(コラム32回)
陰謀論って一体なんだ!?
出典:例文.info
さて、これで4人全員揃ったかな。それじゃあ、そろそろ今回もコラムを始めようか。
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はい、よろしくお願いしまーす!
久々にみなさんとお会いできて、わたしも嬉しいですぅ!
にゃはっ!みんなよろしくだにゃ!
はい、よろしくお願いしますっ!
今回も例によって、ちょっとディープな内容になるかと思うけど…みんなは、「陰謀論」という言葉を聞いたことがあるかな?
い、陰謀論?
何だか聞いたことはあるけど、その意味を聞かれると、何となく分かるような、分からないような…。
う~…個人的には、あんまりいい印象はない言葉ですねぇ。
っていうか、陰謀って、そもそも一体なんなのでしょうかぁ?
陰謀というのは、本来、為政者や権力者同士などによる争いや戦いの中で、敵の目を欺くための「策動」や「計画」を密かに立てることといった意味合いがあります。
しかし、「陰謀論」という言葉となりますと、いささか「本来の意味」とは異なった使い方をしているような感じがしますね…。
りのクンの言う通り、陰謀というのは、「信長の陰謀」「明智光秀の陰謀」「薩長による倒幕の陰謀」などといった感じで、権力者同士の戦いや下克上を狙う中などにおいて、「その戦いの勝利」などの「特定の目的」を達成させるために、相手を欺き、陥れるために密かに立てられる計画・策動のことなどを言う。
しかし、「陰謀論」という、陰謀という言葉に「論」がついてしまうと、何故か「全く異なった意味合い」に変わってしまい、これが近年ネット上で頻繁に飛び交っている様子なんだ。
私も今ひとつ確固たることは言えませんが、陰謀論というのは、ネット上では「ありもしないことをあると主張する”妄想”」「実態がないことをそれらしく論じる”虚妄”」といった意味合いになっているようですね。
ええっ!?
陰謀は「実際にあったこと」なのに、陰謀論は「実際にはなかったことをあったとすること」になってしまうんですかぁ!?
にゃにゃっ!?
にゃんだか早速意味が分かんなくなって来たし、にゃこはすでにチンプンカンプンだにゃあ!
とにかく、今や、「陰謀論」「陰謀論者」と揶揄したりするのは、主に、その説やその人をバカにし、「ただの妄想や幻想」といった”レッテル貼り”をおこなう際に用いられる言葉になっているようだけど、果たして、この言葉のルーツは一体どこにあるのか?
今回はまず、それを紐解いてみることにしよう。
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「陰謀論(コンスピラシー・セオリー)」のルーツは、ケネディ暗殺事件の真相追及を妨害するためにCIAが考案したもの
近年の日本のネット上でしきりに飛び交う「陰謀論」という言葉のルーツを辿ると、1963年に発生したケネディ米大統領暗殺事件にまでさかのぼることとなる。
事件発生当時、様々な推測や説を唱えながら、この事件の真相やケネディ暗殺の真犯人を追いかけようとした人が多くいたんだけど、この事件の真相をどうにか知られたくないCIAが、「コンスピラシー・セオリー(陰謀論)」という言葉を考案し、これをマスコミなどを通じて積極的に流布。真犯人として「CIAの可能性」を提唱している識者らに対し、「ありもしないことを妄想し、でっち上げる愚かな人々」としてレッテル貼りを行なう一大キャンペーンを行なった。
結果として、この世論誘導は大きく成功したとされており、事件当時から長い年月がたった現在でも、↓下記のように、大手メディアがケネディ暗殺事件に関して「陰謀論」という言葉を用いて、CIA犯人説を支持している人々を揶揄しているよ。
ケネディ暗殺にCIAが関与? 根拠ない陰謀論、フランス人の約8割が信じる
【1月10日 AFP】ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元米大統領暗殺には米中央情報局(CIA)が関与していた──。フランスで行われた世論調査で、回答者の約8割がこのような有名な陰謀論を信じていることが明らかとなった。
仏調査会社Ifopが、シンクタンクのファウンデーション・ジャン・ジョレス(FJJ)と監視団体コンスピラシー・ウオッチ(Conspiracy Watch)の委託を受けて1200人を対象に調査を実施。7日に公表された結果によると、フランス人の多くが根拠のない俗説を信じていることがわかったという。
公表結果によると、ケネディ氏の暗殺にCIAが関与していたとする陰謀論を信じている人は54%に上り、月面着陸は米国のねつ造という説を信じている人も16%いた。
また、欧米の情報機関が国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」を背後で操っているという説を信じている人は31%、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)が実験室で生み出され、アフリカで人体実験が行われたという説を信じている人も32%いた。
さらに、地球は平面なのかもしれないと考えている人は10%、ここ1万年の間に神が生命を創造したと信じる人も18%いた。
十数の俗説に関する調査を行った結果、フランス人の79%が少なくともこれらのうち一つを信じていることが判明したという。
このように、いまだに大手のマスメディアは、当時の手法を継承しているようですが、その大元であるCIAは1996年に、過去に作成された機密文書の一部を公開。
その中の一つにおいて、ケネディ暗殺事件の際に、CIAが「コンスピラシー・セオリー(陰謀論)」という言葉を考案し、これを流布させていくことが委員会で決定されたことを記している内部文書の存在を公表しています。
↓1996年に公開された、「コンスピラシー・セオリー」について触れている1967年当時のCIAの機密文書(画像クリックでリンク先の拡大画像へ)。
出典:ia800804.us.archive.org
つまり、真相究明者に対して「陰謀論者」と嘲笑する世論工作を行なっていたことを、すでに96年の時点でCIA自ら認めているにもかかわらず、なんと20年近く経過した現在でも、ケネディ暗殺の”CIA説”を支持している人々を「陰謀論者」とバカにする世論工作を、大手メディアが行なっているということだ。
ちなみに、上記で紹介したAFPの記事は、「CIA犯人説を支持する人」を、「地球は平面だと信じている人」や「神が生命を創造したと信じている人」などと同列に扱うことで、より、「知能の弱い人」「迷信や妄想を信じがちな人」という印象を与えようとしているね。
にゃにゃあ!!
陰謀論って、想像してたよりもずっと闇が深そうだにゃっ!
しかも、CIA本体が陰謀論の世論工作を認めちゃってるにゃんて…!
これは…かなりおかしな事態になってますねぇ…!
とにかく、「陰謀論」って言葉、かなり色々な裏がありそうなのは間違いないですぅ!
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欧米では、すでに「陰謀論」のレッテル貼りの手口は通用しなくなってきている
以前より、1%の巨大資本勢力の配下にある、軍産複合体や国際銀行家による戦争や経済崩壊、その他の多くの国家的危機や事件、様々な紛争の裏には、当然のごとく、多くの陰謀や策動が存在してきたけど、CIAをはじめとした「1%の世界支配層」の利益の為に活動している国際的な工作勢力は、一般市民にその内情や真相を知られないよう、様々な情報工作を行なってきたことは、すでにこのサイトの読者であれば理解しているかと思う。
すでにCIAもこうした「種明かし」をしている中で、欧米の人々はすでに、巨大資本家が様々な情報工作を行ないながら、一般庶民を騙し、操ろうとしている現状はおおよそ把握しており、彼らの多くは大手のマスコミもほとんど信用せず、逆に、マスメディアや社会強者が「陰謀論者」などと嘲笑する識者やジャーナリストらこそに注目し、注意深く真相を究明しようとする人々が増えてきているようだ。
ところが、現在の日本では、「右翼左翼」の世論誘導と同じように、「陰謀論」「陰謀論者」のレッテル貼りの手法がある程度通用している状況であり、欧米の人々にとってはごく身近に存在している「ロスチャイルド」や「ロックフェラー」すらも、いまだに「そんなの存在しない」「出た、陰謀論者」「ただの思い込みの虚妄だ」とあざ笑い、自ら思考を停止してしまう人々が多くいるのが現状だ。
まあ、たしかに、「我こそが真実を語る者」と自称しつつ、おおよそ論理的ではなく、あまりに話が飛躍しすぎて、あっちの世界に行ってしまっているような人もちらほら見られるけど…こういう人々と、論理的に世界の裏側にスポットを当て、説得力のある推測や謎解きを試みている人たちを全て一絡げにして、「陰謀論者」「こんな妄想ばかりを主張する人間を信じるな」という世論誘導がしきりに行なわれていることは確かだろう。
私もこのサイトを通じて、「右翼左翼」のレッテル貼りの世論工作が社会で横行してて、これが、物事の本質からかけ離れた次元で弱者同士を争わせて分断させる手法であることを知ったけど…この「陰謀論」ていう言葉も、私たちにこの言葉や誘導的な思考を流布させることで、物事の本質から私たちを逸らせようとする狙いがあるってことなのねっ!
詰まるところは、全ては外的な誘導や情報に惑わされず、自分自身の思考力を活性化させ、多くのことを考え、判断すること
本当に、この世界を支配している1%の人々は、色々な手口を発明して、私たちがどうにか賢くならないように妨害や誘導を行なっているんですねぇ。
「陰謀論」って、本当に不気味でなんだか怖い言葉ですし、私は極力こんな言葉使いたくないですぅ。
重要なのは、「”陰謀論”としきりにレッテル貼りをしている人は、全てインチキだ!」「陰謀論者と叩かれているから、この人の言っていることは全て信じよう」となるのではなく、陰謀論という言葉の性質やルーツを理解した上で、ネット上に存在している、真相を究明しようとしている人々や、多く飛び交っている様々な情報を自分自身の目と感性で分析し、自らの思考回路のフィルターにかけた上で、雑多な情報を丁寧に取捨選択していくことだ。
何でも両極端に”白黒”で分けてしまうことは、考える必要があまりない分、ある意味楽ちんかもしれない。
しかし、これを繰り返してしまうと、それこそ思考停止の道を辿り、権力側が日々生み出し続けている様々な世論誘導や洗脳にいつまでも引っかかったままだし、これは、いわば半永久的に1%の資本家層から財産や生命を搾取され続けることを意味するからね。
今回は、「陰謀論」という言葉にスポットを当ててみたけど、この他にも、”彼ら”が生み出した多くのトラップや騙しが横行しているし、これらの多くの誘導や洗脳から完全に脱却するには並大抵のことではないので、今後も少しずつ知識を得ながら、現在の殺伐とした社会の中で生き残っていくための術を得ていこう。
それじゃあ、今日のコラムはここまで。
みんな、気をつけておうちに帰るように!
今回も私自身、多くの気づきを得ることが出来ましたし、とても勉強になりました!
にゃこも、お陰で最初はチンプンカンプンだった「陰謀論」の謎がほとんど解けたにゃ!
これでにゃこも、また一つ大人になれたにゃあ~♪
まだまだ、この世の中は一筋縄ではいかないものですぅ~!
これからも、日々勉強あるのみですねぇ。
何はともあれ、今日もとってもためになったわ!
管理人さん、どうもありがとうっ!
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