に使用される紙、板紙は単層か
複数に積層され抄造されるか、複数のパルプの混合によ
って抄造されるため、それらの複合体である紙、板紙の
紙質、性能を抄造しながら臨機に把握して、対応するこ
とは困難である。そのため、紙、板紙の製造後に再離解
フリーネスを測定し、前述した再離解フリーネス範囲に
入れば所望の紙質、条件を満たす範囲に紙、板紙の抄造
することが可能であることを見いだした。
【0020】本発明による外装紙の条件範囲に抄造する
方法については特に制限はないが、長網、或いは丸網抄
紙機を用いて単層か複数に積層し抄造するか、複数のパ
ルプの混合によって抄造し、必要に応じてオンマシンで
塗工層を設け、抄造後段でキャレンダーを用いて所望の
密度に仕上げる方法がある。これらの方法においては坪
量が200〜400g/m2の範囲として、さらにヤン
グ率が2.0〜5.5GPa(但し、MD方向とCD方
向のヤング率の相乗平均値)の範囲とし、密度は0.5
0〜0.90g/cm3の範囲とし、抄紙後の再離解パ
ルプフリーネスが300〜650ml・csfの範囲内
で抄紙、製造出来れば特にその抄造条件と使用するパル
プは制限が無く、GP、RGP、TMPなどの機械パル
プやCGP、SCPなどのセミケミカルパルプやSP、
KP、マーセル化パルプなどの化学パルプ、さらに古紙
や非木材を用いたパルプなどを使用できる。
方法については特に制限はないが、長網、或いは丸網抄
紙機を用いて単層か複数に積層し抄造するか、複数のパ
ルプの混合によって抄造し、必要に応じてオンマシンで
塗工層を設け、抄造後段でキャレンダーを用いて所望の
密度に仕上げる方法がある。これらの方法においては坪
量が200〜400g/m2の範囲として、さらにヤン
グ率が2.0〜5.5GPa(但し、MD方向とCD方
向のヤング率の相乗平均値)の範囲とし、密度は0.5
0〜0.90g/cm3の範囲とし、抄紙後の再離解パ
ルプフリーネスが300〜650ml・csfの範囲内
で抄紙、製造出来れば特にその抄造条件と使用するパル
プは制限が無く、GP、RGP、TMPなどの機械パル
プやCGP、SCPなどのセミケミカルパルプやSP、
KP、マーセル化パルプなどの化学パルプ、さらに古紙
や非木材を用いたパルプなどを使用できる。
【0021】本発明の再離解フリーネスは、製造後の
紙、板紙(塗工層がある場合は塗工層を含める)をJI
S−P−8209の方法によって再離解したのち、JI
S−P−8121に従い測定した値である。再離解後の
パルプフリーネスを300〜650ml・csfの範囲
にする方法としては、複数のパルプにより抄造する場合
は、使用するパルプのフリーネスを前述の範囲にする場
合と、この他に、この範囲外のフリーネスのパルプを使
用して、抄紙後、または塗工層を設けた後の再離解した
際のフリーネスが300〜650ml・csfの範囲あ
れば、特に個々のパルプフリーネス設定に制限はない。
個々のパルプフリーネス調整は、コニカル型やドラムタ
イプ、ディスクタイプの各種のリファィナー、ジョルダ
ンを用いることが出来る。さらにこれらの制御は各種の
プロセス計測制御装置を用いることが出来る。またフリ
ーネスの調整に静電気結合型の低分子ポリマーや比較的
高分子の架橋型ポリマー、例えばポリエチレンイミン、
ポリアクリルアミドを使用することもできる。パルプス
ラリーにはその他に、前述のように各種のアニオン性、
ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩留向上剤、紙
力増強剤、サイズ剤等が適宜選択して使用できる。
紙、板紙(塗工層がある場合は塗工層を含める)をJI
S−P−8209の方法によって再離解したのち、JI
S−P−8121に従い測定した値である。再離解後の
パルプフリーネスを300〜650ml・csfの範囲
にする方法としては、複数のパルプにより抄造する場合
は、使用するパルプのフリーネスを前述の範囲にする場
合と、この他に、この範囲外のフリーネスのパルプを使
用して、抄紙後、または塗工層を設けた後の再離解した
際のフリーネスが300〜650ml・csfの範囲あ
れば、特に個々のパルプフリーネス設定に制限はない。
個々のパルプフリーネス調整は、コニカル型やドラムタ
イプ、ディスクタイプの各種のリファィナー、ジョルダ
ンを用いることが出来る。さらにこれらの制御は各種の
プロセス計測制御装置を用いることが出来る。またフリ
ーネスの調整に静電気結合型の低分子ポリマーや比較的
高分子の架橋型ポリマー、例えばポリエチレンイミン、
ポリアクリルアミドを使用することもできる。パルプス
ラリーにはその他に、前述のように各種のアニオン性、
ノニオン性、カチオン性あるいは両性の歩留向上剤、紙
力増強剤、サイズ剤等が適宜選択して使用できる。
【0022】本発明の外装紙を製造するにはパルプや紙
力増強剤を混合したパルプをワイヤー網に流して抄紙、
脱水・乾燥する。これに用いる紙力増強剤には、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、
ポリアミド尿素ホルムアルデヒド樹脂、ケトン樹脂、ポ
リアミドエピクロロヒドリン樹脂、ポリアミドポリアミ
ンエピクロルヒドリン樹脂、グリセロールポリグリシジ
ルエーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹脂等を挙げるこ
とができる。これら紙力増強剤を2種以上併用してもよ
い。その他、必要に応じて乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向
上剤、耐水化剤、サイズ剤、スライムコントロール剤、
内添填料、染料、消泡剤、等を使用しても良い。本発明
の外装紙には塗工を行っても行わなくても構わない。塗
料となる顔料塗被組成物にも特に制限はない。、塗工方
法についてもその装置については特に制限はなく、ゲー
トロールコーター、ブレードコーター、ロッドコーター
など各種コーターを使用できる。またオンマシン塗工で
あってもオフマシン塗工であってもよい。
力増強剤を混合したパルプをワイヤー網に流して抄紙、
脱水・乾燥する。これに用いる紙力増強剤には、尿素ホ
ルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、
ポリアミド尿素ホルムアルデヒド樹脂、ケトン樹脂、ポ
リアミドエピクロロヒドリン樹脂、ポリアミドポリアミ
ンエピクロルヒドリン樹脂、グリセロールポリグリシジ
ルエーテル樹脂、ポリエチレンイミン樹脂等を挙げるこ
とができる。これら紙力増強剤を2種以上併用してもよ
い。その他、必要に応じて乾燥紙力向上剤、湿潤紙力向
上剤、耐水化剤、サイズ剤、スライムコントロール剤、
内添填料、染料、消泡剤、等を使用しても良い。本発明
の外装紙には塗工を行っても行わなくても構わない。塗
料となる顔料塗被組成物にも特に制限はない。、塗工方
法についてもその装置については特に制限はなく、ゲー
トロールコーター、ブレードコーター、ロッドコーター
など各種コーターを使用できる。またオンマシン塗工で
あってもオフマシン塗工であってもよい。
【0023】本発明のヤング率とは、弾性係数とも呼ば
れる紙引張り抵抗性を示す数値である。この数値は、剛
性に影響を与えるのみならず、紙の絞り適性、折り曲げ
易さや、カールさせ易さなどの紙の成形性と密接に関わ
る。測定法は定速伸長形引張り試験から求められる加重
−変形曲線の初期直線勾配と紙の断面積から計算する。
また、高感度コンデンサマイクロフォンとFFTアナラ
イザーを用いて振動時における共振周波数を求め、曲げ
こわさの数値から導き出すこともできる。
れる紙引張り抵抗性を示す数値である。この数値は、剛
性に影響を与えるのみならず、紙の絞り適性、折り曲げ
易さや、カールさせ易さなどの紙の成形性と密接に関わ
る。測定法は定速伸長形引張り試験から求められる加重
−変形曲線の初期直線勾配と紙の断面積から計算する。
また、高感度コンデンサマイクロフォンとFFTアナラ
イザーを用いて振動時における共振周波数を求め、曲げ
こわさの数値から導き出すこともできる。
【0024】本発明の外装紙表面はそのまま印刷して使
用することもできるが、熱可塑性合成樹脂フィルムを印
刷面上に融着させるか、または熱可塑性合成樹脂フィル
ムの裏面に印刷させた後、融着させることもできる。さ
らに外装紙と印刷後の一般印刷用紙、あるいは印刷前の
印刷用紙を熱可塑性合成樹脂フィルムか、ゴム系、アク
リル系、シリコーン系粘着剤、ホットメルト粘着剤、澱
粉系接着剤、植物ガム系接着剤などの接着剤で貼り合わ
せて使用することもできる。印刷前の印刷用紙と外装紙
を貼り合わせた場合、貼り合わせた後に印刷することも
可能である。
用することもできるが、熱可塑性合成樹脂フィルムを印
刷面上に融着させるか、または熱可塑性合成樹脂フィル
ムの裏面に印刷させた後、融着させることもできる。さ
らに外装紙と印刷後の一般印刷用紙、あるいは印刷前の
印刷用紙を熱可塑性合成樹脂フィルムか、ゴム系、アク
リル系、シリコーン系粘着剤、ホットメルト粘着剤、澱
粉系接着剤、植物ガム系接着剤などの接着剤で貼り合わ
せて使用することもできる。印刷前の印刷用紙と外装紙
を貼り合わせた場合、貼り合わせた後に印刷することも
可能である。
【0025】
【実施例】以下実施例について述べる。濃度、配合、塗
布量等を示す数値は、固型分重量もしくは有効成分重量
基準の数値である。
布量等を示す数値は、固型分重量もしくは有効成分重量
基準の数値である。
【0026】評価試験方法 1.断熱適性試験 20℃65%RH環境下にカップを24時間放置したの
ち、カップに95℃の温水を入れ3分後カップを手で持
って、熱く感じ、容器から指の位置を変えるまでに至る
時間を断熱時間として測定する。これらの時間範囲で○
〜△〜×の5段階評価とする。試験者による測定誤差を
少なくするために、3人以上で測定し平均データを採用
する。触感は熱湯注入3分後、手でカップを保持できる
時間を評価。 ○:60sec以上、 ○〜△:45〜60sec、 △:30〜45se
c △〜×:15〜30sec、 ×:15sec以下
ち、カップに95℃の温水を入れ3分後カップを手で持
って、熱く感じ、容器から指の位置を変えるまでに至る
時間を断熱時間として測定する。これらの時間範囲で○
〜△〜×の5段階評価とする。試験者による測定誤差を
少なくするために、3人以上で測定し平均データを採用
する。触感は熱湯注入3分後、手でカップを保持できる
時間を評価。 ○:60sec以上、 ○〜△:45〜60sec、 △:30〜45se
c △〜×:15〜30sec、 ×:15sec以下
【0027】2.紙折れ円筒直径 直径の異なる高さ100mmの鉄製円筒に、紙の流れ方
向に対し幅50mm長さ200mmの大きさでサンプル
カットした短冊状試験片を、塗工層または紙オモテ面を
外面にして、幅50mm部分の一端を円筒に市販セロテ
ープで貼り付ける。鉄製円筒を机上で回転させ短冊状試
験片を巻き付けていく。一周巻き付けた時点で、外装面
の紙折れ発生を観察する。紙折れが発生しない最低直径
を紙折れ円筒直径として採用する。
向に対し幅50mm長さ200mmの大きさでサンプル
カットした短冊状試験片を、塗工層または紙オモテ面を
外面にして、幅50mm部分の一端を円筒に市販セロテ
ープで貼り付ける。鉄製円筒を机上で回転させ短冊状試
験片を巻き付けていく。一周巻き付けた時点で、外装面
の紙折れ発生を観察する。紙折れが発生しない最低直径
を紙折れ円筒直径として採用する。
【0028】3.カップ性状 カップ成形処理によって外装紙が著しく折れたり変形し
たものを×、やや湾曲したものを△、変形していないも
のを○とした。
たものを×、やや湾曲したものを△、変形していないも
のを○とした。
【0029】4.テーバー剛度 テーバー剛度は、JIS P8125に従い、長さ70
mm以上、幅38.0±0.2mmの試験片を荷重長さ
50mmの片持ちばりを構成させる専用の試験器で、1
5゜曲げる時に発現する抵抗力で曲げ荷重値として測定
される。 5.ヤング率 引っ張りと伸びによるヤング率を採用。引っ張りと伸び
については、JIS−P−8113(紙および板紙の引
っ張り強度試験法)で測定し、荷重値と変位量のグラフ
から求め、断面積は試験片の幅と紙厚から求め、ヤング
率(GPa)=引張り強さ(kN/m)/(ひずみmm
×断面積mm2)の式に代入して求める。MD方向とC
D方向につき測定し、相乗平均する。
mm以上、幅38.0±0.2mmの試験片を荷重長さ
50mmの片持ちばりを構成させる専用の試験器で、1
5゜曲げる時に発現する抵抗力で曲げ荷重値として測定
される。 5.ヤング率 引っ張りと伸びによるヤング率を採用。引っ張りと伸び
については、JIS−P−8113(紙および板紙の引
っ張り強度試験法)で測定し、荷重値と変位量のグラフ
から求め、断面積は試験片の幅と紙厚から求め、ヤング
率(GPa)=引張り強さ(kN/m)/(ひずみmm
×断面積mm2)の式に代入して求める。MD方向とC
D方向につき測定し、相乗平均する。
【0030】(実施例−1) 塗料調製 上塗り塗料:顔料組成としてウルトラホワイト90
(クレー、エンゲルハード社製)40部、カービタル9
0(重質炭酸カルシウム、イーシーシーインターナショ
ナル社製)40部、ブリリアント15(軽質炭酸カルシ
ウム、白石工業社製)20部を使用、これらとアロンT
−40(分散剤、東亜合成化学社製)0.10部、フォ
ーマスターAP(消泡剤、サンノプコ社製)0.10部
を分散水に添加、コーレス分散機により30分間撹拌し
70%濃度の顔料スラリーを得た。次いで、この顔料ス
ラリーに顔料100部に対し、バインダー組成として、
ペンフォードガム290(ヒドロキシエチルエーテル化
澱粉、ペンフォード社製)3.0部、SN−307(カ
ルボキシ変性SBRラテックス、住化A&L社製)12
部使用、これらと希釈水を加えて、10分間撹拌し、6
1%濃度の塗料組成物を得た。 下塗り塗料:顔料組成としてカオブライト(クレー、
シール社製)60部、ソフトン2200(重質炭酸カル
シウム、白石カルシウム社製)40部を使用、これらと
アロンT−40(分散剤、東亜合成化学社製)0.10
部、フォーマスターAP(消泡剤、サンノプコ社製)
0.10部を分散水に添加、コーレス分散機により30
分間撹拌し70%濃度の顔料スラリーを得た。次いで、
この顔料スラリーに顔料100部に対し、バインダー組
成として、MS4600(尿素リン酸エステル化澱粉、
日本食品化工社製)5.0部、JSR0668(カルボ
キシ変性SBRラテックス、ジェー・エス・アール社
製)16部使用、これらと希釈水を加えて、10分間撹
拌し、63%濃度の塗料組成物を得た。
(クレー、エンゲルハード社製)40部、カービタル9
0(重質炭酸カルシウム、イーシーシーインターナショ
ナル社製)40部、ブリリアント15(軽質炭酸カルシ
ウム、白石工業社製)20部を使用、これらとアロンT
−40(分散剤、東亜合成化学社製)0.10部、フォ
ーマスターAP(消泡剤、サンノプコ社製)0.10部
を分散水に添加、コーレス分散機により30分間撹拌し
70%濃度の顔料スラリーを得た。次いで、この顔料ス
ラリーに顔料100部に対し、バインダー組成として、
ペンフォードガム290(ヒドロキシエチルエーテル化
澱粉、ペンフォード社製)3.0部、SN−307(カ
ルボキシ変性SBRラテックス、住化A&L社製)12
部使用、これらと希釈水を加えて、10分間撹拌し、6
1%濃度の塗料組成物を得た。 下塗り塗料:顔料組成としてカオブライト(クレー、
シール社製)60部、ソフトン2200(重質炭酸カル
シウム、白石カルシウム社製)40部を使用、これらと
アロンT−40(分散剤、東亜合成化学社製)0.10
部、フォーマスターAP(消泡剤、サンノプコ社製)
0.10部を分散水に添加、コーレス分散機により30
分間撹拌し70%濃度の顔料スラリーを得た。次いで、
この顔料スラリーに顔料100部に対し、バインダー組
成として、MS4600(尿素リン酸エステル化澱粉、
日本食品化工社製)5.0部、JSR0668(カルボ
キシ変性SBRラテックス、ジェー・エス・アール社
製)16部使用、これらと希釈水を加えて、10分間撹
拌し、63%濃度の塗料組成物を得た。
【0031】原紙パルプ調製 1層目パルプ PFIミルで550ml・csfまで叩解したNBKP
を30%、LBKPを70%配合しアルキルケテンダイ
マー(濃度20%、AS−261、日本PMC)1.0
kg/P−t、カチオン澱粉(P−2A、本州産業製)
5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7
%)5.0kg/P−tを添加し紙料を調製する。 2〜4層目パルプ パルプ分散機で離解分散した400ml・csfの段ボ
ール古紙100%に対し、カチオン澱粉(P−2A、本
州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2
O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し紙料を
調製する。 5層目パルプ パルプ分散機で離解分散した250ml・csfの新聞
古紙を100%に対し、アルキルケテンダイマー(濃度
20%、AS−261、日本PMC)1.0kg/P−
t、カチオン澱粉(P−2A、本州産業製)15.0k
g/P−t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7%)5.
0kg/P−tを添加し紙料を調製する。
を30%、LBKPを70%配合しアルキルケテンダイ
マー(濃度20%、AS−261、日本PMC)1.0
kg/P−t、カチオン澱粉(P−2A、本州産業製)
5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7
%)5.0kg/P−tを添加し紙料を調製する。 2〜4層目パルプ パルプ分散機で離解分散した400ml・csfの段ボ
ール古紙100%に対し、カチオン澱粉(P−2A、本
州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2
O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し紙料を
調製する。 5層目パルプ パルプ分散機で離解分散した250ml・csfの新聞
古紙を100%に対し、アルキルケテンダイマー(濃度
20%、AS−261、日本PMC)1.0kg/P−
t、カチオン澱粉(P−2A、本州産業製)15.0k
g/P−t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7%)5.
0kg/P−tを添加し紙料を調製する。
【0032】原紙の抄紙と塗工 前記の調製パルプを5層目パルプから手抄きシートマシ
ンで手抄き、湿紙状態のまま抄き合わせ、重ねる。1層
あたりの坪量は66g/m2とし、原紙のトータル坪量
は330g/m2とする。抄き合わせ後ドラムドライヤ
ー表面温度を105℃にして乾燥させる。その後JIS
−P−8111に従い調湿し、さらに表面温度40℃、
線圧70kg/cm、周速5m/minで一次キャレン
ダー処理を行う。この後、前記の塗工用塗料を塗料濃度
30%としてマイヤーバーで下塗り塗料、上塗り塗料の
順で、それぞれ固型分で10g/m2ずつ塗工する。な
お、それぞれ塗工直後に105℃の熱風乾燥機に2分間
入れて乾燥する。その後JIS−P−8111に従い調
湿し、さらに表面温度80℃、線圧150kg/cm、
周速5m/minで2次キャレンダー処理を行い、塗工
紙を得る。この塗工紙を紙製の側壁及び紙製の底部から
なるカップ、詳しくは、ポリエチレン40μmを内壁に
融着ラミネートした210g/m2の上質紙からなるカ
ップの上端部と下端部にそれぞれ幅5.0mm、厚さ
2.0mmのスペーサーとなる帯紙を巻き付けたものの
上に酢酸ビニル系糊で貼着させ目的のカップを得た。さ
らに、この塗工紙をJIS−P−8209の方法によっ
て再離解したのち、JIS−P−8121に従って、再
離解フリーネスを測定する。評価は塗工紙の紙質測定と
共に、カップの温度触感を上記記述の方法によって実際
にカップを手で持ち評価する。結果を表に記す。
ンで手抄き、湿紙状態のまま抄き合わせ、重ねる。1層
あたりの坪量は66g/m2とし、原紙のトータル坪量
は330g/m2とする。抄き合わせ後ドラムドライヤ
ー表面温度を105℃にして乾燥させる。その後JIS
−P−8111に従い調湿し、さらに表面温度40℃、
線圧70kg/cm、周速5m/minで一次キャレン
ダー処理を行う。この後、前記の塗工用塗料を塗料濃度
30%としてマイヤーバーで下塗り塗料、上塗り塗料の
順で、それぞれ固型分で10g/m2ずつ塗工する。な
お、それぞれ塗工直後に105℃の熱風乾燥機に2分間
入れて乾燥する。その後JIS−P−8111に従い調
湿し、さらに表面温度80℃、線圧150kg/cm、
周速5m/minで2次キャレンダー処理を行い、塗工
紙を得る。この塗工紙を紙製の側壁及び紙製の底部から
なるカップ、詳しくは、ポリエチレン40μmを内壁に
融着ラミネートした210g/m2の上質紙からなるカ
ップの上端部と下端部にそれぞれ幅5.0mm、厚さ
2.0mmのスペーサーとなる帯紙を巻き付けたものの
上に酢酸ビニル系糊で貼着させ目的のカップを得た。さ
らに、この塗工紙をJIS−P−8209の方法によっ
て再離解したのち、JIS−P−8121に従って、再
離解フリーネスを測定する。評価は塗工紙の紙質測定と
共に、カップの温度触感を上記記述の方法によって実際
にカップを手で持ち評価する。結果を表に記す。
【0033】(実施例−2) 1層目パルプをPFIミルで400ml・csfまで
叩解したNBKPを30%、LBKPを70%配合しア
ルキルケテンダイマー(濃度20%、AS−261、日
本PMC)1.0kg/P−t、カチオン澱粉(P−2
A、本州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド
(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し
紙料を調製する。 2〜4層目パルプ配合をパルプ分散機で離解分散し、
PFIミルで250ml・csfまで叩解したTMPを
80%と同様にPFIミルで500ml・csfまで叩
解したNBKPを20%、に対し、カチオン澱粉(P−
2A、本州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド
(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し
紙料を調製する。原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量
を46g/m2にする。さらに各層間にPAM(PJ9
02、荒川化学製)0.5%濃度で0.2g/m2をス
プレーする。これらに変えた以外は前記、実施例−1と
同様にして調製し、評価した。結果を表に記す。
叩解したNBKPを30%、LBKPを70%配合しア
ルキルケテンダイマー(濃度20%、AS−261、日
本PMC)1.0kg/P−t、カチオン澱粉(P−2
A、本州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド
(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し
紙料を調製する。 2〜4層目パルプ配合をパルプ分散機で離解分散し、
PFIミルで250ml・csfまで叩解したTMPを
80%と同様にPFIミルで500ml・csfまで叩
解したNBKPを20%、に対し、カチオン澱粉(P−
2A、本州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド
(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し
紙料を調製する。原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量
を46g/m2にする。さらに各層間にPAM(PJ9
02、荒川化学製)0.5%濃度で0.2g/m2をス
プレーする。これらに変えた以外は前記、実施例−1と
同様にして調製し、評価した。結果を表に記す。
【0034】(実施例−3)上記実施例−3について、
原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量を74g/m2に
する。さらに塗工後のキャレンダー条件を線圧120k
g/cm、周速5m/minとした2次キャレンダー処
理を行いこれらに変えた以外は前記、実施例−1と同様
にして調製し、評価した。結果を表に記す。
原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量を74g/m2に
する。さらに塗工後のキャレンダー条件を線圧120k
g/cm、周速5m/minとした2次キャレンダー処
理を行いこれらに変えた以外は前記、実施例−1と同様
にして調製し、評価した。結果を表に記す。
【0035】(比較例−1)上記実施例−1と同様の条
件で抄紙、塗工するが、2〜4層目パルプ配合をパル
プ分散機で離解分散した200ml・csfの新聞古紙
100%とし、これに対し、カチオン澱粉(P−2A、
本州産業製)5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2
O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し紙料を
調製する。原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量を56
g/m2にする。これらに変えた以外は前記、実施例−
1と同様にして調製し、評価した。結果を表に記す。
件で抄紙、塗工するが、2〜4層目パルプ配合をパル
プ分散機で離解分散した200ml・csfの新聞古紙
100%とし、これに対し、カチオン澱粉(P−2A、
本州産業製)5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2
O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し紙料を
調製する。原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量を56
g/m2にする。これらに変えた以外は前記、実施例−
1と同様にして調製し、評価した。結果を表に記す。
【0036】(比較例−2)上記比較例−1と同様の条
件で抄紙、塗工するが、原紙すき合わせ時の一層当たり
の坪量を96g/m2にする。これらに変えた以外は前
記、実施例−1と同様にして調製し、評価した。結果を
表に記す。
件で抄紙、塗工するが、原紙すき合わせ時の一層当たり
の坪量を96g/m2にする。これらに変えた以外は前
記、実施例−1と同様にして調製し、評価した。結果を
表に記す。
【0037】(比較例−3) 1層目パルプをPFIミルで500ml・csfまで
叩解したNBKPを30%、LBKPを70%配合しア
ルキルケテンダイマー(濃度20%、AS−261、日
本PMC)1.0kg/P−t、カチオン澱粉(P−2
A、本州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド
(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し
紙料を調製する。 2〜4層目パルプ配合をパルプ分散機で離解分散した
750ml・csfのカールドファイバー80%とPF
Iミルで400ml・csfまで叩解したNBKPを2
0%、に対し、カチオン澱粉(P−2A、本州産業製)
5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7
%)5.0kg/P−tを添加し紙料を調製する。原紙
すき合わせ時の一層当たりの坪量を34g/m2にす
る。さらに塗工後のキャレンダー条件を線圧80kg/
cm、周速5m/minとした2次キャレンダー処理を
行いこれらに変えた以外は前記、実施例−1と同様にし
て調製し、評価した。結果を表に記す。
叩解したNBKPを30%、LBKPを70%配合しア
ルキルケテンダイマー(濃度20%、AS−261、日
本PMC)1.0kg/P−t、カチオン澱粉(P−2
A、本州産業製)15.0kg/P−t、硫酸バンド
(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し
紙料を調製する。 2〜4層目パルプ配合をパルプ分散機で離解分散した
750ml・csfのカールドファイバー80%とPF
Iミルで400ml・csfまで叩解したNBKPを2
0%、に対し、カチオン澱粉(P−2A、本州産業製)
5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2O3換算濃度7
%)5.0kg/P−tを添加し紙料を調製する。原紙
すき合わせ時の一層当たりの坪量を34g/m2にす
る。さらに塗工後のキャレンダー条件を線圧80kg/
cm、周速5m/minとした2次キャレンダー処理を
行いこれらに変えた以外は前記、実施例−1と同様にし
て調製し、評価した。結果を表に記す。
【0038】(比較例−4)上記実施例−1と同様の条
件で抄紙、塗工するが、2〜4層目パルプ配合をパル
プ分散機で離解分散した250ml・csfの新聞古紙
100%とし、これに対し、カチオン澱粉(P−2A、
本州産業製)5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2
O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し紙料を
調製する。原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量を66
g/m2にする。さらに塗工後のキャレンダー条件を線
圧200kg/cm、周速5m/minとした2次キャ
レンダー処理を行いこれらに変えたこれらに変えた以外
は前記、実施例−1と同様にして調製し、評価した。結
果を表に記す。
件で抄紙、塗工するが、2〜4層目パルプ配合をパル
プ分散機で離解分散した250ml・csfの新聞古紙
100%とし、これに対し、カチオン澱粉(P−2A、
本州産業製)5.0kg/P−t、硫酸バンド(Al2
O3換算濃度7%)5.0kg/P−tを添加し紙料を
調製する。原紙すき合わせ時の一層当たりの坪量を66
g/m2にする。さらに塗工後のキャレンダー条件を線
圧200kg/cm、周速5m/minとした2次キャ
レンダー処理を行いこれらに変えたこれらに変えた以外
は前記、実施例−1と同様にして調製し、評価した。結
果を表に記す。
【0039】(比較例−5)上記実施例−1と同様の条
件で抄紙、塗工するが2〜4層目パルプ配合をPFI
ミルで680ml・csfまで叩解したNBKPを10
0%配合し、アルキルケテンダイマー(濃度20%、A
S−261、日本PMC)1.0kg/P−t、カチオ
ン澱粉(P−2A、本州産業製)5.0kg/P−t、
硫酸バンド(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−
tを添加し紙料を調製するものとする。原紙すき合わせ
時の一層当たりの坪量を78g/m2にする。さらに塗
工後のキャレンダー条件を線圧160kg/cm、周速
5m/minとした2次キャレンダー処理を行う。これ
らを変えた以外は前記、実施例−1と同様にして調製
し、評価した。結果を表に記す。
件で抄紙、塗工するが2〜4層目パルプ配合をPFI
ミルで680ml・csfまで叩解したNBKPを10
0%配合し、アルキルケテンダイマー(濃度20%、A
S−261、日本PMC)1.0kg/P−t、カチオ
ン澱粉(P−2A、本州産業製)5.0kg/P−t、
硫酸バンド(Al2O3換算濃度7%)5.0kg/P−
tを添加し紙料を調製するものとする。原紙すき合わせ
時の一層当たりの坪量を78g/m2にする。さらに塗
工後のキャレンダー条件を線圧160kg/cm、周速
5m/minとした2次キャレンダー処理を行う。これ
らを変えた以外は前記、実施例−1と同様にして調製
し、評価した。結果を表に記す。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の効果】本発明のカップは外装紙の諸特性を制御
することにより、断熱層構造を維持しやすく、保温性と
断熱性を有するだけでなく、印刷性、見栄え等の商品性
を損なうことなく、廃棄する際の易廃棄性と環境負荷の
少ない紙カップであった。
することにより、断熱層構造を維持しやすく、保温性と
断熱性を有するだけでなく、印刷性、見栄え等の商品性
を損なうことなく、廃棄する際の易廃棄性と環境負荷の
少ない紙カップであった。
Claims (1)
- 【請求項1】紙製の側壁及び紙製の底部からなるカップ
と前記カップに空隙部分を有して側壁外面が貼着あるい
は積層された紙基材による外装紙を含む保温断熱容器に
おいて、該外装紙が表面に塗工層を設けた、または、設
けない一層または二層以上の抄合わせ抄紙した紙、板紙
であって、その坪量が200〜400g/m2、密度が
0.50〜0.90g/cm3、ヤング率が2.0〜
5.5GPa(但し、抄紙方向と平行な方向と直角方向
のヤング率の相乗平均値)、かつ再離解パルプフリーネ
スが300〜650ml・csfの範囲であり、紙の抄
紙方向に対し、直角方向で円筒を作る際に紙折れが発生
しない円筒直径が50mm以下であることを特徴とする
保温断熱容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11208912A JP2000281151A (ja) | 1999-01-27 | 1999-07-23 | 保温断熱容器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1791099 | 1999-01-27 | ||
JP11-17910 | 1999-01-27 | ||
JP11208912A JP2000281151A (ja) | 1999-01-27 | 1999-07-23 | 保温断熱容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000281151A true JP2000281151A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=26354496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11208912A Pending JP2000281151A (ja) | 1999-01-27 | 1999-07-23 | 保温断熱容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000281151A (ja) |
-
1999
- 1999-07-23 JP JP11208912A patent/JP2000281151A/ja active Pending
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