JP2000251873A - 電池の感圧電路遮断機構 - Google Patents
電池の感圧電路遮断機構Info
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で、且つ電池内部の圧力上昇が低圧で
も、確実に内部の電路を遮断して、内部の圧力上昇をス
トップさせることができる高性能な電池の感圧電路遮断
機構を提供する。 【解決手段】 本発明の電池の感圧電路遮断機構Tは、
保持部材13の開口部13aから露出するリード部16
bの一部にダイアフラム部D側に突出する絶縁体17を
インサート成形で形成し、リード部16bの一部に切り
込み部16dを設けてリード部を破断容易に形成し、電
池内部の発電素子(図示せず)と外部電極16との間に
リード部16bを介して電路を設け、電池ケースKの内
圧が所定値以上に上昇してダイアフラム部Dが上方に変
位すると、ダイアフラム部Dが絶縁体17を上方に押圧
し、リード部16bを切り込み部16dから破断して、
前記電路を遮断するようにした。
も、確実に内部の電路を遮断して、内部の圧力上昇をス
トップさせることができる高性能な電池の感圧電路遮断
機構を提供する。 【解決手段】 本発明の電池の感圧電路遮断機構Tは、
保持部材13の開口部13aから露出するリード部16
bの一部にダイアフラム部D側に突出する絶縁体17を
インサート成形で形成し、リード部16bの一部に切り
込み部16dを設けてリード部を破断容易に形成し、電
池内部の発電素子(図示せず)と外部電極16との間に
リード部16bを介して電路を設け、電池ケースKの内
圧が所定値以上に上昇してダイアフラム部Dが上方に変
位すると、ダイアフラム部Dが絶縁体17を上方に押圧
し、リード部16bを切り込み部16dから破断して、
前記電路を遮断するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感圧電路遮断機構に
係わり、電池ケースの内部の圧力が上昇したときに安全
性を確保するために用いられる電池の感圧電路遮断機構
に関する。
係わり、電池ケースの内部の圧力が上昇したときに安全
性を確保するために用いられる電池の感圧電路遮断機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電池ケースの内部に有機溶
媒系電解液を注入して密閉した、充電可能なリチウムイ
オン二次電池などが、携帯電話機やパソコン等の携帯用
機器の電源として広く使用されている。ところが、この
ような電池に再充電するときに過充電を行ったり、規定
された電流よりも大きな電流で充電を行ったりすると、
電池に異常が生じて電池ケース内に気体が発生し、電池
ケース内の圧力や温度が上昇して、電池ケースの膨張、
さらには亀裂等が発生し、内部の電解液が外部ににじみ
出して、電池が組み込まれた機器に悪影響を与えること
があった。また、これに至らなくてとも、前述したよう
な異常状態のままで、電池の使用を継続すると、電池の
膨張が進行し、電池ケースが破裂したりする危険性があ
り、異常が生じた電池は速やかに使用を中止する必要が
あった。
媒系電解液を注入して密閉した、充電可能なリチウムイ
オン二次電池などが、携帯電話機やパソコン等の携帯用
機器の電源として広く使用されている。ところが、この
ような電池に再充電するときに過充電を行ったり、規定
された電流よりも大きな電流で充電を行ったりすると、
電池に異常が生じて電池ケース内に気体が発生し、電池
ケース内の圧力や温度が上昇して、電池ケースの膨張、
さらには亀裂等が発生し、内部の電解液が外部ににじみ
出して、電池が組み込まれた機器に悪影響を与えること
があった。また、これに至らなくてとも、前述したよう
な異常状態のままで、電池の使用を継続すると、電池の
膨張が進行し、電池ケースが破裂したりする危険性があ
り、異常が生じた電池は速やかに使用を中止する必要が
あった。
【0003】このような障害を解決するために、従来の
電池の感圧電路遮断機構を、例えば図8、9に示すよう
な円形の電池に用いたもので説明すると、電池ケース1
にガスケット2を介して、周囲をカシメ等で電池ケース
1の内部を密閉するように取り付けた電池蓋3と、この
電池蓋3の下部に、上方に変位可能なアクチュエータ4
とが、それぞれ配設されている。前記電池蓋3には通気
口3aが形成され、電池ケース1内部の圧力上昇により
アクチュエータ4が開裂すると、内部の圧力上昇した気
体が通気口3aから外部に逃げられるようになってい
る。
電池の感圧電路遮断機構を、例えば図8、9に示すよう
な円形の電池に用いたもので説明すると、電池ケース1
にガスケット2を介して、周囲をカシメ等で電池ケース
1の内部を密閉するように取り付けた電池蓋3と、この
電池蓋3の下部に、上方に変位可能なアクチュエータ4
とが、それぞれ配設されている。前記電池蓋3には通気
口3aが形成され、電池ケース1内部の圧力上昇により
アクチュエータ4が開裂すると、内部の圧力上昇した気
体が通気口3aから外部に逃げられるようになってい
る。
【0004】また、アクチュエータ4は、円環状の安全
弁部4aが絞り加工等で形成され、この安全弁部4aに
は、中央部に図示下方に突出する突起部4bと、この突
起部4bの周囲の下面に放射状の溝4cが形成されてい
る。この溝4cが形成された部分のアクチュエータ4は
薄肉になっており、電池ケース1内部の圧力上昇により
アクチュエータ4が開裂可能になっている。また、アク
チュエータ4の下方には絶縁板5が配設され、この絶縁
板5には安全弁部4aの突起部4aが挿通する穴5a
と、他に通気穴5bとが貫通形成されている。前記絶縁
板5の下部には、リード固定部材6が配設され、このリ
ード固定部材6には、前記絶縁板5の穴5aに連通する
穴6aと、絶縁板5の通気穴5bと連通する通気穴6b
とがそれぞれ設けられている。
弁部4aが絞り加工等で形成され、この安全弁部4aに
は、中央部に図示下方に突出する突起部4bと、この突
起部4bの周囲の下面に放射状の溝4cが形成されてい
る。この溝4cが形成された部分のアクチュエータ4は
薄肉になっており、電池ケース1内部の圧力上昇により
アクチュエータ4が開裂可能になっている。また、アク
チュエータ4の下方には絶縁板5が配設され、この絶縁
板5には安全弁部4aの突起部4aが挿通する穴5a
と、他に通気穴5bとが貫通形成されている。前記絶縁
板5の下部には、リード固定部材6が配設され、このリ
ード固定部材6には、前記絶縁板5の穴5aに連通する
穴6aと、絶縁板5の通気穴5bと連通する通気穴6b
とがそれぞれ設けられている。
【0005】前記絶縁基板5とリード固定部材6との穴
5a、6aには、安全弁部4aの突起部4bが挿通さ
れ、この突起部4bの先端には金属板から成る薄板のリ
ード7が取り付けられている。この薄板のリード7は、
突起部4bの先端部にスポット溶接等で接合される接合
部を有し、アクチュエータ4とリード7とが電気的に導
通している。また、リード7の他端は図示下方の発電素
子8に接続されて、発電素子8と電池蓋3との間に電路
が構成されている。そして、電池内部の異常で電池ケー
ス1内部の圧力が上昇した場合、圧力上昇した気体が通
気穴5b、6bから、図9に示す矢印Aのように流れ
て、安全弁部4aの裏面を上方に押し上げようとする力
が加えられる。
5a、6aには、安全弁部4aの突起部4bが挿通さ
れ、この突起部4bの先端には金属板から成る薄板のリ
ード7が取り付けられている。この薄板のリード7は、
突起部4bの先端部にスポット溶接等で接合される接合
部を有し、アクチュエータ4とリード7とが電気的に導
通している。また、リード7の他端は図示下方の発電素
子8に接続されて、発電素子8と電池蓋3との間に電路
が構成されている。そして、電池内部の異常で電池ケー
ス1内部の圧力が上昇した場合、圧力上昇した気体が通
気穴5b、6bから、図9に示す矢印Aのように流れ
て、安全弁部4aの裏面を上方に押し上げようとする力
が加えられる。
【0006】この力で、安全弁部4aが上方に変位し、
リード7の接合部7aに集中応力が働く。この集中応力
で接合部7aが破断され、リード7とアクチュエータ4
との電気的接続が遮断されて、前記電池の電路が遮断さ
れるようになっている。この電路遮断で、電池内部の電
流の流れが遮断されて、電池ケース1内部の圧力上昇が
抑えることができる。また、もしも、前記電路が遮断さ
れても、電池内部の圧力上昇がストップしなで更に内圧
が上昇した場合には、更に上昇した電池内圧が安全弁部
4aに形成された放射状の溝4cに加わり、この溝4c
によって薄肉に形成されたアクチュエータ4が開裂さ
れ、この開裂部分から内部の圧力上昇した気体が、通気
口3aから外部に逃げて、電池の破裂を事前に防ぐこと
ができるようになっている。このような従来の電池を用
いた携帯電話機等の携帯用機器類は小型化が進み、この
ような携帯用機器に使用する電池も小型の要求が強くな
っていた。
リード7の接合部7aに集中応力が働く。この集中応力
で接合部7aが破断され、リード7とアクチュエータ4
との電気的接続が遮断されて、前記電池の電路が遮断さ
れるようになっている。この電路遮断で、電池内部の電
流の流れが遮断されて、電池ケース1内部の圧力上昇が
抑えることができる。また、もしも、前記電路が遮断さ
れても、電池内部の圧力上昇がストップしなで更に内圧
が上昇した場合には、更に上昇した電池内圧が安全弁部
4aに形成された放射状の溝4cに加わり、この溝4c
によって薄肉に形成されたアクチュエータ4が開裂さ
れ、この開裂部分から内部の圧力上昇した気体が、通気
口3aから外部に逃げて、電池の破裂を事前に防ぐこと
ができるようになっている。このような従来の電池を用
いた携帯電話機等の携帯用機器類は小型化が進み、この
ような携帯用機器に使用する電池も小型の要求が強くな
っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来の電池の感圧電路遮断機構は、電池の内圧が低圧
で上昇した場合でも、アクチュエター4が支障なく作動
するように、アクチュエター4の形状を大きくしなけれ
ばならなかった。そのために、従来の感圧電路遮断機構
を小型にするのが難しく、電池の小型化が困難であっ
た。また、リード7は、全体が薄板で形成されているの
で、電池の内圧上昇によって接合部7aがリード7から
破断するときに、接合部7aがアクチュエター4に引っ
張られて延びて、引きちぎられるように破断する。その
ために、破断後の接合部7aの破断面と、接合部7aが
破断されてできた破断孔7bの破断面とには、髭状の長
いバリ等が発生する。このバリのために、上方に変位し
たアクチュエータ4とリード7間の電路を、完全に遮断
することができないおそれがあった。本発明は、前述の
ような課題を解決して、小型化が可能であると共に、電
池の内圧上昇が低圧でも、確実に電路を遮断することが
できる高性能な電池の感圧電路遮断機構を提供すること
を目的とする。
な従来の電池の感圧電路遮断機構は、電池の内圧が低圧
で上昇した場合でも、アクチュエター4が支障なく作動
するように、アクチュエター4の形状を大きくしなけれ
ばならなかった。そのために、従来の感圧電路遮断機構
を小型にするのが難しく、電池の小型化が困難であっ
た。また、リード7は、全体が薄板で形成されているの
で、電池の内圧上昇によって接合部7aがリード7から
破断するときに、接合部7aがアクチュエター4に引っ
張られて延びて、引きちぎられるように破断する。その
ために、破断後の接合部7aの破断面と、接合部7aが
破断されてできた破断孔7bの破断面とには、髭状の長
いバリ等が発生する。このバリのために、上方に変位し
たアクチュエータ4とリード7間の電路を、完全に遮断
することができないおそれがあった。本発明は、前述の
ような課題を解決して、小型化が可能であると共に、電
池の内圧上昇が低圧でも、確実に電路を遮断することが
できる高性能な電池の感圧電路遮断機構を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の電池の感圧電路遮断機
構は、発電素子を内部に収納した電池ケースと、この電
池ケースの内部を気密に遮蔽する電池蓋と、この電池蓋
に形成され前記電池ケースの内方に向けて膨出形成した
ダイアフラム部と、前記発電素子に接続されると共に外
部に露出する端子部と破断容易なリード部とを有する外
部電極と、この外部電極を埋設して一体化すると共に、
前記リード部を露出させる開口部を有する絶縁性の保持
部材とを備え、前記ダイアフラム上に対向して前記リー
ド部を配設し、前記開口部内に位置する前記リード部
に、前記ダイアフラム部側に突出する絶縁体を一体形成
し、前記発電素子と前記外部電極の前記端子部との間に
前記リード部を介して電路を設け、前記電池ケースの内
圧が所定値以上に上昇すると、前記ダイアフラム部の変
位により、前記絶縁体が押圧され、前記リード部が破断
して、前記電路を遮断するような構成とした。
の第1の解決手段として本発明の電池の感圧電路遮断機
構は、発電素子を内部に収納した電池ケースと、この電
池ケースの内部を気密に遮蔽する電池蓋と、この電池蓋
に形成され前記電池ケースの内方に向けて膨出形成した
ダイアフラム部と、前記発電素子に接続されると共に外
部に露出する端子部と破断容易なリード部とを有する外
部電極と、この外部電極を埋設して一体化すると共に、
前記リード部を露出させる開口部を有する絶縁性の保持
部材とを備え、前記ダイアフラム上に対向して前記リー
ド部を配設し、前記開口部内に位置する前記リード部
に、前記ダイアフラム部側に突出する絶縁体を一体形成
し、前記発電素子と前記外部電極の前記端子部との間に
前記リード部を介して電路を設け、前記電池ケースの内
圧が所定値以上に上昇すると、前記ダイアフラム部の変
位により、前記絶縁体が押圧され、前記リード部が破断
して、前記電路を遮断するような構成とした。
【0009】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記外部電極は、前記端子部と前記リー
ド部とが一体化されている構成とした。
決手段として、前記外部電極は、前記端子部と前記リー
ド部とが一体化されている構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記絶縁体に前記リード部を埋設して一
体化するような構成とした。
決手段として、前記絶縁体に前記リード部を埋設して一
体化するような構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記保持部材には、前記絶縁体を連結す
る連結部を備え、この連結部を切断して前記絶縁体と前
記保持部材とを切り離すような構成とした。
決手段として、前記保持部材には、前記絶縁体を連結す
る連結部を備え、この連結部を切断して前記絶縁体と前
記保持部材とを切り離すような構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として、前記リード部は、前記絶縁体の両端から
延出する部分が前記開口部内に露出し、いずれか一方の
前記露出部分の肉厚を薄肉にする切り込み部を形成した
構成とした。
決手段として、前記リード部は、前記絶縁体の両端から
延出する部分が前記開口部内に露出し、いずれか一方の
前記露出部分の肉厚を薄肉にする切り込み部を形成した
構成とした。
【0013】また、前記課題を解決するための第6の解
決手段として、前記リード部は、前記切り込み部を形成
した部分の幅寸法を切り欠いて幅狭に形成した構成とし
た。
決手段として、前記リード部は、前記切り込み部を形成
した部分の幅寸法を切り欠いて幅狭に形成した構成とし
た。
【0014】また、前記課題を解決するための第7の解
決手段として、前記開口部内に露出する前記切り込み部
が形成された側と反対側の前記リード部に、前記絶縁体
が上方に変位可能な内部応力を加え、前記リード部が前
記切り込み部から破断すると、破断後のリード部が互い
に大きく離間するような構成とした。
決手段として、前記開口部内に露出する前記切り込み部
が形成された側と反対側の前記リード部に、前記絶縁体
が上方に変位可能な内部応力を加え、前記リード部が前
記切り込み部から破断すると、破断後のリード部が互い
に大きく離間するような構成とした。
【0015】また、前記課題を解決するための第8の解
決手段として、前記絶縁体は、前記ダイアフラム部側に
突出する突出面を円弧状に形成し、前記切り込み部から
遠い側に位置する前記突出面の端部近傍に、凸部を突出
形成し、前記ダイアフラム部が変位して前記リード部を
破断した時、前記凸部が前記ダイアフラム部により押圧
されるような構成とした。
決手段として、前記絶縁体は、前記ダイアフラム部側に
突出する突出面を円弧状に形成し、前記切り込み部から
遠い側に位置する前記突出面の端部近傍に、凸部を突出
形成し、前記ダイアフラム部が変位して前記リード部を
破断した時、前記凸部が前記ダイアフラム部により押圧
されるような構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の電池の感圧電路
遮断機構の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、図1は本発明の上面図であり、図2は本発明の電
池の感圧電路遮断機構を電池ケースに取り付けた断面図
であり、図3は本発明の下面図であり、図4は本発明の
要部断面側面図であり、図5は本発明の要部拡大平面図
であり、図6は本発明の要部拡大断面図であり、図7は
本発明に関する動作を説明する要部断面図である。
遮断機構の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、図1は本発明の上面図であり、図2は本発明の電
池の感圧電路遮断機構を電池ケースに取り付けた断面図
であり、図3は本発明の下面図であり、図4は本発明の
要部断面側面図であり、図5は本発明の要部拡大平面図
であり、図6は本発明の要部拡大断面図であり、図7は
本発明に関する動作を説明する要部断面図である。
【0017】本発明の電池の感圧電路遮断機構Tを、図
1〜図4に示すような、例えば角形電池に用いたもので
説明すると、発電素子(図示せず)を内部に収納した電
池ケースKには、内部を機密に遮蔽する電池蓋11が溶
接等で固着されている。この電池蓋11は、下部に取り
付けられた固定部材12と、上部に取り付けられた保持
部材13とにより狭持され、図示右端部寄りに配設され
たリベット14によって、電池蓋11と、固定部材12
と、保持部材13とが一体化されている。前記リベット
14のカシメによって、固定部材12の下方側の内部電
極15と、保持部材13に一体化された外部電極16と
がリベット14を介して電気的に導通して、電池内部の
発電素子(図示せず)と外部電極16との間に電路が形
成されて、本発明の電池の感圧電路遮断機構Tが概略構
成されている。
1〜図4に示すような、例えば角形電池に用いたもので
説明すると、発電素子(図示せず)を内部に収納した電
池ケースKには、内部を機密に遮蔽する電池蓋11が溶
接等で固着されている。この電池蓋11は、下部に取り
付けられた固定部材12と、上部に取り付けられた保持
部材13とにより狭持され、図示右端部寄りに配設され
たリベット14によって、電池蓋11と、固定部材12
と、保持部材13とが一体化されている。前記リベット
14のカシメによって、固定部材12の下方側の内部電
極15と、保持部材13に一体化された外部電極16と
がリベット14を介して電気的に導通して、電池内部の
発電素子(図示せず)と外部電極16との間に電路が形
成されて、本発明の電池の感圧電路遮断機構Tが概略構
成されている。
【0018】前述したような電池の感圧電路遮断機構T
の電池蓋11は、アルミ等の導電性金属板から成り、図
1〜図4に示すように、外形が楕円状に形成され、この
楕円状の外周部には、帯状の鍔部11aと、図示左側に
幅広で平坦状の鍔部11bとを有し、この鍔部11a、
11bの内側を絞り加工等で下方に突出して、平坦状の
底部11cが形成されている。前記底部11cの一部に
は、例えば図示右側にダイアフラム部Dと、図示左側に
安全弁部Zとが形成されている。
の電池蓋11は、アルミ等の導電性金属板から成り、図
1〜図4に示すように、外形が楕円状に形成され、この
楕円状の外周部には、帯状の鍔部11aと、図示左側に
幅広で平坦状の鍔部11bとを有し、この鍔部11a、
11bの内側を絞り加工等で下方に突出して、平坦状の
底部11cが形成されている。前記底部11cの一部に
は、例えば図示右側にダイアフラム部Dと、図示左側に
安全弁部Zとが形成されている。
【0019】前記ダイアフラム部Dは、図6に示すよう
に、底部11cの下面側から研削加工等により形成され
た円環状の凹部11dにより薄肉部11eが設けられて
いる。この薄肉部11eがプレス等で椀状に電池ケース
Kの図示下方の内方に向けて膨出形成されている。この
ようなダイアフラム部Dは、電池ケースKの内圧変化
で、薄肉部11eの外周側の根元部分を支点として中央
部が上下に変位可能になっている。また、安全弁部Z
は、外形が円環状に図示上方に突出形成された平坦状の
厚肉の突出部11fと、この突出部11fの根元部分を
薄肉にした連結部11gとが形成されて構成されてい
る。
に、底部11cの下面側から研削加工等により形成され
た円環状の凹部11dにより薄肉部11eが設けられて
いる。この薄肉部11eがプレス等で椀状に電池ケース
Kの図示下方の内方に向けて膨出形成されている。この
ようなダイアフラム部Dは、電池ケースKの内圧変化
で、薄肉部11eの外周側の根元部分を支点として中央
部が上下に変位可能になっている。また、安全弁部Z
は、外形が円環状に図示上方に突出形成された平坦状の
厚肉の突出部11fと、この突出部11fの根元部分を
薄肉にした連結部11gとが形成されて構成されてい
る。
【0020】また、底部11cの図示右寄りには後述す
る固定部材12の筒部12bが挿入可能な孔11hが形
成され、図示左側の平坦状の鍔部11bには電池ケース
Kの内部に電解液等を注入するための注入孔11jが形
成されている。前記安全弁部Zの右側近傍には底部11
cを上方側に突き出し形成したカシメ部11kが設けら
れ、このカシメ部11kによって、後述する保持部材1
3を取り付け可能になっている。
る固定部材12の筒部12bが挿入可能な孔11hが形
成され、図示左側の平坦状の鍔部11bには電池ケース
Kの内部に電解液等を注入するための注入孔11jが形
成されている。前記安全弁部Zの右側近傍には底部11
cを上方側に突き出し形成したカシメ部11kが設けら
れ、このカシメ部11kによって、後述する保持部材1
3を取り付け可能になっている。
【0021】前記電池蓋11の底部11cの下面側に
は、電池蓋11の外形より小さい略楕円状の絶縁材料か
ら成る固定部材12が配設されている。この固定部材1
2には、図2に示す右側端部寄りに後述するリベット1
4を挿入するためのリベット孔12aを有する筒部12
bが、図示上方側に突出形成されている。前記固定部材
12は、ダイアフラム部Dが形成された凹部11dが位
置する部分に、所定の幅と深さの通気溝12cが形成さ
れて、電池ケースK内部の内圧変化が通気溝12cを介
してダイアフラム部Dに伝達されるようになっている。
また、安全弁部Zが位置する部分の固定部材12には、
安全弁部Zの外径と略同寸法の通気口12dが貫通形成
され、また、注入孔11jが位置する固定部材12に
は、注入孔11jより大きめの注入口12eが貫通形成
されている。また、固定部材12の中央部には、下方に
向かって突出するカシメ部12fが形成されている。
は、電池蓋11の外形より小さい略楕円状の絶縁材料か
ら成る固定部材12が配設されている。この固定部材1
2には、図2に示す右側端部寄りに後述するリベット1
4を挿入するためのリベット孔12aを有する筒部12
bが、図示上方側に突出形成されている。前記固定部材
12は、ダイアフラム部Dが形成された凹部11dが位
置する部分に、所定の幅と深さの通気溝12cが形成さ
れて、電池ケースK内部の内圧変化が通気溝12cを介
してダイアフラム部Dに伝達されるようになっている。
また、安全弁部Zが位置する部分の固定部材12には、
安全弁部Zの外径と略同寸法の通気口12dが貫通形成
され、また、注入孔11jが位置する固定部材12に
は、注入孔11jより大きめの注入口12eが貫通形成
されている。また、固定部材12の中央部には、下方に
向かって突出するカシメ部12fが形成されている。
【0022】また、安全弁部Zを除く電池蓋11の底部
11c上には、後述する外部電極16をインサート成形
で一体化した保持部材13が取り付けられている。この
押さえ部材13は絶縁材料から成り、ダイアフラムDが
位置する上方には、矩形の開口部13aが形成され、こ
の開口部13aの図示左側で、電池蓋11の中央部付近
には、略矩形の端子保持部13bが突出形成されてい
る。また、保持部材13の右端部寄りには、後述するリ
ベット14をカシメ付けるための外形が円形のリベット
カシメ部13cが所定の深さで彫り込み形成されてい
る。前記端子保持部13bの図示左側近傍には、電池蓋
11のカシメ部11kをカシメ付けるためのカシメ孔1
3dが所定の深さで形成されている。
11c上には、後述する外部電極16をインサート成形
で一体化した保持部材13が取り付けられている。この
押さえ部材13は絶縁材料から成り、ダイアフラムDが
位置する上方には、矩形の開口部13aが形成され、こ
の開口部13aの図示左側で、電池蓋11の中央部付近
には、略矩形の端子保持部13bが突出形成されてい
る。また、保持部材13の右端部寄りには、後述するリ
ベット14をカシメ付けるための外形が円形のリベット
カシメ部13cが所定の深さで彫り込み形成されてい
る。前記端子保持部13bの図示左側近傍には、電池蓋
11のカシメ部11kをカシメ付けるためのカシメ孔1
3dが所定の深さで形成されている。
【0023】前記固定部材12のリベット孔12aに
は、銅等の金属棒から成るリベット14がカシメ可能に
挿通されている。前記リベット14は下方に頭部14a
と、上方には筒部12eから突出する先端部14bとが
形成されている。そして、固定部材12のリベット孔1
2aにリベット14が挿通されて、リベット14の頭部
14aと固定部材12との間に内部電極15の取付部1
5aが狭持されるようになっている。前記内部電極15
は、銅等の金属板から成り、固定部材12の底面に接す
る平坦状の取付部15aと、この取付部15aから下方
側に略L字状に折り曲げられる端子部15bとが形成さ
れている。そして、取付部15aの図示左側の一方側が
固定部材12のカシメ部12fにカシメ付けられると共
に、図示右側の他方側がリベット14の頭部14aと固
定部材12との間に狭持されて、内部電極15が固定部
材12に取り付けられている。
は、銅等の金属棒から成るリベット14がカシメ可能に
挿通されている。前記リベット14は下方に頭部14a
と、上方には筒部12eから突出する先端部14bとが
形成されている。そして、固定部材12のリベット孔1
2aにリベット14が挿通されて、リベット14の頭部
14aと固定部材12との間に内部電極15の取付部1
5aが狭持されるようになっている。前記内部電極15
は、銅等の金属板から成り、固定部材12の底面に接す
る平坦状の取付部15aと、この取付部15aから下方
側に略L字状に折り曲げられる端子部15bとが形成さ
れている。そして、取付部15aの図示左側の一方側が
固定部材12のカシメ部12fにカシメ付けられると共
に、図示右側の他方側がリベット14の頭部14aと固
定部材12との間に狭持されて、内部電極15が固定部
材12に取り付けられている。
【0024】前記電池蓋11の底部11c上の保持部材
13にインサート成形等で埋設されて一体化されている
外部電極16は、ニッケル等の一枚の金属板から成り、
図1に示すように、端子部16aと、リード部16b
と、リベット接続部16cとが一体形成されて構成され
ている。前記外部電極16は、電池内部の発電素子(図
示せず)にリベット14を介して接続されると共に、外
部に露出する端子部16aが端子保持部13bにインサ
ート成形により取り付けられて形成されている。
13にインサート成形等で埋設されて一体化されている
外部電極16は、ニッケル等の一枚の金属板から成り、
図1に示すように、端子部16aと、リード部16b
と、リベット接続部16cとが一体形成されて構成され
ている。前記外部電極16は、電池内部の発電素子(図
示せず)にリベット14を介して接続されると共に、外
部に露出する端子部16aが端子保持部13bにインサ
ート成形により取り付けられて形成されている。
【0025】また、端子保持部13bにインサート成形
される外部電極16は、ダイアフラムD上に対向してリ
ード部16bが配設され、このリード部16bは、開口
部13a内に露出し、このリード部16bの略中央部に
は後述する絶縁体17が取り付けられ、リベット接続部
16cがリベットカシメ部13cの底面から露出するよ
うに保持部材13にインサート成形等により取り付けら
れている。また、電池蓋11の右側端部寄りの孔11h
に、固定部材12の筒部12bを挿入し、リベット孔1
2aにリベット14を挿入して、先端部14bをカシメ
付けることによって、頭部14aが内部電極15の取付
部15aと導通し、先端部14bがリベット接続部16
cと導通して、内部電極15と外部電極16とがリベッ
ト14を介して電気的に導通するようになっている。そ
して、内部電極15の端子部15bを電池内部の発電素
子(図示せず)に接続すると、発電素子と外部電極16
の端子部16aとの間に電路が形成されるようになって
いる
される外部電極16は、ダイアフラムD上に対向してリ
ード部16bが配設され、このリード部16bは、開口
部13a内に露出し、このリード部16bの略中央部に
は後述する絶縁体17が取り付けられ、リベット接続部
16cがリベットカシメ部13cの底面から露出するよ
うに保持部材13にインサート成形等により取り付けら
れている。また、電池蓋11の右側端部寄りの孔11h
に、固定部材12の筒部12bを挿入し、リベット孔1
2aにリベット14を挿入して、先端部14bをカシメ
付けることによって、頭部14aが内部電極15の取付
部15aと導通し、先端部14bがリベット接続部16
cと導通して、内部電極15と外部電極16とがリベッ
ト14を介して電気的に導通するようになっている。そ
して、内部電極15の端子部15bを電池内部の発電素
子(図示せず)に接続すると、発電素子と外部電極16
の端子部16aとの間に電路が形成されるようになって
いる
【0026】また、開口部13a内に露出する外部電極
16のリード部16bは、図5、6に示すように、絶縁
体17の左右両端から延出する部分が開口部13a内に
露出している。前記リード部16bは、開口部13a内
に露出するいずれか一方の露出部分の肉厚を薄肉にする
V字状の切り込み部16dがプレス等により形成されて
いる。また、リード部16bには、切り込み部16dを
形成した部分の幅寸法を幅狭に形成するU字状の切り欠
き部16eが形成されている。そのために、リード部1
6bは、切り込み部16dと、切り欠き部16eとによ
って破断容易になっている。また、開口部13a内に露
出する切り込み部16dが形成された側と反対側のリー
ド部16bに、絶縁体17が上方に変位可能な内部応力
(図示せず)を加え、リード部16bが切り込み部16
dから破断すると、破断後のリード部16bが互いに大
きく離間するようになっている。
16のリード部16bは、図5、6に示すように、絶縁
体17の左右両端から延出する部分が開口部13a内に
露出している。前記リード部16bは、開口部13a内
に露出するいずれか一方の露出部分の肉厚を薄肉にする
V字状の切り込み部16dがプレス等により形成されて
いる。また、リード部16bには、切り込み部16dを
形成した部分の幅寸法を幅狭に形成するU字状の切り欠
き部16eが形成されている。そのために、リード部1
6bは、切り込み部16dと、切り欠き部16eとによ
って破断容易になっている。また、開口部13a内に露
出する切り込み部16dが形成された側と反対側のリー
ド部16bに、絶縁体17が上方に変位可能な内部応力
(図示せず)を加え、リード部16bが切り込み部16
dから破断すると、破断後のリード部16bが互いに大
きく離間するようになっている。
【0027】前記保持部材13の開口部13a内に露出
するリード部16bの中央部の絶縁体17は、ダイアフ
ラム部D側に突出形成されている。この絶縁体17は、
リード部16bを埋設して、絶縁体17とリード部16
bとが一体化されている。前記保持部材13の開口部1
3aには、絶縁体17を連結するゲートから成る図5に
示すような、2点鎖線で示す連結部17aが形成されて
いる。この連結部17aによって、保持部材13を成形
加工するときに、成形金型(図示せず)の保持部材13
側に注入した軟化した成形材料が、連結部17aから絶
縁体17側に流れて、絶縁体17でリード部16bを埋
設して、保持部材13と絶縁体17とを成形加工で同時
に形成することができるようになっている。前記連結部
17aは、成形加工後に切断して、保持部材13と絶縁
体17とから切り離すようになっている。
するリード部16bの中央部の絶縁体17は、ダイアフ
ラム部D側に突出形成されている。この絶縁体17は、
リード部16bを埋設して、絶縁体17とリード部16
bとが一体化されている。前記保持部材13の開口部1
3aには、絶縁体17を連結するゲートから成る図5に
示すような、2点鎖線で示す連結部17aが形成されて
いる。この連結部17aによって、保持部材13を成形
加工するときに、成形金型(図示せず)の保持部材13
側に注入した軟化した成形材料が、連結部17aから絶
縁体17側に流れて、絶縁体17でリード部16bを埋
設して、保持部材13と絶縁体17とを成形加工で同時
に形成することができるようになっている。前記連結部
17aは、成形加工後に切断して、保持部材13と絶縁
体17とから切り離すようになっている。
【0028】また、絶縁体17は、図6に示すように、
下方のダイアフラム部D側に突出する突出面17bを円
弧状に形成し、切り込み部16dから遠い側に位置する
突出面17bの端部17c近傍に、突出面17bの中央
部の突出高さと同等、あるいはそれ以下の高さの凸部1
7dが突出形成されている。
下方のダイアフラム部D側に突出する突出面17bを円
弧状に形成し、切り込み部16dから遠い側に位置する
突出面17bの端部17c近傍に、突出面17bの中央
部の突出高さと同等、あるいはそれ以下の高さの凸部1
7dが突出形成されている。
【0029】このような構成の電池の感圧電路遮断機構
Tは、図2に示すように、電池蓋11を、内部に発電素
子(図示せず)等を収納した電池ケースKの開口部に位
置させ、電池蓋11の鍔部11a、11bの外周部を電
池ケースKに溶接等で取り付け、その後、注入孔11j
から所定の電解液(図示せず)を注入後、注入孔11j
を溶接等により塞ぐことにより、電池ケースKの内部が
気密に遮蔽されて、電池(図示せず)が組み立てられて
いる。
Tは、図2に示すように、電池蓋11を、内部に発電素
子(図示せず)等を収納した電池ケースKの開口部に位
置させ、電池蓋11の鍔部11a、11bの外周部を電
池ケースKに溶接等で取り付け、その後、注入孔11j
から所定の電解液(図示せず)を注入後、注入孔11j
を溶接等により塞ぐことにより、電池ケースKの内部が
気密に遮蔽されて、電池(図示せず)が組み立てられて
いる。
【0030】前述したような、本発明の電池の感圧電路
遮断機構Tの動作は、電池ケースK内部に異常が発生し
て、電池の内圧が上昇すると、図7に示すように圧力上
昇した気体が、通気溝12cから、矢印Bのようにダイ
アフラム部Dの凹部11d内に侵入し、ダイアフラム部
Dの薄肉部11eを上方に押し上げようとする力が働
く。そして、電池の内圧が所定値以上に上昇すると、こ
の内圧によって、ダイアフラム部Dが変位して、一気に
上方に反転する。このダイアフラム部Dの反転で、ダイ
アフラム部Dの中央部付近が、絶縁体17の突出面17
bを押圧して、破断容易なリード部16bを、切り込み
部16dから破断することができる。そして、破断後の
リード部16bは、絶縁体17側が矢印C方向の上方に
押し上げられ、保持部材13側から分離される。
遮断機構Tの動作は、電池ケースK内部に異常が発生し
て、電池の内圧が上昇すると、図7に示すように圧力上
昇した気体が、通気溝12cから、矢印Bのようにダイ
アフラム部Dの凹部11d内に侵入し、ダイアフラム部
Dの薄肉部11eを上方に押し上げようとする力が働
く。そして、電池の内圧が所定値以上に上昇すると、こ
の内圧によって、ダイアフラム部Dが変位して、一気に
上方に反転する。このダイアフラム部Dの反転で、ダイ
アフラム部Dの中央部付近が、絶縁体17の突出面17
bを押圧して、破断容易なリード部16bを、切り込み
部16dから破断することができる。そして、破断後の
リード部16bは、絶縁体17側が矢印C方向の上方に
押し上げられ、保持部材13側から分離される。
【0031】前記リード部16bを破断したとき、図7
に示すように、凸部17dがダイアフラム部Dにより押
圧されて、絶縁体17が上方に押し上げられると共に、
切り込み部16dの反対側のリード部16bに加えられ
ている内部応力で、絶縁体17側のリード部16bを、
保持部材13側のリード部16bから大きく離間させる
ことができる。そのために、外部電極16と電池ケース
K内部の発電素子との間の電路を確実に遮断することが
できる。この電路遮断で、電池ケースK内部の圧力上昇
が抑えられて、電池の破裂を未然に防止することができ
るようになっている。
に示すように、凸部17dがダイアフラム部Dにより押
圧されて、絶縁体17が上方に押し上げられると共に、
切り込み部16dの反対側のリード部16bに加えられ
ている内部応力で、絶縁体17側のリード部16bを、
保持部材13側のリード部16bから大きく離間させる
ことができる。そのために、外部電極16と電池ケース
K内部の発電素子との間の電路を確実に遮断することが
できる。この電路遮断で、電池ケースK内部の圧力上昇
が抑えられて、電池の破裂を未然に防止することができ
るようになっている。
【0032】また、外部電極16と電池ケースK内部の
発電素子(図示せず)との間の電路が遮断されても、電
池内部の圧力上昇が停止しないで、更に内圧が上昇する
ような場合には、この更に上昇する電池内圧が安全弁部
Zの突出部11fに加わって、薄肉の連結部11gを破
断させる。この連結部11gの破断によって、電池内部
の高圧になった気体が外部に排出され、電池の破裂を未
然に防止することができる。本発明の実施の形態では、
保持部材13と絶縁体17とを成形加工で同時に形成す
るように説明したが、絶縁体17を絶縁性の接着剤等で
突出形成したものでもよい。
発電素子(図示せず)との間の電路が遮断されても、電
池内部の圧力上昇が停止しないで、更に内圧が上昇する
ような場合には、この更に上昇する電池内圧が安全弁部
Zの突出部11fに加わって、薄肉の連結部11gを破
断させる。この連結部11gの破断によって、電池内部
の高圧になった気体が外部に排出され、電池の破裂を未
然に防止することができる。本発明の実施の形態では、
保持部材13と絶縁体17とを成形加工で同時に形成す
るように説明したが、絶縁体17を絶縁性の接着剤等で
突出形成したものでもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明の電池の感圧電路遮断機構は、ダ
イアフラム上に対向してリード部を配設し、開口部内に
位置する前記リード部に、前記ダイアフラム部側に突出
する絶縁体を一体形成し、電池内部の発電素子と外部電
極の端子部との間に前記リード部を介して電路を設け、
電池ケースの内圧が所定値以上に上昇すると、ダイアフ
ラム部の変位により、絶縁体が押圧され、リード部が破
断して、電路を遮断するようにしたので、ダイアフラム
部に別部材を溶接しなくてもよく、抵抗溶接機等の設備
が不要になると共に、組み立てが簡略化できる。また、
電池の内圧上昇が低くても、この低い内圧でダイアフラ
ム部を精度良く上方に変位させて、電池内部の発電素子
と外部電極との間の電路を確実に遮断することができ
る。
イアフラム上に対向してリード部を配設し、開口部内に
位置する前記リード部に、前記ダイアフラム部側に突出
する絶縁体を一体形成し、電池内部の発電素子と外部電
極の端子部との間に前記リード部を介して電路を設け、
電池ケースの内圧が所定値以上に上昇すると、ダイアフ
ラム部の変位により、絶縁体が押圧され、リード部が破
断して、電路を遮断するようにしたので、ダイアフラム
部に別部材を溶接しなくてもよく、抵抗溶接機等の設備
が不要になると共に、組み立てが簡略化できる。また、
電池の内圧上昇が低くても、この低い内圧でダイアフラ
ム部を精度良く上方に変位させて、電池内部の発電素子
と外部電極との間の電路を確実に遮断することができ
る。
【0034】また、外部電極は、端子部とリード部とが
一体化されているので、構造がシンプルになり、製造が
容易な電池の感圧電路遮断機構を提供できる。
一体化されているので、構造がシンプルになり、製造が
容易な電池の感圧電路遮断機構を提供できる。
【0035】また、絶縁体にリード部を埋設して一体化
するようにしたので、絶縁体をリード部に確実に固定す
ることができ、電池内圧が上昇してダイアフラム部が上
方に変位したときの押圧力を、絶縁体を介して確実にリ
ード部に伝達することができ、高精度の電池の感圧電路
遮断機構を提供できる。
するようにしたので、絶縁体をリード部に確実に固定す
ることができ、電池内圧が上昇してダイアフラム部が上
方に変位したときの押圧力を、絶縁体を介して確実にリ
ード部に伝達することができ、高精度の電池の感圧電路
遮断機構を提供できる。
【0036】また、保持部材には、絶縁体を連結する連
結部を備え、この連結部を切断して絶縁体と保持部材と
を切り離すようにしたので、保持部材を成形加工すると
きに連結部を介して絶縁体も同時に成形することがで
き、製造が容易な電池の感圧電路遮断機構を提供でき
る。
結部を備え、この連結部を切断して絶縁体と保持部材と
を切り離すようにしたので、保持部材を成形加工すると
きに連結部を介して絶縁体も同時に成形することがで
き、製造が容易な電池の感圧電路遮断機構を提供でき
る。
【0037】また、リード部は、前記絶縁体の両端から
延出する部分が前記開口部内に露出し、いずれか一方の
前記露出部分の肉厚をを薄肉にする切り込み部を形成し
たので、電池の内圧上昇が低圧でも、切り込み部によっ
てリード部の破断が容易になり、ダイアフラム部が小型
でもリード部を確実に破断させることができ、小型の電
池の感圧電路遮断機構を提供できる。
延出する部分が前記開口部内に露出し、いずれか一方の
前記露出部分の肉厚をを薄肉にする切り込み部を形成し
たので、電池の内圧上昇が低圧でも、切り込み部によっ
てリード部の破断が容易になり、ダイアフラム部が小型
でもリード部を確実に破断させることができ、小型の電
池の感圧電路遮断機構を提供できる。
【0038】また、リード部は、前記切り込み部を形成
した部分の幅寸法を切り欠いて幅狭に形成したので、更
にリード部を確実に破断させることができる電池の感圧
電路遮断機構を提供できる。
した部分の幅寸法を切り欠いて幅狭に形成したので、更
にリード部を確実に破断させることができる電池の感圧
電路遮断機構を提供できる。
【0039】また、前記開口部内に露出する、前記切り
込み部が形成された側と反対側の前記リード部に、前記
絶縁体が上方に変位可能な内部応力を加え、前記リード
部が前記切り込み部から破断すると、破断後のリード部
が互いに大きく離間するようにしたので、リード部が破
断後、再度ダイアフラム部が下方に戻るようなことがあ
っても、前記内部応力によって、絶縁体を取り付けた側
のリード部は、上方に変位したままであり、リード部の
破断部分が再度導通するようなことがない。
込み部が形成された側と反対側の前記リード部に、前記
絶縁体が上方に変位可能な内部応力を加え、前記リード
部が前記切り込み部から破断すると、破断後のリード部
が互いに大きく離間するようにしたので、リード部が破
断後、再度ダイアフラム部が下方に戻るようなことがあ
っても、前記内部応力によって、絶縁体を取り付けた側
のリード部は、上方に変位したままであり、リード部の
破断部分が再度導通するようなことがない。
【0040】また、前記絶縁体は、前記ダイアフラム部
側に突出する突出面を円弧状に形成し、前記切り込み部
から遠い側に位置する前記突出面の端部近傍に、凸部を
突出形成し、前記ダイアフラム部が変位して前記リード
部を破断した時、前記凸部が前記ダイアフラム部により
押圧されるようにしたので、ダイアフラム部の変位量
(ストローク)が小さくても、凸部によって破断後のリ
ード部同士を大きく離間させることができ、小型のダイ
アフラム部でも、電路を確実に遮断することができる。
そのために小型の電池の感圧電路遮断機構を提供するこ
とができる。
側に突出する突出面を円弧状に形成し、前記切り込み部
から遠い側に位置する前記突出面の端部近傍に、凸部を
突出形成し、前記ダイアフラム部が変位して前記リード
部を破断した時、前記凸部が前記ダイアフラム部により
押圧されるようにしたので、ダイアフラム部の変位量
(ストローク)が小さくても、凸部によって破断後のリ
ード部同士を大きく離間させることができ、小型のダイ
アフラム部でも、電路を確実に遮断することができる。
そのために小型の電池の感圧電路遮断機構を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の電池の感圧電路遮断機構の上面図であ
る。
る。
【図2】本発明の電池の感圧電路遮断機構を電池ケース
に取り付けた断面図である。
に取り付けた断面図である。
【図3】本発明に係わる下面図である。
【図4】本発明に係わる要部断面側面図である。
【図5】本発明に係わる要部拡大断面図である。
【図6】本発明に係わる要部拡大断面図である。
【図7】本発明の電池の感圧電路遮断機構の動作を説明
する要部拡大断面図である。
する要部拡大断面図である。
【図8】従来の電池の感圧電路遮断機構を示す要部断面
図である。
図である。
【図9】従来の電池の感圧電路遮断機構の動作を説明す
る要部断面図である。
る要部断面図である。
T 本発明の電池の感圧電路遮断機構 11 電池蓋 11a、11b 鍔部 11c 底部 11d 凹部 11e 薄肉部 11f 突出部 11g 連結部 11h 孔 11j 注入孔 11k カシメ部 12 固定部材 12a リベット孔 12b 筒部 12c 通気溝 12d 通気口 12e 注入口 12f カシメ部 13 保持部材 13a 開口部 13b 端子保持部 13cリベットカシメ部 13d カシメ孔 14 リベット 14a 頭部 14b 先端部 15 内部電極 15a 取付部 15b 端子部 16 外部電極 16a 端子部 16b リード部 16c リベット接続部 16d 切り込み部 17 絶縁体 17a 連結部 17b 突出面 17c 端部 17d 凸部 K 電池ケース D ダイアフラム部 Z 安全弁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H012 AA07 BB02 CC01 DD02 FF00 GG03 JJ08 5H022 AA09 CC12 KK01
Claims (8)
- 【請求項1】 発電素子を内部に収納した電池ケース
と、この電池ケースの内部を気密に遮蔽する電池蓋と、
この電池蓋に形成され前記電池ケースの内方に向けて膨
出形成したダイアフラム部と、前記発電素子に接続され
ると共に外部に露出する端子部と破断容易なリード部と
を有する外部電極と、この外部電極を埋設して一体化す
ると共に、前記リード部を露出させる開口部を有する絶
縁性の保持部材とを備え、前記ダイアフラム上に対向し
て前記リード部を配設し、前記開口部内に位置する前記
リード部に、前記ダイアフラム部側に突出する絶縁体を
一体形成し、前記発電素子と前記外部電極の前記端子部
との間に前記リード部を介して電路を設け、前記電池ケ
ースの内圧が所定値以上に上昇すると、前記ダイアフラ
ム部の変位により、前記絶縁体が押圧され、前記リード
部が破断して、前記電路を遮断するようにしたことを特
徴とする電池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項2】 前記外部電極は、前記端子部と前記リー
ド部とが一体化されていることを特徴とする請求項1記
載の電池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項3】 前記絶縁体に前記リード部を埋設して一
体化するようにしたことを特徴とする請求項1、または
2記載の電池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項4】 前記保持部材には、前記絶縁体を連結す
る連結部を備え、この連結部を切断して前記絶縁体と前
記保持部材とを切り離すようにしたことを特徴とする請
求項1、2、または3記載の電池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項5】 前記リード部は、前記絶縁体の両端から
延出する部分が前記開口部内に露出し、いずれか一方の
前記露出部分の肉厚を薄肉にする切り込み部を形成した
ことを特徴とする請求項1、2、3、または4記載の電
池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項6】 前記リード部は、前記切り込み部を形成
した部分の幅寸法を切り欠いて幅狭に形成したことを特
徴とする請求項5記載の電池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項7】 前記開口部内に露出する前記切り込み部
が形成された側と反対側の前記リード部に、前記絶縁体
が上方に変位可能な内部応力を加え、前記リード部が前
記切り込み部から破断すると、破断後のリード部が互い
に大きく離間するようにしたことを特徴とする請求項
5、または6記載の電池の感圧電路遮断機構。 - 【請求項8】 前記絶縁体は、前記ダイアフラム部側に
突出する突出面を円弧状に形成し、前記切り込み部から
遠い側に位置する前記突出面の端部近傍に、凸部を突出
形成し、前記ダイアフラム部が変位して前記リード部を
破断した時、前記凸部が前記ダイアフラム部により押圧
されるようにしたことを特徴とする請求項5、または6
記載の電池の感圧電路遮断機構。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
- 1999-03-01 JP JP05301199A patent/JP3693844B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-02-22 US US09/510,046 patent/US6403250B1/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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