JPWO2009104601A1 - 薄膜太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、これまでは薄膜太陽電池モジュールの基板サイズが比較的小さく、無理に集積セル数を増やそうとすると、集積ロスが大きくなりすぎてしまう。そのため、集積段数を増やすのは難しかった。また、200V以上の高電圧を必須とするアプリケーションもあまりなかった。このような理由から、200V以上の高電圧を出力する薄膜太陽電池モジュールはあまり作られてこなかった。
ところが、昨今の太陽電池業界の動向は、産業用の大規模発電システムの需要が伸びるに従い、薄膜太陽電池モジュールの大型化が進み、高電圧の薄膜太陽電池モジュールを作製しやすい環境が整いつつある。また、PVMIPS(Photovoltaic Module with Integrated Power Conversion System: インバータ内蔵太陽電池モジュール)の様な交流高電圧出力太陽電池モジュールや、インバータへのダイレクト入力が可能な高電圧太陽電池モジュールの需要も高まりつつある。
しかしながら、我々が高電圧出力の薄膜太陽電池モジュールについて検討を行った結果、これまでの技術の延長線上で単に太陽電池素子の集積段数を増やして高電圧とした場合、ホットスポット耐性の面で問題が出ることが分かった。
具体的には以下のような現象が現れることを確認した。
動作中の薄膜太陽電池モジュールに影がさした場合、光が当たっている部分の太陽電池素子で発電した電力は、影になった部分の太陽電池素子で消費されるようになる。その結果、影になった部分の太陽電池素子に大きな逆電圧が発生し、影になった部分の太陽電池素子が発熱し、膜の剥離、劣化、ガラス割れなどが発生する。この時、従来のような数10V程度までの出力電圧の薄膜太陽電池モジュールの場合、主な発熱場所は太陽電池素子の膜面内の短絡部である。従って、発熱部に集中する電力が所定値以下になるように薄膜太陽電池モジュールを設計しておけば、ガラス割れ等の致命的な症状は発生しない。また、膜剥離などが発生したとしても膜面内の短絡部が焼ききられて太陽電池素子のF.F.(fill factor)が改善される方に動き、剥離による面積ロスを補う形となり、出力特性はあまり低下しなかった。
n < Rshm / 2.5 / Vpm × Ipm + 1 ・・・(1)
ここで、Rshmは、薄膜太陽電池素子の短絡抵抗値の最頻値
Vpmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電圧
Ipmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電流
2 第1電極
3 分離スクライブライン
4 光電変換層
5 第2電極
5c コンタクトライン
6 セル分離溝
7 金属電極
8 ストリング分離溝
9 カバーガラス
11 端子ボックス
12 ダイオード
13 出力端子
14,15、21〜25、31〜35 リード線
n < Rshm / 2.5 / Vpm × Ipm + 1 ・・・(1)
ここで、Rshmは、薄膜太陽電池素子の短絡抵抗値の最頻値
Vpmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電圧
Ipmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電流
この電流の流れやすさの一つの目安として、薄膜太陽電池素子に0〜数V程度の逆電圧を印加したときの電流電圧特性から算出される短絡抵抗がある。短絡抵抗をRsh[Ω]とすると、この短絡抵抗Rshが上記の光が当たっている(n-1)段のセルに対して最適負荷 Rshpmとなったときがもっとも短絡部分に電力が集中する場合である。従って、短絡抵抗Rshがその値に近くならないようにモジュールを設計する必要がある。
太陽電池モジュールの短絡抵抗Rshは、以下の手順に従って測定できる。
(1)ブロッキングダイオードが内蔵されているモジュールの場合は、ブロッキングダイオードを外す。
(2)バイパスダイオードが内蔵されているモジュールの場合、バイパスダイオードを全て外す。
(3)バイパスダイオードが複数使われていたモジュールの場合は、バイパスダイオードが繋がっていた単位で出力を取り出せるよう加工する。この後の試験はそのバイパスダイオードが繋がっていた単位で評価する。バイパスダイオードがないか1個の場合は、モジュール単位で評価する。
(4)評価対象が、複数のセルが直列接続されたセルストリングを複数含み、それらが並列接続されている構造を持つときは、以下の評価の際には、評価対象となるひとつのストリングを除いて他は全て光が当たらないようにカバーするか、並列接続を切り離して、評価対象となるひとつのストリングだけを評価できるようにする。
(5)定常光ソーラーシミュレータもしくは屋外光を用いて、評価対象に1000W/m2(または1000±200W/m2)の光を当てて温度が安定するのを待つ。
(6)温度、照度が安定した状態でI-Vカーブを測定する。これによりVpmとIpmを決定する。各太陽電池セルに出力電流はIphとする。
(7)モジュールに定常光を当てたまま、外部より定電流源を用いてIt1 = Ipmの電流を流す。この時、評価対象の出力電圧Vt1はVpmになる。(図1(a)参照)
(8)1段分のセルをマスクによって隠して、そのときの出力電圧Vt2を測定する。マスクされたセルの出力電圧はVd1となる。(図1(b)参照)
この時、セルの逆方向耐圧が高いと発熱してセルが壊れる可能性があるので、Vt2にはVt2 < 0とならないように適切なリミッタをかける。リミッタに引っかかった場合は、Vt2 = 0の時のIt2を記録し、上記(6)で測定したI-Vカーブから、電流がIt2の時の電圧を求め、それをVt1とする。
(9)セルストリング内の直列段数をnとしたとき、
Vd1 = Vt2 ? (n-1)/n × Vt1
とし、
Rsh=-Vd1 / It2
として、マスクで隠したセルのRshを求める。
(10)上記(8)〜(9)の評価を全てのセルについて繰り返し、各セルのRshの値を測定する。図2は、光の当たっているセルの電流I1と、光の当たっているセルのI−V特性を示す。また、影にしたセルの電流I1と、影にしたセルのI−V特性、即ち、傾き1/Rshを示す。
そのため、前述のように、太陽電池モジュールを構成する太陽電池素子に逆バイアスを印加し、そのときに流れるリーク電流によって短絡抵Rsh ≒ 逆バイアス電圧/リーク電流 として短絡抵抗Rshを測定する方法を採用してもかまわない。その時、印加する逆バイアス電圧としては、ホットスポットで想定される電圧をかけるのが望ましい。しかし、各セルの逆方向降伏電圧が高いかもしくは不明な場合は、実際のホットスポットで想定される電圧より低い電圧で試験することが望ましい。アモルファスシリコンと微結晶のタンデムセルの場合は、5〜8Vの逆電圧で試験することが望ましい。
Rshpm = Vpm / Ipm × (n-1) ・・・(2)
実際の短絡抵抗Rshは、ゴミや傷や突起による面内の短絡部や、レーザースクライブ周辺の低抵抗部分など種々の原因によって生じる。これらは、製造段階の様々な理由によりばらつき、ある範囲を持って分布する。代表的なシリコン薄膜太陽電池のI-V特性から、短絡抵抗Rshと、そこで消費される電力Prshの関係を図3に示す。上記短絡抵抗Rshが最適負荷Rshpmからずれた場合、大体最適負荷Rshpmの2.5倍で、電力Prshが半分以下となる。
即ち、図3では、最適負荷Rshpmが約330Ωのとき、電力はほぼ8Wであり、短絡抵抗Rshが130Ωのとき、電力はほぼ4Wである。従って、短絡抵抗Rshが最適負荷Rshpmから2.5倍以上ずれたところで製造できれば、ホットスポットによる剥離の発生は大幅に低減できる。2.5倍以上ずれればよいので、最適負荷Rshpmに対して短絡負荷Rshは2.5倍以上いくらずれてもかまわない。
リーク電流の要因が面内の短絡の場合、ホットスポット現象が起きると、面内の短絡部分が剥離するかもしくは焼ききられて高抵抗になる。そのため、そのセルのF.F.は改善されるので、剥離によるIscの低下を相殺し、その結果、特性が大きく低下することは少ない。しかし、リーク電流の要因が分離スクライブラインのリーク電流の場合、ホットスポット現象が起きると、分離スクライブラインから剥離が発生する。すると、正常な部分の太陽電池素子を巻き込んで剥離が進行したり、近くのコンタクトラインにも影響を及ぼしたりする。このため薄膜太陽電池モジュールは、リーク電流が面内の短絡の場合と比較すると、分離スクライブラインの場合は特性も信頼性も大きく低下する。
Rshm > 2.5 × Rshpm = 2.5 × Vpm ÷ Ipm × (n-1) ・・・(3)
n < Rshm ÷ 2.5 ÷ Vpm × Ipm + 1 ・・・(1)
現実的には、太陽電池素子の形状にもよるが、短絡抵抗Rshはあまり低いと、太陽電池素子特性に影響が出るので、リーズナブルな太陽電池素子ではRshm > 2000Ω程度であり、Vpm/Ipm は5〜10Ω程度である。このとき、n < 80〜160となる。最適動作電圧がVpm = 1.0V程度の太陽電池素子の場合、薄膜太陽電池モジュールの最適動作電圧が80〜160V程度のものまではおのずとこの範囲に収まる。
この問題が顕著になるのはモジュールの最適動作電圧が160Vを超えた辺りからである。その場合の対策として、前述の式(1)を守るように集積段数を決めれば、問題を生じない事を、我々は見出したのである。
前記薄膜太陽電池ストリングは、最適動作電圧が160Vを超える。
薄膜太陽電池ストリングは、開放電圧が160Vを超える。
薄膜太陽電池ストリングは、複数並列接続される。
複数の薄膜太陽電池ストリングは、前記薄膜太陽電池素子の直列接続方向に並べて配置される。
複数の薄膜太陽電池ストリングは、前記薄膜太陽電池素子の直列接続方向と直交する方向に並べて配置される。
複数の薄膜太陽電池ストリングは、前記薄膜太陽電池素子の直列接続方向および直列接続方向と直交する方向のそれぞれの方向に並べて配置される。
複数の薄膜太陽電池ストリングは同一基板上に形成される。
複数の薄膜太陽電池ストリングは、それらの電極同士を支持基板上で一体化し共通電極として直列接続される。
一体化した共通電極は、前記薄膜太陽電池素子の裏面電極である。
薄膜太陽電池ストリングは、複数の支持基板に分けて形成され、それらをひとつに封止してなる。
薄膜太陽電池ストリングが複数配置された支持基板をそれぞれ個別に封止して、それらを枠又は支持板で一体化する。
<実施形態1> −53段×12並列×2ブロック直列の実施形態―
図5は、本発明の実施形態1に係る集積型薄膜太陽電池モジュールを示し、図5(a)は平面図、図5(b)は図5(a)のA−B線断面図、図5(c)は、図5(a)のC−D線断面図を示す。図6は回路図を示す。
複数の光電変換層4を積層する場合、各半導体層は、すべてが非晶質半導体または微結晶半導体であってもよく、また非晶質半導体または微結晶半導体の任意の組合わせであってもよい。即ち、第1光電変換層が非晶質半導体であり、第2及び第3光電変換層が微結晶半導体である積層構造でもよい。又は第1及び第2光電変換層が非晶質半導体であり、第3光電変換層が微結晶半導体である積層構造でもよい。又は第1光電変換層が微結晶半導体であり、第2及び第3光電変換層が非晶質半導体である積層構造でもよい。
また上記光電変換層4は、p-n接合またはp-i-n接合であるが、n-p接合またはn-i-p接合としてもよい。更に、p型半導体層と、i型半導体層の間にi型非晶質からなるバッファ層を備えてもよいし、なくてもよい。通常p型半導体層には、ボロン、アルミニウム等のp型不純物原子がドープされ、n型半導体層には、リン等のn型不純物原子がドープされる。i型半導体層は、完全ノンドープであっても、微量の不純物を含む弱p型又は弱n型であってもよい。
光電変換層4は、シリコンに限定されることはなく、炭素が添加されたシリコンカーバイド、またはゲルマニウムが添加されたシリコンゲルマニウムのようなシリコン系半導体、またはCu(InGa)Se2、CdTe、CuInSe2などの化合物からなる化合物系半導体によって構成することができる。
なお、実施形態1の光電変換層4は、それぞれp-i-n接合よりなり、アモルファスシリコン/アモルファスシリコン/微結晶シリコンにより、3セルを積層した3接合型薄膜太陽電池である。
このとき、直列接続段数nが、下記式(1)の整数倍となるように分離スクライブライン3、コンタクトライン5c、セル分離溝6を形成する。即ち、セルストリングにおける薄膜太陽電池素子の直列接続の段数nを下記式(1)のようにする。
n < Rshm / 2.5 / Vpm × Ipm + 1 ・・・(1)
ここで、Rshmは、薄膜太陽電池素子の短絡抵抗値の最頻値
Vpmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電圧
Ipmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電流
Pa=(P/S)×Sa ・・・(4)
Pは薄膜太陽電池モジュールの出力
Sは薄膜太陽電池モジュールの有効発電部面積
Saは単位セルストリング10aの面積
1つの単位セルストリング10aが影になった場合、他の全てのセルストリングで発生した電力が影になった単位セルストリング10aに印加される。影になった単位セルストリング10aに印加される電力の値は、(P−Ps)となる。(P−Ps)の値は、単位セルストリング10aの出力Paの値が小さいほど大きくなるので、並列分割数を増やして単位セルストリング10aの出力Paを減らすと、影になった単位セルストリング10aに印加される電力が増大する。
並列分割数を増やすと、図5(b)に示すコンタクトライン5cの長さLが短くなり、その結果、コンタクトライン5Cの面積Scが小さくなる。その結果、コンタクトライン5cの抵抗値が増大する。
上記の通り、並列分割数を増やすと、(P−Ps)の値が増大し、且つコンタクトPラインの面積Scが小さくなる。従って、コンタクトライン5cに印加される電力密度(P−Ps)/Scが増大し、コンタクトライン5cが損傷されやすくなる。
まず、実施形態1の薄膜太陽電池モジュールを作製し、5V〜8Vの逆方向電圧をかけ、逆方向電流が0.019mA/cm2〜6.44mA/cm2になるように変化させたときの電流(RB電流と言う)及びI−Vを測定する。測定したサンプルの中から、逆方向電流が異なるサンプルを並列分割して、評価対象ストリングの出力が5〜50Wになるようにする。次に、薄膜太陽電池素子(1セル)のホットスポット耐性試験を行う。ホットスポット耐性試験はICE61646 1stEDITIONに準拠する。ただし、ここでは合格ラインを外観をよくする観点から10%より厳しくした。剥離面積は、薄膜太陽電池モジュールの基板側からサンプル表面を撮影し、膜剥離が起こった部分の面積を測定した。セルストリングの出力又はRB電流が異なるサンプルを測定した結果、RB電流が中程度の大きさの場合(0.31〜2.06mA/cm2)に膜剥離がおきやすいことが分かった。また、セルストリングの出力が12W以下の場合、RB電流の大きさによらず剥離面積は5%以下に抑えることができることが分かった。これにより、単位セルストリングの出力Psの出力は12W以下に設定された。
まず、実施形態1の薄膜太陽電池モジュールを作製し、発電電流の方向とは逆方向に過電流を流して、コンタクトラインの損傷を調べることにより、逆方向過電流耐性試験を行った。ここで流す電流は、IEC61730の規定に準ずると、耐過電流仕様値の1.35倍となるが、ここでは70Vで、5.5A流した。
薄膜太陽電池モジュールに上記電圧、電流を加えると、並列接続したセルストリングに電流が分割して流れる。しかし、セルストリングの抵抗値はそれぞれ異なり、そのため電流は均等に分割されない。最悪の場合、70V、5.5A全部が1つのセルストリングに印加されることがある。この最悪の場合にもセルストリングが損傷されないかどうか試験する必要がある。そこで、コンタクトラインの幅を20μmと40μmに変化させ、長さを8.2mm〜37.5cmに変化させて、サンプルを作製し、コンタクトラインの損傷を目視判定した。その結果、コンタクトラインの面積を20μm×18cmまたは40μm×9cm=0.036cm2以上にすればよいことが分かった。セルストリングに印加した電力は、385Wであるから、385W÷0.036cm2=10.7(kW/cm2)である。
上記実施形態1は、端子ボックス11内で各単位セルストリングを接続したが、薄膜太陽電池モジュールの支持基板1上に配線を施し、この配線を用いて接続してもよい。この場合に支持基板1上に施す配線は、集電電極7の形成と同時に形成してもよく、またジャンパ線のように、別配線を用いてもよい。
Rshm = 4000[Ω]
Vpm=1.80[V]
Ipm=62[mA]
n < Rshm ÷ 2.5 ÷ Vpm × Ipm + 1 = 56.1
よって、式(1)に従い、nは56段以下にすればよいので、実施形態1では106段の直列構造の真ん中に中間取出し電極7cを設けて、単位セルストリング10aは、53段としている。
また、この実施形態1では中間取り出し線7cは1本であるが、基板全体の集積段数や個々のセル電圧に応じて、分割数を増やし中間取り出し線の数を増やして1領域あたりの集積段数を減らしても良い。また、出力電圧が式(1)の段数によって得られる電圧以下である場合は、1ブロックとしてもかまわない。
図7は、本発明の実施形態2に係る集積型薄膜太陽電池モジュールを示し、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のE−F線断面図、図7(c)は、図7(a)のG−H線断面図を示す。図8は回路図を示す。
その後、集電電極7a、7b、7cを形成する際には、それぞれ図の右側のセルストリングと左側のセルストリングで分離し、独立電極となるように別々に形成する。これにより、53段直列接続×6並列のブロックが4つ出来上がる。これを図8に示したようにリード線21〜25を用いて端子ボックス11の内部でバイパスダイオード12に配線し、4ブロック直列接続にする。これにより、実施形態1のさらに倍の電圧を出力する薄膜太陽電池モジュールを実現することができる。つまり、1つのストリングの4倍の出力電圧が得られる。従って、複数の薄膜太陽電池素子が直列接続された方向に複数のセルストリングが直列接続され、また複数の薄膜太陽電池素子が直列接続された方向と直交する方向に複数のセルストリングが直列接続される。これにより、1単位のセルストリング内の直列接続数を式(1)に規定の段数以下に抑えつつ、その4倍の電圧を端子13間に出力することを可能にしている。
4ブロック直列接続する為の配線は、各ブロックからリード線を導出して薄膜太陽電池モジュール内で直接繋いでもいいし、図8に示すように各ブロックから導出したリード線を端子ボックス内で繋いでも、一旦モジュール外部に引き出してから直列に繋いでもかまわない。
この実施形態2のように、太陽電池素子の集積方向と異なる方向、例えば直交する方向に分割し、それを接続し直すと、実施形態1の場合のように集積方向にのみ分割した場合と違い、最適な集積ピッチを保ったまま高電圧化することができ、モジュール変換効率を落とすことなく高電圧化することができる。
ブロック直列を実現した実施形態―
実施形態1と2では支持基板そのものが大きく、その上に全てのセルストリングを形成した薄膜太陽電池モジュールの例を示したが、小さな支持基板を複数組み合わせて大きな太陽電池モジュールを作る場合にも同様の課題に直面する。その場合、個々の支持基板内のセルストリングを式(1)に示した条件を満たす様に形成し、それらを繋ぎ合わせれば信頼性を確保しつつ高電圧のモジュールを作製できる。即ち、セルストリングは、実施形態1及び2と同じようにして構成し、これを図9に示すように、小型集積基板2枚をひとつの集積基板9上で、並列接続する。すなわち、図9に示すように、2つの薄膜太陽電池モジュールの支持基板1を、1つのカバーガラスからなる集積基板9上に載置し、一つにまとめるように構成する。これを図10に示すように端子ボックス11内で、直列接続する。
上記小さい支持基板は、それぞれ個別に封止して、それらを図9に示すように集積基板上に一体化してもよいし、または枠を用いて一体化してもよい。また、上記のように2つの小さい支持基板を1つの集積基板上に載置して、それらをひとつに纏めるように封止してもよい。
また、二つの支持基板を別々に封止し、枠でまとめてひとつの薄膜太陽電池モジュールにしてもよい。
また、上記実施形態は、端子ボックスを1つ備えるが、端子ボックスを複数備え、複数の端子ブック間を配線することによりセルストリングを直列接続してもよい。
また、上記実施形態は、セルストリングを2個形成して2分割したが、出力電圧がセルストリングの段数nによって満足できるときは、1個であってもよい。また、セルストリングは、偶数個でなく奇数個であってもよい。
また、上記実施形態は、バイパスダイオードに接続して、セルストリングを直列接続したが、バイパスダイオード以外の保護回路を用いても良い。例えば電子式ダイオードレス保護回路などでもよい。
Claims (12)
- 表面電極、光電変換層及び裏面電極をこの順に積層した複数の薄膜太陽電池素子を互いに直列接続してなる薄膜太陽電池ストリングを備え、前記薄膜太陽電池ストリングにおける薄膜太陽電池素子の直列接続の段数nが下記式(1)を満足するように構成した薄膜太陽電池モジュール。
n < Rshm / 2.5 / Vpm × Ipm + 1 ・・・(1)
ここで、Rshmは、薄膜太陽電池素子の短絡抵抗値の最頻値
Vpmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電圧
Ipmは、薄膜太陽電池素子の最適動作電流 - 前記薄膜太陽電池ストリングは、最適動作電圧が160Vを超える請求項1に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記薄膜太陽電池ストリングは、複数並列接続される請求項1または2に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記薄膜太陽電池ストリングは、複数並列接続して構成され、前記薄膜太陽電池ストリングにバイパスダイオードを並列接続し、それを複数直列接続した請求項1から3までのいずれか1項に記載した薄膜太陽電池モジュール。
- 前記複数の薄膜太陽電池ストリングは、前記薄膜太陽電池素子の直列接続方向に並べて配置される請求項1から4までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記複数の薄膜太陽電池ストリングは、前記薄膜太陽電池素子の直列接続方向と直交する方向に並べて配置される請求項1から4までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記複数の薄膜太陽電池ストリングは、前記薄膜太陽電池素子の直列接続方向および直列接続方向と直交する方向のそれぞれの方向に並べて配置される請求項1から4までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記複数の薄膜太陽電池ストリングは、同一基板上に形成される請求項1から7までのいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記複数の薄膜太陽電池ストリングは、それらの電極同士を支持基板上で一体化し共通電極として直列接続される請求項8に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記一体化した共通電極は、前記薄膜太陽電池素子の裏面電極である請求項8に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記薄膜太陽電池ストリングは、複数の支持基板に分けて形成され、それらをひとつに封止してなる請求項1から7のいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュール。
- 前記薄膜太陽電池ストリングは、それぞれ個別に封止され、それらを枠又は支持板で一体化した請求項1から11のいずれか1項に記載の薄膜太陽電池モジュール。
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