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JPWO2020208840A1 - 皮剥き装置 - Google Patents

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JPWO2020208840A1 JP2019570578A JP2019570578A JPWO2020208840A1 JP WO2020208840 A1 JPWO2020208840 A1 JP WO2020208840A1 JP 2019570578 A JP2019570578 A JP 2019570578A JP 2019570578 A JP2019570578 A JP 2019570578A JP WO2020208840 A1 JPWO2020208840 A1 JP WO2020208840A1
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Abstract

【課題】パイナップルのような堅い表皮を有する果菜の皮剥きを確実かつ簡便に行うことができる構成を備えた皮剥き装置を提供する。【解決手段】ピーラ軸(111)と中心シャフト(141)の回転角度差により付勢部材(148)の緊張状態を調整してピーラ(101)のピーラ刃(102)をピーラ軸(111)の仮想軸線に対して接離させるように揺動させ、果菜ホルダ(161)の仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において、果菜ホルダ(161)に支承された果菜の上部側から皮剥きを行なうように構成する。

Description

本発明は、パイナップルの皮剥き作業に好適な皮剥き装置に関する。
従来より、柿、りんご、オレンジなどの果物や野菜の加工処理時における表皮の皮剥き工程において、高速・簡便にその加工処理を行うべく、様々な構成の皮剥き装置が使用されている。
果菜として一般に流通している生のパイナップルは小さな実の集合体からなるコクーン(繭玉)形状の果実であり、その表皮は堅く、厚く、鱗状に凸凹であるため、従来より、果実の上についた天芽(冠芽・クラウン)といわれる天部と底部とを切断して樽型とし、その果実を基台上に配置し、同心状にして配置された円筒状の内側ブレード及び外側ブレードを備えるカッターをパイナップルの樽型の果実(以下、「パイナップル果実」という)の天面から芯方向に沿って底面方向へ動かすことで、パイナップルの表皮と芯部を簡便に取り除く構成の皮剥き機が使用されている(特許文献1)。
本願の発明者らも、皮剥き対象の果菜を支承するワークホルダがワーク回転モータの駆動により回転自在に配設されたワーク支承部と、ピーラ回転モータの駆動によりピーラを前記ワークホルダに支承される果菜の外周に沿って移動させるピーラ軸、および、前記ピーラ軸と同軸配置され、ピーラとの間に付勢部材が配設されており、シャフト回転モータの駆動により回転する中心シャフトを備え、ピーラ軸と中心シャフトの回転角度差により前記付勢部材の緊張状態を調整して前記ピーラのピーラ刃をピーラ軸の仮想軸線に対して接離させるように揺動可能に構成されたピーラ駆動部と、を備える皮剥き装置を開発している(特許文献2参照)。
特開昭57−29278号公報 特開2016−096744号公報
しかしながら、特許文献1のように、円筒状のブレードを備えるカッタでパイナップル果実の表皮と芯部を取り除いて飲食用の花托部分(以下、果肉という)のみを残す場合、結果として得られる形状は穴あきの円筒状となり、表皮近くの果肉などの非常に多くの部分が廃棄されることとなる。
また、特許文献2に開示した皮剥き装置は、柿、りんご、オレンジ、蕪菁などの比較的薄い表皮をもつ果菜を想定し、その表皮をピーラで剥くための構成となっている。よって、果実の天部と底部とを切断して樽型としたパイナップル果実の表皮をピーラで剥くことにより、皮剥き作業における果実の廃棄量を頗る少なくすることができるが、パイナップル果実の堅く、厚く、凸凹の鱗状の表皮を確実に剥くためには、更なる改良が要求されていた。
そこで、本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、パイナップルのような堅い表皮を有する果菜の皮剥きを確実かつ簡便に行うことができる構成を備えた皮剥き装置を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため、本発明に係る皮剥き装置は、皮剥き対象の果菜を支承する果菜ホルダが果菜回転モータの駆動により回転自在に配設された果菜支承部と、ピーラ回転モータの駆動によりピーラを前記果菜ホルダに支承される果菜の外周に沿って移動させるピーラ軸、および、前記ピーラ軸に挿入させて同軸配置され、前記ピーラ軸より果菜支承部側へ臨ませた一端に設けられた先端フランジ板には前記ピーラとの間に付勢部材が配設され、シャフト回転モータの駆動により回転する中心シャフトを有するピーラ駆動部と、前記果菜回転モータ、ピーラ回転モータ、およびシャフト回転モータの駆動を制御する制御部とを備え、前記ピーラ軸と前記中心シャフトの回転角度差により前記付勢部材の緊張状態を調整して前記ピーラのピーラ刃を前記ピーラ軸の仮想軸線に対して接離させるように揺動させ、前記果菜ホルダの仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において、果菜ホルダに支承された果菜の上部側から皮剥きを行なうように構成されていることを特徴とする。
このように構成された皮剥き装置は、ピーラのピーラ刃に作用する力の方向を果菜の内方へ必ず指向させることができるので、果菜に対するピーラ刃の食いつきを補助することができる。よって、パイナップルのような表皮の硬い果菜であっても、確実に皮剥きを行なうことができる。
また、前記ピーラは、前記ピーラ軸に配設されたピーラ取付板に対し、ピーラ刃を支承する腕状の一対のピーラアームが一対のヒンジを介して揺動可能に接続されており、前記ピーラ駆動部には、非果菜当接時における前記ピーラの傾倒を規制可能な傾倒規制手段を備えることを特徴とする。
具体的には、前記傾倒規制手段は、前記ピーラに設けられた傾倒規制部と、前記傾倒規制部と係合可能とされた前記先端フランジ板のカム部とからなり、前記ピーラ駆動部は、前記傾倒規制部とカム部とを係合させた状態でピーラ軸と中心シャフトを回転させ、ピーラ刃を果菜ホルダに支承された果菜の皮剥き開始位置の上方に移動させた際に、中心シャフトのみを回転させ、前記傾倒規制部とカム部との係合を解除するとともに、前記付勢部材により前記ピーラのピーラ刃を前記ピーラ軸の仮想軸線に対して接近させるように構成されていることを特徴とする。
パイナップルのようなコクーン型の果菜の皮剥きにおいては、果菜の高さ方向中間部の皮剥き時には特にピーラ刃は果菜に対して線接触することとなるので、刃渡りの長い大きめのピーラ刃と、そのピーラ刃をホルダを超えて、前記果菜ホルダの仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において果菜の上部に当接させうるような長目のピーラアームとを備えるピーラを用いることとなる。
ピーラはヒンジにより揺動自在にピーラ取付け板に取付けられているが、当該ピーラはそれなりの重量となるため、果菜に当接していない状態(非果菜当接時)にあっては、ピーラ軸の回転位置などによっては、ピーラはその自重によって仮想ピーラ軸方向へヒンジを軸にして傾倒することがある。
付勢部材に張力を調整することにより傾倒を防止することも考えられるが、付勢部材の作用を強力にすると、皮剥き時に、必用以上にピーラ刃が果菜に押しつけられ、ピーラ刃が果菜に食い込んでしまったり、果菜が痛んだりする恐れもある。
このように構成された傾倒規制手段を備える皮剥き機によれば、前記ピーラ駆動部に非果菜当接時における前記ピーラの傾倒を規制可能な傾倒規制手段を備えることで、サイズの大きい、重量のあるピーラを搭載可能となり、例えば、ピーラ軸を最上位に回転させ、ピーラを果菜の上方へ位置させる場合においても、ピーラがその自重によって仮想ピーラ回転軸方向へヒンジを軸にして傾倒するような事態を防止することができる。また、付勢部材は果菜へのピーラ刃の食い込み状態のみを考慮して決定することができるので、皮剥きの作業に支障が生じず、果菜を痛めることもない。
また、本発明に係る皮剥き装置は、さらに、前記果菜ホルダは、果菜支承部を配置する筐体に回転自在に垂設された果菜回転軸の前記筐体の上部一端に果菜ピンを連接するホルダ本体と、前記ホルダ本体の上下方向にスライド自在に配設され、その上面中央から果菜ピンを回転自在に突出させるとともに果菜ピンに突き刺された皮剥き対象の果菜の下端を当接させる果菜載置部材とを備え、前記果菜載置部材と前記前記果菜載置部材を前記ホルダ本体の上下方向にスライド移動させるスライド操作部とにより、果菜ピンから果菜を抜き取る抜取機構を構成する。
すなわち、スライド操作部を操作し、ホルダ本体の外周に摺接しながら上昇する果菜載置部材により、皮剥きが終了した皮剥き対象の果実を果菜ピンから抜く方向に持ち上げる。このように、皮剥き対象の果実を果菜ピンから抜く初動の作業を補助することにより、作業全体を簡便なものとすることができる。また、皮剥きがなされた皮剥き対象の果実の果菜ピンからの抜き取りの初動時に、該果実を強い力で把持したり引き抜く力を加え、傷めてしまうような事態も回避することができる。
具体的には、前記スライド操作部として、開放端を操作部、他端を果菜載置部材に回動連接部を介して回動自在に連接された固定部、そして、前記両端の中間を記果菜ホルダが設けられる筐体に支承される揺動支承部とするレバー部材を用いることができる。
上述の様に、本発明の皮剥き機によれば、パイナップルのような堅い表皮を有する果菜の皮剥きを確実かつ簡便に行うことができる。
本発明の第1実施形態の皮剥き装置の要部外観斜視図 本発明の第1実施形態の皮剥き装置の要部を示す縦断面 本発明の第1実施形態の皮剥き装置の起動寸法図(単位mm) 本発明の第1実施形態の皮剥き装置に用いるピーラの刃渡りに関する説明図で、各図(1)d>Lでも皮剥きが可、(2)H>Lでは皮剥き不可、θ<Lが望ましい、(3)h<Lが望ましい(hは近似直線)であることを示す。 本発明の第1実施形態の皮剥き装置におけるピーラ刃の軌道に関する説明図 本発明の第1実施形態の皮剥き装置における皮剥き動作時のピーラ軸と中心シャフトの回転制御の説明図で、(1)原点位置でピーラの傾斜が抑止された状態、(2)皮剥き開始角度においてピーラの傾斜が抑止された状態、(3)皮剥き開始角度においてピーラの傾斜抑止が解除された状態(ピーラ刃が当接)、(4)皮剥き終了角度においてピーラの傾斜抑止が解除された状態(ピーラ刃が当接)、(5)皮剥き終了角度においてピーラの傾斜が抑止された状態(ピーラ刃が離間)を示す。 本発明の第1実施形態の皮剥き装置におけるピーラ刃に作用する力の方向の説明図で、FRはピーラ刃が滑る(表面を撫でる)方向に作用する力、FQはピーラ刃が食い込む方向に作用する力を示す。 本発明の第2実施形態の皮剥き装置の駆動時における抜取機構の要部を示す縦断面 本発明の第2実施形態の皮剥き装置の皮剥き後の抜き取り時における抜取機構の要部を示す縦断面
まず、第1実施形態の皮剥き装置について、図1乃至図7を用いて説明する。
本実施形態の皮剥き装置は、果実の天部と底部とを切断し、高さ100〜180mm、直径100〜180mm程度の樽型とされたパイナップル果実の皮剥きを行なうための皮剥き装置1であり、図1乃至図3に示すように、載置用の脚部2aaを用いて平置きされた略長方体形状のベース筐体部2aと、その長手方向一端側に設けられた縦置きの略長方体形状のタワー筐体部2bとからなる筐体2を備えている。
ベース筐体部2aの長手方向他端側には、果菜支承部160を構成し、パイナップル果実を皮剥き可能に支承するための果菜ホルダ161が鉛直軸方向回りに回転自在に配設されている。
本実施形態の果菜ホルダ161は、円筒状に形成されたホルダ本体162の上部に形成された円盤状のピンベース164の上面中央に、パイナップル果実を突き刺す固定針として平面視十字形状に形成された果菜ピン163が配設されている。そして、果菜ホルダ161は、ベース筐体部2aの上面・背面間に亘って回転自在に支承された果菜回転軸165の前記ベース筐体部2aの表面へ垂直に突出させた一端部に着脱自在に設けられている。
なお、ホルダ本体162やピンベース164の径寸法は、パイナップル果実の保持には十分であるが、樽型のパイナップル果実の最小径より十分小さく、皮剥き時に後述するピーラ101のピーラ刃102と双方が干渉しないように設計する。また、果菜ピン163は、芯の径(パイナップル果実の大きさによらずだいたい一定)に合わせた十字形状の剣のようなピンとすることにより、皮剥きに十分な保持力が得られ、パイナップル果実の果実も傷めることがない。
ベース筐体部2aの内部において、果菜回転軸165の他端部には、一方向への回転を拘束する構成(例えば、ワンウェイクラッチ機構等)を備えた1つの果菜プーリ166が配設されている。
さらに、果菜支承部160は果菜回転モータ167を備えて いる。本実施形態においては、果菜回転モータ167は、タワー筐体部2bの下部となるベース筐体部2a内底部にに設けられた台上に配設され、その回転軸167aをベース筐体部2aの内底部へ向けて垂直に延出させており、この回転軸167aには1つのモータプーリ168が配設されている。
そして、果菜プーリ166とモータプーリ168には1本のタイミングベルト169が巻回されており、果菜回転モータ167の一方向への駆動力をモータプーリ168へ伝達して果菜ホルダ161とともにパイナップル果実を回転させるように構成されている。
また、タワー筐体部2b内には、ベース筐体部2aの上面を貫いてラック3が設けられており、果菜回転モータ167はこのラック3の最下段内に収納されている。そして、ラック3の最上面には、ピーラ刃102を備えるピーラ101を果菜ホルダ161に支承されたパイナップル果実に接離自在とし、かつ、ピーラ101を該パイナップル果実の外周に沿って回転自在に保持するピーラ駆動部100の軸ラック130が配設されている。
ピーラ駆動部100は、軸ラック130に載置された不図示のピーラ回転モータの駆動により回転自在とされた中空のピーラ軸111を有しており、ピーラ軸111は、タワー筐体部2bの果菜ホルダ161に対向する面から突出させてラック3の上面に配設された軸ラック130により支承されている。ピーラ軸111は、軸ラック130に載置されたピーラ回転モータ(不図示)の回転軸に配設されたモータプーリ(不図示)とピーラ軸111に配設されたピーラ軸プーリ113との間に巻回されたテンションベルト114からなる駆動伝達系を介して前記ピーラ回転モータの駆動力が伝達され、回動可能とされている。また、ピーラ軸111には、不図示の回転量検出手段が配設されており、後述の第1乃至第5の角度の回転を検出可能とされている。
そして、本実施形態において、軸ラック130が設けられたラック3の上面は、ピーラ回転モータの駆動により回転自在とされた中空のピーラ軸111を果菜ホルダ161の軸方向に直交する面(ベース筐体の上面と平行な面)からの仰角を25°としつつ、果菜ホルダ161に保持されるパイナップル果実の中心方向へ指向させるように傾斜形成されている。
そのため、ピーラ軸111の先端部はタワー筐体部2bから前記25°の仰角を以てタワー筐体部2bの果菜ホルダ161に対向する面から突出し、果菜支承部160側へ臨んでいる。そして、このピーラ軸111の先端部には、ピーラ刃102をピーラ軸111の仮想軸線に対して接離させるようにピーラ101を揺動可能に支持するピーラ取付板105が着脱自在に配設されている。
ここで、ピーラ101はピーラ刃102と、ピーラ刃102をパイナップル果実の表面に沿わせて揺動可能に支承する腕状の一対のピーラアーム103と、ピーラアーム103の基端部を一対のヒンジ104を介して接続させるピーラ取付板105と、ピーラ刃102と平行に延在させて両アーム間に配設された細軸状のピーラリブ106とを備えている。
ピーラ刃102の刃渡りLについて説明する。一般に、皮剥き対象物の理想形としては「球体」と「円筒形」とがある。皮剥き対象物が図4の(1)に示すように「球体」である場合、球の直径dがピーラ刃102の刃渡りLより大きくても、基本的には点接触となり、ピーラ刃102が球を削ることで現れる直線に対して刃渡りLが長ければ皮を剥くことは可能である。他方、図4の(2)に示す様に「円筒形」である場合は、円筒の高さHがピーラ刃102の刃渡りLより大きいと、ピーラ刃102より長い範囲が線接触してしまうため剥くことができない。しかしながら、図4の(3)に示す様に樽型とされたパイナップル果実は、上下が緩やかに絞られているため、前記円筒形の場合よりも条件が緩和され、近似直線hに対し、ピーラ刃102の刃渡りLが長ければ剥くことができる。
以上の点から、ピーラ刃102の刃渡りLはその果菜表面における当接軌道中において常に接触点がピーラ刃の刃渡りLの範囲内にあり、かつ、線接触の幅がピーラ刃102の刃渡りLを超えないように選定する。
次に、ピーラ刃102自体についてであるが、前述のようにパイナップル果実の表皮は堅く、厚く、鱗状に凸凹であるため、皮剥き時に非常な抵抗となり、ピーラ刃102を傷めるおそれがある。従って、ピーラ刃102のすくい量(角度、段差および空間の幅)の設計は、表皮の凹凸量の約1/4〜1/3を一度に削り込めるものとし、ピーラ刃102の送りによって3〜4周分ラップすることで表皮の凹部の最深部までを除去するように設計されたものを用いる。
また、ピーラアーム103について説明する。本実施形態の皮剥き装置1においては、皮剥き対象が樽型とされたパイナップル果実であるため、果実の上下頂部にピーラ刃102を当てて皮剥きする必要がない。よって、図5に示すように、皮剥きの開始位置Q’は果菜頂部Oから離間した位置となる。一方、ピーラ刃102の当接部がほぼ側面に来た位置Qにおいては、先述のように剥き厚と樽形状が関連する微分直線hの端部がピーラ刃102の刃渡りLの範囲から逸脱しないように、ピーラ101の回転軸線を上方にずらす必要がある。そして、剥き終わり位置Q’’においては、ホルダ本体162の径寸法に対して半径OQ’’による底部剥き残し径は十分小さくなる必要がある。以上を勘案し、ピーラ刃102が曲線Q’−Q−Q’’の軌道を通るように支点部Pの位置、アーム長PQを決定する。なお、図5中、曲線O−R−Q’’は柿などの略球体の果菜であって、その上頂部をも皮剥きを行う必要がある場合のピーラ刃102の軌道を示している。
そして、本実施形態において、ピーラ101は、ピーラリブ106よりもヒンジ104側に配設され、非果菜当接時におけるピーラ101の傾倒を規制可能な傾倒規制手段120を構成する板状の傾倒規制部108が形成されている。
なお、本実施形態の皮剥き装置1は、ピーラ軸111の位置や傾斜角を調整可能な構成を備えるものであってもよい。例えば、ラック3の上面を平面とし、軸ラック130を図示しない支持部材により支持し、軸ラック130を前記支持部材ごと、タワー筐体部2bの高さ方向に移動可能としたり、ベース筐体部2aの長手方向に移動可能としたり、ピーラ軸111の傾斜角(仰角)を20°〜25°で調整可能な構成としてもよい。
また、ピーラ駆動部100は、シャフト回転モータの駆動により回転自在とされた中心シャフト141を有しており、中心シャフト141は、ピーラ軸111の軸孔内において同軸上に延在し、一端をピーラ取付板105からさらに突出させ、果菜支承部160側へ臨ませるようにして軸ラック130によって支承されている。
中心シャフト141は、ピーラ101をパイナップル果実に接触させるための付勢部材としてのコイルばね148を作動させるための回転軸であり、軸ラック130に載置されたシャフト回転モータ(不図示)の駆動軸に配設されたモータプーリ(不図示)と中心シャフト141に配設されたシャフト軸プーリ144との間に巻回されたテンションベルト145からなる駆動伝達系を介して、シャフト回転モータの駆動力が伝達され、回動可能とされている。また、中心シャフト141には、不図示の回転量検出手段が配設されており、後述の第1乃至第5の角度の回転を検出可能とされている。
そして、中心シャフト141のピーラ取付板105から果菜支承部160側へ臨ませた一端には先端フランジ板142が設けられている。本実施形態において、先端フランジ板142には、非果菜当接時における前記ピーラ101の傾倒を規制可能な傾倒規制手段120を構成し、傾倒規制部108と係合可能なカム部143が形成されている。
また、先端フランジ板142には付勢部材連結部147が形成されており、この付勢部材連結部147には、ピーラ101のピーラリブ106との間に張設され、中心シャフト141および/またはピーラ軸111の回転によって緊張状態を変化させるとともに、ピーラ101のパイナップル果実に対する接離状態を調整可能とされたコイルばね148の一端が連接されている。
そして、ピーラ駆動部100は、傾倒規制部108とカム部143とを係合させた状態でピーラ軸111と中心シャフト141を同期させて回転させ、ピーラ刃102を果菜ホルダ161に支承されたパイナップル果実の皮剥き開始位置の上方に移動させた際に、中心シャフト141のみを回転させ、傾倒規制部108とカム部143との係合を解除するとともに、コイルバネ148によりピーラ101のピーラ刃102をピーラ軸111の仮想軸線に対して接近させ、パイナップル果実に当接させるように構成されている。
また、皮剥き装置1は、前述のピーラ軸111の回転量検出手段、並びに、中心シャフト141の回転量検出手段の検出結果を判断し、ピーラ回転モータ、シャフト回転モータ、果菜回転モータ167のそれぞれの駆動(速度、回転量、同期など)を制御する制御部200を備えている。
なお、本実施形態においては、タワー筐体部2bの天面に形成された入力操作部5に集約して、果菜回転モータ167の駆動(速度)の調整入力手段としてのスイッチ、ピーラ回転モータの駆動(速度)の調整入力手段としてのスイッチ等が適宜配設されており、制御部200は、前記入力手段により、駆動に必要な設定内容を変更可能に構成されているものとする。
また、皮剥き装置1は、ピーラ回転モータ、シャフト回転モータ、果菜回転モータ167や前記回転量検出手段等へ電力を供給するための不図示の電気配線や電源スイッチ7等、一般的な電気装置に必要な構成を備えるものとする。
次に、パイナップル果実の皮剥きをする場合の本実施形態の皮剥き装置の駆動制御について説明する。
まず、皮剥き装置を卓上に載置し、主電源を投入し、皮剥きの動作スイッチのON操作の待機状態とする。
そして、果菜ホルダ161の果菜ピン163に、樽型のパイナップル果実を突き刺し、保持させる。このとき、パイナップル果実の重心(芯部)を果菜ピン163で突き刺すようにする。
果菜ホルダ161にパイナップル果実が保持されたところで、動作スイッチをON操作する。このとき、本実施形態においては、ピーラ101は原点位置(図6における6時方向)においてピーラアーム103をピーラ取付板105からヒンジ104を介して下方へ垂れ、コイルばね148の張力も作用しない状態となっており、傾倒規制手段120を構成するピーラ101の傾倒規制部108と、先端フランジ板142のカム部143も係合している。
なお、皮剥き動作中の前記動作スイッチの更なるスイッチ操作は、皮剥き中止操作(OFF操作)として駆動を制御する。
ON操作を検出すると、制御部200は果菜回転モータ167を駆動させる。果菜回転モータ167の駆動力は、その回転軸167aから駆動系168,169、166を経て果菜回転軸165と伝達され、果菜ホルダ161とともにパイナップル果実を回転させる。
また、制御部200は、ピーラ回転モータとシャフト回転モータを電気的に同期させつつ駆動させる。図6(符番は一部省略)に示すように、ピーラ回転モータの駆動力は、その駆動軸等の駆動系113,114を経てピーラ軸111へ伝達され、前記原点からピーラ駆動部100に対面した状態における時計回りに第1の角度RA1(本実施形態においては180°)ほどピーラ101を回転させる。また、シャフト回転モータの駆動力は、その駆動軸等の駆動系144,145を経て中心シャフト141へ伝達され、前記原点からピーラ駆動部100に対面した状態における時計回りに第1の角度RA1(本実施形態においては180°)ほど先端フランジ板142を回転させる。第1の角度は、前述の様に、ピーラ101をパイナップル果実に当接させるため、さらには、その当接の圧力を調整するための角度であり、原点からの角度をいい、皮剥きを開始する角度位置である。なお、ピーラ回転モータとシャフト回転モータはそれぞれのピーラ軸111および中心シャフト141に設けられた回転量検出手段の検出結果に基づき、その回転が制御される。
この回転により、ピーラ101は果菜ホルダ161に支承されたパイナップル果実の上方の皮剥きを開始する角度位置に移動するが、この状態においては、ピーラ101が自重によりピーラ刃102を下方へ倒す傾倒姿勢となることは傾倒規制部108によって抑止することができる。
続いて、制御部200は、シャフト回転モータのみを駆動させ、中心シャフト141をさらに時計回りに第2の角度RA2(本実施形態においては180°)だけ回転させる。第2の角度は、ピーラ軸111と中心シャフト141の回転角度差となる。
この回転により、先端フランジ板142のカム部143とピーラ101の傾倒規制部108との係合が解除される。また、ピーラ軸111に保持されたピーラ101の付勢部材係合部107と先端フランジ板142の付勢部材連結部147との間に張設されていたコイルばね148は最大限に伸張され、ピーラ101の先端側をピーラ軸111の仮想軸線に対して引き寄せる強い張力を発揮させる。ピーラ101はこの張力と自重によりピーラアーム103のヒンジ104の部分で揺動し、回転するパイナップル果実のホルダ本体162の近傍に位置する部分へピーラ刃102を押しつける。
この状態において、制御部200は、ピーラ回転モータとシャフト回転モータを電気的に同期させて駆動させ、時計回りに第3の角度RA3(本実施形態においては180°)ほど回転させる。このピーラ軸111の回転中に皮剥きを実行する。この間、中心シャフト141とピーラ軸111との回転角度差は変化しないので、ピーラ101がパイナップル果実に当接している状態(圧力)に変わりはない。第3の角度は、ピーラ101をパイナップル果実に当接させた状態における、ピーラ刃102の回転軌跡(円弧)上の移動角度を意味する。
本実施形態においては、この間、中心シャフト141がピーラ軸111と共に回転することにより、ピーラ101をパイナップル果実に押しつけるコイルばね148の緊張状態は大きく変化しないので、ピーラ101をパイナップル果実に押しつけた状態を保持することができ、果肉を特段に傷めることもない。そして、ピーラ軸111の回転によりパイナップル果実に対する当接位置を徐々に下方へ移動するピーラ刃102は、果菜回転軸164aの回転により回転しているパイナップル果実の表皮を、果菜ホルダ161の仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において待ち受けて、連続的に剥き続ける。
このとき、図5に示すように、本実施形態の皮剥き装置1のピーラ刃102の軌道はQ’−Q−Q’’となる。このように投影視点(具体的には、アーム支点)Pとなるピーラ駆動部側から見てパイナップル果実の裏側、すなわち果菜ホルダ161の仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側にピーラ刃102の軌道を位置させることにより、ピーラ刃102をパイナップル果実の表皮に確実かつ適切に食い込ませながら、皮剥きを行うことが可能となる。
さらに説明すれば、図5に曲線O−R−Q’’で示す様にピーラ刃102の軌道が軸線Oより手前にあるということは、ピーラ刃102は、ピーラ駆動部100側からの投影視点Pにおいて常に果菜の表面側を滑らせるように動く。
つまり、図7に示す様に、ピーラ刃102に作用するのは、コイルばね148の押し付け力Fのみであり、その作用方向はピーラ刃102が果菜の反中心方向FRである。従って、この食いつき力を向上するにはコイルばね148を強くする以外に方法がなかった。しかしながら、前述のように、張力が強すぎるコイルばね148は果菜をピーラ刃102から遠ざける方向にも作用するため、食いつき力も単純には増加せず、デリケートな果肉を傷めることとなる。
これに対し、本実施形態におけるピーラ刃102のQ’−Q−Q’’の軌道は、ピーラ駆動部100側からの投影視点Pから見てパイナップル果実の裏側、すなわち果菜ホルダ161の仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側に位置するため、ピーラアーム103の力がパイナップル果実をホールドする方向(果菜の中心方向)FQに働く。よって、ピーラ刃102の食いつき力もパイナップル果実に食い込む方向に作用する。従って、コイルばね148の張力を強くしなくても、ピーラ刃102そのものが食いついてくれるため、パイナップル果実の果肉を痛めるようなことも防止することができる。
続いて、制御部200は、シャフト回転モータを駆動させ、中心シャフト141を第2の角度RA2と同じ角度となる第4の角度RA4(本実施形態においては180°)をその反対方向(すなわち、時計回り)へ回転させ、ピーラ101をパイナップル果実に押しつけるコイルばね148の緊張状態を弛緩させ、ピーラ101のパイナップル果実に対する当接を解除する。これにより、中心シャフト141も原点位置(6時方向)に復帰するが、その際には、傾倒規制手段120を構成するピーラ101の傾倒規制部108と、先端フランジ板141のカム部143は再び係合する。
そして、ピーラ軸111と中心シャフト141をともに原点位置(6時方向)に復帰させる。 例えば、制御部200は、ピーラ回転モータとシャフト回転モータを電気的に同期させて駆動させ、反時計方向への第1の角度RA1と時計方向への第3の角度RA3の差分角度を0度とする第5の角度RA5(本実施形態においては0°)を回転させる。これにより、ピーラ軸とピーラは原点位置(6時方向)に復帰したことになる。
次に、制御部200は果菜回転モータ167の駆動を停止させる。
そして、皮剥きがされたパイナップル果実を果菜ホルダ161から回収した後、皮剥き作業を継続する場合には、果菜ピン163に次のパイナップル果実を突き刺し、動作スイッチをON操作する一連の動作を繰り返す。
このように構成された本実施形態の皮剥き装置は、ピーラ101のピーラ刃102に作用する力の方向を果菜の内方へ必ず指向させることができるので、果菜に対するピーラ刃102の食いつきを補助することができる。よって、パイナップルのような表皮の硬い果菜であっても、確実に皮剥きを行なうことができる。
また、本実施形態の皮剥き装置によれば、皮剥きによる表皮等の廃棄量を極めて少なくすることができる。具体的には、前述の様に円筒状の内側ブレード及び外側ブレードを備えるカッターでパイナップル果実の表皮と芯部を取り除く場合に比べて、平均で35%増の果肉を得ることができた。
また、図8および図9は、前述のパイナップル果実の皮剥きを行なうための第2実施形態の皮剥き装置の一部を示している。本実施形態の皮剥き機は、前述の第1実施形態の皮剥き機とは、主に、果菜ピン163に突き刺したパイナップル果実を簡便に果菜ピン163から抜き取るための抜取機構180を備えた点で相違し、その他の構成については基本的に同じである。
本実施形態の果菜ホルダ161は、第1実施形態のホルダ本体162に形成された円盤状のピンベース164に替えて、ホルダ本体162に上方から嵌装され、ホルダ本体162の外周に摺動して上下方向にスライド移動自在とされたキャップ状の果菜載置部材170を備えている。果菜ピン163は、果菜回転軸165と連接されたホルダ本体162の上部中央に着脱自在に垂設されており、ホルダ本体162に嵌装された果菜載置部材170の上面中央の開口内において回転自在に突設されている。なお、図8および図9には、横断面H状の果菜ピン163を図示しているが、果菜ピン163の形状はこれに限らず、皮剥きに十分な保持力が得られ、皮剥き対象の果実を傷めにくい形状、例えば、第1実施形態のような十字形状の剣のようなピンとしてもよい。
果菜載置部材170には、該果菜載置部材170をホルダ本体162の外周に沿ってスライド移動させるためのスライド操作部172が配設されている。本実施形態において、スライド操作部172は、てこの原理で果菜載置部材170を上下にスライド移動させるレバー部材173とされている。すなわち、レバー部材173は、開放端は作業者が操作する操作部173Aとされ、他端は果菜載置部材170に回動連接部(不図示)を介して回動自在に連接された固定部173Bとされ、前記両端の中間は、ベース筐体部2aの上面から垂設されたステイ部材174に回動自在に支承させた揺動支承部173Cとされている。
そして、本実施形態において、果菜載置部材170とスライド操作部172は前記抜取機構180を構成する。すなわち、本実施形態の皮剥き装置は、果菜載置部材170の上面から突出している果菜ピン163に樽型のパイナップル果実の重心(芯部)を突き刺し、パイナップル果実の下端を果菜載置部材170の上面に接触させるようにして保持させる。
このとき、果菜載置部材170は、パイナップル果実を果菜ピン163に突き刺す際に下方へ押され、ホルダ本体162の外周に摺接しつつ最下位置までスライド移動する。この果菜載置部材170の下方へのスライド移動、すなわち、レバー部材173の固定部Bの押し下げ操作に伴い、レバー部材173は揺動支承部173Cを支点として揺動し、図8に示すように、開放端の操作部173Aを上げる。この状態で、上述のようにパイナップル果実の皮剥きを実行する。このとき、果菜ピン163を支承するホルダ本体162は果菜載置部材170内で回転するので、果菜ピン163に突き刺したパイナップル果実も回転して皮剥きに供される。
そして、 パイナップル果実の皮剥きが終了したら、図9に示すように、レバー部材173の開放端の操作部173Aを押し下げる。この操作により、レバー部材173は揺動支承部173Cを支点として揺動し、固定部173Bを高く上げる。
これにより、皮剥きが終了したパイナップル果実は、ホルダ本体162の外周に摺接しながら上昇する果菜載置部材170により、果菜ピン163から抜く方向に持ち上げられる。
抜取機構180を備えた本実施形態の皮剥き装置は、パイナップル果実を果菜ピン163に突き刺す際には、固定部173Bを力点、操作部173Aを作用点とし、逆に、果菜載置部材170にあるパイナップル果実を果菜ピン163から抜き取る際には、操作部173Aを力点、固定部173Bを作用点として作用させることにより、簡便に皮剥き対象の果菜の果菜ピン163に対する差し込みと抜き取りを行なう。
重心が果菜ピン163に突き刺さったパイナップル果実を果菜ピン163から抜き取る作業はなかなかの力が必要とされる作業である。特に、パイナップル果実を果菜ピン163から抜く初動時には勢いと力が必要である。しかし、このように、ホルダ本体162に抜取機構180を設け、パイナップル果実を果菜ピン163から抜く初動の作業を補助することにより、パイナップル果実を果菜ピン163から抜き取る作業全体を簡便なものとすることができる。
また、皮剥きがなされたパイナップル果実は、当然に、皮付きのパイナップルよりも柔らかく、果実が溢れやすいものであるが、抜取機構180を備えることにより、果菜ピン162からの抜き取り初動時に強い力でパイナップル果実を把持して傷めてしまうような事態を回避することができる。
上述の様に、本実施形態においては、抜取機構180により、パイナップル果実を果菜ピンから抜く方向へ少し移動させ、パイナップル果実を果菜ピン163から抜き取る作業の初動を補助することとしたが、果菜ピン163の長さと皮剥き対象物の大きさによっては、当該抜取機構180の操作のみで皮剥き対象の果菜を果菜ピン163から抜き取ることも可能である。
なお、ホルダ本体162や果菜載置部材の径寸法は、パイナップル果実の保持には十分であるが、樽型のパイナップル果実の最小径より十分小さく、皮剥き時に後述するピーラ101のピーラ刃102と双方が干渉しないように設計する点は第1実施形態と同様である。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限度において種々変更することができる。
例えば、果菜回転モータ167は、入力操作部5から制御部200へ送信される入力信号によってその回転速度が調整可能とされているが、このようなソフトウェア的調整手段により刃の送り(ピーラ軸回転)速度を変更することで、剥き厚を変更することができる。初期設定としては、果菜回転モータ167の回転を200回転/分程度に制御し、パイナップル果実の20〜40回転程度の間に、ピーラ刃102が果菜ホルダ161の仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において、果菜ホルダ161に支承された果菜の上部側から皮剥きを行なうようにするとよい。
また、第1の角度乃至第4の角度は適宜設定可能である。但し、第2の角度と第4の角度は、コイルばねを展張させたり、弛緩させたりする角度であるので180°が望ましい。第5の角度RA5の回転は、本実施形態のように第1の角度と第3の角度が同じ角度である場合には実質的に省略することとなる。
さらに、本発明における傾倒規制手段120は、本実施形態における先端フランジ板142のカム部143とピーラ101の傾倒規制部108とを備える構成に限らない。例えば、アクチュエータの駆動により進退するシャフトを用い、ピーラ101の傾倒を抑止する構成としてもよい。
また、本発明の抜取機構180についても、果菜載置部材170をホルダ本体162に沿って上下方向にスライド移動させる手段は、上述のようなレバー部材173を用いる構成に限らない。
1 装置本体
2 筐体
2a ベース筐体部
2aa 脚部
2b タワー筐体部
3 ラック
5 入力操作部
7 電源スイッチ
100 ピーラ駆動部
101 ピーラ
102 ピーラ刃
103 ピーラアーム
104 ヒンジ
105 ピーラ取付板
106 ピーラリブ
107 付勢部材係合部
108 傾倒規制部
111 ピーラ軸
113 ピーラ軸プーリ
114 テンションベルト
120 傾倒規制手段
130 軸ラック
141 中心シャフト
142 先端フランジ板
143 カム部
144 シャフト軸プーリ
145 テンションベルト
147 付勢部材連結部
148 付勢部材(コイルばね )
160 果菜支承部
161 果菜ホルダ
162 ホルダ本体
163 果菜ピン
165 果菜回転軸
166 果菜プーリ
167 果菜回転モータ
167a 回転軸
168 モータプーリ
169 タイミングベルト
170 果菜載置部材
172 スライド操作部
173 レバー部材
173a 操作部
173b 固定部
173c 揺動支承部
174 ステイ部材
180 抜取機構
200 制御部

Claims (5)

  1. 皮剥き対象の果菜を支承する果菜ホルダが果菜回転モータの駆動により回転自在に配設された果菜支承部と、ピーラ回転モータの駆動によりピーラを前記果菜ホルダに支承される果菜の外周に沿って移動させるピーラ軸、および、前記ピーラ軸に挿入させて同軸配置され、前記ピーラ軸より果菜支承部側へ臨ませた一端に設けられた先端フランジ板には前記ピーラとの間に付勢部材が配設され、シャフト回転モータの駆動により回転する中心シャフトを有するピーラ駆動部と、前記果菜回転モータ、ピーラ回転モータ、およびシャフト回転モータの駆動を制御する制御部とを備え、前記ピーラ軸と前記中心シャフトの回転角度差により前記付勢部材の緊張状態を調整して前記ピーラのピーラ刃を前記ピーラ軸の仮想軸線に対して接離させるように揺動させ、前記果菜ホルダの仮想軸線に対する反ピーラ駆動部配設側において、果菜ホルダに支承された果菜の上部側から皮剥きを行なうように構成されていることを特徴とする皮剥き装置。
  2. 前記ピーラは、前記ピーラ軸に配設されたピーラ取付板に対し、ピーラ刃を支承する腕状の一対のピーラアームが一対のヒンジを介して揺動可能に接続されており、前記ピーラ駆動部には、非果菜当接時における前記ピーラの傾倒を規制可能な傾倒規制手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の皮剥き装置。
  3. 前記傾倒規制手段は、前記ピーラに設けられた傾倒規制部と、前記傾倒規制部と係合可能とされた前記先端フランジ板のカム部とからなり、前記ピーラ駆動部は、前記傾倒規制部とカム部とを係合させた状態でピーラ軸と中心シャフトを回転させ、ピーラ刃を果菜ホルダに支承された果菜の皮剥き開始位置の上方に移動させた際に、中心シャフトのみを回転させ、前記傾倒規制部とカム部との係合を解除するとともに、前記付勢部材により前記ピーラのピーラ刃を前記ピーラ軸の仮想軸線に対して接近させるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の皮剥き装置。
  4. 前記果菜ホルダは、果菜支承部を配置する筐体に回転自在に垂設された果菜回転軸の前記筐体の上部一端に果菜ピンを連接するホルダ本体と、前記ホルダ本体の上下方向にスライド自在に配設され、その上面中央から果菜ピンを回転自在に突出させるとともに果菜ピンに突き刺された皮剥き対象の果菜の下端を当接させる果菜載置部材とを備え、
    前記果菜載置部材と前記前記果菜載置部材を前記ホルダ本体の上下方向にスライド移動させるスライド操作部とにより、果菜ピンから果菜を抜き取る抜取機構を構成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の皮剥き装置。
  5. 前記スライド操作部は、開放端を操作部、他端を果菜載置部材に回動連接部を介して回動自在に連接された固定部、そして、前記両端の中間を記果菜ホルダが設けられる筐体に支承される揺動支承部とするレバー部材であることを特徴とする請求項4に記載の皮剥き装置。
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