WO2006008989A1

WO2006008989A1 - アクセスポイント制御システム及びアクセスポイント制御方法

Info

Publication number: WO2006008989A1
Application number: PCT/JP2005/012678
Authority: WO
Inventors: Satoshi Iino; Tomohiro Ishihara
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-07-16
Filing date: 2005-07-08
Publication date: 2006-01-26
Also published as: EP1729450A1; JP2006033431A; US20070195725A1

Abstract

　アクセスポイント装置のＢＳＳＩＤとＶＬＡＮの対応の変更を容易に実行することができるアクセスポイント制御システム。このアクセスポイント制御システム（１００）は、複数のアクセスポイント装置（１１０－１、１１０－２）と、複数のアクセスポイント装置（１１０－１、１１０－２）にメッセ－ジを送信して複数のアクセスポイント装置（１１０－１、１１０－２）を制御するアクセスポイント制御装置（１２０）と、を具備する。アクセスポイント制御装置（１２０）は、アクセスポイント装置（１１０－１、１１０－２）からのフレ－ムをＢＳＳＩＤに基づいて複数のＶＬＡＮネットワ－ク（１３０－１、１３０－２）に振り分けるフレーム振り分け部（１２３）と、振り分け部（１２３）による振り分け先のＶＬＡＮネットワ－ク（１３０－１、１３０－２）を変更する振り分け先変更手段と、を具備する。

Description

明細書技術分野

[0001] 本発明は、複数のアクセスポイント装置と、前記複数のアクセスポイント装置にメッセージを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御するアクセスポイント制御装置と、を具備するアクセスポイント制御システム及びアクセスポイント制御方法に関する。

背景技術

[0002] 近年、無線 LAN (IEEE802.il規格）の普及が進み、公衆ネットヮ―ク及び企業ネットワークにおいて大規模な無線 LANネットワークが構築されるようになった。それに従って、少ない無線周波数をうまく利用して、仮想的なアクセスポイント装置 (AP)を多重するとヽぅ方法が非特許文献 1におヽて提案された。

[0003] ここでは、 1つのアクセスポイント装置上に複数の BSSID (Basic Service Set Ide ntifier)を割り当てられるようにして、通信端末装置からはあたかも複数の仮想的なアクセスポイント装置が見えるようにする。これにより、同一無線チャネルを使用しながら、複数のネットヮ―クが多重して使用できる。上位側の識別には VLAN (Virtual L ocal Area Network)力 ^s使用できる。

[0004] 前記非特許文献 1記載の技術においては、 1つのアクセスポイント装置に対して、複数の BSSIDが設定できるため、その BSSIDごとにダイナミックな VLANが張れる。複数のアクセスポイント装置を組み合わせた従来のアクセスポイント制御システムが図 1に示されている。

[0005] 図 1に示すように、従来のアクセスポイント制御システム 10は、複数のアクセスポィント装置 20—1、 20- 2,アクセスポイント制御装置 30及び VLANネットワーク 40— 1、 40— 2を具備している。アクセスポイント装置 20— 1は、通信端末装置 50— 1、 50 —2と通信可能である。また、アクセスポイント装置 20— 2は、通信端末装置 50— 3、 50— 4と通信可能である。

[0006] アクセスポイント装置 20— 1は、 AAAと BBBと!、う 2つの ESSID (Extended Servi ce Set Identifier)を保持しており、それに対応する BSSIDを保持する。ここで ESS IDとして、 AAAに対応する BSSIDが API— 1とされ、 BBBに対応する BSSIDが A P2— 2とされる。実際には、 BSSIDは MACアドレスと同じように 6byteの識別子を保持する。

[0007] 同様に、アクセスポイント装置 20— 2も、 AAAと BBBという 2つの ESSIDを保持しており、それに対応する BSSIDを保持する。ここで ESSIDとして、 AAAに対応する BSSIDが API— 1とされ、 BBBに対応する BSSIDが AP2— 2とされる。実際には、 BSSIDは MACアドレスと同じように 6byteの識別子を保持する。

[0008] ここで、 ESSIDの AAAは VLANネットワーク 40— 1と接続され、かつ、 ESSIDの B BBは VLANネットワーク 40— 2と接続される。 VLANネットワーク 40— 1には VLAN # 1 (VLANタグ # 1)が割り当てられ、かつ、 VLANネットワーク 40— 2には VLAN # 2 (VLANタグ # 2)が割り当てられる。

[0009] そのため、アクセスポイント装置 20—1は、 BSSIDが API— 1である場合には上位側にフレームを流す時に VLAN # 1の VLANネットワーク 40— 1に流す。 VLANスィツチとアクセスポイント装置の間は、常に VLANタグ付きのフレームで通信される。 ( 図 2のプロトコルスタック参照）。このようにして、アクセスポイント制御システム 10は、通信端末装置 50— 1〜 50— 4と接続先である VLANネットワーク 40— 1、 40— 2との接続を制御している。

非特許文献 1 : IEEEドキュメント IEEE802.il— 03/154rl"Virtual Access Points" 発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0010] しかしながら、従来のアクセスポイント制御システムにおいては、全てのアクセスポィント装置に BSSIDと VLANの対応を設定する必要があるため、 1つのネットワークに所属する VLANが変更される場合には、前記 1つのネットワークと接続しているァクセスポイント装置の BSSIDと VLANの対応を全て変更する必要があるという問題がある。

[0011] また、従来のアクセスポイント制御システムにおいては、接続先を変更する時に接続先を変更の数が多い場合には VANスィッチ装置とアクセスポイント装置のそれぞれの設定変更を行うことが必要であるため、同期的に設定変更を行うことが困難であるという問題がある。

[0012] 例えば、図 1に示す従来のアクセスポイント制御システム 10においては、図 3に示すように、 ESSIDの AAAの接続先を VLANネットワーク 40— 1 (VLAN # 1)から V LANネットワーク 40— 3 (VLAN # 9)に変更する時に、 VANスィッチ装置とアクセスポイント装置のそれぞれの設定変更を行う必要がある。このため、従来のアクセスボイント制御システムにおいては、接続先を変更する時に接続先の変更の数が多い場合には同期的に設定変更を行うことが困難であるという問題がある。

[0013] 本発明の目的は、アクセスポイント装置の BSSIDと VLANの対応の変更を容易に実行することができ、かつ、接続先を変更する時に接続先の変更の数が多い場合にも同期的に設定変更を行うことができるアクセスポイント制御システム及びアクセスポイント制御方法を提供することである。

課題を解決するための手段

[0014] 本発明のアクセスポイント制御システムは、複数のアクセスポイント装置と、前記複数のアクセスポイント装置にメッセージを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御するアクセスポイント制御装置と、を具備するアクセスポイント制御システムにおいて、前記アクセスポイント制御装置は、前記アクセスポイント装置からのフレームを BSSIDに基づいて複数の VLANネットワークに振り分ける振り分け手段と、前記振り分け手段による振り分け先の前記 VLANネットワークを変更する振り分け先変更手段と、を具備する構成を採る。

[0015] 本発明のアクセスポイント制御方法は、複数のアクセスポイント装置と、前記複数のアクセスポイント装置にメッセージを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御するアクセスポイント制御装置と、を具備するアクセスポイント制御システムにおけるァクセスポイント制御方法であって、前記アクセスポイント制御装置が前記アクセスボイント装置からのフレームを BSSIDに基づいて複数の VLANネットワークに振り分ける振り分けステップと、前記振り分けステップにおける振り分け先の前記 VLANネットヮークを変更する振り分け先変更ステップと、を具備するようにした。

発明の効果 [0016] 本発明によれば、アクセスポイント制御装置力アクセスポイント装置からのフレームを BSSIDに基づいて複数の VLANネットワークに振り分ける振り分け、振り分け先の VLANネットワークを変更するため、アクセスポイント装置の BSSIDと VLANの対応の変更を容易に実行することができ、かつ、接続先を変更する時に接続先を変更の数が多い場合にも同期的に設定変更を行うことができる。

図面の簡単な説明

[0017] [図 1]従来のアクセスポイント制御システムの構成を示す図

[図 2]従来のアクセスポイント制御システムにおいて用いられるプロトコルスタックの例を示す図

[図 3]従来のアクセスポイント制御システムのネットワーク切替時の動作を説明するための図

[図 4]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムの構成を示す図 [図 5]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムにおいて用いられるプロトコルスタックの例を示す図

[図 6]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのアクセスポイント制御装置の構成を詳細に示すブロック図

[図 7]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのアクセスポイント制御装置におけるフレーム振り分けデータベースの ESSID— VLAN対応テーブルを示す図

[図 8]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのアクセスポイント制御装置におけるフレーム振り分けデータベースの ESSID— AP対応テーブルを示す図

[図 9]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのアクセスポイント制御装置におけるフレーム振り分けデータベースの BSSID— VLAN対応テーブルを示す図

[図 10]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのアクセスポイント制御装置におけるフレーム振り分けデータベースの端末 BSSID対応テーブルを示す図 [図 11]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムによる BSSID—V LAN対応テーブルの作成を説明するためのフロー図

[図 12]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムによるフレーム振り分け部の動作を説明するためのフロー図

[図 13]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムによる網側送受信部の動作を説明するためのフロー図

[図 14]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムによる AP側送受信部の動作を説明するためのフロー図

[図 15]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのネットヮ一ク切替時の動作を説明するための図

[図 16]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムにおける変更後の ESSID- VL AN対応テブルの 1例を示す図

[図 17]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムのネットヮ一ク切替時の BSSID— VL AN対応テーブルの変更を説明するためのフロー図

[図 18]本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムにおける変更後の BSSID- VL AN対応テブルの 1例を示す図

発明を実施するための最良の形態

[0018] 次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

[0019] (一実施の形態）

図 4は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システムの構成を示す図である。

[0020] 図 4に示すように、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100 は、複数のアクセスポイント装置 110— 1、 110— 2、アクセスポイント制御装置 120及び VLANネットワーク 130— 1、 130— 2を具備して!/ヽる。

[0021] アクセスポイント制御装置 120は、複数のアクセスポイント装置 110— 1、 110— 2にメッセ―ジを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御する。アクセスポイント装置 110—1は、通信端末装置 140— 1、 140— 2と通信可能である。また、アクセスポイント装置 110— 2は、通信端末装置 140— 3、 140— 4と通信可能である。 VLA Nネットワーク 130—1、 130— 2は、例えば、 ISPネットワークで構成される。

[0022] アクセスポイント装置 110— 1は、 AAAと BBBという 2つの ESSIDを保持しており、それに対応する BSSIDを保持する。ここで ESSIDとして、 AAAに対応する BSSID が API— 1とされ、 BBBに対応する BSSIDが AP2— 2とされる。実際には、 BSSID は MACアドレスと同じように 6byteの識別子を保持する。

[0023] 同様に、アクセスポイント装置 110— 2も、 AAAと BBBという 2つの ESSIDを保持しており、それに対応する BSSIDを保持する。ここで ESSIDとして、 AAAに対応する BSSIDが API— 1とされ、 BBBに対応する BSSIDが AP2— 2とされる。実際には、 BSSIDは MACアドレスと同じように 6byteの識別子を保持する。

[0024] ここで、 ESSIDの AAAは VLANネットワーク 130— 1と接続され、かつ、 ESSIDの BBBは VLANネットワーク 130— 2と接続される。 VLANネットワーク 130— 1には V LAN # 1 (VLANタグ # 1)が割り当てられ、かつ、 VLANネットワーク 130— 2には V LAN # 2 (VLANタグ # 2)が割り当てられる。

[0025] そのため、アクセスポイント装置 110— 1は、 BSSIDが API— 1である場合には上位側にフレームを流す時に VLAN # 1の VLANネットワーク 130— 1に流す。 VLA Nスィッチとアクセスポイント装置の間は、常に VLANタグ付きのフレームで通信される。（図 5のプロトコルスタック参照）。このようにして、アクセスポイント制御システム 10 0は、通信端末装置 140— 1〜 140— 4と接続先である VLANネットワーク 130—1、 130— 2との接続を制御して、る。

[0026] 図 5は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100において用いられるプロトコルスタックの例を示す図である。本発明の一実施の形態に係るァクセスポイント制御システムにおいて用いられるプロトコルでは、 802. 11フレームをアクセスポイント装置 110— 1とアクセスポイント制御装置 120の間では Etherヘッダでカプセル化し、アクセスポイント制御装置 120が 802. 11フレームと Etherフレームのブリッジ処理を行う。

[0027] 図 6は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のアクセスポイント制御装置 120の構成を詳細に示すブロック図である。

[0028] 図 6に示すように、アクセスポイント制御装置 120は、網側送受信部 121、フレーム振り分けデータベース 122、フレーム振り分け部 123及び AP側送受信部 124を具備している。

[0029] 網側送受信部 121は、 VLANネットワーク 130— 1、 130— 2とフレームの送受信をし、かつ、フレーム振り分け部 123とフレームの送受信をする。フレーム振り分けデータベース 122は、フレーム振り分けを行うためのデータベースである。フレーム振り分けデータベース 122は、 ESSID— VLAN対応テーブル、 ESSID— AP対応テープル、 BSSID— VLAN対応テ―ブル及び端末— BSSID対応テ―ブル等の対応テ― ブルを具備している。

[0030] フレーム振り分け部 123は、網側送受信部 121及び AP側送受信部 124からのフレームをフレーム振り分けデータベース 122を参照して振り分け、かつ、フレームの転送を行う。 AP側送受信部 124は、フレーム振り分け部 123とフレームの送受信をし、かつ、アクセスポイント装置 110— 1、 110— 2とフレームの送受信をする。

[0031] 図 7は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のアクセスポイント制御装置 120におけるフレーム振り分けデータベース 122の ESSID— VLA N対応テ―ブルを示す図である。

[0032] この ESSID— VLAN対応テーブル 1221は、 ESSIDと VLAN (VLANタグ）との対応付けの情報を保持している。この情報においては、 ESSIDが 1つの VLANにマッビングされる。この情報は、管理者により設定される。

[0033] 図 8は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のアクセスポイント制御装置 120におけるフレーム振り分けデータベース 122の ESSID— AP対応テブルを示す図である。

[0034] この ESSID— AP対応テーブル 1222は、 ESSIDとその ESSIDがカバーされるァクセスポイント装置 (AP)とを対応付けた情報を保持して、る。この情報にぉ、ては、 ESSIDが複数のアクセスポイント装置 (AP)にマッピングされる。この情報は、管理者により設定される。

[0035] 図 9は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のアクセスポイント制御装置 120におけるフレーム振り分けデータベース 122の BSSID— VLA N対応テ―ブルを示す図である。 [0036] この BSSID— VLAN対応テーブル 1223は、アクセスポイント装置（AP)に割り当てた BSSIDと網側の VLANIDを対応付けた情報を保持している。情報は、 ESSID - VL AN対応テブル 1221と ESSID— AP対応テブル 1222の†青報に基づいて作成される。

[0037] 図 10は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のァクセスポイント制御装置 120におけるフレーム振り分けデータベース 122の端末— BSSI D対応テ―ブルを示す図である。

[0038] この端末— BSSID対応テ—ブル 1224は、通信端末装置とこの通信端末装置が接続している BSSIDとを対応付けた情報を保持している。この情報においては、通信端末装置が 1つの BSSIDにマッピングされる。この情報は、通信端末装置の接続時に取得 (学習）される。

[0039] 次に、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100の動作について、より具体的に説明する。

[0040] (1)フレームの振り分けの動作前の準備

図 11は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100による B

SSID— VL AN対応テーブルの作成を説明するためのフロー図である。

[0041] 図 11に示すように、ステップ ST801において、フレーム振り分け部 123は、フレームの ESSIDをキーに ESSID— VLANテーブル 1221の情報に基づいて VLANID を導出する。

[0042] 次に、フレーム振り分け部 123は、 ESSID— AP対応テーブル 1222の情報に基づ V、て一つ以上のアクセスポイント装置 (AP)の情報を導出する（ステップ ST802)。

[0043] 次に、フレーム振り分け部 123は、ステップ ST802で導出したアクセスポイント装置

(AP)に 1つの BSSIDを割り当て、ステップ ST801で導出した VLANIDを対応付けて 1つのエントリとして、 BSSID— VLAN対応テーブル 1223に追加する。フレーム振り分け部 123は、ステップ ST801からステップ ST803までの動作を設定済みの E SSIDの数分だけ繰り返す。

[0044] (2)通常運用時の動作

図 12は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100によるフレーム振り分け部の動作を説明するためのフロー図である。

[0045] 図 12に示すように、ステップ ST901においてフレーム振り分け部 123はフレームを受信したかを判断する。ステップ ST901においてフレームを受信した時に、フレーム振り分け部 123は、受信したフレームが AP側送受信部 124と網側送受信部 121のどちら力も来たかを判断する (ステップ ST902)。

[0046] ステップ ST902において受信したフレームが AP側送受信部 124から来た時に、フレーム振り分け部 123は、フレーム力ら 802. 11フレームを取り出して BSSIDを導出する（ステップ ST903)。次に、フレーム振り分け部 123は、導出した BSSID力 BS SID— VLAN対応テーブル 1223を検索して VLANタグを導出する（ステップ ST90 4)。

[0047] 次に、フレーム振り分け部 123は、 802. 11フレームを Etherフレームに変換する（ステップ ST905)。次に、フレーム振り分け部 123は、ステップ ST905のフレームにステツプ ST904で導出した VLANタグを挿入し、網側送受信部 121に送出する (ステップ ST906)。

[0048] ステップ ST902において受信したフレームが網側送受信部 121から来た時に、フレーム振り分け部 123は、宛先 MACアドレスをキに端末 BSSID対応テブル 1 224を検索し BSSIDを導出する（ステップ ST907)。

[0049] 次に、フレーム振り分け部 123は、ステップ ST907の情報（BSSID)から Etherフレームを 802. 11フレームに変換する（ステップ ST908)。次に、フレーム振り分け部 1 23は、ステップ ST908の 802. 11フレームを AP側送受信部 124に送出する（ステツプ ST909)。

[0050] 図 13は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100による網側送受信部の動作を説明するためのフロー図である。

[0051] 図 13に示すように、ステップ ST1001において網側送受信部 121はフレームを受信したかを判断する。ステップ ST1001においてフレームを受信した時に、網側送受信部 121は、フレームをフレーム振り分け部 123又は網（VLANネットヮ—ク）側から受信かを判断する (ステップ ST1002)。

[0052] ステップ ST1002においてフレームをフレーム振り分け部 123から受信したときに、網側送受信部 121は、宛先 MACアドレスがュ-キャスト又はブロドキャストであるかを判断する（ステップ ST1003)。ステップ ST1003において宛先 MACアドレスがュ-キャストである時に、網側送受信部 121は、宛先 MACアドレスが学習済みかを判断する（ステップ ST1004)。

[0053] ステップ ST1004において宛先 MACアドレスが学習済みである時に、フレームを学習済みポートに送出する（ステップ ST1005)。ステップ ST1003にお!/、て宛先 M ACアドレスがブロードキャストである時、又は、ステップ ST1004において宛先 MAC アドレスが学習済みでない時に、網側送受信部 121は、そのフレームの VLANが割り当てられて、る全ての網側ポトにフレームを送出する（ステップ ST1006)。

[0054] ステップ ST1002において網側力も受信したときに、網側送受信部 121は、受信したフレームの送信元 MACアドレスと入力ポートを学習する（ステップ ST1007)。次に、網側送受信部 121は、フレームをフレーム振り分け部 123に送信する (ステップ S T1008)。

[0055] 図 14は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100による A

P側送受信部の動作を説明するためのフロー図である。

[0056] 図 14に示すように、ステップ ST1101において AP側送受信部 124はフレームを受信したかを判断する。ステップ ST1101においてフレームを受信した時に、 AP側送受信部 124は、フレームを AP側又はフレーム振り分け部 123から受信したかを判断する（ステップ ST1102)。

[0057] ステップ ST1102においてフレームをフレーム振り分け部 123から受信した時に、 A

P側送受信部 124は、受信したフレームを Etherヘッダカプセリングする（ステップ ST

1103)。次に、 AP側送受信部 124は、アクセスポイント装置 (AP)にフレームを送出する（ステップ ST1104)。

[0058] ステップ ST1102にお!/、てフレームを AP側から受信した時に、 AP側送受信部 12

4は、フレームから Etherヘッダと APコント口一ルヘッダを外して、 802. 11フレームを取り出す (ステップ ST1105)。次に、 AP側送受信部 124は、フレームをフレーム振り分け部 123に送信する (ステップ ST1106)。

[0059] 以上の動作によって、複数のアクセスポイント装置 (AP)にそれぞれ複数の ESSID を割り当てた VLAVNネットヮ一クにおいて、 ESSID別に VLANネットヮ一クを振り分けることができる。どの ESSIDがどのアクセスポイント装置 (AP)に設定されているかは、 ESSID— AP対応テ—ブル 1222により自由に設定でき、かつ、ある特定の E

SSIDに属する VLANネットワークは特定のアクセスポイント装置 (AP)にしか設定しな！、と、うような運用方法も可能である。

[0060] 次に、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のネットヮーク切替時の動作について、より具体的に説明する。

[0061] アクセスポイント制御装置 120の上位の VLANネットワークが ESSIDと割り当てる V

LANを切り替えるときの動作を説明する。

[0062] 図 15は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のネットワーク切替時の動作を説明するための図である。

[0063] 図 15に示すように、 VLAN # 1に対応する ESSID:AAAのネットワーク力障害等の原因により使用不可能になった時に、代替として VLANネットワーク 130— 3に切り替えるとする。

[0064] その時に、 VLANネットワーク 130— 3に対応する VLANタグを # 9とした場合の切替動作を説明する。切替のタイミングで ESSID— VLAN対応テーブルの ESSID:A AAに対応する VLANを # 9に変更する。変更するのは、管理者でもよいし、また、障害を検知して自動的に対応する VLANを書き換えても良い。図 16は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100における変更後の ESSID— VL AN対応テーブル 1221の 1例を示す図である。

[0065] ESSID— VLAN対応テーブル 1221の変更後、 83310—¥1^^対応テーブル1 223の変更を行う（図 17参照)。この変更は、フレーム振り分け部 123で行う。

[0066] 図 17は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100のネットワーク切替時の BSSID— VLAN対応テーブル 1223の変更を説明するためのフロ一図である。

[0067] 図 17に示すように、フレーム振り分け部 123は、まず変更した 1つの ESSIDに着目し、その ESSIDをキーに ESSID— VLAN対応テーブル 1221から VLANIDを導出する（ステップ ST1401)。 [0068] 次に、フレーム振り分け部 123は、 ESSID— AP対応テーブル 1222よりその ESSI Dが設定される 1以上の APを導出する (ステップ ST1402)。次に、フレーム振り分け部 123は、ステップ ST1402において導出した APに 1つの BSSIDを割り当て、ステップ ST1401において導出した VLANIDを対応付けて 1つのエントリとして、 BSSID VLAN対応テーブル 1223に上書きする（ステップ ST1403)。フレーム振り分け部 123は、以上の動作を変更した ESSIDの数分繰り返す。

[0069] 図 18は、本発明の一実施の形態に係るアクセスポイント制御システム 100における変更後の BSSID— VL AN対応テーブル 1223の 1例を示す図である。

[0070] 図 18に示すように、対応する VLANID (VLANタグ）が # 1から # 9に変更される。

これ〖こより、図 12、図 13及び図 14の動作が実行されることにより上位側の VLANネットヮ一クに対する切替を行うことができる。

[0071] 本明細書は、 2004年 7月 16日出願の特願 2004— 209568に基づく。この内容はすべてここに含めておく。

産業上の利用可能性

[0072] 本発明は、アクセスポイント装置の BSSIDと VLANの対応の変更を容易に実行することができ、かつ、接続先を変更する時に接続先を変更の数が多い場合にも同期的に設定変更を行うことができる効果を有し、アクセスポイント制御システム及びァクセスポイント制御方法に有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 複数のアクセスポイント装置と、前記複数のアクセスポイント装置にメッセージを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御するアクセスポイント制御装置と、を具備するアクセスポイント制御システムにお、て、

前記アクセスポイント制御装置は、

前記アクセスポイント装置からのフレームを BSSID (Basic Service Set Identifie r)に基づいて複数の VLAN (Virtual Local Area Network)に振り分ける振り分け手段と、

前記振り分け手段による振り分け先の前記 VLANを変更する振り分け先変更手段と、

を具備するアクセスポイント制御システム。

[2] 前記振り分け手段は、

前記複数の BSSIDと対応する複数の VLANタグとの情報を保持する対応テープルと、前記対応テーブルに基づいて前記フレームを複数の VLANに振り分ける手段と、を具備し、

前記振り分け先変更手段は、

前記対応テーブルの前記複数の VLANタグのいずれかを変更することにより振り分け先の前記 VLANを変更する手段を具備する請求項 1に記載のアクセスポイント制御システム。

[3] 複数のアクセスポイント装置と、前記複数のアクセスポイント装置にメッセージを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御するアクセスポイント制御装置と、を具備するアクセスポイント制御システムにおけるアクセスポイント制御方法であって、前記アクセスポイント制御装置が前記アクセスポイント装置からのフレームを BSSI Dに基づいて複数の VLANに振り分ける振り分けステップと、

前記振り分けステップにおける振り分け先の前記 VLANを変更する振り分け先変更ステップと、

を具備するアクセスポイント制御方法。

[4] 複数のアクセスポイント装置と、前記複数のアクセスポイント装置にメッセージを送信して前記複数のアクセスポイント装置を制御するアクセスポイント制御装置と、を具備するアクセスポイント制御システムにおけるアクセスポイント制御装置であって、前記アクセスポイント装置からのフレームを BSSIDに基づいて複数の VLANに振り分ける振り分け手段と、

を具備するアクセスポイント制御装置。