JP2000095129A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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Abstract
電動モータを第1回転速度R1で回転させる舵角速度範
囲とモータ回転速度を舵角速度の増加に応じてほぼ直線
的に変化させる舵角速度範囲とのしきい値が第1下限値
WL1に設定されるのに対し、舵角中点に近づく方向へ
の操舵の際は、上記しきい値が第1下限値WL1よりも
大きな第2下限値WL2に設定される。これにより、舵
角中点に近づく方向へ操舵される際に、モータ回転速度
Rを設定するために従うべき特性線P2は、舵角中点か
ら離れる方向へ操舵される際にモータ回転速度Rを設定
するために従うべき特性線P1を右方向に平行移動した
ものとなり、各モータ回転速度に対応する舵角速度値
は、舵角中点から離れる方向への操舵時よりも舵角中点
に近づく方向への操舵時の方が大きくなる。
Description
り駆動されるポンプの発生油圧によりステアリング機構
に操舵補助力を与えるパワーステアリング装置に関す
る。
たパワーシリンダにオイルポンプからの作動油を供給す
ることによって、ステアリングホイールの操作を補助す
るパワーステアリング装置が用いられている。このよう
なパワーステアリング装置では、オイルポンプはブラシ
レスモータなどの電動モータによって駆動されるように
なっており、その電動モータの回転数に応じた操舵補助
力がパワーシリンダから発生される。
アリングホイールが操舵された時の舵角の時間変化量で
ある舵角速度に基づいて行われる。すなわち、図6に示
すように、舵角速度Wθが所定の第1しきい値W1以下
の場合には、モータ回転速度Rは第1回転速度R1に保
たれる。また、舵角速度Wθが第1しきい値W1よりも
大きな第2しきい値W2以上の場合には、モータ回転速
度Rは第1回転速度R1よりも大きな第2回転速度R2
に保たれる。第1しきい値W1と第2しきい値W2との
間の区間では、モータ回転速度Rは、第1回転速度R1
と第2回転速度R2との間で、舵角速度Wθに応じてほ
ぼリニアに変化させられる。
く切られるほど大きな操舵補助力が発生するから、操舵
補助を適切に行うことができる。
グホイールを一方方向に切り込んだ状態から舵角中点
(直進走行時の舵角)に戻す時には、ステアリングホイ
ールが自ら舵角中点に復帰しようとする力(セルフアラ
イメントトルク)が作用するので、ステアリングホイー
ルを一方方向に切り込む時のような大きな操舵補助力は
必要としない。
リング装置においては、ステアリングホイールの操舵方
向とは無関係に上述のような制御が行われるから、大き
な操舵補助力が必要でない状態であっても、ステアリン
グホイールが急操舵された場合には電動モータの回転数
が上げられてしまう。そのため、無駄なエネルギー消費
を避けることができなかった。
は、セルフアライメントトルクによってステアリングホ
イールが舵角中点に復帰する際に、ステアリングホイー
ルの舵角中点へのスムーズな復帰が妨げられるおそれが
あった。そこで、この発明の目的は、上述の技術的課題
を解決し、省エネルギー化を図ることのできるパワース
テアリング装置を提供することである。
グホイールの舵角中点へのスムーズな復帰を実現できる
パワーステアリング装置を提供することである。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、電動モー
タにより駆動されるポンプの発生油圧によって、ステア
リング機構に与えるべき操舵補助力を発生させるパワー
ステアリング装置において、上記ステアリング機構の操
舵方向を検出する操舵方向検出手段(11,30,S
3)と、上記ステアリング機構が操舵された時の舵角速
度(Wθ)を検出する舵角速度検出手段(11,30,
S2)と、上記舵角速度検出手段により検出された舵角
速度に応じてモータ回転速度を設定するとともに、上記
操舵方向検出手段の出力に基づき、上記ステアリング機
構が舵角中点に近づく方向に操舵される時には、上記ス
テアリング機構が舵角中点から離れる方向に操舵される
時よりもモータ回転速度が小さくなるように、上記電動
モータの駆動を制御するモータ制御手段(30,S4〜
S13)とを含むことを特徴とするパワーステアリング
装置である。
対応構成要素などの符号を表す。以下、この項において
同じである。この発明によれば、テアリング機構が舵角
中点に近づく方向に操舵される時には、ステアリング機
構が舵角中点から離れる方向に操舵される時よりもモー
タ回転速度が小さく抑えられて、ステアリング機構に与
えられる操舵補助力が小さくされる。これにより、ステ
アリング機構が舵角中点に近づく方向に操舵される時
に、過剰な操舵補助力がステアリング機構に与えられる
のを抑えることができ、ひいては装置の省エネルギー化
を図ることができる。
段は、舵角速度に対してモータ回転速度がほぼ直線的な
変化を示す特性線に従ってモータ回転速度を設定するも
のであり、舵角中点に近づく方向への操舵に際しては、
舵角中点から離れる方向への操舵の際に従うべき第1の
特性線(P1)の場合よりも、各モータ回転速度に対応
する舵角速度値を大きく設定した第2の特性線(P2,
P3,P4)に従って、上記舵角速度検出手段によって
検出された舵角速度に対するモータ回転速度を設定する
ものであることを特徴とする請求項1記載のパワーステ
アリング装置である。
いに平行であってもよいし(直線の平行移動)、互いに
傾きが異なっていてもよい。ただし、第1の特性線と第
2の特性線とで傾きが異なる場合には、第1の特性線の
傾きよりも第2の特性線の傾きの方が小さくされるのが
好ましい。また、たとえば、上記第1の特性線を平行移
動させ、さらに、その平行移動して得られた特性線の傾
きを変更することにより、上記第2の特性線が設定され
てもよい。
ている場合には、このモータ下限回転速度でモータを回
転させるべき舵角速度の範囲を変更してもよい。すなわ
ち、モータ下限回転速度でモータを回転させる舵角速度
範囲とモータ回転速度を舵角速度の増加に応じてほぼ直
線的に変化させる舵角速度範囲とのしきい値を、上記第
1の特性線と第2の特性線とのそれぞれに応じて設定し
てもよい。
角中点から離れる方向への操舵の際に従うべき第1の特
性線の場合よりも各モータ回転速度に対応する舵角速度
値が大きく設定されている。したがって、ステアリング
機構が舵角中点に近づく方向へ操舵される際には、第2
の特性線に従って舵角速度に対するモータ回転速度を設
定することにより、舵角中点から離れる方向への操舵が
行われる際よりも、電動モータの回転速度を小さく抑え
ることができる。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るパワーステアリング装置の基本
的な構成を示す概念図である。このパワーステアリング
装置は、車両のステアリング機構に関連して設けられ、
このステアリング機構1に操舵補助力を与えるためのも
のである。
作されるステアリングホイール2と、このステアリング
ホイール2に連結されたステアリング軸3と、ステアリ
ング軸3の先端部に設けられたピニオンギア4と、この
ピニオンギア4に噛合するラックギア部5aを有し、車
両の左右方向に延びたラック軸5とを備えている。ラッ
ク軸5の両端にはタイロッド6がそれぞれ結合されてお
り、このタイロッド6は、それぞれ、操舵輪としての前
左右輪FL,FRを支持するナックルアーム7に結合さ
れている。ナックルアーム7は、キングピン8まわりに
回動自在に設けられている。
が操作されてステアリング軸3が回転されると、この回
転がピニオンギア4およびラック軸5によって車両の左
右方向に沿う直線運動に変換される。この直線運動は、
ナックルアーム7のキングピン8まわりの回動に変換さ
れ、これによって、前左右輪FL,FRの転舵が達成さ
れる。
ングホイール2に加えられた操舵トルクの方向および大
きさに応じてねじれを生じるトーションバー9と、この
トーションバー9のねじれの方向および大きさに応じて
開度が変化する油圧制御弁23とが介装されている。こ
の油圧制御弁23は、ステアリング機構1に操舵補助力
を与えるパワーシリンダ20に接続されている。パワー
シリンダ20は、ラック軸5に一体的に設けられたピス
トン21と、このピストン21によって区画された一対
のシリンダ室20a,20bとを有しており、シリンダ
室20a,20bは、それぞれ、オイル供給/帰還路2
2a,22bを介して、油圧制御弁23に接続されてい
る。
ク25およびオイルポンプ26を通るオイル循環路24
の途中部に介装されている。オイルポンプ26は、モー
タ27によって駆動され、リザーバタンク25に貯留さ
れている作動油をくみ出して油圧制御弁23に供給す
る。余剰分の作動油は、油圧制御弁23からオイル循環
路24を介してリザーバタンク25に帰還される。
方方向のねじれが加わった場合には、オイル供給/帰還
路22a,22bのうちの一方を介してパワーシリンダ
20のシリンダ室20a,20bのうちの一方に作動油
を供給する。また、トーションバー9に他方方向のねじ
れが加えられた場合には、オイル供給/帰還路22a,
22bのうちの他方を介してシリンダ室20a,20b
のうちの他方に作動油を供給する。トーションバー9に
ねじれがほとんど加わっていない場合には、油圧制御弁
23は、いわば平衡状態となり、作動油はパワーシリン
ダ20に供給されることなく、オイル循環路24を循環
する。パワーシリンダ20のいずれかのシリンダ室に作
動油が供給されると、ピストン21が車幅方向に沿って
移動する。これにより、ラック軸5に操舵補助力が作用
することになる。
を作動させる電動モータ27への印加電圧を制御するこ
とによって調整される。電動モータ27への印加電圧
は、電子制御ユニット30によって制御されるようにな
っている。この電子制御ユニット30は、CPU31,
CPU31のワークエリアなどを提供するRAM32、
およびCPU31の動作プログラムなどを記憶したRO
M33とこれらを相互接続するバス34とを備えてい
る。電子制御ユニット30は、ROM33に記憶された
動作プログラムに従って動作し、ステアリングホイール
2の舵角を検出する舵角センサ11の出力信号と、車両
の速さを検出する車速センサ12の出力信号と、トーシ
ョンバー9に加えられたトルクの方向および大きさを検
出するトルクセンサ13の出力信号とに基づいて、電動
モータ27への印加電圧を定める。これによって、舵
角、車速および操舵トルクに応じた操舵補助力がステア
リング機構1に与えられることになる。
検出が可能な2相式の舵角センサであり、ステアリング
ホイール2に関連して設けられている。舵角センサ11
は、車両のイグニッションキースイッチが導通されてエ
ンジンが始動したときのステアリングホイール2の舵角
を初期値「0」として、この初期値からの相対舵角に対
応し、かつ操舵方向に応じた符号の舵角データを出力す
る。
検出するものでもよく、また、車輪に関連して設けられ
た車輪速センサの出力パルスに基づいて車両の速度を計
算により求めるものであってもよい。図2は、電動モー
タ27の駆動に関連する電子制御ユニット30の動作を
説明するためのフローチャートである。また、図3は、
舵角速度に対するモータ回転速度の設定例を示すグラフ
である。以下では、図3を参照しつつ、図2に示すフロ
ーチャートの流れに従って、電動モータ27の駆動制御
について説明する。
サ11の出力を参照して、ステアリングホイール2が操
舵されたか否かを判断する(ステップS1)。ステアリ
ングホイール2が操舵されるまでは、以下の処理は行わ
ない。ステアリングホイール2が操舵されると、舵角セ
ンサ11から出力される舵角データに基づいて、ステア
リングホイール2の舵角の時間変化率である舵角速度W
θを求める(ステップS2)。また、舵角センサ11か
らの舵角データに基づいて、ステアリングホイール2が
舵角中点から離れる方向に操舵されたか、舵角中点に近
づく方向に操舵されたかを判断する(ステップS3)。
テアリングホイール2の舵角である。たとえば、電子制
御ユニット30は、車両のイグニッションキースイッチ
が導通された後に、舵角センサ11から出力される舵角
データをサンプリングし、舵角データ値のヒストグラム
を作成する。そして、電子制御ユニット30は、所定の
サンプリング数のデータが収集された後に最頻出舵角デ
ータを求め、この最頻出舵角データを舵角中点の舵角デ
ータとみなす。こうして求められた舵角中点の舵角デー
タは、電子制御ユニット30に内蔵されているRAM3
2に格納される。電子制御ユニット30は、ステップS
3において、舵角センサ11からの舵角データおよびR
AM32に保持されている舵角中点の舵角データに基づ
いて、ステアリングホイール2が舵角中点から離れる方
向に操舵されたか、舵角中点に近づく方向に操舵された
かを判断する。
れる方向に操舵された場合には、電子制御ユニット30
は、ステップS2で求めた舵角速度Wθが所定の第1下
限値WL1よりも大きいか否かを判断する(ステップS
4)。舵角速度Wθが第1下限値WL1以下であれば、
モータ回転速度Rが所定の第1回転速度R1になるよう
に、電動モータ27を駆動する(ステップS5)。
いる場合には、舵角速度Wθが第1下限値WL1よりも
大きな第1上限値WH1未満であるか否かを判断する
(ステップS6)。舵角速度Wθが第1上限値WH1未
満であれば、電子制御ユニット30は、舵角速度Wθの
値に応じたモータ回転速度Rでモータ27を駆動する
(ステップS7)。すなわち、舵角速度Wθが第1下限
値WL1よりも大きく、かつ、第1上限値WH1未満で
ある領域では、電子制御ユニット30は、舵角速度Wθ
に対してモータ回転速度Rが第1回転速度R1と第2回
転速度R2(R2>R1)との間でほぼ直線的な変化を
示す特性線P1に従って、モータ回転速度Rを決定す
る。
るならば、電子制御ユニット30は、モータ回転速度R
が第2回転速度R2になるように、電動モータ27を駆
動する(ステップS8)。すなわち、舵角速度Wθが第
1上限値WH1以上であれば、電動モータ27は、舵角
速度Wθとは無関係に一定の第2回転速度R2で駆動さ
れることになる。
に近づく方向に操舵された場合には(ステップS3でN
O)、電子制御ユニット30は、ステップS2で求めた
舵角速度Wθが第1下限値WL1よりも大きな第2下限
値WL2を超えているか否かを判断する(ステップS
9)。舵角速度Wθが第2下限値WL2以下であれば、
モータ回転速度Rが所定の第1回転速度R1になるよう
に、電動モータ27を駆動する(ステップS10)。
いる場合には、舵角速度Wθが第1上限値WH1よりも
大きな第2上限値WH2未満であるか否かを判断する
(ステップS11)。舵角速度Wθが第2上限値WH2
未満であれば、電子制御ユニット30は、舵角速度Wθ
に対してモータ回転速度Rが第1回転速度R1と第2回
転速度R2との間でほぼ直線的な変化を示す特性線P2
に従って、モータ回転速度Rを決定し、そのモータ回転
速度Rで電動モータ27を駆動する(ステップS1
2)。また、舵角速度Wθが第2上限値WH2以上であ
るならば、電子制御ユニット30は、モータ回転速度R
が第2回転速度R2になるように、電動モータ27を駆
動する(ステップS13)。
アリングホイール2が舵角中点から離れる方向に操舵さ
れた場合と舵角中点に近づく方向に操舵された場合と
で、電動モータ27を第1回転速度R1で回転させるべ
き舵角速度Wθの範囲が変更される。すなわち、舵角中
点から離れる方向への操舵の際は、電動モータ27を第
1回転速度R1で回転させる舵角速度範囲とモータ回転
速度を舵角速度の増加に応じてほぼ直線的に変化させる
舵角速度範囲とのしきい値が第1下限値WL1に設定さ
れるのに対し、舵角中点に近づく方向への操舵の際は、
上記しきい値が第1下限値WL1よりも大きな第2下限
値WL2に設定される。
に近づく方向へ操舵される際にモータ回転速度Rを設定
するために従うべき特性線P2は、舵角中点から離れる
方向へ操舵される際にモータ回転速度Rを設定するため
に従うべき特性線P1を右方向に平行移動したものとな
り、各モータ回転速度に対応する舵角速度値は、舵角中
点から離れる方向への操舵時よりも舵角中点に近づく方
向への操舵時の方が大きくなる。そのため、ステアリン
グホイール2が舵角中点に近づく方向へ操舵されて、ス
テアリング機構1にセルフアライメントトルクが作用す
る場合には、舵角中点から離れる方向に操舵された場合
に比べて、同じ舵角速度Wθに対してモータ回転速度R
が小さく設定される。ゆえに、舵角中点に近づく方向へ
の操舵の際には、電動モータ27の消費電力を低く抑え
ることができ、このパワーステアリング装置の省エネル
ギー性を向上させることができる。
から離れる方向に操舵された場合には、必要な操舵補助
力を速やかに発生させることができるから、操舵フィー
リングが損なわれることはない。車両の操舵輪を一方方
向に転舵させた状態から、ステアリングホイール2に加
えている力を解除すると、セルフアライメントトルクが
ステアリング機構1に作用し、操舵輪は他方方向に転舵
して車両直進時の状態に戻ろうとする。この時、ステア
リング軸3が回転することにより舵角速度が発生する。
中点から離れる方向に操舵された場合と舵角中点に近づ
く方向に操舵された場合とで同様なモータ回転制御を行
う従来のパワーステアリング装置では、上記発生する舵
角速度によりモータの回転速度が上昇し、そのためポン
プ流量が増加し、油圧が上昇、すなわち背圧が上昇し、
ステアリングホイールの舵角中点へのスムーズな復帰が
妨げられるおそれがあった。これに対し、この実施形態
に係るパワーステアリング装置では、ステアリングホイ
ール2の舵角中点に近づく方向への操舵に際しては、モ
ータ回転速度Rが小さく設定されて、背圧の上昇が抑え
られるから、ステアリングホイール2の舵角中点へのス
ムーズな復帰が妨げられるおそれはない。
したが、この発明は、他の形態でも実施することができ
る。たとえば、上記の一実施形態では、ステアリングホ
イールが舵角中点に近づく方向に操舵される際には、舵
角中点から離れる方向へ操舵される場合においてモータ
回転速度Rを設定するために従うべき特性線P1を右方
向に平行移動して得られる特性線P2に従って、モータ
回転速度Rが設定されるとした。しかしながら、たとえ
ば図4に示すように、舵角速度Wθがしきい値WL1よ
りも大きい領域において、舵角中点から離れる方向へ操
舵される場合にモータ回転速度Rを設定するために従う
べき特性線P1よりも傾きの小さい特性線P3に従っ
て、ステアリングホイールが舵角中点に近づく方向に操
舵される際のモータ回転速度Rが設定されてもよい。こ
の場合にも、上記の一実施形態の場合と同様な効果を得
ることができる。
方向に平行移動させ、さらに、その平行移動して得られ
た特性線の傾きを小さくすることにより得られる特性線
P4に従って、ステアリングホイールが舵角中点に近づ
く方向に操舵される際のモータ回転速度Rが設定されて
もよい。その他、特許請求の範囲に記載された技術的事
項の範囲内で、種々の設計変更を施すことができる。
グ装置の基本的な構成を示す概念図である。
の動作を説明するためのフローチャートである。
すグラフである。
を示すグラフである。
設定例を示すグラフである。
フである。
Claims (2)
- 【請求項1】電動モータにより駆動されるポンプの発生
油圧によって、ステアリング機構に与えるべき操舵補助
力を発生させるパワーステアリング装置において、 上記ステアリング機構の操舵方向を検出する操舵方向検
出手段と、 上記ステアリング機構が操舵された時の舵角速度を検出
する舵角速度検出手段と、 上記舵角速度検出手段により検出された舵角速度に応じ
てモータ回転速度を設定するとともに、上記操舵方向検
出手段の出力に基づき、上記ステアリング機構が舵角中
点に近づく方向に操舵される時には、上記ステアリング
機構が舵角中点から離れる方向に操舵される時よりもモ
ータ回転速度が小さくなるように、上記電動モータの駆
動を制御するモータ制御手段とを含むことを特徴とする
パワーステアリング装置。 - 【請求項2】上記モータ制御手段は、舵角速度に対して
モータ回転速度がほぼ直線的な変化を示す特性線に従っ
てモータ回転速度を設定するものであり、舵角中点に近
づく方向への操舵に際しては、舵角中点から離れる方向
への操舵の際に従うべき第1の特性線の場合よりも、各
モータ回転速度に対応する舵角速度値を大きく設定した
第2の特性線に従って、上記舵角速度検出手段によって
検出された舵角速度に対するモータ回転速度を設定する
ものであることを特徴とする請求項1記載のパワーステ
アリング装置。
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