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JP2000145225A - キーレスエントリシステム - Google Patents

キーレスエントリシステム

Info

Publication number
JP2000145225A
JP2000145225A JP32263598A JP32263598A JP2000145225A JP 2000145225 A JP2000145225 A JP 2000145225A JP 32263598 A JP32263598 A JP 32263598A JP 32263598 A JP32263598 A JP 32263598A JP 2000145225 A JP2000145225 A JP 2000145225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
transmitted
portable device
wireless signal
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP32263598A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Matsumura
邦彦 松村
Hiroshi Omura
博志 大村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP32263598A priority Critical patent/JP2000145225A/ja
Publication of JP2000145225A publication Critical patent/JP2000145225A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

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  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者の利便性を損なうことなく、携帯機の
消費電力を最小限に抑えるキーレスエントリシステムの
提供。 【解決手段】 携帯機において、第1アンロックスイッ
チ11が押下されたときには、第1アンロック信号が電
界強度K1にて1回だけ単発で送出される。また、第2
アンロックスイッチ13が押下されたときには、第2ア
ンロック信号が電界強度K2にて所定回数だけ断続して
送出される。また、第2アンロック信号の送出回数は、
携帯機の設定スイッチにより操作者が変更可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等にキー無
しでロック・アンロックを行うキーレスエントリシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車においては、運
転者等がキーシリンダに所定のキーによるロック・アン
ロックを行うことなく、携帯可能な端末機(以下、携帯
機)にて所定のスイッチ操作を行うことにより、その操
作に応じて送信される所定の電波に応じて、当該自動車
に備えられた制御ユニット(以下、車載機)がロック・
アンロックを行う、所謂キーレスエントリシステムが普
及している。
【0003】また、近年において、例えば特開平6−5
8029号には、操作者の利便性を向上すべく、携帯機
には操作スイッチを設けずに、携帯機より所定の無線信
号を常時送信し、その無線信号を車載機が受信したとき
に、当該車載機が当該無線信号の受信電界強度の大きさ
に応じてロック・アンロックを行うキーレスエントリシ
ステムが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、例えば操作者が両手に重い荷物を抱え
ているとき等に操作者の利便性は向上するが、携帯機よ
り無線信号を常時送信しているため、消費電力が問題と
なる。また、いつも両手に荷物を抱えている訳ではない
ので、ロック・アンロック操作スイッチが設けられてい
る従来の携帯機で十分なことも多い。
【0005】また、上記の消費電力の問題を解消すべ
く、例えば特開平9−25752号には、上記の操作ス
イッチ無しの携帯機に、無線信号の送信をオン・オフ可
能なスイッチが設けられたキーレスエントリシステムが
提案されている。しかしながら、操作者が当該スイッチ
をオフにするのを忘れたときにはやはり消費電力が問題
であり、逆に、操作者が当該スイッチをオンにするのを
忘れていたときには、例えば操作者が両手に重い荷物を
抱えているとき等、かえって煩わしいことになる。
【0006】そこで本発明は、操作者の利便性を損なう
ことなく、携帯機の消費電力を最小限に抑えるキーレス
エントリシステムの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るキーレスエントリシステムは、以下の
構成を特徴とする。
【0008】即ち、携帯機から送出される無線信号の受
信電界強度に応じて、車載機がドアロック機構のロック
・アンロック動作を制御するキーレスエントリシステム
であって、前記携帯機が、無線信号を単発で送出可能な
第1のスイッチと、無線信号を所定時間送出可能な第2
のスイッチとを備えることを特徴とする。
【0009】または、携帯機から送出される無線信号の
受信電界強度に応じて、車載機がドアロック機構のロッ
ク・アンロック動作を制御するキーレスエントリシステ
ムであって、前記携帯機が、無線信号を単発で送出可能
な第1のスイッチと、無線信号を断続して所定回数送出
可能な第2のスイッチとを備えることを特徴とする。
【0010】また、上記の何れのシステム構成において
も、例えば前記第1のスイッチの操作に応じて送出され
る第1の無線信号の送信電界強度は、前記第2のスイッ
チの操作に応じて送出される第2の無線信号の送信電界
強度と異なるとよい。
【0011】また、例えば前記車載機は、前記ドアロッ
ク機構に対して、前記第1のスイッチの操作に応じて送
出される第1の無線信号を受信したときにアンロックを
指示すると共にそのアンロック状態の保持を指示し、且
つ、前記第2のスイッチの操作に応じて送出される第2
の無線信号を受信しているときだけアンロックを指示す
ると共に受信しなくなったときにはロックを指示すると
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキーレスエン
トリシステムを、一例として自動車に適用した実施形態
として図面を参照して詳細に説明する。
【0013】[第1の実施形態]はじめに、本実施形態
におけるキーレスエントリシステムのハードウエアにつ
いて説明する。
【0014】図1から図3は、本発明の第1の実施形態
におけるキーレスエントリシステムの携帯機の外形形状
を示す概略図であり、図1の携帯機1は一般的なエンジ
ンキーと一体の形態を有し、図2の携帯機1A及び図3
の携帯機1Bはカード型の形態を有する。
【0015】これらの携帯機のうち、携帯機1及び1A
には、第1アンロックスイッチ11、ロックスイッチ1
2、そして第2アンロックスイッチ13の3つの操作ス
イッチが設けられており、また、携帯機1Bには、第1
アンロックスイッチ11Aとロックスイッチ12とが設
けられている。
【0016】各操作スイッチの機能の詳細については後
述するが、ここで簡単に説明すると、第1アンロックス
イッチ11が押下されると、自動車側にてアンロックが
行われ、そのアンロック状態が維持される。また、ロッ
クスイッチ12が押下されると、自動車側ではロック動
作が行われ、そのロック状態が維持される。第2アンロ
ックスイッチ13については、図4を参照して後述す
る。
【0017】尚、本実施形態において、携帯機1及び1
Aには、操作者が操作を間違えることを防止すべく、図
1及び図2に示すように第1アンロックスイッチ11と
第2アンロックスイッチ13とが異なる面に設けられて
いる。携帯機1Bにおいては、操作者の第1アンロック
スイッチ11Aの操作状態に応じて、携帯機1及び1A
における第1アンロックスイッチ11と第2アンロック
スイッチ13との2種類のアンロックスイッチとして機
能する。
【0018】また、破線で示すスイッチ14は、後述の
第2の実施形態にて利用する設定スイッチであり、第1
の実施形態では存在していないものとする。
【0019】図4は、本発明の第1の実施形態において
携帯機から第2アンロック信号が送出されているときの
車載機の基本的な動作を説明する図であり、同図に示す
破線の円の領域内は、車両に搭載された車載機が携帯機
から送出される第2アンロック信号を受信可能な領域を
模式的に示している。
【0020】当該車両がロック状態のときに、第2アン
ロック信号を送出している携帯機を持った操作者が当該
破線の円内に入ると、第2アンロック信号を受信した車
載機は、アンロック動作を行う。一方、アンロック状態
のときに、第2アンロック信号を送出している携帯機を
持った操作者が当該破線の円内から遠ざかると、車載機
は、第2アンロック信号を受信できなくなるためロック
動作を行う。
【0021】図5は、本発明の第1の実施形態における
キーレスエントリシステムのブロック構成図である。
【0022】同図において、携帯機1(1A)は、上記
の3種類の操作スイッチ、後述するロック・アンロック
動作のための送信処理のプログラムを実行するCPU1
5、そのプログラムや自携帯機の識別番号(ID)等が
予め格納されているROM16、処理結果を一時記憶す
るRAM17、CPU15の出力データに応じて所定の
ロック信号及びアンロック信号を所定の送信電界強度で
送出する送信機18、外部装置からの受信信号をCPU
15が識別可能なデータに復調する受信機19、そし
て、操作者に携帯機の動作状態を報知するブザー20を
備える。また、携帯機1(1A)は、不図示の内蔵電池
から供給される電源により駆動される。
【0023】尚、携帯機1Bの構成は、第2アンロック
スイッチが設けられていない他は上記の携帯機1(1
A)の構成と同様である。
【0024】車載機2は、外部装置からの受信信号をC
PU25が識別可能なデータに復調する受信機29、C
PU25の出力データに応じて所定の信号を所定の送信
電界強度で送出する送信機28、ドアロック機構3を動
作させることにより後述するロック・アンロック処理の
プログラムを実行するCPU25、そのプログラムやペ
アとなる携帯機の識別番号(ID)等が予め格納されて
いるROM26、処理結果を一時記憶するRAM27を
備える。また、車載機2は、自動車が備える不図示のバ
ッテリから供給される電源により駆動される。
【0025】図6は、本発明の第1の実施形態において
携帯機が送信可能な送信信号の構成を示す図である。
【0026】携帯機1及び1AのCPU15は、同図に
示すように、第1アンロックスイッチ11が押下された
ときに第1アンロック信号、ロックスイッチ12が押下
されたときにロック信号、そして第2アンロックスイッ
チ13が押下されたときに第2アンロック信号を、送信
機18を介して送出する。
【0027】携帯機1Bにおいては、第2アンロックス
イッチ13が設けられていないため、CPU15は、第
1アンロックスイッチ11Aが所定時間より短く押下さ
れたときに第1アンロック信号、同スイッチが当該所定
時間より長く押下されたときに第2アンロック信号を送
信機18を介して送出する。
【0028】尚、以下の説明においては、携帯機1及び
1A(以下、1Aを省略する)を前提として説明し、第
2アンロックスイッチ13の押下がなされる場合は、携
帯機1Bでは第1アンロックスイッチ11Aが所定時間
より長く押下されたものとし、携帯機1Bについての個
別の説明は省略する。
【0029】上記の3種類の信号は、何れも所定のスタ
ートビット、携帯機個別の識別番号を表わす携帯機ID
ビット、ロック動作または後述する2種類のアンロック
動作を表わす動作指示ビット、一般的な方式によるパリ
ティビット、所定のエンドビットの各フィールド101
から105により構成される。
【0030】次に、上述したハードウエアにおいて実行
されるソフトウエアを図7から図9を参照して説明する
ことにより、本実施形態におけるキーレスエントリシス
テムの動作を説明する。
【0031】図7は、本発明の第1の実施形態において
携帯機が送出する無線信号を説明する図であり、携帯機
1にて3種類の操作スイッチが押下されたときに送出さ
れる無線信号の基本的なパターンを示している。
【0032】同図に示すように、本実施形態における携
帯機1は、消費電力を最小限に抑制するため、以下に説
明するように、3種類の操作スイッチが押下されたとき
にだけ、図6を参照して説明した所定の無線信号を送出
する。
【0033】図7のの場合:第1アンロックスイッチ
11が押下されたときには、第1アンロック信号が送信
電界強度K1にて1回だけ単発で送出される。これは、
何れの無線信号も送出されていないときに第1アンロッ
クスイッチ11が押下される状況を考慮すると、操作者
が自動車の近傍にて携帯機1を操作している可能性が高
いため、このような状況では、K2と比較して電界強度
が弱い無線信号を1回だけ送出しても、その無線信号を
車載機2が十分受信できるからである。これにより、不
必要な電力の消費を抑えることができる。
【0034】図7のの場合:ロックスイッチ12が押
下されたときには、ロック信号が送信電界強度K2にて
1回だけ単発で送出される。これは、操作者が自動車の
近傍からある程度離れているときにも、防犯の観点から
は、K1と比較して電界強度が強い無線信号を送出し、
その無線信号により車載機2がより確実にロックを行う
べきである。尚、当該信号を1回だけ送出するのは、不
必要な電力の消費を抑えるためであるが、より確実にロ
ックを行うためには、複数回送出すればよい。
【0035】図7のの場合:第2アンロックスイッチ
13が押下されたときには、第2アンロック信号が送信
電界強度K2にて所定時間(但し、本実施形態では、所
定回数(4回)として扱う)だけ断続して送出される。
従って、第2アンロック信号を断続して送出するため、
連続して送出するのと比較して消費電力を抑えることが
できる。
【0036】本実施形態では、図7ののように第2ア
ンロック信号を送出する。従って、車載機の第2アンロ
ック信号の受信範囲内に操作者が位置するときにも、所
定回数の当該信号の送出が終了したときには、自動的に
ロック動作が行われる。
【0037】ここで、当該信号を所定回数だけ断続して
送出するのは、例えば、操作者が自動車の近傍からある
程度離れている場所から両手で荷物を抱えて近づいてく
るとき等、荷物を抱える前に当該スイッチを押下すれ
ば、当該信号が複数回断続して送出されることによって
アンロック動作が自動的に行われるため、荷物を抱えた
ままでのアンロック操作及びアンロック完了後の携帯機
の動作停止操作から操作者を開放すること、並びに不必
要な電力の消費を抑えることができるからである。
【0038】また、第2アンロック信号の送信電界強度
をK1より強いK2とするのは、第2アンロックスイッ
チ13により第2アンロック信号を送出させるとき、操
作者は、携帯機1をポケット等に入れていることが多い
と予想され、そのような状況では衣類等によって携帯機
1から送出される信号が弱められるため、携帯機1を手
に持って操作するであろう図7のの場合(電界強度K
1で送出)と略同様な送信範囲を実現すべく、送信電界
強度K2で送出する。
【0039】図7のの場合:第2アンロックスイッチ
13が押下されたことにより第2アンロック信号の送出
を開始されたときに、当該信号が所定回数だけ送出され
る前に第1アンロックスイッチ11が押下されたときに
は、第1アンロック信号が送信電界強度K2にて1回だ
け単発で、または複数回(本実施形態では2回)断続し
て送出される。これは、第2アンロック信号が送出され
ているときに第1アンロックスイッチ11が押下された
ということは、何らかの状況にあって(例えば、自動車
から遠ざかったら自動的にロックされることをはじめは
望んでいたが、その後、アンロック状態が維持されるほ
うが望ましいと考えが変わったとき等)アンロック状態
が維持されることを、操作者が望んでいるからである。
また、第1アンロック信号を電界強度K1より強いK2
で送出するのは、操作者が最初に希望していた状況と、
第1アンロックスイッチ11の押下後の状況とでは、送
信終了後の状況がロックとアンロックとで異なってお
り、その相反するアンロック動作をより確実に行うため
である。
【0040】図7のの場合:第2アンロックスイッチ
13が押下されたことにより第2アンロック信号の送出
を開始されたときに、当該信号が所定回数だけ送出され
る前にロックスイッチ12が押下されたときには、ロッ
ク信号が送信電界強度K2にて1回だけ単発で、または
複数回(本実施形態では2回)断続して送出される。こ
れは、第2アンロック信号が送出されているときにロッ
クスイッチ12が押下されたということは、例えば、自
動車から遠ざかったら自動的にロックされることをはじ
めは望んでいたが、その後、直ちにロックがなされるほ
うが望ましいと考えが変わったことが予想されるからで
ある。また、ロック信号を複数回断続して送出するの
は、ロック動作がより確実に行うためである。このと
き、消費電力の低減を優先するのであれば、1回だけ単
発で送出するか、或いは、ロックスイッチ12が押下さ
れる前には第2アンロック信号が押下されており、この
信号が所定回数だけ送出された後、または操作者が当該
信号の受信範囲の外側に遠ざかってしまったときには何
れにしてもロック動作が行われるため、断続して送出中
の第2アンロック信号の送出を中止するだけとし、ロッ
ク信号は送出しない構成としてもよい。
【0041】図8は、本発明の第1の実施形態における
車載機が行うロック・アンロック処理のフローチャート
であり、例えば、車載機2の不図示の電源ユニットに自
動車のバッテリから電源が供給されることによって開始
される。
【0042】同図において、ステップS1:予めROM
26に格納されている携帯機1のIDデータを、RAM
27に読み込む。
【0043】ステップS2,ステップS3:外部から無
線信号を受信したかを検出し(ステップS2)、検出し
た(YESの)ときにはステップS4に、検出していな
い(NOの)ときにはステップS21に進む。
【0044】ステップS4,ステップS5:受信した信
号のフィールド102(携帯機IDビット)のデータ
と、ステップS1でRAM27に格納したIDデータと
を比較し、それら両方のデータが一致する(YESの)
ときにはステップS6に、一致しない(NOの)ときに
は現在受信している信号は対象とすべき携帯機1からの
無線信号ではないのでステップS2に戻る。
【0045】ステップS6:受信した信号に基づいてパ
リティを算出し、その算出した値が当該信号のフィール
ド104(パリティビット)のデータに一致するかを判
断し、それら両方のデータが一致する(YESの)とき
にはステップS7に、一致しない(NOの)ときには現
在受信している信号は対象とすべき携帯機1からの無線
信号ではないのでステップS2に戻る。
【0046】ステップS7:受信した信号のフィールド
103のデータに基づいて、当該信号が、上述した3種
類の何れの信号であるかを判断、第1アンロック信号の
ときにはステップS8に、第2アンロック信号のときに
はステップS9に、そしてロック信号のときにはステッ
プS22に進む。
【0047】ステップS8:受信した信号が第1アンロ
ック信号のときには直ちにアンロック動作を行うべきで
あるため、図4を参照して説明した第2アンロック信号
による動作の実行・非実行を表わす識別フラグGを0
(非実行)にリセットし、ステップS12に進む。
【0048】ステップS9〜ステップS11:受信した
信号が第2アンロック信号のときには識別フラグGを1
(実行)にセットし(ステップS9)、受信した無線信
号の電界強度を一般的な方法によって算出すると共にそ
の算出した受信電界強度の値が所定値Jより大きいか否
かを判断し(ステップS10)、その判断でYESのと
き(大きいとき)にはステップS12に、NOのとき
(小さいとき)にはステップS23に進む。
【0049】ステップS12:ドアロック機構3にアン
ロック動作を指示する。
【0050】ステップS13:アンロック動作が行われ
たことを操作者に報知すべく、一例としてホーンを2回
鳴らし(ハザードランプ等を点滅させてもよい)、ステ
ップS2に戻る。
【0051】ステップS21:ステップS3の判断にお
いてNOのときには、識別フラグGが1か否かを判断
し、その判断でYES(G=1)のときにはステップS
22に進み、NO(G=0)のときにはステップS2に
戻る。
【0052】ステップS22:このステップは、受信し
た信号がロック信号を表わすとき、または図4を参照し
て説明した第2アンロック信号による動作を現在実行中
であるが当該信号を検出できなくなったときの何れかの
場合であるため、識別フラグGを0にリセットする。
【0053】ステップS23:ドアロック機構3にロッ
ク動作を指示する。
【0054】ステップS24:ロック動作が行われたこ
とを操作者に報知すべく、一例としてホーンを1回鳴ら
し(ハザードランプ等を点滅させてもよい)、ステップ
S2に戻る。
【0055】図9は、本発明の第1の実施形態における
ロック・アンロック動作のために携帯機が行う送信処理
のフローチャートであり、例えば、携帯機1に不図示の
内蔵電池がセットされることにより開始される。
【0056】同図において、ステップS31:第2アン
ロックスイッチ13が押下されたかを判断し、押下され
た(YESの)ときにはステップS32に、押下されて
いない(NOの)ときにはステップS51に進む。
【0057】ステップS32:第1アンロックスイッチ
11が押下されたかを判断し、押下された(YESの)
ときにはステップS33に、押下されていない(NO
の)ときにはステップS38に進む。
【0058】ここで、携帯機1Bの場合は、ステップS
31及びステップS32の判断において第1アンロック
スイッチ11Aの押下されている時間を検出し、その検
出した時間が所定時間より長いか短いかを判断する。
【0059】ステップS33:第1アンロックスイッチ
11が押下されたことを操作者に報知すべく、ブザー2
0を1回鳴らす。
【0060】ステップS34:第1アンロック信号のビ
ット列をRAM17から送信機18に出力する。
【0061】ステップS35:携帯機1から3種類の何
れかの信号を送出していることを表わす内部フラグFが
1であるかを判断し、YES(F=1)のときにはステ
ップS36に、NO(F=0)のときにはステップS3
7に進む。
【0062】ステップS36:送信機18から第1アン
ロック信号を送信電界強度K2にて1回または2回送出
し、ステップS42に進む。本ステップは、図7のの
場合に相当する。
【0063】ステップS37:送信機18から第1アン
ロック信号を電界強度K1にて送出し、ステップS42
に進む。本ステップは、図7のの場合に相当する。
【0064】ステップS38:第1及び第2アンロック
スイッチの何れの操作も検出されないときには、ロック
スイッチ12が押下されたかを判断し、押下された(Y
ESの)ときにはステップS39に、押下されていない
(NOの)ときにはステップS43に進む。
【0065】ステップS39:ロックスイッチ12が押
下されたことを操作者に報知すべく、ブザー20を1回
鳴らす。
【0066】ステップS40:ロック信号のビット列を
RAM17から送信機18に出力する。
【0067】ステップS41:内部フラグF=0のとき
(図7のの場合に相当する)には1回だけ、そして、
内部フラグF=1のとき(図7のの場合に相当する)
には2回(上述したように0回または1回としてもよ
い)だけ、送信機18からロック信号を送信電界強度K
2にて送出する。
【0068】ステップS42:内部フラグFを0にリセ
ットし、リターンする。
【0069】ステップS43:内部フラグFが1である
かを判断し、YES(F=1)のときにはステップS5
5に、NO(F=0)のときにはリターンする。
【0070】ステップS51:第2アンロックスイッチ
13が押下されたことを操作者に報知すべく、ブザー2
0を2回鳴らす。
【0071】ステップS52,ステップS53:内部フ
ラグFを1にセットし(ステップS52)、所定回数だ
け断続して送出する第2アンロック信号の送出回数をカ
ウントするカウンタCを0にリセットする。
【0072】ステップS54:第2アンロック信号のビ
ット列をRAM17から送信機18に出力する。
【0073】ステップS55,ステップS56:送信機
18から第2アンロック信号を送信電界強度K2にて1
回だけ送出し(ステップS55)、カウンタCのカウン
ト値に1を加える(ステップS56)。
【0074】ステップS57,ステップS58:現在の
カウンタCのカウント値が所定値Nから例えば5カウン
ト小さい値かを判断し(ステップS57)、YESのと
き(カウント値が(N−5)に等しいとき)にはブザー
20の断続報知を開始し、NOのとき(カウント値が
(N−5)より小さいとき)にはステップS59に進
む。
【0075】ここで、カウント値が(N−5)のときに
ブザー20の断続報知を開始するのは、もうすぐカウン
ト値がNとなって所定回数の第2アンロック信号の送出
が終了することを事前に操作者に知らせるためである。
このため、第2アンロック信号を断続して複数回送出す
るのではなく、所定時間の間送出するタイプの携帯機で
ある場合には、その所定時間の経過前例えば3秒程度の
時間を設定するように構成すればよい。
【0076】ステップS59:カウンタCのカウント値
が所定値N(図7のではN=4)であるかを判断し
(ステップS59)、YESのとき(カウント値=所定
値N)にはステップS60に進み、NOのとき(カウン
ト値<所定値N)には更に第2アンロック信号を送出す
べくリターンする。これらステップは、図6のの場合
に相当する。
【0077】ステップS60:内部フラグFを0にリセ
ットする。
【0078】ステップS61:ステップS58でカウン
タCのカウント値が所定値Nより5小さい値のときに開
始したブザー20の断続報知を終了し、所定回数の第2
アンロック信号の送出が終了したことを操作者に報知す
べくブザー20を1回鳴らす。
【0079】ステップS62:カウンタCを0にリセッ
トし、リターンする。
【0080】以上のように、携帯機1と車載機2とを動
作させることにより、携帯機の電池切れを確実に防止す
ると共に、消費電力を抑制することができる。
【0081】<第1の実施形態の変形例1>本変形例1
では、携帯機1と車載機2との間のセキュリティを向上
すべく、車載機2は、上記のロック・アンロック処理を
実行するときに毎回異なる乱数を含むチャレンジ信号を
送出する。そのチャレンジ信号を受信した携帯機1は、
上記の送信処理を実行するときに、当該信号に含まれる
乱数により所定の演算を行って暗号コードを作成し、そ
の作成した暗号コードを含むレスポンス信号を車載機2
に送出する。そして、車載機2は、チャレンジ信号とし
て送出した乱数により携帯機1と同様な所定の演算を行
って暗号コードを作成し、その作成した暗号コードをレ
スポンス信号に含まれていた暗号コードと比較し、比較
した結果が一致するときのみ今回受信した無線信号は正
規の(ペアとなる)携帯機1からの信号と判断してロッ
ク・アンロック動作を行う。
【0082】図10は、本発明の第1の実施形態の変形
例1におけるチャレンジ信号とレスポンス信号との構成
を示す図である。
【0083】同図にしめすように、チャレンジ信号とレ
スポンス信号は、何れも所定のスタートビット、携帯機
個別の識別番号を表わす携帯機IDビット、乱数ビット
または暗号コードビット、一般的な方式によるパリティ
ビット、所定のエンドビットの各フィールド201から
205により構成される。
【0084】図11は、本発明の第1の実施形態の変形
例1における車載機の追加処理を示すフローチャートで
あり、この処理は、図8のステップS11とステップS
12との間に追加される。
【0085】同図において、ステップS1001,ステ
ップS1002:乱数ビットをフィールド203に含む
チャレンジ信号のビット列をRAM27から送信機28
に出力し(ステップS1001)、そのビット列を送信
機28にて変調した後送出する。
【0086】ステップS1003,ステップS100
4:指定時間が経過するまでに受信機29にレスポンス
信号を受信したかを判断し、当該信号を受信したとき
(ステップS1003でNO,ステップS1004でY
ESのとき)にはステップS1004に進む。また、当
該信号を受信しないとき(ステップS1003でYES
のとき)には図8のステップS23に進む。
【0087】ステップS1005,ステップS100
6:ステップS1002でチャレンジ信号として送出し
た乱数ビットのデータに従って暗号コードを算出し(ス
テップS1005)、その算出した暗号コードと、受信
したレスポンス信号のフィールド203に含まれる暗号
コードとが一致するか否かを判断し(ステップS100
6)、一致するとき(YESのとき)には図8のステッ
プS12に進んでアンロック動作を行うが、一致しない
とき(NOのとき)には図8のステップS23に進んで
ロックを動作を行う。
【0088】図12は、本発明の第1の実施形態の変形
例1における携帯機の追加処理を示すフローチャートで
あり、この処理は、図9の”P”の部分に追加される。
【0089】同図において、ステップS2001:チャ
レンジ信号を受信したかを判断し、YESのとき(受信
したとき)にはステップS2003に進み、NOのとき
(受信しないとき)にはリターンする。
【0090】ステップS2002:受信した信号のフィ
ールド202(携帯機IDビット)のデータと、予め格
納している自身のIDデータとを比較し、それら両方の
データが一致する(YESの)ときにはステップS20
03に、一致しない(NOの)ときには現在受信してい
る信号は対象とすべき車載機2からの無線信号ではない
のでリターンする。
【0091】ステップS2003:ステップS2001
で受信したチャレンジ信号のフィールド203に含まれ
る乱数ビットのデータに従って暗号コードを算出し、そ
の算出したコードを含むレスポンス信号をRAM17か
ら送信機18に出力する。
【0092】ステップS2004:送信機18からレス
ポンス信号を送信電界強度K2にて送出し、リターンす
る。
【0093】<第1の実施形態の変形例2>本変形例2
では、携帯機1と車載機2との間のセキュリティを向上
すべく、第1及び第2アンロック信号に、信号を送信す
る度にビット配列が異なるローリングビットのフィール
ドを追加する。
【0094】図13は、本発明の第1の実施形態の変形
例2における第1及び第2アンロック信号Bの構成を示
す図であり、図6における第1及び第2アンロック信号
と異なるのは、ローリングビットのフィールド106が
追加されていることである。
【0095】これらローリングビットのビット配列は、
携帯機1と車載機2との間で送受信が行われる度に同じ
ように変化している。本変形例において、携帯機1は、
自分で算出したローリングビットをフィールド106に
含む第1または第2アンロック信号Bを送出し、車載機
2は、自分で算出した現在のローリングビットのビット
配列と、携帯機1から受信したローリングビットのビッ
ト配列とを比較し、比較した結果が一致するときのみ今
回受信した無線信号は正規の(ペアとなる)携帯機1か
らの信号と判断してロック・アンロック動作を行う。
【0096】これらの変形例によれば、携帯機1と車載
機2とを動作させることにより、携帯機1の電池切れを
確実に防止し、且つ消費電力の抑制すると共に、更に、
携帯機1と車載機2との間のセキュリティを向上するこ
とができる。
【0097】[第2の実施形態]本実施形態では、第1
の実施形態における制御を基本として、第2アンロック
信号を断続して送出する回数を、操作者が任意に設定可
能に構成する。以下の説明においては、上記の実施形態
と重複する説明は省略し、特徴的な部分を中心に説明す
る。
【0098】図14は、本発明の第2の実施形態におけ
るキーレスエントリシステムのブロック構成図である。
【0099】同図が第1の実施形態における図5と異な
るのは、第2アンロック信号が送出される回数を任意に
設定可能な設定スイッチ14が携帯機1に設けられてい
ることと、後述する第2の実施形態のバリエーションに
て利用すべく携帯機1にはGPS受信機5が設けられて
おり、車載機2にはカーナビゲーションユニット4が相
互通信可能に接続されていることである。従って、他の
バリエーションの場合はカーナビゲーションユニット4
を接続する必要はない。
【0100】尚、本実施形態では、設定スイッチ14よ
り第2アンロック信号の送出状態を送出回数として設定
するが、例えば、連続して押下されている時間に応じて
設定する等、当該スイッチの操作状態に応じて時間を設
定し、その設定された時間断続して第2アンロック信号
を送出するように構成してもよい。
【0101】次に、本実施形態に係る携帯機1の送信処
理が第1の実施形態の図9と異なる部分について説明す
る。
【0102】本実施形態では、ステップS31及びステ
ップS32にて第1及び第2アンロックスイッチの操作
を検出する前に、ステップS59で判断する所定値N、
即ち第2アンロック信号が送出される回数として、設定
スイッチ14を押下されることによる回数設定を検出す
る。
【0103】そして、ステップS51では、設定スイッ
チ14により設定された回数だけブザー20を鳴らす、
またはその回数をブザーの鳴らし方で(例えば、短く、
長く、或いはそれらの組み合わせ等)表現すればよい。
このとき、設定スイッチ14により送出回数が一旦設定
された後に、更に当該スイッチが押下されて送出回数が
増加したときには、送出回数が増加する前のカウンタC
のカウント値にその増加分を加算した回数だけブザー2
0を鳴らせばよい。
【0104】尚、設定スイッチ14の操作としては、例
えば1回押下される度に第2アンロック信号の送出回数
を1回増やすと共に、当該スイッチが所定回数以上押下
されたときには、設定を1回(複数回でもよい)に戻す
ように構成してもよい。
【0105】また、設定スイッチ14の押下回数に応じ
て第2アンロック信号の送出回数を決定するのでなな
く、当該スイッチが押下されている時間に応じて線形に
または非線型に、当該信号の送出回数を決定してもよ
い。
【0106】また、携帯機1に小型の液晶表示器を更に
設け、その液晶表示器に現在の設定状態を表示するとよ
い。これにより、操作者は設定回数を容易に確認するこ
とができる。
【0107】また、設定スイッチ14より設定するので
はなく、カーナビゲーションユニット4の不図示のディ
スプレイにて送出回数を設定し、その設定された回数を
車載機2のCPU25に取り込み、更に送信機28より
携帯機1の受信機19に向けて送出することによってC
PU15に設定してもよい。これにより、操作者は設定
回数を容易に確認することができる。
【0108】また、携帯機1に設定されている送出回数
を車載機2に送信し、車載機2は、受信した送信回数を
カーナビゲーションユニット4の不図示のディスプレイ
に表示しても、或いは音声によって報知してもよい。
【0109】具体的な方法を説明すれば、例えば、携帯
機1が図1に示したイグニッションキーの形状を有する
ときには、そのキーにより操作者が車両側のキースイッ
チに対して行った操作を該キースイッチの出力信号を利
用して車載機2にて検出し、車載機2は、検出した操作
状態が所定の操作(例えば、キースイッチへのキーの挿
入、イグニッションオフ等)であることを検出したと
き、携帯機1から無線信号として送出されている送出回
数を受信し、その受信した情報をカーナビゲーションユ
ニット4にて表示または音声出力を行えばよい。これに
より、操作者は、携帯機1に現在設定されている送出回
数を容易に確認することができる。
【0110】このように、本実施形態では、第2アンロ
ックスイッチの操作回数に応じて第2アンロック信号の
送出回数を操作者が変更することができるため、操作者
は、自身が所望する期間だけアンロック状態を保持する
ことができ、例えば、両手に荷物を抱える前に設定操作
を行えば、比較的と遠くから荷物を運んでくるときに自
動車のドア近傍に辿り着くまでにロック動作が行われて
しまうことを防止することができる。これにより、第1
の実施形態における効果に加え、更に利便性を向上する
ことができる。
【0111】<第2の実施形態の変形例1>上記の各実
施形態では、操作者が自動車のドア近傍に近づいたと
き、或いはドアに手をかけたときに、N回目の第2アン
ロック信号の送信が終了することにより、アンロック状
態からロック状態となる可能性が有り、そのような場合
は操作者にとって不愉快なことが予想される。そこで、
本変形例では、図15に示す処理を図9の送信処理に追
加することにより、送出する際の第2アンロック信号の
電界強度K2を縮小補正する。
【0112】図15は、本発明の第2の実施形態として
の変形例1における携帯機の追加処理を示すフローチャ
ートであり、この処理は、図9のステップS43のYE
Sの分岐及びステップS54と、ステップS56との間
に追加される。
【0113】同図において、ステップS71,ステップ
S72:設定スイッチ14から設定された所定値Nから
カウンタCの現在のカウント値を算出した値N1を算出
し(ステップS71)、その算出した値N1が例えば4
より小さいか否かを判断し(ステップS72)、No
(小さい)のときにはステップS55に進み、YES
(大きい)のときにはステップS73に進む。
【0114】ステップS74:指定の式(例えば、K2
=K2−L(4−N1)、Lは定数)に基づいて、第2
アンロック信号送出時の電界強度K2を縮小補正する。
【0115】ステップS55:送信機18から第2アン
ロック信号を送信電界強度K2にて1回だけ送出する。
【0116】ステップS75:電界強度K2を元の所定
の大きさに設定し直し、ステップS56に進む。
【0117】<第2の実施形態の変形例2>本変形例で
は、携帯機1を携帯している操作者が自動車に近づいて
いるか否かに応じて、第2アンロック信号の送出回数を
カウントするカウンタCのカウントアップの度合いを変
化させ、利便性を向上する。
【0118】操作者の移動を検出する具体的的な方法と
しては、携帯機1に更にGPS受信機5を設け、その携
帯機にてGPS受信機5により所定周期で検出した位置
情報に基づいて携帯機1(操作者)が移動しているか否
か、即ち位置情報が変化しているときには移動と判断
し、変化していないときには移動していないと判断すれ
ばよい。
【0119】また、操作者の移動を検出する他の方法と
しては、携帯機1にGPS受信機5を設ける代わりに、
操作者の移動によって生じる振動を検出する機構とし
て、所謂万歩計と同様な歩行検出機構を備え、その歩行
検出機構によって携帯機1(操作者)の移動を検出すれ
ばよい。
【0120】図16は、本発明の第2の実施形態として
の変形例2における携帯機の追加処理を示すフローチャ
ートであり、この処理は、図9のステップS55とステ
ップS57との間に追加される。
【0121】同図において、ステップS81:携帯機1
から受信した信号に含まれる現在位置の変化に基づい
て、携帯機1を携帯している操作者が移動しているか否
かを検出する。
【0122】ステップS56:ステップS81の判断に
てYESのとき(移動しているとき)には、カウンタC
に1を加算し、ステップS57に進む。
【0123】ステップS82:ステップS81の判断に
てNOのとき(移動していないとき)には、カウンタC
に0.5を加算し、ステップS57に進む。
【0124】本変形例2によれば、操作者が移動してい
ないときには、移動しているときと比較してカウンタC
のカウント値の増加が半分になるため、何らかの事情に
より操作者が自動車に近づくまでに時間を要してしまっ
ても、ドアロック機構3がロックされる可能性を低減す
ることができ、利便性が更に向上する。
【0125】尚、第1の実施形態の変形例で説明したチ
ャレンジ信号及びレスポンス信号を送受信する方法、ロ
ーリングビットを付加する方法は、第2の実施形態にも
適用可能である。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
操作者の利便性を損なうことなく、携帯機の消費電力を
最小限に抑えるキーレスエントリシステムの提供が実現
する。
【0127】即ち、請求項1及び請求項2の発明によれ
ば、携帯機の動作停止操作から操作者を開放することが
でき、操作者の利便性を損なうことなく、消費電力を最
小限に抑えることができる。
【0128】また、請求項3の発明によれば、携帯機の
小型化とコストの低減が図られる。
【0129】また、請求項4の発明によれば、送出する
無線信号に応じて消費電力を最小限に抑えることができ
る。
【0130】また、請求項5の発明によれば、携帯機の
アンロック停止操作から操作者を開放することにより操
作者の利便性を損なうことなく、消費電力を最小限に抑
えることができる。
【0131】また、請求項6の発明によれば、前記第2
の無線信号の送信電界強度より小さい電界強度であって
も十分到達することが予想されるため、当該信号の電界
強度を小さくすることにより、消費電力を最小限に抑え
ることができる。
【0132】また、請求項7の発明によれば、確実に第
1のスイッチの操作に応じた動作を行うことができる。
【0133】また、請求項8の発明によれば、前記車載
機により確実にロックを指示することができる。
【0134】また、請求項9の発明によれば、前記第3
の無線信号を送出しなくても、前記第2の無線信号の送
出が中止されることによって何れにしても前記車載機に
よりロックは行われるので、消費電力を最小限に抑える
ことができる。
【0135】また、請求項10及び請求項11の発明に
よれば、携帯機の小型化とコストの低減が図られる。
【0136】また、請求項12の発明によれば、操作者
の操作間違いを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムの携帯機の外形形状を示す概略図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムの携帯機の外形形状を示す概略図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムの携帯機の外形形状を示す概略図である。
【図4】本発明の第1の実施形態において携帯機から第
2アンロック信号が送出されているときの車載機の基本
的な動作を説明する図である。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるキーレスエン
トリシステムのブロック構成図である。
【図6】本発明の第1の実施形態において携帯機が送信
可能な送信信号の構成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態において携帯機が送出
する無線信号を説明する図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における車載機が行う
ロック・アンロック処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるロック・アン
ロック動作のために携帯機が行う送信処理のフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第1の実施形態の変形例1における
チャレンジ信号とレスポンス信号との構成を示す図であ
る。
【図11】本発明の第1の実施形態の変形例1における
車載機の追加処理を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施形態の変形例1における
携帯機の追加処理を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施形態の変形例2における
第1及び第2アンロック信号Bの構成を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施形態におけるキーレスエ
ントリシステムのブロック構成図である。
【図15】本発明の第2の実施形態としての変形例1に
おける携帯機の追加処理を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施形態としての変形例2に
おける携帯機の追加処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1A,1B:携帯機, 2:車載機, 3:ドアロック機構, 4:カーナビゲーションユニット, 5:GPS受信機, 11,11A:第1アンロックスイッチ, 12:ロックスイッチ, 13:第2アンロックスイッチ, 14:設定スイッチ, 15,25:CPU, 16,26:ROM, 17,27:RAM, 18,28:送信機, 19,29:受信機, 20:ブザー,
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 BB36 BB66 EE10 FF23 FF24 HH01 JJ03 KK02 LL01 UU02 UU03 5K048 AA04 BA42 BA52 DA01 DB01 DC01 EA05 EB02 FC01 HA05 HA07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯機から送出される無線信号の受信電
    界強度に応じて、車載機がドアロック機構のロック・ア
    ンロック動作を制御するキーレスエントリシステムであ
    って、 前記携帯機が、無線信号を単発で送出可能な第1のスイ
    ッチと、無線信号を所定時間送出可能な第2のスイッチ
    とを備えることを特徴とするキーレスエントリシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 携帯機から送出される無線信号の受信電
    界強度に応じて、車載機がドアロック機構のロック・ア
    ンロック動作を制御するキーレスエントリシステムであ
    って、 前記携帯機が、無線信号を単発で送出可能な第1のスイ
    ッチと、無線信号を断続して所定回数送出可能な第2の
    スイッチとを備えることを特徴とするキーレスエントリ
    システム。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチの操作に応じて送出
    される無線信号と、前記第2のスイッチの操作に応じて
    送出される無線信号とは、前記携帯機に設けられた単一
    の送信機から送出されることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のキーレスエントリシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1のスイッチの操作に応じて送出
    される第1の無線信号の送信電界強度は、前記第2のス
    イッチの操作に応じて送出される第2の無線信号の送信
    電界強度と異なることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のキーレスエントリシステム。
  5. 【請求項5】 前記車載機は、前記ドアロック機構に対
    して、前記第1のスイッチの操作に応じて送出される第
    1の無線信号を受信したときにアンロックを指示すると
    共にそのアンロック状態の保持を指示し、且つ、前記第
    2のスイッチの操作に応じて送出される第2の無線信号
    を受信しているときだけアンロックを指示すると共に受
    信しなくなったときにはロックを指示することを特徴と
    する請求項1乃至請求項4の何れかに記載のキーレスエ
    ントリシステム。
  6. 【請求項6】 前記携帯機から送出される前記第1の無
    線信号の送信電界強度は、前記第2の無線信号の送信電
    界強度より小さいことを特徴とする請求項4または請求
    項5記載のキーレスエントリシステム。
  7. 【請求項7】 前記携帯機は、前記第2の無線信号を送
    出しているときに前記第1のスイッチが操作されたとき
    には、該携帯機から無線信号を送出していないときに送
    出する前記第1の無線信号の送信電界強度より大きな電
    界強度で該第1の無線信号を送出することを特徴とする
    請求項6記載のキーレスエントリシステム。
  8. 【請求項8】 前記携帯機は、前記車載機にロックを指
    示する第3のスイッチを更に備えており、該携帯機は、
    前記第2の無線信号を送出しているときに前記第3のス
    イッチが操作されたときには、前記第2の無線信号の送
    出を中止すると共に、前記第3のスイッチの操作に応じ
    て送出する第3の無線信号を、少なくとも1回送出する
    ことを特徴とする請求項5記載のキーレスエントリシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記携帯機は、前記車載機にロックを指
    示する第3のスイッチを更に備えており、該携帯機は、
    前記第2の無線信号を送出しているときに前記第3のス
    イッチが操作されたときには、前記第2の無線信号の送
    出を中止し、且つ前記第3のスイッチの操作に応じて送
    出する第3の無線信号は送出しないことを特徴とする請
    求項5記載のキーレスエントリシステム。
  10. 【請求項10】 前記携帯機は、操作状態に応じて前記
    第1及び第2のスイッチとして機能する単一のスイッチ
    を備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のキーレスエントリシステム。
  11. 【請求項11】 前記操作状態とは、前記単一のスイッ
    チの連続操作時間であることを特徴とする請求項10記
    載のキーレスエントリシステム。
  12. 【請求項12】 前記第1のスイッチと前記第2のスイ
    ッチとは、前記携帯機上で異なる面に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のキーレス
    エントリシステム。
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