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JP2000008874A - 2サイクル3気筒エンジン - Google Patents

2サイクル3気筒エンジン

Info

Publication number
JP2000008874A
JP2000008874A JP10172888A JP17288898A JP2000008874A JP 2000008874 A JP2000008874 A JP 2000008874A JP 10172888 A JP10172888 A JP 10172888A JP 17288898 A JP17288898 A JP 17288898A JP 2000008874 A JP2000008874 A JP 2000008874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
exhaust
cylinders
engine
cycle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10172888A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyomori Asano
潔盛 浅野
Hiroyuki Okada
弘之 岡田
Hitoshi Kato
仁 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP10172888A priority Critical patent/JP2000008874A/ja
Priority to US09/337,141 priority patent/US6415747B1/en
Priority to CA002275851A priority patent/CA2275851A1/en
Publication of JP2000008874A publication Critical patent/JP2000008874A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
    • F02B2075/1804Number of cylinders
    • F02B2075/1812Number of cylinders three

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気系の軽量化とコンパクト化を図りつつ
も、高出力及び低燃費を実現することができる2サイク
ル3気筒エンジンを提供すること 【構成】 各気筒の排気系に連なる計3つの排気管13
aを1つに集合して成る2サイクル3気筒エンジン3に
おいて、少なくとも2つの気筒(#1,#3気筒)を同
時点火とする。本発明によれば、少なくとも2つの気筒
(#1,#3気筒)を同時点火としたため、気筒毎の位
相のずれた排気反射波の干渉が防がれ、排気反射波を有
効に利用して給気比とトラップ効率を高め、排気系の軽
量化とコンパクト化を図りつつも、高出力及び低燃費を
実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各気筒の排気系に
連なる計3つの排気管を1つに集合して成る2サイクル
3気筒エンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば小型雪上車には、大排気量にも拘
らず異常燃焼に対して有利なシリンダボア径を選択する
ことができる2サイクル3気筒エンジンが搭載されるこ
とが多いが、1サイクルが360°(クランク角)であ
る2サイクル3気筒エンジンにおいては、各気筒間の点
火間隔を等間隔(120°間隔)とするととも、各気筒
の排気系には各々独立の計3つの排気管を接続して排気
ガスの脈動反射波を利用して給気比及びトラップ効率の
向上を図っていた。
【0003】ところが、配置スペースに制約を伴う小型
雪上車にあっては、エンジンの各気筒の排気系に各々独
立の計3つの排気管を接続する構成を採用すると、排気
管の配置スペースの確保に苦慮する。
【0004】そこで、各気筒の排気系に連なる計3つの
排気管を1つに集合することによって排気系の軽量化及
びコンパクト化を図ることが提案される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、各気筒間の
点火間隔が等間隔(120°)間隔である従来の2サイ
クル3気筒エンジンにおいて前述のように3つの排気管
を1つに集合する構成を採用すると、気筒毎の排気反射
波が相互に干渉し合って給気比及びトラップ効率が低下
し、出力の大幅な低下と燃費の悪化を招くという問題が
発生する。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、排気系の軽量化とコンパクト
化を図りつつも、高出力及び低燃費を実現することがで
きる2サイクル3気筒エンジンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、各気筒の排気系に連なる計
3つの排気管を1つに集合して成る2サイクル3気筒エ
ンジンにおいて、少なくとも2つの気筒を同時点火とし
たことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、2つの気筒と他の1つの気筒との点火間隔
をクランク角で180°としたことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、全ての気筒を同時点火としたことを特徴と
する。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、少なくとも1つの気筒にデコン
プ装置を設けたことを特徴とする。
【0011】従って、請求項1〜3記載の発明によれ
ば、少なくとも2つの気筒を同時点火としたため、気筒
毎の位相のずれた排気反射波の干渉が防がれ、排気反射
波を有効に利用して給気比とトラップ効率を高め、排気
系の軽量化とコンパクト化を図りつつも、高出力及び低
燃費を実現することができる。
【0012】又、請求項4記載の発明によれば、複数の
気筒が同時に圧縮行程に移行する3気筒エンジンの1つ
の気筒にデコンプ装置を設けて始動時の圧縮圧力を低減
するようにしたため、従来のエンジンと同等の高い始動
性を確保することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明に係る2サイクル3気筒エン
ジンを搭載して成る小型雪上車の側面図、図2は同小型
雪上車のエンジン部分を示す部分側面図、図3は同部分
平面図、図4は本発明に係る2サイクル3気筒エンジン
のクランク軸の断面図、図5は図4のA−A線断面図で
ある。
【0015】図1に示す小型雪上車1は車体前部のボン
ネット2内に配されたエンジン3(図2及び図3参照)
によって車体後部に配されたトラックベルト4を駆動し
て雪上を走行するものであって、車体前部は左右一対の
スキー5によって支持されている。尚、スキー5はハン
ドル6のステアリング操作によって左右に操舵され、こ
れによって当該小型雪上車1が所定の方向に旋回せしめ
られる。又、ハンドル6の後方の車体後部にはシート7
が配設されている。
【0016】ところで、前記エンジン3は2サイクル3
気筒エンジンであって、これは複数の不図示のマウント
ラバーによって弾性支持され、図3に示すように、その
幅方向に並設された3つの気筒の頂部には点火プラグ8
がそれぞれ取り付けられており、エンジン3の右側方
(車体前方に向かって右側方)には排気サイレンサー9
が配設されている。
【0017】又、図3に示すように、上記エンジン3の
後方には矩形ボックス状の吸気ボックス10が配設され
ており、該吸気ボックス10の前面から車体前方に向か
って導出する3本の吸気管11はエンジン3の各気筒の
吸気系にそれぞれ接続されており、各吸気管11の途中
にはキャブレタ12が各々接続されている。
【0018】他方、エンジン3の各気筒の排気系には3
本の排気管13aがそれぞれ接続されており、これら3
本の排気管13aは1本に集合して排気マニホールド1
3を構成している。そして、排気マニホールド13には
1本の排気管14が接続されており、この排気管14は
排気マニホールド13から車体前方に延びた後、U字状
に折り曲げられて車体後方に向かって延設されて前記排
気サイレンサー9の内側部に接続されている。
【0019】ところで、図1に示すように、前記トラッ
クベルト4は不図示の駆動輪と従動輪15及び複数のア
イドラホイール16に巻装されており、エンジン3の回
転動力が不図示のVベルト式自動変速機等を含む動力伝
達系を経て駆動輪に伝達されて該駆動輪が回転駆動され
ることによってトラックベルト4が所定の速度で回転駆
動され、このトラックベルト4の回転によって小型雪上
車1が雪上を所定の速度で走行する。
【0020】ここで、本発明に係る前記2サイクル3気
筒エンジン3について説明する。
【0021】本実施の形態に係る2サイクル3気筒エン
ジン3においては前述のように3つの気筒が横方向に並
設されているが、これらの気筒に左から番号#1,#
2,#3を付した場合、点火プラグ8による点火タイミ
ングにおいて両端の#1,#3気筒については同時点火
され、これらの#1,#3気筒と中央の#2気筒との点
火間隔はクランク角で180°に設定されている。つま
り、両端の#1,#3気筒については不図示のピストン
は同時に運動し、中央の#2気筒についてはピストンは
両端の#1,#3気筒のピストンに対して180°(ク
ランク角)の位相差をもって運動する。
【0022】即ち、図4及び図5に示すように、エンジ
ン3のクランク軸17の軸方向には#1,#2,#3気
筒についてそれぞれクランクウェブ17a−1,17a
−2,17a−3が形成されており、各クランクウェブ
17a−1〜17a−3にはクランクピン17b−1,
17b−2,17b−3を介してコンロッド18の大端
部がそれぞれ連結されている。尚、各コンロッド18の
小端部には、各気筒のシリンダ内を摺動する不図示のピ
ストンがピストンピンを介して連結されている。
【0023】而して、図5に示すように、両端の#1,
#3気筒のクランクピン17b−1,17b−3と中央
の#2気筒のクランクピン17b−2は180°(クラ
ンク角)だけの位相差をもって相対向する位置に設けら
れており、両端の#1,#3気筒のピストンが上死点に
あるときには中央の#2気筒のピストンは下死点にあ
り、逆に両端の#1,#3気筒のピストンが下死点にあ
るときには中央の#2気筒のピストンは上死点にある。
【0024】従って、両端の#1,#3気筒の点火(爆
発)と中央の#2気筒の点火(爆発)がクランク角で1
80°の周期で交互に繰り返され、両端の#1,#3気
筒の排気行程と中央の#2気筒の排気行程もクランク角
で180°の周期で交互に繰り返されることとなる。
【0025】ところで、各気筒間の点火間隔を等間隔
(120°間隔)とした従来の2サイクル3気筒エンジ
ンにおいては、各気筒での排気行程は120°間隔で交
互に繰り返されるため、3つの排気管を1つに集合する
構成を採用すると、前述のように気筒毎の排気反射波が
相互に干渉し合って給気比及びトラップ効率が低下し、
出力の大幅な低下と燃費の悪化を招くという問題が発生
する。
【0026】これに対して、本実施の形態に係る2サイ
クル3気筒エンジン3では、両端の#1,#3気筒の排
気行程と中央の#2気筒の排気行程はクランク角で18
0°の周期で交互に繰り返され、この周期は従来のエン
ジンの周期(120°周期)よりも大きいために両端の
#1,#3気筒の排気行程における排気反射波と中央の
#2気筒の排気行程における排気反射波との干渉が防が
れ、各気筒について排気反射波を有効に利用して給気比
とトラップ効率を高め、高出力と低燃費を実現すること
ができる。そして、本実施の形態においては、エンジン
3の各気筒の排気系に接続された3本の排気管13aは
1本に集合して排気マニホールド13を構成し、この排
気マニホールド13に1本の排気管14を接続する構成
が採用されているため、排気系の軽量化とコンパクト化
を図りつつ、エンジン3の高出力と低燃費を実現するこ
とができる。
【0027】ところで、図示しないが、本実施の形態に
係るエンジン3においては、同時に圧縮行程に移行する
両端の#1,#3気筒の少なくとも一方にデコンプ装置
を設けて始動時の圧縮圧力を低減するようにしたため、
従来のエンジンと同等の高い始動性を確保することがで
きる。
【0028】尚、2サイクル3気筒エンジンにおいて全
ての気筒を同時点火するよう構成すれば、気筒毎の位相
のずれた排気反射波の干渉が更に確実に防がれ、排気反
射波を有効に利用して給気比とトラップ効率を高め、排
気系の軽量化とコンパクト化を図りつつも、高出力及び
低燃費を実現することができる。そして、この場合も少
なくとも1つの気筒にデコンプ装置を設けて始動時の圧
縮圧力を低減するようにすれば、従来のエンジンと同等
の高い始動性を確保することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
〜3記載の発明によれば、少なくとも2つの気筒を同時
点火としたため、気筒毎の位相のずれた排気反射波の干
渉が防がれ、排気反射波を有効に利用して給気比とトラ
ップ効率を高め、排気系の軽量化とコンパクト化を図り
つつも、高出力及び低燃費を実現することができるとい
う効果が得られる。
【0030】又、請求項4記載の発明によれば、複数の
気筒が同時に圧縮行程に移行する3気筒エンジンの1つ
の気筒にデコンプ装置を設けて圧縮圧力を低減するよう
にしたため、従来のエンジンと同等の高い始動性を確保
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2サイクル3気筒エンジンを搭載
して成る小型雪上車の側面図である。
【図2】本発明に係る2サイクル3気筒エンジンを搭載
して成る小型雪上車のエンジン部分を示す部分側面図で
ある。
【図3】本発明に係る2サイクル3気筒エンジンを搭載
して成る小型雪上車のエンジン部分を示す部分平面図で
ある。
【図4】本発明に係る2サイクル3気筒エンジンのクラ
ンク軸の断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 雪上車 3 2サイクル3気筒エンジン 8 点火プラグ 9 排気サイレンサー 13 排気マニホールド 13a 排気管

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒の排気系に連なる計3つの排気管
    を1つに集合して成る2サイクル3気筒エンジンにおい
    て、 少なくとも2つの気筒を同時点火としたことを特徴とす
    る2サイクル3気筒エンジン。
  2. 【請求項2】 2つの気筒と他の1つの気筒との点火間
    隔をクランク角で180°としたことを特徴とする請求
    項1記載の2サイクル3気筒エンジン。
  3. 【請求項3】 全ての気筒を同時点火としたことを特徴
    とする請求項1記載の2サイクル3気筒エンジン。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの気筒にデコンプ装置を
    設けたことを特徴とする請求項1,2又は3記載の2サ
    イクル3気筒エンジン。
JP10172888A 1998-06-19 1998-06-19 2サイクル3気筒エンジン Pending JP2000008874A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10172888A JP2000008874A (ja) 1998-06-19 1998-06-19 2サイクル3気筒エンジン
US09/337,141 US6415747B1 (en) 1998-06-19 1999-06-21 Two stroke, multiple cylinder engine for small vehicle
CA002275851A CA2275851A1 (en) 1998-06-19 1999-06-21 Two stroke, multiple cylinder engine for small vehicle

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JP2000008874A true JP2000008874A (ja) 2000-01-11

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