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JP2000235889A - 防曇ガラス - Google Patents

防曇ガラス

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Publication number
JP2000235889A
JP2000235889A JP11313983A JP31398399A JP2000235889A JP 2000235889 A JP2000235889 A JP 2000235889A JP 11313983 A JP11313983 A JP 11313983A JP 31398399 A JP31398399 A JP 31398399A JP 2000235889 A JP2000235889 A JP 2000235889A
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JP
Japan
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bus bar
terminal
terminal portion
heating wire
glass
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Application number
JP11313983A
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English (en)
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Inventor
Naokazu Mazaki
直和 真崎
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP31398399A priority Critical patent/JP4206584B2/ja
Publication of JP2000235889A publication Critical patent/JP2000235889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4206584B2 publication Critical patent/JP4206584B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/84Heating arrangements specially adapted for transparent or reflecting areas, e.g. for demisting or de-icing windows, mirrors or vehicle windshields
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2203/00Aspects relating to Ohmic resistive heating covered by group H05B3/00
    • H05B2203/011Heaters using laterally extending conductive material as connecting means

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスバーにおいて過大な発熱を防止できる発
熱体のパターンを備えた防曇ガラスを提供すること。 【解決手段】 10本の発熱線条11の内、ガラス
辺側の7本は直線の発熱線条11aであり、そのままバ
スバー13に接続される。一方、ガラス下辺側の3本
は屈折した発熱線条11bであり、両端が端子部15近
傍のバスバーに接続される。端子部15近傍とは、Aの
領域に示すように、端子部15の上辺線上より下側部分
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板表面に形
成した発熱体に給電してガラス板を加熱することにより
曇りを防止する防曇ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の後部窓枠などに装着される窓用
ガラスとしては、安全視界確保のために防曇機能を有し
た防曇ガラスが多く用いられている。このような防曇ガ
ラスは、通常、ガラス板表面に銀などの導電性ペースト
を適宜のパターンで印刷し、その後これを加熱、焼き付
けすることにより形成される発熱体をその表面に備えて
構成されている。
【0003】発熱体を備えた従来の自動車用の防曇ガラ
スの構成例を図8に示す。発熱体は複数の線条からな
り、数十mm間隔で互いに略平行に、かつ防曇ガラスの
長辺方向(横方向)に延設された細幅(約0.5〜1m
m)の発熱線条(熱線)71と、これらの発熱線条71
の両端を接続するように防曇ガラスの短辺の端部近傍に
短辺方向(縦方向)に延設された、太幅で左右対称の2
本のバスバー73とを有する。なお、バスバー73のガ
ラス下辺側の一端には、自動車の電源に接続されている
給電用電線(図示せず)をバスバー73に接続するため
の端子75が載設され、半田などにより固定されてい
る。
【0004】上述のような構成を備えた従来の防曇ガラ
スにおいて、発熱線条71に給電を行う際には、自動車
の電源から得られた電流を給電用電線および端子75を
介してバスバー73に供給し、バスバー73から各発熱
線条71に通電する。これによって発熱線条71は発熱
して、主に防曇域79においてガラス板77が加熱され
る。
【0005】このように、防曇ガラスによれば、発熱線
条71によって生じた熱を利用することによって、ガラ
ス板表面の水蒸気、霜、氷雪などの付着を除去して、ま
た付着を防止してガラスの透明度を確保できるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動車用防曇ガ
ラスでは、自動車のデザイン上の制約等から、電流供給
のための端子75はバスバーの下端部に設けられること
がある。また、全発熱線条71は端子75の上辺線上よ
りガラス板上辺側に接続されているため、端子75から
発熱線条71に供給される全電流は、端子75の上辺7
5aからガラス板上辺側のバスバーを通して供給され
る。特に、図8において端子75の上辺75aから一番
下側にある発熱線条のバスバーへの接続線上までのバス
バーの部分には、端子75から供給される全電流が流れ
るため発熱が多く、過大発熱などの不具合が生じること
もあった。
【0007】また、用途によって異なるが、バスバー7
3に近接した内装材や端子75接着用半田等の他の構成
要件に影響を与えずにバスバー73が作動するための温
度は、ある一定温度(例えば、約75℃、特に約70
℃)以下であるために、バスバーの一部分でも前記一定
温度を超える部分があるときは、1)バスバーの横幅の
拡張、または、2)導電性ペーストによるバスバーの表
面への重ね塗りやバスバー部分の厚刷などの特殊印刷方
法によりバスバーの抵抗値を小さくすることで、過大な
発熱を防止していた。
【0008】しかしながら、このような方法は、導電性
ペーストやスクリーン版などによる生産コストの上昇お
よび特殊印刷のための製造工程の煩雑化を招くものであ
る。また、2)の方法では、バスバーにじみやバスバー
ギザ(バスバー外周部のギザギザ)などが発生し易いこ
とから好ましくないものであった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、生産コストの削減、製造工程の簡略化および
製品良品率の向上を図りつつ、特殊印刷が施されていな
いバスバーに従来と同様な供給電流を供給しても、バス
バーにおいて過大な発熱を防止することが可能な発熱体
のパターンを備えた防曇ガラス、特に自動車用に好適な
防曇ガラスを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性の複数
本の発熱線条と、前記発熱線条のそれぞれの両端が接続
される一対のバスバーと、前記それぞれのバスバー上に
あって電流供給のための端子が接続される端子部と、を
有する防曇ガラスにおいて、前記複数本の発熱線条は、
第1の発熱線条と、前記複数本の発熱線条に対し所定割
合の第2の発熱線条と、を含み、前記第2の発熱線条
は、少なくとも一方の端子部近傍に接続され、かつ前記
第2の発熱線条が接続される端子部近傍は、残りの前記
第1の発熱線条への電流経路となる第1の領域以外の第
2の領域であることを特徴とする防曇ガラス(第1発
明)を提供する。
【0011】本発明の防曇ガラスにおいて、前記第2の
発熱線条は、一方の端子部近傍と他方の端子部近傍とに
接続され、かつ前記第2の発熱線条が接続される前記そ
れぞれの端子部近傍は、残りの前記第1の発熱線条への
電流経路となる第1の領域以外の第2の領域であること
が好ましい。
【0012】本発明の防曇ガラスは、前記所定の割合が
1〜5割であることが好ましい。
【0013】本発明の防曇ガラスは、複数本の発熱線条
に対し所定の割合の第2の発熱線条を、少なくとも一方
の端子部近傍に接続し、かつ第2の発熱線条が接続され
る端子部近傍は、残りの第1の発熱線条への電流経路と
なる第1の領域以外の第2の領域であり、好ましくは、
第2の発熱線条を、一方の端子部近傍と他方の端子部近
傍とに接続し、かつ第2の発熱線条が接続されるそれぞ
れの端子部近傍は、残りの第1の発熱線条への電流経路
となる第1の領域以外の第2の領域であり、また、好ま
しくは、所定の割合を1〜5割とした。これにより、バ
スバーの一部の領域に電流が集中したり、過大な電流が
流れることがなくなり、バスバーにおいて過大な発熱を
防止することが可能となる。
【0014】本発明の防曇ガラスは、前記第2の発熱線
条が互いに離れて前記第2の領域に接続されることが好
ましい。複数本の発熱線条をまとめて一本の線条とした
ときは、該線条の発熱を抑えるために横幅の拡張や厚刷
りなどの特殊印刷を行う。複数本の発熱線条が一本にま
とめられることなく、互いに離れていれば、横幅の拡張
がないため見栄えが良く、また、スクリーン印刷による
厚刷り印刷により当該線条がにじみやすくなるという問
題も生じない。また、厚刷りは、熱収縮率の違いなどに
よって加熱成形中に亀裂が生じることがあり、特にガラ
ス板が薄い場合は、この亀裂によってガラス板が生産中
に割れ易い。厚刷りがないパターンは前記観点において
も有利である。すなわち、特に、ガラス板が薄い場合は
一般的に強度面において不利となるが、厚刷りを行う必
要がなければ、薄いガラス板でも生産中に割れずに歩留
まりを向上できる。
【0015】本発明の防曇ガラスは、発熱線条の集中的
な発熱を抑制する観点から前記複数の発熱線条の前記バ
スバーとの接点における間隔がそれぞれ5mm以上離れ
て配置されることが好ましい。
【0016】本発明の防曇ガラスは、前記端子部が前記
バスバーの上端または下端の末端部に配設されることが
好ましい。
【0017】本発明の防曇ガラス(第1発明)におい
て、前記バスバーは帯状であり、前記端子部は略四角形
(例えば、5mm×20mm〜10mm×30mm)で
あり、バスバー上端または下端の末端部に配設され、前
記第2の領域は、前記端子部において、略四角形の前記
端子部のバスバー末端側の辺とは反対側の辺に沿って前
記バスバーを2つに分けたときのバスバー末端側領域で
あることが好ましい。
【0018】本発明の防曇ガラス(第1発明)におい
て、前記バスバーは一方の端部が略L字状部である帯状
であり、前記一方の端部の末端は前記端子部を配設する
のに十分な面積を有し、前記端子部は略四角形であり、
前記略L字状である一方の端部の末端に配設され、前記
第2の領域は、略四角形の前記端子部のバスバー末端側
の辺とは反対側の辺に沿って前記バスバーを2つに分け
たときのバスバー末端側領域であることが好ましい。
【0019】本発明の防曇ガラス(第1発明)におい
て、前記バスバーは一方の端部が略コの字状部である帯
状であり、前記一方の端部の末端は前記端子部を配設す
るのに十分な面積を有し、前記端子部は略四角形であ
り、前記略コの字状である一方の端部の末端に配設さ
れ、前記バスバーにおいて折り返した部分の内のり線の
延長線が前記端子部と交差せず、前記第2の領域は、略
四角形の前記端子部のバスバー末端側の辺とは反対側の
辺に沿って前記バスバーを2つに分けたときのバスバー
末端側領域であることをが好ましい。
【0020】本発明の防曇ガラス(第1発明)におい
て、前記バスバーは一方の端部が略コの字状部である帯
状であり、前記端子部は略四角形であり、前記略コの字
状である一方の端部の末端に配設され、前記バスバーに
おいて折り返した部分の内のり線の延長線が前記端子部
と交差し、前記第2の領域は、前記第2の発熱線条が前
記端子部の各辺に対して略垂直方向に接続可能な、略四
角形の前記端子部のバスバー末端側の辺とは反対側の辺
に沿って前記バスバーを2つに分けたときのバスバー末
端側領域、または前記端子部において、前記バスバー末
端側の辺および前記反対側の辺以外の他の二辺の内の当
該防曇ガラス周辺側の辺に沿って前記バスバーを2つに
分けたときの当該防曇ガラス中央部側領域であることが
好ましい。
【0021】本発明は、また、少なくとも中央部が略水
平方向に伸びる導電性の複数本の所定間隔をおいて設け
られた発熱線条と、前記発熱線条のそれぞれの両端が接
続される一対のバスバーと、前記それぞれのバスバーの
下端部付近に位置する電流供給のための端子が接続され
る端子部と、を有する防曇ガラスにおいて、前記複数本
の発熱線条の内下方の1〜5割の発熱線条は、略水平方
向に伸びる中央部とその両側の側線部とを有し、該側線
部は前記中央部に対し下方に向って屈曲されており、そ
のバスバー側の先端は端子部の近傍のバスバー部に接続
された防曇ガラス(第2発明)を提供する。複数本の発
熱線条の内下方の1〜5割の発熱線条が端子部の近傍の
バスバー部に接続したため、バスバーの一部の領域に電
流が集中したり、過大な電流が流れることがなくなり、
バスバーにおいて過大な発熱を防止することが可能とな
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防曇ガラスの実施
の形態について、〔第1の実施形態〕、〔第2の実施形
態〕、〔第3の実施形態〕、〔第4の実施形態〕、〔第
5の実施形態〕、〔第6の実施形態〕の順に図面を参照
して詳細に説明する。本発明の防曇ガラスは、自動車の
後部窓などに用いられるものであり、発熱体のパターン
(以下、単にパターンと称する)を有するガラス板によ
り構成されている。パターンは、ガラス板の表面に銀な
どからなる導電性ペーストを後述するような所定の形態
で印刷し、その後これを加熱、焼き付けすることにより
形成される。
【0023】本発明のパターンは、複数の線条からなり
数十mm間隔(例えば、20〜40mm間隔)で互いに
略平行に、かつ防曇ガラスの長辺方向(即ち、防曇ガラ
スが自動車の窓に嵌め込まれた状態における横方向)に
延設された約1mm以下程度の細幅な発熱線条と、発熱
線条の両端を接続するよう防曇ガラスの短辺の端部近傍
に短辺方向(縦方向)に延設された、太幅な2本のバス
バーとを有してなる。なお、バスバーの一端には、自動
車の電源に接続されている給電用電線(図示せず)から
の電流をバスバーに供給するための金属などからなる端
子が載設され、半田などにより固定される。本発明で
は、端子とバスバーとの接触面の外形状、また端子の形
状により接触面が複数存在するときはそれぞれの外形を
結んだ包括線によって形成される形状の部分を端子部と
称し、端子部は略四角形であるとする。また、この端子
部はバスバーのガラス板上辺側または下辺側の端部にあ
ることが好ましい。
【0024】〔第1の実施形態〕以下に、本発明の第1
の実施形態に係る防曇ガラスの構成例を示す。図1は本
発明の第1の実施形態として、第1のパターンが形成さ
れた防曇ガラスを示す説明図である。図1に示すよう
に、11は発熱線条、11aは第1の発熱線条、11b
は第2の発熱線条、13はバスバー、15は端子部、1
7はガラス板、19は防曇域である。発熱線条11は、
図示した例では10本設けられており、それぞれ交差し
ないようバスバー13に接続されている。但し、これら
10本の内、ガラス板上辺側の7本は屈折のない略直線
の第1の発熱線条11aであり、バスバー13の第1の
領域である部分に接続されている。一方、ガラス板下辺
側の3本は両端が第2の領域である端子部15近傍のバ
スバーに接続されるようバスバー13付近で屈折した第
2の発熱線条11bである。本実施形態においては、第
2の発熱線条11bが接続される第2の領域である端子
部15近傍とは、図1のAの領域に示すように、端子部
15において略四角形の端子部15のバスバー末端側の
辺とは反対側の辺に沿ってバスバー13を2つに分けた
ときのバスバー末端側領域(すなわち端子部15の上辺
線上より下側の第2の領域としての部分)であり、図1
において斜線を付した領域に該当する。なお、第1の領
域とは、斜線が付されていないバスバー13領域であ
る。
【0025】また、本実施形態では、発熱線条11によ
るガラス板17上の防曇域19は、上辺が約800m
m、下辺が約1000mm、縦の長さが約300mmの
略台形である。また、発熱線条11は幅が約0.5〜
1.0mmの線条であり、各発熱線条の間隔は約30m
mのほぼ等間隔となっている。また、バスバー13は幅
が約12mm、長さが約346mmの帯状であり、防曇
域19の側辺の長さ以上の長さに形成されている。ま
た、端子部15の大きさは縦の長さが約21mm、横の
長さが約7mmの略四角形であり、バスバー13の下端
より約5mmのところに配設されている。
【0026】また、各発熱線条11間のバスバー13と
の接点における間隔は、ガラス板上辺側1本目〜7本目
はそれぞれ約30mmであり、7〜8本目は約140m
mであり、端子部15近傍での8本目〜10本目はそれ
ぞれ約13mmである。
【0027】このように構成された第1の実施形態によ
れば、給電用電線を通って端子から各発熱線条に供給さ
れる電流は、第2の発熱線条11bへは端子から端子部
15の上辺線上より下側の部分のバスバー(第2の領
域)を通って供給され、一方、第1の発熱線条11aへ
は端子から端子部15の上辺線上より上側の部分のバス
バー(第1の領域、すなわち第1の発熱線条11aへの
電流経路)を通って供給される。
【0028】ここで実施例として、バスバーの形状が第
1のパターンと同じでありかつ端子部の上辺線上より下
側の部分(第2の領域)に接続された発熱線条の本数が
各種本数のパターン、および図8の従来のパターンを形
成し、それぞれのバスバーの発熱温度を測定した結果を
示す。表1は、パターンの設計値として発熱線条の素線
幅が約0.5〜1.0mm(中央部では約0.5mm、
バスバーとの接点付近では約1.0mm)、パターン抵
抗値が1.44Ωのものを使用し、端子間消費電力10
0Wを20分間印加したときの、端子部の上辺線上より
下側の部分(第2の領域)に(複数本の場合は10mm
間隔で)接続された発熱線条の本数と、端子部の上辺線
上より上側のバスバーの発熱温度との関係を示したもの
である。なお、温度測定は熱電対式接触温度計を使用し
た。
【0029】
【表1】
【0030】表1によれば、発熱線条の本数が多い程バ
スバーの発熱温度が低くなっている。よって、バスバー
が他の構成要件に影響を与えずに作動するためのバスバ
ーの発熱上限温度が、例えば70℃であるときは、表1
から分かるように、少なくとも1本の発熱線条を端子部
の上辺線上より下側の部分のバスバーに接続する必要が
ある。よって、本発明の防曇ガラスは、発熱線条の全本
数の内、1割以上の発熱線条(例えば、2〜3本の発熱
線条)の両端が端子部近傍のバスバーに接続されるよう
なパターンが形成されることが好ましい。このとき、特
に、5割以下であることが好ましい。
【0031】次に、表2は表1の3本の場合で、表1で
用いた設計値および消費電力などの条件下での、第1の
パターンにおける、隣り合って設けられた各発熱線条1
1間のバスバー13との接点における間隔と、接点付近
の発熱線条の温度との関係を示したものである。
【0032】
【表2】
【0033】該接点が近接する場合は、発熱線条の集中
的な発熱のため接点付近の温度は上昇する。よって、発
熱線条11の発熱上限温度を70℃とする場合には、発
熱線条11とバスバー13との接点の間隔を約5mm以
上確保することが好ましい。
【0034】本実施形態においては、端子部15はバス
バーのガラス板下辺側の端部に配設されているが、図2
に示すように端子部15をガラス板上辺側の端部に配設
し、第1の実施形態とは上下が逆のパターンとしても良
い。また、バスバーが湾曲した略ノの字状パターンも第
1のパターンの一形態に含む。
【0035】〔第2の実施形態〕図3は本発明の第2の
実施形態として、第2のパターンが形成された防曇ガラ
スを示す説明図である。図3においては、第1の実施形
態(図1)と重複する部分には、同一の符号を付してお
り、11は発熱線条、11aは第1の発熱線条、11b
は第2の発熱線条、13はバスバー、15は端子部、1
7はガラス板、19は防曇域である。
【0036】第2のパターンは、第1の実施形態と比較
して、バスバー13の形状および第2の発熱線条11b
のバスバー13への接続箇所などが異なる。図3に示す
ように、バスバー13はガラス板下辺側の端部が略L字
状であり、折れ曲がった端部を内側にして左右対称に配
置されている。また、端子部15はバスバー13の略L
字状末端部(折れ曲がった端部)に配設されている。
【0037】また、本実施形態の第2のパターンは、第
1の実施形態と同様に、発熱線条11は10本備えられ
ており、ガラス板上辺側の7本は屈折のない直線の第1
の発熱線条11aであり、ガラス板下辺側の3本は両端
が端子部15近傍のバスバー13に接続されるようバス
バー13付近で屈折した第2の発熱線条11bである。
但し、本実施形態においては、第2の発熱線条11bが
接続される第2の領域である端子部15近傍とは、図3
のBの領域に示すように、端子部15において略四角形
の端子部15のバスバー末端側の辺とは反対側の辺に沿
ってバスバー13を2つに分けたときのバスバー末端側
領域(すなわち第2の発熱線条11bが右側のバスバー
に接続される場合は端子部15の右辺線上より左側の部
分であり、第2の発熱線条11bが左側のバスバーに接
続される場合は端子部15の左辺線上より右側の部分)
であり、図3において斜線を付した領域に該当する。な
お、第1の領域とは、斜線が付されていないバスバー1
3領域である。
【0038】〔第3の実施形態〕図4は本発明の第3の
実施形態として、第3のパターンが形成された防曇ガラ
スを示す説明図である。図4においては、第1の実施形
態(図1)と重複する部分には、同一の符号を付してお
り、11は発熱線条、11aは第1の発熱線条、11b
は第2の発熱線条、13はバスバー、15は端子部、1
7はガラス板、19は防曇域である。
【0039】第3のパターンは、第1の実施形態と比較
して、バスバー13の形状および第2の発熱線条11b
のバスバー13への接続箇所が異なる。図4に示すよう
に、バスバー13はガラス板下辺側の端部が折り返した
略コの字状であり、折れ曲がった端部を内側にして左右
対称に配置されている。また、縦方向に延設された端
部、すなわち、略コの字状末端部は端子部15を配設す
るのに十分な長さおよび面積を有しており、端子部15
はこの略コの字状末端部に配設されている。すなわち、
本パターンにおいては図4に示すように、略コの字状の
バスバーにおいて折り返した部分の内のり線13aの延
長線は端子部15と交差しない。
【0040】本実施形態の第3のパターンは、第1の実
施形態と同様に、発熱線条11は10本備えられてお
り、ガラス板上辺側の7本は屈折のない直線の第1の発
熱線条11aであり、バスバー13に接続されている。
一方、ガラス板下辺側の3本は両端が端子部15近傍の
バスバーに接続されるようバスバー13付近で屈折した
第2の発熱線条11bである。但し、本実施形態におい
ては、第2の発熱線条11bが接続される第2の領域で
ある端子部15近傍とは、図4のCの領域に示すよう
に、端子部15において略四角形の端子部15のバスバ
ー末端側の辺とは反対側の辺に沿ってバスバー13を2
つに分けたときのバスバー末端側領域(すなわち端子部
15の下辺線上より上側の部分)であり、図4において
斜線を付した領域に該当する。なお、第1の領域とは、
斜線が付されていないバスバー13領域である。
【0041】〔第4の実施形態〕図5は本発明の第4の
実施形態として、第4のパターンが形成された防曇ガラ
スを示す説明図である。図5においては、第1の実施形
態(図1)と重複する部分には、同一の符号を付してお
り、11は発熱線条、11aは第1の発熱線条、11b
は第2の発熱線条、13はバスバー、15は端子部、1
7はガラス板、19は防曇域である。
【0042】第4のパターンは、第1の実施形態と比較
して、バスバー13の形状および第2の発熱線条11b
のバスバー13への接続箇所が異なる。図5に示すよう
に、バスバー13はガラス板下辺側の端部が折り返した
略コの字状であり、折れ曲がった端部を内側にして左右
対称に配置されている。また、略コの字状末端部は端子
部15を配設するのに十分な長さおよび面積を有してお
らず、端子部15はこの略コの字状末端部と延設部(末
端部および横方向の延設部)に配設されている。すなわ
ち、本パターンにおいては図5に示すように、略コの字
状のバスバーにおいて折り返した部分の内のり線13a
の延長線は端子部15と交差する。
【0043】本実施形態の第4のパターンは、第1の実
施形態と同様に、発熱線条11は10本備えられてお
り、ガラス板上辺側の7本は屈折のない直線の第1の発
熱線条11aであり、バスバー13に接続されている。
一方、ガラス板下辺側の3本は両端が端子部15近傍の
バスバー13に接続されるようバスバー13付近で屈折
した第2の発熱線条11bである。但し、本実施形態に
おいては、第2の発熱線条11bが接続される第2の領
域である端子部15近傍とは、1)図5のDの領域に示
すような、バスバー13端部の幅広部において端子部1
5に対して第2の発熱線条11bが垂直に接続可能な、
端子部15において略四角形の端子部15のバスバー末
端側の辺とは反対側の辺よりバスバー末端側領域(すな
わち端子部15の下辺線上より上側の部分)または2)
図5のEの領域に示すような、端子部15において、バ
スバー末端側の辺および反対側の辺以外の他の二辺の内
の防曇ガラス周辺側(周辺側とは、ガラス板中央部(ガ
ラス板中央線50)側と反対側を指し、図5においては
ガラス板の側辺側に相当する)の辺に沿ってバスバー1
3を2つに分けたときの防曇ガラス中央部側領域(すな
わち第2の発熱線条11bが右側のバスバーに接続され
る場合は端子部15の右辺より左側の部分、第2の発熱
線条11bが左側のバスバーに接続される場合は端子部
15の左辺より右側の部分)であり、図5において斜線
を付した領域に該当する。なお、第1の領域とは、斜線
が付されていないバスバー13領域である。
【0044】以上の実施形態においては、発熱線条11
は10本備えられているが、10本以上またはそれ以下
でも良い。この場合、1〜5割の発熱線条を第2の発熱
線条11bとして端子部15近傍のバスバーに接続する
ことが好ましい。
【0045】〔第5の実施形態〕図6は本発明の第5の
実施形態として、第5のパターンが形成された防曇ガラ
スを示す説明図である。図6においては、第1の実施形
態(図1)と重複する部分には、同一の符号を付してお
り、11は発熱線条、11aは第1の発熱線条、11b
は第2の発熱線条、13はバスバー、15は端子部、1
7はガラス板、19は防曇域である。
【0046】第5のパターンは、第4のパターンと比較
して、第2の発熱線条11bの本数が異なる。また、図
6に示すように、バスバー13は、ガラス板下辺側の端
部が第4のパターンの略コの字状末端部をやや変形させ
た(略しの字状ともいえる)ものである。また、発熱線
条11は11本備えられており、それぞれ交差しないよ
うバスバー13に接続されている。但し、これら11本
の内、ガラス板上辺側の9本は屈折のない略水平方向に
伸びる略直線の第1の発熱線条11aであり、バスバー
13に接続されている。一方、ガラス板下辺側の2本
は、略水平方向に伸びる中央部とその両側の側線部とを
有し、この側線部は中央部に対し下方に向って屈曲さ
れ、両端が端子部15近傍のバスバーに接続された第2
の発熱線条11bである。本実施形態において、第2の
発熱線条11bが接続される第2の領域である端子部1
5近傍とは、1)図6のFの領域に示すような、端子部
15に対して第2の発熱線条11bが垂直に接続可能
な、端子部15において略四角形の端子部15のバスバ
ー末端側の辺とは反対側の辺よりバスバー末端側領域
(すなわち端子部15の下辺線上より上側の部分)また
は2)図6のGの領域に示すような、端子部15におい
て、バスバー末端側の辺および反対側の辺以外の他の二
辺の内の防曇ガラス周辺側(周辺側とは、ガラス板中央
部(ガラス板中央線50)側と反対側を指し、図6にお
いてはガラス板の側辺側に相当する)の辺に沿ってバス
バー13を2つに分けたときの防曇ガラス中央部側領域
(すなわち第2の発熱線条11bが右側のバスバーに接
続されている場合は端子部15の右辺より左側の部分、
第2の発熱線条11bが左側のバスバーに接続される場
合は端子部15の左辺より右側の部分)であり、図6に
おいて斜線を付した領域に該当する。なお、第1の領域
とは、斜線が付されていないバスバー13領域である。
【0047】また、本実施形態では、防曇ガラスの発熱
線条11による防曇域19は、上辺が約760mm、下
辺が約1000mm、縦の長さが約363mmの台形で
ある。また、発熱線条11は幅が約0.5〜1.0mm
の線条であり、各発熱線条の間隔は約33mmである。
また、バスバー13は幅が約3〜18mm、長さが約4
70mmの略しの字状(第4のパターンの略コの字状の
変形)であって、ガラス板の下辺部に位置する湾曲して
いる側のバスバーの端部に端子部15を配設するのに十
分な面積を有した幅広部を付加した形状(第4のパター
ンのバスバー末端部と延設部に相当)であり、湾曲して
いる側のバスバー端部がガラス板中央部側を向くように
ガラス板中心線50に対して互いに左右対称に配置され
ている。また、端子部15の大きさは縦の長さが約21
mm、横の長さが約7mmの略四角形であり、バスバー
13の下端より約10mmのところに配設されている。
【0048】また、隣り合って設けられた各発熱線条1
1間のバスバー13との接点における間隔は、ガラス板
上辺側1本目と2本目とが約50mm、2本目と3本目
とが約40mm、3本目と4本目とが約37mm、4本
目と5本目とが約35mm、5本目〜9本目がそれぞれ
約33mm、9本目と10本目とが約130mm、10
本目と11本目とが約15mmである。
【0049】〔第6の実施形態〕図7は本発明の第6の
実施形態として、第6のパターンが形成された防曇ガラ
スを示す説明図である。図7においては、第1の実施形
態(図1)と重複する部分には、同一の符号を付してお
り、11は発熱線条、11aは第1の発熱線条、11b
は第2の発熱線条、13はバスバー、15は端子部、1
7はガラス板、19は防曇域、61は第1の集合部61
aおよび第2の集合部61bから成る、第2の発熱線条
11bの集合線である。
【0050】第6のパターンは、第1のパターンと比較
して、発熱線条11の本数および第2の発熱線条11b
のバスバー13への接続形態が異なる。本実施形態の第
6のパターンは、発熱線条11が13本備えられてお
り、ガラス板上辺側の10本は屈折のない直線の第1の
発熱線条11aであり、ガラス板下辺側の3本は、各線
条の端部が集合線61として1本にまとめられて、端子
部15が設けられた側のバスバー13の端部に接続され
るようバスバー13付近で屈折した第2の発熱線条11
bである。
【0051】本実施形態において、第2の発熱線条11
bが接続される第2の領域である端子部15近傍は、第
1の実施形態と同様に、図7のHの領域に示すような、
端子部15において略四角形の端子部15のバスバー末
端側の辺とは反対側の辺に沿ってバスバー13を2つに
分けたときのバスバー末端側領域(すなわち端子部15
の上辺線上より下側の第2の領域としての部分)であ
り、図7において斜線を付した領域に該当する。なお、
第1の領域とは、斜線が付されていないバスバー13領
域である。
【0052】また、本実施形態では、発熱線条11によ
るガラス板17上の防曇域19は、上辺が約900m
m、下辺が約1100mm、縦の長さが約420mmの
略台形である。また、発熱線条11は幅が約0.5mm
〜0.8mmの線条であり、各発熱線条の間隔は約35
mmのほぼ等間隔となっている。また、バスバー13は
幅が約20mm、長さが約430mmの矩形である。ま
た、端子部15の大きさは縦の長さが約21mm、横の
長さが約7mmの略四角形であり、バスバー13の下端
より約5mmのところに配設されている。さらに、第1
の集合部61aの幅は約2mm、第2の集合部61bの
幅は約3mmである。
【0053】このように構成された第6の実施形態によ
れば、給電用電線を通って端子から各発熱線条に供給さ
れる電流は、第2の発熱線条11bへは端子から端子部
15の上辺線上より下側の部分のバスバー(第2の領
域)および集合線61を通って供給され、一方、第1の
発熱線条11aへは端子から端子部15の上辺線上より
上側の部分のバスバー(第1の領域、すなわち第1の発
熱線条11aへの電流経路)を通って供給される。
【0054】以上述べたように、第1〜第6の実施形態
の防曇ガラスは、少なくとも中央部が略水平方向に伸び
る導電性の複数本の所定間隔をおいて設けられた発熱線
条と、前記発熱線条のそれぞれの両端が接続される一対
のバスバーと、前記それぞれのバスバーの下端部付近に
位置する電流供給のための端子が接続される端子部と、
を有する防曇ガラスにおいて、前記複数本の発熱線条の
内下方の1〜5割の発熱線条は、略水平方向に伸びる中
央部とその両側の側線部とを有し、該側線部は前記中央
部に対し下方に向って屈曲されており、そのバスバー側
の先端は端子部の近傍のバスバー部に接続されている構
成となっている。上述の第1〜第6の実施形態の防曇ガ
ラスでは、複数の発熱線条11の内の1〜5割の第2の
発熱線条11bは、端子部15から第1の発熱線条11
aへの電流経路となる領域(第1の領域)以外の端子部
15近傍の所定の領域(第2の領域)のバスバーに接続
されている。この構成により、従来と同レベルの電流を
供給しても、発熱線条11に供給される全電流がバスバ
ーに流れることがない。本発明によれば、バスバーの横
幅の拡張や重ね塗り、厚刷などの特殊印刷方法によりバ
スバーの抵抗値を小さくせず、発熱線条のバスバーへの
接続先の配置変更(すなわちパターンの形状変更)を行
うだけでバスバーの過大な発熱を簡単に抑えることがで
きる。また、バスバーの横幅の拡張や重ね塗り、厚刷な
どの特殊印刷が不要なため、製造工程の簡略化、生産に
係る材料コストおよび製造コストの削減、並びに製品良
品率の向上を図ることができる。また、局部発熱による
ガラス板の割れも防止できる。
【0055】また、隣り合う各発熱線条間のバスバーと
の接点における間隔を所望の距離だけ離して配置するこ
とで、発熱線条の相互発熱による、接点付近の発熱線条
およびバスバーの過大な発熱を抑えることができる。
【0056】特に、第1〜第5の実施形態の防曇ガラス
によれば、発熱を抑えるための横幅の拡張や厚刷りなど
の特殊印刷を施す必要が全くないため、見栄えがよい。
特に、薄いガラス板にこれらの発熱線条をスクリーン印
刷する場合などにおいても、生産中にガラス板が割れた
りすることがなくなり、歩留まりの向上を達成できる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、製造工程の簡略化、生
産コストの削減および製品良品率の向上を図りつつ、特
殊印刷が施されていないバスバーに従来と同レベルの電
流を供給しても、バスバーにおいて過大な発熱がない、
自動車用として好適な防曇ガラス(特に、ハッチバック
タイプの自動車のリアガラス)を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る、第1のパター
ンが形成された防曇ガラスを示す説明図である。
【図2】第1の実施形態と上下が逆のパターンを示す説
明図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る、第2のパター
ンが形成された防曇ガラスを示す説明図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る、第3のパター
ンが形成された防曇ガラスを示す説明図である。
【図5】本発明の第4の実施形態に係る、第4のパター
ンが形成された防曇ガラスを示す説明図である。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る、第5のパター
ンが形成された防曇ガラスを示す説明図である。
【図7】本発明の第6の実施形態に係る、第6のパター
ンが形成された防曇ガラスを示す説明図である。
【図8】従来の防曇ガラスの構成例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
11 発熱線条 11a 第1の発熱線条 11b 第2の発熱線条 13 バスバー 15 端子部 17 ガラス板 19 防曇域 50 ガラス板中央線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性の複数本の発熱線条と、前記発熱
    線条のそれぞれの両端が接続される一対のバスバーと、
    前記それぞれのバスバー上にあって電流供給のための端
    子が接続される端子部と、を有する防曇ガラスにおい
    て、 前記複数本の発熱線条は、第1の発熱線条と、前記複数
    本の発熱線条に対し所定割合の第2の発熱線条と、を含
    み、 前記第2の発熱線条は、少なくとも一方の端子部近傍に
    接続され、かつ前記第2の発熱線条が接続される端子部
    近傍は、残りの前記第1の発熱線条への電流経路となる
    第1の領域以外の第2の領域であることを特徴とする防
    曇ガラス。
  2. 【請求項2】 前記第2の発熱線条は、一方の端子部近
    傍と他方の端子部近傍とに接続され、かつ前記第2の発
    熱線条が接続される前記それぞれの端子部近傍は、残り
    の前記第1の発熱線条への電流経路となる第1の領域以
    外の第2の領域であることを特徴とする請求項1記載の
    防曇ガラス。
  3. 【請求項3】 前記所定の割合が1〜5割であることを
    特徴とする請求項1または2記載の防曇ガラス。
  4. 【請求項4】 前記第2の発熱線条が互いに離れて前記
    第2の領域に接続されることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項記載の防曇ガラス。
  5. 【請求項5】 前記第2の発熱線条の複数本の発熱線条
    の前記バスバーとの接点における間隔がそれぞれ5mm
    以上離れて配置されることを特徴とする請求項1〜4い
    ずれか1項記載の防曇ガラス。
  6. 【請求項6】 前記端子部が前記バスバーの上端または
    下端の末端部に配設されることを特徴とする請求項1〜
    5いずれか1項記載の防曇ガラス。
  7. 【請求項7】 前記バスバーは帯状であり、 前記端子部は略四角形であり、バスバー上端または下端
    の末端部に配設され、 前記第2の領域は、前記端子部において、略四角形の前
    記端子部のバスバー末端側の辺とは反対側の辺に沿って
    前記バスバーを2つに分けたときのバスバー末端側領域
    であることを特徴とする請求項6記載の防曇ガラス。
  8. 【請求項8】 前記バスバーは一方の端部が略L字状部
    である帯状であり、 前記一方の端部の末端は前記端子部を配設するのに十分
    な面積を有し、 前記端子部は略四角形であり、前記略L字状である一方
    の端部の末端に配設され、 前記第2の領域は、略四角形の前記端子部のバスバー末
    端側の辺とは反対側の辺に沿って前記バスバーを2つに
    分けたときのバスバー末端側領域であることを特徴とす
    る請求項6記載の防曇ガラス。
  9. 【請求項9】 前記バスバーは一方の端部が略コの字状
    部である帯状であり、 前記一方の端部の末端は前記端子部を配設するのに十分
    な面積を有し、 前記端子部は略四角形であり、前記略コの字状である一
    方の端部の末端に配設され、 前記バスバーにおいて折り返した部分の内のり線の延長
    線が前記端子部と交差せず、 前記第2の領域は、略四角形の前記端子部のバスバー末
    端側の辺とは反対側の辺に沿って前記バスバーを2つに
    分けたときのバスバー末端側領域であることを特徴とす
    る請求項6記載の防曇ガラス。
  10. 【請求項10】 前記バスバーは一方の端部が略コの字
    状部である帯状であり、 前記端子部は略四角形であり、前記略コの字状である一
    方の端部の末端に配設され、 前記バスバーにおいて折り返した部分の内のり線の延長
    線が前記端子部と交差し、 前記第2の領域は、前記第2の発熱線条が前記端子部の
    各辺に対して略垂直方向に接続可能な、略四角形の前記
    端子部のバスバー末端側の辺とは反対側の辺に沿って前
    記バスバーを2つに分けたときのバスバー末端側領域、
    または前記端子部において、前記バスバー末端側の辺お
    よび前記反対側の辺以外の他の二辺の内の当該防曇ガラ
    ス周辺側の辺に沿って前記バスバーを2つに分けたとき
    の当該防曇ガラス中央部側領域であることを特徴とする
    請求項6記載の防曇ガラス。
  11. 【請求項11】 少なくとも中央部が略水平方向に伸び
    る導電性の複数本の所定間隔をおいて設けられた発熱線
    条と、前記発熱線条のそれぞれの両端が接続される一対
    のバスバーと、前記それぞれのバスバーの下端部付近に
    位置する電流供給のための端子が接続される端子部と、
    を有する防曇ガラスにおいて、 前記複数本の発熱線条の内下方の1〜5割の発熱線条
    は、略水平方向に伸びる中央部とその両側の側線部とを
    有し、該側線部は前記中央部に対し下方に向って屈曲さ
    れており、そのバスバー側の先端は端子部の近傍のバス
    バー部に接続されていることを特徴とする防曇ガラス。
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