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JP2000137229A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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Publication number
JP2000137229A
JP2000137229A JP10313378A JP31337898A JP2000137229A JP 2000137229 A JP2000137229 A JP 2000137229A JP 10313378 A JP10313378 A JP 10313378A JP 31337898 A JP31337898 A JP 31337898A JP 2000137229 A JP2000137229 A JP 2000137229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
spacer
crystal display
display device
substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10313378A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tomioka
冨岡  安
Susumu Akimaru
進 秋丸
Hidetoshi Abe
英俊 阿部
Katsumi Kondo
克己 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10313378A priority Critical patent/JP2000137229A/ja
Publication of JP2000137229A publication Critical patent/JP2000137229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】横電界方式の液晶表示装置において、大面積に
おいてもセルギャップの均一性が良好で、暗表示時のス
ペーサ周辺の光漏れによるコントラスト比の低下がない
高画質液晶表示装置の提供。 【解決手段】少なくとも一方が透明な一対の基板(1,
1’)と、前記一対の基板間に挟持された液晶層32
と、前記一対の基板の一方の基板1上に形成され基板面
にほぼ平行な電界を前記液晶層に印加する電極群と、前
記一対の基板上の前記液晶層に接する面上に形成された
配向制御膜(8,8’)と、前記液晶層の分子配向状態
に応じて光学特性を変える光学手段(9,9’)と、前
記液晶層の厚みを制御する前記基板間に挟持されたスペ
ーサを備えた液晶表示装置において、前記スペーサが非
開口部のみに設けられており、該スペーサの一部が球状
スペーサ30とそれを埋設,固着する樹脂パターン33
により構成されている液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス型液用表示装置に係わり、特に、同一基板上に形成
された電極群により基板に対してほぼ平行な方向に電界
を印加して液晶層を動作させる、いわゆる横電界方式の
液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、一対の基板に挟持され
た液晶層の液晶分子に、電界を印加して液晶分子の配向
方向を変化させ、それにより生じる液晶層の光学特性の
変化により表示される。
【0003】従来のアクティブマトリクス型液晶表示装
置は、液晶に印加する電界の方向が基板面にほぼ垂直な
方向に設定され、液晶の光旋光性を利用して表示を行う
ツイステッドネマチック(TN)表示方式に代表され
る。
【0004】一方、櫛歯電極(Inter Digital Elect
rode)を用い、液晶に印加する電界の方向を基板面にほ
ぼ平行とし、液晶の複屈折性を用いて表示を行う横電界
方式(In−Plane Switching:IPS)が、特公昭6
3−21907号、USP4345249号、WO91
/10936号、特開平6−22397号、特開平6−
160878号等により提案されている。この横電界方
式はTN方式に比べて広視野角、低負荷容量等の利点が
あり、アクティブマトリクス型液晶表示装置として優れ
た技術である。
【0005】このような横電界方式では用いる電極はT
N方式のように透明である必要はないので、導電性が高
く不透明な金属電極が通常用いられる。また、信号配線
電極、画素内の共通電極、画素電極、スイッチング素子
等の遮光部分が多く、画素の開口率がTN方式よりも一
般に低い。そのため液晶表示装置のセルギャップを確保
するために基板間に多数散布されるスペーサ粒子の表示
特性へ与える影響は、TN方式より大きい。この場合の
スペーサ粒子は、液晶層内部では異物であり、スペーサ
自体およびその周辺より光漏れを発生させる要因とな
る。
【0006】従来のノーマリオープン型のTN方式で
は、暗レベルが高電圧を印加した状態で得られる。この
場合の液晶分子は、その殆どが基板面に垂直な一方向の
電界方向に揃うことで、液晶分子配列と偏光板の配置と
の関係で暗レベルが得られる。従って暗レベル時の表示
の均一性は、原理上、低電圧時の初期配向状態にはあま
り依存しない。
【0007】さらに、人の目は輝度むらを輝度の相対的
な比率として認識し、かつ、対数スケールに近い反応を
するため、暗レベルの変動には敏感である。この観点か
らも高電圧で強制的に一方向に液晶分子を配列させるノ
ーマリオープン型TN方式では、初期配向状態に鈍感と
なるので表示上から有利である。
【0008】一方、横電界方式では、低電圧時あるいは
電圧ゼロ時に暗レベルの表示となるノーマリクローズ型
のため、初期配向状態の乱れに人の目は敏感である。従
って、こうした初期配向状態に大きな影響を及ぼすスペ
ーサ粒子の存在は、ノーマリオープン型のTN方式より
もノーマリクローズ型の横電界方式が、コントラスト比
の低下などの上からもその影響は大きい。
【0009】このような事情から、スペーサ粒子散布を
用いない構造の横電界方式の液晶表示装置が提案されて
いる。例えば、特開平6−214244号公報では、共
通電極と画素電極の両方を厚く形成し、セルギャップを
確保するためのスペーサとして兼用する方式が提案され
ている。
【0010】また、特開平10−48636号公報で
は、カラーフィルタ形成材料や遮光層(ブラックマトリ
クス)を構成する樹脂で形成した円柱状や半球状のスペ
ーサを、スイッチング素子の近傍に配置する方式が提案
されている。さらには、このようなスペーサ突起物によ
るラビング配向処理の不良を低減する目的で、ラビング
方向を長軸とする楕円柱状スペーサなどが提案されてい
る。
【0011】更に、特開平7−270807号公報で
は、画素電極の領域以外に形成された樹脂からなるブラ
ックマトリクス上に、スペーサ粒子の球状粒子の一部を
埋没させて固着し、画素領域にはスペーサ粒子を無くし
て、該粒子による表示の際の光漏れの発生を防止したT
N型液晶表示装置が提案されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、横電界
方式では複屈折性を用いて表示を行うことから、TN方
式と同等の表示特性を得るには、その基板間ギャップ、
いわゆるセルギャップ(液晶層の厚み)をTN方式(約
10μm程度)よりもかなり小さい4μm程度に設定す
る必要がある。
【0013】一般に、液晶層の厚みが小さくなると、セ
ルギャップの不均一に基づくリターデーション効果など
による表示むらが顕著になることから、横電界方式では
TN方式よりもセルギャップの均一性が要求されてい
る。従って、粒径のばらつきが0.05μm以下の均一
な粒径分布を持つ従来のスペーサ粒子と同等以上のスペ
ーサの厚み均一性が要求される。これはTN方式の約2
倍以上の均一性を要求されると云うことである。
【0014】前記のスペーサ粒子を用いない方式におい
ては、金属電極の厚み、または、カラーフィルタ形成材
料や遮光層を形成する樹脂を用いて形成したスペーサの
厚みを基板全面に渡り、上記スペーサ粒子の粒径のばら
つき以下の厚みで制御することは大変困難である。特
に、画面サイズが大きくなればなるほど、それらスペー
サの高さの均一化が困難となり、ひいてはセルギャップ
の厚み精度、均一性確保が難しくなると云う問題があ
る。
【0015】また、液晶表示装置が低温にさらされた場
合、セル内に気泡が発生すると云う問題がある。これは
低温時に液晶の体積収縮が起こり、それにセルギャップ
の変形が追従できないことで発生すると云われている。
このセルギャップの変形を妨げる要因がスペーサであ
る。従って、前記のようなスペーサ粒子の代わりに非常
に硬い金属電極をスペーサに兼用した場合、上記の問題
に対処することができない。
【0016】また、カラーフィルタ形成材料や遮光層を
形成する樹脂をスペーサに用いた場合には、樹脂の熱膨
張係数や圧縮変形率などを考慮しなければ、上記の問題
に対処できないと云う問題がある。
【0017】本発明の目的は、横電界方式における上記
従来技術の課題を解決し、大きな面積の表示セルにおい
てもセルギャップの均一性が良好で、暗表示時のスペー
サ周辺の光漏れによるコントラスト比の低下がない高品
位な画質を有し、かつ、生産性にも優れた横電界方式の
液晶表示装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
【0019】〔1〕 少なくとも一方が透明な一対の基
板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層と、前記一
対の基板の一方の基板上に形成され基板面にほぼ平行な
電界を前記液晶層に印加する電極群と、前記一対の基板
上の前記液晶層に接する面上に形成された配向制御膜
と、前記液晶層の分子配向状態に応じて光学特性を変え
る光学手段と、前記液晶層の厚みを制御する前記基板間
に挟持された複数のスペーサを備えた液晶表示装置にお
いて、前記スペーサが非開口部のみに設けられており、
該スペーサの一部が球状スペーサとそれを埋設,固着す
るパターン状に形成された樹脂パターンにより構成され
ていることを特徴とする液晶表示装置。
【0020】〔2〕 前記スペーサが、前記電極群およ
び/またはその配線電極群の上のみに形成されている前
記の液晶表示装置。
【0021】〔3〕 前記スペーサが、前記電極群を有
する基板と対向配置された他方の基板上の遮光層(ブラ
ックマトリクス)上または保護膜上に形成されている前
記の液晶表示装置。
【0022】〔4〕 前記スペーサが、光硬化性または
熱硬化性の樹脂により規則的なパターンを構成している
前記の液晶表示装置。
【0023】〔5〕 前記スペーサを構成する光硬化性
または熱硬化性の樹脂が、カラーフィルタまたは遮光層
(ブラックマトリクス)を構成する樹脂と同じ樹脂で形
成されている前記の液晶表示装置。
【0024】〔6〕 前記スペーサの端部が、傾斜角度
45度以下またはアスペクト(縦/横)比が1以下の順
テーパの傾斜面を有するものである前記の液晶表示装
置。
【0025】〔7〕 少なくとも前記スペーサを埋設,
固着している基板面側の配向制御膜が、光反応性樹脂材
料で形成され直線偏光の照射により配向方向を制御され
た膜で構成されている前記の液晶表示装置。
【0026】〔8〕 前記光反応性樹脂材料が、ジアゾ
ベンゼン基,スチルベン基またはその誘導体を含むポリ
マおよび/またはオリゴマを含む有機高分子材料である
前記の液晶表示装置。
【0027】
〔9〕 前記ポリマまたはオリゴマがエチ
レン基,アセチレン基,ジアセチレン基またはマレイミ
ド基を含む前記の液晶表示装置。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明によれば、前記スペーサを
フォトリソグラフィ工程などにより規則的なパターンと
して非開口部のみに光や熱で硬化する樹脂と、粒径が均
一なスペーサ粒子を混合することで形成することが可能
になる。
【0029】さらに、上記パターンを形成する光または
熱により硬化する樹脂が、少なくともカラーフィルタま
たは前記遮光層(ブラックマトリクス)を構成する樹脂
であってもよい。かかる樹脂の一例としては、公知の光
重合性のアクリル系樹脂やポリイミドがある。
【0030】本発明によれば、セルギャップの均一性は
従来の均一な粒径分布を持つスペーサ粒子が担い、非開
口部への選択配置された該スペーサ粒子の固定はパター
ニングされた樹脂が担う。上記両者の相乗効果によりセ
ルギャップの均一性と気泡等の発生を防止することがで
きる。
【0031】上記のスペーサの作製手順としては、粒径
分布が均一なスペーサ粒子を一定割合で混合した樹脂溶
液の塗膜ないし印刷膜を作製し、フォトリソグラフィ法
によるパターニングにより上記柱状スペーサを形成す
る。あるいは、はじめに樹脂溶液の塗膜ないし印刷膜を
作製し、その上から粒径分布の均一なスペーサ粒子を通
常よりは多めに分散させる。その後、フォトリソグラフ
ィ法によるパターニングにより上記柱状スペーサを非開
口部にのみ形成する。上記非開口部に選択的にパターニ
ングされた上記スペーサ部以外の樹脂やスペーサ粒子
は、洗浄工程により基板上から取り除かれる。
【0032】ここでは、樹脂溶液を用いた薄膜作製方法
としてスピン塗布法、あるいは、印刷法などを採用して
行うが、光硬化性樹脂のフィルムを接着して薄膜を形成
してもよい。なおその際には基板との密着性のよいもの
を選ぶ必要がある。
【0033】さらに本発明によれば、上記スペーサの端
部に、傾斜角度が45度以下またはアスペクト(縦/
横)比が1以下の順テーパの傾斜を形成する。特に、傾
斜角度45〜10度のものが後述の光配向膜の形成の上
から好ましい。
【0034】通常、このようなスペーサを設けた基板上
に配向膜を形成し、ラビングにより配向処理が行われ
る。この際、スペーサは大きな摩擦抵抗を与える突起と
して作用し、ラビング処理を妨げる可能性がある。しか
し、スペーサ端部に上記のような傾斜面を形成すること
により、ラビング不良を低減することができる。
【0035】さらにまた、ラビング処理は一方向からラ
ビング手段である繊維束等により応力を受けるため、樹
脂の膜厚が極端に薄く、スペーサ粒子が十分に埋設され
ていない等の機械的強度が不十分な部分では、こうした
ラビング処理でスペーサ粒子の剥離や脱離が発生するこ
とがある。従って、規則的パターンで基板に配設される
スペーサは、埋設するスペーサ粒子の粒径の1/3以上
〜粒径未満が望ましい。
【0036】配向処理には上記のラビング法以外に光配
向法が知られている。しかし、スペーサを設けた後に配
向膜を形成すると、突起となるスペーサの表面からの光
の反射や干渉などにより、その光配向が乱される。従っ
て、本発明のように、各スペーサの突起の端部に45度
以下の順テーパ傾斜面を設けることによって、スペーサ
突起からの反射光が表示領域の配向膜表面への乱反射と
ならないので、微細な部分にまで一定方向の均質な光照
射ができ、良好な光配向を形成することができるので、
ラビング法による配向処理法よりも極めて好ましい。
【0037】こうした光配向法においては、光配向膜と
してアゾベンゼン基,スチルベン基等を導入して光異性
化反応を利用する。しかし、この場合には配向膜材料と
基板との間の密着性や着色が問題となる。これに対して
は、上記配向制御膜と基板との間に該配向制御膜よりも
厚く、かつ、透明な有機高分子層を介在させることで解
決できる。この有機高分子層はある程度の厚みを有して
いるため、温度変化等によって生じる歪みを低減する作
用がある。
【0038】また、上記透明有機高分子層と配向制御膜
とをポリイミドで構成することにより、密着性がさらに
強化されるので望ましい。
【0039】または、配向制御膜の厚みを0.04〜0.
3μmとすることで、スペーサ突起の端部に形成した順
テーパの傾斜面がより効果的に機能するので好ましい。
なお、上記の配向制御膜は、濃度1〜15重量%の可溶
性ポリイミドを塗布し、その溶剤が蒸発する温度以上に
加熱する。また、ポリアミック酸を用いる場合には、イ
ミド化し得る温度まで上げてポリイミドとする。次に、
本発明を実施例により具体的に説明する。
【0040】
【実施例】〔実施例 1〕図1は、本発明の一実施例で
ある液晶表示装置の模式断面図である。透明な一対の基
板1,1’の間に、液晶層32が挟持されており、該液
晶層32の液晶分子6の配向方向を模式的に示した。ま
た、上記基板1,1’の両外側には偏光板9,9’が配
置されている。基板1のセル内側の面上にはストライプ
状に形成された共通電極2と画素電極3が、その上に絶
縁層4が形成されている。該絶縁層4の上には配向制御
膜8が形成されている。
【0041】共通電極2は、画像信号によらない定まっ
た波形の電圧を印加する電極であり、画素電極3は画像
信号に応じて波形が変わる電圧を印加する電極である。
また、画素電極3と同じ高さに映像信号電極10が配置
されている。
【0042】画素電極3と映像信号電極10の厚みはい
ずれも0.2μmである。また、絶縁層4は本実施例で
は2層に形成したが、いずれも窒化シリコン膜からな
り、厚みはいずれも0.4μmである。
【0043】対向する他方の基板1’にはカラー表示を
行うためのカラーフィルタ5を形成した。
【0044】カラーフィルタ5としては、赤,緑,青の
有機顔料をアクリル系樹脂レジストを用いてレジスト塗
布、露光、現像と通常のフォトリソグラフィの手順に従
い、赤,緑,青の順で処理し、約2μmの膜厚に形成し
た。
【0045】このカラーフィルタ5が形成されている基
板1’には、3原色である赤(R)、緑(G)、青
(B)の各境界部に、樹脂と黒色顔料との混合物で構成
された遮光層となるブラックマトリクス28を形成し、
該ブラックマトリクス28の厚みは3原色のカラーフィ
ルタ部のいずれよりも厚く形成した。また、ブラックマ
トリクス28および3原色のカラーフィルタ5の面上に
は透明な有機高分子層からなる保護膜7を形成した。
【0046】上記保護膜7としては、アクリル(エポキ
シ)系樹脂を塗布し、表面が平坦になるよう約2μmの
膜厚とした。
【0047】ブラックマトリクスとしては、カーボンと
有機顔料を混合したアクリル系樹脂を主体とする黒色感
光性レジストを塗布し、フォトリソグラフィにより膜厚
約1.2μmの格子状パターンに形成した。
【0048】前記非開口部としては、信号配線電極、画
素内の共通電極、画素電極、スイチング素子等の遮光部
分があるが、ここではカラーフィルタ基板上の遮光部分
であるブラックマトリクスを選択し、スペーサを形成し
た。
【0049】ブラックマトリクス28上の保護膜7の上
には、球径3.8μmの均一な球状スペーサ30が埋
設,固着された約10μm角、厚さ約1.5μmの紫外
線硬化樹脂からなる樹脂パターン33(パターン形状は
図3参照)が、規則性を持って一画素に4個の割合で形
成した。
【0050】上記樹脂パターン33中に球状スペーサ3
0の粒子を含むパターンの数は一画素当り平均約2個
で、これらがパネル全面にほぼ均一に分布されている。
まれに前記樹脂パターン33中に2個の球状スペーサ3
0が埋設されていることもある。
【0051】樹脂分濃度約20重量%のネガ型感光性樹
脂溶液中に、樹脂製の球状スペーサを約30重量%の割
合で均一に配合し、それを基板上に塗布,プリベークす
ることにより球状スペーサが混在した膜厚約1.9μm
の薄膜を形成した。
【0052】次に、樹脂パターン33のマスクを用いて
露光,現像および洗浄処理し、さらにポストベーク処理
により球状スペーサが埋設された膜厚約1.5μmの樹
脂パターン33を形成した。
【0053】また、別の手法として、樹脂分濃度約20
重量%のネガ型感光性樹脂溶液を基板上に全面塗布,プ
リベーク後、その上から樹脂製の球状スペーサを散布
し、押圧することにより球状スペーサが混在した膜厚約
1.9μmの薄膜を形成した。
【0054】次に、樹脂パターン33のマスクを用いて
露光,現像および洗浄処理し、上記と同様にして球状ス
ペーサが埋設された膜厚約1.5μmの樹脂パターン3
3を形成した。
【0055】なお、上記樹脂パターン33の膜厚は、測
定用サンプルを基板から切り出し、触針式膜厚測定装置
(触針式表面段差計)、および、走査型原子力間顕微鏡
を用いて樹脂パターン33の表面の凹凸を測定し、その
結果から膜厚を算出した。
【0056】このようにして画素電極3、映像信号電極
10を覆う絶縁層4の上に、また、ブラックマトリクス
28上の保護膜7、並びに球状スペーサ30を埋設した
樹脂パターン33と、画素領域に配向制御膜8,8’が
塗布形成されている。該配向制御膜8,8’の厚みは
0.12μmとした。ただし、上記電極上部ならびに球
状スペーサ30を埋設した樹脂パターン33上部の配向
制御膜の膜厚は、該膜を形成するワニス塗布時のワニス
の流動性により若干薄く、前者が約0.08μm、後者
が約0.06μmであった。
【0057】配向制御膜8,8’は、ポリイミド前駆体
であるポリアミック酸の濃度8%溶液を塗布し、200
℃で30分間焼成してイミド化した。なお、上記ポリア
ミック酸は、4,4'−ジアミノジフェニルメタンと、ピ
ロメリット酸二無水物および1,2,3,4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物とを用いて合成した。
【0058】配向させる液晶分子の長軸方向が図4で定
義した角度ΦLC=75度となるよう配向制御膜8の上
を、レーヨン製繊維で構成されたバフ布を用いてラビン
グ処理を施した。
【0059】その後、上下基板を重ね合わせ、周辺部を
エポキシ系材料のシール剤によりシールして空セルを組
み立てた。これに液晶組成物を室温で封入し、さらにそ
の後、100℃、10分のアニーリングを施すことで、
良好な液晶配向を得た。
【0060】上記のようにして、液晶層の厚みdが4.
0μmの液晶表示装置を得た。液晶組成物としては誘電
異方性が正のネマチック液晶を用いた。該ネマチック液
晶の誘電異方性Δεの値は10.2、屈折率異方性Δn
は0.073である。
【0061】図5はこのようにして得られたパネル内で
の液晶分子のスイッチング原理を説明する模式断面図で
ある。
【0062】本実施例では、図5(a),(c)で示す
ように、液晶分子6は電界無印加時にはストライプ状の
電極2,3の長手方向の垂直方向に対してΦLC=75度
となるようにしたが、誘電率異方性が正の液晶の場合
は、45度≦|ΦLC|<90度となるようにすればよ
い。また、図5における液晶組成物としては、誘電異方
性が負のものであっても構わない。その場合には初期配
向状態をストライプ状電極に対する垂直方向から0度≦
|ΦLC|<45度に配向させるとよい。なお、図5にお
いてはその配向方向11を矢印で示した。
【0063】次に、図5(b),(d)は、電極2,3
の間に電界13を印加した場合を示す。電界13の方向
に液晶分子6は分子長軸が平行になるようその向きを変
え、それによって光透過率が変化する。
【0064】本実施例では複屈折モードの表示方式を採
用したために、直交した偏光板9,9の間に液晶セルを
挟んだ。さらに、低電圧で暗表示となるノーマリクロー
ズ特性とするためには、一方の偏光板の偏光透過軸を液
晶の初期配向方向に直交させる。
【0065】図6は本実施例の液晶表示装置における回
路構成を示す。垂直走査信号回路17、映像信号回路1
8、共通電極駆動用回路19、電源回路およびコントロ
ーラ20で構成されるが、本発明はこの構成に限定され
るものではない。
【0066】図7は本実施例の液晶表示装置における光
学系システムの構成を示す。液晶パネル27の背面に、
光源21、ライトカバー22、導光体23、光拡散シー
ト24から成るバックライトユニット26が設けられて
いる。
【0067】ここでは正面輝度を増大させるためのプリ
ズムシートからなる集光シート25が設けた。この集光
シート25は特に設けなくてもよい。むしろ、輝度の視
野角依存性を軽減するためには無い方が好ましい。
【0068】本実施例の特徴は、図1に示したように液
晶層32の厚みを均一に制御するため、遮光層であるブ
ラックマトリクス28上の非開口部に、規則的な樹脂パ
ターンと、該パターン中に均一な粒径のスペーサ粒子が
埋設された樹脂パターン33とで構成されたスペーサを
形成したことである。これにより、本実施例の液晶セル
のギャップ精度は3.8±0.1μmとなり、通常の球状
スペーサ粒子を分散した場合とほぼ同等のセルギャップ
の変動幅内に抑えることができた。
【0069】上記のことから、基板上に存在するほとん
ど全ての球状スペーサがセルギャップ制御に寄与し、通
常の分散法の場合よりもセルギャップ制御がより効果的
に機能していることが分かる。また、非開口部のみにス
ペーサを配置することで、従来の表示領域に存在したス
ペーサによる液晶配向乱れや、それに伴なう光漏れなど
が防止でき、暗レベルの良好な高コントラスト比の液晶
表示装置が得られた。
【0070】また、本実施例の液晶セルを保冷室で−3
0℃,4時間保管したが、目立った気泡の発生は認めら
れなかった。
【0071】さらにまた、球状スペーサを埋設する樹脂
パターン33の端部に43〜45度の傾斜角度を付ける
ことで、ラビング配向処理時の摩擦が減り、ラビング不
良によるとみられる液晶の配向乱れは殆ど認められなか
った。
【0072】また、本実施例の樹脂パターン33の膜厚
は約1.5μmで、球径3.8μmの球状スペーサ粒子
は、しっかりと保持・埋設されラビング処理時の脱離も
全く認められなかった。
【0073】以上により対角が13.3インチ、画素数
が1,024×RGB×768の横電界方式の液晶表示
装置を作製したところ、コントラスト比が全面に渡り3
00を上回り、かつ、表示均一性の良好な液晶表示装置
が得られた。
【0074】なお、コントラスト比は、液晶表示装置作
製後、輝度計を用いて液晶駆動電圧0V,6Vにおける
輝度を測定し、それらの輝度比の平均値からコントラス
ト比を算出した。
【0075】〔実施例 2〕図2は本実施例の液晶表示
装置の模式断面図である。液晶層32に平行な電界を印
加するための電極群を有する基板9側(電極配線部上)
に、球状スペーサ30を埋設した樹脂パターン33を形
成した点以外は実施例1と同様である。
【0076】これを用いて、対角が13.3インチ、画
素数が1,024×RGB×768の横電界方式の液晶
表示装置を作製したところ、全面に渡り250を上回る
高コントラスト比で、かつ、表示均一性の良好な液晶表
示装置が得られた。
【0077】〔比較例 1〕実施例1および2ではスペ
ーサとして球状スペーサを埋設した樹脂パターン33を
用いたが、本比較例では図8に示すように、フォトリソ
グラフィ法によりブラックマトリクス28上に、円柱状
スペーサ31を規則性を持って形成した。この円柱状の
スペーサ31を用いた点以外は実施例1と同様である。
【0078】液晶層の厚み3.7μmの対角が13.3イ
ンチ、画素数が1,024×RGB×768の横電界方
式の液晶表示装置を作製した。セルギャップばらつきに
起因すると考えられる輝度むらがパネル全面にみられ
た。特に、この輝度むらは中間調表示で顕著であった。
【0079】上記円柱状スペーサ31の高さを測定した
ところ、3.9±0.25μmで、基板の中央付近が比較
的高く、周辺に向かうに従い低くなると云う高さ分布を
有することが判明した。また、−30℃の保冷庫で4時
間保管したところ、直径数μmの気泡の発生が確認され
た。
【0080】なお、円柱状スペーサ31の高さの測定
は、前記樹脂パターンの膜厚測定と同様にして測定し
た。
【0081】また、前記−30℃の保冷庫で4時間保管
後の気泡発生の確認は、全面点灯した際の目視観察によ
り確認した。気泡が発生すると、その気泡サイズにもよ
るが、一般には小さな気泡が寄り集まり大きな気泡に成
長する。また、その背超した気泡部分は液晶が存在しな
いため点灯時に光が透過しない黒点として観測されるの
で、目視で容易に確認することができる。
【0082】〔比較例 2〕用いたスペーサの形状およ
び配置以外は実施例2と同様に、フォトリソグラフィ法
により走査電極14および共通電極2上に4.2μmの
粒径の球状スペーサ30を埋設する約0.6μm厚の樹
脂パターン33を規則性を持って形成し、図3の模式図
に示すような構成とした。
【0083】図3(a)はパネル面に垂直な方向から見
た平面図であり、図3(b),(c)は側断面図であ
る。一つの画素は、映像信号電極10と、それに平行な
共通電極2および画素電極3によって4分割されてい
る。
【0084】液晶層の厚みを4.0μmとして、対角が
13.3インチ、画素数が1,024×RGB×768の
横電界方式の液晶表示装置を作製したところ、セルギャ
ップばらつきに起因すると考えられる輝度むらがパネル
全面にみられた。特に、この輝度むらは中間調表示で顕
著であった。
【0085】この輝度むらが発生した領域を顕微鏡で観
察すると、丁度、スペーサを埋設させるために規則性を
持って形成した樹脂パターン33の周囲に多発してお
り、埋設されたはずの球状スペーサが剥ぎ取られたよう
な痕跡が多数みられた。このことから、本比較例で発生
した輝度むらは、樹脂パターンの厚み不足のために、本
来埋設,固着されているはずの球状スペーサ30の粒子
が、ラビング処理によって剥ぎ取られたためと考えられ
る。
【0086】〔実施例 3〕4,4'−ジアミノアゾベン
ゼンと4,4'−ジアミノジフェニルメタンとの等モル混
合物と、酸無水物としてピロメリット酸二無水物および
1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物
とを用いてポリアミック酸を合成し、これを基板表面に
塗布後、200℃、30分焼成してイミド化を行なって
配向制御膜を形成した。それ以外は実施例1と同様であ
る。
【0087】なお、球状スペーサを埋設し、規則性を持
って形成したブラックマトリクス28上の保護膜7上に
形成した樹脂パターン33は、その端部のテーパ傾斜面
の角度が約40度、アスペクト比で約0.84を示す順
テーパを形成した。
【0088】感光性樹脂からなる塗膜に樹脂パターン3
3のマスクを用いて露光する際のフォーカスを調整する
ことで、露光,現像,焼成後の樹脂パターン33の端部
にテーパ傾斜面を形成することができる。
【0089】露光をデフォーカスにした場合にはマスク
端部からの光漏れが起こり見かけ上、解像度が低下する
ようになり、結果的に傾斜角度は小さくアスペクト比
(縦/横)比も小さくなる。
【0090】本実施例では感光性樹脂パターンのデフォ
ーカス露光後、230℃,30分の熱処理により傾斜角
度40度、アスペクト比約0.84を得た。また、通常
露光条件で露光処理後、ポストベークのプロセスとして
120℃/30分、230℃/30分の2段階の熱処理
を施すことによっても、上記と同様な傾斜角度,アスペ
クト比を得ることが可能である。
【0091】なお、この角度は断面形状の走査型電子顕
微鏡からその端部の傾斜角度を算出した。
【0092】上記を波長436nmの高圧水銀灯を光源
として、偏光板を介して直線偏光を照射し光配向処理を
行なった。照射光量は約2J/cm2である。次いで、
上下基板を重ね合わせ、周辺部をエポキシ系のシール剤
でシールし空セルを組立てた。
【0093】このセルに実施例1と同様に誘電異方性が
正のネマティック液晶を封入後、100℃、10分のア
ニーリングを施し、上記の照射偏光方向に対してほぼ垂
直方向に液晶分子が一様に配向した光配向による液晶表
示装置を得た。該液晶表示装置の液晶層32の厚みは
4.0μmである。
【0094】上記により対角が13.3インチ、画素数
が1,024×RGB×768の横電界方式の液晶表示
装置を作製したところ、輝度むらが無く、コントラスト
比が全面に渡り300を上回り、かつ、表示均一性の良
好な液晶表示装置が得られた。
【0095】〔比較例 3〕本比較例では、球状スペー
サ30が埋設され、規則性を持ってブラックマトリクス
28上の保護膜7上に樹脂パターン33を形成した。該
樹脂パターン33の端部にはテーパ傾斜角が約60度、
アスペクト比約1.73の順テーパを実施例3と同様に
して形成した。
【0096】上記以外は実施例3と同様に、対角が1
3.3インチ、画素数が1,024×RGB×768の横
電界方式の液晶表示装置を作製した。
【0097】上記液晶表示装置を観察したところ、ある
規則性を持って表示領域に配向が乱れた領域が全面に多
発していた。この配向不良部を顕微鏡で観察すると、丁
度、規則性を持って形成した樹脂パターンの周囲に発生
していることが分かった。
【0098】上記から、本比較例で発生した配向不良
は、樹脂パターン33の端部のテーパ傾斜面(傾斜角度
約60度)で、光配向のために照射した直線偏光が反射
して、表示領域の光配向膜に照射されたことによる配向
の乱れが原因と分かった。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、広視野角特性を有し、
大型面表示に適した横電界方式のアクテイブマトリクス
型液晶表示装置において、大面積においてもセルギャッ
プの均一性が良好で、暗表示時のスペーサ周辺の光漏れ
によるコントラスト比の低下がない高品位な画質を有
し、かつ、生産性にも優れた液晶表示装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の横電界方式の液晶表示装置の一実施例
の模式断面図である。
【図2】本発明の横電界方式の液晶表示装置の一実施例
の模式断面図である。
【図3】本発明の比較例に用いた単位画素部の電極群、
絶縁膜、配向制御膜の配置を示す平面並びに断面の模式
図である。
【図4】電界方向に対する液晶分子長軸方向と偏光板透
過軸との成す角を説明する説明図である。
【図5】横電界方式の液晶表示装置における液晶分子の
動作を示す模式断面図である。
【図6】本発明の液晶表示装置の回路構成の一例を示す
回路構成図である。
【図7】本発明の液晶表示装置の光学系の構成の一例を
示す模式断面図である。
【図8】比較例の液晶表示装置の模式断面図である。
【符号の説明】
1,1’…基板、2…共通電極、3…画素電極、4,
4’…絶縁層、5…カラーフィルタ、6…液晶分子、7
…保護膜、8,8’…配向制御膜、9,9’…偏光板、
10…映像信号電極、11…ラビング方向、12…偏光
板透過軸方向、13…電界方向、14…走査電極(ゲー
ト配線電極)、15…TFT素子、16…アモルファス
シリコン(a−Si)、17…垂直走査信号回路、18
…映像信号回路、19…共通電極駆動用回路、20…電
源回路およびコントローラ、21…光源、22…ライト
カバー、23…導光体、24…光拡散シート、25…集
光シート、26…バックライトユニット、27…液晶パ
ネル、28…ブラックマトリクス、30…球状スペー
サ、31…柱状スペーサ、32…液晶層、33…樹脂パ
ターン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 英俊 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 近藤 克己 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2H089 LA07 LA09 LA16 LA19 LA20 NA05 NA24 PA05 QA12 QA14 QA15 RA05 SA01 SA03 TA01 TA02 TA04 TA09 TA12 TA13 TA17 TA18 TA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明な一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持された液晶層と、前記一対の基
    板の一方の基板上に形成され基板面にほぼ平行な電界を
    前記液晶層に印加する電極群と、前記一対の基板上の前
    記液晶層に接する面上に形成された配向制御膜と、前記
    液晶層の分子配向状態に応じて光学特性を変える光学手
    段と、前記液晶層の厚みを制御する前記基板間に挟持さ
    れた複数のスペーサを備えた液晶表示装置において、 前記スペーサが非開口部のみに設けられており、該スペ
    ーサの一部が球状スペーサとそれを埋設,固着するパタ
    ーン状に形成された樹脂パターンにより構成されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記スペーサが、前記電極群および/ま
    たはその配線電極群の上のみに形成されている請求項1
    に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記スペーサが、前記電極群を有する基
    板と対向配置された他方の基板上の遮光層(ブラックマ
    トリクス)上または保護膜上に形成されている請求項1
    に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記スペーサが、光硬化性または熱硬化
    性の樹脂により規則的なパターンを構成している請求項
    1,2または3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記スペーサを構成する光硬化性または
    熱硬化性の樹脂が、カラーフィルタまたは遮光層(ブラ
    ックマトリクス)を構成する樹脂と同じ樹脂で形成され
    ている請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記スペーサの端部が、傾斜角度45度
    以下またはアスペクト(縦/横)比が1以下の順テーパ
    の傾斜面を有するものである請求項1〜5のいずれかに
    記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記スペーサを埋設,固着し
    ている基板面側の配向制御膜が、光反応性樹脂材料で形
    成され直線偏光の照射により配向方向を制御された膜で
    構成されている請求項1〜6のいずれかに記載の液晶表
    示装置。
  8. 【請求項8】 前記光反応性樹脂材料が、ジアゾベンゼ
    ン基,スチルベン基またはその誘導体を含むポリマおよ
    び/またはオリゴマを含む有機高分子材料である請求項
    7に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記ポリマまたはオリゴマがエチレン
    基,アセチレン基,ジアセチレン基またはマレイミド基
    を含む請求項8に記載の液晶表示装置。
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