WO2007105337A1

WO2007105337A1 - 表示システム、表示装置、表示方法、プログラム、及び、記憶媒体

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Publication number: WO2007105337A1
Application number: PCT/JP2006/322466
Authority: WO
Inventors: Takashi Atarashi
Original assignee: Sharp Kabushiki Kaisha
Priority date: 2006-03-14
Filing date: 2006-11-10
Publication date: 2007-09-20
Also published as: US20090051761A1; CN101401413A

Abstract

　異なる複数の表示方向に対して情報を表示する表示装置（２）を備えたＴＶ（１）は、リモコン（１２）から送信される操作信号により制御される。テレビ（１）は、上記複数の表示方向の各々に対応して設けられた表示装置側センサ（８ａＬ・Ｒ、８ｂＬ・Ｒ）と、操作信号を受信した表示装置側センサに対応する表示方向に対して該操作信号に応じた情報が表示されるよう、上記表示手段を制御する表示装置制御装置（５）とを備えている。

Description

明細書

表示システム、表示装置、表示方法、プログラム、及び、記憶媒体技術分野

[0001] 本発明は、複数の方向にそれぞれ異なる情報を表示可能な表示装置、及び、そのような表示装置を含む表示システムに関する。

背景技術

[0002] 近年、フラットパネルの大型化が進んでおり、左方向と右方向にそれぞれ異なる静止画、動画及び文字力なる情報を表示することを可能とするデュアルビュー表示装置について提案がなされている。左方向の視聴者がデュアルビュー表示装置の左方向に出力される情報を視聴しており、右方向の視聴者がデュアルビュー表示装置の右方向に出力される情報を視聴している場合において、左方向の視聴者と右方向の視聴者が同時に、それぞれ視聴している情報の変更を行う場合、一台のリモコンを用いて一方の視聴者が情報の変更を行った後に、一方の視聴者は他方の視聴者にリモコンの手渡しを行い、他方の視聴者は受け取ったリモコンを用いて視聴方向の情報の変更を行っていた。

[0003] この状況を改善するため、図 8に示す特許文献 1及び特許文献 2に記載の表示装置 100は、デュアルビュー表示可能な表示部 101と、表示部 101で表示されている観察方向の情報を制御するためのリモコン 102と、リモコン 102が送信する赤外光の方向を検出する表示装置側検知装置 103とを備えている。

[0004] 左方向の視聴者が表示部 101の左方向に表示されて、る情報の変更する場合には、リモコン 102を表示部 101の左方向に向けて操作することになり、表示装置 100 の中央頂部に設けられた表示装置側検知装置 103は、視聴者が操作しているリモコン 102の方向を検出するとともに、リモコン 102より送信される情報の変更のための赤外光の画像選択信号を検出する。検出された送信方向と画像選択信号が表示制御装置 104に入力され、表示制御装置 104が所望の方向の映像を画像選択信号に基づき変更を行う。このようにして表示装置 100を構成することで、複数の出力方向のうち、リモコン 102を操作する視聴者の方向に出力されている情報のみを変更することが可能になる。

[0005] また同様に、右方向の視聴者が表示部 101の右方向に表示されている情報の変更する場合には、リモコン 105を表示部 101の右方向に向けて操作することになり、表示装置 100の中央頂部に設けられた表示装置側検知装置 103は、視聴者が操作しているリモコン 105の方向を検出するとともに、リモコン 105より送信される情報の変更のための赤外光の画像選択信号を検出する。検出された送信方向と画像選択信号が表示制御装置 104に入力され、表示制御装置 104が所望の方向の映像を画像選択信号に基づき変更を行う。このようにして表示装置 100を構成することで、複数の出力方向のうち、リモコン 105を操作する視聴者の方向に出力されている情報のみを変更することが可能になる。

特許文献 1 :日本国公開特許公報「特開平 11— 331876 (公開日：平成 11年 11月 3 0日）」

特許文献 2 :日本国公開特許公報「特開 2005— 73076 (公開日：平成 17年 3月 17 曰）」

発明の開示

[0006] 従来の技術では、表示装置がリモコンの方向を検出した後、該当する方向に出力されている情報のみの変更が可能となるため、表示装置が複数方向に異なる情報を表示していたとしても、視聴者が変更可能な情報は、リモコンを操作している視聴者の方向の情報のみに限られていた。このため、複数の視聴者がそれぞれ異なる情報を視聴してヽる場合、それぞれの視聴者が視聴してヽる方向の表示装置の情報を自由に変更するためには、それぞれの視聴者が別々にリモコンを用意し、それぞれが用意したリモコンを操作して表示装置が出力する情報を変更する必要があり、複数方向の視聴者が任意に表示装置を制御する際の利便性が低下するという可能性を有していた。

[0007] 本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、視聴者の位置によらず、所望の出力方向に出力される情報を制御することができる表示装置、及び、そのような表示装置を含む表示システムを提供することを目的とする。

[0008] 上記課題を解決するために、本発明に係る表示装置は、異なる複数の表示方向に対して情報を表示可能な表示手段と、上記複数の表示方向の各々に対応して設けられた、操作信号を受信するための複数の操作信号受信手段と、上記複数の操作信号受信手段のうちの何れ力が操作信号を受信したとき、該操作信号を受信した操作信号受信手段に対応する表示方向に対して該操作信号に応じた情報が表示されるよう、上記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えていることを特徴としている

[0009] また、上記課題を解決するために、本発明に係る表示方法は、異なる複数の表示方向に対して情報を表示可能な表示装置に情報を表示させる表示方法において、上記表示装置に設けられた、上記複数の表示方向の各々に対応する複数の操作信号受信手段のうちの何れかにより、操作信号を受信する操作信号受信工程と、上記操作信号を受信した操作信号受信手段に対応する表示方向に対して、上記操作信号に応じた情報を表示する表示工程と、を含んで!/、ることを特徴として、る。

[0010] 上記構成によれば、上記表示装置により或る表示方向に対して表示される情報は、該表示方向に対応した操作信号受信手段にて受信された操作信号に応じた情報となる。従って、例えば第 1の表示方向に表示される情報を制御するためには、第 1 の表示方向に対応した操作信号受信手段に操作信号を受信させれば良ぐまた、第

2の表示方向に表示される情報を制御するためには、第 2の表示方向に対応した操作信号受信手段に操作信号を受信させれば良ヽ。

[0011] 従って、例えば、指向性を有する搬送波により上記操作信号を送信し、上記複数の操作信号受信手段のうちの何れかに該操作信号を受信させることができる操作装置を用いることで、ユーザは、その位置によらず、所望の表示方向に表示される情報を制御することができるという効果を奏する。すなわち、例えば、上記表示装置から見て上記第 1の表示方向に位置するユーザが、上記第 2の表示方向に表示される情報を制御することや、あるいは逆に、上記表示装置から見て第 2の表示方向に位置するユーザが、上記第 1の表示方向に表示される情報を制御することが可能になる。

[0012] なお、上記表示装置と、上記操作装置とを含む表示システムも本発明の範疇に含まれる。

[0013] すなわち、上記課題を解決するために、本発明の表示システムは、表示装置と、該表示装置に操作信号を送信する操作装置と、を含んで!/ヽる表示システムであって、上記表示装置は、異なる複数の表示方向に対して情報を表示可能な表示手段と、上記複数の表示方向の各々に対応して設けられた、上記操作信号を受信するための複数の操作信号受信手段と、上記複数の操作信号受信手段のうちの何れかが上記操作信号を受信したとき、該操作信号を受信した操作信号受信手段に対応する表示方向に対して該操作信号に応じた情報が表示されるよう、上記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えており、上記操作装置は、指向性を有する搬送波により上記操作信号を送信し、上記表示装置に備えられた上記複数の操作信号受信手段のうちの何れかに該操作信号を受信させる操作信号送信手段を備えている、ことを特徴としている。

[0014] 本発明に係る表示装置において、上記操作信号受信手段は、当該表示装置の端部領域のうち、対応する表示方向側の端部に配置されている、ことが好ましい。

[0015] 上記構成によれば、異なる表示方向に対応する操作信号受信手段が互いに距離を開けて配置される。例えば、上記表示手段が右側表示方向と左側表示方向とに情報を表示するものである場合、右側表示方向に対応する操作信号受信手段が当該表示装置の右側端部に配置され、左側表示方向に対応する操作信号受信手段が当該表示装置の左側端部に配置される。

[0016] したがって、当該表示装置に操作信号を送信する操作装置は、どの操作信号受信手段に操作信号を受信させるかを、より確実に特定することができる。このため、上記操作装置を介して当該表示装置を操作するユーザは、より確実に所望の表示方向に表示される情報を制御することができる、 t 、ぅ更なる効果を奏する。

[0017] 本発明に係る表示装置において、上記操作信号受信手段は、上記表示手段の対角線を含む直線上に配置されている、ことが好ましい。

[0018] 上記構成によれば、異なる表示方向に対応する操作信号受信手段が、さらに距離を開けて配置される。例えば、上記表示手段が右側表示方向と左側表示方向とに情報を表示するものである場合、右側表示方向に対応する操作信号受信手段が当該表示装置の右上端部に配置され、左側表示方向に対応する操作信号受信手段が上記表示装置の左下端部に配置される (前者が右下端部、後者が左上端部に配置されてもよい)。

[0019] したがって、当該表示装置に操作信号を送信する操作装置は、どの操作信号受信手段に操作信号を受信させるかを、さらに確実に特定することができる。このため、上記操作装置を介して当該表示装置を操作するユーザは、さらに確実に所望の表示方向に表示される情報を制御することができる、という更なる効果を奏する。

[0020] 本発明に係る表示装置は、上記表示方向毎に異なる特性の判別信号を送信する判別信号送信手段を更に備え、上記操作信号検出手段は、上記判別信号を受信した操作装置により送信された操作信号であって、該操作装置が位置する表示方向に対応した操作信号を受信するものである、ことが好ま、。

[0021] 上記の構成によれば、上記判別信号を受信した操作装置は、上記表示装置に対して自装置がどの表示方向に位置して!/、るのかを、上記判別信号に基づ!、て特定することができる。したがって、上記操作装置は、該操作装置が位置する表示方向に対応した操作信号を送信することができる。すなわち、上記表示装置は、操作装置から該操作装置の位置する表示方向に対応した操作信号を受信することができる。このため、当該表示装置は、上記表示手段に表示する情報を、上記操作装置がどの表示方向に位置して、るかに応じて制御することができる、 t 、ぅ更なる効果を奏する。

[0022] 本発明に係る表示装置は、上記表示手段の表示状態を検出する表示状態検出手段を更に備え、上記表示制御手段は、上記表示状態検出手段の検出結果に基づいて、上記表示手段の表示状態を示す情報を上記表示手段に表示させる、ことが好ましい。

[0023] 上記構成によれば、上記表示手段の表示状態を示す情報が、上記表示手段に表示される。上記表示手段は、複数の表示方向に情報を表示するものであるから、例えば、第 1の表示方向に情報を正常に表示できない状態にあつたとしても、この表示異常を示す情報を第 2の表示方向に表示することができる。したがって、視聴者は、例えば、表示手段に出力された表示異常の情報に基づいた、対応をとることが可能となる。

[0024] また、上記表示装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンビユータを上記各手段として動作させることにより、上記画像表示装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、および、そのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。

図面の簡単な説明

[0025] [図 1]本発明の表示システムを示すブロック図である。

[図 2]本発明のリモコンを示すブロック図である。

[図 3]本発明のリモコンシステムを示すブロック図である。

[図 4]本発明のリモコンからの信号出力フロー図である。

[図 5]本発明の TVにおける表示制御フロー図である。

[図 6]本発明の表示状態情報の表示フロー図である。

[図 7]本発明の TVの情報表示フロー図である。

[図 8]従来の TV表示システムを示すブロック図である。

符号の説明

[0026] 1 TV (表示装置）

2 表示装置 (表示手段）

3a 受光装置 (表示状態検出手段）

3b 受光装置 (表示状態検出手段）

4 判定装置

5 表示装置制御装置 (表示制御手段）

6 記憶媒体

7a チャンネル変更情報生成装置

7b チャンネル変更情報生成装置

8aL 第 1の左方向信号判定表示装置側センサ (操作信号受信手段） 8aR 第 1の右方向信号判定表示装置側センサ (操作信号受信手段） 8bL 第 2の左方向信号判定表示装置側センサ (操作信号受信手段） 8bR 第 2の右方向信号判定表示装置側センサ (操作信号受信手段） 9 判別信号生成装置

10L 左方向表示装置側送信装置 (判別信号送信手段）

10R 右方向表示装置側送信装置 (判別信号送信手段） 11 LCD用インターフェース

12 リモコン (操作装置）

13 リモコン側送信装置 (操作信号送信手段）

14 リモコン制御装置

15 リモコン側センサ

発明を実施するための最良の形態

[0027] 本発明の実施の一形態に力かる表示システムを、図 1〜図 7を用いて説明すれば、以下のとおりである。図 1は、表示システムが搭載される TV表示システムを示すブロック図である。同図に示されるように、 TV表示システムは、 TV1と、リモコン 12と、を備えている。以下に、 TV1、およびリモコン 12の各部の機能について説明する。

[0028] TV1は、表示装置 2と、受光装置 3aと、受光装置 3bと、判定装置 4と、表示装置制御装置 5と、記憶媒体 6と、チャンネル変更情報生成装置 7aと、チャンネル変更情報生成装置 7bと、第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aLと、第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRと、第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bLと、第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRと、判別信号生成装置 9と、左方向表示装置側送信装置 10Lと、右方向表示装置側送信装置 10Rと、表示装置用インターフエース 1とを備えている。リモコン 12は、リモコン側送信装置 13と、リモコン制御装置 1 4と、リモコン側センサ 15と、リモコン用インターフェース 16とを備えている。

[0029] 表示装置 2は、シングルビュー表示と、異なる方向へ異なる情報を同時に出力するマルチビュー表示が可能であり、ノックライトと液晶表示パネルとバリア層とを備えている。バックライトの前方に液晶表示パネルが配置されており、更に液晶表示パネルの前方にノリア層が配置されている。また表示装置 2には、表示装置 2のバックライトを制御するバックライト制御回路、更に表示装置 2に電源電圧を与える電源回路が接続されている。更に、視聴者が指定したチャンネルの映像を表示装置 2が出力するよう制御する表示装置制御装置 5が接続されており、表示装置 2は入力された表示信号に基づき映像の表示を行う。

[0030] バリア層は、不透明な領域により隔たれた垂直な透光性スリットを複数有しており、例えばディスプレイの奇数列の画素を透過したバックライトからの光が複数の透光性スリットを介して左方向に射出され、偶数列の画素を透過したバックライトからの光が複数の透光性スリットを介して右方向に射出される。これにより、左方向の映像は表示装置 2の左側に位置することで見ることが可能となり、右方向の映像は表示装置 2 の右側に位置することで見ることが可能となる。マルチビュー表示が可能な表示装置 2として、ノリア層を用いた場合について説明した力レンズ方式やフィールドシーケンシャル方式を含む他の方式を採用してもょ、。

[0031] また、本発明の表示装置 2はマルチビュー表示モードとして、左方向のみ出力するモードと右方向のみ出力するモードとを備えている。左方向のみ出力する表示モードが選択されている場合は、偶数列の画素は動作させずに奇数列の画素のみを動作させることで、表示装置 2の奇数列の画素を透過したバックライトからの光のみ力複数の透光性スリットを介して出力されることになる。同様に、右方向のみ出力する表示モードが選択されている場合は、奇数列の画素は動作させずに偶数列の画素のみを動作させることで、表示装置 2の偶数列の画素を透過したバックライトからの光のみ力、複数の透光性スリットを介して出力されることになる。

[0032] マルチビュー出力モードとして、視聴者が左方向にしかいない場合は左方向のみ出力するモードを、視聴者が右方向にし力、ない場合は右方向のみ出力するモードを選択することが可能となる。この場合、表示装置 2において動作する画素は半分となっており、低消費電力化を実現することが可能となる。

[0033] 受光装置 3aと受光装置 3bは、表示装置 2よりの光の検出と、検出結果の出力を行う。受光装置 3aと受光装置 3bは、 CCD若しくは CMOSイメージセンサを含む受光機能を持つ装置を採用可能であり、光の検出のため表示装置 2に設置されている。表示装置 2の左右に設置されている例を図示しているが、設置個数及び設置箇所はこれに限定されない。

[0034] 判定装置 4は、受光装置 3a及び受光装置 3bと接続されており、受光装置 3a及び受光装置 3bより出力光検出結果が供給される。判定装置 4は、出力光検出結果に基づ!/、て判別信号を生成し、表示装置制御装置 5へ供給する。

[0035] 表示装置用インターフェース 11は、タツチパネル、操作キー及び音声のうちの少なくともいずれ力よりなるインターフェースであり、表示装置 2に出力するチャンネルの変更、音量制御および電源の ONZOFF制御を含む各種操作を行う場合に用いる。表示装置用インターフェース 11は表示装置制御装置 5に接続されており、表示装置用インターフェースおによる操作に基づき、表示装置制御装置 5は表示装置 2の制御を行う。

[0036] 記憶媒体 6は、画像データを一時的に記憶 Z蓄積する。この記憶媒体は、画像処理等を実行する際の作業用としても用いられ、表示装置制御装置 5に接続される。

[0037] 判別信号生成装置 9は表示装置制御装置 5の出力と接続されており、判別信号生成装置 9の出力は左方向表示装置側送信装置 10L及び右方向表示装置側送信装置 10Rと接続されている。 TV1がシングルビュー表示モードの場合、このモードに対応した第 1の制御信号が表示装置制御装置 5より判別信号生成装置 9へ出力される。 TV1がマルチビュー表示モードの場合、このモードに対応した第 2の制御信号が表示装置制御装置 5より判別信号生成装置 9へ出力される。第 1の制御信号が入力されると判別信号生成装置 9は、全方位に同時に同一特性の第 1の判別信号が出力されるよう、左方向表示装置側送信装置 10L及び右方向表示装置側送信装置 10R を制御する。第 2の制御信号が入力されると判別信号生成装置 9は、左方向と右方向とに第 2の判別信号 1及び第 2の判別信号 2が一定期間毎に交互に出力されるよう、左方向表示装置側送信装置 10L及び右方向表示装置側送信装置 10Rを制御する。第 2の判別信号 1と第 2の判別信号 2とは、振幅、周波数等のうち少なくともいずれ力 1つの特性が異なる信号である。左方向には第 2の判別信号 1が、右方向には第 2 の判別信号 2が出力される。

[0038] チャンネル変更情報生成装置 7aには、第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8 aLと第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRとが接続されている。第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL及び第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8 aRはリモコン 12が出力する操縦信号を検出し、検出結果をチャンネル変更情報生成装置 7aに供給する。チャンネル変更情報生成装置 7aは、更に表示装置制御装置 5と接続しており、検出結果を基に TV1における表示モードに対応したディスプレイ制御信号を生成し、表示装置制御装置 5に供給する。ディスプレイ制御信号をもとに、表示装置制御装置 5は、 TV1のチャンネル変更や音量変更などの制御を行う。 [0039] チャンネル変更情報生成装置 7bには、第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8 bLと第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRとが接続されている。第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bL及び第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8 bRはリモコン 12が出力する操縦信号を検出し、検出結果をチャンネル変更情報生成装置 7bに供給する。チャンネル変更情報生成装置 7bは、更に表示装置制御装置 5と接続しており、検出結果を基に TV1における表示モードに対応したディスプレイ制御信号を生成し、表示装置制御装置 5に供給する。ディスプレイ制御信号をもとに、表示装置制御装置 5は、 TV1のチャンネル変更や音量変更などの制御を行う。

[0040] 図 3に示すように、第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aLと第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRとを備える左側表示装置側センサを TV1の左端部に配置し、第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8aLと第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRとを備える右側表示装置側センサを TV1の右端部に配置する例を示す。 TV1の両端に配置されているため、リモコン 12より出力される操縦信号を特定の表示装置側センサに対してのみ出力することが可能となり、 TV1より出力される情報の変更が容易となる。

[0041] 第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL及び第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRと、を TV1の左下端部に配置し、第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL及び第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRを TV1の右上端部に対角に配置してもよい。この場合、さらに左側表示装置側センサと右側表示装置側センサとの間隔が広がり、誤った信号の受信を抑制することが可能となり、 TV1より出力される情報の変更がより容易となる。左側表示装置側センサと右側表示装置側センサの位置は上記に限定されな!、。

[0042] 図 2に示すように、リモコン 12におけるリモコン側センサ 15は、リモコン制御装置 14 と接続されている。リモコン側センサ 15は、左方向表示装置側送信装置 10L及び右方向表示装置側送信装置 10Rより出力される判別信号を検出し、検出結果をリモコン制御装置 14に供給する。

[0043] リモコン制御装置 14は、リモコン用インターフェース 16およびリモコン側送信装置 1 3に接続されている。リモコン用インターフェース 16は、リモコン 12に備えられる電源制御ボタン、チャンネルボタン若しくは音量ボタン等の操作手段が対応する。リモコン用インターフェース 16の操作結果と、リモコン側センサ 15が出力した検出結果とに基づき、リモコン制御装置 14がリモコン側送信装置 13を制御する。リモコン側送信装置 13は、リモコン制御装置 14に制御され、 TV1の表示モードに対応した操縦信号の出力を行う。リモコン側送信装置 13よりの操縦信号は、視聴者が操作を終えた後も一定期間出力される。

[0044] リモコン側センサ 15が第 1の判別信号を検出すると、リモコン制御装置 14は、リモコン用インターフェース 16の操作結果を反映した第 1の操縦信号を出力するようリモコン側送信装置 13を制御する。リモコン側センサ 15が第 2の判別信号 1を検出すると、リモコン制御装置 14は、リモコン用インターフェース 16の操作結果を反映した第 2の操縦信号 1を出力するようリモコン側送信装置 13を制御する。リモコン側センサ 15が第 2の判別信号 2を検出すると、リモコン制御装置 14は、リモコン用インターフェース 16の操作結果を反映した第 2の操縦信号 2を出力するようリモコン側送信装置 13を制御する。リモコン側送信装置 13より出力される第 1の判別信号、第 2の操縦信号 1 及び第 2の操縦信号 2は、それぞれ振幅、周波数等のうち少なくともいずれか 1つの特性が異なる信号である。また、第 1の判別信号、第 2の操縦信号 1及び第 2の操縦信号 2はリモコン側送信装置 13が備える赤外線出力装置より、指向範囲を有する出力範囲の狭い信号として出力されるため、特定方向に特定の操縦信号を出力することが可能となる。尚、赤外線出力装置に限らず、無線通信に使用される送信装置を採用しても良い。

[0045] 第 1の判別信号が TV1より出力されるシングルビュー表示モードの場合、 TV1にリモコン 12を向けて操作すれば、視聴者の位置によらずチャンネル変更や音量変更などを行うことが可能である。リモコン側送信装置 13は指向範囲を有しているため、操縦信号を視聴者が所望する方向の判定表示装置側センサにのみ出力することが可能である。マルチビュー表示モードに設定されて!、る TV1の左側映像を左側視聴者が視聴して!/ヽる場合、左側視聴者はリモコン 12を TV1の左側に向けて操作することで、第 2の操縦信号 1 (図 3の 20)は第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL のみによって検出され、チャンネル変更や音量変更などを行うことが可能になる。また、マルチビュー表示モードに設定されてヽる TV1の右側映像を右側視聴者が視聴して、る場合には、右側視聴者はリモコン 12を TV1の右側に向けて操作することで、第 2の操縦信号 2は第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRのみによって検出され、チャンネル変更や音量変更などを行うことが可能になる。

[0046] 更に、マルチビュー表示モードに設定されて、る TV 1の左側映像を視聴して、る左側視聴者が、右側のチャンネル変更や音量変更などを行う場合は、リモコン 12を T VIの右側に向けて操作することで、第 2の操縦信号 1 (図 3の 21)が第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bLのみによって検出され、チャンネル変更や音量変更などを行うことが可能になる。マルチビュー表示モードに設定されている TV1の右側映像を視聴して!/ヽる右視聴者が、左側のチャンネル変更や音量変更などを行う場合は、リモコン 12を TV1の左側に向けて操作することで、第 2の操縦信号 2が第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRのみによって検出され、チャンネル変更や音量変更などを行うことが可能になる。このように視聴者は、マルチビュー表示モードに設定されている TV1の出力を、出力方向によらず制御することが可能となる。リモコン側送信装置 13は、指向範囲が限定された信号の出力範囲の狭い出力装置であり、出力範囲以外に出る信号は急減するため、特定方向にのみ各種操縦信号を出力することが可能である。また、左側表示装置側センサと右側表示装置側センサは TV1の両端若しくは対角上に配置されているため、リモコン 12は、操縦信号を特定の表示装置側センサに対してのみ出力することが可能になる。これにより、 TV1より出力される情報の変更が容易となる。

[0047] チャンネル変更や音量変更について説明した力マルチビュー表示モードに設定されている TV1の左側表示のみを終了する場合、マルチビュー表示モードに設定されている TV1の右側表示のみを終了する場合についても同様に視聴者はリモコン 1 2を用いて制御することが可能である。 TV1の左側表示のみを終了する場合について説明する。左側映像を視聴している左側視聴者が、第 2の判別信号 1を受信しているリモコン 12の表示終了ボタンを操作することで、 TV1の左側表示のみを終了する命令を備えた第 2の操縦信号 1がリモコン 12より出力されることになる。 TV1では第 2 の操縦信号 1の検出結果を基に、表示装置制御装置 5が左方向表示を制御する駆動 ICの動作を停止、若しくは左方向表示を行うための映像信号の供給停止を行う。これにより、 TV1の左側表示のみを終了することが可能となる。 TV1の左側表示を再開する場合は、右側視聴者がリモコン 12に備わる表示開始ボタンを操作若しくは TV 1に備わる表示開始ボタンを操作することで可能となる。

[0048] TV1の右側表示のみを終了する場合は、右側映像を視聴して!/、る右側視聴者が、第 2の判別信号 2を受信しているリモコン 12の表示終了ボタンを操作することで、 TV 1の右側表示のみを終了する命令を備えた第 2の操縦信号 2がリモコン 12より出力されることになる。 TV1では第 2の操縦信号 2の検出結果を基に、表示装置制御装置 5 が右方向表示を制御する駆動 ICの動作を停止、若しくは右方向表示を行うための映像信号の供給停止を行う。これにより、 TV1の右側表示のみを終了することが可能となる。 TV1の右側表示を再開する場合は、左側視聴者がリモコン 12に備わる表示開始ボタンを操作若しくは TV1に備わる表示開始ボタンを操作することで可能となる。

[0049] 次に、マルチビュー表示モードとして左右に異なる映像を表示する例について、図 1、図 2、図 3、図 4、図 5、図 6及び図 7を用いて説明する。出力方向は左右に限定されず、複数の方向も可能である。

[0050] (リモコン 12を用いた TVの情報表示）

リモコン 12を用いた TV1の情報表示について、図 1、図 2及び図 7を用いて説明する。まず TV1若しくはリモコン 12の少なくともいずれか一方に備わる電源スィッチ（不図示）を ONにすると、 TV1は表示装置 2の表示状態検知ステップ（図 7の SO— 1)を実行する。図 1に示す受光装置 3a及び受光装置 3bが出力光検出を行い、検知結果に基づいた表示状態検出信号の生成を行う。この表示状態検出信号は、判定装置 4 へ供給されることになる。

[0051] 判定装置 4では、表示状態検出信号を基に表示装置 2で表示異常が発生しているかの判定を行う。判定結果は、表示状態判定信号として判定装置 4より表示装置制御装置 5へ供給されることになる。表示装置制御装置 5では、表示状態判定信号に対応した表示装置 2の制御信号を出力する。この制御信号は表示装置 2に入力され、制御信号に基づく表示状態情報の表示が表示装置 2で行われることになる。 TV1 が情報表示を継続して!/、る場合は、上記の表示状態検知から表示状態情報表示の工程は、繰り返し TV1で繰り返し実行されることになる。

[0052] 表示装置 2での表示状態情報の表示が行われると、 TV1より第 2の判別信号 1若しくは第 2の判別信号 2の少なくともいずれか一方を出力する、判別信号を送信ステツプ（図 7の SO— 2)にフローが移行する。 TV1がマルチビュー表示モードに設定されている場合、左方向表示装置側送信装置 10Lと右方向表示装置側送信装置 10Rより、第 2の判別信号 1と第 2の判別信号 2とが交互に出力されることになる。

[0053] TV1より第 2の判別信号 1及び第 2の判別信号 2の少なくともいずれか 1つが出力されると、 TV制御ステップ（図 7の SO— 3)に移行し、リモコン 12による TV1の制御が可能となる。まず、図 2に示すリモコン 12が備えるリモコン側センサ 15によって、第 2の判別信号 1と第 2の判別信号 2の検出が行われる。リモコン側センサ 15は検出結果をリモコン制御装置 14へ供給する。リモコン制御装置 14では検出結果を基に、リモコン側送信装置 13より第 2の操縦信号 1若しくは第 2の操縦信号 2のいずれを出力するか判定を行う。次にリモコン制御装置 14は、リモコンに搭載されたリモコン用インターフース 16の操作結果 (音量制御、チャンネル選択等の情報）と判定結果とを基に制御信号の生成を行う。生成された制御信号はリモコン側送信装置 13に供給され、リモコン側送信装置 13は TV1を制御する情報を乗せた操縦信号を出力する。

[0054] リモコン 12より、第 2の操縦信号 1若しくは第 2の操縦信号 2のうちのいずれかが出力されると、 TV表示ステップ（図 7の SO— 4)にフローが移行し、 TV1においてチャンネル変更や音量調整などの出力情報の制御が行われることになる。リモコン 12より出力される操縦信号は、 TV1が備える信号判定表示装置側センサにおいて検出されること〖こなる。第 2の操縦信号の場合、第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aL 若しくは第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bLで検出されることになる。第 1 の右方向信号判定表示装置側センサ 8aLよりの検知信号はチャンネル変更情報生成装置 7aへ、第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bLよりの検知信号はチャンネル変更情報生成装置 7bに供給されることになる。チャンネル変更情報生成装置 7 a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bでは、第 2の操縦信号が検出された力否かについて判定が行われる。検出結果を基に TV1における表示モードに対応したデイスプレイ制御信号を生成し、表示装置制御装置 5に供給する。表示装置制御装置 5では、検知結果を基に指定されたチャンネル映像の選択を行うとともに表示装置 2 の制御を行う。表示装置 2では、指定されたチャンネル映像の表示が行われることになる。

[0055] (表示状態情報の表示）

次に、表示状態検知ステップ (SO— 1)について、図 6を用いて説明する。電源スィツチが ONになると、 TV1に記憶されている表示モード及びチャンネル情報に従って、表示装置 2より映像データの出力を開始するが、このとき、受光装置 3a及び受光装置 3bによる出力光の検出が開始され、判定装置 4に表示状態検出信号が供給される（図 6の S9)。

[0056] 次に、判定装置 4は表示状態検出信号を基に、表示異常が表示装置 2に発生しているかをについて判定を行う（図 6の S 10)。表示を行う映像データが継続して表示装置 2に供給されているにも係わらず、表示装置 2が黒色表示より変化しない場合や表示装置 2の映像が変化しない場合には、判定装置 4では表示 NGとの判定が行われる。マルチビュー表示モードに設定されている TV1が表示 NGと判定される場合は、表 1における No4若しくは No5に示す判定結果に対応する表示状態判定信号が判定装置 4より表示装置制御装置 5へ供給されることになる。表示装置制御装置 5は、表示装置 2に判定結果に対応した表 1に示す表示状態情報を表示するため、制御信号を出力する。制御信号は表示装置 2に入力され、表示装置 2は表示状態情報の表示を行う（図 6の Sl l)。

[0057] 判定装置 4において表示 OKと判定された場合は、表 1〖こおける Nol力ら No3〖こ示す判定結果に対応する表示状態判定信号が出力され、表示装置制御装置 5に入力されることになる。入力された表示状態判定信号に基づいて表示装置制御装置 5は、表示装置 2の表示状態に対応した表 1に示す表示状態情報を表示するため、制御信号を出力する。制御信号は表示装置 2に入力され、表示装置 2は表示状態情報の表示を行う（図 6の Sl l)。

[0058] [表 1] 判定結果表示状態情報

No

左画面状態右画面状態左画面に表示右画面に表示

1 OK OK

2 OK OFF 1 、

3 OFF OK 1→

4 OK NG

5 NG OK x→

6 OK 〇

―：左方向にのみ表示

→：右方向にのみ表示

I ：非表示

X：表示不良マルチビュー表示モードにおヽて表示 OKと判定される場合は、表示状態情報として表 1の Nolに示す →マークが表示装置 2の左右それぞれに表示される。表示 N Gと判定される場合で左方向の表示にのみ異常が受光装置 3aによって検出されると、表示状態情報として表 1の No5に示す X→マークが表示装置 2の右側に表示される。表示 NGと判定される場合で右方向の表示にのみ異常が受光装置 3bによって検出されると、表示状態情報として表 1の No4に示す Xマークが表示装置 2の左側に表示される。

[0059] また、マルチビュー表示モードにお、て表示 OKと判定される場合で、左方向の表示が停止されている場合には、表示状態情報として表 1の No3に示す I →マークが表示装置 2の右側に表示される。マルチビュー表示モードにお、て表示 OKと判定される場合で、右方向の表示が停止されている場合には、表示状態情報として表 1の No2に示す Iマークが表示装置 2の右側に表示される。

[0060] TV1がシングルビュー表示モードである場合に表示 OKと判定されると、 No6の表示状態情報が表示装置 2に表示される。表示 NGと判定される場合で左方向の表示にのみ異常が受光装置 3aによって検出されると、表示状態情報として表 1の No5に示す X→マークが表示装置 2に表示される。表示 NGと判定される場合で右方向の表示にのみ異常が受光装置 3bによって検出されると、表示状態情報として表 1の No 4に示す Xマークが表示装置 2に表示される。 [0061] 表示状態情報の表示を行うと、フローは受光装置による検知継続ステップ（図 6の S 12)及び判別信号を送信ステップ（図 7の SO— 2)に分岐する。 S12では、 TV1の表示を継続するか電源を切るかの判定が行われる。ここで、 TV1若しくはリモコン 12の少なくとも、ずれか一方に備わる電源スィッチによって電源 OFFが選択されて、ない場合は、再び S9に戻り、受光装置 3a及び受光装置 3bによる表示装置 2の出力光の検出が行われ、更に、新たに検出された検出結果に基づく表示状態情報の表示が行われることになる。

[0062] 表示状態情報表示ステップ（図 6の S 11)より判別信号を送信ステップ（図 7の SO— 2)にフローが移行すると、 TV1は、第 2の判別信号 1若しくは第 2の判別信号 2の少なくともいずれか一方を出力する。 TV1は、左方向と右方向それぞれに映像を表示するマルチビュー表示モードと、左方向のみ映像を表示する左方向限定表示モード及び右方向のみ映像を表示する右方向限定表示モードを備えて、るが、左方向限定表示モードに設定されている場合は、左方向表示装置側送信装置 10Lのみ判別信号として第 2の判別信号 1を左方向に出力し、右方向限定表示モードに設定されている場合は、右方向表示装置側送信装置 10Rのみ判別信号として第 2の判別信号 2を右方向に出力する。

[0063] TV1がマルチビュー表示モードに設定されている場合は、左方向表示装置側送信装置 10Lと右方向表示装置側送信装置 10Rより、第 2の判別信号 1と第 2の判別信号 2とが交互に、一定期間出力される。左方向表示装置側送信装置 10Lより左方向に第 2の判別信号 1が出力されている場合は、右方向表示装置側送信装置 10Rよりの出力は停止され、右方向表示装置側送信装置 10Rより左方向に第 2の判別信号 2 が出力されている場合は、左方向表示装置側送信装置 10Lよりの出力は停止されることになる。これにより、第 2の判別信号 1と第 2の判別信号 2との干渉を防止することが可能となる。

[0064] (リモコンからの信号出力）

次に、リモコン 12を用いた TV1制御ステップ（SO— 3)について、図 4を用いて説明する。リモコン 12では、最初にリモコン側センサ 15による TV1より出力される各種判別信号の検出が行われる（図 4の Sl)。判別信号が検出されな力つた場合、リモコン用インターフェース 16による電源 OFF操作が行われたかどうかの判定が行われる（図 4の S4)。電源 OFF操作が行われていない場合は、 S4より S1にフローは戻り、再びリモコン側センサ 15による判別信号の検出判定が行われる。

[0065] 第 1の判別信号、第 2の判別信号 1及び第 2の判別信号 2の少なくともいずれか 1つ力 Sリモコン側センサ 15で検出された場合、検出結果がリモコン側センサ 15よりリモコン制御装置 14に供給されることになる。リモコン制御装置 14では検出結果に基づいて、リモコン側送信装置 13より第 1の操縦信号、第 2の操縦信号 1若しくは第 2の操縦信号 2の 3種類の操縦信号のうち、いずれを出力するかの判定が行われる（図 4の S2 )。更に、リモコン制御装置 14では、視聴者によるリモコン用インターフェース 16の操作結果と図 4の S2で行われた判定結果を基に、 TV1を制御する情報を乗せた操縦信号を出力するための制御信号を、リモコン側送信装置 13に供給する。

[0066] リモコン側センサ 15が第 1の判別信号を検出した場合はリモコン側送信装置 13より第 1の操縦信号が出力され (図 4の S3a)、リモコン側センサ 15が第 2の判別信号 1を検出した場合はリモコン側送信装置 13より第 2の操縦信号 1が出力され (図 4の S3c) 、リモコン側センサ 15が第 2の判別信号 2を検出した場合はリモコン側送信装置 13より第 2の操縦信号 2が出力される（図 4の S3b)。リモコン側送信装置 13より操縦信号が出力されると、リモコン用インターフェース 16による電源 OFF操作が行われたかどうかの判定が行われる（図 4の S4)。電源 OFF操作が行われていない場合は、 S4より S 1にフローは戻り、再びリモコン側センサ 15による判別信号の検出判定が行われる

[0067] (TVにおける表示制御）

次に、 TV1表示ステップ（SO— 4)について、について、図 5を用いて説明する。リモコン 12より出力される操縦信号は、 TV1が備える第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL、第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aR、第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bL及び第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRのいずれかによつて検出されることになる（図 5の S5)。リモコン 12より第 1の操縦信号が出力されると、 TV1が備える 4つのセンサのうち少なくともいずれか 1つによる検出が行われ、検出結果はチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bのヽずれかへ供給されることになる。

[0068] リモコン 12より第 2の操縦信号 1が出力されると、 TV1に配置される第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL及び第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bLのいずれかによる検出が行われ、検出結果はチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bのいずれかへ供給されることになる。また、リモコン 12より第 2の操縦信号 2が出力されると、 TV1に配置される第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aR及び第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRのいずれかによる検出が行われ、検出結果はチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bの、ずれかへ供給されることになる。 V、ずれの操縦信号も検知されない場合は、 S5より DVTV表示制御継続ステップ（図 5の S8)にフローが移行し、 TV1の表示制御を継続するか電源を切るかの判定（図 7の DVTV表示制御継続ステップ SO— 5)で行われることになる。電源スィッチが ONであれば表示制御を継続するため、再び図 5の S5に戻り、 TV1はリモコン 12より出力される操縦信号の検知を行うことになる。

[0069] 第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL及び第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRより出力される検出結果はチャンネル変更情報生成装置 7aに供給される。チャンネル変更情報生成装置 7aにおいて検出結果の判定が行われる（図 5の S6)。また、第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bL及び第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRより出力される検出結果はチャンネル変更情報生成装置 7 bに供給され、チャンネル変更情報生成装置 7bにおいて検出結果の判定が行われる（図 5の S6)。

[0070] 検知結果を基にチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bでは、表示モードに対応したディスプレイ制御信号の生成が行われる。生成されたディスプレイ制御信号は、表示装置制御装置 5に供給されることになる。ディスプレイ制御信号がチャンネルの変更に該当する場合、表示装置制御装置 5は指定されたチャンネルの情報を選択するとともに、表示装置 2において選択されたチャンネルの情報が表示されるよう制御する制御信号を、表示装置 2に供給する（図 5の S7 a〜； ¾7cノ。 [0071] 第 1の操縦信号が検出されると、第 1のディスプレイ制御信号がチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bで生成され、表示装置制御装置 5に供給されることになる。第 1のディスプレイ制御信号がチャンネルの変更を指示している場合、表示装置制御装置 5は、指定されたチャンネル情報を表示用データとして選択する。更に、表示装置制御装置 5は制御信号により表示装置 2を制御し、指定されたチャンネル情報の表示を行う（図 5の S7a)。

[0072] 第 2の操縦信号 1が第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aLで検出されると、表示装置 2の左方向に出力される情報を変更するための第 2のディスプレイ制御信号 1がチャンネル変更情報生成装置 7aで生成され、表示装置制御装置 5に供給されることになる。また、第 2の操縦信号 1が第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8b Lで検出されると、表示装置 2の右方向に出力される情報を変更するための第 2のデイスプレイ制御信号 2がチャンネル変更情報生成装置 7bで生成され、表示装置制御装置 5に供給されることになる（図 5の S7c)。

[0073] 第 2のディスプレイ制御信号 1若しくはが第 2のディスプレイ制御信号 2がチャンネルの変更を指示している場合、表示装置制御装置 5は、指定されたチャンネル情報を表示用データとして選択する。更に、表示装置制御装置 5は制御信号により表示装置 2を制御し、指定されたチャンネル情報の左方向表示を行う。

[0074] また、第 2の操縦信号 2が第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aRで検出されると、表示装置 2の左方向に出力される情報を変更するための第 2のディスプレイ制御信号 1がチャンネル変更情報生成装置 7aで生成され、表示装置制御装置 5に供給されることになる。また、第 2の操縦信号 2が第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bRで検出されると、表示装置 2の右方向に出力される情報を変更するための第 2のディスプレイ制御信号 2がチャンネル変更情報生成装置 7bで生成され、表示装置制御装置 5に供給されることになる（図 5の S7b)。

[0075] 第 2の操縦信号 1を検出すると、表示装置制御装置 5は第 2の判別信号 1及び第 2 の判別信号 2が出力されないよう判別信号生成装置 9を制御する。視聴者がリモコン 12の操作を終えた後もリモコン側送信装置 13は一定期間第 2の操縦信号 1を出力しており、判別信号と混信することなく第 2の操縦信号 1を第 1の左方向信号判定表示装置側センサ 8aL若しくは第 2の左方向信号判定表示装置側センサ 8bLで検出することが可能となる。チャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bにおいて、第 2の操縦信号 1が検出されたことが判定されると、検知結果がチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bより表示装置制御装置 5に供給されることになる。表示装置制御装置 5は、指定されたチャンネル映像の選択を行うとともに表示装置 2の制御を行うため、表示装置 2で指定されたチャンネル映像の表示が行われることになる。表示装置 2にお、て指定されたチヤンネル映像の表示が行われると、表示装置制御装置 5は停止されて、た第 2の判別信号 1及び第 2の判別信号 2の出力を再開するため、判別信号生成装置 9を制御する。

[0076] 第 2の操縦信号 2を検出した場合も同様に、表示装置制御装置 5は第 2の判別信号 1及び第 2の判別信号 2が出力されないよう判別信号生成装置 9を制御する。視聴者力 Sリモコン 12の操作を終えた後もリモコン側送信装置 13は一定期間第 2の操縦信号 2を出力しており、判別信号と混信することなく第 1の右方向信号判定表示装置側センサ 8aL若しくは第 2の右方向信号判定表示装置側センサ 8bLで検出することが可能となる。チャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7b において、第 2の操縦信号 2が検出されたことが判定されると、検知結果がチャンネル変更情報生成装置 7a若しくはチャンネル変更情報生成装置 7bより表示装置制御装置 5に供給されることになる。表示装置制御装置 5は、指定されたチャンネル映像の選択を行うとともに表示装置 2の制御を行うため、表示装置 2で指定されたチャンネル映像の表示が行われることになる。表示装置 2におヽて指定されたチャンネル映像の表示が行われると、表示装置制御装置 5は停止されていた第 2の判別信号 1及び第 2の判別信号 2の出力を再開するため、判別信号生成装置 9を制御する。

[0077] リモコン 12よりの操縦信号に基づく TV1の制御が完了すると、 DVTV表示制御継続ステップ（図 7の SO— 5)にフローが移行し、 TV1での表示を更に継続するか電源を OFFするかにつ、て判定が行われる。表示制御を継続する場合は再び TV表示ステツプ SO— 4すなわち図 5の S5にフローが戻り、操縦信号がリモコン 12より出力されている力検知を行うことになる。 [0078] DVTV表示制御継続ステップ SO— 5にお!/、て TV1の電源 OFFが選択され場合は、 SO— 5より、図 6の S 12へも処理が移り、 TV1での表示状態検知及び表示状態情報の表示が終了する。更に、電源 OFFが選択されたことにより、 TV1の表示が終了する。

[0079] 上記表示システムによる各処理ステップは、図示しない CPUなどの演算手段力 R OMや RAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行し、図 1に示す LCD用ィンターフェース 11、表示装置 2などの出力手段を制御することにより実現することができる。したがって、これらの手段を有するマイクロコンピュータ力上記プログラムを記録する情報記憶媒体 6を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施のインパネ表示システムの各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。

[0080] この記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えば ROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していな V、が外部記憶媒体としてプログラム読取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読取り可能なプログラムメディアであっても良い。

[0081] また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されて、るものとする。

[0082] また、上記プログラムメディアとしては、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスクやハードデイスク等の磁気ディスクや CDZMOZMDZDVD等のディスクのディスク系、 icカード（メモリカードを含む）等のカード系、あるいはマスク ROM、 EPROM (ErasabLe Progr ammabLe Read OnLy Memory)、 EEPROM (ELectncaLLy ErasaDLe Progr ammab Le Read OnLy Memory)、フラッシュ ROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する記録媒体等がある。 [0083] また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワーク力プログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好まし、。

[0084] さらに、このように通信ネットワーク力もプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体力インストールされるものであることが好ましい。

[0085] なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなぐ請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施の形態に開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

[0086] 例えば、本発明の表示装置、表示システム、表示方法、プログラム、及び、記録媒体は、以下のように構成されていてもよい。

[0087] すなわち、本発明の表示システムは、異なる方向へ異なる情報を同時に出力可能な表示手段を備えた表示装置と、前記表示手段の出力方向毎に異なる特性の操縦信号を送信する操縦装置とを含む表示システムであって、前記表示装置は、出力方向毎に異なる特性の判別信号を送信するディスプレイ側送信手段と、前記操縦信号を検出するディスプレイ側検知手段と、前記ディスプレイ側検知手段の検出結果に基づいて前記表示手段を制御するためのディスプレイ制御信号を生成するディスプレイ制御信号生成手段と、前記ディスプレイ制御信号に基づ!、て前記表示手段を制御するディスプレイ制御手段と、を備えており、前記操縦装置は、前記表示装置より出力される前記判別信号を検出する操縦装置側検知手段と、前記操縦装置側検知手段が検出した判別信号に基づいて前記操縦信号を出力する操縦装置側送信手段と、を備えている表示システムとして構成し得る。

[0088] 上記構成によれば、操縦手段は出力方向に応じた異なる特性の操縦信号を出力することが可能となるため、視聴者はどの位置にいても、視聴方向によらず、情報出力を制御することが可能となる。

[0089] また、上記表示システムでは、前記操縦装置の前記操縦装置側送信手段が指向範囲を有する操縦信号を送信することが好まヽ。

[0090] 上記構成によれば視聴者は、操縦装置を表示装置の所望の出力方向側に向けて操作するだけで表示装置の情報出力を制御することが可能となる。

[0091] また、上記表示システムでは、前記表示装置は、前記表示手段の表示状態を検出する表示状態検出手段を更に備えており、前記表示装置の前記ディスプレイ制御手段は、前記表示状態検出手段の検出結果に基づき前記表示手段の表示状態を示す情報を表示するよう、前記表示手段を制御するものであることが好まし、。

[0092] 上記構成によれば視聴者は、表示手段に出力された表示異常の情報に基づいた、対応をとることが可能となる。

[0093] また、上記表示システムでは、前記表示装置は、上記表示手段の出力方向に対応する複数の前記ディスプレイ側検知手段を備えており、各ディスプレイ側検知手段は、前記表示装置において、該ディスプレイ側検知手段に対応する出力方向側の端部領域に配置されて、ることが好ま、。

[0094] 上記構成によれば、情報が出力される第 1の方向側のディスプレイ側検知手段は、表示装置における第 1の方向側の端部領域に配置されるため、その他の方向に配置されるディスプレイ側検知手段と、距離を開けて配置することが可能になり、視聴者は、操縦装置が生成する操縦信号の出力方向を、特定することが可能となる。

[0095] また、上記表示システムでは、前記ディスプレイ側検知手段は、前記表示手段の対角上の端部領域に配置されて、ることが好ま、。

[0096] 上記構成によれば、表示装置における対角線上に個々のディスプレイ側検知手段が配置されるため、その他のディスプレイ側検知手段と、距離を開けて配置することが可能になり、視聴者は、操縦手段が生成する操縦信号の出力方向を、特定することが可能となる。

[0097] なお、本発明は、表示システムのみならず、これらに用いられる表示プログラムや表示方法やプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体に対しても向けられている。

[0098] 上記構成によれば、表示手段がマルチビュー表示を行って!/ヽる場合、表示手段の出力方向毎に判別信号が出力され、操縦装置は出力方向に応じた操縦信号を出力するため、視聴者はどの位置にいても、視聴方向によらず、情報出力を制御することが可能となる。 [0099] 上記表示システムでは、以上のように、操縦手段が表示手段の出力方向毎に特性の異なる操縦信号を出力し、前記操縦信号に基づき前記表示手段の表示動作を制御するようにしたため、視聴者はどの位置にいても、表示手段より出力される複数の方向の情報出力を制御することが可能になる。産業上の利用の可能性

[0100] 本発明の表示システムは静止画及び動画などの情報を表示する情報表示システムとして広く利用可能である。

Claims

請求の範囲

[1] 異なる複数の表示方向に対して情報を表示可能な表示手段と、

上記複数の表示方向の各々に対応して設けられた、操作信号を受信するための複数の操作信号受信手段と、

上記複数の操作信号受信手段のうちの何れかが操作信号を受信したとき、該操作信号を受信した操作信号受信手段に対応する表示方向に対して該操作信号に応じた情報が表示されるよう、上記表示手段を制御する表示制御手段と、

を備えて!/ヽることを特徴とする表示装置。

[2] 上記操作信号受信手段は、当該表示装置の端部領域のうち、対応する表示方向側の端部に配置されて、る、ことを特徴とする請求項 1に記載の表示装置。

[3] 上記操作信号受信手段は、上記表示手段の対角線を含む直線上に配置されて!ヽる、ことを特徴とする請求項 2に記載の表示装置。

[4] 上記表示方向毎に異なる特性の判別信号を送信する判別信号送信手段を更に備え、

上記操作信号受信手段は、上記判別信号を受信した操作装置により送信された操作信号であって、該操作装置が位置する表示方向に対応した操作信号を受信するものである、

ことを特徴とする請求項 1から 3のうち何れか 1項に記載の表示装置。

[5] 上記表示手段の表示状態を検出する表示状態検出手段を更に備え、

上記表示制御手段は、上記表示状態検出手段の検出結果に基づいて、上記表示手段の表示状態を示す情報を上記表示手段に表示させる、

ことを特徴とする請求項 1から 4のうち何れか 1項に記載の表示装置。

[6] 表示装置と、該表示装置に操作信号を送信する操作装置と、を含んで!/ゝる表示システムにおいて、

上記表示装置は、

異なる複数の表示方向に対して情報を表示可能な表示手段と、

上記複数の表示方向の各々に対応して設けられた、上記操作信号を受信するための複数の操作信号受信手段と、上記複数の操作信号受信手段のうちの何れかが上記操作信号を受信したとき、該操作信号を受信した操作信号受信手段に対応する表示方向に対して該操作信号に応じた情報が表示されるよう、上記表示手段を制御する表示制御手段と、を備えており、

上記操作装置は、

指向性を有する搬送波により上記操作信号を送信し、上記表示装置に備えられた上記複数の操作信号受信手段のうちの何れかに該操作信号を受信させる操作信号送信手段を備えている、

ことを特徴とする表示システム。

[7] 異なる複数の表示方向に対して情報を表示可能な表示装置に情報を表示させる表示方法において、

上記表示装置に設けられた、上記複数の表示方向の各々に対応する複数の操作信号受信手段のうちの何れかにより、操作信号を受信する操作信号受信工程と、上記操作信号を受信した操作信号受信手段に対応する表示方向に対して、上記操作信号に応じた情報を表示する表示工程と、

を含んで!/、ることを特徴とする表示方法。

[8] コンピュータを請求項 1から 5のうち何れ力 1項に記載の表示装置として動作させるためのプログラムであって、上記コンピュータを上記表示装置に備えられている上記各手段として機能させるためのプログラム。

[9] 請求項 8に記載のプログラムを記録して、るコンピュータ読み取り可能な記録媒体