JP2000215500A - 光ピックアップ装置および対物レンズ - Google Patents
光ピックアップ装置および対物レンズInfo
- Publication number
- JP2000215500A JP2000215500A JP11011878A JP1187899A JP2000215500A JP 2000215500 A JP2000215500 A JP 2000215500A JP 11011878 A JP11011878 A JP 11011878A JP 1187899 A JP1187899 A JP 1187899A JP 2000215500 A JP2000215500 A JP 2000215500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- pickup device
- optical
- optical pickup
- objective lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 280
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims abstract description 41
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 49
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 claims description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 13
- 230000004075 alteration Effects 0.000 claims description 9
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 6
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 abstract description 53
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 abstract 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 30
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 30
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 30
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 30
- 230000008859 change Effects 0.000 description 24
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 8
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 6
- 239000010408 film Substances 0.000 description 6
- 239000012788 optical film Substances 0.000 description 5
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 4
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 4
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 2
- 230000029553 photosynthesis Effects 0.000 description 2
- 238000010672 photosynthesis Methods 0.000 description 2
- 244000309464 bull Species 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Head (AREA)
- Lenses (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
する光情報記録媒体を記録および/または再生するため
の光ピックアップ装置において、使用波長および/また
は透明基板の厚みに応じて自動的に必要な開口数が得ら
れ、しかも厚い透明基板を有する光情報記録媒体にとっ
ては不要となる最周辺輪帯を透過した光束がフレアとな
って信号処理に影響を及ぼす可能性を除去する。 【解決手段】 光ピックアップ装置の集光光学系の光束
を、光軸近傍から外側に向かって輪帯状に複数の光束に
分割し、光軸近傍の最も内側の光束は透明基板の厚みの
異なるすべての光情報記録媒体用であり、少なくとも最
も外側の光束は薄い透明基板を有する光情報記録媒体用
であり、光学系中に、最も外側の光束の少なくとも一部
に関して、短い波長の光は透過するが長い波長の光は除
去する波長選択機能を設けた。
Description
集光光学系で情報記録面に集光させ、光情報記録媒体上
に情報を記録および/または再生する光情報記録媒体の
記録および/または再生用対物レンズおよびその光ピッ
クアップ装置に関する。
に伴い、従来の光情報記録媒体(光ディスクとも云う)
であるCD(コンパクトディスク)と同程度の大きさで
大容量化させた高密度の光情報記録媒体であるDVDが
開発されている。このDVDでは、トラックピッチ0.
74μm、最短ピット長0.4μmであり、CDのトラ
ックピッチ1.6μm、最短ピット長0.83μmに対
して半分以下に高密度化されている。このため、635
nmの短波長半導体レーザを使用し、対物レンズの光デ
ィスク側の開口数NAを0.6とし、透明基板の厚みを
0.6mmとしている。また、上述したCD、DVDの
他に、種々の規格の光ディスク、例えばCD−R(追記
型コンパクトディスク)、LD(レーザディスク)、M
D(ミニディスク)、MO(光磁気ディスク)なども商
品化されて普及している。
使用波長などが種々異なる様々な光ディスクに対応する
ため、波長の異なる2つの光源を備え、1つの集光光学
系によって複数の光ディスクを記録および/または再生
する光ピックアップ装置が種々提案されている。提案さ
れている方式としては、特開平8−55363号公報、
同平9−17023号公報、同平9−194975号公
報、同平10−69675号公報、特願平9−2869
54号などにその例が見られる。
複数の輪帯からなり、各輪帯は波長の異なる複数の光源
および/または記録面の厚みの異なる透明基板に対し
て、球面収差、位相差を積極的に利用することにより、
それぞれの光情報記録媒体に対して、回折限界内に収差
補正された特殊対物レンズを開発し(特願平8−300
093号、同平10−183261号等)、これを用い
た構成が簡素化された光ピックアップを提案した。
用波長および/または透明基板の厚みに応じて自動的に
必要な開口数が得られるという機能を有している。しか
しながら、厚い透明基板を有する光情報記録媒体にとっ
ては不要となる最周辺輪帯を透過した光束が、該光情報
記録媒体により反射された後、信号検出用の受光素子に
入射することにより信号処理に影響を及ぼす可能性があ
った。本発明は、このような不要光の影響を受けない光
ピックアップ装置およびそのための対物レンズを得よう
とするものである。
装置は、波長の異なる2つのレーザ光源、該レーザ光源
からのレーザ光を光情報記録媒体の情報記録面に収束す
る対物レンズを含む集光光学系、および前記情報記録面
からの反射光を検出する受光素子を有し、透明基板の厚
みが異なる少なくとも2種の光情報記録媒体の記録およ
び/または再生用光ピックアップ装置において、該集光
光学系は、レーザ光の光束を光軸近傍を中心に輪帯状に
複数の光束に分割する分割手段を含み、前記集光光学系
中に、該分割手段によって分割される最も外側の光束の
うち少なくとも一部に対して、短い波長のレーザ光は前
記受光素子に受光され、長い波長のレーザ光は前記受光
素子に受光されないようにする波長選択機能を持たせた
ことを特徴とする。また、本発明の対物レンズは、レー
ザ光の光束を光軸近傍を中心に輪帯状に複数の光束に分
割する分割手段を含み、該分割手段によって分割される
最も外側の光束のうち少なくとも一部に対して、波長の
異なる2つのレーザ光のうち短い波長のレーザ光は光情
報記録媒体の情報記録面からの反射光を検出する受光素
子に受光され、長い波長のレーザ光は受光素子に受光さ
れないようにする波長選択機能を持たせたことを特徴と
する。
系の光束を光軸近傍から外側に向かって輪帯状に3つの
光束に分割する手段を含み、光軸近傍から外側に向かっ
て順次第1、第2、第3光束としたとき、第1光束は透
明基板の厚みの異なるすべての光情報記録媒体用であ
り、第2光束は主に厚い透明基板を有する光情報記録媒
体用、第3光束は薄い透明基板を有する光情報記録媒体
用であり、上記波長選択機能は、対物レンズ自体あるい
は集光光学系中の他の光学素子に設けられる。そして、
波長、厚みの異なる両光情報記録媒体に対して収束スポ
ットの強度を上げるように、複数に分割された光束の少
なくとも1つを他の光束に対して位相をシフトさせるこ
とが望ましい。
トの発生は、対物レンズまたはその他の光学素子に同心
円状に分割された複数の輪帯を設け、各輪帯面相互の光
軸上の位置を調整することによって、それぞれの光束に
所定の位相シフトを生じさせている。各輪帯を透過する
光束は、波長の異なる複数の光源、および厚みの異なる
透明基板に対して、第1、第3輪帯は短い波長、薄い透
明基板に対して回折限界内に収差補正されており、第2
輪帯は長い波長において厚い透明基板または厚い透明基
盤と薄い透明基板の間の厚さに対して回折限界内に収差
補正されていなければならない。
波長の光はほぼ透過し、長い波長の光はほぼ反射する多
層膜コーティングであることが出来る。上記多層膜コー
ティング部を透過した光束と、その他の領域を透過した
光束とは、該多層膜の厚みにより位相がずれる場合があ
り、その結果、光情報記録媒体上のスポット強度が低下
する場合が生じる。そのため、この二つの光束の位相差
が2πとなるように調整された位相調整部を多層膜コー
ティング部あるいはそれ以外の部位に設け、之により位
相ずれを抑制することが出来る。同様に、上記波長選択
機能は、短い波長の光はほぼ透過し、長い波長の光はほ
ぼ吸収する色素を塗布あるいは蒸着することによって達
成できる。この色素層の厚みによる位相ずれの調整は、
上記多層膜の場合と同様である。さらに、上記波長選択
機能は、短い波長の光はほぼ回折せず、長い波長の光は
ほぼ回折させることによっても達成できる。
を、図面を参照してその概要構成を示す。図1に示す光
ピックアップ装置において、第1半導体レーザ12は、
第1光ディスク10に情報を記録および/あるいは記録
された情報を記録および/または再生するための光を出
射する光源であり、第1光ディスク10がDVD方式で
あるときは、波長λが610〜670nmの短波長半導
体レーザである。第1半導体レーザ12から出射した光
は、光束の発散角変換手段であるレンズ60によって発
散角度が変換され、ダイクロイックプリズム20に入射
する。このダイクロイックプリズム20は、第1半導体
レーザ12から出射される光の光軸と後述する第2半導
体レーザ11から出射される光の光軸とをほぼ一致させ
る合成手段であり、図の光学系においては、第2半導体
レーザ11から出射される波長λ2の光は反射し、第1
半導体レーザ12からの光λ1は透過することによって
光軸を合成している。第1半導体レーザ12からの光は
ダイクロイックプリズム20、後述する偏光ビームスプ
リッタ40を透過し、集光手段30に入射する。
ディスク10の記録面上に集光させる手段である集光手
段30は、カップリングレンズ31と対物レンズ32と
を含む。図示の光学系においては、カップリングレンズ
31はダイクロイックプリズム20および偏光ビームス
プリッタ40からの光を平行光にするコリメータレンズ
であり、対物レンズ32は平行光を光ディスク10上に
集光させる無限系の対物レンズとされている。
35および絞り36が設けられている。1/4波長板3
5はカップリングレンズ31を透過した光を直線偏光か
ら円偏光に変え、絞り36は該平行光束をDVDの記録
および/または再生に必要な対物レンズ32の光ディス
ク10側の開口数に制限する。
変調された反射光束は、再び対物レンズ32、1/4波
長板35、カップリングレンズ31を透過して偏光ビー
ムスプリッタ40に入射する。この偏光ビームスプリッ
タ40は、光ディスク10からの反射光を受光手段50
に導くために光束を分離する分離手段であって、集光手
段30とダイクロイックプリズム20との間に配設され
ている。
受光する受光手段50は、光検出器51により光ディス
ク10からの反射光の光量分布変化を検出し、図示しな
い演算処理回路によって合焦検出・トラック検出・情報
の読み取りがなされる。非点収差法によって合焦検出を
行う場合、受光手段50は、非点収差を発生させるシリ
ンドリカルレンズ52を含む。なお、合焦検出・トラッ
ク検出は、ナイフエッジ法、SSD法、プッシュブル
法、3ビーム法など、種々の公知の方法によって行うこ
とが出来る。
基づいて、図示しない2次元アクチュエータが第1半導
体レーザ12からの光を第1光ディスク10上に結像す
るように対物レンズ32を移動させる。このとき第1光
ディスク10の情報記録面上のビームスポットが最小と
なるように対物レンズ32を、2次元アクチュエータで
駆動する。また、トラック検出に基づいて図示しない2
次元アクチュエータが第1半導体レーザ12からの光を
所定のとラックに結像するように対物レンズ32を移動
させる。
の第2半導体レーザ11は、第2光ディスク(第1光デ
ィスク10とほぼ同じ位置)に情報記録された情報の再
生のための光源であり、第2光ディスクがCD方式であ
るときは波長λ2(>λ1)が760〜830nmの半
導体レーザである。
半導体レーザからの入射光と同じ幅で対物レンズに入射
するが、対物レンズ32の光源側面の第3輪帯に設けら
れた波長選択部33によって点線で示すように所定の開
口数にカットされ、第2ディスクに入射する。反射光
は、点線のように入射光束と同じ光路を逆に経て受光手
段50に入射する。
を示す。図1の光ピックアップ装置と同じ機能を有する
部材は同じ符号で示し、その説明は省略する。異なる点
は、第1半導体レーザおよび第2半導体レーザからの光
束は、両光束の光軸を一致させるための合成手段である
ダイクロイックプリズム20と、それぞれの半導体レー
ザ11、12との間にそれぞれ偏光ビームスプリッタ4
3、44を配置し、その反射光光路中にそれぞれの波長
に適した受光手段53、54を配設した点である。な
お、各偏光ビームスプリッタ43、44と光検出器5
5、58との間には、非点収差発生のためのシリンドリ
カルレンズ56、57が配置される。第2半導体レーザ
11からの光束は、絞り36に設けられた対物レンズ3
2の第3輪帯と同じ径を有する波長選択部33によって
所定の幅に絞られ、反射光は点線で示すように、入射光
とは偏光ビームスプリッタ43によって分離され、受光
手段53に入射する。なお、このような配置の場合に
は、絞り36は対物レンズ32と一体として合焦、トラ
ッキングのために駆動される。
グレンズに波長選択機能部を設けた例である。記録再生
用の光学系に適した構成であるが、再生の場合について
説明する。第1の光ディスクを再生する場合、第1半導
体レーザ12からビームを出射し、発散光束の発散度を
小さくするカップリングレンズ60、光合成手段である
ビームスプリッタ20、ビームスプリッタ40を透過
し、さらにカップリングレンズ31、1/4波長板35
を透過して円偏光の平行光となる。さらに、絞り36に
よって絞られ、対物レンズ32により光ディスク10の
透明基板を介して情報記録面に集光される。そして情報
記録面で変調されて反射した光束は、再び対物レンズ3
2、絞り36を介して、1/4波長板35、カップリン
グレンズ31を透過して、ビームスプリッタ40に入射
し、ここで反射され、シリンドリカルレンズ52で非点
収差が与えられて光検出器51上へ入射し、その出力信
号を用いて、第1光ディスク10に情報記録された情報
の読み取り信号が得られる。光検出器51上でのスポッ
トの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、合
焦検出やトラック検出を行い、この検出に基づいて2次
元アクチュエータにより第1の半導体レーザ12からの
光束を光ディスク10の記録面上に結像するように対物
レンズ36を移動させると共に、半導体レーザ12から
の光束を所定のトラックに結像するように対物レンズを
駆動する。
導体レーザ11は、レーザ/検出器集積ユニット70に
光検出器75およびホログラム23とユニット化されて
いる。「ユニット」あるいは「ユニット化」とは、ユニ
ット化されている部材や手段が一体となって光ピックア
ップ装置に組込ができるようになっていることを意味
し、装置の組立て時には1部品として組付けることがで
きる状態にされている。第2半導体レーザ11から出射
された光束は、ホログラム23を透過し、光合成手段で
あるダイクロイックプリズム20で反射され、ビームス
プリッタ40を透過し、カップリングレンズ31上の波
長選択機能部33により所定の径に絞られて平行光束と
なり、1/4波長板35を経て対物レンズ32を介して
第2の光ディスク10の透明基板を介して情報記録面に
集光される。そして、情報記録面で変調されて反射した
光束は、再び対物レンズ32、絞り36を介し、1/4
波長板35、カップリングレンズ31、ビームスプリッ
タ40を透過し、ダイクロイックプリズム20で反射さ
れ、ホログラム23で回折されて光検出器75上へ入射
し、その出力信号を用いて、第2光ディスク20に記録
された情報の読み取り信号が得られる。また、光検出器
75上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変
化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、2次元
アクチュエータにより、合焦、トラッキングのために対
物レンズ32を移動させる。
中、適宜の位置に配設することが出来るので、以下には
本発明の適用可能な光ピックアップ装置の構成のみを示
す。図4の光ピックアップ装置においては、第1の光デ
ィスクを再生する場合、第1半導体レーザ12は、レー
ザ/検出器集積ユニット71に光検出器76およびホロ
グラム24とユニット化され、第1半導体レーザ12か
ら出射された光束は、ホログラム24を透過し、光合成
手段であるダイクロイックプリズム20、カップリング
レンズ31を透過し平行光束となる。さらに絞り36に
よって絞られ、対物レンズ32により第1の光ディスク
10の透明基板を介して情報記録面に集光される。そし
て、情報記録面で変調されて反射した光束は、再び対物
レンズ32、絞り36を介して、カップリングレンズ3
1、ダイクロイックプリズム20を透過し、ホログラム
24で回折されて光検出器76上へ入射し、その出力信
号を用いて、第1光ディスク10に記録された情報の読
み取り信号が得られる。また、光検出器76上でのスポ
ットの形状変化、位置変化による光量変化を検出して、
合焦検出やトラック検出を行い、2次元アクチュエータ
により、合焦、トラッキングのために対物レンズ32を
移動させる。
導体レーザ11は、レーザ/検出器集積ユニット70に
光検出器75およびホログラム23とユニット化され、
第2半導体レーザ11から出射された光束は、ホログラ
ム23を透過し、光合成手段であるダイクロイックプリ
ズム20で反射され、カップリングレンズ31を透過し
て平行光束となる。適宜の位置に配設された波長選択機
能部により所定の径に絞られ、対物レンズ32を介して
第2の光ディスク10の透明基板を介して情報記録面に
集光される。そして、情報記録面で情報ピットにより変
調されて反射した光束は、再び対物レンズ32を介し
て、カップリングレンズ31を透過し、ダイクロイック
プリズム20で反射され、ホログラム23で回折されて
光検出器75上へ入射し、その出力信号を用いて、第2
光ディスクに記録された情報の読み取り信号が得られ
る。また、光検出器75上でのスポットの形状変化、位
置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック
検出を行い、この検出に基づいて2次元アクチュエータ
により、合焦、トラッキングのために対物レンズ32を
移動させる。
1半導体レーザ12、第2半導体レーザ11、光検出手
段59、ホログラム25がレーザ/検出器集積ユニット
72としてユニット化されている。第1の光ディスクを
再生する場合、第1半導体レーザ12から出射された光
束は、ホログラム25、カップリングレンズ31を透過
し平行光束となる。さらに絞り36によって絞られ、対
物レンズ32により第1の光ディスク10の透明基板を
介して情報記録面に集光される。そして、情報記録面で
変調されて反射した光束は、再び対物レンズ32、絞り
36を介して、カップリングレンズ31を透過し、ホロ
グラム25で回折されて光検出器77上へ入射し、その
出力信号を用いて、第1光ディスク10に記録された情
報の読み取り信号が得られる。また、光検出器77上で
のスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出
して、合焦検出やトラック検出を行い、2次元アクチュ
エータにより、合焦、トラッキングのために対物レンズ
32を移動させる。
導体レーザ11から出射された光束は、ホログラム2
5、カップリングレンズ31を透過してほぼ平行光束と
なる。さらに絞り36、対物レンズ32を介して第2の
光ディスクの透明基板を介して情報記録面に集光され
る。そして、情報記録面で変調されて反射した光束は、
再び対物レンズ32、絞り36を介して、カップリング
レンズ31を透過し、ホログラム25で回折されて光検
出器77上へ入射し、その出力信号を用いて、第2光デ
ィスクに記録された情報の読み取り信号が得られる。ま
た、光検出器77上でのスポットの形状変化、位置変化
による光量変化を検出して、合焦検出やトラック検出を
行い、この検出に基づいて2次元アクチュエータによ
り、合焦、トラッキングのために対物レンズ32を駆動
する。
1半導体レーザ12、第2半導体レーザ11、第1の光
検出器78、第2の光検出器79、ホログラム26がレ
ーザ/検出器集積ユニット73としてユニット化されて
いる。第1の光ディスクを再生する場合、第1半導体レ
ーザ12から出射された光束は、ホログラム26のディ
スク側の面、カップリングレンズ31を透過し平行光束
となる。さらに絞り36によって絞られ、対物レンズ3
2により第1の光ディスク10の透明基板を介して情報
記録面に集光される。そして、情報記録面で変調されて
反射した光束は、再び対物レンズ32、絞り36を介し
て、カップリングレンズ31を透過し、ホログラム26
で回折され、第1の光源に対応した光検出器78上へ入
射し、その出力信号を用いて、第1光ディスク10に記
録された情報の読み取り信号が得られる。また、光検出
器78上でのスポットの形状変化、位置変化による光量
変化を検出して、合焦検出やトラック検出を行い、2次
元アクチュエータにより、合焦、トラッキングのために
対物レンズ32を移動させる。
導体レーザ11から出射された光束は、ホログラム26
の半導体レーザ側の面で回折され、、カップリングレン
ズ31を透過してほぼ平行光束となる。このホログラム
の半導体レーザ側の面は、光合成手段としての機能を果
たす。さらに絞り36、対物レンズ32を介して第2の
光ディスクの透明基板を介して情報記録面に集光され
る。そして、情報記録面で変調されて反射した光束は、
再び対物レンズ32、絞り36を介して、カップリング
レンズ31を透過し、ホログラム26のディスク側の面
で回折されて第2の光源対応した光検出器79上へ入射
し、その出力信号を用いて、第2光ディスクに記録され
た情報の読み取り信号が得られる。また、光検出器79
上でのスポットの形状変化、位置変化による光量変化を
検出して、合焦検出やトラック検出を行い、この検出に
基づいて2次元アクチュエータにより、合焦、トラッキ
ングのために対物レンズ32を移動させる。
1の光ディスクを再生する場合、第1半導体レーザ12
からビームを出射し、発散光束の発散度を小さくするカ
ップリングリングレンズ60、光合成手段であるダイク
ロイックプリズム20、ビームスプリッタ40を透過
し、さらにカップリングレンズ31、1/4波長板35
を透過して円偏光の平行光となる。さらに、絞り36に
よって絞られ、対物レンズ32により第1の光ディスク
10の透明基板を介して情報記録面に集光される。そし
て情報記録面で変調されて反射した光束は、再び対物レ
ンズ32、絞り36を介して、1/4波長板35、カッ
プリングレンズ31を透過して、ビームスプリッタ40
に入射し、ここで反射され、シリンドリカルレンズ52
で非点収差が与えられ、凹レンズ50を介して光検出器
51上へ入射し、その出力信号を用いて、第1光ディス
ク10に情報記録された情報の読み取り信号が得られ
る。また、光検出器51上でのスポットの形状変化、位
置変化による光量変化を検出して、合焦検出やトラック
検出を行う。この検出に基づいて2次元アクチュエータ
が第1の半導体レーザ12からの光束を第1光ディスク
の記録面上に結像するように対物レンズ32を移動させ
ると共に、半導体レーザ12からの光束を所定のトラッ
クに結像するように対物レンズ32を移動させる。
導体レーザ11は、レーザ/検出器集積ユニット70に
光検出器75およびホログラム23とユニット化されて
いる。第2半導体レーザ11から出射された光束は、ホ
ログラム23を透過し、光合成手段であるダイクロイッ
クプリズム20で反射され、ビームスプリッタ40、カ
ップリングレンズ31、1/4波長板35を透過し平行
光束となる。さらに絞り36、対物レンズ32を介して
第2の光ディスクの透明基板を介して情報記録面に集光
される。そして、情報記録面で変調されて反射した光束
は、再び対物レンズ32、絞り36を介し、1/4波長
板35、カップリングレンズ31、ビームスプリッタ4
0を透過し、ダイクロイックプリズム20で反射され、
ホログラム23で回折されて光検出器75上へ入射し、
その出力信号を用いて、第2光ディスクに記録された情
報の読み取り信号が得られる。また、光検出器75上で
のスポットの形状変化、位置変化による光量変化を検出
して、合焦検出やトラック検出を行い、2次元アクチュ
エータにより、合焦、トラッキングのために対物レンズ
32を移動させる。
ほぼ同じで、波長λ1の第1の光源で記録再生するため
に必要な前記対物レンズの光情報記録媒体側の必要開口
数NAも第1の光ディスクと同程度の第3のSuper
RENS方式のディスクを記録再生する場合について
説明する。現在開発が進んでいるSuper RENS
方式のディスクの1例を図8に示す。その記録再生は近
接場光学に基づき、再生信号としては反射光を利用する
方式と透過光を利用する方式があり、本実施例の構成は
透過光を利用して再生信号を得る方式を示す。Supe
r RENS方式の第3のディスクを記録再生する場合
には、第1半導体レーザ12からビームを出射し、発散
光束の発散度を小さくするカップリングレンズ60、光
合成手段であるダイクロイックプリズム20、ビームス
プリッタ40を透過し、さらにカップリングレンズ3
1、1/4波長板35を透過し平行光束となる。さらに
絞り36によって絞られ、対物レンズ32により第1の
光ディスク10の透明基板81、第1の保護膜82を介
して非線形光学膜83に集光される。非線形光学膜83
には、微小な開口が形成され、第2の保護膜84を介し
て情報記録層上の情報記録面85にエネルギーが伝達さ
れる。そして、情報記録面85で情報ピットにより変調
されて透過した光は、第3の保護膜86を透過し、対物
レンズとは反対側の集光レンズ90で集められ、光検出
器80に到達し、その出力信号により、第3光ディスク
に情報記録された情報の読み取り信号が得られる。一
方、非線形光学膜83から反射された光束は、再び対物
レンズ32、絞り36を介して、1/4波長板35、カ
ップリングレンズ31を透過して、ビームスプリッタ4
0に入射し、ここで反射され、シリンドリカルレンズ5
2で非点収差が与えられ、凹レンズを介して光検出器5
1上へ入射する。光検出器51上でのスポットの形状変
化、位置変化による光量変化を検出して、合焦検出やト
ラック検出を行う。この検出に基づいて2次元アクチュ
エータが第1の半導体レーザ12からの光束を第1光デ
ィスク10の非線形光学膜83上に結像するように対物
レンズ32を移動させると共に、半導体レーザ12から
の光束を所定のトラックに結像するように対物レンズ3
2を移動させる。
うに対物レンズに持たせる場合、上記複数の輪帯は、同
心円状に分割された複数の輪帯を対物レンズの光源側あ
るいは光情報記録媒体側の屈折面に設けることが出来
る。図9は、対物レンズの光源側の第3輪帯面S3に、
同図(b)に部分拡大図を示すように、波長選択機能層
Aと位相調整機能層Bを重ねて設けた例である。第2輪
帯S2との段差Ssは、各輪帯の透過光間の位相シフト
を生じさせるためのものであり、位相調整機能層は、対
物レンズを成形するときにこの段差Ssに含めて成形さ
れても良い。図10は波長選択機能層Aと位相調整機能
層Bを対物レンズのそれぞれの面に別個に設けた例を示
す。この実施例および図3の実施例において、波長選択
機能層Aと位相調整機能層Bとは、Aを位相調整機能
層、Bを波長選択機能層としても良いことはいうまでも
ない。また、上記対物レンズは、プラスチックレンズあ
るいはガラスレンズであってもよいだけでなく、ガラス
レンズあるいはプラスチックレンズの光学面に樹脂層を
設けたハイブリッドレンズであっても良い。
持たせるのではなく、図11(a)に示すように、その
光軸に近い側の部分にのみ持たせても良い。すなわち、
同図(b)に収差補正状況を模式図で示すように、第2
光情報記録媒体の再生時にフレアとなるのは第3輪帯S
3を透過する光束であるが、その内側の部分S3aから
の入射を遮ることが出来れば、外側の部分S3bの透過
光の収束点は記録再生のための収束点から十分にはな
れ、その影響を抑えることが出来る。
面に設けられる必要はなく、図12に見るように、光軸
とほぼ垂直な面内において、輪帯状の第3光束の外周円
と、内周円の中心点とほぼ対称な2つの直線とでそれぞ
れ囲まれる2つの領域S3c、S3dに上記波長選択機
能を持たせても良い。このとき、上記領域S3c、S3
dをトラッキング方向とほぼ直交する方向とすれば、ト
ラッキング検出方式が3ビーム方式の場合においてはト
ラッキングの精度に対する影響は最小となる。同図
(b)は上記直線がほぼ第3光束の内周面の接線となっ
た例を示し、波長選択機能領域がこれより減少すること
は好ましくない。同図(c)(d)は、同図(a)
(b)の波長選択機能領域を、図11の実施例と同様の
考え方で、その光軸に近い側の部分にのみ設けた例であ
る。
異なる光源により、異なる透明基板厚みを有する光情報
記録媒体を記録および/または再生するための光ピック
アップ装置において、使用波長および/または透明基板
の厚みに応じて自動的に必要な開口数が得られるという
機能を有しており、しかも厚い透明基板を有する光情報
記録媒体にとっては不要となる最周辺輪帯を透過した光
束がフレアとなって信号処理に影響を及ぼす可能性を除
去することが出来たものである。また、実施例は主とし
て光束を3輪帯に分割した場合を例として説明したが、
これに限られるものではなく、2輪帯以上に分割された
ものについて広く適用可能なことはいうまでもない。
図である。
す光路図である。
す光路図である。
す光路図である。
す光路図である。
す光路図である。
す光路図である。
を示す模式図である。
実施例の模式図である。
他の実施例の模式図である。
第3の実施例とその収差補正状況の模式図である。
第3の実施例の各種変形例を示す模式図である。
導体レーザ 20 ダイクロイックプリズム 23,24,25,26:ホログラム 30 集 光手段 31 カップリ
ングレンズ 32 対物レンズ 33 波長選択
機能部 35 1/4波長板 36 絞り 40,43,44 偏光ビームスプリッタ 50,53,54 受光手段 51,55,5
8 光検出器 52,56,57 シリンドリカルレンズ 60 発散角変換レンズ 70,71,72,73 レーザ/検出器集積ユニット 75,76,77,78,79,80 光検出器 81 透明基板 82,84,8
6 保護膜 83 非線形光学膜 85 情報記録
面 90 集光レンズ
Claims (68)
- 【請求項1】 波長の異なる2つのレーザ光源、該レー
ザ光源からのレーザ光を光情報記録媒体の情報記録面に
収束する対物レンズを含む集光光学系、および前記情報
記録面からの反射光を検出する受光素子を有し、透明基
板の厚みが異なる少なくとも2種の光情報記録媒体の記
録および/または再生用光ピックアップ装置において、 該集光光学系は、レーザ光の光束を光軸近傍を中心に輪
帯状に複数の光束に分割する分割手段を含み、前記集光
光学系中に、該分割手段によって分割される最も外側の
光束のうち少なくとも一部に対して、短い波長のレーザ
光は前記受光素子に受光され、長い波長のレーザ光は前
記受光素子に受光されないようにする波長選択機能を持
たせたことを特徴とする光ピックアップ装置 - 【請求項2】 前記分割手段により、光軸近傍を含む最
も内側の光束は透明基板の厚みの異なる少なくとも前記
2種の光情報記録媒体の記録および/または再生に利用
され、前記最も外側の光束は前記2種の光情報記録媒体
のうち、透明基板の薄い光情報記録媒の記録および/ま
たは再生に利用されることを特徴とする請求項1記載の
光ピックアップ装置 - 【請求項3】 前記分割手段は、3つの光束に分割する
手段であり、光軸近傍から外側に向かって順次第1、第
2、第3光束としたとき、前記第1の光束は透明基板の
厚みの異なる少なくとも前記2種の光情報記録媒体の記
録および/または再生に利用され、前記第2の光束は主
に前記2種の光情報記録媒体のうち、透明基板の厚い光
情報記録媒体の記録および/または再生に利用され、前
記第3の光束は前記2種の光情報記録媒体のうち、透明
基板の薄い光情報記録媒体の記録および/または再生に
利用されることを特徴とする請求項1または請求項2記
載の光ピックアップ装置 - 【請求項4】 前記集光光学系中に、使用するレーザ光
の波長および透明基板の厚さの異なる前記2種の光情報
記録媒体に対して収束スポットの強度を上げるように、
3つに分割された光束の少なくとも1つを他の光束に対
して位相をシフトする位相シフト機能を持たせたことを
特徴とする請求項3記載の光ピックアップ装置 - 【請求項5】 前記位相シフト機能は、前記集光光学系
内の1つの光学素子に、同心円状に分割された複数の輪
帯を有する屈折面を設け、これら各輪帯屈折面相互の光
軸上の位置を調整することによって、光束の位相シフト
を行わせることを特徴とする請求項4記載の光ピックア
ップ装置 - 【請求項6】 前記分割手段に前記位相シフト機能を持
たせたことを特徴とする請求項4または請求項5記載の
光ピックアップ装置 - 【請求項7】 前記複数の輪帯を3つの輪帯とし、光軸
近傍から外側に第1、第2、第3輪帯としたとき、前記
第1、第2、第3の輪帯は前記第1、第2、第3光束に
対応し、前記第1、第3輪帯は短い波長のレーザ光、前
記2種の光情報記録媒体のうち薄い透明基板に対して回
折限界内に収差補正されており、第2輪帯は、長い波長
のレーザ光、前記2種の光情報記録媒体のうち厚い透明
基板または前記2種の光情報記録媒体の厚い透明基盤と
薄い透明基板との間の厚さに対して回折限界内に収差補
正されていることを特徴とする請求項5または請求項6
記載の光ピックアップ装置 - 【請求項8】 前記分割手段が対物レンズ以外の光学素
子であることを特徴とする請求項1ないし請求項7の何
れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項9】 前記分割手段が対物レンズであることを
特徴とする請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載
の光ピックアップ装置 - 【請求項10】 前記複数の輪帯を有する屈折面を、対
物レンズ以外の光学素子に設けたことを特徴とする請求
項5ないし請求項7の何れか1項に記載の光ピックアッ
プ装置 - 【請求項11】 前記複数の輪帯を有する屈折面を、対
物レンズに設けたことを特徴とする請求項5ないし請求
項7の何れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項12】 前記複数の輪帯を有する屈折面を、前
記対物レンズの光源側の面に設けたことを特徴とする請
求項11の光ピックアップ装置 - 【請求項13】 前記複数の輪帯を有する屈折面を、前
記対物レンズの光情報記録媒体側の面に設けたことを特
徴とする請求項11の光ピックアップ装置 - 【請求項14】 前記対物レンズがプラスチックレンズ
であることを特徴とする請求項11ないし請求項13の
何れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項15】 前記対物レンズがガラスレンズである
ことを特徴とする請求項11ないし請求項13の何れか
1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項16】 前記対物レンズがガラスレンズの光学
面に樹脂層を設けたハイブリッドレンズであることを特
徴とする請求項11ないし請求項13の何れか1項に記
載の光ピックアップ装置 - 【請求項17】 前記対物レンズがプラスチックレンズ
の光学面に樹脂層を設けたハイブリッドレンズであるこ
とを特徴とする請求項11ないし請求項13の何れか1
項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項18】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束のうち前記少なくとも一部に対して、短い波長のレ
ーザ光はほぼ透過させ、長い波長のレーザ光は実質的に
透過させない機能であることを特徴とする請求項1ない
し請求項17の何れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項19】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束のうち前記少なくとも一部に対して、短い波長のレ
ーザ光は前記情報記録面に到達させ、長い波長のレーザ
光は前記情報記録面に実質的に到達させない機能である
ことを特徴とする請求項1ないし請求項17の何れか1
項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項20】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束のうち前記少なくとも一部に対して、短い波長のレ
ーザ光はほぼ透過させ、長い波長のレーザ光は実質的に
除去する機能であることを特徴とする請求項1ないし請
求項17の何れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項21】 前記波長選択機能は、前記2つのレー
ザ光源のうち、短い波長のレーザ光はほぼ透過し、長い
波長の光はほぼ反射する多層膜コーティングであること
を特徴とする請求項1ないし請求項20の何れか1項に
記載の光ピックアップ装置 - 【請求項22】 前記多層膜コーティングの厚みによる
位相ずれを補償するための位相調整機能を有することを
特徴とする請求項21記載の光ピックアップ装置 - 【請求項23】 前記波長選択機能は、前記2つのレー
ザ光源のうち、短い波長のレーザ光はほぼ透過し、長い
波長の光はほぼ吸収する色素層であることを特徴とする
請求項1ないし請求項20の何れか1項に記載の光ピッ
クアップ装置 - 【請求項24】 前記色素層の厚みによる位相ずれを補
償するための位相調整機能を有することを特徴とする請
求項23記載の光ピックアップ装置 - 【請求項25】 前記位相調整機能を対物レンズ以外の
光学素子に設けたことを特徴とする請求項22または請
求項24記載の光ピックアップ装置 - 【請求項26】 前記位相調整機能を対物レンズの光源
側面に設けたことを特徴とする請求項22または請求項
24記載の光ピックアップ装置 - 【請求項27】 前記位相調整機能を対物レンズの光情
報記録媒体側面に設けたことを特徴とする請求項22ま
たは請求項24記載の光ピックアップ装置 - 【請求項28】 前記波長選択機能を対物レンズ以外の
光学素子に設けたことを特徴とする請求項21ないし請
求項27の何れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項29】 前記波長選択機能を対物レンズの光源
側面に設けたことを特徴とする請求項21ないし請求項
27の何れか1項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項30】 前記波長選択機能を対物レンズの光情
報記録媒体側面に設けたことを特徴とする請求項21な
いし請求項27の何れか1項に記載の光ピックアップ装
置 - 【請求項31】 前記波長選択機能は、前記2つのレー
ザ光源のうち、短い波長の光はほぼ回折せず、長い波長
の光はほぼ回折する回折格子であることを特徴とする請
求項1ないし請求項17の何れか1項に記載の光ピック
アップ装置 - 【請求項32】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束の一部に関して輪帯状に機能することを特徴とする
請求項1ないし請求項31の何れか1項に記載のピック
アップ装置 - 【請求項33】 前記波長選択機能は、光軸とほぼ垂直
な面内において、輪帯状の前記最も外側の光束の内周円
とおおよそ接し、該内周円の中心点とほぼ対称な2つの
直線と、前記最も外側の光束の外周円とでそれぞれ囲ま
れる該中心点を含まない2つの領域において機能するこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項31の何れか1項
に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項34】 前記2つの領域はトラッキング方向と
ほぼ直交する方向に位置することを特徴とする請求項3
3記載の光ピックアップ装置 - 【請求項35】 前記2つの直線は、トラッキング方向
とほぼ平行な直線であることを特徴とする請求項33記
載の光ピックアップ装置 - 【請求項36】 前記波長選択機能は、光軸とほぼ垂直
な面内において、輪帯状の前記最も外側の光束の外周面
と、トラッキング方向に対してほぼ平行な直線であって
前記外周面の中心点を通らない2つの直線と、前記最も
外側の光束の内周円とでそれぞれ囲まれる前記中心点を
含まない2つの領域において機能することを特徴とする
請求項1ないし請求項31の何れか1項に記載の光ピッ
クアップ装置 - 【請求項37】 前記受光素子が単一の受光素子である
ことを特徴とする請求項1ないし請求項36の何れか1
項に記載の光ピックアップ装置 - 【請求項38】 レーザ光の光束を光軸近傍を中心に輪
帯状に複数の光束に分割する分割手段を含み、該分割手
段によって分割される最も外側の光束のうち少なくとも
一部に対して、波長の異なる2つのレーザ光のうち短い
波長のレーザ光は光情報記録媒体の情報記録面からの反
射光を検出する受光素子に受光され、長い波長のレーザ
光は受光素子に受光されないようにする波長選択機能を
持たせたことを特徴とする光ピックアップ装置用対物レ
ンズ - 【請求項39】 前記分割手段により、光軸近傍を含む
最も内側の光束は透明基板の厚みの異なる少なくとも2
種の光情報記録媒体の記録および/または再生に利用さ
れ、前記最も外側の光束は前記2種の光情報記録媒体の
うち、透明基板の薄い光情報記録媒の記録および/また
は再生に利用されることを特徴とする請求項38記載の
光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項40】 前記分割手段は、3つの光束に分割す
る手段であり、光軸近傍から外側に順に第1、第2、第
3光束としたとき、前記第1の光束は透明基板の厚みの
異なる少なくとも2種の光情報記録媒体の記録および/
または再生に利用され、前記第2の光束は主に前記2種
の光情報記録媒体のうち、透明基板の厚い光情報記録媒
体の記録および/または再生に利用され、前記第3の光
束は前記2種の光情報記録媒体のうち、透明基板の薄い
光情報記録媒体の記録および/または再生に利用される
ことを特徴とする請求項38または請求項39記載の光
ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項41】 前記分割手段は、同心円状に分割され
た複数の輪帯を有する屈折面であることを特徴とする請
求項38ないし請求項40の何れか1項に記載の光ピッ
クアップ装置用対物レンズ - 【請求項42】 さらに、前記輪帯の屈折面相互の光軸
上の位置を調整することによって、光束の位相シフトを
行わせる位相シフト機能を持たせたことを特徴とする請
求項41記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項43】 前記分割手段は、同心円状に分割され
た3つの輪帯を有する屈折面であり、使用するレーザ光
の波長および透明基板の厚さの異なる2種の光情報記録
媒体に対して、収束スポットの強度を上げるように、前
記3つに分割された光束の少なくとも1つを他の光束に
対して位相をシフトする位相シフト機能を持たせたこと
を特徴とする請求項40記載の光ピックアップ装置用対
物レンズ - 【請求項44】 前記位相シフト機能は、前記3つの輪
帯を光軸近傍から外側に第1、第2、第3輪帯としたと
き、前記第1および第3輪帯は短い波長のレーザ光、前
記2種の光情報記録媒体のうち薄い透明基板に対して回
折限界内に収差補正されており、前記第2輪帯は、長い
波長のレーザ光、前記2種の光情報記録媒体のうち厚い
透明基板または前記2種の光情報記録媒体の厚い透明基
盤と薄い透明基板との間の厚さの透明基板に対して回折
限界内に収差補正されていることを特徴とする請求項4
3記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項45】 前記複数の輪帯を有する屈折面を、光
源側の面に設けたことを特徴とする請求項41ないし請
求項44の何れか1項に記載の光ピックアップ装置用対
物レンズ - 【請求項46】 前記複数の輪帯を有する屈折面を、光
情報記録媒体側の面に設けたことを特徴とする請求項4
1ないし請求項44の何れか1項に記載の光ピックアッ
プ装置用対物レンズ - 【請求項47】 プラスチックレンズであることを特徴
とする請求項38ないし請求項46の何れか1項に記載
の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項48】 ガラスレンズであることを特徴とする
請求項38ないし請求項46の何れか1項に記載の光ピ
ックアップ装置用対物レンズ - 【請求項49】 ガラスレンズの光学面に樹脂層を設け
たハイブリッドレンズであることを特徴とする請求項3
8ないし請求項46の何れか1項に記載の光ピックアッ
プ装置用対物レンズ - 【請求項50】 プラスチックレンズの光学面に樹脂層
を設けたハイブリッドレンズであることを特徴とする請
求項38ないし請求項46の何れか1項に記載の光ピッ
クアップ装置用対物レンズ - 【請求項51】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束のうち前記少なくとも一部に対して、短い波長のレ
ーザ光はほぼ透過させ、長い波長のレーザ光は実質的に
透過させない機能であることを特徴とする請求項38な
いし請求項50の何れか1項に記載の光ピックアップ装
置用対物レンズ - 【請求項52】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束のうち前記少なくとも一部に対して、短い波長のレ
ーザ光は前記情報記録面に到達させ、長い波長のレーザ
光は前記情報記録面に実質的に到達させない機能である
ことを特徴とする請求項38ないし請求項50の何れか
1項に記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項53】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束のうち前記少なくとも一部に対して、短い波長のレ
ーザ光はほぼ透過させ、長い波長のレーザ光は実質的に
除去する機能であることを特徴とする請求項38ないし
請求項50の何れか1項に記載の光ピックアップ装置用
対物レンズ - 【請求項54】 前記波長選択機能は、短い波長のレー
ザ光はほぼ透過し、長い波長の光はほぼ反射する多層膜
コーティングであることを特徴とする請求項38ないし
請求項53の何れか1項に記載の光ピックアップ装置用
対物レンズ - 【請求項55】 前記多層膜コーティングの厚みによる
位相ずれを補償するための位相調整機能を有することを
特徴とする請求項54記載の光ピックアップ装置用対物
レンズ - 【請求項56】 前記波長選択機能は、短い波長のレー
ザ光はほぼ透過し、長い波長の光はほぼ吸収する色素層
であることを特徴とする請求項38ないし請求項53の
何れか1項に記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項57】 前記色素層の厚みによる位相ずれを補
償するための位相調整機能を有することを特徴とする請
求項56記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項58】 前記位相調整機能を、光源側の面に設
けたことを特徴とする請求項55または請求項57記載
の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項59】 前記位相調整機能を、光情報記録媒体
側の面に設けたことを特徴とする請求項55または請求
項57記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項60】 前記波長選択機能を、光源側の面に設
けたことを特徴とする請求項54ないし請求項59の何
れか1項に記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項61】 前記波長選択機能を、光情報記録媒体
側の面に設けたことを特徴とする請求項54ないし請求
項59の何れか1項に記載の光ピックアップ装置用対物
レンズ - 【請求項62】 前記波長選択機能は、短い波長のレー
ザ光はほぼ回折せず、長い波長のレーザ光はほぼ回折す
る回折格子であることを特徴とする請求項38ないし請
求項50の何れか1項に記載の光ピックアップ装置用対
物レンズ - 【請求項63】 前記波長選択機能は、前記最も外側の
光束の一部に関して輪帯状に機能することを特徴とする
請求項38ないし請求項62の何れか1項に記載のピッ
クアップ装置用対物レンズ - 【請求項64】 前記波長選択機能は、光軸とほぼ垂直
な面内において、輪帯状の前記最も外側の光束の内周円
とおおよそ接し、該内周円の中心点とほぼ対称な2つの
直線と、前記最も外側の光束の外周円とでそれぞれ囲ま
れる前記中心点を含まない2つの領域において機能する
ことを特徴とする請求項38ないし請求項62の何れか
1項に記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項65】 前記2つの領域は、トラッキング方向
とほぼ直交する方向に位置することを特徴とする請求項
64記載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項66】 前記2つの直線は、トラッキング方向
とほぼ平行な直線であることを特徴とする請求項64記
載の光ピックアップ装置用対物レンズ - 【請求項67】 前記波長選択機能は、光軸とほぼ垂直
な面内において、輪帯状の前記最も外側の光束の外周面
と、トラッキング方向に対してほぼ平行な直線であって
前記外周面の中心点を通らない2つの直線と、前記最も
外側の光束の内周円とでそれぞれ囲まれる前記中心点を
含まない2つの領域において機能することを特徴とする
請求項38ないし請求項62の何れか1項に記載の光ピ
ックアップ装置用対物レンズ - 【請求項68】 前記光ピックアップ装置用対物レンズ
が、1枚の単レンズからなることを特徴とする請求項3
8ないし請求項67の何れか1項に記載の光ピックアッ
プ装置用対物レンズ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11011878A JP2000215500A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 光ピックアップ装置および対物レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11011878A JP2000215500A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 光ピックアップ装置および対物レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000215500A true JP2000215500A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11790000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11011878A Pending JP2000215500A (ja) | 1999-01-20 | 1999-01-20 | 光ピックアップ装置および対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000215500A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003075700A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Konica Corp | 光学ユニット及び光学装置 |
JP2006012371A (ja) * | 2004-05-25 | 2006-01-12 | Konica Minolta Opto Inc | 対物光学素子及び光ピックアップ装置 |
CN106873166A (zh) * | 2015-12-11 | 2017-06-20 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 微结构加工装置 |
-
1999
- 1999-01-20 JP JP11011878A patent/JP2000215500A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003075700A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Konica Corp | 光学ユニット及び光学装置 |
JP2006012371A (ja) * | 2004-05-25 | 2006-01-12 | Konica Minolta Opto Inc | 対物光学素子及び光ピックアップ装置 |
CN106873166A (zh) * | 2015-12-11 | 2017-06-20 | 财团法人金属工业研究发展中心 | 微结构加工装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1001414B1 (en) | Compatible optical pickup | |
KR100514323B1 (ko) | 복수의광디스크를호환하는대물렌즈를구비한광픽업 | |
KR100417676B1 (ko) | 집속소자, 광헤드, 광정보 기록재생장치 및 광정보기록재생방법 | |
JP4038843B2 (ja) | 光情報記録媒体の記録/再生方法、光ピックアップ装置、集光光学系、対物レンズ及び対物レンズの設計方法 | |
KR100940205B1 (ko) | 호환형 광픽업 | |
KR100616377B1 (ko) | 광 픽업 장치, 광 정보 기록 매체 재생 기록 장치, 및 광 픽업 장치용 집광 광학계 | |
JP3823425B2 (ja) | 光ピックアップ装置および光ピックアップ装置の補正素子 | |
JP3613745B2 (ja) | 光ピックアップ装置、及び対物レンズ | |
JP2002092934A (ja) | 単一光源を採用した互換型光ピックアップ装置 | |
US7990833B2 (en) | Optical pickup device with diffraction patterns on object lens | |
JP4517407B2 (ja) | 光情報記録媒体の記録再生用光ピックアップ装置 | |
JPH10312575A (ja) | 光ピックアップ装置 | |
KR20030078654A (ko) | 광 픽업 장치 및 광 디스크 장치 | |
JP3715443B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3804826B2 (ja) | 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置 | |
JPH1069675A (ja) | 光ピックアップ装置、光ピックアップの対物レンズ及び光ディスク装置 | |
JP2000215500A (ja) | 光ピックアップ装置および対物レンズ | |
JP3896617B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP3827278B2 (ja) | 光記録媒体用対物レンズおよびこれを用いた光ピックアップ装置 | |
JP4279485B2 (ja) | 対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP2001084632A (ja) | 光ピックアップ装置、波長選択性光学素子および対物レンズ | |
KR100281880B1 (ko) | 호환형광픽업장치 | |
KR100464419B1 (ko) | 기록/재생용 호환형 광픽업 | |
KR100251458B1 (ko) | 복수의 광디스크를 호환하는 대물렌즈를 구비한 광픽업 | |
JP4324894B2 (ja) | 光ピックアップ装置及び対物レンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051018 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051216 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061010 |