JP2000260507A - 基板対基板型コネクタシステム及びそれを使用した基板アセンブリ並びに基板アセンブリの嵌合解除方法 - Google Patents
基板対基板型コネクタシステム及びそれを使用した基板アセンブリ並びに基板アセンブリの嵌合解除方法Info
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Abstract
板を取外しできる、基板対基板型のコネクタシステムを
提供する。 【解決手段】 第1、第2のコネクタピース100、2
00をスタッキング状態の2枚の基板110、210上
に搭載し、両コネクタピースを嵌合させて基板間の電気
的接続をする基板対基板型コネクタシステムで、第1及
び第2のコネクタピースはそれぞれ、第1及び第2のハ
ウジング130、230と、2列に第1及び第2のハウ
ジングに保持されている複数の第1及び第2のコンタク
トを有し、第1のコンタクト120の各々は、先端側が
略U字状のベローズ形状を有し、接触点の部分に溝部1
25が設けられ、第2のコンタクト220の各々は、先
端部に突起部225を有し、両コネクタピースの嵌合時
には、突起部と溝部が係合してロック状態になり、ベロ
ーズ形状は、両コネクタピースの嵌合解除時に、嵌合を
解除させる方向に作用する力を発生させる。
Description
た基板間を接続するための基板対基板型(ボード・トゥ
・ボード型)のコネクタシステム及びそれを利用して構
成される基板アセンブリに関し、特に、一対のコネクタ
ピースをスタッキング状態にある一対の基板の上にそれ
ぞれ対向するように配置して、これらを嵌合させること
で基板間を接続する、低背化された基板対基板型コネク
タシステム、及びそれを利用して構成される基板アセン
ブリに関する。より具体的には、本発明は、コネクタピ
ースの低背化が進んだ場合であっても、基板に過度の応
力負荷を印加することなくコネクタピース間の嵌合状態
を容易に解除して、基板アセンブリから基板を取り外す
ことができる構成を有した、基板対基板型コネクタシス
テム及びそれを利用した基板アセンブリに関する。
型コネクタシステムを用いて構成されている基板アセン
ブリを含む、電気機器に関する。
システムを用いて構成されている基板アセンブリの嵌合
状態を解除する方法に関する。
とも称する)の機能の向上や多様化に伴って、これらの
機器に組み込まれて使用される電子回路の構成が複雑化
している。このため、複数枚の基板に配置された回路要
素を相互に電気的に接続して、所期の機能を発揮させる
ように構成させる場合が増えている。この場合、電気機
器の内部での占有面積及び/或いは占有空間の増加を防
ぐために、複数枚の基板がお互いに積み重なるように配
置される。そして、基板間の接続は、一般に、対になっ
たコネクタピースを含むコネクタシステム(以下では、
単に「コネクタ」とも称する)を使用して実現される。
なお、本願明細書では、上記のような基板の配置状態を
「スタッキング状態」と称し、また、そのように配置さ
れている基板を「スタッキングされた基板」と称する。
器の小型化の要求に対応するために、コネクタシステム
を構成する一対のコネクタピースを、スタッキング状態
にある一対の基板の上にそれぞれ対向するように配置
し、これらを嵌合させることで基板間の接続を実現する
構成に対する需要が、近年では増加してきている。一般
に、このような構成を有するコネクタシステムは、「基
板対基板型コネクタ」或いは「ボード・トゥ・ボード
(board-to-board)型コネクタ」と称される。
テムは、典型的には、両基板の上に設けられた回路パタ
ーンを電気的に接続する(すなわち基板間に電気的接続
を提供する)目的で使用されるが、単に両基板を物理的
に接続する(すなわち機械的接続を提供する)目的で使
用することも可能である。
成の一例として、実開平7-16381号公報に開示されてい
る基板対基板型コネクタの断面図を示す。
コネクタ50とが、スタッキング状態にある一対の基板
10及び20にそれぞれ対向する様に配置される。
は、ハウジング(絶縁性ブロック)35に圧入されて保
持されており、厚さ方向に弾性を有する2股状になって
いる。その一方のコンタクト枝44は、特に大きく弾性
変形できる構成になっており、その先端部の近傍に電気
接触部45が設けられている。また、コンタクト40の
もう一方のコンタクト枝46は、先端部の近傍に窪み4
8が設けられている。
ト60も2股状の形状を有しており、そのコンタクト枝
62及び66は、雌型コネクタピース30のコンタクト
40のコンタクト枝44及び46の内側に嵌合する。但
し、コンタクト60では、コンタクト枝62及び66の
各々がハウジング(絶縁性ブロック)55に圧入されて
保持される構成になっており、このためにコンタクト6
0は、弾性変形を生じないリジッドな構成とみなされ
る。
クタでは、一方のコネクタピース30のコンタクト40
が弾性変形可能に構成されており、他方のコネクタピー
ス50のコンタクト60はリジッドに構成されている。
コネクタピース30及び50の嵌合時には、コンタクト
60のコンタクト枝62にコンタクト40の電気接触部
45が電気的に接触して、コネクタピース30及び50
がそれぞれ搭載されている基板間の電気的接触が実現さ
れる。このとき、コンタクト40が弾性変形しながら接
触することによって、必要な接触力が確保される。
に、コンタクト60のコンタクト枝66の先端部近傍に
設けられた突起68が、コンタクト40のコンタクト枝
46に設けられた窪み48に落ち込む。これによって、
クリック音が発生して嵌合の完了を使用者に知らせると
ともに、嵌合期間に両コンタクト40及び60の間のロ
ッキング状態を実現して、確実な嵌合状態を確保する。
に対する小型化要求に伴って、その中に含まれる基板対
基板型コネクタに対しても、一層の低背化が求められて
いる。この結果として、基板対基板型コネクタのコネク
タハイトの低減が強く求められている。具体的には、市
場で一般的に使用されている基板対基板型コネクタにお
けるコネクタハイトが約4mm〜約6mmであるとこ
ろ、本願では例えば、コネクタハイト=1.5mmの実
現を目指している。
他の基板が接続されて構成されている基板アセンブリに
おいて、一方の基板を取り外そうとする場合、典型的に
は、基板間に指或いはその他の物体を差し込んで、コネ
クタの嵌合状態を解除する。しかし、上記のように、基
板対基板型コネクタの低背化が進んでコネクタピースの
高さ(ハイト)が小さくなると、コネクタによって接続
されている基板間の間隙が、非常に狭くなる。そのた
め、上記のように基板間に指などを差し込んでコネクタ
の嵌合状態を解除することが、極めて困難になる。この
とき、無理に嵌合状態を解除しようとすれば、コネクタ
ピースの基板への取り付け箇所(一般にはリード端子の
はんだ付け部)に過度の応力が印加されて、応力はんだ
割れなどの不具合が発生する恐れがある。
ものであり、その目的は、(1)複数の基板を接続して
基板アセンブリを構成する際に、低背化されても容易に
嵌合状態を解除して、基板アセンブリから基板を取り外
すことができる、基板対基板型のコネクタシステムを提
供すること、(2)上記のような基板対基板型のコネク
タシステムを利用して構成された基板アセンブリを提供
すること、(3)上記のような基板アセンブリを含む電
気機器を提供すること、及び、(4)基板対基板型のコ
ネクタシステムを用いて構成されている基板アセンブリ
の嵌合状態を容易に解除する方法を提供すること、であ
る。
ムは、第1及び第2のコネクタピースをスタッキング状
態にある2枚の基板の各々の上の対向する位置に搭載し
て、該第1及び第2のコネクタピースを嵌合させること
によって該基板間の電気的接続を提供する、基板対基板
型コネクタシステムであって、該第1のコネクタピース
は、第1のハウジングと、所定のピッチで2列に配置さ
れ且つ各々が該第1のハウジングによって保持されてい
る複数の第1のコンタクトと、を有し、該第2のコネク
タピースは、第2のハウジングと、所定のピッチで2列
に配置され且つ各々が該第2のハウジングによって保持
されている複数の第2のコンタクトと、を有し、該複数
の第1のコンタクトの各々は、対応する該第2のコンタ
クトとの接触点として機能する先端側が、略U字状に折
り曲げられた弾性変形可能なベローズ形状を有してお
り、該接触点の部分に溝部が設けられていて、該複数の
第2のコンタクトの各々は、対応する該第1のコンタク
トとの接触点として機能する先端部に突起部を有してお
り、該第1及び第2のコネクタピースの嵌合時には、該
突起部と該溝部とが係合してロック状態になり、該ベロ
ーズ形状は、該第1及び第2のコネクタピースの嵌合解
除時に、嵌合を解除させる方向に作用する力を発生させ
るものであって、それによって、前述の目的が達成され
る。
タクトの各々における前記ベローズ形状は、前記ハウジ
ングに圧入されている圧入片部と、該圧入片部の先に続
く部分であって折り返されて該ハウジングから離れてい
る可動片部と、を含み、該可動片部が、前記対応する第
2のコンタクトとの接触点として機能する。
凹部が設けられた箱状の形状を有しており、前記複数の
第1のコンタクトの各々の前記圧入片部は、該箱状の形
状の対向する側壁部の何れか一方に圧入されている。
は、中央部に突出部を有し且つ該突出部の両側に凹部が
形成されている形状を有しており、前記複数の第2のコ
ンタクトの各々は、該凹部の底面から該突出部の側壁に
沿うようにして配設された枝部を有し、該枝部の先端に
前記突起部が設けられている。
々における前記枝部は、弾性変形可能に構成されてい
る。
基板の一方が平型柔軟ケーブルであって、前記第1及び
第2のコネクタピースの内で該平型柔軟ケーブルに搭載
されるコネクタピースには更に補強プレートが取り付け
られており、該平型柔軟ケーブルは、該コネクタピース
と該補強プレートとの間に挟むようにして保持される。
枚のマザーボードと、該マザーボードの一つにコネクタ
システムによって接続されている少なくとも1枚のドー
タボードと、を外部ケースの内部に備える電気機器が提
供される。該ドータボードは、該外部ケースの一部を取
り外すと露出する位置に配置されている。そして、該コ
ネクタシステムが、上記で説明したような特徴を有する
本発明のコネクタシステムである。
ネクタピースをスタッキング状態にある2枚の基板の各
々の上の対向する位置に搭載して、該第1及び第2のコ
ネクタピースを嵌合させることによって該基板間の電気
的接続を提供する基板対基板型コネクタシステムを使用
して構成されている基板アセンブリに対して、該第1及
び第2の基板間の嵌合状態を解除する方法が提供され
る。該基板アセンブリにおいて、該第1のコネクタピー
スは、第1のハウジングと、所定のピッチで2列に配置
され且つ各々が該第1のハウジングによって保持されて
いる複数の第1のコンタクトと、を有し、該第2のコネ
クタピースは、第2のハウジングと、所定のピッチで2
列に配置され且つ各々が該第2のハウジングによって保
持されている複数の第2のコンタクトと、を有し、該複
数の第1のコンタクトの各々は、対応する該第2のコン
タクトとの接触点として機能する先端側が、略U字状に
折り曲げられた弾性変形可能なベローズ形状を有してお
り、該接触点の部分に溝部が設けられていて、該複数の
第2のコンタクトの各々は、対応する該第1のコンタク
トとの接触点として機能する先端部に突起部を有してお
り、該第1及び第2のコネクタピースの嵌合時には、該
突起部と該溝部とが係合してロック状態になり、該ベロ
ーズ形状は、該第1及び第2のコネクタピースの嵌合解
除時に、嵌合を解除させる方向に作用する力を発生させ
る。該方法は、該コネクタシステムの端部近傍であって
該コネクタシステムからその幅方向に外れた第1の位置
において、該基板アセンブリを構成する該基板の一方を
押し込み、該2列のコンタクトの両方の列に関して該ロ
ック状態を外す、第1のステップと、該コネクタシステ
ムに対して、該第1の位置とは反対側の端部近傍であっ
て該コネクタシステムからその幅方向に外れた第2の位
置において、該基板アセンブリの該一方の基板を押し込
む、第2のステップと、を包含しており、そのことによ
って、前述の目的が達成される。
が解除されるまで、前記第1及び第2のステップを交互
に繰り返しても良い。
形態の構成を、添付の図面を参照して説明する。
形態におけるコネクタシステム(基板対基板型コネク
タ)1000の構成を模式的に示す図である。
キング状態にある1対の基板110及び210のそれぞ
れに搭載される第1のコネクタピース100及び第2の
コネクタピース200から構成されている。図2(a)
は、これら2つのコネクタピース100及び200が僅
かに距離を隔てて配置されている状態を模式的に描く断
面図であり、図2(b)は、コネクタピース100及び
200が嵌合されて基板110及び210の間の接続が
達成された状態を模式的に示す断面図である。また、図
2(c)は、コネクタピース100の嵌合面側を描いた
平面図であり、具体的には、図2(a)における矢印2
Cの方向からコネクタピース100を見た図に相当す
る。一方、図2(d)は、コネクタピース200の嵌合
面側を描いた平面図であり、具体的には、図2(a)に
おける矢印2Dの方向からコネクタピース200を見た
図に相当する。
ネクタシステム1000によって接続されている両基板
110及び210を含めて、基板アセンブリ2000と
称する。
ッチで配設された複数のコンタクト120を有してい
る。コンタクト120の各々は、ハウジング130に圧
入されて保持されている。同様に、第2のコネクタピー
ス200も、対応する所定のピッチで配設された複数の
コンタクト220を有しており、その各々はハウジング
230に圧入されて保持されている。コネクタピース1
00及び200の嵌合時には、コンタクト120の各々
が対応するコンタクト220に電気的に接触することに
より、各コネクタピース100及び200が搭載されて
いる基板110及び210の間で所定の電気的導通状態
が達成される。
板2000を単に機械的に接続するだけの目的で使用す
ることも可能である。
タクト120は、図2(c)に示されるように、枠状の
ハウジング130の対向する2辺に沿って計2列に配置
される。また、対向するコネクタピース200において
も、図2(d)に示されるように、枠状のハウジング2
30の対向する2辺に沿ってコンタクト220を計2列
に配置する。
では、枠状形状の中央付近に突出部235が設けられて
おり、その両側には凹部237が形成されている。コネ
クタピース100及び200の嵌合時には、コネクタピ
ース100のハウジング130がコネクタピース200
の凹部237に位置し、一方、コネクタピース200の
ハウジング230の突出部235が、コネクタピース1
00のハウジング130において、枠状形状の中央に設
けられた開口部135に位置する。
120の両列は、コネクタピース100のハウジング1
30の中心線に対して対称な位置に配置される。同様
に、コネクタピース200におけるコンタクト220の
両列は、コネクタピース200のハウジング230の突
出部235に対して対称な位置に配置される。
ス100及び200の形状やコンタクト120及び22
0の配置方法などは、単なる一設計例であって、様々な
改変が可能である。
る例では、コネクタピース100或いは200における
コンタクト120或いは220において、一方の列のコ
ンタクトと他方の列のコンタクトとは、お互いに対向す
るような位置に配置されている。或いは、コネクタピー
ス100或いは200におけるコンタクト120或いは
220において、一方の列のコンタクトと他方の列のコ
ンタクトとが、千鳥状に配置されてもよい。
えられるコンタクト120を特に拡大して描いた図であ
り、図3(b)は、図3(a)の矢印3Bの方向からコ
ンタクト120を見た図である。
に、コンタクト120の一方の端部近傍は、基板110
へのはんだ付けのためのリード部120aとして機能す
る。また、リード部120aに続く部分は、ハウジング
130に沿うような形状に曲げられており、このうちの
参照番号120bで示される部分が、ハウジング130
に圧入される圧入片部120bとして機能する。
のもう一方の端部は、可動片部120cを構成する。嵌
合時には、可動片部120cが、対向する第2のコネク
タピース200のコンタクト220と電気的に接触する
ことになる。この可動片部120cは、延長された上に
曲げ加工によって折り返されて、略U字状に折り曲げら
れたいわゆるベローズ形状を構成している。このように
可動片部120cを延長してベローズ形状とすることに
よって、可動片部120cが長くなる。これによって、
嵌合時の弾性変形による接触点(後述するように、溝部
125が接触点となる)の近傍における変位量として、
より大きな値が確保される。
ハウジング130に圧入するためには、圧入片部120
bの端部に、図3(b)に示されるような適切な数及び
形状の突起128を設けることが好ましい。このような
突起128を設けることによって、圧入時にコンタクト
120が、ハウジング130によってより強固に保持さ
れることになる。なお、上記の目的で設けるべき突起1
28の数や個々の形状は、形成されるコンタクト120
の全体形状やハウジング130との位置関係などに応じ
て、適切に設定すればよい。
えられるコンタクト220を特に拡大して描いた図であ
る。
ンタクト220の一方の端部近傍は、基板210へのは
んだ付けのためのリード部220aとして機能する。リ
ード部220aに続く部分は、2つに分岐しており、そ
の一方の分岐枝220bが、ハウジング230に圧入さ
れる圧入片部220bとして機能する。また、他方の分
岐枝220cは、分岐点から水平方向に延長された後に
上方に曲がった形状となって、いわゆるフォーク形状の
可動片部220cを構成しており、嵌合時に、対向する
第1のコネクタピース100のコンタクト120と電気
的に接触する。この可動片部220cは、図2(a)及
び(b)などに示されるように、ハウジング230に形
成される凹部237の底面から突出部235の側面に沿
った形状である。
枝220cはハウジング230に接触しておらず、弾性
を有する可動片部220cをして機能する形状になって
いる。或いは、分岐枝220cが弾性を有さない構成に
なっていても、後述する本発明の効果は同様に発揮され
る。
端近傍には、溝部125が設けられている。一方、コン
タクト220の可動片部220cの先端には、突起部2
25が設けられている。嵌合時には、コンタクト220
の突起部225が、対向するコンタクト120の溝部1
25の中に落ち込む(係合する)ことによって、両者の
間の電気的接続が確保される。このような溝部125及
び突起部225を用いた係合構造は、嵌合のロック機構
として作用して、嵌合の確実性が向上する。また、突起
部225が溝部125の中に落ち込む(係合する)こと
によって、嵌合時にクリック音(クリック感)が発生し
て、嵌合終了時点が確実且つ容易に認知されるようにな
る。
として、断面が略台形状であって両端部が傾斜面になっ
ている形状が設けられている。しかし、溝部125の形
状はこれに限られるわけではなく、様々な改変が可能で
ある。
25の両端部(円125a及び125bで示される部
分)を、直角に近い面としている。コンタクト120の
先端に近い側の溝部125の端部(円125a)を直角
に近い面とすれば、対向するコンタクトの突起部が溝部
125に挿入される際にストッパ機能を発揮することが
できて、過挿入防止に効果的である。また、溝部125
の他の端部(円125b)を直角に近い面とすれば、挿
入された突起部が溝部125から離脱し難くなって、確
実な嵌合(接触)を可能にする。これに対して、図5
(b)に示すように、コンタクト120の先端に近い側
の溝部125の端部(円125a)を直角に近い面とし
て突起部の挿入時のストッパ機能を発揮させる一方で、
溝部125の他の端部(円125c)をテーパ状に傾斜
した斜面とすれば、突起部の溝部125への挿入を容易
にする効果が得られる。円125b(図5(a))或い
は円125c(図5(b))の何れの形状にするかは、
コネクタシステムの用途などに応じて適宜設定すればよ
い。
タシステム1000を用いて2枚の基板を接続すること
によって構成されている基板アセンブリ2000におい
て、基板110及び210の間に指などを挿入すること
なく、コネクタピース100及び200の嵌合状態を容
易に解除して、基板アセンブリ2000の接続状態を容
易に解除できる。この点について、図6A〜図6Fを参
照しながら、以下に説明する。
態であって、本発明のコネクタシステム1000を構成
するコネクタピース100及び200が嵌合状態にあ
る。これにより、各コネクタピース100及び200が
搭載されている基板110及び210が相互に接続され
て、基板アセンブリ2000が構成されている。以下で
は、説明を明瞭にするために、上側の基板110及びそ
こに搭載されたコネクタピース100をまとめて「(基
板アセンブリ2000の)上部構造150」とも称し、
一方、下側の基板210及びそこに搭載されたコネクタ
ピース200をまとめて「(基板アセンブリ2000
の)下部構造250」とも称する。
リ2000)の嵌合状態を解除するためには、まず、コ
ネクタシステム1000から幅方向(短辺方向)に僅か
に離れた位置、例えば図6Aに示すA点付近において、
上側に位置する基板110を下方に押す(図6Aの矢印
を参照)。この押し込み動作によって、基板アセンブリ
2000の上部構造150は、上側コネクタピース10
0のハウジング130と下側コネクタピース200のハ
ウジング230との接触点であるB点(図6Bを参照)
付近を回転中心として、回転運動を行う。これによっ
て、図6Bに矢印で示すように、基板110を押し込ん
でいる側では基板110が下に下がり、反対側では基板
110が上方に動く。この結果、まず、図中で右側に位
置する接触点で、コンタクト220の突起部225がコ
ンタクト120の溝部125から外れて、ロックが解除
された状態になる。一方、図中で左側に位置する接触点
においても、回転中心(B点)からは右側に位置してい
るので、突起部225が溝部125から外れる方向の相
対運動が発生する。
には、図6Cに描かれているように、図中の左側に位置
する接触点においても、コンタクト220の突起部22
5がコンタクト120の溝部125から外れて、ロック
が解除された状態になる。一方、右側接触点に関して
は、図6Bの状態から図6Cの状態に移る間に、突起部
225が、相手方コンタクト120のベローズ形状にお
けるR部(湾曲部)に向かって(図中では下方に向かっ
て)、次第に移動していく。
動作を止めて、今度は、コネクタシステム1000に対
してこれまでとは反対側の位置、例えば図6DのC点付
近で、上側の基板110を下方に押し込む。これによっ
て、今度はD点付近を回転中心とする回転運動が発生す
る。
は、必然的に下に向かって移動する(図6Dの矢印)。
しかし、右側接触点は、回転中心(D点)よりも左側に
位置しているために、実際には、コンタクト220の突
起部225は、コンタクト120のベローズ形状のR部
に向かって、更にはその湾曲形状に沿ってR部の下側に
回り込むように、動くことになる。一方、上側基板11
0のA点側は上に向かって移動し(図6Dの矢印)、こ
れに伴って左側接触点においては、突起部225が、相
手方コンタクト120のベローズ形状におけるR部に向
かって(図中では下方に向かって)次第に移動してい
く。この結果、やがては図6Eに描くように、右側及び
左側の両接触点に関して、コンタクト220の突起部2
25が、対向するコンタクト120のベローズ形状を構
成するR部の途中に位置する状態に到達する。
ネクタシステム1000では、嵌合時(両コンタクト1
20及び220の接触時)に、両コンタクト120及び
220が弾性変形することによって嵌合力(接触力)が
発生している。両コンタクト120及び220には、こ
の弾性変形に対する反発力によってテンションが加わっ
ているが、その大きさは、溝部125及び突起部225
を利用したロックが解除された直後(突起部225が溝
部125の外に出た直後)が、最大と考えられる。突起
部225が、対向するコンタクト120に沿って移動し
ていくと、上記の弾性反発力に起因する力のモーメント
は、次第にその方向を変えていく。特に、突起部225
がコンタクト120のR部の下側に回り込んでいくと、
図中で上方に向いた力の成分が次第に大きくなってい
く。
擦力が作用しており、これが、弾性反発力に起因する上
記のような力を打ち消すように、作用している。しか
し、突起部225と相手方コンタクト120との相対運
動が進むと、最終的に弾性反発力に起因する上向きの力
が摩擦力より大きくなる。この時点で、基板アセンブリ
2000の上部構造150が上方に強く動かされて、下
部構造250から外れる(すなわち、コネクタピース1
00がコネクタピース200から外れる)。
タシステム1000(基板アセンブリ2000)の嵌合
状態が最終的に解除されて、基板110が基板210か
ら取り外される。
コネクタピース100及び200の接続解除が不十分で
ある場合には、再びA点側を押し込む動作を行い、それ
以降、嵌合状態が最終的に解除されて基板110が基板
210から取り外されるまで、A点近傍及びC点近傍を
交互に押す動作を繰り返せばよい。
いて、コネクタピース200及び基板210が基板アセ
ンブリ2000の上部構造を構成し、コネクタピース1
00及び基板110が基板アセンブリ2000の下部構
造を構成するように配置されていても、上記と同様の嵌
合解除メカニズムが作用する。
ム1000を用いて構成される基板アセンブリ2000
を、あらためて模式的に描いている。以上のように、本
発明のコネクタシステム1000によれば、これを利用
して基板アセンブリ2000を構成したときに、コネク
タピース間の嵌合状態の解除(接続されている基板の取
り外し)を容易に行うことができる。上記の特徴は、基
板アセンブリ2000を構成する一方の基板510が、
様々な機能部品や回路素子が搭載されたマザーボード5
10であり、取り外し対象になる基板520が、交換対
象になることが多い回路構成部材が搭載されたドータボ
ード(子基板)520であるような場合に、非常に有効
になる。交換対象になることが多い回路構成部材として
は、例えば、データROMやCPUなどの様々な半導体
チップ、或いは故障時のリペアを必要とする確率が高い
様々な回路部品などが、考えられる。本発明のコネクタ
システム1000を使用して基板アセンブリ2000を
構成しておけば、ドータボード520をマザーボード5
10から容易に取り外すことができるので、例えばCP
UやROMの交換による基板アセンブリの機能向上(バ
ージョンアップ)や故障時のリベア作業などが、容易に
実施される。
ステム1000を用いて構成される他の基板アセンブリ
2500を、模式的に描く図である。
2500では、本発明のコネクタシステム1000によ
って、基板510と平型柔軟ケーブル525とを接続し
ている。ここで、平型柔軟ケーブル525としては、当
該技術分野においてフレキシブルプリンテッドサーキッ
ト(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FF
C)などとして知られている構成部材を、使用すること
ができる。フレキシブルフラットケーブル(FFC)を
使用する場合には、FFCの先端に配線板が組み付けら
れ、そこに本発明によるコネクタシステムのコネクタピ
ースを装着して、使用される。
意味で、平型柔軟ケーブル525に取り付けられる側の
コネクタピースには、更に、適切な材料(例えば、マイ
カなど)で構成された補強プレート530を取り付け
て、平型柔軟ケーブル525を、コネクタピースとこの
補強プレート530との間に挟み込んで保持する。更
に、補強プレート530の大きさとしては、取り付けら
れるコネクタピースに加えて、先に嵌合解除メカニズム
を説明したときに言及したコネクタシステム1000の
両側の2箇所の押圧点(A点及びC点)をカバーする程
度の大きさ(すなわち、嵌合解除メカニズムにおける
「シーソー動作部位」を全体的にカバーする程度の大き
さ)であることが好ましい。
ーブル525を接続するための従来のコネクタ、特に小
型化、低背化、及び薄型化されたコネクタの構成におい
ては、例えば特開平7−142130号公報や特開平8
−31526号公報などに記載されているように、FF
CやFPCなどに対するロック機構として機能する部材
(スライダーなど)を、コネクタピースに設ける必要が
ある。接続時には、このスライダーなどの部材を開けて
FFCやFPCなどの平型柔軟ケーブルを挿入し、その
後にスライダーなどを閉じてロック状態を実現する。し
かし、このような従来の構成では、非常に細かい装着作
業を行う必要があり、比較的多くの工数を必要とする。
1000を使用して構成される図7(b)に示されるよ
うな基板アセンブリ2500では、FFCやFPCなど
の平型柔軟ケーブル525であっても単なる嵌合動作だ
けでコネクタシステム1000に装着されて、容易に基
板510に接続される。
5を一方の接続相手として使用して構成される基板アセ
ンブリ2500においても、一般的な基板対基板の接続
を実現する基板アセンブリ2000に関してこれまで説
明してきたような、容易な嵌合解除の実現などの本発明
の効果が同様に達成されることは、言うまでもない。
本発明のコネクタシステム1000を使用した基板アセ
ンブリ2000或いは2500を電気機器に組み込め
ば、上記のようなCPUやROMの交換による機能向上
(バージョンアップ)や故障時のリベア作業が容易に実
施できることによって、電気機器の利便性が大きく向上
する。
す様に、電気機器(図示する例では携帯電話端末60
0)の中に、その外部ケースの一部610を取り外すと
ドータボード520が露出するような位置に基板アセン
ブリ2000を配置しておけば、外部からの交換作業
(マザーボード510からのドータボード520の取り
外し)が、容易に実施できる。これによれば、一層の小
型化傾向が強い携帯電話や各種の携帯端末機器におい
て、全体サイズの小型化に伴って基板アセンブリ200
0が小型化しても、ドータボード520に搭載されたC
PUなどの各種半導体チップの交換が容易に行えること
になり、それによって得られる効果は非常に大きい。
明において、電気機器(携帯電話端末600)の中に搭
載される基板アセンブリ2000を基板アセンブリ25
00としても良いことは、言うまでもない。
コネクタシステムを使用して、1枚のマザーボードに複
数のドータボードを接続する構成や複数の基板間を接続
する構成とするなど、様々な改変が可能であることは言
うまでもない。また、様々な回路構成部品がそれぞれに
搭載されている複数の基板(プリント配線板)が、例え
ば電気機器の中に存在している場合であっても、その中
の1つ或いは複数の基板をそれぞれマザーボードとし
て、それぞれに1つ或いはそれ以上のドータボードを別
個に接続することが可能である。
のコネクタシステムの両コネクタピースにおいて、例え
ば、コンタクトは、金メッキを施したリン青銅から構成
され、ハウジングは液晶ポリマから構成される。しか
し、コンタクト及びハウジングの構成材料はこれらに限
られるわけではなく、コネクタに対して一般的に使用さ
れる材料を適宜選択して使用することができる。
板対基板型のコネクタシステムを使用して基板間を接続
し、基板アセンブリを構成した場合に、コネクタシステ
ムを構成するコネクタピースの低背化が進んだ場合であ
っても、基板に過度の応力負荷を印加することなくコネ
クタピース間の嵌合状態を容易に解除して、基板アセン
ブリを構成する基板の取り外しを容易に実現することが
できる。
Mなどの半導体チップなどが搭載されたドータボードが
本発明のコネクタシステムによってマザーボードに接続
されて、基板アセンブリが構成されている場合に、ドー
タボードをマザーボードから取り外して交換することに
よって、その上に搭載されているCPUなどの交換を容
易に行うことができる。従って、本発明のコネクタシス
テムを使用した基板アセンブリを電気機器に組み込め
ば、上記のようなCPUやROMの交換による機能向上
(バージョンアップ)や故障時のリベア作業が容易に実
施できることによって、電気機器の利便性が大きく向上
する。
す断面図である。
ム(基板対基板型コネクタ)の構成を模式的に示す図で
あり、(a)は、このコネクタシステムに含まれる2つ
のコネクタピースが僅かに距離を隔てて配置されている
状態を模式的に描く断面図であり、(b)は、コネクタ
ピースが嵌合されて基板間の電気的接続が達成された状
態を模式的に示す断面図であり、(c)は、一方のコネ
クタピースの嵌合面側を描いた平面図(具体的には
(a)における矢印2Cの方向から見た図)であり、
(d)は、他方のコネクタピースの嵌合面側を描いた平
面図(具体的には(a)における矢印2Dの方向から見
た図)である。
コンタクト120を拡大して描いた図であり、(b)
は、(a)の矢印3Bの方向からコンタクト120を見
た図である。
220を拡大して描いた図である。
溝部の形状の改変例をそれぞれ模式的に示す図である。
を解除する方法のあるステップを説明する図である。
を解除する方法のあるステップを説明する図である。
を解除する方法のあるステップを説明する図である。
を解除する方法のあるステップを説明する図である。
を解除する方法のあるステップを説明する図である。
を解除する方法のあるステップを説明する図である。
て構成される基板アセンブリを模式的に示す斜視図であ
り、(b)は、本発明のコネクタシステムを利用して、
特に平型柔軟ケーブル(例えばFPC)が接続されるよ
うに構成される基板アセンブリを、模式的に示す斜視図
である。
例としての携帯電話端末の模式的な斜視図であり、
(b)は、(a)の携帯電話端末に組み込まれた本発明
による基板アセンブリを模式的に示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 第1及び第2のコネクタピースをスタッ
キング状態にある2枚の基板の各々の上の対向する位置
に搭載して、該第1及び第2のコネクタピースを嵌合さ
せることによって該基板間の電気的接続を提供する、基
板対基板型コネクタシステムであって、 該第1のコネクタピースは、第1のハウジングと、所定
のピッチで2列に配置され且つ各々が該第1のハウジン
グによって保持されている複数の第1のコンタクトと、
を有し、 該第2のコネクタピースは、第2のハウジングと、所定
のピッチで2列に配置され且つ各々が該第2のハウジン
グによって保持されている複数の第2のコンタクトと、
を有し、 該複数の第1のコンタクトの各々は、対応する該第2の
コンタクトとの接触点として機能する先端側が、略U字
状に折り曲げられた弾性変形可能なベローズ形状を有し
ており、該接触点の部分に溝部が設けられていて、 該複数の第2のコンタクトの各々は、対応する該第1の
コンタクトとの接触点として機能する先端部に突起部を
有しており、 該第1及び第2のコネクタピースの嵌合時には、該突起
部と該溝部とが係合してロック状態になり、 該ベローズ形状は、該第1及び第2のコネクタピースの
嵌合解除時に、嵌合を解除させる方向に作用する力を発
生させる、基板対基板型コネクタシステム。 - 【請求項2】 前記複数の第1のコンタクトの各々にお
ける前記ベローズ形状は、前記ハウジングに圧入されて
いる圧入片部と、該圧入片部の先に続く部分であって折
り返されて該ハウジングから離れている可動片部と、を
含み、該可動片部が、前記対応する第2のコンタクトと
の接触点として機能する、請求項1に記載の基板対基板
型コネクタシステム。 - 【請求項3】 前記第1のハウジングは、中央に凹部が
設けられた箱状の形状を有しており、前記複数の第1の
コンタクトの各々の前記圧入片部は、該箱状の形状の対
向する側壁部の何れか一方に圧入されている、請求項2
に記載の基板対基板型コネクタシステム。 - 【請求項4】 前記第2のハウジングは、中央部に突出
部を有し且つ該突出部の両側に凹部が形成されている形
状を有しており、前記複数の第2のコンタクトの各々
は、該凹部の底面から該突出部の側壁に沿うようにして
配設された枝部を有し、該枝部の先端に前記突起部が設
けられている、請求項1から3の何れか一つに記載の基
板対基板型コネクタシステム。 - 【請求項5】 前記複数の第2のコンタクトの各々にお
ける前記枝部は、弾性変形可能に構成されている、請求
項4に記載の基板対基板型コネクタシステム。 - 【請求項6】 前記接続される2枚の基板の一方が平型
柔軟ケーブルであって、前記第1及び第2のコネクタピ
ースの内で該平型柔軟ケーブルに搭載されるコネクタピ
ースには更に補強プレートが取り付けられており、該平
型柔軟ケーブルは、該コネクタピースと該補強プレート
との間に挟むようにして保持される、請求項1から5の
何れか一つに記載の基板対基板型コネクタシステム。 - 【請求項7】 少なくとも1枚のマザーボードと、 該マザーボードの一つにコネクタシステムによって接続
されている少なくとも1枚のドータボードと、を外部ケ
ースの内部に備える電気機器であって、 該ドータボードは、該外部ケースの一部を取り外すと露
出する位置に配置されていて、 該コネクタシステムが請求項1から6の何れか一つに記
載のコネクタシステムである、電気機器。 - 【請求項8】 第1及び第2のコネクタピースをスタッ
キング状態にある2枚の基板の各々の上の対向する位置
に搭載して、該第1及び第2のコネクタピースを嵌合さ
せることによって該基板間の電気的接続を提供する基板
対基板型コネクタシステムを使用して構成されている基
板アセンブリに対して、該第1及び第2の基板間の嵌合
状態を解除する方法であって、該基板アセンブリにおい
て、 該第1のコネクタピースは、第1のハウジングと、所定
のピッチで2列に配置され且つ各々が該第1のハウジン
グによって保持されている複数の第1のコンタクトと、
を有し、 該第2のコネクタピースは、第2のハウジングと、所定
のピッチで2列に配置され且つ各々が該第2のハウジン
グによって保持されている複数の第2のコンタクトと、
を有し、 該複数の第1のコンタクトの各々は、対応する該第2の
コンタクトとの接触点として機能する先端側が、略U字
状に折り曲げられた弾性変形可能なベローズ形状を有し
ており、該接触点の部分に溝部が設けられていて、 該複数の第2のコンタクトの各々は、対応する該第1の
コンタクトとの接触点として機能する先端部に突起部を
有しており、 該第1及び第2のコネクタピースの嵌合時には、該突起
部と該溝部とが係合してロック状態になり、 該ベローズ形状は、該第1及び第2のコネクタピースの
嵌合解除時に、嵌合を解除させる方向に作用する力を発
生させるものであって、該方法は、 該コネクタシステムの端部近傍であって該コネクタシス
テムからその幅方向に外れた第1の位置において、該基
板アセンブリを構成する該基板の一方を押し込み、該2
列のコンタクトの両方の列に関して該ロック状態を外
す、第1のステップと、 該コネクタシステムに対して、該第1の位置とは反対側
の端部近傍であって該コネクタシステムからその幅方向
に外れた第2の位置において、該基板アセンブリの該一
方の基板を押し込む、第2のステップと、を包含する、
基板アセンブリの嵌合解除方法。 - 【請求項9】 前記第1及び第2のコネクタピースの嵌
合が解除されるまで、前記第1及び第2のステップを交
互に繰り返す、請求項8に記載の嵌合解除方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11064073A JP2000260507A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 基板対基板型コネクタシステム及びそれを使用した基板アセンブリ並びに基板アセンブリの嵌合解除方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11064073A JP2000260507A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 基板対基板型コネクタシステム及びそれを使用した基板アセンブリ並びに基板アセンブリの嵌合解除方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000260507A true JP2000260507A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13247558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11064073A Pending JP2000260507A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 基板対基板型コネクタシステム及びそれを使用した基板アセンブリ並びに基板アセンブリの嵌合解除方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000260507A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6921293B2 (en) | 2002-05-07 | 2005-07-26 | J.S.T. Mfg. Co. Ltd. | Connector structure |
US7261588B2 (en) | 2003-09-26 | 2007-08-28 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector having a lever for opening and closing upper and lower arms of forked contact members |
US7273378B2 (en) | 2003-09-19 | 2007-09-25 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Connecting device |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP11064073A patent/JP2000260507A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6921293B2 (en) | 2002-05-07 | 2005-07-26 | J.S.T. Mfg. Co. Ltd. | Connector structure |
US7273378B2 (en) | 2003-09-19 | 2007-09-25 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Connecting device |
US7261588B2 (en) | 2003-09-26 | 2007-08-28 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Connector having a lever for opening and closing upper and lower arms of forked contact members |
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