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WO2023140124A1 - センサ装置 - Google Patents

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WO2023140124A1
WO2023140124A1 PCT/JP2023/000182 JP2023000182W WO2023140124A1 WO 2023140124 A1 WO2023140124 A1 WO 2023140124A1 JP 2023000182 W JP2023000182 W JP 2023000182W WO 2023140124 A1 WO2023140124 A1 WO 2023140124A1
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WO
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bent
sensor device
wire
electric wire
receiving
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PCT/JP2023/000182
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Inventor
元寿 寺坂
利成 小林
萌 山尾
浩行 小谷野
裕信 山本
Original Assignee
住友電装株式会社
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Publication date
Application filed by 住友電装株式会社 filed Critical 住友電装株式会社
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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    • B29C45/14Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01DMEASURING NOT SPECIALLY ADAPTED FOR A SPECIFIC VARIABLE; ARRANGEMENTS FOR MEASURING TWO OR MORE VARIABLES NOT COVERED IN A SINGLE OTHER SUBCLASS; TARIFF METERING APPARATUS; MEASURING OR TESTING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01D11/00Component parts of measuring arrangements not specially adapted for a specific variable
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/14Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for joining or terminating cables
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G15/00Cable fittings
    • H02G15/02Cable terminations

Definitions

  • the bent lead-out portion 38 is bent and drawn out toward the receiving portion 54 side at the through-hole 52h and the portion exiting from the through-hole 52h. Therefore, the receiving surface 54f can receive at least part of the bent and drawn portion 38 from the inner peripheral side of the bent and drawn portion 38 .
  • the portion of the electric wire 30 opposite to the sensor element 12 is pushed toward the sensor element 12 or pulled while being bent. Then, the portion of the bent lead portion 38 protruding from the through hole 52h is pushed toward the receiving surface 54f.
  • the inner peripheral side portion of the bent/drawn portion 38 is pressed against the receiving surface 54f, and the bent/drawn portion 38 is positioned at a stable position.

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

電線の曲げ引出し部を外側樹脂成形部によってより確実に覆った状態にできるようにすることを目的とする。センサ素子を含む内部部品と、内部部品から延出する電線と、内部部品の少なくとも一部を覆う部品覆い部と、電線のうち内部部品から延出する部分を覆う電線覆い部とを有する外側樹脂成形部と、電線覆い部を囲む囲い部と、囲い部から外方に突出する固定部とを有するブラケットと、を備え、記電線が、電線覆い部内で曲がる箇所から電線覆い部から引出される箇所までの曲げ引出部を有し、ブラケットが、電線覆い部内で、曲げ引出部の外周の少なくとも一部を受止める受面を有する受止部を備える。

Description

センサ装置
 本開示は、センサ装置に関する。
 特許文献1は、内部部品と、一次成形部と、二次成形部とを備える複合成形部品を開示している。この複合成形部品では、ネジ止部も、二次成形部に一体的に形成されている。内部部品から延出する電線は、一次成形部及び二次成形部内を通って外部に引出される。
特開2021-146663号公報
 電線が二次成形部内で曲げた状態に保たれることが考えられる。この場合において、二次成形部によって曲げ部分をより確実に覆った状態にできることが望まれている。
 そこで、本開示は、電線の曲げ引出し部を外側樹脂成形部によってより確実に覆った状態にできるようにすることを目的とする。
 本開示のセンサ装置は、センサ素子を含む内部部品と、前記内部部品から延出する電線と、前記内部部品の少なくとも一部を覆う部品覆い部と、前記電線のうち前記内部部品から延出する部分を覆う電線覆い部とを有する外側樹脂成形部と、前記電線覆い部を囲む囲い部と、前記囲い部から外方に突出する固定部とを有するブラケットと、を備え、前記電線が、前記電線覆い部内で曲がる箇所から前記電線覆い部から引出される箇所までの曲げ引出部を有し、前記ブラケットが、前記電線覆い部内で、前記曲げ引出部の外周の少なくとも一部を受止める受面を有する受止部を備える、センサ装置である。
 本開示によれば、電線の曲げ引出し部を外側樹脂成形部によってより確実に覆った状態にすることができる。
図1は実施形態に係るセンサ装置を示す斜視図である。 図2はセンサ装置のブラケットを示す斜視図である。 図3は図1のIII-III線断面図である。 図4は図1のIV-IV線断面図である。
 [本開示の実施形態の説明]
 最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
 本開示のセンサ装置は、次の通りである。
 (1)センサ素子を含む内部部品と、前記内部部品から延出する電線と、前記内部部品の少なくとも一部を覆う部品覆い部と、前記電線のうち前記内部部品から延出する部分を覆う電線覆い部とを有する外側樹脂成形部と、前記電線覆い部を囲む囲い部と、前記囲い部から外方に突出する固定部とを有するブラケットと、を備え、前記電線が、前記電線覆い部内で曲がる箇所から前記電線覆い部から引出される箇所までの曲げ引出部を有し、前記ブラケットが、前記電線覆い部内で、前記曲げ引出部の外周の少なくとも一部を受止める受面を有する受止部を備える、センサ装置である。
 このセンサ装置によると、曲げ引出部の外周の少なくとも一部が受面で受け止められた状態で、電線覆い部が金型成形され得る。このため、電線覆い部内における曲げ引出部の位置が安定し、当該曲げ引出部が外側樹脂成形部によってより確実に覆われた状態となる。
 (2)(1)のセンサ装置において、前記受面は、前記曲げ引出部の周方向の一部に接触する形状であってもよい。これにより、曲げ引出部を受面に接触させ易い。
 (3)(1)又は(2)のセンサ装置であって、前記外側樹脂成形部は溶融した樹脂が注入されるゲート跡を有し、前記ゲート跡と前記受面との間に前記曲げ引出部の少なくとも一部が位置していてもよい。
 この場合、ゲートから溶融した樹脂を注入する際の樹脂圧が受面によって効果的に受止められる。これにより、外側樹脂成形部内における曲げ引出部の位置が安定する。
 (4)(1)から(3)のいずれか1つの記載のセンサ装置であって、前記受面は、前記曲げ引出部の内周側から前記曲げ引出部の少なくとも一部を受けてもよい。
 この場合、曲げ引出部の少なくとも一部を受面に押し当てるようにして、金型内において電線を曲げた状態に保ち易い。
 (5)(1)から(4)のいずれか1つのセンサ装置であって、前記受止部が、前記外側樹脂成形部から露出する露出面を有していてもよい。
 これにより、露出面を、外側樹脂成形部を成形するための金型に当てることができる。そして、受止部が金型に当った状態で、受面が電線を受止めることができる。
 (6)(5)のセンサ装置であって、前記受止部が前記露出面を複数有し、前記受止部のうち前記複数の露出面の間の部分が前記外側樹脂成形部により覆われていてもよい。
 この場合、複数の露出面の間の部分が外側樹脂成形部によって覆われているため、受止部が外側樹脂成形部から分離し難い。
 (7)(1)から(6)のいずれか1つのセンサ装置であって、前記曲げ引出部の曲げ部分の少なくとも一部が前記囲い部内に位置していてもよい。
 これにより、曲げ引出部の曲げ部分の少なくとも一部が前記囲い部内に位置する場合でも、電線覆い部内における曲げ引出部の位置が安定する。
 [本開示の実施形態の詳細]
 本開示のセンサ装置の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内のすべての変更が含まれることが意図される。
 [実施形態]
 以下、実施形態に係るセンサ装置について説明する。図1はセンサ装置10を示す斜視図である。図2はセンサ装置のブラケット50を示す斜視図である。図3は図1のIII-III線断面図である。図4は図1のIV-IV線断面図である。図3及び図4において、内部部品20と、電線30については、断面では外形状が示されている。図3において、外側樹脂成形部40を金型成形するための金型90の外形が示されている。
 センサ装置10は、内部部品20と、電線30と、外側樹脂成形部40と、ブラケット50とを備える。内部部品20がセンサ素子12を有する(図3参照)。内部部品20内で、電線30の端部にセンサ素子12が接続されている。外側樹脂成形部40は、内部部品20と、電線30のうち内部部品20から延出する部分を覆っている。ブラケット50は、外側樹脂成形部40の外周囲に一体化されている。ブラケット50は、外側樹脂成形部40から外側に突出している。センサ装置10が本ブラケット50を介してセンサ装置10の固定対象に固定される。電線30は、外側樹脂成形部40内で曲がっている。外側樹脂成形部40から電線30が延出する方向は、電線30のうち内部部品20から引出される方向とは異なっている。外側樹脂成形部40からの電線30の引出方向は、センサ装置10の固定対象における電線30の経路及び電線30の接続先の位置に応じて設定される。センサ装置10の固定対象としては、例えば、車両、より具体的には、車輪近くの部品であることが考えられる。
 より具体的には、内部部品20は、センサ素子12を含む部品である。
 センサ素子12は、磁気、光、温度等の物理量或いはそれらの変化量を検出する素子である。ここでは、センサ素子12は、素子本体13と、リード部14とを備える。素子本体13は、例えば,方形状に形成される。リード部14は、金属等によって形成された細長い部分である。リード部14は、素子本体13から外方に延出している。センサ素子12の出力信号は、電線30を介して外部に出力される。本センサ装置10は、例えば、車両における車輪の回転速度を検出するセンサとして用いられる。より具体的には、本センサ装置10は、ABS(アンチロックブレーキシステム)用のセンサとして用いられてもよい。
 内部部品20は、内部ホルダ部26を含む。内部ホルダ部26は、センサ素子12と、電線30との接続部とを覆う樹脂部分である。内部ホルダ部26は、例えば、センサ素子12と、リード部14と電線30との接続部分とをインサート部分として、金型成形された樹脂成形部分である。
 なお、内部ホルダ部26が、センサ素子12等をインサート部分として、金型成形された部品であることは必須ではない。例えば、内部ホルダ部26は、センサ素子12を嵌め込み可能な形状に金型成形されており、これにセンサ素子12が嵌め込まれてもよい。また、センサ装置10が内部ホルダ部26を備えることは必須ではない。外側樹脂成形部40は、センサ素子12を直接覆ってもよい。
 電線30は、センサ素子12に接続され、上記内部部品20から延出している。電線30は、導体である芯線30aと、芯線30aの周囲を覆う絶縁被覆30bとを備える。センサ装置10は、センサ素子12のリード部14の本数に応じた数の電線30を有する。例えば、センサ素子12が2本のリード部14を有し、センサ装置10は、2本の電線30を備える。複数の電線30は束ねられた状態でシース34によって覆われている。シース34は、樹脂等によって形成された被覆である。シース34の端部から複数の電線30が延出している。複数の電線30の端部において芯線30aが露出している。複数の電線30のそれぞれの端部の芯線30aが、上記リード部14に接続される。芯線30aとリード部14との接続は、例えば、はんだ付け、圧着によりなされてもよい。センサ装置10は、1つの電線30を備えてもよい。複数の電線30はシースによって覆われていなくてもよい。
 内部ホルダ部26は、センサ素子12と、リード部14と電線30との接続部分と、電線30のうちセンサ素子12側の端部を覆っており、電線30は、内部部品20から延出している。
 内部部品20の長手方向は、センサ素子12のリード部14の長手方向と一致している。本実施形態では、内部部品20からの電線30の延出方向は、内部部品20の長手方向と一致しているが、これは必須ではない。
 外側樹脂成形部40は、内部部品20と、電線30のうち内部部品20から引出された部分とをインサート部分として、金型成形された樹脂部分である。外側樹脂成形部40が、内部ホルダ部26を介してセンサ素子12を覆うことで、センサ素子12に対する止水性が高められる。
 外側樹脂成形部40は、部品覆い部42と、電線覆い部44とを有する。部品覆い部42は、内部部品20の少なくとも一部を覆う。電線覆い部44は、電線30のうち内部部品20から延出する部分を覆う。
 より具体的には、部品覆い部42は、内部部品20を覆う長尺形状、ここでは、直方体状に形成されている。部品覆い部42は、好ましくは、内部部品20の外周全体を覆っている。内部部品20の一部が部品覆い部42によって覆われず、外部に露出していてもよい。
 電線覆い部44は、部品覆い部42のうち電線30が延出する側の端部に連なって、電線30の端部を覆っている。本実施形態では、電線覆い部44は、覆い本体46と、引出し覆い部48とを含む。覆い本体46は、部品覆い部42から直線状に延びている。引出し覆い部48は、覆い本体46に対して部品覆い部42とは反対側に連なっている。引出し覆い部48は、部品覆い部42に対して弧状を描くように曲って延びている。引出し覆い部48の端部は、覆い本体46に対して鈍角をなす方向を向いている。
 電線30は、内部部品20から上記覆い本体46の途中まで直線状に延び、覆い本体46の途中で弧状に曲る。例えば、電線30の曲げ部分38aが90゜以下、例えば、80゜以下の角度をなすように曲げられる。電線30の曲げ部分38aの一部は覆い本体46内に埋っており、残部は引出し覆い部48内に埋っている。電線30のうち曲げ部分38aに対して内部部品20とは反対側の部分は、直線状に延びて、引出し覆い部48の端部内に埋る直線状部分38bである。電線30のうち電線覆い部44内で曲り始める箇所から、電線覆い部44から引出される箇所までの部分が曲げ引出部38である。本実施形態では、曲げ引出部38は、曲げ部分38aと直線状部分38bとを含む。
 ブラケット50は、囲い部52と、固定部58とを有する。ブラケット50は、例えば、外側樹脂成形部40をインサート部分として金型成形された樹脂部分である。
 囲い部52は、外側樹脂成形部40のうちの電線覆い部44を囲んでいる。本実施形態では、囲い部52は、電線覆い部44の長手方向の一部を配置可能な貫通孔52hを有している。より具体的には、囲い部52は、外形がU字状をなす部分52aと、当該U字状をなす部分の一側外方に突出する突部52bを有している。貫通孔52hは、囲い部52の部分52aの中央から突部52bに亘って形成される細長い孔状に形成されている。貫通孔52hは、囲い部52の部分52a側で半円孔状、突部52b側で方形孔状をなしている。当該貫通孔52h内に電線覆い部44の長手方向の一部が配置されている。つまり、囲い部52は、電線覆い部44の長手方向の一部の外周を囲んでいる。なお、囲い部52のうち貫通孔52hの開口縁にその周りよりも突出する囲い突部52pが突設されている。
 引出し覆い部48のうちセンサ素子12とは反対側の部分は、ブラケット50のうちセンサ素子12とは反対側の面に突出している。引出し覆い部48のうちセンサ素子12とは反対側の端部は、上記突部52bからさらに外向きに突出する端部覆い部49に形成されている。
 囲い部52の貫通孔52hの周りから内部部品20側に向けて延長筒部53が延出している。延長筒部53は、囲い部52と一体的に連なって電線覆い部44を囲んでいる。
 囲い部52は、電線覆い部44を介して、曲げ引出部38のうち曲げ部分38aの少なくとも一部を囲むように位置している。つまり、覆い本体46の長手方向において、囲い部52の存在範囲と、曲げ部分38aの存在範囲とが重複している。
 ブラケット50をインサート部分として外側樹脂成形部40が金型成形されている。このため、ブラケット50のうち貫通孔52hの内周面がブラケット50の外周面に一体的に接合されて、ブラケット50が外側樹脂成形部40に一体化されている。
 固定部58は、上記囲い部52の外周の一部に連なっており、当該囲い部52の外周の一部から外側に向けて延出している。本実施形態では、囲い部52と固定部58とが連なって、長円形板状をなしている。固定部58にネジ固定用の貫通孔58hが形成されている。ネジが当該貫通孔58hに挿通されて、固定対象のネジ孔に螺合されることで、本センサ装置10が固定対象にネジ止固定される。固定対象に対する固定部58の固定構造は上記例に限られない。例えば、固定部58は、固定対象に対して嵌込固定されてもよい。
 ブラケット50は、受面54fを有する受止部54を備える。受面54fは、電線覆い部44内で、曲げ引出部38の外周の少なくとも一部を受止める面である。
 すなわち、仮に、電線が外側樹脂成形部内を真っ直ぐ通っているとする。この場合、外側樹脂成形部を金型成形する際には、電線を内部部品から真っ直ぐ引っ張るように位置決めすることができる。このため、外側樹脂成形部内において、電線の位置がばらつき難く、電線を外側樹脂成形部によってより確実に覆うことができる。これに対して、本実施形態で説明するように、外側樹脂成形部40内で電線30が曲っていると、外側樹脂成形部40を金型成形する際に、当該外側樹脂成形部40内で曲げ引出部38を一定位置に配置することが困難となる可能性がある。また、樹脂圧によって、金型内で曲げ引出部38が動いてしまう可能性がある。そうすると、外側樹脂成形部40内での曲げ引出部38の位置がばらつき、外側樹脂成形部40の途中で曲げ引出部38が露出してしまうことが考えられる。この場合、内部部品20の近くで電線30が露出してしまう。
 そこで、受面54fは、外側樹脂成形部40を金型成形する際に、曲げ引出部38の外周の少なくとも一部を受止める。受面54fによって、外側樹脂成形部40内で曲げ引出部38が一定位置に位置決めされる。これにより、電線30のうちセンサ素子12近くの端部が、外側樹脂成形部40によってより確実に覆われる。
 より具体的には、受止部54は、部分筒部55と、部分突部56とを含む。
 部分筒部55は、貫通孔52hの開口縁の周方向の一部から外側に向けて突出している。本実施形態では、部分筒部55の基端部は、貫通孔52hの開口縁のうち方形状をなす部分(突部52b)に連なっている。部分筒部55は、突部52bから貫通孔52hの中心から遠ざかる方向に向かうように突出している。本実施形態では、貫通孔52hの中心軸に沿って見て、固定部58が突出する方向と受止部54が突出する方向とは直交している。
 また、部分筒部55は、貫通孔52hの中心軸に対して斜め方向に延びている。ここでは、部分筒部55は、貫通孔52hの中心軸に直交する方向に対してセンサ素子12から遠ざかる側に傾いている。なお、貫通孔52hの中心軸が延びる方向は、内部部品20の長手方向と一致しており、また、電線30のうち内部部品20から曲げ引出部38に達するまでの直線状部分の長手方向とも一致している。
 部分筒部55の内周面、つまり、センサ素子12とは反対側の面は、横断面弧状の受面54fに形成されている。なお、横断面とは、部分筒部55の長手方向に対して直交する面における断面である。受面54fの曲率半径は、例えば、センサ素子12から延出する電線30の外形に合わせた大きさに設定される。例えば、受面54fの曲率半径は、シース34の半径と同じに設定される。受面54fの長手方向も、部分筒部55の長手方向と同じように、貫通孔52hの中心軸に対して、センサ素子12とは遠ざかる側に傾いている。
 これにより、部分筒部55の受面54fが曲げ引出部38の周方向の一部に接触する形状に形成される。ここでは、受面54fが横断面弧状に形成されているため、曲げ引出部38の外周面の一部に面接触することができる。受面54fは、半円よりも小さい横断面弧状であることが好ましい。これにより、受面54fに対して電線30を容易に接触させることができる。受面54fは、横断面弧状U字状の形状であってもよい。
 受面54fが上記形状に形成されていることは必須ではない。受面は平面に形成されていてもよい。曲げ引出部38の周方向に沿って複数の突部が間隔を空けて形成され、複数の突部のそれぞれの先端に受面が形成されてもよい。
 曲げ引出部38は、貫通孔52h及び貫通孔52hから出る箇所で、上記受止部54側に曲がって引出される。このため、受面54fは、曲げ引出部38の内周側から曲げ引出部38の少なくとも一部を受けることができる。例えば、電線30をブラケット50の貫通孔52hに通した状態で、電線30のうちセンサ素子12との反対側の部分を、センサ素子12側に押す状態とするか、曲げつつ引っ張った状態とする。すると、曲げ引出部38のうち貫通孔52hから出た部分が、受面54fに向けて押される。これにより、曲げ引出部38の内周側部分が、受面54fに押し当てられ、曲げ引出部38が安定した位置に位置決めされる。
 受面54fと曲げ引出部38との接触箇所は、端部覆い部49内に位置する。本実施形態では、受面54fと曲げ引出部38との接触面のうち、曲げ引出部38の周方向両縁及び基端側縁とが端部覆い部49内に位置する。つまり、受止部54の受面54fは、端部覆い部49内において、曲げ引出部38の外周の一部に接触している。これにより、曲げ引出部38のうち受止部54によって位置決めされている部分は、受止部54と共に、引出し覆い部48のうち端部覆い部49内に埋まった状態となる。受止部54の近くにおいては、曲げ引出部38の外周の一部が受止部54によって覆われ、曲げ引出部38の外周のうちの残部が端部覆い部49によって覆われた状態となる。
 部分突部56は、部分筒部55の外周面から部分的に突出している。部分筒部55の外周面のうち部分突部56を除く部分は、端部覆い部49内によって覆われている。部分筒部55の先端面は、外側樹脂成形部40の端部覆い部49から露出する露出面56fである。
 本実施形態では、部分筒部55の外周面に、その周方向に沿って複数(ここでは3つ)の部分突部56が形成されている。複数の部分突部56の間には隙間が形成されている。部分筒部55のうち複数の部分突部56の間の部分が、外側樹脂成形部40の端部覆い部49によって覆われている。複数の部分突部56のそれぞれの先端面が、端部覆い部49の外周面と連続して連なる状態で露出している。
 上記外側樹脂成形部40を金型成形する作業の一例について説明する。図3に示すように、外側樹脂成形部40の外面形状に応じた金型面92を有する金型90を準備する。金型90には、ブラケット50を位置決めするための位置決め面93、電線30を引出しつつ位置決めするための電線位置決め面94が形成されている。金型90には、内部部品20を位置決めするための位置決めピンが形成されていることも考えられる。金型90には、金型90内に溶融した樹脂を注入するためのゲート95が形成されている。ゲート95は、例えば、金型面92のうち曲げ引出部38に対して受止部54とは対向する位置に開口するように形成されている。
 金型面92内に内部部品20、電線30及びブラケット50を位置決めした状態で、ゲート95を通じて、金型90内に溶融した樹脂を注入する。溶融した樹脂は、電線30の曲げ引出部38に対して受止部54とは反対側から当りつつ、金型面92内の空間に流れ込む。これにより、曲げ引出部38が受止部54に向けて押され、その力が受面54fによって受止められる。このため、曲げ引出部38が受面54fに押し当てられる位置に保たれる。つまり、曲げ引出部38が金型面92内で動いて金型面92に接触するような状態が生じ難く、曲げ引出部38と金型面92との間に隙間が存在する状態がより確実に保たれ易い。よって、曲げ引出部38がより確実に外側樹脂成形部40によって覆われる。
 金型面92内で溶融した樹脂が硬化した後、センサ装置10が金型90から脱型される。脱型されたセンサ装置10の外側樹脂成形部40のうちゲート95に対応する部分には、ゲート跡59が形成されることが想定される。ゲート跡59は、ゲート95内で硬化した樹脂との分断跡であり、切断痕又は切削跡として凹凸を呈することが想定される。ゲート跡59は、例えば、外側樹脂成形部40の外面のうち受面54fに対向する位置に形成されることが考えられる。この場合、ゲート跡59と受面54fとの間に曲げ引出部38の少なくとも一部が位置する。
 以上のように構成されたセンサ装置10によると、電線30が、曲げ引出部38を有しており、ブラケット50が、電線覆い部44内で、曲げ引出部38の外周の少なくとも一部を受止める受面54fを有する受止部54を備える。このため、曲げ引出部38の外周の少なくとも一部が、受面54fで受け止められた状態で、電線覆い部44が金型成形され得る。このため、電線覆い部44内における曲げ引出部38の位置が案愛知氏、曲げ引出部38が外側樹脂成形部40によってより確実に覆われた状態となる。これにより、電線30を止水に適した長さで外側樹脂成形部40によって覆うことができ、所望の止水性を確保できる。電線を樹脂によって確実に覆えるようにするため、外側樹脂成形部を複数回に分けて金型成形しなくてもよいので、生産性が向上し、コストダウンも可能となる。
 また、受面54fは、曲げ引出部38の周方向の一部に接触する。環状の受面によって曲げ引出部を位置決めする場合には、電線を環状の受面内に通すことになる。そのような場合と比較して、受面54fを曲げ引出部38に容易に接触させることができる。
 また、ゲート跡59と受面54fとの間に曲げ引出部38の少なくとも一部が位置する関係となっている。このため、外側樹脂成形部40を金型成形する際、溶融した樹脂を注入する際の樹脂圧が曲げ引出部38を押すと、その押す力が受面54fによって効果的に受止められる。これにより、外側樹脂成形部40内における曲げ引出部38の位置がより安定する。これにより、曲げ引出部38が、外側樹脂成形部40によってより確実に覆われる。
 また、受面54fは、曲げ引出部38の内周側から曲げ引出部38の少なくとも一部を受ける。このため、曲げ引出部38の少なくとも一部を受面54fに押し当てるようにして金型90内において電線30を曲げた状態に保ち易い。例えば、金型面92の外側位置で、電線30を引っ張ったり、内周側に押し込んだりして位置決めすることで、電線30を受面54fに押し当てた状態に保つことができる。
 また、金型90において曲げ引出部38に対して外周側に形成されたゲート95によって溶融した樹脂を注入することによって、曲げ引出部38を受面54fに押し当てることができる。
 また、受止部54が、外側樹脂成形部40から露出する露出面56fを有している。これにより、外側樹脂成形部40を金型成形する際に、露出面56fを、金型面92に押し当てることができる。このため、受止部54が金型面92に当たった状態で、受面54fが曲げ引出部38を受止めることができ、曲げ引出部38の位置がより安定する。
 また、受止部54が露出面56fを複数有しており、受止部54のうち複数の露出面56fの間の部分が外側樹脂成形部40によって覆われている。このため、受止部54が外側樹脂成形部40から分離し難い。
 また、曲げ引出部38の曲げ部分38aの少なくとも一部が囲い部52内に位置している。これにより、曲げ部分38aの長さを大きくして最小曲げ半径を大きくし易くなる。この場合においても、電線覆い部44内における曲げ引出部38の位置が安定する。
 なお、上記実施形態において、受止部54の位置は任意である。受止部は、曲げ引出部38の外周側で曲げ引出部38に接触してもよいし、曲げ引出部38が通過する面に対して直交する方向から曲げ引出部38に接触してもよい。
 また、受止部54の一が外側樹脂成形部40から露出しなくてもよく、受止部の全体が外側樹脂成形部内に埋まってもよい。
 上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
10  センサ装置
12  センサ素子
13  素子本体
14  リード部
20  内部部品
26  内部ホルダ部
30  電線
30a 芯線
30b 絶縁被覆
34  シース
38  曲げ引出部
38a 曲げ部分
38b 直線状部分
40  外側樹脂成形部
42  部品覆い部
44  電線覆い部
46  覆い本体
48  引出し覆い部
49  端部覆い部
50  ブラケット
52  囲い部
52h 貫通孔
52p 囲い突部
53  延長筒部
54  受止部
54f 受面
55  部分筒部
56f 露出面
56  部分突部
58  固定部
58h 貫通孔
59  ゲート跡
90  金型
92  金型面
93  位置決め面
94  電線位置決め面
95  ゲート

Claims (7)

  1.  センサ素子を含む内部部品と、
     前記内部部品から延出する電線と、
     前記内部部品の少なくとも一部を覆う部品覆い部と、前記電線のうち前記内部部品から延出する部分を覆う電線覆い部とを有する外側樹脂成形部と、
     前記電線覆い部を囲む囲い部と、前記囲い部から外方に突出する固定部とを有するブラケットと、
     を備え、
     前記電線が、前記電線覆い部内で曲がる箇所から前記電線覆い部から引出される箇所までの曲げ引出部を有し、
     前記ブラケットが、前記電線覆い部内で、前記曲げ引出部の外周の少なくとも一部を受止める受面を有する受止部を備える、センサ装置。
  2.  請求項1に記載のセンサ装置であって、
     前記受面は、前記曲げ引出部の周方向の一部に接触する形状である、センサ装置。
  3.  請求項1又は請求項2に記載のセンサ装置であって、
     前記外側樹脂成形部は溶融した樹脂が注入されるゲート跡を有し、
     前記ゲート跡と前記受面との間に前記曲げ引出部の少なくとも一部が位置する、センサ装置。
  4.  請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセンサ装置であって、
     前記受面は、前記曲げ引出部の内周側から前記曲げ引出部の少なくとも一部を受ける、センサ装置。
  5.  請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置であって、
     前記受止部が、前記外側樹脂成形部から露出する露出面を有する、センサ装置。
  6.  請求項5に記載のセンサ装置であって、
     前記受止部が前記露出面を複数有し、
     前記受止部のうち前記複数の露出面の間の部分が前記外側樹脂成形部により覆われている、センサ装置。
  7.  請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のセンサ装置であって、
     前記曲げ引出部の曲げ部分の少なくとも一部が前記囲い部内に位置する、センサ装置。
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