JP2000278926A - 4サイクル内燃機関用始動兼発電装置 - Google Patents
4サイクル内燃機関用始動兼発電装置Info
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- JP2000278926A JP2000278926A JP11079337A JP7933799A JP2000278926A JP 2000278926 A JP2000278926 A JP 2000278926A JP 11079337 A JP11079337 A JP 11079337A JP 7933799 A JP7933799 A JP 7933799A JP 2000278926 A JP2000278926 A JP 2000278926A
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- H02K7/00—Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
- H02K7/18—Structural association of electric generators with mechanical driving motors, e.g. with turbines
- H02K7/1807—Rotary generators
- H02K7/1815—Rotary generators structurally associated with reciprocating piston engines
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- H—ELECTRICITY
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- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K23/00—DC commutator motors or generators having mechanical commutator; Universal AC/DC commutator motors
- H02K23/52—Motors acting also as generators, e.g. starting motors used as generators for ignition or lighting
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N11/00—Starting of engines by means of electric motors
- F02N11/04—Starting of engines by means of electric motors the motors being associated with current generators
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N11/00—Starting of engines by means of electric motors
- F02N11/08—Circuits or control means specially adapted for starting of engines
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- H02K23/66—Structural association with auxiliary electric devices influencing the characteristic of, or controlling, the machine, e.g. with impedances or switches
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- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/12—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
- H02K21/14—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets rotating within the armatures
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- H02K7/10—Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
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- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
- Dc Machiner (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クランクシャフトにカムシャフト駆動手段を
設けた4サイクルエンジンを小型化すること。 【解決手段】 クランク室9から突出したクランクシャ
フト12には、カムシャフト駆動のためのスプロケット
59が取付けられ、それより外側に始動兼発電装置を設
ける。インナロータ15の、スプロケット59側には、
遠心力で動作するガバナウェイト55を含むガバナ54
を設ける一方、インナロータ15の外側にはブラシ44
を含むホルダ41を設ける。ガバナウェイト55の動き
につれてブラシ44を整流子片53に対して接離させる
ため、ガバナ54とブラシホルダ41とを連結ピン45
で連結する。この構成により、始動兼発電装置が外側へ
突出する程度を小さくできる。
設けた4サイクルエンジンを小型化すること。 【解決手段】 クランク室9から突出したクランクシャ
フト12には、カムシャフト駆動のためのスプロケット
59が取付けられ、それより外側に始動兼発電装置を設
ける。インナロータ15の、スプロケット59側には、
遠心力で動作するガバナウェイト55を含むガバナ54
を設ける一方、インナロータ15の外側にはブラシ44
を含むホルダ41を設ける。ガバナウェイト55の動き
につれてブラシ44を整流子片53に対して接離させる
ため、ガバナ54とブラシホルダ41とを連結ピン45
で連結する。この構成により、始動兼発電装置が外側へ
突出する程度を小さくできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動兼発電装置に
関し、特に、4サイクル内燃機関用始動兼発電装置に関
する。
関し、特に、4サイクル内燃機関用始動兼発電装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の内燃機関(以下、「エンジン」と
いう)に使用されている始動兼発電装置を、特開平9−
215292号公報に記載されているものを例に説明す
る。図11は自動二輪車の2サイクルエンジンに使用さ
れる始動兼発電装置の断面図である。始動兼発電装置1
00はクランクケース101の側方に設けられている。
インナロータ102は、そのロータボス103がクラン
クシャフト104の端部に嵌合されており、クランクシ
ャフト104と一体に回転するようにナット105で緊
締されている。ロータボス103の外周には、6か所に
分けて永久磁石106が取付けられ、ロータカバー10
7が被せられている。
いう)に使用されている始動兼発電装置を、特開平9−
215292号公報に記載されているものを例に説明す
る。図11は自動二輪車の2サイクルエンジンに使用さ
れる始動兼発電装置の断面図である。始動兼発電装置1
00はクランクケース101の側方に設けられている。
インナロータ102は、そのロータボス103がクラン
クシャフト104の端部に嵌合されており、クランクシ
ャフト104と一体に回転するようにナット105で緊
締されている。ロータボス103の外周には、6か所に
分けて永久磁石106が取付けられ、ロータカバー10
7が被せられている。
【0003】ロータボス103の一側面には円筒部10
3aが突設されており、その外周には円筒状のガバナイ
ンナ108がクランクシャフト104の軸方向に摺動可
能に嵌合されている。なお、ガバナインナ108とロー
タボス103の円筒部103aとは図示しないピンによ
って互いの回転方向の動きは規制されている。ガバナイ
ンナ108および円筒部103a間には、ガバナインナ
108とロータボス103とを遠ざける方向に力が作用
するように圧縮ばね109が収容されている。
3aが突設されており、その外周には円筒状のガバナイ
ンナ108がクランクシャフト104の軸方向に摺動可
能に嵌合されている。なお、ガバナインナ108とロー
タボス103の円筒部103aとは図示しないピンによ
って互いの回転方向の動きは規制されている。ガバナイ
ンナ108および円筒部103a間には、ガバナインナ
108とロータボス103とを遠ざける方向に力が作用
するように圧縮ばね109が収容されている。
【0004】ロータボス103の一側面には、ガバナイ
ンナ108を外周から包むように設けられたガバナアウ
タ110がリベット111によって固定されている。前
記ガバナインナ108とガバナアウタ110は、ガバナ
ウェイトとしての金属ボール112を収容するポケット
113を形成しており、ポケット113の断面形状はガ
バナアウタ110側ですぼんだテーパ形状を成してい
る。
ンナ108を外周から包むように設けられたガバナアウ
タ110がリベット111によって固定されている。前
記ガバナインナ108とガバナアウタ110は、ガバナ
ウェイトとしての金属ボール112を収容するポケット
113を形成しており、ポケット113の断面形状はガ
バナアウタ110側ですぼんだテーパ形状を成してい
る。
【0005】ガバナインナ108の底部外側にはブラシ
ホルダ114が設けられ、ボルト115で互いに一体に
組付けられている。ブラシホルダ114には圧縮ばね1
16で付勢されたブラシ117が設けられている。
ホルダ114が設けられ、ボルト115で互いに一体に
組付けられている。ブラシホルダ114には圧縮ばね1
16で付勢されたブラシ117が設けられている。
【0006】インナロータ102の外周に配設されるア
ウタステータ118のステータコア118aには、発電
コイル119と始動コイル120とが巻回されていて、
このステータコア118aから延出した円筒部121が
ガバナアウタ110およびブラシホルダ114の一部を
覆っている。また、ステータコア118aの円筒部12
1の端部には整流子ホルダ122を連結し、これを支持
している。整流子ホルダ122には前記ブラシ117と
摺動する整流子片123が固定されている。
ウタステータ118のステータコア118aには、発電
コイル119と始動コイル120とが巻回されていて、
このステータコア118aから延出した円筒部121が
ガバナアウタ110およびブラシホルダ114の一部を
覆っている。また、ステータコア118aの円筒部12
1の端部には整流子ホルダ122を連結し、これを支持
している。整流子ホルダ122には前記ブラシ117と
摺動する整流子片123が固定されている。
【0007】上記構成において、図示しないバッテリか
ら整流子片123およびブラシ117を通じて始動コイ
ル120に電流が供給されると、インナロータ102は
トルクを生じ、クランクシャフト104が回転してエン
ジンが始動する。インナロータ102の回転数の増大に
伴い、ポケット113内でボール112が遠心力によっ
てガバナアウタ110側に移動し、クランクシャフト1
04の軸方向でガバナアウタ110からガバナインナ1
08を遠ざけるように作用し、ブラシホルダ114はガ
バナインナ108とともに移動する。その結果、ブラシ
117は整流子片123から離れる。ブラシ117が整
流子片123から離れた後は、エンジン駆動でクランク
シャフト104が回転し、その結果、発電コイル119
によって発電され図示しないバッテリへ電流が供給され
る。
ら整流子片123およびブラシ117を通じて始動コイ
ル120に電流が供給されると、インナロータ102は
トルクを生じ、クランクシャフト104が回転してエン
ジンが始動する。インナロータ102の回転数の増大に
伴い、ポケット113内でボール112が遠心力によっ
てガバナアウタ110側に移動し、クランクシャフト1
04の軸方向でガバナアウタ110からガバナインナ1
08を遠ざけるように作用し、ブラシホルダ114はガ
バナインナ108とともに移動する。その結果、ブラシ
117は整流子片123から離れる。ブラシ117が整
流子片123から離れた後は、エンジン駆動でクランク
シャフト104が回転し、その結果、発電コイル119
によって発電され図示しないバッテリへ電流が供給され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記始動兼発電装置で
は、インナロータの外側寄り、つまりクランクシャフト
の軸受から離れた位置にガバナ機構やブラシ機構が設け
られているため、クランクシャフトの端部方向への突出
量が大きくなるという問題点がある。シリンダヘッドに
カムシャフトを備えた4サイクルエンジンにおいては、
クランクシャフト上にカムシャフトの駆動手段を配置す
ることがある。したがって、この場合には、クランクシ
ャフトの軸受部からクランクシャフト端部まではさらに
遠くなる。特に、ガバナウェイトのような慣性モーメン
トの大きい物体を軸端に備えた場合には、クランクシャ
フトの径を大きくする必要が生じる等、エンジンの大型
化につながる。
は、インナロータの外側寄り、つまりクランクシャフト
の軸受から離れた位置にガバナ機構やブラシ機構が設け
られているため、クランクシャフトの端部方向への突出
量が大きくなるという問題点がある。シリンダヘッドに
カムシャフトを備えた4サイクルエンジンにおいては、
クランクシャフト上にカムシャフトの駆動手段を配置す
ることがある。したがって、この場合には、クランクシ
ャフトの軸受部からクランクシャフト端部まではさらに
遠くなる。特に、ガバナウェイトのような慣性モーメン
トの大きい物体を軸端に備えた場合には、クランクシャ
フトの径を大きくする必要が生じる等、エンジンの大型
化につながる。
【0009】本発明は、上記課題に鑑み、クランクシャ
フトの端部方向への突出部分を少なくしてエンジンの小
型化を図ることができる始動兼発電装置を提供すること
を目的とする。
フトの端部方向への突出部分を少なくしてエンジンの小
型化を図ることができる始動兼発電装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、シリンダヘッドに設けた
吸気弁および排気弁を駆動する弁駆動系と、クランクシ
ャフトの一側に設けられた前記弁駆動系の駆動手段とを
有する4サイクルエンジンの始動兼発電装置において、
前記駆動手段が設けられた側でクランクシャフトの端部
に設けられ、周囲に永久磁石を配置したインナロータ
と、前記インナロータの外周に配置され、始動コイルお
よび発電コイルを有するアウタステータと、前記駆動手
段に隣接する側で前記インナロータに設けられたガバナ
手段と、前記駆動手段設置側とは反対側にあって、前記
インナロータにその軸方向で偏倚自在に設けられた前記
始動コイル用の給電ブラシ手段と、前記給電ブラシ手段
を給電側に対して接離させるため前記ガバナ手段および
前記給電ブラシ手段を連結する連結手段とを具備した点
に特徴がある。
的を達成するための本発明は、シリンダヘッドに設けた
吸気弁および排気弁を駆動する弁駆動系と、クランクシ
ャフトの一側に設けられた前記弁駆動系の駆動手段とを
有する4サイクルエンジンの始動兼発電装置において、
前記駆動手段が設けられた側でクランクシャフトの端部
に設けられ、周囲に永久磁石を配置したインナロータ
と、前記インナロータの外周に配置され、始動コイルお
よび発電コイルを有するアウタステータと、前記駆動手
段に隣接する側で前記インナロータに設けられたガバナ
手段と、前記駆動手段設置側とは反対側にあって、前記
インナロータにその軸方向で偏倚自在に設けられた前記
始動コイル用の給電ブラシ手段と、前記給電ブラシ手段
を給電側に対して接離させるため前記ガバナ手段および
前記給電ブラシ手段を連結する連結手段とを具備した点
に特徴がある。
【0011】上記特徴によれば、クランク室から外側に
向かって、弁駆動系の駆動手段、ガバナ手段、インナロ
ータ、および給電ブラシ手段が、これらの順でクランク
シャフト上に配列される。このように、配列することに
よって、クランクシャフトないしはクランシャフトに設
けられた部分が外側に突出す程度を小さくすることがで
きる。また、ガバナ手段のような慣性モーメントの大き
い部分をクランクシャフトの中央寄り、つまりクランク
室に近付けて配置したので、クランクシャフトが太径に
ならず、エンジンの小型化につながる。
向かって、弁駆動系の駆動手段、ガバナ手段、インナロ
ータ、および給電ブラシ手段が、これらの順でクランク
シャフト上に配列される。このように、配列することに
よって、クランクシャフトないしはクランシャフトに設
けられた部分が外側に突出す程度を小さくすることがで
きる。また、ガバナ手段のような慣性モーメントの大き
い部分をクランクシャフトの中央寄り、つまりクランク
室に近付けて配置したので、クランクシャフトが太径に
ならず、エンジンの小型化につながる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図10は、本発明の一実施形態である始
動兼発電装置を搭載した自動二輪車の全体側面図であ
る。同図において、車体前部2と車体後部3とは低いフ
ロア部4を介して連結されており、ダウンチューブ6と
メインパイプ7とを含む車体フレームによって車体の骨
格が構成されている。燃料タンクおよび収納ボックス
(共に図示せず)はメインパイプ7により支持され、そ
の上方にシート8が配置されている。シート8はその下
部に設けられるラゲッジボックスの蓋を兼ねることがで
き、ラゲッジボックスは、その前部FRに設けられるヒ
ンジ機構により開閉自在に構成されている。
細に説明する。図10は、本発明の一実施形態である始
動兼発電装置を搭載した自動二輪車の全体側面図であ
る。同図において、車体前部2と車体後部3とは低いフ
ロア部4を介して連結されており、ダウンチューブ6と
メインパイプ7とを含む車体フレームによって車体の骨
格が構成されている。燃料タンクおよび収納ボックス
(共に図示せず)はメインパイプ7により支持され、そ
の上方にシート8が配置されている。シート8はその下
部に設けられるラゲッジボックスの蓋を兼ねることがで
き、ラゲッジボックスは、その前部FRに設けられるヒ
ンジ機構により開閉自在に構成されている。
【0013】一方、車体前部2ではダウンチューブ6に
ステアリングヘッド5が設けられ、このステアリングヘ
ッド5によってフロントフォーク12Aが軸支されてい
る。上方に延びたフロントフォーク12Aの上端にはハ
ンドル11Aが取付けられる一方、下端には前輪13A
が軸支されている。ハンドル11Aの上部は計器板を兼
ねたハンドルカバー33で覆われている。
ステアリングヘッド5が設けられ、このステアリングヘ
ッド5によってフロントフォーク12Aが軸支されてい
る。上方に延びたフロントフォーク12Aの上端にはハ
ンドル11Aが取付けられる一方、下端には前輪13A
が軸支されている。ハンドル11Aの上部は計器板を兼
ねたハンドルカバー33で覆われている。
【0014】メインパイプ7の途中にはリンク部材(ハ
ンガ)37が回動自在に軸支され、このハンガ37によ
りスイングユニット17がメインパイプ7に揺動自在に
連結支持されている。スイングユニット17には、その
前部に単気筒の4サイクルエンジン200が搭載されて
いる。このエンジン200から後方にかけてベルト式無
段変速機35が構成され、その後部には遠心クラッチを
介して設けられた減速機構38に後輪21が軸支されて
いる。減速機構38の上端とメインパイプ7の上部屈曲
部との間にはリヤクッション22が介装されている。ス
イングユニット17の前部には、エンジン200のシリ
ンダヘッド32から延出した吸気管23が接続され、さ
らにこの吸気管23には気化器24および同気化器24
に連結されたエアクリーナ25が配設されている。
ンガ)37が回動自在に軸支され、このハンガ37によ
りスイングユニット17がメインパイプ7に揺動自在に
連結支持されている。スイングユニット17には、その
前部に単気筒の4サイクルエンジン200が搭載されて
いる。このエンジン200から後方にかけてベルト式無
段変速機35が構成され、その後部には遠心クラッチを
介して設けられた減速機構38に後輪21が軸支されて
いる。減速機構38の上端とメインパイプ7の上部屈曲
部との間にはリヤクッション22が介装されている。ス
イングユニット17の前部には、エンジン200のシリ
ンダヘッド32から延出した吸気管23が接続され、さ
らにこの吸気管23には気化器24および同気化器24
に連結されたエアクリーナ25が配設されている。
【0015】ベルト式無段変速機35の伝動ケースカバ
ー36から突出したキックシャフト27にキックアーム
28の基端が固着され、キックアーム28の先端にキッ
クペダル29が設けられている。スイングユニットケー
ス31の下部に設けられた枢軸18にはメインスタンド
26が枢着されており、駐車に際してはこのメインスタ
ンド26を立てる(鎖線で図示)。
ー36から突出したキックシャフト27にキックアーム
28の基端が固着され、キックアーム28の先端にキッ
クペダル29が設けられている。スイングユニットケー
ス31の下部に設けられた枢軸18にはメインスタンド
26が枢着されており、駐車に際してはこのメインスタ
ンド26を立てる(鎖線で図示)。
【0016】次に、前記エンジン200について詳細に
説明する。図1は始動兼発電装置の構造を示すエンジン
200の断面図であり、図10におけるA−A位置で断
面図である。まず、図1において、前記メインパイプ7
に保持されるハンガ37を備えたスイングユニットケー
ス31には主軸受10,11で回転自在に支持されたク
ランクシャフト12が設けられていて、このクランクシ
ャフト12にはクランクピン13を介してコンロッド1
4が連結されている。クランク室9から張出したクラン
クシャフト12の一端部には始動兼発電装置のインナロ
ータ15が設けられている。
説明する。図1は始動兼発電装置の構造を示すエンジン
200の断面図であり、図10におけるA−A位置で断
面図である。まず、図1において、前記メインパイプ7
に保持されるハンガ37を備えたスイングユニットケー
ス31には主軸受10,11で回転自在に支持されたク
ランクシャフト12が設けられていて、このクランクシ
ャフト12にはクランクピン13を介してコンロッド1
4が連結されている。クランク室9から張出したクラン
クシャフト12の一端部には始動兼発電装置のインナロ
ータ15が設けられている。
【0017】インナロータ15はロータボス16および
ロータボス16の外周面に嵌着された永久磁石19を有
する。永久磁石19は、例えばネオジウム鉄ボロン系で
あり、クランクシャフト12を中心として等角度間隔で
6か所に設けられている。ロータボス16はその中心部
でクランクシャフト12の先端テーパ部に嵌合してい
る。ロータボス16の一端(クランクシャフト12とは
反対側の端)にはフランジ部材39が配置され、ロータ
ボス16はこのフランジ部材39とともにボルト20で
クランクシャフト12に固定されている。
ロータボス16の外周面に嵌着された永久磁石19を有
する。永久磁石19は、例えばネオジウム鉄ボロン系で
あり、クランクシャフト12を中心として等角度間隔で
6か所に設けられている。ロータボス16はその中心部
でクランクシャフト12の先端テーパ部に嵌合してい
る。ロータボス16の一端(クランクシャフト12とは
反対側の端)にはフランジ部材39が配置され、ロータ
ボス16はこのフランジ部材39とともにボルト20で
クランクシャフト12に固定されている。
【0018】ロータボス16には、前記フランジ部材3
9側に突出した小径円筒部40が形成されており、円筒
部40の外周には、この円筒部40に対して摺動自在に
ブラシホルダ41が設けられている。ブラシホルダ41
は圧縮コイルばね42で前記フランジ部材39方向に付
勢されている。ブラシホルダ41には圧縮コイルばね4
3で付勢されたブラシ44が設けられている。ロータボ
ス16にはクランクシャフト12の中心軸と平行に延び
た連結ピン45が貫通しており、その一端は前記ブラシ
ホルダ41に固結されているとともに、他端はガバナ
(詳細は後述)のプレート46に連結されている。
9側に突出した小径円筒部40が形成されており、円筒
部40の外周には、この円筒部40に対して摺動自在に
ブラシホルダ41が設けられている。ブラシホルダ41
は圧縮コイルばね42で前記フランジ部材39方向に付
勢されている。ブラシホルダ41には圧縮コイルばね4
3で付勢されたブラシ44が設けられている。ロータボ
ス16にはクランクシャフト12の中心軸と平行に延び
た連結ピン45が貫通しており、その一端は前記ブラシ
ホルダ41に固結されているとともに、他端はガバナ
(詳細は後述)のプレート46に連結されている。
【0019】インナロータ15の外周に配設されたアウ
タステータ47のステータコア48はボルト49によっ
てスイングユニットケース31に固定されている。この
ステータコア49のヨーク49aには、発電コイル50
と始動コイル51とが巻回されていて、ステータコア4
9から延出した円筒部49bは前記ブラシホルダ41を
覆っている。円筒部49bの端部には整流子ホルダ52
が連結されており、この整流子ホルダ52には前記ブラ
シ44と摺動するように整流子片53が固定されてい
る。すなわち、前記圧縮コイルばね43で付勢されてい
るブラシ44と対向する位置に整流子片53が配置され
ている。
タステータ47のステータコア48はボルト49によっ
てスイングユニットケース31に固定されている。この
ステータコア49のヨーク49aには、発電コイル50
と始動コイル51とが巻回されていて、ステータコア4
9から延出した円筒部49bは前記ブラシホルダ41を
覆っている。円筒部49bの端部には整流子ホルダ52
が連結されており、この整流子ホルダ52には前記ブラ
シ44と摺動するように整流子片53が固定されてい
る。すなわち、前記圧縮コイルばね43で付勢されてい
るブラシ44と対向する位置に整流子片53が配置され
ている。
【0020】なお、図1では1個のブラシ44しか示さ
れていないが、この1個だけでなく、インナロータ15
の回転方向に必要数設けられているのはもちろんであ
る。ブラシおよび整流子片の個数や形状の一例は、本出
願人による先願(特開平9−215292号)の明細書
に記載されている。また、後述のガバナによってブラシ
ホルダ41がクランクシャフト12側に偏倚させられた
とき、ブラシ44が整流子片53から離れるように、ブ
ラシ44のストロークは所定量に制限されている。スト
ローク制限のためにブラシホルダ41とブラシ44との
間には図示しない係止手段が設けられる。
れていないが、この1個だけでなく、インナロータ15
の回転方向に必要数設けられているのはもちろんであ
る。ブラシおよび整流子片の個数や形状の一例は、本出
願人による先願(特開平9−215292号)の明細書
に記載されている。また、後述のガバナによってブラシ
ホルダ41がクランクシャフト12側に偏倚させられた
とき、ブラシ44が整流子片53から離れるように、ブ
ラシ44のストロークは所定量に制限されている。スト
ローク制限のためにブラシホルダ41とブラシ44との
間には図示しない係止手段が設けられる。
【0021】前記ロータボス16の端部つまりクランク
シャフト12との嵌合部側には始動モードと発電モード
とを自動的に切換えるガバナ54が設けられている。ガ
バナ54は前記プレート46と、このプレート46をク
ランクシャフト12の中心軸方向に偏倚させるためのガ
バナウェイトとしてのローラ55とを含んでいる。ロー
ラ55は金属製の芯に樹脂カバーを設けたものが好まし
いが、樹脂カバーを儲けないもの、または全体が樹脂で
形成されているものであってもよい。ロータボス16に
は前記ローラ55を収容するポケット56が形成されて
おり、このポケット45は図示のようにアウタステータ
47側ですぼんだテーパ状断面を成している。
シャフト12との嵌合部側には始動モードと発電モード
とを自動的に切換えるガバナ54が設けられている。ガ
バナ54は前記プレート46と、このプレート46をク
ランクシャフト12の中心軸方向に偏倚させるためのガ
バナウェイトとしてのローラ55とを含んでいる。ロー
ラ55は金属製の芯に樹脂カバーを設けたものが好まし
いが、樹脂カバーを儲けないもの、または全体が樹脂で
形成されているものであってもよい。ロータボス16に
は前記ローラ55を収容するポケット56が形成されて
おり、このポケット45は図示のようにアウタステータ
47側ですぼんだテーパ状断面を成している。
【0022】前記フランジ部材39にはラジエータファ
ン57が取付けられていて、このラジエータファン57
に対向してラジエータ58が設けられている。また、ク
ランクシャフト12上には、インナロータ15および主
軸受11間にスプロケット59が固定されていて、この
スプロケット59にはクランクシャフト12からカムシ
ャフト(図2参照)を駆動するための動力を得るための
チェーン60が掛けられている。なお、スプロケット5
9は潤滑オイルを循環させるポンプに動力を伝達するた
めのギヤ61と一体的に形成されている。ギヤ61は、
図7に関して後述するギヤポンプの駆動軸に固定された
ギヤに動力を伝達する。
ン57が取付けられていて、このラジエータファン57
に対向してラジエータ58が設けられている。また、ク
ランクシャフト12上には、インナロータ15および主
軸受11間にスプロケット59が固定されていて、この
スプロケット59にはクランクシャフト12からカムシ
ャフト(図2参照)を駆動するための動力を得るための
チェーン60が掛けられている。なお、スプロケット5
9は潤滑オイルを循環させるポンプに動力を伝達するた
めのギヤ61と一体的に形成されている。ギヤ61は、
図7に関して後述するギヤポンプの駆動軸に固定された
ギヤに動力を伝達する。
【0023】上記構成において、スタータボタンを押し
てバッテリ(図示しない)により整流子片53に電圧を
印加すると、ブラシ44を通じて始動コイル51に電流
が流れ、インナロータ15が回転する。その結果、イン
ナロータ15と結合されているクランクシャフト12が
回転させられエンジン200が始動される。エンジン2
00の回転数が増大すると、ガバナウェイト55は遠心
力を受け、ポケット56内でロータボス16の外周方向
に移動して図中鎖線で示した位置に至る。
てバッテリ(図示しない)により整流子片53に電圧を
印加すると、ブラシ44を通じて始動コイル51に電流
が流れ、インナロータ15が回転する。その結果、イン
ナロータ15と結合されているクランクシャフト12が
回転させられエンジン200が始動される。エンジン2
00の回転数が増大すると、ガバナウェイト55は遠心
力を受け、ポケット56内でロータボス16の外周方向
に移動して図中鎖線で示した位置に至る。
【0024】ガバナウェイト55が移動すると、プレー
ト46およびプレート46と係合している連結ピン45
も鎖線で示したように偏倚する。この連結ピン46の他
端はブラシホルダ41と係合しているので、同様にブラ
シホルダ41も偏倚する。ブラシ44のストロークは上
述のように制限されているので、このストロークよりも
ブラシホルダ41が大きく偏倚すると、ブラシ44と整
流子片53との接触は絶たれる。ブラシ44が整流子片
53から離れた後は、エンジン駆動でクランクシャフト
12が回転し、その結果、発電コイル51によって発電
され、バッテリへ電流が供給される。
ト46およびプレート46と係合している連結ピン45
も鎖線で示したように偏倚する。この連結ピン46の他
端はブラシホルダ41と係合しているので、同様にブラ
シホルダ41も偏倚する。ブラシ44のストロークは上
述のように制限されているので、このストロークよりも
ブラシホルダ41が大きく偏倚すると、ブラシ44と整
流子片53との接触は絶たれる。ブラシ44が整流子片
53から離れた後は、エンジン駆動でクランクシャフト
12が回転し、その結果、発電コイル51によって発電
され、バッテリへ電流が供給される。
【0025】続いて、エンジン200のヘッド周辺の構
造を説明する。図2はエンジンのヘッド周辺の側面断面
図、図3は同正面断面図、図4は同背面断面図である。
シリンダ62内に配置されているピストン63は、ピス
トンピン64を介してコンロッド14のスモールエンド
側に連結されている。シリンダヘッド32には点火プラ
グ65が螺着されていて、その電極部がピストン63の
ヘッドとシリンダヘッド32との間に形成された燃焼室
に臨んでいる。シリンダ62の周りは水ジャケット66
で囲まれている。
造を説明する。図2はエンジンのヘッド周辺の側面断面
図、図3は同正面断面図、図4は同背面断面図である。
シリンダ62内に配置されているピストン63は、ピス
トンピン64を介してコンロッド14のスモールエンド
側に連結されている。シリンダヘッド32には点火プラ
グ65が螺着されていて、その電極部がピストン63の
ヘッドとシリンダヘッド32との間に形成された燃焼室
に臨んでいる。シリンダ62の周りは水ジャケット66
で囲まれている。
【0026】シリンダヘッド32内の、前記シリンダ6
2の上方には、軸受67,68によって回転自在に支持
されたカムシャフト69が設けられている。カムシャフ
ト69にはアタッチメント70が嵌合しており、このア
タッチメント70には、カムスプロケット72とカムセ
ンサ155に関連してカムパルスを発生させるためのリ
ラクタ部72aとがボルト71による共締めで固定され
ている。カムスプロケット72にはチェーン60が掛け
られている。このチェーン60によって、前記スプロケ
ット59(図1参照)の回転つまりクランクシャフト1
2の回転がカムシャフト69に伝達される。
2の上方には、軸受67,68によって回転自在に支持
されたカムシャフト69が設けられている。カムシャフ
ト69にはアタッチメント70が嵌合しており、このア
タッチメント70には、カムスプロケット72とカムセ
ンサ155に関連してカムパルスを発生させるためのリ
ラクタ部72aとがボルト71による共締めで固定され
ている。カムスプロケット72にはチェーン60が掛け
られている。このチェーン60によって、前記スプロケ
ット59(図1参照)の回転つまりクランクシャフト1
2の回転がカムシャフト69に伝達される。
【0027】カムシャフト69の上部にはロッカアーム
73が設けられていて、このロッカアーム73はカムシ
ャフト69の回転に伴いカムシャフト69のカム形状に
応じて揺動する。カムシャフト69のカム形状は、4サ
イクルエンジンの所定の行程に応じて吸気弁95および
排気弁96が開閉されるように決定されている。吸気弁
95によって吸気管23が開閉され、排気弁96によっ
て排気管97が開閉される。
73が設けられていて、このロッカアーム73はカムシ
ャフト69の回転に伴いカムシャフト69のカム形状に
応じて揺動する。カムシャフト69のカム形状は、4サ
イクルエンジンの所定の行程に応じて吸気弁95および
排気弁96が開閉されるように決定されている。吸気弁
95によって吸気管23が開閉され、排気弁96によっ
て排気管97が開閉される。
【0028】カムシャフト69には一体的に排気カムお
よび吸気カムが形成されているが、これらのカムに隣接
し、カムシャフト69に対して逆転方向にのみ係合して
いるデコンプカム98が設けられている。デコンプカム
98はカムシャフト69の逆転時にカムシャフト69の
回転に追従して排気カムの外周形状よりも突出した位置
に回動する。
よび吸気カムが形成されているが、これらのカムに隣接
し、カムシャフト69に対して逆転方向にのみ係合して
いるデコンプカム98が設けられている。デコンプカム
98はカムシャフト69の逆転時にカムシャフト69の
回転に追従して排気カムの外周形状よりも突出した位置
に回動する。
【0029】したがって、カムシャフト69の正転時に
排気弁96をわずかにリフトした状態にすることがで
き、エンジンの圧縮工程での負荷を軽減することができ
る。これにより、クランク軸を始動されるときのトルク
を小さくできるので、4サイクルエンジンのスタータと
しては小型のものを使うことができる。その結果、クラ
ンク周りをコンパクトにでき、バンク角を大きくできる
という利点がある。なお、カムがしばらく正転すること
により、デコンプカム98の外形は排気カムの外周形状
内に戻る。
排気弁96をわずかにリフトした状態にすることがで
き、エンジンの圧縮工程での負荷を軽減することができ
る。これにより、クランク軸を始動されるときのトルク
を小さくできるので、4サイクルエンジンのスタータと
しては小型のものを使うことができる。その結果、クラ
ンク周りをコンパクトにでき、バンク角を大きくできる
という利点がある。なお、カムがしばらく正転すること
により、デコンプカム98の外形は排気カムの外周形状
内に戻る。
【0030】シリンダヘッド32には水ポンプベース7
4と水ポンプハウジング75とで囲まれたポンプ室76
が形成されている。ポンプ室76内にはインペラ77を
有するポンプシャフト78が配置されている。ポンプシ
ャフト78はカムシャフト69の端部に嵌合され、軸受
79によって回転自在に保持されている。ポンプシャフ
ト78の駆動力はカムスプロケット72の中心部に係合
するピン80によって得られる。
4と水ポンプハウジング75とで囲まれたポンプ室76
が形成されている。ポンプ室76内にはインペラ77を
有するポンプシャフト78が配置されている。ポンプシ
ャフト78はカムシャフト69の端部に嵌合され、軸受
79によって回転自在に保持されている。ポンプシャフ
ト78の駆動力はカムスプロケット72の中心部に係合
するピン80によって得られる。
【0031】ヘッドカバー81には、エアリードバルブ
94が設けられている。このエアリードバルブ94は、
排気管97に負圧が生じたときにエアを吸入してエミッ
ションを改善する。なお、ポンプ室76の周辺の随所に
はシール部材が設けられているが、個々の説明は省略す
る。
94が設けられている。このエアリードバルブ94は、
排気管97に負圧が生じたときにエアを吸入してエミッ
ションを改善する。なお、ポンプ室76の周辺の随所に
はシール部材が設けられているが、個々の説明は省略す
る。
【0032】続いて、エンジン200の回転を変速して
後輪に伝達する自動変速機を説明する。図5,図6はエ
ンジンの自動変速機部分の断面図であり、それぞれ図5
が駆動側、図6が従動側である。図5において、クラン
クシャフト12上の、前記始動兼発電装置のインナロー
タ15が設けられた側とは反対側の端部にはVベルト8
2を巻き掛けるためのプーリ83が設けられている。プ
ーリ83はクランクシャフト12に対して回転方向およ
び軸方向の動きが固定された固定プーリ片83aとクラ
ンクシャフト12に対して軸方向に摺動自在な可動プー
リ片83bとからなる。可動プーリ片83bの背面つま
りVベルト82と当接しない面にはホルダプレート84
が取付けられている。ホルダプレート84はクランクシ
ャフト12に対して回転方向および軸方向の双方にその
動きが規制されていて一体で回転する。ホルダプレート
84と可動プーリ片83bとによって囲まれた空所はガ
バナウェイトとしてのローラ85を収容するポケットを
形成している。
後輪に伝達する自動変速機を説明する。図5,図6はエ
ンジンの自動変速機部分の断面図であり、それぞれ図5
が駆動側、図6が従動側である。図5において、クラン
クシャフト12上の、前記始動兼発電装置のインナロー
タ15が設けられた側とは反対側の端部にはVベルト8
2を巻き掛けるためのプーリ83が設けられている。プ
ーリ83はクランクシャフト12に対して回転方向およ
び軸方向の動きが固定された固定プーリ片83aとクラ
ンクシャフト12に対して軸方向に摺動自在な可動プー
リ片83bとからなる。可動プーリ片83bの背面つま
りVベルト82と当接しない面にはホルダプレート84
が取付けられている。ホルダプレート84はクランクシ
ャフト12に対して回転方向および軸方向の双方にその
動きが規制されていて一体で回転する。ホルダプレート
84と可動プーリ片83bとによって囲まれた空所はガ
バナウェイトとしてのローラ85を収容するポケットを
形成している。
【0033】一方、後輪21に動力をつなぐクラッチ機
構は次のように構成されている。図6において、クラッ
チのメインシャフト125はケース126に嵌合された
軸受127およびギヤボックス128に嵌合された軸受
129で支持されている。このメインシャフト125に
は軸受130および131よってプーリ132の固定プ
ーリ片132aが支持されている。メインシャフト12
5の端部にはナット133によってカップ状のクラッチ
板134が固定されている。
構は次のように構成されている。図6において、クラッ
チのメインシャフト125はケース126に嵌合された
軸受127およびギヤボックス128に嵌合された軸受
129で支持されている。このメインシャフト125に
は軸受130および131よってプーリ132の固定プ
ーリ片132aが支持されている。メインシャフト12
5の端部にはナット133によってカップ状のクラッチ
板134が固定されている。
【0034】前記固定プーリ片132aのスリーブ13
5には、プーリ132の可動プーリ片132bがメイン
シャフト125の長手方向に摺動自在に設けられてい
る。可動プーリ片132bは、メインシャフト125の
周りで一体的に回転できるようにディスク136に係合
している。ディスク136と可動プーリ片132bとの
間には、両者間の距離を拡張する方向に反発力が作用す
る圧縮コイルばね137が設けられている。また、ディ
スク136にはピン138で揺動自在に支持されたシュ
ー139が設けられている。シュー139はディスク1
36の回転速度が増大したときに遠心力が作用して外周
方向に揺動し、クラッチ板134の内周に当接する。な
お、ディスク136が所定の回転速度に達したときにシ
ュー139がクラッチ板134に当接するように、ばね
140が設けられている。
5には、プーリ132の可動プーリ片132bがメイン
シャフト125の長手方向に摺動自在に設けられてい
る。可動プーリ片132bは、メインシャフト125の
周りで一体的に回転できるようにディスク136に係合
している。ディスク136と可動プーリ片132bとの
間には、両者間の距離を拡張する方向に反発力が作用す
る圧縮コイルばね137が設けられている。また、ディ
スク136にはピン138で揺動自在に支持されたシュ
ー139が設けられている。シュー139はディスク1
36の回転速度が増大したときに遠心力が作用して外周
方向に揺動し、クラッチ板134の内周に当接する。な
お、ディスク136が所定の回転速度に達したときにシ
ュー139がクラッチ板134に当接するように、ばね
140が設けられている。
【0035】メインシャフト125にはピニオン141
が固定されていて、このピニオン141はアイドルシャ
フト142に固定されたギヤ143に噛合っている。さ
らに、アイドルシャフト142に固定されたピニオン1
44は出力シャフト145のギヤ146に噛合ってい
る。後輪21はリム21aとリム21aの周囲に嵌込ま
れたタイヤ21bとからなり、リム21aが前記出力シ
ャフト145に固定されている。
が固定されていて、このピニオン141はアイドルシャ
フト142に固定されたギヤ143に噛合っている。さ
らに、アイドルシャフト142に固定されたピニオン1
44は出力シャフト145のギヤ146に噛合ってい
る。後輪21はリム21aとリム21aの周囲に嵌込ま
れたタイヤ21bとからなり、リム21aが前記出力シ
ャフト145に固定されている。
【0036】上記構成において、エンジン回転数が最小
の場合、ローラ85は図5の実線で示した位置にあり、
Vベルト82はプーリ83の最小径部分に巻き掛けられ
ている。プーリ132の可動プーリ片132bは圧縮コ
イルばね137に付勢された図6の実線の位置に偏倚さ
せられていて、Vベルト82はプーリ132の最大径部
分に巻き掛けられている。この状態では、遠心クラッチ
のメインシャフト125は最小回転数で回転させられる
ため、ディスク136に加わる遠心力は最小であり、シ
ュー139はばね140によって内方に引き込まれてい
るのでクラッチ板134に当接しない。つまり、エンジ
ンの回転がメインシャフト125に伝達されず、車輪2
1は回転されない。
の場合、ローラ85は図5の実線で示した位置にあり、
Vベルト82はプーリ83の最小径部分に巻き掛けられ
ている。プーリ132の可動プーリ片132bは圧縮コ
イルばね137に付勢された図6の実線の位置に偏倚さ
せられていて、Vベルト82はプーリ132の最大径部
分に巻き掛けられている。この状態では、遠心クラッチ
のメインシャフト125は最小回転数で回転させられる
ため、ディスク136に加わる遠心力は最小であり、シ
ュー139はばね140によって内方に引き込まれてい
るのでクラッチ板134に当接しない。つまり、エンジ
ンの回転がメインシャフト125に伝達されず、車輪2
1は回転されない。
【0037】一方、エンジン回転数が大きい場合にはロ
ーラ85が遠心力で外周方向に偏倚する。図5の鎖線で
示した位置が最大回転数のときのローラ85の位置であ
る。ローラ85が外周方向に偏倚すると、可動プーリ8
3bは固定プーリ83a側に押しやられるため、Vベル
ト82はプーリ83の最大径寄りに移動する。そうする
と、遠心クラッチ側では、圧縮コイルばね137に打ち
勝って可動プーリ片132bが偏倚し、Vベルト82は
プーリ132の最小径寄りに移動する。したがって、デ
ィスク136に加わる遠心力は増大し、シュー139は
ばね140に打ち勝って外方に張出し、クラッチ板13
4に当接する。その結果、エンジンの回転がメインシャ
フト125に伝達され、ギヤトレインを介して車輪21
に動力が伝わる。こうして、エンジンの回転数に応じ
て、クランクシャフト12側のプーリ83および遠心ク
ラッチ側のプーリ132に対するVベルト82の巻き掛
け径が変化し、変速作用が果たされる。
ーラ85が遠心力で外周方向に偏倚する。図5の鎖線で
示した位置が最大回転数のときのローラ85の位置であ
る。ローラ85が外周方向に偏倚すると、可動プーリ8
3bは固定プーリ83a側に押しやられるため、Vベル
ト82はプーリ83の最大径寄りに移動する。そうする
と、遠心クラッチ側では、圧縮コイルばね137に打ち
勝って可動プーリ片132bが偏倚し、Vベルト82は
プーリ132の最小径寄りに移動する。したがって、デ
ィスク136に加わる遠心力は増大し、シュー139は
ばね140に打ち勝って外方に張出し、クラッチ板13
4に当接する。その結果、エンジンの回転がメインシャ
フト125に伝達され、ギヤトレインを介して車輪21
に動力が伝わる。こうして、エンジンの回転数に応じ
て、クランクシャフト12側のプーリ83および遠心ク
ラッチ側のプーリ132に対するVベルト82の巻き掛
け径が変化し、変速作用が果たされる。
【0038】上述のように、エンジン始動時は始動コイ
ル51に通電してエンジンを付勢することができるが、
本実施形態では、足踏み動作によってエンジン200を
始動するキック始動装置を併用している。さらに図5を
参照してキック始動装置を説明する。前記固定プーリ8
3aの背面にはキック始動用の従動ドッグギヤ86が固
定されている。一方、カバー36側には、ヘリカルギヤ
87を有する支持軸88が回転自在に支持されている。
支持軸88の端部にはキャップ89が固定されていて、
このキャップ89の端面には前記従動ドッグギヤ86と
噛合する駆動ドッグギヤ90が形成されている。
ル51に通電してエンジンを付勢することができるが、
本実施形態では、足踏み動作によってエンジン200を
始動するキック始動装置を併用している。さらに図5を
参照してキック始動装置を説明する。前記固定プーリ8
3aの背面にはキック始動用の従動ドッグギヤ86が固
定されている。一方、カバー36側には、ヘリカルギヤ
87を有する支持軸88が回転自在に支持されている。
支持軸88の端部にはキャップ89が固定されていて、
このキャップ89の端面には前記従動ドッグギヤ86と
噛合する駆動ドッグギヤ90が形成されている。
【0039】さらに、カバー36にはキックシャフト2
7が回動自在に支持されていて、このキックシャフト2
7には、前記ヘリカルギヤ87と噛合されるセクタヘリ
カルギヤ91が溶接されている。キックシャフト27の
端部つまりカバー36から外部へ突出している部分には
スプラインが形成されていて、このスプラインにはキッ
クアーム28(図10参照)に設けられたスプラインが
係合される。なお、符号92,93は戻しばねである。
7が回動自在に支持されていて、このキックシャフト2
7には、前記ヘリカルギヤ87と噛合されるセクタヘリ
カルギヤ91が溶接されている。キックシャフト27の
端部つまりカバー36から外部へ突出している部分には
スプラインが形成されていて、このスプラインにはキッ
クアーム28(図10参照)に設けられたスプラインが
係合される。なお、符号92,93は戻しばねである。
【0040】上記構成において、キックペダル29を踏
み込むと、戻しばね93に打ち勝ってキックシャフト2
7およびセクタヘリカルギヤ91が回動する。ヘリカル
ギヤ88およびセクタヘリカルギヤ91は、セクタヘリ
カルギヤ91がキックペダルの踏み込みによって回動し
た場合にプーリ83側に支持軸87を付勢する推力が生
じるように互いのねじれ方向が設定されている。したが
って、キックペダル29を踏み込むと支持軸87がプー
リ83側に偏倚し、キャップ89の端面に形成された駆
動ドッグギヤ90が従動ドッグギヤ86と噛合う。その
結果、クランクシャフト12は回転させられ、エンジン
200の始動が可能となる。エンジンが始動すると、キ
ックペダル29の踏み込みを弱め、戻しばね92,93
によってセクタヘリカルギヤ91を反転させると、駆動
ドッグギヤ90と従動ドッグギヤ86との係合が解除さ
れる。
み込むと、戻しばね93に打ち勝ってキックシャフト2
7およびセクタヘリカルギヤ91が回動する。ヘリカル
ギヤ88およびセクタヘリカルギヤ91は、セクタヘリ
カルギヤ91がキックペダルの踏み込みによって回動し
た場合にプーリ83側に支持軸87を付勢する推力が生
じるように互いのねじれ方向が設定されている。したが
って、キックペダル29を踏み込むと支持軸87がプー
リ83側に偏倚し、キャップ89の端面に形成された駆
動ドッグギヤ90が従動ドッグギヤ86と噛合う。その
結果、クランクシャフト12は回転させられ、エンジン
200の始動が可能となる。エンジンが始動すると、キ
ックペダル29の踏み込みを弱め、戻しばね92,93
によってセクタヘリカルギヤ91を反転させると、駆動
ドッグギヤ90と従動ドッグギヤ86との係合が解除さ
れる。
【0041】次に、図7を参照して潤滑オイルの供給系
を説明する。オイル供給部はクランク室9の下部に設け
られる。オイルパン147には、オイルを導入するため
の管路148が形成されていて、矢印D1に従ってギヤ
ポンプ149にオイルは吸入される。ギヤポンプ149
に吸入されたオイルは圧力が高められて管路150に排
出され、矢印D2,D3に従って管路150を通過し、
クランク室内に吐出される。
を説明する。オイル供給部はクランク室9の下部に設け
られる。オイルパン147には、オイルを導入するため
の管路148が形成されていて、矢印D1に従ってギヤ
ポンプ149にオイルは吸入される。ギヤポンプ149
に吸入されたオイルは圧力が高められて管路150に排
出され、矢印D2,D3に従って管路150を通過し、
クランク室内に吐出される。
【0042】ここで、ギヤポンプ149のポンプシャフ
ト151にはギヤ152が結合されており、さらに、こ
のギヤ152にはクランクシャフト12に結合されたギ
ヤ61が噛合っている。すなわち、ギヤポンプ149は
クランクシャフト12の回転に従って駆動され、潤滑の
ためのオイルを循環させている。
ト151にはギヤ152が結合されており、さらに、こ
のギヤ152にはクランクシャフト12に結合されたギ
ヤ61が噛合っている。すなわち、ギヤポンプ149は
クランクシャフト12の回転に従って駆動され、潤滑の
ためのオイルを循環させている。
【0043】次に、クランクパルスを出力するセンサの
配置を説明する。図8はクランクパルスを発するセンサ
(クランクパルサ)の配置を示すクランクシャフト周り
の側面断面図であり、図9は同正面断面図である。これ
らの図において、クランクケースは前クランクケース9
9Fおよび後クランクケース99Rからなり、クランク
パルサ153は後クランクケース99R側にあって、ク
ランクシャフト12に直交するように設けられている。
そして、その検出用端部153aが左クランクウェブ1
2Lの外周エッジに対向して配置されている。前記左ク
ランクウェブ12Lの外周には凸部つまりリラクタ部1
54が形成されていて、クランクパルサ153はこのリ
ラクタ部154と磁気的に結合してクランク角の検出信
号を出力する。
配置を説明する。図8はクランクパルスを発するセンサ
(クランクパルサ)の配置を示すクランクシャフト周り
の側面断面図であり、図9は同正面断面図である。これ
らの図において、クランクケースは前クランクケース9
9Fおよび後クランクケース99Rからなり、クランク
パルサ153は後クランクケース99R側にあって、ク
ランクシャフト12に直交するように設けられている。
そして、その検出用端部153aが左クランクウェブ1
2Lの外周エッジに対向して配置されている。前記左ク
ランクウェブ12Lの外周には凸部つまりリラクタ部1
54が形成されていて、クランクパルサ153はこのリ
ラクタ部154と磁気的に結合してクランク角の検出信
号を出力する。
【0044】以上説明したように、本実施形態では、カ
ムシャフト69を駆動させるためのスプロケット59や
オイルポンプ用駆動用のギヤ61を、クランクシャフト
12を支持する軸受11に隣接してクランクシャフト1
2上に取付けた。そして、これらスプロケット59やギ
ヤ61に近接した位置、つまり軸受11から遠くない位
置に、永久磁石19を含むインナロータ15を配置し
た。特に、始動と発電とを自動的に切換えるガバナ機構
のガバナウェイト55を軸受11に近接して配置した。
ムシャフト69を駆動させるためのスプロケット59や
オイルポンプ用駆動用のギヤ61を、クランクシャフト
12を支持する軸受11に隣接してクランクシャフト1
2上に取付けた。そして、これらスプロケット59やギ
ヤ61に近接した位置、つまり軸受11から遠くない位
置に、永久磁石19を含むインナロータ15を配置し
た。特に、始動と発電とを自動的に切換えるガバナ機構
のガバナウェイト55を軸受11に近接して配置した。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明によれば、4サイクルエンジンのシリンダヘッ
ドに設けたカムシャフトにクランクシャフトから駆動力
を与える場合、同クランクシャフトに設けた始動兼発電
用のインナロータ等の要素が外部に突出す程度を小さく
できる。したがって、エンジン全体の小型化を図ること
ができる。
1の発明によれば、4サイクルエンジンのシリンダヘッ
ドに設けたカムシャフトにクランクシャフトから駆動力
を与える場合、同クランクシャフトに設けた始動兼発電
用のインナロータ等の要素が外部に突出す程度を小さく
できる。したがって、エンジン全体の小型化を図ること
ができる。
【図1】 本発明の一実施形態に係る始動兼発電装置を
含むエンジンの断面図である。
含むエンジンの断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係る始動兼発電装置を
含むエンジンのシリンダヘッド周辺の側面断面図であ
る。
含むエンジンのシリンダヘッド周辺の側面断面図であ
る。
【図3】 エンジンのシリンダヘッド周辺の正面断面図
である。
である。
【図4】 エンジンのシリンダヘッド周辺の背面断面図
である。
である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る始動兼発電装置を
含むエンジンの自動変速装置周辺の断面図である。
含むエンジンの自動変速装置周辺の断面図である。
【図6】 本発明の一実施形態に係る始動兼発電装置を
含むエンジンの遠心クラッチおよび自動変速機の断面図
である。
含むエンジンの遠心クラッチおよび自動変速機の断面図
である。
【図7】 本発明の一実施形態に係る始動兼発電装置を
含むエンジンの潤滑装置の断面図である。
含むエンジンの潤滑装置の断面図である。
【図8】 クランクパルスを発するセンサ(クランクパ
ルサ)の配置を示すクランクシャフト周りの側面断面図
である。
ルサ)の配置を示すクランクシャフト周りの側面断面図
である。
【図9】 クランクシャフト周りの正面断面図である。
【図10】 本発明の一実施形態に係る始動兼発電装置
を含むエンジンを搭載した自動二輪車の側面図である。
を含むエンジンを搭載した自動二輪車の側面図である。
【図11】 従来の始動兼発電装置の要部断面図であ
る。
る。
9…クランク室、 12…クランクシャフト、 15…
インナロータ、 16…ロータボス、 19…永久磁
石、 31…スイングユニットケース、 32…シリン
ダヘッド、 41…ブラシホルダ、 44…ブラシ、
45…連結ピン、47…アウタステータ、 50…発電
コイル、 51…始動コイル、 52…整流子ホルダ、
53…整流子片、 54…ガバナ、 55…ガバナウ
ェイト、59…スプロケット
インナロータ、 16…ロータボス、 19…永久磁
石、 31…スイングユニットケース、 32…シリン
ダヘッド、 41…ブラシホルダ、 44…ブラシ、
45…連結ピン、47…アウタステータ、 50…発電
コイル、 51…始動コイル、 52…整流子ホルダ、
53…整流子片、 54…ガバナ、 55…ガバナウ
ェイト、59…スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢ヶ▲崎▼ 昭夫 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 本舘 尚司 埼玉県和光市中央一丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H607 AA00 BB01 BB02 BB14 CC01 CC03 CC05 DD01 DD02 DD03 DD16 DD17 FF22 FF24 JJ05 5H621 HH01 JK13 5H623 AA00 BB01 BB07 GG13 HH04 JJ01 JJ05 LL06
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッドに設けた吸気弁および排
気弁を駆動する弁駆動系と、クランクシャフトの一側に
設けられた前記弁駆動系の駆動手段とを有する4サイク
ル内燃機関用始動兼発電装置において、 前記駆動手段が設けられた側でクランクシャフトの端部
に設けられ、周囲に永久磁石を配置したインナロータ
と、 前記インナロータの外周に配置されたアウタステータ
と、 前記アウタステータに巻回された始動コイルおよび発電
コイルと、 前記駆動手段に隣接する側で前記インナロータに設けら
れたガバナ手段と、 前記駆動手段設置側とは反対側にあって、前記インナロ
ータにその軸方向で偏倚自在に設けられた前記始動コイ
ル用の給電ブラシ手段と、 前記給電ブラシ手段を給電側に対して接離させるため前
記ガバナ手段および前記給電ブラシ手段を連結する連結
手段とを具備したことを特徴とする4サイクル内燃機関
用始動兼発電装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11079337A JP2000278926A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 4サイクル内燃機関用始動兼発電装置 |
TW089103696A TW497320B (en) | 1999-03-24 | 2000-03-02 | Starter/generator apparatus for four-cycle internal combustion engine |
KR1020000012045A KR100362731B1 (ko) | 1999-03-24 | 2000-03-10 | 4 사이클 내연기관용 시동 겸 발전 장치 |
CNB001040243A CN1153337C (zh) | 1999-03-24 | 2000-03-13 | 四冲程内燃机的启动兼发电装置 |
ES00105496T ES2254061T3 (es) | 1999-03-24 | 2000-03-15 | Aparato de arranaque/generador para morot de combustion interna de cuatro tiempos. |
DE60024702T DE60024702T2 (de) | 1999-03-24 | 2000-03-15 | Anlasser/Generator für eine Viertaktbrennkraftmaschine |
EP00105496A EP1039619B1 (en) | 1999-03-24 | 2000-03-15 | Starter/generator apparatus for four-cycle internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11079337A JP2000278926A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 4サイクル内燃機関用始動兼発電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000278926A true JP2000278926A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13687096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11079337A Pending JP2000278926A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 4サイクル内燃機関用始動兼発電装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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CN (1) | CN1153337C (ja) |
DE (1) | DE60024702T2 (ja) |
ES (1) | ES2254061T3 (ja) |
TW (1) | TW497320B (ja) |
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US20030020337A1 (en) * | 2001-07-26 | 2003-01-30 | Joachim Jon B. | Electric machine rotor with crankshaft torsional damper |
CN100417009C (zh) * | 2006-07-14 | 2008-09-03 | 李祥盛 | 自控调速电机 |
CN101795031B (zh) * | 2010-03-23 | 2013-01-09 | 杨荷 | 一种用于电动车的永磁无刷变速电机及方法 |
CN103166410B (zh) * | 2011-12-12 | 2016-10-05 | 德昌电机(深圳)有限公司 | 有刷电机及风扇装置 |
CN105189174B (zh) * | 2013-03-05 | 2018-01-26 | 西门子公司 | 具有在曲轴处的电驱动装置的内燃机 |
US20140346780A1 (en) * | 2013-05-21 | 2014-11-27 | Progress Rail Services Corporation | Connection assembly for a power system |
CN106194539B (zh) * | 2016-07-25 | 2019-04-26 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种动力装置 |
CN107947462B (zh) * | 2017-11-28 | 2024-09-17 | 浙江力俭新能源科技有限公司 | 一种起动发电机 |
KR102051439B1 (ko) * | 2018-06-28 | 2019-12-03 | 지엠 글로벌 테크놀러지 오퍼레이션스 엘엘씨 | 차량용 엔진의 알터네이터 일체형 캠축 구조체 |
CN111030385A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-17 | 宁波仁山电器有限公司 | 厨余垃圾处理器电机的正反转控制装置 |
CN115864732B (zh) * | 2023-01-05 | 2023-08-04 | 宁波意卡德电器科技有限公司 | 一种新型工业冷风机电机 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1586184A (en) * | 1924-04-17 | 1926-05-25 | Wagner Electric Corp | Dynamo-electric machine |
US1736662A (en) * | 1925-08-31 | 1929-11-19 | Munz Friedrich | Appliance for internal-combustion engines |
GB645085A (en) * | 1947-10-01 | 1950-10-25 | Leland Electric Co | Improvements in or relating to a brush lifting mechanism |
US3014142A (en) * | 1958-02-06 | 1961-12-19 | Lee Royal | Synchronous dynamo-electric machines |
DE1931582A1 (de) * | 1969-06-21 | 1971-01-07 | Bosch Gmbh Robert | Schubschraubtrieb fuer Andrehmotoren von Brennkraftmaschinen |
DE2448069A1 (de) * | 1974-10-09 | 1976-04-22 | Bosch Gmbh Robert | Andrehvorrichtung fuer brennkraftmaschinen |
GB1523467A (en) * | 1975-11-06 | 1978-08-31 | Plessey Co Ltd | Rotary electric machines |
US4219739A (en) * | 1978-04-27 | 1980-08-26 | Lear Avia Corporation | Starter motor-alternator apparatus |
JPS6258858A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-14 | Honda Motor Co Ltd | 車両用発電装置 |
JP3351042B2 (ja) * | 1993-09-02 | 2002-11-25 | 株式会社デンソー | 車両用内燃機関始動装置 |
JP3792282B2 (ja) * | 1995-02-17 | 2006-07-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用始動兼発電装置 |
JP3649301B2 (ja) * | 1996-01-30 | 2005-05-18 | 本田技研工業株式会社 | 2サイクル内燃機関における始動兼発電装置 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP11079337A patent/JP2000278926A/ja active Pending
-
2000
- 2000-03-02 TW TW089103696A patent/TW497320B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-03-10 KR KR1020000012045A patent/KR100362731B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-03-13 CN CNB001040243A patent/CN1153337C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-15 ES ES00105496T patent/ES2254061T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-15 DE DE60024702T patent/DE60024702T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-15 EP EP00105496A patent/EP1039619B1/en not_active Expired - Lifetime
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A02 | Decision of refusal |
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