WO2017163496A1

WO2017163496A1 - 情報処理端末、腕時計型端末、それらの制御方法、それらの制御プログラムおよび情報処理システム

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Publication number: WO2017163496A1
Application number: PCT/JP2016/086421
Authority: WO
Inventors: 正人北田; 晃亀井
Original assignee: 日本電気株式会社
Priority date: 2016-03-23
Filing date: 2016-12-07
Publication date: 2017-09-28

Abstract

ユーザにとってより使い勝手のよい、情報処理端末または腕時計型端末を提供するため、第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末であって、第２テレビ電話手段と、前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御手段と、を備えた。

Description

情報処理端末、腕時計型端末、それらの制御方法、それらの制御プログラムおよび情報処理システム

　本発明は、情報処理端末、腕時計型端末、それらの制御方法、それらの制御プログラムおよび情報処理システムに関する。

　上記技術分野において、特許文献１には、腕時計型端末の上昇または下降を検知して、通話方式の切替を行なう技術が開示されている。

特開２０１５－０９９９７４号公報

　しかしながら、上記文献に記載の技術では、腕時計型端末ハンドヘルド端末との間での切り替えを想定していなかった。

　本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。

　上記目的を達成するため、本発明に係る装置は、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末であって、
　第２テレビ電話手段と、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御手段と、
　を備えた情報処理端末である。

　上記目的を達成するため、本発明に係る方法は、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末の制御方法であって、
　前記情報処理端末は、第２テレビ電話手段を備え、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御ステップを含む情報処理端末の制御方法である。

　上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末の制御プログラムであって、
　前記情報処理端末は、第２テレビ電話手段を備え、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御ステップを情報処理端末に実行させる制御プログラムである。

　上記目的を達成するため、本発明に係る他の端末は、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末であって、
　第２テレビ電話手段を備えた情報処理端末との間で双方向通信を行い、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第２制御手段と、
　を備えた腕時計型端末である。

　上記目的を達成するため、本発明に係る他の方法は、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末の制御方法であって、
　前記腕時計型端末は、第２テレビ電話手段を備えた情報処理端末との間で双方向通信を行い、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第２制御ステップを含む腕時計型端末の制御方法である。

　上記目的を達成するため、本発明に係るプログラムは、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末の制御プログラムであって、
　前記腕時計型端末は、第２テレビ電話手段を備えた情報処理端末との間で双方向通信を行い、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第２制御ステップを腕時計型端末に実行させる制御プログラムである。

　上記目的を達成するため、本発明に係るシステムは、
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末と、
　第２テレビ電話手段を備え前記腕時計型端末との間で双方向通信を行う情報処理端末と、
　を含む情報処理システムであって、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える情報処理システムである。

　本発明によれば、ユーザにとってより使い勝手のよい、情報処理端末または腕時計型端末を提供できる。

本発明の第１実施形態に係る情報処理システムの構成を示すブロック図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理システムの画面遷移を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理システムで用いられるテーブルを示す図である。本発明の第２実施形態に係る情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。本発明の第３実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示す図である。本発明の第３実施形態に係る情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。本発明の第４実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示す図である。本発明の第４実施形態に係る情報処理システムで用いられるテーブルを示す図である。本発明の第３実施形態に係る情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。本発明の第５実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示す図である。本発明の第５実施形態に係る情報処理システムで用いられるテーブルを示す図である。本発明の第５実施形態に係る情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。本発明の第６実施形態に係る情報処理システムの機能構成を示す図である。本発明の第６実施形態に係る情報処理システムの処理の流れを示すフローチャートである。本発明の第６実施形態に係る情報処理システムで用いられるテーブルを示す図である。

　以下に、図面を参照して、本発明の実施の形態について例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。

　［第１実施形態］
　本発明の第１実施形態としての情報処理端末１００について、図１を用いて説明する。図１に示すように、情報処理端末１００は、テレビ電話部１０１と制御部１０２とを含み、テレビ電話部１１１を備えた腕時計型端末１１０との間で双方向通信を行なう。

　制御部１０２は、テレビ電話部１０１と、テレビ電話部１１１との間で稼働させるテレビ電話部を切り替える。制御部１０２は、情報処理端末１００の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、腕時計型端末１１０の装着非装着、あるいは、情報処理端末１００と腕時計型端末１１０との距離に応じて、切替を行なう。

　以上のように構成することにより、ユーザにとってより使い勝手のよい、情報処理端末または腕時計型端末を提供できる。

　［第２実施形態］
　次に本発明の第２実施形態に係る情報処理システム２００について、図２～図５を用いて説明する。図２は、情報処理システム２００を用いたテレビ電話の利用シーンおよび画面遷移について説明するための図である。

　図２において、スマートウォッチ２０１と、スマートフォン２０２と、テレビ２０３は、同じユーザによって利用される。この図では、腕時計型端末としてのスマートウォッチ２０１と、スマートフォン２０２と、画像出力装置としての据え置きテレビ２０３との間で、テレビ電話のグラフィカルユーザインタフェースを受け渡す状況を示している。

　例えば、ユーザＡがスマートウォッチ２０１でテレビ電話による通話を行なっている状態では、相手側ユーザＢの顔のみが表示される。その後、情報処理システム２００は、自宅に帰るなどといったトリガーを自動的に検知し、テレビ電話の通話端末をスマートフォン２０２に切り替える。このとき、ディスプレイ面積が大きくなるため、スマートフォン２０２は、テレビ電話用の画面の表示構成を変更し、ユーザＢの画像と共にユーザＡの画像が表示されたピクチャインピクチャ画像を表示する。

　さらに、ユーザＡがスマートフォン２０２を操作して、テレビ電話画像の出力先をスマートフォン２０２から、据え置きテレビ２０３に変更すると、今度は、通話相手ユーザＢの画像およびユーザＡの画像に加えて、やりとりした内容の文字表示が行なわれる。ここで表示される文字は、例えば、テレビ電話前あるいはテレビ電話中にＳＮＳ（Social Networking Service）において互いにやりとりしたテキストメッセージであってもよい。また、マイクから入力したテレビ電話中の会話をリアルタイムで音声認識した結果としてのテキスト表示であってもよい。

　以上のように画像出力先に応じて表示態様を変えることにより、ユーザにとってより使い勝手のよい、情報処理端末または腕時計型端末を提供できる。特に、テレビ電話中の会話の内容を文字表示することにより、電車の中など声を出せない状況にいる人や、耳が不自由な人であってもテレビ電話を利用することが可能となる。例えば、デバイスに向かって話すＡさんと、タッチパネルを用いて文字入力するＢさんとの間で文字を用いたテレビ電話による通話が成立する。

　図３は、図２を実現する情報処理システム２００の機能構成を示す図である。図３に示すとおり、スマートウォッチ２０１は、ディスプレイ３１１、カメラ３１２、スピーカ３１３、マイク３１４、通信部３１５、制御部３１６および記憶部３１７を備えている。また、スマートフォン２０２は、ディスプレイ３２１、カメラ３２２、スピーカ３２３、マイク３２４、通信部３２５、制御部３２６、記憶部３２７、位置検出部３２８、および画面生成部３２９を備えている。

　スマートフォン２０２で、記憶部３２７に記憶されたテレビ電話アプリケーションを実行すると、ディスプレイ３２１、カメラ３２２、スピーカ３２３、およびマイク３２４がテレビ電話部３２０として機能する。通信部３２５は、広域ネットワークと通信可能であり、遠くにいる通話相手とテレビ電話を楽しむことを可能とする。一方、通信部３２５、３１５を介して、Bluetooth(登録商標)等の技術を利用して、スマートウォッチ２０１をテレビ電話アプリケーションの入出力端末とすると、ディスプレイ３１１、カメラ３１２、スピーカ３１３、およびマイク３１４がテレビ電話部３１０として機能する。つまり、スマートフォン２０２を介することで、スマートウォッチ２０１を用いて他のユーザとのテレビ電話を楽しむことが可能となる。

　制御部３２６は、位置検出部３２８で検出したスマートフォン２０２の位置情報に基づき、記憶部３２７に記憶された図４のようなテーブル４００に応じて切替を行なう。具体的には、制御部３２６は、スマートフォン２０２の位置があらかじめ登録された場所（家や会社）に到着したと判断した場合に、スマートウォッチ２０１からスマートフォン２０２へ、テレビ電話部を切り換える。位置検出部３２８は、ＧＰＳ（Global Positioning System）などであってもよい。

　一方、制御部３２６は、スマートフォン２０２の位置があらかじめ登録された場所（家や会社）から離れたと判断した場合に、スマートフォン２０２からスマートウォッチ２０１へ、テレビ電話部を切り換える。

　画面生成部３２９は、テレビ電話部３１０とテレビ電話部３２０との間で稼働させる手段を切り替える際に、図２で示したようにテレビ電話用の画面の表示構成を変更する。すなわち、通話相手の画像のみの表示から、通話相手の画像中に自分の画像表示領域を設けたピクチャインピクチャ表示に切り換える。

　さらに、ユーザＡがスマートフォン２０２を操作して、テレビ電話画像の出力先をスマートフォン２０２から、据え置きテレビ２０３に変更した場合、画面生成部３２９は、通話相手ユーザＢの画像およびユーザＡの画像に、やりとりした内容の文字画像を加えた画面を生成する。文字画像は、例えば、テレビ電話前あるいはテレビ電話中にＳＮＳ（Social Networking Service）において互いにやりとりしたテキストメッセージであってもよいし、マイクから入力したテレビ電話中の会話を音声認識した結果としてのテキスト表示であってもよい。

　図５は、スマートフォン２０２の処理の流れを説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ５０１において、位置検出部３２８が、スマートフォン２０２の位置を検出する。ステップＳ５０３において、制御部３２６は、検出した位置を解析して、登録地（家や勤務先など）に到着したか否かを判定し、到着したのであれば、ステップＳ５０５に進み、制御部３２６は、テレビ電話部をスマートウォッチ２０１からスマートフォン２０２へ切り替える。ここで、テレビ電話部を切り替えるとは、画像表示、音声出力を端末間で切り替えることである。さらに、イヤホンなどで音声を聞いている場合には、表示部だけを切替えてもよい。

　一方、制御部３２６は、登録地に到着していないと判定した場合には、ステップ５０７の処理を行なう。ステップＳ５０７において、制御部３２６は、登録地から離れたか否かを判定する。具体的には、現在地としてＧＰＳセンサから取得した緯度経度と、登録地として保存された緯度経度との距離が、所定距離以上か否かを判定する。

　ステップＳ５０７において、スマートフォン２０２が登録地から離れたと判定された場合にはステップＳ５０９の処理に進み、制御部３２６が、テレビ電話部を、スマートフォン２０２からスマートウォッチ２０１に切り替える構成とすることもできる。さらに、制御部３１６は、テレビ電話部の切替えがある場合にステップＳ５１１の処理を行なう。ステップＳ５１１では、制御部３１６は、スマートウォッチ２０１の画面構成を変更し、変更した画面構成にて、ディスプレイ３１１への表示を実施させる。なお、ステップＳ５１１を実施しない構成とすることもできる。

　以上、本実施形態によれば、状況に応じて自動的にテレビ電話部およびその表示態様が切り替わり、より使い勝手がよくなる。なお、本実施形態では、位置検出処理およびテレビ電話部の切替処理をスマートフォン２０２で行なうこととしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、それらの処理をスマートウォッチ２０１で行なってもよい。

　［第３実施形態］
　次に本発明の第３実施形態に係る情報処理システムについて、図６を用いて説明する。図６は、本実施形態に係る情報処理システム６００の機能構成を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム６００は、上記第２実施形態と比べると、スマートウォッチ６０１が着脱検出部６１７および画面生成部６１８を有する点で大きく異なる。また、スマートウォッチ６０１の通信部６１５が、単独で広域ネットワークとの通信を可能にした点も異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　着脱検出部６１７は、ユーザＡによるスマートウォッチ６０１の装着または非装着を検出する。なお、着脱検出部６１７は、ユーザを特定して装着脱着を判断しても良く、単に、ユーザを特定せずに、装着、非装着のみを検出する構成であってもよい。具体的には、着脱検出部６１７は、スマートウォッチ６０１のディスプレイ３１１の裏側に近接センサや接触センサなどを設けてスマートウォッチ６０１の装着または非装着を検出する構成とすることもできる。

　制御部３１６は、スマートウォッチ６０１が装着状態から非装着状態へ変化したと判断した場合、テレビ電話部３１０の稼働からテレビ電話部３２０の稼働に切り換える。

　制御部３１６は、スマートウォッチ６０１が非装着状態から装着状態へ変化したと判断した場合、テレビ電話部３２０の稼働からテレビ電話部３１０の稼働に切り換える。

　画面生成部６１８は、テレビ電話部３２０からテレビ電話部３１０へ切り替える際に、図２で示したようにテレビ電話用の画面の表示構成を変更する。すなわち、ピクチャインピクチャ表示から通話相手の画像のみの表示に切り換える。

　さらに、ユーザＡがスマートウォッチ６０１を操作して、テレビ電話画像の出力先を据え置きテレビ２０３に変更した場合、画面生成部６１８は、通話相手ユーザＢの画像およびユーザＡの画像に、やりとりした内容の文字画像を加えた画面を生成する。文字画像は、例えば、テレビ電話前あるいはテレビ電話中にＳＮＳ（Social Networking Service）において互いにやりとりしたテキストメッセージであってもよいし、マイクから入力したテレビ電話中の会話を音声認識した結果としてのテキスト表示であってもよい。

　図７は、スマートウォッチ６０１での処理の流れを説明するためのフローチャートである。まず、ステップＳ７０１において、着脱検出部６１７が、スマートウォッチ６０１の着脱を判定する。ステップＳ７０３において制御部３１６は、スマートウォッチ６０１が腕から外されたか否かを判定する。スマートウォッチ６０１が腕から外された場合には、ステップＳ７０３からステップＳ５０５に進む。ステップ５０５においては、制御部３１６は、稼働するテレビ電話部をスマートウォッチ２０１からスマートフォン２０２へ切り替える。一方、ステップＳ７０７において、制御部３１６は、スマートウォッチ６０１が腕に装着されたか否かを判定する。スマートウォッチ６０１が腕に装着された場合にはステップＳ７０７からステップＳ５０９に進む。ステップＳ５０９において、制御部３１６は、テレビ電話部を、スマートフォン６０２からスマートウォッチ６０１に切り替える。制御部３１６による切替えがあった場合、ステップＳ５１１に進む。スマートフォン６０２の制御部３２６は、画面構成を変更し、変更した画面構成にて、ディスプレイ３２１へ表示を実施させる。なお、ステップＳ５１１を実施せずに同じ画面構成で表示してもよい。なお、ここでは着脱判定処理およびテレビ電話部の切替処理をスマートウォッチ６０１で行なったが、スマートフォン６０２の制御部３２６が、スマートウォッチ６０１から着脱情報を取得してテレビ電話部の切替処理を行なってもよい。

　以上、本実施形態によれば、状況に応じて自動的にテレビ電話部およびその表示態様が切り替わり、より使い勝手がよくなる。

　［第４実施形態］
　次に本発明の第４実施形態に係る情報処理システムについて、図８を用いて説明する。図８は、本実施形態に係る情報処理システム８００の機能構成を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム８００は、上記第３実施形態と比べると、スマートウォッチ８０１が着脱検出部６１７の代わりに姿勢検出部８１７を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第３実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　姿勢検出部８１７は、スマートウォッチ８０１のユーザＡの姿勢を検出する。例えば、腕をおろした、着席した、などといった姿勢の変化を検出できる。具体的には、姿勢検出部８１７は、加速度センサにより、ユーザの加速度を検出し、腕をおろした、着席したということを検出する。なお、姿勢検出部８１７は、加速度センサと高度センサ、ＧＰＳなどを使用し、着席等を検出する構成とすることもできる。

　制御部３１６は、図９に示すテーブル９００を用いて、ユーザＡが腕をおろした、または着席したと判断した場合、テレビ電話部３１０の稼働からテレビ電話部３２０の稼働に切り換える。

　図１０は、スマートウォッチ８０１での処理の流れを説明するためのフローチャートである。ステップＳ１００１において、姿勢検出部８１７が、スマートウォッチ８０１のユーザＡの姿勢を検出する。ステップＳ１００５では、姿勢検出部８１７が、ユーザＡが腕をおろしたか否かを判定する。腕をおろしたと判定した場合には制御部３１６は、ステップＳ５０５の処理を行なう。腕をおろしたと判定されなかった場合、ステップＳ１００７において、姿勢検出部８１７は、ユーザが着席したか否かを判定する。姿勢検出部８１７が、ユーザの着席を検出したした場合、ステップＳ１００７からステップＳ５０５に進み、制御部３１６は、稼働するテレビ電話部をスマートウォッチ８０１からスマートフォン８０２へ切り替える。

　一方、姿勢検出部８１７がユーザＡの腕が上がったことを検出した場合には、ステップＳ１０１３からステップＳ５０９の処理に進む。姿勢検出部８１７がユーザの起立を検出した場合、ステップＳ１０１５からステップＳ５０９の処理に進む。ステップＳ５０９において、制御部３１６は、稼働するテレビ電話部をスマートフォン８０２からスマートウォッチ８０１へ切り替える。切替えがあれば、ステップＳ５１１に進み、画面構成を変更する。なお、本実施形態では、ユーザの姿勢検出処理およびテレビ電話部の切替処理をスマートウォッチ６０１で実行する形態としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、スマートフォン８０２の制御部３２６などでそれらの処理を行なってもよい。

　［第５実施形態］
　次に本発明の第５実施形態に係る情報処理システムについて、図１１を用いて説明する。図１１は、本実施形態に係る情報処理システム１１００の機能構成を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム１１００は、上記第２実施形態と比べると、スマートフォン１１０２が位置検出部３２８の代わりに距離検出部１１２８を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　距離検出部１１２８は、スマートウォッチ２０１とスマートフォン１１０２との間の距離を検出する。

　制御部３２６は、図１２に示すテーブル１２００を用いて、スマートウォッチ２０１とスマートフォン１１０２との間の距離が所定値以上になったと判断した場合、テレビ電話部３１０の稼働からテレビ電話部３２０の稼働に切り換える。

　図１３は、スマートフォン１１０２での処理の流れを説明するためのフローチャートである。ステップＳ１３０１において、距離検出部１１２８が、スマートウォッチ２０１とスマートフォン１１０２との間の距離を検出する。スマートウォッチ２０１とスマートフォン１１０２との間の距離が所定値以上になったと判断した場合、ステップＳ１３０３からステップＳ５０５に進み、制御部３１６は、稼働するテレビ電話部をスマートウォッチ２０１からスマートフォン２０２へ切り替える。

　一方、スマートウォッチ２０１とスマートフォン１１０２との間の距離が所定値より小さいと判断した場合、ステップＳ５０９に進み、制御部３１６は、稼働するテレビ電話部をスマートフォン２０２からスマートウォッチ２０１へ切り替える。ステップＳ５０５またはステップＳ５０９で制御部３１６がテレビ電話部の切替処理を行なった場合、ステップＳ５１１に進み、画面生成部３２９が画面構成を変更する。

　［第６実施形態］
　次に本発明の第６実施形態に係る情報処理システムについて、図１４を用いて説明する。図１４は、本実施形態に係る情報処理システム１４００の機能構成を説明するための図である。本実施形態に係る情報処理システム１４００は、上記第２実施形態と比べると、スマートフォン１４０２が画像解析部１４２７と音声解析部１４２８とを有する点で異なる。その他の構成および動作は、第２実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。

　画像解析部１４２７および音声解析部１４２８は、カメラ３２２やマイク３２４からの入力を解析してユーザＡがスマートフォン１４０２を手にとっているか否かを検出する。

　図１５は、スマートフォン１４０２での処理の流れを説明するためのフローチャートである。ステップＳ１５０１において、画像解析部１４２７および音声解析部１４２８は、カメラ３２２やマイク３２４からの入力を解析する。ステップＳ１５０３では、画像解析部１４２７がユーザの顔を入力したか判定する。ユーザの顔を認識してユーザＡがスマートフォン１４０２を手に取っていると判断した場合、ステップＳ１５０３からステップＳ５０５に進む。ステップＳ１５０５では、音声解析部１４２８が、ユーザの声を入力したか判定する。ユーザの声を認識してユーザＡがスマートフォン１４０２を手に取っていると判断した場合、ステップＳ１５０５からステップＳ５０５に進む。ステップＳ５０５において、制御部３１６は、稼働するテレビ電話部をスマートウォッチ２０１からスマートフォン２０２へ切り替える。なお、テレビ電話部の切替処理は、制御部３２６で行なってもよい。

　切替えがあれば、ステップＳ５１１に進み、画面生成部３２９は画面構成を変更する。このとき、図１６に示すような、各画像出力デバイスと、その属性に表示態様を対応付けたテーブル１６００を用いて画像構成を変更すればよい。

　［他の実施形態］
　以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。

　また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるＷＷＷ(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体（non-transitory computer readable medium）は本発明の範疇に含まれる。

　この出願は、２０１６年３月２３日に出願された日本出願特願２０１６－０５８０１７を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims

　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末であって、
　第２テレビ電話手段と、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御手段と、
　を備えた情報処理端末。
　前記第１制御手段は、前記情報処理端末の位置があらかじめ登録された場所に到着したと判断した場合、前記情報処理端末の姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報から、前記情報処理端末をユーザが手に持ったと判断した場合、前記腕時計型端末が装着状態から非装着状態へ変化したと判断した場合、あるいは前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離が所定距離を超えた場合に、第１テレビ電話手段の稼働から第２テレビ電話手段の稼働に切り換える請求項１に記載の情報処理端末。
　前記第１制御手段は、前記情報処理端末の位置があらかじめ登録された場所から離れたと判断した場合、前記情報処理端末の姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報から、前記情報処理端末をユーザが手から離したと判断した場合、前記腕時計型端末が非装着状態から装着状態へ変化したと判断した場合、あるいは前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離が所定距離以内になった場合に、第２テレビ電話手段の稼働から第１テレビ電話手段の稼働に切り換える請求項１または２に記載の情報処理端末。
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末の制御方法であって、
　前記情報処理端末は、第２テレビ電話手段を備え、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御ステップを含む情報処理端末の制御方法。
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末との間で双方向通信を行なう情報処理端末の制御プログラムであって、
　前記情報処理端末は、第２テレビ電話手段を備え、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第１制御ステップを情報処理端末に実行させる制御プログラム。
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末であって、
　第２テレビ電話手段を備えた情報処理端末との間で双方向通信を行い、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第２制御手段と、
　を備えた腕時計型端末。
　前記第２制御手段は、前記腕時計型端末の位置があらかじめ登録された場所に到着したと判断した場合、前記情報処理端末の姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報から、前記情報処理端末をユーザが手に持ったと判断した場合、前記腕時計型端末が装着状態から非装着状態へ変化したと判断した場合、あるいは前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離が所定距離を超えた場合に、第１テレビ電話手段の稼働から第２テレビ電話手段の稼働に切り換える請求項６に記載の腕時計型端末。
　前記第２制御手段は、前記情報処理端末の位置があらかじめ登録された場所から離れたと判断した場合、前記情報処理端末の姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報から、前記情報処理端末をユーザが手から離したと判断した場合、前記腕時計型端末が非装着状態から装着状態へ変化したと判断した場合、あるいは前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離が所定距離以内になった場合に、第２テレビ電話手段の稼働から第１テレビ電話手段の稼働に切り換える請求項６または７に記載の腕時計型端末。
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末の制御方法であって、
　前記腕時計型端末は、第２テレビ電話手段を備えた情報処理端末との間で双方向通信を行い、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第２制御ステップを含む腕時計型端末の制御方法。
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末の制御プログラムであって、
　前記腕時計型端末は、第２テレビ電話手段を備えた情報処理端末との間で双方向通信を行い、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える第２制御ステップを腕時計型端末に実行させる制御プログラム。
　第１テレビ電話手段を備えた腕時計型端末と、
　第２テレビ電話手段を備え前記腕時計型端末との間で双方向通信を行う情報処理端末と、
　を含む情報処理システムであって、
　前記情報処理端末の位置情報、姿勢情報、画像入力情報または音声入力情報、前記腕時計型端末の装着非装着、あるいは、前記情報処理端末と前記腕時計型端末との距離に応じて、前記第１テレビ電話手段と、前記第２テレビ電話手段との間で稼働させる手段を切り換える情報処理システム。