[go: up one dir, main page]

JP2000255281A - ミッショントンネル部における遮音構造 - Google Patents

ミッショントンネル部における遮音構造

Info

Publication number
JP2000255281A
JP2000255281A JP11061987A JP6198799A JP2000255281A JP 2000255281 A JP2000255281 A JP 2000255281A JP 11061987 A JP11061987 A JP 11061987A JP 6198799 A JP6198799 A JP 6198799A JP 2000255281 A JP2000255281 A JP 2000255281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound insulation
shift lever
lever
floor panel
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11061987A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Sekino
智博 関野
Akifumi Furuta
顕史 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP11061987A priority Critical patent/JP2000255281A/ja
Publication of JP2000255281A publication Critical patent/JP2000255281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0208Selector apparatus with means for suppression of vibrations or reduction of noise
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H59/00Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
    • F16H59/02Selector apparatus
    • F16H59/0213Selector apparatus with sealing means, e.g. against entry of dust

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバーの操作性を損なうことなく、ミ
ッショントンネル部の遮音性を高めること。 【解決手段】 オートマチック仕様のトランスミッショ
ン操作部10におけるフロアパネル20の下面側に遮音
ボックス30を取り付け、遮音ボックス30のボックス
壁とパネルシール材15とカバープレート14との三重
壁構造により、良好な遮音効果を達成するとともに、遮
音ボックス30に連結レバー17を挿通させる開口33
と連結レバー17に設けたシール機能をもつシリンダ4
0,41のシリンダ長を連結レバー17の摺動ストロー
クより長寸に設定することにより、良好なシール性を確
保する。また、トランスミッション操作部10,50に
おけるフロアパネル20の下面にシフトレバー13,5
1の動作を許容する開口62を設けた遮音ボックス60
を取り付け、このフロアパネル60内壁に吸音材63を
貼付することにより、フロアミッション部の遮音性を高
める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアパネルのミ
ッショントンネル部における遮音構造に関するもので、
特に、オートマチック仕様、マニュアル仕様のいずれの
仕様においてもフロアパネルのミッショントンネル部を
通じて車外から車室内への騒音の伝播を可及的に防止で
きるミッショントンネル部における遮音構造に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、オートマチック仕様の乗用車にお
いては、運転席と助手席との間にシフトレバーを備えた
操作部が設けられている。
【0003】この操作部は、図7に示すように、インス
トパネル1とセンターコンソール2との間にシフトレバ
ーケーシング3が配設されており、このシフトレバーケ
ーシング3内にシフトレバー4がケーシング3から上下
に突出するように収容されている。
【0004】そして、このシフトレバーケーシング3
は、フロアパネル5のミッショントンネル部に設けられ
ているが、フロアパネル5には、シフトレバー4を外部
に貫通させるためのレバー貫通孔5aが開設されてお
り、外部に突出するシフトレバー4の先端4aは、図示
しないトランスミッションと接続している連結レバー6
とリンク接合している。
【0005】そして、シフトレバーケーシング3の上面
には、自動変速機のレンジパターンが表示されており、
このケーシング3の上面開口を蓋するように、カバープ
レート7がシフトレバー4に一体化されており、このカ
バープレート7は、実線で示すドライブレンジ、あるい
は点線で示すパーキングレンジ等、現在のセレクトレン
ジポジションを表示する機能をもつ。
【0006】また、フロアパネル5の貫通孔5aをシー
ルするパネルシール材8がシフトレバーケーシング3と
フロアパネル5との間に介挿されており、このパネルシ
ール材8はゴム製プレートからなり、シフトレバー4の
操作に追随するように、下面に蛇腹部8aが一体形成さ
れ、良好なシール性を確保するように構成されている。
【0007】次に、図8は、マニュアル仕様の乗用車に
おけるシフトレバー操作部の構成を示すもので、基本的
にはオートマチック仕様の操作部と同一であるが、シフ
トレバー4の操作が一方向でなく、複雑な動きが要求さ
れ、それに連れてフロアパネル5の貫通孔5aをシール
するパネルシール材8の追随性を維持することが加味さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンル
ーム内のエンジン等の機器類から車室内に伝播してくる
騒音に対しては、エンジンルームと車室とを区画するダ
ッシュパネルのエンジンルーム面、あるいは室内面にそ
れぞれダッシュインシュレータ等の防音材が設置され、
エンジンルームからの騒音の車室内への伝播を有効に防
止するようにしているが、エンジンルームから下側開口
を通して車外に一旦伝播した騒音は、路面に反射し、音
圧上昇してフロアパネル5を透過しようとする。
【0009】この騒音の透過状況を図7に示すシフトレ
バーケーシング3近傍部分について説明すると、ミッシ
ョントンネル部におけるフロアパネル5は、面密度6.
0〜11.0kg/m2の鋼板を使用しているため、フ
ロアパネル5並びにセンターコンソール2を通じて車室
内に伝播しようとする車外騒音NはA1,A2のように
大幅に削減されるが、シフトレバーケーシング3の設置
箇所においては、フロアパネル5の貫通孔5aをカバー
しているパネルシール材8の面密度が0.5〜1.5k
g/m2であり、更に、シフトレバーケーシング3の上
面開口をカバーしているカバープレート7の面密度も
0.8〜1.5kg/m2であり、フロアパネル5に比
べ、騒音の遮断効果が小さく、車外騒音Nは、シフトレ
バーケーシング3を通してB1,B2のようにそれ程低
減されず、車内に透過され、車室内の静粛性を損なう大
きな要因となっている。
【0010】同様に、図8に示すマニュアル仕様のシフ
トレバーケーシング3においても、フロアパネル5の面
密度6.0〜11kg/m2に対してゴム製のパネルシ
ール材8の面密度が0.5〜1.5kg/m2であり、
カバープレート7の面密度も0.8〜1.5kg/m2
であるため、同様に、シフトレバーケーシング3を通し
て車外から車室内への騒音の伝播が大きく、効果のある
遮音対策が望まれていた。
【0011】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、特に、エンジン騒音がエンジンルームの下
側開口から一旦車外に伝播して路面反射して音圧上昇し
た形でフロアパネルのミッショントンネル部から車室内
に透過して車室内の静粛性に悪影響を及ぼすという上述
の問題点に鑑みて、オートマチック仕様、あるいはマニ
ュアル仕様のいずれにおいても、シフトチェンジ操作に
おける操作性を損なうことなく、ミッショントンネル部
の遮音性を高め、車室内の静粛性に大きく貢献できるミ
ッショントンネル部における遮音構造を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願の請求項1に記載の発明は、オートマチック仕
様のトランスミッション操作部を設置するフロアパネル
のミッショントンネル部における遮音構造であって、前
記トランスミッション操作部のシフトレバーを貫通させ
るフロアパネルのレバー貫通孔を包囲するように、フロ
アパネルの下面に、シフトレバー下端並びに連結レバー
とのリンク連結部を収容する遮音ボックスが取り付けら
れていることを特徴とする。
【0013】従って、請求項1に記載の発明によれば、
フロアパネルのミッショントンネル部におけるレバー貫
通孔を塞ぐように、フロアパネルの下面側に遮音ボック
スが設定されているため、車外からの騒音は遮音ボック
スとレバー貫通孔をシールするパネルシール材と、シフ
トレバーケーシングの上面開口をシールするカバープレ
ートの三重壁構造となり、この三重壁構造で騒音を有効
に遮断することができる。
【0014】本願の請求項2に記載の発明は、遮音ボッ
クスの側壁に連結レバーを貫通させる開口が開設され、
連結レバーの外周面に上記開口をシールするシール部材
が設けられていることを特徴とする。
【0015】ここで、連結レバーに設けられるシール材
は、連結レバーの軸方向に沿って所定長さのゴム製シリ
ンダを連結レバーの外周面に固着して、シフトチェンジ
操作に追随して連結レバーが追加動作する際、この遮音
ボックスに形成される開口内をこのゴム製シリンダがシ
ール性を保ちつつ、摺動することにより、シフトレバー
の操作性と遮音ボックスのシール性を確保しても良く、
また、遮音ボックスの連結レバーの開口を外方に向けて
筒状に形成し、連結レバーに設けたゴム製の中空状のシ
リンダの開口周縁が筒状体の外周面を所定ストローク摺
接するようにしても良い。
【0016】従って、請求項2に記載の発明によれば、
オートマチック仕様におけるシフトレバーの動作方向
は、車両の前後方向であり、シフトレバーとリンク結合
される連結レバーの動作方向も車両の前後方向に沿って
摺動動作を行なうが、シフトレバーのチェンジ操作によ
り、連結レバーに設けたゴム製シリンダが開口内をシー
ル性を保ちつつ前後方向に摺動するか、あるいは連結レ
バーに設けた中空円筒状の開口周縁が遮音ボックスの筒
状体の外周面を前後方向に摺動するため、シール性を損
なうことなく、円滑なシフトレバーのチェンジ操作が期
待できる。
【0017】本願の請求項3に記載の発明は、遮音ボッ
クスの内面の所定箇所に吸音材が貼付されていることを
特徴とする。
【0018】従って、請求項3に記載の発明によれば、
遮音ボックスの内面に吸音材が貼付されているため、車
外騒音が遮音ボックス内に透過しても、吸音材により音
圧を低下させることができ、パネルシール材やカバープ
レートを通じて車室内に透過する音量を小さく抑えるこ
とができる。
【0019】本願の請求項4に記載の発明は、トランス
ミッション操作部を設置するフロアパネルのミッション
トンネル部における遮音構造であって、前記トランスミ
ッション操作部のシフトレバーを貫通させるフロアパネ
ルのレバー貫通孔を包囲するように、フロアパネルの下
面に、シフトレバーの一部を収容する遮音ボックスが取
り付けられ、この遮音ボックスには、シフトレバーの各
レンジ変更操作を許容する開口が中央に開設されている
ことを特徴とする。
【0020】ここで、シフトレバーを備えるシフトレバ
ーケーシングは、オートマチック、マニュアルいずれの
仕様でも良い。
【0021】マニュアル仕様の場合は、遮音ボックスに
設けられるシフトレバー貫通用開口が車両の長手方向、
並びに車幅方向に沿って比較的大きく開設されており、
シフトレバーの広範囲な操作を可能とするが、オートマ
チック仕様の場合は、開口はシフトレバーが車両の長手
方向に沿ってのみ操作される関係で、車両の長手方向に
沿って細長状の開口となる。
【0022】従って、請求項4に記載の発明によれば、
車外騒音はフロアパネル下面に設けられている遮音ボッ
クス内での多重壁遮音効果により、騒音を遮断すること
ができるため、パネルシール材及びカバープレートを通
して車室内に侵入する騒音を抑えることができる。
【0023】また、遮音ボックスの中央部に開口が設け
られているため、シフトレバーのチェンジ操作により、
シフトレバーと遮音ボックスとが干渉することがない。
【0024】本願の請求項5に記載の発明は、遮音ボッ
クスの内壁面には、吸音材が貼付されていることを特徴
とする。
【0025】従って、請求項5に記載の発明によれば、
遮音ボックス内に透過する騒音の音圧を吸音材により低
下させることができる。
【0026】本願の請求項6に記載の発明は、トランス
ミッション操作部のシフトレバーには、遮音ボックスの
開口を塞ぐカバー体がシフトレバーの径方向に延在する
ように取り付けられていることを特徴とする。
【0027】従って、請求項6に記載の発明によれば、
遮音ボックスの開口を蓋することができるカバー体をシ
フトレバーの径廻りに設けるという構成であるため、シ
フトレバーのチェンジ操作によりこのカバー体が遮音ボ
ックスの開口を常に蓋する状態で吸音材上面に摺接し、
遮音ボックス内の吸音材の吸音効果と合わせて、カバー
体、パネルシール材、カバープレートの三重壁構造によ
り、車室内への透過する騒音を有効に抑えることができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフロアパネル
のミッショントンネル部における遮音構造の実施形態に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0029】図1乃至図3はオートマチック仕様の車両
におけるミッショントンネル部における遮音構造の実施
形態を示す各断面図であり、図4乃至図6はオートマチ
ック、マニュアル双方の仕様に共用化できるミッション
トンネル部における遮音構造の各実施形態を示す。
【0030】図1において、オートマチック車のトラン
スミッション操作部10は、インストパネル11とセン
ターコンソール12との間に設定されており、このトラ
ンスミッション操作部10は、パーキングレンジやニュ
ートラルレンジ、ドライブレンジ等各レンジ間の変更を
行なうシフトレバー13と、上記シフトレバー13をレ
バー13が上下に突出した状態で収容するシフトレバー
ケーシング14とから大略構成されている。
【0031】更に詳しくは、上記シフトレバーケーシン
グ14は、合成樹脂をボックス状に成形し、下面全面を
開口し、上面の中央部を車両の前後方向に沿って細長状
に開口して、シフトレバー13を上下にそれぞれ貫通さ
せるとともに、上面開口には、パーキング、リバース、
ニュートラル、ドライブ、ロー等の各レンジパターンが
表示された表示部が図示はしないが設けられている。
【0032】そして、シフトレバーケーシング14の上
面開口を蓋するように、やや上面に湾曲形成されたカバ
ープレート15がシフトレバー13に固着されており、
このカバープレート15は、シフトレバー13を各レン
ジポイントに変更した際、現在のレンジポジションを指
定する機能をもつ。
【0033】また、シフトレバーケーシング14の下面
開口には、ゴム製のパネルシール材16が設けられてお
り、フロアパネル20のレバー貫通孔21をこのパネル
シール材16で閉鎖しており、また、このパネルシール
材16の下面には、シフトレバー13の操作に追随して
シフトレバー13をシールする蛇腹部161が一体に設
けられている。
【0034】一方、シフトレバー13の下端側は、フロ
アパネル20のレバー貫通穴21から車外に突出し、図
示しないトランスミッションに接続される連結レバー1
7とリンク連結部131で連結されており、シフトレバ
ー13を車両の前後方向に沿うシフト変更を行なうのに
応じて、連結レバー17は、図1中矢印方向に進退動作
する。
【0035】そして、本実施形態においては、シフトレ
バー13のチェンジ操作における操作性を損なうことな
く、上記トランスミッション操作部10近傍の遮音性を
改善するもので、本実施形態においては、このトランス
ミッション操作部10におけるフロアパネル20の下面
側に遮音ボックス30を設けたことが特徴である。
【0036】すなわち、この遮音ボックス30は、金属
板を折曲形成して、周囲のフランジ31にフロアパネル
20に対してボルト32を締め付けることにより取り付
けられており、この遮音ボックス30のフロント側の側
壁には、連結レバー17を貫通させるための円形状の開
口33が開設されており、この開口33に対して連結レ
バー17が挿通しており、連結レバー17と開口33と
のシール構造としては、ゴム製のシリンダ40が連結レ
バー17の外周面に固着されており、このシリンダ40
のシリンダ長は、連結レバー17の往復動作のストロー
ク以上に設定されている。
【0037】従って、本実施形態によれば、エンジンル
ームのエンジン騒音がエンジンルーム内から下方に伝播
した後、路面に反射して、音圧上昇を招いた騒音がフロ
アパネル20、特にミッショントンネル部を通じて車室
内に伝播しようとするが、トランスミッション操作部1
0下面に遮音ボックス30を設定した構成であるため、
遮音ボックス30の金属壁、シフトレバーケーシング1
4におけるパネルシール材16、カバープレート15の
三重壁構造により、車外の騒音が有効に遮断され、トラ
ンスミッション操作部10を通じて車室内に伝播する騒
音を著しく低減することができる。
【0038】従って、ミッショントンネル部における遮
音特性を向上させることができるとともに、トランスミ
ッション操作部10におけるシフトレバー13の操作に
ついては、シフトレバー13の操作に追随して、連結レ
バー17が車両の前後方向に沿って往復動作されるが、
連結レバー17の外周に設けたゴム製のシリンダ40が
遮音ボックス30の円形の開口33の周囲に弾接状態で
シールされて摺動するため、遮音ボックス30のシール
性を損なうことなく円滑な操作性が期待できる。
【0039】また、図2に示すように、遮音ボックス3
0の内面にフェルト,不織布等の吸音材34を貼付すれ
ば、三重壁遮音効果に合わせて、遮音ボックス30内で
の吸音効果も期待できるため、防音特性を更に高めるこ
とができる。尚、吸音材34としては、0.5〜1.2
kg/m2の面密度のもので、厚みは5〜20mmに設
定するのが良い。
【0040】次いで、図3は、遮音ボックス30と連結
レバー17とのシール構造の別の実施形態を示すもの
で、上述した実施形態と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0041】この実施形態においては、遮音ボックス3
0には、連結レバー17をエンジン方向側に向けてボッ
クス内部から外部に臨ませるように、筒状の開口を有す
る筒状部35が形成されており、連結レバー17の外周
には、軟質材を素材とした中空状のシリンダ41が筒状
部35の外周面と摺接するように設置されている。
【0042】そして、シフトレバー13の操作に応じて
連結レバー17が前後方向に往復動作するが、その際、
シリンダ41が筒状部35を軸方向に沿って摺接するこ
とにより、シール性並びにシフトレバー13の操作性が
確保される。そして、この実施形態においては、連結レ
バー17と遮音ボックス30とのシール性を更に向上さ
せることができる。
【0043】ついで、図4乃至図6は本発明の第2の実
施形態を示すもので、オートマチック、マニュアルのい
ずれの仕様においても適用が可能である。尚、図示する
実施形態は、マニュアル仕様のトランスミッション操作
部50について説明する。
【0044】すなわち、図4,図5に示すように、マニ
ュアル仕様のトランスミッション操作部50は、インス
トパネル11とセンターコンソール12との間に設置さ
れており、基本的な構成は上述した実施形態と同一であ
る。簡単に説明すると、シフトをチェンジできるシフト
レバー51と、シフトレバー51を収容するシフトレバ
ーケーシング52と、シフトレバーケーシング52の上
面開口を塞ぎ、シフトレバー51と一体化したカバープ
レート53と、シフトレバーケーシング52の下面開口
に沿って添設され、フロアパネル20のレバー貫通孔2
1を塞ぐパネルシール材54とから構成されている。ま
た、このシフトレバー52は、各レンジ位置を取りうる
ように前後左右方向に可動できるとともに、操作部51
1と反対他端512をリンク結合部として連結レバー5
5が連結されている。
【0045】そして、このトランスミッション操作部5
0近傍の遮音性を高めるために、本実施形態において
は、図5に示すように、遮音ボックス60がトランスミ
ッション操作部50の下面側に取り付けられている。
【0046】すなわち、この遮音ボックス60は、金属
鋼板を図5に示す形状に成形してなり、周囲にフランジ
61が形成されており、このフランジ61の四隅部に取
付孔611が開設されており、ボルト612によりフロ
アパネル20に締付固定されている。
【0047】そして、この遮音ボックス60には、その
中央にシフトレバー52の可動を許容する開口62が開
設されているとともに、その内壁面に吸音材63が貼付
されている。この吸音材63としては、ポリエステル不
織布,フエルト等が使用でき、0.5〜1.2kg/m
2の面密度で厚み5〜20mmのものが使用されてい
る。
【0048】従って、車外の騒音は吸音ボックス60内
の吸音材63により音圧が低下して、パネルシール材5
4並びにカバープレート53を通じて透過する騒音の透
過音量も少なく規制でき、遮音性を高めることができる
ととももに、シフトレバー51の操作によってもシフト
レバー51の下端側は、開口62で遮音ボックス60と
干渉することがなく、シフトレバー51のチェンジ操作
を円滑に行なうことがてきる。
【0049】次に、図6は、本発明に係る遮音構造の第
2の実施形態における改良例を示すもので、開口62の
シール性を高めるために、シフトレバー52の径方向に
延在するカバー体70を固着したもので、このカバー体
70の寸法は、シフトレバー52の各レンジ毎の動作を
許容できる。
【0050】尚、上述した実施形態は、マニュアル仕様
のトランスミッション操作部50下面に遮音ボックス6
0を設置する構成について説明したが、オートマチック
仕様のトランスミッション操作部10にこの遮音ボック
ス60を適用することも可能であり、その場合には、遮
音ボックス60に設ける開口62が前後方向に長い細長
状のものにすれば良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るミッシ
ョントンネル部における遮音構造は、トランスミッショ
ン操作部におけるフロアパネルの下面側に遮音ボックス
を設けるという構成であり、シフトチェンジ操作におけ
る操作性を損なうことなく、ミッショントンネル部の遮
音性を高めることができ、車室内の静粛性に大きく貢献
できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミッショントンネル部における遮
音構造の第1の実施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示す遮音構造の変形例を示す断面図であ
る。
【図3】図1に示す遮音構造の更に変形例を示す断面図
である。
【図4】本発明に係るミッショントンネル部における遮
音構造の第2の実施形態を示す断面図である。
【図5】図4に示す遮音構造に適用する遮音ボックスを
裏面側からみた斜視図である。
【図6】図4に示す遮音構造の変形例を示す断面図であ
る。
【図7】従来のオートマチック仕様のミッショントンネ
ル部の構成を示す断面図である。
【図8】従来のマニュアル仕様のミッショントンネル部
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 トランスミッション操作部 11 インストパネル 12 センターコンソール 13 シフトレバー 14 シフトレバーケーシング 15 カバープレート 16 パネルシール材 17 連結レバー 20 フロアパネル 21 レバー貫通孔 30 遮音ボックス 33 開口 34 吸音材 40,41 シリンダ 50 トランスミッション操作部 51 シフトレバー 52 シフトレバーケーシング 53 カバープレート 54 パネルシート材 55 連結レバー 60 遮音ボックス 62 開口 63 吸音材 70 カバー体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D003 AA07 BB02 CA06 CA14 CA15 DA08 3D023 BA02 BB16 BB30 BC01 BD05 BE03 BE24 3D040 AA04 AB01 AC24 AD02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートマチック仕様のトランスミッショ
    ン操作部(10)を設置するフロアパネル(20)のミ
    ッショントンネル部における遮音構造であって、前記ト
    ランスミッション操作部(10)のシフトレバー(1
    3)を貫通させるフロアパネル(20)のレバー貫通孔
    (21)を包囲するように、フロアパネル(20)の下
    面に、シフトレバー(13)下端並びに連結レバー(1
    7)とのリンク連結部(131)を収容する遮音ボック
    ス(30)が取り付けられていることを特徴とするミッ
    ショントンネル部における遮音構造。
  2. 【請求項2】 遮音ボックス(30)の側壁に連結レバ
    ー(17)を貫通させる開口(33)が開設され、連結
    レバー(17)の外周面に上記開口(33)をシールす
    るシール部材(40,41)が設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のミッショントンネル部におけ
    る遮音構造。
  3. 【請求項3】 遮音ボックス(30)の内面の所定箇所
    に吸音材(34)が貼付されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のミッショントンネル部における遮
    音構造。
  4. 【請求項4】 トランスミッション操作部(50)を設
    置するフロアパネル(20)のミッショントンネル部に
    おける遮音構造であって、前記トランスミッション操作
    部(50)のシフトレバー(51)を貫通させるフロア
    パネル(20)のレバー貫通孔(21)を包囲するよう
    に、フロアパネル(20)の下面に、シフトレバー(5
    1)の一部を収容する遮音ボックス(60)が取り付け
    られ、この遮音ボックス(60)には、シフトレバー
    (14)の各レンジ変更操作を許容する開口(62)が
    中央に開設されていることを特徴とするミッショントン
    ネル部における遮音構造。
  5. 【請求項5】 遮音ボックス(60)の内壁面には、吸
    音材(63)が貼付されていることを特徴とする請求項
    4に記載のミッショントンネル部における遮音構造。
  6. 【請求項6】 トランスミッション操作部(50)のシ
    フトレバー(51)には、遮音ボックス(60)の開口
    (62)を塞ぐカバー体(70)がシフトレバー(5
    1)の径方向に延在するように取り付けられていること
    を特徴とする請求項4又は5に記載のミッショントンネ
    ル部における遮音構造。
JP11061987A 1999-03-09 1999-03-09 ミッショントンネル部における遮音構造 Pending JP2000255281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061987A JP2000255281A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 ミッショントンネル部における遮音構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11061987A JP2000255281A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 ミッショントンネル部における遮音構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000255281A true JP2000255281A (ja) 2000-09-19

Family

ID=13187058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11061987A Pending JP2000255281A (ja) 1999-03-09 1999-03-09 ミッショントンネル部における遮音構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000255281A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096243A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Asmo Co Ltd ワイパ装置
JP2011230639A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Kubota Corp トラクタ
CN102673490A (zh) * 2012-05-26 2012-09-19 无锡吉兴汽车声学部件科技有限公司 提升汽车声学性能的中控台下隔音垫
JP2013107600A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Kubota Corp 作業車の防塵構造
CN108237987A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 丰田自动车株式会社 车辆下部构造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009096243A (ja) * 2007-10-15 2009-05-07 Asmo Co Ltd ワイパ装置
JP2011230639A (ja) * 2010-04-27 2011-11-17 Kubota Corp トラクタ
JP2013107600A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Kubota Corp 作業車の防塵構造
US9323278B2 (en) 2011-11-24 2016-04-26 Kubota Corporation Control lever system
CN102673490A (zh) * 2012-05-26 2012-09-19 无锡吉兴汽车声学部件科技有限公司 提升汽车声学性能的中控台下隔音垫
CN108237987A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 丰田自动车株式会社 车辆下部构造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9106114B2 (en) Drive component for a motor vehicle unit
JPH08202466A (ja) シフトレバーの遮音構造
JP2000255281A (ja) ミッショントンネル部における遮音構造
JP2003165343A (ja) サンルーフ装置
JP4000852B2 (ja) ホールカバー
JPH07101294A (ja) シール用ストリップ
JP4543911B2 (ja) 自動車のカウル部遮音構造
JP2511754Y2 (ja) ル−フトリムの取付構造
JP2003081026A (ja) 遮音性ウエザーストリップ
JPH09156431A (ja) ダッシュサイレンサの取付け構造
JP2500424Y2 (ja) 自動車用インシュレ―タダッシュ
JP2003072593A (ja) 車体前部遮音構造
JP2001010419A (ja) 自動車のダッシュインシュレータ
JPS628226Y2 (ja)
JP7373373B2 (ja) 車両用バックドア
JPH0143326Y2 (ja)
JPH10315745A (ja) 車両用空調装置の隠ぺい構造
JP2011251658A (ja) 揺動部材の車両室内導入部のカバー装置
JP3509559B2 (ja) 車両の衝撃吸収構造
JPH04349051A (ja) 車室とエンジンルームとの間の防音構造
JP2004058819A (ja) ウエザーストリップ
JP2000168621A (ja) 自動車のフード構造
JP2001138827A (ja) 自動車用遮音性シール材
JP2022187594A (ja) 車両
KR101888395B1 (ko) 소음 차단 성능을 강화한 자동차용 인스트루먼트 패널

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040303