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JP2000252679A - 電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品およびその製造方法 - Google Patents

電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品およびその製造方法

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JP2000252679A
JP2000252679A JP11050531A JP5053199A JP2000252679A JP 2000252679 A JP2000252679 A JP 2000252679A JP 11050531 A JP11050531 A JP 11050531A JP 5053199 A JP5053199 A JP 5053199A JP 2000252679 A JP2000252679 A JP 2000252679A
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JP
Japan
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electromagnetic wave
resin molded
molded product
absorption characteristics
wave absorption
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11050531A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiharu Ogawa
川 道 治 小
Takasumi Shimizu
水 孝 純 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁波吸収特性に優れ、耐食性にも優れた電
子機器用ケーシングないしはハウジングに適した樹脂成
形品を提供する。 【特許請求の範囲】 重量%で、C:0.01〜3.0
%、Si:0.1〜3.0%、Mn:0.01〜3.0
%、Cr:0.5〜30.0%、Al:0.1〜20.
0%、場合によってはNi:0.5〜40.0%、M
o:2.0〜6.0%、Cu:1.0〜4.0%、残部
Feおよび不可避的不純物のステンレス鋼成分よりなる
アスペクト比が5〜50の偏平状電磁波吸収用合金粉末
3を樹脂2の内部にその板厚方向に対して直交方向の同
一方向に分散させた樹脂成形板よりなる樹脂成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板形状,箱型形状
など、種々の形状を有し、例えば、電磁波を発生する部
品を内蔵した携帯情報端末,パソコンやその他の電子機
器などのケーシングないしはハウジング,キャビネット
などとしても使用することができる電磁波吸収特性に優
れた樹脂成形品およびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯情報端末,パソコンやその他
の電子機器ないしは情報伝達機器が急激に発展しそして
普及してきており、これ自体から発生する電磁波ないし
は外部で発生して到達する電磁波がこれらパソコンやペ
ースメーカーなどの誤作動の原因になったり、人体に悪
影響を及ぼしたりすることが懸念されている。
【0003】そこで、これらパソコン等から発生する電
磁波ないしは外部で発生して到達する電磁波を遮蔽する
ために、ケーシングやハウジングの表面にNiめっきを
施したり、ケーシングやハウジングそれ自体の素材とし
てMg合金を用いたりすることもあった。
【0004】しかしながら、表面にNiめっきを施す対
策の場合には作業性があまり良くないと共にコスト面で
問題があった。また、Mg合金を素材として用いる対策
の場合には軽量でリサイクル性に優れているものの射出
成形機および成形用金型が特殊なものとなりこれまた工
程やコスト面において問題があった。
【0005】そこで、Fe−Si−Al系合金であるセ
ンダストのごとき軟磁性合金粉末をゴムや樹脂の内部に
分散させたものとし、その柔軟性を利用して電磁波発生
源に巻き付けたり貼り付けたりするようにした電磁波吸
収用のゴムないしは樹脂成形体も開発された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Fe−
Si−Al系のセンダストのごとき軟磁性粉末をゴムや
樹脂の内部に分散させた成形体では耐食性が良くないた
め、成形体の外観が悪化してしまうことになることか
ら、このような樹脂成形体をパソコンなどのケーシング
ないしはハウジングそのものとして使用することはでき
ないという問題点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点を解
消するためになされたものであって、電磁波吸収特性に
優れしかも耐食性にも優れ、携帯情報端末やパソコンな
どのケーシングないしはハウジングなどとして使用する
ことが可能である電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる電磁波吸
収特性に優れた樹脂成形品は、請求項1に記載している
ように、ステンレス成分よりなる偏平状電磁波吸収用合
金粉末を樹脂内部に分散させた樹脂成形体よりなるもの
としたことを特徴としている。
【0009】そして、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の実施態様においては、請求項2に記
載しているように、電磁波発生部分の近傍で成形厚さが
大きくなっているものとしたことを特徴としている。
【0010】同じく、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の実施態様においては、請求項3に記
載しているように、電磁波発生部分の近傍で電磁波吸収
用合金粉末の分散配合量が多くなっているものとしたこ
とを特徴としている。
【0011】同じく、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の実施態様においては、請求項4に記
載しているように、電磁波吸収用合金は、重量%で、
C:0.01〜3.0%、Si:0.1〜3.0%、M
n:0.01〜3.0%、Cr:0.5〜30.0%、
Al:0.1〜20.0%を含み、残部Feおよび不純
物からなるものとしたことを特徴としている。
【0012】同じく、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の実施態様においては、請求項5に記
載しているように、Ni:0.5〜40.0%を含むも
のとしたことを特徴としている。
【0013】同じく、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の実施態様においては、請求項6に記
載しているように、電磁波吸収用合金粉末の平均粒径D
50が50μm以下であるものとしたことを特徴としてい
る。
【0014】同じく、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の実施態様においては、請求項7に記
載しているように、電磁波吸収用合金粉末はアスペクト
比が5〜50の偏平状粉末であるものとしたことを特徴
としている。
【0015】本発明に係わる電磁波吸収特性に優れた樹
脂成形品の製造方法は、請求項8に記載しているよう
に、樹脂素材を射出成形により成形して偏平状電磁波吸
収用合金粉末を樹脂中において一定方向に配向させるこ
とによって請求項1ないし7のいずれかに記載の電磁波
吸収特性に優れた樹脂成形品を得るようにしたことを特
徴としている。
【0016】そして、本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品の製造方法の実施態様においては、請
求項9に記載しているように、電磁波吸収用合金粉末は
シラン系カップリング剤を用いてカップリング処理され
たものを用いるようにしたことを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係わる電磁波吸収特性に
優れた樹脂成形品は、ステンレス成分よりなる偏平状電
磁波吸収用合金粉末を樹脂内部に分散させた樹脂成形体
よりなるものとしたことを特徴としているが、この場
合、例えば、射出成形することにより板形状,箱型形状
をなすものとして電子機器のケーシングやハウジングや
キャビネットなどに使用されるものとすることが可能で
あり、場合によっては、電磁波発生部分の近傍で成形厚
さが大きいものとなっていてその部分における電磁波吸
収用合金粉末の分散量が他の部分よりも多くなっている
ものとすることにより特定部分における電磁波吸収特性
が他の部分よりも優れているものとなっているようにし
たり、あるいはまた、電磁波発生部分の近傍で電磁波吸
収用合金粉末の分散配合量が多くなっているものとする
ことにより例えば同一板厚形状をなすケーシングやハウ
ジングやキャビネットなどであっても特定部分での電磁
波吸収特性が他の部分よりも優れているものとなってい
るようにしたりすることができ、このためには例えば電
磁波吸収特性により優れていることが必要をされる部分
につながる射出成形型のスプルーからは電磁波吸収用合
金粉末の含有量を若干高めた樹脂材料を供給するなどし
て対処するようになすことも可能である。
【0018】そして、電磁波吸収用合金としては、ステ
ンレス成分のものが用いられ、例えば、ステンレスであ
る場合に、重量%で、C:0.01〜3.0%、Si:
0.1〜3.0%、Mn:0.01〜3.0%、Cr:
0.5〜30.0%、Al:0.1〜20.0%を含
み、残部Feおよび不純物からなるものとすることがで
き、そのほか、必要に応じて、Ni:0.5〜40.0
%,Mo:2.0〜6.0%,Cu:1.0〜4.0%
のうちから選ばれる1種以上を含むものとすることがで
き、その他、Fe−Ni系合金やFe−Co系合金など
も使用することができる。
【0019】そして、上記ステンレス鋼の場合、Crは
耐食性の大幅な改善をもたらし、電磁波吸収特性の向上
に有効であると共に粉末の偏平化を良好なものとするの
に有効であるので0.5〜30.0%、好ましくは5.
0〜15.0%とするのが良く、Alは電磁波吸収特性
の改善に有効であるので0.1〜20.0%、好ましく
は0.5〜15.0%、さらに好ましくは5.0〜1
0.0%とするのが良く、Siは電気抵抗を高めて電磁
波吸収特性を良好なものとするのに有効であるので0.
1〜3.0%とするのが良い。
【0020】また、電磁波吸収用合金粉末は、その平均
粒径D50が50μm以下であるものを用いるのがより望
ましく、さらには、電磁波吸収用合金粉末のアスペクト
比が5〜50の偏平状粉末であるものとすることが望ま
しい。
【0021】そして、このような偏平状電磁波吸収用合
金粉末を用い、射出成形により成形することによって、
図1に示すように、樹脂成形品1の樹脂2中において偏
平状電磁波吸収用合金粉末3を一定方向に配向させたも
のとするようになすことがより望ましく、射出成形によ
り成形する板状部分の厚さが3mm以下、ないしは2m
m以下、さらには1mm以下となるように薄肉化するこ
とによって、そしてこのような板厚に見合う特性の樹脂
材料を選択することによって、偏平状電磁波吸収用合金
粉末3を板厚方向と直交する方向により整然と配向させ
たものとすることができるようになる。
【0022】また、電磁波吸収用合金粉末としてはシラ
ン系カップリング剤を用いてカップリング処理したもの
を用いるようになすことも必要に応じて望ましく、この
ようなカップリング処理したものを用いることによって
耐食性をより一層向上させることが可能となる。
【0023】さらにまた、樹脂としては、ポリアミド
(PA),ポリカーボネート(PC),ポリエチレン
(PE),ポリプロピレン(PP),ポリスチレン(P
S),アクリロニトリルブタジエンスチレン(AB
S),アクリレートスチレンアクリロニトリル(AS
A),エチレンビニルアセテート(EVA),ポリメチ
ルメタクリレート(PMMA),ポリアセタール(PO
M),ポリフェニレンエーテル(PPE),ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT),ポリ塩化ビニル(PV
C),ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリフ
ェニレンサルファイト(PPS)など、従来既知の種々
のものの中から適宜選んで使用することが可能であり、
あるいはまた、これらの複合材(PC/ABS,CF−
PC/ABS,PC/PBT,ABS/PBT,PA/
PPE,PMMA/ABSなど)を用いることも可能で
あって、特に限定はされない。
【0024】
【実施例】ステンレス鋼素材(C:0.02%、Si:
0.15%、Mn:0.05%、Cr:7.3%、A
l:9.6%、残部実質的にFe)よりなる合金溶湯を
溶製したのち、溶湯容器の底部より流下する合金溶湯に
向けて高圧水を吹き付ける水アトマイズによって粉末化
し、粒度を−145meshに調整した。また、平均粒
径D50が10〜20μmであるように調整した。
【0025】次いで、アトライターを用い、180rp
mの速度で6時間箔化処理することによってアスペクト
比が8〜12の電磁吸収用合金粉末とし、真空中130
℃で乾燥した。
【0026】次いで、非酸化性雰囲気であるAr雰囲気
中において700℃で1時間加熱する熱処理を施したの
ちカップリング処理を行った。
【0027】このカップリング処理では、カップリング
処理用混合攪拌機を使用し、前記合金粉末に対し、シラ
ン系カップリング剤(商品名:日本ユニカー社製 A1
100 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン):1
重量%、エタノール:3重量%、純水:0.3重量%を
添加し、混合攪拌機を用いて20分間混合したのちアル
ゴン(Ar)雰囲気中において130℃で3時間乾燥し
た。
【0028】次いで、連続混練押出機を使用し、スクリ
ュー回転数:100rpm,温度:200〜230℃の
条件で合金粉末85重量%とポリアミド12(商品名:
ナイロン12)15重量%とを均一に混練してペレット
サイズが直径約6mmのコンパウンドを製造した。
【0029】次に、射出成形機を用いて射出成形するに
あたり、コンパウンドに対する前処理として大気中80
℃で5時間の乾燥を行ったのち、温度:230〜270
℃の条件で射出成形を行うことによって板厚:1.0m
mの樹脂成形品を得た。
【0030】他方、比較のために、電磁波吸収用合金と
してセンダスト(Fe−9.5重量%Si−5.5重量
%Al)を用いると共に樹脂としてポリアミド12を用
い、温度:230〜270℃での射出成形により板厚:
1.0mmの樹脂成形品を得た。
【0031】次に、両樹脂成形品の耐食性を調べるため
に、JIS Z 2371で制定する塩水噴霧試験を9
6時間実施して錆の発生状況を目視により調査した。な
お、途中の48時間においても錆の発生状況を目視によ
り確認した。この結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示すように、本発明実施例の場合に
は96時間経過後においても目視観察での錆の発生は全
く認められなかったのに対して、比較例の場合にはかな
りの量の錆が発生していた。
【0034】また、本発明実施例による樹脂成形品につ
いて、電磁波吸収特性、具体的には各周波数についての
透磁率を測定した。ここで、電磁波吸収特性を表わす指
標として次の式(1)で示す複素透磁率の実数部μ´お
よび損失部μ´´が用いられており、このμ´,μ´´
を測定して図2に示した。
【0035】
【0036】図2に示すように、周波数依存性の少ない
電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品となっていた。
【0037】
【発明の効果】本発明に係わる電磁波吸収特性に優れた
樹脂成形品は、請求項1に記載しているように、ステン
レス成分よりなる偏平状電磁波吸収用合金粉末を樹脂内
部に分散させた樹脂成形体よりなるものとしたから、電
磁波吸収特性に優れているうえで耐食性にも優れた樹脂
成形品を提供することができ、携帯情報端末やパソコン
等の内部で電磁波を発生する電子機器ないしは外部で発
生した電磁波を嫌う電子機器のケーシングないしはハウ
ジングの樹脂成形素材として適したものとすることが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0038】そして、請求項2に記載しているように、
電磁波発生部分の近傍で成形厚さが大きくなっているも
のとすることによって、そしてこの場合に成形厚さの変
化をデザインの一部として組み込むことによって、ケー
シングないしはハウジングの全体的な板厚増大をもたら
すことなく、そして違和感を伴うことなく、必要な部分
での電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品とすることが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0039】また、請求項3に記載しているように、電
磁波発生部分の近傍で電磁波吸収用合金粉末の分散配合
量が多くなっているものとすることによって、ケーシン
グないしはハウジングの板厚を部分的に増大することな
く、電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品を提供すること
が可能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0040】さらにまた、請求項4に記載しているよう
に、電磁波吸収用合金は、重量%で、C:0.01〜
3.0%、Si:0.1〜3.0%、Mn:0.01〜
3.0%、Cr:0.5〜30.0%、Al:0.1〜
20.0%を含み、残部Feおよび不純物からなるもの
とすることによって、そしてまた請求項5に記載してい
るようにさらにNi:0.5〜40.0%を含むものと
することによって、電磁波吸収特性に優れかつまた耐食
性にも優れた樹脂成形品を提供することが可能であると
いう著大なる効果がもたらされる。
【0041】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、電磁波吸収用合金粉末の平均粒径D50が50μm以
下であるものとすることによって、電磁波吸収特性によ
り一層優れた樹脂成形品を提供することが可能であると
いう著大なる効果がもたらされる。
【0042】さらにまた、請求項7に記載しているよう
に、電磁波吸収用合金粉末はアスペクト比が5〜50の
偏平状粉末であるものとすることによって、電磁波吸収
特性により一層優れた樹脂成形品を提供することが可能
であるという著大なる効果がもたらされる。
【0043】本発明に係わる電磁波吸収特性に優れた樹
脂成形品の製造方法は、請求項8に記載しているよう
に、請求項1ないし7のいずれかに記載の樹脂成形品を
製造するにあたり、射出成形により成形して偏平状電磁
波吸収用合金粉末を樹脂中において一定方向に配向させ
るようになすことによって、電磁波吸収特性に優れ、か
つまた耐食性にも優れた樹脂成形品を製造することが可
能であるという著大なる効果がもたらされる。
【0044】そして、請求項9に記載しているように、
電磁波吸収用合金粉末はシラン系カップリング剤を用い
てカップリング処理されたものを用いるようになすこと
によって、耐食性により一層優れた電磁波吸収用樹脂成
形品を製造することが可能であるという著大なる効果が
もたらされる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電磁波吸収特性に優れた樹脂成形
品の一実施の形態を示す説明図である。
【図2】本発明実施例による電磁波吸収特性に優れた樹
脂成形品における透磁率の周波数依存性を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 樹脂成形品 2 樹脂 3 電磁波吸収用合金粉末

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステンレス成分よりなる偏平状電磁波吸
    収用合金粉末を樹脂内部に分散させた樹脂成形体よりな
    ることを特徴とする電磁波吸収特性に優れた樹脂成形
    品。
  2. 【請求項2】 電磁波発生部分の近傍で成形厚さが大き
    くなっていることを特徴とする電磁波吸収特性に優れた
    樹脂成形品。
  3. 【請求項3】 電磁波発生部分の近傍で電磁波吸収用合
    金粉末の分散配合量が多くなっていることを特徴とする
    請求項1または2に記載の電磁波吸収特性に優れた樹脂
    成形品。
  4. 【請求項4】 電磁波吸収用合金は、重量%で、C:
    0.01〜3.0%、Si:0.1〜3.0%、Mn:
    0.01〜3.0%、Cr:0.5〜30.0%、A
    l:0.1〜20.0%を含み、残部Feおよび不純物
    からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品。
  5. 【請求項5】 Ni:0.5〜40.0%を含むことを
    特徴とする請求項4に記載の電磁波吸収特性に優れた樹
    脂成形品。
  6. 【請求項6】 電磁波吸収用合金粉末の平均粒径D50
    50μm以下であることを特徴とする請求項1ないし5
    のいずれかに記載の電磁波吸収特性に優れた樹脂成形
    品。
  7. 【請求項7】 電磁波吸収用合金粉末はアスペクト比が
    5〜50の偏平状粉末であることを特徴とする請求項1
    ないし6のいずれかに記載の電磁波吸収特性に優れた樹
    脂成形品。
  8. 【請求項8】 樹脂素材を射出成形により成形して偏平
    状電磁波吸収用合金粉末を樹脂中において一定方向に配
    向させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    に記載の電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 電磁波吸収用合金粉末はシラン系カップ
    リング剤を用いてカップリング処理されたものを用いる
    ことを特徴とする請求項8に記載の電磁波吸収特性に優
    れた樹脂成形品の製造方法。
JP11050531A 1999-02-26 1999-02-26 電磁波吸収特性に優れた樹脂成形品およびその製造方法 Withdrawn JP2000252679A (ja)

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