JP2000162364A - 原子炉炉心性能計算装置 - Google Patents
原子炉炉心性能計算装置Info
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Classifications
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】原子炉炉心性能計算において、従来実測値によ
り補正することのできなかった核定数を、実測値を利用
して補正することを可能にし、原子炉の炉心性能を高精
度で評価する。 【解決手段】過去のプラントデータ及びそれを用いた解
析結果を記憶しておき、それらの関係を回帰分析等を用
いて分析する。その分析結果を用いることにより、従来
実測値により補正することのできなかった核定数を、実
測値を利用して補正することを可能にする。
り補正することのできなかった核定数を、実測値を利用
して補正することを可能にし、原子炉の炉心性能を高精
度で評価する。 【解決手段】過去のプラントデータ及びそれを用いた解
析結果を記憶しておき、それらの関係を回帰分析等を用
いて分析する。その分析結果を用いることにより、従来
実測値により補正することのできなかった核定数を、実
測値を利用して補正することを可能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉の運転状態
を監視する原子炉炉心性能計算装置に関する。
を監視する原子炉炉心性能計算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子炉炉心性能計算の目的は、プラント
において測定されるデータを用いて、原子炉炉心内の3
次元出力分布を計算し、各燃料集合体、あるいは各燃料
棒毎の出力を評価し、それらがあらかじめ設定されてい
る熱的制限値以内に収まっている状態で、原子炉が運転
されていることを確認することにある。
において測定されるデータを用いて、原子炉炉心内の3
次元出力分布を計算し、各燃料集合体、あるいは各燃料
棒毎の出力を評価し、それらがあらかじめ設定されてい
る熱的制限値以内に収まっている状態で、原子炉が運転
されていることを確認することにある。
【0003】従来の原子炉炉心性能計算方法について説
明する。図2に、炉心性能計算の流れの概略を示す。こ
れはある時点での計算の流れを示したもので、この図に
示した計算を1時間から6時間くらいの間隔で周期的に
実施する。また、必要な場合には、適宜運転員の要求に
より実施することもできる。まず、炉心流量,炉心熱出
力,制御棒位置等の原子炉の炉心状態データ及び中性子
検出器の測定値等のプラントデータと、あらかじめ燃料
集合体毎に計算された中性子無限増倍率,巨視的断面
積,核種毎の微視的断面積等の核定数と、その他必要な
データを読込む(符号11)。ここで、入力する核定数
は、燃焼度,減速材密度等のパラメータでテーブル化し
てある。
明する。図2に、炉心性能計算の流れの概略を示す。こ
れはある時点での計算の流れを示したもので、この図に
示した計算を1時間から6時間くらいの間隔で周期的に
実施する。また、必要な場合には、適宜運転員の要求に
より実施することもできる。まず、炉心流量,炉心熱出
力,制御棒位置等の原子炉の炉心状態データ及び中性子
検出器の測定値等のプラントデータと、あらかじめ燃料
集合体毎に計算された中性子無限増倍率,巨視的断面
積,核種毎の微視的断面積等の核定数と、その他必要な
データを読込む(符号11)。ここで、入力する核定数
は、燃焼度,減速材密度等のパラメータでテーブル化し
てある。
【0004】次に、各燃料集合体への流量配分を計算し
(符号12)、ボイド分布を計算する(符号13)。さ
らに、Xe−135,Sm−149の原子数密度を計算
する(符号14)。次に、ボイド分布から減速材密度分
布を計算し、その減速材密度や燃焼度,Xe−135,
Sm−149の原子数密度等から、既に読込んである核
定数を用いて、燃料タイプ毎の核定数を計算する(符号
15)。
(符号12)、ボイド分布を計算する(符号13)。さ
らに、Xe−135,Sm−149の原子数密度を計算
する(符号14)。次に、ボイド分布から減速材密度分
布を計算し、その減速材密度や燃焼度,Xe−135,
Sm−149の原子数密度等から、既に読込んである核
定数を用いて、燃料タイプ毎の核定数を計算する(符号
15)。
【0005】さらに、その時点での中性子検出器の測定
値を用いて核定数調整パラメータを計算し、そのパラメ
ータを用いて核定数を補正する(符号16)。次に、そ
の補正された核定数を用いて、中性子束分布を計算する
(符号17)。その中性子束分布を出力分布に変換し
(符号18)、収束判定を行い(符号19)、収束して
いれば熱的評価計算を実施し(符号20)、処理を終了
する。収束していない場合には、流量配分計算に戻る。
値を用いて核定数調整パラメータを計算し、そのパラメ
ータを用いて核定数を補正する(符号16)。次に、そ
の補正された核定数を用いて、中性子束分布を計算する
(符号17)。その中性子束分布を出力分布に変換し
(符号18)、収束判定を行い(符号19)、収束して
いれば熱的評価計算を実施し(符号20)、処理を終了
する。収束していない場合には、流量配分計算に戻る。
【0006】次に、図2の符号16に示した、中性子検
出器の測定値を用いて核定数を補正する計算ステップに
ついて、さらに詳しく説明する。図2の符号12から符
号19の繰返しの1回目では、核定数調整パラメータと
して前回の時点での計算で求めたものを使用する。繰返
しの2回目以降では、次のようにする。繰返しの前回の
符号18のステップで求めた出力分布から各燃料集合体
の出力を計算する。次に、あらかじめ燃料集合体毎に計
算し与えてある燃料集合体出力と中性子検出器出力との
相関関係を与える核定数(以下、出力−TIP応答係数
と記す。)を用いて、走行型炉内中性子検出器(以下、
TIPと記す。)の指示値を計算する。この計算値であ
るTIP指示値とTIP実測値、あるいは固定式の局所
出力領域モニター(以下、LPRMと記す。)の実測値
から推定されるTIP値とを比較し、これらが一致する
ように、原子炉炉心内3次元中性子束分布計算に用いる
核定数を補正する。
出器の測定値を用いて核定数を補正する計算ステップに
ついて、さらに詳しく説明する。図2の符号12から符
号19の繰返しの1回目では、核定数調整パラメータと
して前回の時点での計算で求めたものを使用する。繰返
しの2回目以降では、次のようにする。繰返しの前回の
符号18のステップで求めた出力分布から各燃料集合体
の出力を計算する。次に、あらかじめ燃料集合体毎に計
算し与えてある燃料集合体出力と中性子検出器出力との
相関関係を与える核定数(以下、出力−TIP応答係数
と記す。)を用いて、走行型炉内中性子検出器(以下、
TIPと記す。)の指示値を計算する。この計算値であ
るTIP指示値とTIP実測値、あるいは固定式の局所
出力領域モニター(以下、LPRMと記す。)の実測値
から推定されるTIP値とを比較し、これらが一致する
ように、原子炉炉心内3次元中性子束分布計算に用いる
核定数を補正する。
【0007】TIP指示値は、次のように計算する。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、 PTIPm,k:ストリングm,高さ方向位置kのTIP
指示値 Pn,k :TIPを囲む燃料集合体n(n=1〜
4)の高さ方向位置kでの出力 Rn,k :燃料集合体nの高さ方向位置kでの、燃
料集合体出力に対するTIP指示値の応答係数 であり、Rが出力−TIP応答係数である。
指示値 Pn,k :TIPを囲む燃料集合体n(n=1〜
4)の高さ方向位置kでの出力 Rn,k :燃料集合体nの高さ方向位置kでの、燃
料集合体出力に対するTIP指示値の応答係数 であり、Rが出力−TIP応答係数である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、燃料集
合体出力の評価の際には、中性子検出器の実測値を用い
て、計算に用いる核定数を補正することにより、解析精
度を向上させている。しかし、出力−TIP応答係数
は、その核定数補正の際に、実測値と計算値を結び付け
るために用いられるため、中性子検出器の実測値を用い
た補正をせずそのまま用いる。従って、もし、出力−T
IP応答係数についても、実測値を用いて補正すること
ができれば、より高精度の炉心性能計算が可能となる。
合体出力の評価の際には、中性子検出器の実測値を用い
て、計算に用いる核定数を補正することにより、解析精
度を向上させている。しかし、出力−TIP応答係数
は、その核定数補正の際に、実測値と計算値を結び付け
るために用いられるため、中性子検出器の実測値を用い
た補正をせずそのまま用いる。従って、もし、出力−T
IP応答係数についても、実測値を用いて補正すること
ができれば、より高精度の炉心性能計算が可能となる。
【0011】本発明の目的は、出力−TIP応答係数を
中性子検出器の実測値を利用して補正することにより、
中性子検出器指示値への各燃料集合体の寄与分の計算精
度を向上し、より高精度の出力分布評価が可能な、原子
炉炉心性能計算装置を提供することにある。
中性子検出器の実測値を利用して補正することにより、
中性子検出器指示値への各燃料集合体の寄与分の計算精
度を向上し、より高精度の出力分布評価が可能な、原子
炉炉心性能計算装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、炉心性能計
算を行っている時点での中性子検出器実測値のみでな
く、それまでの複数の過去の時点での中性子検出器実測
値とその過去の時点での解析結果を用いて、中性子検出
器実測値と解析結果との関係を分析し、その分析結果と
現時点での中性子検出器実測値を用いて、出力−TIP
応答係数の補正を実施することで達成できる。
算を行っている時点での中性子検出器実測値のみでな
く、それまでの複数の過去の時点での中性子検出器実測
値とその過去の時点での解析結果を用いて、中性子検出
器実測値と解析結果との関係を分析し、その分析結果と
現時点での中性子検出器実測値を用いて、出力−TIP
応答係数の補正を実施することで達成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の原子炉炉心性能計
算装置を実施例を用いて説明する。
算装置を実施例を用いて説明する。
【0014】図1は、本発明になる原子炉炉心性能計算
装置の第1の実施例を示したものである。本実施例は、
原子炉1や炉心2から炉心状態データ及び中性子検出器
の測定値を入力するプラントデータ入力装置3と、あら
かじめ燃料集合体毎に計算された核定数を記憶しておく
核定数記憶装置4と、入力したプラントデータと後述す
る3次元炉心核熱水力特性解析装置での解析結果を記憶
しておくプラントデータ及び解析結果記憶装置5と、記
憶しておいた現時点までのいくつかのプラントデータと
そのプラントデータを用いて解析した解析結果との関係
を分析する分析装置6と、その分析結果を基に核定数記
憶装置4に記憶されている核定数の一部あるいは全部を
補正する核定数補正装置7と、プラントデータ入力装置
3と核定数記憶装置4と核定数補正装置7からデータを
読込み、出力分布等の解析を実施する3次元炉心核熱水
力特性解析装置8と、原子炉の運転員からの要求等を入
力する入力装置9と、3次元炉心核熱水力特性解析装置
8での解析結果を表示する出力装置10とからなる。こ
のうち、プラントデータ及び解析結果記憶装置5,分析
装置6,核定数補正装置7が、本発明で新たに追加した
装置である。
装置の第1の実施例を示したものである。本実施例は、
原子炉1や炉心2から炉心状態データ及び中性子検出器
の測定値を入力するプラントデータ入力装置3と、あら
かじめ燃料集合体毎に計算された核定数を記憶しておく
核定数記憶装置4と、入力したプラントデータと後述す
る3次元炉心核熱水力特性解析装置での解析結果を記憶
しておくプラントデータ及び解析結果記憶装置5と、記
憶しておいた現時点までのいくつかのプラントデータと
そのプラントデータを用いて解析した解析結果との関係
を分析する分析装置6と、その分析結果を基に核定数記
憶装置4に記憶されている核定数の一部あるいは全部を
補正する核定数補正装置7と、プラントデータ入力装置
3と核定数記憶装置4と核定数補正装置7からデータを
読込み、出力分布等の解析を実施する3次元炉心核熱水
力特性解析装置8と、原子炉の運転員からの要求等を入
力する入力装置9と、3次元炉心核熱水力特性解析装置
8での解析結果を表示する出力装置10とからなる。こ
のうち、プラントデータ及び解析結果記憶装置5,分析
装置6,核定数補正装置7が、本発明で新たに追加した
装置である。
【0015】本実施例では、プラントデータを入力し3
次元出力分布等の炉心性能を計算する毎に、そのプラン
トデータと解析結果をプラントデータ及び解析結果記憶
装置5に記憶しておく。その後、新たに炉心性能を計算
する際には、プラントデータ及び解析結果記憶装置5に
記憶してある過去のいくつかの複数の時点でのプラント
データと解析結果との関係を分析装置6で分析する。核
定数補正装置7では、その分析結果を基に、補正する核
定数を核定数記憶装置4から読込み、その核定数を補正
する。
次元出力分布等の炉心性能を計算する毎に、そのプラン
トデータと解析結果をプラントデータ及び解析結果記憶
装置5に記憶しておく。その後、新たに炉心性能を計算
する際には、プラントデータ及び解析結果記憶装置5に
記憶してある過去のいくつかの複数の時点でのプラント
データと解析結果との関係を分析装置6で分析する。核
定数補正装置7では、その分析結果を基に、補正する核
定数を核定数記憶装置4から読込み、その核定数を補正
する。
【0016】以下、プラントデータ及び解析結果記憶装
置5,分析装置6,核定数補正装置7を用いた核定数補
正について、具体例を用いて説明する。ここでは、補正
する核定数として、出力−TIP応答係数を例として説
明する。図2に示したように、炉心性能計算では、計算
結果を実測値と合わせるために、核定数を補正(符号1
6)しながら繰り返し計算を実施する。繰り返しの最後
に実測値と合う計算値が得られた時点では、誤差は全て
核定数に押し込められている。つまり、出力−TIP応
答係数については、計算値そのものを用いるという前提
の下で、実測値と合う計算結果が得られている。
置5,分析装置6,核定数補正装置7を用いた核定数補
正について、具体例を用いて説明する。ここでは、補正
する核定数として、出力−TIP応答係数を例として説
明する。図2に示したように、炉心性能計算では、計算
結果を実測値と合わせるために、核定数を補正(符号1
6)しながら繰り返し計算を実施する。繰り返しの最後
に実測値と合う計算値が得られた時点では、誤差は全て
核定数に押し込められている。つまり、出力−TIP応
答係数については、計算値そのものを用いるという前提
の下で、実測値と合う計算結果が得られている。
【0017】そこで、本発明で新たに追加したプラント
データ及び解析結果記憶装置5には、例えば、図2に示
した繰り返しの最初の計算結果を記憶させておく。この
時点では、核定数の補正が十分でないため、計算値は実
測値と一致していない。このような計算結果を炉心性能
を実施する毎に記憶させておく。次に、分析装置6で
は、プラントデータ及び解析結果記憶装置5から、複数
の過去の時点でのプラントデータと解析結果を読込み、
出力−TIP応答係数をどのように補正すれば、解析値
と実測値を合わせることができるかを分析する。
データ及び解析結果記憶装置5には、例えば、図2に示
した繰り返しの最初の計算結果を記憶させておく。この
時点では、核定数の補正が十分でないため、計算値は実
測値と一致していない。このような計算結果を炉心性能
を実施する毎に記憶させておく。次に、分析装置6で
は、プラントデータ及び解析結果記憶装置5から、複数
の過去の時点でのプラントデータと解析結果を読込み、
出力−TIP応答係数をどのように補正すれば、解析値
と実測値を合わせることができるかを分析する。
【0018】その分析方法としては、例えば回帰分析を
用いる。回帰分析とは、ある対象とする物理量の実績値
を最もよく推定できる回帰式を最小2乗法により求める
方法である。例えば、補正する核定数を出力−TIP応
答係数とすると、推定する実績値は中性子検出器の実測
値であり、出力−TIP応答係数をどのように補正すれ
ば中性子検出器の実測値を最もよく推定できるかを回帰
分析で求める。
用いる。回帰分析とは、ある対象とする物理量の実績値
を最もよく推定できる回帰式を最小2乗法により求める
方法である。例えば、補正する核定数を出力−TIP応
答係数とすると、推定する実績値は中性子検出器の実測
値であり、出力−TIP応答係数をどのように補正すれ
ば中性子検出器の実測値を最もよく推定できるかを回帰
分析で求める。
【0019】一般に、出力−TIP応答係数は、燃料タ
イプ,燃焼度,ボイド率等をパラメータとして与えられ
ている。従って、上述の回帰分析は、これらをパラメー
タとする重回帰分析となる。ここでは、簡単のために、
例として、ボイド率のみをパラメータとした場合を図3
に示す。図3の横軸はボイド率で、縦軸は中性子検出器
の実測値を実現できる出力−TIP応答係数の補正量で
ある。また、点で示したものは、様々な燃料集合体と中
性子検出器の組合せに対応する値であり、実線がそれら
の値を回帰分析を用いて求めた、ボイド率に対する出力
−TIP応答係数の補正量の変化を表す。
イプ,燃焼度,ボイド率等をパラメータとして与えられ
ている。従って、上述の回帰分析は、これらをパラメー
タとする重回帰分析となる。ここでは、簡単のために、
例として、ボイド率のみをパラメータとした場合を図3
に示す。図3の横軸はボイド率で、縦軸は中性子検出器
の実測値を実現できる出力−TIP応答係数の補正量で
ある。また、点で示したものは、様々な燃料集合体と中
性子検出器の組合せに対応する値であり、実線がそれら
の値を回帰分析を用いて求めた、ボイド率に対する出力
−TIP応答係数の補正量の変化を表す。
【0020】核定数補正装置7では、分析装置6で求め
た、燃料タイプ,燃焼度,ボイド率等をパラメータとし
て与えられる出力−TIP応答係数の補正量を用いて、
出力−TIP応答係数を補正する。
た、燃料タイプ,燃焼度,ボイド率等をパラメータとし
て与えられる出力−TIP応答係数の補正量を用いて、
出力−TIP応答係数を補正する。
【0021】次に、本実施例の3次元炉心核熱水力特性
解析装置8での、核定数補正装置7で補正する核定数が
出力−TIP応答係数の場合の、炉心性能評価方法を図
4に示す。まず、炉心流量,炉心熱出力,制御棒位置等
の原子炉の炉心状態データ及び中性子検出器の測定値等
のプラントデータと、あらかじめ燃料集合体毎に計算さ
れた中性子無限増倍率,巨視的断面積,核種毎の微視的
断面積等の核定数と、その他必要なデータを読込む(符
号11)。
解析装置8での、核定数補正装置7で補正する核定数が
出力−TIP応答係数の場合の、炉心性能評価方法を図
4に示す。まず、炉心流量,炉心熱出力,制御棒位置等
の原子炉の炉心状態データ及び中性子検出器の測定値等
のプラントデータと、あらかじめ燃料集合体毎に計算さ
れた中性子無限増倍率,巨視的断面積,核種毎の微視的
断面積等の核定数と、その他必要なデータを読込む(符
号11)。
【0022】次に、各燃料集合体への流量配分を計算し
(符号12)、ボイド分布を計算する(符号13)。さ
らに、Xe−135,Sm−149の原子数密度を計算
する(符号14)。次に、ボイド分布から減速材密度分
布を計算し、その減速材密度や燃焼度,Xe−135,
Sm−149の原子数密度等から、既に読込んである核
定数を用いて、燃料タイプ毎の核定数を計算する(符号
15)。ここまでは、図2に示した従来技術と同様であ
る。
(符号12)、ボイド分布を計算する(符号13)。さ
らに、Xe−135,Sm−149の原子数密度を計算
する(符号14)。次に、ボイド分布から減速材密度分
布を計算し、その減速材密度や燃焼度,Xe−135,
Sm−149の原子数密度等から、既に読込んである核
定数を用いて、燃料タイプ毎の核定数を計算する(符号
15)。ここまでは、図2に示した従来技術と同様であ
る。
【0023】次に、本発明で新たに追加した核定数補正
装置7から、分析装置6で分析した結果を基に補正した
出力−TIP応答係数を入力する(符号21)。さら
に、中性子検出器の測定値と核定数補正装置から入力し
た出力−TIP応答係数を用いて核定数調整パラメータ
を計算し、そのパラメータを用いて核定数を補正する
(符号16)。次に、その補正された核定数を用いて、
中性子束分布を計算する(符号17)。その中性子束分
布を出力分布に変換し(符号18)、収束判定を行い
(符号19)、収束していれば熱的評価計算を実施し
(符号20)、処理を終了する。収束していない場合に
は、流量配分計算に戻る。
装置7から、分析装置6で分析した結果を基に補正した
出力−TIP応答係数を入力する(符号21)。さら
に、中性子検出器の測定値と核定数補正装置から入力し
た出力−TIP応答係数を用いて核定数調整パラメータ
を計算し、そのパラメータを用いて核定数を補正する
(符号16)。次に、その補正された核定数を用いて、
中性子束分布を計算する(符号17)。その中性子束分
布を出力分布に変換し(符号18)、収束判定を行い
(符号19)、収束していれば熱的評価計算を実施し
(符号20)、処理を終了する。収束していない場合に
は、流量配分計算に戻る。
【0024】本実施例では、プラントデータ及び解析結
果記憶装置5,分析装置6,核定数補正装置7を新たに
追加することにより、従来実測値により補正することの
できなかった出力−TIP応答係数を、中性子検出器の
実測値を利用して補正することを可能にし、炉心性能計
算精度を高める効果がある。
果記憶装置5,分析装置6,核定数補正装置7を新たに
追加することにより、従来実測値により補正することの
できなかった出力−TIP応答係数を、中性子検出器の
実測値を利用して補正することを可能にし、炉心性能計
算精度を高める効果がある。
【0025】図5は、本発明になる原子炉炉心性能計算
装置の第2の実施例の、3次元炉心核熱水力特性解析装
置での炉心性能評価方法を示す図である。なお、本実施
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置以外の装置は、図
1に示した第1の実施例と同じである。本実施例での炉
心性能評価方法と、図4に示した第1の実施例での炉心
性能評価方法との違いは、図4の符号21で示した処理
の後に、図5の符号22で示した処理を追加したことで
ある。本実施例では、第1の実施例での出力−TIP応
答係数に加えて、核定数調整パラメータについても、プ
ラントデータ及び解析結果記憶装置5,分析装置6,核
定数補正装置7を用いて補正を実施する。
装置の第2の実施例の、3次元炉心核熱水力特性解析装
置での炉心性能評価方法を示す図である。なお、本実施
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置以外の装置は、図
1に示した第1の実施例と同じである。本実施例での炉
心性能評価方法と、図4に示した第1の実施例での炉心
性能評価方法との違いは、図4の符号21で示した処理
の後に、図5の符号22で示した処理を追加したことで
ある。本実施例では、第1の実施例での出力−TIP応
答係数に加えて、核定数調整パラメータについても、プ
ラントデータ及び解析結果記憶装置5,分析装置6,核
定数補正装置7を用いて補正を実施する。
【0026】本実施例では、第1の実施例に加えて、核
定数調整パラメータについても複数の過去の実績を反映
できるので、炉心性能計算精度をより高める効果があ
る。
定数調整パラメータについても複数の過去の実績を反映
できるので、炉心性能計算精度をより高める効果があ
る。
【0027】図6は、本発明になる原子炉炉心性能計算
装置の第3の実施例を示す図である。本実施例では、図
1に示した第1の実施例の出力装置10に代えて、分析
装置6においてプラントデータとそのプラントデータを
用いて計算した解析結果との関係を分析した結果、及び
その分析結果を基に補正した核定数及びその補正係数を
表示する機能を有する出力装置23を追加した。これに
より、炉心性能計算に使用する核定数の補正状況を確認
しながら、炉心状態を監視することが可能となる。
装置の第3の実施例を示す図である。本実施例では、図
1に示した第1の実施例の出力装置10に代えて、分析
装置6においてプラントデータとそのプラントデータを
用いて計算した解析結果との関係を分析した結果、及び
その分析結果を基に補正した核定数及びその補正係数を
表示する機能を有する出力装置23を追加した。これに
より、炉心性能計算に使用する核定数の補正状況を確認
しながら、炉心状態を監視することが可能となる。
【0028】図7及び図8は、本発明になる原子炉炉心
性能計算装置の第4の実施例の、3次元炉心核熱水力特
性解析装置での炉心性能評価方法を示す図である。な
お、本実施例の3次元炉心核熱水力特性解析装置以外の
装置は、図1に示した第1の実施例と同じである。本実
施例では、製造時に酸化ウランと酸化プルトニウムを混
合させた混合酸化物燃料を装荷した燃料集合体(以下、
MOX燃料と記す。)を、一部または全部に装荷した炉
心に適用することを考慮した。
性能計算装置の第4の実施例の、3次元炉心核熱水力特
性解析装置での炉心性能評価方法を示す図である。な
お、本実施例の3次元炉心核熱水力特性解析装置以外の
装置は、図1に示した第1の実施例と同じである。本実
施例では、製造時に酸化ウランと酸化プルトニウムを混
合させた混合酸化物燃料を装荷した燃料集合体(以下、
MOX燃料と記す。)を、一部または全部に装荷した炉
心に適用することを考慮した。
【0029】一般に、MOX燃料は、従来用いられてい
る、製造時にプルトニウムを含まない酸化ウランのみか
らなる燃料を装荷した燃料集合体(以下、ウラン燃料と
記す。)と特性が異なる。そのため、MOX燃料に対し
ては、図2あるいは図4に示した炉心性能計算の処理の
なかで、ウラン燃料と異なった処理を行う必要が生じ
る。
る、製造時にプルトニウムを含まない酸化ウランのみか
らなる燃料を装荷した燃料集合体(以下、ウラン燃料と
記す。)と特性が異なる。そのため、MOX燃料に対し
ては、図2あるいは図4に示した炉心性能計算の処理の
なかで、ウラン燃料と異なった処理を行う必要が生じ
る。
【0030】例えば、MOX燃料に含まれ、製造時のウ
ラン燃料には含まれていないPu−241は、重要な核
分裂性核種であるが、半減期約14年でβ崩壊によりA
m−241に崩壊する。このAm−241は、核分裂断
面積がPu−241に比べ小さく、主に中性子吸収反応
に寄与する核種である。そのため、MOX燃料は、原子
炉炉心に装荷されていなくても、時間の経過に伴い、そ
の反応度が変化していく。従って、MOX燃料装荷炉心
においては、このPu−241からAm−241への崩壊
を考慮して、炉心性能計算を実施する必要がある。
ラン燃料には含まれていないPu−241は、重要な核
分裂性核種であるが、半減期約14年でβ崩壊によりA
m−241に崩壊する。このAm−241は、核分裂断
面積がPu−241に比べ小さく、主に中性子吸収反応
に寄与する核種である。そのため、MOX燃料は、原子
炉炉心に装荷されていなくても、時間の経過に伴い、そ
の反応度が変化していく。従って、MOX燃料装荷炉心
においては、このPu−241からAm−241への崩壊
を考慮して、炉心性能計算を実施する必要がある。
【0031】そこで、本実施例では、炉心に装荷されて
いる燃料集合体が、MOX燃料であるか、ウラン燃料で
あるかを識別する識別データを付加し、必要に応じてM
OX燃料とウラン燃料を識別し、それぞれに異なった処
理を実施できるようにした。本実施例における3次元炉
心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価方法を図7及
び図8に示す。図4に示した第1の実施例での炉心性能
評価方法との違いは、図4の符号11で示した処理の後
に、図7の符号24〜27で示した処理を追加したこと
である。まず、第1の実施例と同様、炉心流量,炉心熱
出力,制御棒位置等の原子炉の炉心状態データ及び中性
子検出器の測定値等のプラントデータと、あらかじめ燃
料集合体毎に計算された中性子無限増倍率,巨視的断面
積,核種毎の微視的断面積等の核定数と、その他必要な
データを読込む(符号11)。
いる燃料集合体が、MOX燃料であるか、ウラン燃料で
あるかを識別する識別データを付加し、必要に応じてM
OX燃料とウラン燃料を識別し、それぞれに異なった処
理を実施できるようにした。本実施例における3次元炉
心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価方法を図7及
び図8に示す。図4に示した第1の実施例での炉心性能
評価方法との違いは、図4の符号11で示した処理の後
に、図7の符号24〜27で示した処理を追加したこと
である。まず、第1の実施例と同様、炉心流量,炉心熱
出力,制御棒位置等の原子炉の炉心状態データ及び中性
子検出器の測定値等のプラントデータと、あらかじめ燃
料集合体毎に計算された中性子無限増倍率,巨視的断面
積,核種毎の微視的断面積等の核定数と、その他必要な
データを読込む(符号11)。
【0032】次に、本実施例で新たに付加した、MOX
燃料かウラン燃料かを識別する識別データを用い、解析
対象燃料がMOX燃料かウラン燃料かを識別する(符号
24)。MOX燃料の場合には、Pu−241,Am−
241の原子数密度を計算する(符号25)。その原子
数密度を用いて、符号11で示した処理で読込んだ核定
数を補正する(符号26)。
燃料かウラン燃料かを識別する識別データを用い、解析
対象燃料がMOX燃料かウラン燃料かを識別する(符号
24)。MOX燃料の場合には、Pu−241,Am−
241の原子数密度を計算する(符号25)。その原子
数密度を用いて、符号11で示した処理で読込んだ核定
数を補正する(符号26)。
【0033】符号24で示した処理で、ウラン燃料と認
識された場合には、符号25と符号26で示した処理は
実施せず、次に示す符号27で示した処理に移る。符号
27で示した処理では、炉心内に装荷されている全燃料
集合体の処理が終了したかどうかを判定する。終了して
いない場合は、符号24で示した処理に戻る。終了した
場合には、次の符号12で示した処理に移る。それ以後
は、第1の実施例と同様である。
識された場合には、符号25と符号26で示した処理は
実施せず、次に示す符号27で示した処理に移る。符号
27で示した処理では、炉心内に装荷されている全燃料
集合体の処理が終了したかどうかを判定する。終了して
いない場合は、符号24で示した処理に戻る。終了した
場合には、次の符号12で示した処理に移る。それ以後
は、第1の実施例と同様である。
【0034】本実施例では、MOX燃料かウラン燃料か
を識別する識別データを用い、解析対象燃料がMOX燃
料かウラン燃料かを識別し、MOX燃料の場合には、P
u−241からAm−241へβ崩壊することによるP
u−241とAm−241の原子数密度の変化の影響
を、核定数へ反映させることにより、MOX燃料装荷炉
心に対しても適切な炉心性能計算を実施することが可能
となる。
を識別する識別データを用い、解析対象燃料がMOX燃
料かウラン燃料かを識別し、MOX燃料の場合には、P
u−241からAm−241へβ崩壊することによるP
u−241とAm−241の原子数密度の変化の影響
を、核定数へ反映させることにより、MOX燃料装荷炉
心に対しても適切な炉心性能計算を実施することが可能
となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
過去のプラントデータ及びそれを用いた解析結果を記憶
しておき、それらの関係を分析することにより、従来実
測値により補正することのできなかった核定数を、中性
子検出器の実測値を利用して補正することが可能とな
り、原子炉の炉心性能計算の高精度化を図ることができ
る。
過去のプラントデータ及びそれを用いた解析結果を記憶
しておき、それらの関係を分析することにより、従来実
測値により補正することのできなかった核定数を、中性
子検出器の実測値を利用して補正することが可能とな
り、原子炉の炉心性能計算の高精度化を図ることができ
る。
【図1】本発明の原子炉炉心性能計算装置の第1の実施
例を示す図。
例を示す図。
【図2】従来の原子炉炉心性能計算装置の3次元炉心核
熱水力特性解析装置での炉心性能評価方法を示すフロー
チャート。
熱水力特性解析装置での炉心性能評価方法を示すフロー
チャート。
【図3】出力−TIP応答係数の補正量を求める例を示
す図。
す図。
【図4】本発明の原子炉炉心性能計算装置の第1の実施
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
【図5】本発明の原子炉炉心性能計算装置の第2の実施
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
【図6】本発明の原子炉炉心性能計算装置の第3の実施
例を示す図。
例を示す図。
【図7】本発明の原子炉炉心性能計算装置の第4の実施
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
【図8】本発明の原子炉炉心性能計算装置の第4の実施
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
例の3次元炉心核熱水力特性解析装置での炉心性能評価
方法を示すフローチャート。
1…原子炉、2…炉心、3…プラントデータ入力装置、
4…核定数記憶装置、5…プラントデータ及び解析結果
記憶装置、6…プラントデータと解析結果との関係を分
析する分析装置、7…分析装置での分析結果を基に核定
数を補正する核定数補正装置、8…3次元炉心核熱水力
特性解析装置、9…原子炉の運転員からの要求等を入力
する入力装置、10…解析結果を表示する出力装置、2
3…分析装置における分析結果及び核定数補正装置にお
ける核定数補正結果を表示する機能を有する出力装置。
4…核定数記憶装置、5…プラントデータ及び解析結果
記憶装置、6…プラントデータと解析結果との関係を分
析する分析装置、7…分析装置での分析結果を基に核定
数を補正する核定数補正装置、8…3次元炉心核熱水力
特性解析装置、9…原子炉の運転員からの要求等を入力
する入力装置、10…解析結果を表示する出力装置、2
3…分析装置における分析結果及び核定数補正装置にお
ける核定数補正結果を表示する機能を有する出力装置。
Claims (4)
- 【請求項1】炉心流量,炉心熱出力,制御棒位置等の原
子炉の炉心状態データ及び中性子検出器の測定値を入力
するプラントデータ入力装置と、その入力装置から入力
したプラントデータと、あらかじめ燃料集合体毎に計算
された中性子無限増倍率,巨視的断面積,核種毎の微視
的断面積等の核定数とを用いて原子炉炉心内3次元出力
分布,熱的余裕等を解析する3次元炉心核熱水力特性解
析装置と、プラントデータや解析結果を表示する出力装
置とから構成される原子炉炉心性能計算装置において、
現時点までの複数の過去の時点のプラントデータとその
プラントデータを用いて計算した過去の時点での解析結
果を記憶しておくプラントデータ及び解析結果記憶装置
と、その記憶装置に記憶しておいた現時点までのいくつ
かのプラントデータとそのプラントデータを用いて計算
した解析結果との関係を分析する分析装置と、その分析
結果を基にあらかじめ燃料集合体毎に計算された核定数
の一部または全部を補正する核定数補正装置とを有する
ことを特徴とする原子炉炉心性能計算装置。 - 【請求項2】上記請求項1記載の原子炉炉心性能計算装
置において、補正する核定数が燃料集合体出力と中性子
検出器出力の相関関係を与える核定数であることを特徴
とする原子炉炉心性能計算装置。 - 【請求項3】上記請求項1記載の原子炉炉心性能計算装
置において、プラントデータとそのプラントデータを用
いて計算した解析結果との関係を分析する方法が回帰分
析であることを特徴とする原子炉炉心性能計算装置。 - 【請求項4】上記請求項1記載の原子炉炉心性能計算装
置において、プラントデータとそのプラントデータを用
いて計算した解析結果との関係を分析した結果、あるい
はその分析結果を基に補正した核定数及びその補正係数
を表示する機能を有することを特徴とする原子炉炉心性
能計算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335290A JP2000162364A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 原子炉炉心性能計算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10335290A JP2000162364A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 原子炉炉心性能計算装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000162364A true JP2000162364A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18286875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10335290A Pending JP2000162364A (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | 原子炉炉心性能計算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000162364A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2833400A1 (fr) * | 2001-08-29 | 2003-06-13 | Nuclear Engineering Ltd | Procede de calcul d'un coeur de reacteur nucleaire |
JP2008298734A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 核燃料の核定数作成方法と核定数作成プログラムと核定数作成装置 |
JP2009156745A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 炉心性能計算装置 |
JP2009236727A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 沸騰水型原子炉の炉心性能計算方法および装置 |
JP2011203047A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 燃料集合体の流量計測方法 |
-
1998
- 1998-11-26 JP JP10335290A patent/JP2000162364A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2833400A1 (fr) * | 2001-08-29 | 2003-06-13 | Nuclear Engineering Ltd | Procede de calcul d'un coeur de reacteur nucleaire |
JP2008298734A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 核燃料の核定数作成方法と核定数作成プログラムと核定数作成装置 |
JP2009156745A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-07-16 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 炉心性能計算装置 |
JP2009236727A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd | 沸騰水型原子炉の炉心性能計算方法および装置 |
JP2011203047A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 燃料集合体の流量計測方法 |
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