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JP2000208447A - 半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体製造装置及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2000208447A
JP2000208447A JP30747599A JP30747599A JP2000208447A JP 2000208447 A JP2000208447 A JP 2000208447A JP 30747599 A JP30747599 A JP 30747599A JP 30747599 A JP30747599 A JP 30747599A JP 2000208447 A JP2000208447 A JP 2000208447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
collet
dicing sheet
semiconductor
chips
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30747599A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kurosawa
澤 哲 也 黒
Keisuke Tokubuchi
渕 圭 介 徳
Hideo Numata
田 英 夫 沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP30747599A priority Critical patent/JP2000208447A/ja
Publication of JP2000208447A publication Critical patent/JP2000208447A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップをダイシングシートから剥がす時に使
用するコレットを薄板化に伴うチップの反りをなくし、
クラックの防止等の品位品質と生産性の向上を実現する
ように構成した半導体製造装置及び半導体装置の製造方
法を提供する。 【解決手段】 ダイシングシート109に貼り付けられ
個別に分割されたチップ110をダイシングシートから
剥離する工程で用いるコレット115は平坦な吸着面で
構成され、吸着しようとするチップの大きさと同じかそ
れより大きく加工された多孔質体からなる。ダイシング
シートからチップを剥離する工程において、加熱装置も
しくは冷却装置のようなダイシングシートの接着力を低
下させる手段を設けても良い。薄板化した半導体基板の
工程中での反りやクラックを防止することができる。ま
たダイシングシートの接着力を低下させる手段を半導体
製造装置に設けたのでチップのカケやワレを防止するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイシングシート
で固定した半導体ウェーハ(以下、ウェーハという)を
ダイシングして得られる複数の半導体チップ(以下、チ
ップという)をダイシングシートから剥離、分離するた
めの半導体製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ICチップが各種の薄いカード中
に埋め込まれることが行われるようになってきた。例え
ば、近年、日本においては、ICチップを埋め込んだテ
レホンカードで非接触で動作する公衆電話機が用いられ
るに至っている。このような薄いカード中に埋め込まれ
るICチップは極めて薄いもの、例えば30〜50μm
ぐらいの厚さのものとして造られる。このような薄いI
Cチップも普通のICチップと同様に、ある大きさのウ
ェーハに複数個が作り込まれ、そのウェーハを各ICチ
ップ毎にダイシングし、切り離して1個ずつとし、使用
される。而して、ウェーハつまり各ICチップが数10
μmと極めて薄いため、各ICチップが上記の工程にお
いて湾曲して、内部回路や配線に対して、伸縮により悪
影響を与えるという難点がある。本発明は、まさにこの
点に着目してなされたものであり、以下にさらに詳しく
説明する。
【0003】半導体装置は、設計工程、マスク作成工
程、ウェーハ製造工程、ウェーハに半導体素子や集積回
路などの内部回路を形成するウェーハ処理工程、組立工
程及び検査工程の諸工程を経て製品が製造される。ウェ
ーハは、ウェーハ製造工程において、インゴットから切
り出されオリフラなどが形成される。次に、ウェーハ処
理工程において、ウェーハにトランジスタや集積回路を
形成する。ウェーハは、ダイシングシートもしくはダイ
シングテープ上に固定され、スクライブクラインに沿っ
てダイシングされる。ウェーハをダイシングして得られ
る、集積回路などが形成されたチップを、ダイシングシ
ートから剥離し、分離する。チップをダイシングシート
から引き剥がしてから、これをリードフレームに搭載
し、樹脂射止を行う組み立て工程を行う。その後の工程
を経て製品が完成する。
【0004】従来のダイシングシートを用いて固定した
ウェーハをダイシングして得られる複数のチップをダイ
シングシートから剥離、分離されたチップに、組み立て
工程処理を施す半導体製造装置は、図15に示す構成を
している。ダイシングを終ったウェーハ2は、ダイシン
グシート上に接着されている。ダイシング工程を終了
し、リング(ウェーハセッチング部)3に取り付けられ
たウエーハ2は、ウェーハテーブル4にセッティングさ
れる。次に、チップの良品/不良品を検出器1で判別
し、チップをダイシングシートから引き剥がして良品チ
ップを個々に分離する。チップをダイシングシートから
分離した後、吸着コレットを備えた吸着ヘッド5 を用
いてチップを吸着し、これを位置修正ステージ6に搬送
し、チップの位置ズレを補正してからボンディングヘッ
ド7を用いてリードフレーム等の外囲器にチップを搭載
させる。ボンディングヘッド7による処理が終了してか
らチップは、ディスペンスヘッド71まで搬送され、こ
のディスペンスヘッド71を用いて接着剤を外囲器に供
給する。
【0005】図16は、チップの良品/不良品を検出器
で判別し、チップ裏面からダイシングシートを引き剥が
して良品チップを個々に分離する工程におけるダイシン
グシートをチップから引き離す手順を説明する平面図及
び側面図である。この図は、チップ10がダイシングシ
ート9から引き剥がされる状態を時系列的に3段階で記
載している。そしてチップ形状が正方形と長方形のそれ
ぞれの場合についてチップ裏面からシートが剥がれる様
子を記載する。チップの良品/不良品の判別とチップの
検出を検出器で行ってから、ピンホルダ12を支持する
バックアップホルダ11内をバキュームで真空に引き、
これでダイシングシート9を吸着固定させる。ダイシン
グシート9を固定させた状態で、突き上げピン8を固設
したピンホルダ12を上昇させ、チップ10の裏面に、
突き上げピン8を押し当てる動作を行う。ここでピンホ
ルダ12はある一定の高さまで上昇させる。
【0006】以下、チップ裏面からシートが剥がれる順
序を図面を参照しながら説明する。まず、ピンホルダ1
2の上昇途中において、バックアップホルダ11に固定
されていたダイシングシート9が部分的にはずれる(ス
テップ1)。ピンホルダ11がさらに押し上げられる
と、ダイシングシート9は、チップ10のコーナー部か
ら剥がれ始める(ステップ2)。さらにピンホルダ12
が上昇すると、突き上げピン8の外周部分までダイシン
グシート9が剥がれる(ステップ3)。図示しない次の
ステップで、突き上げピン8のピッチの内部が剥がされ
る(ピンの外周部まで剥がされる速度よりも遅い)。
【0007】吸着コレット(以下、コレットという)
は、図17(a)−17(d)に示すように、チップの
辺を吸着するタイプのコレット15とチップの表面を部
分的に吸着するタイプのコレット14とがある。コレッ
ト15は、2面にテーパが付けられた2面テーパーコレ
ットが図示されているが、4面にテーパが付けられた4
面テーパーコレットも知られている。コレットの材質
は、超硬のウレタン、ダイフロン(商品名;正式には、
ポリクロロトリフルオロエチレンで、略称はPCTF
E)、ベスペル(商品名;ポリイミド樹脂)等が用いら
れている。コレットの動作は、突き上げ動作時にチップ
の表面部分までコレットが移動してチップを部分的に吸
着する。またコレットはチップの表面及び外周に接触さ
せる場合と接触させない場合があり、コレットの形状や
材質により条件を変えている。突き上げピンホルダの上
昇と共にコレットも上昇してチップをダイシングシート
から剥がすのを手伝う。つまりコレットはチップがダイ
シングシートから剥がれる時の位置ズレやバランスを保
っ役目をする。ダイシングシートからチップが剥がれた
後、図15に示すように位置修正ステージヘチップを搬
送する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来使用されているコ
レットは、図18(a)に示すように、コレットの吸着
溝が、チップの周辺もしくはチップの表面の一部に接触
するような構造が通常である。そのためチップ10の厚
さが薄いと、図18(a)に示すようにチップ10が曲
がり、コレット15(コレットA)の吸着力により、コ
レットの吸着溝の内面に沿って反るようになる。また、
図18(b)に示すように、チップサイズよりも小さい
コレット14コレットB)を使用した場合においては、
チップ10の外周部を固定できない。このため、チップ
10のコーナー部分が剥がれ難くなる。その結果とし
て、チップの外周部が下に引っ張られ、チップ10に山
反りが発生する。図19(a),図19(b)は、チッ
プ反りのコレットの吸着力依存性をチップの厚さごとに
説明する特性図である。図19(a)は、図18(a)
のコレットAの特性図、図19(b)は、図18(b)
のコレッートBの特性図である。いずれのコレットも吸
着力が小さくなれぱチップの反りは小さくなるが、チッ
プ厚が厚くなると吸着力の変化に伴う反り量の変化は小
さくなる。チップが薄いほど、且つ吸着力が大きいほ
ど、反り量は大きくなる。
【0009】チップに反りが発生すると、チップ内に形
成されている配線などの伸びや縮みにより配線などの特
性が変動したり、配線の切断などによるチップ不良やチ
ップの割れが発生するという問題があった。
【0010】本発明は、上記のような事情によりなされ
たものであり、チップをダイシングシートから剥がす時
に使用するコレットを、チップの薄板化に伴うチップの
反りをなくし、クラックの防止等の品位品質と生産性の
向上を実現するように構成した半導体製造装置及びこの
半導体製造装置を用いた半導体装置の製造方法を提供す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ダイシングシ
ートに貼り付けられ、個別にダイシングされたチップ
を、ダイシングシートから剥離する工程で用いるコレッ
トに関する。このようなコレットを、平坦な吸着面を有
し、且つ吸着しようとするチップの大きさと同じかそれ
より少し大きく又は小さく加工された多孔質体により構
成したことを特徴としている。さらに、コレットを多孔
質体から形成する構造に代え、コレットにおけるチップ
吸着溝内に、柱、ボール、半球、半円柱などを設け、そ
れらによって吸着されたチップが湾曲しないようにして
いる。また、前記ダイシングシートからチップを剥離す
る工程において、加熱装置もしくは冷却装置のようなダ
イシングシートの接着力を低下させる手段を設けること
を特徴としている。薄板化した半導体基板の工程中での
反りやクラックを防止することができるため半導体装置
の特性を良好に保つことができる。また歩留まりを向上
させることができる。さらにダイシングシートの接着力
を低下させる手段を半導体製造装置に設けたので、チッ
プのカケやワレを防止することができる。
【0012】本発明の半導体製造装置は、ダイシングさ
れて個別のチップに分離されており、ダイシングシート
に接着されているウェーハのあるチップ表面の全面を、
均一に吸着する、吸着面が平坦なコレットを具備したこ
とを特徴としている。前記コレットは、多孔質体からな
るようにしても良い。前記多孔質体は、ホーラスセラミ
ックス、金属メッシュ体、硝子繊維のいずれから選択し
ても良い。前記コレットの吸着面のサイズは、チップサ
イズより各辺とも±2mm程度大きいようにしても良
い。前記チップを前記ダイシングシートから剥離する際
に、このダイシングシートの有する接着剤の接着力を低
下させる手段をさらに有するようにしても良い。前記手
段は接着剤の特性に応じて、チップ及びダイシングシー
トを加熱する装置もしくはこれらを冷却する装置であっ
ても良い。前記加熱装置もしくは冷却装置は、それぞれ
加熱エアー吹き付け装置もしくは冷却エアー吹き付け装
置であっても良い。前記加熱する装置もしくは冷却する
装置は、前記コレットに取り付けるようにしても良い。
チップ単体を加熱又は冷却することができるので、剥離
するチップ以外のチップバラケについても解決ができ、
歩留まりの向上もしくは生産性の向上ができる。
【0013】前記チップを前記ダイシングシートから剥
離するに際してこのチップを突き上げる突き上げピン及
びこの突き上げピンを支持する突き上げピンホルダをさ
らに有し、前記加熱する装置もしくは冷却する装置は、
この突き上げピンホルダに取り付けても良い。チップ表
面側からの及びダイシングシート裏面側からの両方から
の加熱もしくは冷却を行うことができるので安定して接
着力を低下させることができる。その結果、チップ剥離
を確実に行え、且つクラックを防止することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、ダイシングさ
れて個別のチップに分離されておりダイシングシートに
接着されているウェーハの所定のチップを、吸着面が平
坦であるコレットにより均一に吸着する工程と、前記コ
レットにより吸着保持されたチップを前記ダイシングシ
ートから剥離する際に、このチップを突き上げる突き上
げピンにより突き上げてこのチップを前記ダイシングシ
ートから剥離する工程とを備えていることを特徴として
いる。前記チップを前記ダイシングシートから剥離する
際にこのダイシングシートの接着力を低下させる工程を
さらに具備するようにしても良い。
【0014】以上説明したことから本発明が理解される
と思うが、さらに重ねていえば本発明は以下のように説
明される。即ち、本発明は、半導体ウェーハがダイシン
グシート上に接着された状態でダイシングされて、この
半導体ウェーハにおける複数の半導体チップがそれぞれ
分離されており、これらのチップをコレットによって吸
着して前記ダイシングシートから剥離する半導体製造装
置において、前記コレットは、このコレットにおける前
記チップを吸着するコレット本体の吸着面は平面となっ
ており、この吸着面に複数の吸着孔が開口しており、こ
れらの吸着孔が大気に比して負圧であることにより前記
チップを吸着する、ものとして構成したものである。前
記コレット本体は多孔質体から構成することができる。
前記多孔質体は、多孔質セラミックス、金属メッシュ体
及び硝子繊維のうちのいずれかを用いることができる。
前記多孔質体の側面がシール材で、気密状態にシール
し、前記吸着面での吸着を実効あらしめることができ
る。前記コレット本体はブロックとして構成されてお
り、前記ブロックの一面が前記吸着面であり、この吸着
面には、負圧化する凹部が形成されており、この凹部内
に複数の変形阻止部材が設けられており、この複数の部
材の頂面又は頂点と前記ブロックの吸着面とは同じ面上
に位置しており、このコレット本体による前記チップの
吸着時に、前記部材が前記チップの前記凹部の深さ方向
へのたわみを阻止する。前記複数の変形阻止部材は複数
の柱であり、これらの複数の柱が前記凹部内に立設され
ている。前記複数の変形阻止部材は複数の球であり、こ
れらは球が前記凹部内に配設されている。前記複数の変
形阻止部材は複数の半球であり、これらの半球が前記凹
部内に、この半球の平面側がこの凹部の底面になるよう
に配設されている。前記複数の変形阻止部材は複数の半
円柱であり、これらの複数の半円柱が前記凹部内に、こ
の半円柱の平面側がこの凹部内の底面になるように配設
されている。前記半導体チップを前記ダイシングシート
から剥離する際に、このダイシングシートの接着力を低
下させる手段をさらに有する。前記低下させる手段は、
半導体チップ及びダイシングシートを加熱する装置もし
くはこれらを冷却する装置のいずれかである。前記加熱
装置もしくは冷却装置は、それぞれ加熱エアー吹き付け
装置もしくは冷却エアー吹き付け装置からなる。前記加
熱する装置もしくは冷却する装置は、前記コレットに取
り付ける。前記半導体チップを前記ダイシングシートか
ら剥離する際に、この半導体チップをこのシートを介し
て突き上げる複数の突き上げピンを有する。複数の突き
上げピンは突き上げピンホルダに取り付けられており、
前記加熱する装置もしくは冷却する装置は、この突き上
げピンホルダに取り付けられる。
【0015】さらに、本発明は、半導体ウェーハがダイ
シングシート上に接着された状態でダイシングされて、
この半導体ウェーハにおける複数の半導体チップがそれ
ぞれ分離されており、これらのチップをコレットによっ
て吸着して前記ダイシングシートから剥離する半導体装
置の製造方法において、前記コレットとして、このコレ
ットにおける前記チップを吸着するコレット本体の吸着
面は平面となっており、この吸着面に複数の吸着孔が開
口しており、これらの吸着孔が大気に比して負圧である
ことにより前記チップを吸着する、ものを用いて前記各
チップを前記シートから剥離するものとして構成され
る。前記コレット本体として多孔質体から構成したもの
を用いられる。前記多孔質体として、多孔質セラミック
ス、金属メッシュ体及び硝子繊維のうちのいずれかから
構成したものを用いられる。前記コレット本体として、
ブロックから構成し、前記ブロックの一面が前記吸着面
であり、この吸着面には、負圧化する凹部が形成されて
おり、この凹部内に複数の変形阻止部材が設けられてお
り、この複数の部材の頂面又は頂点と前記ブロックの吸
着面とは同じ面上に位置しており、このコレット本体に
よる前記チップの吸着時に、前記部材が前記チップの前
記凹部の深さ方向へのたわみを阻止する、ものを用いら
れる。前記半導体チップを前記ダイシングシートから剥
離する際に、このダイシングシートの接着力を低下させ
る工程をさらに具備する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。まず、図1(a)乃至図4(b)を
参照して第1の実施例を説明する。
【0017】図1(a),(b)は、半導体製造装置に
用いられるコレットの底面の平面図及びこの平面図のA
−パ線に沿う断面図、図2は、ダイシングシート上のチ
ップを吸着したコレットとチップを突き上げる突き上げ
ピンを示す断面図、図3は、コレットで吸着したチップ
の反り量のチップ厚さ依存性を説明する特性図、図4
(a),(b)は、ダイシングシートに固定されウェー
ハ状に配置されたチップの平面図及びその一部を拡大し
た拡大平面図である。
【0018】このチップは、図15と同様な構成の半導
体製造装置で処理される。この半導体製造装置を構成す
る突き上げ装置は、この実施例のコレットを用いてダイ
シングシートからチップを剥離する。
【0019】半導体装置の製造工程における組み立て工
程では、例えば、リードフレームやパッケージなどにチ
ップを搭載するダイボンディング工程、接着剤を硬化さ
せる工程、ワイヤホンディング工程、モールド工程等が
行われる。この半導体製造装置で行われるダイボンディ
ング工程は、図4(a),(b)に示すウェーハ状に配
列されたチップをダイシングシートから剥離し、このチ
ップを位置修正ステージに搬送してから始まる。チップ
は、例えば、長方形である。まず、ウェーハに集積回路
などが形成された複数のチップ領域を有する。このウェ
ーハを、ダイシングシート109に接着させる。このウ
ェーハをダイシングシート109上でダイシング処理す
る。さらにダイシングシートは延伸され、これによりチ
ップ110間の間隔が広がる。
【0020】このような状態で、バックアップホルダ内
に装着されたピンホルダに支持された突き上げピンによ
りある良品と判別されたチップが選択的に突き上げら
れ、このチップはコレットにより保持される。コレット
は、チップを保持してこれを位置修正ステージに搬送す
る。
【0021】図1(a),(b)は、例えば、図15に
示す、突き上げ装置を含む半導体製造装置に適用したコ
レットの一例の形状である。コレット115は、チップ
を吸着する平坦な吸着面を有する多孔質セラミックス1
16を備えている。多孔質セラミックス116は、一様
な通気性がありその側面も通気性を有している。したが
って、多孔質セラミックス116の外周部(側面)は、
吸着時にバキュームがリークしない様にするため、シー
ト材及び金属等のシール材107で、シールされてい
る。シール材にはプラスチックテープ、メタル箔、塗料
などを用いる。コレットを突き上げ装置に取り付ける部
分は、取り付け具119と、先端が多孔質セラミック1
16に接触している中空の支持体117と、を有してい
る。この中空部としての孔を介して、多孔質セラミック
ス116が吸気され、チップが保持されるようになって
いる。支持体117と多孔質セラミックス116との間
には金属支持板120が挿入されている。したがって、
コレットを突き上げ装置に取り付ける部分と、金属支持
板120と、多孔質セラミックス116と、がコレット
115を構成している。コレット115の吸着面のサイ
ズは、チップと同じサイズにするか、もしくはチップサ
イズと比較して2mmよりも大きくするか又は2mmよ
りも小さくする。
【0022】図2は、上記突き上げ装置にコレットを用
いてダイシングシートからチップを剥離する様子を示し
ている。この装置では、チップの良品/不良品の判別と
チップの検出を検出器で行う。この後、ピンホルダ11
2を支持するバックアップホルダ111内をバキューム
で真空に引き、これでダイシングシート109を吸着固
定させる。ダイシングシート109を固定させた状態
で、突き上げピン108を支持し固定したピンホルダ1
12を上昇させて、チップ110の裏面に突き上げピン
108を押し当てる動作を行う。
【0023】図1(a)に示すコレット115を使用し
て、チップ110をダイシングシート109から剥がす
際に、突き上げピン108が上昇する前に、コレット1
15がチップ110の表面部に下降し、チップ110表
面を吸着する。このコレッ1ト115の吸着面を構成す
る多孔質セラミックス116表面には、チップ110が
吸着保持されている。
【0024】チップ110は、吸着面にほぼ同じ形状大
きさであり、図4(a),(b)に示すように、複数個
のチップ110がダイシングシート109上に固着され
ている。コレット115は、その内の所定の1つを剥離
する。突き上げピン108が上昇するにともなってコレ
ット115も上昇し、チップ110を保持した状態でチ
ップ110裏面からダイシングシート109を引き剥が
す。引き剥がされたチップ110は、位置修正ステージ
ヘ搬送され、ここでチップ位置が修正されて半導体製造
装置のダイボンディング工程を行うシステムに搬送され
る(図15参照)。
【0025】このように、本発明のコレットは、ダイシ
ングシートから素子を引き剥がす際に用いるチップを吸
着する吸着コレットと、ダイシングシートから引き剥が
したチップを搬送する搬送コレットと、チップをリード
フレームや基板等の外周器に接着接合するダイボンディ
ングコレットなどに適用される。
【0026】この実施例で説明したコレットを使用する
ことにより、数10μmから200μmまでに薄板化し
たチップの工程中での反りや素子クラックを防止でき
る。このためチップ(半導体素子)の特性を良好に保
ち、歩留まりを向上させることが可能になる。
【0027】図3は、本発明及び従来のコレットを使用
したときのチップ反り量のチップ屋さ依存性を示す特性
図である。縦軸がコレットを用いたときのチップ反り量
(μm)を表わし、横軸がチップ厚さ(μm)を表わし
ている。図に示すようにチップの厚さが薄くなるにした
がって、従来のコレットA、コレットBは反り量が急増
してくるのに対し、本発明のコレットを用いたチップの
反り量は、従来のコレットを用いたチップの反り量と比
較して、チップ厚が薄くなっても余り増加せず、本発明
の効果は明らかである。とくにチップ屋が100μm以
下になるとその効果はさらに著しくなる。
【0028】次に、図5を参照して第2の実施例を説明
する。
【0029】本発明では、チップ厚が薄くなっても反り
の生じないコレットを突き上げ装置に用いているが、こ
の実施例を含めて以下の実施例に係る半導体製造装置で
はさらに剥離時にチップとダイシングシートとの接合力
を弱める用いる手段を講じている。図5は、チップを接
着したダイシングシートを装着した突き上げ装置の断面
図であり、突き上げ装置にコレットを用いてダイシング
シートからチップを剥離する様子を示している。コレッ
ト215は、チップを吸着する平坦な吸着面を有する多
孔質セラミックス216を備えている。多孔質セラミッ
クス216は、一様な通気性がありその側面も通気性を
有している。したがって、多孔質セラミックメ216の
外周部(側面)は、吸着時にバキュームがリークしない
様にシート材や金属等のシール材でシールされている。
シール材にはプラスチックテープ、メタル箔、塗料など
を用いる。コレットを突き上げ装置に取り付ける部分
は、先端が多孔質セラミック216に接触している中空
の支持体217を有している。この中空部としての孔を
介して多孔質セラミックス216が吸気され、ウェーハ
210が保持されるようになっている。コレット215
の吸着面のサイズは、チップと同じサイズにするか、も
しくはチップサイズと比較して2mmより大きくするか
又は2mmより小さくする。
【0030】この装置は、チップの良品/不良品の判別
と検出を検出器で行ってから、ピンホルダ212を支持
するバックアップホルダ211内をバキュームで真空に
引き、これでダイシングシート209を固定させた状態
で、突き上げピン208を支持し固定したピンホルダ2
12を上昇させてチップ210の裏面に突き上げピン2
08を押し当てる動作を行う。
【0031】この動作は次のように行われる。コレット
215を使用してチップ210をダイシングシート20
9から剥がす際に、突き上げピン208が上昇する前
に、コレット215がチップ210の表面部に下降し、
チップ210表面を吸着する。このコレット215の吸
着面を構成する多孔質セラミックス216表面には、チ
ップ209が吸着保持されている。チップ209は、吸
着面にほぼ同じ形状、大きさであり、複数個のチップ2
10a,210b,210cがダイシングシート209
上に固着されている。突き上げピン208が上昇するに
ともなってコレット215も上昇し、チップ210を保
持した状態でチップ210裏面からダイシングシート2
09を引き剥がす。引き剥がされたチップ210は、位
置修正ステージヘ搬送され、ここでチップ位置が修正さ
れて半導体製造装置のダイボンディング工程を行うシス
テムに搬送される(図11参照)。
【0032】この実施例では、コレット215には支持
体217に加熱装置(ヒータ)もしくは冷却装置218
などのチップとダイシングシートとの接着力を弱める手
段が取り付けられている。この手段は、チップ210を
ダイシングシート(転写テープ)から個々に剥離する際
にチップ表面から加熱もしくは冷却を行いダイシングシ
ート209の接着力の低下及び変形を促進させる。
【0033】なおここで用いられるダイシングシート2
09は、一般的に市販されている加熱もしくは冷却する
ことにより、チップとダイシングシートとの接着カが低
下する特性や、ダイシングシートの弾性率が変化する特
性、例えば、PET等の基材が変形する特性などを持つ
ものを使用する。そして、加熱もしくは冷却により前記
接着力低下、弾性率の変化、基材の変形をおこない、チ
ップ裏面から突き上げピン208を上昇させて、チップ
210をダイシングシート209から弱い力で剥離す
る。
【0034】この実施例では加熱装置もしくは冷却装置
は多孔質セラミックス216のみを加熱もしくは冷却す
るようにしているので、チップ210aのみを加熱もし
くは冷却することになる。チップ210aに隣接してい
るチップ210b,210cは実質的に加熱もしくは冷
却されない。このように剥離しようとするチップ単体の
み加熱もしくは冷却することにより、目的とするチップ
単体にしかシートの接着力低下及びシート変形が行われ
ないため、その他外周のチップは貼り付けた状態を維持
することができる。その結果ウェーハ全体を加熱もしく
は冷却することにより生じる、チップの整列性が悪くな
るような問題、例えば、半導体製造装置での位置検出等
でチップが回転していたり、許容範囲以上の位置ズレが
発生した時の誤検出及び検出ができないという問題は、
本発明では生じない。またチップの剥離力が小さいとき
には、突き上げピン208を使用しないで、コレット2
15をチップ表面に接触させてバキューム力のみで剥離
することも可能である。
【0035】次に、図6を参照して第3の実施例を説明
する。図6は、チップを接着したダイシングシートを装
着した突き上げ装置の断面図であり、突き上げ装置とコ
レットとを用いて、ダイシングシートからチップを剥離
する様子を示している。コレット315は、チップを吸
着ナる平坦な吸着面を有する多孔質セラミックス316
を備えている。多孔質セラミックス316は、一様な通
気性がありその側面も通気性を有している。したがっ
て、多孔質セラミックス316の外周部(側面)は、吸
着時にバキュームがリークしない様にシート材及び金属
等のシール材でシールされている。シール材にはプラス
チックテープメタル箔、塗料などを用いる。コレットは
バキュームパイプによって突き上げ装置に取り付けられ
ている。この先端には、多孔質セラミック316に接触
している支持体317を有している。この中空部を介し
て多孔質セラミックス316が吸気され、ウェーハが保
持されるようになっている。コレット315の吸着面の
サイズは、チップと同じサイズにするか、もしくはチッ
プサイズと比較して2mmより大きくするか又は2mm
より小さくする。
【0036】この図ではコレット315の吸着面が、ダ
イシングシート309に固着されたチップ310を吸着
している状態を示している。ここで用いられるダイシン
グシート309としては、一般的に市販されている加熱
もしくは冷却することによりチップとダイシングシート
との接着力が低下する特性や、ダイシングシートの弾性
率が変化する特性、例えば、PET等の基材が変形する
特性などを持つものを使用する。これにより、加熱もし
くは冷却により前記接着力低下、弾性率の変化、基材の
変形を行ない、チップ310をダイシングシート309
から弱い力で剥離する。
【0037】この実施例では、コレット315には支持
体317に加熱エアー供給装置もしくは冷却エアー供給
装置318などのチップ310とダイシングシート30
9との接着力を弱める手段が取り付けられている。この
手段は、支持体317のバキュームパイプを介してチッ
プ310をダイシングシート(転写テープ)から個々に
剥離する際にチップ310表面に加熱エアーもしくは冷
却エアーを吹き付けてダイシングシート309の接着力
の低下及び変形を促進させる。
【0038】この実施例では、加熱エアーもしくは冷却
エアーは、多孔質セラミックス316のみを加熱もしく
は冷却することになるので、多孔質セラミックス316
に吸着されたチップ310のみが加熱もしくは冷却さ
れ、このチップ310に隣接しているチップ310は実
質的に加熱もしくは冷却されない。このように剥離しよ
うとするチップ単体のみを加熱もしくは冷却することに
より、目的とするチップ単体にしかシートの接着力低下
及びシート変形が行われない。このため、その他外周の
チップは貼り付けた状態を維持することができる。その
結果ウェーハ全体を加熱もしくは冷却するような方式で
チップの整列性が悪くなるような問題、例えば、半導体
製造装置での位置検出等でチップが回転していたり、許
容範囲以上の位置ズレが発生した時の誤検出及び検出が
できないという問題は、本発明では生じない。またチッ
プの剥離力によっては突き上げピンを使用しないで、コ
レットをチップ表面に接触させてバキュームカのみで剥
離することもできる。
【0039】次に、図7を参照して第4の実施例を説明
する。図7は、チップを接着したダイシングシートを装
着した突き上げ装置の断面図であり、突き上げ装置とコ
レットとを用いて、ダイシングシート409からチップ
410を剥離する様子を示している。コレット4!5
は、チップを吸着する平坦な吸着面を有する多孔質セラ
ミックス416を備えている。多孔質セラミックス41
6は、一様な通気性がありその側面も通気性を有してい
る。したがって、多孔質セラミックス416の外周部
(側面)は、吸着時にバキュームがリークしない様に、
シート材及び金属等のシール材でシールされている。シ
ール材にはプラスチックテープ、メタル箔、塗料などを
用いる。コレットは、突き上げ装置に、バキュームパイ
プを用いて取り付けられている。バキュームパイプの先
端に、多孔質セラミック416を保持する支持体417
を有している。この中空部(バキュームパイプ)を介し
て多孔質セラミックス416が吸気され、ウェーハが吸
引保持されるようになっている。コレット415の吸着
面のサイズは、チップと同じサイズにするか、もしくは
チップサイズと比較して2mmよりも大きくするか又は
2mmよりも小さくする。
【0040】この装置は、チップの良品/不良品の判別
とチップ検出を検出器で行ってから、ピンホルダ412
を支持するバックアップホルダ411内をバキュームで
真空に引く。このようにすることにより、ダイシングシ
ート409を固定させた状態で、突き上げピン408を
有するピンホルダ412を上昇させ、チップ410の裏
面に突き上げピン408を押し当てる動作を行う。この
実施例では、コレット415においては、支持体417
に加熱装置(ヒータ)もしくは冷却装置418が取り付
けられているとともに、バックアップホルダ411にも
加熱装置もしくは冷却装置419が取り付けられてい
る。これら加熱装置もしくは冷却装置は、各チップ41
0をダイシングシート409から剥離する際に、このシ
ート409をチップ410表面側から加熱もしくは冷却
し、ダイシングシート409の接着力の低下及び変形を
促進させる。ここで用いられるダイシングシート409
は、一般的に市販されている加熱もしくは冷却すること
によりチップとダイシングシートとの接着カが低下する
特性やダイシングシートの弾性率が変化する特性、例え
ば、PET等の基材が変形する特性などを持つものを使
用し、加熱もしくは冷却により前記接着力低下、弾性率
の変化、基材の変形を生じさせ、この状態でチップ裏面
から突き上げピン408 を上昇させて、チップ410
をダイシングシート409から弱い力で容易に剥離す
る。
【0041】この実施例では、加熱装置もしくは冷却装
置によって、多孔質セラミックス416のみを加熱もし
くは冷却するようにしているので、この多孔質セラミッ
クス416に吸着されたチップ410のみを加熱もしく
は冷却することになり、このチップ410に隣接してい
る他のチップ410は実質的に加熱もしくは冷却されな
い。さらに、バックアップホルダ411にも加熱装置も
しくは冷却装置419が装着されているので、熱が他の
部分に逃げることが少なくなり、加熱もしくは冷却効率
が上がる。したがって、対象とするある1つのチップに
おいてしか、シートによる接着力の低下及びシート自体
の変形が行われないため、その他のチップは貼り付けた
状態を維持することができる。
【0042】次に、図8を参照して第5の実施例を説明
する。
【0043】図8は、チップを接着したダイシングシー
トを装着した突き上げ装置の断面図であり、突き上げ装
置とコレットとを用いてダイシングシートからチップを
剥離する様子を示している。コレット515は、チップ
を吸着する平坦な吸着面を有する多孔質セラミックス5
16を備えている。多孔質セラミックス516は、一様
な通気性がありその側面も通気性を有している。したが
って、多孔質セラミックス516の外周部(側面)は、
吸着時にバキュームがリークしない様にシート材及び金
属等のシール材でシールされている。シール材にはプラ
スチックテープ、メタル箔、塗料などを用いる。コレッ
トは、突き上げ装置に、中空のバキュームパイプを用い
て取り付けられており、そのパイプの先端に、多孔質セ
ラミック516を支持する支持体517を有している。
この中空部(バキュームパイプ)を介して多孔質セラミ
ックス516が吸気され、ウェーハが吸引保持されるよ
うになっている。コレット515の吸着面のサイズは、
チップと同じサイズにするか、もしくはチップサイズと
比較して2mmよりも大きくするか又は2mm よりも
小さくする。
【0044】この装置は、チップの良品/不良品の判別
とチップの検出を検出器で行ってから、ピンホルダ51
2を有するバックアップホルダ511内をバキュームで
真空に引く。このようにすることにより、ダイシングシ
ート509を吸着固定させるダイシングシート509を
固定させる。この状態で、突き上げピン508 を有す
るピンホルダ512を上昇させて、チップ510の裏面
に、突き上げピン508を押し当てる動作を行う。この
実施例では、バックアップホルダ511に加熱装置もし
くは冷却装置519が取り付けられている。加熱装置も
しくは冷却装置519は、各チップ510をダイシング
シート509から剥離する際に、チップ510表面から
加熱もしくは冷却を行い、ダイシングシート509の接
着力の低下及び変形を促進させる。ここで用いられるダ
イシングシート509は、一般的に市販されている、加
熱もしくは冷却することにより、チップとダイシングシ
ートとの接着力が低下する特性やダイシングシートの弾
性率が変化する特性、例えば、PET等の基材が変形す
る特性などを持つものを使用する。このように、加熱も
しくは冷却により、前記接着力低下、弾性率の変化、基
材の変形を生じさせ、チップ裏面から突き上げピン50
8を上昇させて、チップ510をダイシングシート50
9から弱い力で剥離する。バックアップホルダ511に
加熱装置もしくは冷却装置519が装着されているの
で、比較的熱が他の部分に逃げることが少なく、加熱も
しくは冷却効率が上がる。
【0045】次に、図9を参照して第6の実施例を説明
する。
【0046】図9は、チップを接着したダイシングシー
トを突き上げ装置に装着した断面図であり、突き上げ装
置とコレットとを用いてダイシングシートからチップを
剥離する様子を示している。コレット615は、チップ
を吸着する平坦な吸着面を有する多孔質セラミックス6
16を備えている。多孔質セラミックス616は、一様
な通気性がありその側面も通気性を有している。したが
って、多孔質セラミックス616の外周部(側面)は、
吸着時にバキュームがリークしない様にシート材及び金
属等のシール材でシールされている。シール材にはプラ
スチックテープ、メタル箔、塗料などを用いる。コレッ
トを、突き上げ装置に、中空のバキュームパイプを用い
て取り付けている。このパイプの先端に、多孔質セラミ
ック616 を支持する支持体617を有している。こ
の中空部(バキュームパイプ)を介して多孔質セラミッ
クス616が吸気され、ウェーハが吸引保持されるよう
になっている。コレット615の吸着面のサイズは、チ
ップと同じサイズにするか、もしくはチップサイズと比
較して2mmよりも大きくするか又は2mmよりも小さ
くする。
【0047】この装置は、チップの良品/不良品の判別
とチップの検出を検出器で行ってから、ピンホルダ61
2を有するバックアップホルダ611内をバキュームで
真空に引く。このようにすることにより、ダイシングシ
ート609を固定させた状態で、突き上げピン608を
有するピンホルダ612を上昇させて、チップ610の
裏面に突き上げピン608を押し当てる動作を行う。こ
の実施例では、ピンホルダ612に加熱装置もしくは冷
却装置618が取り付けられている。加熱装置もしくは
冷却装置618は、各チップ610をダイシングシート
609から剥離する際に、このシート609をチップ6
10表面側から加熱しもしくは冷却して、ダイシングシ
ート609の接着力の低下及び変形を促進させる。ここ
で用いられるダイシングシート609は、一般的に市販
されている加熱もしくは冷却することによりチップとダ
イシングシートとの接着力が低下する特性やダイシング
シートの弾性率が変化する特性、例えば、PET等の基
材が変形する特性などを持つものを使用する。加熱もし
くは冷却により、前記シート609の接着力低下、弾性
率の変化、基材の変形を生じさせ、チップ裏面から突き
上げピン608を上昇させて、チップ610をダイシン
グシート609から弱いカで剥離する。
【0048】ピンホルダ612に加熱装置もしくは冷却
装置619が装着されているので、比較的熱が他の部分
に逃げることが少なく、バックアップホルダに加熱装置
もしくは冷却装置を装着する場合より加熱もしくは冷却
領域を多孔質セラミックス616に吸着されたチップ6
10内に限定することができる。
【0049】次に、図10を参照して第7の実施例を説
明する。図10は、チップを接着したダイシングシート
を突き上げ装置に装着した断面図及び突き上げロッドの
平面図であり、突き上げ装置とコレットとを用いてダイ
シングシートからチップを剥離する様子を示している。
コレット715は、チップを吸着する、平坦な吸着面を
有する多孔質セラミックス716を備えている。多孔質
セラミックス716は、一様な通気性がありその側面も
通気性を有している。したがって、多孔質セラミックス
716の外周部(側面)は、吸着時にバキュームがリー
クしない様に、シート材及び金属等のシール材でシール
されている。シール材にはプラスチックテープ、メタル
箔、塗料などを用いる。コレットは、突き上げ装置に、
中空状のバキュームパイプによって取り付けられてい
る。このパイプの先端に、多孔質セラミック716を保
持する支持体717を有している。この中空部(バキュ
ームパイプ)を介して多孔質セラミックス716が吸気
され、ウェーハが吸着保持されるようになっている。コ
レット715の吸着面のサイズは、チップと同じサイズ
にするか、もしくはチップサイズと比較して2mmより
も大きくするか又は2mmよりも小さくする。
【0050】この図ではコレット715の吸着面に、ダ
イシングシート709上のチップ710を吸着している
状態を示している。ここで用いられるダイシングシート
709は、一般的に市販されている、加熱もしくは冷却
することによりチップとダイシングシートとの接着力が
低下する特性やダイシングシートの弾性率が変化する特
性、例えば、PET等の基材が変形する特性などを持つ
ものを使用する。加熱もしくは冷却により、前記シート
の接着力低下、弾性率の変化、基材の変形を行ない、チ
ップ710をダイシングシート709から弱い力で剥離
する。
【0051】この実施例では、多孔質セラミックス71
6に吸着されたチップ710を、ダイシングシート70
9を介して突き上げるに際して、上記の先端の鋭い突き
上げピンに代えて、先端の平坦な突き上げロッド708
を用いている。この突き上げロッド708に加熱装置も
しくは冷却装置718などの、チップ710とダイシン
グシート709との接着力を弱める手段が取り付けられ
ている。この手段は、支持体717におけるバキューム
パイプを介して、チップ710をダイシングシートから
個々に剥離する際に、チップ710表面に加熱エアーも
しくは冷却エアーを吹き付けることにより、ダイシング
シート709の接着力の低下及び変形を促進させる。突
き上げロッド708は、バックアップボルグ711に支
持されたロッドホルダ712に支えられている。
【0052】この実施例では、突き上げロッド708に
より、多孔質セラミックス716に吸着されたチップ7
10のみを加熱もしくは冷却することになる。このた
め、このチップ710に隣接している他のチップ710
は実質的に加熱もしくは冷却されない。このように剥離
しようとする1つのチップのみを加熱もしくは冷却する
ようにしたので、対象とする1つのチップにおいてしか
シートの接着力低下及びシートの変形が行われない。こ
のため、その他のチップは貼り付けた状態を維持するこ
とができる。その結果、ウェーハ全体を加熱もしくは冷
却すると生じる問題、つまりチップの整列性が悪くなる
ような問題、より詳しくは、半導体製造装置での位置検
出等でチップが回転していたり、許容範囲以上の位置ズ
レが発生した時の誤検出及び検出ができないという問題
は、本発明では生じない。また突き上げピンを使用しな
いで、コレットのバキューム力のみでチップをシートか
ら剥離することもできる。加熱もしくは冷却によって、
接着力の低下及び変形を促進させ、これにより剥離時間
を速めることができる。
【0053】以上の説明では、コレットとして、多孔質
セラミックス製の吸着体を用いたものについて示した。
しかしながら、この多孔質セラミックス製吸着体を有す
るコレットに代えて、各種の構成の吸着体を有するコレ
ットを用いることができる。以下にそれらの例を説明す
る。
【0054】図11(a)−(e)までに示す各例は、
それぞれ、コレット本体の図中下側にある、チップを吸
着する凹溝内に、柱、球体、等のチップそり防止部材を
位置させて、チップのそりを防止するようにしたもので
ある。
【0055】以下、図を参照しつつ、より詳しく説明す
る。
【0056】図11(a),(b)と図11(c),
(d)はそれぞれ柱を用いた例を示す。
【0057】図11(a),(b)において、ここに示
すコレット115Aは、図1(a),(b)と一部同様
に、軸孔117aを有する支持体117の途中に取り付
け具119が設けられており、先端にコレット本体11
6Aが設けられている。このコレット本体116Aの図
中下面に前記支持体117の孔117aに連通し、負圧
化する吸着溝117Aが設けられている。この吸着溝1
17A内に複数の柱118Aを設けている。これらの柱
118Aの下面は、コレット本体116Aの下面と同一
の面となっている。
【0058】図11(c),(d)は、図11(a),
(b)の変形例で、柱118Aの数を少なくしたもの
で、平面的配置は図11(d)に示される。
【0059】図11(e)は、図11(a),(b)の
コレット115Aによる動作状態を示す。この図からわ
かるように、チップ110はピンホルダ112上のピン
108,108によって下から突き上げられており、且
つコレット115Aに吸着されている。この状態におい
ては、チップ110は柱118A,118A,…の天面
で支持され、平面状態を保ち、撓んではいない。
【0060】図12(a)−(e)は、前記図11
(a)−(e)の複数の柱118Aに代えて複数の球1
20Aを用いた例を示す。図12(a),(b)と図1
2(c),(d) とは、複数の球120Aの数におい
て異なるものの他はほとんど同じである。図12(e)
は、図12(a),(b)の使用状態を示す。
【0061】図13(a)−(e)は、図11(a)−
(e)の複数の柱 に代えて複数の半球を用いた例を示
す。図13(a),(b)と図13(c),(d)とは
複数の半球の数が異なり、図13(e)は図13
(a),(b)の使用状態を示す。
【0062】図14(a)−(e)は、図11(a)−
(e)の柱に代えて複数の半円柱を用いた例を示す。図
14(a),(b)と図14(c),(d)とは半円柱
120G,120Hの大きさ、数が異なる。図14
(e)は図14(a),(b)の使用状態を示す。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以上に述べたように、極めて
薄いウェーハのダイシング工程において、各チップの反
り及びクラックを防止できるので、チップ特性を良好に
保つことができ、また歩留まりを向上させることが可能
になる。また、チップ及びダイシングシートを加熱もし
くは冷却することにより、ダイシングシートの接着力や
ダイシングシートの弾性率を変化させられる。このた
め、シートに接着固定されている各チップをピックアッ
プする際に、チップのカケやワレを防止でき、品質の良
いチップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、第1の実施例のコレットの
断面図及び平面図。
【図2】第1の実施例の突き上げ装置の断面図。
【図3】本発明及び従来コレットの使用時のチップ反り
を説明する特性図。
【図4】(a),(b)は本発明のダイシングシートに
接着されたチップの平面図及びその一部を拡大した平面
図。
【図5】第2の実施例の突き上げ装置の断面図。
【図6】第3の実施例の突き上げ装置の断面図。
【図7】第4の実施例の突き上げ装置の断面図。
【図8】第5の実施例の突き上げ装置の断面図。
【図9】第6の実施例の突き上げ装置の断面図。
【図10】(a),(b)は第7の実施例の突き上げ装
置の断面図及び突き上げロッドの平面図。
【図11】(a)−(e)は図1(a),(b)の変形
例で、チップのそり防止に複数の柱を使った例。
【図12】図12(a)−(e)は図1(a),(b)
の変形例で、チップのそり防止に複数の球 を使った
例。
【図13】(a)−(e)は図1(a),(b)の変形
例で、チップのそり防止に複数の半球 を使った例。
【図14】(a)−14(e)は図1(a),(b)の
変形例で、チップのそり防止に複数の半円柱を使った
例。
【図15】従来及び本発明に用いる半導体製造装置の斜
視図。
【図16】従来コレットを用いてチップからダイシング
シートが剥がれ方を説明する突き上げ装置の断面図及び
チップの平面図。
【図17】(a)−(d)は従来コレットの断面図及び
平面図。
【図18】(a)−(b)は従来コレット使用時のチッ
プ反りを説明する突き上げ装置の断面図。
【図19】(a),(b)は従来コレット使用時のチッ
プの反り量を説明する特性図。
【符号の説明】
1 検出装置 2 ウェーハ 3 リング(ウェーハセッティング部) 4 ウェーハテーブル 5 素子吸着ヘッド 6 チップ位置修正ステージ 7 ダイボンダヘッド 8,108,208,408,508,608 突き上
げピン 9,109,209,309,409,509,60
9,709 ダイシングシート 10,110,210,210a,210b,210
c,310,410,510,610,710 チップ
(半導体素子) 11,111,211,411,511,611,71
1 バックアップホルダ 12,112,212,412,512,612,71
2 ピンホルダ 13 チップ裏面からシートが剥離した面 14,15,115,115A−115H,215,3
15,415,515,615,715 コレット 16,116,216,316,416,516,61
6,716 多孔質セラミック 71 ディスペンスヘッド 107 シール材 117,217,317,417,517,617,7
17 支持体 118A 柱 119 取り付け具 120 金属支持板 120A 球 120E 半球 218,418,419,519,618,718 加
熱装置もしくは冷却装置 318 加熱エアー供給装置もしくは冷却エアー供給装
置 708 突き上げロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼 田 英 夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体ウェーハがダイシングシート上に接
    着された状態でダイシングされて、この半導体ウェーハ
    における複数の半導体チップがそれぞれ分離されてお
    り、これらのチップをコレットによって吸着して前記ダ
    イシングシートから剥離する半導体製造装置において、 前記コレットは、このコレットにおける前記チップを吸
    着するコレット本体の吸着面は平面となっており、この
    吸着面に複数の吸着孔が開口しており、これらの吸着孔
    が大気に比して負圧であることにより前記チップを吸着
    する、ものとして構成されている半導体製造装置。
  2. 【請求項2】前記コレット本体は多孔質体から構成され
    ている、請求項1 の半導体製造装置。
  3. 【請求項3】前記コレット本体はブロックとして構成さ
    れており、前記ブロックの一面が前記吸着面であり、こ
    の吸着面には、負圧化する凹部が形成されており、この
    凹部内に複数の変形阻止部材が設けられており、この複
    数の部材の頂面又は頂点と前記ブロックの吸着面とは同
    じ面上に位置しており、このコレット本体による前記チ
    ップの吸着時に、前記部材が前記チップの前記凹部の深
    さ方向へのたわみを阻止する、請求項1の半導体製造装
    置。
  4. 【請求項4】半導体ウェーハがダイシングシート上に接
    着された状態でダイシングされて、この半導体ウェーハ
    における複数の半導体チップがそれぞれ分離されてお
    り、これらのチップをコレットによって吸着して前記ダ
    イシングシートから剥離する半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記コレットとして、このコレットにおける前記チップ
    を吸着するコレット本体の吸着面は平面となっており、
    この吸着面に複数の吸着孔が開口しており、これらの吸
    着孔が大気に比して負圧であることにより前記チップを
    吸着する、ものを用いて前記各チップを前記シートから
    剥離する半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記コレット本体として多孔質体から構成
    したものを用いた請求項4の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記多孔質体として、多孔質セラミック
    ス、金属メッシュ体及び硝子繊維のうちのいずれかから
    構成したものを用いた請求項5の半導体装置の製造方
    法。
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