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JPWO2014024361A1 - 冷却構造体及び電力変換装置 - Google Patents

冷却構造体及び電力変換装置 Download PDF

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JPWO2014024361A1
JPWO2014024361A1 JP2014529253A JP2014529253A JPWO2014024361A1 JP WO2014024361 A1 JPWO2014024361 A1 JP WO2014024361A1 JP 2014529253 A JP2014529253 A JP 2014529253A JP 2014529253 A JP2014529253 A JP 2014529253A JP WO2014024361 A1 JPWO2014024361 A1 JP WO2014024361A1
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heat
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泰仁 田中
泰仁 田中
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

ケース体の一面に放熱部材(13)が形成された半導体パワーモジュール(11)と、放熱部材に接合される冷却体(3)と、発熱回路部品を含む実装基板(22),(23)と、実装基板を半導体パワーモジュールとの間に所定間隔を保って支持する伝熱支持用金属板(32),(33)を備える。放熱部材は、冷却体に接合する側に接液部(17)が突出して形成され、冷却体は、冷却液に接液部を浸漬する浸漬部(5)と、浸漬部の外側に形成されてOリングを装着した周溝(6)を設けている。放熱部材及び冷却体は、周溝より外側の互いの接合面で伝熱支持用金属板を挟持し、Oリングの断面直径が、伝熱支持用金属板の厚みと周溝の深さとを足した値より大きな値に設定されている。

Description

本発明は、発熱体の熱を冷却する冷却構造体と、電力変換用の半導体スイッチング素子を内蔵したモジュール上に、所定間隔を保って上記半導体スイッチング素子を駆動する発熱回路部品を含む回路部品を実装した実装基板を支持するようにした電力変換装置に関する。
この種の電力変換装置としては、特許文献1に記載された電力変換装置が知られている。
この電力変換装置は、筐体内に、冷却液が通過する水冷ジャケットを配置し、この水冷ジャケット上に電力変換用の半導体スイッチング素子としてのIGBTを内蔵したパワーモジュールを配置して冷却するようにしている。また、筐体内には、パワーモジュールの水冷ジャケットとは反対側に所定距離を保って制御回路基板を配置し、この制御回路基板で発生する熱を、放熱部材を介して制御回路基板を支持する金属ベース板に伝達し、さらに金属ベース板に伝達された熱を、この金属ベース板を支持する筐体の側壁を介して水冷ジャケットに伝達するようにしている。
上記特許文献1に記載された従来例にあっては、制御回路基板で発生する熱を、制御回路基板→放熱部材→金属ベース板→筐体→水冷ジャケットという経路で放熱するようにしている。このため、筐体が伝熱経路の一部として利用されることにより、筐体にも良好な伝熱性が要求されることになり、材料が熱伝導率の高い金属に限定され、小型軽量化の要求される電力変換装置おいて、樹脂等の軽量な材料の選択が不可能となり軽量化が困難となるおそれがある。
そこで、制御回路基板などの発熱体で発生する熱を、筐体を介在させず、金属ベース板の端部をパワーモジュールと水冷ジャケットとの間で挟持することで、発熱体の熱を効率よく水冷ジャケットに放熱する構造が考えられる。
特開2010−35346号
ところで、パワーモジュールの一部を、水冷ジャケットを通過する冷却液に直接接触させて冷却する直接冷却方式を採用すると、パワーモジュールと水冷ジャケットとの間にOリングが装着されるが、Oリングのつぶし量が変化すると、パワーモジュールと水冷ジャケットとの間の液密封止が低下するおそれがある。
本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、第1の発熱体及び冷却体の間の液密封止を確保することができる冷却構造体と放熱部材及び冷却体との間の液密封止を確保することができる電力変換装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る冷却構造体は、第1の発熱体と、前記第1の発熱体に接合される冷却体と、第2の発熱体と、前記第2の発熱体の熱を前記冷却体に伝熱させる伝熱板と、を備え、前記第1の発熱体は、前記冷却体に接合する側に突出して形成された接液部を有し、前記冷却体は、前記第1の発熱体に接合する側に開口して形成され、通流される冷却液に前記接液部を浸漬する浸漬部と、当該浸漬部の開口を囲むように形成されてOリングを装着した周溝と、を設け、前記第1の発熱体及び前記冷却体は、前記周溝より外周側の互いの平坦な接合面で前記伝熱板を挟持して接合され、前記Oリングの断面直径は、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記第1の発熱体の接合面と、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記周溝の接合面との間の距離より大きな値とした。
この一態様に係る冷却構造体によると、Oリングが、第1の発熱体及び冷却体の接合面に最適な押し潰し量で弾性変形しながら密着して液密封止を行う。
また、本発明の一態様に係る電力変換装置は、一面に放熱部材が形成された半導体パワーモジュールと、前記放熱部材に接合される冷却体と、前記半導体パワーモジュールを駆動する発熱回路部品を含む回路部品を実装した実装基板の熱を、前記冷却体に伝熱させる伝熱板と、を備え、前記放熱部材は、前記冷却体に接合する側に突出して形成された接液部を有し、前記冷却体は、前記放熱部材に接合する側に開口して形成され、通流される冷却液に前記接液部を浸漬する浸漬部と、当該浸漬部の開口を囲むように形成されてOリングを装着した周溝と、を設け、前記放熱部材及び前記冷却体は、前記周溝より外周側の互いの接合面で前記伝熱板を挟持して接合され、前記Oリングの断面直径は、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記放熱部材の接合面と、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記周溝の接合面との間の距離より大きな値とした。
この一態様に係る電力変換装置によると、Oリングが、放熱部材及び冷却体の接合面に最適な押し潰し量で弾性変形しながら密着して液密封止を行う。
また、本発明の一態様に係る電力変換装置は、電力変換用の半導体スイッチング素子をケース体に内蔵し、当該ケース体の一面に放熱部材が形成された半導体パワーモジュールと、前記放熱部材に接合される冷却体と、前記半導体スイッチング素子を駆動する発熱回路部品を含む回路部品を実装した実装基板と、当該実装基板を前記半導体パワーモジュールとの間に所定間隔を保って支持し、当該実装基板の発熱を前記冷却体に筐体を介することなく放熱するように前記冷却体に接触させる伝熱支持用金属板と、を備え、前記放熱部材は、前記冷却体に接合する側に接液部が突出して形成され、前記冷却体は、前記放熱部材に接合する側に開口して形成され、通流される冷却液に前記接液部を浸漬する浸漬部と、当該浸漬部の外側に形成されてOリングを装着した周溝と、を設け、前記放熱部材及び前記冷却体は、前記周溝より外側の互いの接合面で前記伝熱支持用金属板を挟持して接合され、前記Oリングの断面直径は、伝熱支持用金属板の厚みと前記周溝の深さとを足した値より大きな値とした。
この一態様に係る電力変換装置によると、放熱部材及び冷却体の間で挟持している伝熱支持用金属板の板厚にばらつきが生じても、Oリングの断面直径が、伝熱支持用金属板の厚みと周溝の深さとを足した値より大きな値としているので、Oリングが、放熱部材及び冷却体の接合面に最適な押し潰し量で弾性変形しながら密着して液密封止を行う。
また、本発明の一態様に係る電力変換装置は、前記周溝の開口部の縁部に、前記Oリングを保持するOリング保持用突起が形成されており、当該Oリング保持用突起は、前記Oリングが前記放熱部材の接合面に弾性変形しながら密着するときに前記接合面との間に隙間を設けるようにした。
この一態様に係る電力変換装置によると、周溝の開口部の縁部に形成したOリング保持用突起は、放熱部材及び冷却体の接合面に押しつぶされるOリングのガイド部材として機能する。
また、本発明の一態様に係る電力変換装置は、前記Oリング保持用突起が、前記周溝の開口部の少なくとも外周側の縁部に形成されている。
この一態様に係る冷却構造体によると、冷却水封止用Oリングは、周溝の外周側に寄った位置に配置されるので、Oリング保持用突起は、冷却水封止用Oリングが押しつぶされる際のガイドを確実に行う。
さらに、本発明の一態様に係る電力変換装置は、前記周溝の底からOリング保持用突起の頂部までの高さが、前記Oリングの半径より大きな値に設定されている。
この一態様に係る冷却構造体によると、周溝内に装着したOリングが外に出にくくなり、組み立ての途中のリングの周溝据え付け状態を良好とすることができる。
さらにまた、本発明の一態様に係る電力変換装置は、前記Oリングが前記放熱部材の前記接合面に密着しているときの前記周溝の底から前記放熱部材の前記接合面までの高さが、前記Oリングを許容つぶし率でつぶしたときの高さに設定されている。
この一態様に係る冷却構造体によると、許容つぶし率で押しつぶれるOリングを使用したことで、Oリング7の圧縮永久ひずみ、圧縮割れを防止することができる。
本発明に係る冷却構造体によれば、Oリングが、第1の発熱体及び冷却体の接合面に最適な押し潰し量で弾性変形しながら密着して液密封止を行うことで、信頼性の高い冷却構造体を得ることができる。
また、本発明に係る電力変換装置によれば、Oリングが、放熱部材及び冷却体の接合面に最適な押し潰し量で弾性変形しながら密着して液密封止を行うことで、信頼性の高い電力変換装置を提供することができる。
本発明に係る電力変換装置の全体構成を示す断面図である。 図1の電力変換装置の要部を示す断面図である。 電力変換装置の放熱部材と冷却体との間で伝熱支持用金属板が挟持されている状態を示す断面図である。 伝熱支持用金属板を示す側面図である。 発熱回路部品の全体の放熱経路を説明する図である。 本発明で使用されているOリングの断面を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の液密封止構造を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の液密封止構造を示す図である。 本発明に係る第3実施形態の液密封止構造を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の全体構成を示す断面図であり、図2は、図1の要部を拡大して示した図である。
図1の符号1は電力変換装置であって、この電力変換装置1は筐体2内に収納されている。筐体2は、合成樹脂材を成形したものであり、水冷ジャケットの構成を有する冷却体3を挟んで上下に分割された下部筐体2A及び上部筐体2Bで構成されている。
下部筐体2Aは有底角筒体で構成されている。この下部筐体2Aは開放上部が冷却体3で覆われ、内部に平滑用のフィルムコンデンサ4が収納されている。
上部筐体2Bは、上端及び下端を開放した角筒体2aと、この角筒体2aの上端を閉塞する蓋体2bとを備えている。そして、角筒体2aの下端が冷却体3で閉塞されている。
この角筒体2aの下端と冷却体3との間には、図示しないが、液状シール剤の塗布やゴム製パッキンの挟み込みなどのシール材が介在されている。
冷却体3は、例えば熱伝導率の高いアルミニウム、アルミニウム合金を射出成形して形成されており、下面は平坦面とされ、冷却水の給水口3a及び排水口3bが筐体2の外方に開口されている。これら給水口3a及び排水口3bは例えばフレキシブルホースを介して図示しない冷却水供給源に接続されている。
図3にも示すように、冷却体3の上面中央には、給水口3a及び排水口3bに連通する四角形状に開口する浸漬部5が形成され、この浸漬部5の上面開口部の周縁に、四角枠状の周溝6が形成され、この周溝6にOリング7が装着されている。そして、周溝6の開口部の周縁に、冷却体3の他の平坦な上面(図2の符号3c)より上方に突出するOリング保持用突起8が形成されている。
また、図1に戻って、冷却体3には、下部筐体2Aに保持されたフィルムコンデンサ4の絶縁被覆された正負の電極4aを上下に挿通する挿通孔3eが形成されている。
電力変換装置1は、電力変換用の例えばインバータ回路を構成する半導体スイッチング素子として例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)を内蔵したパワーモジュール11を備えている。このパワーモジュール11は、扁平な直方体状の絶縁性のケース体12内にIGBTを内蔵しており、ケース体12の下面に金属製の放熱部材13が形成されている。
放熱部材13の下面中央部には、冷却体3の浸漬部5に入り込む接液部17が形成されている。この接液部17は、放熱部材13の下面から互いに均等の間隔をあけながら所定長さで突出している多数の冷却フィン17aで構成されており、給水口3aから浸漬部5に流れ込んできた冷却水に、多数の冷却フィン17aが浸されるようになっている。
ケース体12及び放熱部材13には平面からみて四隅に固定ねじ14を挿通する挿通孔15が形成されている。また、ケース体12の上面には、挿通孔15の内側における4箇所に所定高さの基板固定部16が突出形成されている。
図2に示すように、基板固定部16の上端に、パワーモジュール11に内蔵されたIGBTを駆動する駆動回路等が実装された駆動回路基板21が固定されている。また、駆動回路基板21の上方に所定間隔を保ってパワーモジュール11に内蔵されたIGBTを制御する相対的に発熱量の大きい、又は発熱密度の大きい発熱回路部品を含む制御回路等を実装した実装基板としての制御回路基板22が固定されている。さらに、制御回路基板22の上方に所定間隔を保ってパワーモジュール11に内蔵されたIGBTに電源を供給する発熱回路部品を含む電源回路等を実装した実装基板としての電源回路基板23が固定されている。
そして、駆動回路基板21は、基板固定部16に対向する位置に形成した挿通孔21a内に継ぎねじ24の雄ねじ部24aを挿通し、この雄ねじ部24aを基板固定部16の上面に形成した雌ねじ部16aに螺合することにより固定されている。
また、制御回路基板22は継ぎねじ24の上端に形成した雌ねじ部24bに対向する位置に形成した挿通孔22a内に継ぎねじ25の雄ねじ部25aを挿通し、この雄ねじ部25aを継ぎねじ24の雌ねじ部24bに螺合することにより固定されている。
さらに、電源回路基板23は継ぎねじ25の上端に形成した雌ねじ部25bに対向する位置に形成した挿通孔23a内に固定ねじ26を挿通し、この固定ねじ26を継ぎねじ25の雌ねじ部25bに螺合することにより固定されている。
また、制御回路基板22及び電源回路基板23は、伝熱支持用金属板32,33によって筐体2を介することなく冷却体3への放熱経路を独自に形成するように支持されている。これら伝熱支持用金属板32及び33は、熱伝導率が高い金属板例えばアルミニウム又はアルミニウム合金製の金属板で形成されている。
伝熱支持用金属板32は、平板形状の伝熱支持板部32aと、この伝熱支持板部32aの右側端部から下方に折り曲げられて放熱部材13に向けて延在する伝熱支持側板部32bと、伝熱支持側板部32bの下端部から左側に折り曲げられて放熱部材13の下面に沿って延在する冷却体接触板部32cとを一体に備えた部品である。
伝熱支持板部32aには、伝熱部材35を介して制御回路基板22が固定ねじ36によって固定される。伝熱部材35は、伸縮性を有する弾性体で電源回路基板23と同じ外形寸法に構成されている。この伝熱部材35としては、シリコンゴムの内部に金属フィラーを介在させることにより絶縁性能を発揮しながら伝熱性を高めたものが適用されている。
また、伝熱支持用金属板33は、平板形状の伝熱支持板部33aと、この伝熱支持板部33aの左側端部から下方に折り曲げられて放熱部材13に向けて延在する伝熱支持側板部33bと、伝熱支持側板部33bの下端部から右側に折り曲げられて放熱部材13の下面に沿って延在する冷却体接触板部33cとを一体に備えた部品である。
伝熱支持板部33aには、前述した伝熱部材35と同様の伝熱部材37を介して電源回路基板23が固定ねじ38によって固定される。
これら伝熱支持用金属板32,33を一体部品とすることで、熱抵抗を小さくしてより効率の良い放熱を行うことができる。また、伝熱支持用金属板32の伝熱支持板部32aと伝熱支持側板部32bとの連結部及び伝熱支持側板部32bと冷却体接触板部32cとの連結部とを湾曲部とし、伝熱支持用金属板33の伝熱支持板部33aと伝熱支持側板部33bとの連結部及び伝熱支持側板部33bと冷却体接触板部33cとの連結部とを湾曲部とすることで、電力変換装置1に伝達される上下振動や横揺れ等に対する耐振動性を向上することができる。
図3に示すように、電源回路基板23には、発熱回路部品39が下面側に実装されており、電源回路基板23、伝熱部材37及び伝熱支持板部33aが、固定ねじ38により積層状態で固定されており、伝熱支持板部33aの下面には、絶縁距離を短くするために絶縁シート43が貼着されている。なお、これらの積層状態の部品を電源回路ユニットU3と称する。
この際、電源回路基板23の下面側に実装された発熱回路部品39が伝熱部材37の弾性によって伝熱部材37内に埋め込まれる。このため、発熱回路部品39と伝熱部材37との接触が過不足なく行われるとともに、伝熱部材37と電源回路基板23及び伝熱支持板部33aとの接触が良好に行われ、伝熱部材37と電源回路基板23及び伝熱支持板部33aとの間の熱抵抗を減少させることができる。
また、図示しないが、制御回路基板22の下面側にも発熱回路部品が実装されており、制御回路基板22、伝熱部材35及び伝熱支持板部32aが、固定ねじ36により積層状態で固定されており、伝熱支持板部32aの下面には、絶縁距離を短くするために絶縁シート42が貼着されている。なお、これらの積層状態の部品を制御回路ユニットU2と称する。
そして、制御回路基板22の下面側に実装された発熱回路部品が伝熱部材35の弾性によって伝熱部材35内に埋め込まれ、制御回路基板22と伝熱部材35との接触が過不足なく行われるとともに、伝熱部材35と制御回路基板22及び伝熱支持板部32aとの接触が良好に行われ、伝熱部材35と制御回路基板22及び伝熱支持板部32aとの間の熱抵抗を減少させることができる。
また、伝熱支持用金属板の伝熱支持側板部33bには、図4に示すように、パワーモジュール11の図1に示す3相交流出力端子11bに対応する位置に後述するブスバー55を挿通する例えば方形の3つの挿通孔33iが形成されている。このように、3つの挿通孔33iを形成することにより、隣接する挿通孔33i間に比較的幅広の伝熱路Lhを形成することができ、全体の伝熱路の断面積を増加させて効率よく伝熱することができる。また、振動に対する剛性も確保することができる。
同様に、伝熱支持用金属板32の伝熱支持側板部32bにも、パワーモジュール11の正極及び負極端子11aに対向する位置にそれぞれ同様の挿通孔32iが形成されている。この挿通孔32iを形成することにより、上述した挿通孔33iと同様の作用効果を得ることができる。
また、伝熱支持用金属板32の冷却体接触板部32c及び伝熱支持用金属板33の冷却体接触板部33cには、図2に示すように、パワーモジュール11の固定ねじ14を挿通する挿通孔15に対向する位置に固定部材挿通孔32c1,33c1が形成されている。
そして、図2に示すように、放熱部材13の挿通孔15及び冷却体接触板部32c,33cの固定部材挿通孔32c1,33c1に固定ねじ14を挿通し、固定ねじ14を冷却体3に形成した雌ねじ部に螺合させる。
これにより、伝熱支持用金属板32,33の冷却体接触板部32c,33cを、パワーモジュール11の放熱部材13の下面13aと冷却体3の上面3cとに当接し、放熱部材13及び冷却体3で挟持して固定する。
この際、冷却体3の浸漬部5の周囲の周溝6に装着したOリング7が放熱部材13の下面13aに押しつぶされ、冷却体3の浸漬部5に溜まった冷却水が外部に漏れるのを防止する液密封止が施されている。
また、図1に示すように、パワーモジュール11の正負の直流入力端子に11aに、ブスバー55が接続され、ブスバー55の他端に冷却体3を貫通するフィルムコンデンサ4の正負の電極4aが固定ねじ51で連結されている。また、パワーモジュール11の負極端子11aに、外部のコンバータ(図示せず)に接続する接続コード52の先端に固定された圧着端子53が固定されている。
さらに、パワーモジュール11の3相交流出力端子11bに、ブスバー55の一端を固定ねじ56で接続し、このブスバー55の途中に電流センサ57が配置されている。そして、ブスバー55の他端に圧着端子59が固定ねじ60で接続されている。圧着端子59は、外部の3相電動モータ(図示せず)に接続したモータ接続ケーブル58に固定されている。
この状態で、外部のコンバータ(図示せず)から直流電力を供給するとともに、電源回路基板23に実装された電源回路、制御回路基板22に実装された制御回路を動作状態とし、制御回路から例えばパルス幅変調信号でなるゲート信号を駆動回路基板21に実装された駆動回路を介してパワーモジュール11に供給する。これによって、パワーモジュール11に内蔵されたIGBTが制御されて、直流電力を交流電力に変換する。変換した交流電力は3相交流出力端子11bからブスバー55を介してモータ接続ケーブル58に供給し、3相電動モータ(図示せず)を駆動制御する。
このとき、パワーモジュール11に内蔵されたIGBTで発熱するが、パワーモジュール11の放熱部材13の下面中央部に設けた接液部17が冷却体3に設けた浸漬部5に入り込んで冷却液に浸漬されているので、パワーモジュール11は効率良く冷却される。
一方、制御回路基板22及び電源回路基板23に実装されている制御回路及び電源回路には発熱回路部品39が含まれており、これら発熱回路部品39で発熱を生じる。このとき、発熱回路部品39は制御回路基板22及び電源回路基板23の下面側に実装されている。
そして、これら制御回路基板22及び電源回路基板23の下面側には、熱伝導率が高く弾性を有する伝熱部材35及び37を介して伝熱支持用金属板32,33の伝熱支持板部32a,33aが設けられている。伝熱支持用金属板32,33は、伝熱支持板部32a,33aと、伝熱支持側板部32b,33bと、冷却体接触板部32c,33cとを一体化した部品であって、熱抵抗が小さい部材なので、図5に示すように、伝熱支持用金属板32,33に伝達された熱は、冷却体3の上面3cに直接接触した冷却体接触板部32c,33cから冷却体3に放熱され、効率の良い放熱を行うことができる。
ここで、図6は、自由状態のOリング7を示すものであり、断面直径がDである。
次に、図7は、第1実施形態の液密封止構造である。
本実施形態のOリング7の断面直径Dは、周溝6に装着したOリング7が弾性変形しながら密着する放熱部材13の下面13aと周溝6の底面6aとの間の距離F1より大きな値に設定されている。
本実施形態によると、Oリング7の断面直径Dを、周溝6に装着したOリング7が弾性変形しながら密着する放熱部材13の下面13aと周溝6の底面6aとの間の距離F1より大きな値に設定したので、Oリング7は最適な押しつぶし量で弾性変形する。
したがって、本実施形態の冷却液の液密封止構造は、冷却体3の浸漬部5に溜まっている冷却水の確実な液密封止を確保することができ、信頼性の高い電力変換装置1を提供することができる。
次に、図8は、第2実施形態の液密封止構造である。
上述した電力変換装置1の伝熱支持用金属板32,33は、一般に、低コストを目的として安価な板金部材が使用されており、このような板金部材からなる伝熱支持用金属板32,33は、板厚に±10%程度の範囲のばらつきがある。
伝熱支持用金属板32,33の冷却体接触板部32c,33cの板厚のばらつきを考慮せずに所定断面直径のOリングを選択すると、伝熱支持用金属板32,33の板厚が薄い(マイナス方向のばらつきがある)場合には、Oリングが周溝6の底面6aと放熱部材13の下面13aとに過度に押しつぶされ、Oリングの圧縮永久ひずみや圧縮割れにより液密封止が不可能となるおそれがある。逆に、伝熱支持用金属板32,33の板厚が厚い(プラス方向のばらつきがある)場合には、Oリングが周溝6の底面6aと放熱部材13の下面13aとによる押しつぶし量が低下し、十分な液密封止が行われないおそれがある。
そこで、本実施形態のOリング7の断面直径D(図6参照)は、±10%程度のばらつきを生じる伝熱支持用金属板33の板厚Tと、周溝6の深さLとを足した値より大きな値に設定されている。
また、周溝6の深さLは、Oリング7の半径R(図6参照)より大きな値に設定されている。
また、周溝6の開口部の内周側にOリング用突起8a、周溝6の開口部の外周側にOリング用突起8bが突出量M(冷却体3の上面3cからの高さ)で突出して形成されているが、これらOリング用突起8a,8bの突出量Mは、Oリング7が放熱部材13の下面13aと周溝6の底面6aとの間に密着しながら弾性変形するときに、下面13aとの間に隙間を設ける程度に突出している。
なお、図8では伝熱支持用金属板33について説明したが、伝熱支持用金属板32側も同様の構造である。
本実施形態によると、Oリング7の断面直径Dは、±10%程度のばらつきを生じる伝熱支持用金属板32,33の板厚Tと、周溝6の深さLとを足した値より大きな値に設定されているので、伝熱支持用金属板32,33の板厚Tがマイナス方向にばらついても、Oリング7が底面6aと下面13aとに過度に押しつぶされずに液密封止を行うとともに、伝熱支持用金属板32,33の板厚Tがプラス方向にばらついても、Oリング7は最適な押しつぶし量で液密封止を行うことができる。したがって、本実施形態の冷却液の液密封止構造も、冷却体3の浸漬部5に溜まっている冷却水の確実な液密封止を確保することができ、信頼性の高い電力変換装置1を提供することができる。
また、本実施形態では、周溝6の深さLを、Oリング7の半径Rより大きな値に設定したことから、周溝6内に装着されたOリング7が外に出にくくなり、電力変換装置1の組み立ての途中において周溝6のリング7の据え付けを良好とすることができる。
また、冷却水を封止する本実施形態のOリング7は、周溝6の外周側に寄った位置に配置されるが、少なくとも周溝6の開口部の外周側にOリング用突起8bが突出して形成されおり、このOリング用突起8bが、組み立ての途中の周溝6のOリング7の据え付け状態を良好とするとともに、Oリング7が押しつぶされる際に接触することで押しつぶしガイドとしても機能する。
さらに、図9は、第3実施形態の冷却液の液密封止構造である。
Oリング7の許容つぶし率((自由状態の断面直径−組付け状態の断面直径)/自由状態の断面直径)の推奨値は、一般的に8%以上30%以下である。
そこで、本実施形態のOリング7は、周溝6に装着したOリング7が当接する放熱部材13の下面13aと周溝6の底面6aとの間の距離F2が、許容つぶし率(8%以上30%以下)で押しつぶしたときの寸法となるものを選択している。
本実施形態の許容つぶし率(8%以上30%以下)で押しつぶれるOリング7を使用したことで、Oリング7の圧縮永久ひずみ、圧縮割れを防止することができる。
したがって、本実施形態の冷却液の液密封止構造も、冷却体3の浸漬部5に溜まっている冷却水の確実な液密封止を確保することができ、信頼性の高い電力変換装置1を提供することができる。
なお、本発明の第1の発熱体が放熱部材13に対応し、本発明の第2の発熱体が制御回路基板22及び電源回路基板23に対応し、本発明の伝熱板が伝熱支持用金属板32,33に対応し、本発明の第1の発熱体及び冷却体の接合面で挟持される伝熱板が伝熱支持用金属板32,33の冷却体接触板部32c、33cに対応している。
また、図1及び図2で示した制御回路ユニットU2及び電源回路ユニットU3において、伝熱部材35及び37を制御回路基板22及び電源回路基板23と同じ外形とした場合について説明した。しかしながら、本発明は上記構成に限定されるものではなく、伝熱部材35及び37を発熱回路部品39が存在する箇所にのみ設けるようにしてもよい。
また、図1及び図2においては、制御回路基板22及び電源回路基板23で発熱回路部品39を裏面側の伝熱部材35及び37側に実装する場合について説明した。しかしながら、本発明は上記構成に限定されるものではない。すなわち、制御回路基板22及び電源回路基板23の伝熱部材35及び37とは反対側の外周領域に、発熱回路部品39を実装するようにしてよい。
さらに、図1及び図2においては、平滑用のコンデンサとしてフィルムコンデンサ4を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、円柱状の電解コンデンサを適用するようにしてもよい。
また、本発明に係る電力変換装置1を、電気自動車に適用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、軌条を走行する鉄道車両にも本発明を適用することができ、任意の電気駆動車両に適用することができる。さらに電力変換装置1としては電気駆動車両に限らず、他の産業機器における電動モータ等のアクチュエータを駆動する場合に本発明の電力変換装置1を適用することができる。
以上のように、本発明に係る冷却構造体は、第1の発熱体及び冷却体の間の液密封止を確保するのに有用であり、本発明に係る電力変換装置は、放熱部材及び冷却体との間の液密封止を確保するのに有用である。
1…電力変換装置、2…筐体、2A…下部筐体、2B…上部筐体、2a…角筒体、2b…蓋体、3…冷却体、3a…給水口、3b…排水口、3c…冷却体の上面、3e…挿通孔、4…フィルムコンデンサ、4a…正負の電極、5…浸漬部、6…周溝、7…Oリング、8…Oリング保持用突起、11…パワーモジュール、11a…負極端子、11b…3相交流出力端子、12…ケース体、13…放熱部材、14…固定ねじ、15…挿通孔、16…基板固定部、16a…雌ねじ部、17…接液部、17a…冷却フィン、21…駆動回路基板、21a…挿通孔、22…制御回路基板、22a…挿通孔、23…電源回路基板、23a…挿通孔、24a…雄ねじ部、24b…雌ねじ部、25a…雄ねじ部、25b…雌ねじ部、32,33…伝熱支持用金属板、32a…伝熱支持板部、32b…伝熱支持側板部、32c…冷却体接触板部、32c,33c…冷却体接触板部、32c1,33c1…固定部材挿通孔、32i…挿通孔、33a…伝熱支持板部、33b…伝熱支持側板部、33c…冷却体接触板部、33i…挿通孔、35…伝熱部材、37…伝熱部材、39…発熱回路部品、42…絶縁シート、43…絶縁シート、51…固定ねじ、52…接続コード、53,59…圧着端子、55…ブスバー、57…電流センサ、58…モータ接続ケーブル、60…固定ねじ

Claims (7)

  1. 第1の発熱体と、
    前記第1の発熱体に接合される冷却体と、
    第2の発熱体と、
    前記第2の発熱体の熱を前記冷却体に伝熱させる伝熱板と、を備え、
    前記第1の発熱体は、前記冷却体に接合する側に突出して形成された接液部を有し、
    前記冷却体は、前記第1の発熱体に接合する側に開口して形成され、通流される冷却液に前記接液部を浸漬する浸漬部と、当該浸漬部の開口を囲むように形成されてOリングを装着した周溝と、を設け、
    前記第1の発熱体及び前記冷却体は、前記周溝より外周側の互いの接合面で前記伝熱板を挟持して接合され、
    前記Oリングの断面直径は、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記第1の発熱体の接合面と、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記周溝の接合面との間の距離より大きな値であることを特徴とする冷却構造体。
  2. 一面に放熱部材が形成された半導体パワーモジュールと、
    前記放熱部材に接合される冷却体と、
    前記半導体パワーモジュールを駆動する発熱回路部品を含む回路部品を実装した実装基板の熱を、前記冷却体に伝熱させる伝熱板と、を備え、
    前記放熱部材は、前記冷却体に接合する側に突出して形成された接液部を有し、
    前記冷却体は、前記放熱部材に接合する側に開口して形成され、通流される冷却液に前記接液部を浸漬する浸漬部と、当該浸漬部の開口を囲むように形成されてOリングが装着された周溝と、を設け、
    前記放熱部材及び前記冷却体は、前記周溝より外周側の互いの接合面で前記伝熱板を挟持して接合され、
    前記Oリングの断面直径は、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記放熱部材の接合面と、前記Oリングが弾性変形しながら密着する前記周溝の接合面との間の距離より大きな値であることを特徴とする電力変換装置。
  3. 電力変換用の半導体スイッチング素子をケース体に内蔵し、当該ケース体の一面に放熱部材が形成された半導体パワーモジュールと、
    前記放熱部材に接合される冷却体と、
    前記半導体スイッチング素子を駆動する発熱回路部品を含む回路部品を実装した実装基板と、
    当該実装基板を前記半導体パワーモジュールとの間に所定間隔を保って支持し、当該実装基板の発熱を前記冷却体に筐体を介することなく放熱するように前記冷却体に接触させる伝熱支持用金属板と、を備え、
    前記放熱部材は、前記冷却体に接合する側に接液部が突出して形成され、
    前記冷却体は、前記放熱部材に接合する側に開口して形成され、通流される冷却液に前記接液部を浸漬する浸漬部と、当該浸漬部の外側に形成されてOリングを装着した周溝とを設け、
    前記放熱部材及び前記冷却体は、前記周溝より外側の互いの接合面で前記伝熱支持用金属板を挟持して接合され、
    前記Oリングの断面直径は、前記伝熱支持用金属板の厚みと前記周溝の深さとを足した値より大きな値であることを特徴とする電力変換装置。
  4. 前記周溝の開口部の縁部に、前記Oリングを保持するOリング保持用突起が形成されており、当該Oリング保持用突起は、前記Oリングが前記放熱部材の接合面に弾性変形しながら密着するときに前記接合面との間に隙間を設けることを特徴とする請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記Oリング保持用突起は、前記周溝の開口部の少なくとも外周側の縁部に形成されていることを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
  6. 前記周溝の底からOリング保持用突起の頂部までの高さは、前記Oリングの半径より大きな値であることを特徴とする請求項4又は5に記載の電力変換装置。
  7. 前記Oリングが前記放熱部材の前記接合面に密着しているときの前記周溝の底から前記放熱部材の前記接合面までの高さは、前記Oリングを許容つぶし率でつぶしたときの高さに設定されていることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
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