JP2000246185A - 農産物の選別機に用いる受け皿装置 - Google Patents
農産物の選別機に用いる受け皿装置Info
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Abstract
部受け座の中央部から受け皿の下面まで貫通する透過光
通路を有し、該受け皿を側方に傾動する如くなした選別
機において、受け皿に載せた農産物の重量を電子秤によ
り搬送しながら計測できるようになした受け皿装置。 【解決手段】 受け皿本体の下方に延びる側壁を形成
し、側壁を横方向に貫通する支持軸の遊嵌部とその下方
に電子秤の測定レールと接触させる滑走面を設け、遊嵌
部に貫通させた支持軸を取り付けて受け皿本体を遊嵌状
態に組み合わせた受け皿支持体を、コンベアチエンに設
けたブラケットに側方に回動自在に取り付けて係合フッ
クにより水平姿勢に刑しして搬送する如くなした。
Description
状の農産物の形状や色などカメラを用いる外観計測と、
内部品質を測定するための透過光情報検出と、電子秤を
用いた重量計測とを行うことができる選別機に好適に用
いることができる受け皿装置に関するものである。
と色や傷等の外観区分とにより選別されてきたが、近
年、例えば近赤外光を用いて農産物の糖度や熟度等内部
品質を非破壊で測定し選別する装置が普及されつつあ
る。
ための手段としては、近赤外光を農産物に照射し、その
反射光から内部品質情報を検出する反射光方式と、照射
した光が農産物を透過してきた透過光から内部品質情報
を検出する透過光方式とがある。
0681号に開示されている如く測定対象物に近赤外光
を投射し、その対象物の反射光から内部品質情報を検出
するものであるから従来の選別機の受け皿をそのまま利
用されている。
射した外周近辺の内部品質情報だけしか得られないた
め、皮の薄い桃や梨には適用されているが、皮の厚い果
実には適用できない問題がある。即ち反射光からは厚い
皮肉の部分の品質情報しか得られず果肉の食べる部分の
品質情報は検出できなかった。
瓜等果皮部分の厚いものや、リンゴなど内部深く中心近
傍にある蜜入りや褐変傷害等の内部品質情報を検出でき
る透過光方式の内部品質検出装置を開発し、特願平9−
323430号に開示すると共に実用化した。
物の範囲や、内部品質情報の検出と併せて各種の検査、
測定項目を組み合わせて選別できる装置へと要求が多様
化してきた。特に重量測定装置を組み合わせて重量によ
る大きさ区分のできる装置の開発が求められてきた。
内部品質を検出できる選別機は、農産物を各一個宛受け
皿に載せて該農産物の内部品質を計測するため透過光検
出を連続的に行いながら、仕分け排出する機構を有する
ものであるが、皮の厚い農産物や、皮が薄くても内部深
く中心近傍の蜜入りや傷害等の内部品質情報を検出する
ため、受け皿に上部受座を設けて農産物を高くかかげる
ようにして載せ、この農産物が上部受座と接触している
下部を除く全周面から多くの照射光で照射されるのでカ
メラによる外観計測と、透過光による内部品質情報の検
出はできる特徴がある。しかし、この選別装置の受け皿
は、仕分け部で受け皿を側方に傾動させて農産物を排出
する機構として受け皿底体の進行方向片側下部に支点を
設け、該支点をコンベアチエンに設けたブラケットに支
点ピンにより回動自在に組み合わせ、係合フックにより
水平に係止して搬送する形式のものとされる場合が多い
が、チエンに設けたブラケットと支点ピン、及び係合フ
ックにより係止されているため農産物及び受け皿の重量
をチエン及びブラケットから切り離して計測することが
できない問題があった。
0号で提案した受け皿の特徴である上部受座に農産物を
高くかかげるようにして載せ、下部をのぞく全周面を照
射光で照射しカメラによる外観計測と、上部受座から受
け皿の中央部を下面まで貫通し遮光された透過光通過路
を有し農産物内部を透過した透過光を受け皿の下面に近
接させて設けた透過光検出部受光部材により透過光から
内部品質情報を検出できる構成を生かして、更に農産物
の重量を受け皿ごと計測できるようになして重量区分に
よる仕分けもできるようにした選別機に用いる受け皿装
置を提供することを目的とする。
になされた本発明の特徴は、前記特許請求の範囲に記載
した通りにある。
は、受け皿の上部中央に上部受座を設け、該上部受座の
中央部から受け皿の下面まで上下に貫通し遮光された透
過光通路を有し、該受け皿を側方に傾動する如くなした
選別機において、受け皿本体の下部に、受け皿の中央部
を上下に貫通した透過光通路を形成する内筒の両外側に
下方に延びる垂直で進行方向に平行な側壁を形成し、両
側壁の下方に重量測定領域に配置した電子秤の測定レー
ルと接触させる滑走面を設け、内筒の外側の進行方向前
後に両側壁を横方向に水平で平行して貫通する支持軸の
遊嵌部を設け、両滑走面の間に透過光通路出口パッキン
を設けた受け皿本体と、受け皿本体の側壁の両外側に前
記遊嵌部に貫通させた2本の支持軸を取り付けて受け皿
本体を遊嵌状態に組み合わせた受け皿支持体と、該支持
体の一側の外側方に傾動支点と係合ピン取り付け部を有
する傾動アームを設け、無端状に走行回転する一条のコ
ンベアチエンに設けたブラケットの上部に支点ピンによ
り受け皿支持体を側方に回動自在に取り付け、係合フッ
クにより水平に係止して搬送すると共に、該受け皿支持
体の支持軸に遊嵌させた受け皿本体の滑走面を電子秤の
測定レールに臨ませたとき受け皿本体が支持軸から浮き
上がり遊嵌部の上下と非接触状態となって農産物とこれ
を載せた受け皿の重量が計測され、更に進行して所定の
位置で係合フックの係合を解放させたとき該受け皿は側
方に傾動する如く構成したことを特徴とする。
する重量測定領域、及び農産物透過光の測定領域などを
通るように搬送され、これらの測定領域の下流で、受け
皿上の農産物を排出する選別機に用いられる。搬送は例
えば、搬送方向の前後・左右については若干のガタつき
分を除いて実質的に拘束され、かつ上下方向については
所定量の遊度をもつように無端回動用のコンベアチエン
に前記支持体を連結して搬送方向に連行するように設け
て行われる。
明において、前記支持軸のいずれか一本に遊嵌部と対応
する位置に回動自在なコロを設け、受け皿が電子秤の測
定レール上を滑走するとき該コロの外周の一部だけが遊
嵌部の内周前側縁と接触する如くなしたことを特徴とす
るもので受け皿が測定レール上にある時、回動自在なコ
ロの一部だけが接触して受け皿を進行させるので農産物
を載せた受け皿の上下方向の荷重を正確に測定できるよ
うになしたことを特徴とする。
2の発明において、前記支持軸を通す遊嵌部は、受け皿
本体の下方に延びる前壁と後壁を前後の外からコ字状、
逆コ字状に内筒の外周側に向けて凹ませて形成しコロや
支持軸の状態を見やすいようにしたことを特徴とする。
ての透過光検出と重量検出をそれぞれ確実に行うことが
できる選別機の受け皿本体をコンベアチエンに取り付け
たブラケットまたは受け皿支持体と連結せず切り離して
支持軸に遊嵌させているので、電子秤の測定レールの高
さを受け皿本体の滑走面をわずかに持ち上げる高さに設
定することにより、受け皿本体は支持体または支持軸か
ら浮上して上下方向に自由な浮動状態でその重量が計測
される。受け皿本体は支持軸のいずれか一つが遊嵌部の
前側縁に点接触して押されて進行する。
に回動自在なコロを設けることにより、該コロの外周の
一部が遊嵌部の前縁の一部と回動自在に接触して測定レ
ール上で受け皿本体を押すので、受け皿本体の垂直方向
の荷重に対し前へ押す力の影響を少なくすることができ
る。
筒の外周側に向けて凹ませて形成することによって、コ
ロや支持軸のまわりの接触状況が点検しやすく正確な計
量を得ることができる。
詳しく説明する。
の重量を計測する際の正面(搬送方向の上流又は下流か
ら見た状態)を示す要部断面説明図、図2は受け皿装置
の平面図、図3は図1のA矢印方向(搬送方向の側方)
から見た側面図、図4は図2のB−Bで示す断面の側面
図、図5は図3のC−C線で示す平断面図、図6は農産
物を排出するために受け皿を傾動させた状態を示した
図、図7は受け皿を通して農産物透過光を検出する際の
状態を示した図である。
皿100は、平面矩形をなすと共に搬送方向の中間部か
ら前方及び後方に向かって上端縁がなだらかに下側に傾
斜する周壁1011、この周壁1011の底部を後述す
る上下貫通内筒部を除いて有底に設ける底壁1012、
及び、この周壁1011の一定高さの位置(周壁の搬送
方向前後端では上端縁の位置)で外側に延出され、特に
搬送方向左右については水平に長く延出された左右の板
状フランジ部1013を有することで、上方開放の有底
箱形に設けられた受け皿本体101を有するように設け
られている。なおこの受け皿本体101は、本例では合
成樹脂等の硬質の成形体により構成されている。
央に設けられた円形開口縁から垂直上方に立ち上がって
設けられた上下貫通の内筒(円筒)104を有してい
て、前記有底箱形をなす周壁1011の上端縁及び前記
板状フランジ部1013の周縁から内筒の上端縁に渡っ
て箱形の上面を遮蔽するように截頭四角錐形状をなすよ
うに組み付けられた弾性部材からなる上部カバー10
2、円筒104の上端部位置に組み付けられた上部受け
座103、円筒104の下部周縁に組み付けられた出口
パッキン105のそれぞれを有するように設けられてい
る。なおこれらの構造の詳細は後述する。
つ農産物の重量を計測するために必要な構成を提供する
支持体であり、このために、受け皿本体101の前記矩
形をなす周壁1011下部(板状フランジ部1013よ
りも下側の位置)でその外側に若干の隙間を空けて囲む
ように設けられた枠体部206を備える。また、この枠
体部206には、その受け皿進行方向の前後の所定位置
(前記の上下貫通の内筒104を挾んだ両側の位置)に
隔設されて、搬送方向に直交するようにして支持軸20
1,201が一対に組み付けられ、この一対の支持軸2
01,201が、受け皿本体101の周壁1011に設
けた貫通孔を遊嵌貫通して、該受け皿本体101を所定
の姿勢に支持するようになっている。
の搬送方向左右の片側に連行及び傾動用のアーム203
が二股状に延出されていて、コンベアチエン31に組み
付けたブラケット300に対して、搬送方向をなす軸回
りに回動可能に連係されている。また搬送方向左右の前
記コンベアチエン31とは反対側には、搬送路に沿って
沿設したガイドレール7上を摺動する摺動部205が延
出形成され、コンベアチエン31の移動により連行され
るように設けられている。なお、本例の受け皿100
は、前記ブラケット300に対して支持体2を搬送方向
に平行な軸に対して回動自在とすることで、所定の位置
で図6に示すように受け皿100を側方に傾動させて農
産物Nを排出仕分けできるように設けられているが、そ
のための詳細構造については後述する。
詳細構造を説明すると、本例では、上述したように、受
け皿本体101の中央部の内筒104の上端縁から、矩
形をなす周壁1011の上端縁及び板状フランジ部10
13の周縁に向けて、遮光性と農産物Nの傷み防止を図
ることができるように、概ね四角錐形状で下り傾斜した
状態を呈する弾性体からなる上部カバー102が組み付
けられている。また本例では、この上部カバー102の
内筒上端部位置の更に上部に、農産物Nを傷むことなく
載置できかつ遮光性を担保することができるように弾性
体からなる上部受け座103が組み付けられ、これによ
って、上下に延びて受け皿1を上下方向に貫通した内筒
104による透過光通過路R1が形成されるようにして
いる。またこの内筒104下端に組み付けられる出口パ
ッキン105は、図7に示す如く透過光検出受光部材5
の受光面501との間を、外乱光が入り込まないように
可能な限り近接ないし接触して走行できるように設けら
れている。
は、該受け座103の下部、または上部カバー102の
中央部の透過光通過路R1を形成する円筒形の部分10
21を、内筒104の内側まで延長して嵌め合わせるこ
とにより確実な遮光ができるようにすることがよい。
け皿100は、支持体2との関係構造が以下のように工
夫されて構成されていることによって、簡便な構造で以
下の四つの課題を都合よく実現できる。
ことができる。すなわち本例においては、図1に示す如
く電子秤4を配置した搬送路の領域で、該電子秤4の配
置領域に設けられた測定レール401の上を、受け皿1
00が支持体2とは上下方向の連係がない状態(つまり
受け皿100と支持体2は搬送(進行)については連係
しているが、上下方向の重力支持の係合がない状態)で
自由に滑走できるようにされているという特徴がある。
1に、その周壁1011の下部(より具体的には搬送方
向左右外側の水平な板状フランジ部1013の下部)
に、進行方向に沿って延設された前記測定レール401
上を滑走する滑走面107を設けている(図1,図3参
照)。そしてこの測定レール401上を受け皿本体10
1が滑走する際に、支持体2の一対の支持軸201が貫
通する部分は、上下方向については受け皿本体101が
該支持軸201に対して浮いた状態(重量を支持しない
状態)となるようにガイドレール7と測定レール401
の高さ位置関係が設定されている。
浮動関係を呈することができるように設けられた受け皿
本体101と支持体2は、重量測定の領域以外では、受
け皿本体101は、支持体2によって重量が支えられた
状態でコンベアチエン31により搬送方向に連行(進
行)されるようにしている特徴がある。
401が延設されていないので、支持体2の支持軸20
1に対して受け皿本体101の遊嵌部はその上限位置で
係合し、重量を支えた状態となる。
うことができるように構成されているという特徴があ
る。
透過光検出受光部材5を配置した透過光測定の領域で
は、受け皿本体101下部の出口パッキン105が、該
透過光検出受光部材5の上面(受光面)との間で良好な
遮光シール状態を確保しながら搬送されるようになって
おり、かつ本例においてはこのために、支持体2に対し
て受け皿本体101が遊嵌支持されているという構成を
都合よく利用して、透過光検出受光部材5の上面を出口
パッキン105が摺動する際に、該受け皿本体101が
支持体2の支持軸201に対して若干浮き上がった状態
で走行するようにしている。このために、出口パッキン
105が接触する該上面(受光面)501、及び支持体
2が走行するガイドレール7の高さ関係を調整して設定
することが好ましい。このような若干浮き上がった状態
とすることで出口パッキン105に対してこれが接する
上面(受光面)への弾性変形を、受け皿100や農産物
の重量で与えてより高い遮光性を得ることができる。
に行うことができるように構成されているという特徴が
ある。
1を支持する支持体2に設けた傾動アーム203を、コ
ンベアチエン31側に所属するブラケット300により
搬送方向と平行な軸回りに回動可能に支持し、かつその
回動の阻止と解除のための機構をコンベアチエン31側
で行うことができる。なお本例においてこのために採用
した構成については後述する。
通りであるが、更に説明すべき詳細の構造について以下
述べる。
201を介した遊嵌関係の支持構造について初めに説明
すると、これは図2,図4及び図5によく示される。
1011に対して、その進行(搬送)方向の前後に一対
に設けられた支持軸201,201は、支持体2に対す
る受け皿本体101の重量を計測するためだけを考えれ
ば、周壁1011を搬送横方向に水平で平行に貫通し上
下方向の遊動関係を得ればよいので、受け皿本体101
に設けた嵌合孔を支持軸201に対して単純に遊嵌する
関係とすればよい。しかし本例においては、該支持体2
による受け皿本体101の搬送左右方向の位置規制を行
うために、その一対の支持軸201の一方(図5で言え
ば搬送方向の後ろ側)を、受け皿本体101の周壁10
11に形成した遊嵌孔(A)108に遊嵌し、もう一方
(図5で言えば搬送方向の前側)の支持軸201を、こ
れに回動自在に取り付けたテーパ付コロ202が、受け
皿本体101の周壁1011に形成した遊嵌孔(B)1
09に遊嵌するように設けている。ここで支持軸201
の一方を、コロ202を介して遊嵌孔(B)109に遊
嵌するようにしているのは、受け皿本体101を支持体
2に対して搬送左右方向の位置ズレを一定範囲内に拘束
するためであり、このためにテーパ付該コロ202には
搬送方向左右の外側に向かって円錐状に径が大きくなる
鍔部が図示の如く設けられている。なお受け皿100の
搬送前後方向の移動規制は、本例では、該コロ202が
上下方向に長い長円形状の前記遊嵌孔19の縁部に掛合
することで行われる。
8、あるいは(コロを介して)遊嵌孔(B)109にそ
れぞれ遊嵌貫通するようにして支持体2に取り付けられ
ている支持軸201は、遊嵌状態とされることで上下、
前後に遊動する隙間を有して前記した所定の作用を満足
することができる。なお、本例では遊嵌孔(B)109
とコロ202の構成を、受け皿本体の進行方向前側に有
するものとして示したが、後側の遊嵌部Aの位置に置き
換えてもよいし、両方に設けてもよいことは言うまでも
ない。
傾動用のアーム203を有している構造とその作用につ
いて説明する。
部として一体に設けられているという特徴に加えて、コ
ンベアチエン31に連係して設けたブラケット300の
上方の一部に形成した支点部材302に対し、支点ピン
303により回動自在に取り付けられているという特徴
と、該ブラケット300に設けた係合フック301によ
り係止される端部の係止ピン204を有しているという
特徴がある。
300側に設けた係合フック301によって係止ピン2
04が係止されることで、支持体2(受け皿本体101
が連係)を水平に保持し、かつこの係止を解除すること
によって、支持体2(受け皿本体101も連係)の支点
ピン303回りの回動を許容するようにしている。
す如く、ブラケット300に前記係合フックの回転中心
をなす支点ピン304に取り付けられたフックバネ30
5によって、係止ピン204側に付勢されるように設け
られ、所定の位置で図6に示す如くタッチ部306をソ
レノイドなどを用いたタッチレバー6で操作することに
よって、係止ピン204との係合を解放し、支持体2ご
とに受け皿100を側方に傾動させて農産物Nを排出仕
分けするように構成されている。
ンレール3上を走行回転するチエン31のチエンリンク
32に定間隔で取り付けられている。
皿装置1の動作を説明すると、通常は、受け皿100は
支持体2に重量が支えられて搬送される。
ン31が走行回転し、チエ−ンリンク32に取り付けた
ブラケット300の係合フック301に係止された支持
体2により水平に保持された受け皿100が、選別機の
重量測定領域に設けられた電子秤4の位置に至ると、受
け皿本体101の下方設けた滑走面107が測定レール
401上に乗り上げる(図1、図4参照)。
A108と遊嵌孔(B)109を支えていた支持軸20
1とコロ202の関係で支持体2から浮き上がり、上下
方向について隙間を作用ずる関係になる。つまり、支持
体2との上下方向拘束関係は解除され、上下方向の荷重
を支える作用はなくなるので、電子秤4により正確な重
量計測ができることになる。
関係は、必ずしも簡単には考えられないが、例えば上述
したコンベアチエン側のブラケット300と受け皿10
0の支持体2との関係を、これらが係合して受け皿の水
平状態に保持し、あるいは係合を解放して側方に傾動さ
せることで農産物を排出できる機構を有するものであれ
ば、種々の態様を採用することができる。
側壁106の外側を囲むように枠状に形成したものを図
示したが、支持軸201が平行した剛性を有するもので
あれば前後の外側部分は欠けて無くてもよいことはもち
ろんである。
ると、受け皿本体101下部の出口パッキン105が、
該透過光検出受光部材5の上面(受光面)との間で良好
な遮光シール状態を確保しながら搬送される、しかも本
例では、透過光検出受光部材5の上面を出口パッキン1
05が摺動する際に、該受け皿本体101が支持体2の
支持軸201に対して若干浮き上がった状態で走行する
ようにしているので、受け皿100や農産物の重量で出
口パッキン105を弾性変形させることができて、より
高い遮光性を得ることができる。
図、図9は図8のD−Dで示した断面図である。
と、支持体22の前支持軸2211及び後支持軸221
2との組み合わせ部を異なる構造になした例である。
施形態1と同様に受け皿本体121と、上部カバー12
2と、上部上座123と、下部に取り付けた出口パッキ
ン125とからなり、受け皿本体121の中央部に内筒
124を設けて上下に貫通した透過光通路R2を形成し
ている。
方向の左右に位置する上下方向に延びる側壁126と、
前壁1261及び後壁1262とを有し、かつこれら前
壁1261及び後壁1262をそれぞれ内筒124の方
向に向けて凹ませることで、前支持軸2211が嵌入す
る遊嵌部B129、及び後支持軸2212に回動自在に
取り付けたコロ222が嵌入する遊嵌部A128を有す
るように形成している。すなわち遊嵌部A128と遊嵌
部B129は穴ではなく側壁126に対し前後からの切
欠き状の凹みで形成している。
り、前支持軸2211は前記遊嵌部B129に通し、後
支持軸2212はコロ222を回動自在に取り付けて前
記遊嵌部A128に通して取り付けられている。また前
支持軸2211は遊嵌部B129と、後支持軸2212
のコロ222は遊嵌部A128とによって、それぞれ上
下、前後に一定の範囲で受け皿120が遊動できるよう
に支持している。
キン125を挟んで両側に進行方向に水平で平行な滑走
面127を設けて電子秤42の上部に設けられた測定レ
ール421の上を滑走できるようになしている。
42の測定レール421上にあるとき、前支持軸221
1と後支持軸2212のコロ222は、前記遊嵌部B1
29と、前記遊嵌部A128に対しそれぞれ上下の中間
に位置して浮いた状態にできるようになしている。
け皿本体121の遊嵌部A128と遊嵌部B129がそ
れぞれ前後方向の外に向けて開放されているので電子秤
42の測定レール421上にあるとき遊嵌部A128と
遊嵌部B129の遊動状態、即ち前支持軸2211と後
支持軸2212のコロ222との接触の有無や浮き上が
った状態を外部から目視点検できるので組立調整を正確
に行うことができるという利点がある。
受け皿装置の発明によれば、農産物内部を透過した透過
光を利用して内部品質情報を検出できると共に、農産物
の等階級評価に利用される重量測定を、透過光検出に適
した構造の受け皿を使用しながら都合よく得ることがで
き、しかもこのために必要な選別機の構造も簡易に構成
できるという効果が奏される。
ば、一条のチエンコンベアで受け皿を側方下部に傾動さ
せる如くなした選別機において、受け皿は農産物を一度
載せたらそのまま走行させながら移送中に電子秤の上を
滑走させ、その農産物の重量を計測できるようになした
ので重量測定結果に基づいて大きさを区分けし、受け皿
の中央部を上下に貫通する透過光通過路を通ってきた透
過光の検出結果に基づいて内部品質の区分けをすること
ができるため、カメラを用いた外観形状寸法による区分
けが適用され難く重量による区分けをしたい農産物の内
部品質測定を併用した選別仕分けをすることができると
いう効果を奏する。
中央上部に設けた上部受け座に農産物を載せこの農産物
の個々の重量を計測する機能と、農産物の下部を除く全
周面を照射光で照射しカメラによる外観計測ができる機
能と、受け皿の中央部を上下に貫通した透過光通路を通
ってきた透過光を検出する機能とを併せ設けることがで
きるため、大きさは重量計測で区分し、色づき具合等外
観品質はカラーカメラで計測して区分し、糖度や熟度等
の内部品質は受け皿の中央部を上下に貫通した透過光通
過路を通ってきた透過光の検出結果に基づいて区分する
選別機を構成することができる。
如くいろいろな測定項目を測定し区分け選別することが
できるので1台の選別機で多目的に使用され、農産物の
品目や測定項目が変わるごとに選別機を替えなくてもよ
いという効果を奏する。
受け皿 101,121…受け皿本体 1011…周壁 1012…底壁 1013…板状フ
ランジ部 102,122…上部カバー 103,123…上部受け座 104,124…
内筒 105,125…出口パッキン 126…側壁 1261…前壁 1262…後壁 107,127…滑走面 108,128…
遊嵌孔(部)A 109,129…遊嵌孔(部)B 2,22…支持
体 201…支持軸 2211…前支持
軸 2212…後支持軸 202,222…
コロ 203…傾動アーム 204…係止ピン 205…摺動部 206…枠体部 3…チエンレール 31…チエン 32…チエンリン
ク 300…ブラケット 301…係合フッ
ク 302…支点部材 303…支点ピン 304…フック支点ピン 305…フックバ
ネ 306…タッチ部 4,42…電子秤 401,421…測定レール 5…透過光受光部
材 501…受光面 6…タッチレバー 7…安定ガイドレール R1,R2…透過
光通路 N…農産物
Claims (3)
- 【請求項1】 受け皿の上部中央に設けられた農産物載
置用の上部受座と、この上部受座の中央部から受け皿下
面まで貫通しかつ外部から遮光されて農産物を透過した
光を受け皿下方に照射する透過光通路とを有する受け皿
を、農産物の重量を測定する重量測定領域、及び農産物
透過光の測定領域を通すように搬送し、これらの測定領
域の下流で、受け皿上の農産物を排出するように該受け
皿を搬送方向の側方に傾動可能に設けた選別機におい
て、 受け皿本体の下部に、受け皿の中央部を上下に貫通した
透過光通路を形成する内筒の左右両外側に下方に延びる
垂直で進行方向に平行な側壁を形成し、両側壁の下方に
重量測定領域に配置した電子秤の測定レールと接触させ
る滑走面を設け、内筒の外側の進行方向前後に両側壁を
横方向に水平で平行して貫通する支持軸の遊嵌部を設
け、両滑走面の間に透過光通路出口パッキンを設けた受
け皿本体と、受け皿本体の側壁の両外側に前記遊嵌部に
貫通させた2本の支持軸を取り付けて受け皿本体を遊嵌
状態に組み合わせた受け皿支持体と、該支持体の一側の
外側方に傾動支点と係合ピン取り付け部を有する傾動ア
ームを設け、無端状に走行回転する一条のコンベアチエ
ンに設けたブラケットの上部に支点ピンにより受け皿支
持体を側方に回動自在に取り付け、係合フックにより水
平に係止して搬送すると共に、該受け皿支持体の支持軸
に遊嵌させた受け皿本体の滑走面を電子秤の測定レール
に臨ませたとき受け皿本体が支持軸から浮き上がり遊嵌
部の上下と非接触状態となって農産物とこれを載せた受
け皿の重量が計測され、更に進行して所定の位置で係合
フックの係合を解放させたとき該受け皿は側方に傾動す
る如く構成したことを特徴とする選別機の受け皿装置。 - 【請求項2】 前記支持軸のいずれか一本に遊嵌部と対
応する位置に回動自在なコロを設け、受け皿が電子秤の
測定レール上を滑走するとき該コロの外周の一部だけが
遊嵌部の内周前側縁と接触する如くなしたことを特徴と
する請求項1記載の受け皿装置。 - 【請求項3】 前記2本の支持軸を通す遊嵌部は、受け
皿本体の下方に延びる前壁と後側の後壁をそれぞれ前後
の外からコ字状と逆コ字状に内筒の外周側に向けて凹ま
せて形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の選
別機の受け皿装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4796599A JP2000246185A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 農産物の選別機に用いる受け皿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4796599A JP2000246185A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 農産物の選別機に用いる受け皿装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000246185A true JP2000246185A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12790060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4796599A Pending JP2000246185A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 農産物の選別機に用いる受け皿装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000246185A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-02-25 JP JP4796599A patent/JP2000246185A/ja active Pending
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