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JP2000126678A - 遮熱性塗料を塗装した塗装金属板 - Google Patents

遮熱性塗料を塗装した塗装金属板

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Publication number
JP2000126678A
JP2000126678A JP10305986A JP30598698A JP2000126678A JP 2000126678 A JP2000126678 A JP 2000126678A JP 10305986 A JP10305986 A JP 10305986A JP 30598698 A JP30598698 A JP 30598698A JP 2000126678 A JP2000126678 A JP 2000126678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
sheet
aluminum
steel sheet
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10305986A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiyasu Takahashi
通泰 高橋
Noriyasu Noda
憲康 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGASHIMA TOKUSHU TORYO KK
Original Assignee
NAGASHIMA TOKUSHU TORYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NAGASHIMA TOKUSHU TORYO KK filed Critical NAGASHIMA TOKUSHU TORYO KK
Priority to JP10305986A priority Critical patent/JP2000126678A/ja
Publication of JP2000126678A publication Critical patent/JP2000126678A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒色又は濃彩色の塗料を塗装した金属板であ
っても、近赤外領域の反射特性に優れ、そのため塗装金
属板の温度上昇を防ぐことができて耐候性にも優れる塗
装金属板を得ること。 【解決手段】 可視領域で吸収を示し近赤外領域では反
射を示す顔料と、JISA 5759に定義される日射
反射率が12%以上である着色顔料を少なくとも一種以
上と、耐候性に優れるビヒクルと、必要に応じて白色顔
料とを含有する遮熱性塗料を、冷間圧延鋼板、亜鉛めっ
き鋼板、アルミニウムめっき鋼板、アルミニウム−亜鉛
めっき鋼板、アルミニウム−マンガンめっき鋼板、アル
ミニウム板、ステンレス鋼板、銅板から選ばれる金属板
に塗装した塗装金属板からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱等に対して
遮蔽効果を有する塗装金属板に関する。
【0002】
【従来の技術】省エネルギー等の観点から、太陽熱等に
対して遮蔽効果を有する塗装金属板について、従来数多
くの提案がなされている。しかしそれらの多くが、金属
板に塗装する塗料に白色又はそれに近い淡彩色のものを
用いた例であり、黒色又はそれに近い濃彩色についての
ものではない。濃彩色の塗料には通常、カーボンブラッ
クや鉄黒等の顔料が使用されるが、これらは淡彩色に比
較すると、紫外から近赤外領域にわたる広い波長域で太
陽光を吸収しやすく、そのため塗膜から金属板を通じて
屋内等の温度上昇を招く。さらに、塗膜中の樹脂が熱劣
化することによって、塗膜の白亜化、変退色等を引き起
こす。これらの現象は特に、濃彩色でかつ艶消しの塗膜
においてより顕著に見られる。
【0003】黒色又は濃彩色の遮熱性塗料を塗装した金
属板に関する従来技術として、紫外及び近赤外領域で高
い反射率を示す赤、橙、黄、緑、青、紫系顔料のいずれ
か2種以上を、加法混色によりマンセル記号N−1の黒
にした塗料を塗装してなる被覆構造物が特開平4−25
5769号で開示されている。この技術により、近赤外
領域において吸収を示さない被覆構造物が得られ温度上
昇を抑えることができるが、一方で加法混色した各顔料
の耐候性が異なるため、使用中に耐候性の弱い顔料が変
退色することによって塗膜全体の色合いが本来の黒色か
ら紫、緑、オレンジ色等に変色するという問題点があ
る。また、加法混色によってマンセル記号N−1の黒を
調整することは極めて難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の黒色又は濃彩色の遮熱性塗料を塗装した金属板は、
塗膜の耐候性、保色性等の点で不十分であり、また塗料
の色相調整も困難であった。そこで本発明は、黒色又は
濃彩色の塗料を塗装した金属板であっても、近赤外領域
の反射特性に優れ、そのため塗装金属板の温度上昇を防
ぐことができて耐候性にも優れる新規塗装金属板を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、可視領域で吸収を示し近赤外領域では反射
を示す顔料と、JIS A 5759に定義される日射
反射率が12%以上である着色顔料を少なくとも一種以
上と、耐候性に優れるビヒクルと、必要に応じて白色顔
料とを含有する遮熱性塗料を、金属板に塗装してなる塗
装金属板としたことを特徴とする。
【0006】また、前記金属板は、冷間圧延鋼板、亜鉛
めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、アルミニウム−
亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−マンガンめっき鋼板、
アルミニウム板、ステンレス鋼板、銅板から選ばれる金
属板であることを特徴とする。
【0007】また、前記金属板は、JIS A 575
9に定義される日射反射率が60%以上の金属板である
ことを特徴とする。
【0008】さらに本発明は、前記金属板が、アルミニ
ウムを50wt%以上含有する金属板又はアルミニウム
を50wt%以上含有する金属でめっきした金属板であ
って、かつJIS A 5759に定義される日射反射
率が60%以上の金属板であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を詳細
に説明する。
【0010】まず、本発明の塗装金属板を構成する遮熱
性塗料について説明する。遮熱性塗料は、可視領域で吸
収を示し近赤外領域では反射を示す顔料(以下、濃彩色
反射顔料という)を用いることを特徴とする。可視領域
で吸収を示すため、従来のカーボンブラック等と同様
に、黒色、濃茶色等の濃彩色を呈する。しかし、近赤外
領域において光吸収がなく、高い反射率を有するため、
熱エネルギーの吸収がなく、塗膜の熱劣化を抑制すると
共に、塗膜及び金属板の温度上昇を防ぐことができる。
【0011】上記の濃彩色反射顔料としては、紫外及び
可視領域で吸収を示し近赤外領域で反射を示す顔料であ
れば特に限定することなく用いることができるが、その
中でも、JIS A 5759建築用熱線遮蔽及びガラ
ス飛散防止フィルムで定義される350〜2100nm
の領域における日射反射率が15%以上である顔料が好
適に用いられる。なお、本特許の日射反射率データは、
十分に隠蔽された状態、具体的には隠蔽率が約1.0の
塗膜において測定される。
【0012】また濃彩色反射顔料は、日射反射率が15
%以上であると同時に、CIE1976L ** *
空間におけるL* 値が24以下のものを用いる。L*
が24以下であることは黒色又はそれに近い濃彩色であ
ることを意味する。以上のような条件を満たす顔料の具
体例としては、商品名クロモファインブラックA−11
03(大日精化工業(株)製)のアゾメチアゾ系顔料等
が挙げられる。
【0013】塗料中の濃彩色反射顔料の含有量として
は,塗料を塗装した金属板の用途、耐候性等を考慮して
適宜設定することができるが、含有量が少ないと隠蔽力
が不足して塗料本来の美観の役割を十分発揮できず、か
つ下塗等の劣化を生じやすくなり、逆に含有量が多い
と、塗膜が脆くなりかつコストも高くなるため、塗料の
樹脂固形分100重量部に対して7〜110重量部が好
ましい。
【0014】さらに遮熱性塗料は、耐候性の優れたビヒ
クルを用いることを特徴とする。ここでいう耐候性に優
れたビヒクルとは、耐黄変性、保色性、光沢保持性、耐
薬品性、及び耐白亜化性等に優れたビヒクルをいい、水
溶性型及び溶剤型、あるいは常温乾燥型及び焼き付け型
のいずれも用いることができる。このようなビヒクルを
上述の濃彩色反射顔料と共に用いることにより、塗膜及
び塗装金属板全体としての優れた遮熱性及び耐候性を得
ることができる。
【0015】上記の耐候性の優れたビヒクルの具体例と
しては、その主成分に、アクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、シリコン変性ポリエステル樹脂、シリコン変性アク
リル樹脂、アルキッド樹脂、塩化ビニル樹脂、及びフッ
素系樹脂等を用いたものを挙げることができ、その中で
もポリエステル樹脂、フッ素系樹脂は好適に用いられ
る。また必要に応じ、各種イソシアネート、メラミン樹
脂等の硬化剤を用いることができる。
【0016】塗料には、上記の濃彩色反射顔料に加え
て、カーボンブラックや鉄黒等の従来の黒色顔料を除い
た着色顔料を少なくとも一種以上と、白色顔料(以下、
着色顔料等という)とを含有することができる。白色顔
料は必要に応じて用いればよく、したがって濃彩色反射
顔料以外の顔料として、着色顔料のみの場合と着色及び
白色顔料を用いる場合が適用可能である。着色顔料等を
含有することによって様々な色の塗料を調整することが
できる。従来のカーボンブラック等の黒色顔料を混色す
る場合に比較すると、塗膜の熱エネルギーの吸収が少な
いため変退色等が起こりにくい。
【0017】上記着色顔料としては、通常用いられる各
種顔料が適用可能であるが、その中でも、JIS A
5759に定義される350〜2100nmの領域にお
ける日射反射率が12%以上の顔料が好適に用いられ
る。なお、本特許の日射反射率データは十分に隠蔽され
た塗膜において測定される。この条件を満たす着色顔料
の例としては、モノアゾ系エロー(商品名ホスターパー
ムエローH3G:ヘキスト(株)製)等の黄色系顔料、
酸化鉄(商品名トダカラー120ED:戸田工業(株)
製)、キナクリドンレッド(Hostaperm Re
d E2B70:ヘキスト(株)製)等の赤色系顔料、
フタロシアニンブルー(商品名シヤニンブルーSPG−
8:大日本インキ(株)製)等の青色系顔料、フタロシ
ヤニングリーン(商品名シヤニングリーン5310:大
日精化工業(株)製)等の緑色系顔料等が挙げられる。
【0018】また前記白色顔料としても、特に限定され
るものではなく、具体例として酸化チタン、亜鉛華等の
顔料を適宜用いることができる。酸化チタンはルチル
型、アナターゼ型共に適用可能であるが、ルチル型の酸
化チタンが特に好適に用いられる。
【0019】濃彩色反射顔料と着色顔料等を組み合わせ
て用いる場合の含有量は、塗料の樹脂固形分100重量
部に対してそれぞれ、濃彩色反射顔料を7〜110重量
部、着色顔料を7〜110重量部、及び白色顔料を40
〜230重量部とすることが好ましい。これ以外の範囲
では、含有量が少ないと隠蔽力が不足し、含有量が多い
と塗装作業性、耐久性に劣るため不適当である。
【0020】また顔料全体としての含有量は、塗料の樹
脂固形分100重量部に対して7〜150重量部とする
ことが好ましい。含有量は所定の量より少ないと、塗膜
の隠蔽力が十分に得られず太陽光等が透過しやすくなる
ため温度上昇が起こり塗膜劣化の原因となる。また隠蔽
力を得るため膜厚を厚くすると塗装作業性に支障をきた
すため不適当である。逆に所定の量より多いと、塗膜表
面の顔料が一部むき出しになるため平滑度が低下し、水
分、光、熱等に対する耐性も著しく損なわれるため不適
当である。
【0021】塗料を作製する際の分散工程における、上
記の濃彩色反射顔料及び着色顔料等の分散度は、塗料の
種類、塗装金属板の用途等によって設定することができ
特に限定されるものではないが、平均粒子径が50μm
以下になるように分散することが好ましく、10μm以
下が最も好ましい。50μm以上であると、塗膜表面が
凸凹になり外観を損なうと共に、粗い塗膜表面に塵埃等
が付着しやすくなり、塗膜温度が上がりやすくなって耐
候性、耐汚染性、色安定性等が悪化するため不適当であ
る。
【0022】顔料を分散させる際に用いる分散媒体とし
ては鉄以外のものを用いることが好ましい。鉄製の分散
媒体は着色汚染によって顔料の日射反射率を低下させる
ため不適当である。鉄以外の分散媒体の具体例として
は、陶磁製、ガラスビーズ、フリント石等が挙げられ、
この中でもガラスビーズは容易に入手可能であり経済性
にも優れるため好適に用いられる。分散媒体の粒度、充
填量、及び顔料分散機の種類等は特に限定されるもので
はないが、実施形態の具体例として、3〜1.5mmの
ガラスビーズをサンドグラインドミル容量の約80%充
填する場合を挙げることができる。
【0023】遮熱性塗料には上記の顔料及びビヒクルに
加えて、反射機能及び断熱機能を有する骨材を含有する
ことができる。骨材の具体例としてはシラスバルーン、
ポリスチレンバルーン、セラミックバルーン等の中空粒
子が挙げられる。これらの骨材は反射機能及び断熱機能
を有するため上述の濃彩色反射顔料とあいまって、塗膜
及び塗装金属板の遮熱性、耐候性をさらに向上させるこ
とができる。
【0024】上記の骨材の中でも、ホウ化ケイ素系等の
セラミックバルーンはその表層及び殻内で太陽光等を反
射することができ、中空で断熱性にも優れているため好
適に用いられる。さらに、セラミックバルーンは、構造
保持剤と共に用いることが好ましい。ここで述べるセラ
ミックバルーン及び構造保持剤を含有する塗料について
は、本発明者らが特願平10−130742号で既に提
案したものである。セラミックバルーンは比重が1より
小さいため単独で用いた場合には塗料の表面に浮きやす
くなり、そのため塗料表層の溶剤が揮発していわゆる皮
張り現象を起こし、貯蔵安定性が悪くなるという問題が
あるが、構造保持剤を含有させることによって、塗料中
に構造粘性が付与され、バルーンを均一に分布させるこ
とができ、貯蔵安定性は向上する。またバルーンを含有
する塗膜は耐水性を有するため総合的な耐候性をさらに
向上することができる。
【0025】本発明において適用可能な、セラミックバ
ルーン及び構造保持剤の種類、含有量等の条件は特願平
10−130742号で開示する条件と同様であるが、
それに加えて濃彩色反射顔料との相乗効果により最適な
耐候性を得るために以下の条件が好ましく用いられる。
すなわち、バルーンの粒子径は5〜110μmが好まし
い。110μmより大きいと塗膜が凸凹になるため不適
当である。粒径分布は累計50%領域で30〜65μ
m、90%累計で50〜110μmが好ましい。またバ
ルーンの比重は0.16〜0.6が好ましい。さらにバ
ルーンの強度は20〜750kgf/cm 2の範囲が好
ましい。この範囲より小さいとバルーンが塗料製造時に
破壊されやすく、逆に大きいとバルーンの殻が厚くなり
遮熱効果が低下するため不適当である。さらに構造保持
剤の種類としては、脂肪酸アマイド/微粒シリカの複合
系、有機ベントナイト/微粒シリカの複合系、及び脂肪
酸アマイド/有機ベントナイト/微粒シリカの複合系、
酸化ポリエチレンワックス/微粒シリカの複合系、及び
上記複合系から微粒シリカを除いたもの等が好適に用い
られる。
【0026】さらに、本発明に用いる塗料には、通常用
いられる種々の添加剤を含有することができる。具体的
には、色分かれ防止剤、沈殿防止剤、表面調整剤、潤滑
剤、可塑剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤、硬化剤、顔
料分散剤、乳化剤、乾燥剤、紫外線吸収剤、防かび剤、
抗菌剤等が挙げられる。
【0027】以上の遮熱性塗料を塗装する金属板として
は、特に限定されるものではなく、単独の金属や合金か
らなる金属板を用いることができる。また、金属めっき
した板を用いることもでき、めっきの組成についても、
単独の金属及び合金が適用可能である。具体的には、冷
間圧延鋼板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼
板、アルミニウム−亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−マ
ンガンめっき鋼板、アルミニウム板、ステンレス鋼板、
銅板、鉄板、ブリキ板、チタン合金板等が挙げられる。
【0028】また、本発明の塗装金属板に用いる金属板
は、それ自体で高い日射反射率を有することが好まし
い。塗膜を透過した熱エネルギーが金属板によってさら
に反射されることにより、塗装金属板全体として温度が
上昇せず遮熱性が向上する。また、塗膜の熱劣化防止に
も寄与する。具体的な日射反射率の値としては60%以
上であることが好ましい。この条件を満たす金属板の例
としては5%アルミニウム−亜鉛めっき鋼板、55%ア
ルミニウム−亜鉛めっき鋼板、75%アルミニウム−マ
ンガンめっき鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板等
が挙げられる。
【0029】さらに、上記の日射反射率が60%以上の
金属板の中でも、アルミニウムを50wt%以上含有す
る金属板もしくはアルミニウムを50wt%以上含有す
る金属でめっきした金属板は、日射反射率の高いものが
得られやすいため特に好適に用いられる。アルミニウム
を50wt%以上含有していれば、アルミニウム単独で
あっても、合金であっても良い。合金の場合のアルミニ
ウム以外の成分としては、金属板の反射率を損なわなけ
れば特に限定されるものではなく、亜鉛、マンガン等の
金属、ケイ素等の非金属が適用可能である。
【0030】塗装するにあたり、上記の金属板に前処理
を施すことができる。具体的な前処理の方法としては、
化成処理、酸洗、脱脂、研磨による除錆等が挙げられ、
さらに化成処理として、リン酸鉄処理、リン酸亜鉛処
理、反応型クロメート処理、塗布型クロメート処理等を
挙げることができる。どのような処理方法とするかは、
金属板の種類、経済性、要求性能等によって適宜選択す
ることができる。前処理を施すことにより、塗装による
保護機能の向上と共に、塗膜と金属板の密着性、耐食性
を向上させることができ、耐久性を得ることができる。
【0031】塗装する方法としては、目的に応じ適宜選
択すれば良く、具体的にはハケ塗り、ローラー塗り、ス
プレー塗装、静電塗装、浸漬法等が挙げられる。さらに
塗装後、乾燥させて塗膜化させる方法についても、自然
乾燥、焼き付け等の方法を用いることができ塗料の性状
によって適宜選択される。
【0032】特に、ロールコーター、カーテンフローコ
ーター等を用いてプレコート金属板を得ることができ
る。この方法は、遮熱性の塗装金属板を多量にかつ速く
得るのに有利な方法である。
【0033】塗膜の膜厚は、塗料や金属板の性状等によ
って適宜設定することができるが、8μm以上になるよ
うに塗装することが好ましく、10μm以上がより好ま
しい。8μm以下であると隠蔽力が不足し、また塗料に
セラミックバルーンを含有する場合にはバルーンが不均
一に分布して十分な遮熱性能が得られない傾向がある。
逆に厚すぎると、焼き付け塗料の場合はピンホールが発
生し、常乾型の場合は塗料のタレが発生するため、不適
当である。
【0034】さらに、遮熱性塗料を金属板に塗装するに
あたっては、予め下塗りを施すことができる。下塗り
は、錆止めや、塗料の金属板との密着性向上、また上塗
り塗料との付着性向上を目的として行われ、従来知られ
た下塗り塗料を適宜用いることができる。具体的な下塗
り塗料の種類としては、エポキシ樹脂、アルキッド樹
脂、エポキシウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂等の樹
脂に、酸化チタン、防錆顔料、体質顔料等を添加したも
の等が好適に用いられる。塗膜厚は金属板、上塗りの種
類、要求性能等を考慮して適宜決めることができる。下
塗りを施すことにより塗料の密着性が高まり、塗膜の耐
久性を向上させ、上塗りの適用範囲を広げることができ
る。
【0035】また、遮熱性塗料を塗装した後に汚染防止
用クリヤー等の上塗りを施すことができる。上塗りによ
って、塗膜の密着性、耐水性等を向上させることがで
き、また大気中の塵埃による汚染を防止し日射反射率の
低下を防ぐことができる。さらに艶あり塗膜を提供する
ことができる。上塗り塗料としては、アクリル系、ポリ
エステル系の汚染防止用クリヤー等が適用可能であり、
特に紫外線防止剤を添加したり、沈降性硫酸バリウム等
の体質顔料を分散添加した有機無機複合系樹脂は、汚染
防止効果が優れており好適に用いられる。さらに、上塗
りの膜厚は、遮熱性塗料を完全に覆うことができれば特
に限定されるものではないが、5〜50μm程度とする
ことが好ましい。
【0036】上記の下塗り及び上塗りは、一方のみを施
すこともできるし、両方施すこともできる。また、必要
に応じて中塗りを施すこともできる。中塗りは塗膜を厚
くするため、耐食性を向上させたり、塗膜のわれ、剥離
等に対する耐性を付与する効果を有する。どのような塗
装系とするかは、用途、要求性能(耐久性、耐候性)、
経済性等を考慮して適宜選択される。
【0037】以上の方法で得られた塗装金属板の用途と
しては、遮熱機能を付与したい用途であれば特に限定さ
れることなく適用することができ、具体的には家、工
場、保冷倉庫等の建築物や、車、電車、ベンチ、冷凍車
等の輸送車、貯蔵タンク、タンカー等の構造物の屋根、
天井、外壁、内壁等が挙げられる。
【0038】特に、プレーコート金属板は、軽量で、経
済性、安全性に優れるため建築物の屋根用、外壁用の材
料として好適に用いられる。
【0039】
【実施例】以下、実施例及び参考例により本発明をさら
に具体的に説明するが、これによって限定されるもので
はない。
【0040】(実施例1) 1.遮熱性塗料の原料 金属板に塗装する遮熱性塗料の原料を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】2.塗料の作製 (1)原料を表2に示す割合で、まず樹脂L、溶剤、及
び各顔料を混合した後、樹脂N、消泡剤Qを加え粘度7
0±5KUに調整しG1〜G8とした。なお、顔料は1
0μm以下に分散させ、その際の分散媒体は粒度2.1
mmのガラスビーズ(商品名:ハイビーD10)を用い
た。分散工程は、分散媒体500g、プレミックスペー
スト300gを卓上型バッチ式SGミルを用いて分散し
た。
【0043】
【表2】
【0044】(2)G1〜G8及び樹脂等を表3に示す
割合で混合し、塗料サンプルP1〜P3、及びC1を得
た。
【0045】
【表3】
【0046】3.塗装金属板の作製 表2のG1、G2及び表3の塗料を用い、表4の作製条
件にて塗装金属板を作製した。なお、基盤母材となる金
属板として以下に挙げる3種類の厚さ0.8mmの金属
板を用いた。 ・JIS G 3141に規定される冷間圧延鋼板(S
PCC) ・JIS G4305に規定される オーステナイト系ステンレス鋼板(SUS304) ・JIS H4000に規定されるアルミニウム板(A
l100P) 冷間圧延鋼板は、その表面に溶融亜鉛めっき、Alめっ
き、Al含有量が5%及び55%のAl−Zn合金溶融
めっき、75%Al−25%Mn溶融塩電解めっきをそ
れぞれ施したもの、そしてめっきを施さないものを用い
た。上記の金属板は、塗装に当たって以下のような前処
理を施した。 ・リン酸鉄処理(SPCC) ・塗布型クロメート処理(その他の金属板) 表4に示す通り、それぞれの金属板に下塗りと、遮熱性
塗料をバーコーターで塗装し、焼き付けて塗装板を作製
した。その時の焼き付け条件を以下に示す。なお、下塗
り塗料は、エポキシウレタン系樹脂、酸化チタン、防錆
顔料、及び体質顔料からなるものである。 ・下塗り 最高到達板温 190±10℃ ・遮熱性塗料 最高到達板温 210±10℃
【0047】4.試験方法 3で得られた塗装金属板について、以下に示す試験を行
った。 (1)反射率チャート 塗装金属板の反射率の波長依存性を分光光度計を用いて
測定した。測定結果を図1〜7に示す。 (2)日射反射率 塗装金属板の日射反射率を、JIS A 5759に定
義される350〜2100nmの領域における日射反射
率として測定した。その結果を表4に示す。 (3)塗装金属板の温度 ランプ照射による塗装金属板の温度を測定した。まず、
図8に示すようなコの字形に塗装金属板を加工し、加工
品2つを幅方向に並べ200Wの東芝レフランプを加工
品より130mmの高さから照射した。なお、図8中の
a、b、及びcは加工品の寸法を表し、それぞれa=2
20mm、b=110mm、c=45mmである。塗装
金属板の温度は加工品の裏側中央に取り付けた温度セン
サー2で測定した。温度はランプ照射開始15〜20分
でほぼ一定になるので20分後の温度を測定値とした。
測定結果を表4に示す。 (4)L* 値 CIE1976L* * * 色空間におけるL* を、カ
ラコムC型分光光度計(大日精化工業(株)製)によっ
て測定した。その結果を表4に示す。
【0048】
【表4】
【0049】表4の塗装鋼板の温度から、本発明の塗装
鋼板は比較例に対して10℃以上も温度を低く抑えるこ
とができ、遮熱性に優れていることが明らかである。
【0050】また、サンプルNo.3、6、及び7から
明らかなように、金属板に施すめっき中のアルミニウム
含有量を多くすると、塗装金属板にしたときの日射反射
率も高く、温度も低く抑えられる。
【0051】サンプルNo.10も遮熱性に優れるが、
塗膜厚が8μmと比較的薄いため熱エネルギーの一部が
塗膜を通過してしまうこと、SPCC自体の日射反射率
が55%で比較的低いことから、塗装金属板の温度は他
の実施例よりも若干高くなっている。
【0052】(参考例1)基盤母材として、以下に示す
厚さ0.8mmの金属板を用いた。 ・JIS G 3141に規定される冷間圧延鋼板(S
PCC) ・JIS G4305に規定される オーステナイト系ステンレス鋼板(SUS304) ・JIS H4000に規定されるアルミニウム板(A
l100P) 冷間圧延鋼板は、その表面に溶融亜鉛めっき、Al含有
量を種々変更したAl−Zn合金溶融めっき、75%A
l−25%Mn溶融塩電解めっきをそれぞれ施したも
の、そしてめっきを施さないものを用いた。
【0053】上記の金属板について、日射反射率を測定
した。測定結果を表5に示す。
【0054】
【表5】
【0055】表5における各金属板自体の日射反射率
は、表4の塗装金属板についての測定結果と相関関係が
あることが分かる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の塗装金属板
は、黒色又は濃彩色の遮熱性塗料を塗装した金属板であ
っても、近赤外領域の反射特性に優れ、そのため塗装金
属板の温度上昇を防ぐことができて耐候性にも優れるも
のである。
【0057】また、塗装する金属板自体に反射率が高い
ものを用いることにより、塗膜と金属板の反射性能があ
いまって、さらに遮熱性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】サンプルNo.2における反射率の波長依存性
を示すグラフである。
【図2】サンプルNo.3における反射率の波長依存性
を示すグラフである。
【図3】サンプルNo.6における反射率の波長依存性
を示すグラフである。
【図4】サンプルNo.7における反射率の波長依存性
を示すグラフである。
【図5】サンプルNo.8における反射率の波長依存性
を示すグラフである。
【図6】サンプルNo.11における反射率の波長依存
性を示すグラフである。
【図7】サンプルNo.12における反射率の波長依存
性を示すグラフである。
【図8】ランプの照射方法を示す図である。
【符号の説明】
1 塗装鋼板 2 温度センサー a 加工品の寸法 b 加工品の寸法 c 加工品の寸法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視領域で吸収を示し近赤外領域では反
    射を示す顔料と、JIS A 5759に定義される日
    射反射率が12%以上である着色顔料を少なくとも一種
    以上と、耐候性に優れるビヒクルと、必要に応じて白色
    顔料とを含有する遮熱性塗料を、金属板に塗装してなる
    ことを特徴とする塗装金属板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属板が、冷間圧延鋼
    板、亜鉛めっき鋼板、アルミニウムめっき鋼板、アルミ
    ニウム−亜鉛めっき鋼板、アルミニウム−マンガンめっ
    き鋼板、アルミニウム板、ステンレス鋼板、銅板から選
    ばれる金属板であることを特徴とする塗装金属板。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の金属板が、JIS A
    5759に定義される日射反射率が60%以上の金属板
    であることを特徴とする塗装金属板。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の金属板が、アルミニウム
    を50wt%以上含有する金属板又はアルミニウムを5
    0wt%以上含有する金属でめっきした金属板であっ
    て、かつJIS A 5759に定義される日射反射率
    が60%以上の金属板であることを特徴とする塗装金属
    板。
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