JPWO2012056783A1 - コンテンツ共有システム、携帯端末、プロトコル切換方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末における電力消費を低減すると共に、サーバリソースの消費を少なく抑制することを可能とするコンテンツ共有システム等を提供する。【解決手段】相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置20と、音声通話を仲介する交換機40と、データ通信を仲介するコンテンツ共有サーバ10とが相互に接続されたコンテンツ共有システム1で、端末装置20が各々、音声通話手段23と、同一のコンテンツに対する一方のユーザの操作に応じて差分更新コマンドを作成してもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーション32と、第1および第2の通信プロトコルでデータ通信を行う第1および第2の通信制御部33〜34と、端末装置の状態に応じて希望プロトコルをコンテンツ共有サーバに送信すると共に決定プロトコルを受信して通信プロトコルをこれに切り替えるプロトコル選択部37とを有する。【選択図】図1
Description
本発明は、コンテンツ共有システム、携帯端末、プロトコル切換方法およびプログラムに関し、特に電力消費を低減しつつ、サーバリソースの消費を少なく抑制することを可能とするコンテンツ共有システム等に関する。より詳しくは、サーバを介して端末間でコミュニケーションを行うコンテンツ共有システムにおいて、音声通信が開始されたか否かの状態、通信の発生頻度や利用者が要求するリアルタイム性、電池の残存容量などに応じて、通信に利用するプロトコルを(MSRPなど、プッシュ型の通信が可能な)第1のプロトコル(HTTPなど、ポーリングを必要とする)と、第2のプロトコルとを、動的に切り替えることを可能とするコンテンツ共有システム等に関する。
電池によって動作する携帯電話端末などによるモバイル通信を利用したコンテンツ共有システムでは、通信を行っている当該携帯電話端末同士で、双方に記憶されている同一コンテンツに対して双方の端末からの操作を反映させることが可能である。より具体的には、例えば、文字によるチャットサービスや、掲示板サービス、写真を相互に送付して共有するサービス、写真に相互に手書き文字などの書き込みを行うサービスなどが、当該コンテンツ共有システムによって可能となる。
この種のサービスにおいては特に、1対1または多人数のコミュニケーションで、携帯電話端末を介した双方向操作のリアルタイム性を高めることが求められている。たとえば、端末間で共有される同一コンテンツが写真などのような静止画像である場合に、このコンテンツ共有システムでは、画像に対する一方の端末から行われる手書き文字の書き込みや拡大縮小などの操作を差分更新コマンドとして他方の端末にもリアルタイムに送信し、その操作の結果を他方の端末に記憶された同一コンテンツに反映させる。この差分更新の動作を、リアルタイムに行えるようにすることが求められるが、これには双方の端末がセッション(接続)を確立してこれを維持するか、もしくは定期的なポーリングを高頻度で行う必要がある。
図19は、既存のコンテンツ共有システム1001の構成について示す説明図である。コンテンツ共有システム1001は、端末1020aおよび1020b、コンテンツ共有サーバ1010、および交換機1040が、ネットワーク1002を介して相互に接続可能なように構成されている。端末1020aおよび1020bは、より具体的には携帯電話端末、スマートフォン端末、パーソナルコンピュータ端末などである。
端末1020aおよび1020bは、ネットワーク1002を介して音声通話とデータ通信とを同時に行うことが可能であり、コンテンツ共有サーバ1010は端末間のデータ通信を、交換機1040は端末間の音声通話を、それぞれ仲介する。なお、音声通話はデータ通信と同一のネットワーク1002を使用するものであってもよいし、それとは別の電話網を使用してもよい。
端末1020aおよび1020bではそれぞれ、コンテンツ共有アプリケーション1032が動作し、また同一のデータであるコンテンツ1031が双方に記憶されている。コンテンツ1031は、たとえば静止画像、動画、音楽、ワープロ文書、スプレッドシートなど、端末1020aおよび1020bで何らかの操作ができるデータであれば何でもよい。
端末1020aおよび1020bのうち一方で、ユーザがコンテンツ共有アプリケーション1032を介してコンテンツ1031に対して何かの操作を行うと、コンテンツ共有アプリケーション1032はその操作の内容を示す差分更新コマンドを生成し、この差分更新コマンドを一方の端末からコンテンツ共有サーバ1010を介してもう一方の端末に送信する。その結果、一方の端末でコンテンツ1031に対して行われた操作の内容は、もう一方の端末に記憶されたコンテンツ1031にも反映される。
コンテンツ共有システム1001では、端末1020aおよび1020bが相互間で音声通話をしながら、以上で説明した動作を行うことができる。このコンテンツ共有システム1001は、IMS(Internet protocol Multimedia Subsystem)を利用して音声通話とデータ通信とを融合したマルチメディア通信サービスの一例であり、たとえばテレビ会議、ボイスチャットなどのような目的に適用可能である。このようなマルチメディア通信サービスに利用可能な技術の開発は、現在活発に行われている。
これに関連する技術文献として、たとえば次の各々がある。その中でも特許文献1には、SIP(Session Initiation Protocol)と「独自プロトコル」との間で相互に通信プロトコルの変換を行うというSIPトンネリング装置が記載されている。特許文献2には、アプリケーションがHTTP(HyperText Transfer Protocol)で通信しているデータをデータ取得部が中継する際に、データの種類などの「適切な条件」に応じてこれをSIPに変換するというプロトコル変換装置が記載されている。
特許文献3には、特定の通信方式に対応していない端末にサービスを提供できるよう、あらかじめ定められた優先順位に基づいて使用するプロトコルを切り替えるというSIPアプリケーションサーバなどが記載されている。特許文献4には、SIPの通信データをHTTPを使用する端末装置でも利用可能なように変換するというプロトコル変換装置が記載されている。非特許文献1には、IMSについての既存の技術の概要について記載されている。
中澤他「IMSサービス実現のための端末アプリケーションプラットフォーム」、OKIテクニカルレビュー第210号、2007年4月、沖電気株式会社
図19に示したコンテンツ共有システム1001で一般的に使用される通信プロトコルは、主にHTTP(HyperText Transfer Protocol)とSIP(Session Initiation Protocol)という2種類である。HTTPは、ネットワーク上のウェブサイトなどで、コンテンツの転送において最も頻繁に使用される通信プロトコルであるが、コンテンツ共有システムにおいても多く利用される。これは、通信を行っている端末1020aおよび1020bの相互間のセッション(接続)を確立しておく必要がないので、コンテンツ共有サーバ1010のサーバリソース(メモリ残量などのサーバ資源)の消費が少ないからである。
ただし、HTTPでは一方の端末1020aからもう一方の端末1020bに直接データを送信する(プッシュ型通信)ことはできない。そのため、端末1020aおよび1020bは各々、定期的にコンテンツ共有サーバ1010に接続して、自分宛の通信の有無を確認する必要がある。これをポーリング(Polling)という。ポーリングを定期的に行う必要があるので、各端末1020aおよび1020bは、データ通信を行っていない場合にも定常的に電力を消費することになる。
一方、SIPは、テレビ会議やインターネット電話などのような用途に多く使われる通信プロトコルである。SIPでは、一方の端末1020aからもう一方の端末1020bに、MSRP(Message Session Relay Protocol)などのようなプッシュ型通信を利用して、直接データを送信することができるので、定期的なポーリングを行う必要はない。
従って、SIPを利用すれば、各端末1020aおよび1020bの電力消費は、HTTPの場合と比べて少なく済む。そのかわり、コンテンツ共有サーバ1010内で、各端末1020aおよび1020bの相互間のセッションを確立しておく必要があるので、サーバリソースを多量に消費する。
一方、上記のコンテンツ共有システム1001では、各端末1020aおよび1020bの消費電力を低く抑える必要があるのはもちろん、なるべく多くの端末が通信に参加できるよう、コンテンツ共有サーバ1010のサーバリソースの消費も可能な限り少なく抑えることが望ましい。その意味で、SIPとHTTPは、端末における消費電力およびコンテンツ共有サーバにおけるサーバリソースの消費において、両立が難しいトレードオフの関係にある。
しかしながら、前述した特許文献1〜4、および非特許文献1には、端末における消費電力およびコンテンツ共有サーバにおけるサーバリソースの消費の両方を低減することを可能にする技術は記載されていない。特許文献1〜2、および特許文献4に記載されている技術は、プロトコルの「変換」であり、プロトコルの「切換」ではないので、通信プロトコルを切り替えて消費電力やサーバリソースの消費を抑制することはできない。
プロトコルの「切換」については特許文献3に記載されているが、これは「優先度」に応じてプロトコルを切り替えるというものであり、差分更新コマンドの発生する頻度に応じて切り替えるものではない。さらに、この技術は消費電力を抑制するものでもない。
本発明の目的は、端末における消費電力を低減すると共に、サーバリソースを有効に利用することを可能とする、コンテンツ共有システム、携帯端末、プロトコル切換方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るコンテンツ共有システムは、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、端末装置相互間の音声通話を仲介する交換機と、端末装置相互間のデータ通信を仲介するコンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムであって、端末装置が各々、音声通話を行う音声通話手段と、双方の内部に記憶された同一のコンテンツに対する一方の端末装置でのユーザの操作に応じて該操作の内容を他方の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成すると共にこれをもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方でデータ通信を行う第1および第2の通信制御部と、各端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信すると共に、コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る携帯端末は、音声通話およびデータ通信が可能であり、かつ他装置との音声通話を仲介する交換機および他装置とのデータ通信を仲介するコンテンツ共有サーバと相互に接続されてコンテンツ共有システムを構成する端末装置であって、音声通話を行う音声通話手段と、内部に記憶されたコンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他装置上の同一コンテンツに反映させるため差分更新コマンドを作成すると共にこれを他装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方でデータ通信を行う第1および第2の通信制御部と、自らの状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信すると共に、コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプロトコル切換方法は、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、交換機と、コンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムにあって、同一のコンテンツが双方の端末装置内部に予め記憶されており、端末装置相互間の音声通話を交換機が仲介し、端末装置相互間のデータ通信をコンテンツ共有サーバが仲介し、一方の端末装置で、コンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドをコンテンツ共有アプリケーションが作成し且つこれを他の端末装置に送信し、一方の端末装置で、端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれでデータ通信を行うかをプロトコル選択部が選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信し、全ての端末装置から受信した希望プロトコルの中からコンテンツ共有サーバのプロトコル決定部が決定プロトコルを決定すると共にこれを全ての端末装置に送信し、全ての端末装置で、コンテンツ共有サーバから決定プロトコルをプロトコル選択部が受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るプロトコル切換プログラムは、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、交換機と、コンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムにあって、端末装置の各々が備えるコンピュータに、他の端末装置と同一のコンテンツを予め記憶する手順、コンテンツに対するユーザの操作に応じて他の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成し且つこれを他の端末装置に送信する手順、端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれでデータ通信を行うかを選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信する手順、およびコンテンツ共有サーバから決定プロトコルを受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上述した通り、端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれでデータ通信を行うかを選択してこのプロトコルで通信を行うように構成したので、通信などの状態に応じて最適なプロトコルを選択できる。これによって、端末における消費電力を低減すると共に、サーバリソースを有効に利用することが可能であるという、優れた特徴を持つコンテンツ共有システム、携帯端末、プロトコル切換方法およびプログラムを提供することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1〜2、および5に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るコンテンツ共有システム1は、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置20と、端末装置相互間の音声通話を仲介する交換機40と、端末装置相互間のデータ通信を仲介するコンテンツ共有サーバ10とが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムである。端末装置(携帯電話端末20)は各々、音声通話を行う音声通話手段23と、双方の内部に記憶された同一のコンテンツに対する一方の端末装置でのユーザの操作に応じて該操作の内容を他方の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成すると共にこれをもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーション(共有AP32)と、第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方でデータ通信を行う第1および第2の通信制御部(SIP通信制御部33、HTTP差分更新通信制御部34)と、各端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信すると共に、コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部37とを有する。
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1〜2、および5に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るコンテンツ共有システム1は、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置20と、端末装置相互間の音声通話を仲介する交換機40と、端末装置相互間のデータ通信を仲介するコンテンツ共有サーバ10とが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムである。端末装置(携帯電話端末20)は各々、音声通話を行う音声通話手段23と、双方の内部に記憶された同一のコンテンツに対する一方の端末装置でのユーザの操作に応じて該操作の内容を他方の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成すると共にこれをもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーション(共有AP32)と、第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方でデータ通信を行う第1および第2の通信制御部(SIP通信制御部33、HTTP差分更新通信制御部34)と、各端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信すると共に、コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部37とを有する。
ここで、端末装置(携帯電話端末20)のプロトコル選択部37は、音声通話が開始もしくは終了したことを検出して第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行う。より具体的には、音声通話が開始した場合に第1の通信プロトコルを選択し、音声通話が終了した場合に第2の通信プロトコルを選択する。
また、端末装置(携帯電話端末20)のプロトコル選択部37は、コンテンツ共有アプリケーション(共有AP32)による差分更新コマンドの送信頻度を検出して第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行う。より具体的には、差分更新コマンドの送信頻度が予め与えられた閾値より高い場合に第1の通信プロトコルを選択し、差分更新コマンドの送信頻度が閾値より低い場合に第2の通信プロトコルを選択する。
そして、端末装置(携帯電話端末20)のプロトコル選択部37は、自らに備えられた電源装置(電力供給手段26)内部の電池(充電池26a)の残量を検出して第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行う。より具体的には、電池の残量が予め与えられた閾値より低い場合に第1の通信プロトコルを選択し、電池の残量が閾値より高い場合、もしくは端末装置が商用電源(ACアダプタ26b)に接続されている場合に第2の通信プロトコルを選択する。
一方のコンテンツ共有サーバ10は、第1および第2の通信プロトコルによる端末装置相互間のデータ通信を仲介する第1および第2の通信仲介部(SIP通信仲介部51、HTTP通信仲介部52)と、端末装置から希望プロトコルを受信し、全ての各端末装置の希望プロトコルの中から決定プロトコルを決定してこれを全ての各端末装置に送信するプロトコル決定部53を有する。ここで、第1および第2の通信プロトコルとは、各々SIP(Session Initiation Protocol)およびHTTP(HyperText Transfer Protocol)である。
以上の構成を備えることにより、コンテンツ共有システム1は端末装置(携帯電話端末20)の状態に応じて通信プロトコルを切り替えることができ、これによって端末における電力消費を低減すると共に、サーバリソースの消費を少なく抑制することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
以下、これをより詳細に説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ共有システム1の構成について示す説明図である。コンテンツ共有システム1は、複数台の携帯電話端末20a、20b、20c…の各々が、音声通話用の交換機40およびデータ通信用のコンテンツ共有サーバ10に無線通信を含む公衆通信網2で接続可能なように構成されている。携帯電話端末は何台であってもよいが、ここでは説明を平易にするため、携帯電話端末20aおよび20bの2台に注目する。
もちろん、各々の携帯電話端末20a、20b、20c…を、携帯電話以外の種類の端末(たとえばスマートフォン端末、パーソナルコンピュータ端末など)に置換することも可能であるし、また種類の異なる端末が混在していてもよい。
携帯電話端末20aおよび20bは、交換機40を介して音声通話をしつつ、コンテンツ共有サーバ10を介してウェブページ、写真、音楽、動画、ワープロ文書、スプレッドシートなどのようなコンテンツへの操作を共有することができる。
携帯電話端末20aおよび20bには各々同一のコンテンツが保存されていて、携帯電話端末20aの操作者が該コンテンツに対して何らかの操作を行うと、その操作の内容が差分更新コマンドとして携帯電話端末20bにも送信され、携帯電話端末20b側の同一コンテンツにもその操作の内容が反映される。携帯電話端末20bの側からも、該コンテンツに対して同様の操作が可能である。
コンテンツ共有サーバ10は、SIPサーバとしての機能とHTTPサーバの機能としての機能とを併せ持つ。そのため、携帯電話端末20aもしくは20bとコンテンツ共有サーバ10の間は、SIPとHTTPという2種類のプロトコルのいずれでも接続可能である。
SIPを利用した接続の場合、コンテンツに対する操作の内容を一方の携帯電話端末から他方に中継する場合には、データを他方の携帯電話端末に送信できるプッシュ型のプロトコルであるMSRPを利用することができる。
しかしながら、HTTPを利用した接続の場合には、HTTPはプッシュ型のプロトコルではないので、データを他方に送信することができない。このため、数秒〜数分程度の予め定められた間隔で端末からサーバに対して問い合わせを行い、端末に送るべき操作データがサーバに存在するかを確認する必要がある。このような通信をポーリング(polling)という。
携帯電話端末20aおよび20bとの間の音声通話は、任意の方式を利用することができる。たとえば、データ通信を利用しない回線接続型の通話であってもよいし、またSIPを利用したVoIP(Voice Over Intenet Protocol)であってもよい。
(携帯電話端末の構成と動作)
図1は、図2に示した携帯電話端末20aおよび20bのより詳細な構成について示す説明図である。携帯電話端末20a、20b、および20c以降…は全て同一の構成を有するので、これらを総称して携帯電話端末20という。携帯電話端末20は、コンピュータとしての基本的な構成と、音声通話に必要な構成とを有している。
図1は、図2に示した携帯電話端末20aおよび20bのより詳細な構成について示す説明図である。携帯電話端末20a、20b、および20c以降…は全て同一の構成を有するので、これらを総称して携帯電話端末20という。携帯電話端末20は、コンピュータとしての基本的な構成と、音声通話に必要な構成とを有している。
即ち、携帯電話端末20は、コンピュータプログラムを実行する主体となる主演算制御手段(CPU: Central Processing Unit)21と、データを記憶する記憶手段22と、他の携帯電話端末との間で音声通話を行う音声通話手段23と、他の携帯電話端末との間でデータ通信を行うデータ通信手段24と、ユーザからの操作を受け付け、またユーザに処理結果を提示する入出力手段25と、以上の各部に動作に必要な電力を供給する電力供給手段26を備える。
電力供給手段26は、充電池26aを内蔵し、また商用交流電源を携帯電話端末20が動作可能な直流に変換するACアダプタ26bを着脱可能である。ACアダプタ26bが電力供給手段26に接続されている間は、携帯電話端末20はACアダプタ26bから供給される直流で動作すると同時に、充電池26aもこの直流によって充電される。
主演算制御手段21では、音声通話制御部31、コンテンツ共有アプリケーション32、SIP通信制御部33、HTTP差分更新通信制御部34、通信頻度計測部35、電源状態確認部36、およびプロトコル選択部37が、各々コンピュータプログラムとして後述するそれぞれの機能を実行されるように構成されている。また、記憶手段22には、携帯電話端末20が現在行っている通信の状況を示すデータであるプロトコル選択データ38と、携帯電話端末20aおよび20bが共有する対象であるコンテンツ39が記憶されている。この詳細についても後述する。
音声通話制御部31は、音声通話手段23を制御して、各々の携帯電話端末20の相互間での交換機40を介した音声通話の動作を行わせる。また音声通話制御部31は、通話セッション情報を音声通話手段23もしくはコンテンツ共有サーバ10から取得して、これを後述の通話状況38aとしてプロトコル選択データ38に記録する機能を持つ。
コンテンツ共有アプリケーション32(以後共有AP32という)は、ウェブページ、写真、音楽、動画、ワープロ文書、スプレッドシートなどのようなコンテンツ39を複数の端末間でリアルタイムに共有するためのアプリケーションである。コンテンツ39は携帯電話端末20aおよび20bのうちの少なくとも一方に予め記憶されていて、他方に同一のコンテンツ39が無い場合には操作が開始される際に送付される。即ち、携帯電話端末20aおよび20bの双方に同一のコンテンツ39が記憶されていることが、本発明の動作の前提となる。
ここでいう「リアルタイム」とは、コンテンツ39を一方から他方に送付して携帯電話端末20aおよび20bの両方に記憶するというだけではなく、送付後も携帯電話端末20aおよび20b間での音声通話およびデータ通信を継続し、コンテンツ39に対して一方のユーザが行った操作が他方の携帯電話端末20上のコンテンツ39にも即時に反映されるということを意味する。
コンテンツ39に対して(入出力手段25を介して)ユーザが行う操作とは、より具体的に言うなら、たとえばコンテンツ39が静止画像である場合には、これに対する文字や描画データの書き込み、画面サイズの変更、表示位置の移動、ページめくりなどである。また、コンテンツ39が動画である場合には、これに対する再生、停止、巻き戻しなどである。
さらに、コンテンツ39がウェブページである場合には、これに対するURLの変更、スクロール、テキストボックスへの書き込み、ボタンの押下などである。コンテンツ39がワープロ文書やスプレッドシートである場合には、これに対する文章やグラフなどの編集、コメントの追加、画面表示の移動、カーソルの移動などである。
共有AP32は、継続した通信を通じてこの操作の内容をコンテンツ共有サーバ10を介して対抗の端末に送信するために、ユーザの操作内容に応じて差分更新コマンドを生成してプロトコル選択部37に送付する。また、プロトコル選択部37を介して他端末から受信した差分更新コマンドを受け取り、その内容を入出力手段25に表示されている共有AP32の画面に反映させる。さらに、共有AP32は音声通話中には、その音声通話の相手とコンテンツ39を共有するために、音声通話制御部31と連動して対向端末を決定する。
ここで、差分更新コマンドは、入出力手段25を介してのユーザの操作によって発生するものであるので、この差分更新コマンドが発生するタイミングは不定期的である。たとえばユーザがコンテンツ39に対する書き込み操作に夢中になっている状態では連続して差分更新コマンドが発生するが、画面に見入っている状態では発生の頻度が低下する、などのような特性がある。
SIP通信制御部33は、プロトコル選択部37に渡された差分更新コマンドをMSRP(Message Session Relay Protocol)などのようなプッシュ型プロトコルを利用して、データ通信手段24を介してコンテンツ共有サーバ10に送信する。また逆に、コンテンツ共有サーバ10から(データ通信手段24を介して)プッシュ型プロトコルで送られて来た差分更新コマンドをプロトコル選択部37に渡す。
SIP通信制御部33は、コンテンツ共有サーバ10を経由して、音声通話と同一の端末を通信相手として接続する。MSRPを利用することで、差分更新コマンドを相手の端末に即座に送信することができ、即時性が高く、データの送受信の頻度が少ない場合には電力の消費が少ないという利点がある。ただし、通信を行う携帯電話端末20aおよび20bは、通信に先立って相互にセッションを確立する必要がある。このため、コンテンツ共有サーバ10のサーバリソースを多量に消費する。
HTTP差分更新通信制御部34は、プロトコル選択部37に渡された差分更新コマンドを、HTTPのポーリングのプロトコルを利用して、データ通信手段24を介してコンテンツ共有サーバ10に送信する。また逆に、コンテンツ共有サーバ10から(データ通信手段24を介して)HTTPのポーリングのタイミングで送られて来た差分更新コマンドをプロトコル選択部37に渡す。
HTTP差分更新通信制御部34は、コンテンツ共有サーバ10を経由して、音声通話と同一の端末を通信相手として接続する。HTTPを利用することで、SIPサーバのリソースを消費することなく、ベストエフォートな通信ができる。このため通信コストが少なく済み、かつSIPの機能がない端末からでも利用できるという利点がある。一方で、ポーリングの動作のために定期的なデータ通信が発生する。このため、定常的に電力を消費する。
通信頻度計測部35は、携帯電話端末20が一定時間内に送信する差分更新コマンドの回数が所定の閾値より「高い」か「低い」を、共有AP32から取得して後述の更新頻度38dとして後述のプロトコル選択データ38に記録する。
電源状態確認部36は、電力供給手段26内部の充電池26aの残量が所定の閾値より「高い」か「低い」か、およびACアダプタ26bが携帯電話端末20に「接続されている」か「接続されていない」かを電力供給手段26から取得し、後述の電池残量38bおよび充電器接続38cとして後述のプロトコル選択データ38に記録する。
プロトコル選択部37は、対向端末との通信に際して使用する通信プロトコルを決定し、そのプロトコルに応じて、共有AP32から送信された差分更新コマンドをSIP通信制御部33およびHTTP差分更新通信制御部34のいずれかに渡す。また逆にSIP通信制御部33またはHTTP差分更新通信制御部34から送られて来た差分更新コマンドを共有AP32に渡す。
プロトコル選択部37は、利用する通信プロトコルを決定するため、プロトコル選択データ38に記憶された情報を利用する。図3は、図2に示したプロトコル選択データ38の内容の一例について示す説明図である。プロトコル選択データ38は、通話状況38a、電池残量38b、充電器接続38c、更新頻度38d、および希望プロトコル38eの各データを含む。
通話状況38aは、音声通話の状況が「通話中」であるかもしくは「待機中」であるかを示す2値データであり、音声通話制御部31が音声通話手段23から取得する通話セッション情報から判定してプロトコル選択データ38に記録する。
電池残量38bは、電力供給手段26内部の充電池26aの残量が所定の閾値より「高い」か「低い」かを示す2値データであり、電力供給手段26から電源状態確認部36が取得してプロトコル選択データ38に記録する。
充電器接続38cは、ACアダプタ26bが携帯電話端末20に「接続されている」か「接続されていない」かを示す2値データであり、電力供給手段26から電源状態確認部36が取得してプロトコル選択データ38に記録する。充電器接続38cが「接続されている」状態であれば、自動的に電池残量38bは「高い」状態となる。
更新頻度38dは、携帯電話端末20が一定時間内に送信する差分更新コマンドの回数が所定の閾値より「高い」か「低い」を示す2値データであり、通信頻度計測部35が共有AP32から取得してプロトコル選択データ38に記録する。そして希望プロトコル38eは、通話状況38a、電池残量38b、充電器接続38c、更新頻度38dの各々の情報から各々の携帯電話端末20ごとにプロトコル選択部37が決定する通信プロトコルであり、SIPまたはHTTPのうちいずれかである。
プロトコル選択部37は、通話状況38aが「待機中」であれば、希望プロトコル38eとして「HTTP」を選択する。通話状況38aが「通話中」であれば、希望プロトコル38eを「SIP」と「HTTP」のいずれを選択してもよい。
プロトコル選択部37は、通話を開始した直後の初期状態における希望プロトコル38eは、ユーザの初期設定に応じて「SIP」と「HTTP」のいずれかを選択する。そしてプロトコル選択部37は、通信中に電池残量38bと更新頻度38dに応じて通信プロトコルを切換が可能である。電池残量38bが「低い」場合、もしくは更新頻度38dが「高い」場合には希望プロトコルを「SIP」に決定する。それ以外の場合、即ち電池残量38bが「高い」場合でかつ更新頻度38dが「低い」には希望プロトコルを「HTTP」に決定する。
各々の携帯電話端末20ごとに決定された希望プロトコル38eは、現在利用している通信プロトコルを利用してコンテンツ共有サーバ10に送られる。そしてプロトコル選択部37は、コンテンツ共有サーバ10の側で決定された通信プロトコルである決定プロトコルを受信して、これを最終的に採用する通信プロトコルとし、このプロトコルで通信を行う。
即ち、通信を行う相互の携帯電話端末20は、コンテンツ共有サーバ10で決定した同一の決定プロトコルを受信して、これによって同一のプロトコルを選択して通信を行う。通信経路上でプロトコルを変換する構成は特にないので、通信を行う相互の携帯電話端末20は必ず、同時に同一のプロトコルを選択する必要がある。
図4は、図1〜図2に示した携帯電話端末20の、コンテンツ共有の際の動作について示すフローチャートである。まず共有AP32が起動して携帯電話端末20aおよび20bでの通信を確立させ(ステップS101)、コンテンツ39を一方の携帯電話端末20から他方の携帯電話端末20に送付し、双方に同一のコンテンツ39が記憶されている状態とする。
そして音声通話制御部31が、携帯電話端末20aおよび20b相互間での音声通話を開始する(ステップS102)。これで携帯電話端末20aおよび20bは、相互間でコンテンツ39を共有して操作することが可能となる。
ここで、コンテンツ共有サーバ10から決定プロトコルを受信した場合(ステップS103がイエス)、プロトコル選択部37はこれに応じて通信プロトコルの切換を行う(ステップS104)。決定プロトコルを受信しない場合(ステップS103がノー)はそのままステップS105の処理に進む。
そして、プロトコル選択部37はプロトコル選択データ38の通話状況38a、電池残量38b、充電器接続38c、更新頻度38dの各データを監視し、通信プロトコルの切換が必要か否かを判断する(ステップS105)。より具体的には、電池残量38bが「低い」場合、もしくは更新頻度38dが「高い」場合には希望プロトコル38eは「SIP」となる。にそれ以外の場合、即ち電池残量38bが「高い」場合でかつ更新頻度38dが「低い」には希望プロトコル38eは「HTTP」となる。この選択基準で決定される希望プロトコル38eが、現在の通信で使用されている通信プロトコルと異なっていれば、通信プロトコルの切換が必要であるということになる。
通信プロトコルの切換が必要な場合(ステップS105がイエス)には、これをプロトコル選択データ38に記憶すると共に、希望プロトコル38eをコンテンツ共有サーバ10を介して他の携帯電話端末20に送信し(ステップS106)、そしてコンテンツ共有サーバ10から決定プロトコルを受信した(即ち、相手側の端末にも決定プロトコルが送信された)ことを確認してから(ステップS107)この決定プロトコルを自らの通信に使用する通信プロトコルとする(ステップS108)。以後、このステップS103〜108の動作を繰り返す。
(コンテンツ共有サーバおよび交換機の構成と動作)
図5は、図2に示したコンテンツ共有サーバ10および交換機40のより詳しい構成について示す説明図である。図5(A)はコンテンツ共有サーバ10、図5(B)は交換機40について各々示す。図5(A)に示したコンテンツ共有サーバ10は、コンピュータとしての基本的な構成を有している。即ち、コンテンツ共有サーバ10、コンピュータプログラムを実行する主体となる主演算制御手段(CPU: Central Processing Unit)11と、データを記憶する記憶手段12と、他の携帯電話端末との間でデータ通信を行うデータ通信手段13とを備える。
図5は、図2に示したコンテンツ共有サーバ10および交換機40のより詳しい構成について示す説明図である。図5(A)はコンテンツ共有サーバ10、図5(B)は交換機40について各々示す。図5(A)に示したコンテンツ共有サーバ10は、コンピュータとしての基本的な構成を有している。即ち、コンテンツ共有サーバ10、コンピュータプログラムを実行する主体となる主演算制御手段(CPU: Central Processing Unit)11と、データを記憶する記憶手段12と、他の携帯電話端末との間でデータ通信を行うデータ通信手段13とを備える。
主演算制御手段11では、データ通信手段13を介して各々の携帯電話端末20のSIPによる通信を仲介するSIP通信仲介部51、データ通信手段13を介して各々の携帯電話端末20のHTTPによる通信を仲介するHTTP通信仲介部52、各々の携帯電話端末20とSIPとHTTPのいずれのプロトコルで通信を行うかを決定するプロトコル決定部53が、各々コンピュータプログラムとしてそれぞれの機能を実行されるように構成されている。また、記憶手段12には、各々の携帯電話端末20が現在行っている通信の状況を示すデータであるプロトコル決定データ54が記憶されている。
SIP通信仲介部51およびHTTP通信仲介部52は、各々の通信プロトコルによって、一方の携帯電話端末20から送られる通信データ(差分更新コマンドなど)を他方の携帯電話端末20に中継する。プロトコル決定部53は、現在通信を行っている各々の携帯電話端末20から希望プロトコル38eを受信し、これをプロトコル決定データ54として記憶する。そしてプロトコル決定部53は、実際に通信に使用するプロトコルを決定して、これを決定プロトコルとして当該携帯電話端末20に通知し、またプロトコル決定データ54に記憶する。
図5(B)に示した交換機40は、携帯電話端末20相互間の音声通話を交換して仲介する交換手段40aを備える。本実施形態では、交換手段40aはコンテンツ共有サーバ10と連携して動作する必要は特にない。
図6は、図5(A)に示したプロトコル決定データ54の内容の一例について示す説明図である。図6に示す例では、図1に示した携帯電話端末20aおよび20bが現在通信を行っている状態を示している。この場合、プロトコル決定データ54は、携帯電話端末20aの希望プロトコル54aと、携帯電話端末20bの希望プロトコル54bと、そこからプロトコル決定部53が決定した決定プロトコル54cが含まれる。
図7は、図5(A)に示したプロトコル決定部53の動作について示すフローチャートである。プロトコル決定部53は、現在通信を行っている一方の携帯電話端末20から希望プロトコル38eを受信した場合に(ステップS201がイエス)、それを該携帯電話端末20およびこれと通信している対象の携帯電話端末20に決定プロトコル54cとして送信する(ステップS202)。これと同時に、プロトコル決定部53は、プロトコル決定データ54にも希望プロトコル54aまたは54b、および決定プロトコル54cを記憶する。
本実施例では、一方の携帯電話端末20が希望プロトコル38eを送信した場合、それが自動的に決定プロトコル54cとなって他方の携帯電話端末20に送信される。3つ以上の携帯電話端末20が同時に音声通話しつつ同一のコンテンツ39を共有している場合については後述する。
(プロトコル切換の動作)
図8は、図1に示したコンテンツ共有システム1で、携帯電話端末20aおよび20bが同一のコンテンツ39を共有している場合の音声通話と連携してのプロトコル切換の動作の一例について示す説明図である。まず一方の携帯電話端末20aで、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS301、図4のステップS101に該当)。これと並行して、もう一方の携帯電話端末20bでも、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS311、図4のステップS101に該当)。
図8は、図1に示したコンテンツ共有システム1で、携帯電話端末20aおよび20bが同一のコンテンツ39を共有している場合の音声通話と連携してのプロトコル切換の動作の一例について示す説明図である。まず一方の携帯電話端末20aで、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS301、図4のステップS101に該当)。これと並行して、もう一方の携帯電話端末20bでも、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS311、図4のステップS101に該当)。
携帯電話端末20aおよび20bのうち一方にのみ共有対象となるコンテンツ39が存在し、もう一方に同一のコンテンツ39が存在しない場合には、一方から他方にコンテンツ39が送信され、双方に同一のコンテンツ39が記憶されている状態となる。これは、共有AP32が動作している間であれば図8の工程中のどのタイミングで行われてもよい動作であるので、音声通話などの状態の変化とは特に関係なく行われることができる。従って、図8にはこの動作について図示していない。後述の図9および図10についても同様である。
ステップS301および311では、音声通話が行われていないので、通話状況38aは「待機中」となり、選択されるプロトコルは「HTTP」となる。ここで、コンテンツ共有サーバ10で、プロトコル決定データ54として登録されている双方の希望プロトコル54aおよび54b、そして決定プロトコル54cの初期値は「HTTP」である。
一方の携帯電話端末20aで、音声通話制御部31がもう一方の携帯電話端末20bを呼び出して音声通話を開始しようとする(ステップS302、図4のステップS102に該当)。もう一方の携帯電話端末20bがこの呼び出しに応じれば音声通話が開始される(ステップS312、図4のステップS102に該当)。
ここで、共有AP32の通話開始時の初期状態として希望プロトコル38e=「SIP」が設定されていた場合、現在選択されている通信のプロトコル「HTTP」はこの希望プロトコル38eと異なるので、一方の携帯電話端末20aで図4のステップS105がイエス、即ち「通信プロトコルの切換が必要」と判断される。この判断は、携帯電話端末20bの側で行われてもよい。
このため、一方の携帯電話端末20aから、希望プロトコル38e=「SIP」がコンテンツ共有サーバ10に送信される(ステップS303、図4のステップS106に該当)。これを受けたコンテンツ共有サーバ10では、この携帯電話端末20aの希望プロトコル38e(54a)=「SIP」を決定プロトコル54cとして、携帯電話端末20aおよび20bの双方に送信する(ステップS321、図7のステップS202に該当)。
決定プロトコル54c=「SIP」を受けた携帯電話端末20aは(ステップS304、図4のステップS107に該当)、これに反応して通信プロトコルを「SIP」に切り替える(ステップS305、図4のステップS108に該当)。そして決定プロトコル54c=「SIP」を受けた携帯電話端末20bも(ステップS314、図4のステップS103に該当)、これに反応して通信プロトコルを「SIP」に切り替える(ステップS315、図4のステップS104に該当)。
携帯電話端末20aおよび20bの間で音声通話が終了すると(ステップS306および316)、双方の端末で通話状況38aは「待機中」に戻るので、現在行われている通信のプロトコル「SIP」はこの希望プロトコル38eと異なるので、一方の携帯電話端末20aで図4のステップS105がイエス、即ち「通信プロトコルの(HTTPへの)切換が必要」と判断される。
このため、双方の携帯電話端末20aおよび20bから、希望プロトコル38e=「HTTP」がコンテンツ共有サーバ10に送信される(ステップS307および317)。これを受けたコンテンツ共有サーバ10では、この携帯電話端末20aの希望プロトコル38e(54aおよび54b)=「HTTP」を決定プロトコル54cとして、携帯電話端末20aおよび20bの双方に送信する(ステップS322)。
この決定プロトコル54cの配信に応じて、双方の携帯電話端末20aおよび20bで、前述のステップS304〜305、およびS314〜315と同様にして、通信プロトコルを「HTTP」に切り替える操作が行われる(ステップS308〜309、およびS318〜319)。以後、携帯電話端末20aおよび20bとコンテンツ共有サーバ10の各々で、同様の動作が継続される。
図9は、図1に示したコンテンツ共有システム1で、携帯電話端末20aおよび20bが同一のコンテンツ39を共有している場合の、コンテンツ39に対する更新頻度に連動してのプロトコル切換の動作の一例について示す説明図である。まず一方の携帯電話端末20aで、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS401、図4のステップS101に該当)。これと並行して、もう一方の携帯電話端末20bでも、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS411、図4のステップS101に該当)。
ステップS401および411では、図8の場合と同様に音声通話が行われていないので、通話状況38aは「待機中」となり、選択されるプロトコルは「HTTP」となる。コンテンツ共有サーバ10でも、プロトコル決定データ54として登録されている双方の希望プロトコル54aおよび54b、そして決定プロトコル54cの初期値は「HTTP」である。
一方の携帯電話端末20aで、音声通話制御部31がもう一方の携帯電話端末20bを呼び出して音声通話を開始しようとする(ステップS402、図4のステップS102に該当)。もう一方の携帯電話端末20bがこの呼び出しに応じれば音声通話が開始される(ステップS412、図4のステップS102に該当)。
ただし、図8で示した例と違って、ここでは共有AP32の通話開始時の初期状態として希望プロトコル38e=「HTTP」が設定されているので、携帯電話端末20aおよび20bで「通信プロトコルの切換が必要」と判断されることはないので、そのまま「HTTP」を通信プロトコルとしての通信の動作が継続される。
通信が続いていくうちに、コンテンツ39に対して携帯電話端末20aが一定時間内に送信する差分更新コマンドの回数が所定の閾値を越えたことを携帯電話端末20aの通信頻度計測部35が検出して更新頻度38dを「低い」から「高い」に更新した場合、携帯電話端末20aのプロトコル選択部37がこのことを検出して(ステップS403)、希望プロトコル38e=「SIP」をコンテンツ共有サーバ10に送信する(ステップS404、図4のステップS106に該当)。
これを受けたコンテンツ共有サーバ10では、この携帯電話端末20aの希望プロトコル38e(54a)=「SIP」を決定プロトコル54cとして、携帯電話端末20aおよび20bの双方に送信する(ステップS421、図7のステップS202に該当)。
決定プロトコル54c=「SIP」を受けた携帯電話端末20aは(ステップS405、図4のステップS107に該当)、これに反応して通信プロトコルを「SIP」に切り替える(ステップS406、図4のステップS108に該当)。そして決定プロトコル54c=「SIP」を受けた携帯電話端末20bも(ステップS415、図4のステップS103に該当)、これに反応して通信プロトコルを「SIP」に切り替える(ステップS416、図4のステップS104に該当)。
さらに通信が続いていくうちに、コンテンツ39に対して携帯電話端末20aが一定時間内に送信する差分更新コマンドの回数が所定の閾値を下回ったことを携帯電話端末20aの通信頻度計測部35が検出して更新頻度38dを「高い」から「低い」に更新した場合、携帯電話端末20aのプロトコル選択部37がこのことを検出して(ステップS407)、希望プロトコル38e=「HTTP」をコンテンツ共有サーバ10に送信する(ステップS408、図4のステップS106に該当)。
これを受けたコンテンツ共有サーバ10では、この携帯電話端末20aの希望プロトコル38e(54a)=「HTTP」を決定プロトコル54cとして、携帯電話端末20aおよび20bの双方に送信する(ステップS422、図7のステップS202に該当)。
決定プロトコル54c=「HTTP」を受けた携帯電話端末20aは(ステップS409、図4のステップS107に該当)、これに反応して通信プロトコルを「HTTP」に切り替える(ステップS410、図4のステップS108に該当)。そして決定プロトコル54c=「HTTP」を受けた携帯電話端末20bも(ステップS419、図4のステップS103に該当)、これに反応して通信プロトコルを「HTTP」に切り替える(ステップS420、図4のステップS104に該当)。以後、携帯電話端末20aおよび20bとコンテンツ共有サーバ10の各々で、同様の動作が継続される。
図10は、図1に示したコンテンツ共有システム1で、携帯電話端末20aおよび20bが同一のコンテンツ39を共有している場合の、一方の携帯電話端末20aの電源状態に連動してのプロトコル切換の動作の一例について示す説明図である。まず一方の携帯電話端末20aで、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS501、図4のステップS101に該当)。これと並行して、もう一方の携帯電話端末20bでも、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS511、図4のステップS101に該当)。
ステップS501および511では、図8の場合と同様に音声通話が行われていないので、通話状況38aは「待機中」となり、選択されるプロトコルは「HTTP」となる。コンテンツ共有サーバ10でも、プロトコル決定データ54として登録されている双方の希望プロトコル54aおよび54b、そして決定プロトコル54cの初期値は「HTTP」である。
一方の携帯電話端末20aで、音声通話制御部31がもう一方の携帯電話端末20bを呼び出して音声通話を開始しようとする(ステップS502、図4のステップS102に該当)。もう一方の携帯電話端末20bがこの呼び出しに応じれば音声通話が開始される(ステップS512、図4のステップS102に該当)。図8で示した例と同様に、共有AP32の通話開始時の初期状態として希望プロトコル38e=「HTTP」が設定されているので、そのまま「HTTP」を通信プロトコルとしての通信の動作が継続される。
通信が続いていくうちに、一方の携帯電話端末20aの充電池26aの残量が減少して所定の閾値を越えたことを携帯電話端末20aの電源状態確認部36が検出して電池残量38bを「高い」から「低い」に更新し、かつ充電器接続38cが「接続されていない」状態である場合、携帯電話端末20aのプロトコル選択部37がこのことを検出して(ステップS503)、希望プロトコル38e=「SIP」をコンテンツ共有サーバ10に送信する(ステップS504、図4のステップS106に該当)。
これを受けたコンテンツ共有サーバ10では、この携帯電話端末20aの希望プロトコル38e(54a)=「SIP」を決定プロトコル54cとして、携帯電話端末20aおよび20bの双方に送信する(ステップS521、図7のステップS202に該当)。
決定プロトコル54c=「SIP」を受けた携帯電話端末20aは(ステップS505、図4のステップS107に該当)、これに反応して通信プロトコルを「SIP」に切り替える(ステップS506、図4のステップS108に該当)。そして決定プロトコル54c=「SIP」を受けた携帯電話端末20bも(ステップS515、図4のステップS103に該当)、これに反応して通信プロトコルを「SIP」に切り替える(ステップS516、図4のステップS104に該当)。
さらに通信が続いていくうちに、携帯電話端末20aの充電池26aが交換されて電池残量38bが「高い」状態になった場合、もしくは携帯電話端末20aにACアダプタ26bが接続されて充電器接続38cが「接続されている」状態になった場合、これらのことを電源状態確認部36が取得して、プロトコル選択データ38の対応する部分を更新する。
そして、この更新を携帯電話端末20aのプロトコル選択部37がこのことを検出して(ステップS507)、希望プロトコル38e=「HTTP」をコンテンツ共有サーバ10に送信する(ステップS508、図4のステップS106に該当)。
これを受けたコンテンツ共有サーバ10では、この携帯電話端末20aの希望プロトコル38e(54a)=「HTTP」を決定プロトコル54cとして、携帯電話端末20aおよび20bの双方に送信する(ステップS522、図7のステップS202に該当)。
決定プロトコル54c=「HTTP」を受けた携帯電話端末20aは(ステップS509、図4のステップS107に該当)、これに反応して通信プロトコルを「HTTP」に切り替える(ステップS510、図4のステップS108に該当)。そして決定プロトコル54c=「HTTP」を受けた携帯電話端末20bも(ステップS519、図4のステップS103に該当)、これに反応して通信プロトコルを「HTTP」に切り替える(ステップS520、図4のステップS104に該当)。以後、携帯電話端末20aおよび20bとコンテンツ共有サーバ10の各々で、同様の動作が継続される。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係るプロトコル切換方法は、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置(携帯電話端末20)と、交換機40と、コンテンツ共有サーバ10とが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システム1にあって、同一のコンテンツが双方の端末装置内部に予め記憶されており、端末装置相互間のデータ通信をコンテンツ共有サーバ10が仲介し(図4・ステップS101)、端末装置相互間の音声通話を交換機40が仲介し(図4・ステップS102)、一方の端末装置で、コンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドをコンテンツ共有アプリケーションが作成し且つこれを他の端末装置に送信し、端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれでデータ通信を行うかをプロトコル選択部が選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信し(図4・ステップS106)、全ての端末装置から受信した希望プロトコルの中からコンテンツ共有サーバのプロトコル決定部が決定プロトコルを決定すると共にこれを全ての端末装置に送信し(図7・ステップS201〜202)、全ての端末装置で、コンテンツ共有サーバから決定プロトコルをプロトコル選択部が受信する(図4・ステップS107)と共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する(図4・ステップS108)。
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係るプロトコル切換方法は、相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置(携帯電話端末20)と、交換機40と、コンテンツ共有サーバ10とが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システム1にあって、同一のコンテンツが双方の端末装置内部に予め記憶されており、端末装置相互間のデータ通信をコンテンツ共有サーバ10が仲介し(図4・ステップS101)、端末装置相互間の音声通話を交換機40が仲介し(図4・ステップS102)、一方の端末装置で、コンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他の端末装置上の同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドをコンテンツ共有アプリケーションが作成し且つこれを他の端末装置に送信し、端末装置の状態に応じて第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれでデータ通信を行うかをプロトコル選択部が選択してこれを希望プロトコルとしてコンテンツ共有サーバに送信し(図4・ステップS106)、全ての端末装置から受信した希望プロトコルの中からコンテンツ共有サーバのプロトコル決定部が決定プロトコルを決定すると共にこれを全ての端末装置に送信し(図7・ステップS201〜202)、全ての端末装置で、コンテンツ共有サーバから決定プロトコルをプロトコル選択部が受信する(図4・ステップS107)と共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する(図4・ステップS108)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータである携帯電話端末20およびコンテンツ共有サーバ10の主演算制御手段21および11に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態によれば、携帯電話端末20相互間の動作状態、より具体的には通話状態や充電池の残量などの状況に応じて、最適な通信プロトコルを選択することができる。これによって、端末における電力消費の低減と、サーバリソースの消費の抑制とを両立することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態では、端末装置を各々、音声通話手段のみを備えた電話機621と、音声通話手段を除く端末装置の構成を備えたコンピュータ装置(ノートPC620)との組によって構成した。これと共に、交換機640が、電話機の相互間で音声通話が開始されたことをコンテンツ共有サーバ610に対して通知する通話状態通知手段640bを備える構成とした。
本発明の第2の実施形態では、端末装置を各々、音声通話手段のみを備えた電話機621と、音声通話手段を除く端末装置の構成を備えたコンピュータ装置(ノートPC620)との組によって構成した。これと共に、交換機640が、電話機の相互間で音声通話が開始されたことをコンテンツ共有サーバ610に対して通知する通話状態通知手段640bを備える構成とした。
この構成によれば、相互に連動していないノートPC620と電話機621との組み合わせを使用しても、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
以下、これをより詳細に説明する。
以下、これをより詳細に説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ共有システム601の構成について示す説明図である。コンテンツ共有システム601は、前述の第1の実施形態に係るコンテンツ共有システム1の携帯電話端末20a、20b、20c…の各々が、ノートブック型パーソナルコンピュータ(ノートPC)620a、620b、620c…と電話器621a、621b、621c…とに置き換えられている。また、第1の実施形態に係るコンテンツ共有システム1のコンテンツ共有サーバ10および交換機40が、それぞれ別のコンテンツ共有サーバ610および交換機640に置き換えられている。
ノートPC620a、620b、620c…は、コンテンツ共有サーバ10を介して第1の実施形態と同様に、コンテンツの共有に係る操作が可能である。電話器621a、621b、621c…は、交換機640を介して第1の実施形態と同様に音声通話が可能である。以後、第1の実施形態と同様に、ノートPC620a、620b、620c…を総称してノートPC620といい、また電話器621a、621b、621c…総称して電話器621という。もちろん、ノートPC620と電話器621は、各々他の種類の端末であってもよい。
ノートPC620aと電話器621a、ノートPC620bと電話器621b、ノートPC620cと電話器621c…が各々同一ユーザに対応する。ノートPC620と電話器621は、各々独立して動作して使用されるものである。しかしながら、同一ユーザに対応するノートPC620と電話器621は、相互の動作状態を把握するための手段を持たないので、このままでは第1の実施形態のような動作を行うことはできない。そこで、本実施形態では、後述のようにコンテンツ共有サーバ610および交換機640が連携して、ノートPC620と電話器621の相互の動作状態を把握することを可能にしている。
図12は、図11で示したコンテンツ共有サーバ610および交換機640の構成について示す説明図である。本実施形態に係る交換機640は、各電話器621相互間の音声通話を交換して仲介する交換手段640aと共に、当該電話器621相互間で音声通話が開始されたことを公衆通信網2を介してコンテンツ共有サーバ610に通知する通話状態通知手段640bを備える。
コンテンツ共有サーバ610は、ハードウェア的には図5(A)で示した第1の実施形態に係るコンテンツ共有サーバ10と同一であるが、唯一の相違点は主演算制御手段11で動作するプロトコル決定部53が別のプロトコル決定部653に置き換えられている点である。プロトコル決定部653は、交換機640の通話状態通知手段640bから、電話器621相互間での音声通話の状態を取得し、これに応じてSIPとHTTPのいずれのプロトコルで通信を行うかを決定する。
図13は、図11で示したノートPC620および電話機621の構成について示す説明図である。図13(A)はノートPC620、図13(B)は電話機621について各々示す。図13(A)に示したノートPC620は、コンピュータとしての基本的な構成を有するものであり、かつ第1の実施形態に係る携帯電話端末20から音声通話に係る機能を図13(B)に示した電話機621として独立させたものであるとも言える。
即ち、ノートPC620は、コンピュータプログラムを実行する主体となる主演算制御手段21と、データを記憶する記憶手段22と、他のノートPCとの間でデータ通信を行うデータ通信手段24と、ユーザからの操作を受け付け、またユーザに処理結果を提示する入出力手段25と、以上の各部に動作に必要な電力を供給する電力供給手段26を備える。また電話機621は、音声通話手段23を備える。
電力供給手段26は、充電池26aを内蔵し、また商用交流電源をノートPC620が動作可能な直流に変換するACアダプタ26bを着脱可能である。ACアダプタ26bが電力供給手段26に接続されている間は、ノートPC620はACアダプタ26bから供給される直流で動作すると同時に、充電池26aもこの直流によって充電される。
主演算制御手段21では、コンテンツ共有アプリケーション32、SIP通信制御部33、HTTP差分更新通信制御部34、通信頻度計測部35、電源状態確認部36、およびプロトコル選択部37が、コンピュータプログラムとして各々の機能を実行されるように構成されている。また、記憶手段22には、プロトコル選択データ38と、ノートPC620aおよび620bが共有する対象であるコンテンツ39が記憶されている。
以上の各部および各データは、第1の実施形態に係る携帯電話端末20について説明したものと同一である。従って、同一の名称および参照番号で呼ぶものとする。これらの動作の内容、およびそれによって得られる効果も、第1の実施形態に係る携帯電話端末20について説明したものと同一である。
ノートPC620の主演算制御手段21では、これらに加えて、音声通話状態取得部631がコンピュータプログラムとしてその機能を実行可能なように構成されている。音声通話状態取得部631は、コンテンツ共有サーバ610から(ノートPC620に対応する)電話器621の通話状態(「通話中」もしくは「待機中」)を取得して、それに応じてプロトコル選択データ38の通話状況38aの値を更新する。これによって、プロトコル選択部37は第1の実施形態と同一の動作を行うことが可能となる。
図14は、図11に示したコンテンツ共有システム601で、ノートPC620aおよび620bが同一のコンテンツ39を共有している場合の、電話器621aおよび621b間の通話状態を取得する動作の一例について示す説明図である。まず一方のノートPC620aで、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS701、図8のステップS301に該当)。これと並行して、もう一方のノートPC620bでも、共有AP32を起動して待機状態とする(ステップS711、図8のステップS311に該当)。
ステップS701および711では、音声通話が行われていないので、通話状況38aは「待機中」となり、選択されるプロトコルは「HTTP」となる。ここで、コンテンツ共有サーバ610のプロトコル決定データ54として登録されている双方の希望プロトコル54aおよび54b、そして決定プロトコル54cの初期値は「HTTP」である。
ここで、一方の電話器621がもう一方の電話器621bを呼び出して音声通話を開始しようとする(ステップS702、図8のステップS302に該当)。もう一方の電話器621bがこの呼び出しに応じれば音声通話が開始される(ステップS712、図8のステップS312に該当)。
すると、通話状態通知手段640bが電話器621aおよび621bの音声通話開始を検出して、この音声通話が開始されたことをコンテンツ共有サーバ610に通知する(ステップS721)。この通知を受けたコンテンツ共有サーバ610のプロトコル決定部653は、電話器621aおよび621bの各々に対応するノートPC620aおよび620bに、音声通話が開始されたことを通知する(ステップS731)。
ノートPC620aおよび620bでは、この音声通話開始の通知を音声通話状態取得部631が受信して、各々プロトコル選択データ38の通話状況38aの値を「通話中」に更新する(ステップS703および713)。これに応じて、図8のステップS303および314以降と同様に、音声通話の開始と終了に応じて通信プロトコルを「SIP」もしくは「HTTP」に変更する動作が行われる。
このように、電話器621aおよび621bの通話状態を交換機640からコンテンツ共有サーバ610を介して各々のノートPC620に通知する構成とすれば、ノートPC620と電話器621が連動せず、各々独立したものであっても、第1の実施形態と同様に動作させるものとすることができ、同一の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、コンテンツ共有サーバ810のプロトコル決定部853が、複数台の端末装置20の中で希望プロトコルが第1の通信プロトコルである端末装置が1台以上存在する場合に第1の通信プロトコルを決定プロトコルとし、全ての端末装置の希望プロトコルが第2の通信プロトコルである場合に第2の通信プロトコルを決定プロトコルとするものとした。
本発明の第3の実施形態では、コンテンツ共有サーバ810のプロトコル決定部853が、複数台の端末装置20の中で希望プロトコルが第1の通信プロトコルである端末装置が1台以上存在する場合に第1の通信プロトコルを決定プロトコルとし、全ての端末装置の希望プロトコルが第2の通信プロトコルである場合に第2の通信プロトコルを決定プロトコルとするものとした。
この構成によれば、第1の実施形態と同一の端末装置を3台以上でコンテンツ共有の動作を行う際にも、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
以下、これをより詳細に説明する。
以下、これをより詳細に説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ共有システム801の構成について示す説明図である。コンテンツ共有システム801は、前述した第1の実施形態に係るコンテンツ共有システム1と同一の複数台の携帯電話端末20a、20b、20c…の各々が、音声通話用の交換機40およびデータ通信用のコンテンツ共有サーバ810に無線通信を含む公衆通信網2で接続可能なように構成されている。コンテンツ共有システム1との相違点は、コンテンツ共有サーバ10が別のコンテンツ共有サーバ810に置換されている点のみである。
図16は、図15で説明したコンテンツ共有サーバ810のより詳細な構成について示す説明図である。コンテンツ共有サーバ810は、ハードウェア的には図5で示した第1の実施形態に係るコンテンツ共有サーバ10と同一であるが、相違点は主演算制御手段11で動作するプロトコル決定部53が別のプロトコル決定部853に、そしてプロトコル決定データ54が別のプロトコル決定データ854に、各々置き換えられている点である。
図17は、図16で説明したプロトコル決定データ854の内容の一例について示す説明図である。図17に示す例では、図1に示した携帯電話端末20a、20b、20cの3台が現在通信を行っている状態を示している。この場合、プロトコル決定データ854は、携帯電話端末20a〜20cの各々の希望プロトコル854a〜854cと、そこからプロトコル決定部853が決定した決定プロトコル854dが含まれる。
コンテンツ共有システム801では、3台以上の携帯電話端末20a、20b、20c…と、第1および第2の実施形態と同様のコンテンツ共有の動作が可能である。コンテンツ共有の動作そのものは、既に説明した2台の携帯電話端末20aおよび20bの場合と同一である。
しかしながら、2台の携帯電話端末20aおよび20bの場合は、その一方が現在の通信プロトコルと異なる希望プロトコルを送信した場合、それをそのまま決定プロトコルとして他方に送信すればよかった。これに対して、3台以上の携帯電話端末20a、20b、20c…が相互にコンテンツ共有の動作を行っている場合には、消費電力とネットワークに対する負荷を低く抑えるという効果を発揮するための通信プロトコルの判断基準が必要となる。
図18は、図16で説明したプロトコル決定部853の動作について示すフローチャートである。プロトコル決定部853は、現在通信を行っているうちいずれかの携帯電話端末20から希望プロトコル38eを受信した場合に(ステップS901がイエス)、3台以上の携帯電話端末のうち希望プロトコル=「SIP」であるものが1つ以上存在するか否かを判定する(ステップS902)。
希望プロトコル=「SIP」であるものが1つ以上存在する場合には(ステップS902がイエス)決定プロトコル854d=「SIP」とする(ステップS903)。相互に通信を行っている携帯電話端末の全てが希望プロトコル=「HTTP」である場合には(ステップS902がノー)決定プロトコル854d=「HTTP」とする(ステップS904)。
そして、ステップS903もしくはS904で決定された決定プロトコル854dを、各々の携帯電話端末20に送信する(ステップS905)。これと同時にプロトコル決定部853は、プロトコル決定データ854にも希望プロトコル854a〜854c、および決定プロトコル854dを記憶する。
前述のように、各端末の消費電力を低減する効果を発揮するためには、HTTPよりもSIPを使用して通信することが有効である。従って、1台でも希望プロトコル=「SIP」である携帯電話端末20があるなら、全体がこれに従って通信を行うことが望ましい。
図18のステップS902で説明した、3台以上の携帯電話端末20でコンテンツ共有の動作を行う際に決定プロトコルを決定する基準は、上記した以外にも、各々のコンテンツ共有システムに固有の事情などに応じた基準を当業者が任意に選択してルールとして設定することが可能である。
たとえば、3台以上の携帯電話端末20の中で多数決を行って、「SIP」と「HTTP」のうちより多くの携帯電話端末20が希望している方の通信プロトコルを決定プロトコルとしてもよい。
あるいは、希望プロトコル=「HTTP」である携帯電話端末の台数の、相互に通信を行っている携帯電話端末全体の台数に対する比率をあらかじめ与えられた特定の閾値と比較して、前者が後者より多ければ「HTTP」を、そうでない場合には「SIP」を決定プロトコルとしてもよい。
これは、特に多くの台数の携帯電話端末がコンテンツ共有の動作を行っている場合に、電池残量が少ないごく少数の端末が存在した場合に全体の通信プロトコルを「SIP」とすると、コンテンツ共有サーバ810において多くのサーバリソースを消費して、コンテンツ共有システム全体としての動作コストを高めてしまう可能性があるからである。
また、第2の実施形態で説明した、連動していないノートPCと電話機を利用したコンテンツ共有システムにおいても、この基準によって決定プロトコルを決定することによって、ノートPCと電話機との組が3組以上でコンテンツ共有の動作を行う際にも、第1の実施形態と同一の効果を得ることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した各々の実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、前記端末装置相互間の前記音声通話を仲介する交換機と、前記端末装置相互間の前記データ通信を仲介するコンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムであって、
前記端末装置が各々、
前記音声通話を行う音声通話手段と、
双方の内部に記憶された同一のコンテンツに対する一方の端末装置でのユーザの操作に応じて該操作の内容を他方の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成すると共にこれをもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、
第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方で前記データ通信を行う第1および第2の通信制御部と、
前記各端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信すると共に、前記コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを前記通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、
を有することを特徴とするコンテンツ共有システム。
前記端末装置が各々、
前記音声通話を行う音声通話手段と、
双方の内部に記憶された同一のコンテンツに対する一方の端末装置でのユーザの操作に応じて該操作の内容を他方の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成すると共にこれをもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、
第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方で前記データ通信を行う第1および第2の通信制御部と、
前記各端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信すると共に、前記コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを前記通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、
を有することを特徴とするコンテンツ共有システム。
(付記2) 前記各端末装置の前記プロトコル選択部が、前記音声通話が開始もしくは終了したことを検出して前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行うことを特徴とする、付記1に記載のコンテンツ共有システム。
(付記3) 前記端末装置の前記プロトコル選択部が、前記音声通話が開始した場合に前記第1の通信プロトコルを選択し、前記音声通話が終了した場合に前記第2の通信プロトコルを選択することを特徴とする、付記2に記載のコンテンツ共有システム。
(付記4) 前記各端末装置の前記プロトコル選択部が、前記コンテンツ共有アプリケーションによる前記差分更新コマンドの送信頻度を検出して前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行うことを特徴とする、付記2に記載のコンテンツ共有システム。
(付記5) 前記端末装置の前記プロトコル選択部が、前記差分更新コマンドの送信頻度が予め与えられた閾値より高い場合に前記第1の通信プロトコルを選択し、前記差分更新コマンドの送信頻度が前記閾値より低い場合に前記第2の通信プロトコルを選択することを特徴とする、付記4に記載のコンテンツ共有システム。
(付記6) 前記各端末装置の前記プロトコル選択部が、自らに備えられた電源装置内部の電池の残量を検出して前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行うことを特徴とする、付記2に記載のコンテンツ共有システム。
(付記7) 前記端末装置の前記プロトコル選択部が、前記電池の残量が予め与えられた閾値より低い場合に前記第1の通信プロトコルを選択し、前記電池の残量が前記閾値より高い場合、もしくは前記端末装置が商用電源に接続されている場合に前記第2の通信プロトコルを選択することを特徴とする、付記6に記載のコンテンツ共有システム。
(付記8) 前記端末装置を各々、前記音声通話手段のみを備えた電話機と、前記音声通話手段を除く前記端末装置の構成を備えたコンピュータ装置との組によって構成すると共に、
前記交換機が、前記電話機の相互間で前記音声通話が開始されたことを前記コンテンツ共有サーバに対して通知する通話状態通知手段を備えたことを特徴とする、付記1ないし付記7のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。
前記交換機が、前記電話機の相互間で前記音声通話が開始されたことを前記コンテンツ共有サーバに対して通知する通話状態通知手段を備えたことを特徴とする、付記1ないし付記7のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。
(付記9) 前記コンテンツ共有サーバが、
前記第1および第2の通信プロトコルによる前記各端末装置相互間の前記データ通信を仲介する第1および第2の通信仲介部と、
前記各端末装置から前記希望プロトコルを受信し、全ての前記各端末装置の前記希望プロトコルの中から前記決定プロトコルを決定してこれを全ての前記各端末装置に送信するプロトコル決定部を有することを特徴とする、付記1ないし付記8のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。
前記第1および第2の通信プロトコルによる前記各端末装置相互間の前記データ通信を仲介する第1および第2の通信仲介部と、
前記各端末装置から前記希望プロトコルを受信し、全ての前記各端末装置の前記希望プロトコルの中から前記決定プロトコルを決定してこれを全ての前記各端末装置に送信するプロトコル決定部を有することを特徴とする、付記1ないし付記8のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。
(付記10) 前記コンテンツ共有サーバの前記プロトコル決定部が、複数台の前記各端末装置の中で前記希望プロトコルが前記第1の通信プロトコルである端末装置が1台以上存在する場合に前記第1の通信プロトコルを前記決定プロトコルとし、全ての前記端末装置の前記希望プロトコルが前記第2の通信プロトコルである場合に前記第2の通信プロトコルを前記決定プロトコルとすることを特徴とする、付記9に記載のコンテンツ共有システム。
(付記11) 前記第1および第2の通信プロトコルが、各々SIP(Session Initiation Protocol)およびHTTP(HyperText Transfer Protocol)であることを特徴とする、付記1ないし付記10のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。
(付記12) 音声通話およびデータ通信が可能であり、かつ他装置との前記音声通話を仲介する交換機および前記他装置との前記データ通信を仲介するコンテンツ共有サーバと相互に接続されてコンテンツ共有システムを構成する端末装置であって、
前記音声通話を行う音声通話手段と、
内部に記憶されたコンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他装置上の前記同一コンテンツに反映させるため差分更新コマンドを作成すると共にこれを他装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、
第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方で前記データ通信を行う第1および第2の通信制御部と、
自らの状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信すると共に、前記コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを前記通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、
を有することを特徴とする端末装置。
前記音声通話を行う音声通話手段と、
内部に記憶されたコンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他装置上の前記同一コンテンツに反映させるため差分更新コマンドを作成すると共にこれを他装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、
第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方で前記データ通信を行う第1および第2の通信制御部と、
自らの状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信すると共に、前記コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを前記通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、
を有することを特徴とする端末装置。
(付記13) 音声通話およびデータ通信が可能な複数の端末装置の間の前記データ通信を仲介するコンテンツ共有サーバと相互に接続されてコンテンツ共有システムを構成するコンテンツ共有サーバであって、
第1および第2の通信プロトコルによる前記端末装置相互間の前記データ通信を仲介する第1および第2の通信仲介部と、
全ての前記端末装置から希望プロトコルを受信し、全ての前記各端末装置の前記希望プロトコルの中から決定プロトコルを決定してこれを全ての前記各端末装置に送信するプロトコル決定部を有することを特徴とするコンテンツ共有サーバ。
第1および第2の通信プロトコルによる前記端末装置相互間の前記データ通信を仲介する第1および第2の通信仲介部と、
全ての前記端末装置から希望プロトコルを受信し、全ての前記各端末装置の前記希望プロトコルの中から決定プロトコルを決定してこれを全ての前記各端末装置に送信するプロトコル決定部を有することを特徴とするコンテンツ共有サーバ。
(付記14) 相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、交換機と、コンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムにあって、
同一のコンテンツが双方の前記端末装置内部に予め記憶されており、
前記端末装置相互間の前記音声通話を前記交換機が仲介し、
前記端末装置相互間の前記データ通信を前記コンテンツ共有サーバが仲介し、
一方の前記端末装置で、前記コンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドをコンテンツ共有アプリケーションが作成し且つこれを他の端末装置に送信し、
一方の前記端末装置で、前記端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれで前記データ通信を行うかをプロトコル選択部が選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信し、
全ての前記端末装置から受信した前記希望プロトコルの中から前記コンテンツ共有サーバのプロトコル決定部が決定プロトコルを決定すると共にこれを全ての前記端末装置に送信し、
全ての前記端末装置で、前記コンテンツ共有サーバから決定プロトコルを前記プロトコル選択部が受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する
ことを特徴とするプロトコル切換方法。
同一のコンテンツが双方の前記端末装置内部に予め記憶されており、
前記端末装置相互間の前記音声通話を前記交換機が仲介し、
前記端末装置相互間の前記データ通信を前記コンテンツ共有サーバが仲介し、
一方の前記端末装置で、前記コンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドをコンテンツ共有アプリケーションが作成し且つこれを他の端末装置に送信し、
一方の前記端末装置で、前記端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれで前記データ通信を行うかをプロトコル選択部が選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信し、
全ての前記端末装置から受信した前記希望プロトコルの中から前記コンテンツ共有サーバのプロトコル決定部が決定プロトコルを決定すると共にこれを全ての前記端末装置に送信し、
全ての前記端末装置で、前記コンテンツ共有サーバから決定プロトコルを前記プロトコル選択部が受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する
ことを特徴とするプロトコル切換方法。
(付記15) 相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、交換機と、コンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムにあって、
前記端末装置の各々が備えるコンピュータに、
他の端末装置と同一のコンテンツを予め記憶する手順、
前記コンテンツに対するユーザの操作に応じて他の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成し且つこれを他の端末装置に送信する手順、
前記端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれで前記データ通信を行うかを選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信する手順、
および前記コンテンツ共有サーバから決定プロトコルを受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する手順
を実行させることを特徴とするプロトコル切換プログラム。
前記端末装置の各々が備えるコンピュータに、
他の端末装置と同一のコンテンツを予め記憶する手順、
前記コンテンツに対するユーザの操作に応じて他の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成し且つこれを他の端末装置に送信する手順、
前記端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれで前記データ通信を行うかを選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信する手順、
および前記コンテンツ共有サーバから決定プロトコルを受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する手順
を実行させることを特徴とするプロトコル切換プログラム。
(付記16) 音声通話およびデータ通信が可能な複数の端末装置と相互に接続されてコンテンツ共有システムにあって、
前記コンテンツ共有サーバが備えるコンピュータに、
第1および第2の通信プロトコルによる前記端末装置相互間の前記データ通信を仲介する手順、
全ての前記端末装置から希望プロトコルを受信してその中から決定プロトコルを決定する手順、
および決定した前記決定プロトコルを各々の前記端末装置に送信する手順
を実行させることを特徴とするプロトコル切換プログラム。
前記コンテンツ共有サーバが備えるコンピュータに、
第1および第2の通信プロトコルによる前記端末装置相互間の前記データ通信を仲介する手順、
全ての前記端末装置から希望プロトコルを受信してその中から決定プロトコルを決定する手順、
および決定した前記決定プロトコルを各々の前記端末装置に送信する手順
を実行させることを特徴とするプロトコル切換プログラム。
この出願は2010年10月25日に出願された日本出願特願2010−238286を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、IMS(Internet protocol Multimedia Subsystem)を利用したコンテンツ共有システムにおいて利用可能である。
1、601、801 コンテンツ共有システム
2 公衆通信網
10、610、810 コンテンツ共有サーバ
11、21 主演算制御手段
12、22 記憶手段
13、24 データ通信手段
20、20a、20b 携帯電話端末
23 音声通話手段
25 入出力手段
26 電力供給手段
26a 充電池
26b ACアダプタ
31 音声通話制御部
32 共有AP
33 SIP通信制御部
34 HTTP差分更新通信制御部
35 通信頻度計測部
36 電源状態確認部
37 プロトコル選択部
38 プロトコル選択データ
38a 通話状況
38b 電池残量
38c 充電器接続
38d 更新頻度
38e、54a〜b、854a〜c 希望プロトコル
39 コンテンツ
40、640 交換機
40a、640a 交換手段
51 SIP通信仲介部
52 HTTP通信仲介部
53、653、853 プロトコル決定部
54、854 プロトコル決定データ
54c、854d 決定プロトコル
620、620a、620b ノートPC
621、621a、621b 電話機
631 音声通話状態取得部
640b 通話状態通知手段
2 公衆通信網
10、610、810 コンテンツ共有サーバ
11、21 主演算制御手段
12、22 記憶手段
13、24 データ通信手段
20、20a、20b 携帯電話端末
23 音声通話手段
25 入出力手段
26 電力供給手段
26a 充電池
26b ACアダプタ
31 音声通話制御部
32 共有AP
33 SIP通信制御部
34 HTTP差分更新通信制御部
35 通信頻度計測部
36 電源状態確認部
37 プロトコル選択部
38 プロトコル選択データ
38a 通話状況
38b 電池残量
38c 充電器接続
38d 更新頻度
38e、54a〜b、854a〜c 希望プロトコル
39 コンテンツ
40、640 交換機
40a、640a 交換手段
51 SIP通信仲介部
52 HTTP通信仲介部
53、653、853 プロトコル決定部
54、854 プロトコル決定データ
54c、854d 決定プロトコル
620、620a、620b ノートPC
621、621a、621b 電話機
631 音声通話状態取得部
640b 通話状態通知手段
Claims (10)
- 相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、前記端末装置相互間の前記音声通話を仲介する交換機と、前記端末装置相互間の前記データ通信を仲介するコンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムであって、
前記端末装置が各々、
前記音声通話を行う音声通話手段と、
双方の内部に記憶された同一のコンテンツに対する一方の端末装置でのユーザの操作に応じて該操作の内容を他方の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成すると共にこれをもう一方の端末装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、
第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方で前記データ通信を行う第1および第2の通信制御部と、
前記各端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信すると共に、前記コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを前記通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、
を有することを特徴とするコンテンツ共有システム。 - 前記各端末装置の前記プロトコル選択部が、前記音声通話が開始もしくは終了したことを検出して前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行うことを特徴とする、請求項1に記載のコンテンツ共有システム。
- 前記各端末装置の前記プロトコル選択部が、前記コンテンツ共有アプリケーションによる前記差分更新コマンドの送信頻度を検出して前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行うことを特徴とする、請求項2に記載のコンテンツ共有システム。
- 前記各端末装置の前記プロトコル選択部が、自らに備えられた電源装置内部の電池の残量を検出して前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方の選択を行うことを特徴とする、請求項2に記載のコンテンツ共有システム。
- 前記コンテンツ共有サーバが、
前記第1および第2の通信プロトコルによる前記各端末装置相互間の前記データ通信を仲介する第1および第2の通信仲介部と、
前記各端末装置から前記希望プロトコルを受信し、全ての前記各端末装置の前記希望プロトコルの中から前記決定プロトコルを決定してこれを全ての前記各端末装置に送信するプロトコル決定部を有することを特徴とする、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。 - 前記コンテンツ共有サーバの前記プロトコル決定部が、複数台の前記各端末装置の中で前記希望プロトコルが前記第1の通信プロトコルである端末装置が1台以上存在する場合に前記第1の通信プロトコルを前記決定プロトコルとし、全ての前記端末装置の前記希望プロトコルが前記第2の通信プロトコルである場合に前記第2の通信プロトコルを前記決定プロトコルとすることを特徴とする、請求項5に記載のコンテンツ共有システム。
- 前記第1および第2の通信プロトコルが、各々SIP(Session Initiation Protocol)およびHTTP(HyperText Transfer Protocol)であることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載のコンテンツ共有システム。
- 音声通話およびデータ通信が可能であり、かつ他装置との前記音声通話を仲介する交換機および前記他装置との前記データ通信を仲介するコンテンツ共有サーバと相互に接続されてコンテンツ共有システムを構成する端末装置であって、
前記音声通話を行う音声通話手段と、
内部に記憶されたコンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他装置上の前記同一コンテンツに反映させるため差分更新コマンドを作成すると共にこれを他装置に送信するコンテンツ共有アプリケーションと、
第1および第2の通信プロトコルのうちいずれか一方で前記データ通信を行う第1および第2の通信制御部と、
自らの状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれか一方を選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信すると共に、前記コンテンツ共有サーバから受信した決定プロトコルを前記通信プロトコルとして採用するプロトコル選択部と、
を有することを特徴とする端末装置。 - 相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、交換機と、コンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムにあって、
同一のコンテンツが双方の前記端末装置内部に予め記憶されており、
前記端末装置相互間の前記音声通話を前記交換機が仲介し、
前記端末装置相互間の前記データ通信を前記コンテンツ共有サーバが仲介し、
一方の前記端末装置で、前記コンテンツに対するユーザの操作に応じて該操作の内容を他の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドをコンテンツ共有アプリケーションが作成し且つこれを他の端末装置に送信し、
一方の前記端末装置で、前記端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれで前記データ通信を行うかをプロトコル選択部が選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信し、
全ての前記端末装置から受信した前記希望プロトコルの中から前記コンテンツ共有サーバのプロトコル決定部が決定プロトコルを決定すると共にこれを全ての前記端末装置に送信し、
全ての前記端末装置で、前記コンテンツ共有サーバから決定プロトコルを前記プロトコル選択部が受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する
ことを特徴とするプロトコル切換方法。 - 相互に音声通話およびデータ通信が可能な複数台の端末装置と、交換機と、コンテンツ共有サーバとが相互に接続されて構成されるコンテンツ共有システムにあって、
前記端末装置の各々が備えるコンピュータに、
他の端末装置と同一のコンテンツを予め記憶する手順、
前記コンテンツに対するユーザの操作に応じて他の端末装置上の前記同一コンテンツに反映させるための差分更新コマンドを作成し且つこれを他の端末装置に送信する手順、
前記端末装置の状態に応じて前記第1および第2の通信プロトコルのうちのいずれで前記データ通信を行うかを選択してこれを希望プロトコルとして前記コンテンツ共有サーバに送信する手順、
および前記コンテンツ共有サーバから決定プロトコルを受信すると共にこの決定プロトコルを通信プロトコルとして採用する手順
を実行させることを特徴とするプロトコル切換プログラム。
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