JPWO2018025822A1 - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、光電変換効率の保持率に優れる、太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
よって、この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の太陽電池モジュールは、第1基板側の第1電極と、第2基板側の第2電極とが、機能層を介して対向してなる1つ又は複数の光電変換セルと、バリア包装材封止部により封止されて、前記1つ又は複数の光電変換セルを包含する少なくとも1つのバリア包装材と、前記第1電極に第1電気的接続部を介して接続する第1取り出し電極、及び前記第2電極に第2電気的接続部を介して接続する第2取り出し電極とを備える太陽電池モジュールであって、前記第1及び第2電気的接続部は、前記第1基板の面方向及び前記第2基板の面方向を含む基板面方向で、前記機能層とは離隔配置されており、前記バリア包装材は、前記基板面方向に沿う外表面内で、前記太陽電池モジュールから前記第1取り出し電極を露出させる第1取り出し電極露出部、及び前記第2取り出し電極を露出させる第2取り出し電極露出部を有し、前記第1及び第2取り出し電極露出部は、それぞれ、少なくとも一つの露出部封止部により封止されてなり、前記第1取り出し電極露出部と前記第1電気的接続部、及び前記第2取り出し電極露出部と前記第2電気的接続部が、それぞれ、前記基板面方向で離隔配置されてなることを特徴とする。
このように、本発明の太陽電池モジュールは、光電変換セルを包含するバリア包装材を備えると共に、両電気的接続部を基板面方向で機能層とは離隔配置する。更に、本発明の太陽電池モジュールでは、両取り出し電極露出部をそれぞれ対応する電気的接続部とは基板面方向で離隔配置する。これにより、電気的接続部と、取出し電極露出部の距離を離して、取り出し電極露出部周囲において封止部の幅を十分に確保することができ、即ち、外界からの水分の内部セルまでへの侵入経路をより長くとることができる。したがって、本発明の太陽電池モジュールによれば、光電変換効率の保持率を向上させることができる。
外周部のバリア包装材封止部は基板面と厚み方向に重ならないが、露出部封止部は基板面と厚み方向に重なるため、露出部封止部はバリア包装材封止部より封止時に加圧し難い。このため、露出部封止部は、バリア包装材封止部よりもより封止断面積が大きくなりやすく信頼性に劣る傾向がある。従って、取り出し電極露出部を封止する露出部封止部のサイズと、バリア包装材封止部のサイズとが、上記条件を満たすように各種部材のサイズや配置等を予め設計していれば、太陽電池モジュールの密閉性を一層向上させることができ、これにより保持率を一層向上させることができる。
ここで、図1に断面図を示す太陽電池モジュール100は、光電極基板である第1基板3及び対向電極基板である第2基板7を内包する2枚のバリア包装材13A及び13Bを備える。そして、バリア包装材13Bは、第1電極である光電極2に接続された第1取り出し電極11Aをモジュール外部に露出させる第1取り出し電極露出部16Aと、第2電極である対向電極6に接続された第2取り出し電極11Bをモジュール外部に露出させる第2取り出し電極露出部16Bとを備える。
ここで、図1、図2に示す太陽電池モジュール100の第1基板3は、第1基材1と、第1基材1上に互いに離隔させて設けられた複数の光電極2とを備えている。また、光電極2は、第1基材1上に設けられた光電極用導電層21と、多孔質半導体微粒子層22とを備えている。さらに、図1に示すように、任意で、光電極用導電層21上に下塗り層23を設けることができる。後述する電解質層4が液体で構成される場合には、多孔質半導体微粒子層22を経て光電極用導電層21に電解液が到達し、光電極用導電層21から電解質層4へと電子が漏れ出す逆電子移動と呼ばれる内部短絡現象が発生しうる。そのため、光の照射と無関係な逆電流が発生して光電変換効率が低下する虞がある。そこで、光電極用導電層21上に下塗り層23を設けて、このような内部短絡現象を防ぐことができる。更に、光電極用導電層21上に下塗り層23を設けることで、多孔質半導体微粒子層22と光電極用導電層21と間の密着性を向上させることができる。
また、第1基材1上に光電極用導電層21を形成する方法としては、スパッタリングとエッチングとを組み合わせた方法や、スクリーン印刷など、既知の形成方法を用いることができる。
また、太陽電池モジュール100の第2基板7は、第2基材5と、第2基材5上に互いに離隔させて設けられた複数の対向電極6とを備えている。また、対向電極6は、第2基材5上に設けられた対向電極用導電層61と、対向電極用導電層61上の一部に設けられた触媒層62とを備えている。そして、触媒層62は、光電極2の多孔質半導体微粒子層22に対向している。
なお、互いに隣接する対向電極6同士は、互いに電気的に絶縁されるように設けられている。この絶縁は、特に限定されることなく、例えば互いに隣接する対向電極6間の隙間に隔壁8を介在させることにより、達成することができる。
ここで、導電性高分子としては、例えば、ポリ(チオフェン−2,5−ジイル)、ポリ(3−ブチルチオフェン−2,5−ジイル)、ポリ(3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル)、ポリ(2,3−ジヒドロチエノ−[3,4−b]−1,4−ジオキシン)(PEDOT)等のポリチオフェン;ポリアセチレンおよびその誘導体;ポリアニリンおよびその誘導体;ポリピロールおよびその誘導体;ポリ(p−キシレンテトラヒドロチオフェニウムクロライド)、ポリ[(2−メトキシ−5−(2’−エチルヘキシロキシ))−1,4−フェニレンビニレン]、ポリ[(2−メトキシ−5−(3’,7’−ジメチルオクチロキシ)−1,4−フェニレンビニレン)]、ポリ[2−2’,5’−ビス(2’’−エチルヘキシロキシ)フェニル]−1,4−フェニレンビニレン]等のポリフェニレンビニレン類;などを挙げることができる。
炭素ナノ構造体としては、例えば、天然黒鉛、活性炭、人造黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、カーボンナノバッドなどを挙げることができる。
貴金属粒子としては、触媒作用のあるものであれば特に限定されず、金属白金、金属パラジウム、及び金属ルテニウムなどの公知の貴金属粒子を適宜選択して用いることができる。
なお、製造容易性の観点から、上述したような各種樹脂がシート状に成形されてなるフィルムを用いて、隔壁8を構成することももちろん可能である。
なお、本明細書において「非導電性」とは、太陽電池特性に悪影響を与えるリーク電流を流さない体積抵抗を有することを意味し、例えば体積抵抗が107Ω・cm以上であることをいう。
また、太陽電池モジュール100の機能層である電解質層4は、光電極2の多孔質半導体微粒子層22と、対向電極6の触媒層62と、隔壁8とで囲まれる空間に設けられている。そして、電解質層4は、特に限定されることなく、色素増感型太陽電池において使用し得る任意の電解液、ゲル状電解質又は固体電解質を用いて形成することができる。
そして、太陽電池モジュール100のセル接続部9は、光電極2の光電極用導電層21上に多孔質半導体微粒子層22と離隔させて形成された配線91と、第1基板3、第2基板7および隔壁8で囲まれた空間内に充填された導電性樹脂組成物92とで構成されている。なお、図1に示す太陽電池モジュール100では配線91と導電性樹脂組成物92とを用いてセル接続部9を形成しているが、本発明の太陽電池モジュールでは、セル接続部は導電性樹脂組成物のみを用いて形成してもよい。また、配線は、対向電極6の対向電極用導電層61上に形成してもよい。
そして、導電性粒子の平均粒子径は、0.5μm以上30μm以下であることが好ましい。更に、導電性粒子の含有割合は、0.1体積%以上90体積%以下であることが好ましい。
そして、光電極2と第1取り出し電極11A、及び対向電極6と第2取り出し電極11Bをそれぞれ接続する、第1及び第2電気的接続部12A及び12Bは、特に限定されることなく、はんだや導電性樹脂組成物のような一般的な電気的接続材料により形成することができる。好ましくは、抵抗低減により光電変換効率を高める観点から、第1及び第2電気的接続部は、はんだで形成される。
はんだとしては、錫、銀、銅、ビスマス、鉛、フラックス成分などを含有したものを使用することができる。
また、導電性樹脂組成物としては、セル接続部9の形成に用いうる導電性樹脂組成物と同様の、金属、金属酸化物、導電性炭素材料などの導電性を有する材料と、活性放射線もしくは紫外線の照射、又は、加熱により硬化する硬化性樹脂とを含む既知の組成物を使用しうる。
なお、はんだ又は導電性樹脂組成物を用いた第1及び第2電気的接続部12A及び12Bは、特に限定されることなく、例えば、第1及び第2電気的接続部12A及び12Bを形成する位置に、はんだ又は導電性樹脂組成物を直接適用することにより、或いは、電気的接続部の形状の孔部を形成し、形成した孔部内にはんだ等を適用することにより形成することができる。
なお、第1及び第2電気的接続部12A及び12Bの形成に用いた材料と、これらの電気的接続部と後述の取り出し電極との接着に用いる材料とは、導電性及び接着性が発揮される限りにおいて同一であっても異なっていても良い。また、電気的接続部の形成に用いた材料の硬化に先立って取り出し電極を所望位置に配置することで、接着のための材料を適用することなく、電気的接続部と取り出し電極とを接着させることももちろん可能である。
そして、光電極2と対向電極6に対して、上記第1及び第2電気的接続部12A及び12Bをそれぞれ介して接続された、第1取り出し電極11A及び第2取り出し電極11Bは、特に限定されることなく、一般的な導電性材料により形成された導体を有する。そのような導体としては、銅、アルミニウム、ニッケル、及び鉄からなる群から選ばれる金属材料、及びこれらの金属材料を含む合金材料により形成された導体、さらには、上記導電性接着剤が挙げられる。中でも、取り出し電極の導体は、金属箔であることが好ましく、箔状の銅を導体とする電極が特に好ましい。
なお、本明細書において、「金属箔」とは、厚みが300μm以下の箔状の金属を称する。
ここで、第1取り出し電極露出部16Aは第1取り出し電極11Aを、第2取り出し電極露出部16Bは第2取り出し電極11Bを、それぞれ太陽電池モジュール100から外部に露出させる。そして、取り出し電極露出部16A及び16Bが、第1及び第2電気的接続部12A及び12Bよりも、基板面方向でバリア包装材13Bの外表面の中心に近接して配置されていることが好ましい。各取り出し電極露出部が各電気的接続部よりもバリア包装材の外表面の中心に近接して配置されていれば、太陽電池モジュールをコンパクト化しつつ露出部封止部の幅を十分に確保することができるため、単位面積当たりの発電効率を向上させることができる。
さらに、第1取り出し電極11A及び第2取り出し電極11Bをそれぞれ太陽電池モジュール100から外部に露出させる取り出し電極露出部16A及び16Bは、露出部封止部15により封止されている。露出部封止部15は、特に限定されることなく、一般的な接着剤により形成することができ、好ましくは、流動性を有する接着剤を硬化することで形成することができる。露出部封止部15における各取り出し電極とバリア包装材との間の密着性を向上させうるからである。
光硬化性樹脂としては、紫外線硬化型樹脂、及び可視光硬化型樹脂が挙げられるが、紫外線硬化型樹脂を用いることが好ましい。紫外線硬化型樹脂の具体例としては、(メタ)アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、フッ素系樹脂、オレフィン系樹脂等が挙げられるが、なかでも、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、又はフッ素系樹脂を用いることが好ましい。これらは1種類のみを単独で、或いは2種類以上を混合して用いてもよい。
熱硬化性樹脂としては、電解質層4を構成する電解質を気化させない温度で硬化可能な熱硬化性樹脂が挙げられる。より具体的には、硬化温度が60℃〜200℃の範囲内、なかでも80℃〜180℃の範囲内、さらには100℃〜160℃の範囲内である熱硬化性樹脂が挙げられる。熱硬化性樹脂の具体例としては、例えば、(メタ)アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリイソブチレン樹脂等が挙げられる。これらは1種類のみを単独で、或いは2種類以上を混合して用いてもよい。
熱可塑性樹脂としては、電解質層中の液体を気化させない程度の温度を融点とする熱可塑性樹脂が挙げられる。より具体的には、融点が80℃〜250℃の範囲内、なかでも100℃〜200℃の範囲内である熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂の具体例としては、例えば、オレフィン系樹脂、ポリイソブチレン樹脂、シリコーン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂等が挙げられる。これらは1種類のみを単独で、或いは2種類以上を混合して用いてもよい。また、露出部封止部15を形成するための接着剤、及び上述した導電性樹脂組成物の樹脂成分、及び隔壁材料は、同一のものであっても異なっていても良い。
そして、太陽電池モジュール100を包含するバリア包装材は、太陽電池モジュール100が曝されうる高温且つ高湿度の環境条件下で、太陽電池モジュール100に対して耐久性を付与する。従って、バリア包装材は、ガスや水蒸気に対するバリア性のある包装体であることが好ましい。
また、特に、太陽電池モジュールが色素増感型太陽電池モジュールの場合には、用いる色素の吸収波長域における光の透過率が高い材料を接着層19の形成材料として選択することが好ましい。
なお、接着層19は、特に限定されることなく、ディスペンサー法や、スクリーン印刷法等の一般的な塗布方法により、バリア包装材13A又は第1基材1上に接着層19の形成材料を塗布することで、形成することができる。
さらに、バリア包装材13A及び13Bは、全光線透過率が好ましくは50%以上、より好ましくは70%以上、更に好ましくは85%以上である。このような全光線透過率は、例えばJIS K7361−1により測定することができる。
そして、図2に示すように、露出部封止部15の輪郭と、第2取り出し電極露出部16B(又は第1取り出し電極露出部16A)との最短距離をaとし、バリア包装材封止部18の基板面方向における最小幅をbとした場合に、aがb以上であることが好ましく、aがb超であることがより好ましい。外周部のバリア包装材封止部は基板面と厚み方向に重ならないが、露出封止部は基板面と厚み方向に重なるため、露出封止部はバリア包装材封止部より封止時に加圧し難い。このため、露出封止部は、バリア包装材封止部よりもより封止断面積が大きくなりやすく信頼性に劣る傾向がある。従って、取り出し電極露出部を封止する露出部封止部のサイズと、バリア包装材封止部のサイズとが、上記条件を満たすように各種部材のサイズや配置等を予め設計していれば、太陽電池モジュールの密閉性を一層向上させることができ、これにより保持率を一層向上させることができる。
ここで、本明細書において、「露出部封止部の輪郭」とは、露出部封止部15の外延を画定する輪郭を意味する。
本発明の太陽電池モジュールは、上述した図1及び2に示した構造に限定されることなく、例えば、図3に断面の概略構造を示すような構造を有していても良い。図3では、図1〜2に示す太陽電池モジュールの各構成部と同じ機能を有する各構成部については同じ符号を付して示す。また、同じ機能を有するものの、形状及び/配置が異なる構成部については同じ符号に「’」を付して示す。
図3に示す太陽電池モジュール100’から明らかなように、第2基材5’は貫通孔を有しておらず、第1及び第2電気的接続部12A’及び12B’は第2基材5’を貫通せずに、第2基材5’周縁部に配置され、導電性接続部17A’及び17B’を介して、第1取り出し電極11A及び第2取り出し電極11Bとそれぞれ接続される。
上述した構成を有する太陽電池モジュール100は、特に限定されることなく、例えば、以下のような手順により製造することができる。具体的にはまず、光電極2を備える第1基板3を作製した後、作製した第1基板3の上に、配線91を形成する。次に、配線91に重なる位置に、未硬化の導電性樹脂組成物92を塗布し、さらに塗布した導電性樹脂組成物92を挟んでそれぞれ光電極用導電層21を囲むように隔壁材料を塗布する。そして、隔壁材料を塗布した領域内に電解液などの電解質層4を構成する成分を充填する。その後、対向電極6を備える第2基板7を、第1基板3と重ね合わせる。なお、第2基板7には、第1及び第2電気的接続部12A及び12Bの形成位置に相当する位置に、貫通孔を設けておく。さらに、未硬化の導電性樹脂組成物92を硬化させてセル接続部9を形成すると共に第1基板3と第2基板7とを強固に接着させて、一対の電極基板を得る。
得られた一対の電極基板に備えられる光電極2及び対向電極6に対して、電気的接続部12A及び12Bを介して、それぞれ、第1取り出し電極11Aと、第2取り出し電極11Bとを接続する(取り出し電極取り付け工程)。そして、第1取り出し電極11A及び第2取り出し電極11Bに対して、露出部封止部15に対応する領域に導電性接着剤を塗布し、取り出し電極露出部16A及び16Bに相当する開口が形成されたバリア包装材13Bを重ねる(取り出し電極露出部形成工程)。さらに、バリア包装材13Bにより被覆した側とは反対側の電極基板(図示例では第1基板)及びバリア包装材13Bの外周上に、接着剤を塗布し、他方のバリア包装材13Aを重ね、接着剤を硬化させる(包装工程)。これらの工程を経て、上述した構成を有する太陽電池モジュール100を得ることができる。以下、取り出し電極取り付け工程〜包装工程について詳述する。
取り出し電極取り付け工程では、例えば、一対の電極基板に備えられる光電極2に対して第1電気的接続部12Aを介して第1取り出し電極11Aを、対向電極6に対して第2電気的接続部12Bを介して第2取り出し電極11Bを、それぞれ取り付ける。ここで、上述したように、第1及び第2の電気的接続部12A及び12Bは、はんだ又は導電性樹脂組成物を用いて形成することができる。よって、第1及び第2の電気的接続部の形成に先立ち、隔壁材料の塗布工程時に、同時に電気的接続部となる空間の周囲に隔壁材料を同様に塗布することで、第1及び第2の電気的接続部12A及び12Bの「鋳型」となりうる充填孔を、一対の電極基板の厚み方向に形成しておくことが好ましい。そして、かかる充填孔及び第2基板7上に予め形成されている貫通孔に対して、はんだ又は導電性樹脂組成物を充填し、硬化させる。このようにして得られた第1の電気的接続部12Aに対して、導電性接着剤又ははんだを用いて、第1取り出し電極11Aを接続する。第2取り出し電極11Bについても同様にして、第2の電気的接続部12Aに対して接続する。
また、以下、電気的接続部を1層及び2層により形成する例を示すが、電気的接続部を形成できるのであれば以下に例示する方法に限らずあらゆる方法により電気的接続部を形成することができる。さらに、電気的接続部を、3層以上の積層により構成することもできる。なお、電気的接続部の「層」とは、材料又は形成タイミングの異なる部材により構成された電気的接続部の一部分を指す。また、電気的接続部の形成材料が、はんだを含んだ材料であれば、必要に応じて加熱により溶融させることで、被接続側との密着性を向上させて、抵抗を低減させることが可能である。
(1)いずれかの基板上に本体を形成し、取出し電極上に接続部を形成し、取出し電極取り付け時に、本体及び接続部を電気的に接続させて、電気的接続部を形成する方法
(2)いずれかの基板上に電気的接続部として導電性樹脂を塗布し、その上に取出し電極を設置し、電気的接続を形成したのち、導電性樹脂を硬化して電気的接続部を形成する方法
(3)いずれかの基板上に電気的接続部としてはんだを塗布形成し、その上に取出し電極を設置し、電気的接続部を形成する方法
(4)取出し電極上に導電性樹脂を塗布し、取出し電極設置時に、電気的接続を形成したのち、樹脂を硬化させて電気的接続部を形成する方法
(5)取出し電極上にはんだを塗布し、取出し電極設置時に、電気的接続を形成する方法
(6)取出し電極上に、本体を形成し、その上に接続部を形成する材料を塗布して、取出し電極を設置し、硬化/固化することで電気的接続部を形成する方法
なお、使用する材料により、加熱や加圧をすることで、より抵抗が低くなることが期待できる場合は必要に応じて実施することができる。また、電気的接続部を基板上に形成する際は、バリア包装材によるモジュールの包装前あるいは包装後のいずれのタイミングであっても構わない。
取り出し電極露出部形成工程では、予め準備した取り出し電極露出部16A及び16Bに相当する開口が形成されたバリア包装材13Bを、上記工程で、一対の電極基板に対して取り付けた第1取り出し電極11A及び第2取り出し電極11Bに対して貼り付ける。これにより、取り出し電極露出部16A及び16Bを有する一対の電極基板を得る。この際には、ディスペンサー法や、スクリーン印刷法のような、接着剤の塗布に用いられうる一般的な塗布手段を用いることができる。そして、接着剤の塗布量は、露出部封止部15の密閉性を良好とすることができるように適宜決定することができる。
ここで、接着剤は、硬化前には流動性を有する液状又はゲル状であることが好ましい。さらには、接着剤は、硬化前の粘度が10Pa・s以上であることが好ましく、40Pa・s以上であることがより好ましく、200Pa・s以下であることが好ましく、160Pa・s以下であることがより好ましく、100Pa・s以下であることが更に好ましい。硬化前の粘度が上記下限値以上であれば、塗工性及び操作性に優れ、露出部封止部15を容易に形成することができ、さらには、露出部封止部15の密閉性を向上させることができる。また、硬化前の粘度が上記上限値以下であれば、露出部封止部15の厚さが過剰に厚くなることを抑制して、封止部の密閉性を向上させることができる。
包装工程では、まず、上記工程にて、バリア包装材13Bを張り付けた側とは反対側の基板(図示例では第1基板)及びバリア包装材13Bの外周上に、接着剤を塗布する。ここに、他方のバリア包装材13Aを重ね、接着剤を硬化させて、バリア包装材13A及び13Bにより被覆された太陽電池モジュール100を得る。
実施例および比較例において、太陽電池モジュールの保持率は、以下の方法を使用して評価した。
実施例、比較例で作製した太陽電池モジュールをソースメータ(2400型ソースメータ、Keithley社製)に接続した。光源としては、150Wキセノンランプ光源装置にAM1.5Gフィルタを装着した擬似太陽光源(PEC−L11型、ペクセル・テクノロジーズ製)を用いた。そして、光源の光量を、1sun(約10万lux AM1.5G、100mWcm-2(JIS C 8912のクラスA))に調整して、太陽電池モジュールに対して照射した。太陽電池モジュールについて、1sunの光照射下、バイアス電圧を、0Vから0.8Vまで、0.01V単位で変化させながら出力電流を測定し、電流電圧特性を取得した。同様に、バイアス電圧を、逆方向に0.8Vから0Vまでステップさせる測定も行い、順方向と逆方向の測定の平均値を光電流データとした。このようにして得られた電流電圧特性及び光電流データより、初期の光電変換効率(%)を算出した。
次いで、上記の色素増感太陽電池モジュールを、65℃90%RHの環境に300時間保持した後、上記と同様に電流電圧特性を測定した。上記と同様にして変換効率を求め、下式に従って初期の値に対する保持率を計算した。
[保持率(%)]=[65℃90%RH保持後の変換効率]/[初期の変換効率]×100
<色素溶液の調製>
ルテニウム錯体色素(N719、ソラロニクス社製)72mgを200mLのメスフラスコに入れた。脱水エタノール190mLを混合し、撹拌した。メスフラスコに栓をしたのち超音波洗浄器による振動により、60分間撹拌した。溶液を常温に保った後、脱水エタノールを加え、全量を200mLとすることで、色素溶液を調製した。
<第1基板の作製>
第1基材である透明基板(ポリエチレンナフタレートフィルム、厚み200μm)上に光電極用導電層である透明導電層(酸化インジウムスズ(ITO))をコートして得た透明導電性基板(シート抵抗13ohm/sq.)上に、スクリーン印刷法により配線(集電線)としての導電性銀ペースト(K3105、ペルノックス(株)製)を光電極セル幅に応じた間隔で印刷塗布し、150度の熱風循環型オーブン中で15分間加熱乾燥して配線及び集電線(配線の連続方向両端部に位置する配線、以下これらをまとめて配線とも称する)を作製した。得られた配線を有する透明導電性基板を、配線形成面を上にして塗布コーターにセットし、1.6%に希釈したオルガチックPC−600溶液(マツモトファインケミカル製)をワイヤーバーにより掃引速度(10mm/秒)で塗布した。得られた塗膜を、10分間室温乾燥した後、さらに10分間150℃で加熱乾燥して、透明導電性基板上に下塗り層を作製した。
透明導電性基板の下塗り層形成面に対して、光電極セル幅に応じた間隔でレーザー処理を行い、絶縁線を形成した。
そして、ポリエステルフィルムに粘着層を塗工した保護フィルムを2段重ねして得たマスクフィルム(下段:PC−542PA 藤森工業製、上段:NBO−0424 藤森工業製)に、多孔質半導体微粒子層を形成するための開口部(長さ:60mm、幅5mm)を打ち抜き加工した。加工済みマスクフィルムを、気泡が入らないように、下塗り層を形成した透明導電性基板の集電線形成面に貼合した。なお、マスクフィルムの一層目は色素の不要箇所への付着防止を目的としたものであり、二層目は多孔質半導体微粒子の不要箇所への付着防止を目的としたものである。
高圧水銀ランプ(定格ランプ電力 400W)光源をマスク貼合面から10cmの距離に置き、電磁波を1分間照射した後直ちに、酸化チタンペースト(PECC−C01−06、ペクセル・テクノロジーズ(株)製)をベーカー式アプリケータにより塗布した。ペーストを常温で10分間乾燥させた後、マスクフィルムの上側の保護フィルム(NBO−0424 藤森工業製)を剥離除去し、150度の熱風循環式オーブン中でさらに5分間加熱乾燥し、多孔質半導体微粒子層(長さ:60mm、幅5mm)を形成した。
その後、多孔質半導体微粒子層(長さ:60mm、幅5mm)を形成した透明導電性基板を、調製した色素溶液(40℃)に浸し、軽く攪拌しながら、色素を吸着させた。90分後、色素吸着済み酸化チタン膜を色素吸着容器から取り出し、エタノールにて洗浄して乾燥させ、残りのマスクフィルムを剥離除去して、光電極を作製した。
<第2基板の作製>
第2基材である透明基板(ポリエチレンナフタレートフィルム、厚み200μm)上に対向電極用導電層である透明導電層(酸化インジウムスズ(ITO))をコートして得た透明導電性基板(シート抵抗13ohm/sq.)の導電面に、白金膜パターン幅に応じた間隔でレーザー処理を行い、絶縁線を形成した。さらに、透明導電性基板上の、光電極側の基板上の両端部に配設された配線(集電線)と対向する位置に、レーザー処理で貫通孔を形成した。次いで、開口部(長さ:60mm、幅5mm)を打ち抜き加工した金属製マスクを重ね合わせ、スパッタ法により白金膜パターン(触媒層)を形成し、触媒層形成部分が72%程度の光透過率を有する第2基板を得た。このとき、上記第1基板と第2基板とを、お互いの導電面を向かい合わせて重ね合せた時、多孔質半導体微粒子層と触媒層とが一致する構造とした。
<色素増感太陽電池モジュールの作製>
導電性樹脂組成物の樹脂材料であるアクリル系樹脂としてのTB3035B(スリーボンド製)に対して、積水樹脂製ミクロパールAU(粒子径8μm)を、3質量%になるように添加して、自転公転ミキサーにより均一に混合し、導電性樹脂組成物を作製した。
第2基板の触媒層形成面を表面として、アルミ製吸着板上に真空ポンプを使って固定した。次いで触媒層間の、第1基板と対向させたときに光電極セル間の配線と重なる位置に線状に導電性樹脂組成物を、その線を挟み触媒層の外周部分に隔壁材料として、アクリル系樹脂((株)スリーボンド製、「TB3035B」、紫外線硬化型樹脂、吸収波長:200nm〜420nm、粘度:51Pa・s)を、自動塗布ロボットにより塗布した。この時、第2基板の両端部においては、二つの貫通孔の周囲と、更にその隣接するセルの隔壁形成部位まで充填されるようにTB3035Bを塗布した。その後、触媒層部分に電解質材料である電解液を所定量塗布し、自動貼り合せ装置を用いて長方形の触媒層と同型の多孔質半導体微粒子層が向かい合う構造となるように、減圧環境中で重ね合せ、第1基板側からメタルハライドランプにより光照射を行ない、続いて第2基板側から光照射を行った。その後、貼り合せ後の基板内に配置された複数個のセルを含む接続体を各々切出し、第1基板の複数のセルの幅方向の両端部に配設された配線(集電線)と導通させるように、第2基板の貫通孔内に低温はんだ(黒田テクノ社製、「セラソルザ・エコ 155」、融点155℃)を充填、固化し、電気的接続部である貫通配線を形成した。
次いで、第2基板の外表面上に、貫通配線を被覆するように導電性接着剤である常温乾燥型の導電性ペースト(銀ペースト)ドータイト(登録商標)(藤倉化成製、「ドータイトD−362」)を塗布した。そこに、図1に示すように、取り出し電極露出部が、電気的接続部よりも、基板面方向でバリアフィルムの外表面の中心に近接して配置されるように、取り出し電極としての銅箔を重ねて、導電性ペーストを固化させた。更にその上に、取出し電極露出部に対応する位置を除き、液状の紫外線硬化型非導電性接着剤(スリーボンド社製、「TB3035B」)を露出部封止部に対応する位置に塗布した。さらに、取出し電極露出部に対応する位置に開口(貫通孔)が形成された、第1基板の面及び第2基板の面よりも大面積の表面を有するバリアフィルム(ネオシーズ社、「ウルトラハイバリアフィルム」、水蒸気透過度:0.00005g/m2/日)を、TB3035Bの塗布位置と開口の位置とを位置合わせしつつ上から貼り合せて、メタルハライドランプで光照射した。得られた太陽電池モジュールにおいて、露出部封止部の輪郭と取り出し電極露出部との最短距離aは、15mmであった。
続いて、接続体の第1基板側を表にし、第1基板の外表面全体と、その外周部のバリアフィルム上に接着層形成材料及びバリア包装材封止部形成材料としてのTB3035Bを塗布した。もう一枚のバリアフィルムをその上から重ね、光照射を行い、上下二枚のバリアフィルムの外周部にバリア包装材封止部を形成して接続体をバリアフィルムで外装した。この時、バリア包装材封止部の基板面方向における最小幅bは10mmであった。
取り出し電極としての銅箔上に塗布する接着剤の量を少なくして、露出部封止部の輪郭と取り出し電極露出部との最短距離aを10mmとした以外は、実施例1と同様にして、色素増感太陽電池モジュールを作製し、各種測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
取り出し電極の形成に当たり、銅箔に代えて、導電性接着剤である常温乾燥型の導電性ペーストドータイト(登録商標)(藤倉化成製、「ドータイトD−362」)を基板面方向で銅箔により形成された取り出し電極と同じ面積に塗布した。この点以外は、実施例1と同様にして色素増感太陽電池モジュールを作製し、各種測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
図3に示すように、太陽電池モジュールの構造を、第1基板の複数のセルの幅方向の両端部に配設された配線(集電線)の形状を変更すると共に、第2基材(対極基材)に貫通孔を形成せず、重ねたときに第1基板上の端部の集電線と対向する位置が第2基板両端部の外側になるように、第2基材の幅を第1基材より狭くした。隔壁部の形成時に、第2基板の両端部においては、その隣接するセルの隔壁形成部位まで充填されるようにTB3035Bを塗布した。更に、貫通配線が第2基板を貫通せずに、第2基板外に延在するように変更した。これらの点以外は、実施例1と同様にして色素増感太陽電池モジュールを作製し、各種測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
電気的接続部である貫通配線の形成にあたり、低温はんだに代えて、導電性接着剤である常温乾燥型の導電性ペーストドータイト(登録商標)(藤倉化成製、「ドータイトD−362」)を用いた以外は実施例1と同様にして色素増感太陽電池モジュールを作製し、各種測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
色素増感太陽電池モジュールの作製工程に先立ち、図3のように、太陽電池モジュールと予め高さを合わせるように設計した、アルミニウム製の枠状体を作製した。
そして、光電極と対向電極とを張り合わせて得た一対の電極基板を、アルミニウム製の枠状体内の矩形貫通孔内に配置した。配置する際に2枚の電極基材上の導電層とアルミニウム製の枠状体との接触による短絡を抑制するため、電極や、集電電極を形成する部分よりも外側にスクライブラインを形成した。
さらに、第2基板側を上にして、取出し電極露出部に対応する位置を除き、液状の紫外線硬化型非導電性接着剤(スリーボンド社製、「TB3035B」)を露出部封止部に対応する位置に塗布した。さらに、取出し電極露出部に対応する位置に開口(貫通孔)が形成されたバリアフィルム(ネオシーズ社、「ウルトラハイバリアフィルム」、水蒸気透過度:0.00005g/m2/日)を第2基板に対して貼り付けた。この際、第2基板に張り付けるバリアフィルムとしては、枠状体の外周に囲まれた面積と同サイズのバリアフィルムを用いた。
その後、枠状体により囲まれてなる一対の基板の光電極側表面と、枠状体の表面に対して、液状の紫外線硬化型非導電性接着剤(スリーボンド社製、「TB3035B」)を塗布し、枠状体の外周に囲まれた面積と同サイズのバリアフィルムを、張り合わせて、メタルハライドランプで光照射した。得られた太陽電池モジュールにおいて、露出部封止部の輪郭と取り出し電極露出部との最短距離aは、15mmであった。
得られた太陽電池モジュールについて、実施例1と同様にして、色素増感太陽電池モジュールを作製し、各種測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
第2基板を貫通する電気的接続部である貫通配線に対応する位置を除いて一対の基板上に非導電性接着剤(スリーボンド社製、「TB3035B」)を塗布した。そして、貫通配線に対応する位置に開口を形成したバリアフィルムで一対の基板を包装した。すなわち、本比較例では、取り出し電極露出部が、基板面方向で電気的接続部の位置と一致していた。これらの点以外は実施例1と同様にして色素増感太陽電池モジュールを作製し、各種測定及び評価を行った。結果を表1に示す。
2 光電極
3 第1基板
4 電解質層
5 第2基材
6 対向電極
7 第2基板
8 隔壁
9 セル接続部
11A 第1取り出し電極
11B 第2取り出し電極
12A 第1電気的接続部
12B 第2電気的接続部
13A,13B バリア包装材
15 露出部封止部
16A 第1取り出し電極露出部
16B 第2取り出し電極露出部
17A,17B 導電性接続部
18 バリア包装材封止部
19 接着層
21 光電極用導電層
22 多孔質半導体微粒子層
61 対向電極用導電層
62 触媒層
91 配線
92 導電性樹脂組成物
93A、93B 集電線
100 太陽電池モジュール
Claims (10)
- 第1基板側の第1電極と、第2基板側の第2電極とが、機能層を介して対向してなる1つ又は複数の光電変換セルと、
バリア包装材封止部により封止されて、前記1つ又は複数の光電変換セルを包含する少なくとも1つのバリア包装材と、
前記第1電極に第1電気的接続部を介して接続する第1取り出し電極、及び前記第2電極に第2電気的接続部を介して接続する第2取り出し電極とを備える太陽電池モジュールであって、
前記第1及び第2電気的接続部は、前記第1基板の面方向及び前記第2基板の面方向を含む基板面方向で、前記機能層とは離隔配置されており、
前記バリア包装材は、前記基板面方向に沿う外表面内で、前記太陽電池モジュールから前記第1取り出し電極を露出させる第1取り出し電極露出部、及び前記第2取り出し電極を露出させる第2取り出し電極露出部を有し、前記第1及び第2取り出し電極露出部は、それぞれ、少なくとも一つの露出部封止部により封止されてなり、
前記第1取り出し電極露出部と前記第1電気的接続部、及び前記第2取り出し電極露出部と前記第2電気的接続部が、それぞれ、前記基板面方向で離隔配置されてなる、太陽電池モジュール。 - 前記第1取り出し電極露出部が、該第1取り出し電極露出部が設けられた側の前記外表面上で、前記第1電気的接続部よりも前記外表面の中心に近接して配置されており、且つ、
前記第2取り出し電極露出部が、該第2取り出し電極露出部が設けられた側の前記外表面上で、前記第2電気的接続部よりも前記外表面の中心に近接して配置されている、請求項1に記載の太陽電池モジュール。 - 前記第1及び第2基板が樹脂フィルムを備える、請求項1又は2に記載の太陽電池モジュール。
- 前記第1及び第2電気的接続部が、はんだを含む、請求項1〜3の何れかに記載の太陽電池モジュール。
- 前記第1及び第2取り出し電極の導体が金属箔である、請求項1〜4の何れかに記載の太陽電池モジュール。
- 前記露出部封止部が、光硬化性樹脂を含む、請求項1〜5の何れかに記載の太陽電池モジュール。
- 前記露出部封止部の輪郭と、前記第1又は第2取り出し電極露出部との間の最短距離をaとし、
前記バリア包装材が、外周部に前記バリア包装材封止部を有し、該バリア包装材封止部の前記基板面方向における最小幅をbとした場合に、aがb以上である、請求項1〜6の何れかに記載の太陽電池モジュール。 - 前記少なくとも一つのバリア包装材が、前記第1及び第2基板側にそれぞれ配置された2つのバリア包装材であり、該2つのバリア包装材が、前記バリア包装材封止部にて、前記一つ又は複数のセルを囲繞する枠状体を介して封止されてなる、請求項1〜7の何れかに記載の太陽電池モジュール。
- 前記第1基板及び/又は第2基板と、前記バリア包装材との間隙の少なくとも一部に接着層を備える、請求項1〜8の何れかに記載の太陽電池モジュール。
- 前記機能層が電解質層であり、前記太陽電池モジュールが色素増感型太陽電池モジュールである、請求項1〜9の何れかに記載の太陽電池モジュール。
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