WO2007105583A1 - 移動支援システム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

　移動支援システム１００のＰＣ４００は、所定経路の走行映像を表示させ、ユーザにより所定の交差点が要注意ポイントとして設定されると、要注意ポイント設定情報をサーバ装置３００へ送信する。サーバ装置３００は、ＰＣ４００から要注意ポイント設定情報を取得するとユーザＤＢを更新する。ナビゲーション装置５００は、ユーザにより設定された移動経路の移動経路関連情報をサーバ装置３００へ送信する。サーバ装置３００は、ナビゲーション装置５００で設定された移動経路に含まれる要注意ポイントの詳細案内情報をナビゲーション装置５００へ送信する。ナビゲーション装置５００は、要注意ポイントに到達すると詳細案内を報知させ、既存案内ポイントに到達すると既存案内を報知させる。

Description

明 細 書

移動支援システム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを 記録した記録媒体

技術分野

[0001] 本発明は、移動体の移動を支援する移動支援システム、その方法、そのプログラム

、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。

背景技術

[0002] 従来、移動体の移動を支援する構成において、複雑な交差点の詳細を報知可能 な構成が知られている (例えば、特許文献 1参照)。

[0003] この特許文献 1に記載のものは、経路探索表示装置にて、経路上の誘導すべき交 差点を抽出し、複雑か否かを判定する。この後、複雑と判定された交差点の拡大表 示が選択されている場合、この選択された交差点の交差点拡大図を描画する。さら に、この交差点の道路の輪郭、進行方向を示す矢印などを描画する構成が採られて いる。

[0004] 特許文献 1 :特開 2000— 146603号公報 (第 5頁左欄 第 6頁左欄）

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しかしながら、上述した特許文献 1に記載のような構成では、経路探索表示装置で 抽出された交差点の拡大図が表示されるため、ユーザにとって複雑に感じる交差点 の拡大図などの詳細な情報が報知されないおそれがあるという問題点が一例として 挙げられる。

[0006] 本発明の目的は、このような点に鑑みて、交差点に関する情報を適切に報知可能 な移動支援システム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した 記録媒体を提供することである。

課題を解決するための手段

[0007] 本発明の移動支援システムは、端末装置にて、この端末装置にネットワークを介し て各種情報が送受信可能に接続されたサーバ装置の制御により、移動体が移動可 能な交差点に関する各種情報を報知させる移動支援システムであって、前記端末装 置は、所定の地点の状態に関する地点状態情報を取得する地点状態情報取得手段 と、この取得された前記地点状態情報を地点状態表示手段で表示させる制御をする 地点状態情報表示制御手段と、入力操作に基づ!、て前記地点状態情報で表される 所定の前記交差点が詳細な案内に関する詳細案内情報を報知させる第 1の交差点 として設定された旨を認識すると、その旨の詳細案内交差点情報を生成して、前記 サーバ装置へ送信する詳細案内交差点情報生成手段と、前記移動体の現在位置 に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段と、前記移動体が移動す る目的地の位置に関する目的地情報を取得する目的地情報取得手段と、前記現在 位置および前記目的地を含む移動経路に関する移動経路関連情報を取得して、前 記サーバ装置へ送信する移動経路関連情報取得手段と、前記サーバ装置から送信 され前記移動経路関連情報の移動経路に含まれる前記第 1の交差点の前記詳細案 内情報を取得する詳細案内情報取得手段と、前記移動経路関連情報の移動経路に 含まれ前記詳細案内情報の案内よりも簡易的な案内を報知する旨があらかじめ設定 されている第 2の前記交差点の前記案内に関する既存案内情報を取得する既存案 内情報取得手段と、前記現在位置情報および前記移動経路関連情報に基づ 、て、 前記移動体の移動状態を判断する移動状態判断手段と、この移動状態判断手段で 前記移動体の現在位置が前記第 1の交差点近傍であると判断された場合、前記詳 細案内情報を端末報知手段で報知させる制御をし、前記現在位置が前記第 2の交 差点近傍であると判断された場合、前記既存案内情報を前記端末報知手段で報知 させる制御をする端末報知制御手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記端末装置 から送信される前記詳細案内交差点情報を取得する第 1のサーバ情報取得手段と、 前記端末装置から送信される前記移動経路関連情報を取得する第 2のサーバ情報 取得手段と、前記詳細案内情報を記憶するサーバ記憶手段と、前記移動経路関連 情報の移動経路に前記詳細案内交差点情報に対応する前記第 1の交差点が含ま れていることを認識した場合、この第 1の交差点の前記詳細案内情報を前記サーバ 記憶手段から選出して、前記端末装置へ送信する詳細案内情報選出手段と、を備 えたことを特徴とする。 [0008] 本発明の移動支援方法は、演算手段により、端末装置にて、この端末装置にネット ワークを介して各種情報が送受信可能に接続されたサーバ装置の制御により、移動 体が移動可能な交差点に関する各種情報を報知させる移動支援方法であって、前 記演算手段は、前記端末装置に、所定の地点の状態に関する地点状態情報を取得 させ、この取得された前記地点状態情報を地点状態表示手段で表示させる制御をさ せ、入力操作に基づ!、て前記地点状態情報で表される所定の前記交差点が詳細な 案内に関する詳細案内情報を報知させる第 1の交差点として設定された旨を認識す ると、その旨の詳細案内交差点情報を生成させて、前記サーバ装置へ送信させ、前 記移動体の現在位置に関する現在位置情報を取得させ、前記移動体が移動する目 的地の位置に関する目的地情報を取得させ、前記現在位置および前記目的地を含 む移動経路に関する移動経路関連情報を取得させて、前記サーバ装置へ送信させ 、前記サーバ装置から送信され前記移動経路関連情報の移動経路に含まれる前記 第 1の交差点の前記詳細案内情報を取得させ、前記移動経路関連情報の移動経路 に含まれ前記詳細案内情報の案内よりも簡易的な案内を報知する旨があらかじめ設 定されている第 2の前記交差点の前記案内に関する既存案内情報を取得させ、前記 現在位置情報および前記移動経路関連情報に基づ!、て、前記移動体の移動状態 を判断させ、前記移動体の現在位置が前記第 1の交差点近傍であると判断された場 合、前記詳細案内情報を端末報知手段で報知させる制御をさせ、前記現在位置が 前記第 2の交差点近傍であると判断された場合、前記既存案内情報を前記端末報 知手段で報知させる制御をさせ、前記サーバ装置に、前記端末装置から送信される 前記詳細案内交差点情報を取得させ、前記端末装置から送信される前記移動経路 関連情報を取得させ、前記移動経路関連情報の移動経路に前記詳細案内交差点 情報に対応する前記第 1の交差点が含まれていることを認識した場合、この第 1の交 差点の前記詳細案内情報をサーバ記憶手段から選出させて、前記端末装置へ送信 させることを特徴とする。

[0009] 本発明の移動支援プログラムは、前述した本発明の移動支援方法を演算手段に実 行させることを特徴とする。

[0010] 本発明の移動支援プログラムを記録した記録媒体は、前述した本発明の移動支援 プログラムが演算手段にて読取可能に記録されたことを特徴とする。 図面の簡単な説明

[図 1]本発明の一実施形態に係る移動支援システムの概略構成を示すブロック図で ある。

[図 2]前記一実施形態におけるサーバ装置の概略構成を示すブロック図である。

[図 3]前記一実施形態における地図情報を構成する表示用データのテーブル構造を 模式的に示す概念図である。

[図 4]前記一実施形態における地図情報を構成するマッチングデータのテーブル構 造を模式的に示す概念図である。

[図 5]前記一実施形態におけるサーバノード情報テーブルにおけるデータのテープ ル構造を模式的に示す概念図である。

[図 6]前記一実施形態におけるユーザ誘導情報テーブルにおけるデータのテーブル 構造を模式的に示す概念図である。

[図 7]前記一実施形態における走行映像情報テーブルにおけるデータのテーブル構 造を模式的に示す概念図である。

[図 8]前記一実施形態におけるサーバ装置を構成するサーバ処理部の概略構成を 示すブロック図である。

[図 9]前記一実施形態における PCの概略構成を示すブロック図である。

[図 10]前記一実施形態における PCノード情報テーブルにおけるデータのテーブル 構造を模式的に示す概念図である。

[図 11]前記一実施形態における PCを構成する PC処理部の概略構成を示すブロック 図である。

[図 12]前記一実施形態におけるナビゲーシヨン装置の概略構成を示すブロック図で ある。

[図 13]前記一実施形態におけるナビゲーシヨンノード情報テーブルにおけるデータ のテーブル構造を模式的に示す概念図である。

[図 14]前記一実施形態におけるナビゲーシヨン装置を構成するナビゲーシヨン処理 部の概略構成を示すブロック図である。 [図 15]前記一実施形態における車両が誘導経路に沿って走行した状態を示す概念 図である。

[図 16]前記一実施形態における車両が意図的に誘導経路力 逸脱して走行した状 態を示す概念図である。

[図 17]前記一実施形態における車両が誘導経路から間違えて逸脱した後に復帰し て走行した状態を示す概念図である。

[図 18]前記一実施形態における誘導ポイントの設定処理を示すフローチャートである

[図 19]前記一実施形態における誘導案内処理を示すフローチャートである。

[図 20]前記一実施形態における誘導案内処理を示すフローチャートである。

符号の説明

100…移動支援システム

200· "ネットワーク

300· ··サーバ装置

320· "サーバ記憶手段としてのデータベース部

341…第 1のサーバ情報取得手段および非報知要求情報生成手段としても機能す るユーザ DB更新手段

342A…第 2のサーバ情報取得手段としても機能する PC対応ポイント認識手段 342B…地点状態情報選出手段としての走行映像情報選出手段

343B…非報知要求情報選出手段としても機能する誘導ポイント情報選出手段 343C…詳細案内情報選出手段

400…端末装置を構成する所定場所端末装置としての PC (パーソナルコンビユー タ）

430· ··地点状態表示手段としての表示部

472A…模擬出発地情報取得手段としての模擬出発地認識手段

472B…模擬目的地情報取得手段としての模擬目的地認識手段

472C…模擬経路関連情報取得手段としても機能する模擬経路処理手段

472D…地点状態情報取得手段および地点状態情報表示制御手段としての模擬 案内制御手段

472Ε· ··詳細案内交差点情報生成手段および非報知交差点情報生成手段として の PC更新情報生成手段

500…端末装置を構成する移動体端末装置としてのナビゲーシヨン装置

550…端末報知手段を構成する端末表示手段である端末表示部

560…端末報知手段を構成する端末音声出力手段である音声出力部

591· "現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段

592· ··目的地情報取得手段としての目的地認識手段

593…移動経路関連情報取得手段としての経路処理手段

594…詳細案内情報取得手段、既存案内情報取得手段、および、非報知要求情 報取得手段としても機能する端末報知制御手段としての案内報知手段

596…移動状態判断手段

597…詳細案内交差点情報生成手段としてのナビゲーシヨン更新情報生成手段 712…既存案内情報

713· ··詳細案内情報

713Α· ··詳細表示情報としても機能する詳細撮影画像情報

713B…詳細到達情報としても機能する詳細音声情報

741 · ··ユーザ特定情報としてのユーザ Iひ f青報

742C…非報知要求情報としての既存案内フラグ情報

772…地点状態情報、地点動画情報、および、地点撮影画像情報としての動画表 示情報

発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発 明の移動支援システムであって、移動体である例えば車両の移動状況としての走行 を案内誘導する構成を例示して説明する。なお、本発明の移動支援システムとして は、車両の走行を案内誘導する構成に限らず、いずれの移動体の交通状況を報知 する構成が対象となり、ユーザが携帯する携帯型でも適用できる。

図 1は、本実施形態に係る移動支援システムの概略構成を示すブロック図である。 図 2は、サーバ装置の概略構成を示すブロック図である。図 3は、地図情報を構成す る表示用データのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図 4は、地図情報を 構成するマッチングデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である。図 5は、 サーノノード情報テーブルにおけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図 である。図 6は、ユーザ誘導情報テーブルにおけるデータのテーブル構造を模式的 に示す概念図である。図 7は、走行映像情報テーブルにおけるデータのテーブル構 造を模式的に示す概念図である。図 8は、サーバ装置を構成するサーバ処理部の概 略構成を示すブロック図である。図 9は、 PCの概略構成を示すブロック図である。図 1 0は、 PCノード情報テーブルにおけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図 である。図 11は、 PCを構成する PC処理部の概略構成を示すブロック図である。図 1 2は、ナビゲーシヨン装置の概略構成を示すブロック図である。図 13は、ナビゲーショ ンノード情報テーブルにおけるデータのテーブル構造を模式的に示す概念図である

。図 14は、ナビゲーシヨン装置を構成するナビゲーシヨン処理部の概略構成を示す ブロック図である。図 15は、車両が誘導経路に沿って走行した状態を示す概念図で ある。図 16は、車両が意図的に誘導経路から逸脱して走行した状態を示す概念図 である。図 17は、車両が誘導経路から間違えて逸脱した後に復帰して走行した状態 を示す概念図である。

[0014] 〔移動支援システムの構成〕

図 1において、 100は移動支援システムである。この移動支援システム 100は、移 動体である例えば車両 Bの移動状況に対応して、ルートシミュレーション後のユーザ による設定を反映させた状態で、移動に関する案内を報知するシステムである。なお 、移動体としては、車両 Bに限らず、航空機、船舶などいずれの移動体が対象となる そして、移動支援システム 100は、ネットワーク 200と、サーバ装置 300と、端末装 置を構成する所定場所端末装置としての PC (パーソナルコンピュータ) 400と、端末 装置を構成する移動体端末装置としてのナビゲーシヨン装置 500と、を備えて!/、る。

[0015] (ネットワークの構成）

まず、ネットワーク 200の構成について説明する。 ネットワーク 200には、サーバ装置 300、 PC400、および、ナビゲーシヨン装置 500 が接続されている。そして、ネットワーク 200は、サーバ装置 300と、 PC400と、ナビ ゲーシヨン装置 ₅₀₀と、を情報の送受信が可能な状態に接続する。このネットワーク 2 00としては、例えば TCPZIPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、イント ラネット、 LAN(Local Area Network),無線媒体により情報が送受信可能な複数の基 地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さらには、サ ーバ装置 300、 PC400、および、ナビゲーシヨン装置 500間で情報を直接送受信す るための媒体となる無線媒体自体などが例示できる。ここで、無線媒体としては、電 波、光、音波、電磁波などのいずれの媒体をも適用できる。

[0016] (サーバ装置の構成）

次に、サーバ装置の構成について説明する。

サーバ装置 300は、ネットワーク 200を介して PC400およびナビゲーシヨン装置 50 0と情報の送受信が可能となっている。また、サーバ装置 300は、気象庁や警視庁な どの各種官庁、民間団体、 VICS、企業などの各種機関に設置された図示しないサ ーバなどから、ネットワーク 200を介して各種情報を取得可能となっている。この取得 する情報としては、例えば気象情報や、 VICS情報、ガソリンスタンドや飲食店などの 各種店舗に関する店舗情報など、車両の移動に関する情報、すなわち車両の移動 の際に利用される各種の移動関連情報が例示できる。

そして、サーバ装置 300は、図 2に示すように、通信部 310と、サーバ記憶手段とし てのデータベース部 320と、サーバメモリ 330と、サーバ処理部 340と、などを備えて いる。

[0017] 通信部 310は、ネットワーク 200を介して PC400およびナビゲーシヨン装置 500に 接続されるとともに、サーバ処理部 340に接続されている。

この通信部 310は、ネットワーク 200を介して入力されるサーバ信号 Ssに対してあら かじめ設定されて 、る入力インターフェース処理を実行し、処理サーバ信号としてサ ーバ処理部 340へ出力する。また、通信部 310は、サーバ処理部 340から PC400ま たはナビゲーシヨン装置 500に対して送信すべき処理サーバ信号が入力されると、 入力された処理サーバ信号に対してあら力じめ設定されている出力インターフェース 処理を実行し、サーバ信号 Ssとしてネットワーク 200を介して PC400またはナビゲー シヨン装置 500へ出力する。

[0018] データベース部 320は、 PC400やナビゲーシヨン装置 500に送信する各種情報の データベースである。このデータベース部 320は、サーバ処理部 340により適宜更新 される。このデータベース部 320としては、 HD (Hard Disk)、 DVD (Digital Versatile

Disc)、光ディスク、メモリカードなどの記録媒体に読み出し可能に記憶するドライブ やドライバなどを備えた構成などが例示できる。

そして、データベース部 320は、地図 DB (データベース） 321と、ユーザ DB (デー タベース） 322と、走行映像 DB (データベース） 323と、を備えている。

[0019] 地図 DB321は、例えば図 3および図 4に示すような地図情報と、図 5に示すような サーバノード情報テーブル 700と、などを格納、すなわち読み出し可能に記憶する。

[0020] ここで、地図情報は、例えば図 3に示すようないわゆる POI (Point Of Interest)デー タである表示用データ VMと、例えば図 4に示すようなマッチングデータ MMと、など を備えている。

[0021] 表示用データ VMは、例えばそれぞれメッシュコードが付加された複数の表示用メ ッシュ情報 VMxを備えている。すなわち、表示用データ VMは、一部の領域に関す る表示用メッシュ情報 VMxに複数分割され、表示用メッシュ情報 VMxが縦横に複数 連続して構成されている。各表示用メッシュ情報 VMxは、設定された一辺の長さ、す なわち実際の地形上の長さを地図の縮尺に応じて短縮した長さで矩形形状に分割さ れ、所定の角部分に地図情報の全体、例えば地球の地図における絶対座標 ZPの情 報を有している。

なお、表示用メッシュ情報 VMxは、適宜一部の領域に関する下層の表示用メッシュ 情報 VMxにさらに複数分割されていてもよい。

そして、表示用メッシュ情報 VMxは、例えば交差点の名称などの名称情報 VMxA と、道路情報 VMxBと、背景情報 VMxCと、にて構成されている。

[0022] 一方、マッチングデータ MMは、表示用データ VMと同様に、例えばそれぞれ固有 の番号が付加された一部の領域に関するマッチングメッシュ情報 MMxに複数分割さ れ、マッチングメッシュ情報 MMxが縦横に複数連続して構成されている。各マツチン グメッシュ情報 MMxは、設定された一辺の長さ、すなわち実際の地形上の長さを地 図の縮尺に応じて短縮した長さで矩形形状に分割され、所定の角部分に地図情報 の全体、例えば地球の地図における絶対座標 ZPの情報を有している。

なお、マッチングメッシュ情報 MMxは、適宜一部の領域に関する下層のマッチング メッシュ情報 MMxにさらに複数分割されていてもよい。また、マッチングメッシュ情報 MMxは、表示用メッシュ情報 VMxと異なる領域を表すデータ構造、すなわち分割さ れる領域の縮尺が異なって 、てもよ 、。

そして、マッチングデータ MMは、例えば車両の移動状態を地図情報に重畳させ て表示させる際に、車両を表す表示が道路上ではなく建物上に位置するなどの誤表 示を防止するため、車両を表す表示が道路上に位置するように表示を修正するマツ プマッチング処理に利用される。このマッチングデータ MMは、複数のリンク列ブロッ ク情報を有している。

[0023] リンク列ブロック情報は、図 4に示すように、道路を構成し地点を表す地点情報とし てのノード Nを結ぶ線分であるリンク Lが、所定の規則性で複数関連付けられたデー タのテーブル構造である。そして、リンク Lは、各リンク L毎に付加されたリンク ID (Iden tification)と、リンク Lが結ぶ 2つのノード Nを表す固有の番号などのノード情報とを有 している。

[0024] また、ノード Nは、各道路の交差点や屈曲点、分岐点、合流点などの結節点に相当 する。そして、ノード Nは、リンク列ブロック情報におけるノード N毎に付加された固有 の番号であるノード IDを有して!/、る。

[0025] サーバノード情報テーブル 700は、図 5に示すように、ノード情報 710が複数記録さ れたテーブル構造に構成されている。このノード情報 710は、リンク列ブロック情報の 各ノード Nに関連付けられた情報である。

そして、ノード情報 710は、ノード HD情報 711と、既存案内情報 712と、詳細案内情 報 713と、ノード関連情報 714と、などが関連付けられた 1つのデータに構成されて いる。

[0026] ノード ID情報 711は、リンク Lの両端に位置されるノード Nのノード IDに関連付けら れ、各ノード情報 710を特定する固有の情報である。このノード HD情報 711には、例 えばノード IDが記録され、このノード ID情報 711によりノード情報 710に対するリンク Lが特定される。

なお、ノード ID情報 711は、ノード Nを特定するノード Nの座標に関する情報などが 記録されて 、るものであってもよ！/、。

[0027] 既存案内情報 712は、例えば移動支援システム 100の管理者により、あら力じめ所 定の案内を報知する旨が設定された交差点の案内に関する情報である。

ここで、この既存案内情報 712で案内が報知される交差点を、第 2の交差点として の既存案内ポイントと適宜称して説明する。また、既存案内情報 712に基づく案内を 既存案内と適宜称して説明する。そして、既存案内情報 712は、既存表示情報 712 Aと、既存音声情報 712Bと、を備えている。

既存表示情報 712Aは、交差点の既存案内として、例えば交差点を拡大したィラス トを表示させるための情報である。

既存音声情報 712Bは、交差点の既存案内を音声で出力させるための情報である

[0028] 詳細案内情報 713は、ユーザにより、既存案内情報 712に基づく案内よりも詳細な 案内を報知する旨が設定された交差点の案内に関する情報である。

ここで、この詳細案内情報 713で詳細な案内が報知される交差点を、第 1の交差点 としての要注意ポイントと適宜称して説明する。また、詳細案内情報に基づく案内を 詳細案内と適宜称して説明する。さらに、既存案内ポイントおよび要注意ポイントをま とめて表現する際には、誘導ポイントと称して説明する。

そして、詳細案内情報 713は、詳細表示情報としても機能する詳細撮影画像情報 713Aと、詳細到達情報としても機能する詳細音声情報 713Bと、を備えている。 詳細撮影画像情報 713Aは、交差点の詳細案内として、撮影手段により交差点の 詳細な状態を撮影した撮影画像を表示させるための情報である。

詳細音声情報 713Bは、交差点の詳細案内として、交差点に到達するまでの詳細 な案内を音声で出力させるための情報である。

[0029] ノード関連情報 714は、ノードに対応する地点に関連する情報である。具体的には 、このノード関連情報 714には、地図情報上におけるノード Nの緯度および経度を例 えば X座標および Y座標で示す情報、ノード Νの住所情報、ノード Νが交差点である か否かを示す情報、ノード Νが交差点である場合の交差点の名称情報、ノード Νの 交差点の右左折に関する情報、右折レーンまたは左折レーンの有無に関する情報、 信号の有無に関する情報などが記録されている。

[0030] なお、ノード情報 710は、ノード ID情報 711で表されるノード Νが交差点でない場 合、既存案内情報 712や詳細案内情報 713を備えない構成となる場合がある。

[0031] ユーザ DB322は、例えば図 6に示すようなユーザ誘導情報テーブル 730を読み出 し可能に記憶する。ユーザ誘導情報テーブル 730は、サーバ処理部 340により適宜 更新される。このユーザ誘導情報テーブル 730は、ユーザ誘導情報 740が複数記録 されたテーブル構造に構成されて！、る。

ユーザ誘導情報 740は、移動支援システム 100のユーザごとに設定された交差点 の案内の報知状態に関する情報である。

そして、ユーザ誘導情報 740は、ユーザ特定情報としてのユーザ Iひ f青報 741と、少 なくとも 1つの誘導ポイント情報 742と、などが関連付けられた 1つのデータに構成さ れている。

[0032] ユーザ Iひ f青報 741には、ユーザ固有の IDが記録されて!、る。このユーザ Iひ f青報 7 41により、所定のユーザに対応するユーザ誘導情報 740が特定される。

[0033] 誘導ポイント情報 742は、ユーザ Iひ f青報 741で特定されるユーザにより設定された 交差点の案内の報知状態に関する情報である。

そして、誘導ポイント情報 742は、ノード 情報 742Aと、既存案内種別情報 742B と、非報知要求情報としての既存案内フラグ情報 742Cと、要注意ポイントフラグ情報 742Dと、などが関連付けられた 1つのデータに構成されている。

[0034] ノード ID情報 742Aには、ノード ID情報 711と同様のノード IDが記録されている。

既存案内種別情報 742Bは、ノード Iひ f青報 742Aで特定される交差点で報知させ る既存案内の種別〖こ関する情報である。具体的には、既存案内種別情報 742Bには 、既存表示情報 712Aに基づくイラスト表示のみを実施する旨、既存音声情報 712B に基づく音声出力のみを実施する旨、イラスト表示および音声出力の両方を実施す る旨のうち、 、ずれか 1つを示す情報が記録されて 、る。 [0035] 既存案内フラグ情報 742Cは、ノード Iひ f青報 742Aで特定される交差点において、 既存案内種別情報 742Bに基づく既存案内の報知を実施するか否かを示すフラグ 情報である。この既存案内フラグ情報 742Cには、例えば既存案内の報知を実施す る場合に「1」が記録され、実施しな ヽ場合に「0」が記録される。

要注意ポイントフラグ情報 742Dは、ノード HD情報 742Aで特定される交差点にお いて、詳細案内情報 713に基づく詳細案内の報知を実施する力否かを示すフラグ情 報である。この要注意ポイントフラグ情報 742Dには、例えば詳細案内の報知を実施 する場合に「1」が記録され、実施しな ヽ場合に「0」が記録される。

[0036] 走行映像 DB323は、例えば図 7に示すような走行映像情報テーブル 760を読み 出し可能に記憶する。この走行映像情報テーブル 760は、走行映像情報 770が複 数記録されたテーブル構造に構成されて ヽる。

走行映像情報 770は、所定の経路を走行した際にユーザが視認可能な風景の映 像に関する情報である。

そして、走行映像情報 770は、場所特定情報 771と、地点状態情報、地点動画情 報、および、地点撮影画像情報としての動画表示情報 772と、などが関連付けられた 1つのデータに構成されて 、る。

[0037] 場所特定情報 771は、映像が撮影された場所、すなわち道路や交差点などを特定 するための情報である。この場所特定情報 771には、例えば道路を示すリンク IDや 交差点を示すノード IDなどが記録されている。なお、場所特定情報 771として、撮影 場所の住所、道路や交差点の名称、緯度、経度などの情報を記録する構成としても よい。

動画表示情報 772は、撮影手段により道路や交差点などの各地点の状態を撮影し た動画を表示させるための情報である。なお、動画表示情報 772としては、所定時間 ごとの静止画や動画を適宜組み合わせた構成としてもよい。

[0038] サーバメモリ 330は、 PC400やナビゲーシヨン装置 500あるいは外部のサーバなど 力 受信した各種情報を適宜に読み出し可能に記憶する。また、サーバメモリ 330は 、サーバ装置 300全体および移動支援システム 100全体を動作制御する OS (Opera ting System)上に展開される各種プログラムなどをも情報として記憶している。このサ ーバメモリ 330としては、例えば停電などにより突然電源が落ちた際にも記憶が保持 される構成のメモリ、例えば CMOS (Complementary Metal-Oxide Semiconductor)メ モリなどを用いることが望まし 、。

なお、サーバメモリ 330としては、 HD、 DVD,光ディスク、メモリカードなどの記録 媒体に読み出し可能に記憶するドライブやドライバなどを備えた構成としてもよい。

[0039] サーバ処理部 340は、図示しない各種入出力ポート、通信部 310が接続される通 信ポート、データベース部 320が接続されるデータベースポート、サーバメモリ 330が 接続されるメモリポートなどを有する。そして、サーバ処理部 340は、サーノ メモリ 33 0に記憶された各種プログラムとして、図 8に示すように、第 1のサーバ情報取得手段 および非報知要求情報生成手段としても機能するユーザ DB更新手段 341と、 PC対 応処理手段 342と、ナビゲーシヨン対応処理手段 343と、などを備えている。

[0040] ユーザ DB更新手段 341は、 PC400から送信される PC更新情報や、ナビゲーショ ン装置 500から送信されるナビゲーシヨン更新情報などに基づ 、て、ユーザ誘導情 報テーブル 730の更新処理を実施する。

[0041] ここで、 PC更新情報は、 PC400にて、ユーザの入力操作に基づ ヽて生成される。

この PC更新情報は、ユーザ IDが記録されたユーザ情報と、誘導ポイント編集情報と 、を備えている。

誘導ポイント編集情報は、所定の既存案内ポイントにおける既存案内の報知状態 を所定の設定する旨の非報知交差点情報としても機能する既存案内誘導設定情報 と、所定の交差点を要注意ポイントとして設定する旨の詳細案内交差点情報としての 要注意ポイント設定情報と、を備えている。既存案内誘導設定情報は、既存案内ボイ ントを特定するノード IDが記録されたポイント特定情報と、既存案内の設定状態が記 録された既存案内情報と、を備えている。要注意ポイント設定情報には、要注意ボイ ントを特定するノード IDが記録されて 、る。

なお、誘導ポイント編集情報は、複数の既存案内ポイントや要注意ポイントに対して 設定がされた場合、この設定された数の既存案内誘導設定情報や要注意ポイント設 定情報を備えた構成となる。さらに、誘導ポイント編集情報は、既存案内誘導設定情 報または要注意ポイント設定情報を備えない構成となることもある。 [0042] また、ナビゲーシヨン更新情報は、ナビゲーシヨン装置 500にて、ユーザが設定され た誘導経路力 意に反して逸脱してしまった場合、すなわちユーザが交差点で進行 方向を間違えた場合に、生成される。このナビゲーシヨン更新情報は、それぞれ上述 した、ユーザ情報と、要注意ポイント設定情報と、を備えている。

[0043] ユーザ DB更新手段 341は、 PC400から PC更新情報を取得すると、この PC更新 情報のユーザ情報に対応するユーザ Iひ隋報 741を検索する。そして、誘導ポイント 編集情報が既存案内誘導設定情報を備えている場合、以下のような処理を実施する すなわち、ユーザ DB更新手段 341は、この検索したユーザ HD情報 741を有するュ 一ザ誘導情報 740から、既存案内誘導設定情報のポイント特定情報に対応するノー ド 情報 742Aを検索する。そして、この検索したノー TO情報 742Aを有する誘導 ポイント情報 742の既存案内種別情報 742Bや既存案内フラグ情報 742Cを、既存 案内情報の内容に更新する。例えば、既存案内情報にイラスト表示のみを実施する 旨が記録されている場合、既存案内種別情報 742Bをその内容に更新する。また、 既存案内情報に既存案内を全く実施しない旨が記録されている場合、既存案内フラ グ情報 742Cに「0」を記録する。

[0044] また、ユーザ DB更新手段 341は、誘導ポイント編集情報が要注意ポイント設定情 報を備えている場合、以下のような処理を実施する。

すなわち、ユーザ DB更新手段 341は、ユーザ情報に基づき検索されたユーザ誘 導情報 740から、要注意ポイント設定情報のノード IDに対応するノード 情報 742A を検索する。そして、この検索したノード Iひ f青報 742Aを有する誘導ポイント情報 742 の要注意ポイントフラグ情報 742Dを、要注意ポイント設定情報の内容、すなわち「1」 に更新する。

[0045] さらに、ユーザ DB更新手段 341は、ナビゲーシヨン装置 500からナビゲーシヨン更 新情報を取得すると、ユーザ情報に対応するユーザ誘導情報 740の要注意ポイント フラグ情報 742Dを、要注意ポイント設定情報に基づいて、「1」に更新する。

[0046] PC対応処理手段 342は、 PC400におけるシミュレーションにより設定された模擬 的な例えば複数の移動経路 (以下、模擬経路と称す)や、既存案内ポイントに関する 各種情報を適宜選出して、 PC400へ送信する処理をする。

そして、 PC対応処理手段 342は、第 2のサーバ情報取得手段としても機能する PC 対応ポイント認識手段 342Aと、地点状態情報選出手段としての走行映像情報選出 手段 342Bと、既存案内情報選出手段 342Cと、を備えている。

[0047] PC対応ポイント認識手段 342Aは、模擬経路に対応するリンク IDおよびノード IDを 認識する。

ここで、模擬経路は、シミュレーションにより設定された模擬的な出発地 (以下、模 擬出発地と称す)から模擬的な目的地 (以下、模擬目的地と称す)までの経路である

[0048] PC対応ポイント認識手段 342Aは、 PC400から、ユーザ情報と、複数の模擬経路 に関する模擬経路関連情報としての模擬経路関連情報と、を有する地点状態要求 情報としての PCポイント情報を取得して、模擬経路関連情報の模擬経路を含む地図 情報を地図 DB321から検索する。さらに、この検索した地図情報に基づいて、模擬 経路上のリンク IDやノード IDを認識する。そして、リンク IDを特定するリンク特定情報 と、ノード IDを特定するノード特定情報と、ユーザ情報と、を走行映像情報選出手段 342Bへ、ノード特定情報と、ユーザ情報と、を既存案内情報選出手段 342Cへ、そ れぞれ出力する。

[0049] 走行映像情報選出手段 342Bは、各模擬経路に対応する走行映像情報 770を選 出して PC400へ送信する。

具体的には、走行映像情報選出手段 342Bは、 PC対応ポイント認識手段 342Aか らリンク特定情報およびノード特定情報を取得すると、これらに対応する場所特定情 報 771を検索する。そして、この検索した場所特定情報 771を有する走行映像情報 7

70を選出して、ユーザ情報で特定される PC400へ送信する。

この送信された走行映像情報 770の動画表示情報 772は、模擬経路を走行した際 の道路や交差点などの動画である。ユーザは、この動画表示情報 772の動画を視認 することにより、車両 Bに搭乗することなく所定の経路をシミュレーションできる。

[0050] 既存案内情報選出手段 342Cは、各模擬経路に対応する既存案内情報 712を選 出して PC400へ送信する。 具体的には、既存案内情報選出手段 342Cは、 PC対応ポイント認識手段 342Aか らノード特定情報を取得すると、既存案内ポイントを検索する。すなわち、ノード特定 情報に対応するノード HD情報 711を検索して、このノード ID情報 711を有するノード 情報 710が既存案内情報 712を備えている場合、このノード IDのノード Nが既存案 内ポイントであると認識する。そして、このノード HD情報 711および既存案内情報 71 2を選出して、ユーザ情報で特定される PC400へ送信する。一方、ノード情報 710が 既存案内情報 712を備えていない場合、このノード IDのノード Nが既存案内ポイント でないと認識して、既存案内情報 712の選出処理を実施しない。

[0051] ナビゲーシヨン対応処理手段 343は、ナビゲーシヨン装置 500にて設定された例え ば複数の移動経路上の既存案内ポイントや要注意ポイントにおける案内報知に関す る各種情報を適宜選出して、ナビゲーシヨン装置 500へ送信する処理をする。

そして、ナビゲーシヨン対応処理手段 343は、ナビゲーシヨン対応ポイント認識手段 343Aと、非報知要求情報選出手段としても機能する誘導ポイント情報選出手段 34 3Bと、詳細案内情報選出手段 343Cと、を備えている。

[0052] ナビゲーシヨン対応ポイント認識手段 343Aは、ナビゲーシヨン装置 500から、ユー ザ情報と、複数の移動経路に関する移動経路関連情報と、を有するナビゲーシヨン ポイント情報を取得して、移動経路関連情報の移動経路を含む地図情報を検索する 。そして、この地図情報に基づいて、各移動経路上のノード IDを認識して、ノード特 定情報およびユーザ情報を誘導ポイント情報選出手段 343Bへ出力する。

[0053] 誘導ポイント情報選出手段 343Bは、各移動経路に対応する誘導ポイント情報 742 を選出する。

具体的には、誘導ポイント情報選出手段 343Bは、ナビゲーシヨン対応ポイント認識 手段 343Aから、ノード特定情報およびユーザ情報を取得すると、ユーザ情報に対 応するユーザ誘導情報 740を検索する。さらに、このユーザ誘導情報 740からノード 特定情報に対応するノード 情報 742Aを検索して、このノード 情報 742Aを有 する誘導ポイント情報 742を選出する。そして、この誘導ポイント情報 742を、ユーザ 情報で特定されるナビゲーシヨン装置 500へ送信する。

[0054] 詳細案内情報選出手段 343Cは、要注意ポイントの詳細案内情報 713を選出する 具体的には、詳細案内情報選出手段 343Cは、誘導ポイント情報選出手段 343B で選出された誘導ポイント情報 742の要注意ポイントフラグ情報 742Dに「1」が記録 されている力否か、すなわち誘導ポイント情報 742に対応する交差点が要注意ポイン トとして設定されているか否かを判断する。そして、要注意ポイントとして設定されてい ると判断した場合、この要注意ポイントフラグ情報 742Dに関連付けられたノード ID情 報 742Aに対応するノード ID情報 711を検索する。さらに、このノード HD情報 711に 関連付けられた詳細案内情報 713を選出して、ユーザ情報で特定されるナビゲーシ ヨン装置 500へ送信する。一方、要注意ポイントとして設定されていないと判断した場 合、詳細案内情報 713の選出処理を実施しない。

[0055] (PCの構成）

次に、 PC400の構成について説明する。

PC400は、図 1に示すように、例えば家庭 Aなど所定の場所に配設されて利用可 能な構成を有している。この PC400は、ルートシミュレーションを実施して、ユーザに よる設定に関する情報をサーバ装置 300へ送信する。

そして、 PC400は、図 9に示すように、送受信部 410と、入力部 420と、地点状態表 示手段としての表示部 430と、音声出力部 440と、 PC記憶手段 450と、 PCメモリ 46 0と、 PC処理部 470と、などを備えている。

[0056] 送受信部 410は、ネットワーク 200を介してサーバ装置 300に接続されるとともに、 PC処理部 470に接続されて 、る。

この送受信部 410は、ネットワーク 200を介して入力される PC信号 Spに対してあら かじめ設定されて ヽる入力インターフェース処理を実行し、処理 PC信号として PC処 理部 470へ出力する。また、送受信部 410は、 PC処理部 470からサーバ装置 300 に対して送信すべき処理 PC信号が入力されると、入力された処理 PC信号に対して あら力じめ設定されて 、る出力インターフェース処理を実行し、 PC信号 Spとしてネッ トワーク 200を介してサーバ装置 300へ出力する。

[0057] 入力部 420は、例えばキーボードやマウスなどで、入力操作される図示しな 、各種 操作ボタンや操作つまみなどを有して ヽる。この操作ボタンや操作つまみの入力操 作の内容としては、例えば PC400の動作内容の設定などの設定事項である。

そして、入力部 420は、設定事項の入力操作により、所定の信号を PC処理部 470 へ適宜出力して設定させる。なお、この入力部 420としては、操作ボタンや操作つま みなどの入力操作に限らず、例えば表示部 430に設けられたタツチパネルによる入 力操作や、音声による入力操作など、各種設定事項を設定入力可能ないずれの構 成が適用できる。

[0058] 表示部 430は、 PC処理部 470にて制御され、 PC処理部 470からの画像データの 信号を画面表示させる。画像データとしては、例えば地図情報や検索情報さらには 模擬経路などの画像データの他、図示しな!ヽ TV受信機で受信した TV画像データ、 外部装置など光ディスクや磁気ディスク、メモリカードなどの記録媒体に記録されドラ イブやドライバなどにて読み取った画像データ、 PCメモリ 460からの画像データなど である。

この表示部 430としては、例えば液晶表示パネルや有機 EL (Electro Luminescenc e)パネル、 PDP (Plasma Display Panel)、 CRT (Cathode-Ray Tube)、 FED (Field E mission Display)、電気泳動ディスプレイパネルなどが例示できる。

[0059] 音声出力部 440は、例えば図示しないスピーカなどの発音手段を有する。この音声 出力部 440は、 PC処理部 470にて制御され、 PC処理部 470からの音声データなど の各種信号を発音手段から音声により出力する。なお、発音手段は、例えば TV受信 機で受信した TV音声データや記録媒体さらには PCメモリ 460などに記録された音 声データなどをも適宜出力可能である。

[0060] PC記憶手段 450は、サーバ装置 300のデータベース部 320と同様の構成を有し ている。この PC記憶手段 450は、例えば図 3および図 4に示すような地図情報、図 1 0に示すような PCノード情報テーブル 800などを読み出し可能に記憶する。

[0061] 地図情報は、図 3に示すような表示用データ VMと、図 4に示すようなマッチングデ ータ MMと、図示しない移動経路探索用地図データと、などを備えている。

移動経路探索用地図情報は、例えばマッチングデータ MMと同様のテーブル構造 、すなわち道路を表すノード Nのように地点を表す地点情報とリンク Lのように地点を 結ぶ線分情報とを有したテーブル構造で、各移動経路を探索するために道路を表 すための情報構造となって 、る。

[0062] PCノード情報テーブル 800は、ノード情報 810が複数記録されたテーブル構造に 構成されている。このノード情報 810は、ノード HD情報 811と、ノード関連情報 812と 、などが関連付けられた 1つのデータに構成されている。これらノード ID情報 811お よびノード関連情報 812には、サーバノード情報テーブル 700のノード HD情報 711 およびノード関連情報 714と同様の情報が記録されている。

[0063] また、 PC記憶手段 450には、例えば地図情報における所定の地点の情報を取得 するための検索情報が記憶されている。すなわち、検索情報は、地図情報上で順次 細分化される領域となる都道府県名、市町村名、地区名、地点名などの内容やガイ ダンスなどの各種情報や、地点としての店舗に関する各種情報などで、例えば階層 状に項目情報が関連付けられたツリー構造のテーブル構造となっている。

[0064] PCメモリ 460は、入力部 420で入力操作される設定事項などを適宜読み出し可能 に記憶する。また、 PCメモリ 460は、 PC400全体を動作制御する OS上に展開される 各種プログラムなどを記憶している。この PCメモリ 460としては、サーバメモリ 330と同 様の構成が例示できる。

[0065] PC処理部 470は、図示しない各種入出力ポート、入力部 420が接続されるキー入 力ポート、表示部 430が接続される表示部制御ポート、音声出力部 440が接続され る音声制御ポート、 PC記憶手段 450が接続される記憶ポート、 PCメモリ 460が接続 されるメモリポートなどを有する。そして、 PC処理部 470は、各種プログラムとして、図 11〖こ示すよう〖こ、アプリケーション処理部 471と、シミュレーション処理部 472と、など を備えている。

[0066] アプリケーション処理部 471は、例えば PC記憶手段 450に記憶された文書作成、 表計算などのアプリケーションソフトに基づく処理を適宜実施する。

[0067] シミュレーション処理部 472は、ルートシミュレーション処理を実施する。そして、シミ ユレーシヨン処理部 472は、模擬出発地情報取得手段としての模擬出発地認識手段 472Aと、模擬目的地情報取得手段としての模擬目的地認識手段 472Bと、模擬経 路関連情報取得手段としても機能する模擬経路処理手段 472Cと、地点状態情報取 得手段および地点状態情報表示制御手段としての模擬案内制御手段 472Dと、詳 細案内交差点情報生成手段および非報知交差点情報生成手段としての PC更新情 報生成手段 472Eと、情報検索手段 472Fと、などを備えている。

[0068] 模擬出発地認識手段 472Aは、例えば入力部 420の入力操作により設定入力され た模擬出発地に関する模擬出発地情報を取得し、模擬出発地の位置を認識する。 設定入力される模擬出発地情報としては、例えば緯度'経度などの座標、住所、電 話番号など、場所を特定するための各種情報が利用可能である。そして、この模擬 出発地に関する模擬出発地情報は、 PCメモリ 460に適宜記憶される。

[0069] 模擬目的地認識手段 472Bは、模擬出発地認識手段 472Aと同様に、入力部 420 の入力操作により設定入力された模擬目的地に関する模擬目的地情報を取得し、 模擬目的地の位置を認識する。そして、この模擬目的地に関する模擬目的地情報は 、 PCメモリ 460に適宜記憶される。

[0070] 模擬経路処理手段 472Cは、ユーザにより設定入力される模擬経路設定のための 設定事項情報、および、 PC記憶手段 450に記憶された地図情報に基づいて、模擬 出発地から模擬目的地までの模擬経路を演算してルート探索する。

具体的には、模擬経路処理手段 472Cは、模擬出発地情報、模擬目的地情報、お よび、設定事項情報を取得する。さらに、これら取得した情報に基づいて地図情報の 移動経路探索用地図情報を利用し、例えば車両が通行可能な道路を探索し、所要 時間が短い経路、あるいは移動距離が短い経路、または交通規制場所を回避した 経路など、複数の模擬経路を設定した模擬経路関連情報を生成して取得する。そし て、この模擬経路関連情報と、ユーザの入力部 420の入力操作に基づき生成したュ 一ザ情報と、を有する PCポイント情報を生成して、サーバ装置 300へ送信する。 また、この模擬経路関連情報は、 PCメモリ 460に適宜記憶される。

[0071] 模擬案内制御手段 472Dは、 PCポイント情報に対応してサーバ装置 300から送信 される各種情報に基づいて、ルートシミュレーションの映像を表示部 430で表示させ たり、音声を音声出力部 440から出力させたりする制御をする。

具体的には、模擬案内制御手段 472Dは、サーバ装置 300から、走行映像情報 77 0と、互いに関連付けられたノード HD情報 711および既存案内情報 712と、を取得す ると、これらを例えば PCメモリ 460に記憶させる。さらに、例えば表示部 430に、地図 情報に基づく地図が表示される地図領域と、走行映像情報 770に基づく走行映像が 表示される走行映像領域と、既存案内情報 712に基づく既存案内が表示される既存 案内領域と、を有するシミュレーション画面を表示させる。なお、シミュレーション画面 に、例えば地図領域のみを設け、この地図領域に走行映像領域や既存案内領域を 適宜重畳させて設ける構成としてもょ 、。

[0072] また、模擬案内制御手段 472Dは、地図情報に基づく地図を地図領域に表示させ るとともに、この地図に重畳させて、模擬出発地情報、模擬目的地情報、模擬経路関 連情報に基づく模擬出発地、模擬目的地、模擬経路を表すアイコンや図形などを表 示させる。さらに、車両 Bを表す模擬車両アイコンを模擬出発地に重畳させて表示さ せ、模擬経路に沿って移動させつつ、車両アイコンに対応するノード Nのノード IDや リンク Lのリンク IDを認識する。

そして、走行映像情報 770の場所特定情報 771に対応するノード IDなどを認識し た場合、この走行映像情報 770の動画表示情報 772に基づいて、走行映像表示領 域に動画を表示させる。

また、ノード ID情報 711に対応するノード IDを認識した場合、このノード ID情報 71 1に関連付けられた既存案内情報 712の既存表示情報 712Aに基づいて、既存案 内領域に既存案内のイラストを表示させる。そして、既存案内情報 712の既存音声 情報 712Bに基づいて、音声出力部 440から既存案内の音声を出力させる。

[0073] さらに、模擬案内制御手段 472Dは、入力部 420の入力操作に基づいて、車両ァ イコンを模擬経路上の所定の位置に移動させる旨を認識すると、この位置に車両ァ イコンを移動表示させる。そして、この移動した位置に対応する動画表示情報 772や 既存案内情報 712を取得している場合、走行映像や既存案内を出力させる。

[0074] すなわち、模擬案内制御手段 472Dの制御によるルートシミュレーションでは、模擬 経路の走行映像と、既存案内の表示および音声と、を出力させる。

[0075] PC更新情報生成手段 472Eは、上述したユーザ DB322の更新処理に利用される PC更新情報を生成する。

具体的には、 PC更新情報生成手段 472Eは、ルートシミュレーションの実施中、あ るいはルートシミュレーションの終了後に、入力部 420の入力操作に基づいて、所定 の既存案内ポイントにおける既存案内の報知状態を所定の状態に設定する旨を認 識すると、既存案内誘導設定情報を生成する。すなわち、既存案内を表示および音 声のうちいずれか一方のみを実施する状態に設定する旨、または、全く実施しない 状態に設定する旨の既存案内情報と、既存案内ポイントのノード IDが記録されたポ イント特定情報と、を有する既存案内誘導設定情報を生成する。

また、入力部 420の入力操作に基づいて、所定の交差点を要注意ポイントに設定 する旨を認識すると、この交差点のノード IDが記録された要注意ポイント設定情報を 生成する。

そして、これら生成した既存案内誘導設定情報と、要注意ポイント設定情報と、を有 する誘導ポイント編集情報を生成する。さらに、この誘導ポイント編集情報と、ユーザ 情報と、を有する PC更新情報を生成して、サーバ装置 300へ送信する。

[0076] 情報検索手段 472Fは、例えば入力部 420にて設定入力された検索情報の検索 要求により、 PC記憶手段 450に記憶された例えば地図情報における所定の地点の 情報である検索情報に基づいて検索して、検索要求に応じた情報を取得する。そし て、取得した検索結果の情報は、 PCメモリ 460に適宜記憶される。

[0077] (ナビゲーシヨン装置の構成）

次に、ナビゲーシヨン装置 500の構成について説明する。

ナビゲーシヨン装置 500は、図 1に示すように、例えば車両 Bに配設されている。こ のナビゲーシヨン装置 500は、サーバ装置力も送信される情報などに基づいて、車両 Bの移動に関する案内を報知する。

そして、ナビゲーシヨン装置 500は、図 12に示すように、送受信部 510と、センサ部 520と、交通情報受信部 530と、端末入力部 540と、端末報知手段を構成する端末 表示手段である端末表示部 550と、端末報知手段を構成する端末音声出力手段で ある音声出力部 560と、ナビゲーシヨン記憶手段 570と、ナビゲーシヨンメモリ 580と、 ナビゲーシヨン処理部 590と、などを備えて!/、る。

[0078] 送受信部 510は、ネットワーク 200を介してサーバ装置 300に接続されるとともに、 ナビゲーシヨン処理部 590に接続されている。

この送受信部 510は、ネットワーク 200を介して入力されるナビ信号 Snに対してあら かじめ設定されて ヽる入力インターフェース処理を実行し、処理ナビ信号としてナビ ゲーシヨン処理部 590へ出力する。また、送受信部 510は、ナビゲーシヨン処理部 59 0からサーバ装置 300に対して送信すべき処理ナビ信号が入力されると、入力された 処理ナビ信号に対してあらかじめ設定されて 、る出力インターフェース処理を実行し 、ナビ信号 Snとしてネットワーク 200を介してサーバ装置 300へ出力する。

[0079] センサ部 520は、車両 Bの移動の状態、すなわち現在位置や走行状況などを検出 してナビゲーシヨン処理部 590に所定の信号として出力する。

このセンサ部 520は、例えば図示しない、 GPS (Global Positioning System)受信部 と、速度センサと、方位角センサと、加速度センサと、などを備えている。

GPS受信部は、図示しない人工衛星である GPS衛星から出力される航法電波を 図示しない GPSアンテナにて受信する。そして、受信した航法電波に対応した信号 に基づ!/、て現在位置の擬似座標値を演算し、 GPSデータとしてナビゲーシヨン処理 部 590に出力する。

速度センサは、車両の走行速度に対応して変動する信号に基づいて、車両の走行 速度を検出し、速度データとしてナビゲーシヨン処理部 590へ出力する。

方位角センサは、図示しないいわゆるジャイロセンサを有し、車両の方位角すなわ ち車両が前進する走行方向を検出し、方位角データとしてナビゲーシヨン処理部 59 0へ出力する。

加速度センサは、車両の走行方向における加速度を検出し、加速度データとして ナビゲーシヨン処理部 590へ出力する。

[0080] 交通情報受信部 530は、道路の交通状態、例えば渋滞や交通規制などに関する 交通情報を受信する。

この交通情報受信部 530としては、例えば日本にて開発されて利用されている VIC ¾ (Vehicle Information Communication System:^路交通' Γ*報通 f¾ンスアム)受 1目装 置などが利用できる。この VICS受信装置を用いたこの交通情報受信部 530は、図 示しない VICSアンテナを有し、この VICSアンテナにより交通に関する情報（以下、 VICS情報と称す)を取得する。そして、取得した VICS情報をナビゲーシヨン処理部 590に出力する。 [0081] 端末入力部 540は、例えば PC400の入力部 420と同様の構成を有している。この 端末入力部 540は、設定事項の入力操作により、所定の信号をナビゲーシヨン処理 部 590へ適宜出力して設定させる。

[0082] 端末表示部 550は、例えば PC400の表示部 430と同様の構成を有している。この 端末表示部 550は、ナビゲーシヨン処理部 590にて制御され、ナビゲーシヨン処理部 590からの画像データの信号を画面表示させる。

[0083] 音声出力部 560は、例えば PC400の音声出力部 440と同様の構成を有している。

この音声出力部 560は、ナビゲーシヨン処理部 590にて制御され、ナビゲーシヨン処 理部 590からの音声データなどの各種信号を発音手段力も音声により出力する。 なお、音声出力部 560としては、発音手段を設けた構成に限らず、車両に配設され て ヽる発音手段を利用する構成としてもょ ヽ。

[0084] ナビゲーシヨン記憶手段 570は、例えば PC400の PC記憶手段 450と同様の構成 を有している。このナビゲーシヨン記憶手段 570は、例えば図 3および図 4に示すよう な地図情報と、図 13に示すようなナビゲーシヨンノード情報テーブル 830と、検索情 報と、などを読み出し可能に記憶する。

[0085] 地図情報は、図 3に示すような表示用データ VMと、図 4に示すようなマッチングデ ータ MMと、図示しない移動経路探索用地図データと、などを備えている。

ナビゲーシヨンノード情報テーブル 830は、ノード情報 840が複数記録されたテー ブル構造に構成されている。このノード情報 840は、ノード ID情報 841と、既存案内 情報 842と、ノード関連情報 843と、などが関連付けられた 1つのデータに構成され ている。これらノード HD情報 841、既存案内情報 842、および、ノード関連情報 843 には、サーノノード情報テーブル 700のノード HD情報 711、既存案内情報 712、お よび、ノード関連情報 714と同様の情報が記録されている。すなわち、既存案内情報 842は、既存表示情報 842Aと、既存音声情報 842Bと、を備えている。

[0086] ナビゲーシヨンメモリ 580は、端末入力部 540で入力操作される設定事項などを適 宜読み出し可能に記憶する。また、ナビゲーシヨンメモリ 580は、ナビゲーシヨン装置 500全体を動作制御する OS上に展開される各種プログラムなどを記憶して 、る。こ のナビゲーシヨンメモリ 580としては、 PCメモリ 460と同様の構成が例示できる。 [0087] ナビゲーシヨン処理部 590は、図示しない各種入出力ポート、例えば VICSアンテ ナが接続される VICS受信ポート、 GPS受信部が接続される GPS受信ポート、各種 センサがそれぞれ接続されるセンサポート、端末入力部 540が接続されるキー入力 ポート、端末表示部 550が接続される表示部制御ポート、音声出力部 560が接続さ れる音声制御ポート、ナビゲーシヨン記憶手段 570が接続される記憶ポート、ナビゲ ーシヨンメモリ 580が接続されるメモリポートなどを有する。

そして、ナビゲーシヨン処理部 590は、各種プログラムとして、図 14に示すように、 現在位置情報取得手段としての現在位置認識手段 591と、目的地情報取得手段と しての目的地認識手段 592と、移動経路関連情報取得手段としての経路処理手段 5 93と、詳細案内情報取得手段、既存案内情報取得手段、および、非報知要求情報 取得手段としても機能する端末報知制御手段としての案内報知手段 594と、マップ マッチング手段 595と、移動状態判断手段 596と、詳細案内交差点情報生成手段と してのナビゲーシヨン更新情報生成手段 597と、情報検索手段 598と、などを備えて いる。

[0088] 現在位置認識手段 591は、車両 Bの現在位置を認識する。

具体的には、センサ部 520の速度センサおよび方位角センサから出力される車両 の速度データおよび方位角データに基づいて、車両 Bの現在の擬似位置を複数算 出する。さらに、現在位置認識手段 591は、 GPS受信部から出力される現在位置に 関する GPSデータに基づいて、車両 Bの現在の擬似座標値を認識する。そして、現 在位置認識手段 591は、算出した現在の擬似位置と、認識した現在の擬似座標値と を比較し、別途取得された地図情報上における車両 Bの現在位置を算出し、現在位 置を認識する。

[0089] また、現在位置認識手段 591は、加速度センサから出力される加速度データに基 づいて、走行する道路の傾斜や高低差を判断し、車両 Bの現在の擬似位置を算出し 、現在位置を認識する。すなわち、立体交差点や高速道路など、平面上で重なる箇 所でも、車両 Bの現在位置を正確に認識できる。さらに、山道や坂道を走行する際に 、速度データや方位角データのみから得る移動距離と、実際の車両 Bの走行距離と の誤差を、検出した道路の傾斜を用いて補正するなどにより正確な現在位置を認識 する。

[0090] なお、現在位置認識手段 591は、現在位置として上述した車両 Bの現在位置の他 、端末入力部 540にて設定入力された起点となる出発地などを、擬似現在位置とし て認識可能である。そして、現在位置認識手段 591で得られた現在位置情報は、ナ ピゲーシヨンメモリ 580に適宜記憶される。

[0091] 目的地認識手段 592は、例えば端末入力部 540の入力操作により設定入力された 目的地に関する目的地情報を取得し、目的地の位置を認識する。

設定入力される目的地情報としては、上述した模擬目的地情報と同様の情報が利 用可能である。そして、この目的地認識手段 592で認識した目的地情報は、ナビゲ ーシヨンメモリ 580に適宜記憶される。

[0092] 経路処理手段 593は、ユーザにより設定入力される移動経路の探索処理のための 設定事項情報、および、ナビゲーシヨン記憶手段 570に記憶された地図情報に基づ Vヽて、車両 Bの移動経路である走行経路を演算してルート探索する。

具体的には、経路処理手段 593は、設定入力された設定事項情報に基づいて地 図情報を利用し、例えば車両 Bが通行可能な道路を探索し、目的地に到達するまで の移動の所要時間が短い経路、あるいは移動距離が短い経路などの複数の移動経 路に関する移動経路関連情報を生成する。

この移動経路関連情報の生成の際、経路処理手段 593が例えば交通情報受信部 530から出力された VICSからの VICS情報を適宜取得し、現在あるいは所定時間後 に発生が予測される渋滞情報を生成し、この渋滞情報を用いて交通渋滞や交通規 制場所を回避した経路などを設定してもよい。また、経路処理手段 593は、移動経路 関連情報の各経路における出発地となる現在位置から目的地までの移動の予測所 要時間を求め、この予測所要時間に関する所要時間情報をも生成可能となっている

[0093] そして、経路処理手段 593は、この移動経路関連情報と、ユーザの端末入力部 54 0の入力操作に基づき生成したユーザ情報と、を有するナビゲーシヨンポイント情報 を生成して、サーバ装置 300へ送信する。

また、この移動経路関連情報は、渋滞情報や所要時間情報などとともにナビゲーシ ヨンメモリ 580に適宜記憶される。

[0094] さらに、経路処理手段 593は、移動状態判断手段 596で車両 Bが移動経路から逸 脱した旨の逸脱情報を取得すると、現在位置から目的地までの移動経路を再設定す るリルート処理を実施する。このリルート処理で再設定された移動経路の移動関連情 報は、ナビゲーシヨンメモリ 580に適宜記憶される。

[0095] 案内報知手段 594は、ナビゲーシヨンポイント情報に対応してサーバ装置 300から 送信される各種情報に基づいて、既存案内ポイントや要注意ポイントにおける案内を 報知させる。

具体的には、案内報知手段 594は、サーバ装置 300から、誘導ポイント情報 742と 、互いに関連付けられたノード HD情報 711および詳細案内情報 713と、を取得すると 、これらを例えばナビゲーシヨンメモリ 580に記憶させる。そして、所定の移動経路が 案内誘導する誘導経路として決定したこと認識すると、この誘導経路に対応する地図 情報に基づく地図を表示させるとともに、この地図に重畳させて、現在位置情報に基 づく車両 Bを表す車両アイコン、目的地情報に基づく目的地の目的地アイコン、移動 経路関連情報に基づく誘導経路の図形などを表示させる。

[0096] また、案内報知手段 594は、現在位置情報を取得して、車両 Bの移動に伴い車両 アイコンの表示位置を移動させつつ、現在位置に対応するノード Nのノード IDを認識 する。さらに、誘導ポイント情報 742のノード ID情報 742Aに対応するノード IDを認 識した場合、すなわち誘導ポイントに対応するノード IDを認識した場合、この誘導ポ イント情報 742の既存案内フラグ情報 742Cに基づいて、既存案内を報知するか否 かを判断する。

[0097] そして、案内報知手段 594は、既存案内を報知しないと判断した場合、詳しくは後 述するが、要注意ポイントにおける詳細案内の報知処理を実施する。

一方、既存案内を報知すると判断した場合、既存案内種別情報 742Bに基づく既 存案内を実施する。すなわち、ノード ID情報 742Aに対応するノード 情報 841を、 ナビゲーシヨン記憶手段 570から検索する。そして、この検索したノード Iひ f青報 841 に関連付けられた既存案内情報 842と、既存案内種別情報 742Bと、に基づいて、 既存表示情報 842Aに基づく既存案内のイラストを端末表示部 550に表示させる処 理、および、既存音声情報 842Bに基づく既存案内の音声を音声出力部 560から出 力させる処理のうち、少なくともいずれか一方の処理を実施する。

[0098] さらに、案内報知手段 594は、要注意ポイントにおける詳細案内の報知処理として 、以下のような処理を実施する。

すなわち、案内報知手段 594は、誘導ポイント情報 742の要注意ポイントフラグ情 報 742Dに基づ 、て、現在位置する交差点が要注意ポイントとして設定されて 、るか 否かを判断する。

そして、要注意ポイントとして設定されていないと判断した場合、特に処理を実施し ない。

一方、要注意ポイントとして設定されていると判断した場合、ノード 情報 742Aに 対応するノード HD情報 711に関連付けられた詳細案内情報 713を取得する。そして 、この詳細案内情報 713の詳細撮影画像情報 713Aに基づいて、交差点の詳細な 撮影画像を端末表示部 550に表示させる。さらに、詳細音声情報 713Bに基づいて 、要注意ポイントとして設定された交差点に到達するまでの詳細な案内の音声を音 声出力部 560から出力させる。

[0099] また、案内報知手段 594は、経路処理手段 593でリルート処理が実施されたことを 認識すると、表示中の誘導経路に代えて、再設定された誘導経路を表示させる。

[0100] マップマッチング手段 595は、ナビゲーシヨン記憶手段 570から取得する地図情報 に基づ!/ヽて、現在位置認識手段 591にて認識した現在位置を適切に表示させるた めのマップマッチング処理をする。

このマップマッチング手段 595は、上述したように、例えばマッチングデータ MMを 用い、現在位置を端末表示部 550で地図に重畳して表示される位置が、端末表示 部 550で表示される地図を構成する要素である道路力も逸脱しな 、ように、現在位置 情報を適宜修正すなわち補正して表示させるマップマッチング処理を実施する。

[0101] 移動状態判断手段 596は、車両 Bの移動状態を認識する。

具体的には、移動状態判断手段 596は、現在位置情報、移動経路関連情報、地 図情報に基づいて、例えば図 15に示すように、誘導経路 R1が設定されている状態 において、地点 Pl、地点 P2、地点 P3、地点 P4の順序で通過したことを認識すると、 交差点 Klで間違えずに曲がり、誘導経路 R1に沿って移動したと判断して、特に処 理を実施しない。

[0102] また、移動状態判断手段 596は、例えば図 16に示すように、地点 Pl、地点 P2、地 点 P3、地点 P5の順序で通過したことを認識すると、誘導経路 R1から逸脱したと判断 して、経路処理手段 593に逸脱情報を出力してリルート処理を実施させる。そして、 誘導経路 R1に復帰する状態に再設定された誘導経路 R2にしたがわずに、地点 P5 力 地点 P6に移動したことを認識すると、意図的に交差点 K1で誘導経路 R1から逸 脱したと判断して、特に処理を実施しない。

[0103] さらに、移動状態判断手段 596は、例えば図 17に示すように、地点 Pl、地点 P2、 地点 P7の順序で通過したことを認識すると、交差点 K2で誘導経路 R1から逸脱した と判断して、経路処理手段 593にリルート処理を実施させる。さらに、誘導経路 R1〖こ 復帰する状態に再設定された誘導経路 R3にしたがって、地点 P8、地点 P9、地点 P 2、地点 P3、地点 P4の順序で通過して、誘導経路 R1に復帰したことを認識すると、 交差点 K2で進行方向を間違えたと判断する。そして、その旨の誤走行情報をナビゲ ーシヨン更新情報生成手段 597へ出力する。

[0104] ナビゲーシヨン更新情報生成手段 597は、ナビゲーシヨン更新情報を生成して、サ ーバ装置 300へ送信する。

具体的には、ナビゲーシヨン更新情報生成手段 597は、移動状態判断手段 596か ら誤走行情報を取得すると、例えば図 17に示すように、進行方向を間違えた交差点 K2を要注意ポイントとして設定すると判断する。そして、この交差点 K2のノード IDを 記録した要注意ポイント設定情報と、ユーザ情報と、を有するナビゲーシヨン更新情 報を生成して、サーバ装置 300へ送信する。

[0105] 情報検索手段 598は、例えば端末入力部 540にて設定入力された検索情報の検 索要求により、ナビゲーシヨン記憶手段 570に記憶された検索情報に基づいて検索 して、検索要求に応じた情報を取得する。

[0106] 〔移動支援システムの動作〕

次に、移動支援システム 100の動作について説明する。

[0107] (誘導ポイントの設定処理） まず、移動支援システム 100の動作として、誘導ポイントの設定処理について説明 する。

図 18は、誘導ポイントの設定処理を示すフローチャートである。

[0108] まず、家庭 Aにいるユーザは、 PC400の入力部 420の入力操作により、模擬出発 地および模擬目的地を設定する旨の設定入力を実施する。

PC400は、 PC処理部 470にて、図 18に示すように、ユーザによる設定入力に基 づいて、模擬出発地および模擬目的地を設定する (ステップ S101)。そして、この設 定された模擬出発地および模擬目的地に基づ！ヽて、模擬経路を探索して (ステップ S102)、この探索した模擬経路に関する模擬経路関連情報を生成する。この後、こ の模擬経路関連情報およびユーザ情報を有する PCポイント情報を生成して、サー バ装置 300へ送信する（ステップ S 103)。

[0109] サーバ装置 300は、 PC400から PCポイント情報を受信すると (ステップ S 104)、サ ーバ処理部 340にて、模擬経路に対応する走行映像情報 770を選出する (ステップ S105) _oさらに、模擬経路に対応する既存案内ポイントの既存案内情報 712を選出 して (ステップ S 106)、走行映像情報 770などとともに、 PCポイント情報のユーザ情 報で特定される PC400へ送信する（ステップ S 107)。

[0110] PC400は、サーバ装置 300から走行映像情報 770、既存案内情報 712などを受 信すると (ステップ S 108)、 PC処理部 470にて、模擬経路の探索結果を表示させる（ ステップ S109)。この後、走行映像情報 770や既存案内情報 712などに基づいて、 ルートシミュレーションを実施する (ステップ S 110)。すなわち、走行映像情報 770に 基づく模擬経路の動画表示や、既存案内情報 712に基づく既存案内のイラスト表示 や音声出力処理を実施する。そして、 PC処理部 470は、ユーザの入力操作に基づ V、て、誘導ポイント編集情報の生成処理を実施する (ステップ S111)。

[0111] 具体的には、例えばユーザがルートシミュレーションで所定の交差点が間違えやす そうであることを認識し、実際に走行する際に詳細案内が必要であると判断して、要 注意ポイントに設定する旨の入力操作を実施した場合、 PC処理部 470は、その旨の 誘導ポイント編集情報を生成する。また、例えばユーザがルートシミュレーションで既 存案内ポイントの識別が容易であることを認識し、実際に走行する際に既存案内が 不要であると判断して、既存案内を実施させない旨の入力操作を実施した場合、 PC 処理部 470は、その旨の誘導ポイント編集情報を生成する。

この後、 PC400は、誘導ポイント編集情報およびユーザ情報を有する PC更新情報 を生成して、サーバ装置 300へ送信する（ステップ S 112)。

[0112] サーバ装置 300は、 PC400から PC更新情報を受信すると (ステップ S 113)、サー バ処理部 340にて、この PC更新情報に基づいて、ユーザ DB322の更新処理を実 施する（ステップ S 114)。

具体的には、サーバ処理部 340は、 PC400に対応するユーザ誘導情報 740を認 識し、このユーザ誘導情報 740の既存案内種別情報 742B、既存案内フラグ情報 74 2C、要注意ポイントフラグ情報 742Dの更新処理を実施する。すなわち、ユーザ誘導 情報 740を、ユーザが所望する既存案内や詳細案内をナビゲーシヨン装置 500で報 知させる状態に更新する。

[0113] (誘導案内処理）

次に、移動支援システム 100の動作として、誘導案内処理について説明する。 図 19および図 20は、誘導案内処理を示すフローチャートである。

[0114] まず、車両 Bに搭乗しているユーザは、ナビゲーシヨン装置 500の端末入力部 540 の入力操作により、出発地および目的地を設定する旨の設定入力を実施する。 ナビ、ゲーシヨン装置 500ίま、ナビ、ゲーシヨン処理咅 590【こて、図 19【こ示す Jう【こ、ュ 一ザによる設定入力に基づいて、出発地および目的地を設定する (ステップ S201) 。そして、この設定された出発地および目的地に基づいて、移動経路を探索して (ス テツプ S202)、この探索した移動経路に関する移動経路関連情報を生成する。この 後、この移動経路関連情報およびユーザ情報を有するナビゲーシヨンポイント情報を 生成して、サーバ装置 300へ送信する（ステップ S203)。

[0115] サーバ装置 300は、ナビゲーシヨン装置 500からナビゲーシヨンポイント情報を受信 すると (ステップ S204)、サーバ処理部 340にて、移動経路に対応する誘導ポイント 情報 742を選出する (ステップ S 205)。さらに、移動経路に対応する要注意ポイント の詳細案内情報 713を選出して (ステップ S206)、誘導ポイント情報 742などとともに 、ナビゲーシヨンポイント情報のユーザ情報で特定されるナビゲーシヨン装置 500へ 送信する (ステップ S 207)。

[0116] ナビゲーシヨン装置 500は、サーバ装置 300から詳細案内情報 713、誘導ポイント 情報 742などを受信すると (ステップ S208)、ナビゲーシヨン処理部 590にて、移動 経路の探索結果を表示させる (ステップ S 209)。この後、ユーザの入力操作に基づ Vヽて、所定の移動経路を誘導経路として決定する (ステップ S210)。

そして、ナビゲーシヨン処理部 590は、図 20に示すように、誘導案内処理を実施し て (ステップ S211)、誘導ポイント情報 742に基づいて、車両 Bが誘導ポイントに到達 したカゝ否かを判断する (ステップ S212)。

[0117] このステップ S212において、ナビゲーシヨン処理部 590は、誘導ポイントに到達し たと判断した場合、既存案内ポイントか否かを判断する (ステップ S213)。そして、こ のステップ S213において、既存案内ポイントであると判断した場合、既存案内が必 要か否かを判断する (ステップ S214)。このステップ S214において、既存案内が必 要であると判断した場合、既存案内種別情報 742Bの内容に基づいて、既存案内の 報知処理を実施する (ステップ S215)。

この後、ナビゲーシヨン処理部 590は、誘導ポイントが要注意ポイントか否かを判断 する (ステップ S216)。また、ステップ S213で既存案内ポイントでないと判断した場 合、ステップ S214で既存案内が不要であると判断した場合も、ステップ S216の処理 を実施する。

[0118] そして、ステップ S216において、ナビゲーシヨン処理部 590は、要注意ポイントであ ると判断した場合、詳細案内の報知処理を実施して (ステップ S217)、車両 Bが誘導 経路力も逸脱した力否かを判断する (ステップ S218)。また、ステップ S212で誘導ポ イントに到達して 、な 、と判断した場合、ステップ S216で要注意ポイントでな 、と判 断した場合も、ステップ S218の処理を実施する。

このステップ S218において、誘導経路から逸脱していないと判断した場合、例えば 図 15に示すように、交差点 K1で進行方向を間違えな力つたと判断した場合、ステツ プ S211の処理を実施する。一方、ステップ S218において、誘導経路から逸脱したと 判断した場合、リルート処理を実施する。そして、このリルートにしたがって元の誘導 経路に復帰した力否かを判断する (ステップ S219)。 [0119] このステップ S219において、元の誘導経路に復帰していないと判断した場合、例 えば図 16に示すように、交差点 K1で誘導経路 R1から逸脱した後に、再設定された 誘導経路 R2にしたがわずに誘導経路 R1に復帰して 、な 、と判断した場合、ステツ プ S211の処理を実施する。

一方、ステップ S219において、元の移動経路に復帰したと判断した場合、例えば 図 17に示すように、交差点 K2で誘導経路 R1から逸脱した後に、誘導経路 R3にした 力 Sつて誘導経路 R1に復帰したと判断した場合、この誘導経路 R1から逸脱した交差 点 K2を要注意ポイントとして設定する（ステップ S220)。そして、この要注意ポイント に関する要注意ポイント設定情報およびユーザ情報を有するナビゲーシヨン更新情 報を生成して、サーバ装置 300へ送信する（ステップ S221)。

また、ナビゲーシヨン処理部 590は、このステップ S221の処理の後、誘導案内を終 了する力否かを判断する（ステップ S222)。このステップ S222において、終了すると 判断した場合、処理を終了する。一方、ステップ S222において、処理を終了しないと 判断した場合、ステップ S211の処理を実施する。

[0120] サーバ装置 300は、ステップ S222においてナビゲーシヨン装置 500から送信され るナビゲーシヨン更新情報を受信すると (ステップ S223)、サーバ処理部 340にて、こ のナビゲーシヨン更新情報に基づいて、ユーザ DB322の更新処理を実施する (ステ ップ S 224)。

具体的には、サーバ処理部 340は、ナビゲーシヨン装置 500に対応するユーザ誘 導情報 740を認識し、このユーザ誘導情報 740の要注意ポイントフラグ情報 742Dの 更新処理を実施する。すなわち、ユーザ誘導情報 740を、ユーザが間違えた交差点 の詳細案内をナビゲーシヨン装置 500で報知させる状態に更新する。

[0121] 〔移動支援システムの作用効果〕

上述したように、上記実施形態では、移動支援システム 100の PC400は、走行映 像情報 770に基づ ヽて、表示部 430で所定の経路を走行した際の走行映像を表示 させる。そして、走行映像を視認したユーザにより、所定の交差点が要注意ポイントと して設定された旨を認識すると、その旨の要注意ポイント設定情報をサーバ装置 300 へ送信する。 サーバ装置 300は、 PC400から要注意ポイント設定情報を取得すると、要注意ポ イントが設定された旨を反映させた状態にユーザ DB322を更新する。

ナビゲーシヨン装置 500は、車両 Bに搭乗したユーザの設定入力に基づ 、て設定 した移動経路に関する移動経路関連情報をサーバ装置 300へ送信する。

サーバ装置 300は、ナビゲーシヨン装置 500からの移動経路関連情報を取得して、 移動経路に要注意ポイント設定情報で特定される要注意ポイントが含まれていること を認識すると、この要注意ポイントの詳細案内情報 713をナビゲーシヨン装置 500へ 送信する。

この後、ナビゲーシヨン装置 500は、サーバ装置 300から詳細案内情報 713を取得 する。そして、車両 Bが要注意ポイントに到達したことを認識すると、詳細案内情報 71 3に基づく詳細案内を報知させ、既存案内を報知させる旨があらかじめ設定されてい る既存案内ポイントに到達したことを認識すると、既存案内を報知させる制御をする。

[0122] このため、移動支援システム 100は、あらかじめ既存案内を報知する旨が設定され ている交差点の案内に加え、ユーザにより車両 Bに搭乗する前に走行映像に基づい て間違えやすそうだと認識された交差点の詳細な案内を報知することができる。 したがって、交差点に関する情報を適切に報知可能な移動支援システム 100を提 供できる。

[0123] そして、 PC400は、要注意ポイント設定情報およびユーザ情報を有する誘導ポイン ト編集情報をサーバ装置 300へ送信する。サーバ装置 300は、誘導ポイント編集情 報を取得すると、ユーザ情報で特定されるユーザに対応するユーザ誘導情報 740を 、このユーザにより設定された要注意ポイントの詳細案内情報 713に関連付ける処理 をする。

また、ナビゲーシヨン装置 500は、移動経路関連情報およびユーザ情報を有する ナビゲーシヨンポイント情報をサーバ装置 300へ送信する。サーバ装置 300は、ナビ ゲーシヨンポイント情報を取得すると、このナビゲーシヨンポイント情報のユーザ情報 に対応するユーザ誘導情報 740を検索する。そして、この検索したユーザ誘導情報 740に関連付けられた詳細案内情報 713をナビゲーシヨン装置 500へ送信する。 このため、移動支援システム 100は、ユーザが自ら設定した状態を反映させて要注 意ポイントの詳細案内を報知することができ、より適切に交差点に関する情報を報知 できる。

[0124] また、本発明の端末装置を、 PC400と、ナビゲーシヨン装置 500と、で構成している このため、ユーザにナビゲーシヨン装置 500を家庭 Aに持ち帰らせることなぐ家庭 Aの PC400により要注意ポイントを設定させることができる。したがって、移動支援シ ステム 100の利便性を向上できる。

[0125] さらに、 PC400は、ユーザにより設定された模擬経路に対応する走行映像情報 77 0を取得する。そして、この走行映像情報 770に基づく映像を、走行順序で表示させ るルートシミュレーションを実施する。

このため、実際に走行する順序で走行映像を表示することにより、要注意ポイントと して設定する交差点に到達するまで風景などを視認させることができる。したがって、 より適切にユーザに要注意ポイントを認識させることができる。

[0126] そして、 PC400は、所定の既存案内ポイントにおける既存案内を実施しない旨が ユーザにより設定されたことを認識すると、その旨の既存案内誘導設定情報をサー バ装置 300へ送信する。サーバ装置 300は、既存案内誘導設定情報を取得すると、 所定の既存案内ポイントで既存案内を実施させない旨を反映させた状態にユーザ D B322を更新する。そして、サーバ装置 300は、ナビゲーシヨン装置 500で設定され た移動経路に既存案内を実施させない旨が設定された既存案内ポイントが含まれて いることを認識すると、その旨の既存案内フラグ情報 742Cをナビゲーシヨン装置 50 0へ送信する。

この後、ナビゲーシヨン装置 500は、既存案内フラグ情報 742Cを取得して、この既 存案内フラグ情報 742Cに対応する既存案内ポイントに車両 Bが到達したことを認識 すると、既存案内を報知させない制御をする。

このため、移動支援システム 100は、ユーザにより走行映像に基づいて既存案内が 不要と認識された交差点の既存案内を報知することがない。したがって、ユーザの意 志をより反映させた状態に案内を報知できる。

[0127] また、 PC400は、既存案内誘導設定情報およびユーザ情報を有する誘導ポイント 編集情報をサーバ装置 300へ送信する。サーバ装置 300は、誘導ポイント編集情報 を取得すると、ユーザ情報で特定されるユーザに対応するユーザ誘導情報 740を、 既存案内誘導設定情報の内容に対応させて更新する。そして、サーバ装置 300は、 ナビゲーシヨンポイント情報を取得すると、このナビゲーシヨンポイント情報のユーザ 情報に対応するユーザ誘導情報 740をナビゲーシヨン装置 500へ送信する。

このため、移動支援システム 100は、ユーザが自ら設定した状態を反映させて所定 の既存案内ポイントの既存案内の報知をすることがなぐさらに適切に交差点に関す る情報を報知できる。

[0128] さらに、ナビゲーシヨン装置 500は、車両 Bが誘導経路から逸脱したことを認識する と、ユーザが交差点で進行方向を間違えたと判断する。そして、この間違えた交差点 を要注意ポイントとして設定した要注意ポイント設定情報をサーバ装置 300へ送信す る。

このため、移動支援システム 100は、ユーザがルートシミュレーションにより設定した 要注意ポイントに加え、走行中に進行方向を間違えた交差点も要注意ポイントとして 設定することができ、さらに適切に詳細案内を報知できる。

[0129] そして、ナビゲーシヨン装置 500は、車両 Bが誘導経路から逸脱した後に誘導経路 に復帰したことを認識すると、ユーザが交差点で進行方向を間違えたと判断して要注 意ポイント設定情報を送信し、復帰しないことを認識すると、ユーザが交差点で意図 的に誘導経路力 逸脱したと判断して要注意ポイント設定情報を送信しない。

このため、ユーザが意図的に逸脱した交差点を要注意ポイントとして設定することが なぐさらに適切に詳細案内を報知できる。

[0130] また、サーバ装置 300は、走行映像情報 770を記憶する走行映像 DB323を備え ている。そして、サーバ装置 300は、 PC400から模擬経路関連情報を取得すると、こ の模擬経路の走行映像情報 770を PC400へ送信する。

このため、サーバ装置 300で管理する走行映像情報 770を、複数の PC400へ適 宜送信することができ、走行映像情報 770を有効活用できる。また、 PC400に記憶さ せる情報量を低減できる。

[0131] そして、ルートシミュレーションで表示させる画像として、走行映像情報 770に基づ く動画を適用している。

このため、静止画を利用する構成と比べて、各経路や交差点の状態をユーザにより 適切〖こ認識させることができる。

[0132] さらに、走行映像情報 770の動画として、撮影手段により撮影した動画を適用して いる。

このため、例えば道路調査などのために撮影した動画を走行映像情報 770として 利用することができ、動画の有効活用を図ることができる。また、アニメーションなどを 作成する構成と比べて、走行映像情報 770を容易に作成できる。

[0133] また、詳細案内情報 713に、画像を表示させるための詳細撮影画像情報 713Aを 設けている。

このため、ユーザが所望するタイミングで詳細案内を認識させることができ、さらに 適切に報知できる。

[0134] そして、詳細撮影画像情報 713Aの画像として、撮影手段で撮影した撮影画像を 適用している。

このため、例えば道路調査などのために撮影した撮影画像を詳細撮影画像情報 7 13Aとして利用することができ、撮影画像の有効活用を図ることができる。また、了二 メーンヨンなどを作成する構成と比べて、詳細撮影画像情報 713Aを容易に作成でき る。

[0135] また、詳細案内情報 713に、音声を出力させるための詳細音声情報 713Bを設け ている。

このため、ユーザに視点を移動させることなく詳細案内を認識させることができ、さら に適切に報知できる。

[0136] さらに、模擬経路を PC400で探索するとともに、移動経路をナビゲーシヨン装置 50 0で探索する構成として 、る。

このため、サーバ装置 300の処理負荷を低減できる。

[0137] 〔実施形態の変形〕

なお、本発明は、上述した一実施形態に限定されるものではなぐ本発明の目的を 達成できる範囲で以下に示される変形をも含むものである。 [0138] すなわち、サーバ装置 300にて、要注意ポイントの設定および既存案内が必要か 否かの設定のうち、少なくともいずれか一方の設定を、ユーザごとに管理しない構成 としてちよい。

このような構成にすれば、サーバ装置 300における上述した設定の管理を容易に でき、サーバ装置 300の処理負荷を低減できる。

[0139] そして、 PC400のシミュレーション処理部 472を、ナビゲーシヨン装置 500に設ける 構成としてもよい。

このような構成にすれば、ユーザが車両 Bに搭乗した状態で、ルートシミュレーショ ンして要注意ポイントなどを設定でき、移動支援システム 100の利便性をより向上で きる。

[0140] また、上述したシミュレーション処理部 472をナビゲーシヨン装置 500に設ける構成 にお 、て、例えば以下のような構成などとしてもょ 、。

すなわち、既存案内誘導設定情報をサーバ装置 300に送信せずに、例えばナビゲ ーシヨン記憶手段 570に記憶させる。そして、ナビゲーシヨン処理部 590にて、ナビゲ ーシヨン記憶手段 570に記憶された既存案内誘導設定情報に基づいて、既存案内 の報知を実施する構成としてもょ ヽ。

このような構成にすれば、ユーザ誘導情報 740に既存案内種別情報 742Bおよび 既存案内フラグ情報 742Cを設ける必要がなぐユーザ誘導情報 740の構成を簡略 にできる。

[0141] さらに、既存案内の報知状態を設定可能な機能を、設けない構成としてもよい。

このような構成にすれば、移動支援システム 100の構成を簡略にできるとともに、移 動支援システム 100の処理負荷を低減できる。

[0142] そして、ナビゲーシヨン装置 500に、走行状態に基づいて要注意ポイントを設定す る機能を設けな 、構成としてもょ 、。

このような構成にすれば、ナビゲーシヨン処理部 590に、ナビゲーシヨン更新情報 生成手段 597を設ける必要がなぐナビゲーシヨン処理部 590の構成を簡略にできる

[0143] また、ナビゲーシヨン装置 500にて、車両 Bが誘導経路から逸脱した後に誘導経路 に復帰したカゝ否かを判断する機能を設けずに、離脱したことを認識した際にユーザ が交差点で間違えたと判断して、要注意ポイント設定情報を送信する構成としてもよ い。

このような構成にすれば、ナビゲーシヨン処理部 590における処理負荷を低減でき る。

[0144] さらに、走行映像情報 770を PC400に記憶させておく構成としてもよい。

このような構成にすれば、 PC400におけるルートシミュレーションを迅速に実施でき る。

[0145] そして、ルートシミュレーションで表示させる画像として、走行映像情報 770の代わり に、静止画を適用する構成としてもよい。

このような構成にすれば、送受信する情報量を低減でき、情報の送受信を迅速に できる。

[0146] また、走行映像情報 770および詳細撮影画像情報 713Aのうち少なくとも 、ずれか 一方に基づき表示される画像を、撮影画像以外の構成、例えばアニメーションやイラ ストを適用してもよい。

このような構成にすれば、要注意ポイントなどを設定する際や詳細案内に不要な要 素、例えば走行中の車両や歩行中の人物などを含まな!/、画像を表示させることがで きる。

したがって、道路や交差点の状態をユーザにより容易に認識させることができる。

[0147] そして、詳細案内情報 713として、要注意ポイントに到達するまでの詳細な案内を、 表示や音声で報知するための構成を適用してもよい。さらに、例えば「走行を間違え やすい交差点です」などの文字列を表示させたり、音声を出力させたりする構成を適 用してちょい。

これらのような構成にすれば、ユーザに要注意ポイントをさらに適切に認識させるこ とがでさる。

[0148] また、詳細案内情報 713に、詳細撮影画像情報 713Aまたは詳細音声情報 713B を設けない構成としてもよい。

このような構成にすれば、送受信する情報量を低減でき、情報の送受信を迅速に できる。

[0149] そして、ナビゲーシヨン装置 500にて、ルートシミュレーションで利用した走行映像 情報 770を取得して、走行前に要注意ポイントの動画を表示させる構成としてもよ!ヽ このような構成にすれば、ユーザが走行前に要注意ポイントを動画で確認でき、移 動支援システム 100の利便性をさらに向上できる。

[0150] さらに、サーバ装置 300、 PC400、ナビゲーシヨン装置 500にて、ユーザにより要 注意ポイントとして設定された交差点や、実際に走行方向を間違えた交差点に類似 な他の交差点、例えば分岐状態や車線数などが類似な他の交差点を抽出して、要 注意ポイントとして設定する構成としてもょ 、。

このような構成にすれば、移動支援システム 100は、さらに適切に交差点に関する 情報を報知できる。

[0151] また、ナビゲーシヨン装置 500に既存案内情報 842を記憶させずに、サーバ装置 3 00の既存案内情報 712を取得する構成としてもよい。

このような構成にすれば、ナビゲーシヨン装置 500に記憶させる情報量を低減でき る。

[0152] さらに、既存案内情報 712を、 PC400に記憶させる構成としてもよい。

このような構成にすれば、送受信する情報量を低減でき、情報の送受信を迅速に できる。

[0153] そして、模擬経路および移動経路のうち少なくともいずれか一方の探索処理を、サ ーバ装置 300で実施する構成としてもょ 、。

[0154] また、 PC400やナビゲーシヨン装置 500の代わりに、 PDA (Personal Digital Assist ant)、携帯電話、 PHS (Personal Handyphone System)を適用してもよい。

[0155] 上述した各機能をプログラムとして構築したが、例えば回路基板などのハードウェア あるいは 1つの IC (Integrated Circuit)などの素子にて構成するなどしてもよぐいず れの形態としても利用できる。なお、プログラムや別途記録媒体から読み取らせる構 成とすることにより、取扱が容易で、利用の拡大が容易に図れる。

[0156] その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成 できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。

[0157] 〔実施形態の作用効果〕

上述したように、上記実施形態では、移動支援システム 100の PC400は、表示部 4 30で所定の経路を走行した際の走行映像を表示させる。そして、走行映像を視認し たユーザにより、所定の交差点が要注意ポイントとして設定された旨を認識すると、そ の旨の要注意ポイント設定情報をサーバ装置 300へ送信する。

サーバ装置 300は、 PC400から要注意ポイント設定情報を取得すると、この要注 意ポイント設定情報に対応させてユーザ DB322を更新する。

ナビゲーシヨン装置 500は、車両 Bに搭乗したユーザの設定入力に基づ 、て設定 した移動経路に関する移動経路関連情報をサーバ装置 300へ送信する。

サーバ装置 300は、ナビゲーシヨン装置 500からの移動経路関連情報を取得して、 移動経路に含まれる要注意ポイントの詳細案内情報 713をナビゲーシヨン装置 500 へ送信する。

この後、ナビゲーシヨン装置 500は、車両 Bが要注意ポイントに到達したことを認識 すると、サーバ装置 300からの詳細案内情報 713に基づく詳細案内を報知させ、既 存案内を報知させる旨があらかじめ設定されている既存案内ポイントに到達したこと を認識すると、既存案内を報知させる制御をする。

[0158] このため、移動支援システム 100は、あらかじめ既存案内を報知する旨が設定され ている交差点の案内に加え、ユーザにより車両 Bに搭乗する前に走行映像に基づい て間違えやすそうだと認識された交差点の詳細な案内を報知することができる。 したがって、移動支援システム 100は、交差点に関する情報を適切に報知できる移 動支援システムを提供できる。

産業上の利用可能性

[0159] 本発明は、移動体の移動を支援する移動支援システム、その方法、そのプログラム 、および、そのプログラムを記録した記録媒体に利用できる。

Claims

請求の範囲

端末装置にて、この端末装置にネットワークを介して各種情報が送受信可能に接 続されたサーバ装置の制御により、移動体が移動可能な交差点に関する各種情報 を報知させる移動支援システムであって、

前記端末装置は、

所定の地点の状態に関する地点状態情報を取得する地点状態情報取得手段と、 この取得された前記地点状態情報を地点状態表示手段で表示させる制御をする 地点状態情報表示制御手段と、

入力操作に基づいて前記地点状態情報で表される所定の前記交差点が詳細な案 内に関する詳細案内情報を報知させる第 1の交差点として設定された旨を認識する と、その旨の詳細案内交差点情報を生成して、前記サーバ装置へ送信する詳細案 内交差点情報生成手段と、

前記移動体の現在位置に関する現在位置情報を取得する現在位置情報取得手 段と、

前記移動体が移動する目的地の位置に関する目的地情報を取得する目的地情報 取得手段と、

前記現在位置および前記目的地を含む移動経路に関する移動経路関連情報を取 得して、前記サーバ装置へ送信する移動経路関連情報取得手段と、

前記サーバ装置から送信され前記移動経路関連情報の移動経路に含まれる前記 第 1の交差点の前記詳細案内情報を取得する詳細案内情報取得手段と、

前記移動経路関連情報の移動経路に含まれ前記詳細案内情報の案内よりも簡易 的な案内を報知する旨があらかじめ設定されている第 2の前記交差点の前記案内に 関する既存案内情報を取得する既存案内情報取得手段と、

前記現在位置情報および前記移動経路関連情報に基づ!/、て、前記移動体の移動 状態を判断する移動状態判断手段と、

この移動状態判断手段で前記移動体の現在位置が前記第 1の交差点近傍である と判断された場合、前記詳細案内情報を端末報知手段で報知させる制御をし、前記 現在位置が前記第 2の交差点近傍であると判断された場合、前記既存案内情報を 前記端末報知手段で報知させる制御をする端末報知制御手段と、

を備え、

前記サーバ装置は、

前記端末装置から送信される前記詳細案内交差点情報を取得する第 1のサーバ 情報取得手段と、

前記端末装置から送信される前記移動経路関連情報を取得する第 2のサーバ情 報取得手段と、 前記詳細案内情報を記憶するサーバ記憶手段と、

前記移動経路関連情報の移動経路に前記詳細案内交差点情報に対応する前記 第 1の交差点が含まれていることを認識した場合、この第 1の交差点の前記詳細案内 情報を前記サーバ記憶手段から選出して、前記端末装置へ送信する詳細案内情報 選出手段と、

を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

請求項 1に記載の移動支援システムであって、

前記詳細案内交差点情報生成手段は、前記端末装置の利用者を特定する利用者 特定情報を前記詳細案内交差点情報に関連付けて前記サーバ装置へ送信し、 前記移動経路関連情報取得手段は、前記利用者特定情報を前記移動経路関連 情報に関連付けて前記サーバ装置へ送信し、

前記第 1のサーバ情報取得手段は、前記利用者特定情報が関連付けられた前記 詳細案内交差点情報を取得すると、前記詳細案内交差点情報に対応する前記第 1 の交差点の前記詳細案内情報に前記利用者特定情報を関連付けて前記サーバ記 憶手段に記憶させ、

前記第 2のサーバ情報取得手段は、前記利用者特定情報が関連付けられた前記 移動経路関連情報を取得し、

前記詳細案内情報選出手段は、前記移動経路関連情報に関連付けられた前記利 用者特定情報を前記サーバ記憶手段から検索し、この検索した前記利用者特定情 報に関連付けられた前記詳細案内情報を選出して送信する

ことを特徴とした移動支援システム。 [3] 請求項 1または請求項 2に記載の移動支援システムであって、

前記端末装置は、

前記移動体の模擬出発地に関する模擬出発地情報を取得する模擬出発地情報 取得手段と、

前記移動体の模擬目的地に関する模擬目的地情報を取得する模擬目的地情報 取得手段と、

前記模擬出発地から前記模擬目的地までの模擬経路に関する模擬経路関連情報 を取得する模擬経路関連情報取得手段と、

を備え、

前記地点状態情報取得手段は、前記模擬経路関連情報の模擬経路に含まれる地 点に関する前記地点状態情報を取得し、

前記地点状態情報表示制御手段は、前記地点が前記模擬経路上に位置する順 序で前記地点状態情報を表示させる制御をする

ことを特徴とした移動支援システム。

[4] 請求項 1な 、し請求項 3の 、ずれかに記載の移動支援システムであって、

前記端末装置は、

入力操作に基づ 、て前記既存案内情報を前記端末報知手段で報知させな!/、前記 第 2の交差点が選択された旨を認識すると、その旨の非報知交差点情報を生成する 非報知交差点情報生成手段を備え、

前記端末報知制御手段は、前記移動状態判断手段で前記現在位置が前記非報 知交差点情報に対応する前記第 2の交差点近傍であると判断された場合、前記既存 案内情報を報知させない制御をし、前記非報知交差点情報に対応しない前記第 2の 交差点近傍であると判断された場合、前記既存案内情報を報知させる制御をする ことを特徴とした移動支援システム。

[5] 請求項 1または請求項 2に記載の移動支援システムであって、

前記端末装置は、

所定の場所で利用可能な所定場所端末装置と、

前記移動体に配設された移動体端末装置と、 を備え、

前記所定場所端末装置は、前記地点状態情報取得手段と、前記地点状態情報表 示制御手段と、前記詳細案内交差点情報生成手段と、を備え、

前記移動体端末装置は、前記現在位置情報取得手段と、前記目的地情報取得手 段と、前記移動経路関連情報取得手段と、前記詳細案内情報取得手段と、前記既 存案内情報取得手段と、前記移動状態判断手段と、前記端末報知制御手段と、を備 えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[6] 請求項 5に記載の移動支援システムであって、

前記所定場所端末装置は、

前記移動体の模擬出発地に関する模擬出発地情報を取得する模擬出発地情報 取得手段と、

前記移動体の模擬目的地に関する模擬目的地情報を取得する模擬目的地情報 取得手段と、

前記模擬出発地から前記模擬目的地までの模擬経路に関する模擬経路関連情報 を取得する模擬経路関連情報取得手段と、

を備え、

前記地点状態情報取得手段は、前記模擬経路関連情報の模擬経路に含まれる地 点に関する前記地点状態情報を取得し、

前記地点状態情報表示制御手段は、前記地点が前記模擬経路上に位置する順 序で前記地点状態情報を表示させる制御をする

ことを特徴とした移動支援システム。

[7] 請求項 5または請求項 6に記載の移動支援システムであって、

前記所定場所端末装置は、

入力操作に基づ 、て前記既存案内情報を前記端末報知手段で報知させな!/、前記 第 2の交差点が選択された旨を認識すると、この選択された第 2の交差点を特定する 非報知交差点情報を生成して、前記サーバ装置へ送信する非報知交差点情報生成 手段を備え、 前記サーバ装置は、

前記所定場所端末装置から前記非報知交差点情報を取得すると、この非報知交 差点情報で特定される前記第 2の交差点の前記既存案内情報を報知させない旨を 要求する非報知要求情報を生成して、前記サーバ記憶手段に記憶させる非報知要 求情報生成手段と、

前記移動経路関連情報の移動経路に前記非報知交差点情報に対応する前記第 2 の交差点が含まれて 、ることを認識すると、この第 2の交差点の前記非報知要求情 報を前記サーバ記憶手段から選出して前記移動体端末装置へ送信する非報知要 求情報選出手段と、

を備え、

前記移動体端末装置は、

前記サーバ装置から前記非報知要求情報を取得する非報知要求情報取得手段を 備え、

前記端末報知制御手段は、前記移動状態判断手段で前記現在位置が前記非報 知要求情報に対応する前記第 2の交差点近傍であると判断された場合、前記既存案 内情報を報知させない制御をし、前記非報知要求情報に対応しない前記第 2の交差 点近傍であると判断された場合、前記既存案内情報を報知させる制御をする ことを特徴とした移動支援システム。

請求項 7に記載の移動支援システムであって、

前記非報知交差点情報生成手段は、前記端末装置の利用者を特定する利用者特 定情報を前記非報知交差点情報に関連付けて前記サーバ装置へ送信し、

前記移動経路関連情報取得手段は、前記利用者特定情報を前記移動経路関連 情報に関連付けて前記サーバ装置へ送信し、

前記非報知要求情報生成手段は、前記利用者特定情報が関連付けられた前記非 報知交差点情報を取得すると、前記非報知交差点情報に対応する前記第 2の交差 点の前記非報知要求情報に前記利用者特定情報を関連付けて前記サーバ記憶手 段に記憶させ、

前記非報知要求情報選出手段は、前記移動経路関連情報に関連付けられた前記 利用者特定情報を前記サーバ記憶手段から検索し、この検索した前記利用者特定 情報に関連付けられた前記非報知要求情報を選出して送信する

ことを特徴とした移動支援システム。

[9] 請求項 1な 、し請求項 8の 、ずれかに記載の移動支援システムであって、

前記詳細案内交差点情報生成手段は、前記移動状態判断手段で前記移動体が 前記移動経路から逸脱したと判断された場合、この逸脱した交差点を前記第 1の交 差点として設定する旨の前記詳細案内交差点情報を生成して、前記サーバ装置へ 送信する

ことを特徴とした移動支援システム。

[10] 請求項 9に記載の移動支援システムであって、

前記詳細案内交差点情報生成手段は、前記移動状態判断手段で前記移動体が 前記移動経路から逸脱してから前記移動経路に復帰したと判断された場合、前記詳 細案内交差点情報を送信し、前記逸脱して力 前記移動経路に復帰して 、な 、と判 断された場合、前記詳細案内交差点情報を送信しな ヽ

ことを特徴とした移動支援システム。

[11] 請求項 1ないし請求項 10のいずれかに記載の移動支援システムであって、

前記地点状態情報は、前記サーバ記憶手段に記憶され、

前記サーバ装置は、

所定の前記地点状態情報を送信する旨を要求する地点状態要求情報を取得する と、この地点状態要求情報に対応する前記地点状態情報を前記サーバ記憶手段か ら選出して送信する地点状態情報選出手段を備え、

前記地点状態情報取得手段は、前記地点状態表示手段で表示させる前記地点状 態情報の前記地点状態要求情報を生成して前記サーバ装置へ送信するとともに、 前記サーバ装置から送信される前記地点状態要求情報に対応する前記地点状態情 報を取得する

ことを特徴とした移動支援システム。

[12] 請求項 1な!、し請求項 11の 、ずれかに記載の移動支援システムであって、

前記地点状態情報は、前記地点の状態を動画で表示させるための地点動画情報 を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[13] 請求項 1ないし請求項 12のいずれかに記載の移動支援システムであって、

前記地点状態情報は、前記地点の状態を撮影手段で撮影した撮影画像で表示さ せるための地点撮影画像情報を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[14] 請求項 1ないし請求項 13のいずれかに記載の移動支援システムであって、

前記詳細案内情報は、前記交差点の詳細な案内として前記交差点に到達するま での詳細な案内を報知させるための詳細到達情報を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[15] 請求項 1な!、し請求項 14の 、ずれかに記載の移動支援システムであって、

前記端末報知手段は、端末表示手段を備え、

前記詳細案内情報は、前記交差点の詳細な案内を前記端末表示手段で表示させ るための詳細表示情報を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[16] 請求項 15に記載の移動支援システムであって、

前記詳細案内情報は、前記交差点の詳細な案内を撮影手段で撮影した撮影画像 で表示させるための詳細撮影画像情報を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[17] 請求項 1ないし請求項 16のいずれかに記載の移動支援システムであって、

前記端末報知手段は、端末音声出力手段を備え、

前記詳細案内情報は、前記交差点の詳細な案内を前記端末音声出力手段から音 声にて出力させるための詳細音声情報を備えた

ことを特徴とした移動支援システム。

[18] 演算手段により、端末装置にて、この端末装置にネットワークを介して各種情報が 送受信可能に接続されたサーバ装置の制御により、移動体が移動可能な交差点に 関する各種情報を報知させる移動支援方法であって、

前記演算手段は、 前記端末装置に、

所定の地点の状態に関する地点状態情報を取得させ、

この取得された前記地点状態情報を地点状態表示手段で表示させる制御をさせ、 入力操作に基づいて前記地点状態情報で表される所定の前記交差点が詳細な案 内に関する詳細案内情報を報知させる第 1の交差点として設定された旨を認識する と、その旨の詳細案内交差点情報を生成させて、前記サーバ装置へ送信させ、 前記移動体の現在位置に関する現在位置情報を取得させ、

前記移動体が移動する目的地の位置に関する目的地情報を取得させ、 前記現在位置および前記目的地を含む移動経路に関する移動経路関連情報を取 得させて、前記サーバ装置へ送信させ、

前記サーバ装置から送信され前記移動経路関連情報の移動経路に含まれる前記 第 1の交差点の前記詳細案内情報を取得させ、

前記移動経路関連情報の移動経路に含まれ前記詳細案内情報の案内よりも簡易 的な案内を報知する旨があらかじめ設定されている第 2の前記交差点の前記案内に 関する既存案内情報を取得させ、

前記現在位置情報および前記移動経路関連情報に基づ!/、て、前記移動体の移動 状態を判断させ、

前記移動体の現在位置が前記第 1の交差点近傍であると判断された場合、前記詳 細案内情報を端末報知手段で報知させる制御をさせ、前記現在位置が前記第 2の 交差点近傍であると判断された場合、前記既存案内情報を前記端末報知手段で報 知させる制御をさせ、

前記サーバ装置に、

前記端末装置から送信される前記詳細案内交差点情報を取得させ、

前記端末装置から送信される前記移動経路関連情報を取得させ、

前記移動経路関連情報の移動経路に前記詳細案内交差点情報に対応する前記 第 1の交差点が含まれていることを認識した場合、この第 1の交差点の前記詳細案内 情報をサーバ記憶手段から選出させて、前記端末装置へ送信させる

ことを特徴とする移動支援方法。 請求項 18に記載の移動支援方法を演算手段に実行させる

ことを特徴とした移動支援プログラム。

請求項 19に記載の移動支援プログラムが演算手段にて読取可能に記録された ことを特徴とする移動支援プログラムを記録した記録媒体。