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JP2000055207A - 密封装置 - Google Patents

密封装置

Info

Publication number
JP2000055207A
JP2000055207A JP10237996A JP23799698A JP2000055207A JP 2000055207 A JP2000055207 A JP 2000055207A JP 10237996 A JP10237996 A JP 10237996A JP 23799698 A JP23799698 A JP 23799698A JP 2000055207 A JP2000055207 A JP 2000055207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal lip
shaft
sealing device
fitting portion
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10237996A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Yamashina
勝美 山科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP10237996A priority Critical patent/JP2000055207A/ja
Publication of JP2000055207A publication Critical patent/JP2000055207A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型・小スペースな構成であり、高耐圧及び
耐久性を備え、適切な漏れ量コントロールの行なえる密
封装置を提供する。 【解決手段】 ハウジング3に設けられた環状溝部3b
に嵌合される嵌め合い部1aと、嵌め合い部1aから両
方向に向かう第1及び第2のシールリップ1b,1c
と、第1のシールリップ1bを支持する第3のシールリ
ップ1dとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種装置のハウジ
ングと軸の間の環状隙間を封止する密封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来技術による径方向の寸法的
な余裕が少ないロッド101とハウジング102の間に
装着される密封装置100の断面構成を説明する図であ
る。この密封装置100は、例えば、燃料噴射を行なう
エンジンに使用される燃料加圧ポンプにおける、加圧燃
料のシールを目的として採用されるものである。
【0003】図2において、高圧側Hより矢印A101
方向に例えば高圧の密封対象流体である燃料(ガソリン
や軽油等)が作用し、ハウジング102のロッドガイド
部102aの摺動部(図におけるX印の箇所)を通過し
た密封対象流体を、ゴム状弾性体によるシールパッキン
103によりシールしている。
【0004】シールパッキン103は、略円筒形状を呈
しており、圧力がかかる側の端面に断面略VまたはU字
状の溝103aが形成され、溝103aの内周側と外周
側にリップ緊迫部103b,103cを備えている。
【0005】また、低圧側Lには、シールパッキン10
3のはみ出しを防止するためのバックアップリング10
4が装着されている。
【0006】一方、近年において燃料を直接燃焼室に噴
射する方式のエンジンが各種開発されており、密封装置
においてもより高圧のシール特性を備えたものが要望さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図2のよう
な密封装置100では、軸101とハウジング102が
高速で摺動する場合には温度上昇や摩耗等の問題があ
り、耐圧性を維持しながら耐久性を向上させることは困
難であった。
【0008】また、弾性を有するシールリップを備える
構成では、ハウジング側に嵌め合い部を嵌合固定し、こ
の嵌め合い部より延出するシールリップに剛性を備える
必要があるが、スペース的な問題からリップ肉厚アップ
の手法が使用できない場合がある。
【0009】さらに、上記の場合では、低圧側Lに潤滑
や冷却を目的とするオイルが配置されている場合が多
く、軸や密封装置の摩耗対策のために、オイルや燃料の
漏れ量をコントロール(漏らし過ぎず、止まり過ぎず適
量となるように)する必要があるが、高圧によりシール
リップ自体が変形してしまうと、軸の摺動表面に対して
リップ当接部がベタ当たりとなってしまうので、適切な
漏れ量コントロールを行なうことが困難となってしま
う。
【0010】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、小型・
小スペースな構成であり、高耐圧及び耐久性を備え、適
切な漏れ量コントロールの行なえる密封装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、ハウジングと軸により形成される
環状隙間に配置される密封装置において、前記ハウジン
グに設けられた環状溝部に嵌合されるフランジ状の嵌め
合い部と、軸の摺動面から浮いた状態となる前記嵌め合
い部から、軸方向において高圧の密封流体が存在する方
向に向かって延出し軸の摺動面に当接する第1のシール
リップと、該第1のシールリップと軸方向反対側に向か
って延出し軸の摺動面に当接する第2のシールリップ
と、前記第1のシールリップの根本を支える第3のシー
ルリップと、を備えることを特徴とする。
【0012】これにより、密封装置は嵌め合い部と第1
及び第2のシールリップでバランス保持され、環状隙間
の径方向寸法に余裕がない場合でも密封装置を確実に配
置することができる。
【0013】そして、第3のシールリップが第1のシー
ルリップの根本を支えることにより、高圧時の変形(ベ
タ当たり等)を抑え、かつ軸の偏心に対する追随性を向
上させて、耐圧性の維持と適切な漏れ量コントロールが
行なわれる。
【0014】前記第3のシールリップは、軸方向に流体
を疎通させる通路を備えることも好適である。
【0015】通路により、密封流体を疎通させること
で、シールリップの適切な潤滑により摺動性を高め耐久
性を向上させる。
【0016】前記嵌め合い部と各シールリップは、ゴム
状弾性体により一体成形され、前記嵌め合い部に、第2
のシールリップ側の端面に露出してハウジングの環状溝
部に当接する補強環を備えることも好適である。
【0017】これにより、密封装置の嵌め合い部の姿勢
の維持と、嵌め合い部における高圧側からの密封流体の
漏れを効果的に防止する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図1
に基づいて説明する。
【0019】図1は、軸2とハウジング3の間の環状隙
間に配置される密封装置1の断面構成を説明する図であ
る。この密封装置1は、例えば、燃料噴射を行なうエン
ジンに使用される燃料加圧ポンプから軸方向に往復動す
るプランジャーである軸2の高圧側Hに供給される加圧
燃料のシールを目的として採用されるものである。
【0020】図1において、高圧側Hより矢印A1方向
に例えば高圧の密封対象流体である燃料(ガソリンや軽
油等)が作用し、ハウジング3の軸ガイド部3aの摺動
部(図におけるX印の箇所)を通過したものをシールし
ている。
【0021】密封装置1は、ハウジング3に設けられた
環状溝部3bに嵌合されるフランジ状の嵌め合い部1a
と、軸2の摺動面から浮いた状態となる嵌め合い部1a
から、軸方向において高圧側Hに向かって延出し軸2の
摺動面に当接する第1のシールリップ1bと、軸方向に
おいて低圧側Lに向かって延出し軸2の摺動面に当接す
る第2のシールリップ1cと、第1のシールリップ1b
の根本を支える第3のシールリップ1dと、を備えてい
る。
【0022】また、嵌め合い部1aと各シールリップ1
b,1c,1dは、ゴム状弾性体により一体成形された
ものであり、嵌め合い部1aには、第2のシールリップ
1c側の端面1a1に露出してハウジングの環状溝部3
bに当接する補強環1eが備えられている。
【0023】嵌め合い部1aの第1のシールリップ1b
側は、ゴム状弾性体による圧縮部1fとなっており、環
状溝部3bの溝幅(軸方向の開口幅)に対して圧縮しめ
代を持って嵌合固定される構成となっている。
【0024】また、低圧側Lには、潤滑や冷却を目的と
するオイルが密封されている。
【0025】このような構成を備えた密封装置1では、
嵌め合い部1aと第1及び第2のシールリップ1b,1
cでバランス保持され、環状隙間の径方向寸法に余裕が
ない場合でも密封装置1を確実に配置することができ、
密封装置の小型化を図ることが可能である。
【0026】そして、第3のシールリップ1dが第1の
シールリップ1bの根本を支えることにより、高圧時の
変形(ベタ当たり等)を抑え、かつ軸2の偏心に対する
追随性を向上させて、耐圧性の維持と適切な漏れ量コン
トロールが行なわれる。
【0027】嵌め合い部1aにおける、補強環1eの構
成により、嵌め合い部1aの姿勢の維持と、圧縮部1f
が環状溝3bに圧縮され密着することで、嵌め合い部1
aにおける高圧側Hからの燃料の漏れを効果的に防止す
ることが可能となる。
【0028】尚、第3のシールリップ1dは、軸2の摺
動面と接触して第1のシールリップ1bを安定させる限
りにおいて、周方向に連続であっても、あるいは不連続
であり、密封流体を疎通させる通路を備えたものであっ
ても良い。
【0029】
【発明の効果】上記のように説明された本発明にあって
は、密封装置は嵌め合い部と第1及び第2のシールリッ
プでバランス保持され、環状隙間の径方向寸法に余裕が
ない場合でも密封装置を確実に配置することができ、密
封装置の小型化を図ることが可能である。
【0030】そして、第3のシールリップが第1のシー
ルリップの根本を支えることにより、高圧時の変形(ベ
タ当たり等)を抑え、かつ軸の偏心に対する追随性を向
上させて、耐圧性の維持と適切な漏れ量コントロールが
行なわれる。
【0031】嵌め合い部の補強環により、密封装置の嵌
め合い部の姿勢の維持と、嵌め合い部における高圧側か
らの密封流体の漏れを効果的に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態の密封装置を示す断
面構成説明図。
【図2】図2は従来技術における密封装置を示す断面構
成説明図。
【符号の説明】
1 密封装置 1a 嵌め合い部 1b 第1のシールリップ 1c 第2のシールリップ 1d 第3のシールリップ 1e 補強環 1f 圧縮部 2 軸 3 ハウジング 3a 軸ガイド部 3b 環状溝部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと軸により形成される環状隙
    間に配置される密封装置において、 前記ハウジングに設けられた環状溝部に嵌合されるフラ
    ンジ状の嵌め合い部と、 軸の摺動面から浮いた状態となる前記嵌め合い部から、
    軸方向において高圧の密封流体が存在する方向に向かっ
    て延出し軸の摺動面に当接する第1のシールリップと、
    該第1のシールリップと軸方向反対側に向かって延出し
    軸の摺動面に当接する第2のシールリップと、前記第1
    のシールリップの根本を支える第3のシールリップと、 を備えることを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】 前記第3のシールリップは、軸方向に流
    体を疎通させる通路を備えることを特徴とする請求項1
    に記載の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記嵌め合い部と各シールリップは、ゴ
    ム状弾性体により一体成形され、 前記嵌め合い部に、第2のシールリップ側の端面に露出
    してハウジングの環状溝部に当接する補強環を備えるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の密封装置。
JP10237996A 1998-08-10 1998-08-10 密封装置 Pending JP2000055207A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007010156A (ja) * 2006-08-09 2007-01-18 Hitachi Ltd シール機構及びシール機構を備えた燃料ポンプ
KR101165670B1 (ko) 2011-07-19 2012-07-16 엘아이지넥스원 주식회사 씰링 구조체
JP2014017452A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器
CN114017561A (zh) * 2021-11-18 2022-02-08 西安航天动力研究所 一种适用于航空航天发动机管路的密封结构

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JP2014017452A (ja) * 2012-07-11 2014-01-30 Shin Etsu Polymer Co Ltd 基板収納容器
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Effective date: 20060926

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

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