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JP2000025531A - 車両用ルーフレール - Google Patents

車両用ルーフレール

Info

Publication number
JP2000025531A
JP2000025531A JP10200100A JP20010098A JP2000025531A JP 2000025531 A JP2000025531 A JP 2000025531A JP 10200100 A JP10200100 A JP 10200100A JP 20010098 A JP20010098 A JP 20010098A JP 2000025531 A JP2000025531 A JP 2000025531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
inner layer
side layer
vehicle roof
roof rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10200100A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuo Shimomura
増男 下村
Shogo Izawa
省吾 井沢
Masahiro Narita
雅浩 成田
Kazuhisa Osada
和久 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP10200100A priority Critical patent/JP2000025531A/ja
Publication of JP2000025531A publication Critical patent/JP2000025531A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より軽量で且つより見栄えが良くしかも高強
度の車両ルーフレールを提供すること。 【解決手段】 中空部15を備え補強材料が混入された
熱可塑性樹脂よりなる内側層13と、内側層13を覆う
ように内側層13の外面に密着し外観品質保持材料が添
加された熱可塑性樹脂よりなる外側層14とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両屋根上に荷物
等を積荷する際に荷物等を車両屋根に保持するために用
いられる車両ルーフレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両ルーフレールとして
は、特開平9−183166号公報及び特開平9−22
6467号公報に示されるものが知られている。
【0003】前者のものは、車両屋根の車両幅方向側縁
に沿って車両前後方向に延び且つ少なくとも両端で車両
屋根に取付けられる中空で且つ樹脂製の車両用ルーフレ
ールである。この車両ルーフレールは、中空部を備えガ
ラス繊維が混入された合成樹脂よりなる単一の層で構成
されたものであって、この単一の層によりルーフレール
としての強度及び外観品質を確保し、軽量で且つ見栄え
が良くしかも高強度の車両ルーフレールとなっていた。
【0004】後者のものは、車両屋根の車両幅方向側縁
に沿って車両前後方向に延び且つ少なくとも両端で車両
屋根に取付けられる中空の車両用ルーフレールである。
この車両ルーフレールは、円筒形状を呈し金属よりなる
内側層とこの内側層の外面に密着し熱可塑性樹脂よりな
る外側層とを有するものであって、内側層によりルーフ
レールとしての強度を確保する共に外側層によりルーフ
レールとしての外観品質を確保し、軽量で且つ見栄えが
良くしかも高強度の車両ルーフレールとなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した前者
の従来の車両ルーフレールであると、混入されたガラス
繊維がルーフレール表面に露出する恐れがり、ルーフレ
ールとしての見栄え向上の点において著しく劣るものと
なる。
【0006】又、後者の従来の車両ルーフレールである
と、内側層が金属であるので、ルーフレールとしての軽
量化の点で著しく劣るものとなる。
【0007】故に、本発明は、より軽量で且つより見栄
えが良くしかも高強度の車両ルーフレールを提供するこ
とを、その技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、中空部を
備え補強材料が混入された熱可塑性樹脂よりなる内側層
と、該内側層を覆うように前記内側層の外面に密着し外
観品質保持材料が添加された熱可塑性樹脂よりなる外側
層とを有した、ことである。
【0009】この技術的手段によれば、内側層によりル
ーフレールとしての剛性が確保され、外側層により補強
材料が混入される内側層が被覆されることでルーフレー
ルとしての外観品質が確保され得る。よって、従来に比
べてより見栄えが良く且つ高強度のルーフレールとなり
得る。又、内側層は、中空部を備え且つ熱可塑性樹脂よ
りなるので、従来に比べてよりルーフレールとしての軽
量化が図り得る。
【0010】より好ましくは、前記内側層を構成する熱
可塑性樹脂と前記外側層を構成する熱可塑性樹脂とを同
一の材料とする、と良い。
【0011】より好ましくは、前記外側層を構成する熱
可塑性樹脂を前記内側層を構成する熱可塑性樹脂より低
い融点の材料とする、と良い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、車両ルー
フレール1は、車両屋根2の車両幅方向側縁に沿って車
両前後方向に延在し、両端及び長手方向中央で車両屋根
に固定されるものである。この車両ルーフレール1は、
棒状の本体部11a及び本体部11aの両端に夫々屈曲
形成された対の取付脚部11b、11cを一体に備えた
レール本体11と、このレール本体11の本体部11a
にボルト等(図示せず)で固定されるレール取付脚12
とから構成されている。このように構成された車両ルー
フレール1は、レール本体11aの取付脚部11b、1
1c及びレール取付脚12により車両屋根2にボルト等
で固定される。
【0013】図2及び図3に示されるように、レール本
体11は、中空で且つ合成樹脂製のものであって、内側
層13及び外側層14から構成されている。外側層14
は、外観品質保持材料としての紫外線吸収剤や酸化防止
剤等またタルク等無機フィラー等が添加された熱可塑性
樹脂(特に限定されないが、例えば、6ナイロン(PA
6)や66ナイロン(PA66)等のポリアミド樹脂、
ポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT)、ポリプロ
ピレン樹脂(PP)等)よりなるものである。内側層1
3は、補強材料としてのガラス繊維(GF)等(特に繊
維状である必要はなくリン片状やフレーク状やテトラポ
ット状等様々形状のものが適用される)が混入された熱
可塑性樹脂(特に限定されないが、リサイクル性や外側
層14との密着性を考慮して外側層14と同一のものが
望ましく、しかし、必ずしも同一である必要はない)よ
りなるものである。内側層13は、レール本体11の略
全域に渡る中空部15を備えており、外側層14は、そ
の内面14aで内側層13の外面13aと密着して内側
層13を被覆しており、外面14bがルーフレールとし
ての外観となっている。
【0014】このように構成されたレール本体11は、
以下のように成形される。
【0015】先ず、型内に外側層14をなす熱可塑性樹
脂をノズルで注入し、続いて、内側層13をなす熱可塑
性樹脂をノズルで型内において外側層14をなす熱可塑
性樹脂内に注入する(いわゆるサンドイッチ成形)。そ
して、最後に、ガスをノズルで型内において内側層13
を成す熱可塑性樹脂内に注入する(いわゆるガスインジ
ェクション成形)。これにより、中空部15を備えた内
側層13及び外側層14より構成されたレール本体11
に成形される。
【0016】本発明に基づく実施の形態と比較例との試
験結果を図4に示す。
【0017】実施の形態1及び実施の形態2は、内側層
13と外側層14とを同一の熱可塑性樹脂よりなしたも
ので、実施の形態1は、外側層14を66ナイロン、内
側層13をガラス繊維が55パーセント混入された66
ナイロンより夫々なしており、実施の形態2は、外側層
14を66ナイロン、内側部材13をガラス繊維が30
パーセント混入された66ナイロンより夫々なしてい
る。実施の形態3は、内側層13と外側層14とを異な
る熱可塑性樹脂よりなしたもので、外側層14を6ナイ
ロン、内側層13をガラス繊維が30パーセント混入さ
れた66ナイロンより夫々なしている。比較例1は、外
側層14を6ナイロン、内側層13をガラス繊維等の補
強材料が混入されていない66ナイロンより夫々なして
いる。比較例2は、外側層14を6ナイロン、内側層1
3をガラス繊維が30パーセント混入されたナイロン6
6より夫々なしているが、内側層13は、あらかじめ筒
状とされたパイプ材で構成されている。比較例3は、ガ
ラス繊維が55パーセント混入された66ナイロンのみ
でなり、レール本体11が単一の熱可塑性樹脂で中空部
を持たない中実に構成されている。
【0018】尚、図4中、剥離強度は、内側層13と外
側層14とが剥離に至るまでの冷熱試験サイクル数で、
冷熱試験は、−30度で2時間経過した後90度で2時
間経過させる工程を1サイクルとしている。又、破壊荷
重は、レール本体11の本体部11aと取付脚部11
b,11cとの連結部付近が破壊に至る荷重である。製
品重量は、レール本体11の総重量である。
【0019】図4からわかるように、実施の形態1及び
2は、内側層13と外側層14とが同一の熱可塑性樹脂
よりなるものであるので、相溶性があることで内側層1
3と外側層14とは強固に密着し、比較例1、2に比べ
て剥離強度が大幅に向上する。又、実施の形態3は、外
側層14が6ナイロンよりなり、内側層13より融点が
低いので、内側層13の成形時において外側層14が半
溶融状態となり内側層13のガラス繊維が外側層14に
食い込み、いわゆるアンカー効果で、実施の形態1、2
と略同等な剥離強度となる。
【0020】実施の形態1、2及び3の内側層13は、
ガラス繊維が混入された66ナイロンよりなるので、比
較例1に比べて破壊荷重が大幅に向上し、ルーフレール
としての強度が大幅に向上する。
【0021】実施の形態1、2及び3の内側層13は、
中空部15を備え且つ66ナイロンよりなるので、比較
例3に比べて重量が軽く、ルーフレールとしての軽量化
が図られる。
【0022】尚、実施の形態1、2において、外側層1
4をなす66ナイロンの分子量を内側層13をなす66
ナイロンの分子量より小さくして外側層14の融点を内
側層13より低くすることで、実施の形態3と同様なア
ンカー効果が期待できる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、車両ルーフレールを、
夫々が熱可塑性樹脂よりなる内側層及び外側層の2層構
造とし、更に、内側層を中空部を備えたものとすると共
に補強材料が混入された熱可塑性樹脂よりなるものとし
たので、従来に比べてより高強度で且つ見栄えがよく、
しかも、従来に比べてより軽量な車両ルーフレールとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両ルーフレールを搭載した車両
の正面図である。
【図2】本発明に係る車両ルーフレールのレール本体の
正面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係る車両ルーフレールの実施の形態と
比較例の試験結果を示す表である。
【符号の説明】
1 車両ルーフレール 11 レール本体 12 取付脚 13 内側層 14 外側層 15 中空部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 和久 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 Fターム(参考) 3D020 AA01 AB01 AC01 AD01 AD13 AD26 4F100 AG00H AK01A AK01B AK46 BA02 BA26 CA23A DA11 DG01H GB32 JA04A JA04B JK01 JL03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両屋根の車両幅方向側縁に沿って車両
    前後方向に延び且つ少なくとも両端で前記車両屋根に取
    付けられる中空で且つ合成樹脂製の車両用ルーフレール
    において、中空部を備え補強材料が混入された熱可塑性
    樹脂よりなる内側層と、該内側層を覆うように前記内側
    層の外面に密着し外観品質保持材料が添加された熱可塑
    性樹脂よりなる外側層とを有する車両用ルーフレール。
  2. 【請求項2】 前記内側層を構成する熱可塑性樹脂と前
    記外側層を構成する熱可塑性樹脂とが同一の材料であ
    る、請求項1記載の車両用ルーフレール。
  3. 【請求項3】 前記外側層を構成する熱可塑性樹脂が前
    記内側層を構成する熱可塑性樹脂より低い融点の材料で
    ある、請求項1記載の車両用ルーフレール。
JP10200100A 1998-07-15 1998-07-15 車両用ルーフレール Pending JP2000025531A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007034856A1 (ja) * 2005-09-22 2007-03-29 Mitsubishi Plastics, Inc. 多孔積層体の製造方法および多孔積層体
KR20150085577A (ko) * 2014-01-16 2015-07-24 (주)엘지하우시스 복합소재 일체형 루프랙
JP2016210398A (ja) * 2015-04-28 2016-12-15 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company 車両用連続繊維複合素材のルーフラック
CN111994006A (zh) * 2019-05-27 2020-11-27 现代自动车株式会社 车顶行李架以及包括该车顶行李架的车辆
CN111994007A (zh) * 2019-05-27 2020-11-27 现代自动车株式会社 制造车顶行李架的方法及通过该方法制造的车顶行李架
CN111994009A (zh) * 2019-05-27 2020-11-27 现代自动车株式会社 车顶行李架以及包括该车顶行李架的车辆

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