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JP2000122388A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2000122388A
JP2000122388A JP30638098A JP30638098A JP2000122388A JP 2000122388 A JP2000122388 A JP 2000122388A JP 30638098 A JP30638098 A JP 30638098A JP 30638098 A JP30638098 A JP 30638098A JP 2000122388 A JP2000122388 A JP 2000122388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
potential
voltage
developing
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30638098A
Other languages
English (en)
Inventor
Manami Sekiguchi
真奈実 関口
Makoto Nonomura
真 野々村
Yukihiro Ozeki
行弘 大関
Katsuhiro Sakaizawa
勝弘 境澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP30638098A priority Critical patent/JP2000122388A/ja
Publication of JP2000122388A publication Critical patent/JP2000122388A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触現像による現像同時クリーニング方式の
画像形成装置において、現像手段に印加する振動バイア
スによる像担持体のクリーニング効率を向上し、また地
かぶり現象を抑えることである。 【解決手段】 現像同時クリーニング方式の画像形成
で、現像時、感光ドラムと接触した現像器の現像ローラ
に印加する振動バイアス電圧として、感光ドラム上の静
電潜像の背景部電位VD と画像部電位VL との間に電位
レベルを有する第1ピーク電圧Vaと、感光ドラム1上
の画像部電位VL に関して背景部電位VD の逆側に位置
した電位レベルを有する第2ピーク電圧Vb を交互に繰
り返す振動電圧を用いた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式等の
画像形成装置に関し、特に現像同時クリーニング方式の
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の画像形成装置にお
いて、像担持体である感光ドラム上の潜像を一成分現像
剤のトナーにより現像する現像方式には、現像手段のト
ナーを担持した現像剤担持体としての現像ローラを感光
ドラムと非接触で現像する非接現像法の他に、現像ロー
ラを感光ドラムに接触して現像する接触現像法がある。
【0003】近年、省エネルギー、低ランニングコスト
化を図るために、感光ドラムに専用のクリーニング装置
を設けず、転写工程で感光ドラム上に残留した転写残り
のトナーを、感光ドラムに接触した現像ローラで回収し
つつ現像を行う、接触現像法によるいわゆる現像同時ク
リーニング方式が注目されている。
【0004】図7に、従来の現像同時クリーニング方式
の画像形成装置の概略構成を示す。ここでは、一例とし
て、一成分現像剤として負帯電性の非磁性トナーを用い
る反転現像系の画像形成装置について説明する。
【0005】画像形成装置は、図7に示すように、矢印
e方向に回転する感光ドラム101、この感光ドラム1
01の表面を一様に帯電する帯電器102、帯電された
感光ドラム101の表面に画像情報に基づき露光して、
静電潜像を形成する露光器103、形成された潜像を非
磁性トナーを用いて現像して、トナー像として可視化す
る現像器104、および得られたトナー像を感光ドラム
101に供給された転写材Pに転写する転写帯電器10
5等を備えて構成されている。
【0006】現像器104は、内に収容した一成分現像
剤の非磁性トナーを担持して、感光ドラム101と接触
した現像部に搬送する現像ローラ110を有する。この
現像ローラ110は、導電性の芯金上に弾性層を形成し
た弾性ローラからなっており、感光ドラム101に当接
して矢印f方向に回転する。現像ローラ110の周囲に
は、現像ローラ110に当接して矢印g方向に回転する
ことにより、トナーを現像ローラ110上に塗布、担持
させる塗布ローラ111、現像ローラ110に弾性当接
して現像ローラ110上に担持されたトナーを規制し、
トナーに所定の摩擦帯電電荷量を付与するとともに、所
定厚さのトナー層に形成する規制ブレード112、およ
び現像時、現像ローラ110に感光ドラム101との間
に現像バイアス電圧を印加する現像電源113を有す
る。
【0007】上記の各部の電位とトナーの挙動を図8に
より説明する。
【0008】図8(A)は、感光ドラム101上の帯電
後、露光前の電位を示す。画像形成装置に印字信号が入
力され、画像形成が開始されると、感光ドラム101が
回転し、この回転過程で帯電器102により感光ドラム
101の表面が一様に帯電される。この帯電電位を背景
部電位VD とする。
【0009】図8(B)は、露光後の現像部におけるト
ナーの挙動を示す。感光ドラム101の露光された部分
は、電位が減衰して静電潜像の画像部となる。この電位
を画像部電位(露光部電位)VL とする。
【0010】ここで現像バイアスVdcが現像ローラ11
0に印加されると、現像ローラ110上のトナーSは画
像部に付着して、潜像が現像される。反転現像における
各部の電位関係は、|VD |>|Vdc|>|VL|を有
する。
【0011】現像により画像部に付着したトナーは、転
写器105により転写材Pに転写される。転写されずに
感光ドラム101上に残留した転写残りトナーは、帯電
器102、露光器103を通過して現像器104に達す
る。
【0012】図8(C)は現像同時クリーニングの状態
を示す。露光されない部分(静電潜像の背景部)に存在
する転写残りトナーS′は、背景部電位VD と現像バイ
アスVdcとの電位関係により、現像ローラ110上に回
収される。それと同時に、画像部VL は、図8(B)と
同様、トナーSにより現像される。
【0013】上記動作を連続して行うことにより、現像
同時クリーニング方式による画像形成が繰り返される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の現
像同時クリーニング方式で画像形成動作を行ったとこ
ろ、以下のような不具合が見られた。
【0015】近年、電子写真の高画質化の一環として、
微粒化トナーを使用することが進んでいるが、トナーを
微粒化したことにより、単位重量あたりのトナーの個
数、表面積が大きくなって、過剰帯電したトナーが見ら
れるようになった。過剰帯電トナーは、感光ドラム10
1上の背景部VD に転移すると、強い静電的鏡映力で付
着することになる。この状態で直流電圧のみからなる現
像バイアスVdcを印加しても、過剰帯電トナーを感光ド
ラム101上から現像ローラ110へ引き戻すのに十分
な電界が得られず、感光ドラム101の十分なクリーニ
ングを行うことができない。
【0016】現像バイアスとして、図9に示す直流と交
流を重畳した振動バイアス電圧を用いることも行われて
いる。この振動バイアス電圧は、現像ローラ110から
感光ドラム101上の潜像の画像部にも背景部にもトナ
ーを向かう方向に付勢するピーク電圧V1と、感光ドラ
ム101上の画像部からも背景部からも現像ローラ11
0上に向かう方向にトナーを付勢するピーク電圧V2と
が繰り返される振動電圧である。
【0017】図9に示すように、ピーク電圧V1は、感
光ドラム101上の背景部電位VDに関して、画像部電
位VL の逆側に位置しており、ピーク電圧V2は、VL
に関してVD の逆側に位置している。
【0018】ピーク電圧V1、時間t1の間に、現像ロ
ーラ110上の負帯電したトナーは、接触現像における
現像領域において、現像ローラ110から感光ドラム1
01上の画像部および背景部へと移動する。ピーク電圧
V2、時間t2の間には、画像部に付着していたトナー
の一部と背景部に付着していたトナーの大部分が、感光
ドラム101上から現像ローラ110へ引き戻される。
【0019】なお、本明細書で、接触現像における現像
領域とは、主として図10に示すZの部分、すなわち感
光ドラム101と現像ローラ110とが当接した部分Y
の後の非接触部分をいう。接触部分Yの前の感光ドラム
101と現像ローラ110との非接触部分Xでも、感光
ドラム101と現像ローラ110との間をトナーは移動
でき、潜像の現像が行われる。しかし、ここで得られた
トナー像は、感光ドラム101と現像ローラ110との
接触部分Yで、感光ドラム101と現像ローラ110の
周速差や当接圧により乱される。乱れのない正常なトナ
ー像は、最終的に、接触部分Yの後の非接触部分Zでの
潜像の再度の現像により得られる。従って、正常なトナ
ー像を得る現像領域という意味で、非接触部分Zを接触
現像における現像領域とする。
【0020】しかしながら、振動バイアス電圧を印加し
て、感光ドラム101の背景部に存在するトナーを振動
バイアスのピーク電圧V2により、感光ドラム101か
ら現像ローラ110へ引き戻そうとしても、電圧V2と
背景部電位VD の電位差V3が形成する電界が、背景部
に存在するトナーの付着力を下回る場合には、トナーを
現像ローラ110上に引き戻せなくなる。換言すると、
正規に帯電したトナーが背景部に付着する地かぶり現象
が生じてしまう。
【0021】また、振動バイアスのピーク電圧V1印加
時に、感光ドラム101上の潜像が回転によって現像領
域から脱した場合には、ドラム上の背景部部分にトナー
が付着したままになって、地かぶり現象が発生してしま
う。
【0022】また、振動バイアスのピーク電圧V1と露
光部電位VL の電位差V4=|V1−VL |、および振
動バイアスのピーク電圧V2と背景部電位VD の電位差
V3=|V2−VD |が放電開始電圧を上回ると、感光
ドラム101と現像ローラ110間で放電によるリーク
が発生しやすくなり、感光ドラム101や現像ローラ1
10が損傷したり、帯電電位が制御できなくなるなどの
不具合が発生し、静電潜像を形成しても、画像信号に対
応して良好に形成できなくなるため、所望の画像を得る
ことができない。
【0023】そこで、地かぶり現象、放電現象を防止す
るために、振動バイアス電圧の最大ピーク電圧と最小ピ
ーク電圧(最大値と最小値)の差、いわゆるピーク・ツ
ー・ピーク電圧Vppを図11のように低くして、現像
ローラ110に印加することを行った。
【0024】図11では、振動バイアス電圧の2つのピ
ーク値V6、V7は、感光ドラム101の画像部電位V
L と背景部電位VD との間に位置している。
【0025】ピーク電圧V6、時間t3の間に、現像ロ
ーラ110上の負帯電したトナーは、現像ローラ110
から感光ドラム101の画像部VL に付着し、背景部V
D には付着しない。ピーク電圧V7、時間t4の間にお
いても、現像ローラ110上の負帯電したトナーは、現
像ローラ110から感光ドラム101の画像部VL に付
着し、背景部VD には付着しない。このように、現像ロ
ーラ110から感光ドラム101へ向かう方向について
は、選択的に画像部にのみトナーが付着するので、地か
ぶりは起こらない。
【0026】しかし、感光ドラム101の現像した画像
部(トナー像)に過剰帯電したトナーが存在している場
合、そのトナーは強い静電的鏡映力によって付着してい
るので、トナー像の転写材への転写時に、転写材に転写
されずに感光ドラム101に残留することがある。残留
した転写残りトナーをクリーニングしないまま、感光ド
ラム101につぎの新たな静電潜像を形成して現像を行
うと、図11の振動バイアス電圧では、感光ドラム10
1上の画像部から現像ローラ110へ向かう方向へトナ
ーを付勢する電界が存在しないため、次周の現像時に転
写残りトナーを回収できず、感光ドラムに前周のトナー
像の履歴が残ってしまうことになる。その結果、本来均
一な濃度である潜像をトナー像として可視化した際に、
濃度むらが生じてしまう。
【0027】また、上述のように、画像部においてトナ
ーが現像ローラ110と感光ドラム101との間を往復
できないため、図9の振動バイアス電圧が印加されてい
る場合に比べて、階調性が劣ってしまう。
【0028】従って、本発明の目的は、接触現像による
現像同時クリーニング方式の画像形成装置において、現
像手段に印加する振動バイアスによる像担持体のクリー
ニング効率を向上し、また地かぶり現象を抑えることを
可能とした画像形成装置を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体と現像手段の現像剤担持体とを当接させて、像
担持体上に形成された静電潜像を現像剤担持体上に担持
した現像剤により、現像剤担持体に現像バイアスを印加
した下で現像する画像形成装置において、前記現像バイ
アスは、現像剤を現像剤担持体から像担持体上の静電潜
像の画像部に向かう方向に付勢する電圧であって、その
電圧の電位レベルが像担持体上の静電潜像の画像部の電
位と背景部の電位の間に位置する第1ピーク電圧と、現
像剤を像担持体上の静電潜像の画像部から現像剤担持体
に向かう方向に付勢する電圧であって、その電圧の電位
レベルが静電潜像の画像部の電位に関し、第1ピーク電
圧の電位レベルとは逆側に位置する第2ピーク電圧とを
有する振動バイアス電圧であることを特徴とする画像形
成装置である。
【0030】典型的には、本発明の画像形成装置は、前
記現像時に、像担持体上に付着している残存現像剤を、
前記像担持体上の静電潜像と現像バイアスが印加された
現像剤担持体の間の電位差により現像剤担持体に回収す
る、現像同時クリーニング方式の画像形成装置である。
【0031】本発明によれば、前記振動バイアス電圧の
時間平均値電圧は、像担持体上の静電潜像の画像部の電
位と背景部の電位の間の値を有する。前記振動バイアス
電圧の第1ピーク電圧および第2ピーク電圧は、直流バ
イアス電源のオン・オフにより発生させるようにするこ
とができる。さらには、前記直流バイアス電源が接地さ
れ、その電源のオフにより前記振動バイアス電圧の第2
ピーク電圧が0Vに発生される。また、前記振動バイア
ス電圧の周波数、第1ピーク電圧の電位および第2ピー
ク電圧の電位の各々を一定に保持したまま、前記振動バ
イアス電圧のデューティー比を変化させることができ
る。前記振動バイアス電圧の波形が矩形波とすることが
できる。前記静電潜像の画像部は露光部として形成さ
れ、その画像部に一成分現像剤の非磁性トナーを付着さ
せて、画像部を反転現像することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0033】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【0034】本画像形成装置は、現像器4による現像同
時クリーニング方式を採用し、また現像器4による現像
が感光ドラム1の露光部に負帯電トナーを付着させる反
転現像系を採用しており、現像器4は、負帯電トナーを
担持した現像ローラ6を感光ドラム1に当接させて、現
像を行う接触現像器である。
【0035】本発明の特徴は、接触現像による現像同時
クリーニング方式において、地かぶり現象を防止するた
めに、現像ローラ6に現像バイアスとして印加する振動
バイアス電圧を工夫したことにある。
【0036】図1において、感光ドラム1は矢印a方向
に回転し、その感光ドラム1の周囲に、回転方向に沿っ
て、帯電器2、露光器3、現像器4および転写器5が配
設されている。
【0037】現像器4は、現像ローラ6、塗布ローラ
7、規制ブレード7、交流高圧電源1および直流高圧電
源11を有し、一成分現像剤の非磁性トナー9を収容し
ている。現像ローラ6は弾性ローラからなり、感光ドラ
ム1に当接して矢印b方向に回転可能に配置されてい
る。塗布ローラ7は、現像ローラ6に当接して矢印c方
向に回転可能に配置され、規制ブレード8は、現像ロー
ラ6に規制ブレード8の上流側で当接して接地されてい
る。
【0038】交流高圧電源10は、現像ローラ6に振動
バイアス電圧を印加し、直流高圧電源11は、現像ロー
ラ6にオフセットバイアス電圧を印加する電源である。
交流高圧電源10と直流高圧電源11は直列接続され、
交流高圧電源10側で現像ローラ6に接続され、直流高
圧電源11側で接地されている。
【0039】画像形成するには、感光ドラム1を矢印a
方向に回転し、帯電器2に帯電バイアスを印加して、帯
電器2により感光ドラム1の表面を負極性に一様に帯電
する。ついで、感光ドラム1の表面を露光器3により画
像信号で変調したレーザー光を露光して、感光ドラム1
の表面に画像情報に対応した静電潜像を書き込み、形成
する。
【0040】一方、現像器4では、塗布ローラ7が矢印
c方向に回転し、矢印b方向に回転する現像ローラ6の
表面に非磁性トナーを搬送し、担持させる。現像ローラ
6は、担持したトナーを現像領域に向けて搬送する。そ
の搬送途上で、トナーは、現像ローラ6とこれに当接さ
れた規制ブレード8との間を通過する際、これらとの摩
擦により負極性に帯電し、またトナー層厚が規制され
る。
【0041】現像ローラ6には、交流高圧電源10、直
流高圧電源11によって、交流と直流を重畳して合成し
た振動バイアス電圧が印加される。この振動バイアス電
圧と感光ドラム1の表面電位とから形成される振動電界
により、感光ドラム1と現像ローラ6との接触部の後の
現像領域(図10のZ部分)において、負帯電したトナ
ーが振動運動し、静電潜像を反転現像する。現像で消費
されなかったトナーは、現像ローラ6の回転により現像
器4内に戻され、塗布ローラ7により当接部で剥ぎ取ら
れて回収される。
【0042】潜像の現像により形成された感光ドラム1
上のトナー像は、感光ドラム1に供給された転写材Pを
挟んで、感光ドラム1と逆側に位置する転写器5に正極
性のバイアス電圧を印加することにより、転写材Pに転
写される。
【0043】上記の振動バイアス電圧について図2を用
いて説明する。この振動バイアス電圧は、第1ピーク電
圧Vaと第2ピーク電圧Vbが交互に現れる。第1ピー
ク電圧Vaは、感光ドラム1の静電潜像の背景部(未露
光部)の帯電電位VD と画像部(露光部)の帯電電位V
L との間に位置した電位レベルを有している。第2ピー
ク電圧Vbは、画像部電位VL に関して背景部電位VD
の逆側に位置した電位レベルとされている。第1ピーク
電圧Vaは時間ta持続し、第2ピーク電圧Vbは時間
tb持続し、この2つのピーク電圧をもって振動バイア
スの1周期Tとする。
【0044】第1ピーク電圧Vaは、トナーを現像ロー
ラ6から感光ドラム1上の画像部VL に向かう方向に付
勢する電圧である。従って、時間taにおいて、トナー
は現像ローラ6から感光ドラム1上の画像部VL に移動
して付着し、画像部VL を現像する。一方、感光ドラム
1上の背景部VD における電界の方向は、画像部VLに
おける電界の方向と逆向きに働くため、トナーが現像ロ
ーラ6から背景VD に付着することはない。
【0045】また、第2ピーク電圧Vb は、トナーを感
光ドラム1上の画像部VL から現像ローラ6に向かう方
向に付勢する電圧である。従って、時間taで感光ドラ
ム1上の画像部VL に付着したトナーの一部が、時間t
bにおいて現像ローラ6へ付着する。
【0046】感光ドラム1上の背景部VD においては、
時間taでもtbでも、トナーが感光ドラム1上から現
像ローラ6に向かう方向の電界が常時形成されるので、
正規に負帯電したトナーが背景部に付着する地かぶりは
生じない。
【0047】上記の現像行程を経て、感光ドラム1にト
ナー像が形成されたら、上述したように、トナー像は、
感光ドラム1に供給された転写材Pに転写器5によって
転写される。
【0048】ところで、転写後の感光ドラム1上にはわ
ずかながら転写しきれずに残留しているトナー、いわゆ
る転写残りトナーが存在している。この転写残りトナー
が付着している感光ドラム1は、再び露光器2によって
負極性に一様帯電され、帯電後、露光器3によってつぎ
の新たな画像情報に基づく静電潜像が形成された後、感
光ドラム1は現像器4に達する。
【0049】感光ドラム1上の転写残りトナーのうち、
感光ドラム1に新たに形成された静電潜像の背景部VD
に残留している転写残りトナーは、感光ドラム1と現像
ローラ6の当接前の非接触部分(図10のX部分)にお
いて、上述したように、感光ドラム1から現像ローラ6
へ向かう方向に働いている電界により、現像ローラ6に
回収され、感光ドラム1から確実に除去される。
【0050】一方、感光ドラム1上の新たな静電潜像の
画像部VL に残留している転写残りトナーは、振動バイ
アス電圧により画像部VL から引き剥がされ、新たに現
像ローラ6から供給されたトナーと同様に、感光ドラム
1と現像ローラ6との間を往復運動して画像部VL に付
着し、新たなトナー像を形成する。従って、新たなトナ
ー像には、転写残りトナーによる残像メモリーが消去さ
れる。
【0051】その後、新たなトナー像は、感光ドラム1
と現像ローラ6の当接部分(図10Y部分)で一度乱さ
れた後、接触現像における現像領域、すなわち感光ドラ
ム1と現像ローラ6の当接後の非接触部分(図10のZ
部分)において、再度現像される。
【0052】この感光ドラム1上の新たなトナー像は、
感光ドラム1に供給されたつぎの転写材Pに転写器5に
よって転写される。以上の工程が繰り返されて、現像同
時クリーニング方式の画像形成が行われる。
【0053】以上のように、本実施例では、現像時、振
動バイアス電圧により、感光ドラム1上の静電潜像の背
景部で、常にトナーを感光ドラム1から現像ローラ6へ
向かう方向に付勢する電界を形成しているので、従来問
題となった地かぶり現象を大幅に改善することができ
る。また振動バイアス電圧の時間tbでは、バックコン
トラスト(Vb とVD の電位差|Vb −VD |)が大き
くなるので、図8のような直流バイアス電圧Vdcを印加
したときに問題となる過剰帯電トナーのクリーニング不
良も生じない。そして、感光ドラム1上の画像部VL で
は、トナーが感光ドラム1と現像ローラ6との間を繰り
返し往復運動して現像するので、画像の階調性も十分に
得ることができる。
【0054】本実施例の数値例を掲げる。
【0055】感光ドラム1として、有機感光体から組成
される光導電性ドラムを使用した。この感光ドラム1の
表面の帯電器2による帯電は、帯電電位を−600Vと
した。露光器3による感光ドラム1のレーザー露光で、
露光部の電位を−150Vに低下させ、静電潜像を露光
部電位=−150V、背景部電位VD =−600Vで形
成した。現像時、現像ローラ6に印加した振動バイアス
電圧は、第1ピーク電圧Va=−550V、第2ピーク
電圧Vb =+50V、ピーク・ツー・ピーク電圧Vpp
=600V、時間平均電圧Vc=−350V、周波数1
/T=1800Hz 、デューティー比=2/1とした。
【0056】本発明では、上記のデューティー比は以下
のように定義した。振動バイアス電圧は時間tの関数V
(t)であり、この関数V(t)を振動周期の1周期の
時間Tだけ時間積分する。その積分値を1周期の時間T
で割った値を便宜上、振動バイアス電圧の時間平均電圧
と呼び、Vcで表す。すなわち、 Vc=(∫V(t)dt)/T
【0057】そして、振動1周期内で振動バイアス電圧
V(t)の電位が、時間平均値Vcの電位に関して感光
ドラム1上の背景部電位VD と同じ側に位置している時
間長と、画像部電位VL と同じ側に位置している時間長
の比を、デューティー比と規定する。つまり、本実施例
におけるデューティー比は、第1ピークの時間長taと
第2ピークの時間長tbの比ta/tbである。
【0058】以上の条件で現像同時クリーニング方式に
よる画像形成を行ったところ、感光ドラム1のクリーニ
ング効率が向上し、地かぶり現象がなく階調性が十分な
画像を得ることができた。
【0059】以上では、感光ドラム1の背景部電位VD
を−600V、振動バイアス電圧のピーク・ツー・ピー
ク電圧Vppを600Vとしたが、一般的には、リーク
が起こらず、かつバックコントラスト(Vb とVD の電
位差|Vb −VD |)を十分に得ることができる、−9
00V<VD <−500V、400V<Vpp<100
0Vの範囲とすることが好適である。
【0060】また振動バイアス電圧の周波数1/Tは1
800Hz としたが、一般的には、500Hz <1/T
<10kHz の範囲が好適である。約500Hz 以下で
は、感光ドラム1上のトナー像に、振動バイアス電圧の
振動周期によるムラが目視可能な程度に現れてしまうか
らである。また約10kHz 以上になると高周波電源が
必要となり、コスト面、装置の小型化という観点から見
ても好ましくない。
【0061】以上述べたように、本実施例によれば、現
像時、感光ドラム1上の静電潜像の背景部の帯電電位V
D と画像部の帯電電位VL との間の電位レベルを有する
第1ピーク電圧Vaと、画像部電位VL に関して背景部
の帯電電位VD の逆側に位置した電位レベルを有する第
2ピーク電圧Vbが交互に繰り返される振動電圧を、現
像器4の現像ローラ6に印加したので、現像同時クリー
ニング方式による画像形成を行って、感光ドラム1のク
リーニング効率が向上し、地かぶり現象がなく階調性が
十分な画像を得ることができた。
【0062】実施例2 本実施例は、実施例1と同様な効果をさらに簡略な方法
で得られるようにした。図3に、本実施例の画像形成装
置を、図4に、その現像器4の現像ローラ6に印加する
振動バイアス電圧を示す。
【0063】振動バイアス電圧V(t)は、図4に示す
ように、第1ピーク電圧Vaが時間taの間持続され、
第2ピーク電圧Vb が0Vで、時間tbの間持続され
る。この第1ピーク電圧Vaは、感光ドラム1上の静電
潜像の背景部の帯電電位VD と画像部の帯電電位VL と
の間の電位レベルを有し、第2ピーク電圧Vb(0V)
は、画像部電位VL に関して背景部の帯電電位VD の逆
側に位置した電位レベルを有する。
【0064】本実施例では、現像器4の現像ローラ6に
対し交流高圧電源を設けず、接地した直流高圧電源21
だけを設置し、この直流高圧電源21に高速入力スイッ
チ22を設けて、スイッチ22で直流高圧電源21の直
流電圧と接地の0Vを切り替えることにより、上記の振
動バイアス電圧を発生させた。
【0065】これによれば、専用の交流高圧電源を省略
したので、画像形成装置を大幅に簡略化でき、実施例1
と同様な効果を得ると同時に、装置を低コスト化、小型
化することができる。
【0066】本実施例2に関する数値例を掲げる。
【0067】静電潜像は、実施例1と同じく、露光部電
位VL =−150V、背景部電位VD =−600Vで形
成した。振動バイアス電圧は、第1ピーク電圧Va=−
500V、第2ピーク電圧Vb =0V、ピーク・ツー・
ピーク電圧Vpp=500V、時間平均電圧Vc=−1
67V、周波数1/T=1800Hz 、デューティー比
=2/1とした。
【0068】上記の条件で現像同時クリーニング方式に
よる画像形成を行った。その結果、感光ドラム1のクリ
ーニング効率が向上し、地かぶり現象がなく階調性が十
分な画像を得ることができた。
【0069】本実施例では、ピーク電圧の一方を接地0
Vとしたが、現像ローラに他の電源によりオフセット電
圧が印加されている場合でも、直流高圧電源のON/O
FFを切り替えることにより、実施例1のような振動バ
イアス電圧を形成することができる。
【0070】以上述べたように、本実施例によれば、接
地した直流高圧電源21に高速入力スイッチ22を設け
て、スイッチ22で直流高圧電源21の直流電圧と接地
の0Vを切り替えることにより、感光ドラム1上の静電
潜像の背景部の帯電電位VDと画像部の帯電電位VL と
の間の電位レベルを有する第1ピーク電圧Vaと、画像
部電位VL に関して背景部の帯電電位VD の逆側に位置
した電位レベルを有する第2ピーク電圧Vb(0V)が
交互に繰り返される振動バイアス電圧を発生させて、現
像器4の現像ローラ6に印加したので、実施例1と同
様、現像同時クリーニング方式による画像形成を行っ
て、感光ドラム1のクリーニング効率が向上し、地かぶ
り現象がなく階調性が十分な画像を得ることができ、ま
た画像形成装置を大幅に簡略化でき、装置を低コスト
化、小型化することができた。
【0071】実施例3 画像濃度を調整する方法として、従来から、振動バイア
ス電圧の波形を上下に平行移動したり、ピーク・ツー・
ピーク電圧を変化させる方法が知られているが、画像濃
度の上昇にともなって地かぶり現象が顕著になり、リー
クが起きやすくなるなどの問題が生じてくる。
【0072】本実施例3では、画像濃度を調整しながら
上記の問題を解決した。本実施例の画像形成装置を図5
に、その現像器4の現像ローラ6に印加する振動バイア
ス電圧を図6に示す。
【0073】本実施例では、図示しない原稿濃度検知装
置からの信号に応じて、自動的に現像ローラ6に印加す
る振動バイアス電圧のデューティー比を変化させる制御
装置33を振動電圧発生部に対して設置した。
【0074】この制御装置33は、たとえば低めの画像
濃度を必要とするときは、図6(A)に示すような振動
バイアス電圧Vlow (t)を選択して、現像ローラ6に
印加し、高めの画像濃度を必要とするときは、図6
(B)に示すような振動バイアスVhigh(t)を選択し
て、現像ローラ6に印加する。
【0075】図6(A)、(B)において、第1ピーク
電圧Va、第2ピーク電圧Vb 、振動周期Tは、振動バ
イアス電圧Vlow (t)、Vhigh(t)とも同値であ
り、デューティー比tLa/tLbと、tHa/tHbが異なる
値となる。第1ピーク電圧Vaは、もちろん、背景部電
位VD と画像部電位VL との間の電位レベルを有し、第
2ピーク電圧Vbは、画像部電位VL に関して背景部電
位VD の逆側に位置した電位レベルを有する。
【0076】このように、本実施例では、現像ローラ6
に印加する振動バイアス電圧につき、画像濃度に応じて
デューティー比を変化させるので、現像同時クリーニン
グ方式による画像形成で、実施例1と同様な効果を得つ
つ、画像濃度の調整もすることができる。
【0077】本実施例3の数値例を掲げる。
【0078】静電潜像は、実施例1と同じく、露光部電
位=−150V、背景部電位VD =−600Vで形成し
た。振動バイアス電圧Vlow 、Vhighは、第1ピーク電
圧Va=−550V、第2ピーク電圧Vb =+50V、
ピーク・ツー・ピーク電圧Vpp=600V)、周波数
1/T=1800Hz である。図6(A)の振動バイア
ス電圧Vlow のデューティー比tLa/tLbは1/1、図
6(B)の振動バイアス電圧Vhighのディーティー比t
Ha/tHbは2/1とした。従って、図6(A)の振動バ
イアス電圧Vlow の時間平均値Vcは−250Vであ
り、図6(B)の振動バイアス電圧Vhighの時間平均電
圧Vcは−350Vである。
【0079】以上の条件で現像同時クリーニング方式に
よる画像形成を行った結果、感光ドラム1のクリーニン
グ効率が向上し、地かぶり現象がなく階調性が十分な画
像を得ることができ、また画像濃度も調整することがで
きた。
【0080】以上述べたように、本実施例では、画像濃
度に応じて、デューティー比を変化させた振動バイアス
電圧を現像ローラ6に印加するので、地かぶりの改善、
現像同時クリーニングを行いつつ、画像濃度を調整する
ことができる。
【0081】以上述べたように、本実施例では、現像ロ
ーラ6に印加する実施例1と同様な振動バイアス電圧
を、画像濃度に応じてデューティー比を変化させて用い
たので、現像同時クリーニング方式による画像形成で、
感光ドラム1のクリーニング効率の向上、画像の地かぶ
りの改善、階調性の向上を実現するとともに、画像濃度
の調整もすることができた。
【0082】以上の実施例では、いずれも、現像ローラ
6に印加する振動バイアス電圧を矩形波としたが、これ
以外の波形、たとえば第1ピーク電圧Vaから第2ピー
ク電圧Vbに変化する際、もしくは第2ピーク電圧Vb
から第1ピーク電圧Vaに変化する際の電位の時間変化
に勾配を持つ波形を用いても、実施例1と同様、現像同
時クリーニング方式の性能が向上し、地かぶり現象が大
幅に改善され、十分な階調性が得られた。
【0083】つまり、本発明で使用可能な振動バイアス
電圧は、第1ピーク電圧Vaの電位が感光ドラム1上の
静電潜像の背景部電位VD と画像部電位VL との間に位
置していて、第2ピーク電圧Vb の電位が感光ドラム1
上の画像部電位VL に関して背景部電位VD の逆側に位
置している振動波形でありさえすれば、矩形波に限られ
ず、たとえば三角波、鋸波、サイン波等でもよく、いず
れも有効である。
【0084】また、現像は反転現像方式を採りあげて説
明したが、本発明は、正極性の反転現像方式、さらには
正規現像方式によって行ってもよく、感光ドラムのクリ
ーニング効率が向上し、画像の地かぶりがなく、階調性
が良好な現像同時クリーニング方式による画像形成を行
うことができる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
像担持体と現像手段の現像剤担持体とが当接している接
触現像において、現像剤担持体に、電位レベルが像担持
体上の静電潜像の背景部電位と画像部電位との間に位置
する第1ピーク電圧と、電位が像担持体上の画像部電位
に関して背景部電位VD の逆側に位置する第2ピーク電
圧とを有する振動バイアス電圧を印加したので、現像同
時クリーニングにより、像担持体のクリーニング効率を
向上し、また地かぶり現象をさらに低減し、階調が十分
な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【図2】図1の実施例で使用した振動バイアス電圧を示
す波形図である。
【図3】本発明の画像形成装置の他の実施例を示す概略
構成図である。
【図4】図3の実施例で使用した振動バイアス電圧を示
す波形図である。
【図5】本発明の画像形成装置のさらに他の実施例を示
す概略構成図である。
【図6】図5の実施例で使用した振動バイアス電圧を示
す波形図である。
【図7】従来の画像形成装置を示す概略図である。
【図8】従来の現像同時クリーニングで用いられた直流
バイアス電圧を示す波形図である。
【図9】従来の現像同時クリーニングで用いられた振動
バイアス電圧を示す波形図である。
【図10】図7の画像形成装置で行う接触現像における
感光ドラムと現像ローラとの当接部分近傍を示す説明図
である。
【図11】従来の現像同時クリーニングで用いられた振
動バイアス電圧の他の例を示す波形図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 4 現像器 6 現像ローラ 9 非磁性トナー 10 交流高圧電源 11 直流高圧電源 22 入力スイッチ 33 制御装置 V(t) 振動バイアス電圧 Va 第1ピーク電圧 Vb 第2ピーク電圧 Vc 時間平均電圧 VD 背景部電位 VL 画像部電位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大関 行弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 境澤 勝弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H073 AA03 AA05 AA09 BA04 BA07 BA13 BA45 CA02 2H077 AA37 AC04 AD02 AD06 AD13 AD37 AE03 DB08 EA14 GA17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と現像手段の現像剤担持体とを
    当接させて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤
    担持体上に担持した現像剤により、現像剤担持体に現像
    バイアスを印加した下で現像する画像形成装置におい
    て、 前記現像バイアスは、現像剤を現像剤担持体から像担持
    体上の静電潜像の画像部に向かう方向に付勢する電圧で
    あって、その電圧の電位レベルが像担持体上の静電潜像
    の画像部の電位と背景部の電位の間に位置する第1ピー
    ク電圧と、現像剤を像担持体上の静電潜像の画像部から
    現像剤担持体に向かう方向に付勢する電圧であって、そ
    の電圧の電位レベルが静電潜像の画像部の電位に関し、
    第1ピーク電圧の電位レベルとは逆側に位置する第2ピ
    ーク電圧とを有する振動バイアス電圧であることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体と現像手段の現像剤担持体とを
    当接させて、像担持体上に形成された静電潜像を現像剤
    担持体上に担持した現像剤により、現像剤担持体に現像
    バイアスを印加した下で現像するとともに、前記現像時
    に、像担持体上に付着している残存現像剤を、前記像担
    持体上の静電潜像と現像バイアスが印加された現像剤担
    持体の間の電位差により現像剤担持体に回収する、現像
    同時クリーニング方式の画像形成装置において、 前記現像バイアスは、現像剤を現像剤担持体から像担持
    体上の静電潜像の画像部に向かう方向に付勢する電圧で
    あって、その電圧の電位レベルが像担持体上の静電潜像
    の画像部の電位と背景部の電位の間に位置する第1ピー
    ク電圧と、現像剤を像担持体上の静電潜像の画像部から
    現像剤担持体に向かう方向に付勢する電圧であって、そ
    の電圧の電位レベルが静電潜像の画像部の電位に関し、
    第1ピーク電圧の電位レベルとは逆側に位置する第2ピ
    ーク電圧とを有する振動バイアス電圧であることを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記振動バイアス電圧の時間平均値電圧
    は、像担持体上の静電潜像の画像部の電位と背景部の電
    位の間の値を有する請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記振動バイアス電圧の第1ピーク電圧
    および第2ピーク電圧は、直流バイアス電源のオン・オ
    フにより発生させる請求項1〜3のいずれかの項に記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記直流バイアス電源が接地され、その
    電源のオフにより前記振動バイアス電圧の第2ピーク電
    圧が0Vに発生される請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記振動バイアス電圧の周波数、第1ピ
    ーク電圧の電位および第2ピーク電圧の電位の各々を一
    定に保持したまま、前記振動バイアス電圧のデューティ
    ー比を変化させる請求項1〜5のいずれかの項に記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記振動バイアス電圧の波形が矩形波で
    ある請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記静電潜像の画像部は露光部として形
    成され、その画像部に一成分現像剤の非磁性トナーを付
    着させて、画像部を反転現像する請求項1〜7のいずれ
    かの項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008185838A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置

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