JP2000217314A - スタ―タ - Google Patents
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- JP2000217314A JP2000217314A JP11017488A JP1748899A JP2000217314A JP 2000217314 A JP2000217314 A JP 2000217314A JP 11017488 A JP11017488 A JP 11017488A JP 1748899 A JP1748899 A JP 1748899A JP 2000217314 A JP2000217314 A JP 2000217314A
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- brush
- starter
- heat
- thermostat
- fixed
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02N—STARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F02N11/00—Starting of engines by means of electric motors
- F02N11/10—Safety devices
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K11/00—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
- H02K11/20—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
- H02K11/25—Devices for sensing temperature, or actuated thereby
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタータのブラシ熱を直接サーモスタットに
熱伝導させ、サーモスタットへの熱伝達効率に優れ、か
つコンパクトなスタータを得る。 【解決手段】 このスタータは、ブラシ206の温度上
昇を検知してスタータヘの通電を遮断するサーモスタッ
トと、サーモスタットを固定され、ブラシの熱が伝導す
る受熱体218を備え、受熱体218がブラシ206に
固着している。また、受熱体はブラシホルダと一体に形
成されていてもよい。さらに、受熱体がベースを挟持し
てブラケットに固定されていてもよい。受熱体が熱伝導
性に優れた金属材料からなり、銅あるいは真鍮であって
もよい。また、ブラシホルダとベースとの間に、ブラシ
からベース側への熱伝導を阻止する断熱材として絶縁シ
ート220が挟持されていてもよい。サーモスタットが
絶縁チューブ222を介して受熱体に固定されていても
よい。
熱伝導させ、サーモスタットへの熱伝達効率に優れ、か
つコンパクトなスタータを得る。 【解決手段】 このスタータは、ブラシ206の温度上
昇を検知してスタータヘの通電を遮断するサーモスタッ
トと、サーモスタットを固定され、ブラシの熱が伝導す
る受熱体218を備え、受熱体218がブラシ206に
固着している。また、受熱体はブラシホルダと一体に形
成されていてもよい。さらに、受熱体がベースを挟持し
てブラケットに固定されていてもよい。受熱体が熱伝導
性に優れた金属材料からなり、銅あるいは真鍮であって
もよい。また、ブラシホルダとベースとの間に、ブラシ
からベース側への熱伝導を阻止する断熱材として絶縁シ
ート220が挟持されていてもよい。サーモスタットが
絶縁チューブ222を介して受熱体に固定されていても
よい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、サーモスタット
を備えたスタータに関するものである。
を備えたスタータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタータは、キースイッチのスタートス
イッチをオンする操作により始動し、エンジンは着火さ
れ始動する。エンジンが着火され始動した後、スタータ
は、キースイッチのスタートスイッチをオフする操作に
より停止する。この時、キースイッチの戻り不良等の要
因があった場合、スタートスイッチはオフ操作されずエ
ンジンが着火された後もスタータが動作し続けることに
より、スタータは発熱し熱的なダメージを受ける。その
ため、従来技術には、スタータの行き過ぎた連続通電を
防止するため、スタータにサーモスタットを内蔵してス
タータ内の雰囲気温度を検知して、スタータ内の雰囲気
温度が所定温度以上になるとスタータの作動を停止させ
るものがある。このようなスタータの具体例として、サ
ーモスタットをブラシに直接埋め込み内蔵したものやブ
ラシ近傍に配置したものがある。
イッチをオンする操作により始動し、エンジンは着火さ
れ始動する。エンジンが着火され始動した後、スタータ
は、キースイッチのスタートスイッチをオフする操作に
より停止する。この時、キースイッチの戻り不良等の要
因があった場合、スタートスイッチはオフ操作されずエ
ンジンが着火された後もスタータが動作し続けることに
より、スタータは発熱し熱的なダメージを受ける。その
ため、従来技術には、スタータの行き過ぎた連続通電を
防止するため、スタータにサーモスタットを内蔵してス
タータ内の雰囲気温度を検知して、スタータ内の雰囲気
温度が所定温度以上になるとスタータの作動を停止させ
るものがある。このようなスタータの具体例として、サ
ーモスタットをブラシに直接埋め込み内蔵したものやブ
ラシ近傍に配置したものがある。
【0003】図7には、サーモスタットをブラシ近傍に
配置したスタータの例を示す断面図である。図におい
て、円周上に複数配置された整流子片102を備え、モ
ータ部を構成している電機子101は、そのシャフト1
03が、ベアリング104により回転自在に支持されて
いる。ベアリング104は、電機子101を収容する薄
肉のリヤブラケット105に設けられた凹部105aに
嵌合して支持される。整流子片102に対向する位置に
は、整流子片102に接触し、整流子片102とともに
電機子101へ電流を供給するための接点を構成してい
るブラシ106が設けられている。ブラシ106にはリ
ード線110が接続されている。また、このブラシ10
6はスプリング107により、整流子片102に所定の
押付け圧で押圧され、ブラシホルダ108によって支持
されている。ブラシホルダ108は電機子101の円周
方向に等間隔で4カ所設けられ、図示しないリベットに
よりベース109と固定されている。ベース109には
雌ねじが設けられ、リヤブラケット105の端面に設け
られた図示しない貫通穴にリヤブラケット105の外側
端面より雄ねじを挿入し、ベース109に設けられた雌
ねじとねじ係合させ、ベース109とリヤブラケット1
05とが固定される。これによりブラシホルダ108が
リヤブラケット105により支持される。
配置したスタータの例を示す断面図である。図におい
て、円周上に複数配置された整流子片102を備え、モ
ータ部を構成している電機子101は、そのシャフト1
03が、ベアリング104により回転自在に支持されて
いる。ベアリング104は、電機子101を収容する薄
肉のリヤブラケット105に設けられた凹部105aに
嵌合して支持される。整流子片102に対向する位置に
は、整流子片102に接触し、整流子片102とともに
電機子101へ電流を供給するための接点を構成してい
るブラシ106が設けられている。ブラシ106にはリ
ード線110が接続されている。また、このブラシ10
6はスプリング107により、整流子片102に所定の
押付け圧で押圧され、ブラシホルダ108によって支持
されている。ブラシホルダ108は電機子101の円周
方向に等間隔で4カ所設けられ、図示しないリベットに
よりベース109と固定されている。ベース109には
雌ねじが設けられ、リヤブラケット105の端面に設け
られた図示しない貫通穴にリヤブラケット105の外側
端面より雄ねじを挿入し、ベース109に設けられた雌
ねじとねじ係合させ、ベース109とリヤブラケット1
05とが固定される。これによりブラシホルダ108が
リヤブラケット105により支持される。
【0004】ブラシ106の電機子101の径方向に外
側で、ブラシ106の近傍には、棒状の細長形状であっ
て、ブラシ106と整流子片102との摩擦により発熱
し、またスタータのモータ部の発生した熱がブラシ10
6に伝導し、ブラシ106は加熱される。このブラシ1
06が保有する熱であるブラシ熱によるブラシの温度上
昇を検知し、スタータヘの通電を遮断するサーモスタッ
ト160が、その長手方向が電機子の軸方向に対し平行
になるように設けられている。
側で、ブラシ106の近傍には、棒状の細長形状であっ
て、ブラシ106と整流子片102との摩擦により発熱
し、またスタータのモータ部の発生した熱がブラシ10
6に伝導し、ブラシ106は加熱される。このブラシ1
06が保有する熱であるブラシ熱によるブラシの温度上
昇を検知し、スタータヘの通電を遮断するサーモスタッ
ト160が、その長手方向が電機子の軸方向に対し平行
になるように設けられている。
【0005】閉端を有する中空管状のスチールターミナ
ル165を持つサーモスタット160の内部には、図中
破線で示す2本のリード線161のうちの一方のリード
線の先端がバイメタル162の一端に接続され、バイメ
タル162の他端に接点163が設けられている。ま
た、もう一方のリード線164の先端にはもう一方の接
点166が設けられている。バイメタル162は、所定
の温度を越えると接点163、166は開き、所定の温
度以下では、接点163、166を閉じるように変形す
る。
ル165を持つサーモスタット160の内部には、図中
破線で示す2本のリード線161のうちの一方のリード
線の先端がバイメタル162の一端に接続され、バイメ
タル162の他端に接点163が設けられている。ま
た、もう一方のリード線164の先端にはもう一方の接
点166が設けられている。バイメタル162は、所定
の温度を越えると接点163、166は開き、所定の温
度以下では、接点163、166を閉じるように変形す
る。
【0006】2本のリード線161、164は、スチー
ルターミナル165から外部に引き出され、相互に絶縁
された状態で延び、それぞれのリード線161、164
の先端には雄型のターミナル167が接続されている。
この2本のリード線161、164を覆うように樹脂を
モールドしてコネクタ168が一体に形成されている。
ルターミナル165から外部に引き出され、相互に絶縁
された状態で延び、それぞれのリード線161、164
の先端には雄型のターミナル167が接続されている。
この2本のリード線161、164を覆うように樹脂を
モールドしてコネクタ168が一体に形成されている。
【0007】コネクタ168の円筒状の外周部168a
には、Oリング169が設けられている。また、コネク
タ168の中央付近には平板状のフランジ168bが延
びている。フランジ168bに設けられた貫通穴168
cには、ねじ115が挿入され、リヤブラケット105
に設けられた雌ねじ105aに係合してサーモスタット
160と一体となったコネクタ168がリヤブラケット
105に固定される。
には、Oリング169が設けられている。また、コネク
タ168の中央付近には平板状のフランジ168bが延
びている。フランジ168bに設けられた貫通穴168
cには、ねじ115が挿入され、リヤブラケット105
に設けられた雌ねじ105aに係合してサーモスタット
160と一体となったコネクタ168がリヤブラケット
105に固定される。
【0008】サーモスタット160のスチールターミナ
ル165の外周部には、一端が閉端となっている中空円
筒状の樹脂製のホルダ116がスチールターミナル16
5に嵌合して設けられている。
ル165の外周部には、一端が閉端となっている中空円
筒状の樹脂製のホルダ116がスチールターミナル16
5に嵌合して設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ブラシ
近傍にサーモスタットを配置したものであっても、ブラ
シ熱は空気を介して放熱によりサーモスタットに伝達さ
れるものが多く、ブラシ熱がサーモスタットにまで伝達
されるまでに時間がかかり、ブラシの温度上昇に対し
て、サーモスタットの温度上昇が遅い。そのため、場合
によってはサーモスタットの動作によってスタータの作
動が停止する前に、スタータが熱的なダメージを受ける
可能性がある。また、サーモスタットをブラシに内蔵し
たものでは、サーモスタットをブラシに埋め込むので、
ブラシへのサーモスタットの装着性が悪く、装着できて
もブラシ自体が大型化し、スタータも大型化してしま
う。この発明は、このような課題を解決するためになさ
れたもので、ブラシとサーモスタットとの間に受熱体を
介在させることにより、ブラシ熱を直接サーモスタット
に熱伝導させ、サーモスタットへの熱伝達効率に優れ、
かつコンパクトなスタータを得ることを目的とする。
近傍にサーモスタットを配置したものであっても、ブラ
シ熱は空気を介して放熱によりサーモスタットに伝達さ
れるものが多く、ブラシ熱がサーモスタットにまで伝達
されるまでに時間がかかり、ブラシの温度上昇に対し
て、サーモスタットの温度上昇が遅い。そのため、場合
によってはサーモスタットの動作によってスタータの作
動が停止する前に、スタータが熱的なダメージを受ける
可能性がある。また、サーモスタットをブラシに内蔵し
たものでは、サーモスタットをブラシに埋め込むので、
ブラシへのサーモスタットの装着性が悪く、装着できて
もブラシ自体が大型化し、スタータも大型化してしま
う。この発明は、このような課題を解決するためになさ
れたもので、ブラシとサーモスタットとの間に受熱体を
介在させることにより、ブラシ熱を直接サーモスタット
に熱伝導させ、サーモスタットへの熱伝達効率に優れ、
かつコンパクトなスタータを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスタータ
は、電機子の円周上に配置された整流子片に対向する位
置に設けられたブラシと、ブラシを摺動自在に支持する
ブラシホルダと、ブラシの温度上昇を検知してスタータ
ヘの通電を遮断するサーモスタットと、上記サーモスタ
ットが固定され、上記ブラシの熱が伝導する受熱体を備
えている。
は、電機子の円周上に配置された整流子片に対向する位
置に設けられたブラシと、ブラシを摺動自在に支持する
ブラシホルダと、ブラシの温度上昇を検知してスタータ
ヘの通電を遮断するサーモスタットと、上記サーモスタ
ットが固定され、上記ブラシの熱が伝導する受熱体を備
えている。
【0011】この発明に係るスタータは、受熱体がブラ
シに固着されている。
シに固着されている。
【0012】この発明に係るスタータは、受熱体が、ブ
ラシホルダと一体に形成されている。
ラシホルダと一体に形成されている。
【0013】この発明に係るスタータは、ブラシホルダ
を支持し、ブラケットに固定されるベースを備え、受熱
体がベースを挟持してブラケットに固定されている。
を支持し、ブラケットに固定されるベースを備え、受熱
体がベースを挟持してブラケットに固定されている。
【0014】この発明に係るスタータは、受熱体が熱伝
導性に優れた金属材料からなる。
導性に優れた金属材料からなる。
【0015】この発明に係るスタータは、金属材料が銅
あるいは真鍮である。
あるいは真鍮である。
【0016】この発明に係るスタータは、ブラシホルダ
とベースとの間に、ブラシからベース側への熱伝導を阻
止する断熱材が挟持されている。
とベースとの間に、ブラシからベース側への熱伝導を阻
止する断熱材が挟持されている。
【0017】この発明に係るスタータは、ブラシホルダ
を支持しブラケットに固定されるベースを備え、受熱体
とベースとの間にブラシからベース側への熱伝導を阻止
する断熱材が挟持されている。
を支持しブラケットに固定されるベースを備え、受熱体
とベースとの間にブラシからベース側への熱伝導を阻止
する断熱材が挟持されている。
【0018】この発明に係るスタータは、サーモスタッ
トが絶縁材を介して受熱体に固定されている。
トが絶縁材を介して受熱体に固定されている。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態であるスタータのサーモスタット取付構造を
示す断面図である。図1乃至5において、図6および7
と同一もしくは同等の部材および部位には、同一符号を
付してある。
実施の形態であるスタータのサーモスタット取付構造を
示す断面図である。図1乃至5において、図6および7
と同一もしくは同等の部材および部位には、同一符号を
付してある。
【0020】図1において、円周上に複数配置された整
流子片102を備え、モータ部を構成している電機子1
01は、そのシャフト103が、ベアリング104によ
り回転自在に支持されている。ベアリング104は、電
機子101を収容する薄肉のリヤブラケット105に設
けられた凹部105aに嵌合して支持される。
流子片102を備え、モータ部を構成している電機子1
01は、そのシャフト103が、ベアリング104によ
り回転自在に支持されている。ベアリング104は、電
機子101を収容する薄肉のリヤブラケット105に設
けられた凹部105aに嵌合して支持される。
【0021】整流子片102に対向する位置には、整流
子片102に接触し、整流子片102とともに電機子1
01へ電流を供給するための接点を構成している略直方
体状のブラシ106、206が電機子101の円周方向
に4つ均等配置されている。これらのブラシのひとつ
は、真鍮からなるL字形状の平板である受熱体218が
埋め込まれて接着剤により固着されている受熱体付きの
ブラシ206を構成している。また、ブラシ106、2
06はリード線110が設けられ、スプリング107に
より、整流子片102に所定の押付け圧で押圧され、そ
れぞれブラシホルダ108によって摺動自在に支持され
ている。ブラシホルダ108は電機子101の円周方向
に等間隔で4つ設けられ、図示しないリベットによりベ
ース109と固定されている。
子片102に接触し、整流子片102とともに電機子1
01へ電流を供給するための接点を構成している略直方
体状のブラシ106、206が電機子101の円周方向
に4つ均等配置されている。これらのブラシのひとつ
は、真鍮からなるL字形状の平板である受熱体218が
埋め込まれて接着剤により固着されている受熱体付きの
ブラシ206を構成している。また、ブラシ106、2
06はリード線110が設けられ、スプリング107に
より、整流子片102に所定の押付け圧で押圧され、そ
れぞれブラシホルダ108によって摺動自在に支持され
ている。ブラシホルダ108は電機子101の円周方向
に等間隔で4つ設けられ、図示しないリベットによりベ
ース109と固定されている。
【0022】ここで、受熱体付きのブラシ206が挿入
されているブラシホルダ108とベース109との間に
は、断熱材として、電気的絶縁部材である絶縁シート2
20が設けられている。この絶縁シート220の熱伝導
性がよくないことを利用して、受熱体付きのブラシ20
6の熱がベースを介してリヤブラケット105に伝達し
にくようにするためのものであり、これにより受熱体付
きのブラシ206の熱が受熱体218の方に伝達しやす
くなっている。
されているブラシホルダ108とベース109との間に
は、断熱材として、電気的絶縁部材である絶縁シート2
20が設けられている。この絶縁シート220の熱伝導
性がよくないことを利用して、受熱体付きのブラシ20
6の熱がベースを介してリヤブラケット105に伝達し
にくようにするためのものであり、これにより受熱体付
きのブラシ206の熱が受熱体218の方に伝達しやす
くなっている。
【0023】ベース109には雌ねじが設けられ、リヤ
ブラケット105の端面に設けられた図示しない貫通穴
にリヤブラケット105の外側端面より雄ねじを挿入
し、ベース109に設けられた雌ねじとねじ係合させ、
ベース109とリヤブラケット105とが固定される。
これによりブラシホルダ108がリヤブラケット105
により支持される。リヤブラケット105は、パッキン
214、プレート213を介してヨーク215と連結さ
れている。
ブラケット105の端面に設けられた図示しない貫通穴
にリヤブラケット105の外側端面より雄ねじを挿入
し、ベース109に設けられた雌ねじとねじ係合させ、
ベース109とリヤブラケット105とが固定される。
これによりブラシホルダ108がリヤブラケット105
により支持される。リヤブラケット105は、パッキン
214、プレート213を介してヨーク215と連結さ
れている。
【0024】受熱体218には、棒状の細長形状である
サーモスタット260が、受熱体218に沿うように設
けられている。サーモスタット260は、管状で、絶縁
性のある絶縁チューブ222で受熱体218と直接接触
しないように覆われ、接着テープ223により絶縁チュ
ーブ222を介して受熱体に固着されている。したがっ
て、サーモスタット260は、ブラシ206、リヤブラ
ケット105との電気的絶縁性が確保されている。
サーモスタット260が、受熱体218に沿うように設
けられている。サーモスタット260は、管状で、絶縁
性のある絶縁チューブ222で受熱体218と直接接触
しないように覆われ、接着テープ223により絶縁チュ
ーブ222を介して受熱体に固着されている。したがっ
て、サーモスタット260は、ブラシ206、リヤブラ
ケット105との電気的絶縁性が確保されている。
【0025】サーモスタット260の内部の接点構造
は、図7のサーモスタット160と同じであるので、図
7に基づいて説明する。2本のリード線161のうちの
一方のリード線の先端がバイメタル162の一端に接続
され、バイメタル162の他端に接点163が設けられ
ている。また、もう一方のリード線164の先端にはも
う一方の接点166が設けられている。バイメタル16
2は、所定の温度を越えると接点163、166を開
き、所定の温度以下では、接点163、166を閉じる
ように変形する。
は、図7のサーモスタット160と同じであるので、図
7に基づいて説明する。2本のリード線161のうちの
一方のリード線の先端がバイメタル162の一端に接続
され、バイメタル162の他端に接点163が設けられ
ている。また、もう一方のリード線164の先端にはも
う一方の接点166が設けられている。バイメタル16
2は、所定の温度を越えると接点163、166を開
き、所定の温度以下では、接点163、166を閉じる
ように変形する。
【0026】2本のリード線161、164は、スチー
ルターミナル165から外部に引き出され、相互に絶縁
された状態で延び、この2本のリード線161、164
を覆うように樹脂モールドされたコネクタ168に接続
されている。コネクタ168の円筒状の外周部には、O
リング169が設けられている。また、コネクタ168
の中央付近には中抜きの円板状の平板からなる止め輪2
66が固定されている。
ルターミナル165から外部に引き出され、相互に絶縁
された状態で延び、この2本のリード線161、164
を覆うように樹脂モールドされたコネクタ168に接続
されている。コネクタ168の円筒状の外周部には、O
リング169が設けられている。また、コネクタ168
の中央付近には中抜きの円板状の平板からなる止め輪2
66が固定されている。
【0027】図6はサーモスタット260を組み込んだ
スタータを用いたスタータ回路の結線図の一例を示す。
図において、151は電源バッテリ、157はキースイ
ッチに設けられたスタートスイッチ、152は、接点1
53および励磁コイル154を備えた補助スイッチ、1
55はマグネットスイツチ、156はエンジン始動用の
直流電動機であるスタータモータ150への主電流をオ
ン、オフするメイン接点、158はピニオンギヤ噛込時
にモータに微少電流を通流する抵抗とスタータの図示し
ないピニオンギヤを図示しないエンジンのリングギヤに
噛み込ませる吸引力を発生する機能を兼ねた吸引コイル
である。励磁コイル154に直列に結線されているの
が、受熱体218に固着されたサーモスタット260で
ある。
スタータを用いたスタータ回路の結線図の一例を示す。
図において、151は電源バッテリ、157はキースイ
ッチに設けられたスタートスイッチ、152は、接点1
53および励磁コイル154を備えた補助スイッチ、1
55はマグネットスイツチ、156はエンジン始動用の
直流電動機であるスタータモータ150への主電流をオ
ン、オフするメイン接点、158はピニオンギヤ噛込時
にモータに微少電流を通流する抵抗とスタータの図示し
ないピニオンギヤを図示しないエンジンのリングギヤに
噛み込ませる吸引力を発生する機能を兼ねた吸引コイル
である。励磁コイル154に直列に結線されているの
が、受熱体218に固着されたサーモスタット260で
ある。
【0028】スタータが過大な熱を発生していない場合
は、サーモスタット260の接点は閉じているので、ス
タートスイッチ157をオンすると、励磁コイル154
が励磁され、接点153が閉じ補助スイッチ152がオ
ンする。同時にマグネットスイッチ155の吸引コイル
158に電流が流れ、スタータモータ150に電流を通
流しつつ、ピニオンギヤをシフトしリングギヤに噛み込
ませる。ピニオンギヤがリングギヤに正常に噛み合え
ば、メイン接点156が閉じ、スタータモータ150に
主電流が流れエンジンを始動する。
は、サーモスタット260の接点は閉じているので、ス
タートスイッチ157をオンすると、励磁コイル154
が励磁され、接点153が閉じ補助スイッチ152がオ
ンする。同時にマグネットスイッチ155の吸引コイル
158に電流が流れ、スタータモータ150に電流を通
流しつつ、ピニオンギヤをシフトしリングギヤに噛み込
ませる。ピニオンギヤがリングギヤに正常に噛み合え
ば、メイン接点156が閉じ、スタータモータ150に
主電流が流れエンジンを始動する。
【0029】しかしながら、キースイッチの戻り不良等
の要因で、スタートスイッチ157がオフ操作されずエ
ンジンが着火された後もスタータモータ150が回転し
続ける場合がある。このとき、ブラシ熱がサーモスタッ
ト260に直接伝導してサーモスタット260の温度も
すばやく上昇する。サーモスタット260が所定の温度
以上になると、サーモスタット260の接点が開いて、
励磁コイル154の通電は解除され、補助スイッチ15
2はオフ状態となり、吸引コイル158およびスタータ
モータ150への通電も解除され、スタータが過大な熱
を発生することはない。サーモスタット260の装着さ
れているブラシ206の挿入されたブラシホルダ108
とベース109との間には絶縁シート220が設けられ
ているので、ベース109側から熱が逃げにくく、ブラ
シ熱をサーモスタット260に伝達しやすい。したがっ
て、ブラシ206の温度上昇をサーモスタット260が
時間遅れなく検知しやすい。
の要因で、スタートスイッチ157がオフ操作されずエ
ンジンが着火された後もスタータモータ150が回転し
続ける場合がある。このとき、ブラシ熱がサーモスタッ
ト260に直接伝導してサーモスタット260の温度も
すばやく上昇する。サーモスタット260が所定の温度
以上になると、サーモスタット260の接点が開いて、
励磁コイル154の通電は解除され、補助スイッチ15
2はオフ状態となり、吸引コイル158およびスタータ
モータ150への通電も解除され、スタータが過大な熱
を発生することはない。サーモスタット260の装着さ
れているブラシ206の挿入されたブラシホルダ108
とベース109との間には絶縁シート220が設けられ
ているので、ベース109側から熱が逃げにくく、ブラ
シ熱をサーモスタット260に伝達しやすい。したがっ
て、ブラシ206の温度上昇をサーモスタット260が
時間遅れなく検知しやすい。
【0030】なお、絶縁チューブ222は、サーモスタ
ット260の2本のリード線161、164がサーモス
タット260のスチールターミナル165と電気的に絶
縁されている場合あるいは、いずれかのリード線がスチ
ールターミナル165と電気的に接続していても、ブラ
シ206との極性が一致している場合は絶縁チューブを
用いなくてもよい。また、受熱体218の材料は、熱伝
導性に優れた材料であれば真鍮に限るものではなく、真
鍮同様に加工性のよい銅であってもよい。また、炭素
鋼、ステンレス鋼、バネ鋼等の鉄鋼材料でもよい。さら
に、ブラシホルダ108は、ベース109を介すること
なく、リヤブラケット105に直接固定してもよい。
ット260の2本のリード線161、164がサーモス
タット260のスチールターミナル165と電気的に絶
縁されている場合あるいは、いずれかのリード線がスチ
ールターミナル165と電気的に接続していても、ブラ
シ206との極性が一致している場合は絶縁チューブを
用いなくてもよい。また、受熱体218の材料は、熱伝
導性に優れた材料であれば真鍮に限るものではなく、真
鍮同様に加工性のよい銅であってもよい。また、炭素
鋼、ステンレス鋼、バネ鋼等の鉄鋼材料でもよい。さら
に、ブラシホルダ108は、ベース109を介すること
なく、リヤブラケット105に直接固定してもよい。
【0031】実施の形態2.図2はこの発明の別の実施
の形態であるスタータのサーモスタット取付構造を示す
断面図ある。図2において、サーモスタットを取り付け
る部位が図1と異なる。すなわち、図1では、サーモス
タットを取り付ける受熱体218が、ブラシ206に固
定されていたが、図2では、受熱体に相当する部分がブ
ラシホルダ308と一体に形成されている。
の形態であるスタータのサーモスタット取付構造を示す
断面図ある。図2において、サーモスタットを取り付け
る部位が図1と異なる。すなわち、図1では、サーモス
タットを取り付ける受熱体218が、ブラシ206に固
定されていたが、図2では、受熱体に相当する部分がブ
ラシホルダ308と一体に形成されている。
【0032】図3は、このブラシホルダ308の詳細形
状を示す斜視図である。このブラシホルダ308は、真
鍮からなり、ブラシホルダ308をベース109にリベ
ット固定するフランジ部308aと、ブラシ106を三
方から覆うブラシ挿入部308bと、サーモスタット2
60が取り付けられ、サーモスタット260にブラシ1
06の熱を伝達する受熱部308cとから構成される。
すなわち、このブラシホルダ308は、図1のブラシホ
ルダ108に対して受熱部308cが付加されたもので
ある。受熱部308cは、一方のフランジ部308aが
そのまま延伸し、その後水平に折り曲げられたサーモス
タット取付部308dが形成され、その端部はさらに垂
直に折り曲げられている。また、受熱部308cはブラ
シホルダ308と別体であって、フランジ部308aと
溶接あるいはねじで係合してもよい。
状を示す斜視図である。このブラシホルダ308は、真
鍮からなり、ブラシホルダ308をベース109にリベ
ット固定するフランジ部308aと、ブラシ106を三
方から覆うブラシ挿入部308bと、サーモスタット2
60が取り付けられ、サーモスタット260にブラシ1
06の熱を伝達する受熱部308cとから構成される。
すなわち、このブラシホルダ308は、図1のブラシホ
ルダ108に対して受熱部308cが付加されたもので
ある。受熱部308cは、一方のフランジ部308aが
そのまま延伸し、その後水平に折り曲げられたサーモス
タット取付部308dが形成され、その端部はさらに垂
直に折り曲げられている。また、受熱部308cはブラ
シホルダ308と別体であって、フランジ部308aと
溶接あるいはねじで係合してもよい。
【0033】図2に戻って、ブラシホルダ308のサー
モスタット取付部308dには、サーモスタット260
が、管状で、絶縁性のある絶縁チューブ222でサーモ
スタット取付部308dと直接接触しないように覆われ
ており、ブラシ106、リヤブラケット105との電気
的絶縁性が確保されている。
モスタット取付部308dには、サーモスタット260
が、管状で、絶縁性のある絶縁チューブ222でサーモ
スタット取付部308dと直接接触しないように覆われ
ており、ブラシ106、リヤブラケット105との電気
的絶縁性が確保されている。
【0034】実施の形態3.図4はこの発明の別の実施
の形態であるスタータのサーモスタット取付構造を示す
断面図である。図4において、サーモスタットを取り付
ける受熱体の配置が図1と異なる。すなわち、図1で
は、サーモスタットを取り付ける受熱体418が、ブラ
シ206に固定されていたが、図4では、受熱体418
がブラシホルダ108とベース109との間に挟持され
ている。
の形態であるスタータのサーモスタット取付構造を示す
断面図である。図4において、サーモスタットを取り付
ける受熱体の配置が図1と異なる。すなわち、図1で
は、サーモスタットを取り付ける受熱体418が、ブラ
シ206に固定されていたが、図4では、受熱体418
がブラシホルダ108とベース109との間に挟持され
ている。
【0035】図5は、この受熱体418の詳細形状を示
す斜視図である。この受熱体418は、真鍮の平板から
なり、リベット固定用の穴418cを有して、ブラシホ
ルダ108とベース109との間に挟持される平面部4
18aを備え、そこから延伸し、その後垂直に折り曲げ
られたサーモスタット取付部418bが形成され、その
端部はさらに垂直に折り曲げられている。また、受熱部
418bは受熱体418と別体であって、平面部418
aと溶接あるいはねじで係合してもよい。
す斜視図である。この受熱体418は、真鍮の平板から
なり、リベット固定用の穴418cを有して、ブラシホ
ルダ108とベース109との間に挟持される平面部4
18aを備え、そこから延伸し、その後垂直に折り曲げ
られたサーモスタット取付部418bが形成され、その
端部はさらに垂直に折り曲げられている。また、受熱部
418bは受熱体418と別体であって、平面部418
aと溶接あるいはねじで係合してもよい。
【0036】図4に戻って、この受熱体418は、ブラ
シホルダ108とともにベース109との間に挟持さ
れ、リベットで一体に固定される。受熱体418とベー
ス109との間には絶縁シート220が挟持されてい
る。
シホルダ108とともにベース109との間に挟持さ
れ、リベットで一体に固定される。受熱体418とベー
ス109との間には絶縁シート220が挟持されてい
る。
【0037】
【発明の効果】この発明に係るスタータによれば、電機
子の円周上に配置された整流子片に対向する位置に設け
られたブラシと、ブラシを摺動自在に支持するブラシホ
ルダと、ブラシの温度上昇を検知してスタータヘの通電
を遮断するサーモスタットと、サーモスタットが固定さ
れ、ブラシの熱が伝導する受熱体を備えているので、ブ
ラシ熱を直接サーモスタットに熱伝導させることがで
き、サーモスタットへの熱伝達効率に優れている。ブラ
シ周辺の雰囲気が熱せられてサーモスタットの温度が上
昇するのではないので、外気温の影響を受けにくく、安
定したサーモスタットの動作が得られる。
子の円周上に配置された整流子片に対向する位置に設け
られたブラシと、ブラシを摺動自在に支持するブラシホ
ルダと、ブラシの温度上昇を検知してスタータヘの通電
を遮断するサーモスタットと、サーモスタットが固定さ
れ、ブラシの熱が伝導する受熱体を備えているので、ブ
ラシ熱を直接サーモスタットに熱伝導させることがで
き、サーモスタットへの熱伝達効率に優れている。ブラ
シ周辺の雰囲気が熱せられてサーモスタットの温度が上
昇するのではないので、外気温の影響を受けにくく、安
定したサーモスタットの動作が得られる。
【0038】この発明に係るスタータによれば、受熱体
がブラシに固着されているので、サーモスタットをブラ
シに直接埋め込まないので、ブラシが大型化せず、コン
パクトなスタータを提供できる。
がブラシに固着されているので、サーモスタットをブラ
シに直接埋め込まないので、ブラシが大型化せず、コン
パクトなスタータを提供できる。
【0039】この発明に係るスタータによれば、受熱体
が、ブラシホルダと一体に形成されているので、部品点
数を増やすことなくサーモスタットを固定する受熱体を
設けることができる。
が、ブラシホルダと一体に形成されているので、部品点
数を増やすことなくサーモスタットを固定する受熱体を
設けることができる。
【0040】この発明に係るスタータによれば、別個に
設けた受熱体がベースを挟持してブラケットに固定され
ているので、既存のブラシホルダやブラシをそのまま利
用することができる。
設けた受熱体がベースを挟持してブラケットに固定され
ているので、既存のブラシホルダやブラシをそのまま利
用することができる。
【0041】この発明に係るスタータによれば、受熱体
が熱伝導性に優れた金属材料からなるので、ブラシの熱
を効率よくサーモスタットに伝達できる。
が熱伝導性に優れた金属材料からなるので、ブラシの熱
を効率よくサーモスタットに伝達できる。
【0042】この発明に係るスタータによれば、金属材
料が銅あるいは真鍮であるので、ブラシの熱を効率よく
サーモスタットに伝達できるだけでなく、加工性に優れ
ている。
料が銅あるいは真鍮であるので、ブラシの熱を効率よく
サーモスタットに伝達できるだけでなく、加工性に優れ
ている。
【0043】この発明に係るスタータによれば、ブラシ
ホルダとベースとの間に、ブラシからベース側への熱伝
導を阻止する断熱材が挟持されているので、ブラシの熱
がベース側へ逃げにくく、サーモスタットへの熱伝達効
率にさらに向上する。
ホルダとベースとの間に、ブラシからベース側への熱伝
導を阻止する断熱材が挟持されているので、ブラシの熱
がベース側へ逃げにくく、サーモスタットへの熱伝達効
率にさらに向上する。
【0044】この発明に係るスタータによれば、サーモ
スタットは、絶縁材を介して受熱体に固定されているの
で、サーモスタットの種類によらず、サーモスタットと
の電気的絶縁性が確保される。
スタットは、絶縁材を介して受熱体に固定されているの
で、サーモスタットの種類によらず、サーモスタットと
の電気的絶縁性が確保される。
【図1】 この発明の実施の形態1に係るスタータのサ
ーモスタット取付構造を示す断面図である。
ーモスタット取付構造を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係るスタータのサ
ーモスタット取付構造を示す断面図である。
ーモスタット取付構造を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るスタータのブ
ラシホルダの斜視図である。
ラシホルダの斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るスタータのサ
ーモスタット取付構造を示す断面図である。
ーモスタット取付構造を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係るスタータの受
熱体の斜視図である。
熱体の斜視図である。
【図6】 この発明の実施の形態1に係るスタータを用
いたスタータ回路の結線図である。
いたスタータ回路の結線図である。
【図7】 スタータの従来のサーモスタット取付構造を
示す断面図である。
示す断面図である。
101 電機子、102 整流子片、105 リヤブラ
ケット、106、206 ブラシ、108、308 ブ
ラシホルダ、109 ベース、160、260サーモス
タット、168、218 受熱体、220 断熱材(絶
縁シート)、222 絶縁材(絶縁チューブ)。
ケット、106、206 ブラシ、108、308 ブ
ラシホルダ、109 ベース、160、260サーモス
タット、168、218 受熱体、220 断熱材(絶
縁シート)、222 絶縁材(絶縁チューブ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 克典 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5H613 AA01 AA03 BB04 BB15 BB26 GA09 GB01 GB05 GB08 GB09 GB14 KK06 PP03 QQ07 RR05 SS14 TT09 5H623 AA09 BB07 JJ01 LL09 LL16 LL17
Claims (9)
- 【請求項1】 電機子の円周上に配置された整流子片に
対向する位置に設けられたブラシと、上記ブラシを摺動
自在に支持するブラシホルダと、上記ブラシの温度上昇
を検知して、上記スタータヘの通電を遮断するサーモス
タットと、上記サーモスタットが固定され、上記ブラシ
の熱が伝導する受熱体を備えたことを特徴とするスター
タ。 - 【請求項2】 上記受熱体が上記ブラシに固着されてい
ることを特徴とする請求項1記載のスタータ。 - 【請求項3】 上記受熱体が、上記ブラシホルダと一体
に形成されていること特徴とする請求項1記載のスター
タ。 - 【請求項4】 上記スタータが、上記ブラシホルダを支
持し、ブラケットに固定されるベースを備え、 上記受熱体が、上記ベースを挟持して、上記ブラケット
に固定されていることを特徴とする請求項1記載のスタ
ータ。 - 【請求項5】 上記受熱体が熱伝導性に優れた金属材料
からなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記
載のスタータ。 - 【請求項6】 上記金属材料が銅あるいは真鍮であるこ
とを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載のスター
タ。 - 【請求項7】 上記ブラシホルダと上記ベースとの間
に、上記ブラシから上記ベース側への熱伝導を阻止する
断熱材が挟持されていることを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか記載のスタータ。 - 【請求項8】 上記スタータが、上記ブラシホルダを支
持し、ブラケットに固定されるベースを備え、 上記受熱体と上記ベースとの間に、上記ブラシから上記
ベース側への熱伝導を阻止する断熱材が挟持されている
ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか記載のスタ
ータ。 - 【請求項9】 上記サーモスタットは、絶縁材を介して
上記受熱体に固定されていることを特徴とする請求項1
乃至8のいずれか記載のスタータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017488A JP2000217314A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | スタ―タ |
US09/352,406 US6452295B1 (en) | 1999-01-26 | 1999-07-14 | Engine starter with a thermostat for thermal protection |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11017488A JP2000217314A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | スタ―タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000217314A true JP2000217314A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11945399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11017488A Pending JP2000217314A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | スタ―タ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6452295B1 (ja) |
JP (1) | JP2000217314A (ja) |
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CN104976011A (zh) * | 2014-04-01 | 2015-10-14 | 株式会社电装 | 发动机起动装置 |
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DE102004010959A1 (de) * | 2003-03-10 | 2004-09-23 | Behr Gmbh & Co. Kg | Anordnung zum Schutz vor Überlast eines Elektromotors |
CN101164219A (zh) * | 2005-04-19 | 2008-04-16 | 株式会社美姿把 | 旋转电机 |
FR2959862B1 (fr) * | 2010-05-07 | 2015-01-02 | Valeo Equip Electr Moteur | Contacteur electromagnetique a double contact et demarreur pour moteur thermique l'incorporant |
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IT1181608B (it) * | 1985-03-15 | 1987-09-30 | Texas Instruments Italia Spa | Salvamotore sensibile alla corrente ed alla temperatura e motore che lo incorpora,in particolare per compressori di frigoriferi e simili |
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