JP2000039735A - 電子写真用被転写材料および電子写真方法 - Google Patents
電子写真用被転写材料および電子写真方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画質に優れ、耐温湿度特性に優れた電子写真
用被転写材料を提供する。 【解決手段】 原紙の両面又は片面に導電性無機粉末を
含有するポリエステル樹脂の被覆層を設けた電子写真用
被転写材料であり、この被覆層は導電性無機粉末を含有
するポリエステル樹脂の溶融押し出しラミネート法によ
り形成されることが望ましく、導電性無機粉末は、Sn
O2 を含有し、針状の形状からなるものが、望ましい。
電子写真方法は、像担持体上に順次形成される各色に対
応する静電潜像を各色のトナーで順次現像し、この現像
剤層を中間転写体に静電的に順次重ねて一次転写し、前
記中間転写体上に多重転写されたカラートナー像をトナ
ーの帯電極性とは逆極性の転写用電圧が印加されたバイ
アストランスファーロールにより上記の電子写真用被転
写材料に2次転写する電子写真方法が好適である。
用被転写材料を提供する。 【解決手段】 原紙の両面又は片面に導電性無機粉末を
含有するポリエステル樹脂の被覆層を設けた電子写真用
被転写材料であり、この被覆層は導電性無機粉末を含有
するポリエステル樹脂の溶融押し出しラミネート法によ
り形成されることが望ましく、導電性無機粉末は、Sn
O2 を含有し、針状の形状からなるものが、望ましい。
電子写真方法は、像担持体上に順次形成される各色に対
応する静電潜像を各色のトナーで順次現像し、この現像
剤層を中間転写体に静電的に順次重ねて一次転写し、前
記中間転写体上に多重転写されたカラートナー像をトナ
ーの帯電極性とは逆極性の転写用電圧が印加されたバイ
アストランスファーロールにより上記の電子写真用被転
写材料に2次転写する電子写真方法が好適である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用被転写材
料および電子写真方法に関し、特に間接乾式フルカラー
電子写真方法に使用されるのに好適な電子写真用被転写
材料およびこの材料を用いた電子写真方法に関する。
料および電子写真方法に関し、特に間接乾式フルカラー
電子写真方法に使用されるのに好適な電子写真用被転写
材料およびこの材料を用いた電子写真方法に関する。
【0002】
【従来の技術】間接乾式フルカラー電子写真方式として
は、(1)4色のトナーを順次転写する多重転写方式、
(2)像担持体上に順次形成された各色に対応する静電
潜像を各色のトナーで順次現像し、該現像像をベルト状
中間転写体上に静電的に順次重ねて1次転写するととも
に、この中間転写体上に多重転写されたトナー像を、ト
ナーの帯電極性とは逆極性の転写用電圧の印加されたバ
イアストランスファーロールにより被転写材料に2次転
写することによりカラー画像の形成を行う方法(以下、
中間転写体方式という)、(3)複数の現像器により顕
像化する工程を複数回行い、像担持体上に多色像を形成
し、この多色像を被転写材料に一括転写してカラー画像
を形成する方式、(4)複数個の像担持体を並置し、各
像担持体上に形成された画像を転写ベルトに搬送させ、
被転写材料に順次転写してカラー画像を形成する方法等
が従来から知られている。
は、(1)4色のトナーを順次転写する多重転写方式、
(2)像担持体上に順次形成された各色に対応する静電
潜像を各色のトナーで順次現像し、該現像像をベルト状
中間転写体上に静電的に順次重ねて1次転写するととも
に、この中間転写体上に多重転写されたトナー像を、ト
ナーの帯電極性とは逆極性の転写用電圧の印加されたバ
イアストランスファーロールにより被転写材料に2次転
写することによりカラー画像の形成を行う方法(以下、
中間転写体方式という)、(3)複数の現像器により顕
像化する工程を複数回行い、像担持体上に多色像を形成
し、この多色像を被転写材料に一括転写してカラー画像
を形成する方式、(4)複数個の像担持体を並置し、各
像担持体上に形成された画像を転写ベルトに搬送させ、
被転写材料に順次転写してカラー画像を形成する方法等
が従来から知られている。
【0003】これらの電子写真方式のなかでも、(2)
中間転写体方式は、高品位の記録画像を得ることがで
き、1度形成された潜像を、現像および転写を繰り返す
ことにより複数回にわたって利用して多数の同一画像を
記録するという、リテンション方式の導入が可能とな
り、画像記録の高速化を容易に図ることができるという
利点がある。このため、近年(2)中間転写体方式の開
発が盛んに押し進められている。
中間転写体方式は、高品位の記録画像を得ることがで
き、1度形成された潜像を、現像および転写を繰り返す
ことにより複数回にわたって利用して多数の同一画像を
記録するという、リテンション方式の導入が可能とな
り、画像記録の高速化を容易に図ることができるという
利点がある。このため、近年(2)中間転写体方式の開
発が盛んに押し進められている。
【0004】従来、このような中間転写体方式等の電子
写真方法に使用されるフルカラー電子写真被転写材料に
は、(A)原紙の両面にポリエチレン等の樹脂からなる
被覆層を設けた支持体の片面に受像層を設けた電子写真
用被転写材料、(B)フイルムベースの片面に受像層を
設けた被転写材料、等がある。上記の受像層は、例え
ば、ポリエステル系共重合体を有機溶媒に溶解して得ら
れる溶液を、(A)の被覆層、あるいは(B)のベース
上に塗布し、7μm程度の厚さの乾燥被膜を形成するこ
とによって得られていた。
写真方法に使用されるフルカラー電子写真被転写材料に
は、(A)原紙の両面にポリエチレン等の樹脂からなる
被覆層を設けた支持体の片面に受像層を設けた電子写真
用被転写材料、(B)フイルムベースの片面に受像層を
設けた被転写材料、等がある。上記の受像層は、例え
ば、ポリエステル系共重合体を有機溶媒に溶解して得ら
れる溶液を、(A)の被覆層、あるいは(B)のベース
上に塗布し、7μm程度の厚さの乾燥被膜を形成するこ
とによって得られていた。
【0005】しかしながら、これらの薄い受像層におい
ては、受像層の電気抵抗値をコントロールしても、画質
を向上させるには限度があり、特に高湿下における画質
の劣化に対しては、効果が少ない。
ては、受像層の電気抵抗値をコントロールしても、画質
を向上させるには限度があり、特に高湿下における画質
の劣化に対しては、効果が少ない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、画質に優れ、特に高湿下においても画質の劣化がな
い電子写真用被転写材料を提供することにある。本発明
の第2の目的は、上記の電子写真用被転写材料を用いる
電子写真方法を提供することにある。
は、画質に優れ、特に高湿下においても画質の劣化がな
い電子写真用被転写材料を提供することにある。本発明
の第2の目的は、上記の電子写真用被転写材料を用いる
電子写真方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の第1の
目的は、原紙の両面又は片面に導電性無機粉末を含有す
るポリエステル樹脂の被覆層を設けた電子写真用被転写
材料によって達成される。前記被覆層は、導電性無機粉
末を含有するポリエステル樹脂の溶融押し出しラミネー
ト法により形成されていることが望ましく、また、ポリ
エステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート又はポリ
エチレンテレフタレートを主成分とすることが望まし
い。また、導電性無機粉末は、SnO2 を含有している
ものが望ましい。
目的は、原紙の両面又は片面に導電性無機粉末を含有す
るポリエステル樹脂の被覆層を設けた電子写真用被転写
材料によって達成される。前記被覆層は、導電性無機粉
末を含有するポリエステル樹脂の溶融押し出しラミネー
ト法により形成されていることが望ましく、また、ポリ
エステル樹脂は、ポリエチレンテレフタレート又はポリ
エチレンテレフタレートを主成分とすることが望まし
い。また、導電性無機粉末は、SnO2 を含有している
ものが望ましい。
【0008】上記した本発明の第2の目的は、像担持体
上に順次形成される各色に対応する静電潜像を各色のト
ナーで順次現像し、該現像剤層を中間転写体に静電的に
順次重ねて一次転写し、前記中間転写体上に多重転写さ
れたカラートナー像をトナーの帯電極性とは逆極性の転
写用電圧が印加されたバイアストランスファーロールに
より上記した電子写真用被転写材料に2次転写すること
を特徴とする電子写真方法によって達成される。
上に順次形成される各色に対応する静電潜像を各色のト
ナーで順次現像し、該現像剤層を中間転写体に静電的に
順次重ねて一次転写し、前記中間転写体上に多重転写さ
れたカラートナー像をトナーの帯電極性とは逆極性の転
写用電圧が印加されたバイアストランスファーロールに
より上記した電子写真用被転写材料に2次転写すること
を特徴とする電子写真方法によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における原紙は、針葉樹、
広葉樹等から選ばれる天然パルプを主原料に、必要に応
じ、クレー、タルク、炭酸カルシウム、尿素樹脂微粒子
等の填料、ロジン、アルキルケテンダイマー、高級脂肪
酸、エポキシ化脂肪酸アミド、パラフィンワックス、ア
ルケニルコハク酸等のサイズ剤、でんぷん、ポリアミド
ポリアミンエピクロルヒドリン、ポリアクリルアミド等
の紙力増強剤、硫酸バンド、カチオン性ポリマー等の定
着剤等を添加したものが用いられる。特に、エポキシ脂
肪酸アミド、アルキルケテンダイマーが添加されている
と、原紙の火炎処理により原紙と樹脂被覆層との良好な
密着力を発現することができるので好ましい。
広葉樹等から選ばれる天然パルプを主原料に、必要に応
じ、クレー、タルク、炭酸カルシウム、尿素樹脂微粒子
等の填料、ロジン、アルキルケテンダイマー、高級脂肪
酸、エポキシ化脂肪酸アミド、パラフィンワックス、ア
ルケニルコハク酸等のサイズ剤、でんぷん、ポリアミド
ポリアミンエピクロルヒドリン、ポリアクリルアミド等
の紙力増強剤、硫酸バンド、カチオン性ポリマー等の定
着剤等を添加したものが用いられる。特に、エポキシ脂
肪酸アミド、アルキルケテンダイマーが添加されている
と、原紙の火炎処理により原紙と樹脂被覆層との良好な
密着力を発現することができるので好ましい。
【0010】エポキシ脂肪酸化アミド、アルキルケテン
ダイマーの含有量は、原紙あたり0.05重量%〜2.
0重量%、好ましくは0.1重量%〜1.0重量%とす
るとよい。
ダイマーの含有量は、原紙あたり0.05重量%〜2.
0重量%、好ましくは0.1重量%〜1.0重量%とす
るとよい。
【0011】更に、上記の天然パルプに代えて合成パル
プを使用したものでも良く。天然パルプと合成パルプを
任意の比率に混合したものでも良い。
プを使用したものでも良く。天然パルプと合成パルプを
任意の比率に混合したものでも良い。
【0012】原紙基体の種類及び厚さは特に限定される
ものではないが、坪量としては、50g/m2 〜250
g/m2 が望ましく、電子写真用受像紙には平面性が望
まれることから表面の平滑性及び平面性の優れるものが
望ましいので、そのためにマシンカレンダー及びスーパ
ーカレンダー等で熱及び圧力を加えて表面処理すること
が好ましい。
ものではないが、坪量としては、50g/m2 〜250
g/m2 が望ましく、電子写真用受像紙には平面性が望
まれることから表面の平滑性及び平面性の優れるものが
望ましいので、そのためにマシンカレンダー及びスーパ
ーカレンダー等で熱及び圧力を加えて表面処理すること
が好ましい。
【0013】パルプ表面は、ゼラチン、スターチ、カル
ボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアルコールの変性物等の被
膜形成ポリマーにより表面サイズ処理されていてもよ
い。この場合のポリビニルアルコール変性物としては、
カルボキシル基変性物、シラノール変性物やアクリルア
ミドとの共重合物等が挙げられる。また被膜形成性ポリ
マーによリ表面サイズ処理する場合の被膜形成ポリマー
の塗布量は、0.1g/m2 〜0.5m2 、好ましく
は、0.5g/m2 〜2.0g/m2 に調整される。更
にこの際の被膜形成ポリマーには、必要に応じて帯電防
止剤、蛍光増白剤、顔料、消泡剤などを添加することが
できる。
ボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアルコールの変性物等の被
膜形成ポリマーにより表面サイズ処理されていてもよ
い。この場合のポリビニルアルコール変性物としては、
カルボキシル基変性物、シラノール変性物やアクリルア
ミドとの共重合物等が挙げられる。また被膜形成性ポリ
マーによリ表面サイズ処理する場合の被膜形成ポリマー
の塗布量は、0.1g/m2 〜0.5m2 、好ましく
は、0.5g/m2 〜2.0g/m2 に調整される。更
にこの際の被膜形成ポリマーには、必要に応じて帯電防
止剤、蛍光増白剤、顔料、消泡剤などを添加することが
できる。
【0014】原紙は、上述したパルプ及び必要に応じて
添加した充填剤、サイズ剤、紙力補強剤、定着剤等の添
加剤を含有したパルプスラリーを長網抄紙機等の抄紙機
により抄紙し、乾燥し、巻取って製造される。この乾燥
の前後のいずれかにおいて前記表面サイズ処理が行わ
れ、又、乾燥後から巻取りの間にカレンダー処理が行わ
れる。
添加した充填剤、サイズ剤、紙力補強剤、定着剤等の添
加剤を含有したパルプスラリーを長網抄紙機等の抄紙機
により抄紙し、乾燥し、巻取って製造される。この乾燥
の前後のいずれかにおいて前記表面サイズ処理が行わ
れ、又、乾燥後から巻取りの間にカレンダー処理が行わ
れる。
【0015】このカレンダー処理は、表面サイズ処理を
乾燥後に行う場合には、表面サイズ処理の前後のいずれ
においても実施することができるが、カレンダー処理を
各種処理を実行した最終の仕上げ工程で実行することが
好ましい。カレンダー処理においては、金属ロール、弾
性ロールとも通常の紙の製造に用いられる公知のものが
使用される。原紙は、上述したカレンダー処理を行い、
最終的に50μm〜250μmの膜厚に調整されてい
る。原紙の密度としては0.8g/cm3 〜1.3g/
cm3 、好ましくは1.0g/cm3 〜1.2g/cm
3 である。原紙の両面又は片面に樹脂被覆層が形成され
る場合、原紙にコロナ放電、火炎処理、グロー放電処
理、又はプラズマ処理等の活性化処理を施すことが望ま
しい。
乾燥後に行う場合には、表面サイズ処理の前後のいずれ
においても実施することができるが、カレンダー処理を
各種処理を実行した最終の仕上げ工程で実行することが
好ましい。カレンダー処理においては、金属ロール、弾
性ロールとも通常の紙の製造に用いられる公知のものが
使用される。原紙は、上述したカレンダー処理を行い、
最終的に50μm〜250μmの膜厚に調整されてい
る。原紙の密度としては0.8g/cm3 〜1.3g/
cm3 、好ましくは1.0g/cm3 〜1.2g/cm
3 である。原紙の両面又は片面に樹脂被覆層が形成され
る場合、原紙にコロナ放電、火炎処理、グロー放電処
理、又はプラズマ処理等の活性化処理を施すことが望ま
しい。
【0016】原紙の両面又は片面に被覆される樹脂層
は、導電性無機粉末を含有するポリエステル樹脂からな
る。ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタリンジカルボン酸エステル等の芳香族ジカル
ボン酸と脂肪族ジオールの重縮合物、さらにこれらにビ
スフェノールAや5−ナトリウムスルホイソフタル酸等
の共重合成分を導入した共重合体等が挙げられる。これ
らの中でポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
は、導電性無機粉末を含有するポリエステル樹脂からな
る。ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,
6−ナフタリンジカルボン酸エステル等の芳香族ジカル
ボン酸と脂肪族ジオールの重縮合物、さらにこれらにビ
スフェノールAや5−ナトリウムスルホイソフタル酸等
の共重合成分を導入した共重合体等が挙げられる。これ
らの中でポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
【0017】また、ポリエチレンテレフタレートとして
は、テレフタール酸以外の2塩基成分として例えばイソ
フタール酸を使用し、エチレングリコール以外のグリコ
ール成分としてネオペンチルグリコール、トリエチレン
グリコール、ブタンジオール、ビスフェノールAのエチ
レンオキサイド付加物等の中から選択される一種以上の
成分を使用して、ポリエチレンテレフタレート成分が主
成分となるように共重合させた共重合体も合まれる。こ
れらの重合体の分子量は30,000〜50,000で
あることが好ましい。
は、テレフタール酸以外の2塩基成分として例えばイソ
フタール酸を使用し、エチレングリコール以外のグリコ
ール成分としてネオペンチルグリコール、トリエチレン
グリコール、ブタンジオール、ビスフェノールAのエチ
レンオキサイド付加物等の中から選択される一種以上の
成分を使用して、ポリエチレンテレフタレート成分が主
成分となるように共重合させた共重合体も合まれる。こ
れらの重合体の分子量は30,000〜50,000で
あることが好ましい。
【0018】ポリエチレンテレフタレート層は、ポリエ
チレンテレフタレート単独でなくとも他の樹脂との混合
層としてもかまわない。他の樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリエチレ
ングリコール、ポリオキシメチレン、ポリオキシプロピ
レン等のポリエーテル類、ポリエステル系ポリウレタ
ン、ポリエーテルポリウレタン、ポリカーボネート、ポ
リスチレン等、270〜350℃で押出し可能な樹脂で
あれば広く選ぶことができる。
チレンテレフタレート単独でなくとも他の樹脂との混合
層としてもかまわない。他の樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリエチレ
ングリコール、ポリオキシメチレン、ポリオキシプロピ
レン等のポリエーテル類、ポリエステル系ポリウレタ
ン、ポリエーテルポリウレタン、ポリカーボネート、ポ
リスチレン等、270〜350℃で押出し可能な樹脂で
あれば広く選ぶことができる。
【0019】上記のポリエチレンテレフタレートにブレ
ンドされる樹脂は1種類であってもよく、2種以上であ
ってもよい。たとえばポリエチレンテレフタレート90
重量部に6重量部のポリエチレンと4重量部のボリプロ
ピレンを混合することなどができる。ポリエチレンテレ
フタレートと他の樹脂の混合比は混合する樹脂の種類に
よって異なるが、ホリオレフィン類の場合は重量比にし
てポリエチレンテフタレート/他の樹脂=99:1〜8
0:20が適当である。この範囲を越えると混合樹脂の
物性が急激に低下し、樹脂被覆層のガラス転移温度(T
g)の低下を招くため、耐熱性向上効果が不十分とな
る。
ンドされる樹脂は1種類であってもよく、2種以上であ
ってもよい。たとえばポリエチレンテレフタレート90
重量部に6重量部のポリエチレンと4重量部のボリプロ
ピレンを混合することなどができる。ポリエチレンテレ
フタレートと他の樹脂の混合比は混合する樹脂の種類に
よって異なるが、ホリオレフィン類の場合は重量比にし
てポリエチレンテフタレート/他の樹脂=99:1〜8
0:20が適当である。この範囲を越えると混合樹脂の
物性が急激に低下し、樹脂被覆層のガラス転移温度(T
g)の低下を招くため、耐熱性向上効果が不十分とな
る。
【0020】ポリオレフィン以外の樹脂をポリエチレン
テレフタレートにブレンドする場合は、特に芳香族ポリ
エステル樹脂が好ましい。ポリエチレンテレフタレート
に芳香族ポリエステル樹脂をブレンドすると、被転写層
の膜質を柔軟化し、印画時のトナーをめり込み易くさ
せ、トナーの盛り上がり部分を吸収させる効果がある。
また、芳香族ポリエステル樹脂は、耐熱性に優れている
ため、耐熱性に劣る脂肪族ポリエステル樹脂をポリエチ
レンテレフタレートに混合し溶融押出しした場合のよう
に、ラミネート適性を悪化させることが少ない。
テレフタレートにブレンドする場合は、特に芳香族ポリ
エステル樹脂が好ましい。ポリエチレンテレフタレート
に芳香族ポリエステル樹脂をブレンドすると、被転写層
の膜質を柔軟化し、印画時のトナーをめり込み易くさ
せ、トナーの盛り上がり部分を吸収させる効果がある。
また、芳香族ポリエステル樹脂は、耐熱性に優れている
ため、耐熱性に劣る脂肪族ポリエステル樹脂をポリエチ
レンテレフタレートに混合し溶融押出しした場合のよう
に、ラミネート適性を悪化させることが少ない。
【0021】前記芳香族ポリエステル樹脂のポリエチレ
ンテレフタレートに対する混合比率は、前記芳香族ポリ
エステル樹脂が5〜45重量部が好ましく、より好まし
くは10〜40重量部であり、更に好ましくは15〜4
0重量部である。前記芳香族ポリエステル樹脂の添加量
が、5重量部より少ないとトナー像の凹凸を小さくする
効果が不充分となることがある。一方、前記芳香族ポリ
エステル樹脂の添加量が、45重量部より多いとラミネ
ート膜の安定性が悪化したり、トナー像の定着性に劣る
ことがある。
ンテレフタレートに対する混合比率は、前記芳香族ポリ
エステル樹脂が5〜45重量部が好ましく、より好まし
くは10〜40重量部であり、更に好ましくは15〜4
0重量部である。前記芳香族ポリエステル樹脂の添加量
が、5重量部より少ないとトナー像の凹凸を小さくする
効果が不充分となることがある。一方、前記芳香族ポリ
エステル樹脂の添加量が、45重量部より多いとラミネ
ート膜の安定性が悪化したり、トナー像の定着性に劣る
ことがある。
【0022】前記芳香族ポリエステル樹脂は、テレフタ
ル酸単位、エチレングリコール単位、トリエチレングリ
コール単位、及びビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加物単位を有していることが好ましい。詳しくは、
前記芳香族ポリエステル樹脂は、テレフタル酸単位を含
む芳香族二塩基酸成分の繰返し単位、並びに、エチレン
グリコール単位、トリエチレングリコール単位、及びビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加物単位を含む
二価アルコール成分の繰り返し単位、を有していること
が好ましい。
ル酸単位、エチレングリコール単位、トリエチレングリ
コール単位、及びビスフェノールAのエチレンオキサイ
ド付加物単位を有していることが好ましい。詳しくは、
前記芳香族ポリエステル樹脂は、テレフタル酸単位を含
む芳香族二塩基酸成分の繰返し単位、並びに、エチレン
グリコール単位、トリエチレングリコール単位、及びビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加物単位を含む
二価アルコール成分の繰り返し単位、を有していること
が好ましい。
【0023】本発明において、導電性無機粉末として
は、ZnO、TiO、SnO2 、Al 2 O3 、In2 O
3 、SiO2 、MgO、BaO及びMoO3 を挙げるこ
とができる。これらは、単独で使用しても良く、これら
の複合酸化物を使用しても良い。また、金属酸化物は、
異種元素をさらに含有するものが好ましく、例えば、Z
nOに対してAl、In等、TiOに対してNb、Ta
等、SnO2 に対しては、Sb、Nb、ハロゲン元素等
を含有(ドーピング)させたものが好ましい。これらの
中で、SbをドーピングしたSnO2 が特に好ましい。
は、ZnO、TiO、SnO2 、Al 2 O3 、In2 O
3 、SiO2 、MgO、BaO及びMoO3 を挙げるこ
とができる。これらは、単独で使用しても良く、これら
の複合酸化物を使用しても良い。また、金属酸化物は、
異種元素をさらに含有するものが好ましく、例えば、Z
nOに対してAl、In等、TiOに対してNb、Ta
等、SnO2 に対しては、Sb、Nb、ハロゲン元素等
を含有(ドーピング)させたものが好ましい。これらの
中で、SbをドーピングしたSnO2 が特に好ましい。
【0024】また、導電性金属酸化物粒子の粒径は、短
軸の平均粒子径が0.005〜0.05μm、好ましく
は0.01〜0.2μm、長軸の平均粒子径が0.05
〜10μm、好ましくは0.1〜3.0μmであり、且
つアスペクト比が3以上、好ましくは5以上である針状
(繊維状、柱状、棒状、その他類似形状を含む)の金属
酸化物が特に好ましい。ここで、平均粒子径とは、電子
顕微鏡写真(倍率10万倍)を観察して、50%重量平
均径を求めたものである。従来の球状の導伝性粉末を用
いて良好な導電性を得るには、少なくとも隣接する導電
性粉末同士が密に接するように粉体の含有量を多くしな
ければならないが、上記のような針状の導電性物質を用
いれば少量の配合で有効な導電効果を、薄膜に付与する
ことができる。従って、経済性に富むだけでなく、形成
された層が強度低下を起こすことなく利用することがで
きる。
軸の平均粒子径が0.005〜0.05μm、好ましく
は0.01〜0.2μm、長軸の平均粒子径が0.05
〜10μm、好ましくは0.1〜3.0μmであり、且
つアスペクト比が3以上、好ましくは5以上である針状
(繊維状、柱状、棒状、その他類似形状を含む)の金属
酸化物が特に好ましい。ここで、平均粒子径とは、電子
顕微鏡写真(倍率10万倍)を観察して、50%重量平
均径を求めたものである。従来の球状の導伝性粉末を用
いて良好な導電性を得るには、少なくとも隣接する導電
性粉末同士が密に接するように粉体の含有量を多くしな
ければならないが、上記のような針状の導電性物質を用
いれば少量の配合で有効な導電効果を、薄膜に付与する
ことができる。従って、経済性に富むだけでなく、形成
された層が強度低下を起こすことなく利用することがで
きる。
【0025】更に本発明における導電性無機粉末とし
て、(a)0.03〜0.3μm程度のルチル形球状酸
化チタンの表面をSbをドープしたSnO2 で被覆した
タイプの導電性無機粉末、(b)0.03〜0.3μm
程度のルチル形針状酸化チタンの表面をSbをドープし
たSnO2 で被覆したタイプの導電性無機粉末が好適に
使用される。これらの導電性無機粉末は、湿度の影響を
受けにくく、かついずれも白色系であるため、着色系の
添加により樹脂の被覆層を種々の色に調色することがで
きる。また、Sbをドープした微細針状のSnO2 の導
電性無機粉末も好適に使用されるが、この導電性無機粉
末は、湿度の影響を受けにくく、かつ少ない配合量で淡
色の透明感のある樹脂の被膜を形成することができる。
て、(a)0.03〜0.3μm程度のルチル形球状酸
化チタンの表面をSbをドープしたSnO2 で被覆した
タイプの導電性無機粉末、(b)0.03〜0.3μm
程度のルチル形針状酸化チタンの表面をSbをドープし
たSnO2 で被覆したタイプの導電性無機粉末が好適に
使用される。これらの導電性無機粉末は、湿度の影響を
受けにくく、かついずれも白色系であるため、着色系の
添加により樹脂の被覆層を種々の色に調色することがで
きる。また、Sbをドープした微細針状のSnO2 の導
電性無機粉末も好適に使用されるが、この導電性無機粉
末は、湿度の影響を受けにくく、かつ少ない配合量で淡
色の透明感のある樹脂の被膜を形成することができる。
【0026】樹脂の被覆層における導電性無機粉末の含
有量は、被覆層を所定の電気抵抗値(例えば、1010〜
1014Ω・cm、好ましくは1011〜1013Ω・cm)
に調整するためには、導電性無機粉末の種類等により異
なるが、樹脂100重量部に対して、導電性無機粉末を
0.1〜30重量部、より好ましくは1〜20重量部配
合することが望ましい。
有量は、被覆層を所定の電気抵抗値(例えば、1010〜
1014Ω・cm、好ましくは1011〜1013Ω・cm)
に調整するためには、導電性無機粉末の種類等により異
なるが、樹脂100重量部に対して、導電性無機粉末を
0.1〜30重量部、より好ましくは1〜20重量部配
合することが望ましい。
【0027】また、樹脂被覆層、特に受像層として機能
する樹脂被覆層には、顔料が添加されても構わない。顔
料としては二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、タ
ルク、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素等
の粉末、これらの固溶体等も用いることができる。顔料
の粒子径としては0.04〜1μmが通常用いられる。
0.04μm未満であると顔料を樹脂に均一に混合分散
するのが困難であリ好ましくない。また1μmを越える
と組成物の被覆膜表面が粗くなりすぎて電子写真用被転
写材料の画質低下をきたすので好ましくない。顔料の中
で好ましいのは二酸化チタン、硫酸バリウムであり、こ
れらの場合、とくに好ましい平均粒径は0.1〜0.8
μmである。
する樹脂被覆層には、顔料が添加されても構わない。顔
料としては二酸化チタン、硫酸バリウム、酸化亜鉛、タ
ルク、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化珪素等
の粉末、これらの固溶体等も用いることができる。顔料
の粒子径としては0.04〜1μmが通常用いられる。
0.04μm未満であると顔料を樹脂に均一に混合分散
するのが困難であリ好ましくない。また1μmを越える
と組成物の被覆膜表面が粗くなりすぎて電子写真用被転
写材料の画質低下をきたすので好ましくない。顔料の中
で好ましいのは二酸化チタン、硫酸バリウムであり、こ
れらの場合、とくに好ましい平均粒径は0.1〜0.8
μmである。
【0028】二酸化チタンとしては、アナターゼ型、ル
チル型どちらでも良いが、白色度を優先する場合アナタ
ーゼ型二酸化チタンを、また鮮鋭度を優先する場合はル
チル型二酸化チタンが好ましい。具体的商品名としては
チタン工業のKA−10、KA−20等が挙げられる。
二酸化チタンは高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸エチ
ル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸等の分散助剤と共に
2本ロール、3本ロール、ニーダー、バンバリーミキサ
ー等の混練機で樹脂中に練り込まれる。樹脂層中には酸
化防止剤を含有させることもでき、含有量としては樹脂
に対し50ppm〜1000ppm添加できる。
チル型どちらでも良いが、白色度を優先する場合アナタ
ーゼ型二酸化チタンを、また鮮鋭度を優先する場合はル
チル型二酸化チタンが好ましい。具体的商品名としては
チタン工業のKA−10、KA−20等が挙げられる。
二酸化チタンは高級脂肪酸の金属塩、高級脂肪酸エチ
ル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸等の分散助剤と共に
2本ロール、3本ロール、ニーダー、バンバリーミキサ
ー等の混練機で樹脂中に練り込まれる。樹脂層中には酸
化防止剤を含有させることもでき、含有量としては樹脂
に対し50ppm〜1000ppm添加できる。
【0029】原紙の両面または片面に形成される樹脂の
被覆層の少なくとも一層は、電子写真用被転写材料の受
像層として機能するものである。したがって、樹脂の被
覆層が原紙の両面に形成される場合、樹脂の被覆層の一
方が受像層として機能し、または両面複写用の電子写真
用被転写材料の場合には、被覆層の両面が受像層として
機能する。また、樹脂の被覆層が原紙の片面に形成され
る場合、その樹脂の被覆層が受像層として機能する。し
たがって、上記した顔料等の添加成分は受像層として機
能する樹脂被覆層のみに添加してもよく、両面の樹脂被
覆層に添加してもよい。
被覆層の少なくとも一層は、電子写真用被転写材料の受
像層として機能するものである。したがって、樹脂の被
覆層が原紙の両面に形成される場合、樹脂の被覆層の一
方が受像層として機能し、または両面複写用の電子写真
用被転写材料の場合には、被覆層の両面が受像層として
機能する。また、樹脂の被覆層が原紙の片面に形成され
る場合、その樹脂の被覆層が受像層として機能する。し
たがって、上記した顔料等の添加成分は受像層として機
能する樹脂被覆層のみに添加してもよく、両面の樹脂被
覆層に添加してもよい。
【0030】また、受像層の電気抵抗を調整するため
に、受像層として機能する樹脂の被覆層,あるいは受像
層として機能する樹脂の被覆層とその反対面の樹脂の被
覆層の両面に帯電防止剤等の成分を添加してもよい。帯
電防止剤としては、例えば、界面活性剤等が挙げられ
る。界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンイ
ミダゾールスルホン酸塩、ナフタリンスルホン酸塩、カ
ルボン酸スルホンエステル、リン酸エステル、ヘテロ環
アミン類、アンモニウム塩類、ホスホニウム塩類および
ベタイン系両性塩類が挙げられる。
に、受像層として機能する樹脂の被覆層,あるいは受像
層として機能する樹脂の被覆層とその反対面の樹脂の被
覆層の両面に帯電防止剤等の成分を添加してもよい。帯
電防止剤としては、例えば、界面活性剤等が挙げられ
る。界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンイ
ミダゾールスルホン酸塩、ナフタリンスルホン酸塩、カ
ルボン酸スルホンエステル、リン酸エステル、ヘテロ環
アミン類、アンモニウム塩類、ホスホニウム塩類および
ベタイン系両性塩類が挙げられる。
【0031】原紙の両面に樹脂の被覆層が形成される場
合、受像層として機能する樹脂の被覆層の厚みは、好ま
しくは10〜100μm、より好ましくは10〜50μ
mであり、受像層として機能する樹脂の被覆層とは反対
側面の樹脂の被覆層は、好ましくは10〜100μm、
より好ましくは10〜50μmであり、電子写真用被転
写材料のカールを防止する点から両面の被覆層の厚み
は、略同じが望ましい。
合、受像層として機能する樹脂の被覆層の厚みは、好ま
しくは10〜100μm、より好ましくは10〜50μ
mであり、受像層として機能する樹脂の被覆層とは反対
側面の樹脂の被覆層は、好ましくは10〜100μm、
より好ましくは10〜50μmであり、電子写真用被転
写材料のカールを防止する点から両面の被覆層の厚み
は、略同じが望ましい。
【0032】原紙の片面に樹脂の被覆層が形成される場
合、この樹脂の被覆層は受像層として機能する樹脂の被
覆層であり、この樹脂被覆層の厚みは、好ましくは10
〜100μm、より好ましくは10〜50μmである。
本発明において、受像層として機能する樹脂の被覆層中
の顔料の含有量は2重量%〜50重量%、好ましくは5
重量%〜30重量%とするのが好ましい。
合、この樹脂の被覆層は受像層として機能する樹脂の被
覆層であり、この樹脂被覆層の厚みは、好ましくは10
〜100μm、より好ましくは10〜50μmである。
本発明において、受像層として機能する樹脂の被覆層中
の顔料の含有量は2重量%〜50重量%、好ましくは5
重量%〜30重量%とするのが好ましい。
【0033】樹脂の被覆層は、導電性無機粉末を含有す
るポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂組
成物を混練機用押出機、加熱練りロール、バンバリーミ
キサー、ニーダー等を用いて溶融混合した後、その混合
物を粉砕、あるいはペレット化する方法、または押出機
でブレンドした状態で押出して原紙上にラミネートする
方法等がある。本発明において、樹脂の被覆層の最も好
ましい作製方法は、溶融押出しラミネート方法である。
るポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂組
成物を混練機用押出機、加熱練りロール、バンバリーミ
キサー、ニーダー等を用いて溶融混合した後、その混合
物を粉砕、あるいはペレット化する方法、または押出機
でブレンドした状態で押出して原紙上にラミネートする
方法等がある。本発明において、樹脂の被覆層の最も好
ましい作製方法は、溶融押出しラミネート方法である。
【0034】本発明の電子写真用被転写材料を用いて画
像を形成する場合、その手段には、特に制約はないが、
上記した電子写真用被転写材料を用いて多色画像形成を
行う方法の好ましい実施の形態を説明する。中間転写体
を用いたカラー形成方法では、複写動作開始信号により
感光体ドラムに1色目(例えば、イエロー)のトナー像
が作像されるとともに、中間転写体も感光体ドラムの周
速と略同速で動き、感光体ドラムと中間転写体が当接す
る1次転写位置へ移動したトナー像は、1次転写用バイ
アストランスファーロールの芯金に印加された転写用バ
イアス電圧の作用により、中間転写体上に静電的に吸着
され、1次転写の1色目の転写が実行される。このと
き、バイアストランスファーロールの表面の高抵抗薄層
の働きにより、2色目のトナー像(例えば、マゼンタ)
が1次転写へと向かう。
像を形成する場合、その手段には、特に制約はないが、
上記した電子写真用被転写材料を用いて多色画像形成を
行う方法の好ましい実施の形態を説明する。中間転写体
を用いたカラー形成方法では、複写動作開始信号により
感光体ドラムに1色目(例えば、イエロー)のトナー像
が作像されるとともに、中間転写体も感光体ドラムの周
速と略同速で動き、感光体ドラムと中間転写体が当接す
る1次転写位置へ移動したトナー像は、1次転写用バイ
アストランスファーロールの芯金に印加された転写用バ
イアス電圧の作用により、中間転写体上に静電的に吸着
され、1次転写の1色目の転写が実行される。このと
き、バイアストランスファーロールの表面の高抵抗薄層
の働きにより、2色目のトナー像(例えば、マゼンタ)
が1次転写へと向かう。
【0035】1色目と同様にして感光体ドラム上に形成
された2色目のトナー像は2色目用転写バイアス電圧が
芯金に印加され、2色多重転写像が中間転写体上に形成
される。以後、同様に2色目と同様にして、順次3色目
(例えば、シアン)、4色目(例えば、ブラック)の1
次転写が行われ、中間転写体上に4色のトナーによるフ
ルカラー多重転写像が形成される。
された2色目のトナー像は2色目用転写バイアス電圧が
芯金に印加され、2色多重転写像が中間転写体上に形成
される。以後、同様に2色目と同様にして、順次3色目
(例えば、シアン)、4色目(例えば、ブラック)の1
次転写が行われ、中間転写体上に4色のトナーによるフ
ルカラー多重転写像が形成される。
【0036】1次転写が終了した中間転写体上の4色多
重転写像は、2次転写へ移動するのに合わせて電子写真
用被転写材料が2次転写位置に送られるとともに、2次
転写手段のバイアストランスファーロールが中間転写体
に当接する。2次転写部に移動したトナー像と電子写真
用被転写材料は、中間転写体と2次転写用バイアストラ
ンスファーロールの間に挟持され、トナーの帯電極性と
は逆極性の転写用電圧の印加されたバイアストランスフ
ァーロールの作用により、トナー像が電子写真用被転写
材料の受像層上に静電的に吸着され、2次転写が実行さ
れる。2次転写の終了した電子写真用被転写材料は中間
転写体から剥離され、搬送ベルトにより定着装置に送ら
れ、定着が行われる。
重転写像は、2次転写へ移動するのに合わせて電子写真
用被転写材料が2次転写位置に送られるとともに、2次
転写手段のバイアストランスファーロールが中間転写体
に当接する。2次転写部に移動したトナー像と電子写真
用被転写材料は、中間転写体と2次転写用バイアストラ
ンスファーロールの間に挟持され、トナーの帯電極性と
は逆極性の転写用電圧の印加されたバイアストランスフ
ァーロールの作用により、トナー像が電子写真用被転写
材料の受像層上に静電的に吸着され、2次転写が実行さ
れる。2次転写の終了した電子写真用被転写材料は中間
転写体から剥離され、搬送ベルトにより定着装置に送ら
れ、定着が行われる。
【0037】この電子写真方法に使用されるカラートナ
ーは、ポリエステル樹脂からなる結着樹脂、着色剤(染
料、顔料)、荷電制御剤等のトナー形成材料を溶融混練
し、粉砕、分級することにより製造されたものが特に好
ましい。トナー用のポリエステル樹脂としては、モノマ
ーがビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/ビス
フェノールAプロピレンオキサイド付加物/テレフタル
酸/グリセリンからなるポリエステル樹脂、ビスフェノ
ールAプロピレンオキサイド付加物/フタル酸からなる
ポリエステル樹脂、ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド付加物/ドデシルこはく酸/テレフタル酸からなるポ
リエステル樹脂、ビスフェノールAエチレングリコール
付加物/フマル酸/イソプロピレングリコールからなる
ポリエステル樹脂等が挙げられる。
ーは、ポリエステル樹脂からなる結着樹脂、着色剤(染
料、顔料)、荷電制御剤等のトナー形成材料を溶融混練
し、粉砕、分級することにより製造されたものが特に好
ましい。トナー用のポリエステル樹脂としては、モノマ
ーがビスフェノールAエチレンオキサイド付加物/ビス
フェノールAプロピレンオキサイド付加物/テレフタル
酸/グリセリンからなるポリエステル樹脂、ビスフェノ
ールAプロピレンオキサイド付加物/フタル酸からなる
ポリエステル樹脂、ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド付加物/ドデシルこはく酸/テレフタル酸からなるポ
リエステル樹脂、ビスフェノールAエチレングリコール
付加物/フマル酸/イソプロピレングリコールからなる
ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、実施例中「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、実施例中「部」は重量部、「%」は重量%を示す。
【0039】(原紙の作製)木材パルプの混合物(LB
KP/NBSP=2/1)を叩解し、カナディアンフリ
ーネス250ccのパルプスラリーとした。次いでこの
パルプスラリーを水で希釈した後、撹拌しながら、対パ
ルプあたりアニオン性ポリアクリルアミド1.0%(荒
川化学(株)製:ポリストロン195、分子量約110
万)、硫酸アルミニウム1.0%及び、ポリアミドポリ
アミンエピクロルヒドリン0.15%(カイメン55
7:ディックハーキュレス社製商品名)を添加した。更
に、エポキシ化ベヘン酸アミドまたはアルキルケテンダ
イマー0.4%を加えた後、pHが7となるように水酸
化ナトリウム及びカチオン性ポリアクリルアミド0.5
%及び消泡剤0.1%を加えた。上記の如くして調整し
たパルプスラリーを180g/m2 となるように抄造し
た。
KP/NBSP=2/1)を叩解し、カナディアンフリ
ーネス250ccのパルプスラリーとした。次いでこの
パルプスラリーを水で希釈した後、撹拌しながら、対パ
ルプあたりアニオン性ポリアクリルアミド1.0%(荒
川化学(株)製:ポリストロン195、分子量約110
万)、硫酸アルミニウム1.0%及び、ポリアミドポリ
アミンエピクロルヒドリン0.15%(カイメン55
7:ディックハーキュレス社製商品名)を添加した。更
に、エポキシ化ベヘン酸アミドまたはアルキルケテンダ
イマー0.4%を加えた後、pHが7となるように水酸
化ナトリウム及びカチオン性ポリアクリルアミド0.5
%及び消泡剤0.1%を加えた。上記の如くして調整し
たパルプスラリーを180g/m2 となるように抄造し
た。
【0040】このようにして調整した原紙の表面をオー
ブンにて水分約2%とし、次いで、表面サイズ液として
下記の処方の水溶液をサイズプレスし、液の付着量が原
紙の表面(受像層または受像層として機能する面側)で
20g/m2 となるように付着させた。 ポリビニルアルコール : 4.0% 塩化カルシウム : 4.0% 蛍光増白剤 : 0.5% 消泡剤 : 0.005% 得られたサイズ液付着紙の厚みをマシンカレンダーで1
25μmに調整し、原紙とした。
ブンにて水分約2%とし、次いで、表面サイズ液として
下記の処方の水溶液をサイズプレスし、液の付着量が原
紙の表面(受像層または受像層として機能する面側)で
20g/m2 となるように付着させた。 ポリビニルアルコール : 4.0% 塩化カルシウム : 4.0% 蛍光増白剤 : 0.5% 消泡剤 : 0.005% 得られたサイズ液付着紙の厚みをマシンカレンダーで1
25μmに調整し、原紙とした。
【0041】実施例1 原紙の表面を火炎処理した後、原紙の両面に、それぞれ
ルチル形球状酸化チタンの表面をSbでドープしたSn
O2 で被覆した導電性無機粉末ET−600W(石原産
業社製:下記の表1中、粉末Aと示す)を10重量%含
有するポリエチレンテレフタレートを押出機にて溶融
し、Tダイから押し出しラミネートして樹脂の被覆層を
形成して電子写真用被転写材料を作製した。樹脂の被覆
層の層厚は両面ともに25μmである。
ルチル形球状酸化チタンの表面をSbでドープしたSn
O2 で被覆した導電性無機粉末ET−600W(石原産
業社製:下記の表1中、粉末Aと示す)を10重量%含
有するポリエチレンテレフタレートを押出機にて溶融
し、Tダイから押し出しラミネートして樹脂の被覆層を
形成して電子写真用被転写材料を作製した。樹脂の被覆
層の層厚は両面ともに25μmである。
【0042】実施例2 原紙の表面を火炎処理した後、原紙の両面に、それぞれ
ルチル形針状酸化チタンの表面をSbでドープしたSn
O2 で被覆した導電性無機粉末ET−2000(石原産
業社製:下記の表1中、粉末Bと示す)を10重量%含
有するポリエチレンテレフタレートを押出機にて溶融
し、Tダイから押し出しラミネートして樹脂の被覆層を
形成して電子写真用被転写材料を作製した。樹脂の被覆
層の層厚は両面ともに25μmである。
ルチル形針状酸化チタンの表面をSbでドープしたSn
O2 で被覆した導電性無機粉末ET−2000(石原産
業社製:下記の表1中、粉末Bと示す)を10重量%含
有するポリエチレンテレフタレートを押出機にて溶融
し、Tダイから押し出しラミネートして樹脂の被覆層を
形成して電子写真用被転写材料を作製した。樹脂の被覆
層の層厚は両面ともに25μmである。
【0043】実施例3 原紙の表面を火炎処理した後、原紙の両面に、それぞれ
Sbでドープした微細針状のSnO2 の導電性無機粉末
ES−10P(石原産業社製:下記の表1中、粉末Cと
示す)を10重量%含有するポリエチレンテレフタレー
トを押出機にて溶融し、Tダイから押し出しラミネート
して樹脂の被覆層を形成して電子写真用被転写材料を作
製した。樹脂の被覆層の層厚は両面ともに25μmであ
る。
Sbでドープした微細針状のSnO2 の導電性無機粉末
ES−10P(石原産業社製:下記の表1中、粉末Cと
示す)を10重量%含有するポリエチレンテレフタレー
トを押出機にて溶融し、Tダイから押し出しラミネート
して樹脂の被覆層を形成して電子写真用被転写材料を作
製した。樹脂の被覆層の層厚は両面ともに25μmであ
る。
【0044】比較例1 樹脂の被覆層が導電性無機粉末を含有していない他は、
実施例1と同様にして電子写真用被転写材料を作製し
た。
実施例1と同様にして電子写真用被転写材料を作製し
た。
【0045】〔評価方法〕 <画質>各々得られた電子写真用被転写材料を富士ゼロ
ツクス(株)製、カラーレーザープリンター「Colo
r Laser Wind 3310」によってカラー
画像を形成した。これらのカラー画像の画質を目視によ
り評価した。 <体積抵抗>アドバンテスト(株)製、エレクトロメー
ターR−8340Aを使用し、チャンバーはR1270
4Aを使い、サンプルを25℃、50%RH下で2時間
以上調湿し、印加電圧1000Vで3分後のデータを測
定する方法によって樹脂の被覆層の体積抵抗を測定し
た。 <耐温湿度特性>30℃、85%で2時間以上調湿した
サンプルを同環境下においた後、富士ゼロツクス(株)
製、カラーレーザープリンター「Color Lase
r Wind 3310で画像を出して画質を目視によ
り評価した。
ツクス(株)製、カラーレーザープリンター「Colo
r Laser Wind 3310」によってカラー
画像を形成した。これらのカラー画像の画質を目視によ
り評価した。 <体積抵抗>アドバンテスト(株)製、エレクトロメー
ターR−8340Aを使用し、チャンバーはR1270
4Aを使い、サンプルを25℃、50%RH下で2時間
以上調湿し、印加電圧1000Vで3分後のデータを測
定する方法によって樹脂の被覆層の体積抵抗を測定し
た。 <耐温湿度特性>30℃、85%で2時間以上調湿した
サンプルを同環境下においた後、富士ゼロツクス(株)
製、カラーレーザープリンター「Color Lase
r Wind 3310で画像を出して画質を目視によ
り評価した。
【0046】結果を表1に示す。
【表1】
【0047】表1から、本発明の電子写真用被転写材料
では、受像層として機能する樹脂の被覆層を所定の体積
抵抗値に調整できるため、画質に優れており、また、高
温高湿度下においても画質の劣化が少ないことをわか
る。
では、受像層として機能する樹脂の被覆層を所定の体積
抵抗値に調整できるため、画質に優れており、また、高
温高湿度下においても画質の劣化が少ないことをわか
る。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、受像層と
して機能する樹脂の被覆層を所定の体積抵抗値に調整で
きるため、画質に優れており、また、高温高湿度下にお
いても画質の劣化が少ない電子写真用被転写材料を提供
することができる。また、この電子写真用被転写材料を
用いた電子写真方法では、画質に優れ、高温高湿下にお
いても画質に優れた画像を得ることができる。
して機能する樹脂の被覆層を所定の体積抵抗値に調整で
きるため、画質に優れており、また、高温高湿度下にお
いても画質の劣化が少ない電子写真用被転写材料を提供
することができる。また、この電子写真用被転写材料を
用いた電子写真方法では、画質に優れ、高温高湿下にお
いても画質に優れた画像を得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 原紙の両面又は片面に導電性無機粉末を
含有するポリエステル樹脂の被覆層を設けたことを特徴
とする電子写真用被転写材料。 - 【請求項2】 前記被覆層が、導電性無機粉末を含有す
るポリエステル樹脂の溶融押し出しラミネート法により
形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子
写真用被転写材料。 - 【請求項3】 前記被覆層が、導電性無機粉末を含有す
るポリエチレンテレフタレート又はポリエチレンテレフ
タレートを主成分とすることを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の電子写真用被転写材料。 - 【請求項4】 前記導電性無機粉末が、SnO2 を含有
することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の電子写真用被転写材料。 - 【請求項5】 像担持体上に順次形成される各色に対応
する静電潜像を各色のトナーで順次現像し、該現像剤層
を中間転写体に静電的に順次重ねて一次転写し、前記中
間転写体上に多重転写されたカラートナー像をトナーの
帯電極性とは逆極性の転写用電圧が印加されたバイアス
トランスファーロールにより請求項1乃至請求項4に記
載の電子写真用被転写材料に2次転写することを特徴と
する電子写真方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207681A JP2000039735A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 電子写真用被転写材料および電子写真方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10207681A JP2000039735A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 電子写真用被転写材料および電子写真方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000039735A true JP2000039735A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16543822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10207681A Pending JP2000039735A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | 電子写真用被転写材料および電子写真方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000039735A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1443366A2 (en) * | 2003-01-30 | 2004-08-04 | Oji Paper Company Limited | Electrophotographic transfer sheet |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10207681A patent/JP2000039735A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1443366A2 (en) * | 2003-01-30 | 2004-08-04 | Oji Paper Company Limited | Electrophotographic transfer sheet |
EP1443366A3 (en) * | 2003-01-30 | 2005-06-22 | Oji Paper Company Limited | Electrophotographic transfer sheet |
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