JPWO2015079726A1 - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents
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Abstract
複数のアンテナ101−1〜101−Mを備えた無線通信装置は、他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得する伝搬路情報取得部105と、その情報を用いて、伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する指標算出部106と、その情報および指標を用いて、各アンテナに対応する重み係数を生成する重み係数生成部107と、各アンテナで処理する信号に対して、その信号を処理するアンテナに対応する重み係数を乗算する重み係数乗算部110と、を有する
Description
本発明は、無線通信システムで使用される無線通信装置およびその無線通信方法に関する。
近年、無線周波数を有効利用するために、複数のアンテナを用いる無線伝送技術が検討されている。その1つとして、各アンテナで処理する信号の振幅と位相を調整することで、複数のアンテナ全体で形成される指向性を適応的に制御するアダプティブアレーアンテナ技術がある。振幅と位相の値を伝搬路の状態に基づいて設定すれば、伝搬路品質の良好な方向へ電力を集中的に放射でき、通信品質を改善することができる。この技術では、使用するアンテナ数が多いほど、指向性のビーム幅を狭めて特定方向に放射する電力の集中度合いを高めることができる。
指向性の形成には伝搬路に関する情報が必要であるが、その情報を送信機で取得する方法は2通りある。送信機で伝搬路の状態を推定する方法と、受信機で伝搬路の状態を推定させて推定結果を送信機に報告させる方法である。どちらの方法を用いるにしても、伝搬路の状態の推定から推定結果に基づく指向性を用いた送信までの間に時間差がある。この時間差の間に伝搬路品質の良好な方向が変動すると、送信時に形成した指向性のメインローブ方向と伝搬路品質の良好な方向との間にずれが生じるので、理想的に送信時の伝搬路の状態に基づいて指向性を形成できた場合に比べて通信品質が劣化する。特に、指向性のビーム幅が狭い場合には、方向のずれがビーム幅に収まらなくて伝搬路品質の良好な方向に指向性のサイドローブやヌルが向きやすく、通信品質の劣化量が大きくなりやすい。対策として、伝搬路の状態の推定頻度を増やし、できるだけ最新の伝搬路に関する情報を利用する方法が考えられるが、演算量が増えるために好ましくない。
伝搬路の状態の推定頻度を増やすことなく、伝搬路品質の良好な方向の変動による通信品質の劣化を抑えるため、特許文献1では、送受信機間でやり取りする信号の受信電力の変動度合いに基づいて使用するアンテナ数を制御する方法が検討されている。この方法では、受信電力の変動度合いが大きい場合には、伝搬路品質の良好な方向の変動が大きいと判断して、使用するアンテナ数を減らす。アンテナ数を減らすことで、特定方向への電力の集中度合いは落ちるが、指向性のビーム幅が広がるので、伝搬路品質の良好な方向の変動による通信品質の大きな劣化は避けられる。
しかしながら、受信電力の変動が大きい場合に伝搬路品質の良好な方向の変動も大きいとは限らない。例えば、伝搬路の角度広がりが小さい場合には、受信電力は大きく変動し得るが、伝搬路品質の良好な方向が変動する範囲は小さい。そのため、特許文献1に記載の方法では、伝搬路品質の良好な方向の変動を正確に見積もれず、理想的に送信時の伝搬路の状態に基づいて指向性を形成できた場合に対する通信品質の劣化量が大きい。
そこで、本発明の目的は、伝搬路品質の良好な方向の変動を精度良く見積もり、理想的に送信時の伝搬路の状態に基づいて指向性を形成できた場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる無線通信装置およびその無線通信方法を提供することにある。
本発明による無線通信装置は、
複数のアンテナを備えた無線通信装置であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得する伝搬路情報取得部と、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する指標算出部と、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成する重み係数生成部と、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する重み係数乗算部と、を有する。
複数のアンテナを備えた無線通信装置であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得する伝搬路情報取得部と、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する指標算出部と、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成する重み係数生成部と、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する重み係数乗算部と、を有する。
本発明による無線通信方法は、
複数のアンテナを備えた無線通信装置における無線通信方法であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得し、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出し、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成し、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する。
複数のアンテナを備えた無線通信装置における無線通信方法であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得し、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出し、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成し、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する。
本発明によれば、伝搬路の状態が変動する通信状況下において、理想的に送信時の伝搬路の状態に基づいて指向性を形成できた場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施形態で説明する無線通信システムは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に対応するものとしているが、本発明は、他の通信方式に対応する無線通信システムにも適用可能である。
(1)第1の実施形態
(1.1)構成の説明
図1は、本発明の第1の実施形態における無線通信システムを示す構成図である。図1に示すように、本実施形態における無線通信システムは、無線基地局100と、無線端末200とを有する。
(1.1)構成の説明
図1は、本発明の第1の実施形態における無線通信システムを示す構成図である。図1に示すように、本実施形態における無線通信システムは、無線基地局100と、無線端末200とを有する。
無線基地局100と無線端末200は、それぞれアンテナ101−1〜101−Mとアンテナ201−1〜201−Nを備えるものとする。ここで、Mは2以上の整数、Nは1以上の整数であり、M≧Nを満たす。
無線基地局100は、無線端末200との間の伝搬路の状態に応じて、無線端末200宛の信号を送信する際の、アンテナ101−1〜101−Mにより形成される指向性を制御する。
図2は、本実施形態における無線基地局100の機能的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態における無線基地局100は、アンテナ101−1〜101−Mと、無線送受信部102−1〜102−Mと、ガードインターバル(GI:Guard Intarval)除去部103−1〜103−Mと、高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)部104−1〜104−Mと、伝搬路情報取得部105と、指標算出部106と、重み係数生成部107と、符号化部108と、変調部109と、重み係数乗算部110と、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)部111−1〜111−Mと、GI挿入部112−1〜112−Mとを有する。
アンテナ101−1〜101−Mの各々は、無線端末200が送信した無線周波数帯の信号を受信する。
無線送受信部102−1〜102−Mの各々は、アンテナ101−1〜101−Mの各々と対応し、その対応するアンテナが受信した信号である受信信号をベースバンド帯の信号に変換する。
GI除去部103−1〜103−Mの各々は、無線送受信部102−1〜102−Mの各々と対応し、その対応する無線送受信部にてベースバンド帯の信号に変換された受信信号からGIを除去する。
FFT部104−1〜104−Mの各々は、GI除去部103−1〜103−Mの各々と対応し、その対応するGI除去部にてGIが除去された受信信号に対してFFTを行い、その受信信号を周波数領域の信号に変換する。
伝搬路情報取得部105は、FFT部104−1〜104−Mの各々にて周波数領域の信号に変換された複数の受信信号を用いて、無線基地局100と他の無線通信装置である無線端末200との間の伝搬路に関する情報である伝搬路情報を取得する。伝搬路情報は、例えば、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mの各々と無線端末200のアンテナ201−1〜201−Nの各々の間の伝搬路の周波数応答である。
伝搬路情報を取得する方法としては、無線基地局100が伝搬路の状態を推定する第1の方法と、無線端末200が推定した伝搬路の状態を無線基地局100が受け取る第2の方法とがある。伝搬路情報の取得に要する演算量や伝搬路情報の精度などを考慮して適当な方法が用いられる。
指標算出部106は、伝搬路情報取得部105が取得した伝搬路情報を用いて、伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する。指標は、伝搬路の角度広がり自体ではなく、伝搬路の角度広がり自体よりも少ない演算量で算出できる値であるとする。なお、指標のより詳細な説明は後述する。
重み係数生成部107は、伝搬路情報取得部105が取得した伝搬路情報と、指標算出部106が算出した指標とを用いて、アンテナ101−1〜101−Mの各々に対応する重み係数を生成する。重み係数の生成方法に関する詳細な説明は後述する。
符号化部108は、無線端末200宛の送信データを符号化する。なお、符号化方式は特に限定されない。
変調部109は、符号化部108にて符号化された送信データを変調する。なお、変調方式は、位相変調(PSK:Phase Shift Keying)や直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)などのディジタル変調方式であるとする。
重み係数乗算部110は、変調部109にて生成された変調信号を複製してアンテナ101−1〜101−Mの各々で処理する信号を生成した後、その信号の各々に対して重み係数生成部107にて生成されたアンテナ101−1〜101−Mの各々に対応する重み係数を乗算する。
IFFT部111−1〜111−Mの各々は、アンテナ101−1〜101−Mの各々に対応し、重み係数乗算部110にて重み係数が乗算された送信信号のうち、その対応したアンテナで処理する送信信号に対してIFFTを行う。
GI挿入部112−1〜112−Mの各々は、IFFT部111−1〜111−Mの各々と対応し、その対応したIFFT部にてIFFTが行われた送信信号にGIを挿入する。
無線送受信部102−1〜102−Mは、GI挿入部112−1〜112−Mの各々と対応し、その対応したGI挿入部にてGIが挿入された送信信号を無線周波数帯の信号に変換する。
アンテナ101−1〜101−Mの各々は、自身と対応する無線送受信部にて無線周波数帯の信号に変換された送信信号を送信する。
(1.2)動作の説明
図3は、無線基地局100における受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図3は、無線基地局100における受信動作の一例を説明するためのフローチャートである。
先ず、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mの各々は、無線端末200のアンテナ201−1〜201−Nの各々から送信された無線周波数帯の信号を受信し、その信号を受信信号として自身と対応する無線送受信部に出力する(ステップS301)。
無線送受信部102−1〜102−Mの各々は、自身と対応するアンテナから受信信号を受け付け、その受信信号をベースバンド帯の信号に変換して、自身と対応するGI除去部に出力する(ステップS302)。
GI除去部103−1〜103−Mの各々は、自身と対応する無線送受信部から受信信号を受け付け、その受信信号からGIを除去し、そのGIを除去した受信信号を、自身と対応するFFT部に出力する(ステップS303)。
FFT部104−1〜104−Mの各々は、自身と対応するGI除去部から受信信号を受け付け、その受信信号に対してFFTを行い、そのFFTを行った受信信号を伝搬路情報取得部105に出力する(ステップS304)。
伝搬路情報取得部105は、FFT部104−1〜104−Mの各々から受信信号を受け付け、その受信信号を用いて伝搬路情報を取得する。そして、伝搬路情報取得部105は、取得した伝搬路情報を指標算出部106および重み係数生成部107に出力する(ステップS305)。
指標算出部106は、伝搬路情報取得部105から伝搬路情報を受け付け、その伝搬路情報を用いて、指標を算出する。そして、指標算出部106は、算出した指標を重み係数生成部107に出力する(ステップS306)。
重み係数生成部107は、伝搬路情報取得部105から伝搬路情報を受け付け、指標算出部106から指標を受け付ける。そして、重み係数生成部107は、受け付けた伝搬路情報および指標を用いて、アンテナ101−1〜101−Mの各々に対応する複数の重み係数を生成し、その複数の重み係数を重み係数乗算部110に出力し(ステップS307)、受信動作を終了する。
図4は、無線基地局100における送信動作の一例を説明するためのフローチャートである。
先ず、符号化部108は、無線端末200宛の送信データを受け付け、その送信データを符号化して変調部109に出力する(ステップS401)。
変調部109は、符号化部108から送信データを受け付け、その送信データを変調して重み係数乗算部110に出力する(ステップS402)。
重み係数乗算部110は、変調部109から変調信号を受け付け、図3のステップS307で重み係数生成部107から出力された重み係数を受け付ける。重み係数乗算部110は、変調信号を複製してアンテナ101−1〜101−Mの各々で処理する送信信号を生成し、その送信信号の各々に対して、その送信信号を処理するアンテナに対応する重み係数を乗算する。そして、重み係数乗算部110は、重み係数を乗算した送信信号の各々を、その送信信号を処理するアンテナに対応するIFFT部に出力する(ステップS403)。
IFFT部111−1〜111−Mの各々は、重み係数乗算部110から送信信号を受け付け、その送信信号に対してIFFTを行い、そのIFFTを行った送信信号を、自身と対応するGI挿入部に出力する(ステップS404)。
GI挿入部112−1〜112−Mの各々は、自身と対応するIFFT部111−1〜111−Mから送信信号を受け付け、その送信信号にGIを挿入し、そのGIを挿入した送信信号を、自身と対応する無線送受信部に出力する(ステップS405)。
無線送受信部102−1〜102−Mは、自身と対応するGI挿入部112−1〜112−Mから送信信号を受け付け、その送信信号を無線周波数帯の信号に変換し、その無線周波数帯の信号を、自身と対応するアンテナに出力する(ステップS406)。
アンテナ101−1〜101−Mの各々は、自身と対応する無線送受信部102−1〜102−Mから無線周波数帯の信号を受け付け、その信号を送信し(ステップS407)、送信処理を終了する。
(1.3)指標の算出
以下では、指標算出部106が算出する伝搬路の角度広がりに関連する指標の具体例を説明する。なお、以下の各例では、伝搬路の角度広がりが大きいほど、指標も大きくなる。
以下では、指標算出部106が算出する伝搬路の角度広がりに関連する指標の具体例を説明する。なお、以下の各例では、伝搬路の角度広がりが大きいほど、指標も大きくなる。
第1の例では、指標算出部106は、伝搬路情報を用いて無線基地局100の任意のアンテナ101−1〜101−M間の相関を求め、その相関に基づいて指標を算出する。具体的には、無線基地局100のアンテナ101−mと無線端末200のアンテナ201−n間の伝搬路の周波数応答をhn,mとすると、指標算出部106は、次の式(1)から指標ρを算出する。
ここで、Δmは、予め定められた1以上M未満の整数である。また、式(1)の右辺の第二項は、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mのうち、Δm本離れたアンテナ間の相関に相当する。なお、式(1)で算出される指標ρは、0以上1以下となる。
第2の例では、指標算出部106は、伝搬路情報に基づいて無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mと無線端末200のアンテナ201−1〜201−N間の伝搬路の周波数応答を成分とする行列を構築し、その行列とその行列のエルミート転置との積の固有値を求め、その固有値に基づいて指標を算出する。具体的には、n行m列の要素が周波数応答hn,mであるN×M’行列をHとすると、指標算出部106は、行列Hと行列Hのエルミート転置との積の固有値λi(1≦i≦N)を用いて、次の式(2)から指標ρを算出する。
なお、固有値λiは、λ1≧λ2≧…≧λNを満たす。また、式(2)による指標は、Nが2以上の場合にのみ算出することができる。ここで、M’は、指向性の形成に寄与するアンテナの数に相当し、2以上M以下の整数である。また、M’の値は1つに限定する必要はなく、指標算出部106は、複数のM’の各々に対応する複数の指標を算出してもよい。
また、行列Hの要素は、上述の例では無線基地局100のアンテナ101−1〜101−M’に対応する周波数応答であったが、連続して並ぶM’本のアンテナに対応する周波数応答であればよい。また、式(2)で算出される指標は、0以上1以下となる。
第3の例では、指標算出部106は、伝搬路情報に基づいて無線端末200のアンテナ201−1〜201−Nごとに無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mとの間の伝搬路の周波数応答を要素とするベクトルを求め、各ベクトル間の成す角に基づいて指標を算出する。具体的には、指標算出部106は、第m要素が周波数応答hn,mであるM’次元ベクトルをhnとすると、次の式(3)から指標ρを算出する。
ただし、式3において、下付き添え字n’は、
である。
式(3)から算出される指標では、式(2)から算出される指標と同様に、M’は、指向性の形成に寄与するアンテナの数に相当し、2以上M以下の整数である。また、M’の値は、1つに限定する必要はなく、指標算出部106は、複数のM’の各々に対応する指標を算出してもよい。
なお、ベクトルhnの要素は、上述の例では無線基地局100のアンテナ101−1〜101−M’に対応する周波数応答であったが、連続して並ぶM’本のアンテナに対応する周波数応答であればよい。また、式(3)で算出される指標は、0以上1未満となる。
以上説明した第1〜第3の例では、指標は、ある時刻に取得した伝搬路情報、つまり瞬時的な伝搬路の状態に基づいて算出されている。しかしながら、伝搬路の状態が激しく変動する場合には、瞬時的な伝搬路の状態に基づく指標よりも、時間的に平均化された指標から重み係数を生成する方が適切であると考えられる。
例えば、時刻iにおける瞬間的な指標をρiとし、忘却係数をα(0≦α<1)とすると、指標算出部106は、時刻iにおける指標
を、次の式(5)から算出する。
なお、式(5)による指標の算出に必要な過去の情報は、前回算出された指標だけであるため、過去の伝搬路の周波数応答を記憶しておく必要はない。
また、以上説明した指標は、伝搬路の周波数応答を取得できるサブキャリアで算出できる。このため、複数のサブキャリアに対して伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出できる場合には、指標算出部106は、複数のサブキャリアに対する指標の平均値や最大値などを指標として算出してもよい。
(1.4)重み係数の生成
図5は、重み係数生成部107の動作の具体例を説明するためのフローチャートである。
図5は、重み係数生成部107の動作の具体例を説明するためのフローチャートである。
重み係数生成部107は、先ず、指標算出部106にて算出された指標を用いて、重み係数を0とするアンテナの数M(0)を決定する(ステップS501)。このとき、重み係数生成部107は、伝搬路の角度広がりが大きいほど、M(0)の値を大きくする。
続いて、重み係数生成部107は、伝搬路情報取得部105にて取得された伝搬路情報と、ステップS501で決定した、重み係数を0とするアンテナの数M(0)とに基づいて、重み係数を0とするアンテナの要素を除いた伝搬路行列を構築する(ステップS502)。このとき、重み係数生成部107は、重み係数を0とするアンテナを除いた(M−M(0))本のアンテナの要素が連続して並ぶように伝搬路行列を構築する。
そして、重み係数生成部107は、ステップS502で構築した伝搬路行列を用いて、無線端末200宛の信号を送信する際に用いる重み係数を生成し(ステップS503)、処理を終了する。
次にステップS501およびS503の処理について詳細に説明する。
先ず、ステップS501における、重み係数を0とするアンテナの数M(0)を決定する方法の具体例を示す。
第1の例では、重み係数生成部107は、1つの指標を用いて、重み係数を0とするアンテナの数M(0)を決定する。具体的には、指標をρ、M(0)の最大値をM(0) maxとした場合、重み係数生成部107は、M(0)を次の式(6)から決定する。なお、M(0) maxは予め定められているとする。
ただし、式(6)において、
は、x以下の整数のうち、最大の整数を示す。
第2の例では、重み係数生成部107は、複数の指標を用いて、重み係数を0とするアンテナの数M(0)を決定する。ここで、複数の指標とは、式(2)または(3)を使用して、指向性の形成に寄与するアンテナの数ごとに算出される複数の指標を意味する。また、指向性の形成に寄与するアンテナの数が(M−m(0))である場合の指標を
とし、しきい値をρthとした場合、重み係数生成部107は、m(0)を0からM−2まで変えたときに次の式(7)を満足する最小のm(0)を、重み係数を0とするアンテナの数M(0)として決定する。
重み係数を0とするアンテナの数M(0)が大きいと、形成される指向性のビーム幅は広がり、送信信号の電力を特定の方向に集中する度合いは小さくなる。そのため、重み係数生成部107は、無線端末200における受信信号電力が小さくなり過ぎないように、伝搬路情報に応じてM(0)を制限することが望ましい。例えば、重み係数生成部107は、m(0)を0からM−2まで変えたときに次の式(8)を満足する最大のm(0)を、重み係数を0とするアンテナの数M(0)の上限として決定する。
なお、式(8)において、hn,mは無線基地局100のアンテナ101−mと無線端末200のアンテナ201−n間の伝搬路の周波数応答であり、βは予め定められたしきい値である。
次にステップS503における、重み係数を生成する方法の一例について説明する。ただし、以下では、説明の簡単化のために、重み係数を0とするアンテナは、アンテナ101−(M−M(0)+1)〜101−Mであり、ステップS502で構築されたN×(M−M(0))行列Hのn行m列の要素はhn,mであるものとする。
第1の例では、重み係数生成部107は、先ず、行列Hを次の式(9)のように特異値分解する。
ただし、Uは、行列Hの左特異ベクトルを列ベクトルとして持つN次元ユニタリ行列であり、Σは、対角要素がHの特異値、かつ、非対角要素が零であるN×(M−M(0))行列であり、Vは、行列Hの右特異ベクトルを列ベクトルとして持つ(M−M(0))次元ユニタリ行列である。
そして、重み係数生成部107は、各アンテナに対応する重み係数を要素に持つM次元重み係数ベクトルwを、最大の特異値に対応する右特異ベクトルv1を用いて、次の式(10)のように求める。
ただし、
は、M(0)次元の零ベクトルである。なお、右特異ベクトルv1は、行列HHと行列Hの積の固有値分解からも導出できる。
第2の例では、行列Hが次の式(11)のように
と表されるとし、重み係数生成部107は、ベクトルhn(1≦n≦N)の中でノルムが最大となるベクトルhn’を用いて、重み係数ベクトルwを、次の式(12)から求める。
(1.4)効果
以上説明したように本実施形態によれば、伝搬路の角度広がりに関連する指標に基づいて、無線基地局100の各アンテナ101−1〜101−Mに対応する重み係数が生成される。このため、伝搬路品質の良好な方向の変動を精度良く見積もって指向性を形成でき、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
以上説明したように本実施形態によれば、伝搬路の角度広がりに関連する指標に基づいて、無線基地局100の各アンテナ101−1〜101−Mに対応する重み係数が生成される。このため、伝搬路品質の良好な方向の変動を精度良く見積もって指向性を形成でき、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
また、本実施形態では、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−M間の相関に基づいて、指標が算出されるので、伝搬路品質の良好な方向の変動を精度良く見積もることができる。
また、本実施形態では、無線基地局100と無線端末200間の伝搬路の周波数応答を成分とする行列と当該行列のエルミート転置との積の固有値に基づいて、指標が算出されるので、伝搬路品質の良好な方向の変動を精度良く見積もることができる。
また、本実施形態では、無線端末200のアンテナ201−1〜201−Nごとに構築される、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mとの間の伝搬路の周波数応答を要素とするベクトル間の成す角に基づいて、指標が算出されるので、伝搬路品質の良好な方向の変動を精度良く見積もることができる。
また、本実施形態では、指標として、時間的に平均化された伝搬路の角度広がりに関連する指標、または、周波数的に平均化された伝搬路の角度広がりに関連する指標が算出されるので、伝搬路品質の良好な方向の変動をより精度良く見積もることができる。
また、本実施形態では、指標に基づいて、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mにより形成される指向性のビーム幅が調整されるので、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
また、本実施形態では、指標に応じた数だけ重み係数が0に設定され、無線基地局100のアンテナ101−1〜101−Mにより形成される指向性のビーム幅が調整されるので、容易にビーム幅を調整することができる。
また、本実施形態では、伝搬路の角度広がりが大きいほど、多くの重み係数が0に設定されるので、伝搬路品質の良好な方向の変動に適したビーム幅に調整することができる。
また、本実施形態では、伝搬路情報に基づいて、0に設定する重み係数の数の上限が決定されるので、無線端末200における受信信号電力が小さくなり過ぎることを抑制することができる。
(2)第2の実施形態
本発明の第2実施形態では、複数のデータブロックを空間多重伝送する無線通信システムについて説明する。
本発明の第2実施形態では、複数のデータブロックを空間多重伝送する無線通信システムについて説明する。
(2.1)構成の説明
図6は、本発明の第2の実施形態における無線通信システムを示す構成図である。なお、図6において、図1と同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6は、本発明の第2の実施形態における無線通信システムを示す構成図である。なお、図6において、図1と同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図6に示す本実施形態における無線通信システムは、図1に示した第1の実施形態における無線通信システムと比較して、無線基地局100の代わりに無線基地局600を有し、無線端末200が複数存在する点で異なる。なお、図6では、無線端末200はK個あり、そのK個の無線端末200をそれぞれ無線端末200−1〜200−Kと称している。
図7は、本実施形態における無線基地局600の機能的な構成を示すブロック図である。なお、図7において、図2と同様の構成には同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7に示す無線基地局600は、図2に示した第1の実施形態における無線基地局100と比較して、重み係数生成部107の代わりに重み係数生成部601を備え、データブロック構築部602を新たに備え、符号化部108および変調部109の各々を複数備え、重み係数乗算部110の代わりに重み係数乗算部603を備える点で異なる。なお、図7では、符号化部108および変調部109はそれぞれQ個あり、そのQ個の符号化部108および変調部109をそれぞれ符号化部108−1〜108−Qおよび変調部109−1〜109−Qと称する。
重み係数生成部601は、指標算出部106で算出された指標に基づいて、空間多重伝送するデータブロックの数Lを決定する。ただし、LはQ以下である。
データブロック構築部602は、無線端末200−1〜200−Kに対する複数の送信データから、重み係数生成部601で決定したL個のデータブロックを構築する。
符号化部108−1〜108−Qの内のL個の符号化部108−1〜108−Lは、それぞれデータブロック構築部602にて構築された各データブロックを符号化する。
変調部109−1〜109−Qの各々は、符号化部108〜108−Qの各々と対応し、変調部109−1〜109−Qの内のL個の変調部109−1〜109−Lは、その対応する符号化部にて符号化されたデータブロックを変調する。
重み係数乗算部603は、変調部109−1〜109−Lで生成された各データブロックに対応する変調信号をそれぞれアンテナの数Mだけ複製し、その(L×M)個の変調信号に対して重み係数生成部107にて生成された重み係数を乗算する。そして、重み係数乗算部603は、アンテナ101−1〜101−Mの各々について、対応するL個の重み係数乗算後の変調信号を足し合わせる。
(2.2)空間多重伝送するデータブロックの決定と重み係数の生成
図8は、重み係数生成部601の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図8は、重み係数生成部601の動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図8に示すように、先ず、重み係数生成部601は、伝搬路情報や、無線端末200−1〜200−Kの各々に無線リソースを割り当てた頻度などに基づいて、無線端末200−1〜200−Kに優先順位を付ける(ステップS801)。ここでは、重み係数生成部601は、無線端末200−1〜200−Kの各々に対して、優先的にデータを送信する順番に優先順位として端末番号を付けるとする。
続いて、重み係数生成部601は、端末番号kとして最も優先順位の高い初期値1を設定し、空間多重伝送するデータブロックの数Lとして初期値0を設定する(ステップS802)。
その後、重み係数生成部601は、指標算出部106で算出された指標に基づいて、端末番号kの無線端末宛の信号を送信する際に、重み係数を0とするアンテナの数M(0)(k)を決定する(ステップS803)。M(0)(k)の決定方法には、第1の実施形態の重み係数を0とするアンテナの数M(0)の決定方法と同様な方法を用いることができる。
そして、重み係数生成部601は、伝搬路情報取得部105で取得された伝搬路情報とステップS803で決定した、重み係数を0とするアンテナの数M(0)(k)とを用いて、端末番号kの無線端末宛の信号を送信する際の、データブロック数L(k)を決定する(ステップS804)。例えば、データブロック数の最大値をLmaxとすると、重み係数生成部601は、L(k)を次の式(13)から求める。
なお、データブロック数L(k)が大きいほど、1データブロック当たりの送信電力は小さくなり、受信電力が減少するので、重み係数生成部601は、伝搬路品質に基づいてデータブロック数を制限してもよい。また、データブロック数の最大値Lmaxは、例えば変調部109や符号化部108の数Qである。
次に、重み係数生成部601は、重み係数を0とするアンテナの成分を除いた伝搬路行列を構築する(ステップS805)。このとき、重み係数生成部601は、重み係数を0とするアンテナを除いた(M−M(0)(k))本のアンテナの要素が連続して並び、かつ、L(k)個のデータブロック間で重複しないように伝搬路行列を構築する。
続いて、重み係数生成部601は、ステップS805で構築した伝搬路行列を用いて、端末番号kの無線端末に各データブロックを送信する際に用いるM次元重み係数ベクトルw(k,j)(1≦j≦L(k))を生成する(ステップS806)。例えば、重み係数生成部601は、第1実施形態と同様に、伝搬路行列の特異値分解から得られる右特異ベクトルを用いて、M次元重み係数ベクトルw(k,j)を生成する。
そして、重み係数生成部601は、伝搬路情報と重み係数ベクトルとを用いて、端末番号kの無線端末宛の信号を空間多重伝送すると仮定した場合に、所定の条件が満足されるか否かを判断する(ステップS807)。所定の条件は、例えば、既に空間多重伝送することが決定しているデータブロックと端末番号kの無線端末宛のデータブロックの各々に対応する通信品質が予め定められたしきい値を上回ることである。具体的には、既に空間多重伝送することが決定しているデータブロックに対応する無線端末の端末番号と端末番号kとをまとめてiとし、端末番号i’の無線端末のデータブロックj’に対する通信品質をγ(i’,j’)とし、しきい値をγthとし、n行m列の要素が無線基地局600のアンテナ101−mと無線端末200−i’のアンテナ201−n間の周波数応答であるN×M行列をHi’とし、雑音電力をN0とすると、所定の条件は次の式(14)のように表せる。
所定の条件が満たされる場合(ステップS807でYESの場合)、重み係数生成部601は、端末番号kの無線端末宛のデータブロックを空間多重伝送することに決定し、データブロック数LにL(k)を加算し(ステップS808)、その後、端末番号kまたはデータブロック数Lが最大値か否かを判断する(ステップS809)。
一方、所定の条件が満たされない場合(ステップS807でNOの場合)、重み係数生成部601は、ステップS808の処理を行わずに、ステップS809を行う。
端末番号kおよびデータブロック数Lが最大値でない場合(ステップS809でNOの場合)、重み係数生成部601は、端末番号に1を加算して(ステップS810)、ステップS803の処理に戻る。
一方、端末番号kまたはデータブロック数Lが最大値の場合(ステップS809でYESの場合)、
重み係数生成部601は、処理を終了する。
重み係数生成部601は、処理を終了する。
(2.3)効果
以上説明したように、本実施形態によれば、指標に応じて複数のデータブロックが空間多重伝送されるので、第1の実施形態の効果に加えて、通信速度を向上することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、指標に応じて複数のデータブロックが空間多重伝送されるので、第1の実施形態の効果に加えて、通信速度を向上することができる。
(3)第3の実施形態
本発明の第3の実施形態では、無線基地局のアンテナが垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナから構成され、各偏波に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成する。
本発明の第3の実施形態では、無線基地局のアンテナが垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナから構成され、各偏波に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成する。
(3.1)構成
本実施形態における無線通信システムおよび無線基地局は、それぞれ図1および図2に示した第1の実施形態における無線通信システムおよび無線基地局100と同様の構成を有するが、無線基地局100におけるアンテナ101−1〜101−Mは、垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナとに分かれており、指標算出部106および重み係数生成部107は、垂直偏波と水平偏波の各々に対する伝搬路の角度広がりを考慮して処理を行う。
本実施形態における無線通信システムおよび無線基地局は、それぞれ図1および図2に示した第1の実施形態における無線通信システムおよび無線基地局100と同様の構成を有するが、無線基地局100におけるアンテナ101−1〜101−Mは、垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナとに分かれており、指標算出部106および重み係数生成部107は、垂直偏波と水平偏波の各々に対する伝搬路の角度広がりを考慮して処理を行う。
指標算出部106は、伝搬路情報取得部105が取得した伝搬路情報を用いて、指標を垂直偏波成分と水平偏波成分の各々に対して算出する。指標の算出には、第1の実施形態と同様に式(1)、(2)および(3)のいずれかを用いればよい。このとき、指標算出部106は、垂直偏波成分に対する指標を算出する場合には、垂直偏波用のアンテナに対応する周波数応答を用い、水平偏波成分に対する指標を算出する場合には、水平偏波用のアンテナに対応する周波数応答を用いる。
重み係数生成部107は、各偏波成分に対する指標に基づいて重み係数を生成する。このとき、重み係数生成部107は、図5を用いて説明した動作と同様な動作を行って重み係数を生成すればよいが、重み係数を0とするアンテナの数は偏波成分ごとに決定し、伝搬路行列において、重み係数を0としないアンテナの要素が各偏波用アンテナにおいて連続して並ぶようにする。
(3.2)効果
以上説明したように、本実施形態によれば、垂直偏波と水平偏波の各々に対する指標が算出されるので、垂直偏波と水平偏波の各々に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成することができる。したがって、垂直偏波用と水平偏波用から構成されるアンテナを用いる環境において、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、垂直偏波と水平偏波の各々に対する指標が算出されるので、垂直偏波と水平偏波の各々に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成することができる。したがって、垂直偏波用と水平偏波用から構成されるアンテナを用いる環境において、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
(4)第4実施形態
本発明の第4実施形態では、水平方向と垂直方向の2次元に配置したアンテナを用い、各方向に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成する。
本発明の第4実施形態では、水平方向と垂直方向の2次元に配置したアンテナを用い、各方向に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成する。
(4.1)構成
本実施形態における無線通信システムおよび無線基地局は、それぞれ図1および図2に示した第1の実施形態における無線通信システムおよび無線基地局と同様の構成を有するが、本実施形態の無線基地局におけるアンテナ101−1〜101−Mは、2次元に配置され、指標算出部106および重み係数生成部107は、水平方向および垂直方向の各々に対する指標に基づいて処理を行う。
本実施形態における無線通信システムおよび無線基地局は、それぞれ図1および図2に示した第1の実施形態における無線通信システムおよび無線基地局と同様の構成を有するが、本実施形態の無線基地局におけるアンテナ101−1〜101−Mは、2次元に配置され、指標算出部106および重み係数生成部107は、水平方向および垂直方向の各々に対する指標に基づいて処理を行う。
図9は、本実施形態のアンテナの構成を示す図である。図9に示すように、アンテナ101−1〜101−Mは、第1の方向である水平方向にMx本、第2の方向である垂直方向にMy本の2次元に配置(M=Mx×My)される。
指標算出部106は、伝搬路情報に基づいて、水平方向および垂直方向の各々に対する指標を算出する。なお、指標を算出する際には、指標算出部106は、第1の実施形態で示した式(1)、(2)および(3)のいずれかを用いればよい。
式(1)を用いる場合、指標算出部106は、水平方向に対する指標を、水平方向に離れたアンテナ間の相関から算出し、垂直方向に対する指標は垂直方向に離れたアンテナ間の相関から算出する。
また、式(2)または(3)を用いる場合、指標算出部106は、水平方向に対する指標を、水平方向に連続するアンテナに対応する周波数応答から算出し、垂直方向に対する指標を、垂直方向に連続するアンテナに対応する周波数応答から算出する。
重み係数生成部107は、水平方向および垂直方向の各々に対する指標を用いて、重み係数を生成する。このとき、重み係数生成部107は、図5を用いて説明した第1の実施形態の動作と同様に重み係数を生成すればよいが、重み係数を0とするアンテナの数は、水平方向および垂直方向の各々に対して決定し、伝搬路行列において、重み係数に0を設定しないアンテナの成分が、図10に示すように、水平方向および垂直方向の各々に連続して並ぶようにする。ただし、図10において、Mx (0)およびMy (0)は、それぞれ水平方向および垂直方向に対する重み係数を0とするアンテナの数である。
(4.2)効果
以上説明したように、本実施形態によれば、水平方向と垂直方向の各々に対する指標が算出されるので、水平方向と垂直方向の各々に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成することができる。したがって、水平方向と垂直方向の2次元方向に配置されたアンテナを用いる環境において、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
以上説明したように、本実施形態によれば、水平方向と垂直方向の各々に対する指標が算出されるので、水平方向と垂直方向の各々に対する伝搬路の角度広がりを考慮して、各アンテナで処理する信号に乗算する重み係数を生成することができる。したがって、水平方向と垂直方向の2次元方向に配置されたアンテナを用いる環境において、理想的な指向性を形成した場合に対する通信品質の劣化量を小さくできる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
また、上記の各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載することが可能であるが、以下には限定されない。
付記1
複数のアンテナを備えた無線通信装置であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得する伝搬路情報取得部と、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する指標算出部と、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成する重み係数生成部と、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する重み係数乗算部と、を有する無線通信装置。
複数のアンテナを備えた無線通信装置であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得する伝搬路情報取得部と、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する指標算出部と、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成する重み係数生成部と、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する重み係数乗算部と、を有する無線通信装置。
付記2
前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記複数のアンテナにおける任意のアンテナ間の相関を求め、当該相関に基づいて、前記指標を算出する、付記1に記載の無線通信装置。
前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記複数のアンテナにおける任意のアンテナ間の相関を求め、当該相関に基づいて、前記指標を算出する、付記1に記載の無線通信装置。
付記3
前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記伝搬路の周波数応答を要素とする行列と当該行列のエルミート転置との積の固有値を求め、当該固有値に基づいて、前記指標を算出する、付記1に記載の無線通信装置。
前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記伝搬路の周波数応答を要素とする行列と当該行列のエルミート転置との積の固有値を求め、当該固有値に基づいて、前記指標を算出する、付記1に記載の無線通信装置。
付記4
前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記伝搬路の周波数応答を要素とするベクトルを前記他の無線通信装置が備えるアンテナごとに求め、前記ベクトルの間の成す角に基づいて、前記指標を算出する、付記1に記載の無線通信装置。
前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記伝搬路の周波数応答を要素とするベクトルを前記他の無線通信装置が備えるアンテナごとに求め、前記ベクトルの間の成す角に基づいて、前記指標を算出する、付記1に記載の無線通信装置。
付記5
前記指標算出部は、前記指標として、時間的に平均化された前記伝搬路の角度広がりに関連する指標、または、周波数的に平均化された前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する、付記1ないし4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
前記指標算出部は、前記指標として、時間的に平均化された前記伝搬路の角度広がりに関連する指標、または、周波数的に平均化された前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する、付記1ないし4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
付記6
前記重み係数生成部は、前記複数のアンテナにより形成される指向性のビーム幅が、前記指標に対応するように、前記重み係数を生成する、付記1ないし5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
前記重み係数生成部は、前記複数のアンテナにより形成される指向性のビーム幅が、前記指標に対応するように、前記重み係数を生成する、付記1ないし5のいずれか1項に記載の無線通信装置。
付記7
前記重み係数生成部は、前記指標に応じた数の前記重み係数を0に設定し、前記情報を用いて、前記重み係数が0でないアンテナに対応する重み係数を生成する、付記6に記載の無線通信装置。
前記重み係数生成部は、前記指標に応じた数の前記重み係数を0に設定し、前記情報を用いて、前記重み係数が0でないアンテナに対応する重み係数を生成する、付記6に記載の無線通信装置。
付記8
前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、前記伝搬路の角度広がりが大きいほど、0に設定する前記重み係数の数を多くする、付記7に記載の無線通信装置。
前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、前記伝搬路の角度広がりが大きいほど、0に設定する前記重み係数の数を多くする、付記7に記載の無線通信装置。
付記9
前記重み係数生成部は、前記情報を用いて、0に設定する前記重み係数の数の上限を決定する、付記7または8に記載の無線通信装置。
前記重み係数生成部は、前記情報を用いて、0に設定する前記重み係数の数の上限を決定する、付記7または8に記載の無線通信装置。
付記10
前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、空間多重伝送するデータブロックの数を決定し、
前記重み係数乗算部は、前記空間多重伝送するデータブロックに対応する信号を処理する、付記1ないし9のいずれか1項に記載の無線通信装置。
前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、空間多重伝送するデータブロックの数を決定し、
前記重み係数乗算部は、前記空間多重伝送するデータブロックに対応する信号を処理する、付記1ないし9のいずれか1項に記載の無線通信装置。
付記11
前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、前記伝搬路の角度広がりが大きいほど、前記データブロックの数を多くする、付記10に記載の無線通信装置。
前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、前記伝搬路の角度広がりが大きいほど、前記データブロックの数を多くする、付記10に記載の無線通信装置。
付記12
前記複数のアンテナは、垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナとを含み、
前記指標算出部は、垂直偏波および水平偏波の各々に対応する前記指標を算出する、付記1ないし11のいずれか1項に記載の無線通信装置。
前記複数のアンテナは、垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナとを含み、
前記指標算出部は、垂直偏波および水平偏波の各々に対応する前記指標を算出する、付記1ないし11のいずれか1項に記載の無線通信装置。
付記13
前記複数のアンテナは、第1の方向および第2の方向の2次元に配置され、
前記指標算出部は、前記第1の方向および第2の方向の各々に対応する前記指標を算出する、付記1ないし12のいずれか1項に記載の無線通信装置。
前記複数のアンテナは、第1の方向および第2の方向の2次元に配置され、
前記指標算出部は、前記第1の方向および第2の方向の各々に対応する前記指標を算出する、付記1ないし12のいずれか1項に記載の無線通信装置。
付記14
複数のアンテナを備えた無線通信装置における無線通信方法であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得し、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出し、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成し、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する、無線通信方法。
複数のアンテナを備えた無線通信装置における無線通信方法であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得し、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出し、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成し、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する、無線通信方法。
この出願は、2013年11月29日に出願された日本出願特願2013−247676号公報を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
100、600 無線基地局
101−1〜101−M、201−1〜201−N アンテナ
102−1〜102−M 無線送受信部
103−1〜103−M ガードインターバル除去部
104−1〜104−M 高速フーリエ変換部
105 伝搬路情報取得部
106 指標算出部
107、601 重み係数生成部
108、108−1〜108−Q 符号化部
109、109−1〜109−Q 変調部
110、603 重み係数乗算部
111−1〜111−M 逆高速フーリエ変換部
112−1〜112−M ガードインターバル挿入部
200、200−1〜200−K 無線端末
602 データブロック構築部
101−1〜101−M、201−1〜201−N アンテナ
102−1〜102−M 無線送受信部
103−1〜103−M ガードインターバル除去部
104−1〜104−M 高速フーリエ変換部
105 伝搬路情報取得部
106 指標算出部
107、601 重み係数生成部
108、108−1〜108−Q 符号化部
109、109−1〜109−Q 変調部
110、603 重み係数乗算部
111−1〜111−M 逆高速フーリエ変換部
112−1〜112−M ガードインターバル挿入部
200、200−1〜200−K 無線端末
602 データブロック構築部
Claims (10)
- 複数のアンテナを備えた無線通信装置であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得する伝搬路情報取得部と、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出する指標算出部と、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成する重み係数生成部と、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する重み係数乗算部と、を有する無線通信装置。 - 前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記複数のアンテナにおける任意のアンテナ間の相関を求め、当該相関に基づいて、前記指標を算出する、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記伝搬路の周波数応答を要素とする行列と当該行列のエルミート転置との積の固有値を求め、当該固有値に基づいて、前記指標を算出する、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記指標算出部は、前記情報を用いて、前記伝搬路の周波数応答を要素とするベクトルを前記他の無線通信装置が備えるアンテナごとに求め、前記ベクトルの間の成す角に基づいて、前記指標を算出する、請求項1に記載の無線通信装置。
- 前記重み係数生成部は、前記複数のアンテナにより形成される指向性のビーム幅が、前記指標に対応するように、前記重み係数を生成する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の無線通信装置。
- 前記重み係数生成部は、前記指標に応じた数の前記重み係数を0に設定し、前記情報を用いて、前記重み係数が0でないアンテナに対応する重み係数を生成する、請求項5に記載の無線通信装置。
- 前記重み係数生成部は、前記指標を用いて、空間多重伝送するデータブロックの数を決定し、
前記重み係数乗算部は、前記空間多重伝送するデータブロックに対応する信号を処理する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の無線通信装置。 - 前記複数のアンテナは、垂直偏波用のアンテナと水平偏波用のアンテナとを含み、
前記指標算出部は、垂直偏波および水平偏波の各々に対応する前記指標を算出する、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の無線通信装置。 - 前記複数のアンテナは、第1の方向および第2の方向の2次元に配置され、
前記指標算出部は、前記第1の方向および第2の方向の各々に対応する前記指標を算出する、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の無線通信装置。 - 複数のアンテナを備えた無線通信装置における無線通信方法であって、
他の無線通信装置との間の伝搬路に関する情報を取得し、
前記情報を用いて、前記伝搬路の角度広がりに関連する指標を算出し、
前記情報および前記指標を用いて、前記複数のアンテナの各々に対応する重み係数を生成し、
前記複数のアンテナの各々で処理する信号に対して、当該信号を処理するアンテナに対応する前記重み係数を乗算する、無線通信方法。
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-
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