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JP2006151043A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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JP2006151043A
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愼治 西川
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Abstract

【課題】 噛合部のバックラッシュ量の減少と、ウォームの出力軸側及び出力軸と反対側を支持する転がり軸受によるウォームの軸長方向へのガタつきの低減とを、一つの弾性環体と、一方の転がり軸受とにより達成することができるようにする。
【解決手段】 電動モータ1の出力軸1aに連動連結されるウォーム3の出力軸1a側をハウジング5に支持する第1の転がり軸受7の外周面を軸長方向へ弧状となる凸面7bとし、該凸面7bが内嵌される弧状凹面53をハウジング5に設け、ウォーム3をウォームホイール4に向けて押付ける第1押付部20a及びウォーム3の出力軸3aと反対側を支持する第2の転がり軸受8の外輪8bを前記第1の転がり軸受7側へ押付ける第2押付部20bを有する弾性環体20を設けた。
【選択図】 図1

Description

本発明は操舵補助力の発生源として電動モータを用いてなる電動パワーステアリング装置に関する。
車両用の電動パワーステアリング装置は、操舵補助用の電動モータ及び該電動モータの回転力を舵取手段に伝える減速歯車機構を備えており、操舵手段の回転に応じた舵取手段の動作を前記電動モータの回転により補助し、舵取りのための運転者の労力負担を軽減するように構成されている。
減速歯車機構は前記電動モータの出力軸に連動連結される小歯車としてのウォームと、該ウォームに噛合する大歯車としてのウォームホイールとを備えており、ウォームが転がり軸受を介してハウジング内に回転自在に支持されている。
このように減速歯車機構が用いられた電動パワーステアリング装置にあっては、ウォーム及びウォームホイールの噛合部にバックラッシュが発生し、また、転がり軸受のアキシアル隙間によってウォームが軸長方向へガタつくことになる。
そこで、バックラッシュに対してはウォームの出力軸側を、その外周面に球状支持面を有する転がり軸受により支持し、ウォームの出力軸と反対側に、ウォーム及びウォームホイールの回転中心間距離が長短となる方向へウォームを付勢する付勢手段を設けることにより、前記噛合部のバックラッシュ量を少なくして転舵時のバックラッシュによる歯打ち音をなくするように構成されており、また、ウォームの軸長方向へのガタつきに対しては、前記出力軸側の転がり軸受の外輪の一側面に当接するねじ環を前記ハウジングに螺着し、該ねじ環が外輪を軸長方向へ押付ることにより転がり軸受のアキシアル隙間を少なくし、ウォームの軸長方向へのガタつきを低減するように構成されている電動パワーステアリング装置が知られている(例えば、特許文献1。)。
特開2002−211421号公報
ところが、特許文献1のように付勢手段及びねじ環を備える電動パワーステアリング装置にあっては、ウォームの軸長方向へのガタつきを低減するためにねじ環、及び該ねじ環が螺着されるねじ孔を必要とするため、加工工数及び組立て工数が増加してコスト高となり、改善策が要望されていた。また、前記ねじ環は出力軸側の転がり軸受によるガタつきを低減するものであるため、ウォームの出力軸と反対側を転がり軸受により支持してウォームの回転性を高める場合にあっては、前記ねじ環とは別個に、出力軸と反対側の転がり軸受のアキシアル隙間を少なくするための手段が必要であり、この点においても改善策が要望されていた。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は前記噛合部のバックラッシュ量の減少と、小歯車の出力軸側及び出力軸と反対側を支持する転がり軸受による小歯車の軸長方向へのガタつきの低減とを、一つの弾性環体と、一方の転がり軸受とにより達成することができる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
第1発明に係る電動パワーステアリング装置は、電動モータの出力軸に連動連結される小歯車と、該小歯車の出力軸側及び出力軸と反対側を支持部材に回転自在に支持している第1及び第2の転がり軸受と、前記小歯車に噛合し、舵取手段に繋がる大歯車とを備え、前記電動モータの回転によって操舵補助するようにした電動パワーステアリング装置において、出力軸側の前記第1の転がり軸受の外周面は軸長方向へ弧状となる凸面を有しており、前記支持部材は前記凸面が内嵌される弧状凹面を有しており、前記小歯車を大歯車に向けて押付ける第1押付部及び前記第2の転がり軸受の外輪を前記第1の転がり軸受側へ押付ける第2押付部を有する弾性環体を備えることを特徴とする。
第2発明に係る電動パワーステアリング装置は、前記凸面及び前記弧状凹面は前記第1の転がり軸受の中心と同心の円弧をなしていることを特徴とする。
第1発明によれば、第1の転がり軸受の凸面が支持部材の弧状凹面に内嵌され、外輪の軸長方向への移動を止めてあるため、特別の位置維持部材を設けることなく第1の転がり軸受の位置を維持することができ、しかも、弾性環体の第1押付部により小歯車を大歯車に向けて押付け、噛合部に予圧を加えることができるため、前記噛合部のバックラッシュ量を少なくすることができ、さらに、弾性環体は第1押付部に加えて第2押付部を有し、この第2押付部により第1及び第2の転がり軸受に軸長方向の予圧を加えることができるため、第1及び第2の転がり軸受のアキシアルすきまを低減でき、アキシアルすきまによる音鳴りを減少させることができる。また、凸面及び弧状凹面によりウォームを転がり軸受の角すきま以上の揺動角度で揺動させることができバックラッシュ量の調整代を多くすることができる。
第2発明によれば、第1の転がり軸受による小歯車の揺動抵抗を低減でき、しかも、第1の転がり軸受の弧状凹面内での安定性をよくすることができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る電動パワーステアリング装置の減速歯車機構部分の構成を示す拡大断面図、図2は電動パワーステアリング装置の全体構成を示す断面図、図3は図1の III−III 線の拡大断面図である。
電動パワーステアリング装置は、操舵補助用の電動モータ1と、該電動モータ1の出力軸1aに軸継手2を介して連動連結される小歯車としてのウォーム3及び該ウォーム3に噛合する大歯車としてのウォームホイール4を有する減速歯車機構Aと、該減速歯車機構Aを収容して支持する支持部材としてのハウジング5と、前記減速歯車機構Aに繋がる舵取手段6とを備えている。
この舵取手段6は、一端部が舵取りのための操舵輪Bに繋がる第1の操舵軸61と、該操舵軸61の他端部に連結され、操舵輪Bに加わる操舵トルクの作用によって捩れるトーションバー62と、該トーションバー62の他端部に連結され、減速歯車機構Aに繋がる第2の操舵軸63とを備え、該第2の操舵軸63がユニバーサルジョイントを介して例えばラックピニオン式の舵取機構(不図示)に繋がる。
ハウジング5は歯車本体3aの両端に軸部3b,3cを有するウォーム3を収容し、該ウォーム3の軸部3b,3cを、第1及び第2の転がり軸受7,8により回転自在に支持してある第1収容部5aと、ウォームホイール4を収容し、該ウォームホイール4を第2の操舵軸63及び第2の操舵軸63に嵌合された第3及び第4の転がり軸受9,10を介して支持してある第2収容部5bとを有するアルミニウム製であり、成形されている。
第1収容部5aはウォーム3の軸長方向に長くなっており、その長手方向一端部には第1の転がり軸受7を嵌合支持する支持孔51と、該支持孔51に連なるモータ取付部52とが設けられており、支持孔51に第1の転がり軸受7の中心と同心の円弧をなす弧状凹面53と、該弧状凹面53の二等分位置からモータ取付部52側へ支持孔51の中心軸線と平行的に切欠きされ、第1の転がり軸受7の幅より広幅とした二つの案内溝51a,51aとが設けられている。尚、案内溝51a,51aの底面間の距離は第1の転がり軸受7の直径以上になっている。また、第1収容部5aの他端部には弾性環体20を介して第2の転がり軸受8を支持し、その中心軸線に対してテーパをなす支持孔54及び該支持孔54に連なる環状溝55が設けられている。また、モータ取付部52に電動モータ1が取付けられている。
第1の転がり軸受7の外輪7aの外周面には、軸長方向へ弧状となり、弧状凹面53に内嵌される凸面7bが設けられており、凸面7bが弧状凹面53に内嵌されることにより外輪7aの軸長方向への移動を止め、第1の転がり軸受7の位置を維持することができるように構成されている。また、凸面7bは第1の転がり軸受7の中心と同心の円弧をなしている。凸面7bの頂点における直径は弧状凹面53の縁における内径、換言すれば支持孔51の内径より大径であるが、支持孔51の周方向の二箇所には弧状凹面53に臨む案内溝51a,51aが設けられているため、外輪7aを弧状凹面53に内嵌するとき、外輪7aのラジアル方向が支持孔51の中心軸線と平行となるようにしてモータ取付部52側から外輪7aを案内溝51a,51aに挿入し、さらに該外輪7aの凸面7bの頂点部を弧状凹面53内に位置させた状態で転がり軸受を90度回転させることにより、凸面7bを弧状凹面53に内嵌することができるようになっている。
減速歯車機構Aのウォーム3は複数条の歯を有する歯車本体3aの両端に第1及び第2の軸部3b,3cを有する。第1の軸部3bは第1の転がり軸受7の内輪7cに嵌入され、第1の転がり軸受7により弧状凹面53に回転自在に支持されている。第2の軸部3cは第2の転がり軸受8の内輪8aに圧入され、第2の転がり軸受8及び該転がり軸受8に外嵌された弾性環体20を介して支持孔54に回転自在に支持されている。また、第1の軸部3bには第1の転がり軸受7に対して軸長方向へ相対移動するのを止める止め環12が設けられている。
ウォームホイール4は第2の操舵軸63の途中に嵌合固定されており、この第2の操舵軸63が第3及び第4の転がり軸受9,10を介して第2収容部5bに回転自在に支持されている。
図4は弾性環体の構成を示す拡大断面図、図5は図4のV−V線の断面図である。
弾性環体20はウォーム3をウォームホイール4に向けて押付ける第1押付部20a及び第2の転がり軸受8の外輪8bをウォーム3の第1の軸部3b側、換言すれば出力軸1a側に向けて押付ける第2押付部20bを有しており、内側に第2の転がり軸受8の外輪8bが圧入されており、外周面が中心軸線に対してテーパをなしており、テーパをなす支持孔54に内嵌してある。
この弾性環体20は内側に内環部材21が内嵌され、外側に外環部材22が外嵌されたゴム環からなり、支持孔54に内嵌して軸長方向に撓ませた状態で環状溝55に止め輪11を嵌め込むことにより軸長方向への弾性復元力が発生し、この弾性復元力が第2の転がり軸受8を介して第2の軸部3cに加わり、さらに歯車本体3aから第1の軸部3bを経て第1の転がり軸受7の内輪7cに加わり、第1及び第2の転がり軸受7,8に軸長方向の予圧を加えるようにしてある。また、内環部材21の一端には外輪8bの一側面に当接する鍔部21aが突設されている。尚、内環部材21、外環部材22は合成樹脂材料、金属材料等のゴム材料よりも硬質の材料からなる。
第1押付部20aは、径方向への撓みが可能になっており、この第1押付部20aの弾性復元力によりウォーム3をウォームホイール4に向けて押付けるようにしてある。第1押付部20aの撓みは、例えば支持孔54の中心及び転がり軸受9,10を嵌合支持する支持孔56,57の中心間距離Lを、ウォーム3のピッチ円直径φdのφd/2と、ウォームホイール4のピッチ円直径φDのφD/2とを加算した寸法より小さくなるように設定し、ウォーム3の第1及び第2の軸部3b,3cを第1及び第2の転がり軸受7,8で支持したとき、弾性環体20がウォーム3及びウォームホイール4の回転中心間距離Hが長くなる方向へ撓むようにしてある。
電動モータ1の出力軸1aとウォーム3の第1の軸部3bとは可撓性を有する軸継手2を介して軸長方向への相対移動を可能に結合されている。この軸継手2はゴム性の筒部材2aと、該筒部材2aに内嵌された2つの伝動筒部材2b,2bとからなり、この伝動筒部材2b,2b、出力軸1a及び第1の軸部3bにセレーションが設けられている。
尚、ハウジング5内には、トーションバー62の捩れに応じた第1の操舵軸61及び第2の操舵軸63の相対回転変位量によって操舵輪Bに加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ13が内装されており、該トルクセンサ13が検出したトルク等に基づいて電動モータ1が駆動制御されるように構成されている。
以上のように構成された電動パワーステアリング装置は、ウォーム3を組込む場合、例えば第1の転がり軸受7をモータ取付部52側から案内溝51a,51aを経て弧状凹面53に挿入し、第1の転がり軸受7の凸面7bを弧状凹面53に内嵌した状態で、第2の軸部3cに第2の転がり軸受8の内輪8aが圧入されたウォーム3を支持孔54側から第1収容部5aに挿入し、第1の軸部3bを第1の転がり軸受7の内輪7cに嵌入する。そして、弾性環体20を支持孔54に挿入し、該弾性環体20を第2の転がり軸受8の外輪8bに外嵌することにより弾性環体20を介して第2の転がり軸受8を支持孔54に支持し、モータ取付部52側から第1の軸部3bに止め輪12を取付ける。
この場合、弾性環体20を軸長方向へ押付け、軸長方向へ撓ませた状態で止め輪11を環状溝55に嵌合することにより弾性環体20を固定することができ、しかも、弾性環体20の第1押付部20aが回転中心環距離Hが長くなる方向へ撓むとともに(図3参照)、第2押付部20bが軸長方向へ撓み、第1押付部20aの弾性復元力によりウォーム3をウォームホイール4に向けて押付け、噛合部に予圧を加えることができ、第2押付部20bの弾性復元力により第2の転がり軸受8、ウォーム3及び第1の転がり軸受7を軸長方向へ押付け、第1及び第2の転がり軸受7,8に軸長方向の予圧を加えることができる。この結果、噛合部のバックラッシュ量を少なくすることができるとともに、第1及び第2の転がり軸受7,8のアキシアル隙間を低減できる。
また、第1押付部20aによりウォームホイール4に向けて押付けられたウォーム3は第1の転がり軸受7への支持部を中心として揺動することになるが、第1の転がり軸受7の外輪7aに設けられた円弧をなす凸面7bが、ハウジング5に設けられた円弧をなす弧状凹面53に内嵌されているため、この弧状凹面53を中心として第1の転がり軸受7及びウォーム3を揺動させることができ、ウォーム3の揺動許容量を多くすることができる。
また、ウォーム3及びウォームホイール4は回転中心線に対しその歯すじが回転方向へ捩じれているため、ウォーム3及びウォームホイール4に回転トルクが加わるとき、ウォーム3に軸長方向への押付力が加わることになる。この場合、第1の転がり軸受7の外輪7aに設けられた円弧をなす凸面7bが、ハウジング5に設けられた円弧をなす弧状凹面53に内嵌されているため、ウォーム3に加わる軸長方向への押付力は第1の転がり軸受7から凸面7bを経て弧状凹面53に加わり、ウォーム3の軸長方向への移動を規制することができる。従って、弾性環体20の撓み量を制限でき、弾性環体20の過剰撓みによる破損を防ぐことができる。
尚、以上説明した実施の形態では、第1の転がり軸受7の凸面7bがハウジングの弧状凹面53に内嵌されることにより外輪の軸長方向移動を止めるように構成したが、その他、図6、図7に示すように構成してもよい。図6、図7は要部の他の実施形態を示す断面図である。図6の電動パワーステアリング装置は、支持孔51に内嵌保持される嵌合環14の内周面が弧状凹面53を有しており、さらにこの弧状凹面53の周方向二箇所に臨む案内溝51a,51a(図6では図示せず)を有する構成としたものである。図7の電動パワーステアリング装置は、支持孔51に内嵌保持され、その端部にフランジ15aを有する嵌合環15の内周面が弧状凹面53を有しており、さらにこの弧状凹面53の周方向二箇所に臨む案内溝51a,51a(図7では図示せず)を有しており、嵌合環15が支持孔51に内嵌された後、フランジ15aに設けられている貫通孔からハウジング5に設けられているねじ孔58に雄ねじ16を緊締することにより嵌合環15を強固に固定するように構成したものである。
また、以上説明した実施の形態では、支持孔54と支持孔56,57との中心間距離Lを、φd/2とφD/2とを加算した寸法よりも小さくなるように設定することにより、第1押付部20aを撓ませるように構成したが、その他、例えば弾性環体20の外輪8bへの嵌合孔、換言すれば内環部材21を回転中心間距離Hが短くなる方向へ偏心させ、ウォーム3の第2の軸部3cを第2の転がり軸受8で支持したとき、弾性環体20が回転中心間距離Hが長くなる方向へ撓むようにしてもよい。
また、以上説明した実施の形態では、ハウジング5の支持孔54自体がテーパをなすように構成したが、その他、ハウジング5に内嵌される嵌合環(不図示)の内周面がテーパをなす支持孔54を構成するようにしてもよい。
また、以上説明した実施の形態の減速歯車機構Aは、ウォーム3である小歯車及びウォームホイール4である大歯車を備えたウォーム歯車である他、ベベルギヤ、ハイポイドギヤであってもよい。
本発明に係る電動パワーステアリング装置の減速歯車機構部分の構成を示す拡大断面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の全体構成を示す断面図である。 図1の III−III 線の拡大断面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の弾性環体の構成を示す拡大断面図である。 図4のV−V線の断面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の要部の他の実施形態を示す断面図である。 本発明に係る電動パワーステアリング装置の要部の他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 電動モータ
1a 出力軸
3 ウォーム(小歯車)
4 ウォームホイール(大歯車)
5 ハウジング(支持部材)
53 弧状凹面
6 舵取手段
7 第1の転がり軸受(軸受)
7b 凸面
8 第2の転がり軸受
20 弾性環体
20a 第1押付部
20b 第2押付部

Claims (2)

  1. 電動モータの出力軸に連動連結される小歯車と、該小歯車の出力軸側及び出力軸と反対側を支持部材に回転自在に支持している第1及び第2の転がり軸受と、前記小歯車に噛合し、舵取手段に繋がる大歯車とを備え、前記電動モータの回転によって操舵補助するようにした電動パワーステアリング装置において、出力軸側の前記第1の転がり軸受の外周面は軸長方向へ弧状となる凸面を有しており、前記支持部材は前記凸面が内嵌される弧状凹面を有しており、前記小歯車を大歯車に向けて押付ける第1押付部及び前記第2の転がり軸受の外輪を前記第1の転がり軸受側へ押付ける第2押付部を有する弾性環体を備えることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記凸面及び前記弧状凹面は前記第1の転がり軸受の中心と同心の円弧をなしている請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
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