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JP2000268683A - 開閉器の操作装置 - Google Patents

開閉器の操作装置

Info

Publication number
JP2000268683A
JP2000268683A JP11197610A JP19761099A JP2000268683A JP 2000268683 A JP2000268683 A JP 2000268683A JP 11197610 A JP11197610 A JP 11197610A JP 19761099 A JP19761099 A JP 19761099A JP 2000268683 A JP2000268683 A JP 2000268683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
contact
switch
fixed
magnetic circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11197610A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Ishikawa
佳延 石川
Toshiharu Yamazaki
利春 山崎
Mitsutaka Honma
三孝 本間
Kimiya Sato
公哉 佐藤
Makoto Taniguchi
谷口  誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11197610A priority Critical patent/JP2000268683A/ja
Priority to US09/482,640 priority patent/US6373675B1/en
Publication of JP2000268683A publication Critical patent/JP2000268683A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/666Operating arrangements
    • H01H33/6662Operating arrangements using bistable electromagnetic actuators, e.g. linear polarised electromagnetic actuators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H53/00Relays using the dynamo-electric effect, i.e. relays in which contacts are opened or closed due to relative movement of current-carrying conductor and magnetic field caused by force of interaction between them
    • H01H53/01Details
    • H01H53/015Moving coils; Contact-driving arrangements associated therewith

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な機構で大きな接触荷重を得て安定した動
作をすることができる開閉器の操作装置を得る。 【解決手段】可動接触子2aを固定接触子2bに対して
接離させる方向に移動可能に保持された操作ロッド3
と、3に移動可能に接続され、かつ3に対する相対移動
量は可動範囲に規制された可動部材4と、4を移動可能
に保持する固定部材5と、3を4に対して2aを2bに
押し付ける方向に付勢する弾性部材6と、4を5に吸引
駆動するための永久磁石7と、2aが2bに当接して開
閉器2が投入している側では、5に対して2aを2bに
押付方向に7のNS二極により吸引する投入側磁気回路
8と、2aが2bから離れて2がしや断している側で
は、5に対して2aを2bより離す方向に7のNS片極
により吸引する開放側磁気回路9と、8および9の磁気
を増減する操作電磁石巻線10を備えた開閉器の操作装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば小容量の真
空しゃ断器を開閉する開閉器の操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小容量の真空しゃ断器の操作装置
としては、図19および図20に示すような構成のもの
がある。図19に示すように台車上に取付けられた配電
盤51の上部支持体52に真空バルブ53が支持され、
その可動接触子を操作する操作ロッド54は絶縁ロッド
55および主シャフト69に支持されたワイプばね56
を介して配電盤51内に設けられた操作装置57に連結
されている。
【0003】図20に示すように操作装置57は、モー
タ58の力をばね(投入ばね59、開路ばね60)に蓄
勢し、キャッチ(投入キャッチ61、引外しキャッチ6
2)を外して畜勢したエネルギを解放してワイプばね5
6を介して操作装置57の外部に連結されている。
【0004】このような操作装置57では、通常のエネ
ルギ蓄勢はモータ58により行なわれるが、図示しない
手動レバーをモータ58出力軸に係合させて行なうこと
もでき、キャッチ61,62の通常の解除はパドル(投
入パドル63、引外しバドル54)を介してコイル6
5,66の電磁力によるが、手動でボタン(閉路ボタン
67、開路ボタン68)を押しても解除できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の真空しゃ断器の操作装置において、操作装置の部品
点数が多いので、大掛りなものである。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいてなさ
れたもので、簡単な機構で大きな接触荷重を得て安定し
た動作をすることができ、又長いストロークに亘って動
作することができる開閉器の操作装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、接離可能に設けられた
可動接触子と固定接触子とを有する開閉器を操作する開
閉器の操作装置において、前記可動接触子に固定され、
この可動接触子を固定接触子に対して接離させる方向に
移動可能に保持された操作ロッドと、該操作ロッドに相
対的に移動可能に接続され、かつ前記操作ロッドに対す
る相対移動量は所定の可動範囲に規制された可動部材
と、該可動部材を移動可能に保持する固定部材と、前記
操作ロッドを、前記可動部材に対して前記可動接触子を
前記固定接触子に押し付ける方向に付勢する第1の弾性
部材と、前記可動部材を、前記固定部材に対して吸引駆
動するための永久磁石と、前記可動接触子が前記固定接
触子に当接して開閉器が投入している側では、前記固定
部材に対して前記可動接触子を前記固定接触子に押し付
ける方向に前記永久磁石のNS二極により吸引するよう
に構成した投入側磁気回路と、前記可動接触子が前記固
定接触子から離れて開閉器が開放している側では、前記
固定部材に対して前記可動接触子を前記固定接触子より
離す方向に前記永久磁石のNS一極により吸引するよう
に構成した開放側磁気回路と、前記投入側磁気回路およ
び前記開放側磁気回路の磁気を増減する操作電磁石とを
具備したことを特徴とする開閉器の操作装置である。
【0008】請求項1に対応する発明によれば、開閉器
が投入している側では、投入側磁気回路が永久磁石の磁
束を調整して、NS二極の磁路の往来で2倍の力で吸引
して第1の弾性部材の力に抗して投入状態を維持し、開
閉器が開放している側でも、開放側磁気回路が永久磁石
の磁束を調整して、NS片極の磁路で吸引して開放状態
を維持する。操作電磁石が投入側磁気回路および開放側
磁気回路の磁気を増減することで、開閉器を開閉駆動で
きる。開閉器が投入している側で、永久磁石の磁束に反
発させた時、電磁反発力と第1の弾性部材の力とで可動
部材を固定部材に対して可動接触子を固定接触子から離
す方向に付勢し、開閉器の開放している側に到達した
後、操作電磁石の磁束が永久磁石の磁束に加わり吸引し
た状態になる。開閉器が開放している側で、永久磁石の
磁束に反発させた時、電磁反発力で可動部材を固定部材
に対して可動接触子を固定接触子に押し付ける方向に付
勢し、開閉器の投入している側に到達した後、操作電磁
石の磁束が永久磁石のNS二極の往来する磁束に加わり
第1の弾性部材の力に抗して吸引した状態になる。
【0009】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、前記可動部材を、前記固定部材に対して前
記可動接触子を前記固定接触子から離す方向に付勢する
第2の弾性部材を、さらに具備したことを特徴とする請
求項1記載の開閉器の操作装置である。
【0010】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、前記可動接触子が前記固定接触子から離れ
た開放位置で、前記可動部材を、前記固定部材に対して
前記可動接触子を前記固定接触子から押し付ける方向に
付勢する第3の弾性部材を、さらに具備したことを特徴
とする請求項2記載の開閉器の操作装置である。
【0011】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、前記第1の弾性部材の作用により前記操作
ロッドから前記可動部材に作用する反力をFk1、前記
第2の弾性部材の作用により前記固定部材から前記可動
部材に作用する反力をFk2、前記永久磁石による前記
固定部材から前記可動部材への吸引力をFmとしたと
き、前記可動部材の可動範囲内において、Fk(=Fk
1+Fk2)の変化特性とFmの変化特性とが略等しく
なるように設定されていることを特徴とする請求項2記
載の開閉器の操作装置である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、前記第1の弾性部材の作用により前記操作
ロッドから前記可動部材に作用する反力をFk1、前記
第2の弾性部材の作用により前記固定部材から前記可動
部材に作用する反力をFk2、前記第3の弾性部材の作
用により前記固定部材から前記可動部材に作用する反力
をFk3、前記永久磁石による前記固定部材から前記可
動部材への吸引力をFmとしたとき、前記可動部材の可
動範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk3)
の変化特性とFmの変化特性とが略等しくなるように設
定されていることを特徴とする請求項3記載の開閉器の
操作装置である。
【0013】前記目的を達成するため、請求項6に対応
する発明は、前記可動接触子が前記固定接触子に押し付
けられ、前記開閉器が投入している側では、Fk<F
m、前記可動接触子が前記固定接触子から離れ、開閉器
が開放している側では、Fk>Fmとなるように設定さ
れていることを特徴とする請求項4または請求項5記載
の開閉器の操作装置である。
【0014】請求項2〜請求項6のいずれかに対応する
発明によれば、請求項1記載の開閉器の操作装置におい
て、第2の弾性部材は、可動部材を固定部材に対して可
動接触子を固定接触子から離す方向に付勢し、また、第
3の弾性部材は、可動接触子が固定接触子から離れた開
放位置で、可動部材を、固定部材に対して可動接触子を
固定接触子から押し付ける方向に付勢する。また、第1
の弾性部材の作用により操作ロッドから可動部材に作用
する反力をFk1、第2の弾性部材の作用により固定部
材から可動部材に作用する反力をFk2、第3の弾性部
材の作用により固定部材から可動部材に作用する反力を
Fk3、永久磁石による固定部材から可動部材への吸引
力をFmとしたとき、可動部材の可動範囲内において、
Fk(=Fk1+Fk2+Fk3)の変化特性とFmの
変化特性とがほぼ等しく、開閉器が投入している側で
は、Fk<Fm、開閉器が開放している側では、Fk>
Fmとなるように設定している。そして、開閉器が投入
している側では、Fk<Fmの力関係により、投入状熊
を維持し、開閉器が開放している側でも、Fk>Fmの
力関係により、開放状態を維持する。請求項1と同様
に、操作電磁石が投入側磁気回路および開放側磁気回路
の磁気を増減することで、開閉器を開閉駆動できる。た
だし、可動部材の可動範囲内において、Fk(=Fk1
+Fk2+Fk3)の変化特性とFmの変化特性とが略
等しいので、操作電磁石による磁力の変化分は略そのま
ま開閉駆動力になる。
【0015】前記目的を達成するため、請求項7に対応
する発明は、前記操作電磁石を、前記投入側磁気回路お
よび前記開放側磁気回路にそれぞれ別々に設け、前記投
入側磁気回路の内に位置する投入操作電磁石と、前記開
放側磁気回路の内に位置する開放操作電磁石とを、さら
に具備したことを特徴とする請求項1記載の開閉器の操
作装置である。
【0016】請求項7に対応する発明によれば、請求項
1と同様に、投入操作電磁石と開放操作電磁石とが投入
側磁気回路および開放側磁気回路の磁気を増減すること
で、開閉器を開閉駆動できる。ただし、投入操作電磁石
が投入側磁気回路の内に位置し、開放操作電磁石が開放
側磁気回路の内に位置するので、開閉時に生じる操作電
磁石による磁束は真空と略同じ透磁率を有する永久磁石
の内部を磁束を増やす方向に常に通過し、永久磁石に対
する反磁界とはならない。
【0017】前記目的を達成するため、請求項8に対応
する発明は、前記開放側磁気回路または前記投入側磁気
回路の一部に開閉自在で前記永久磁石のNS両磁極を覗
ける覗き扉を有し、該覗き扉から挿入してNS両磁極に
押付け可能な大きさで透磁性の良い材料からなる磁力シ
ョート部材を、さらに具備したことを特徴とする請求項
2記載の開閉器の操作装置である。
【0018】前記目的を達成するため、請求項9に対応
する発明は、前記覗き扉が前記磁力ショート部材と兼用
であることを特徴とする請求項8記載の開閉器の操作装
置である。
【0019】請求項8または請求項9に対応する発明に
よれば、開閉器が投入している状態の時、覗き扉を開い
て透磁性の良い材料からなり磁力ショート部材と兼用で
ある覗き扉を永久磁石のNS両磁極に押付け永久磁石の
磁束をショートさせて、永久磁石による磁力を消すこと
ができる。磁力が無くなると、第1の弾性部材と第2の
弾性部材の力で可動部材を固定部材に対して可動接触子
を固定接触子から離す方向に付勢し、第2の弾性部材の
力で開放している側に到達した後、覗き扉を永久磁石の
NS両磁極からテコ等用いて引き外し、永久磁石の磁力
を回復する。開放側磁気回路での永久磁石の磁束が、開
放状熊を維持する。
【0020】前記目的を達成するため、請求項10に対
応する発明は、接離可能に設けられた可動接触子と固定
接触子とを有する開閉器を操作する開閉器の操作装置に
おいて、前記記可動接触子に固定され、この可動接触子
を固定接触子に対して接離させる方向に移動可能に保持
された操作ロッドと、該操作ロッドに相対的に移動可能
に接続され、かつ前記操作ロッドに対する相対移動量は
所定の可動範囲に規制された可動部材と、該可動部材を
移動可能に保持する固定部材と、前記操作ロッドを、前
記可動部材に対して前記可動接触子を前記固定接触子に
押し付ける方向に付勢する第1の弾性部材と、前記可動
部材を、前記固定部材に対して吸引駆動するための永久
磁石と、前記可動接触子が前記固定接触子に当接して開
閉器が投入している側では、前記固定部材に対して前記
可動接触子を前記固定接触子に押し付ける方向に前記永
久磁石のNS二極により吸引するように構成した投入側
磁気回路と、前記可動接触子が前記固定接触子力から離
れて開閉器が開放している側では、前記固定部材に対し
て前記可動接触子を前記固定接触子より離す方向に前記
永久磁石のNS二極により吸引するように構成した開放
側磁気回路と、前記投入側磁気回路および前記開放側磁
気回路の磁気を増減する操作電磁石とを有することを特
徴とする開閉器の操作装置である。
【0021】請求項10に対応する発明によれば、直線
的な部品点数の少ない簡単な機構ながら、開閉器を投入
している側で、投入側磁気回路が、固定部材に対して可
動接触子を固定接触子に押し付ける方向に永久磁石のN
S二極により倍の吸引力を発生させているので、磁石容
量に比して大きな力で加速することができ、又開閉器を
開放している側でも、開放側磁気回路が、NS二極によ
り倍の吸引力を発生させているので、機構的な摩擦に打
ち勝つのに十分な加速を実現できる。
【0022】前記目的を達成するため、請求項11に対
応する発明は、前記可動部材を、前記固定部材に対して
前記可動接触子を前記固定接触子から離す方向に付勢す
る第2の弾性部材と、前記可動部材を、前記固定部材に
対して前記可動接触子を前記固定接触子に押し付ける方
向に付勢する第3の弾性部材と、をさらに具備したこと
を特徴とする請求項10記載の開閉器の操作装置であ
る。
【0023】前記目的を達成するため、請求項12に対
応する発明は、前記第1の弾性部材の作用により前記操
作ロッドから前記可動部材に作用する反力をFkl、前
記第2の弾性部材の作用により前記固定部材から前記可
動部材に作用する反力をFk2、前記第3の弾性部材の
作用により前記固定部材から前記可動部材に作用する反
力をFk3、前記永久磁石による前記固定部材から前記
可動部材への吸引力をFmとしたとき、前記可動部材の
可動範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk
3)の変化特性とFmの変化特性とが略等しくなるよう
に設定されていることを特徴とする請求項11記載の開
閉器の操作装置である。
【0024】請求項12に対応する発明によれば、操作
電磁石により投入側磁気回路および開放側磁気回路の磁
力を増減することで、開閉器を開閉駆動できる。ただ
し、可動部材の可動範囲内において、Fk(=Fk1+
Fk2+Fk3)の変化特性とFmの変化特性とが略等
しいので、操作電磁石による磁力の変化分は略そのまま
開閉駆動力になる。
【0025】前記目的を達成するため、請求項13に対
応する発明は、前記永久磁石のNS二極により吸引する
ように構成した前記投入側磁気回路および前記開放側磁
気回路において、該永久磁石のNS二極のうち一方の極
が前記可動部材の可動範囲内で前記可動部材をその動作
方向に加速するように吸引力あるいは反発力を高める部
位となる構成としたことを特徴とする請求項1又は請求
項10記載の開閉器の操作装置である。
【0026】請求項13に対応する発明によれば、吸引
力あるいは反発力により可動部材の可動範囲内途中でも
可動部材に十分な操作力を作用させることで、動作途中
の負荷で停止することなく、長いストロークの開閉器を
開閉駆動できる。
【0027】前記目的を達成するため、請求項14に対
応する発明は、前記可動接触子が前記固定接触子に押し
付けられ、該開閉器が投入している側では、Fk<F
m、前記可動接触子が前記固定接触子から離れ、開閉器
が開放している側では、Fk>Fmとなるように設定さ
れていることを特徴とする請求項12記載の開閉器の操
作装置である。
【0028】前記目的を達成するため、請求項15に対
応する発明は、前記投入側磁気回路および前記開放側磁
気回路のNS二極の吸引面の配置が前記可動部材の動く
方向に位置をずらして構成されていることを特徴とする
請求項1又は請求項10記載の開閉器の操作装置であ
る。
【0029】前記目的を達成するため、請求項16に対
応する発明は、前記NS二極の吸引面の配置をずらした
距離が、前記可動部材の動くストロークより長いもしく
は略等しいことを特徴とする請求項15記載の開閉器の
操作装置である。
【0030】請求項14〜請求項16のいずれかに対応
する発明によれば、NS二極の吸引面を位置をずらして
配置しているので、NS二極の吸引面の間では磁束は可
動部材が動く方向に長手に作用して離れた位置でも強い
操作力を持続でき、これにより、早い初速と長いストロ
ーク途中で減速しない操作力を得ることができる。
【0031】前記目的を達成するため、請求項17に対
応する発明は、前記投入側磁気回路且つ又は前記開放側
磁気回路がNS二極の吸引面の面積が略等しくなるよう
に構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
10記載の開閉器の操作装置である。
【0032】請求項17に対応する発明によれば、NS
二極の吸引面の磁束密度は双方略等しくなるので、強い
電磁吸引力が必要な場合、2つの吸引面による力が最大
限に高まり作用する。
【0033】前記目的を達成するため、請求項18に対
応する発明は、吸引面を近づいた状態で前記投入側磁気
回路且つ又は前記開放側磁気回路の吸引面において前記
永久磁石による磁束密度が材料の磁気飽和開始点の近傍
になるように構成されていることを特徴とする請求項1
又は請求項10記載の開閉器の操作装置である。
【0034】請求項18に対応する発明によれば、NS
二極の吸引面の磁束密度は永久磁石だけで磁気飽和直前
の状態なので、吸引面が近づいた際に操作電磁石により
生じる操作力は、減らす方向には大きく減少するが、増
やす方向には、磁気飽和がなければ過剰に大きく増加す
るところが、磁気飽和により増加が少なく抑えられて作
用する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0036】<第1の実施形態(請求項1、請求項2、
請求項4、請求項6、請求項8および請求項9対応)>
図1および図2は本発明の開閉器の操作装置の第1の実
施形態の基本構成を示す断面図である。図1において、
真空容器01内に接離可能に設けられた可動接触子2a
と固定接触子2bを有する開閉器2例えば真空しゃ断器
を操作する開閉器の操作装置1は次のように構成されて
いる。可動接触子2aには操作ロッド3が固定され、可
動接触子2aを固定接触子2bに対して接離させる図中
上下方向に移動可能に保持されている。
【0037】操作ロッド3に、断面ハット型の可動部材
4が、相対的に移動可能に接続され、かつ操作ロッド3
に対する相対移動量は所定の可動範囲δに規制され、可
動部材4を図中上下方向に移動可能に保持するため、断
面がカップ型の固定部材5が配設されている。
【0038】操作ロッド3を、可動部材4に対して可動
接触子2aを固定接触子2bに押し付ける図中上方に付
勢するための、第1の弾性部材6が設けられており、ま
た可動部材4を固定部材5に対して吸引駆動するための
円環状の永久磁石7が固定されている。永久磁石7は、
軸方向の対向する端面にそれぞれN極、S極が着磁され
たものである。
【0039】可動部材4側には、可動接触子2aが固定
接触子2bに当接して開閉器2が投入している側では、
固定部材5に対して可動接触子2aを固定接触子2bに
押し付ける方向に永久磁石7のNS二極の磁路の往来8
a,8bで吸引するように、投入側磁気回路8が配設さ
れている。
【0040】図2において、ハット型の可動部材4を包
み込むようなダストボックス型の開放側磁気回路(しゃ
断側側磁気回路)9が配設され、可動接触子2aが固定
接触子2bから離れて開閉器2が開放(しゃ断)してい
る側では、固定部材5に対して可動接触子2aを固定接
触子2bより離す方向に永久磁石7のNS二極のうちい
ずれか一極側9a(他方9bは大きなギャップ)で吸引
するように構成している。
【0041】また、可動部材4に操作電磁石巻線10が
固定され、可動部材4と操作電磁石巻線10により構成
された操作電磁石が投入側磁気回路8および開放側磁気
回路9の磁束(磁力)を増減するようになっている。さ
らに、可動部材4を固定部材5に対して可動接触子2a
を固定接触子2bから離す図中下方に付勢するために、
多段ばね例えば2段の非線型ばね11a,11bから構
成される第2の弾性部材11が配設されている。
【0042】以上述べた本発明の第1の実施形態によれ
ば、直線的な部品点数の少ない簡単な構成ながら、開閉
器2を投入している側で、投入側磁気回路8が、固定部
材5に対して可動接触子2aを固定接触子2bに押し付
ける方向に永久磁石7のNS二極により倍の吸引力を発
生させているので、磁石容量に比して大きな接触荷重を
得ることができる。
【0043】また、本発明の第1の実施形態によれば、
開閉器2を開放している側でも、開放側磁気回路9が、
NSの一極(片極)である程度の吸引力を発生させてい
るので、少々の機構的な摩擦を問題としない安定した動
作を実現できる。
【0044】さらに、図3(b)において、第1の弾性
部材6の作用により操作ロッド3から可動部材4に作用
する反力(これには、開閉器のバルブ真空自閉力と真空
バルブのベローズの弾性復元力の和を含む)をFk1、
第2の弾性部材11の作用により固定部材5から可動部
材4に作用する反力をFk2、図3(a)に示すように
永久磁石7による固定部材5から可動部材4への吸引力
をFmとして、可動部材4の可動範囲内において、Fk
(=Fk1+Fk2)の変化特性とFmの変化特性とが
略等しく、開閉器2が投入している側では、Fk<F
m、開閉器2が開放している側では、Fk>Fmとなる
ように設定している。
【0045】さらに、図4において、開放側磁気回路9
の一部に開閉自在で永久磁石7のNS両磁極を覗ける覗
き扉12を有し、磁力ショート部材と兼用である覗き扉
12は透磁性の良い鉄材などからなる。
【0046】覗き扉12は片側をヒンジ12aが回転支
持し開けると回転揺動してして永久磁石7のNS両磁極
に押付け可能であり、もう一方を取り外し自在なトグル
リンク13で固定している。トグルリンク13と覗き扉
12とはリンクピン13aの抜き挿して着脱自在であ
る。図4(a1)、(b1)はトグルリンク13と覗き
扉12の下面図であり、図4(a2)、(b2)はトグ
ルリンク13と覗き扉12の縦断面図であり、図4(a
1)、(a2)は通常の状態を示し、図4(b1)、
(b2)は磁束をショートした状態を示す図である。
【0047】次に、第1の実施形態の開閉器の操作装置
の作用に関して、図1〜図6を用いて説明する。まず、
図1において、開閉器2が投入している側では、投入側
磁気回路8において永久磁石7のNS二極の磁路の往来
8a,8bで2倍の力で吸引して第1の弾性部材6およ
び第2の弾性部材11の力に抗して投入状態を維持す
る。
【0048】図2において、開閉器2が開放している側
でも、開放側磁気回路9において永久磁石7のNS二極
のうち、いずれか一方の磁路9a側で吸引して開放状態
を維持する。この時、他方の磁路9bは大きなギャップ
になっているので、一方の磁路9aによる吸引力は小さ
く、他方の磁路9bによる逆向きの吸引力は無視でき
る。
【0049】図3において、永久磁石7による固定部材
5から可動部材4への吸引力をFmとして記述してい
る。
【0050】図1および図2において、操作電磁石巻線
10が投入側磁気回路8および開放側磁気回路9の磁力
を増減することで、開閉器2を開閉駆動できる。図5
(a)において、開閉器2が投入している側で、操作電
磁石巻線10の磁束(破線)を永久磁石7の磁束(実
線)に反発させた時、永久磁石7の磁力の減少により、
第1の弾性部材6および第2の弾性部材11の力で可動
部材4を固定部材5に対して可動接触子2aを固定接触
子2bから離す方向に付勢し、図5(b)において、開
閉器2の開放している側に到達した後、操作電磁石巻線
10の磁束(破線)が永久磁石7の磁束(実線)に加わ
り吸引した状態になる。
【0051】この際に、本実施形態の場合、操作電磁石
巻線10は1つでよいが、注意すべき点は、操作電磁石
巻線10の磁界が永久磁石7にとって反磁界になるの
で、操作電磁石巻線10で発生する磁力は永久磁石7が
減磁しないレベルに抑える必要がある。
【0052】図6(a)において、開閉器2が開放して
いる側で、操作電磁石巻線10の磁束を永久磁石7の磁
束(実線)に反発させた時、電磁反発力で可動部材4を
固定部材5に対して可動接触子2aを固定接触子2bに
押し付ける方向に付勢し、図6 (b)において、開閉
器2の投入している側に到達した後、操作電磁石巻線1
0の磁束(破線)が永久磁石7の往来する磁束(実線)
に加わり、第1の弾性部材6および第2の弾性部材11
の力に抗して吸引した状態になる。
【0053】図3において、操作電磁石巻線10により
増減した永久磁石7による固定部材5から可動部材4へ
の吸引力をFm+およびFm−として記述している。可
動部材4の可動範囲内において、Fk(=Fk1+Fk
2)の変化特性とFmの変化特性とが略等しいので、操
作電磁石巻線による磁力の変化分ΔFm(=Fm±−F
m)は、略そのまま開閉駆動力になる。
【0054】さらに、図4において、開閉器2が投入し
ている状態の時、トグルリンク13のリンクピン13a
の抜いて覗き扉12を開いて透磁性の良い材料からな
り、磁力ショート部材と兼用である覗き扉12を永久磁
石7のNS両磁極に押付け永久磁石7の磁束をショート
させて、永久磁石7による磁力を消すことができる。磁
力が無くなると、第1の弾性部材6と第2の弾性部材1
1の力で可動部材4を固定部材5に対して可動接触子2
aを固定接触子2bから離す方向に付勢し、第2の弾性
部材11の力で開放している側に到達する。
【0055】その後、覗き扉12にトグルリンク13の
先端を合わせてリンクピン13aを挿入して、トグルリ
ンク13を用いて覗き扉12を永久磁石7のNS二極か
ら引き外し、永久磁石7の磁力を回復する。開放側磁気
回路9での永久磁石7の磁束が、開放状態を維持する。
【0056】本実施形態によれば、まず、図1におい
て、開閉器2が投入している際には、第1の弾性部材6
の復元力は可動接触子2aと固定接触子2bの間の電気
的特性を十分に確保するための押付け力なので、第1の
弾性部材6を撓ませる一定値以上の操作力が出る必要が
ある。投入側磁気回路8が永久磁石7のNS二極の磁路
の往来8a,8bで2倍の力で吸引して第1の弾性部材
6の力に抗して投入状態を維持するので、高価な永久磁
石7を小型化できる。
【0057】また、図2において、開閉器2が開放して
いる際にも、可動接触子2aからの電気の接続に可撓性
の電線または摺動部品を用いているので、ある値以上の
操作力が出る必要がある。開放側磁気回路9が永久磁石
7の磁束を調整して、NS二極のうちいずれか一方の磁
路9a側で図中下方に小さな力で吸引して開放状態を維
持しているので、この電磁力を操作電磁石で開放した際
にはある値以上の力を確保できる。
【0058】さらに、図3において、可動部材4の可動
範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2)の変化特性
とFmの変化特性とが略等しいので、操作電磁石による
磁力の変化分ΔFm(=Fm±−Fm)は略そのまま開
閉駆動力であり、無駄がなく小さな駆動電源で操作でき
る。
【0059】また、図4において、覗き扉12を永久磁
石7のNS両磁極に押付け永久磁石7の磁束をショート
させて、永久磁石7による磁力を消して、第1の弾性部
材6と第2の弾性部材11の力で開放できるので、操作
電磁石および図示しないその操作回路が故障しても手動
で遮断できる。復帰後、倍力機構のトグルリンク13を
用いて覗き扉12を永久磁石7のNS両磁極から手動で
引き外して復帰できる。
【0060】<第2の実施の形態(請求項3、請求項
5、請求項6および請求項7対応)>図7は本発明の開
閉器の操作装置の第2の実施形態の基本構成を示す概略
断面図である。図7の右半面(右半分)が投入時で、左
半面(左半分)が開放時である。
【0061】第1の実施形態の開閉器の操作装置1を基
本構成として、可動接触子2aが固定接触子2bから離
れた開放(しゃ断)位置で、可動部材4を、固定部材5
に対して可動接触子2aを固定接触子2bから押し付け
る方向に付勢する第3の弾性部材14を設けている。
【0062】さらに、操作電磁石巻線10を、投入側磁
気回路8および開放側磁気回路9にそれぞれ別々に設
け、投入操作電磁石巻線10aを投入側磁気回路の内の
固定部材5に取付け、開放操作電磁石巻線10bを開放
側磁気回路9内の固定部材5に取付ける。
【0063】また、図8(b)において、第1の弾性部
材6の作用により操作ロッド3から可動部材4に作用す
る反力(これには、開閉器のバルブ真空自閉力と真空バ
ルブのベローズの弾性復元力の和を含む)をFk1、第
2の弾性部材11の作用により固定部材5から可動部材
4に作用する反力をFk2、第3の弾性部材14の作用
により固定部材5から可動部材4に作用する反力をFk
3、図8(a)に示すように永久磁石7による固定部材
5から可動部材4への吸引力をFmとして、可動部材4
の可動範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk
3)の変化特性とFmの変化特性とが略等しく、開閉器
2が投入している側では、Fk<Fm、開閉器2が開放
している側では、Fk>Fmとなるように設定してい
る。
【0064】次に、第2の実施形態の開閉器の操作装置
の作用に関して、図7〜図8を用いて説明する。まず、
図7において、投入操作電磁石巻線10aと開放操作電
磁石巻線10bとが投入側磁気回路8および開放側磁気
回路9の磁気を増減することで、開閉器2を開閉駆動で
きる。
【0065】ただし、投入操作電磁石巻線10aが投入
側磁気回路8の内に位置し、開放操作電磁石巻線10b
が開放側磁気回路9の内に位置するので、開閉時に生じ
る操作電磁石巻線10a、10bによる磁束は真空と略
同じ透磁率を有する永久磁石7の内部を磁束を増やす方
向に常に通過し、永久磁石7に対する反磁界とはならな
い。
【0066】さらに、図8において、可動部材4の可動
範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk3)の
変化特性とFmの変化特性とが略等しく、開放時におい
ても略等しくなるので、操作電磁石巻線による磁力の変
化分ΔFm(=Fm±−Fm)は略そのまま開閉駆動力
である。
【0067】第2の実施形態によれば、まず、図7にお
いて開閉時に生じる操作電磁石巻線10a、10bによ
る磁束は真空と略同じ透磁率を有する永久磁石7の内部
を磁束を増やす方向に常に通過し、永久磁石7に対する
反磁界とはならないので、高速開放を目指して大きな磁
束を発生しても磁石が減磁することはない。
【0068】さらに、図8において、操作電磁石による
磁力の変化分ΔFm(=Fm±−Fm)は略そのまま開
閉駆動力であり、さらに無駄が少なく小さな駆動電源で
操作できる。
【0069】<第3の実施の形態(請求項10、請求項
11、請求項12、請求項14、請求項15、請求項1
6、請求項17および請求項18対応>図9および図1
1は本発明の開閉器の操作装置の第3の実施形態の基本
構成を示す概略断面図である。図9及び図11は、開閉
器として例えば真空バルブを有する真空開閉器を三相構
成とした場合の操作装置を示しているが、開閉器は真空
開閉器以外の他の開閉器であってもよく、又三相以外の
構成であっても同様に実施できる。
【0070】各真空バルブ22は、それぞれ真空容器内
に接離可能に設けられた可動接触子22aと固定接触子
22bを有し、各可動接触子22aはそれぞれ操作ロッ
ド23に連結され、各操作ロッド23の他端部側は共通
の連結架台81上に各々固定された円筒状カバー88の
底面に貫通されると共に、上下動可能に連結されてい
る。各円筒状カバー88内であって、連結架台81の板
面と各操作ロッド23の最下端面の間に、後述する第1
の弾性部材26がそれぞれ配設されている。
【0071】なお、各真空バルブ22の可動接触子22
aと固定接触子22bには、電路端子91,92がそれ
ぞれ電気的に接続されている。
【0072】連結架台81の下面中央部に操作装置軸8
3が垂直に植立されている。具体的には、図13及び図
14に示すように連結架台81の下面に操作装置軸83
が垂直になるように螺合されると共に、ロックナット8
2により固定されている。
【0073】操作装置軸83のほぼ中央部に、可動部材
24を構成する磁性材料からなる円板であって、この周
縁部に上下方向にそれぞれ延びる吸引面(吸着面)24
k1,24k2を有するものが操作装置軸83に直交す
るように貫通固定されている。
【0074】可動部材24は、その操作ロッド23に相
対的に移動可能に接続され、かつ操作ロッド23に対す
る相対移動量は所定の可動範囲δに規制されている。
【0075】操作装置軸83の外周面であって、可動部
材24の上部に円筒状鉄心30aが装着されており、円
筒状鉄心30aの外周面には操作投入用電磁石巻線32
aが装着されている。
【0076】更に、操作装置軸83に有する円筒状鉄心
30a及び操作投入用電磁石巻線32a並びに操作装置
軸83に有する円筒状鉄心31a及び操作投入用電磁石
巻線32bを包囲すると共に、操作装置軸83を軸方向
にスライド可能にするための固定部材25、具体的には
円筒25aと、円筒25aの両端部を閉塞し、操作装置
軸83をスライド可能に支持する蓋25b,25cから
なっている。
【0077】そして、固定部材25の内部であって、蓋
25bには板面中央位置に吸引面30ckを有する磁性
円板30cが固着され、又磁性円板30cと円筒25a
の交差する部分であって、円筒25aの内周面に円形リ
ング状の永久磁石29aが固着されている。この場合の
永久磁石29aは、軸方向の両端面がそれぞれN極と、
S極に着磁されたものである。さらに、永久磁石29a
の軸方向の一端面に当設し、円筒25aの内周面に、円
形リング状であって軸方向一端面に吸引面30bkを有
する磁性リング30bが固着されている。
【0078】このように、磁性円板30cと、永久磁石
29aと、磁性リング30bと、可動部材24と、円筒
状鉄心30aにより、投入側磁気回路30を構成してい
る。
【0079】さらに、操作装置軸83の外周面であっ
て、可動部材24の下部に円筒状鉄心31aが装着され
ており、円筒状鉄心31aの外周面には開放用操作電磁
石巻線32bが装着されている。
【0080】固定部材25の内部であって、蓋25cに
は板面中央位置に吸引面31ckを有する磁性円板31
cが固着され、又磁性円板31cと円筒25aの交差す
る部分であって、円筒25aの内周面に円形リング状の
永久磁石29bが固着されている。
【0081】この場合の永久磁石29bは、軸方向の両
端面がそれぞれN極と、S極に着磁されたものであっ
て、前述の永久磁石29aの強さより第1の弾性部材2
6の強さの分だけ小さいもの、具体的には永久磁石の強
さは着磁面積の大きさに比例するので、ここでは永久磁
石29aの着磁面積の小さいものを用いる。又、永久磁
石29bの軸方向の一端面に当設し、円筒25aの内周
面に、円形リング状であって軸方向一端面に吸引面31
bkを有する磁性リング31bが固着されている。
【0082】このように、磁性円板31cと、永久磁石
29bと、磁性リング31bと、可動部材24と、円筒
状鉄心31aにより、開放側磁気回路31を構成してい
る。
【0083】蓋25cの底面と、操作装置軸83の突出
端側の間に、以下に述べる第2の弾性部材27及び第3
の弾性部材28が配設されている。
【0084】蓋25cの底面に、一端部側につばを有す
る第1の円筒部材84が図示しないボルトナットにより
固定され、円筒部材84の内周側には一端部側に底を有
する第2の円筒部材86が挿入され、円筒部材86の外
周面に形成されている雄ねじ部にロックナット85が螺
合され、これにより円筒部材84と86の間が固定され
ている。
【0085】一方、操作装置軸83の突出部側であっ
て、円筒部材86の内側に可動円板93が、軸心に対し
て直交するように貫通固定されている。可動円板94の
上面と円筒部材86の底面との間であって、操作装置軸
83の外周側に多段ばね例えば2段の非線型ばね27
a,27bからなる第2の弾性部材27が配設されてい
る。
【0086】円筒部材86の下端側であって、内周側に
止めリング94が挿入され、止めリング94の外周側に
形成されている雄ねじ部にロックナット87が螺合さ
れ、これにより止めリング94と円筒部材86が固定さ
れている。そして、止めリング94と可動円板93の下
面の間であって、操作装置軸83の外周側に多段ばね例
えば2段の非線型ばね28a,28bからなる第3の弾
性部材28が配設されている。
【0087】固定部材25は、可動部材24を図中上下
方向に移動可能に保持し、第1の弾性部材26は、操作
ロッド23を、可動部材24に対して可動接触子22a
を固定接触子22bに押し付ける図中上方に付勢するよ
うになっている。
【0088】第2の弾性部材27は、可動部材24を固
定部材25に対して可動接触子22aを固定接触子22
bから離す図中下方に付勢するようになっている。第3
の弾性部材28は、可動部材24を固定部材25に対し
て可動接触子22aを固定接触子22bに押し付ける方
向に付勢するようになっている。
【0089】第3の弾性部材28は可動部材24のスト
ローク途中から圧縮されるので、図9においては、第3
の弾性部材28は自由長で可動部材24には届いていな
い。永久磁石29a,29bは、可動部材24を固定部
材25に対して吸引駆動する。
【0090】投入側磁気回路30は、可動接触子22a
が固定接触子22bに当接して開閉器が投入している側
では、固定部材25に対して可動接触子22aを固定接
触子22bに押し付ける方向に永久磁石29aのNS二
極の磁路の往来する吸引面30ak,30bkで吸引
し、投入側磁気回路30のNS二極の吸引面の面積がほ
ぼ等しくなり、吸引面を近づいた状態で投入側磁気回路
の吸引面30ak,30bkにおいて永久磁石29aに
よる磁束密度が材料の磁気飽和開始点の近傍に構成して
いる。
【0091】図10は、磁気回路を構成する材料が鉄の
場合の磁化力H[A/m]と、磁束密度B[T]の関係
を示す。磁束飽和開始点とはa点である。
【0092】図11において、開放側磁気回路31は、
可動接触子22aが固定接触子22bから離れて開閉器
が開放している側では、固定部材25に対して可動接触
子22aを固定接触子22bより離す方向に永久磁石2
9bのNS二極の磁路の往来する吸引面31ak,31
bkで吸引し、開放側磁気回路31のNS二極の吸引面
の面積がほぼ等しくなるように構成している。
【0093】可動部材24に取付けた操作電磁石巻線3
2a,32bは、投入側磁気回路30および開放側磁気
回路31の磁力を増減するためのものである。
【0094】また、投入側磁気回路30および開放側磁
気回路31においてNS二極の吸引面30ak,30b
k、31ak,31bkの配置が可動部材24の動く方
向に距離Δだけ位置をズラしており、距離Δは可動部材
24のストロークより長くなるように構成している。
【0095】更に、図12において、第1の弾性部材2
6の作用により操作ロッド23から可動部材24に作用
する反力をFkl、第2の弾性部材27の作用により固
定部材25から可動部材24に作用する反力をFk2、
第3の弾性部材28の作用により固定部材25らから可
動部材24に作用する反力をFk3、永久磁石29a,
29bによる固定部材5から可動部材24への吸引力を
Fmとして、可動部材24の可動範囲内において、Fk
(=Fk1+Fk2+Fk3)の変化特性とFmの変化
特性とが略等しく、開閉器が投入している側では、Fk
<Fm、開閉器が開放している側では、Fk>Fmとな
り、開閉器が投入している側および開閉器が開放してい
る側で、FkとFmの差が、可動部材および可動接触子
など可動部分の総重量に想定される振動の加速度をかけ
た値より大きくなるように設定している。
【0096】次に、第3の実施形態の作用に関して、図
9〜図14を用いて説明する。まず、図9において、開
閉器が投入している側では、投入側磁気回路30におい
て永久磁石29aのNS二極の吸引面30ak,30b
kで2倍の力で吸引して第1の弾性部材26および第2
の弾性部材27の力に抗して投入状態を維持する。
【0097】吸引面30ak,30bkの面積がほぼ等
しいので、NS二極の吸引面30ak,30bkの磁束
密度は双方ほぼ等しくなり、強い電磁吸引力が必要な場
合、2つの吸引面30ak,30bkによる力が最大限
に高まり作用する。NS二極の吸引面30ak,30b
kの磁束密度は永久磁石29だけで磁気飽和開始点の近
傍なので、図10ではa点近傍の状態である。マイナス
の磁化力で大きく磁束密度が減るが、プラスの磁化力で
は磁束密度が増えないように抑制される。
【0098】図9に戻って、吸引面30ak,30bk
が近づいた際に操作電磁石巻線32a,32bにより生
じる操作力は、減らす方向には大きく減少するが、増や
す方向には、磁気飽和がなければ過剰に大きく増加する
ところが、磁気飽和により増加が少なく抑えられて作用
する。
【0099】図11において、開閉器が開放している側
でも、開放側磁気回路31において永久磁石29bのN
S二極の吸引面31ak,31bkで吸引して開放状態
を維持する。吸引面31ak,31bkの面積がほぼ等
しいので、NS二極の吸引面の磁束密度は双方ほぼ等し
くなり、強い電磁吸引力が必要な場合、2つの吸引面に
よる力が最大限に高まり作用する。
【0100】図12において、永久磁石29a,29b
による固定部材25から可動部材24への吸引力をFm
として記述している。
【0101】図9および図11において、操作電磁石巻
線32が投入側磁気回路30および開放側磁気回路31
の磁力を増減することで、開閉器を開閉駆動できる。以
下、磁気回路30,31の部分を拡大した図13および
図14を用いて説明する。図13を用いて開放動作を説
明する。
【0102】図13(a)において、開閉器が投入して
いる側で、操作電磁石巻線32の磁束(破線)を永久磁
石29aの磁束(実線)に反発させた時、電磁反発力に
加えて、第1の弾性部材26および第2の弾性部材27
の力で、可動部材24を固定部材25に対して可動接触
子22aを固定接触子22bから離す方向に付勢し、図
13(b)において、開閉器の開放している側に到達し
た後、操作電磁石巻線32の磁束(破線)が永久磁石2
9bの磁束(実線)に加わり第3の弾性部材28の力に
抗して吸引した状態になる。
【0103】この際に、本実施形態の場合、操作電磁石
巻線32は1つでよいが、注意すべき点は、操作電磁石
巻線32の磁界が永久磁石29a,29bにとって反磁
界になるので、操作電磁石巻線32で発生する磁力は永
久磁石29a,29bが減磁しないレべルに抑える必要
がある。
【0104】図14を用いて投入動作を説明する。図1
4(a)において、開閉器が開放している側で、操作電
磁石巻線32の磁束を永久磁石29bの磁束(実線)に
反発させた時、電磁反発力に加えて、第3の弾性部材2
8の力で可動部材24を固定部材25に対して可動接触
子22aを固定接触子22bに押し付ける方向に付勢
し、図14(b)において、開閉器の投入している側に
到達した後、操作電磁石巻線32の磁束(破線)が永久
磁石29aの磁束(実線)に加わり第1の弾性部材26
および第2の弾性部材27の力に抗して吸引した状態に
なる。
【0105】図12において、操作電磁石巻線32によ
り増減した永久磁石29による固定部材25から可動部
材24への吸引力をFm+(一点鎖線)およびFm−
(二点鎖線)として記述している。可動部材24の可動
範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk3)の
変化特性とFmの変化特性とが略等しいので、操作電磁
石による磁力の変化分ΔFm(=Fm±−Fm)は略そ
のまま開閉,駆動力になる。
【0106】また、図10において、投入側磁気回路3
0および開放側磁気回路31において、NS二極の吸引
面30ak,30bk、31ak,31bkの配置が可
動部材24の動く方向に距離Δだけ位置をずらして構成
しているので、配置をズラしたNS二極の吸引面の間で
は磁束は可動部材24が動く方向にほぼ一様に作用す
る。
【0107】NS二極の吸引面の位置が一致して並んで
いる場合(Δ=O)に比べて強い電磁吸引力が作用す
る。NS二極のずらした距離Δは可動部材24のストロ
ークより長いので、可動部材24が離れた位置でも、向
かい合う吸引面どおし(30akと30bk)(31a
kと31bk)が嵌め合っている状態になる。
【0108】これにより長いストロークでも十分な操作
力を出せるだけの磁束を確保している。NS二極により
倍の吸引力を発生させているので、機構的な摩擦力に打
ち勝つ十分な加速を実現でき、NS二極の吸引面(30
akと30bk) (31akと31bk)の位置を距
離Δだけずらして配置しているので、磁束は可動部材の
動く方向にほぼ一様に作用して離れた位置でも強い操作
力を持続できる。これにより、早い初速と長いストロ一
ク途中で減速しない操作力を得ることができる。
【0109】また、図12において、開閉器が投入して
いる側では、Fk<Fmの力関係により、投入状態を維
持し、開閉器が開放している側でも、Fk>Fmの力関
係により、開放状態を維持する。さらに、振動が生じた
際にも、可動部分にはその重量に振動による重力加速度
をかけただけの慣性力が加わるが、FkとFmの差がそ
の力の値より大きくなるように設定されているので、投
入状態および開放状態を維持する。
【0110】本実施形態によれば、まず、図10におい
て、開閉器が投入している際には、第1の弾性部材26
の復元力は可動接触子22aと固定接触子22bとの間
の電気的特性を十分に確保するための押付け力なので、
第1の弾性部材26を撓ませる一定値以上の操作力が出
る必要がある。
【0111】投入側磁気回路30が永久磁石29aのN
S二極の吸引面30ak,30bkで2倍の力で吸引し
て第1の弾性部材26の力に抗して投入状態を維持する
ので、高価な永久磁石29を小型化できる。強い電磁吸
引力が必要な場合、2つの吸引面30ak,30bkに
よる力を最大限に高めて作用させることができるが、N
S二極の吸引面30ak,30bkの磁束密度は永久磁
石29aだけで磁気飽和開始点の近傍なので、操作電磁
石32a,32bにより生じる操作力は減らす方向には
大きく作用して開放速度に影響はないが、増やす方向に
は磁気飽和により操作電磁石により生じる力を必要最低
限に抑えるので投入時の衝撃を軽減できる。
【0112】また、図11において、開閉器が開放して
いる際にも、可動接触子22aからの電気の接続に可撓
性の電線または摺動部品を用いているので、摩擦に打ち
勝つある値以上の操作力が出る必要がある。開放側磁気
回路31が永久磁石29bの磁束を調整して、NS二極
の吸引面31ak,31bkで図中下方に吸引して開放
状態を維持しているので、この磁力を操作電磁石巻線3
2で開放した際にはある値以上の力を確保できる。
【0113】更に、向かい合う吸引面どおし(30ak
と30bk)(31akと31bk)が距離Δで嵌め合
っている形態により、可動部材24が離れた位置でも、
比較的強い電磁吸引力が作用するので、重い可動部材2
4を遠くまで動かすための操作力を持続できる。
【0114】NS二極による倍の吸引力と、NS二極の
吸引面(30akと30bk)(31akと31bk)
の位置をずらした配置とにより、早い初速と長いストロ
ーク途中で減速しない操作力を得ることができるので、
本発明の操作装置は長いストロークの開閉器に適用でき
る。
【0115】また、図12において、可動部材4の可動
範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk3)の
変化特性とFmの変化特性とが略等しいので、操作電磁
石巻線32による磁力の変化分ΔFm(−Fm±−F
m)は略そのまま開閉駆動力であり、無駄がなく必要最
小限の駆動電源で操作できる。
【0116】操作電磁石巻線32に永久磁石29が減磁
しない限界までの電流を流せば、重い可動部材24を遠
くまで動かすための初速を確保できる。投入およびしゃ
断いずれの側でも、力の釣合いにより状態を維持するの
で、通常は操作電磁石に通電する必要がない。加えて、
振動を受けた際にも投入状態および開放状態は維持され
るので、振動による誤作動がないので健全に電力を供給
できる。
【0117】<第4の実施の形態(請求項10および請
求項13対応)>図15は本発明の開閉器の操作装置の
第4の実施の形態の磁気回路の概略構成図である。図1
5(イ)は投入時の状態を示し、図15(ニ)は開放時
の状態を示す図である。ここでは、一つの磁気回路43
で、前述の投入側磁気回路30と開放側磁気回路31を
兼用した点以外の構成は前述した第3の実施形態と同じ
構成であるので説明を割愛する。
【0118】磁気回路43は、図15に示すように、磁
性材料(ヨーク)43aと永久磁石42aからなる固定
部材43並びに鉄心45a(これと操作電磁石巻線45
bにより操作電磁石すなわち可動部材45)からなって
いる。
【0119】磁性材料(ヨーク)43aは、円筒状でか
つ円筒の両端面にそれぞれ端板を有するものであって、
該端板には前述の操作装置軸83上下がそれぞれ挿通さ
れる部分に内側に隆起した吸引面43aj,43akを
それぞれ有している。
【0120】永久磁石42aは、磁性材料43aの内周
面の軸方向中央部に配設され、円筒状であってこの外周
面及び内周面にそれぞれN極とS極が着磁され、かつ内
周側の軸方向両端面の角部にそれぞれ傾斜面が形成され
たエッジ部42a′,42a″を有している。
【0121】一方、鉄心45aは円筒状であって、磁性
材料43aの内周側でかつ操作装置軸83の外周面に装
着され、軸方向中央部に巻線収納部45gが形成され、
該巻線収納部45gの両側であって軸方向両端部の外周
面にそれぞれ吸引面45aj,45akをそれぞれ有し
ている。鉄心45aの巻線収納部45gには操作電磁石
巻線45bが配設され、これにより操作電磁石すなわち
可動部材45を構成している。
【0122】前述の固定部材と可動部材45の関係で、
永久磁石42aのうちS極が、可動部材45の可動範囲
(磁性材料43aの吸引面43ajと43akの距離)
内の途中で鉄心45aのN極すなわち操作電磁石を構成
する操作電磁石巻線45bを励磁することにより得られ
るN極側を吸引するように構成(設定)されている。
【0123】また、図15(イ)の投入状態において、
磁気回路43は、磁性材料43aの吸引面43ajで吸
引するようにしており、吸引面45ajは磁束が漏れな
く通過するように構成されている。
【0124】更に、図15(ロ)の投入状態から少し移
動した位置において、磁気回路43は、吸引面43aj
が離れるが、永久磁石42aのS極のエッジ部42a′
により吸引面45akを吸引するように構成されてい
る。
【0125】図15(ハ)の開放状態に近づいた位置に
おいて、磁気回路43は吸引面43ajがまだ離れてい
るが、永久磁石42aのS極のエッジ部42a″により
吸引面45ajを吸引するように構成されている。
【0126】図15(ニ)の開放状態において、磁気回
路43は、磁気材料43aの下側の吸引面43akで吸
引するようにしており、吸引面45akは磁束が漏れな
く通過するように構成されている。
【0127】さらに、磁気回路43の吸引面43ajと
吸引面45ak並びに吸引面43akと吸引面45aj
はそれぞれ配置が千鳥で、これらの吸引面の間に鉄心4
5aと操作電磁石巻線45bからなる操作電磁石、すな
わちは可動部材45が配置されている。
【0128】次に、第4の実施形態の作用に関して、図
15〜図16を用いて説明する。図15の永久磁石42
aのS極のエッジ部42a′,42a″が可動部材45
の可動範囲内途中でも可動部材45に十分な力を作用さ
せることで、動作途中の負荷で停止することなく、長い
ストロークの開閉器を開閉駆動できる。
【0129】図16に示すように、永久磁石42aのエ
ッジ部42a′,42a″により得られる磁力Fmはス
トローク途中にもコブがあり、エッジ部が無い場合(破
線)よりストローク全域において高い値を示している。
この磁力Fmに、操作電磁石巻線45bと鉄心45aか
らなる操作電磁石(可動部材45)の磁力を反発および
吸引させることで、ストローク全域において操作力を得
ることができる。
【0130】図15(イ)の投入状態において、操作電
磁石巻線45bに通電すると、これにより鉄心45aの
軸方向上端部に形成されるN極と、磁気回路43の上側
の吸引面43akにおいて永久磁石42aのN極によっ
て形成されるN極とが反発して可動部材45が図中下側
に動作する。
【0131】これにより上側の吸引面43akと鉄心4
5aの軸方向端部の反発力は次第に低下するが、図15
(ロ)のように投入状態から可動部材45が少し移動し
た位置において、永久磁石42aの内周側のS極と、操
作電磁石巻線45bにより下側の吸引面45akで形成
されるS極が反発して可動部材45が図中下側に押され
る。
【0132】そして、図15(ハ)の開放状態に近づい
た位置において、吸引面45ajで永久磁石42aによ
るS極と操作電磁石巻線45bと鉄心45aからなる操
作電磁石によるN極が吸引して可動部材45が図中下側
に引込まれる。
【0133】図15(ニ)の開放状態において、下側の
吸引面43akで永久磁石42aによるN極と操作電磁
石によるS極が吸引して可動部材45が開放状態にな
る。
【0134】第4の実施形態によれば、図16に示すよ
うに、ストローク全域において高い操作力を得ることが
できるので、ストロークが長く、ストローク途中で圧縮
性ガスに抗して力を発生させる必要があるようなガス絶
縁開閉器にも本発明の操作装置を用いることが可能にな
る。
【0135】<第5の実施の形態(請求項10、請求項
13に対応)>図17は本発明の開閉器の操作装置の第
5の実施の形態の磁気回路の基本構成図である。 図1
7(イ)は投入時の状態を示し、図17(ロ),(ハ)は
開放時の状態を説明するための図である。ここでは、一
つの磁気回路48で前述の投入側磁気回路30と開放側
磁気回路31以外は前述した第3の実施形態と同じ構成
であるので説明を割愛する。
【0136】磁気回路48は、図17に示すように、操
作装置軸83の上下部が挿通される部分に内側に隆起し
た吸引面48akを有する円筒状の第1の磁性材料48
aと、磁性材料48aの内周面の軸方向のほぼ中央部に
配設され、円筒状の外周面及び内周面にそれぞれN極と
S極が着磁された円筒状の永久磁石47aと、永久磁石
47aの内周面に配設された円筒状であって内周側の軸
方向端面の一方(上端面)の角部にそれぞれ傾斜面が形
成されたエッジ部47b′を有する第2の磁性材料47
bからなる固定部材からなっている。
【0137】一方、磁性材料47aの内周側であって操
作装置軸83の外周面に円筒状であって、軸方向端面に
断面がほぼ台形状の吸引面50akを有し、かつ、軸方
向中央部に巻線収納部50gが形成された円筒状の鉄心
50aが装着され、巻線収納部50gには投入用操作電
磁石巻線50bが配設されている。
【0138】図17の磁気回路48において、NS二極
のうちS極が鉄心50aと操作電磁石巻線50bからな
る操作電磁石、すなわち可動部材50の可動範囲内の途
中で可動部材50を吸引するように構成(設定)されて
いる。
【0139】図17(イ)の投入状態において、磁気回
路48は、吸引面48aj,48akで吸引するように
しており、又吸引面50aj,50akは磁束が漏れな
く通過するように、操作電磁石巻線50bの外周側の直
径より外周方向に延出した形状となっている。
【0140】図17(ロ)の開放状態に近づいた位置に
おいて、磁気回路48は吸引面48ajがまだ離れてい
るが、磁性材料47bのS極のエッジ部47b’により
吸引面50ajが吸引されるように構成されている。
【0141】図17(ハ)の開放状態において、磁気回
路48は、吸引面48akで吸引するようにしており吸
引面50akは磁束が漏れなく通過するように構成され
ている。
【0142】磁気回路48の2つの吸引面48aj,5
0akと、吸引面48ak,50ajとは配置が千鳥
で、これらの吸引面の間に、操作電磁石巻線50bと鉄
心50aからなる操作電磁石、すなわち可動部材50が
配置されている。
【0143】次に、第5の実施形態の開閉器の操作装置
の作用に関して、図17〜図18を用いて説明する。図
17の永久磁石47aのS極により磁性材料47bのエ
ッジ部47b′に形成されるS極が可動部材50の可動
範囲内の途中でも可動部材50に十分な磁力を作用させ
ることで、動作途中の負荷で停止することなく、長いス
トロークの開閉器を開閉駆動できる。
【0144】図18に示すように、エッジ部47b′に
より磁力Fmはストローク途中にもコブがあり、エッジ
部が無い場合(破線)よりストローク全域において高い
値を示している。この磁力Fmに可動部材50である操
作電磁石の磁力を反発および吸引させることで、ストロ
ーク全域において操作力を得ることができる。
【0145】図17(イ)の投入状態では、操作電磁石
巻線50bに通電しないと、吸引面48akおよび鉄心
50aの軸方向端部側の吸引面50akの2面の強い力
で吸引している。図17(イ)の投入状態から、操作電
磁石巻線50bに通電すると、吸引面48akで永久磁
石47aによるN極と操作電磁石巻線50bによるN極
が反発し、吸引面50akで永久磁石47aによるS極
と操作電磁石巻線50bによるS極が反発して、可動部
材50が図中下側に動作する。
【0146】吸引面48akおよび吸引面50akの反
発力は次第に低下するが、図17(ロ)の開放状態に近
づいた位置において、吸引面50akで永久磁石47a
によるS極と操作電磁石によるN極が吸引して可動部材
50が図中下側に引込まれる。
【0147】図17(ハ)の開放状態において、吸引面
49akで永久磁石49aによるN極と操作電磁石巻線
50bによるS極が吸引して可動部材50が開放状態に
なる。
【0148】第5の実施形態によれば、図18に示すよ
うに、ストローク全域において高い操作力を得ることが
でき、投入状態では大きな保持力を発生できるので、ス
トロークが長く投入時のバネ加圧力が大きい大形の真空
バルブを用いた真空開閉器にも本発明の操作装置46を
用いることが可能になる。
【0149】なお、図15及び図17では、磁気回路4
3,48を包囲する容器については示していないが、実
際には例えば図13又は図14に示すような円筒25
a、蓋25b,25cからなる容器を設けるようにして
もよい。
【0150】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、簡単な機構
で大きな接触荷重を得て安定した動作をすることがで
き、又長いストロークの動作をすることができる開閉器
の操作装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の基本構成であって、
開閉器の投入状態を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態の基本構成であって、
開閉器の開放状態を示す断面図。
【図3】第1の実施形態の可動ユニットのストロークと
それに加わる力の関係を示す図。
【図4】第1の実施形態の磁力ショート部材の機構説明
図。
【図5】本発明の第1の実施形態の開放動作説明図。
【図6】本発明の第1の実施形態の投入動作説明図。
【図7】本発明の第2の実施形態の基本構成であって、
開閉器の投入状態、開放状態を示す断面図。
【図8】本発明の第2の実施形態の基本構成であって、
可動ユニットのストロークとそれに加わる力の関係を示
す図。
【図9】本発明の第3の実施形態の基本構成であって、
開閉器の投入状態を示す断面図。
【図10】図9の投入側磁気回路又は開放側磁気回路の
吸引面における磁化力と磁束密度の関係を説明するため
の図。
【図11】本発明の第3の実施形態の基本構成であっ
て、開閉器の開放状態を示す断面図。
【図12】図9及び図11の実施形態の可動ユニットの
ストロークとそれに加わる力の関係を示す図。
【図13】図9及び図11の実施形態の開放動作説明
図。
【図14】図9及び図11の実施形態の投入動作説明
図。
【図15】本発明の第4の実施形態の磁気回路の基本構
成を示す図。
【図16】図15の第4の実施形態の可動ユニットのス
トロークとそれに加わる磁力の関係を示す図。
【図17】本発明の第5の実施形態の磁気回路の基本構
成を示す図。
【図18】図17の第5の実施形態の可動ユニットのス
トロークとそれに加わる磁力の関係を示す図。
【図19】従来の真空しゃ断器の一例を示す部分断面
図。
【図20】図19の操作装置の一例を示す斜視図。
【符号の説明】
01…真空容器 1…操作装置 1…固定部材 2a…可動接触子 2b…固定接触子 2…開閉器 3…操作ロッド 4…可動部材 5…固定部材 6…第1の弾性部材 7…永久磁石 8…投入側磁気回路 9…開放側磁気回路 10…操作電磁石 10a…投入用操作電磁石巻線 10b…開放用操作電磁石巻線 11…第2の弾性部材 12…覗き扉 12a…ヒンジ 13…トグルリンク 13a…リンクピン 14…第3の弾性部材 22a…可動接触子 22b…固定接触子 23…操作ロッド 24…可動部材 25…固定部材 25a…円筒 25b…蓋 25c…蓋 26…第1の弾性部材 27…第2の弾性部材 28…第3の弾性部材 29a…永久磁石 29b…永久磁石 29…永久磁石 30a…円筒状鉄心 30c…磁性円板 30b…磁性リング 30…投入側磁気回路 31a…円筒状鉄心 31c…磁性円板 31b…磁性リング 31…開放側磁気回路 32a…投入用操作電磁石巻線 32b…開放用操作電磁石巻線 32…操作電磁石 43…磁気回路 43a…磁性材料 45a…鉄心 45b…操作電磁石巻線 45…可動部材 47a…永久磁石 47b…第2の磁性材料 47b…操作電磁石 48…磁気回路 48a…第1の磁性材料 50a…鉄心 50b…操作電磁石巻線 50…可動部材 83…操作装置軸 84…第1の円筒部材 85…ロックナット 86…第2の円筒部材 87…ロックナット 93…可動円板 94…止めリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 三孝 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 佐藤 公哉 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 谷口 誠 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5G028 AA08 DB02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接離可能に設けられた可動接触子と固定
    接触子とを有する開閉器を操作する開閉器の操作装置に
    おいて、 前記可動接触子に固定され、この可動接触子を固定接触
    子に対して接離させる方向に移動可能に保持された操作
    ロッドと、 該操作ロッドに相対的に移動可能に接続され、かつ前記
    操作ロッドに対する相対移動量は所定の可動範囲に規制
    された可動部材と、 該可動部材を移動可能に保持する固定部材と、 前記操作ロッドを、前記可動部材に対して前記可動接触
    子を前記固定接触子に押し付ける方向に付勢する第1の
    弾性部材と、 前記可動部材を、前記固定部材に対して吸引駆動するた
    めの永久磁石と、 前記可動接触子が前記固定接触子に当接して開閉器が投
    入している側では、前記固定部材に対して前記可動接触
    子を前記固定接触子に押し付ける方向に前記永久磁石の
    NS二極により吸引するように構成した投入側磁気回路
    と、 前記可動接触子が前記固定接触子から離れて開閉器が開
    放している側では、前記固定部材に対して前記可動接触
    子を前記固定接触子より離す方向に前記永久磁石のNS
    一極により吸引するように構成した開放側磁気回路と、 前記投入側磁気回路および前記開放側磁気回路の磁気を
    増減する操作電磁石とを具備したことを特徴とする開閉
    器の操作装置。
  2. 【請求項2】 前記可動部材を、前記固定部材に対して
    前記可動接触子を前記固定接触子から離す方向に付勢す
    る第2の弾性部材を、さらに具備したことを特徴とする
    請求項1記載の開閉器の操作装置。
  3. 【請求項3】 前記可動接触子が前記固定接触子から離
    れた開放位置で、前記可動部材を、前記固定部材に対し
    て前記可動接触子を前記固定接触子から押し付ける方向
    に付勢する第3の弾性部材を、さらに具備したことを特
    徴とする請求項2記載の開閉器の操作装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の弾性部材の作用により前記操
    作ロッドから前記可動部材に作用する反力をFk1、前
    記第2の弾性部材の作用により前記固定部材から前記可
    動部材に作用する反力をFk2、前記永久磁石による前
    記固定部材から前記可動部材への吸引力をFmとしたと
    き、前記可動部材の可動範囲内において、Fk(=Fk
    1+Fk2)の変化特性とFmの変化特性とが略等しく
    なるように設定されていることを特徴とする請求項2記
    載の開閉器の操作装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の弾性部材の作用により前記操
    作ロッドから前記可動部材に作用する反力をFk1、前
    記第2の弾性部材の作用により前記固定部材から前記可
    動部材に作用する反力をFk2、前記第3の弾性部材の
    作用により前記固定部材から前記可動部材に作用する反
    力をFk3、前記永久磁石による前記固定部材から前記
    可動部材への吸引力をFmとしたとき、前記可動部材の
    可動範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk
    3)の変化特性とFmの変化特性とが略等しくなるよう
    に設定されていることを特徴とする請求項3記載の開閉
    器の操作装置。
  6. 【請求項6】 前記可動接触子が前記固定接触子に押し
    付けられ、前記開閉器が投入している側では、Fk<F
    m、前記可動接触子が前記固定接触子から離れ、開閉器
    が開放している側では、Fk>Fmとなるように設定さ
    れていることを特徴とする請求項4または請求項5記載
    の開閉器の操作装置。
  7. 【請求項7】 前記操作電磁石を、前記投入側磁気回路
    および前記開放側磁気回路にそれぞれ別々に設け、前記
    投入側磁気回路の内に位置する投入操作電磁石と、前記
    開放側磁気回路の内に位置する開放操作電磁石と、をさ
    らに具備したことを特徴とする請求項1記載の開閉器の
    操作装置。
  8. 【請求項8】 前記開放側磁気回路または前記投入側磁
    気回路の一部に開閉自在で前記永久磁石のNS両磁極を
    覗ける覗き扉を有し、該覗き扉から挿入してNS両磁極
    に押付け可能な大きさで透磁性の良い材料からなる磁力
    ショート部材を、さらに具備したことを特徴とする請求
    項2記載の開閉器の操作装置。
  9. 【請求項9】 前記覗き扉が前記磁力ショート部材と兼
    用であることを特徴とする請求項8記載の開閉器の操作
    装置。
  10. 【請求項10】 接離可能に設けられた可動接触子と固
    定接触子とを有する開閉器を操作する開閉器の操作装置
    において、 前記記可動接触子に固定され、この可動接触子を固定接
    触子に対して接離させる方向に移動可能に保持された操
    作ロッドと、 該操作ロッドに相対的に移動可能に接続され、かつ前記
    操作ロッドに対する相対移動量は所定の可動範囲に規制
    された可動部材と、 該可動部材を移動可能に保持する固定部材と、 前記操作ロッドを、前記可動部材に対して前記可動接触
    子を前記固定接触子に押し付ける方向に付勢する第1の
    弾性部材と、 前記可動部材を、前記固定部材に対して吸引駆動するた
    めの永久磁石と、 前記可動接触子が前記固定接触子に当接して開閉器が投
    入している側では、前記固定部材に対して前記可動接触
    子を前記固定接触子に押し付ける方向に前記永久磁石の
    NS二極により吸引するように構成した投入側磁気回路
    と、 前記可動接触子が前記固定接触子力から離れて開閉器が
    開放している側では、前記固定部材に対して前記可動接
    触子を前記固定接触子より離す方向に前記永久磁石のN
    S二極により吸引するように構成した開放側磁気回路
    と、 前記投入側磁気回路および前記開放側磁気回路の磁気を
    増減する操作電磁石とを有することを特徴とする開閉器
    の操作装置。
  11. 【請求項11】 前記可動部材を、前記固定部材に対し
    て前記可動接触子を前記固定接触子から離す方向に付勢
    する第2の弾性部材と、 前記可動部材を、前記固定部材に対して前記可動接触子
    を前記固定接触子に押し付ける方向に付勢する第3の弾
    性部材と、をさらに具備したことを特徴とする請求項1
    0記載の開閉器の操作装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の弾性部材の作用により前記
    操作ロッドから前記可動部材に作用する反力をFkl、
    前記第2の弾性部材の作用により前記固定部材から前記
    可動部材に作用する反力をFk2、前記第3の弾性部材
    の作用により前記固定部材から前記可動部材に作用する
    反力をFk3、前記永久磁石による前記固定部材から前
    記可動部材への吸引力をFmとしたとき、前記可動部材
    の可動範囲内において、Fk(=Fk1+Fk2+Fk
    3)の変化特性とFmの変化特性とが略等しくなるよう
    に設定されていることを特徴とする請求項11記載の開
    閉器の操作装置。
  13. 【請求項13】 前記永久磁石のNS二極により吸引す
    るように構成した前記投入側磁気回路および前記開放側
    磁気回路において、該永久磁石のNS二極のうち一方の
    極が前記可動部材の可動範囲内で前記可動部材をその動
    作方向に加速するように吸引力あるいは反発力を高める
    部位となる構成としたことを特徴とする請求項1又は請
    求項10記載の開閉器の操作装置。
  14. 【請求項14】 前記可動接触子が前記固定接触子に押
    し付けられ、該開閉器が投入している側では、Fk<F
    m、前記可動接触子が前記固定接触子から離れ、開閉器
    が開放している側では、Fk>Fmとなるように設定さ
    れていることを特徴とする請求項12記載の開閉器の操
    作装置。
  15. 【請求項15】 前記投入側磁気回路および前記開放側
    磁気回路のNS二極の吸引面の配置が前記可動部材の動
    く方向に位置をずらして構成されていることを特徴とす
    る請求項1又は請求項10記載の開閉器の操作装置。
  16. 【請求項16】 前記NS二極の吸引面の配置をずらし
    た距離が、前記可動部材の動くストロークより長いもし
    くは略等しいことを特徴とする請求項15記載の開閉器
    の操作装置。
  17. 【請求項17】 前記投入側磁気回路且つ又は前記開放
    側磁気回路がNS二極の吸引面の面積が略等しくなるよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項10記載の開閉器の操作装置。
  18. 【請求項18】 吸引面を近づいた状態で前記投入側磁
    気回路且つ又は前記開放側磁気回路の吸引面において前
    記永久磁石による磁束密度が材料の磁気飽和開始点の近
    傍になるように構成されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項10記載の開閉器の操作装置。
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