JP2000250293A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JP2000250293A JP2000250293A JP11047898A JP4789899A JP2000250293A JP 2000250293 A JP2000250293 A JP 2000250293A JP 11047898 A JP11047898 A JP 11047898A JP 4789899 A JP4789899 A JP 4789899A JP 2000250293 A JP2000250293 A JP 2000250293A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 像担持体と所要間隔を介して対向する現像剤
担持体に交流電圧を印加させて現像を行う現像装置にお
いて、両者の間隔が変動した場合においても、形成され
る画像の濃度が変化するのを抑制する。 【解決手段】 現像剤2を現像剤担持体11により像担持
体1と所要間隔dを介して対向する現像領域に導き、現
像剤担持体に交流電圧を印加させて現像を行う現像装置
において、矩形波からなる交流電圧であってその平均電
圧値よりも現像剤を像担持体に送る方向に作用する電圧
の作用時間が50%未満になった交流電圧を抵抗15を介
して現像剤担持体に印加させるようにし、或いはこの交
流電圧を印加させる現像剤担持体に抵抗層11a を設ける
ようにした。
担持体に交流電圧を印加させて現像を行う現像装置にお
いて、両者の間隔が変動した場合においても、形成され
る画像の濃度が変化するのを抑制する。 【解決手段】 現像剤2を現像剤担持体11により像担持
体1と所要間隔dを介して対向する現像領域に導き、現
像剤担持体に交流電圧を印加させて現像を行う現像装置
において、矩形波からなる交流電圧であってその平均電
圧値よりも現像剤を像担持体に送る方向に作用する電圧
の作用時間が50%未満になった交流電圧を抵抗15を介
して現像剤担持体に印加させるようにし、或いはこの交
流電圧を印加させる現像剤担持体に抵抗層11a を設ける
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機やプリン
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
静電潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特
に、現像剤を保持する現像剤担持体と、静電潜像が形成
された像担持体とを所要間隔を介して対向するように設
け、この現像剤担持体に交流電圧を印加して、現像剤担
持体と像担持体との間に交流電界を作用させ、現像剤担
持体に保持された現像剤を像担持体に形成された静電潜
像に供給して現像を行うようにした現像装置において、
現像剤担持体と像担持体との間の間隔が変動した場合で
あっても、形成される画像の濃度が大きく変動するとい
うことがなく、安定した画像濃度を有する良好な画像が
得られるようにした点に特徴を有するものである。
ター等の画像形成装置において、像担持体に形成された
静電潜像を現像するのに使用する現像装置に係り、特
に、現像剤を保持する現像剤担持体と、静電潜像が形成
された像担持体とを所要間隔を介して対向するように設
け、この現像剤担持体に交流電圧を印加して、現像剤担
持体と像担持体との間に交流電界を作用させ、現像剤担
持体に保持された現像剤を像担持体に形成された静電潜
像に供給して現像を行うようにした現像装置において、
現像剤担持体と像担持体との間の間隔が変動した場合で
あっても、形成される画像の濃度が大きく変動するとい
うことがなく、安定した画像濃度を有する良好な画像が
得られるようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機やプリンター等の画像
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を
現像するのに様々な現像装置が使用されていた。
形成装置においては、像担持体に形成された静電潜像を
現像するのに様々な現像装置が使用されていた。
【0003】そして、このような現像装置としては、現
像剤担持体を像担持体と接触するように設け、この現像
剤担持体によって現像剤を像担持体と接触する現像領域
に導いて現像を行うようにした接触現像方式の現像装置
と、現像剤担持体を像担持体と所要間隔を介して対向す
るように設け、この現像剤担持体により現像剤を像担持
体と対向する現像領域に導き、この現像剤担持体に交流
電圧を印加して現像剤担持体と像担持体との間に交流電
界を作用させ、これにより現像剤を像担持体に形成され
た静電潜像に供給して現像を行うようにした非接触現像
方式の現像装置とが知られている。
像剤担持体を像担持体と接触するように設け、この現像
剤担持体によって現像剤を像担持体と接触する現像領域
に導いて現像を行うようにした接触現像方式の現像装置
と、現像剤担持体を像担持体と所要間隔を介して対向す
るように設け、この現像剤担持体により現像剤を像担持
体と対向する現像領域に導き、この現像剤担持体に交流
電圧を印加して現像剤担持体と像担持体との間に交流電
界を作用させ、これにより現像剤を像担持体に形成され
た静電潜像に供給して現像を行うようにした非接触現像
方式の現像装置とが知られている。
【0004】ここで、上記の接触現像方式の現像装置の
場合、現像剤を像担持体と接触させて現像を行うため、
像担持体に形成された静電潜像の再現性に優れるが、現
像剤が静電潜像の形成されていない非画像部分にも付着
して、形成される画像にカブリが発生したり、像担持体
の表面が現像剤担持体によって摩耗される等の問題があ
った。
場合、現像剤を像担持体と接触させて現像を行うため、
像担持体に形成された静電潜像の再現性に優れるが、現
像剤が静電潜像の形成されていない非画像部分にも付着
して、形成される画像にカブリが発生したり、像担持体
の表面が現像剤担持体によって摩耗される等の問題があ
った。
【0005】一方、現像剤担持体を像担持体と所要間隔
を介して対向するように設けた非接触現像方式の現像装
置の場合、接触現像方式の現像装置における上記のよう
な問題は少なくなる。
を介して対向するように設けた非接触現像方式の現像装
置の場合、接触現像方式の現像装置における上記のよう
な問題は少なくなる。
【0006】しかし、このような非接触現像方式の現像
装置の場合、例えば、像担持体や現像剤担持体の成形精
度やその取付精度等が悪くて、像担持体と現像剤担持体
との間隔が変動することがあり、現像剤担持体と像担持
体との間隔が小さくなると、現像剤担持体と像担持体と
の間に作用する交流電界が強くなって形成される画像の
濃度が高くなる一方、現像剤担持体と像担持体との間隔
が大きくなると、現像剤担持体と像担持体との間に作用
する交流電界が弱くなって形成される画像の濃度が低下
し、これにより形成される画像に濃度ムラ等が発生し
て、安定した画像濃度を有する良好な画像が得られなく
なるというの問題があった。
装置の場合、例えば、像担持体や現像剤担持体の成形精
度やその取付精度等が悪くて、像担持体と現像剤担持体
との間隔が変動することがあり、現像剤担持体と像担持
体との間隔が小さくなると、現像剤担持体と像担持体と
の間に作用する交流電界が強くなって形成される画像の
濃度が高くなる一方、現像剤担持体と像担持体との間隔
が大きくなると、現像剤担持体と像担持体との間に作用
する交流電界が弱くなって形成される画像の濃度が低下
し、これにより形成される画像に濃度ムラ等が発生し
て、安定した画像濃度を有する良好な画像が得られなく
なるというの問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、現像剤を
現像剤担持体に保持させて、この現像剤を像担持体と所
要間隔を介して対向する現像領域に導き、この現像剤担
持体に交流電圧を印加させて、現像剤担持体から現像剤
を像担持体に形成された静電潜像に供給して現像を行う
ようにした現像装置における上記のような問題を解決す
ることを課題とするものである。
現像剤担持体に保持させて、この現像剤を像担持体と所
要間隔を介して対向する現像領域に導き、この現像剤担
持体に交流電圧を印加させて、現像剤担持体から現像剤
を像担持体に形成された静電潜像に供給して現像を行う
ようにした現像装置における上記のような問題を解決す
ることを課題とするものである。
【0008】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな現像装置において、現像剤担持体と像担持体との間
の間隔が変動した場合において、形成される画像の濃度
が変化するのを抑制し、濃度ムラの発生が少なく、一定
した画像濃度を有する良好な画像が安定して得られるよ
うにすることを課題とするものである。
うな現像装置において、現像剤担持体と像担持体との間
の間隔が変動した場合において、形成される画像の濃度
が変化するのを抑制し、濃度ムラの発生が少なく、一定
した画像濃度を有する良好な画像が安定して得られるよ
うにすることを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける第1の現像装置においては、上記のような課題を解
決するために、現像剤を現像剤担持体に保持させて、こ
の現像剤を像担持体と所要間隔を介して対向する現像領
域に導き、この現像剤担持体に交流電圧を印加させて像
担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給する現像装
置において、矩形波からなる交流電圧であって、その平
均電圧値よりも現像剤を像担持体に送る方向に作用する
電圧の作用時間が50%未満になった交流電圧を抵抗を
介して現像剤担持体に印加させるようにしたのである。
ける第1の現像装置においては、上記のような課題を解
決するために、現像剤を現像剤担持体に保持させて、こ
の現像剤を像担持体と所要間隔を介して対向する現像領
域に導き、この現像剤担持体に交流電圧を印加させて像
担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給する現像装
置において、矩形波からなる交流電圧であって、その平
均電圧値よりも現像剤を像担持体に送る方向に作用する
電圧の作用時間が50%未満になった交流電圧を抵抗を
介して現像剤担持体に印加させるようにしたのである。
【0010】また、この発明の請求項3における第2の
現像装置においては、上記のような課題を解決するため
に、現像剤を現像剤担持体に保持させて、この現像剤を
像担持体と所要間隔を介して対向する現像領域に導き、
この現像剤担持体に交流電圧を印加させて像担持体に形
成された静電潜像に現像剤を供給する現像装置におい
て、上記の現像剤担持体に抵抗層を設け、矩形波からな
る交流電圧であって、その平均電圧値よりも現像剤を像
担持体に送る方向に作用する電圧の作用時間が50%未
満になった交流電圧を抵抗層が設けられた上記の現像剤
担持体に印加させるようにしたのである。
現像装置においては、上記のような課題を解決するため
に、現像剤を現像剤担持体に保持させて、この現像剤を
像担持体と所要間隔を介して対向する現像領域に導き、
この現像剤担持体に交流電圧を印加させて像担持体に形
成された静電潜像に現像剤を供給する現像装置におい
て、上記の現像剤担持体に抵抗層を設け、矩形波からな
る交流電圧であって、その平均電圧値よりも現像剤を像
担持体に送る方向に作用する電圧の作用時間が50%未
満になった交流電圧を抵抗層が設けられた上記の現像剤
担持体に印加させるようにしたのである。
【0011】ここで、この発明における第1及び第2の
現像装置のように、像担持体と所要間隔を介して設けら
れた現像剤担持体に抵抗を介して交流電圧を印加させる
場合や、現像剤担持体に抵抗層を設けた場合を等価回路
で表すと、図1に示すように、電源Sに抵抗素子Rと所
要間隔を介して対向する像担持体と現像剤担持体とで構
成されるコンデンサ素子Cとが直列に接続された回路と
して表される。
現像装置のように、像担持体と所要間隔を介して設けら
れた現像剤担持体に抵抗を介して交流電圧を印加させる
場合や、現像剤担持体に抵抗層を設けた場合を等価回路
で表すと、図1に示すように、電源Sに抵抗素子Rと所
要間隔を介して対向する像担持体と現像剤担持体とで構
成されるコンデンサ素子Cとが直列に接続された回路と
して表される。
【0012】そして、このような回路において、上記の
電源Sから矩形波からなる交流電圧を印加させると、上
記の現像剤担持体の表面における電位は時定数を持って
立ち上がることになる。
電源Sから矩形波からなる交流電圧を印加させると、上
記の現像剤担持体の表面における電位は時定数を持って
立ち上がることになる。
【0013】ここで、像担持体と現像剤担持体とが対向
する間隔dが小さくなると、コンデンサ素子Cにおける
キャパシタンスが大きくなって時定数が大きくなる一
方、像担持体と現像剤担持体とが対向する間隔dが大き
くなると、コンデンサ素子Cにおけるキャパシタンスが
小さくなって時定数が小さくなる。
する間隔dが小さくなると、コンデンサ素子Cにおける
キャパシタンスが大きくなって時定数が大きくなる一
方、像担持体と現像剤担持体とが対向する間隔dが大き
くなると、コンデンサ素子Cにおけるキャパシタンスが
小さくなって時定数が小さくなる。
【0014】そして、上記の第1及び第2の現像装置に
おいて、図2(A),(B)に破線で示すように、矩形
波からなる交流電圧であって、その平均電圧値VL より
も現像剤を像担持体に送る方向に作用する現像側の電圧
の作用時間が50%未満になった交流電圧を現像剤担持
体に印加させるにあたり、像担持体と現像剤担持体とが
対向する間隔dが小さいと、上記のように時定数が大き
くなって、現像剤担持体の表面における電位の立ち上が
りが大きく遅れ、現像剤担持体の表面に実際に作用する
交流電圧の波形は図2(A)に実線で示すようになる。
ここで、上記のように現像剤担持体の表面における電位
の立ち上がりが大きく遅れると、その影響は、現像剤を
現像剤担持体に戻す方向に作用する回収側の電圧より
も、作用時間が短くて電圧変化が大きい現像側の電圧に
おいて大きくなる。このため、現像剤担持体の表面に実
際に作用する交流電圧の平均電圧値VL'は、電源Sから
出力される交流電圧の平均電圧値VL よりも回収側に移
動して現像が抑制されるようになり、像担持体と現像剤
担持体とが対向する間隔dが小さくなって、像担持体と
現像剤担持体との間に作用する交流電界が強くなった場
合においても、形成される画像の濃度が上昇するのが防
止される。
おいて、図2(A),(B)に破線で示すように、矩形
波からなる交流電圧であって、その平均電圧値VL より
も現像剤を像担持体に送る方向に作用する現像側の電圧
の作用時間が50%未満になった交流電圧を現像剤担持
体に印加させるにあたり、像担持体と現像剤担持体とが
対向する間隔dが小さいと、上記のように時定数が大き
くなって、現像剤担持体の表面における電位の立ち上が
りが大きく遅れ、現像剤担持体の表面に実際に作用する
交流電圧の波形は図2(A)に実線で示すようになる。
ここで、上記のように現像剤担持体の表面における電位
の立ち上がりが大きく遅れると、その影響は、現像剤を
現像剤担持体に戻す方向に作用する回収側の電圧より
も、作用時間が短くて電圧変化が大きい現像側の電圧に
おいて大きくなる。このため、現像剤担持体の表面に実
際に作用する交流電圧の平均電圧値VL'は、電源Sから
出力される交流電圧の平均電圧値VL よりも回収側に移
動して現像が抑制されるようになり、像担持体と現像剤
担持体とが対向する間隔dが小さくなって、像担持体と
現像剤担持体との間に作用する交流電界が強くなった場
合においても、形成される画像の濃度が上昇するのが防
止される。
【0015】一方、像担持体と現像剤担持体とが対向す
る間隔dが大きくなった場合には、上記のように時定数
が小さくなって、現像剤担持体の表面における電位の立
ち上がりの遅れが小さくなり、現像剤担持体の表面に実
際に作用する交流電圧の波形は、図2(B)に実線で示
すように電源Sから出力される交流電圧から殆ど変化せ
ず、上記の時定数による画像濃度の低下が少なくなる。
る間隔dが大きくなった場合には、上記のように時定数
が小さくなって、現像剤担持体の表面における電位の立
ち上がりの遅れが小さくなり、現像剤担持体の表面に実
際に作用する交流電圧の波形は、図2(B)に実線で示
すように電源Sから出力される交流電圧から殆ど変化せ
ず、上記の時定数による画像濃度の低下が少なくなる。
【0016】このため、この発明における上記の第1及
び第2の現像装置においては、像担持体と現像剤担持体
との間隔dが変動した場合においても、形成される画像
の画像濃度が変化するのが抑制され、濃度ムラの発生が
少なく、一定した画像濃度を有する良好な画像が安定し
て得られるようになる。なお、この発明における第1及
び第2の現像装置においては、上記のように像担持体と
現像剤担持体とが対向する間隔dが小さくなった場合
に、形成される画像の濃度が所定濃度より上昇するのを
抑制する一方、像担持体と現像剤担持体とが対向する間
隔dが大きい場合における画像濃度低下を抑制して、両
者の濃度差を少なくするものであるため、十分な画像濃
度を有する画像を得る場合には、通常の現像条件より
も、現像剤担持体に印加させる交流電圧のピーク・ピー
ク値を大きくしたり、直流電圧を現像が促進される方向
に高く設定すること等が必要となる。
び第2の現像装置においては、像担持体と現像剤担持体
との間隔dが変動した場合においても、形成される画像
の画像濃度が変化するのが抑制され、濃度ムラの発生が
少なく、一定した画像濃度を有する良好な画像が安定し
て得られるようになる。なお、この発明における第1及
び第2の現像装置においては、上記のように像担持体と
現像剤担持体とが対向する間隔dが小さくなった場合
に、形成される画像の濃度が所定濃度より上昇するのを
抑制する一方、像担持体と現像剤担持体とが対向する間
隔dが大きい場合における画像濃度低下を抑制して、両
者の濃度差を少なくするものであるため、十分な画像濃
度を有する画像を得る場合には、通常の現像条件より
も、現像剤担持体に印加させる交流電圧のピーク・ピー
ク値を大きくしたり、直流電圧を現像が促進される方向
に高く設定すること等が必要となる。
【0017】ここで、この発明における上記の第1及び
第2の現像装置において、上記のような交流電圧を抵抗
を介して現像剤担持体に印加させたり、抵抗層を設けた
現像剤担持体に印加させるにあたり、上記の抵抗や抵抗
層における抵抗値が低いと、上記のような時定数による
影響が弱まって、形成される画像の画像濃度が変化する
のを十分に抑制することができなくなる一方、抵抗値が
高くなり過ぎると、現像剤担持体と像担持体との間に作
用する交流電界が弱くなって、十分な画像濃度を有する
画像が得られなくなるため、上記の抵抗や抵抗層におけ
る抵抗値を、請求項2,4に示すように103 〜107
Ωの範囲にすることが好ましい。
第2の現像装置において、上記のような交流電圧を抵抗
を介して現像剤担持体に印加させたり、抵抗層を設けた
現像剤担持体に印加させるにあたり、上記の抵抗や抵抗
層における抵抗値が低いと、上記のような時定数による
影響が弱まって、形成される画像の画像濃度が変化する
のを十分に抑制することができなくなる一方、抵抗値が
高くなり過ぎると、現像剤担持体と像担持体との間に作
用する交流電界が弱くなって、十分な画像濃度を有する
画像が得られなくなるため、上記の抵抗や抵抗層におけ
る抵抗値を、請求項2,4に示すように103 〜107
Ωの範囲にすることが好ましい。
【0018】また、この発明の請求項1における第1の
現像装置のように、上記のような交流電圧を抵抗を介し
て現像剤担持体に印加させる場合において、上記の抵抗
に可変抵抗を用い、この現像装置により所定パターンの
現像を行ってその濃度を検知し、この検知結果に基づい
て、可変抵抗における抵抗値を調整し、像担持体と現像
剤担持体との間隔dが変動した場合における画像濃度の
変化をより適切に制御することが好ましい。
現像装置のように、上記のような交流電圧を抵抗を介し
て現像剤担持体に印加させる場合において、上記の抵抗
に可変抵抗を用い、この現像装置により所定パターンの
現像を行ってその濃度を検知し、この検知結果に基づい
て、可変抵抗における抵抗値を調整し、像担持体と現像
剤担持体との間隔dが変動した場合における画像濃度の
変化をより適切に制御することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
現像装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0020】(実施形態1)この実施形態における現像
装置においては、図3に示すように、像担持体1と所要
間隔dを介して対向するようにローラ状になった現像剤
担持体11を設け、装置本体10内に収容されたトナー
2を供給部材12によりこの現像剤担持体11に供給す
るようにしている。
装置においては、図3に示すように、像担持体1と所要
間隔dを介して対向するようにローラ状になった現像剤
担持体11を設け、装置本体10内に収容されたトナー
2を供給部材12によりこの現像剤担持体11に供給す
るようにしている。
【0021】そして、このようにトナー2が供給された
現像剤担持体11を回転させて、トナー2をこの現像剤
担持体11によって搬送させると共に、この現像剤担持
体11の表面に規制部材13を圧接させ、この規制部材
13により搬送されるトナー2の量を規制すると共にト
ナー2を摩擦帯電させるようにし、このように帯電され
たトナー2を像担持体1と所要間隔dを介して対向する
現像領域に導くようにしている。ここで、上記の現像剤
担持体11としては、例えば、表面をブラスト処理して
十点平均粗さRzが7μm程度になった金属ローラが用
いられ、また規制部材13としては、例えば、厚さが
0.08mm〜0.2mmのステンレスやリン青銅の板
材が用いられる。
現像剤担持体11を回転させて、トナー2をこの現像剤
担持体11によって搬送させると共に、この現像剤担持
体11の表面に規制部材13を圧接させ、この規制部材
13により搬送されるトナー2の量を規制すると共にト
ナー2を摩擦帯電させるようにし、このように帯電され
たトナー2を像担持体1と所要間隔dを介して対向する
現像領域に導くようにしている。ここで、上記の現像剤
担持体11としては、例えば、表面をブラスト処理して
十点平均粗さRzが7μm程度になった金属ローラが用
いられ、また規制部材13としては、例えば、厚さが
0.08mm〜0.2mmのステンレスやリン青銅の板
材が用いられる。
【0022】そして、この実施形態における現像装置に
おいては、上記の現像剤担持体11と電源14との間に
抵抗値が103 〜107 Ωの範囲になった抵抗15を設
け、上記の電源14から矩形波からなる交流電圧であっ
て、その平均電圧値よりもトナー2を像担持体1に送る
方向に作用する電圧の作用時間が50%未満になった交
流電圧を直流電圧に重畳させた現像バイアス電圧を出力
し、この現像バイアス電圧を上記の抵抗15を介して上
記の現像剤担持体11に印加し、これにより現像剤担持
体11に保持されたトナー2を像担持体1に形成された
静電潜像に供給して現像を行うようにしている。
おいては、上記の現像剤担持体11と電源14との間に
抵抗値が103 〜107 Ωの範囲になった抵抗15を設
け、上記の電源14から矩形波からなる交流電圧であっ
て、その平均電圧値よりもトナー2を像担持体1に送る
方向に作用する電圧の作用時間が50%未満になった交
流電圧を直流電圧に重畳させた現像バイアス電圧を出力
し、この現像バイアス電圧を上記の抵抗15を介して上
記の現像剤担持体11に印加し、これにより現像剤担持
体11に保持されたトナー2を像担持体1に形成された
静電潜像に供給して現像を行うようにしている。
【0023】また、このようにして現像を行った後は、
現像後におけるトナー2を現像剤担持体11によって装
置本体10に導き、除去部材16によりトナー2を現像
剤担持体11から除去して装置本体10内に戻すように
している。
現像後におけるトナー2を現像剤担持体11によって装
置本体10に導き、除去部材16によりトナー2を現像
剤担持体11から除去して装置本体10内に戻すように
している。
【0024】ここで、この実施形態における現像装置の
ように、上記のような現像バイアス電圧を抵抗15を介
して現像剤担持体11に印加させて現像を行う場合と、
上記のような現像バイアス電圧を抵抗15を介さずに現
像剤担持体11に直接印加させて現像を行う場合とにお
いて、それぞれ上記の電源14から印加させる直流電圧
の電圧値を変化させて、現像バイアス電圧の平均電圧を
変化させ、像担持体1と現像剤担持体11との間隔dが
大きい場合と小さい場合とにおける現像特性を調べ、そ
の結果を図4に示した。なお、この図4においては、実
施形態の現像装置のように上記の現像バイアス電圧を抵
抗15を介して現像剤担持体11に印加させて現像を行
った場合における現像特性を実線で、上記の現像バイア
ス電圧を抵抗15を介さずに現像剤担持体11に直接印
加させて現像を行った場合における現像特性を破線で示
した。
ように、上記のような現像バイアス電圧を抵抗15を介
して現像剤担持体11に印加させて現像を行う場合と、
上記のような現像バイアス電圧を抵抗15を介さずに現
像剤担持体11に直接印加させて現像を行う場合とにお
いて、それぞれ上記の電源14から印加させる直流電圧
の電圧値を変化させて、現像バイアス電圧の平均電圧を
変化させ、像担持体1と現像剤担持体11との間隔dが
大きい場合と小さい場合とにおける現像特性を調べ、そ
の結果を図4に示した。なお、この図4においては、実
施形態の現像装置のように上記の現像バイアス電圧を抵
抗15を介して現像剤担持体11に印加させて現像を行
った場合における現像特性を実線で、上記の現像バイア
ス電圧を抵抗15を介さずに現像剤担持体11に直接印
加させて現像を行った場合における現像特性を破線で示
した。
【0025】この結果、この実施形態における現像装置
のように、上記のような現像バイアス電圧を抵抗15を
介して現像剤担持体11に印加させて現像を行うと、抵
抗15を介さずに現像剤担持体11に直接印加させて現
像を行う場合に比べて、像担持体1と現像剤担持体11
との間隔dが大きい場合と小さい場合とにおける画像濃
度の差が小さくなり、像担持体1と現像剤担持体11と
の間隔dが変動した場合における画像濃度の変化が抑制
され、濃度ムラの発生の少ない安定した画像濃度を有す
る良好な画像が得られる。
のように、上記のような現像バイアス電圧を抵抗15を
介して現像剤担持体11に印加させて現像を行うと、抵
抗15を介さずに現像剤担持体11に直接印加させて現
像を行う場合に比べて、像担持体1と現像剤担持体11
との間隔dが大きい場合と小さい場合とにおける画像濃
度の差が小さくなり、像担持体1と現像剤担持体11と
の間隔dが変動した場合における画像濃度の変化が抑制
され、濃度ムラの発生の少ない安定した画像濃度を有す
る良好な画像が得られる。
【0026】なお、この実施形態における現像装置にお
いては、上記の現像剤担持体11と現像バイアス電圧を
供給する電源14との間に抵抗値が103 〜107 Ωの
範囲になった抵抗15を設けるようにしたが、図5に示
す現像装置のように、現像剤担持体11と上記の電源1
4との間に、抵抗値を変更できる可変抵抗15aを設け
ると共に、現像剤担持体11に近接させて、現像剤担持
体11に形成されたトナー像のトナー濃度を検出するセ
ンサ16を設け、このセンサ16により測定されたトナ
ー濃度に基づいて、制御装置17により上記の可変抵抗
15aの抵抗値を変化させるようにすることも可能であ
る。
いては、上記の現像剤担持体11と現像バイアス電圧を
供給する電源14との間に抵抗値が103 〜107 Ωの
範囲になった抵抗15を設けるようにしたが、図5に示
す現像装置のように、現像剤担持体11と上記の電源1
4との間に、抵抗値を変更できる可変抵抗15aを設け
ると共に、現像剤担持体11に近接させて、現像剤担持
体11に形成されたトナー像のトナー濃度を検出するセ
ンサ16を設け、このセンサ16により測定されたトナ
ー濃度に基づいて、制御装置17により上記の可変抵抗
15aの抵抗値を変化させるようにすることも可能であ
る。
【0027】(実施形態2)この実施形態の現像装置に
おいては、図6に示すように、現像剤担持体11と現像
バイアス電圧を供給する電源14との間に抵抗15を設
けずに、現像剤担持体11の表面に103 〜107 Ωの
範囲になった抵抗層11aを設けている。
おいては、図6に示すように、現像剤担持体11と現像
バイアス電圧を供給する電源14との間に抵抗15を設
けずに、現像剤担持体11の表面に103 〜107 Ωの
範囲になった抵抗層11aを設けている。
【0028】そして、このように抵抗層11aが設けら
れた現像剤担持体11に対して、電源14から矩形波か
らなる交流電圧であってその平均電圧値よりもトナー2
を像担持体1に送る方向に作用する電圧の作用時間が5
0%未満になった交流電圧を直流電圧に重畳させた現像
バイアス電圧を印加させて現像を行うようにし、それ以
外は、上記の実施形態1の場合と同様にしている。
れた現像剤担持体11に対して、電源14から矩形波か
らなる交流電圧であってその平均電圧値よりもトナー2
を像担持体1に送る方向に作用する電圧の作用時間が5
0%未満になった交流電圧を直流電圧に重畳させた現像
バイアス電圧を印加させて現像を行うようにし、それ以
外は、上記の実施形態1の場合と同様にしている。
【0029】ここで、この実施形態の現像装置において
は、上記の現像剤担持体11として金属ローラ等の導電
性ローラを用い、この現像剤担持体11の表面にEPD
M,シリコンゴム,ウレタンゴム等のゴム材料や、ポリ
スチレン,ポリオレフィン,ポリウレタン,ポリエステ
ル,ポリ塩化ビニル,ポリブタジエン、ポリアミド等の
樹脂材料で構成された抵抗層11aを設けるようにして
いる。
は、上記の現像剤担持体11として金属ローラ等の導電
性ローラを用い、この現像剤担持体11の表面にEPD
M,シリコンゴム,ウレタンゴム等のゴム材料や、ポリ
スチレン,ポリオレフィン,ポリウレタン,ポリエステ
ル,ポリ塩化ビニル,ポリブタジエン、ポリアミド等の
樹脂材料で構成された抵抗層11aを設けるようにして
いる。
【0030】そして、この実施形態における現像装置の
ように、抵抗層11aが設けられた現像剤担持体11
に、電源14から矩形波からなる交流電圧であってその
平均電圧値よりもトナー2を像担持体1に送る方向に作
用する電圧の作用時間が50%未満になった交流電圧を
直流電圧に重畳させた現像バイアス電圧を印加させて現
像を行うようにした場合に、実施形態1の現像装置と同
様に、像担持体1と現像剤担持体11との間隔dが変動
した場合における画像濃度の変化が抑制され、濃度ムラ
の発生の少ない安定した画像濃度を有する良好な画像が
得られる。
ように、抵抗層11aが設けられた現像剤担持体11
に、電源14から矩形波からなる交流電圧であってその
平均電圧値よりもトナー2を像担持体1に送る方向に作
用する電圧の作用時間が50%未満になった交流電圧を
直流電圧に重畳させた現像バイアス電圧を印加させて現
像を行うようにした場合に、実施形態1の現像装置と同
様に、像担持体1と現像剤担持体11との間隔dが変動
した場合における画像濃度の変化が抑制され、濃度ムラ
の発生の少ない安定した画像濃度を有する良好な画像が
得られる。
【0031】
【実施例】次に、この発明における具体的な実施例に係
る現像装置と比較例の現像装置とを比較し、この発明の
実施例における現像装置においては、像担持体と現像剤
担持体との間隔が変動した場合においても画像濃度の変
化が抑制され、濃度ムラの発生の少ない良好な画像が得
られることを明らかにする。
る現像装置と比較例の現像装置とを比較し、この発明の
実施例における現像装置においては、像担持体と現像剤
担持体との間隔が変動した場合においても画像濃度の変
化が抑制され、濃度ムラの発生の少ない良好な画像が得
られることを明らかにする。
【0032】ここで、実施例1の現像装置においては、
図3に示した上記の実施形態1の現像装置において、上
記の現像剤担持体11と電源14との間に抵抗値が50
0kΩの抵抗15を設けるようにし、また実施例2の現
像装置においては、図6に示した上記の実施形態2の現
像装置において、上記の現像剤担持体11の表面に抵抗
値が500kΩの抵抗層11aを形成したものを用いる
ようにした。一方、比較例の現像装置においては、抵抗
層11aを設けていない現像剤担持体11を用いると共
にこの現像剤担持体11と電源14との間に抵抗15を
設けないようにした。
図3に示した上記の実施形態1の現像装置において、上
記の現像剤担持体11と電源14との間に抵抗値が50
0kΩの抵抗15を設けるようにし、また実施例2の現
像装置においては、図6に示した上記の実施形態2の現
像装置において、上記の現像剤担持体11の表面に抵抗
値が500kΩの抵抗層11aを形成したものを用いる
ようにした。一方、比較例の現像装置においては、抵抗
層11aを設けていない現像剤担持体11を用いると共
にこの現像剤担持体11と電源14との間に抵抗15を
設けないようにした。
【0033】そして、上記の実施例1,2及び比較例の
各現像装置において、電源14から直流電圧と共に、ピ
ーク・ピーク値Vppが1.3kV,周波数が2.6k
Hzの矩形波からなる交流電圧であって、その平均電圧
値よりもトナー2を像担持体1に送る方向に作用する電
圧の作用時間が30%になった交流電圧を出力し、それ
ぞれ電源14から印加させる直流電圧の電圧値を変化さ
せて、現像バイアス電圧の平均電圧を変化させ、像担持
体1と現像剤担持体11との間隔dが0.12mmの場
合と、0.17mmの場合とにおける現像特性を調べ、
実施例1の現像装置を用いた場合の結果を図7に、実施
例2を用いた場合の現像装置の結果を図8に、比較例を
用いた場合の現像装置の結果を図9に示した。なお、図
7〜図9においては、像担持体1と現像剤担持体11と
の間隔dが0.12mmの場合の結果を○と破線で、像
担持体1と現像剤担持体11との間隔dが0.17mm
の場合の結果を●と実線で示した。
各現像装置において、電源14から直流電圧と共に、ピ
ーク・ピーク値Vppが1.3kV,周波数が2.6k
Hzの矩形波からなる交流電圧であって、その平均電圧
値よりもトナー2を像担持体1に送る方向に作用する電
圧の作用時間が30%になった交流電圧を出力し、それ
ぞれ電源14から印加させる直流電圧の電圧値を変化さ
せて、現像バイアス電圧の平均電圧を変化させ、像担持
体1と現像剤担持体11との間隔dが0.12mmの場
合と、0.17mmの場合とにおける現像特性を調べ、
実施例1の現像装置を用いた場合の結果を図7に、実施
例2を用いた場合の現像装置の結果を図8に、比較例を
用いた場合の現像装置の結果を図9に示した。なお、図
7〜図9においては、像担持体1と現像剤担持体11と
の間隔dが0.12mmの場合の結果を○と破線で、像
担持体1と現像剤担持体11との間隔dが0.17mm
の場合の結果を●と実線で示した。
【0034】この結果、十分な濃度の画像が得られる画
像濃度1.5の付近において、像担持体1と現像剤担持
体11との間隔dが0.12mmの場合と0.17mm
の場合とにおける画像濃度を比較すると、比較例の現像
装置においては、上記の間隔が異なる両者の画像濃度差
が大きくなっていたが、実施例1,2の現像装置におい
ては、両者の画像濃度差が殆どなくなっており、実際に
現像を行う条件の下では、像担持体1と現像剤担持体1
1との間隔dが変動しても、形成される画像に濃度ムラ
が発生するということが殆どなく、一定した画像濃度を
有する良好な画像が安定して得られるようになった。
像濃度1.5の付近において、像担持体1と現像剤担持
体11との間隔dが0.12mmの場合と0.17mm
の場合とにおける画像濃度を比較すると、比較例の現像
装置においては、上記の間隔が異なる両者の画像濃度差
が大きくなっていたが、実施例1,2の現像装置におい
ては、両者の画像濃度差が殆どなくなっており、実際に
現像を行う条件の下では、像担持体1と現像剤担持体1
1との間隔dが変動しても、形成される画像に濃度ムラ
が発生するということが殆どなく、一定した画像濃度を
有する良好な画像が安定して得られるようになった。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の現像装
置においては、像担持体と所要間隔を介して設けられた
現像剤担持体に交流電圧を印加させて現像を行うにあた
り、この交流電圧として、矩形波からなる交流電圧であ
って、その平均電圧値よりも現像剤を像担持体に送る方
向に作用する電圧の作用時間が50%未満になった交流
電圧を用い、この交流電圧を抵抗を介して現像剤担持体
に印加させるようにしたり、この交流電圧を印加させる
現像剤担持体に抵抗層を設けるようにしたため、現像剤
担持体の表面における電位が時定数を持って立ち上が
り、この時定数の影響により、像担持体と現像剤担持体
との間隔が変動した場合においても、形成される画像の
画像濃度が変化するのが抑制されるようになった。
置においては、像担持体と所要間隔を介して設けられた
現像剤担持体に交流電圧を印加させて現像を行うにあた
り、この交流電圧として、矩形波からなる交流電圧であ
って、その平均電圧値よりも現像剤を像担持体に送る方
向に作用する電圧の作用時間が50%未満になった交流
電圧を用い、この交流電圧を抵抗を介して現像剤担持体
に印加させるようにしたり、この交流電圧を印加させる
現像剤担持体に抵抗層を設けるようにしたため、現像剤
担持体の表面における電位が時定数を持って立ち上が
り、この時定数の影響により、像担持体と現像剤担持体
との間隔が変動した場合においても、形成される画像の
画像濃度が変化するのが抑制されるようになった。
【0036】この結果、この発明における現像装置にお
いては、像担持体と現像剤担持体との間隔が変動した場
合においても、濃度ムラの発生が少なく、一定した画像
濃度を有する良好な画像が安定して得られるようになっ
た。
いては、像担持体と現像剤担持体との間隔が変動した場
合においても、濃度ムラの発生が少なく、一定した画像
濃度を有する良好な画像が安定して得られるようになっ
た。
【図1】この発明における現像装置と像担持体とで構成
される回路の等価回路を示した図である。
される回路の等価回路を示した図である。
【図2】この発明における現像装置において、現像剤担
持体に印加される交流電圧の波形と現像剤担持体の表面
に実際に作用する交流電圧の波形が、像担持体と現像剤
担持体とが対向する間隔によって変化する状態を示した
図である。
持体に印加される交流電圧の波形と現像剤担持体の表面
に実際に作用する交流電圧の波形が、像担持体と現像剤
担持体とが対向する間隔によって変化する状態を示した
図である。
【図3】電源と現像剤担持体との間に抵抗を設けたこの
発明の実施形態1に係る現像装置の概略説明図である。
発明の実施形態1に係る現像装置の概略説明図である。
【図4】電源と現像剤担持体との間に抵抗を設けた実施
形態1の現像装置と、電源と現像剤担持体との間に抵抗
を設けていない現像装置とにおいて、像担持体と現像剤
担持体との間隔が大きい場合と小さい場合とにおける現
像特性の変化を比較した図である。
形態1の現像装置と、電源と現像剤担持体との間に抵抗
を設けていない現像装置とにおいて、像担持体と現像剤
担持体との間隔が大きい場合と小さい場合とにおける現
像特性の変化を比較した図である。
【図5】電源と現像剤担持体との間に可変抵抗を設けた
実施形態1の現像装置の変更例を示した概略説明図であ
る。
実施形態1の現像装置の変更例を示した概略説明図であ
る。
【図6】現像剤担持体に抵抗層を設けたこの発明の実施
形態2に係る現像装置の概略説明図である。
形態2に係る現像装置の概略説明図である。
【図7】この発明の実施例1の現像装置において、像担
持体と現像剤担持体との間隔が大きい場合と小さい場合
とにおける現像特性の変化を示した図である。
持体と現像剤担持体との間隔が大きい場合と小さい場合
とにおける現像特性の変化を示した図である。
【図8】この発明の実施例2の現像装置において、像担
持体と現像剤担持体との間隔が大きい場合と小さい場合
とにおける現像特性の変化を示した図である。
持体と現像剤担持体との間隔が大きい場合と小さい場合
とにおける現像特性の変化を示した図である。
【図9】比較例の現像装置において、像担持体と現像剤
担持体との間隔が大きい場合と小さい場合とにおける現
像特性の変化を示した図である。
担持体との間隔が大きい場合と小さい場合とにおける現
像特性の変化を示した図である。
【符号の説明】 1 像担持体 2 トナー(現像剤) 11 現像剤担持体 11a 抵抗層 14 電源 15 抵抗 15a 可変抵抗 d 像担持体と現像剤担持体との間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡 建樹 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA10 DE07 EA05 EC06 ED09 ZA07 2H073 AA02 BA04 BA06 BA13 BA41 BA45
Claims (4)
- 【請求項1】 現像剤を現像剤担持体に保持させて、こ
の現像剤を像担持体と所要間隔を介して対向する現像領
域に導き、この現像剤担持体に交流電圧を印加させて像
担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給する現像装
置において、矩形波からなる交流電圧であって、その平
均電圧値よりも現像剤を像担持体に送る方向に作用する
電圧の作用時間が50%未満になった交流電圧を抵抗を
介して現像剤担持体に印加させることを特徴とする現像
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した現像装置において、
上記の抵抗の抵抗値が103 〜107 Ωの範囲であるこ
とを特徴とする現像装置。 - 【請求項3】 現像剤を現像剤担持体に保持させて、こ
の現像剤を像担持体と所要間隔を介して対向する現像領
域に導き、この現像剤担持体に交流電圧を印加させて像
担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給する現像装
置において、上記の現像剤担持体に抵抗層を設け、矩形
波からなる交流電圧であって、その平均電圧値よりも現
像剤を像担持体に送る方向に作用する電圧の作用時間が
50%未満になった交流電圧を抵抗層が設けられた上記
の現像剤担持体に印加させることを特徴とする現像装
置。 - 【請求項4】 請求項3に記載した現像装置において、
上記の抵抗層の抵抗値が103 〜107 Ωの範囲である
ことを特徴とする現像装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047898A JP2000250293A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 現像装置 |
US09/504,798 US6266508B1 (en) | 1999-02-25 | 2000-02-15 | Developing apparatus including an AC voltage applying device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047898A JP2000250293A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000250293A true JP2000250293A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12788229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11047898A Pending JP2000250293A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000250293A (ja) |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11047898A patent/JP2000250293A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040426 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040623 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060508 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060809 |