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JP2000252731A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2000252731A
JP2000252731A JP11056804A JP5680499A JP2000252731A JP 2000252731 A JP2000252731 A JP 2000252731A JP 11056804 A JP11056804 A JP 11056804A JP 5680499 A JP5680499 A JP 5680499A JP 2000252731 A JP2000252731 A JP 2000252731A
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Japan
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antenna
coaxial cable
antenna element
configuration
antenna device
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JP11056804A
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Akihiko Hayashi
林  昭彦
Shuji Takahashi
修司 高橋
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ装置の構成を小形化すると共に、部
品点数の増加を防止し、また、漏洩電流を極力低減し、
また、周波数特性の狭帯域化を防止する。 【解決手段】 本発明のアンテナ装置は、同軸給電線5
の中心導体6に接続されると共に、同軸給電線5の軸線
方向に沿って延びるように配置され、且つ、先端部が折
り曲げられた第1のアンテナエレメント2を備え、そし
て、同軸給電線5の外導体8に接続されると共に、先端
部が折り曲げられた第2のアンテナエレメント3を備え
るように構成した。これにより、1/2波長系のダイポ
ールアンテナの構成を小形化することができ、設置場所
の制約があっても設置することができ、また、部品点数
の増加を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の移動
体無線通信システムの移動局(端末)に用いられるアン
テナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体無線通信システムの端末側のアン
テナとしては、次の2種類のアンテナが使用されてい
る。1つは、1/2波長系のアンテナであり、例えばダ
イポールアンテナやスリーブアンテナ等である。他の1
つは、1/4波長系のアンテナであり、例えばモノポー
ルアンテナ等である。このうち、1/4波長系のアンテ
ナは、通常、その大きさがアンテナを中心に使用する電
波(周波数)の1/4波長以上の電気的長さとなると共
に、同軸給電線(同軸ケーブル)の外導体に接続される
グランド板を有する構成となるので、その大きさがかな
り大きくなる。このため、上記1/4波長系のアンテナ
は、アンテナの設置場所の制約によっては、設置が困難
になることがあった。
【0003】また、現行の移動体無線通信システムで
は、陸上における基地局と移動局との間の無線通信であ
るため、所望の到来波は、仰角方向に対してほぼ水平方
向(即ち、大地とほぼ平行な方向)であると考えられ
る。しかし、1/4波長系のアンテナは、半径1/4波
長程度のグランド板(尚、このグランド板は電気的に十
分大きなグランドとはいえない)を有すると共に、その
指向特性が一般的に仰角30度以上の方向の指向性を有
する(この方向について高い利得となる)ため、指向性
が所望の到来波の方向と一致していないという不具合が
ある。即ち、1/4波長系のアンテナは、無線回線の設
計上、最適な状態となっていないと考えられる。
【0004】これに対して、1/2波長系のアンテナ
は、その大きさが使用する電波(周波数)の1/2波長
程度の電気的長さとなるが、線状(または帯状)形状の
部材で構成可能であるため、アンテナの設置場所の制約
に対応するように、かなり小形化することができる。ま
た、1/2波長系のアンテナの指向特性は、ほぼ水平方
向に強い指向性を有しているため、無線回線の設計上、
最適な状態となっているといえる。
【0005】一方、1/2波長系のアンテナは、高周波
信号の電気的伝送系からみると、平衡系の構成となって
いる。これに対して、アンテナと無線機との間を接続す
る給電線としては、例えば50Ω系の同軸ケーブルが使
用されることが多く、この同軸ケーブル(同軸給電線)
は不平衡系の構成である。このため、平衡系の1/2波
長系のアンテナと不平衡系の同軸ケーブルとを接続する
電気的結合点において、同軸ケーブルの外導体の外側の
表面に漏洩電流が発生する。
【0006】そして、上記構成のアンテナを受信用とし
て使用する場合には、上記漏洩電流とアンテナエレメン
ト上を流れる受信電流とにより、同軸給電線の外導体の
外側への電波の入射がアンテナの指向性パターンに悪影
響を与えるという不具合があった。また、アンテナの可
逆性の定理により、上記アンテナを送信用として使用す
る場合も、ほぼ同様な悪影響が発生するという不具合が
あった。更に、アンテナ設置時の同軸ケーブルの這い回
しの相違により、同軸ケーブルとアンテナとの相互結合
が変化するため、アンテナの整合状態に影響を与えるこ
とがあった。
【0007】さて、上記漏洩電流とアンテナエレメント
上を流れる電流との干渉を低減する構成、または、上記
漏洩電流の発生を防止(或いは極力小さく)する構成と
して、従来より、次の5つの構成が知られている。
【0008】まず、1番目の構成として、1/2波長系
のダイポールアンテナの給電点から、同軸ケーブルをア
ンテナエレメントと直交する方向に這い出させるように
した構成があり、標準的校正アンテナとして世の中で広
く使用されている。この構成では、図11に示すよう
に、電流分布I1、I2の大きいところは、物理的に近
接してはいるものの、直交しているため、アンテナエレ
メント21、22と同軸ケーブル23の外導体24の外
側とは基本的に結合がゼロである。また、電圧分布V
1、V2の大きいところは、物理的に距離が離れるた
め、やはり電気的結合が小さくなる。
【0009】次に、2番目の構成として、スリーブ装荷
という構成があり、この構成の一例として、特開平10
−126144号公報に開示されたスリーブアンテナが
ある。この公報のスリーブアンテナによっても、漏洩電
流の発生を防止できる。
【0010】また、3番目の構成として、スリーブ+チ
ョーク装荷という構成があり、この構成の一例として、
上記特開平10−126144号公報に開示されたスリ
ーブアンテナがある。この公報のスリーブアンテナによ
っても、漏洩電流の発生を防止できる。
【0011】更に、4番目の構成として、ショートスタ
ブ装荷という構成があり、この構成の一例として、特許
第2559001号公報に開示されたガンマ型ダイポー
ルアンテナがある。この公報記載のガンマ型ダイポール
アンテナによっても、漏洩電流の発生を防止できる。
【0012】更にまた、5番目の構成として、ブリッジ
回路装荷という構成が知られており、この構成の場合、
L、C等の集中定数素子からなる集中定数回路をアンテ
ナと同軸給電線との間に設けている。この構成によって
も、同軸給電線の外導体の外側への漏洩電流をほぼゼロ
にすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成のうちの1番目の構成では、アンテナの外形が大
きくなってしまうため、アンテナの設置場所の制約があ
る場合には、設置が困難になるという問題点があった。
これに対して、2〜5番目の構成は、その外形を小形化
することが十分可能である。しかし、2番目、3番目、
5番目の構成は、部品点数が多くなるため、製造コスト
が高くなると共に、製造工程数が多くなるという不具合
があった。
【0014】また、2番目、3番目の構成では、その周
波数特性を広帯域化しようとすると、スリーブアンテナ
のアンテナエレメントを太くしなければならず、アンテ
ナの外観の美観が悪くなってしまう。更に、4番目、5
番目の構成は、狭帯域特性であり、広帯域化できないと
いう不具合があった。更にまた、5番目の構成では、周
波数の調整に手間がかかるという欠点もあった。
【0015】そこで、本発明の目的は、構成を小形化す
ることができ、部品点数の増加を防止でき、漏洩電流の
発生を極力防止でき、また、周波数特性も広帯域なまま
にできるアンテナ装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、同軸給電線を主偏波方向にほぼ沿うように配置する
と共に、同軸給電線の中心導体に接続される第1のアン
テナエレメントを、主偏波方向にほぼ沿うように配置
し、且つ、第1のアンテナエレメントの先端部を折り曲
げ、そして、同軸給電線の外導体に接続される第2のア
ンテナエレメントの先端部を折り曲げるように構成し
た。これにより、1/2波長系のダイポールアンテナの
構成を小形化することができ、設置場所の制約があって
も設置することができる。また、部品点数の増加を防止
でき、更に、周波数特性も広帯域なままにすることがで
きる。
【0017】請求項2の発明によれば、第2のアンテナ
エレメントにおける同軸給電線に近付く部位に切欠部ま
たは凹部を設け、第2のアンテナエレメントと同軸給電
線との間に必要な距離を設ける構成としたので、両者の
電気的(静電容量的)結合を小さくすることができて、
漏洩電流を極力小さくすることができる。
【0018】請求項3の発明によれば、第2のアンテナ
エレメントを、前記同軸給電線から遠ざけるように配置
したので、両者の電気的(電磁誘導的)結合を小さくす
ることができて、第2のアンテナエレメント上を流れる
電流と同軸給電線を流れる漏洩電流との干渉を低減する
ことができる。
【0019】請求項4の発明においては、第2のアンテ
ナエレメントを同軸給電線に対して斜めとなるように配
置すると共に、第2のアンテナエレメントにおける折り
曲げられて同軸給電線に近付く先端部に、前記同軸給電
線との間に距離を設けるための切欠部を設ける構成とし
た。この構成によれば、第2のアンテナエレメント上を
流れる電流と同軸給電線を流れる漏洩電流との干渉を低
減することができる。そして、アンテナを垂直配置した
ときの、アンテナの主垂直偏波成分の低下を防止するこ
とができ、水平方向の指向性を強くし得る。また、漏洩
電流を極力小さくすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
いて、図1ないし図5を参照しながら説明する。まず、
図1は本実施例のアンテナ装置1の全体構成を示す図で
ある。このうち、図1(a)は上記アンテナ装置1の正
面図であり、図1(b)は図1(a)中左方からみたア
ンテナ装置1の側面図であり、図1(c)は図1(a)
中下方からみたアンテナ装置1の下面図である。
【0021】上記アンテナ装置1は、例えば800MH
z帯の携帯電話の端末(移動局)の外部接続アンテナと
して使用されるものであり、1/2波長系のダイポール
アンテナから構成されている。このアンテナ装置1は、
正側のアンテナエレメントである第1のアンテナエレメ
ント2と、負側のアンテナエレメントである第2のアン
テナエレメント3と、一端部が給電点4に接続された同
軸ケーブル5とから構成されている。上記同軸ケーブル
5は、同軸給電線を構成するものであり、図2に示すよ
うに、中心導体6と、この中心導体6を覆う絶縁体7
と、この絶縁体7を覆う外導体8と、この外導体8を覆
って保護するシース9とから構成されている。そして、
同軸ケーブル5の一端部5aが垂直(即ち、鉛直)方向
に沿って延びるように配置されている。即ち、同軸ケー
ブル5は、主偏波方向にほぼ沿うように配置される構成
となっている。
【0022】第1のアンテナエレメント2は、細長い板
状の導体を点Bと点Cとでそれぞれほぼ直角に折り曲げ
て形成されており、垂直部2aと第1の折曲部2bと第
2の折曲部2cとを有している。ここで、垂直部2a
は、同軸ケーブル5の一端部5aの軸線方向(この場
合、垂直方向)に沿って延びるように配置されている。
これにより、第1のアンテナエレメント2は、主偏波方
向(垂直方向)にほぼ沿うように配置される構成となっ
ている。そして、図2に示すように、垂直部2aの下端
部には、同軸ケーブル5の中心導体6が例えば半田付け
により接続されている。
【0023】また、第2のアンテナエレメント3は、細
長い板状の導体を点Dで鋭角に折り曲げ、更に点Eでほ
ぼ直角に折り曲げて形成されており、傾斜部3aと第1
の折曲部3bと第2の折曲部3cとを有している。ここ
で、傾斜部3aは、同軸ケーブル5の一端部5aの軸線
方向(この場合、垂直方向)に対して斜め下方に向けて
延びるように配置されている。換言すると、傾斜部3a
は同軸ケーブル5の一端部5aから遠ざかるように配置
されている。そして、図2に示すように、傾斜部3aの
上端部には、同軸ケーブル5の外導体8が例えば半田付
けにより接続されている。
【0024】更に、第1の折曲部3bのうちの同軸ケー
ブル5に近付く部分、この場合、図1(c)中左半部
に、切欠部3dが形成されている。そして、第2の折曲
部3cのうちの同軸ケーブル5に近付く部分、この場
合、第2の折曲部3cの全体に、図1(b)、(c)に
示すように、切欠部3eが形成されている。これら切欠
部3d、3eの内部に、同軸ケーブル5の一端部5aが
配置される構成となっている。即ち、切欠部3d、3e
は、第2のアンテナエレメント3と同軸ケーブル5の一
端部5aとの間に最適な距離を設けるためのものであ
る。
【0025】そして、上記構成の場合、図1(a)に示
すように、アンテナ装置1の左右方向の長さ寸法d1、
即ち、アンテナエレメント2、3の第1の折曲部2b、
3bの各長さ寸法d1は、使用電波(周波数)の波長の
約1/10の長さに設定されている。そして、アンテナ
装置1の上下方向の長さ寸法d2は、使用電波(周波
数)の波長の約1/4の長さに設定されている。更に、
図1(b)に示すように、アンテナ装置1の図1(b)
中左右方向の長さ寸法d3は、使用電波(周波数)の波
長の約1/20の長さに設定されている。
【0026】また、上記アンテナエレメント2、3と同
軸ケーブル5の一端部5aとは、誘電体である例えばプ
ラスチック製のケース(図示しない)内に収容されてい
る。このケースは、矩形容器状のケース主部と、このケ
ース主部の開口部を閉塞する蓋とから構成されている。
ケース主部の内部には、アンテナエレメント2、3と同
軸ケーブル5の一端部5aとを、図1に示すような配置
形態となるように配置して収容することが可能に構成さ
れている。さらに、この配置した状態でケース主部の開
口部を蓋で閉塞すると、上記した配置形態で各部品が固
定されるように構成されている。そして、同軸ケーブル
5は、上記ケースの下側壁を貫通して外へ導出されてい
る。また、同軸ケーブル5の他端部には、携帯電話(移
動局)の送受信装置に接続するためのコネクタ(図示し
ない)が設けられている。
【0027】次に、上記した構成のアンテナ装置1の動
作、即ち、漏洩電流を低減できる動作について、図3な
いし図5を参照して説明する。ここで、図3に示すアン
テナ装置10は、第1のアンテナエレメント11を同軸
給電線5の軸線方向に沿って上方へ延びるように配置す
ると共に、第2のアンテナエレメント12も同軸給電線
5の軸線方向に沿って(平行して)下方へ延びるように
配置したものである。尚、このような構成のアンテナ装
置10は、1/2波長系ダイポールアンテナに同軸ケー
ブルを接続して構成されたアンテナ装置としては、全体
の構造が最も簡単な装置であるといえる。
【0028】そして、上記図3において、曲線P1は同
軸ケーブル5の外導体8の外側の漏洩電流の電流分布を
示し、曲線P2はアンテナ共振電流の電流分布を示し、
曲線Q1は同軸ケーブル5の外導体8の外側の漏洩電圧
の電圧分布を示し、曲線Q2はアンテナ共振電圧の電圧
分布を示している。また、図3において、破線の矢印A
1は、同軸ケーブル5の中心導体6を流れる電流の方向
と大きさを示し、破線の矢印A2は、同軸ケーブル5の
外導体8の内側の表面を流れる電流の方向と大きさを示
し、実線の矢印B1は、アンテナエレメント2、3を流
れる電流の方向と大きさを示し、実線の太線の矢印B2
は、同軸ケーブル5の外導体8の外側の表面を流れる電
流の方向と大きさを示しており、この実線太線の矢印B
2が漏洩電流を示している。
【0029】上記構成の場合、アンテナ装置10に電波
が到来すると、アンテナエレメント2、3上に誘起され
た電流は、正側のアンテナエレメント2から同軸ケーブ
ル5の中心導体6を流れ、受信機の負荷13を通り、同
軸ケーブル5の外導体8の内側を流れ、そして、負側の
アンテナエレメント3と同軸ケーブル5の外導体8の外
側とに分岐されるように流れる。このとき、同軸ケーブ
ル5の外導体8の外側に流れる電流が漏洩電流となり、
これを経路1の漏洩電流と呼ぶ。
【0030】この経路1の漏洩電流とは別に、アンテナ
エレメント12上と物理的に平行となるように配置され
た同軸ケーブル5の外導体8の外側と、アンテナエレメ
ント12との電気的結合(静電容量的結合もしくは電磁
誘導的結合)により、アンテナエレメント12から直接
同軸ケーブル5の外導体8の外側の表面に漏洩する電流
があり、これを経路2の漏洩電流と呼ぶ。そして、上記
経路1の漏洩電流と上記経路2の漏洩電流とが重畳した
ものが全体の漏洩電流となる。
【0031】ここで、上記経路2の漏洩電流の発生要因
について補足する。アンテナエレメント12上を流れる
電流と、同軸ケーブル5の外導体8の外側を流れる電流
は、厳密には直流抵抗の違いによりその振幅値が異なる
が、位相はほぼ同じである。従って、物理的に平行とな
る構成部分において、電流値の大きいところ同士で、ま
た、電圧値の大きいところ同士で、電気的結合量が大き
くなり、その結果、漏洩電流が大きくなるのである。
【0032】さて、上記した漏洩電流の影響を低減する
構成として、容易に考えられる構成は、従来技術のとこ
ろで説明した1番目の構成である。この構成では、図1
1に示すように、1/2波長系のダイポールアンテナの
アンテナエレメント21、22に同軸ケーブル23を直
交させて給電している。この場合、電流分布I1、I2
の大きいところは、物理的に近接してはいるものの、直
交しているため、アンテナエレメントと同軸給電線の外
導体の外側とは基本的に結合がゼロである。また、電圧
分布V1、V2の大きいところは、物理的に距離が離れ
るため、電気的結合が小さくなる。従って、漏洩電流の
影響を十分低減できる。しかし、この構成は、アンテナ
装置の外形が大きくなってしまうため、アンテナ装置の
設置場所の制約がある場合には、設置が困難になるとい
う問題点がある。
【0033】そこで、本発明者は、図6に示すような形
状のアンテナ装置14を考えた。このアンテナ装置14
では、負側の第2のアンテナエレメント15だけを同軸
ケーブル5と直交させるように構成した。この構成によ
れば、アンテナの外形を小さくできると共に、第2のア
ンテナエレメント15と同軸ケーブル5との電気的結合
を小さくすることができ、漏洩電流を小さくできる。し
かし、上記構成の場合、アンテナ装置14を垂直配置し
て使用する場合に、アンテナの主垂直偏波成分が小さく
なり、アンテナの送受信性能が低下することが考えられ
る。尚、このアンテナ装置14の具体的構成について
は、後述する。
【0034】これに対して、本発明者は、アンテナエレ
メントと同軸ケーブル5の外導体8との干渉(電気的結
合)を小さくすると共に、アンテナの主垂直偏波成分の
低下を最小限に抑えるために、図1に示すような形状の
本実施例のアンテナ装置1を発明したのである。
【0035】このアンテナ装置1の場合、鉛直下方向に
延びる同軸ケーブル5に対して、電流分布の大きな部分
で、第2のアンテナエレメント3が給電点4(即ち、同
軸ケーブル5)から遠ざかる方向に、即ち、斜め下方に
延びている。このため、アンテナエレメント3と同軸ケ
ーブル5の外導体8との干渉(電気的結合)が比較的小
さくなる。
【0036】また、上記経路1、2の漏洩電流について
は、アンテナ装置1の場合、第2のアンテナエレメント
3の開放端(先端)側で、即ち、電圧分布の大きな部分
で、アンテナエレメント3の折曲部3b、3cが同軸ケ
ーブル5に近付くことから、電圧結合が発生する可能性
がある。これに対して、上記アンテナ装置1では、アン
テナエレメント3の折曲部3b、3cに切欠部3d、3
eを形成し、第2のアンテナエレメント3と同軸ケーブ
ル5の一端部5aとの間に最適な距離を設けるように構
成した。これにより、上記電圧結合を小さくすることが
できるから、漏洩電流を低減することが可能になる。
【0037】ここで、本実施例のアンテナ装置1につい
て、漏洩電流の大きさと、アンテナの指向性及び利得と
を実験により測定した。そして、測定して得られたデー
タを、図4及び図5に示す。図4において、縦軸は漏洩
電流の相対的値(dB値)であり、横軸は同軸ケーブル
(給電線)における給電点4からの位置(単位cm)で
ある。また、図5はアンテナ装置の自由空間中での指向
性及び利得を示す。尚、図4及び図5のデータの測定に
用いた電波の周波数は、アンテナ装置1の共振周波数に
相当する数値とした。
【0038】そして、図4において、曲線R1が本実施
例のアンテナ装置1のデータである。この曲線R1か
ら、上記アンテナ装置1では、アンテナエレメント3と
同軸ケーブル5との結合が小さくなっていること、即
ち、漏洩電流が低減されていることが明確に分かる。ま
た、図5において、曲線S1が本実施例のアンテナ装置
1のデータである。この曲線S1から、上記アンテナ装
置1では、水平面内の平均利得が高く、且つ、指向性偏
差が小さいこと、即ち、アンテナの主垂直偏波成分の低
下が最小限に抑えられていることが明確に分かる。尚、
図4における曲線R2、R3と、図5における曲線S
2、S3については、後述する。
【0039】次に、図6は本発明の第2の実施例を示す
ものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。
尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付してい
る。上記第2の実施例では、アンテナ装置14の負側の
第2のアンテナエレメント15を同軸ケーブル5と直交
させるように構成した。
【0040】具体的には、第2のアンテナエレメント1
5を、給電点4から図6中右方へ延ばし、点Fと点Gで
それぞれほぼ直角に折り曲げている。この構成によれ
ば、アンテナ装置14の外形を、第1の実施例とほぼ同
じ大きさにすること、即ち、小さくすることができる。
また、第2のアンテナエレメント15と同軸ケーブル5
との電気的結合を小さくすることができ、漏洩電流を低
減できる。
【0041】ただし、上記第2の実施例の場合、アンテ
ナ装置14を垂直配置して使用したときに、アンテナの
主垂直偏波成分が小さくなり、アンテナの送受信性能が
第1の実施例に比べて低下する。しかし、この送受信性
能の低下は、それほど大きくなく、上記アンテナ装置1
4を実際に使用することが十分可能である。
【0042】尚、上述した以外の第2の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。従っ
て、第2の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
作用効果を得ることができる。
【0043】図7は本発明の第3の実施例を示すもので
あり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、第
1の実施例と同一部分には、同一符号を付している。上
記第3の実施例では、アンテナ装置16の負側の第2の
アンテナエレメント17を、同軸ケーブル5の軸方向
(鉛直方向)に沿って下方へ延ばすように配置した。
【0044】具体的には、第2のアンテナエレメント1
7を、給電点4から図7中下方へ延ばし、点Hと点Iで
それぞれほぼ直角に折り曲げている。この構成によれ
ば、アンテナ装置16の外形を、第1の実施例とほぼ同
じ大きさにすること、即ち、小さくすることができる。
また、アンテナ装置16を垂直配置して使用したとき
に、アンテナの主垂直偏波成分が小さくならず、アンテ
ナの送受信性能が低下することを防止できる。
【0045】ただし、上記第3の実施例の場合、第2の
アンテナエレメント17と同軸ケーブル5との電気的結
合が大きくなることから、漏洩電流が大きくなる。しか
し、この漏洩電流の増大は、それほど大きくなく、上記
アンテナ装置16を実際に使用することが十分可能であ
る。
【0046】また、第3の実施例のアンテナ装置16に
ついて、漏洩電流の大きさと、アンテナの指向性及び利
得とを実験により測定した。この測定結果を、図4の曲
線R2と、図5の曲線S2で示す。尚、上述した以外の
第3の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成
となっている。従って、第2の実施例においても、第1
の実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0047】図8及び図9は本発明の第4の実施例を示
すものであり、第1の実施例と異なるところを説明す
る。尚、第1の実施例と同一部分には、同一符号を付し
ている。上記第4の実施例では、第2のアンテナエレメ
ント3の折曲部3bに矩形状の切欠部3dを形成する代
わりに、比較的小さいほぼ半円状の凹部3fを形成する
ように構成した。そして、この凹部3fの内部に同軸ケ
ーブル5の一端部5aを配置し、第2のアンテナエレメ
ント3と同軸ケーブル5との間の距離が最適な距離とな
るように構成したものである。この構成の場合も、第2
のアンテナエレメント3と同軸ケーブル5との電圧結合
を小さくすることができるから、漏洩電流を低減するこ
とができる。
【0048】また、第4の実施例のアンテナ装置1につ
いて、漏洩電流の大きさと、アンテナの指向性及び利得
とを実験により測定した。この測定結果を、図4の曲線
R3と、図5の曲線S3で示す。尚、上述した以外の第
4の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成と
なっている。従って、第4の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。
【0049】さて、上記図4によれば、曲線R1、R
3、R2の順で、即ち、第1の実施例、第4の実施例、
第3の実施例の順で、漏洩電流が小さくなっていること
がわかる。そして、図4及び図5によれば、漏洩電流が
小さいアンテナ装置ほど、アンテナの指向性及び利得へ
の影響が小さくなっていることがわかる。従って、曲線
S1、S3、S2の順で、即ち、第1の実施例、第4の
実施例、第3の実施例の順で、水平面内の平均利得が高
くなると共に、指向性偏差が小さくなっていることがわ
かる。
【0050】尚、図7に示す第3の実施例において、第
2のアンテナエレメント17のうちの同軸ケーブル5に
沿って延びる部分17aに、同軸ケーブル5の一端部5
aを配置するための切欠部を形成すると共に、第2のア
ンテナエレメント17の第1の折曲部17bに、上記第
4の実施例の凹部3fとほぼ同じ形状の凹部(図示しな
い)を形成し、この凹部と上記切欠部の内部に同軸ケー
ブル5の一端部5aを配置するように構成しても良い。
この構成の場合、上記第4の実施例よりも、漏洩電流を
低減することができ、より一層好ましい特性を備えたア
ンテナ装置となる。
【0051】図10は本発明の第5の実施例を示すもの
であり、第1または第3の実施例と異なるところを説明
する。尚、第1または第3の実施例と同一部分には、同
一符号を付している。上記第5の実施例では、アンテナ
装置1の負側の第2のアンテナエレメント17を、鉛直
方向に沿って下方へ延ばすように配置した。具体的に
は、第2のアンテナエレメント17を、給電点4から図
10(a)中下方へ延ばし、点Hと点Iでそれぞれほぼ
直角に折り曲げている。これにより、第2のアンテナエ
レメント17は、垂直部17aと第1の折曲部17bと
第2の折曲部17cとを有している。
【0052】そして、同軸ケーブル5の一端部5aを給
電点4に接続している。この場合、同軸ケーブル5は、
アンテナエレメント2、17にほぼ直交するように接続
されている。更に、同軸ケーブル5は、給電点4から図
10(a)中右斜め下方に向けて延びるように配置され
ている。この場合、同軸ケーブル5の配置方向は斜め下
方であるが、同軸ケーブル5は主偏波方向(鉛直方向)
にほぼ沿うように配置されているといえる。
【0053】更に、第2のアンテナエレメント17の第
1の折曲部17bのうちの同軸ケーブル5に近付く部
分、この場合、図1(c)中右半部に、切欠部17dが
形成されている。また、第2のアンテナエレメント17
の第2の折曲部17cのうちの同軸ケーブル5に近付く
部分、この場合、第2の折曲部17cの全体に、図1
(b)、(c)に示すように、切欠部17eが形成され
ている。これら切欠部17d、17eの内部に、同軸ケ
ーブル5が配置される構成となっている。即ち、切欠部
17d、17eは、第2のアンテナエレメント17と同
軸ケーブル5との間に最適な距離を設けるためのもので
ある。
【0054】そして、同軸ケーブル5は、アンテナのケ
ース(図示しない)の下側壁の右端部を貫通して外へ導
出される構成となっている。この場合、同軸ケーブル5
は、アンテナのケースから主偏波方向に沿うように引き
出されている。尚、上述した以外の第5の実施例の構成
は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0055】上記第5の実施例によれば、アンテナ装置
1の外形を、第1の実施例と同じ大きさにすること、即
ち、小さくすることができる。また、第5の実施例のア
ンテナ装置1の性能は、第1の実施例のアンテナ装置1
の性能とほぼ同じであり、漏洩電流を極力低減できると
共に、アンテナの主垂直偏波成分の低下を最小限に抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すものであり、
(a)はアンテナ装置の正面図、(b)はアンテナ装置
の側面図、(c)はアンテナ装置の下面図
【図2】アンテナ装置の給電点周辺の拡大断面図
【図3】アンテナ装置における電流分布と電圧分布を示
す図
【図4】漏洩電流と同軸給電線位置との関係を示す特性
【図5】アンテナ装置の自由空間中での指向性と利得を
示す特性図
【図6】本発明の第2の実施例を示す図1(a)相当図
【図7】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第4の実施例を示す第2のアンテナエ
レメントの部分斜視図
【図9】図1(c)相当図
【図10】本発明の第5の実施例を示す図1相当図
【図11】従来構成を示す図3相当図
【符号の説明】
1はアンテナ装置、2は第1のアンテナエレメント、3
は第2のアンテナエレメント、4は給電点、5は同軸ケ
ーブル(同軸給電線)、6は中心導体、7は絶縁体、8
は外導体、10はアンテナ装置、11は第1のアンテナ
エレメント、12は第2のアンテナエレメント、14は
アンテナ装置、15は第2のアンテナエレメント、16
はアンテナ装置、17は第2のアンテナエレメントを示
す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主偏波方向にほぼ沿うように配置される
    同軸給電線と、 この同軸給電線の中心導体に接続されると共に、主偏波
    方向にほぼ沿うように配置され、且つ、先端部が折り曲
    げられた第1のアンテナエレメントと、 前記同軸給電線の外導体に接続されると共に、先端部が
    折り曲げられた第2のアンテナエレメントとを備えて成
    るアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2のアンテナエレメントにおける
    前記同軸給電線に近付く部位に、前記同軸給電線との間
    に距離を設けるための切欠部または凹部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のアンテナエレメントを、前記
    同軸給電線から遠避けるように配置したことを特徴とす
    る請求項1記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のアンテナエレメントを前記同
    軸給電線に対して斜めとなるように配置すると共に、 前記第2のアンテナエレメントにおける折り曲げられて
    前記同軸給電線に近付く先端部に、前記同軸給電線との
    間に距離を設けるための切欠部を設けたことを特徴とす
    る請求項3記載のアンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100616509B1 (ko) * 2002-05-31 2006-08-29 삼성전기주식회사 광대역 칩 안테나
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CN1716690B (zh) * 2004-06-30 2011-05-04 三美电机株式会社 天线装置
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