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JP2000244963A - 移動通信装置 - Google Patents

移動通信装置

Info

Publication number
JP2000244963A
JP2000244963A JP11041588A JP4158899A JP2000244963A JP 2000244963 A JP2000244963 A JP 2000244963A JP 11041588 A JP11041588 A JP 11041588A JP 4158899 A JP4158899 A JP 4158899A JP 2000244963 A JP2000244963 A JP 2000244963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile communication
private branch
message
pbx
branch exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11041588A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Imafuku
慶子 今福
Tomoko Yamashita
知子 山下
Koji Sugiyama
孝二 杉山
Hironaga Miyazaki
博永 宮崎
Koichi Yoshida
浩一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP11041588A priority Critical patent/JP2000244963A/ja
Priority to US09/369,237 priority patent/US6564054B1/en
Priority to CN99120553.7A priority patent/CN1123252C/zh
Publication of JP2000244963A publication Critical patent/JP2000244963A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動通信網にインタフェース装置を介して接続
され、準公衆ローミング機能を備えた構内交換機(PB
X)で構成された移動通信装置に関し、インタフェース
装置(PIU)が未実装又は使用不可状態にあるPBXを経由
して、移動機(PHS)、移動通信網の間で通信を実現す
る。 【解決手段】第1のPBX16を、PIU14を介して接続されて
準公衆ローミング機能を備えた第2のPBX17に専用線2
5,26で接続し、PBX16が、自局に上がって来たPHS22の
位置登録/発信要求をPBX17を経由して移動通信網10に
送信し、PBX17が、移動通信網10からのPHS22宛の着信要
求をPBX16に経由してPHS22に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信装置に関
し、特に移動通信網にインタフェース装置を介して接続
され、準公衆ローミング機能を備えた構内交換機(Priv
ate Branch eXchange、以後、PBXと称することがある)
で構成された移動通信装置に関するものである。
【0002】近年、PBX内の基地局を介して、移動機と
しての公衆PHS(以下、単にPHSと略称する)が移動通信
網と同等のサービスを受ける事ができる準公衆ローミン
グ機能を用いることにより、PHSの利用範囲が拡大して
来ている。PHSが、移動通信網と同等なサービスを受け
るためには、PHS−移動通信網間の位置登録、発信、及
び着信が確実に行われことが重要である。
【0003】
【従来の技術】図52は、従来の移動通信装置の構成を示
しており、この移動通信装置は、準公衆エリア80内にPH
S22を有する基地局(以下、BS装置と称する)19、この
基地局19を収容する準公衆ローミング機能を備えた構内
交換機16、及びこの構内交換機16を移動通信網10に接続
するPIU(PHS Interface Unit)13で構成されている。
【0004】公衆基地局管理エリア90を在圏エリアとす
る公衆基地局91を収容した移動通信網10は、固定通信網
92に接続されて公衆通信網93を構成している。PHS22
は、BS装置19、構内交換機16、及びPIU13を経由して移
動通信網10に位置登録を行い、エリア90に在圏する移動
機(図示せず)又は固定通信網92に収容された電話機94
との間で発信又は着信等の制御を行う。
【0005】すなわち、構内交換機16は、公衆基地局91
の電波の届かない準公衆エリア80に在圏するPHS22から
移動通信網10に対する位置登録及び発信、並びに移動通
信網10からPHSに対する着信を仲介し、両者間の通話を
可能にしている。図53は、構内交換機16の準公衆ローミ
ング機能による位置登録の原理を示しており、PHS22,2
3をそれぞれ一斉呼出エリア81,82に在圏するBS装置1
9,20が、構内交換機16に収容され、エリア81,82を含
む準公衆エリア80内に在圏する全PHSを管理する構内交
換機16は、PIU13を経由して移動通信網10に接続されて
いる。
【0006】構内交換機16は、PHSが在圏する一斉呼出
エリアに対応した「正規化呼出エリア番号」をPHSの位
置情報として移動通信網10に位置登録を行う。例えば、
PHS22,23の位置情報は、それぞれPHS22,23が在圏する
一斉呼出エリア81,82に対応した「正規化呼出エリア番
号」=例えば“1”,“2”、として位置登録が行われ
る。
【0007】これを、図54に示した位置登録シーケンス
で説明する。BS装置19は、PHS22からのPS番号等を含むS
ETUPメッセージ(位置登録要求)を受信し、このメッセ
ージをPBX16に送信する(ステップR10)。PBX16は、CAL
L-PROCメッセージをBS装置19に返信するとともに、PHS2
2が在圏する一斉呼出エリア81(BS装置19に対応)に対
応した「正規化呼出エリア番号」=“1”を付加してSE
TUPメッセージをREGISTERメッセージに変換してPIU13に
送信する。
【0008】PIU13は、「正規化呼出エリア番号」=
“1”を記憶し、「正規化呼出エリア番号」を含まない
REGISTERメッセージを移動通信網10に送信して位置登録
要求を行う(ステップR11)。以後、移動通信網10から
のFACILITYメッセージ(認証要求)がINFOメッセージに
PBX16で変換されてBS装置19(従って、PHS22)に送られ
(ステップR12)、BS装置19からのINFOメッセージ(認
証応答)がFACILITYメッセージに変換されて移動通信網
10に送信され(ステップR13)、移動通信網10からのREL
-COMPメッセージがDISCメッセージに変換されてBS装置1
9に送信される(ステップR14)。
【0009】そして、BS装置19−PBX16間でRELメッセー
ジとREL-COMPメッセージが送受信されて位置登録が終了
する(ステップR15,R16)。図55は、準公衆ローミング
機能による着信シーケンスを示しており、PIU13は、移
動通信網10から発番号、着番号、及びPS番号を含んだSE
TUPメッセージ(着信要求)を受信すると、記憶してい
た「正規化呼出エリア番号」をSETUPメッセージに付加
したSETUPメッセージを作成し、このメッセージをPBX16
に送信する。
【0010】PBX16は、受信したSETUPメッセージに含ま
れる「正規化呼出エリア番号」に対応したBS装置19(従
って、PHS22)に「正規化呼出エリア番号」を含まないS
ETUPメッセージを送信する(ステップR20)。以後、BS
装置19から移動通信網10にCALL-PROCメッセージが送信
され(ステップR21)、位置登録シーケンスと同様に、
認証要求及び認証応答のメッセージが送受信された後
(ステップR22,R23)、BS装置19から移動通信網10にAL
ERTメッセージ及びCONNメッセージが順次送信され(ス
テップR24,R25)、移動通信網10からBS装置19にCONNメ
ッセージの応答メッセージであるCONN-ACKメッセージが
送信された後(ステップR26)、通話が開始される(ス
テップR27)。
【0011】次に、準公衆ローミング機能による発信シ
ーケンスを図56により説明する。BS装置19は、発番号、
着番号、及びPS番号を含むSETUPメッセージをPBX16及び
PIU13を経由して移動通信網10に送信する(ステップR3
0)。移動通信網10は、CALL-PROCメッセージをBS装置19
に送信した後(ステップR31)、認証要求及び認証応答
のメッセージをBS装置19とに対して送受信する(ステッ
プR32,R33)。
【0012】そして、ALERTメッセージ及びCONNメッセ
ージがRBT(リングバックトーン)のステップを介して
移動通信網10からBS装置19に送信された後(ステップR3
4,R35,R36)、通話が開始される(ステップR37)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の移動
通信装置においては、PBX16に接続された全てのPIUが、
障害、輻輳又は未実装等の理由により使用できない状態
のとき、PHS22からの位置登録または発信、PHS22への着
信は不可能となる。従って、PIUの障害の復旧、輻輳状
態の緩和、又は実装等によりPIUが使用可能な状態とな
らなければ、PHS22は、準公衆ローミング機能を備えたP
BX16を経由して移動通信網10と通信をすることが出来な
かった。
【0014】従って本発明は、移動通信網に接続されて
準公衆ローミング機能を備えた構内交換機で構成された
移動通信装置において、PIUが未実装又は使用不可状態
にあるPBXを経由して、PHS22−移動通信網10間で通信を
実現することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る本発明の移動通信装置は、移動機と
通信を行う基地局を収容する第1の構内交換機と、該第
1の構内交換機に専用線で接続され、インタフェース装
置を介して移動通信網に接続されて準公衆ローミング機
能を備えた第2の構内交換機と、で構成された移動通信
装置であって、該第1の構内交換機が、予め有する該移
動機の位置情報を該移動通信網固有の仮想位置情報に変
換し、該仮想位置情報を該第2の構内交換機を介して該
インタフェース装置に送信する変換手段を有し、該第2
の構内交換機は、該仮想位置情報に対する該移動通信網
からの応答情報を該第1の構内交換機に送信するように
設定する送信設定手段を有することを特徴としている。
【0016】これを、図1に示した動作原理(1)により
説明する。本移動通信装置は、基地局(BS装置)19と、こ
の基地局19の管理エリア81内の移動機(PHS)22と、この
基地局19を収容する第1の構内交換機16と、このPBX16
と例えば専用線トランク(以後、単に専用線と称する)
25及び26を介して接続された第2の構内交換機(PBX)17
と、このPBX17を移動通信網10に接続するインタフェー
ス装置(PIU)14とで構成されている。
【0017】PBX16及びPBX17には、それぞれ変換手段及
び送信設定手段が含まれている。 PBX16の変換手段は、PHS22より位置情報を基地局19を
介して受信すると、基地局19の装置番号をキーとしてPH
S22の位置を決定し、この位置の情報を移動通信網10固
有の仮想位置情報に変換してPBX17に専用線25を介して
送信する。
【0018】PBX17は、専用線26を介して受信した仮
想位置情報をPIU14を経由して移動通信網10に送信す
る。同時にPBX17の送信設定手段は、仮想位置情報が自
局以外から送信されたことを判断し、仮想位置情報に対
する移動通信網10からの応答情報を専用線26を経由して
PBX16に送信するように設定する。
【0019】これにより、基地局19の管理エリア81のPH
S22の位置情報が、PBX16にPIUが接続されていない場合
においても、棄却されることなく、PBX17及びPIU14を経
由して移動通信網10送信され移動通信網10からの位置情
報に対する応答情報をPBX17を経由してPBX16に送信する
ことが可能となる(同図の)。
【0020】また、請求項2に係る本発明においては、
該位置情報及び該仮想位置情報が、それぞれ位置登録情
報及び仮想位置登録情報であってもよい。すなわち、PB
X16にPIUが接続されていない場合においても、PHS22の
位置登録情報が仮想位置登録情報に変換され、棄却され
ることなく、PBX17及びPIU14を経由して移動通信網10に
送信され、移動通信網10からの位置登録情報に対する応
答情報をPIU14及びPBX17を経由してPHS22に送信するこ
とが可能となる。
【0021】また、請求項3に係る本発明においては、
該位置情報及び該仮想位置情報が、それぞれ該位置登録
情報を含む発信情報及び仮想発信情報であってもよい。
すなわち、請求項2の位置登録情報と同様に位置登録情
報を含む発信情報においても、PBX16の変換手段は、PHS
22からの発信情報に含まれる位置情報を仮想位置情報に
変換した仮想発信情報を作成してPBX17に送信する。PBX
17は、仮想発信情報をPIU14を介して移動通信網10に送
信する。同時にPBX17の送信設定手段は、仮想発信情報
に対応した応答情報をPBX16に送信するように設定す
る。
【0022】これにより、PBX16は、移動通信網10との
間で発信情報とその応答情報をPBX17経由で送受信する
ことが可能となる。また、請求項4に係る本発明におい
ては、該変換手段が、該仮想位置情報を位置情報に逆変
換することが可能である。
【0023】すなわち、PBX16の変換手段は、移動通信
網10からPBX17を介してPBX16に送られて来た応答情報に
含まれる仮想位置情報を位置情報に逆変換し、この位置
情報に基づいてPHS22に応答情報を送信することが可能
となる(同図の)。また、請求項5に係る本発明にお
いては、該送信設定手段は、該移動通信網からの位置登
録された該移動機宛の着信情報を該第1の構内交換機に
送信するように設定することが可能である。
【0024】すなわち、PBX17の送信設定手段は、位置
登録されたPHS22宛の着信情報を、PBX16に送信するよう
に設定する。これにより、PBX17は、BS装置19の管理エ
リア81で位置登録されたPHS22宛の着信情報をPBX16に送
信することが可能となる(同図の)。
【0025】また、請求項6に係る本発明においては、
該第1の構内交換機が、自局が収容するインタフェース
装置を介して該移動通信網に接続されて準公衆ローミン
グ機能を備えており、該第1の構内交換機は、該自局の
インタフェース装置を使用することが可能であるか否か
を判定する判定手段を有し、使用可能であるとき該位置
情報を該自局のインタフェース装置を介して該移動通信
網に送り、使用不可であるとき該第2の構内交換機を介
して該移動通信網に送ることを特徴としている。
【0026】これを、図2に示した動作原理(2)により
説明する。この移動通信装置が、図1で示した移動通信
装置と異なる点は、第1の構内交換機16が、移動通信網
10に接続されたPIU13を収容していることと、このPIU13
が使用可能であるか否かを判定する判定手段を備えてい
ることである。
【0027】動作においては、判定手段は、位置情報を
移動通信網10に送信するとき、PIU13が使用可能か否か
を判定し、使用可能であるときはPIU13を経由して送信
する(同図の)。使用不可のとき、上記の通り第2の
構内交換機17を経由して送信する(同図の)。
【0028】これにより、PIU13が障害又は輻輳により
使用できないときにおいても、第2の構内交換機17を経
由して位置情報を送信することが可能となる。また、請
求項7に係る本発明においては、該第1の構内交換機
が、該移動通信網のインタフェース装置を収容した複数
の構内交換機に専用線で接続されており、該判定手段
が、該自局のインタフェース装置の使用ができないと
き、該専用線が使用可能か否かを判定し、使用可能な該
専用線を介して該位置情報を送信することを特徴とする
移動通信装置。
【0029】これを、図3に示した動作の原理(3)に
より説明する。この移動通信装置が、図2に示した移動
通信装置と異なる点は、移動通信網10に接続されたPIU1
5を収容するPBX18が、PBX16に専用線27及び28を介して
接続されていることである。動作において、PBX16の判
定手段は、自局のPIU13が使用不可のとき(同図の
)、専用線25及び27が使用可能であるか否かを判定す
る。そして、使用可能な例えば専用線27を経由して位置
情報を送信する(同図の,)。PBX18の動作は、図
2に示したPBX17と同じである。
【0030】これにより、PBX16は、自局が収容するPIU
13が使用不可のとき、PHS22の位置情報を使用可能な専
用線に接続されたPBXを介して移動通信網10に送信する
ことができる。また、請求項8に係る本発明では、該第
1の構内交換機が、他の構内交換機に対し、それぞれ該
専用線を経由して、該収容しているインタフェース装置
が使用可能か否かの問合メッセージを送信する手段を有
し、該問合メッセージを受けた構内交換機が、該問合メ
ッセージに対する応答メッセージを返信する手段を有す
ることが可能である。
【0031】これを、図4に示した動作の原理(4)に
より説明する。この移動通信装置が、図3に示した移動
通信装置と異なる点は、PBX16が、PBX17及び18に接続さ
れたPIU14及び15が使用可能であるか否かを問い合わせ
るPIU状態問合手段を備え、PBX17及び18が、それぞれPI
U14及び15の状態を応答するPIU状態応答手段を備えてい
ることである。
【0032】動作において、PBX16のPIU状態問合手段
は、自局が収容するPIU13が使用不可のとき(同図の
)、専用線25及び27を介してPBX17及び18に対して収
容するPIU14及び15が使用可能であるか否かを問い合わ
せるメッセージをそれぞれ送信する(同図の)。この
メッセージを受けたPBX17及び18のPIU状態応答手段は、
自局のPIUが使用できるか否かの応答メッセージをPBX16
に返送する(同図の)。PBX16は使用可能であること
を返信したPBXに対して上述した位置情報を送信する。
【0033】これにより、PBX16は、使用可能なPIUを収
容するPBXを経由して位置情報を送信することが可能と
なる。従って、専用線は使用可能であるが、収容するPI
Uが使用できないPBXに位置情報を送ってしまい棄却され
ることが回避できる。また、請求項9に係る本発明で
は、該第1の構内交換機以外の構内交換機は、該収容し
ているインタフェース装置が使用できるか否かを示す装
置状態情報を該第1の構内交換機に通知する手段を有
し、該第1の構内交換機が、該装置状態情報を記憶し該
使用可能なインタフェース装置を収容する構内交換機に
該位置情報を送信する手段を有することが可能である。
【0034】これを、図5に示した動作の原理(5)に
より説明する。この移動通信装置が、図4に示した移動
通信装置と異なる点は、PBX17及び18が自局のPIU14及び
15が使用可能であるか否かをPBX16に通知するPIU状態通
知手段をそれぞれ備え、PBX16が、PBX17及び18のPIUの
状態を記憶するPIU状態記憶手段を備えていることであ
る。
【0035】動作において、PBX17及び18のPIU状態通知
手段は自局のPIUが使用可能であるか否かを示す状態をP
BX16に通知する(同図の)。PBX16のPIU状態記憶手段
は、通知を受けた各PIU14,15の状態を記憶する。そし
て、PBX16は、自局のPIU13が使用できないとき(同図の
)、位置情報をPIU状態記憶手段に基づいて使用可能
な状態のPIUを備えたPBXを介して移動通信網10に送信す
る。
【0036】これにより、PBX16は、PBX17及び18に収容
する各PIUの状態を問い合わせることなく、PIU状態記憶
手段を参照することにより、使用できないPIUを収容す
るPBXに位置情報を送ってしまい棄却されることが回避
できる。また、請求項10に係る本発明では、該第1の構
内交換機は、該インタフェース装置を収容した構内交換
機を予め設定された優先順位に基づいて選択する手段を
有することができる。
【0037】これを、図6に示した動作の原理(6)に
より説明する。この移動通信装置が、図3に示した移動
通信装置と異なる点は、PBX16が判定手段の代わりに選
択手段を備えていることである。すなわち、PBX16の選
択手段は、予め設定された優先順位にしたがってPBXを
選択し、選択したPBXを経由して移動通信網10に位置情
報を送出する(同図の,)。
【0038】これにより、保守者が予め設定したPBXを
経由して位置情報を移動通信網に送出することができ、
きめの細かいサービスを提供することが可能となる。ま
た、請求項11に係る本発明では、該第1の構内交換機
は、該第1の構内交換機が、該インタフェース装置を収
容する構内交換機を順次均等に選択する手段を有するこ
とが可能である。
【0039】すなわち、図6に示した選択手段は、PBX1
6に接続されたPBX17及び18を優先順位にしたがって選択
せずに、順次選択することができる。これにより、PBX1
7及び18を均等に選択することにより負荷を分散するこ
とが可能となる。
【0040】また、請求項12に係る本発明では、該第1
の構内交換機が、該位置情報の送信対象となる他の構内
交換機を、予め設定された時間帯に従って選択する手段
を有することが可能である。すなわち、図6に示した選
択手段は、優先順位の代わりに予めPBX17及び18を使用
する時間帯を設定する。この設定に従って選択手段は、
PBXを選択し、選択したPBXを経由して位置情報を移動通
信網10に送る。
【0041】また、請求項13に係る本発明では、該第1
の構内交換機が、自局の現在のインタフェース装置の回
線使用個数が予め設定された回線使用個数以上であると
き、他の構内交換装置のインタフェース装置を経由して
該位置情報を送信する手段を有することができる。
【0042】これを、図7に示した動作の原理(7)に
より説明する。この移動通信装置が、図2に示した移動
通信装置と異なる点は、PBX16が判定手段の代わりにPIU
回線使用個数管理手段を備えていることである。すなわ
ち、管理手段は、PIU13で現在使用中の回線数と予め設
定された使用可能回線数とを比較し、使用中回線数が使
用可能回線数より大きくなったとき、他のインタフェー
ス装置を経由して位置情報を送信するように回線を管理
する。
【0043】これにより、PIU13の使用回線が一定の使
用状況に達した時、専用線を介して他のPBXのPIUを経由
して位置登録又は発信要求を行うことが可能となり、負
荷の分散を行うことができる。また、請求項14に係る本
発明では、該第1の構内交換機が、複数の基地局を収容
しており、該位置情報を送信すべき構内交換機を各基地
局毎に指定する手段を有することが可能である。
【0044】これを、図8に示した動作原理(8)により
説明する。この移動通信装置が図2に示した移動通信装
置と異なる点は、PBX16がさらにBS装置20を収容し、こ
のBS装置20の管理エリア82内にPHS23が在圏すること
と、判定手段の代わりに管理手段を有することである。
【0045】動作において、管理手段には、予めBS装置
19及び20と自局を含めたPBXとの対応関係が設定されて
いる。例えば、BS装置19から位置情報を受信したとき、
管理手段は、受信した位置情報をBS装置19に対応付けら
れた自局のPIU13を経由して移動通信網10に送信する
(同図)。BS装置20から位置情報を受信したとき、管
理手段は、BS装置20に対応したPBX17を経由して位置情
報を送信する(同図)。
【0046】これにより、BS装置毎に使用するPBX、ひ
いてはPIU装置を選択することが可能となり、移動通信
装置内の負荷を分散することが可能となる。また、請求
項15に係る本発明では、該移動機及び該インタフェース
装置がそれぞれPHS及びPHSインタフェース装置で
あってもよい。
【0047】
【発明の実施の形態】実施例(1) 上記の図1〜図6に概念的に示した本発明に係る移動通
信装置の実施例(1)の装置構成を図9で説明する。この
移動通信装置は、移動通信網10に接続されたPIU13,1
4,及び15をそれぞれ収容したPBX16,17,及び18で構成
されており、PBX16は、それぞれ専用線25,26,及び専
用線27,28を経由してPBX17及びPBX18に接続されてい
る。
【0048】PBX16は、それぞれPHS22及び23を一斉呼出
エリア81及び82内に有するBS装置19及び20を収容し、PB
X17は、PHS24を一斉呼出エリア83内に有するBS装置21を
収容している。また、PBX16及び17には、それぞれ保守
端末29及び30が接続されている。
【0049】PBX16,17は、それぞれ通話路装置31,3
4、中央制御装置32,35、及び記憶装置33,36で構成さ
れている。PBX16の記憶装置33は、メッセージ送受信制
御装置40、要求情報変換テーブル41、メッセージ分析装
置42、保守装置43、呼管理装置44、専用線管理テーブル
45、PIU使用判定装置46、BS装置管理テーブル47、PIU状
態管理テーブル48、メッセージ変換装置49、呼管理テー
ブル50、専用線決定装置51、PIUチェック装置52、PIU登
録テーブル53、専用線登録テーブル54、及び捕捉専用線
ブロック番号記憶テーブル55で構成されいる。
【0050】PBX17の記憶装置36は、メッセージ送受信
制御装置60、メッセージ分析装置62、保守装置63、専用
線管理テーブル65、BS装置管理テーブル67、PIU状態管
理テーブル68、メッセージ変換装置69、及び専用線対応
他局データ記憶テーブル70から成っている。なお、PBX1
8の内部構成は、PBX17の内部構成と同じであるので、省
略されている。
【0051】まず、PBX16又はPBX17の準公衆ローミング
機能を用いてPHS22が移動通信網10に位置登録を行う手
順を以下に説明する。 図10は、PBX16における初期のデータ設定フローを示し
ている。まず、PBX16の保守者は、予めBS装置19,20の
一斉呼出エリア番号の設定要求を行う。例えば「BS装置1
9の一斉呼出エリア81のエリア番号=“1”」と保守端
末29からPBX16に設定要求する。
【0052】保守装置43は、設定要求のデータがBS装置
管理テーブル47の設定要求であることを判別し、 BS装
置19の装置番号=“19”をインデックスとしてBS装置19
の領域に一斉呼出エリア番号=“1”を設定する(図10
のステップS010)。図11は、BS装置管理テーブル47を示
しており、各BS装置の一斉呼出エリア番号を記憶する領
域がBS装置番号順に設けられている。管理テーブル47の
BS装置19,20の一斉呼出エリア番号には“1”、“2”
が、それぞれ設定されている。
【0053】また、保守者は、位置登録のために他局位
置設定要求を行う。例えば、「要求情報変換値=
“3”」と保守端末29からPBX16に設定要求しておく。
図12は、要求情報変換テーブル41の一例を示している。
このテーブル41には要求情報変換値が設定されるように
なっている。保守装置43は、設定要求データが要求情報
変換テーブル41への設定要求であると判別し、要求情報
変換値=“3”を要求情報変換テーブル41に設定する
(図10のステップS011)。
【0054】さらに、保守者は、PBX17への位置登録シ
ーケンス時のメッセージを送信する専用線25のトランク
番号及び使用状況使用可否の登録要求を行う。例えば、
「トランク番号=“25”、使用可=“1”」と保守端末
29からPBX16に設定要求しておく。
【0055】図13は、専用線管理テーブル45を示してお
り、PBX16が収容する各専用線のトランク番号及び使用
状況が設定されるようになっている。保守装置43は、設
定要求データが専用線管理テーブル45の設定要求である
と判別し、例えば、専用線25のトランク番号“25”及び
使用状況=“1”を専用線管理テーブル45のブロック番
号1に設定する(図10のステップS012)。
【0056】図14は、PBX17における初期のデータ設定
フローを示している。PBX17の保守者は、予めBS装置21
に対応した一斉呼出エリア番号の登録要求を行う。例え
ば「BS装置21は一斉呼出エリア83のエリア番号=
“1”」として、保守端末30からPBX17に設定要求す
る。保守装置63は、設定要求データがBS装置管理テーブ
ル設定要求なら、 BS装置番号に対応して一斉呼出エリ
ア番号=“1”をBS装置管理テーブル67に設定する(図
11参照)。
【0057】PBX17の保守者は、PBX16からの位置登録シ
ーケンス時のメッセージを受信する専用線26のトランク
番号、及び使用状況=使用可、例えば「トランク番号=
“26”、使用可=“1”」を、保守端末30からPBX17に
設定要求する。保守装置63は、設定要求データが専用線
管理テーブル設定要求であると判別し、専用線26のトラ
ンク番号及び使用状況を専用線管理テーブル65に設定す
る(図12参照)。
【0058】図15〜18は、PBX16において、PHS22が位置
登録を行った場合の位置登録シーケンスを示している。
まず、メッセージ送受信制御装置40は、PHS22がBS装置1
9を介してPBX16へ上げて来た位置登録要求(SETUPメッ
セージ)を受信する(図15のステップS100)。メッセー
ジ送受信制御装置40は、受信したSETUPメッセージの情
報要素を読み出し、BS装置番号及びPS番号(PHS22のアク
セス番号)を認識しメッセージ分析装置42を起動する。
メッセージ分析装置42は、PIU使用判定装置46を起動しP
BX16での使用可能なPIUの判定を行う(同S101,S10
2)。
【0059】使用可能なPIUが有れば、メッセージ分析
装置42はBS装置の番号“19”をキーとしてBS装置管理テ
ーブル47(図11参照)より一斉呼出エリア番号=“1”
を抽出し、メッセージ送受信制御装置40に渡し起動要求
を行う(同S103)。メッセージ送受信制御装置40は,渡
された一斉呼出エリア番号=“1”を正規化呼出エリア
番号としてPHS22にCALL-PROCメッセージを返送し(同S1
04)、捕捉されたPIU13と準公衆ローミング機能の位置
登録シーケンスを行うことよりPIU13を経由して移動通
信網10に位置登録を行う(同S105)。
【0060】使用可能なPIUが無いとき、メッセージ分
析装置42はBS装置番号=“19”を元にBS装置管理テーブ
ル47より一斉呼出エリア番号=“1”及び要求情報変換
テーブル41(図12参照)に設定されている要求情報変換
値=“3”を抽出する(同S106)。
【0061】抽出した要求情報変換値が例えば“0”
(変換値無し)ならば処理不能とし、メッセージ送受信
制御装置40を起動する(同S107)。メッセージ送受信制
御装置40は、REL-COMPメッセージをPHS24に返送する
(同S108)。抽出した要求情報変換値は上記の通り
“3”であるので、抽出した一斉呼出エリア番号=
“1”の先頭に要求情報変換値=“3”を付加し、メッ
セージ送受信制御装置40を起動する(同S109)。メッセ
ージ送受信制御装置40は、メッセージ分析装置42より抽
出された一斉呼出エリア番号=“31”を呼管理装置44に
渡し起動を行う。
【0062】呼管理装置44は、呼管理テーブル50(図19
参照)の空きを捕捉し、専用線決定装置51により専用線
トランクを捕捉する(同S110)。呼管理テーブル50又は
専用線トランクが捕捉できなければ処理不能とし、メッ
セージ送受信制御装置40を起動する。メッセージ送受信
制御装置40は、REL-COMPメッセージをPHS22に返送する
(同S111,S112)。
【0063】呼管理テーブル50及び専用線(例えばトラ
ンク番号=“25”)が共に捕捉できたとき、呼管理テー
ブル50内に呼番号、PS番号、一斉呼出エリア番号=“3
1”、及び捕捉専用線トランク番号=“25”を設定し、
メッセージ送受信制御装置40を起動する。メッセージ送
受信制御装置40は,呼管理テーブル50内の呼番号、PS番
号及び一斉呼出エリア番号=“31”を正規化呼出エリア
番号(仮想位置情報)としてREGISTERメッセージに設定
し、メッセージ変換装置49を起動する。メッセージ変換
装置49は、REGISTERメッセージを専用線プロトコルに変
換し、捕捉した専用線25を経由してPBX17に送信する
(同S113)。
【0064】図16において、PBX17のメッセージ送受信
制御装置60は、専用線25,26を経由してREGISTERメッセ
ージを受信する(同図S114)。メッセージ送受信制御装
置60は、受信したREGISTERメッセージの情報要素を読み
出し、正規化呼出エリア番号=“31”を抽出すると共に
着信専用線26のトランク番号=“26”を抽出してメッセ
ージ分析装置62を起動する(同S115)。
【0065】メッセージ分析装置62は、抽出した着信専
用線26のトランク番号=“26”を参照して専用線管理テ
ーブル65をサーチし、トランク番号=“26”を含むブロ
ックの番号を抽出する。そして、このブロック番号をイ
ンデックスとして専用線対応他局データ記憶テーブル70
(図20参照)をサーチし着信トランク番号対応のブロッ
クを決定し、そこにREGISTERメッセージ受信時の呼番
号、PS番号及び正規化呼出エリア番号=“31”及び着信
専用線26のトランク番号=“26”を設定し、メッセージ
送受信制御装置60を起動する(同S116)。
【0066】図20に示した専用線対応他局データ記憶テ
ーブル70の実施例には、専用線管理テーブル65(図13参
照)の専用線26のブロック番号=“26”でインデックス
された領域に呼番号、PS番号、正規化呼出エリア番号=
“31”、及び着信専用線のトランク番号=“26”が記憶
されている。
【0067】メッセージ送受信制御装置60は、メッセー
ジ変換装置69を起動し、PIUプロトコルに変換した後、P
IU14と準公衆ローミング機能の位置登録シーケンスを開
始し、PIU14に位置登録要求としてREGISTERメッセージを
送信する(同S117)。次に、メッセージ送受信制御装置
60は、PIU14から認証要求として受信したFACILITYメッ
セージの情報要素を読み出し、呼番号を抽出し、メッセ
ージ分析装置62を起動する(同S118)。メッセージ分析
装置62は、抽出した呼番号により上記の専用線対応他局
データ記憶テーブル70をサーチし、一致したブロックか
ら着信専用線26のトランク番号を抽出し、メッセージ送
受信制御装置60を起動する(同S119)。
【0068】メッセージ送受信制御装置60は、メッセー
ジ変換装置69を起動し専用線プロトコルに変換した後、
抽出した専用線26を経由して受信したFACILITYメッセー
ジをPBX16に送信する(同S120)。図17において、PBX16
のメッセージ送受信制御装置40は,専用線25よりFACILI
TYメッセージを受信し(同図ステップS121)、メッセー
ジ変換装置49を起動しBS装置プロトコルに変換した後、
認証要求としてINFOメッセージをPHS24に返送する(同S
122)。
【0069】次に、メッセージ送受信制御装置40は,PH
S22から認証応答としてINFOメッセージを受信し、呼番
号を抽出し、メッセージ分析装置42を起動する(同S12
3)。メッセージ分析装置42は、抽出した呼番号に基づ
いて呼管理テーブル50をサーチし(同S124)、呼番号が
一致する専用線25のトランク番号を抽出し(同S125)、
メッセージ送受信制御装置40を起動する。メッセージ送
受信制御装置40は、メッセージ変換装置49を起動し専用
線プロトコルに変換した後、認証応答としてFACILITYメ
ッセージを専用線25を経由してPBX17に送信する(同S12
6)。
【0070】PBX17のメッセージ送受信制御装置60は、
専用線26より認証応答として受信したFACILITYメッセー
ジから情報要素を読み出し、呼番号を抽出し、メッセー
ジ送受信制御装置60を起動する(同S127)。メッセージ
分析装置62は、抽出した呼番号と専用線対応他局データ
記憶テーブル70より一致する呼番号をサーチし、メッセ
ージ送受信制御装置60を起動する(同S128)。
【0071】メッセージ送受信制御装置60は、受信した
FACILITYメッセージを、メッセージ変換装置69を起動し
てPIUプロトコルに変換した後、PIU14へ送信する(同S1
29)。メッセージ送受信制御装置60は、PIU14から受信
したREL-COMPメッセージの情報要素を読み出し、呼番号
を抽出し、メッセージ分析装置62を起動する(同S13
0)。メッセージ分析装置62は、抽出した呼番号により
専用線対応他局データ記憶テーブル70をサーチし、一致
したところのブロックから着信専用線26のトランク番号
を抽出し、メッセージ送受信制御装置60を起動する。
【0072】メッセージ送受信制御装置60は、REL-COMP
メッセージの情報要素を読み出し、理由要素を抽出し、
メッセージ分析装置62を起動する。メッセージ送受信制
御装置60は、抽出した理由要素=「位置登録失敗」(認
証不可)ならば、専用線対応他局データ記憶テーブル70
の対応エリアをクリアし、メッセージ送受信制御装置60
を起動する。抽出した理由要素=「位置登録成功」(認
証成功)ならば、メッセージ分析装置62は、そのままメ
ッセージ送受信制御装置60を起動する。
【0073】メッセージ送受信制御装置60は、メッセー
ジ変換装置69を起動し専用線プロトコルに変換した後、
抽出した専用線26を経由してREL-COMPメッセージをPBX1
6に送信する(同S131)。図18において、PBX16のメッセ
ージ送受信制御装置40は,専用線25よりREL-COMPメッセ
ージを受信し、メッセージ変換装置49を起動し、BS装置
プロトコルに変換した後、DISCメッセージをPHS22に送
信する(同図ステップS132)。
【0074】メッセージ送受信制御装置40は,PHS22よ
りRELメッセージを受信し、REL-COMPメッセージをPHS22
に返送する(同S133)。これにより、PHS22がPBX16の管
理エリア81で位置登録を行う場合、PBX16内のPIU13を使
用することができなければ専用線25を経由し、他のPBX1
7のPIU14を介して位置登録を行うことができる。
【0075】次に、PHS22が移動通信網10に発信要求を
行う手順を以下に説明する。 PBX16の保守者は、予め位置登録の場合と同様に図10に
示したデータ初期設定を行っているものとする。図21に
おいて、メッセージ送受信制御装置40は、BS装置19を介
してPHS22からのSETUPメッセージ(発信要求)を受信し
(同図ステップS200)、このSETUPメッセージの情報要
素を読み出し、BS装置番号、及びPS番号(PHSのアクセス
番号)を認識しメッセージ分析装置42を起動する。
【0076】メッセージ分析装置42は、PIU使用判定装
置46でPBX16に収容された使用可能なPIUの有無を判定す
る(同S201,S202)。使用可能なPIU13が有れば、メッ
セージ分析装置42は、BS装置番号に基づいてBS装置管理
テーブル47より一斉呼出エリア番号=“1”を抽出し、
メッセージ送受信制御装置40を起動する(同S203,S20
4)。
【0077】メッセージ送受信制御装置40は,捕捉され
たPIU13と準公衆ローミング機能の発信シーケンスを行
うことによりPIU13へ発信要求を行う(同S205)。使用
可能なPIUが無いとき、メッセージ分析装置42はBS装置
番号に基づいてBS装置管理テーブル47より一斉呼出エリ
ア番号=“1”、及び要求情報変換テーブル41に設定さ
れている要求情報変換値=“3”を抽出する(同S20
6)。
【0078】抽出した要求情報変換値が例えば“0”
(変換値無し)であるならば処理不能とし、メッセージ
送受信制御装置40を起動する。メッセージ送受信制御装
置40は、REL-COMPメッセージ(解放完了)をPHS22に返
送し、PHS22からの再位置登録を待つ(同S207,S208)。
【0079】抽出した要求情報変換値は上記のとうり
“3”であるので、メッセージ分析装置42は抽出した一
斉呼出エリア番号=“1”の先頭に要求情報変換値=
“3”を付加し、メッセージ送受信制御装置40を起動す
る。メッセージ送受信制御装置40は、メッセージ分析装
置42で抽出された一斉呼出エリア番号=“31”を呼管理
装置44に渡し起動を行う(同S209)。
【0080】呼管理装置44は、呼管理テーブル50の空き
を捕捉すると共に、専用線決定装置51を起動して専用線
トランクを捕捉する(同S210)。呼管理テーブル50又は
専用線トランクが捕捉できないとき、処理不能としてメ
ッセージ送受信制御装置40を起動する。メッセージ送受
信制御装置40は、REL-COMPメッセージ(解放完了)をPH
S22に返送し、PHS22からの再位置登録を待つ(同S211,S
212)。
【0081】共に捕捉できたとき、呼管理装置44は、呼
管理テーブル50内に呼番号、PS番号、一斉呼出エリア番
号=“31”、及び捕捉した専用線トランク番号を設定し
た後、メッセージ送受信制御装置40を起動する。メッセ
ージ送受信制御装置40は,呼管理テーブル50内の呼番
号、PS番号、及び一斉呼出エリア番号(=正規化呼出エ
リア番号)=“31”をSETUPメッセージに設定し、メッ
セージ変換装置49を起動する。メッセージ変換装置49
は、SETUPメッセージを専用線プロトコルに変換し、捕
捉した専用線25を経由してPBX17に送信する(同S21
3)。
【0082】図22において、PBX17のメッセージ送受信
制御装置60は、専用線26からSETUPメッセージを受信
し、このメッセージの情報要素を読み出し、正規化呼出
エリア番号=“31”を抽出すると共に、SETUPメッセー
ジを着信した専用線26のトランク番号を抽出してメッセ
ージ送受信制御装置60を起動する。
【0083】メッセージ送受信制御装置60は、抽出した
着信専用線26のトランク番号で専用線管理テーブル65を
サーチし、そのブロック番号より専用線対応他局データ
記憶テーブル70の着信トランク番号対応のブロックを決
定し、そのブロックにSETUPメッセージ受信時の呼番
号、PS番号、正規化呼出エリア番号、及び着信専用線26
のトランク番号を設定し、メッセージ送受信制御装置60
を起動する。
【0084】メッセージ送受信制御装置60は、メッセー
ジ変換装置69を起動しPIUプロトコルに変換した後、準
公衆ローミング機能の発信シーケンスを開始し、PIU14に
発信要求であるSETUPメッセージの送信を行う(同S21
4)。メッセージ送受信制御装置60は、PIU14から受信し
たCALL-PROCメッセージの情報要素を読み出し、呼番号
を抽出し、メッセージ送受信制御装置60を起動する。
【0085】以後、位置登録シーケンスのステップT06
(図16のS118〜S120で構成される),T07(同図のS12
1,S122)と同じ処理が実行され、CALL-PROCメッセージ
は、専用線26,25を経由してPBX16に送信され、さら
に、PBX16から認証要求としてPHS22に送信される(図22
のステップS215,S216)。
【0086】また、PBX17のメッセージ送受信制御装置6
0は、PIU14を介して移動通信網10から送信されて来たFA
CILITYメッセージの情報要素を読み出し、呼番号を抽出
し、メッセージ分析装置62を起動する。以後、CALL-PRO
Cメッセージの場合と同様に、位置登録シーケンスのス
テップT06及びT07と同じ処理が実行され、FACILITYメッ
セージは、専用線26,25を経由してPBX16に送信され、P
BX16において、INFOメッセージに変換されてPHS22に送
信される(同S217,S218)。
【0087】PBX16のメッセージ送受信制御装置40は,P
HS22よりINFOメッセージを受信し、呼番号を抽出し、メ
ッセージ分析装置42を起動する。以後、位置登録シーケ
ンスのステップT08(S123〜S126),T03(S114〜S117)
と同じ処理が実行され、INFOメッセージは、FACILITYメ
ッセージに変換されて、専用線25,26を経由してPBX17
に送信され、PBX17において、PIU14を経由して移動通信
網10に送信される(同S219,S220)。
【0088】以後、CALL-PROCメッセージの送信手順と
同様の手順で、PIU14からPBX17に送信されたALERTメッ
セージはPHS22に送信される(同S221,S222)。このALE
RTメッセージにPHS22が応答したとき、同様の手順で、P
IU14からのCONNメッセージはPBX17からPHS22に送信され
る(同S223,S224)。
【0089】図23において、PBX17のメッセージ送受信
制御装置60は、終話により専用線26又はPIU14からREL-C
OMPメッセージを受信した場合、情報要素を読み出し、呼
番号を抽出し、メッセージ分析装置62を起動する。同図
には、PIU14からREL-COMPメッセージを受信した場合が
示されている(同図S225)。
【0090】メッセージ分析装置62は、抽出した呼番号
により専用線対応他局データ記憶テーブル70をサーチ
し、一致したところのブロックエリアに、PBX17内のPHS
空きとして例えば空き=“35”を正規化呼出エリア番号
に設定する(同S226)。メッセージ分析装置62はメッセ
ージ送受信制御装置60を起動し、メッセージ送受信制御
装置60は、REL-COMPメッセージを専用線26,25、及びPB
X16を経由してPHS22に送信する(同S227)。
【0091】これにより、PBX16のエリア内のPHSが、他
のPBXのPIUを使用して発信/通話を行うことができる。
次に、上述した位置登録シーケンス又は発信シーケンス
によって、PBX16内のPHS22の位置が、移動通信網10に予
め登録されている場合に、移動通信網10からPBX17にPHS
22への着信要求が有った場合の着信手順を以下に説明す
る。
【0092】PBX16の保守者は、位置登録シーケンスの
場合と同様にBS装置19,20の一斉呼出エリア番号をBS装
置管理テーブル47に設定する(図11参照)。図24におい
て、メッセージ送受信制御装置60は、PIU14(移動通信
網10)からSETUPメッセージ(着信要求)を受信し(同
図のステップS300)、SETUPメッセージの情報要素を読
み出し、正規化呼出エリア番号=例えば“31”を抽出
し、メッセージ分析装置62を起動する。
【0093】メッセージ分析装置62は、正規化呼出エリ
ア番号=“31”により専用線対応他局データ記憶テーブ
ル70(図20参照)をサーチし(同S301)、一致した番号
がないとき、自局宛の着信要求であると判定し、通常の
着信シーケンスを実行する(同S302,S303)。
【0094】一致したとき、メッセージ分析装置62は、
一致したブロックに呼番号を設定すると共に(同S304,
S305)、ブロック番号を認識し、認識したブロック番号
に対応した専用線管理テーブル65(図13参照)のブロッ
クから専用線26のトランク番号“26”を抽出し(同S30
6)、メッセージ送受信制御装置60を起動する。
【0095】なお、図13に設定されたデータは、PBX16
の専用線管理テーブル45のデータ例であり、専用線管理
テーブル65に設定されるデータはこれと異なる。メッセ
ージ送受信制御装置60は、抽出した専用線トランク番号
=“26”で専用線26を捕捉し、メッセージ分析装置62を
起動する。メッセージ分析装置62は、抽出した専用線26
のトランク番号を専用線対応他局データ記憶テーブル70
に設定し(同S307)、メッセージ送受信制御装置60を起
動する。
【0096】メッセージ送受信制御装置60は、SETUPメ
ッセージをメッセージ変換装置69で専用線プロトコルに
変換し、専用線26を経由してPBX16に送信する(同S30
8)。PBX16のメッセージ送受信制御装置40は、専用線25
よりSETUPメッセージを受信し、情報要素を読み出し、
呼番号及び正規化呼出エリア番号を抽出し、メッセージ
分析装置42を起動する(同S309)。メッセージ分析装置
42は、例えば正規化呼出エリア番号=“31”を呼管理装
置44に渡して起動を行う。
【0097】呼管理装置44は、呼管理テーブル50の「空
き」をサーチする(同S310)。「空き」の捕捉ができな
いとき、処理不能として、呼管理テーブル50はメッセー
ジ送受信制御装置40を起動する(同S311)。メッセージ
送受信制御装置40は、REL-COMPメッセージ(解放完了)
を専用線25を経由してPBX17に送信し、着信不可とする
(同S312)。
【0098】PBX17のメッセージ送受信制御装置60はREL
-COMPメッセージを受信する。以後、上述した位置登録
シーケンスのステップT02(=S114)及びT09(=S128,S1
29)と同様の処理が実行され(図16及び図17参照)、RE
L-COMPメッセージが、PIU14を経由して移動通信網10に
送られる(図24のS313,S314)。
【0099】図25において、PBX16の呼管理テーブル50
の「空き」の捕捉が成功したとき、呼管理装置44は、呼
管理テーブル50内に呼番号、PS番号、一斉呼出エリア番
号=“31”、及び着信専用線25のトランク番号=“25”
を設定し、メッセージ送受信制御装置40を起動する(同
S315)。
【0100】メッセージ送受信制御装置40は、メッセー
ジ変換装置49でBS装置プロトコルに変換後、収容されて
いる全てのBS装置19,20に向けてSETUPメッセージを送
信する(同S316)。メッセージ送受信制御装置40は,PH
S22よりCALL-PROCメッセージを受信する。
【0101】以後、位置登録シーケンスのステップT08
と同様の処理が実行され、CALL-PROCメッセージがPBX17
に送信される(同S317)。なお、このステップS317にお
いて、PBX16のメッセージ分析装置42は、CALL-PROCメッ
セージから抽出した呼番号にて呼管理テーブル50をサー
チし、呼番号が一致したブロックの正規化呼出エリア番
号=“1”の先頭に要求情報変換値=“3”を付加した
後、呼管理テーブル50に再設定する。
【0102】PBX17において、位置登録シーケンスのス
テップT02及びT09と同様の処理が順次実行され、CALL-P
ROCメッセージは、PIU14を経由して移動通信網10に送信
される(同S318,S319)。PBX17のメッセージ送受信制
御装置60は、PIU14から送信されたFACILITYメッセージ
を受信する。
【0103】以後、位置登録シーケンスのステップT06
及びT07と同様の処理が実行され、FACILITYメッセージ
は、PBX16及びBS装置19を経由してINFOメッセージに変
換されてPHS22に送信される(同S320,S321)。なお、
ステップS321において、メッセージ分析装置42は、正規
化呼出エリア番号=“31”から先頭の“3”(要求情報
変換値)を削除して一斉呼出エリア番号=“1”に変換
する。INFOメッセージは、一斉呼出エリア番号に基づき
BS装置19を経由してPHS22に送信される。
【0104】PBX16は,PHS22よりBS装置19を経由してIN
FOメッセージを受信する。以後、位置登録シーケンスの
ステップT08と同様の処理が実行され、INFOメッセージ
は、PBX17に送信される(同S322)。PBX17においては、
受信したINFOメッセージを、位置登録シーケンスのステ
ップT02及びT09と同様の処理で実行し、FACILITYメッセ
ージに変換した後、PIU14を経由して移動通信網10に送
信される(同S323,S324)。
【0105】同様にして、PHS22より送信されたALERTメ
ッセージ及びCONNメッセージは、PBX16、PBX17、及びPI
U14を経由して移動通信網10に送信される(同S325〜S32
8,図26のステップS329,S330)。図26において、PBX17
は、PIU14からCONN-ACKメッセージを受信する。
【0106】以後、位置登録シーケンスのステップT02
及びT07と同様の処理が実行され、CONN-ACKメッセージ
は、PBX17からPBX16及びBS装置19を経由してPHS22に送
信される(同図S331,S332)。これにより、PBX16のエ
リア内のPHS22の位置登録がPBX17のPIU14を経由して行
われた場合においても、PHS22宛の移動通信網10からの
着信及び通話が可能であることが分かる。
【0107】次に、既に他のPBXを経由してPHS22の位置
登録がなされている場合で、且つ自局のPIU13が使用可
能に復旧したとき、PBX16が、自局のPIUを経由した再位
置登録を行わせる手順例を図27で説明する。PBX16のPIU
チェック装置52(図9参照)は、周期的に起動され、PI
U使用判定装置46を用いて少なくともPIUが使用可能であ
るか否かをチェックする。すなわち、PIU使用判定装置4
6は、PBX16に収容されたPIU13等が、実装されていない
場合、実装されているが全て使用中である場合、又は全
てが障害中である場合、使用可能なPIUが無いとして例
えば“2”を出力し、そうでない場合、使用可能なPIU
が有るとして例えば“1”を出力してPIUチェック装置5
2を起動する(図27のステップS400)。
【0108】図28は、PIU状態管理テーブル48の一例を
示しており、このテーブル48にはPBX16に接続されたPIU
の状態が設定されている。すなわち、このテーブル48に
はPBX16に収容された全てのPIUが使用可能でないとき、
“2”が設定され、そうでないとき“1”が設定されて
いる。
【0109】PIUチェック装置52は、PIU状態管理テーブ
ル48の設定値と出力結果が一致した場合、設定値をその
ままとし、一致しない場合、出力結果をPIU状態管理テ
ーブル48に再設定する(同S401,S402)。出力結果が一
致しないときで、且つ設定値が“2”(使用不可)なら
ばそのままとし(同S403)、設定値が“1”(使用可)
のとき、PBX16よりBS装置19に閉塞/閉塞解除要求を行
う(同S404,S405)。これにより、BS装置19を立ち上げ
直し、そのBS装置19が属する一斉呼出エリアに在圏する
PHS22から再度位置登録要求が行われる。
【0110】以後、通常の準公衆ローミング機能による
PIU13を経由した位置登録シーケンスが行われる(同S40
6)。これにより、一斉呼出エリア81に在圏するPHS22の
位置を、PIU13を経由し移動通信網10に対して再位置登
録することが可能となる。
【0111】次に、PBX16が、自局のPIU13及び専用線2
5,27を使用できるか否かをチェックし、使用可能なPI
U、又は使用可能な専用線を経由して位置登録を行う手
順を説明する。なお、PBX16が収容するPIUは複数でもよ
い。図29は、データの初期設定手順を示しており、PBX1
6の保守者は、予めPBX16に接続されているPIU13及び専
用線25,27の登録要求データを保守端末29を介して保守
装置43に送信する。
【0112】保守装置43は、設定要求データがPIU登録
テーブル設定要求のとき、PBX16に収容されているPIU13
の収容位置番号を図30に示すPIU登録テーブル53に設定
し(図29のステップS050)、専用線登録テーブル設定要
求のとき、PBX16と接続されている専用線25,27のトラ
ンク番号を図31に示す専用線登録テーブル54に設定する
(同図S051)。
【0113】なお、図30に示すPIU登録テーブル53の実
施例では、PBX16が収容したPIU13の収容番号が設定され
ている。また、図31に示す専用線登録テーブル54の実施
例では、PBX16に接続された専用線25,27のトランク番
号“25”,“27”が設定されている。
【0114】さらに、PBX16及びPBX17の保守者は、それ
ぞれ図10及び図14で示したデータ設定を行う。図32は、
使用可能なPIU、専用線をチェックして位置登録を行う
手順を示しており、PBX16のメッセージ送受信制御装置4
0は、PHS22からのSETUPメッセージ(位置登録要求)をB
S装置19を介して受信する(同図S500)。そして、SETUP
メッセージの情報要素を読み出し、BS装置番号及びPS番
号を認識しメッセージ分析装置42を起動する。このメッ
セージ分析装置42は、PIU使用判定装置46を起動する。
【0115】PIU使用判定装置46は、PIU登録テーブル53
に設定されているPIU13の収容位置番号に対応して障害
及び使用中状態を判定し(同S501,S502)、障害又は使
用中のとき、使用可能なPIU無しとして“0”を出力し
(同S504)、そうでないとき使用可能なPIU有りとし
て、「PIU13の収容位置番号」を出力し(同S503)、メ
ッセージ分析装置42を起動する。
【0116】以後、使用可能なPIUの有無に関わらず図1
5に示した位置登録シーケンスの処理T01(点線内)と同
様の処理が実行される。すなわち、使用可能なPIUが有
る場合、このPIUを経由して位置登録が行われ、無い場
合、一斉呼出エリア番号の先頭に要求情報変換値を付加
する(同S505)。
【0117】呼管理装置44は、呼管理テーブル50の空き
を捕捉し、専用線決定装置51を起動する(同S506)。専
用線決定装置51は、専用線登録テーブル54に設定されて
いる専用線25のトランク番号に対応して障害及び使用中
状態を判定し(同S507,S508)、障害又は使用中ならば
使用可能な専用線無しとして“0”を出力し(同S51
0)、そうでないならば使用可能な専用線有りとして例
えば「専用線25のトランク番号“25”」を出力し(同S5
09)、呼管理装置44を起動する。
【0118】以後の動作は、図15に示した位置登録シー
ケンスのステップS111以降の動作と同じである(同S51
1)。これにより、PBX16内のPHS22の位置登録は、PBX16
に接続されたPIU13、及び専用線25,27が使用可能か否
かを判定し、使用可能なPIU又は専用線を経由して行う
ことが可能となる。
【0119】次に、PBX16が、専用線を経由して他のPBX
のPIUの使用可能状態を問い合わせ、使用可能なPIUを収
容するPBXから位置登録を行う手順例を説明する。PBX16
の保守者は、予めPBX16に接続されている専用線の専用
線登録テーブル設定要求を保守端末29から行う。保守装
置43は、PBX16と接続されている専用線25のトランク番
号を専用線登録テーブル54に設定する。また、PBX16及
びPBX17の保守者は、それぞれ図10及び図14で示したデ
ータ設定を行う。
【0120】まず、PBX16のメッセージ送受信制御装置4
0は、PHS22からのSETUPメッセージ(位置登録要求)を
受信する。そして、SETUPメッセージの情報要素を読み
出し、BS装置番号及びPS番号を認識し、メッセージ分析
装置42を起動する。このメッセージ分析装置42は、PIU
使用判定装置46を起動する。
【0121】PIU使用判定装置46は、PIU登録テーブル53
を参照して使用可能なPIUの有無を調べ、メッセージ分
析装置42を起動する。使用可能なPIUが無い場合、メッ
セージ分析装置42は、他のPBX17及び18に対して使用可
能なPIUの有無の問い合わせを行う為に呼管理装置44の
起動を行う。
【0122】図33において、呼管理装置44は、呼管理テ
ーブル50の空きを捕捉すると共に、専用線登録テーブル
54より専用線トランクを捕捉する(同図S600)。呼管理
テーブル50又は専用線トランクの捕捉ができなかった場
合、処理不能として、メッセージ送受信制御装置40を起
動し、REL-COMP(解放完了)をPHS22,23に送信する(同S
601,S602)。
【0123】両方共捕捉できた場合、呼管理テーブル50
に呼番号、PS番号、及び使用可能PIU有無問合値(例え
ば“35”)を設定し、メッセージ送受信制御装置40に起
動要求を行う。メッセージ送受信制御装置40は,呼管理
テーブル50内の呼番号、使用可能PIU有無問合値をINFO
メッセージ(問合メッセージ)に設定し、これを、捕捉
した専用線25にてPBX17に送信する(同S603)。
【0124】PBX17のメッセージ送受信制御装置60は、I
NFOメッセージを受信し(同S604)、INFOメッセージの
情報要素を読み出し、使用PIU有無問合値=“35”を抽出
し、メッセージ分析装置62を起動する。メッセージ分析
装置62は、PIU状態管理テーブル68の設定値を抽出し、
メッセージ送受信制御装置60を起動する(同S605)。
【0125】メッセージ送受信制御装置60は、抽出され
た設定値をINFOメッセージに設定し、着信専用線26にて
PBX16に送信する(同S606)。PBX16のメッセージ送受信
制御装置40は、INFOメッセージを受信し(同S607)、こ
のメッセージから情報要素を読み出し、PIU状態管理テ
ーブル68の設定値を抽出しメッセージ分析装置42を起動
する。
【0126】図34において、メッセージ分析装置42は、
抽出した設定値が使用可(例えば“1”)ならば(図34
のステップS608)、位置登録シーケンスのステップS106
以降の処理と同様の処理に移り、PBX17による位置登録
要求を行う(同図S609)。メッセージ分析装置42は、抽
出した設定値が使用不可(例えば“2”)ならば、専用
線登録テーブル54より、次の使用可能な専用線トランク
を捕捉し(同S610,S611)、図33のステップS601に戻り
同様の処理を繰り返す。
【0127】メッセージ分析装置42は、専用線登録テー
ブル54に登録されている全ての専用線が使用不可なら
ば、処理不能とし、メッセージ送受信制御装置40を起動
しREL-COMPメッセージ(解放完了)をPHS22に返送する
(同S612)。これにより、PBX16が収容するPIU13が使用
できない場合、他のPBXに対して使用可能なPIUの有無を
問い合わせ、使用可能なPIUを収容するPBXを経由してPH
S22の位置登録/通話等が可能となる。
【0128】次に、各PBXが自局のPIUの使用状況を監視
し、その監視情報を専用線を介して全てのPBXに通知
し、受信したPBXが該監視情報を管理し、監視情報に基
づいて位置登録を行うときの手順を図35により説明す
る。PBX16のPIUチェック装置52は、周期的にPIU使用判定
装置46を起動し、PIU使用判定装置46は、PIU13が使用で
きるか否かをチェックする。すなわち、PBX16内のPIUが
実装されているか否か、実装されている場合は使用中/
障害中か否かをチェックする(同図S700)。
【0129】PIUが未実装、使用中、又は障害中のと
き、例えば“2”(使用不可)抽出し、そうでないとき
使用可能なPIUが有るとみなし、例えば“1”(使用
可)を抽出し、PIUチェック装置52を起動する。PIUチェ
ック装置52は、PIU状態管理テーブル48の設定値と抽出
結果とが一致したとき設定値をそのままとし、不一致の
とき、抽出結果をPIU状態管理テーブル48に設定するこ
とにより自局のPIU状態をチェックする(同S701)。
【0130】PIUの状態が変化している場合 (「使用
可」状態から「使用不可」状態、若しくはその逆への変
化している場合)、メッセージ送受信制御装置40を起動
する(同S702)。メッセージ送受信制御装置40は、専用
線決定装置51により専用線25を捕捉し、PIU状態変更情
報として、PIU状態管理テーブル48の設定値をINFOメッ
セージに設定し、捕捉した専用線25を経由してPBX17に
送信する(同S703)。
【0131】PBX17のメッセージ送受信制御装置60は、I
NFOメッセージを受信する(同S704)。そして、着信専
用線26のトランク番号を抽出すると共に、INFOメッセー
ジの情報要素からPIU状態変更情報を抽出し、メッセー
ジ分析装置62を起動する。メッセージ送受信制御装置60
は、抽出した着信専用線トランク番号で専用線管理テー
ブル65をサーチし、一致したブロックの使用状況エリア
にPIU状態変更情報を設定する(同S705)。
【0132】同様に、各PBX16,17,18は、自局のPIU状
態変更情報を他のPBXに通知する。通知を受けたPBXは、
これを自局の専用線管理テーブルで管理する。これによ
り、自PBX及び他のPBXが収容するPIUの状態を管理する
ことが可能となる。
【0133】次に、PBX16が、予め定められた優先順位
に従って専用線を選択し、選択された専用線を介して位
置登録又は発信要求を行う手順を説明する。図36におい
て、PBX16の保守者は、予め専用線管理テーブル45(図1
3参照)に、優先順位「1」の専用線として専用線25の
トランク番号“25”及び使用状況“1”(使用可)を保
守端末29からPBX16に登録する。さらに優先順位「2」
の専用線として専用線27のトランク番号“27”及び使用
状況=“1”(使用可)を保守端末29から登録する(同
図S080)。
【0134】保守装置43は、専用線管理テーブル45の第
1のブロックに、専用線25のトランク番号“25”及び使
用状況“1”(使用可)を設定し、第2のブロックに、
専用線27のトランク番号“27”及び使用状況“1”を設
定する。まず、位置登録の場合、図15に示した位置登録
シーケンスのステップS100〜S109と同様の処理が実行さ
れる。発信要求の場合、発信シーケンスのステップS200
〜S213が実行される。
【0135】図37において、専用線捕捉要求として専用
線決定装置51が起動される。この専用線決定装置51は、
専用線管理テーブル45に登録されている第1のブロック
の専用線の状態をチェックする(同図S800)。“1”
(使用可)のとき、第1のブロックに登録されている専
用線トランク番号により専用線25を捕捉し、これを出力
し起動元の装置に戻る(同図S801)。
【0136】“2”(使用不可)ならば、次のブロック
に登録された専用線トランクの状態をチェックし、使用
可能な専用線を捕捉する。全専用線が使用不可のとき
は、専用線捕捉不可として例えば“0”を出力し起動元
装置に戻る。これにより、PBX16内のPHS22から位置登録
又は発信を行った場合、PBX16内のPIUが使用不可なら
ば、他のPBXのPIUの中から、優先順位に従って使用可能
なPIUを選択することができる。
【0137】次に、PBX16が、登録されている他のPBXを
均等に選択して、位置登録又は発信を行う手順を説明す
る。図38は、PBX16の保守者が、予め専用線管理テーブ
ル45(図13参照)にデータを設定する手順例を示してい
る。保守者は、専用線管理テーブル45の第1のブロック
に、専用線25のトランク番号“25”及び使用状況=
“1”(使用可)、を保守端末29から登録し、第2のブ
ロックに、専用線27のトランク番号“27”及び使用状況
=“1”(使用可)登録する。
【0138】また、位置登録の場合、図15に示した位置
登録シーケンスのステップS100〜S109と同様の処理を実
行する。発信の場合、図21に示した発信シーケンスのス
テップS200〜S213を実行する。図39において、専用線捕
捉要求として専用線決定装置51が起動される。専用線決
定装置51は、専用線管理テーブル45に登録されている第
1のブロックの専用線の状態をチェックする。使用可=
“1”ならば、第1のブロックに登録されている専用線
トランク番号“25”により専用線25を捕捉し(同S90
0)、図40に示す捕捉専用線ブロック番号記憶テーブル5
5にブロック番号=“1”を設定し、捕捉専用線25を出
力し起動元装置に戻る(同S901)。
【0139】図40に示す捕捉専用線ブロック番号記憶テ
ーブル55には、捕捉された専用線のブロック番号が設定
されている。次の専用線決定装置51の起動時、専用線決
定装置51は、捕捉専用線ブロック番号記憶テーブル55か
ら捕捉専用線ブロック番号を抽出し、専用線管理テーブ
ル45の抽出したブロック番号“1”に“1”を加算して
次のブロック番号“2”を得る。このブロック番号
“2”に対応したエリアに登録されている専用線の状態
をチェックする(同S902)。
【0140】使用可=“1”のとき、登録されている専
用線トランク番号“27”に基づき専用線27を捕捉し、捕
捉専用線ブロック番号記憶テーブル55にブロック番号=
“2”を設定し、捕捉専用線27を出力し起動元装置に戻
る(同S903)。すなわち、専用線決定装置51は、起動さ
れる毎に、順次ブロック番号を“1”だけ加算して次の
ブロック番号を決定する。登録されていないブロック番
号に達したとき最初の第1のブロックに戻り、以下同じ
ことを繰り返す。
【0141】これにより、PBX16内のPHSから位置登録又
は発信した場合に、PBX16のPIU13が使用できない場合、
登録されている他のPBXのPIU(=登録されている専用
線)の中から、均等に使用可能なPIUを選択することが
できる。実施例(2) 次に、本発明に係る移動通信装置の実施例(2)の構成を
図41で説明する。
【0142】この実施例による移動通信装置は、保守端
末29に接続されたPBX16と、このPBX16と移動通信網10に
接続されたPIU13と、PBX16に接続されPHS22及び23がそ
れぞれ在圏した一斉呼出エリア81及び82を有するBS装置
19及び20と、PBX16に専用線25及び26で接続されたPBX17
と、このPBX17及び移動通信網10に接続されたPIU14と、
で構成されている。
【0143】PBX16は、通話路装置31、中央制御装置32
及び記憶装置33から成っている。記憶装置33は、メッセ
ージ送受信制御装置40、メッセージ分析装置42、保守装
置43、BS装置管理テーブル47、時刻読出装置71、PIU回
線使用個数切替テーブル72、PIU回線使用中テーブル7
3、位置登録判定装置74、時間帯PIU使用チェックテーブ
ル75、時間帯PIU使用切替装置76、一斉呼出エリア対応P
IU抽出装置77、及び一斉呼出管理テーブル78で構成され
ている。
【0144】まず、PBX16のPIU13が、一定の使用状況を
越えた場合に、専用線25を経由して他のPBX17のPIU14を
経由して位置登録又は発信を行うシーケンス(1)を説明
する。図42は、予めデータを設定する手順を示してお
り、PBX16の保守者は、図43に示す切替テーブル72にPIU
回線使用可能個数=例えば“3”の設定要求を保守端末
29から行う。
【0145】保守装置43は、保守端末29からの設定要求
を受信して切替テーブル72にPIU回線使用可能個数=
“3”を設定する。図44は、使用中テーブル73の例を示
しており、このテーブル73には、PIU回線使用中個数が
設定される。PBX16は、PIU13が捕捉されたとき、使用中
テーブル73のPIU回線使用中個数を“1”だけ加算す
る。
【0146】図45において、メッセージ送受信制御装置
40はPHS22からBS装置19を経由してSETUPメッセージ(位
置登録)を受信し、位置登録判定装置74を起動する(同
図S920)。位置登録判定装置74は、更新後のPIU回線使
用中テーブル73と切替テーブル72を比較する(同S921〜
S923)。
【0147】使用中テーブル73(例えば“4”)>切替テ
ーブル72(例えば“3”)のとき、専用線25を経由してPB
X17のPIU14で位置登録又は発信要求を行うものとみな
し、メッセージ分析装置42を起動し、送受信制御装置40
からREGISTERメッセージ(位置登録)を送信する(同S9
27)。
【0148】以降の位置登録処理は、実施例(1)の位置
登録シーケンスのステップS106以降と同様の処理と同様
である(同S928)。一方、例えばPIU回線使用中テーブ
ル73(例えば“2”)≦ PIU回線使用個数切替テーブル
72(例えば“3”)のとき、PBX16が収容するPIU13を経
由してREGISTERメッセージ(位置登録)を行うものとみ
なし、PIU回線使用中テーブル73を更新した後(同S92
4)、PIU13にREGISTERメッセージを送信する(同S92
5)。
【0149】以降の位置登録処理は、準公衆ローミング
機能の位置登録シーケンスと同じである(同S926)。な
お、ステップS920でメッセージ送受信制御装置60が発信
要求を受信した場合も同様の処理を実行した後、他のPB
X17のPIU14で発信要求を行う場合には、実施例(1)の発
信シーケンスのステップS206以降と同様の処理を実行す
ればよい。
【0150】次に、PBX16が、時間帯により専用線を選
択し、選択した専用線を経由して他のPBXのPIUの準公衆
ローミング機能を用いてPHS22の位置登録又は発信要求
を行うシーケンスを説明する。図46は、予めデータを設
定する手順を示しており、PBX16の保守者は、図47に示
すチェックテーブル75にPIU13の準公衆ローミング機能
で位置登録をして良い時間帯を設定する(同図S094)。
【0151】図47に示したチェックテーブル75には、境
界時刻と規制フラグから成る複数のブロックで構成され
ている。境界時刻に時間帯の境界時刻が設定され、規制
フラグには、指定された境界時刻まで時間帯が使用可能
か否かを示しており、使用可能のとき、“1”が設定さ
れ、使用できないとき、“2”が設定される。
【0152】図47の設定例では、「AM0:00〜AM9:59まで
はPBX16のPIU13が使用可能、AM10:00〜AM11:59まではPI
U13は使用できない」と設定されている。なお、境界時
刻に24:00を設定するとそのブロックはストッパとな
り、以降の領域にはデータが無いことを示す。
【0153】図48において、メッセージ送受信制御装置
40は、PHS22からBS装置19を経由してSETUPメッセージ
(位置登録)受信し(同図S940)、切替装置76を起動す
る。切替装置76は、時刻読出装置71により現在の時刻を
読み出し(図S941)、チェックテーブル75に設定されて
いる情報と比較する(図S942,S943)。
【0154】現在の時刻がAM0:00〜AM9:59の場合、PBX1
6内のPIU13を経由して「位置登録を行う」として、メッ
セージ送受信制御装置40を起動して位置登録要求を行う
(図S944)。以後、準公衆ローミング機能の位置登録シ
ーケンスが実行される(図S945)。
【0155】現在の時刻がAM10:00〜AM11:59の場合、PB
X16内のPIU13を経由して「位置登録を行わない」とし
て、メッセージ分析装置42を起動する(図S946)。以降
の位置登録処理は、実施例(1)の位置登録シーケンスの
ステップS106以降と同様の処理と同様である。
【0156】なお、ステップS940でメッセージ送受信制
御装置60が発信要求を受信した場合も同様の処理を実行
した後、他のPBX17のPIU14で発信要求を行う場合には、
実施例(1)の発信シーケンスのステップS206以降と同様
の処理を実行すればよい。次に、図41に示す如く、PBX1
6に複数のBS装置19,20が収容されている場合、各BS装
置19,20に応じて使用するPIUを切り替えて、位置登録
/発信を行う手順を説明する。
【0157】図49は、予めデータ設定する手順例を示し
ており、PBX16の保守者は、BS装置管理テーブル47(図1
1参照)にBS装置に対応した一斉呼出エリア番号の登録
を行う。例えば、BS装置管理テーブル47に「BS装置19の
一斉呼出エリア番号=“1”,BS装置20の一斉呼出エリ
ア番号=“2”」を登録する(同S096)。
【0158】また、保守者は、予め図50に示す一斉呼出
管理テーブル78に一斉呼出エリア番号に対応してPIU13
が使用できるか否を示す規制フラグの設定を行う(図49
のステップS097)。なお、図50に示した一斉呼出管理テ
ーブル78には、一斉呼出エリア番号に対応した規制フラ
グが設定されている。規制フラグ=“1”は、使用可能
を示し、規制フラグ=“2”は、使用不可を示す。
【0159】同図では、一斉呼出エリア番号=“1”の
規制フラグが“1”に設定されているので、一斉呼出エ
リア番号“1”のBS装置19は、「PBX16内のPIU13を使用
することができる」、一斉呼出エリア番号=“2”の規
制フラグ=“2”に設定されているので、一斉呼出エリ
ア番号“2”のBS装置20は、「PBX16内のPIU13を使用す
ることができない」と設定されている。
【0160】図51において、メッセージ送受信制御装置
40は、それぞれPHS22,23からBS装置19,20を経由してS
ETUPメッセージ(位置登録)を受信し(同図S960)、各
PHS22,23(BS装置19,20)の抽出装置77を起動する。
抽出装置77は、BS装置管理テーブル47に設定されている
一斉呼出エリア番号に対応して一斉呼出管理テーブル78
に設定されている規制フラグをチェックする(同S961〜
S963)。
【0161】規制フラグ=“1”(使用可)のとき、PBX
16内の「PIU13で位置登録」を行うとし、メッセージ送
受信制御装置40を起動し、REGISTERメッセージをPIU13
に送信する(同S964)。以後、準公衆ローミング機能の
位置登録シーケンスが実行される(同S965)。
【0162】規制フラグ=“2”(使用不可)のとき、
専用線25を経由して「PBX17のPIU14で位置登録を行う」
とし、メッセージ送受信制御装置40を起動しREGISTERメ
ッセージを専用線25から送出する(同S966)。以降の位
置登録処理は、実施例(1)の位置登録シーケンスのステ
ップS106以降の処理と同様である(同S967)。
【0163】なお、ステップS960でメッセージ送受信制
御装置40が発信要求を受信した場合も同様の処理を実行
した後、PBX17のPIU14で発信要求を行う場合には、実施
例(1)の発信シーケンスのステップS206以降と同様の処
理を実行すればよい。
【0164】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
通信装置によれば、第1の構内交換機(PBX)を準公衆
ローミング機能を備えた第2の構内交換機(PBX)に専
用線で接続し、該第1のPBXが、自局に上がって来た移
動機(PHS)の位置登録/発信要求を該第2のPBXを経由
して移動通信網に送信し、該第2のPBXが、移動通信網
からの該PHS宛の着信要求を第1のPBXを経由して該PHS
に送信するように該第1及び第2のPBXを構成したの
で、下記の効果を奏することができる。
【0165】(1)第1のPBXのPIUが、未実装、又は実装
されているが障害中/輻輳中等の場合においても、第1
のPBXに接続されるPHSと移動通信網との間で位置登録/
発信要求/着信要求を送受信することが可能となり、PH
Sによる発信/着信時においての呼損率が減少し、サー
ビス向上につながる。また、第1のPBXに新規PIUを実装
することが不要となり、コストダウンにつながる。
【0166】(2)また、準公衆ローミング機能を備えた
複数のPBXを専用線を介して第1のPBXに接続するように
構成し、位置登録/発信要求/着信要求等が経由するPB
X又はPIUを、PIU及び専用線の使用状況、通信する時間
帯、優先順位、及びBS装置に対応して選択するように構
成すれば、繋がりやすい伝送路を決定することが可能と
なる。これにより、PHSが移動通信網により確実に接続
することが可能となり、サービスが向上する。
【0167】(3)また、他のPBXを均等に選択するように
構成すれば、特定のPBXへのアクセス集中を防止するこ
とができる。これにより、特定のPBXが高負荷になるこ
とによる加入者へのレスポンス遅延を防止し、サービス
の向上につながる。 (4) また、第1のPBXが、移動通信網に接続されたPIUを
収容して準公衆ローミング機能を備えた構成の場合で
も、故障PIUの修理、取替、及び新しいPIUの追加が不可
欠でなくコストダウンにつながる。
【0168】また、本来実装されべきPIUが未実装であ
っても、PHSは他のPBXを経由して移動通信網に接続する
ことが可能となり、サービス向上につながる。さらに、
PHSはどのPBXの準公衆エリアにおいても移動通信網のサ
ービスを受けることが可能となり、サービス向上につな
がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動通信装置の動作原理(1)を示
したブロック図である。
【図2】本発明に係る移動通信装置の動作原理(2)を示
したブロック図である。
【図3】本発明に係る移動通信装置の動作原理(3)を示
したブロック図である。
【図4】本発明に係る移動通信装置の動作原理(4)を示
したブロック図である。
【図5】本発明に係る移動通信装置の動作原理(5)を示
したブロック図である。
【図6】本発明に係る移動通信装置の動作原理(6)を示
したブロック図である。
【図7】本発明に係る移動通信装置の動作原理(7)を示
したブロック図である。
【図8】本発明に係る移動通信装置の動作原理(8)を示
したブロック図である。
【図9】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る装置構成を示したブロック図である。
【図10】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るデータ設定の手順例(1)を示したフローチャート図で
ある。
【図11】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るBS装置管理テーブル例を示した図である。
【図12】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る要求情報変換テーブル例を示した図である。
【図13】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る専用線管理テーブル例を示した図である。
【図14】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るデータ設定の手順例(2)を示したフローチャート図で
ある。
【図15】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の位置
登録シーケンスを示したフローチャート図(その1)で
ある。
【図16】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の位置
登録シーケンスを示したフローチャート図(その2)で
ある。
【図17】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の位置
登録シーケンスを示したフローチャート図(その3)で
ある。
【図18】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の位置
登録シーケンスを示したフローチャート図(その4)で
ある。
【図19】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る呼管理テーブル例を示した図である。
【図20】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る専用線対応他局データ記憶テーブル例を示した図であ
る。
【図21】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の発信
シーケンスを示したフローチャート図(その1)であ
る。
【図22】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の発信
シーケンスを示したフローチャート図(その2)であ
る。
【図23】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の発信
シーケンスを示したフローチャート図(その3)であ
る。
【図24】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の着信
シーケンスを示したフローチャート図(その1)であ
る。
【図25】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の着信
シーケンスを示したフローチャート図(その2)であ
る。
【図26】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の着信
シーケンスを示したフローチャート図(その3)であ
る。
【図27】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の再位
置登録シーケンスを示したフローチャート図である。
【図28】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るPIU状態管理テーブル例を示した図である。
【図29】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るデータ設定の手順例(3)を示したフローチャート図で
ある。
【図30】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るPIU登録テーブル例を示した図である。
【図31】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る専用線登録テーブル例を示した図である。
【図32】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)のPIU及
び専用線チェックシーケンスを示したフローチャート図
である。
【図33】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の問合
シーケンスを示したフローチャート図(その1)であ
る。
【図34】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の問合
シーケンスを示したフローチャート図(その2)であ
る。
【図35】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)のPIU情
報・記憶シーケンスを示したフローチャート図である。
【図36】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るデータ設定の手順例(4)を示したフローチャート図で
ある。
【図37】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の優先
順位による専用線決定シーケンスを示したフローチャー
ト図である。
【図38】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
るデータ設定の手順例(5)を示したフローチャート図で
ある。
【図39】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)の均等
専用線決定シーケンスを示したフローチャート図であ
る。
【図40】本発明に係る移動通信装置の実施例(1)におけ
る捕捉専用線ブロック番号記憶テーブル例を示した図で
ある。
【図41】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
る装置構成を示したブロック図である。
【図42】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
るデータ設定の手順例(1)を示したフローチャート図で
ある。
【図43】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
るPIU回線使用個数切替テーブル例を示した図である。
【図44】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
るPIU回線使用中テーブル例を示した図である。
【図45】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)の位置
登録シーケンス(1)を示したフローチャート図である。
【図46】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
るデータ設定の手順例(2)を示したフローチャート図で
ある。
【図47】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
る時間帯PIU使用チェックテーブル例を示した図であ
る。
【図48】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)の位置
登録シーケンス(2)を示したフローチャート図である。
【図49】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
るデータ設定の手順例(3)を示したフローチャート図で
ある。
【図50】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)におけ
る一斉呼出管理テーブル例を示した図である。
【図51】本発明に係る移動通信装置の実施例(2)の位置
登録シーケンス(3)を示したフローチャート図である。
【図52】従来の移動通信装置の構成例を示したブロック
図である。
【図53】従来の移動通信装置の位置登録の動作原理を示
したブロック図である。
【図54】従来の移動通信装置における準公衆ローミング
位置登録シーケンスを示した図である。
【図55】従来の移動通信装置における準公衆ローミング
着信シーケンス示した図である。
【図56】従来の移動通信装置における準公衆ローミング
発信シーケンスを示した図である。
【符号の説明】
10 移動通信網 13〜15 インタフェース装置、
PIU 16〜18 構内交換機、PBX 19〜21 基地局、BS装置 22〜24 移動機、公衆PHS、PHS 25〜28 専用線ト
ランク 29,30 保守端末 31,34 通話路装置 32,35 中央制御装置 33,36 記憶装置 40,60 メッセージ送受信制御装置 41 要求情報変換テーブル 42,62 メッセージ分析
装置 43,63 保守装置 44 呼管理装置 45,65 専用線管理テーブル 46 PIU使用判定装置 47,67 BS装置管理テーブル 48,68 PIU状態管理テ
ーブル 49,69 メッセージ変換装置 50 呼管理テーブル 51 専用線決定装置 52 PIUチェック装置 53 PIU登録テーブル 54 専用線登録テーブル 55 捕捉専用線ブロック番号記憶テーブル 70 専用線対応他局データ記憶テーブル 71 時刻読出装置 72 PIU回線使用個数切
替テーブル 73 PIU回線使用中テーブル 74 位置登録判定装置 75 時間帯PIU使用チェックテーブル 76 時間帯PIU使用切替装置 77 一斉呼出エリア対応P
IU抽出装置 78 一斉呼出管理テーブル 80 準公衆エリア 81〜83 一斉呼出エリア 90 公衆基地局管理エリ
ア 91 公衆基地局 92 固定通信網 93 公衆通信網 94 電話機 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 孝二 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通九州通信システム株式会社内 (72)発明者 宮崎 博永 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通九州通信システム株式会社内 (72)発明者 吉田 浩一 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通九州通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA22 BB04 BB08 DD13 DD20 DD24 DD57 EE04 EE10 EE16 EE23 FF03 FF13 GG01 HH05 HH11 HH23 HH24 JJ53 JJ66 JJ70 JJ71 JJ76 KK15

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動機と通信を行う基地局を収容する第1
    の構内交換機と、該第1の構内交換機に専用線で接続さ
    れ、インタフェース装置を介して移動通信網に接続され
    て準公衆ローミング機能を備えた第2の構内交換機と、
    で構成された移動通信装置であって、 該第1の構内交換機が、予め有する該移動機の位置情報
    を該移動通信網固有の仮想位置情報に変換し、該仮想位
    置情報を該第2の構内交換機を介して該インタフェース
    装置に送信する変換手段を有し、 該第2の構内交換機は、該仮想位置情報に対する該移動
    通信網からの応答情報を該第1の構内交換機に送信する
    ように設定する送信設定手段を有することを特徴とした
    移動通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 該位置情報及び該仮想位置情報が、それぞれ位置登録情
    報及び仮想位置登録情報であることを特徴とした移動通
    信装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 該位置情報及び該仮想位置情報が、それぞれ該位置登録
    情報を含む発信情報及び仮想発信情報であることを特徴
    とした移動通信装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 該変換手段が、該仮想位置情報を該位置情報に逆変換す
    ることを特徴とした移動通信装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、 該送信設定手段が、該移動通信網からの位置登録された
    該移動機宛の着信情報を該第1の構内交換機に送信する
    ように設定することを特徴とした移動通信装置。
  6. 【請求項6】請求項1において、 該第1の構内交換機が、自局が収容するインタフェース
    装置を介して該移動通信網に接続されて準公衆ローミン
    グ機能を備えており、 該第1の構内交換機は、該自局のインタフェース装置を
    使用することが可能であるか否かを判定する判定手段を
    有し、使用可能であるとき該位置情報を該自局のインタ
    フェース装置を介して該移動通信網に送り、使用不可で
    あるとき該第2の構内交換機を介して該移動通信網に送
    ることを特徴とする移動通信装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 該第1の構内交換機が、該移動通信網のインタフェース
    装置を収容した複数の構内交換機に専用線で接続されて
    おり、 該判定手段が、該自局のインタフェース装置の使用がで
    きないとき、該専用線が使用可能か否かを判定し、使用
    可能な該専用線を介して該位置情報を送信することを特
    徴とする移動通信装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、 該第1の構内交換機が、他の構内交換機に対し、それぞ
    れ該専用線を経由して、該収容しているインタフェース
    装置が使用可能か否かの問合メッセージを送信する手段
    を有し、 該問合メッセージを受けた構内交換機が、該問合メッセ
    ージに対する応答メッセージを返信する手段を有するこ
    とを特徴とした移動通信装置。
  9. 【請求項9】請求項7において、 該第1の構内交換機以外の構内交換機は、該収容してい
    るインタフェース装置が使用できるか否かを示す装置状
    態情報を該第1の構内交換機に通知する手段を有し、 該第1の構内交換機が、該装置状態情報を記憶し該使用
    可能なインタフェース装置を収容する構内交換機に該位
    置情報を送信する手段を有することを特徴とする移動通
    信装置。
  10. 【請求項10】請求項7において、 該第1の構内交換機が、該インタフェース装置を収容す
    る構内交換機を予め設定された優先順位に基づいて選択
    する手段を有することを特徴とした移動通信装置。
  11. 【請求項11】請求項7において、 該第1の構内交換機が、該インタフェース装置を収容す
    る構内交換機を順次均等に選択する手段を有することを
    特徴とした移動通信装置。
  12. 【請求項12】請求項7において、 該第1の構内交換機が、該位置情報の送信対象となる他
    の構内交換機を、予め設定された時間帯に従って選択す
    る手段を有することを特徴とする移動通信装置。
  13. 【請求項13】請求項7において、 該第1の構内交換機が、自局の現在のインタフェース装
    置の回線使用個数が予め設定された回線使用個数以上で
    あるとき、他の構内交換装置のインタフェース装置を経
    由して該位置情報を送信する手段を有することを特徴と
    した移動通信装置。
  14. 【請求項14】請求項7において、 該第1の構内交換機が、複数の基地局を収容しており、
    該位置情報を送信する構内交換機を各基地局毎に指定す
    る手段を有することを特徴とした移動通信装置。
  15. 【請求項15】請求項1において、 該移動機及び該インタフェース装置がそれぞれPHS及
    びPHSインタフェース装置であることを特徴とした移
    動通信装置。
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