JP2000106066A - キースイッチ - Google Patents
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H27/00—Switches operated by a removable member, e.g. key, plug or plate; Switches operated by setting members according to a single predetermined combination out of several possible settings
- H01H27/002—Switches operated by a removable member, e.g. key, plug or plate; Switches operated by setting members according to a single predetermined combination out of several possible settings wherein one single insertion movement of a key comprises an unlocking stroke and a switch actuating stroke, e.g. security switch for safety guards
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- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
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- H01H2027/005—Switches operated by a removable member, e.g. key, plug or plate; Switches operated by setting members according to a single predetermined combination out of several possible settings wherein one single insertion movement of a key comprises an unlocking stroke and a switch actuating stroke, e.g. security switch for safety guards the key receiving part having multiple openings to allow keys from different directions to operate the switch
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロック機構を備えたキースイッチの薄型化を
図る。 【解決手段】 キー挿入口5へのキー6の挿抜に応じて
カム板4を回動させ、カム板4の外周カム面に当接作用
するプランジャ3を、カム板4の回動に連動して変位さ
せるよう構成するとともに、キー抜き出し状態における
カム板4の回動を阻止する回動ロック機構30を備えた
キースイッチにおいて、前記回動ロック機構30を、カ
ム板4の回動面と平行な方向に変位可能なロック部材3
1と、このロック部材31をカム板4に係合するロック
位置に向けて付勢するバネ32,33とから構成し、ロ
ック部材31には、キー6との当接によって該ロック部
材31をバネ32,33に抗してロック解除位置へ変位
させるロック解除用カム斜面43,44を備える。
図る。 【解決手段】 キー挿入口5へのキー6の挿抜に応じて
カム板4を回動させ、カム板4の外周カム面に当接作用
するプランジャ3を、カム板4の回動に連動して変位さ
せるよう構成するとともに、キー抜き出し状態における
カム板4の回動を阻止する回動ロック機構30を備えた
キースイッチにおいて、前記回動ロック機構30を、カ
ム板4の回動面と平行な方向に変位可能なロック部材3
1と、このロック部材31をカム板4に係合するロック
位置に向けて付勢するバネ32,33とから構成し、ロ
ック部材31には、キー6との当接によって該ロック部
材31をバネ32,33に抗してロック解除位置へ変位
させるロック解除用カム斜面43,44を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、扉の安全
スイッチ等として用いられるキースイッチに関する。
スイッチ等として用いられるキースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】扉の安全スイッチは、様々な工作機械、
産業機械装置において、不用意な操作や偶発的な操作に
よる事故を未然に防止するために機械装置の安全扉や保
護フェンスの扉などに装着される。
産業機械装置において、不用意な操作や偶発的な操作に
よる事故を未然に防止するために機械装置の安全扉や保
護フェンスの扉などに装着される。
【0003】この種の安全スイッチにおいては、専用の
キー以外の工具(例えばドライバーなど)で操作できな
いようにしておく必要があり、キーが抜き出された初期
状態に内部装置をロックしておくよう構成されており、
その一例が図32および図33に示されている。
キー以外の工具(例えばドライバーなど)で操作できな
いようにしておく必要があり、キーが抜き出された初期
状態に内部装置をロックしておくよう構成されており、
その一例が図32および図33に示されている。
【0004】このキースイッチは、スイッチケース10
1に形成されたキー挿入口102へのキー103の挿抜
に応じてカム板104を回動させ、カム板104の外周
カム面に当接作用するプランジャ105を、カム板10
4の回動に連動して変位させて図示しないスイッチ機構
を切り換え作動させるよう構成したものであり、キー1
03を抜き出した初期状態における前記カム板104の
回動を阻止する回動ロック機構106を備えている。
1に形成されたキー挿入口102へのキー103の挿抜
に応じてカム板104を回動させ、カム板104の外周
カム面に当接作用するプランジャ105を、カム板10
4の回動に連動して変位させて図示しないスイッチ機構
を切り換え作動させるよう構成したものであり、キー1
03を抜き出した初期状態における前記カム板104の
回動を阻止する回動ロック機構106を備えている。
【0005】この回動ロック機構106は、カム板10
4の外周部近くにおいてカム板104の回動軸心q方向
に進退可能に配備された前後一対のロック部材107
と、これらをカム板104に向けて押圧するバネ108
とからなり、ロック部材107に突設したロックピン1
09を、カム板104の外周に形成した係合凹部に11
0付勢係入することで、カム板104を初期状態に固定
するよう構成されている。
4の外周部近くにおいてカム板104の回動軸心q方向
に進退可能に配備された前後一対のロック部材107
と、これらをカム板104に向けて押圧するバネ108
とからなり、ロック部材107に突設したロックピン1
09を、カム板104の外周に形成した係合凹部に11
0付勢係入することで、カム板104を初期状態に固定
するよう構成されている。
【0006】そして、各ロック部材107には、キー挿
入口102に向かうロック解除用カム斜面111が形成
されており、図33に示すように、キー挿入口102に
挿入したキー103の先端部で各ロック部材107のロ
ック解除用カム斜面111を押圧して、各ロック部材1
07をバネ108に抗して後退変位させることでロック
を解除し、引き続くキー103の挿入操作でカム板10
4を回動させるようになっている。
入口102に向かうロック解除用カム斜面111が形成
されており、図33に示すように、キー挿入口102に
挿入したキー103の先端部で各ロック部材107のロ
ック解除用カム斜面111を押圧して、各ロック部材1
07をバネ108に抗して後退変位させることでロック
を解除し、引き続くキー103の挿入操作でカム板10
4を回動させるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の回動ロック
機構106によると、ロック部材107がカム板104
の回動軸心q方向に進退可能に配備される関係で、これ
らロック部材107およびロック付勢用バネ108の配
置スペースが、カム板104の回動軸心q方向に大きい
ものとなり、スイッチ全体の前後方向厚さが大きくなら
ざるを得ないものとなっていた。
機構106によると、ロック部材107がカム板104
の回動軸心q方向に進退可能に配備される関係で、これ
らロック部材107およびロック付勢用バネ108の配
置スペースが、カム板104の回動軸心q方向に大きい
ものとなり、スイッチ全体の前後方向厚さが大きくなら
ざるを得ないものとなっていた。
【0008】また、規格上、ロック部材107をカム板
104の前後に一対配備するために、一層、回動ロック
機構106の前後方向スペースが大きくなって、キース
イッチの大型化を招くものとなっていた。
104の前後に一対配備するために、一層、回動ロック
機構106の前後方向スペースが大きくなって、キース
イッチの大型化を招くものとなっていた。
【0009】本発明は、このような点に着目してなされ
たものであって、回動ロック機構の改良によって、スイ
ッチ全体の薄型化を図ることを主たる目的とするもので
ある。
たものであって、回動ロック機構の改良によって、スイ
ッチ全体の薄型化を図ることを主たる目的とするもので
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
達成するために、次のように構成している。
【0011】すなわち、請求項1に係る発明のキースイ
ッチは、キー挿入口へのキーの挿抜に応じてカム部材を
回動させ、カム部材の外周カム面に当接作用するプラン
ジャを、カム部材の回動に連動して変位させてスイッチ
機構を切り換え作動させるよう構成するとともに、キー
抜き出し状態における前記カム部材の回動を阻止する回
動ロック機構を備えたキースイッチであって、前記回動
ロック機構は、前記カム部材の回動軸に垂直な回動面に
対して平行な方向に変位可能なロック部材と、このロッ
ク部材をカム部材に係合するロック位置に向けて付勢す
るバネとを備え、前記ロック部材は、キーとの当接によ
って前記バネに抗してロック解除位置に変位可能であ
る。
ッチは、キー挿入口へのキーの挿抜に応じてカム部材を
回動させ、カム部材の外周カム面に当接作用するプラン
ジャを、カム部材の回動に連動して変位させてスイッチ
機構を切り換え作動させるよう構成するとともに、キー
抜き出し状態における前記カム部材の回動を阻止する回
動ロック機構を備えたキースイッチであって、前記回動
ロック機構は、前記カム部材の回動軸に垂直な回動面に
対して平行な方向に変位可能なロック部材と、このロッ
ク部材をカム部材に係合するロック位置に向けて付勢す
るバネとを備え、前記ロック部材は、キーとの当接によ
って前記バネに抗してロック解除位置に変位可能であ
る。
【0012】ここで、回動面とは、回動するカム部材の
表面に限らず、カム部材の回動軸に垂直であれば、カム
部材を縦断した内部の仮想の回動面も含まれるものであ
る。
表面に限らず、カム部材の回動軸に垂直であれば、カム
部材を縦断した内部の仮想の回動面も含まれるものであ
る。
【0013】請求項2に係る発明のキースイッチは、キ
ー挿入口へのキーの挿抜に応じてカム部材を回動させ、
カム部材の外周カム面に当接作用するプランジャを、カ
ム部材の回動に連動して変位させてスイッチ機構を切り
換え作動させるよう構成するとともに、キー抜き出し状
態における前記カム部材の回動を阻止する回動ロック機
構を備えたキースイッチであって、前記回動ロック機構
は、前記カム部材の回動軸に垂直な回動面に対して平行
な方向に変位可能なロック部材と、このロック部材をカ
ム部材に係合するロック位置に向けて付勢するバネと、
ロック部材を当接移動させる中間操作部材とを備え、挿
入したキーによって前記中間操作部材を当接変位させる
ことで、前記ロック部材を前記バネに抗してロック解除
位置に変位させるよう構成してある。
ー挿入口へのキーの挿抜に応じてカム部材を回動させ、
カム部材の外周カム面に当接作用するプランジャを、カ
ム部材の回動に連動して変位させてスイッチ機構を切り
換え作動させるよう構成するとともに、キー抜き出し状
態における前記カム部材の回動を阻止する回動ロック機
構を備えたキースイッチであって、前記回動ロック機構
は、前記カム部材の回動軸に垂直な回動面に対して平行
な方向に変位可能なロック部材と、このロック部材をカ
ム部材に係合するロック位置に向けて付勢するバネと、
ロック部材を当接移動させる中間操作部材とを備え、挿
入したキーによって前記中間操作部材を当接変位させる
ことで、前記ロック部材を前記バネに抗してロック解除
位置に変位させるよう構成してある。
【0014】請求項3に係る発明のキースイッチは、請
求項2の発明において、前記中間操作部材を前記カム部
材と共に回動可能にカム部材に支持するとともに、ロッ
ク解除後のカム部材の回動に伴ってカム部材と共に回動
する前記中間操作部材が、前記ロック部材をロック解除
位置に当接維持させるための円弧状カム面を、前記中間
操作部材に備えてある。
求項2の発明において、前記中間操作部材を前記カム部
材と共に回動可能にカム部材に支持するとともに、ロッ
ク解除後のカム部材の回動に伴ってカム部材と共に回動
する前記中間操作部材が、前記ロック部材をロック解除
位置に当接維持させるための円弧状カム面を、前記中間
操作部材に備えてある。
【0015】請求項4に係る発明のキースイッチは請求
項1ないし3のいずれか一項の発明において、前記ロッ
ク部材を、前記カム部材の前後両側面から挟むように前
後一対設けるとともに、各ロック部材に、前記カム部材
の側面に向けて突出されたロックピンを設け、カム部材
の両側面には、前記ロックピンが作用する係合手段を備
えてある。
項1ないし3のいずれか一項の発明において、前記ロッ
ク部材を、前記カム部材の前後両側面から挟むように前
後一対設けるとともに、各ロック部材に、前記カム部材
の側面に向けて突出されたロックピンを設け、カム部材
の両側面には、前記ロックピンが作用する係合手段を備
えてある。
【0016】請求項5に係る発明のキースイッチは、請
求項1ないし4のいずれか一項の発明において、前記カ
ム部材を回動可能に軸支する支持体を備え、該支持体
に、前記ロック部材およびロック付勢用の前記バネを支
持させるものである。
求項1ないし4のいずれか一項の発明において、前記カ
ム部材を回動可能に軸支する支持体を備え、該支持体
に、前記ロック部材およびロック付勢用の前記バネを支
持させるものである。
【0017】請求項6に係る発明のキースイッチは、請
求項5の発明において、前記支持体は、前記カム部材を
軸支する軸支壁を備え、該軸支壁の外側面には、前記ロ
ック部材および前記バネ部材が組付けられる凹部が形成
され、前記ロック部材は、前記凹部に変位可能に組付け
られるものである。
求項5の発明において、前記支持体は、前記カム部材を
軸支する軸支壁を備え、該軸支壁の外側面には、前記ロ
ック部材および前記バネ部材が組付けられる凹部が形成
され、前記ロック部材は、前記凹部に変位可能に組付け
られるものである。
【0018】請求項7に係る発明のキースイッチは、請
求項1ないし6のいずれか一項の発明において、スイッ
チケースを、前記スイッチ機構と前記プランジャとを内
装した本体ケースと、前記カム部材と前記回動ロック機
構とを内装するとともに前記キー挿入口を形成したヘッ
ドケースとから構成し、このヘッドケースを前記本体ケ
ースの上端に脱着可能に連結するものである。
求項1ないし6のいずれか一項の発明において、スイッ
チケースを、前記スイッチ機構と前記プランジャとを内
装した本体ケースと、前記カム部材と前記回動ロック機
構とを内装するとともに前記キー挿入口を形成したヘッ
ドケースとから構成し、このヘッドケースを前記本体ケ
ースの上端に脱着可能に連結するものである。
【0019】請求項8に係る発明のキースイッチは、請
求項7の発明において、前記キー挿入口をヘッドケース
の横側面と上面とにそれぞれ形成するとともに、前記本
体ケースの上面中心から前記ヘッドケース内に突出する
前記プランジャを前記カム部材によって操作するよう構
成している。
求項7の発明において、前記キー挿入口をヘッドケース
の横側面と上面とにそれぞれ形成するとともに、前記本
体ケースの上面中心から前記ヘッドケース内に突出する
前記プランジャを前記カム部材によって操作するよう構
成している。
【0020】請求項9に係る発明のキースイッチは、請
求項8の発明において、前記本体ケースの上面の対角位
置に相当する隅部に一対の連結部を点対称状に設けると
ともに、前記ヘッドケースの下面の対角位置に相当する
隅部には、前記連結部に係合可能な連結部を形成し、係
合された2組の連結部にネジを挿通して締め付け連結す
るよう構成している。
求項8の発明において、前記本体ケースの上面の対角位
置に相当する隅部に一対の連結部を点対称状に設けると
ともに、前記ヘッドケースの下面の対角位置に相当する
隅部には、前記連結部に係合可能な連結部を形成し、係
合された2組の連結部にネジを挿通して締め付け連結す
るよう構成している。
【0021】請求項10に係る発明のキースイッチは、
請求項1ないし9のいずれか一項の発明において、前記
本体ケースは、下端が開口とされて該開口から前記スイ
ッチ機構等が挿入された後に、非弾性部材、弾性材料か
らなるシール部材および非弾性材料からなる底カバーが
順次挿入され、前記本体ケースには、前記非弾性部材お
よび前記底カバーを挿通する支持部材が装着され、前記
支持部材によって、前記非弾性部材および前記底カバー
が、前記シール部材を挟圧した状態で前記本体ケースに
支持されるものである。
請求項1ないし9のいずれか一項の発明において、前記
本体ケースは、下端が開口とされて該開口から前記スイ
ッチ機構等が挿入された後に、非弾性部材、弾性材料か
らなるシール部材および非弾性材料からなる底カバーが
順次挿入され、前記本体ケースには、前記非弾性部材お
よび前記底カバーを挿通する支持部材が装着され、前記
支持部材によって、前記非弾性部材および前記底カバー
が、前記シール部材を挟圧した状態で前記本体ケースに
支持されるものである。
【0022】〔作用〕請求項1に係る発明の構成による
と、キーをキー挿入口に挿入すると、キーとロック部材
が当接し、ロック部材はカム部材の回動軸と垂直な回動
面に対して平行な方向にバネに抗してロック解除位置に
後退変位され、引く続くキー挿入によってカム部材が所
定の方向に回動され、プランジャが変位されてスイッチ
機構の接点切り換えが行われる。この際、ロック部材
は、カム部材の回動面と平行な方向に変位し、カム板の
回動軸心方向、つまり、スイッチ前後方向へは変位しな
いので、回動ロック機構の前後方向スペースはロック部
材を配備できるだけあればよいことになる。
と、キーをキー挿入口に挿入すると、キーとロック部材
が当接し、ロック部材はカム部材の回動軸と垂直な回動
面に対して平行な方向にバネに抗してロック解除位置に
後退変位され、引く続くキー挿入によってカム部材が所
定の方向に回動され、プランジャが変位されてスイッチ
機構の接点切り換えが行われる。この際、ロック部材
は、カム部材の回動面と平行な方向に変位し、カム板の
回動軸心方向、つまり、スイッチ前後方向へは変位しな
いので、回動ロック機構の前後方向スペースはロック部
材を配備できるだけあればよいことになる。
【0023】請求項2に係る発明の構成によると、キー
をキー挿入口に挿入すると、先ず、キーと中間操作部材
が当接変位され、これに伴ってロック部材が中間操作部
材によって当接操作され、ロック部材はカム部材の回動
軸と垂直な回動面に対して平行な方向にバネに抗してロ
ック解除位置に後退変位され、引く続くキー挿入によっ
てカム部材が所定の方向に回動され、プランジャが変位
されてスイッチ機構の接点切り換えが行われる。この
際、ロック部材は、カム部材の回動面と平行な方向に変
位し、カム板の回動軸心方向、つまり、スイッチ前後方
向へは変位しないので、回動ロック機構の前後方向スペ
ースはロック部材を配備できるだけあればよいことにな
る。
をキー挿入口に挿入すると、先ず、キーと中間操作部材
が当接変位され、これに伴ってロック部材が中間操作部
材によって当接操作され、ロック部材はカム部材の回動
軸と垂直な回動面に対して平行な方向にバネに抗してロ
ック解除位置に後退変位され、引く続くキー挿入によっ
てカム部材が所定の方向に回動され、プランジャが変位
されてスイッチ機構の接点切り換えが行われる。この
際、ロック部材は、カム部材の回動面と平行な方向に変
位し、カム板の回動軸心方向、つまり、スイッチ前後方
向へは変位しないので、回動ロック機構の前後方向スペ
ースはロック部材を配備できるだけあればよいことにな
る。
【0024】請求項3に係る発明の構成によると、キー
挿入によってロック部材が中間操作部材を介してロック
解除位置に後退変位された後、引き続くキー挿入によっ
てカム部材が回動される時、このカム部材と共に中間操
作部材も回動し、中間操作部材に備えた円弧状カム面が
ロック部材をロック解除位置に当接維持する。
挿入によってロック部材が中間操作部材を介してロック
解除位置に後退変位された後、引き続くキー挿入によっ
てカム部材が回動される時、このカム部材と共に中間操
作部材も回動し、中間操作部材に備えた円弧状カム面が
ロック部材をロック解除位置に当接維持する。
【0025】請求項4に係る発明の構成によると、前後
一対のロック部材のロックピンが、カム部材の前後両側
面に作用して、カム部材の前後に均等にロック作用が働
く。また、両ロック部材を共にロック解除位置に移動さ
せない限り、カム部材を回動操作することはできない。
さらに、ロック部材のロックピンに作用する係合手段を
カム部材の側面に形成するので、この係合手段をカム板
の外周カム面の形状に関係なく任意に設定することがで
きる。
一対のロック部材のロックピンが、カム部材の前後両側
面に作用して、カム部材の前後に均等にロック作用が働
く。また、両ロック部材を共にロック解除位置に移動さ
せない限り、カム部材を回動操作することはできない。
さらに、ロック部材のロックピンに作用する係合手段を
カム部材の側面に形成するので、この係合手段をカム板
の外周カム面の形状に関係なく任意に設定することがで
きる。
【0026】請求項5に係る発明の構成によると、支持
体に、カム部材のみならず、ロック部材およびロック付
勢用のバネを、先組みして取り扱うことができる。
体に、カム部材のみならず、ロック部材およびロック付
勢用のバネを、先組みして取り扱うことができる。
【0027】請求項6に係る発明の構成によると、軸支
壁の外側面に形成された凹部に、ロック部材およびバネ
を、直接目視しながら組付けることができ、また、ロッ
ク部材は、凹部内で安定して変位する。
壁の外側面に形成された凹部に、ロック部材およびバネ
を、直接目視しながら組付けることができ、また、ロッ
ク部材は、凹部内で安定して変位する。
【0028】請求項7に係る発明の構成によると、カム
部材および回動ロック機構のヘッドケースへの組付け
と、スイッチ機構およびプランジャの本体ケースへの組
付けを別工程にし、先組みしたヘッドケースを先組みし
た本体ケースの上端に連結することで、キースイッチの
最終的な組付けが完了する。
部材および回動ロック機構のヘッドケースへの組付け
と、スイッチ機構およびプランジャの本体ケースへの組
付けを別工程にし、先組みしたヘッドケースを先組みし
た本体ケースの上端に連結することで、キースイッチの
最終的な組付けが完了する。
【0029】請求項8に係る発明の構成によると、ヘッ
ドケースを、右向きにキー挿入口が向かう姿勢か、ある
いは、左向きにキー挿入口が向かう姿勢かを選択して本
体ケースに連結することで左右勝手違いの仕様のキース
イッチを組立てることができる。
ドケースを、右向きにキー挿入口が向かう姿勢か、ある
いは、左向きにキー挿入口が向かう姿勢かを選択して本
体ケースに連結することで左右勝手違いの仕様のキース
イッチを組立てることができる。
【0030】請求項9に係る発明の構成によると、ヘッ
ドケースを、右向きにキー挿入口が向かう姿勢か、ある
いは、左向きにキー挿入口が向かう姿勢かを選択して本
体ケースに連結するに際し、点対称位置にある2組の連
結部を係合させて、それぞれをネジ連結すればよく、2
箇所のネジ操作で左右勝手違いの仕様のキースイッチを
組立てることができる。
ドケースを、右向きにキー挿入口が向かう姿勢か、ある
いは、左向きにキー挿入口が向かう姿勢かを選択して本
体ケースに連結するに際し、点対称位置にある2組の連
結部を係合させて、それぞれをネジ連結すればよく、2
箇所のネジ操作で左右勝手違いの仕様のキースイッチを
組立てることができる。
【0031】請求項10に係る発明の構成によると、シ
ール部材によってシールを確保しているので、面倒な樹
脂封止を行う必要がない。
ール部材によってシールを確保しているので、面倒な樹
脂封止を行う必要がない。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の態様のいく
つかを図面に基づいて説明する。
つかを図面に基づいて説明する。
【0033】(実施の形態1)図1ないし図12に、本
発明に係るキースイッチの実施の形態1が示されてお
り、図1はキースイッチの全体外観を示す斜視図、図2
はその分解状態を示す斜視図、また、図3はその縦断し
た断面図である。このキースイッチのスイッチケース1
は、本体ケース1Aとその上端に連結されたヘッドケー
ス1Bとからなり、本体ケース1Aには、スイッチ機構
2とこれを切り換え操作するプランジャ3が収容される
とともに、ヘッドケース1Bには、プランジャ3の上端
に作用するカム部材としてのカム板4が前後向きの軸心
p周りに回動自在に収容され、ヘッドケース1Bの上部
横側面と上面に形成した2つのキー挿入口5のいずれか
へキー6を挿抜し、カム板4を回動させてその外周カム
面に当接作用するプランジャ3を上下変位させること
で、スイッチ機構2の接点切り換え操作を行うよう構成
されている。
発明に係るキースイッチの実施の形態1が示されてお
り、図1はキースイッチの全体外観を示す斜視図、図2
はその分解状態を示す斜視図、また、図3はその縦断し
た断面図である。このキースイッチのスイッチケース1
は、本体ケース1Aとその上端に連結されたヘッドケー
ス1Bとからなり、本体ケース1Aには、スイッチ機構
2とこれを切り換え操作するプランジャ3が収容される
とともに、ヘッドケース1Bには、プランジャ3の上端
に作用するカム部材としてのカム板4が前後向きの軸心
p周りに回動自在に収容され、ヘッドケース1Bの上部
横側面と上面に形成した2つのキー挿入口5のいずれか
へキー6を挿抜し、カム板4を回動させてその外周カム
面に当接作用するプランジャ3を上下変位させること
で、スイッチ機構2の接点切り換え操作を行うよう構成
されている。
【0034】図3に示すように、本体ケース1Aの内部
にはホルダ7が組み込まれており、このホルダ7にスイ
ッチ機構2が装備されるとともに、前記プランジャ3が
上下スライド可能、かつ、本体ケース1A上面の中心か
ら出退するように支持されている。前記スイッチ機構2
は、ホルダ7に打ち込み装着固定された3組の固定端子
8,9,10と、プランジャ3に弾性変位可能に組付け
られた3組の可動端子11,12,13とからなり、各
固定端子8,9,10には、外部配線用の端子ネジ8
a,9a,10aが装着されている。そして、キー6が
抜き出された初期状態では、図示のように、プランジャ
3が復帰バネ14に抗して押し込み変位されており、こ
の初期状態では、可動端子11,12が固定端子8,9
から離反されて、各固定端子8,9間の導通が遮断され
るとともに、可動端子13が固定端子10に接触され
て、固定端子10間が導通されている。つまり、この場
合、固定端子8,9はそれぞれ常開端子として利用さ
れ、また、固定端子10は常閉端子として利用される。
なお、本体ケース1Aの前面には、下端を支点にして揺
動開閉自在な前カバー15が装備されるとともに、本体
ケース1Aの下端には配線用開口16が形成されてお
り、配線用開口16からケース内に挿入したリード線を
各固定端子8,9,10にネジ接続するよう構成されて
いる。
にはホルダ7が組み込まれており、このホルダ7にスイ
ッチ機構2が装備されるとともに、前記プランジャ3が
上下スライド可能、かつ、本体ケース1A上面の中心か
ら出退するように支持されている。前記スイッチ機構2
は、ホルダ7に打ち込み装着固定された3組の固定端子
8,9,10と、プランジャ3に弾性変位可能に組付け
られた3組の可動端子11,12,13とからなり、各
固定端子8,9,10には、外部配線用の端子ネジ8
a,9a,10aが装着されている。そして、キー6が
抜き出された初期状態では、図示のように、プランジャ
3が復帰バネ14に抗して押し込み変位されており、こ
の初期状態では、可動端子11,12が固定端子8,9
から離反されて、各固定端子8,9間の導通が遮断され
るとともに、可動端子13が固定端子10に接触され
て、固定端子10間が導通されている。つまり、この場
合、固定端子8,9はそれぞれ常開端子として利用さ
れ、また、固定端子10は常閉端子として利用される。
なお、本体ケース1Aの前面には、下端を支点にして揺
動開閉自在な前カバー15が装備されるとともに、本体
ケース1Aの下端には配線用開口16が形成されてお
り、配線用開口16からケース内に挿入したリード線を
各固定端子8,9,10にネジ接続するよう構成されて
いる。
【0035】なお、本発明の他の実施の形態として、ネ
ジ接続に代えて、いわゆるプリワイヤー方式を用いても
よい。
ジ接続に代えて、いわゆるプリワイヤー方式を用いても
よい。
【0036】前記ヘッドケース1Bには、図3および図
4に示されるように、支持体としての支点ブラケット2
0が組み込まれ、この支点ブラケット20に立設した前
後一対の軸支壁20aに、前記カム板4の前後側面に突
設した回動軸4aが嵌入されて、カム板4がヘッドケー
ス1Bの左右中心において前後に向かう軸心p周りに回
動自在に支承されている。そして、カム板4の外周面は
プランジャ3の上端に当接作用するカム面となってお
り、その周方向の3か所にプランジャ3の上端を安定的
に係入するデテント用凹部21a,21b,21cが形
成されている。そして、キー6が抜き出された初期状態
では、最大径部位のデテント用凹部21aにプランジャ
3の上端が安定係入され、キー6が横側面のキー挿入口
5から挿入されると、図8に示すように、カム板4が図
中反時計方向に回動されることで、プランジャ3の上端
がカム板4の外周カム面の小径側に相対移動して小径部
位の一方のデテント用凹部21bにプランジャ3の上端
が安定係入され、これによってプランジャ3が復帰バネ
14によって上方に突出作動してスイッチ機構2が切り
換え操作される。また、キー6が上面のキー挿入口5か
ら挿入されると、図11に示すように、カム板4が図中
時計方向に回動されることで、プランジャ3の上端がカ
ム板4の外周カム面の小径側に相対移動して小径部位の
一方のデテント用凹部21cにプランジャ3の上端が安
定係入され、これによってプランジャ3が復帰バネ14
によって上方に突出作動してスイッチ機構2が切り換え
操作されるようになっている。
4に示されるように、支持体としての支点ブラケット2
0が組み込まれ、この支点ブラケット20に立設した前
後一対の軸支壁20aに、前記カム板4の前後側面に突
設した回動軸4aが嵌入されて、カム板4がヘッドケー
ス1Bの左右中心において前後に向かう軸心p周りに回
動自在に支承されている。そして、カム板4の外周面は
プランジャ3の上端に当接作用するカム面となってお
り、その周方向の3か所にプランジャ3の上端を安定的
に係入するデテント用凹部21a,21b,21cが形
成されている。そして、キー6が抜き出された初期状態
では、最大径部位のデテント用凹部21aにプランジャ
3の上端が安定係入され、キー6が横側面のキー挿入口
5から挿入されると、図8に示すように、カム板4が図
中反時計方向に回動されることで、プランジャ3の上端
がカム板4の外周カム面の小径側に相対移動して小径部
位の一方のデテント用凹部21bにプランジャ3の上端
が安定係入され、これによってプランジャ3が復帰バネ
14によって上方に突出作動してスイッチ機構2が切り
換え操作される。また、キー6が上面のキー挿入口5か
ら挿入されると、図11に示すように、カム板4が図中
時計方向に回動されることで、プランジャ3の上端がカ
ム板4の外周カム面の小径側に相対移動して小径部位の
一方のデテント用凹部21cにプランジャ3の上端が安
定係入され、これによってプランジャ3が復帰バネ14
によって上方に突出作動してスイッチ機構2が切り換え
操作されるようになっている。
【0037】上記のように構成されたヘッドケース1B
は、横向きのキー挿入口5を左右いずれかに設定するた
めに、左右に向きを反転して本体ケース1Aに連結可能
となっている。つまり、図1および図2に示されるよう
に、本体ケース1Aの上面における右手前隅部と、これ
と対角位置となる左奥隅部には突片状の連結部22が突
設されるとともに、ヘッドケース1Bの下端における右
手前隅部と左奥隅部には、前記連結部22に嵌合する角
形の連結部23が凹入形成され、左右2組の連結部2
2,23を嵌合させた状態で、前後方向にネジ24を挿
通して本体ケース1Aの連結部22にねじ込むことで、
ヘッドケース1Bを本体ケース1Aに締め付け固定する
ようになっている。なお、この例では、ヘッドケース1
Bの下端の他の隅部に、前記ネジ24の頭部を没入させ
るための凹部25が形成されている。
は、横向きのキー挿入口5を左右いずれかに設定するた
めに、左右に向きを反転して本体ケース1Aに連結可能
となっている。つまり、図1および図2に示されるよう
に、本体ケース1Aの上面における右手前隅部と、これ
と対角位置となる左奥隅部には突片状の連結部22が突
設されるとともに、ヘッドケース1Bの下端における右
手前隅部と左奥隅部には、前記連結部22に嵌合する角
形の連結部23が凹入形成され、左右2組の連結部2
2,23を嵌合させた状態で、前後方向にネジ24を挿
通して本体ケース1Aの連結部22にねじ込むことで、
ヘッドケース1Bを本体ケース1Aに締め付け固定する
ようになっている。なお、この例では、ヘッドケース1
Bの下端の他の隅部に、前記ネジ24の頭部を没入させ
るための凹部25が形成されている。
【0038】上記構成によると、ヘッドケース1Bの向
きを左右反転しても同様に左右2組の連結部22,23
を嵌合してネジ連結することができ、これによって、キ
ー挿入口5が左側面と上面に形成した仕様のキースイッ
チを得ることができる。この場合、プランジャ3は本体
ケース1Aの上面の中心に位置し、かつ、カム板4の軸
心pも左右中心に位置しているので、上記のようにヘッ
ドケース1Bが左右に反転されて連結されても、カム板
4は正しくプランジャ3の上端に作用する。また、挿通
された2本のネジ24は、ヘッドケース1Bに組み込ま
れた支点ブラケット20の左右部位に挿通され、この支
点ブラケット20も共締め状態でヘッドケース1B内に
強固に固定される。
きを左右反転しても同様に左右2組の連結部22,23
を嵌合してネジ連結することができ、これによって、キ
ー挿入口5が左側面と上面に形成した仕様のキースイッ
チを得ることができる。この場合、プランジャ3は本体
ケース1Aの上面の中心に位置し、かつ、カム板4の軸
心pも左右中心に位置しているので、上記のようにヘッ
ドケース1Bが左右に反転されて連結されても、カム板
4は正しくプランジャ3の上端に作用する。また、挿通
された2本のネジ24は、ヘッドケース1Bに組み込ま
れた支点ブラケット20の左右部位に挿通され、この支
点ブラケット20も共締め状態でヘッドケース1B内に
強固に固定される。
【0039】このように、本体ケース1Aとヘッドケー
ス1Bとの連結に用いる2本のネジ24によって、カム
板4を支持する支点ブラケット20をも共締め固定する
ので、支点ブラケット20を固定する専用の部材および
工程が不要となり、生産性の向上とコストの低減を図る
ことができる。なお、支点ブラケット20は、この実施
の態様のように単一の部材でなく、同一形状の二つの部
材を突き合わせて構成するようにしてもよい。
ス1Bとの連結に用いる2本のネジ24によって、カム
板4を支持する支点ブラケット20をも共締め固定する
ので、支点ブラケット20を固定する専用の部材および
工程が不要となり、生産性の向上とコストの低減を図る
ことができる。なお、支点ブラケット20は、この実施
の態様のように単一の部材でなく、同一形状の二つの部
材を突き合わせて構成するようにしてもよい。
【0040】上記のように構成されたキースイッチにお
いては、キー6が抜き出された上記初期状態において、
キー挿入口5に専用のキー以外のものが挿入されてカム
板4が回動されることを防止するために、上記初期状態
のカム板4を回動不能にするため、ヘッドケース1B内
に、図3ないし図6に示される以下のように構成された
回動ロック機構30が装備されている。
いては、キー6が抜き出された上記初期状態において、
キー挿入口5に専用のキー以外のものが挿入されてカム
板4が回動されることを防止するために、上記初期状態
のカム板4を回動不能にするため、ヘッドケース1B内
に、図3ないし図6に示される以下のように構成された
回動ロック機構30が装備されている。
【0041】前記回動ロック機構30には、カム板4の
前後側面に作用する前後一対のロック部材31が備えら
れている。このロック部材31は、カム板4を前後から
挟むように配備されており、カム板4の回動軸4aに垂
直な回動面に対して平行な方向である上下方向および左
右方向にのみ平面的に移動可能にケース内面に案内支持
されている。なお、ロック部材31の移動方向は、上下
方向または左右方向に限るものではなく、カム板4の回
動軸4aに垂直な回動面に対して平行であれば、斜め方
向であってもよく、また、回動面は、カム板4を縦断し
た内部の仮想の回動面であっもよい。
前後側面に作用する前後一対のロック部材31が備えら
れている。このロック部材31は、カム板4を前後から
挟むように配備されており、カム板4の回動軸4aに垂
直な回動面に対して平行な方向である上下方向および左
右方向にのみ平面的に移動可能にケース内面に案内支持
されている。なお、ロック部材31の移動方向は、上下
方向または左右方向に限るものではなく、カム板4の回
動軸4aに垂直な回動面に対して平行であれば、斜め方
向であってもよく、また、回動面は、カム板4を縦断し
た内部の仮想の回動面であっもよい。
【0042】また、各ロック部材31とケース上壁内面
1uとの間に、ロック部材31をロック位置であるカム
板4側に向けて押圧付勢するバネ32が介装されるとと
もに、各ロック部材31とケース横側壁内面1sとの間
にも、ロック部材31をロック位置であるカム板4側に
向けて押圧付勢するバネ33が介装されている。かつ、
前記バネ32は、ロック部材31と共に左右移動できる
ようにバネ受け凹部34に保持され、また、前記バネ3
3は、ロック部材31と共に上下移動できるようにバネ
受け凹部35に保持されている。
1uとの間に、ロック部材31をロック位置であるカム
板4側に向けて押圧付勢するバネ32が介装されるとと
もに、各ロック部材31とケース横側壁内面1sとの間
にも、ロック部材31をロック位置であるカム板4側に
向けて押圧付勢するバネ33が介装されている。かつ、
前記バネ32は、ロック部材31と共に左右移動できる
ようにバネ受け凹部34に保持され、また、前記バネ3
3は、ロック部材31と共に上下移動できるようにバネ
受け凹部35に保持されている。
【0043】また、各ロック部材31の対向する面に
は、カム板4の回動軸心pの上下に振り分けて一対のロ
ックピン36,37が突設され、図6に示すように、キ
ー5が抜き出された初期状態においては、バネ付勢され
てロック位置に保持された各ロックピン36,37が、
カム板4の前後側面に形成された段部38,39に上方
から対向されている。従って、右側面のキー挿入口5に
ドライバーなどを挿入してカム板4を反時計方向に回動
しようとしても、段部38,39がロックピン36,3
7に当接することで、カム板4の反時計方向への回動が
阻止される。なお、この場合、無理にカム板4を反時計
方向に回動するとロック部材31はバネ33に抗して多
少は上方に後退変位され得るが、段部38,39がロッ
クピン36,37から外れるには至らず、スイッチ機構
2を切り換えるほどカム板4を大きく回動することはで
きない。
は、カム板4の回動軸心pの上下に振り分けて一対のロ
ックピン36,37が突設され、図6に示すように、キ
ー5が抜き出された初期状態においては、バネ付勢され
てロック位置に保持された各ロックピン36,37が、
カム板4の前後側面に形成された段部38,39に上方
から対向されている。従って、右側面のキー挿入口5に
ドライバーなどを挿入してカム板4を反時計方向に回動
しようとしても、段部38,39がロックピン36,3
7に当接することで、カム板4の反時計方向への回動が
阻止される。なお、この場合、無理にカム板4を反時計
方向に回動するとロック部材31はバネ33に抗して多
少は上方に後退変位され得るが、段部38,39がロッ
クピン36,37から外れるには至らず、スイッチ機構
2を切り換えるほどカム板4を大きく回動することはで
きない。
【0044】また、段部39の上方箇所には、下側のロ
ックピン37に上方から対向する突起40が設けられる
とともに、ロック部材31の下方への移動がケース内面
の段差41(図9参照)によって阻止されており、従っ
て、上面のキー挿入口5にドライバーなどを挿入してカ
ム板4を時計方向に回動しようとしても、突起40がロ
ックピン37に当接して、それ以上の回動が阻止され
る。
ックピン37に上方から対向する突起40が設けられる
とともに、ロック部材31の下方への移動がケース内面
の段差41(図9参照)によって阻止されており、従っ
て、上面のキー挿入口5にドライバーなどを挿入してカ
ム板4を時計方向に回動しようとしても、突起40がロ
ックピン37に当接して、それ以上の回動が阻止され
る。
【0045】また、両ロック部材31の対向部位には、
横側面のキー挿入口5から挿入されたキー6を左右に挿
通させる凹溝部42がそれぞれ形成されるとともに、こ
の凹溝部42の上壁部に、挿入された正規のキー6との
当接によってロック部材31をバネ32に抗して上方に
後退させるロック解除用カム斜面43が形成されてい
る。また、両ロック部材31の上面には、上面のキー挿
入口5から挿入された正規のキー6との当接によってロ
ック部材31をバネ33に抗して横方向に後退させるロ
ック解除用カム斜面44が形成されている。他方、カム
板4の前後側面には、上側の段部38の半径方向外側か
ら下側の段部39に亘って円弧状凹部45が形成される
とともに、下側の段部39および突起の40半径方向内
側箇所にも円弧状凹溝46が形成されている。
横側面のキー挿入口5から挿入されたキー6を左右に挿
通させる凹溝部42がそれぞれ形成されるとともに、こ
の凹溝部42の上壁部に、挿入された正規のキー6との
当接によってロック部材31をバネ32に抗して上方に
後退させるロック解除用カム斜面43が形成されてい
る。また、両ロック部材31の上面には、上面のキー挿
入口5から挿入された正規のキー6との当接によってロ
ック部材31をバネ33に抗して横方向に後退させるロ
ック解除用カム斜面44が形成されている。他方、カム
板4の前後側面には、上側の段部38の半径方向外側か
ら下側の段部39に亘って円弧状凹部45が形成される
とともに、下側の段部39および突起の40半径方向内
側箇所にも円弧状凹溝46が形成されている。
【0046】以下に、正規のキー6をケース横側面ある
いはケース上面のキー挿入口5に挿入してのスイッチ操
作について説明する。
いはケース上面のキー挿入口5に挿入してのスイッチ操
作について説明する。
【0047】図7に示すように、横側面のキー挿入口5
にキー6が挿入されると、先ず、キー6が両ロック部材
31の凹溝部42に挿入されてロック解除用カム斜面4
3に当接し、ロック部材31がバネ33に抗して上方の
ロック解除位置にまで移動される。このロック部材31
の上方変位によって、上側のロックピン36はカム板回
動軸心pより遠ざかって円弧状凹部45の上部に移行す
るとともに、下側のロックピン37は前記回動軸心pに
接近し、突起40の内側をすり抜けて円弧状凹溝46の
上端近くに入り込む。これによって、両ロックピン3
6,37の段部38,39との係合が外されたロック解
除状態となる。
にキー6が挿入されると、先ず、キー6が両ロック部材
31の凹溝部42に挿入されてロック解除用カム斜面4
3に当接し、ロック部材31がバネ33に抗して上方の
ロック解除位置にまで移動される。このロック部材31
の上方変位によって、上側のロックピン36はカム板回
動軸心pより遠ざかって円弧状凹部45の上部に移行す
るとともに、下側のロックピン37は前記回動軸心pに
接近し、突起40の内側をすり抜けて円弧状凹溝46の
上端近くに入り込む。これによって、両ロックピン3
6,37の段部38,39との係合が外されたロック解
除状態となる。
【0048】引き続いてキー6を挿入すると、図8に示
すように、キー6の先端がカム板4を押圧してカム板4
は反時計方向に大きく回動される。ここで、ロックピン
36は相対的に円弧状凹部45の下部にまで移行し、ま
た、ロックピン37は相対的に円弧状凹溝46の下部に
まで移行する。
すように、キー6の先端がカム板4を押圧してカム板4
は反時計方向に大きく回動される。ここで、ロックピン
36は相対的に円弧状凹部45の下部にまで移行し、ま
た、ロックピン37は相対的に円弧状凹溝46の下部に
まで移行する。
【0049】このようにしてカム板4が大きく反時計方
向に回動されることで、プランジャ3への押し込みが解
除され、プランジャ3が復帰突出してスイッチ機構2の
接点切り換えが行われ、かつ、プランジャ3の上端がカ
ム板4のデテント用凹部21bに安定係入される。な
お、ここで使用されるキー6には開口6aが形成さてお
り、図8および図9(b)に示すように、スイッチ機構
切り換え状態では、キー6の先端ブリッジ部6bがカム
板4の切り欠き凹部47に係入する状態となり、キー6
の引き抜き作動に伴ってキー6の先端ブリッジ部6bが
カム板4を時計方向に引っ掛け回動して、元の初期状態
に復帰させることになる。
向に回動されることで、プランジャ3への押し込みが解
除され、プランジャ3が復帰突出してスイッチ機構2の
接点切り換えが行われ、かつ、プランジャ3の上端がカ
ム板4のデテント用凹部21bに安定係入される。な
お、ここで使用されるキー6には開口6aが形成さてお
り、図8および図9(b)に示すように、スイッチ機構
切り換え状態では、キー6の先端ブリッジ部6bがカム
板4の切り欠き凹部47に係入する状態となり、キー6
の引き抜き作動に伴ってキー6の先端ブリッジ部6bが
カム板4を時計方向に引っ掛け回動して、元の初期状態
に復帰させることになる。
【0050】図10に示すように、上面のキー挿入口5
にキー6が挿入されると、先ず、キー6が両ロック部材
31のロック解除用カム斜面44に当接し、ロック部材
31がバネ33に抗して横外方のロック解除位置にまで
移動される。このロック部材31の横外方変位によっ
て、上側のロックピン36は段部38から外れて円弧状
凹部45の上部に移行するとともに、下側のロックピン
36も突起40から外方に外れて円弧状凹部45の下部
に移行する。これによって、両ロックピン36,37が
カム板4に対して相対的に上方に回動できる状態とな
り、ロック解除状態がもたらされる。
にキー6が挿入されると、先ず、キー6が両ロック部材
31のロック解除用カム斜面44に当接し、ロック部材
31がバネ33に抗して横外方のロック解除位置にまで
移動される。このロック部材31の横外方変位によっ
て、上側のロックピン36は段部38から外れて円弧状
凹部45の上部に移行するとともに、下側のロックピン
36も突起40から外方に外れて円弧状凹部45の下部
に移行する。これによって、両ロックピン36,37が
カム板4に対して相対的に上方に回動できる状態とな
り、ロック解除状態がもたらされる。
【0051】引き続いてキー6を挿入すると、図11に
示すように、キー6の先端がカム板4を押圧してカム板
4は時計方向に回動される。ここで、ロックピン36は
相対的に切り欠き凹部47を越えて移動し、図4に示さ
れる円弧状凹部45の上方延長部45aに入り込む。ま
た、ロックピン37は相対的に円弧状凹部45の上部に
まで移行する。
示すように、キー6の先端がカム板4を押圧してカム板
4は時計方向に回動される。ここで、ロックピン36は
相対的に切り欠き凹部47を越えて移動し、図4に示さ
れる円弧状凹部45の上方延長部45aに入り込む。ま
た、ロックピン37は相対的に円弧状凹部45の上部に
まで移行する。
【0052】このようにしてカム板4が大きく時計方向
に回動されることで、プランジャ3への押し込みが解除
され、プランジャ3が復帰突出してスイッチ機構2の接
点切り換えが行われ、かつ、プランジャ3上端がカム板
4のデテント用凹部21cに安定係入される。なお、図
11および図12(b)に示すように、このスイッチ機
構切り換え状態では、キー6の先端ブリッッジ部6bが
カム板4の切り欠き凹部47に係入する状態となり、キ
ー6の引き抜き作動に伴ってカム板4を反時計方向に引
き掛け回動させて、元の初期状態に復帰させるようにな
っている。
に回動されることで、プランジャ3への押し込みが解除
され、プランジャ3が復帰突出してスイッチ機構2の接
点切り換えが行われ、かつ、プランジャ3上端がカム板
4のデテント用凹部21cに安定係入される。なお、図
11および図12(b)に示すように、このスイッチ機
構切り換え状態では、キー6の先端ブリッッジ部6bが
カム板4の切り欠き凹部47に係入する状態となり、キ
ー6の引き抜き作動に伴ってカム板4を反時計方向に引
き掛け回動させて、元の初期状態に復帰させるようにな
っている。
【0053】(実施の形態2)図13ないし図22に、
本発明に係るキースイッチの実施の形態2が示されてお
り、上述の実施の形態1における部品と同一の部品、お
よび、同一の機能を有する構成および部位には実施の形
態1の符号と同一の符号を付して、その詳細な説明は省
略する。
本発明に係るキースイッチの実施の形態2が示されてお
り、上述の実施の形態1における部品と同一の部品、お
よび、同一の機能を有する構成および部位には実施の形
態1の符号と同一の符号を付して、その詳細な説明は省
略する。
【0054】このキースイッチのスイッチケース1は、
実施の形態1と同様に、本体ケース1Aとその上端に連
結されたヘッドケース1Bとからなり、本体ケース1A
には、スイッチ機構2とこれを切り換え操作するプラン
ジャ3が収容されるとともに、ヘッドケース1Bには、
プランジャ3の上端に作用するカム部材としてのカム板
4が前後向きの軸心p周りに回動自在に収容され、ヘッ
ドケース1Bの上部横側面と上面に形成した2つのキー
挿入口5のいずれかへキー6を挿抜し、カム板4を回動
させてその外周カム面に当接作用するプランジャ3を上
下変位させることで、スイッチ機構2の接点切り換え操
作を行うよう構成されている。
実施の形態1と同様に、本体ケース1Aとその上端に連
結されたヘッドケース1Bとからなり、本体ケース1A
には、スイッチ機構2とこれを切り換え操作するプラン
ジャ3が収容されるとともに、ヘッドケース1Bには、
プランジャ3の上端に作用するカム部材としてのカム板
4が前後向きの軸心p周りに回動自在に収容され、ヘッ
ドケース1Bの上部横側面と上面に形成した2つのキー
挿入口5のいずれかへキー6を挿抜し、カム板4を回動
させてその外周カム面に当接作用するプランジャ3を上
下変位させることで、スイッチ機構2の接点切り換え操
作を行うよう構成されている。
【0055】この実施の形態2における前記本体ケース
1Aは、図14に示されるように、下端が開口された箱
状に形成されており、図15に示されるスイッチ機構2
を装備したホルダ7がケース下端の開口から挿入される
とともに、その下方から更に非弾性材料、例えば硬質樹
脂製のシールプレート51、弾性材料、例えばゴム製の
シール材52、および、非弾性材料、例えば硬質樹脂製
の底カバー53が順次挿入され、図13にも示されるよ
うに、前記本体ケース1Aの下端に圧入装着した左右一
対の支持ピン54でこれらの抜け止めを行うよう構成さ
れている。
1Aは、図14に示されるように、下端が開口された箱
状に形成されており、図15に示されるスイッチ機構2
を装備したホルダ7がケース下端の開口から挿入される
とともに、その下方から更に非弾性材料、例えば硬質樹
脂製のシールプレート51、弾性材料、例えばゴム製の
シール材52、および、非弾性材料、例えば硬質樹脂製
の底カバー53が順次挿入され、図13にも示されるよ
うに、前記本体ケース1Aの下端に圧入装着した左右一
対の支持ピン54でこれらの抜け止めを行うよう構成さ
れている。
【0056】ここで、前記シール材52はシールプレー
ト51と底カバー53との間に挟持されるとともに、シ
ールプレート51の下面から突設した左右一対の脚部5
1aが底カバー53の孔53aに挿入されて、ここに、
例えば、硬質樹脂や金属などからなる支持ピン54が圧
入されるようになっている。すなわち、シールプレート
51および底カバー53は、シール材52を挟圧する状
態で支持ピン54が挿通されて本体ケース1Aに支持さ
れる。これによって、スイッチ機構2を装備したホルダ
7は、剛性の支持ピン54およびシールプレートによっ
て下方への変位が阻止されて本体ケース1Aに固定され
る。なお、ピンに代えてネジで固定支持してもよい。
ト51と底カバー53との間に挟持されるとともに、シ
ールプレート51の下面から突設した左右一対の脚部5
1aが底カバー53の孔53aに挿入されて、ここに、
例えば、硬質樹脂や金属などからなる支持ピン54が圧
入されるようになっている。すなわち、シールプレート
51および底カバー53は、シール材52を挟圧する状
態で支持ピン54が挿通されて本体ケース1Aに支持さ
れる。これによって、スイッチ機構2を装備したホルダ
7は、剛性の支持ピン54およびシールプレートによっ
て下方への変位が阻止されて本体ケース1Aに固定され
る。なお、ピンに代えてネジで固定支持してもよい。
【0057】このようにシール材52によってシール性
を確保してるいので、樹脂封止を行う必要がなく、生産
性が向上し、コストの低減を図ることができる。
を確保してるいので、樹脂封止を行う必要がなく、生産
性が向上し、コストの低減を図ることができる。
【0058】また、この実施の形態の前記スイッチ機構
2は、固定端子8,9,10がホルダ7の左右側部に突
設されて、ここにリード線をハンダ接続するよう構成さ
れている。また、接続したリード線が互いに干渉した
り、組み立て際に、リード線の噛み込みなどが生じるこ
となく、配線用開口16から導出するために、ホルダ7
の下端左右には配線案内溝55が設けられるとともに、
シールプレート51の左右上面には、前記配線案内溝5
5の一部に係入するガイド片56が突設されており、こ
れによって、接続したリード線が整列されて配線用開口
16から円滑に引き出されて組立性が向上する。
2は、固定端子8,9,10がホルダ7の左右側部に突
設されて、ここにリード線をハンダ接続するよう構成さ
れている。また、接続したリード線が互いに干渉した
り、組み立て際に、リード線の噛み込みなどが生じるこ
となく、配線用開口16から導出するために、ホルダ7
の下端左右には配線案内溝55が設けられるとともに、
シールプレート51の左右上面には、前記配線案内溝5
5の一部に係入するガイド片56が突設されており、こ
れによって、接続したリード線が整列されて配線用開口
16から円滑に引き出されて組立性が向上する。
【0059】次に、この実施の形態の回動ロック機構3
0について説明する。図16に示すように、この実施の
形態の回動ロック機構30に備えられたロック部材31
は、支持体としての支点ブラケット20における前後の
各軸支壁20aの外側面に形成した凹部としての案内溝
57に沿って斜め45°の方向に直線スライド可能に支
持されるとともに、この案内溝57の底面から突設され
たカム板4の回動軸4aが、ロック部材31に形成した
長孔58に挿通されている。
0について説明する。図16に示すように、この実施の
形態の回動ロック機構30に備えられたロック部材31
は、支持体としての支点ブラケット20における前後の
各軸支壁20aの外側面に形成した凹部としての案内溝
57に沿って斜め45°の方向に直線スライド可能に支
持されるとともに、この案内溝57の底面から突設され
たカム板4の回動軸4aが、ロック部材31に形成した
長孔58に挿通されている。
【0060】また、ロック部材31の内側面には、図1
7にも示されるように、ロックピン59が備えられ、軸
支壁20aの角部に形成した切り欠き60を通してロッ
クピン59がカム板4側に突出されている。他方、カム
板4の前後の側面には、前記ロックピン59を係入する
円弧状凹溝61が形成されるとともに、この円弧状凹溝
61の中間には、半径方向外方に向かうロック溝62が
連設されており、ロック部材31が斜め上方にスライド
して前記ロックピン59がロック溝62に係入されてい
ると、カム板4の回動が阻止されるロック状態がもたら
され、ロック部材31が斜め下方にスライドして前記ロ
ックピン59がロック溝62から外れて円弧状凹溝61
に入ると、カム板4の左右回動が可能なロック解除状態
がもたらされるようになっている。
7にも示されるように、ロックピン59が備えられ、軸
支壁20aの角部に形成した切り欠き60を通してロッ
クピン59がカム板4側に突出されている。他方、カム
板4の前後の側面には、前記ロックピン59を係入する
円弧状凹溝61が形成されるとともに、この円弧状凹溝
61の中間には、半径方向外方に向かうロック溝62が
連設されており、ロック部材31が斜め上方にスライド
して前記ロックピン59がロック溝62に係入されてい
ると、カム板4の回動が阻止されるロック状態がもたら
され、ロック部材31が斜め下方にスライドして前記ロ
ックピン59がロック溝62から外れて円弧状凹溝61
に入ると、カム板4の左右回動が可能なロック解除状態
がもたらされるようになっている。
【0061】また、ロック部材31の側部にはバネ受け
片63が突設され、軸支壁20aに形成したバネ受け凹
部64に収容したバネ65の弾性復元力をバネ受け片6
3に作用させることで、ロック部材31が斜め上方のロ
ック位置にスライド付勢されている。
片63が突設され、軸支壁20aに形成したバネ受け凹
部64に収容したバネ65の弾性復元力をバネ受け片6
3に作用させることで、ロック部材31が斜め上方のロ
ック位置にスライド付勢されている。
【0062】この実施の形態の回動ロック機構30は以
上のように構成されており、キーが抜き取られた初期状
態では、ロック部材31は斜め上方のロック位置にスラ
イド付勢されてカム板4の回動が阻止されており、以下
のように、ケース側面あるいは上面のキー挿入口5に、
図18に示される正規のキー6を挿入することで、ロッ
ク部材31をバネ65に抗して斜め下方のロック解除位
置に当接移動させ、引き続くキー挿入によってカム板4
を回動操作することになる。
上のように構成されており、キーが抜き取られた初期状
態では、ロック部材31は斜め上方のロック位置にスラ
イド付勢されてカム板4の回動が阻止されており、以下
のように、ケース側面あるいは上面のキー挿入口5に、
図18に示される正規のキー6を挿入することで、ロッ
ク部材31をバネ65に抗して斜め下方のロック解除位
置に当接移動させ、引き続くキー挿入によってカム板4
を回動操作することになる。
【0063】図19および図20は、横側面からのキー
挿入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示され
ており、図19に示すように、横側面のキー挿入口5に
正規のキー6が挿入されると、先ず、キー6の下面両側
に突設した操作リブ66の先端がロック位置にあるロッ
ク部材31の上端に当接する。
挿入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示され
ており、図19に示すように、横側面のキー挿入口5に
正規のキー6が挿入されると、先ず、キー6の下面両側
に突設した操作リブ66の先端がロック位置にあるロッ
ク部材31の上端に当接する。
【0064】キー6を少し押し込むと、操作リブ66の
端面によってロック部材31がバネ65に抗して斜め下
方にロック解除位置まで後退移動され、引き続いてキー
6を押し込むことで、図20に示すように、カム板4の
外周部に形成した爪部67がキー6によって係止され
て、カム板4が反時計方向に大きく回動され、プランジ
ャ3の押し込み操作が行われる。また、キー6を抜き出
せば、爪部67を介してカム板4は時計方向に係止回動
されて元の初期状態に復帰し、再びロックが働くことに
なる。
端面によってロック部材31がバネ65に抗して斜め下
方にロック解除位置まで後退移動され、引き続いてキー
6を押し込むことで、図20に示すように、カム板4の
外周部に形成した爪部67がキー6によって係止され
て、カム板4が反時計方向に大きく回動され、プランジ
ャ3の押し込み操作が行われる。また、キー6を抜き出
せば、爪部67を介してカム板4は時計方向に係止回動
されて元の初期状態に復帰し、再びロックが働くことに
なる。
【0065】図21および図22は、上面からのキー挿
入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示されて
おり、カム板4の回動方向が先の場合と逆になるだけ
で、横側面からの操作の場合と同様に作動する。
入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示されて
おり、カム板4の回動方向が先の場合と逆になるだけ
で、横側面からの操作の場合と同様に作動する。
【0066】(実施の形態3)図23ないし図31に、
本発明に係るキースイッチの実施の形態3が示されてい
る。この実施の形態のキースイッチは、上記実施の形態
2における回動ロック機構30が変形されたものであっ
て、ヘッドケース1Bの内部構造のみが示されている。
本発明に係るキースイッチの実施の形態3が示されてい
る。この実施の形態のキースイッチは、上記実施の形態
2における回動ロック機構30が変形されたものであっ
て、ヘッドケース1Bの内部構造のみが示されている。
【0067】この例の回動ロック機構30には、図23
および図24に示されるように、カム板4の前後両側面
に作用するロック部材31と、各ロック部材31を当接
操作する中間操作部材81が備えられている。前記ロッ
ク部材31は、図25にも示されるように、カム板4を
軸支する支点ブラケット20における軸支壁20aの内
面に沿って、上下動可能に嵌合支持されるとともに、支
点ブラケット20に備えたストッパ片82によって上方
への抜け出しが阻止されている。また、ロック部材31
の下端面に係止したばね受け凹部83と支点ブラケット
20の下部に設けたバネ受け片84とに亘ってバネ85
が装着され、このバネ85の弾性復元力でロック部材3
1は上方に付勢されている。
および図24に示されるように、カム板4の前後両側面
に作用するロック部材31と、各ロック部材31を当接
操作する中間操作部材81が備えられている。前記ロッ
ク部材31は、図25にも示されるように、カム板4を
軸支する支点ブラケット20における軸支壁20aの内
面に沿って、上下動可能に嵌合支持されるとともに、支
点ブラケット20に備えたストッパ片82によって上方
への抜け出しが阻止されている。また、ロック部材31
の下端面に係止したばね受け凹部83と支点ブラケット
20の下部に設けたバネ受け片84とに亘ってバネ85
が装着され、このバネ85の弾性復元力でロック部材3
1は上方に付勢されている。
【0068】また、ロック部材31の内側面にはロック
ピン86が備えられるとともに、カム板4の前後の側面
には、前記ロックピン86を係入する円弧状凹溝87が
形成され、さらに、この円弧状凹溝87の中間には、上
方に向かうロック溝88が連設されており、ロック部材
31が上方にスライドして前記ロックピン86がロック
溝88に係入されていると、カム板4の回動が阻止され
るロック状態がもたらされ、ロック部材31が下方にス
ライドして前記ロックピン86がロック溝88から外れ
て円弧状凹溝87に入ると、カム板4の左右回動が可能
なロック解除状態がもたらされるようになっている。
ピン86が備えられるとともに、カム板4の前後の側面
には、前記ロックピン86を係入する円弧状凹溝87が
形成され、さらに、この円弧状凹溝87の中間には、上
方に向かうロック溝88が連設されており、ロック部材
31が上方にスライドして前記ロックピン86がロック
溝88に係入されていると、カム板4の回動が阻止され
るロック状態がもたらされ、ロック部材31が下方にス
ライドして前記ロックピン86がロック溝88から外れ
て円弧状凹溝87に入ると、カム板4の左右回動が可能
なロック解除状態がもたらされるようになっている。
【0069】前記中間操作部材81は、図26にも示さ
れるように、カム板4の前後側面と、支点ブラケット2
0における軸支壁20aの内面との間に配備され、カム
板4の前後側面に形成した一対の案内溝89に、中間操
作部材81の内側面に突設した一対のガイドピン90が
係入されることで、中間操作部材81が案内溝に沿って
一定範囲でスライド移動可能、かつ、カム板4の回動に
伴って中間操作部材81も回動されるようになってい
る。また、カム板4の回動軸4aが、中間操作部材81
に形成した長孔91に貫通されている。
れるように、カム板4の前後側面と、支点ブラケット2
0における軸支壁20aの内面との間に配備され、カム
板4の前後側面に形成した一対の案内溝89に、中間操
作部材81の内側面に突設した一対のガイドピン90が
係入されることで、中間操作部材81が案内溝に沿って
一定範囲でスライド移動可能、かつ、カム板4の回動に
伴って中間操作部材81も回動されるようになってい
る。また、カム板4の回動軸4aが、中間操作部材81
に形成した長孔91に貫通されている。
【0070】また、前記中間操作部材81の下部には、
前記長孔91の上方軸心sを中心とする円弧状カム面9
2が形成されており、この円弧状カム面92が前記ロッ
ク部材31の上端に対向配備されている。従って、図2
3に示すように、中間操作部材81が上方にスライド移
動している状態では、ロック部材31が上方に付勢スラ
イドして前記ロックピン86がロック溝88に係入さ
れ、カム板4の回動が阻止されるロック状態がもたらさ
れる。また、中間操作部材81が下方にスライド移動さ
れると、ロック部材31が円弧状カム面92を介して下
方に当接スライドして、前記ロックピン86がロック溝
88から外れて円弧状凹溝87に入り、カム板4の左右
回動が可能なロック解除状態がもたらされる。
前記長孔91の上方軸心sを中心とする円弧状カム面9
2が形成されており、この円弧状カム面92が前記ロッ
ク部材31の上端に対向配備されている。従って、図2
3に示すように、中間操作部材81が上方にスライド移
動している状態では、ロック部材31が上方に付勢スラ
イドして前記ロックピン86がロック溝88に係入さ
れ、カム板4の回動が阻止されるロック状態がもたらさ
れる。また、中間操作部材81が下方にスライド移動さ
れると、ロック部材31が円弧状カム面92を介して下
方に当接スライドして、前記ロックピン86がロック溝
88から外れて円弧状凹溝87に入り、カム板4の左右
回動が可能なロック解除状態がもたらされる。
【0071】この実施の形態の回動ロック機構30は以
上のように構成されており、キーが抜き取られた初期状
態では、中間操作部材81およびロック部材31は上方
のロック位置にスライド付勢されてカム板4の回動が阻
止されており、以下のように、ケース側面あるいは上面
のキー挿入口5に、図27に示される正規のキー6を挿
入することで、ロック部材31を中間操作部材81を介
して下方のロック解除位置に後退移動させ、引き続くキ
ー挿入によってカム板4を回動操作することになる。
上のように構成されており、キーが抜き取られた初期状
態では、中間操作部材81およびロック部材31は上方
のロック位置にスライド付勢されてカム板4の回動が阻
止されており、以下のように、ケース側面あるいは上面
のキー挿入口5に、図27に示される正規のキー6を挿
入することで、ロック部材31を中間操作部材81を介
して下方のロック解除位置に後退移動させ、引き続くキ
ー挿入によってカム板4を回動操作することになる。
【0072】図28および図29は、横側面からのキー
挿入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示され
ており、図28に示すように、横側面のキー挿入口5に
正規のキー6が挿入されると、先ず、キー6の下面両側
に突設した操作リブ66の先端が中間操作部材81を下
方に当接後退させ、これに伴ってロック位置にあるロッ
ク部材31がバネ85に抗してロック解除位置に後退さ
れる。
挿入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示され
ており、図28に示すように、横側面のキー挿入口5に
正規のキー6が挿入されると、先ず、キー6の下面両側
に突設した操作リブ66の先端が中間操作部材81を下
方に当接後退させ、これに伴ってロック位置にあるロッ
ク部材31がバネ85に抗してロック解除位置に後退さ
れる。
【0073】キー6を更に押し込むと、図29に示すよ
うに、カム板4の外周部に形成した爪部67がキー6に
よって係止されて、カム板4が反時計方向に大きく回動
され、プランジャ3の押し込み操作が行われるととも
に、カム板4と共に中間操作部材81も回動される。こ
の場合、中間操作部材81が下方に移動されることで、
カム板4の回動軸心pと長孔91の上方軸心sとが一致
しており、中間操作部材81がカム板4と共に回動する
ことで、中間操作部材81の円弧状カム面92がその軸
心sを中心にして回動し、ロック部材31をロック位置
に当接維持する。また、キー6を抜き出せば、爪部67
を介してカム板4は時計方向に係止回動されて元の初期
状態に復帰し、再びロックが働くことになる。
うに、カム板4の外周部に形成した爪部67がキー6に
よって係止されて、カム板4が反時計方向に大きく回動
され、プランジャ3の押し込み操作が行われるととも
に、カム板4と共に中間操作部材81も回動される。こ
の場合、中間操作部材81が下方に移動されることで、
カム板4の回動軸心pと長孔91の上方軸心sとが一致
しており、中間操作部材81がカム板4と共に回動する
ことで、中間操作部材81の円弧状カム面92がその軸
心sを中心にして回動し、ロック部材31をロック位置
に当接維持する。また、キー6を抜き出せば、爪部67
を介してカム板4は時計方向に係止回動されて元の初期
状態に復帰し、再びロックが働くことになる。
【0074】図30および図31は、上面からのキー挿
入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示されて
おり、カム板4の回動方向が先の場合と逆になるだけ
で、横側面からの操作の場合と同様に作動する。
入によってスイッチ切り換え操作を行う場合が示されて
おり、カム板4の回動方向が先の場合と逆になるだけ
で、横側面からの操作の場合と同様に作動する。
【0075】(その他の実施の形態)本発明は、以下の
ような形態に変形して実施することが可能である。
ような形態に変形して実施することが可能である。
【0076】 実施の形態1において、ロック部材3
1を下方に付勢するバネ32と横方向に付勢するバネ3
3に代えて、ケース上壁内面に摺接するバネ片とケース
側壁内面に摺接するバネ片とを一体形成した単一の板バ
ネを用いることもできる。
1を下方に付勢するバネ32と横方向に付勢するバネ3
3に代えて、ケース上壁内面に摺接するバネ片とケース
側壁内面に摺接するバネ片とを一体形成した単一の板バ
ネを用いることもできる。
【0077】 各実施の形態において、カム板4側に
ロックピンを突設し、これに係合作用する係合手段をロ
ック部材31側に設けて実施することも可能である。
ロックピンを突設し、これに係合作用する係合手段をロ
ック部材31側に設けて実施することも可能である。
【0078】 カム板4の一側面に作用する単一のロ
ック部材31を配備して回動ロック機構30を構成する
こともできる。
ック部材31を配備して回動ロック機構30を構成する
こともできる。
【0079】 ロック部材31をカム板4の外周面に
係合作用させる形態にすることもできる。
係合作用させる形態にすることもできる。
【0080】 ヘッドケース1Bを本体ケース1Aに
左右向き反転して連結するための嵌合構造として、上記
実施の形態とは逆に、ヘッドケース1Bの下端対角位置
に突片状の連結部を突設し、本体ケース1Aの上端対角
位置に連結部を凹入形成してもよい。
左右向き反転して連結するための嵌合構造として、上記
実施の形態とは逆に、ヘッドケース1Bの下端対角位置
に突片状の連結部を突設し、本体ケース1Aの上端対角
位置に連結部を凹入形成してもよい。
【0081】 スイッチケースの前面または後面の一
方に凹部を形成し、他方に前記凹部に係合する凸部を形
成することにより、複数のキースイッチの前後面を係合
密着させて並列設置できるよう構成してもよい。
方に凹部を形成し、他方に前記凹部に係合する凸部を形
成することにより、複数のキースイッチの前後面を係合
密着させて並列設置できるよう構成してもよい。
【0082】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下に示すような効果が期待できる。
によれば以下に示すような効果が期待できる。
【0083】請求項1に係る発明によれば、ロック部材
をカム部材の回動軸心方向に移動させない構成としたの
で、回動ロック機構のスイッチ前後方向スペースが小さ
くなり、スイッチ全体としての薄形化が可能となった。
をカム部材の回動軸心方向に移動させない構成としたの
で、回動ロック機構のスイッチ前後方向スペースが小さ
くなり、スイッチ全体としての薄形化が可能となった。
【0084】請求項2に係る発明によれば、ロック部材
をカム部材の回動軸心方向に移動させない構成としたの
で、回動ロック機構のスイッチ前後方向スペースが小さ
くなり、スイッチ全体としての薄形化が可能になる。ま
た、ロック部材をキーで直接に当接操作するものではな
く、中間操作部材を介して間接的に当接操作するので、
キー挿入位置に対してロック部材の設置位置を自由に選
択することができ、カム部材に対して好適な位置でロッ
ク作用をかけやすい。
をカム部材の回動軸心方向に移動させない構成としたの
で、回動ロック機構のスイッチ前後方向スペースが小さ
くなり、スイッチ全体としての薄形化が可能になる。ま
た、ロック部材をキーで直接に当接操作するものではな
く、中間操作部材を介して間接的に当接操作するので、
キー挿入位置に対してロック部材の設置位置を自由に選
択することができ、カム部材に対して好適な位置でロッ
ク作用をかけやすい。
【0085】請求項3に係る発明によれば、上記中間操
作部材を利用してロック部材のロック解除状態を維持す
るので、キー挿入中のキーのずれ動きなどによって不用
意にロック部材がロック位置に復帰してしまって、キー
の抜き出しが不能になるといった不具合の発生を未然に
回避できる。
作部材を利用してロック部材のロック解除状態を維持す
るので、キー挿入中のキーのずれ動きなどによって不用
意にロック部材がロック位置に復帰してしまって、キー
の抜き出しが不能になるといった不具合の発生を未然に
回避できる。
【0086】請求項4に係る発明によれば、カム板の前
後側面に均等にロック作用が働いて確実な回動ロックを
行うことができるとともに、片方のロック部材の操作だ
けではロック解除を行うことができず、信頼性の高いロ
ック機能を発揮させることができる。また、ロック部材
のロックピンに作用する係合手段を、カム板の外周カム
面の形状に関係なく任意に設定することができるので、
回動ロック機構を構成する上での制約が少なく、設計上
有利なものとなる。
後側面に均等にロック作用が働いて確実な回動ロックを
行うことができるとともに、片方のロック部材の操作だ
けではロック解除を行うことができず、信頼性の高いロ
ック機能を発揮させることができる。また、ロック部材
のロックピンに作用する係合手段を、カム板の外周カム
面の形状に関係なく任意に設定することができるので、
回動ロック機構を構成する上での制約が少なく、設計上
有利なものとなる。
【0087】請求項5に係る発明によれば、支持体に、
カム部材、ロック部材およびロック付勢用のバネを先組
みして取り扱うことができるので、スイッチケースに各
部品を持ち込んで組付ける場合に比較して、組付け作業
性が向上する。
カム部材、ロック部材およびロック付勢用のバネを先組
みして取り扱うことができるので、スイッチケースに各
部品を持ち込んで組付ける場合に比較して、組付け作業
性が向上する。
【0088】請求項6に係る発明によれば、支持体の軸
支壁に、ロック部材およびロック付勢用のバネを先組み
するに際して、組付ける部品を支持体の外側面において
直接に目視できるので、適正な組付けを迅速に行いやす
いものとなり、しかも、軸支壁の凹部に組付けるので、
ロック部材、および、バネの脱落や位置ずれのおそれが
なく、取り扱い性に優れたものとなり、組付け作業性が
一層向上する。また、ロック部材は、軸支壁の凹部にガ
イドされて安定に変位する。
支壁に、ロック部材およびロック付勢用のバネを先組み
するに際して、組付ける部品を支持体の外側面において
直接に目視できるので、適正な組付けを迅速に行いやす
いものとなり、しかも、軸支壁の凹部に組付けるので、
ロック部材、および、バネの脱落や位置ずれのおそれが
なく、取り扱い性に優れたものとなり、組付け作業性が
一層向上する。また、ロック部材は、軸支壁の凹部にガ
イドされて安定に変位する。
【0089】請求項7に係る発明によれば、本体ケース
の組付けとヘッドケースの組付けとを別工程で行った上
で、両ケースを最終的に連結するだけでよく、薄型で性
能に優れたキースイッチを、高い組付け作業性のもとで
能率よく生産できる。
の組付けとヘッドケースの組付けとを別工程で行った上
で、両ケースを最終的に連結するだけでよく、薄型で性
能に優れたキースイッチを、高い組付け作業性のもとで
能率よく生産できる。
【0090】請求項8に係る発明によれば、一種類のヘ
ッドケースと一種類の本体ケースを用いてキー挿入方向
が異なる2種類の仕様のキースイッチを、高い組付け作
業のもとで能率よく生産でき、コスト低減に有効とな
る。
ッドケースと一種類の本体ケースを用いてキー挿入方向
が異なる2種類の仕様のキースイッチを、高い組付け作
業のもとで能率よく生産でき、コスト低減に有効とな
る。
【0091】請求項9に係る発明によれば、2種類の仕
様のキースイッチを生産するのに、本体ケースとヘッド
ケースの連結を2本のネジの締めつけだけですますこと
ができ、連結工数および部品点数が少なくなり、コスト
低減に一層有効となる。
様のキースイッチを生産するのに、本体ケースとヘッド
ケースの連結を2本のネジの締めつけだけですますこと
ができ、連結工数および部品点数が少なくなり、コスト
低減に一層有効となる。
【0092】請求項10に係る発明によれば、シール部
材よってシール性を確保するようにしているので、樹脂
封止を行う場合に比べて、生産性が向上し、コストの低
減を図ることができる。
材よってシール性を確保するようにしているので、樹脂
封止を行う場合に比べて、生産性が向上し、コストの低
減を図ることができる。
【図1】本発明に係る実施の形態1のキースイッチの全
体外観を示す斜視図である。
体外観を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1のキースイッチ全体の分解斜視図
である。
である。
【図3】実施の形態1のキースイッチ全体の縦断正面図
である。
である。
【図4】実施の形態1におけるカム板と回動ロック機構
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図5】実施の形態1における回動ロック機構の構成部
材の下方から見た斜視図である。
材の下方から見た斜視図である。
【図6】実施の形態1の初期状態における要部の縦断正
面図である。
面図である。
【図7】実施の形態1において横側面のキー挿入口から
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図であ
る。
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図であ
る。
【図8】実施の形態1におけるキー挿入完了状態を示す
要部の縦断正面図である。
要部の縦断正面図である。
【図9】(a)実施の形態1における初期状態の要部を
示す縦断側面図である。 (b)実施の形態1におけるキー挿入完了状態の要部を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。 (b)実施の形態1におけるキー挿入完了状態の要部を
示す縦断側面図である。
【図10】実施の形態1において上面のキー挿入口から
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図であ
る。
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図であ
る。
【図11】実施の形態1におけるキー挿入完了状態を示
す要部の縦断正面図である。
す要部の縦断正面図である。
【図12】(a)実施の形態1における初期状態の要部
を示す横断平面図である。 (b)実施の形態1におけるキー挿入完了状態の要部を
示す横断平面図である。
を示す横断平面図である。 (b)実施の形態1におけるキー挿入完了状態の要部を
示す横断平面図である。
【図13】実施の形態2のキースイッチ全体の縦断正面
図である。
図である。
【図14】実施の形態2のキースイッチ全体の縦断正面
図である。
図である。
【図15】実施の形態2のキースイッチにおけるスイッ
チ機構周りの分解斜視図である。
チ機構周りの分解斜視図である。
【図16】実施の形態2におけるカム板と回動ロック機
構の分解斜視図である。
構の分解斜視図である。
【図17】実施の形態2における回動ロック機構の構成
部材の斜視図である。
部材の斜視図である。
【図18】実施の形態2のキースイッチに使用するキー
の下方から見た斜視図である。
の下方から見た斜視図である。
【図19】実施の形態2において横側面のキー挿入口か
らキーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
らキーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
【図20】実施の形態2におけるキー挿入完了状態を示
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
【図21】実施の形態2において上面のキー挿入口から
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
【図22】実施の形態2におけるキー挿入完了状態を示
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
【図23】実施の形態3のキースイッチの初期状態にお
ける要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面
図(b)である。
ける要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面
図(b)である。
【図24】実施の形態3におけるカム板と回動ロック機
構の分解斜視図である。
構の分解斜視図である。
【図25】実施の形態3における回動ロック機構の縦断
した分解斜視図である。
した分解斜視図である。
【図26】実施の形態3における回動ロック機構の構成
部材の斜視図である。
部材の斜視図である。
【図27】実施の形態3のキースイッチに使用するキー
の下方から見た斜視図である。
の下方から見た斜視図である。
【図28】実施の形態3において横側面のキー挿入口か
らキーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
らキーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
【図29】実施の形態3におけるキー挿入完了状態を示
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
【図30】実施の形態3において上面のキー挿入口から
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
キーを挿入した初期状態を示す要部の縦断正面図
(a)、および、カム部材の正面図(b)である。
【図31】実施の形態3におけるキー挿入完了状態を示
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
す要部の縦断正面図(a)、および、カム部材の正面図
(b)である。
【図32】(a)従来例における初期状態を示す要部の
平面図である。 (b)その側面図である。
平面図である。 (b)その側面図である。
【図33】(a)従来例におけるキー挿入完了状態を示
す要部の平面図である。 (b)その側面図である。
す要部の平面図である。 (b)その側面図である。
1 スイッチケース 1A 本体ケース 1B ヘッドケース 2 スイッチ機構 3 プランジャ 4 カム部材(カム板) 5 キー挿入口 6 キー 20 支点ブラケット(支持体) 20a 軸支壁 22 連結部 23 連結部 24 ネジ 30 回動ロック機構 31 ロック部材 32 バネ 33 バネ 36 ロックピン 37 ロックピン 59 ロックピン 65 バネ 81 中間操作部材 85 バネ 86 ロックピン 92 円弧状カム面
Claims (10)
- 【請求項1】 キー挿入口へのキーの挿抜に応じてカム
部材を回動させ、カム部材の外周カム面に当接作用する
プランジャを、カム部材の回動に連動して変位させてス
イッチ機構を切り換え作動させるよう構成するととも
に、キー抜き出し状態における前記カム部材の回動を阻
止する回動ロック機構を備えたキースイッチであって、 前記回動ロック機構は、前記カム部材の回動軸に垂直な
回動面に対して平行な方向に変位可能なロック部材と、
このロック部材をカム部材に係合するロック位置に向け
て付勢するバネとを備え、前記ロック部材は、キーとの
当接によって前記バネに抗してロック解除位置に変位可
能であることを特徴とするキースイッチ。 - 【請求項2】 キー挿入口へのキーの挿抜に応じてカム
部材を回動させ、カム部材の外周カム面に当接作用する
プランジャを、カム部材の回動に連動して変位させてス
イッチ機構を切り換え作動させるよう構成するととも
に、キー抜き出し状態における前記カム部材の回動を阻
止する回動ロック機構を備えたキースイッチであって、 前記回動ロック機構は、前記カム部材の回動軸に垂直な
回動面に対して平行な方向に変位可能なロック部材と、
このロック部材をカム部材に係合するロック位置に向け
て付勢するバネと、ロック部材を当接移動させる中間操
作部材とを備え、挿入したキーによって前記中間操作部
材を当接変位させることで、前記ロック部材を前記バネ
に抗してロック解除位置に変位させることを特徴とする
キースイッチ。 - 【請求項3】 前記中間操作部材を前記カム部材と共に
回動可能にカム部材に支持するとともに、ロック解除後
のカム部材の回動に伴ってカム部材と共に回動する前記
中間操作部材が、前記ロック部材をロック解除位置に当
接維持させるための円弧状カム面を有する請求項2記載
のキースイッチ。 - 【請求項4】 前記ロック部材を、前記カム部材の前後
両側面から挟むように前後一対設けるとともに、各ロッ
ク部材に、前記カム部材の側面に向けて突出されたロッ
クピンを設け、カム部材の両側面には、前記ロックピン
が作用する係合手段を備えてある請求項1ないし3のい
ずれか一項に記載のキースイッチ。 - 【請求項5】 前記カム部材を回動可能に軸支する支持
体を備え、該支持体に、前記ロック部材およびロック付
勢用の前記バネを支持させる請求項1ないし4のいずれ
か一項に記載のキースイッチ。 - 【請求項6】 前記支持体は、前記カム部材を軸支する
軸支壁を備え、該軸支壁の外側面には、前記ロック部材
および前記バネ部材が組付けられる凹部が形成され、前
記ロック部材は、前記凹部に変位可能に組付けられる請
求項5記載のキースイッチ。 - 【請求項7】 スイッチケースを、前記スイッチ機構と
前記プランジャとを内装した本体ケースと、前記カム部
材と前記回動ロック機構とを内装するとともに前記キー
挿入口を形成したヘッドケースとから構成し、このヘッ
ドケースを前記本体ケースの上端に脱着可能に連結する
よう構成してある請求項1ないし6のいずれか一項に記
載のキースイッチ。 - 【請求項8】 前記キー挿入口をヘッドケースの横側面
と上面とにそれぞれ形成するとともに、前記本体ケース
の上面中心から前記ヘッドケース内に突出する前記プラ
ンジャを前記カム部材によって操作するよう構成してあ
る請求項7記載のキースイッチ。 - 【請求項9】 前記本体ケースの上面の対角位置に相当
する隅部に一対の連結部を点対称状に設けるとともに、
前記ヘッドケースの下面の対角位置に相当する隅部に
は、前記連結部に係合可能な連結部を形成し、係合され
た2組の連結部にネジを挿通して締め付け連結するよう
構成してある請求項8記載のキースイッチ。 - 【請求項10】 前記本体ケースは、下端が開口とされ
て該開口から前記スイッチ機構等が挿入された後に、非
弾性部材、弾性材料からなるシール部材および非弾性材
料からなる底カバーが順次挿入され、前記本体ケースに
は、前記非弾性部材および前記底カバーを挿通する支持
部材が装着され、前記支持部材によって、前記非弾性部
材および前記底カバーが、前記シール部材を挟圧した状
態で前記本体ケースに支持される請求項1ないし9のい
ずれか一項に記載のキースイッチ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10253865A JP2000106066A (ja) | 1998-07-30 | 1998-09-08 | キースイッチ |
EP99114844A EP0977227B1 (en) | 1998-07-30 | 1999-07-29 | Key switch |
ES99114844T ES2289798T3 (es) | 1998-07-30 | 1999-07-29 | Interruptor con llave. |
DE69936365T DE69936365T2 (de) | 1998-07-30 | 1999-07-29 | Schlüssel-Schaltanordnung |
US09/363,550 US6307167B1 (en) | 1998-07-30 | 1999-07-29 | Key switch |
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JP21514498 | 1998-07-30 | ||
JP10-215144 | 1998-07-30 | ||
JP10253865A JP2000106066A (ja) | 1998-07-30 | 1998-09-08 | キースイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000106066A true JP2000106066A (ja) | 2000-04-11 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10253865A Pending JP2000106066A (ja) | 1998-07-30 | 1998-09-08 | キースイッチ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0977227B1 (ja) |
JP (1) | JP2000106066A (ja) |
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ES (1) | ES2289798T3 (ja) |
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