JP2000153675A - 可変画像表示体の作製方法及び可変画像表示体 - Google Patents
可変画像表示体の作製方法及び可変画像表示体Info
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- JP2000153675A JP2000153675A JP32929998A JP32929998A JP2000153675A JP 2000153675 A JP2000153675 A JP 2000153675A JP 32929998 A JP32929998 A JP 32929998A JP 32929998 A JP32929998 A JP 32929998A JP 2000153675 A JP2000153675 A JP 2000153675A
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- Japan
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- diffraction grating
- pattern
- image display
- grating pattern
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- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】可変画像表示体に異なる絵柄パターンを有する
ものに変える場合に、金型を用いない方法によりコスト
及び時間を減少させることを目的とする。 【解決手段】単位画素11・・44が複数の小画素11
a〜11d、44a〜44dから構成されており、各単
位画素の同一位置の小画素に同じ回折格子パターンが設
けられ、同一単位画素内の小画素毎に回折格子パターン
が異なり、同じ回折格子パターンの小画素の集合は全体
として一つの絵柄を構成した変画像表示体において、各
小画素に設ける回折格子パターンが予め作製された回折
格子転写箔からサーマルヘッドにより加熱加圧されるこ
とによって基材に転写され形成される可変画像表示体の
作製方法。
ものに変える場合に、金型を用いない方法によりコスト
及び時間を減少させることを目的とする。 【解決手段】単位画素11・・44が複数の小画素11
a〜11d、44a〜44dから構成されており、各単
位画素の同一位置の小画素に同じ回折格子パターンが設
けられ、同一単位画素内の小画素毎に回折格子パターン
が異なり、同じ回折格子パターンの小画素の集合は全体
として一つの絵柄を構成した変画像表示体において、各
小画素に設ける回折格子パターンが予め作製された回折
格子転写箔からサーマルヘッドにより加熱加圧されるこ
とによって基材に転写され形成される可変画像表示体の
作製方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回折格子パターン
で構成され、見る角度によって絵柄が変化する可変画像
表示体に関する。
で構成され、見る角度によって絵柄が変化する可変画像
表示体に関する。
【0002】
【従来の技術】可変画像表示体は、見る角度によって絵
柄が変化するので装飾的、デザイン的効果を高めるため
に物品に貼り付けたり、或いはこの製造において高度の
技術、高価な設備を要するためにクレジットカードや有
価証券、証明書類、切手、葉書、シール等の媒体に貼り
付けたりあるいは直接媒体に画像を形成して偽造、改竄
防止の手段として利用されている。
柄が変化するので装飾的、デザイン的効果を高めるため
に物品に貼り付けたり、或いはこの製造において高度の
技術、高価な設備を要するためにクレジットカードや有
価証券、証明書類、切手、葉書、シール等の媒体に貼り
付けたりあるいは直接媒体に画像を形成して偽造、改竄
防止の手段として利用されている。
【0003】このような画像がテェンジングするものと
して、オパール、グレーティングイメージが挙げられて
いる。オパールは、実願昭63ー66299号公報に記
載されている通り万線状凹凸パターンをずらして形成す
るものであり見る角度を変えると異なった画像が現れ
る。また、グレーティングイメージは、特開平4ー13
6810号公報に記載されており、回折格子パターンを
形成することで、オパールと同様に見る角度を変えると
異なった画像が現れる。
して、オパール、グレーティングイメージが挙げられて
いる。オパールは、実願昭63ー66299号公報に記
載されている通り万線状凹凸パターンをずらして形成す
るものであり見る角度を変えると異なった画像が現れ
る。また、グレーティングイメージは、特開平4ー13
6810号公報に記載されており、回折格子パターンを
形成することで、オパールと同様に見る角度を変えると
異なった画像が現れる。
【0004】上記のオパールは予め微細な凹凸パターン
からなる成型用の金型を作り、基材に型押しするもので
絵柄は固定となってしまい、異なる絵柄パターンを得た
い場合には、新たに金型を作らなければならず、非常に
コストと時間を要する。
からなる成型用の金型を作り、基材に型押しするもので
絵柄は固定となってしまい、異なる絵柄パターンを得た
い場合には、新たに金型を作らなければならず、非常に
コストと時間を要する。
【0005】更に、グレーティングイメージの場合は、
レジストが塗工された乾板にレーザー光或いは電子線で
露光し回折格子を形成し原版を作製する。この原版から
メッキ加工で金型を作製して型押するもので、オパール
の場合と同様に絵柄は固定となってしまい、異なる絵柄
パターンを得るには、レジストが塗工された乾板から原
版を作製しなければならず、非常にコストと時間を要す
る。
レジストが塗工された乾板にレーザー光或いは電子線で
露光し回折格子を形成し原版を作製する。この原版から
メッキ加工で金型を作製して型押するもので、オパール
の場合と同様に絵柄は固定となってしまい、異なる絵柄
パターンを得るには、レジストが塗工された乾板から原
版を作製しなければならず、非常にコストと時間を要す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、可変画像表
示体に異なる絵柄パターンを有するものに変える場合
に、金型を用いない方法によりコスト及び時間を減少さ
せることを目的とする。
示体に異なる絵柄パターンを有するものに変える場合
に、金型を用いない方法によりコスト及び時間を減少さ
せることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1の発明は、単位画素が複数の小画素
から構成されており、各単位画素の同一位置の小画素に
同じ回折格子パターンが設けられ、同一単位画素内の小
画素毎に回折格子パターンが異なり、同じ回折格子パタ
ーンの小画素の集合は全体として一つの絵柄を構成し、
従って複数の回折格子パターン種類ごとの小画素からな
るため複数の絵柄が形成され、回折格子パターンが異な
るため見る角度を変えることで複数の絵柄が現れる可変
画像表示体において、各小画素に設ける回折格子パター
ンが予め作製された回折格子転写箔からサーマルヘッド
により加熱加圧されることによって基材に転写され形成
されることを特徴とする可変画像表示体の作製方法であ
る。
になされた請求項1の発明は、単位画素が複数の小画素
から構成されており、各単位画素の同一位置の小画素に
同じ回折格子パターンが設けられ、同一単位画素内の小
画素毎に回折格子パターンが異なり、同じ回折格子パタ
ーンの小画素の集合は全体として一つの絵柄を構成し、
従って複数の回折格子パターン種類ごとの小画素からな
るため複数の絵柄が形成され、回折格子パターンが異な
るため見る角度を変えることで複数の絵柄が現れる可変
画像表示体において、各小画素に設ける回折格子パター
ンが予め作製された回折格子転写箔からサーマルヘッド
により加熱加圧されることによって基材に転写され形成
されることを特徴とする可変画像表示体の作製方法であ
る。
【0008】また請求項2の発明は、請求項1に記載の
可変画像表示体の作製方法において、回折格子パターン
の空間周波数、回折格子パターンの角度の少なくとも一
つが異なるものであることを特徴とする可変画像表示体
である。
可変画像表示体の作製方法において、回折格子パターン
の空間周波数、回折格子パターンの角度の少なくとも一
つが異なるものであることを特徴とする可変画像表示体
である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。図1は、可変画像表示体の平
面図を模式的に表したものである。単位画素(11、1
2、・・・34、44等)は、複数の小画素から構成せ
れている。図1においては、4ヶの小画素で構成されて
いる場合について説明する。すなわち、(11)の単位
画素は、(11a)、(11b)、(11c)、(11
d)の4ヶの小画素で、(44)の単位画素は、(44
a)、(44b)、(44c)、(44d)の4ヶの小
画素で構成されている。他の単位画素も同様である。
て図面を用いて説明する。図1は、可変画像表示体の平
面図を模式的に表したものである。単位画素(11、1
2、・・・34、44等)は、複数の小画素から構成せ
れている。図1においては、4ヶの小画素で構成されて
いる場合について説明する。すなわち、(11)の単位
画素は、(11a)、(11b)、(11c)、(11
d)の4ヶの小画素で、(44)の単位画素は、(44
a)、(44b)、(44c)、(44d)の4ヶの小
画素で構成されている。他の単位画素も同様である。
【0010】図2は回折格子転写箔を説明するものであ
り、(a)は平面図で、(b)は構成断面図である。こ
の回折格子転写箔は、回折格子パターンの空間周波数或
いは角度を変えてそれぞれが異なった回折格子パターン
層を有している。この図2の場合は(50a)、(50
b),(50c),(50d)の4ヶの回折格子パター
ン層を有している。
り、(a)は平面図で、(b)は構成断面図である。こ
の回折格子転写箔は、回折格子パターンの空間周波数或
いは角度を変えてそれぞれが異なった回折格子パターン
層を有している。この図2の場合は(50a)、(50
b),(50c),(50d)の4ヶの回折格子パター
ン層を有している。
【0011】例えば、(50a)の回折格子パターンA
には、右下がり−21度の格子方向で、45度の角度か
ら照明された場合に観察色が赤色(波長620nm)に
なる空間周波数1140line/mmの回折格子を、
(50b)の回折格子Bには、右下がり−7度の格子方
向で、45度の角度から照明された場合に観察色が黄色
(波長570nm)になる空間周波数1240line
/mmの回折格子を、(50c)の回折格子パターンC
には、右上がり+7度の格子方向で、45度の角度から
照明された場合に観察色が緑色(波長510nm)にな
る空間周波数1390line/mmの回折格子を、
(50d)の回折格子パターンDには、右上がり+21
度の格子方向で、45度の角度から照明された場合に観
察色が青色(波長460nm)になる空間周波数154
0line/mmの回折格子とすればよい。
には、右下がり−21度の格子方向で、45度の角度か
ら照明された場合に観察色が赤色(波長620nm)に
なる空間周波数1140line/mmの回折格子を、
(50b)の回折格子Bには、右下がり−7度の格子方
向で、45度の角度から照明された場合に観察色が黄色
(波長570nm)になる空間周波数1240line
/mmの回折格子を、(50c)の回折格子パターンC
には、右上がり+7度の格子方向で、45度の角度から
照明された場合に観察色が緑色(波長510nm)にな
る空間周波数1390line/mmの回折格子を、
(50d)の回折格子パターンDには、右上がり+21
度の格子方向で、45度の角度から照明された場合に観
察色が青色(波長460nm)になる空間周波数154
0line/mmの回折格子とすればよい。
【0012】図2(b)を用いて回折格子転写箔(5
0)の構成を簡単に説明しておく。
0)の構成を簡単に説明しておく。
【0013】支持体としての基材(52)上に剥離層
(53)が形成され、剥離層(53)の上には回折格子
パターン層(56)が形成されている。基材(52)
は、支持体となるフィルムで、一般的に透明なポリエチ
レンテレフタレートフィルムが用いられる。他にポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹
脂、紙、合成紙などから単独で選択されたもの、または
上記より選択されて組み合わされた複合体などが使用可
能である。基材(52)の厚みはどの様なものを用いて
も構わないが、加工適性と転写感度を考慮すると10〜
20μm程度の厚みが好適である。
(53)が形成され、剥離層(53)の上には回折格子
パターン層(56)が形成されている。基材(52)
は、支持体となるフィルムで、一般的に透明なポリエチ
レンテレフタレートフィルムが用いられる。他にポリ塩
化ビニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹
脂、紙、合成紙などから単独で選択されたもの、または
上記より選択されて組み合わされた複合体などが使用可
能である。基材(52)の厚みはどの様なものを用いて
も構わないが、加工適性と転写感度を考慮すると10〜
20μm程度の厚みが好適である。
【0014】剥離層(53)は、レリーフ形成層(5
4)をより効果的に被転写体に転写するために設けられ
たものであり、熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系
樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂あ
るいはこれらにオイルシリコン、脂肪酸アミド、ステア
リン酸亜鉛、その他無機物などを添加したものが使用さ
れる。
4)をより効果的に被転写体に転写するために設けられ
たものであり、熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系
樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂あ
るいはこれらにオイルシリコン、脂肪酸アミド、ステア
リン酸亜鉛、その他無機物などを添加したものが使用さ
れる。
【0015】また、支持体としての基材(52)上の裏
面[剥離層(53)が形成された面と反対側の面]に、
バックコート層(51)が形成されている。バックコー
ト層(51)は、サーマルヘッドで転写する際のスティ
ッキングを防ぎ、転写箔(50)がサーマルヘッドに貼
り付くのを防止するための層であり、バインダーとして
は例えば熱可塑性アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポ
リエステル系樹脂にスリップ剤として、各種界面活性
剤、ポリエチレンWAX、シリコンWAXなどの滑剤、
タルクなどの充填剤を必要に応じて添加したものが使用
される。
面[剥離層(53)が形成された面と反対側の面]に、
バックコート層(51)が形成されている。バックコー
ト層(51)は、サーマルヘッドで転写する際のスティ
ッキングを防ぎ、転写箔(50)がサーマルヘッドに貼
り付くのを防止するための層であり、バインダーとして
は例えば熱可塑性アクリル樹脂、セルロース系樹脂、ポ
リエステル系樹脂にスリップ剤として、各種界面活性
剤、ポリエチレンWAX、シリコンWAXなどの滑剤、
タルクなどの充填剤を必要に応じて添加したものが使用
される。
【0016】回折格子パターン層(56)は、剥離層
(53)とは反対側の面に回折格子レリーフパターンを
有するレリーフ形成層(54)と、前記回折格子レリー
フパターンの表面上に反射性薄膜層(55)が形成され
た構成となっている。レリーフ形成層(54)はエンボ
ス成形性が良好である樹脂であるポリカーボネート樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの熱可
塑性樹脂が汎用されている。反射性薄膜層(55)は、
光線を反射する層であって、Al、Au、Ag、Cuな
どの金属反射性を有する物質があり、これを形成する方
法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法等の成膜手段が適用可能である。
(53)とは反対側の面に回折格子レリーフパターンを
有するレリーフ形成層(54)と、前記回折格子レリー
フパターンの表面上に反射性薄膜層(55)が形成され
た構成となっている。レリーフ形成層(54)はエンボ
ス成形性が良好である樹脂であるポリカーボネート樹
脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの熱可
塑性樹脂が汎用されている。反射性薄膜層(55)は、
光線を反射する層であって、Al、Au、Ag、Cuな
どの金属反射性を有する物質があり、これを形成する方
法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプ
レーティング法等の成膜手段が適用可能である。
【0017】反射性薄膜層(55)上には接着層(5
7)が形成されている。接着層(57)は、反射性薄膜
層(55)を変質させたり冒すものでなければ通常用い
られるものでよく、塩酢ビ系接着剤、アクリル系接着
剤、ポリエステル系接着剤などが使用される。
7)が形成されている。接着層(57)は、反射性薄膜
層(55)を変質させたり冒すものでなければ通常用い
られるものでよく、塩酢ビ系接着剤、アクリル系接着
剤、ポリエステル系接着剤などが使用される。
【0018】上記構成のの回折格子転写箔を用いサーマ
ルヘッドで被転写体に回折格子パターンを転写すること
により可変画像表示体を作製する。図1のように、
「X」、「Y」等の文字形状の絵柄を見る位置によって
変化する可変画像表示体を作製する場合について説明す
る。
ルヘッドで被転写体に回折格子パターンを転写すること
により可変画像表示体を作製する。図1のように、
「X」、「Y」等の文字形状の絵柄を見る位置によって
変化する可変画像表示体を作製する場合について説明す
る。
【0019】各単位画素の同じ位置、例えば左上の小画
素に同一回折格子パターンを転写させる。例えば、左上
の小画素(11a、・・・・、44a)の位置に図2に
示す回折格子転写箔の回折格子パターンAを転写させ
る。この単位画素の左上の小画素の集合した絵柄が全体
として「X」と言う文字形状の絵柄となる。同様に右上
の小画素(11b、・・・・、44b)の位置には回折
格子転写箔の回折格子パターンBを転写させる。この単
位画素の右上の小画素の集合した絵柄が全体として
「Y」と言う文字形状の絵柄となる。
素に同一回折格子パターンを転写させる。例えば、左上
の小画素(11a、・・・・、44a)の位置に図2に
示す回折格子転写箔の回折格子パターンAを転写させ
る。この単位画素の左上の小画素の集合した絵柄が全体
として「X」と言う文字形状の絵柄となる。同様に右上
の小画素(11b、・・・・、44b)の位置には回折
格子転写箔の回折格子パターンBを転写させる。この単
位画素の右上の小画素の集合した絵柄が全体として
「Y」と言う文字形状の絵柄となる。
【0020】残りの左下、右下の小画素にも同様に回折
格子パターンC、Dをサーマルヘッドで転写させれば良
い。このようにして得られた可変画像表示体は見る角度
によって観察される絵柄が異なってくる。
格子パターンC、Dをサーマルヘッドで転写させれば良
い。このようにして得られた可変画像表示体は見る角度
によって観察される絵柄が異なってくる。
【0021】サーマルヘッドで転写させる絵柄は、コン
ピュータのソフトウェアを用いて作製した絵柄、或いは
画像読み取りスキャナーで入力された絵柄であっても構
わない。転写する際のサーマルヘッドの位置及び転写す
る回折格子パターンの種類等のコントロールは、通常カ
ラー印刷をプリンターで行う方法と類似させたシステム
で対応可能である。
ピュータのソフトウェアを用いて作製した絵柄、或いは
画像読み取りスキャナーで入力された絵柄であっても構
わない。転写する際のサーマルヘッドの位置及び転写す
る回折格子パターンの種類等のコントロールは、通常カ
ラー印刷をプリンターで行う方法と類似させたシステム
で対応可能である。
【0022】上記の説明では、画素単位が4ヶの小画素
で構成され、回折格子パターンも4種類の例を示した
が、これに限定されるものではない。これらが多ければ
多いほど絵柄のバリエーションが増え、装飾効果及び偽
造防止効果が増すことができるが転写する時間などを考
慮すると、現実的には、4ヶ以下が適当である。
で構成され、回折格子パターンも4種類の例を示した
が、これに限定されるものではない。これらが多ければ
多いほど絵柄のバリエーションが増え、装飾効果及び偽
造防止効果が増すことができるが転写する時間などを考
慮すると、現実的には、4ヶ以下が適当である。
【0023】
【発明の効果】従来のオパール、或いはグレーティング
イメージによる絵柄は、金型により形成するので絵柄か
固定されてしまったのに対して、本発明は、回折格子転
写箔を用いてサーマルヘッドで転写することにより絵柄
を形成するので、任意の絵柄パターンを容易に形成する
ことができる。極端な場合には、一枚一枚異なる可変画
像表示体を作製することが可能となる。
イメージによる絵柄は、金型により形成するので絵柄か
固定されてしまったのに対して、本発明は、回折格子転
写箔を用いてサーマルヘッドで転写することにより絵柄
を形成するので、任意の絵柄パターンを容易に形成する
ことができる。極端な場合には、一枚一枚異なる可変画
像表示体を作製することが可能となる。
【0024】また、コンピュータで作製した絵柄をその
まま転写できるので、装飾性、偽造防止が優れた画像を
有する媒体を作製することが可能となる。
まま転写できるので、装飾性、偽造防止が優れた画像を
有する媒体を作製することが可能となる。
【図1】本発明に係る可変画像表示体の1例を示すもの
であり、(a)は平面図、(b)は(イ)部の拡大平面
図である。
であり、(a)は平面図、(b)は(イ)部の拡大平面
図である。
【図2】本発明に係る回折格子転写箔の1例を示すもの
であり、(a)は平面図、(b)は構成断面図である。
であり、(a)は平面図、(b)は構成断面図である。
1…可変画像表示体 11、12、〜43、44…単位画素 11a、11b、11c、11d…画素単位11を構成
する小画素 44a、44b、44c、44d…画素単位44を構成
する小画素 50…回折格子転写箔 50a…回折格子パターンA 50b…回折格子パターンB 50c…回折格子パターンC 50d…回折格子パターンD 51…バックコート層 52…転写箔の基材 53…剥離層 54…レリーフ形成層 55…反射性薄膜層 56…回折格子パターン層 57…接着層
する小画素 44a、44b、44c、44d…画素単位44を構成
する小画素 50…回折格子転写箔 50a…回折格子パターンA 50b…回折格子パターンB 50c…回折格子パターンC 50d…回折格子パターンD 51…バックコート層 52…転写箔の基材 53…剥離層 54…レリーフ形成層 55…反射性薄膜層 56…回折格子パターン層 57…接着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B42D 15/10 531 B44F 1/02 4F209 B44F 1/02 G02B 5/18 G02B 5/18 G09F 19/14 G09F 19/14 G03H 1/18 // G03H 1/18 B41M 5/26 A Fターム(参考) 2C005 HA01 HA06 HA19 JA19 KA37 KA48 LA20 LA30 2H049 AA25 AA43 AA60 AA65 2H111 AA26 AA33 AA40 BA03 CA03 2H113 AA01 AA06 BA22 BB22 CA39 2K008 AA10 DD11 HH19 4F209 AA13 AA28 AF04 AG01 AG03 AH78 PA02 PB01 PC01 PC05 PN03 PN06 PQ11
Claims (2)
- 【請求項1】単位画素が複数の小画素から構成されてお
り、各単位画素の同一位置の小画素に同じ回折格子パタ
ーンが設けられ、同一単位画素内の小画素毎に回折格子
パターンが異なり、同じ回折格子パターンの小画素の集
合は全体として一つの絵柄を構成し、従って複数の回折
格子パターン種類ごとの小画素からなるため複数の絵柄
が形成され、回折格子パターンが異なるため見る角度を
変えることで複数の絵柄が現れる可変画像表示体におい
て、 各小画素に設ける回折格子パターンが予め作製された回
折格子転写箔からサーマルヘッドにより加熱加圧される
ことによって基材に転写され形成されることを特徴とす
る可変画像表示体の作製方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の可変画像表示体の作製方
法において、回折格子パターンの空間周波数、回折格子
パターンの角度の少なくとも一つが異なるものであるこ
とを特徴とする可変画像表示体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32929998A JP2000153675A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 可変画像表示体の作製方法及び可変画像表示体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32929998A JP2000153675A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 可変画像表示体の作製方法及び可変画像表示体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153675A true JP2000153675A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18219920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32929998A Pending JP2000153675A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 可変画像表示体の作製方法及び可変画像表示体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000153675A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004126326A (ja) * | 2002-10-04 | 2004-04-22 | Toppan Printing Co Ltd | ブレーズド回折格子パターンを有する回折格子アレイ |
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