JP2000201595A - 魚釣用スピニングリ―ルのハンドル取付構造 - Google Patents
魚釣用スピニングリ―ルのハンドル取付構造Info
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- 238000009434 installation Methods 0.000 title 1
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 15
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 魚釣用スピニングリールのハンドルの緩みを
防止する。 【解決手段】 リール本体1に回転可能に支持した駆動
歯車6の軸筒7内にハンドル主軸10を回り止め嵌合
し、ハンドル主軸の先端に螺合した止めネジ17により
ハンドル主軸を軸筒内に抜け止め固着する。軸筒又は軸
筒への取付部材とハンドル主軸又はハンドル主軸への取
付部材17との何れか一方に係合凹部21,22を形成
し他方に係合面23,24を形成すると共に、係合凹部
と係合面とを相互に偏芯させておくことにより、係合凹
部と係合面との接触を介し軸筒とハンドル主軸とをその
径方向で偏倚圧接させる。
防止する。 【解決手段】 リール本体1に回転可能に支持した駆動
歯車6の軸筒7内にハンドル主軸10を回り止め嵌合
し、ハンドル主軸の先端に螺合した止めネジ17により
ハンドル主軸を軸筒内に抜け止め固着する。軸筒又は軸
筒への取付部材とハンドル主軸又はハンドル主軸への取
付部材17との何れか一方に係合凹部21,22を形成
し他方に係合面23,24を形成すると共に、係合凹部
と係合面とを相互に偏芯させておくことにより、係合凹
部と係合面との接触を介し軸筒とハンドル主軸とをその
径方向で偏倚圧接させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルのガタツ
キを防止することができる魚釣用スピニングリールのハ
ンドル取付構造に関する。
キを防止することができる魚釣用スピニングリールのハ
ンドル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】魚釣用
スピニングリールの駆動歯車の軸筒とハンドル主軸と
は、軸筒の内周面とハンドル主軸の外周面とを多角形に
形成し、軸筒にハンドル主軸を挿着すると共にハンドル
主軸の先端に螺合した止めネジの頭部を軸筒の端面に当
接させることによって駆動連結されている。
スピニングリールの駆動歯車の軸筒とハンドル主軸と
は、軸筒の内周面とハンドル主軸の外周面とを多角形に
形成し、軸筒にハンドル主軸を挿着すると共にハンドル
主軸の先端に螺合した止めネジの頭部を軸筒の端面に当
接させることによって駆動連結されている。
【0003】しかし、このように軸筒の内周面とハンド
ル主軸の外周面とを多角形に形成して回り止め嵌合する
ものでは、両者間にガタツキを生じやすいという問題が
ある。
ル主軸の外周面とを多角形に形成して回り止め嵌合する
ものでは、両者間にガタツキを生じやすいという問題が
ある。
【0004】従来、このようなガタツキを防止するた
め、例えば実開平7−28360号公報、実開平7−1
8566号公報、実公平7−28863号公報に見られ
るように、ハンドル主軸をその径方向に偏倚させて軸筒
の内周面に圧接することが提案されている。
め、例えば実開平7−28360号公報、実開平7−1
8566号公報、実公平7−28863号公報に見られ
るように、ハンドル主軸をその径方向に偏倚させて軸筒
の内周面に圧接することが提案されている。
【0005】すなわち、実開平7−28360号公報の
ガタツキ防止手段は、軸筒とハンドル主軸との接触面を
傾斜面とし、止めネジにより軸筒とハンドル主軸とを軸
方向に相対的に移動させる時に傾斜面の案内作用によっ
てハンドル主軸を径方向に偏倚させ、軸筒の内周面にハ
ンドル主軸を押し付けるようになっている。
ガタツキ防止手段は、軸筒とハンドル主軸との接触面を
傾斜面とし、止めネジにより軸筒とハンドル主軸とを軸
方向に相対的に移動させる時に傾斜面の案内作用によっ
てハンドル主軸を径方向に偏倚させ、軸筒の内周面にハ
ンドル主軸を押し付けるようになっている。
【0006】又、実開平7−18566号公報のガタツ
キ防止手段は、ハンドル主軸の外周に形成したテーパー
係合面と軸筒の内周面との間に止めネジ側に設けた係止
部材を挿入することによってハンドル主軸を径方向に偏
倚させ、軸筒の内周面にハンドル主軸を押し付けるよう
になっている。
キ防止手段は、ハンドル主軸の外周に形成したテーパー
係合面と軸筒の内周面との間に止めネジ側に設けた係止
部材を挿入することによってハンドル主軸を径方向に偏
倚させ、軸筒の内周面にハンドル主軸を押し付けるよう
になっている。
【0007】更に又、実公平7−28863号公報のガ
タツキ防止手段は、ハンドル主軸の先端部と該ハンドル
主軸の先端部に止めネジで取り付けられる係止部材とを
傾斜面を介して当接させ、止めネジの締め付けによって
係止部材を径方向に移動させることで、軸筒の内周面に
ハンドル主軸を固定するようになっている。
タツキ防止手段は、ハンドル主軸の先端部と該ハンドル
主軸の先端部に止めネジで取り付けられる係止部材とを
傾斜面を介して当接させ、止めネジの締め付けによって
係止部材を径方向に移動させることで、軸筒の内周面に
ハンドル主軸を固定するようになっている。
【0008】しかし、従来のガタツキ防止手段は何れも
ハンドル主軸と軸筒との間に形成される傾斜面又はテー
パ面を介してハンドル主軸と軸筒とを相対的に径方向に
偏倚させてハンドル主軸を軸筒の内周面に圧接するもの
であるため、傾斜面又はテーパ面の経年変化、磨耗、損
傷等によって径方向への偏倚量が変化し軸筒の内周面へ
の圧接力が低下してハンドルにガタツキが生じるという
問題がある。
ハンドル主軸と軸筒との間に形成される傾斜面又はテー
パ面を介してハンドル主軸と軸筒とを相対的に径方向に
偏倚させてハンドル主軸を軸筒の内周面に圧接するもの
であるため、傾斜面又はテーパ面の経年変化、磨耗、損
傷等によって径方向への偏倚量が変化し軸筒の内周面へ
の圧接力が低下してハンドルにガタツキが生じるという
問題がある。
【0009】又、傾斜面又はテーパ面の表面は、止めネ
ジの締め付けによって部材同士が滑動するように平滑面
に加工しなければならないので、その加工作業が繁雑に
なり生産性が低下するという問題を有する。
ジの締め付けによって部材同士が滑動するように平滑面
に加工しなければならないので、その加工作業が繁雑に
なり生産性が低下するという問題を有する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、リール本体(1)に回転可
能に支持した駆動歯車(6)の軸筒(7)内にハンドル
主軸(10)を回り止め嵌合し、該ハンドル主軸(1
0)の先端に螺合した止めネジ(17)により該ハンド
ル主軸(10)を上記軸筒(7)内に抜け止め固着して
なる魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造におい
て、上記軸筒(7)又は上記軸筒(7)への取付部材
(32,39)と上記ハンドル主軸(10)又は上記ハ
ンドル主軸(10)への取付部材(17,29,33)
との何れか一方に係合凹部(21,22,25,26,
30,35,37,40)を形成し他方に係合面(2
3,24,27,28,31,36,38,41)を形
成すると共に、該係合凹部(21,22,25,26,
30,35,37,40)と該係合面(23,24,2
7,28,31,36,38,41)とを相互に偏芯さ
せておくことにより、該係合凹部(21,22,25,
26,30,35,37,40)と該係合面(23,2
4,27,28,31,36,38,41)との接触を
介し上記軸筒(7)と上記ハンドル主軸(10)とをそ
の径方向で偏倚圧接させるようにした魚釣用スピニング
リールのハンドル取付構造を採用する。
め、請求項1に係る発明は、リール本体(1)に回転可
能に支持した駆動歯車(6)の軸筒(7)内にハンドル
主軸(10)を回り止め嵌合し、該ハンドル主軸(1
0)の先端に螺合した止めネジ(17)により該ハンド
ル主軸(10)を上記軸筒(7)内に抜け止め固着して
なる魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造におい
て、上記軸筒(7)又は上記軸筒(7)への取付部材
(32,39)と上記ハンドル主軸(10)又は上記ハ
ンドル主軸(10)への取付部材(17,29,33)
との何れか一方に係合凹部(21,22,25,26,
30,35,37,40)を形成し他方に係合面(2
3,24,27,28,31,36,38,41)を形
成すると共に、該係合凹部(21,22,25,26,
30,35,37,40)と該係合面(23,24,2
7,28,31,36,38,41)とを相互に偏芯さ
せておくことにより、該係合凹部(21,22,25,
26,30,35,37,40)と該係合面(23,2
4,27,28,31,36,38,41)との接触を
介し上記軸筒(7)と上記ハンドル主軸(10)とをそ
の径方向で偏倚圧接させるようにした魚釣用スピニング
リールのハンドル取付構造を採用する。
【0011】また、請求項2に係る発明は、上記係合凹
部(21,22,25,26,30,35,37,4
0)と上記係合面(23,24,27,28,31,3
6,38,41)の少なくとも一方を円錐状に形成した
請求項1に記載の魚釣用スピニングリールのハンドル取
付構造を採用する。
部(21,22,25,26,30,35,37,4
0)と上記係合面(23,24,27,28,31,3
6,38,41)の少なくとも一方を円錐状に形成した
請求項1に記載の魚釣用スピニングリールのハンドル取
付構造を採用する。
【0012】また、請求項3に係る発明は、リール本体
(1)に回転可能に支持した駆動歯車(6)の軸筒
(7)内にハンドル主軸(10)を回り止め嵌合し、該
ハンドル主軸(10)の先端に螺合した止めネジ(1
7)により該ハンドル主軸(10)を上記軸筒(7)内
に抜け止め固着してなる魚釣用スピニングリールのハン
ドル取付構造において、上記軸筒(7)又は上記軸筒
(7)への取付部材(17)と上記ハンドル主軸(1
0)又は上記ハンドル主軸(10)への取付部材(1
7)との何れか一方に係合凹部(42,43)を形成し
他方に係合面(44,45)を形成すると共に、該係合
凹部(42,43)と該係合面(44,45)とのいず
れか一方に突起(46)を形成することにより、該突起
(46)と上記係合凹部(42,43)又は上記係合面
(44,45)との接触を介し上記軸筒(7)と上記ハ
ンドル主軸(10)とをその径方向で偏倚圧接させるよ
うにした魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造を
採用する。
(1)に回転可能に支持した駆動歯車(6)の軸筒
(7)内にハンドル主軸(10)を回り止め嵌合し、該
ハンドル主軸(10)の先端に螺合した止めネジ(1
7)により該ハンドル主軸(10)を上記軸筒(7)内
に抜け止め固着してなる魚釣用スピニングリールのハン
ドル取付構造において、上記軸筒(7)又は上記軸筒
(7)への取付部材(17)と上記ハンドル主軸(1
0)又は上記ハンドル主軸(10)への取付部材(1
7)との何れか一方に係合凹部(42,43)を形成し
他方に係合面(44,45)を形成すると共に、該係合
凹部(42,43)と該係合面(44,45)とのいず
れか一方に突起(46)を形成することにより、該突起
(46)と上記係合凹部(42,43)又は上記係合面
(44,45)との接触を介し上記軸筒(7)と上記ハ
ンドル主軸(10)とをその径方向で偏倚圧接させるよ
うにした魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造を
採用する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0014】<実施の形態1>図1に示すように、この
魚釣用スピニングリールは、そのリール本体1の前部に
回転枠2とスプール3とを備える。
魚釣用スピニングリールは、そのリール本体1の前部に
回転枠2とスプール3とを備える。
【0015】リール本体1の前部には、図示しない軸受
及びワンウェイクラッチを介して中空軸13が一方向に
回転可能に取り付けられ、中空軸13の先端側に回転枠
2が連結されている。回転枠2はその外部に一対の腕部
4,4(他方は図示せず)を有し、一対の腕部4,4間
にはベールアーム5が掛け渡されている。回転枠2は上
記図示しないワンウェイクラッチにより釣糸巻取方向に
のみ回転可能である。
及びワンウェイクラッチを介して中空軸13が一方向に
回転可能に取り付けられ、中空軸13の先端側に回転枠
2が連結されている。回転枠2はその外部に一対の腕部
4,4(他方は図示せず)を有し、一対の腕部4,4間
にはベールアーム5が掛け渡されている。回転枠2は上
記図示しないワンウェイクラッチにより釣糸巻取方向に
のみ回転可能である。
【0016】上記中空軸13の基端側にはピニオン13
aが形成され、該ピニオン13aはリール本体1に内蔵
された駆動歯車6と噛合っている。駆動歯車6を保持し
た軸筒7はリール本体1にベアリング8,9を介して回
転可能に支持されている。軸筒7には、ハンドル主軸1
0が嵌合し、ハンドル主軸10の軸端にはハンドルアー
ム11が取り付けられている。ハンドルアーム11を回
転させるとその回転が軸筒7、駆動歯車6、ピニオン1
3a及び中空軸13により回転枠2に伝達され、そのた
め回転枠2はベールアーム5を伴って回転する。
aが形成され、該ピニオン13aはリール本体1に内蔵
された駆動歯車6と噛合っている。駆動歯車6を保持し
た軸筒7はリール本体1にベアリング8,9を介して回
転可能に支持されている。軸筒7には、ハンドル主軸1
0が嵌合し、ハンドル主軸10の軸端にはハンドルアー
ム11が取り付けられている。ハンドルアーム11を回
転させるとその回転が軸筒7、駆動歯車6、ピニオン1
3a及び中空軸13により回転枠2に伝達され、そのた
め回転枠2はベールアーム5を伴って回転する。
【0017】上記中空軸13の中空内にはスプール軸1
4が挿入され、その先端側にスプール3が取り付けられ
ている。スプール軸14には、ドラッグ装置を介してス
プール3が回転可能に圧接されている。スプール3の先
端には、ドラッグ制動力を調整するドラッグノブ12が
取り付けられている。スプール軸14の後部はリール本
体1の内部のオシレート機構15を介して上記軸筒7に
動力的に連結されている。オシレート機構15はハンド
ルアーム11やノブ16等からなるハンドルの回転運動
をスプール3の前後往復運動に変換するようになってい
る。
4が挿入され、その先端側にスプール3が取り付けられ
ている。スプール軸14には、ドラッグ装置を介してス
プール3が回転可能に圧接されている。スプール3の先
端には、ドラッグ制動力を調整するドラッグノブ12が
取り付けられている。スプール軸14の後部はリール本
体1の内部のオシレート機構15を介して上記軸筒7に
動力的に連結されている。オシレート機構15はハンド
ルアーム11やノブ16等からなるハンドルの回転運動
をスプール3の前後往復運動に変換するようになってい
る。
【0018】上記スピニングリールにおいて、ハンドル
を釣糸巻取方向に回すと、その回転が軸筒7、駆動歯車
6等により回転枠2に伝達され、回転枠2上のベールア
ーム5はスプール3の回りを回転する。また、ハンドル
の回転はオシレート機構15を介してスプール3の直線
往復運動に変換され、スプール3はベールアーム5の旋
回域内を前後方向に往復運動する。
を釣糸巻取方向に回すと、その回転が軸筒7、駆動歯車
6等により回転枠2に伝達され、回転枠2上のベールア
ーム5はスプール3の回りを回転する。また、ハンドル
の回転はオシレート機構15を介してスプール3の直線
往復運動に変換され、スプール3はベールアーム5の旋
回域内を前後方向に往復運動する。
【0019】この魚釣用スピニングリールは、図2及び
図3に示すようなハンドル取付構造を備えている。
図3に示すようなハンドル取付構造を備えている。
【0020】すなわち、リール本体1に回転可能に支持
した駆動歯車6の軸筒7内にハンドル主軸10が回り止
め嵌合されている。駆動歯車6の軸筒7は、図3に示す
ように、非円形横断面である多角形横断面の中空部を有
した筒体であり、ハンドル主軸10は該横断面と同形同
大の横断面を有した棒体である。ハンドル主軸10が軸
筒7の中空部内に挿入されることにより、軸筒7はハン
ドル主軸10と共回り可能であり、ハンドルのノブ16
を持ってハンドル主軸10を回転させると、軸筒7と共
に駆動歯車6が回転する。
した駆動歯車6の軸筒7内にハンドル主軸10が回り止
め嵌合されている。駆動歯車6の軸筒7は、図3に示す
ように、非円形横断面である多角形横断面の中空部を有
した筒体であり、ハンドル主軸10は該横断面と同形同
大の横断面を有した棒体である。ハンドル主軸10が軸
筒7の中空部内に挿入されることにより、軸筒7はハン
ドル主軸10と共回り可能であり、ハンドルのノブ16
を持ってハンドル主軸10を回転させると、軸筒7と共
に駆動歯車6が回転する。
【0021】また、ハンドル主軸10はその先端に螺合
した止めネジ17により軸筒7内に抜け止め固着されて
いる。止めネジ17は頭部付きのボルトである。ハンド
ル主軸10の先端部には、ネジ孔18がハンドル主軸1
0に双方の軸芯同士が合致するように設けられている。
止めネジ17がネジ孔18と螺合すると止めネジ17の
頭部17aが軸筒7の一端と係合し、ハンドル主軸10
の大径部10aが軸筒7の他端と係合し、これにより軸
筒7はハンドル主軸10上にその軸方向に動かないよう
に固定される。
した止めネジ17により軸筒7内に抜け止め固着されて
いる。止めネジ17は頭部付きのボルトである。ハンド
ル主軸10の先端部には、ネジ孔18がハンドル主軸1
0に双方の軸芯同士が合致するように設けられている。
止めネジ17がネジ孔18と螺合すると止めネジ17の
頭部17aが軸筒7の一端と係合し、ハンドル主軸10
の大径部10aが軸筒7の他端と係合し、これにより軸
筒7はハンドル主軸10上にその軸方向に動かないよう
に固定される。
【0022】リール本体1には止めネジ17の頭部17
aを遮蔽するためのキャップ20が取り付けられてい
る。ハンドルはリール本体1の左右に付け替え可能であ
ることから、キャップ20も同様に付け替え可能になっ
ている。
aを遮蔽するためのキャップ20が取り付けられてい
る。ハンドルはリール本体1の左右に付け替え可能であ
ることから、キャップ20も同様に付け替え可能になっ
ている。
【0023】また、軸筒7の中空部の多角形横断面とハ
ンドル主軸10の多角形横断面とが合致しない場合は、
ハンドル主軸10と軸筒7との間にガタツキが発生する
おそれがあるが、このガタツキを防止するため、ハンド
ル主軸10の取付部材である止めネジ17の頭部17a
が軸筒の一端と係合する箇所と、ハンドル主軸10の大
径部10aが軸筒7の他端と係合する箇所とに、夫々次
のようなガタツキ防止手段が設けられている。
ンドル主軸10の多角形横断面とが合致しない場合は、
ハンドル主軸10と軸筒7との間にガタツキが発生する
おそれがあるが、このガタツキを防止するため、ハンド
ル主軸10の取付部材である止めネジ17の頭部17a
が軸筒の一端と係合する箇所と、ハンドル主軸10の大
径部10aが軸筒7の他端と係合する箇所とに、夫々次
のようなガタツキ防止手段が設けられている。
【0024】すなわち、軸筒7の一端と止めネジ17と
の係合箇所と、軸筒7の他端とハンドル主軸10の大径
部10aとの係合箇所とにおいて、止めネジ17の頭部
17aと大径部10aとに夫々係合凹部21,22が形
成され、軸筒7の両端に係合面23,24が形成されて
いる。また、係合凹部21,22が係合面23,24か
ら所定の偏芯量だけ偏芯するように形成されている。係
合凹部21,22の内面と係合面23,24とは望まし
くは略同形同大の円錐面に形成され、係合面22,23
の軸芯は軸筒7の軸芯Aに略合致するが、係合凹部2
1,22の軸芯B,Cは軸筒7の軸芯から所定の偏芯量
e1,e2だけずれている。偏芯量はe1≠e2として
もよいし、e1=e2としてもよい。
の係合箇所と、軸筒7の他端とハンドル主軸10の大径
部10aとの係合箇所とにおいて、止めネジ17の頭部
17aと大径部10aとに夫々係合凹部21,22が形
成され、軸筒7の両端に係合面23,24が形成されて
いる。また、係合凹部21,22が係合面23,24か
ら所定の偏芯量だけ偏芯するように形成されている。係
合凹部21,22の内面と係合面23,24とは望まし
くは略同形同大の円錐面に形成され、係合面22,23
の軸芯は軸筒7の軸芯Aに略合致するが、係合凹部2
1,22の軸芯B,Cは軸筒7の軸芯から所定の偏芯量
e1,e2だけずれている。偏芯量はe1≠e2として
もよいし、e1=e2としてもよい。
【0025】止めネジ17がハンドル主軸10上で締付
けられることで、係合凹部21,22が係合面23,2
4に接触し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主軸10
とがその径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキが生じ
なくなる。これにより、ハンドル主軸10の先端への止
めネジ17の螺進に伴ってハンドル主軸10を軸筒7の
内周面に徐々に偏椅圧接することができる。
けられることで、係合凹部21,22が係合面23,2
4に接触し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主軸10
とがその径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキが生じ
なくなる。これにより、ハンドル主軸10の先端への止
めネジ17の螺進に伴ってハンドル主軸10を軸筒7の
内周面に徐々に偏椅圧接することができる。
【0026】次に、この魚釣用スピニングリールにおけ
るハンドル取付構造の作用について説明する。
るハンドル取付構造の作用について説明する。
【0027】図1及び図2に示すように、ハンドルをリ
ール本体1の左側に取り付ける場合、ハンドル主軸10
を軸筒7の中空部内に左側から差し込み、止めネジ17
をハンドル主軸10の先端のネジ孔18にネジ込む。止
めネジ17の螺進に連れて係合凹部21,22が係合面
23,24に接触し、そのため軸筒7とハンドル主軸1
0とがその径方向で偏倚圧接し、また軸筒7の両端が両
係合凹部21,22により挟持され、軸筒7とハンドル
主軸10との間にガタツキが生じなくなる。
ール本体1の左側に取り付ける場合、ハンドル主軸10
を軸筒7の中空部内に左側から差し込み、止めネジ17
をハンドル主軸10の先端のネジ孔18にネジ込む。止
めネジ17の螺進に連れて係合凹部21,22が係合面
23,24に接触し、そのため軸筒7とハンドル主軸1
0とがその径方向で偏倚圧接し、また軸筒7の両端が両
係合凹部21,22により挟持され、軸筒7とハンドル
主軸10との間にガタツキが生じなくなる。
【0028】また、ハンドル主軸10を軸筒7に反対側
から挿入して、上記と同様に止めネジ17を螺入する
と、ハンドルをリール本体1の右側にガタツキを生じる
ことなく取り付けることができる。
から挿入して、上記と同様に止めネジ17を螺入する
と、ハンドルをリール本体1の右側にガタツキを生じる
ことなく取り付けることができる。
【0029】<実施の形態2>図4に示すように、この
ハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段では、実施
の形態1の場合と同様に、軸筒7と止めネジ17の頭部
17a及びハンドル主軸10の大径部10aとの係合箇
所において、頭部17aと大径部10aとに夫々係合凹
部25,26が形成され、軸筒7の両端に係合面27,
28が形成されているが、実施の形態1の場合とは異な
り、係合凹部27,28の軸芯が軸筒7の軸芯Aに一致
し、係合面27,28の軸芯D,Eが軸筒7の軸芯Aか
ら所定の偏芯量e3,e4だけ偏芯している。
ハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段では、実施
の形態1の場合と同様に、軸筒7と止めネジ17の頭部
17a及びハンドル主軸10の大径部10aとの係合箇
所において、頭部17aと大径部10aとに夫々係合凹
部25,26が形成され、軸筒7の両端に係合面27,
28が形成されているが、実施の形態1の場合とは異な
り、係合凹部27,28の軸芯が軸筒7の軸芯Aに一致
し、係合面27,28の軸芯D,Eが軸筒7の軸芯Aか
ら所定の偏芯量e3,e4だけ偏芯している。
【0030】このガタツキ防止手段において、止めネジ
17が締付けられると、係合凹部25,26が係合面2
7,28に接触し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主
軸10とがその径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキ
が生じなくなる。
17が締付けられると、係合凹部25,26が係合面2
7,28に接触し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主
軸10とがその径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキ
が生じなくなる。
【0031】<実施の形態3>図5に示すように、この
ハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段は、軸筒7
とハンドル主軸10の大径部10aとの間に、ハンドル
主軸10の取付部材である環状のスペーサ29を備えて
いる。スペーサ29の一端はハンドル主軸10の大径部
10aに嵌め込まれて固定され、スペーサ29の他端は
軸筒7の一端と係合するようになっている。スペーサ2
9の他端と軸筒7の一端との係合箇所において、スペー
サ29側には係合凹部30が形成され、軸筒7側には係
合面31が形成されている。この場合、実施の形態1に
おけると同様に、係合面31の軸芯が軸筒7の軸芯Aに
一致し、係合凹部30の軸芯Fが軸筒7の軸芯Aから所
定の偏芯量e5だけ偏芯している。
ハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段は、軸筒7
とハンドル主軸10の大径部10aとの間に、ハンドル
主軸10の取付部材である環状のスペーサ29を備えて
いる。スペーサ29の一端はハンドル主軸10の大径部
10aに嵌め込まれて固定され、スペーサ29の他端は
軸筒7の一端と係合するようになっている。スペーサ2
9の他端と軸筒7の一端との係合箇所において、スペー
サ29側には係合凹部30が形成され、軸筒7側には係
合面31が形成されている。この場合、実施の形態1に
おけると同様に、係合面31の軸芯が軸筒7の軸芯Aに
一致し、係合凹部30の軸芯Fが軸筒7の軸芯Aから所
定の偏芯量e5だけ偏芯している。
【0032】また、このハンドル取付構造における止め
ネジ17の頭部17aの下面は平坦面になっており、該
止めネジ17がハンドル主軸10のネジ孔18に螺入し
た場合その平坦面が軸筒7の一端面に当たることにな
る。
ネジ17の頭部17aの下面は平坦面になっており、該
止めネジ17がハンドル主軸10のネジ孔18に螺入し
た場合その平坦面が軸筒7の一端面に当たることにな
る。
【0033】このガタツキ防止手段において、止めネジ
17が締付けられると、スペーサ29の係合凹部30が
軸筒7の係合面31に接触し、該接触を通じて軸筒7と
ハンドル主軸10とがその径方向で偏倚圧接し、両者間
にガタツキが生じなくなる。
17が締付けられると、スペーサ29の係合凹部30が
軸筒7の係合面31に接触し、該接触を通じて軸筒7と
ハンドル主軸10とがその径方向で偏倚圧接し、両者間
にガタツキが生じなくなる。
【0034】<実施の形態4>図6に示すように、この
魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造におけるガ
タツキ防止手段は、軸筒7の一端とハンドル主軸10の
小径部10bとの間に軸筒7への取付部材である第一の
スペーサ32を備え、軸筒7の他端とハンドル主軸10
の大径部10aとの間にハンドル主軸10への取付部材
である第二のスペーサ33を備えている。
魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造におけるガ
タツキ防止手段は、軸筒7の一端とハンドル主軸10の
小径部10bとの間に軸筒7への取付部材である第一の
スペーサ32を備え、軸筒7の他端とハンドル主軸10
の大径部10aとの間にハンドル主軸10への取付部材
である第二のスペーサ33を備えている。
【0035】第一のスペーサ32は環状に形成され、軸
筒7にその内周内に密着した状態で軸芯方向にスライド
可能に挿入されている。この第一のスペーサ32の一端
と止めネジ17の頭部17aとの間には弾性部材である
圧縮コイルスプリング34が介装され、第一のスペーサ
32はこの圧縮コイルスプリング34により軸筒7の方
へ常時付勢される。第一のスペーサ32の他端と軸筒7
の一端とは係合可能であり、この係合箇所において第一
のスペーサ32側には係合凹部35が形成され、軸筒7
側には係合面36が形成されている。また、この係合面
36はその軸芯が軸筒7の軸芯Aに一致し、係合凹部3
5はその軸芯Gが軸筒7の軸芯Aから所定の偏芯量e6
だけ偏芯するように形成されている。
筒7にその内周内に密着した状態で軸芯方向にスライド
可能に挿入されている。この第一のスペーサ32の一端
と止めネジ17の頭部17aとの間には弾性部材である
圧縮コイルスプリング34が介装され、第一のスペーサ
32はこの圧縮コイルスプリング34により軸筒7の方
へ常時付勢される。第一のスペーサ32の他端と軸筒7
の一端とは係合可能であり、この係合箇所において第一
のスペーサ32側には係合凹部35が形成され、軸筒7
側には係合面36が形成されている。また、この係合面
36はその軸芯が軸筒7の軸芯Aに一致し、係合凹部3
5はその軸芯Gが軸筒7の軸芯Aから所定の偏芯量e6
だけ偏芯するように形成されている。
【0036】なお、第一のスペーサ32の一端が止めネ
ジ17の頭部17aに直に当たるようにし、上記圧縮コ
イルスプリング34を省略してもよい。
ジ17の頭部17aに直に当たるようにし、上記圧縮コ
イルスプリング34を省略してもよい。
【0037】第二のスペーサ33も環状に形成され、そ
の一端はハンドル主軸10の大径部10aに嵌め込まれ
て固定され、他端は軸筒7の一端と係合可能である。第
二のスペーサ33の他端と軸筒7の一端との係合箇所に
おいて、第二のスペーサ33側には係合凹部37が形成
され、軸筒7側には係合面38が形成されている。係合
面38はその軸芯が軸筒7の軸芯Aに一致し、係合凹部
37はその軸芯Hが軸筒7の軸芯Aから所定の偏芯量e
7だけ偏芯するように形成されている。
の一端はハンドル主軸10の大径部10aに嵌め込まれ
て固定され、他端は軸筒7の一端と係合可能である。第
二のスペーサ33の他端と軸筒7の一端との係合箇所に
おいて、第二のスペーサ33側には係合凹部37が形成
され、軸筒7側には係合面38が形成されている。係合
面38はその軸芯が軸筒7の軸芯Aに一致し、係合凹部
37はその軸芯Hが軸筒7の軸芯Aから所定の偏芯量e
7だけ偏芯するように形成されている。
【0038】このガタツキ防止手段において、止めネジ
17が締付けられると、第一のスペーサ32の係合凹部
35がハンドル主軸10の係合面36に接触すると共
に、第二のスペーサ33の係合凹部37が軸筒7の係合
面38に接触し、これらの接触を通じて軸筒7とハンド
ル主軸10とがその径方向で偏倚圧接し、両者間にガタ
ツキが生じなくなる。
17が締付けられると、第一のスペーサ32の係合凹部
35がハンドル主軸10の係合面36に接触すると共
に、第二のスペーサ33の係合凹部37が軸筒7の係合
面38に接触し、これらの接触を通じて軸筒7とハンド
ル主軸10とがその径方向で偏倚圧接し、両者間にガタ
ツキが生じなくなる。
【0039】<実施の形態5>図7に示すように、この
ハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段は、軸筒7
とハンドル主軸10の大径部10aとの間に、軸筒7の
取付部材である環状のスペーサ39を備えているが、実
施の形態3の場合と異なり、スペーサ39の一端は軸筒
7の一端に嵌め込まれて固定され、スペーサ39の他端
はハンドル主軸10の大径部10aと係合するようにな
っている。スペーサ39の他端とハンドル主軸10の大
径部10aとの係合箇所において、スペーサ39側には
係合凹部40が形成され、ハンドル主軸10の大径部1
0a側には係合面41が形成されており、実施の形態3
の場合と同様に、係合面41の軸芯が軸筒7の軸芯Aに
一致し、係合凹部40の軸芯Iが軸筒7の軸芯Aから所
定の偏芯量e8だけ偏芯している。
ハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段は、軸筒7
とハンドル主軸10の大径部10aとの間に、軸筒7の
取付部材である環状のスペーサ39を備えているが、実
施の形態3の場合と異なり、スペーサ39の一端は軸筒
7の一端に嵌め込まれて固定され、スペーサ39の他端
はハンドル主軸10の大径部10aと係合するようにな
っている。スペーサ39の他端とハンドル主軸10の大
径部10aとの係合箇所において、スペーサ39側には
係合凹部40が形成され、ハンドル主軸10の大径部1
0a側には係合面41が形成されており、実施の形態3
の場合と同様に、係合面41の軸芯が軸筒7の軸芯Aに
一致し、係合凹部40の軸芯Iが軸筒7の軸芯Aから所
定の偏芯量e8だけ偏芯している。
【0040】このガタツキ防止手段において、止めネジ
17が締付けられると、スペーサ39の係合凹部40が
ハンドル主軸10の大径部10aの係合面41に接触
し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主軸10とがその
径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキが生じなくな
る。
17が締付けられると、スペーサ39の係合凹部40が
ハンドル主軸10の大径部10aの係合面41に接触
し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主軸10とがその
径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキが生じなくな
る。
【0041】<実施の形態6>図8及び図9に示すよう
に、このハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段
は、実施の形態1の場合と同様に、止めネジ17の頭部
17aと大径部10aとに夫々係合凹部42,43を有
し、軸筒7の両端に係合面44,45を有している。し
かし、実施の形態1の場合と異なり、係合凹部42,4
3と係合面44,45はそれらの軸芯が軸筒7の軸芯と
一致するように形成され、係合凹部42,43の係合面
44,45に対向する円錐面上に突起46が形成されて
いる。ただし、突起46は係合面44,45の円錐面上
に形成するようにしてもよい。
に、このハンドル取付構造におけるガタツキ防止手段
は、実施の形態1の場合と同様に、止めネジ17の頭部
17aと大径部10aとに夫々係合凹部42,43を有
し、軸筒7の両端に係合面44,45を有している。し
かし、実施の形態1の場合と異なり、係合凹部42,4
3と係合面44,45はそれらの軸芯が軸筒7の軸芯と
一致するように形成され、係合凹部42,43の係合面
44,45に対向する円錐面上に突起46が形成されて
いる。ただし、突起46は係合面44,45の円錐面上
に形成するようにしてもよい。
【0042】このガタツキ防止手段によれば、止めネジ
17がハンドル主軸10上で締付けられることで、係合
凹部42,43内の突起46が係合面44,45に接触
し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主軸10とがその
径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキが生じなくな
る。
17がハンドル主軸10上で締付けられることで、係合
凹部42,43内の突起46が係合面44,45に接触
し、該接触を通じて軸筒7とハンドル主軸10とがその
径方向で偏倚圧接し、両者間にガタツキが生じなくな
る。
【0043】なお、上記各実施の形態において、係合凹
部を設ける位置と係合面を設ける位置とを相互に入れ替
えるようにしてもよい。また、係合凹部と係合面のいず
れを偏心させるようにしてもよい。また、係合凹部と係
合面のいずれか一方にのみ円錐面を形成するようにして
もよい。また、ガタツキ防止手段は一箇所に設けてもよ
いし二箇所に設けるようにしてもよい。二箇所に設ける
場合偏芯量は同じにしてもよいし、異ならせてもよい。
さらに、軸筒の内周面とハンドル主軸の外周面の形状は
六角形に限らず、三角形、八角形等他の多角形、或いは
真円を除く楕円形、小判形等の円形に形成しても良い。
部を設ける位置と係合面を設ける位置とを相互に入れ替
えるようにしてもよい。また、係合凹部と係合面のいず
れを偏心させるようにしてもよい。また、係合凹部と係
合面のいずれか一方にのみ円錐面を形成するようにして
もよい。また、ガタツキ防止手段は一箇所に設けてもよ
いし二箇所に設けるようにしてもよい。二箇所に設ける
場合偏芯量は同じにしてもよいし、異ならせてもよい。
さらに、軸筒の内周面とハンドル主軸の外周面の形状は
六角形に限らず、三角形、八角形等他の多角形、或いは
真円を除く楕円形、小判形等の円形に形成しても良い。
【0044】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、係合凹部
と係合面とを相互に偏芯させておくことにより、係合凹
部と係合面との接触を介し軸筒とハンドル主軸とをその
径方向で偏倚圧接させるようにしたことから、従来の傾
斜面又はテーパ面を利用したものに比し経年変化、磨
耗、損傷による径方向への偏倚量の変化を減らしガタツ
キの発生を防止することができる。
と係合面とを相互に偏芯させておくことにより、係合凹
部と係合面との接触を介し軸筒とハンドル主軸とをその
径方向で偏倚圧接させるようにしたことから、従来の傾
斜面又はテーパ面を利用したものに比し経年変化、磨
耗、損傷による径方向への偏倚量の変化を減らしガタツ
キの発生を防止することができる。
【0045】又、係合凹部と係合面とは相互に偏芯させ
ておくことで足り、両者の接触面の加工はラフでよいか
ら係合部の成形が容易であり、成形作業の歩留まりを高
めることができるのみならず、細かな後加工が不要なた
めに生産性を高めることもできる。
ておくことで足り、両者の接触面の加工はラフでよいか
ら係合部の成形が容易であり、成形作業の歩留まりを高
めることができるのみならず、細かな後加工が不要なた
めに生産性を高めることもできる。
【0046】請求項2に係る発明によれば、係合凹部と
係合面のうち少なくとも一方を円錐状に形成したことか
ら、ハンドル主軸の先端への止めネジの螺進に伴ってハ
ンドル主軸を軸筒の内周面に偏椅圧接することができ、
両者間のガタツキをより確実に防止することができる。
係合面のうち少なくとも一方を円錐状に形成したことか
ら、ハンドル主軸の先端への止めネジの螺進に伴ってハ
ンドル主軸を軸筒の内周面に偏椅圧接することができ、
両者間のガタツキをより確実に防止することができる。
【0047】請求項3に係る発明によれば、係合凹部と
係合面とのいずれか一方に突起を形成することにより、
突起と係合凹部又は係合面との接触を介し軸筒とハンド
ル主軸とをその径方向で偏倚圧接させるようにしたこと
から、従来の傾斜面又はテーパ面を利用したものに比し
経年変化、磨耗、損傷による径方向への偏倚量の変化を
減らしガタツキの発生を防止することができる。
係合面とのいずれか一方に突起を形成することにより、
突起と係合凹部又は係合面との接触を介し軸筒とハンド
ル主軸とをその径方向で偏倚圧接させるようにしたこと
から、従来の傾斜面又はテーパ面を利用したものに比し
経年変化、磨耗、損傷による径方向への偏倚量の変化を
減らしガタツキの発生を防止することができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るハンドル取付構造
を備えた魚釣用スピニングリールの部分切欠平面図であ
る。
を備えた魚釣用スピニングリールの部分切欠平面図であ
る。
【図2】図1中要部の拡大図である。
【図3】図2中III−III線矢視断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るハンドル取付構造
を示す要部拡大図である。
を示す要部拡大図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係るハンドル取付構造
を示す要部拡大図である。
を示す要部拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態4に係るハンドル取付構造
を示す要部拡大図である。
を示す要部拡大図である。
【図7】本発明の実施の形態5に係るハンドル取付構造
を示す要部拡大図である。
を示す要部拡大図である。
【図8】本発明の実施の形態6に係るハンドル取付構造
を示す要部拡大図である。
を示す要部拡大図である。
【図9】図8中IX−IX線矢視断面図である。
1…リール本体 6…駆動歯車 7…軸筒 10…ハンドル主軸 17…止めネジ 21,22,25,26,30,35,37,40,4
2,43…係合凹部 23,24,27,28,31,36,38,41,4
4,45…係合面 29,32,33,39…カラー 46…突起
2,43…係合凹部 23,24,27,28,31,36,38,41,4
4,45…係合面 29,32,33,39…カラー 46…突起
Claims (3)
- 【請求項1】 リール本体に回転可能に支持した駆動歯
車の軸筒内にハンドル主軸を回り止め嵌合し、該ハンド
ル主軸の先端に螺合した止めネジにより該ハンドル主軸
を上記軸筒内に抜け止め固着してなる魚釣用スピニング
リールのハンドル取付構造において、上記軸筒又は上記
軸筒への取付部材と上記ハンドル主軸又は上記ハンドル
主軸への取付部材との何れか一方に係合凹部を形成し他
方に係合面を形成すると共に、該係合凹部と該係合面と
を相互に偏芯させておくことにより、該係合凹部と該係
合面との接触を介し上記軸筒と上記ハンドル主軸とをそ
の径方向で偏倚圧接させるようにしたことを特徴とする
魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造。 - 【請求項2】 上記係合凹部と上記係合面の少なくとも
一方を円錐状に形成したことを特徴とする請求項1に記
載の魚釣用スピニングリールのハンドル取付構造。 - 【請求項3】 リール本体に回転可能に支持した駆動歯
車の軸筒内にハンドル主軸を回り止め嵌合し、該ハンド
ル主軸の先端に螺合した止めネジにより該ハンドル主軸
を上記軸筒内に抜け止め固着してなる魚釣用スピニング
リールのハンドル取付構造において、上記軸筒又は上記
軸筒への取付部材と上記ハンドル主軸又は上記ハンドル
主軸への取付部材との何れか一方に係合凹部を形成し他
方に係合面を形成すると共に、該係合凹部と該係合面と
のいずれか一方に突起を形成することにより、該突起と
上記係合凹部又は上記係合面との接触を介し上記軸筒と
上記ハンドル主軸とをその径方向で偏倚圧接させるよう
にしたことを特徴とする魚釣用スピニングリールのハン
ドル取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003374A JP2000201595A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 魚釣用スピニングリ―ルのハンドル取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003374A JP2000201595A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 魚釣用スピニングリ―ルのハンドル取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000201595A true JP2000201595A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11555588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003374A Pending JP2000201595A (ja) | 1999-01-08 | 1999-01-08 | 魚釣用スピニングリ―ルのハンドル取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000201595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319013A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールのハンドル取り付け構造 |
-
1999
- 1999-01-08 JP JP11003374A patent/JP2000201595A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007319013A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リールのハンドル取り付け構造 |
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