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JP2005277113A - 積層型太陽電池モジュール - Google Patents

積層型太陽電池モジュール Download PDF

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JP2005277113A
JP2005277113A JP2004088238A JP2004088238A JP2005277113A JP 2005277113 A JP2005277113 A JP 2005277113A JP 2004088238 A JP2004088238 A JP 2004088238A JP 2004088238 A JP2004088238 A JP 2004088238A JP 2005277113 A JP2005277113 A JP 2005277113A
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Takahiro Mishima
孝博 三島
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 この発明は、最適な動作電流密度で動作が可能な積層型太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】 この発明の積層型太陽電池モジュールは、光入射側から裏面側にかけてトップセル1とボトムセル2を透明絶縁層8を介して多段に積層し、各層(n=1,2)間で、各層における1つのセル実行面積をSn、各層内のセルの動作電流密度をJnとすると、Sn×Jn=一定になるように、層間でセルの面積を変え、かつ各層間が直列回路を形成するように電気的に接続されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数の光電変換セルを多段に積層した積層型太陽電池モジュールに関するものである。
近年、光電変換装置の低コスト化と高効率化を両立させるために、資源の観点からも好ましい薄膜光電変換装置が注目され、その開発が精力的に行われている。薄膜光電変換装置の一例である非晶質シリコン光電変換装置は、大面積のガラス基板やステンレス基板上に比較的低温で形成可能であるので、その低コスト化が期待されている。
一般に薄膜光電変換装置は、表面が絶縁性の基板上に順に積層された第一電極、1以上の半導体薄膜光電変換セルおよび第二電極とを含んでいる。そして、1つの薄膜光電変換セルは、P型層とN型層で挟まれたI型層を含んでいる。
薄膜光電変換セルの厚さの大部分は、実質的に真性の半導体層であるI型層によって占められ、光電変換作用は主としてこのI型層内で生じる。したがって、光電変換層であるI型層は光吸収のためには厚いほうが好ましいが、必要以上に厚くすれば、その堆積にコストと時間がかかることになる。
また、薄膜光電変換装置の変換効率を向上させる方法として、2つ以上の光電変換セルを直結して積層したタンデム型にする方法が知られている。この方法においては、光電変換装置の光入射側に大きなバンドギャップを有する光電変換層を含む前方セルを配置し、その後ろに順に小さなバンドギャップを有する(例えばSi−Ge合金の)光電変換層を含む後方セルを配置することにより、入射光の広い波長範囲にわたって光電変換を可能にし、これによって装置全体としての変換効率の向上が図られている。タンデム型薄膜光電変換装置のなかでも、非晶質光電変換セルと微結晶結晶質光電変換セルとを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、バンドギャップの大きな非晶質シリコン光電変換層を含む非晶質シリコン光電変換セルと、バンドギャップの小さな微結晶シリコン光電変換層を含む微結晶シリコン光電変換セルとを備えたタンデム型薄膜光電変換装置においては、非晶質シリコンが光電変換し得る光の波長は長波長側において800nm程度までであるが、微結晶シリコンはそれより長い約1100nm程度までの光を光電変換することが可能であるので、より広い波長範囲にわたって入射光を有効に光電変換することが可能になる。
特開2003−197930号
ところで、タンデム型光電変換装置では、複数の光電変換セルが直列に接続されているので、光電変換装置としての短絡電流密度(Jsc)はそれらの光電変換ユニットで発生する電流値のうちの最も小さな値で制限される。
したがって、複数の光電変換ユニットのそれぞれの電流値は大きくかつ互いに均等であることが好ましいが、最適動作電流密度は制約を受けることになる。そして、全てのセルが必ずしも最適な電流密度で動作するわけではないことが多いため、電流が出力の低い側のセルによって制限されるという難点がある。
また、非晶質シリコン光電変換セルの場合には、出力電流密度を大きくするために、光劣化が増大する膜厚で無理な設計を余儀なくされている。例えば、I層の膜厚は0.2μm以上である0.3μm程度が多く用いられているのが現状である。
この発明は、上記した問題点に鑑みなされたものにして、最適な動作電流密度で動作が可能な積層型太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
この発明の積層型太陽電池モジュールは、光入射側から裏面側にかけて複数層の光電変換セルを透明絶縁層を介して多段に積層し、各層間で、各層の光電変換層における1つのセル実行面積と各層内のセルの動作電流密度との積、即ち、各層(n=1,2,3...)間で、各層の光電変換層における1つのセル実行面積をSn、各層内のセルの動作電流密度をJnとすると、Sn×Jn=一定になるように、層間でセルの面積を変え、かつ各層間が直列回路を形成するように電気的に接続されたことを特徴とする。
また、太陽電池モジュールの実効光入射面積をSとし、各層内のセルの面積をS各層内のセルの直列接続数をLn(Lnは整数)としたとき、Sn×Ln≒Sとなるように、各層内のセル面積を設定するとよい。
また、順次接続される各層の光電変換層の出力端子が、上側と下側で正負の対をなし、接続のための配線距離が最小となるように形成するとよい。
この発明によれば、各セル層毎にセルの面積を変えることで電流の大きさを調節して、最適な動作電流密度で全ての太陽電池が動作し、かつ直列に接続することが可能となる。この結果、設計と製造上の自由度が増すとともに、太陽電池セルの光劣化等に悩まされることなく最適な条件(動作電流密度、透過光量、膜厚、等の最適値)で各太陽電池を動作させることができる。
そして、総合的な出力の高い2端子方の積層型太陽電池モジュールを製造することができる。
また、プラズマ耐性の低い太陽電池とa−Si等のプラズマCVDを用いて作成される太陽電池を組み合わせて、積層型モジュールを作成する場合にも本発明は有効である。
更に、製造工程で各セル層の品質管理が個別にできるため、総合歩留りを高くすることも可能である。
以下、この発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。図1は、この発明の第1の実施形態にかかる積層型太陽電池モジュールを示す概略断面図、図2は、この発明の第1の実施形態にかかる積層型太陽電池モジュールの概略平面図である。
この第1の実施形態は、光入射側のトップセルに大きなバンドギャップを有する非晶質シリコン(a−Si)(太陽電池)セル1をその下のボトムセルにバンドギャップの小さな微結晶シリコン(μc−Si)(太陽電池)セル2を積層した2層タイプの積層型太陽電池モジュールである。そして、動作電流密度の低いセル、この実施形態では、非晶質シリコンセル1の面積を大きくし、微結晶シリコンセル2と同じ動作電流が流れるようにしている。即ち、トップ側の非晶質シリコンセル1の最適な動作電流密度をJop1とし、その1つのセル面積をS1とする。また、ボトムセルの微結晶シリコンセル2の最適な動作電流密度をJop2とし、その1つのセル面積をS2とすると、Jop1×S1=Jop2×S2の関係が成り立つように構成している。又、トップ側の非晶質シリコンセル1とボトム側の微結晶シリコンセル2とは、ポリイミドフィルム、エポキシ樹脂などからなる透明絶縁層間8により絶縁され、両者は層同士で直接には接続されない。
トップセル側の非晶質シリコンセル1は、透明絶縁基板11、例えば、ガラス基板上に所定の面積で複数個集積化されて形成される。この図1に示す例では、2つの非晶質シリコンセル1が設けられる。この透明絶縁基板11上に透明電極12として、透明導電性酸化物(TCO)が用いられる。透明電極用TCOを構成する材料としては、酸化錫、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛などが使用できるが、この実施形態では、酸化錫膜が用いられる。この透明電極12の上面には光閉じ込め効果を有する凹凸が設けられている。
この透明導電膜12は、所定のセル毎にパターニングされ、分離されている。透明電極12上に内部にPIN接合を有する非晶質シリコン半導体層13が設けられ、この非晶質シリコン半導体層13上に裏面側の透明電極14として、ITO膜が設けられ、隣接する非晶質シリコンセル1の光入射側の透明電極12と接続され、隣接する非晶質シリコンセル1同士が直列に接続されている。
一方、ボトムセル側の微結晶シリコンセル2は、裏面保護膜21上にポリイミド、酸化シリコン(SiO2)などの透明絶縁層22が設けられ、この透明絶縁層22上に所定の面積で複数個集積化されて形成される。この図1に示す例では、4つの微結晶シリコンセル2が設けられる。この絶縁層22上に裏面側の反射電極23として、反射性金属と透明導電性酸化物(TCO)との積層構造が用いられる。反射性金属としてはAg、Al等の金属が使用でき、またTCOを構成する材料としては、酸化錫、インジウム錫酸化物(ITO)、酸化亜鉛(ZnO)などが使用できる。また、反射性金属膜は絶縁層22側に配され、TCO膜は、微結晶シリコン半導体層24側に配される。反射性金属膜またはTCO膜の少なくともいずれか一方には、光閉じ込め効果を高めるための凹凸が設けられる。
裏面保護膜21としてステンレス等の反射性の部材を用い、絶縁層22として酸化シリコンなどの透光性の絶縁物を用いた場合には、反射電極23の代わりに透明電極を用いても良い。この実施形態では、裏面保護膜21としてステンレスを用い、絶縁層22として酸化シリコンを用い、反射電極23の代わりにZnOからなる透明電極23が用いられる。この透明電極23の上面には光閉じ込め効果を高めるための凹凸が設けられている。
この反射電極膜23は、所定のセル毎にパターニングされ、分離されている。反射電極232上に内部にPIN接合を有する微結晶シリコン半導体層24が設けられ、この微結晶シリコン半導体層24上に表面側の透明電極25として、ITO膜が設けられ、隣接する微結晶シリコンセル2の裏面側の反射電極23と接続され、隣接する微結晶シリコンセル2同士が直列に接続されている
図1に示すように、これら互いに集積化された非晶質シリコンセル1と微結晶シリコンセル2とが、透明絶縁層8を介して積層され、電極部4で1個の非晶質シリコンセル1と微結晶シリコンセル2とが直列に接続される。そして、非晶質シリコンセル1側に一方の取り出し電極5が、微結晶シリコンセル2側に他方の取り出し電極6を設けてこの発明における積層型太陽電池モジュールが得られる。また、この実施形態による積層型太陽電池モジュールは、順次接続される各層のセル1、2の出力端子が、上側と下側で正負の対をなし、接続のための配線距離が最小となるように形成されている。
上記のように、この発明は、各セル層毎にセルの面積を変えることで、電流の大きさを調節して、最適な動作電流密度で全ての太陽電池が動作し、かつ直列に接続することを可能としている。た。この結果、設計と製造上の自由度が増すとともに、太陽電池セルの光劣化等に悩まされることなく最適な条件、動作電流密度、透過光量、膜厚、等の最適値で各太陽電池を動作させることが可能となり、総合的な出力の高い2端子の積層型太陽電池モジュールを製造することができる。
図3に、この発明による非晶質シリコンセル1、微結晶シリコンセル2の最適動作電流Jop1とJop2が相違する場合の内部量子効率を調べた結果を、図4に従来のタンデム型太陽電池、即ち、Jop1とJop2が一致するときの内部量子効率を調べた結果を示す。図3及び図4から分かるように、この発明のように、最適動作電流Jop1とJop2が相違する場合のほうが内部量子効率が良くなる。
次に、上記した第1の実施形態における太陽電池モジュールの具体的実施例(第1の実施例)につき説明する。トップセルとしての非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1およびボトムセルとしての微結晶シリコンセル(μc−Si太陽電池2)の膜厚、セル面積を決める手法につき説明する。
図5は、トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1およびボトムセルの微結晶シリコンセル(μc−Si太陽電池2)の膜厚、セル面積を決定する手法を示す工程図である。この実施例においては、ボトムセルの動作電流密度Jop2(mA/cm)とトップセルの動作電流密度Jop1(mA/cm)との関係がJop2=2×Jop1となり、トップセルの面積S1(cm)とボトムセルの面積S2(cm)との関係がS1=0.5×S2となることを目的としている。
図5に示すように、ステップS1において、モジュールの面積Sを決定する。この実施例では、10×10cmとする。
続いて、ステップS2において、トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1のI層の膜厚を決定する。トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1のI層の膜厚t1は、光劣化が十分に小さい膜厚とする。この実施例では膜厚は0.2μm(又はそれ以下)とする。ここで、劣化率10%以下となることを条件として選択した。劣化率はAM1.5、5SUN(5倍集光)、25℃、照射時間160minの条件下で測定した。
次に、ステップS3において、トップセルの動作電流密度Jop1を決定する。I層の厚さ0.2μmとして作成した有効面積1×1cmの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1を作成する。このときの形成条件は、実際にモジュールとして作成するときと同じ形成条件で、表1に示す条件で作成する。このサンプルは、この実施例と同じ積層型太陽電池モジュールのトップセル1と同じである。但し、集積構造は作らずに光透過率が同じものを作成した。作成したサンプルをソーラーシュミレーター(AM1.5、100mW/cm)にて、セルの電流−電圧特性を測定する。これによりトップセルの動作電流密度Jop1を求める。動作電流密度は、電流−電圧特性から出力電力(電流×電圧)を計算し最大になる点の電流値とした。この実施例では、Jop1=8.1mA/cmであった。
測定の際に実デバイスの構造を模擬するため、即ち、ボトムセル2からの反射光の影響を考慮する為に、トップセル1の下にボトムセル2を置く。ボトムセル2は次のステップS5で形成するものを用いる。初回のボトムセル2のI層の膜厚t2は任意に選ぶ、そして、ステップS5の手順を行った後、膜厚t2が決定されるので、実際には、ステップS2からS5の手順を数回繰り返している。
その後、ステップS4において、トップセル1の透過光量を求める。ステップS2で求めたI層の膜厚(t1)を有するトップセル1を形成する。そして、このトップセル1をボトムセル2の上において、ボトムセル2の電流−電圧特性を測定する。ボトムセル2は、μc−Si太陽電池で形成され、セル面積1×1cm、I層膜厚t2は1.0〜3.0μmの範囲で複数個準備する。このときの形成条件は、実際にモジュールとして作成するときと同じ形成条件で、表2に示す条件で作成する。
このように、トップセル1をボトムセル2の上において、ソーラーシュミレーター(AM1.5、100mW/cm)にて、ボトムセル2の電流−電圧特性を測定する。これにより、トップセル1から透過した光をボトムセル2に入射し、実使用条件での発電特性が測定可能となる。図6にボトムセル2のI層の膜厚t2と動作電流密度jop2の関係を示す。
ステップS5において、ステップS4で測定した動作電流密度の膜厚依存性よりこの実施例の目標を満足するように、ボトムセル2の動作電流密度Jop2=2×Jop1となるようなI層の膜厚t2の最小値を探す。図6より、I層の膜厚t2は2.4μm以上必要なことがわかる。ここで、t2=2.4μm、Jop2=16.2mA/cmと決定する(ステップS6)。尚、目標を満足するt2の値が得られない場合、t1の値及びt2の範囲を見直す必要がある。
続いて、ステップS7において、トップセル1の面積S1を決定する。ボトムセル面積S2は、この実施例ではS2=10×2.5cmと設定しているので、図7に示すように、各セルが直列に接続された層間に流れる電流の連続関係は、Jop2×S2=Jop1×S1から、S1=10×5cmであることが導かれる。
そして、ステップS8に示すように、以上の手順により、S1=10×5cm、S2=10×2.5cm、Jop1=8.1mA/cm、 Jop2=16.2mA/cmが決定できる。
図5に示した設計手順に従って、トップセル(a−Si太陽電池)1およびボトムセル(μc−Si太陽電池)2の膜厚、セル面積を決定した後、トップセル(a−Si太陽電池1)およびボトムセル2(μc−Si太陽電池)を形成する。
(トップセル1としてのa−Si太陽電池層の形成)
図8に示すように、予め所定の領域にパターニングした膜厚80nmの酸化錫透明導電膜12を設けた面積125×125mm2のガラス基板11上に、RFプラズマCVD法により、膜厚5nm程度のP型非晶質シリコンカーバイト層、膜厚0.2μmのI型非晶質シリコン層、膜厚5nm程度のN型非晶質シリコン層からなる非晶質シリコン半導体層13を形成する。形成条件を表1に示す。
Figure 2005277113
非晶質シリコン半導体層13は、周知のレーザパターニング法により所定のセルに分割されている。そして、この非晶質シリコン半導体層13上に錫をドープした膜厚80nmのITO膜14がスパッタ法により形成される。このITO膜14は周知のレーザパターニング法で分離されているとともに、隣接する非晶質シリコンセル1の光入射側の透明電極12と接続され、隣接する非晶質シリコンセル1同士が直列に接続され、この実施例では2セル集積型a−Si太陽電池が形成される。各トップセル1の有効面積は100×50mm2である。
次に、図9に示すように、導電性ペーストを用いて接合電極4を形成するとともに、外部接続用の電極タブ(スズメッキ付き軟銅箔)5を透明導電膜12と接合する。
(ボトムセル2としてのμc−Si太陽電池層の形成)
図10に示すように、面積125×125mm2のSUS基板21上に、熱CVD法にて膜厚0.5μmのSiO2からなる絶縁膜22を設け、この絶縁膜22上にRFスパッタにより1μm厚のZnO膜(裏面電極)23を形成する。これをレーザパターニング法などにより、所定の領域にパターニングする。そして、表2に示す条件で、RFプラズマCVD法により、膜厚5nm程度のN型微結晶シリコン層、膜厚2.4μmのI型微結晶シリコン層、膜厚5nm程度のP型微結晶シリコンカーバイト層からなる微結晶シリコン半導体層24を形成する。
Figure 2005277113
微結晶シリコン半導体層24は、周知のレーザパターニング法により所定のセルに分割されている。そして、この微結晶シリコン半導体層24上に錫をドープした膜厚80nmのITO膜25がスパッタ法により形成される。このITO膜25は周知のレーザパターニング法で分離されているとともに、隣接する微結晶シリコンセル2の裏面電極23と接続され、隣接する微結晶シリコンセル2同士が直列に接続され、この実施例では4セル集積型μc−Si太陽電池が形成される。各ボトムセル2の有効面積100×25mm2である。
次に、図11に示すように、導電性ペーストを用いて接合電極4を形成するとともに、裏面電極23に外部接続用の電極タブ6を接合する。
(スペーサ挿入およびセル層間接合電極形成)
次に、図12に示すように、各セル1、2層を精度良く接合するために、a−Siセル上に樹脂製のスペーサ7を仮固定する。次に、a−Si太陽電池層の−極およびμc−Si太陽電池層の+極の接合のため、各接合電極4、4上に導電性ペーストを塗布し、接合電極が重なり合う様に張り合わせる。その後、図13に示すように、両セル層間に絶縁層となる透明樹脂(エポキシ樹脂)8を充填し、真空脱気して気泡を除去しながら接着する。
そして、図14に示すように、透明樹脂3の固化後にスペーサ7を除去する。以上の工程を経て、2つのa−Si太陽電池セル1、および4つのμc−Si太陽電池セル2が直列に接合された積層型太陽電池モジュールが完成する。
この実施例における積層型太陽電池モジュールでは、膜厚0.2μmのa−Si太陽電池セルを用いているため、光照射による初期劣化が数%いないと抑制されるという利点がある。また、各層のセル数の比が整数であることから、上側のセルの電極部が下側のセルの電極部と重なり合って、下側のセルの電極による光遮蔽が最小化されるという利点がある。
ところで、バンドギャップ(Bg)の大きく異なる紫外光セル(ZnO/CuAlO2)や、長波長感度が優れた微結晶シリコンゲルマニウム(μc−SiGe)セル等は動作電流密度が小さいために、従来の積層型太陽電池には利用困難であった。しかしながら、図15に示すように、太陽光のスペクトルはこれらの素子にも有効な波長域にあるため、積層型の素子として活用することが望まれる。本発明の積層型太陽電池モジュールの構成によれば、図16に示すように、広いバンドギャップ領域の半導体素子を積層型太陽電池モジュール向けに、動作電流を調節して最適な条件で使用することができる。図16は、非晶質シリコン太陽電池セル1,微結晶シリコン太陽電池セル2,微結晶シリコンゲルマニウム太陽電池セル8を用いたこの発明の積層型太陽電池モジュールの構成を示す概略図である。この図17に示すものは、短波長側から長波長側に向かって非晶質シリコン太陽電池セル1,微結晶シリコン太陽電池セル2,微結晶シリコンゲルマニウム太陽電池セル8を用いる構成である。
次に、上記した三層構造の積層型太陽電池モジュールの具体的実施例(第2の実施例)につき説明する。トップセルとしての非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1およびミドルセルとしての微結晶シリコンセル(μc−Si太陽電池)2及びボトムセルとして微結晶シリコンゲルマニウム太陽電池セル3のそれぞれの膜厚、セル面積を決める手法につき説明する。
図18は、トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1、ミドルセルとしての微結晶シリコンセル(μc−Si太陽電池)2及びボトムセルとして微結晶シリコンゲルマニウム太陽電池セル8のそれぞれのの膜厚、セル面積を決定する手法を示す工程図である。この実施例においては、ミドルセルの動作電流密度Jop2(mA/cm)とトップセルの動作電流密度Jop1(mA/cm)、ボトムセルの動作電流密度Jop3(mA/cm)との関係がJop2=2×Jop1=4×Jop3となり、トップセルの面積S1(cm)とミドルセルの面積S2(cm)、ボトムセルの面積S3(cm)との関係がS1=0.5×S2=0.25×S3となることを目的としている。
図17に示すように、ステップS11において、モジュールの面積Sを決定する。この実施例では、10×10cmとする。
続いて、ステップS12において、トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1のi層の膜厚を決定する。トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)1のI層の膜厚t1は、光劣化が十分に小さい膜厚とする。この実施例では膜厚は0.15μm(又はそれ以下)とする。ここで、劣化率10%以下となることを条件として選択した。劣化率はAM1.5、5SUN(5倍集光)、25℃、照射時間160minの条件下で測定した。
次に、ステップS13において、トップセルの動作電流密度Jop1を決定する。I層の厚さ0.15μmとして作成した有効面積1×1cmの非晶質シリコンセル(a−SI太陽電池)1を作成する。このときの形成条件は、実際にモジュールとして作成するときと同じ形成条件で、表1に示す条件で作成する。このサンプルは、この実施例と同じ積層型太陽電池モジュールのトップセル1と同じでる。但し、集積構造は作らずに光透過率が同じものを作成した。作成したサンプルをソーラーシュミレーター(AM1.5、100mW/cm)にて、セルの電流−電圧特性を測定する。これによりトップセルの動作電流密度Jop1を求める。動作電流密度は、電流−電圧特性から出力電力(電流×電圧)を計算し最大になる点の電流値とした。この実施例では、Jop1=6.15mA/cmであった。
測定の際に実デバイスの構造を模擬するため、即ち、セル裏面側からの反射光の影響を考慮する為に、トップセル1の下にミドルセル2、ボトムセル3を置く。ミドルセル2,ボトムセル3の膜厚が決まっていない初期段階で、実デバイスの構造を模擬する場合は、暫定的にミドルセル2の膜厚t2、ボトムセル3の膜厚t3に適当な値、例えば、1μm程度のものを用いて測定を行う。その後、ステップS11からS18の手順を繰り返し、ミドルセル2の膜厚t2、ボトムセル3の膜厚t3と順次決定しながら、膜厚の値が収束するまで繰り返す。
その後、ステップS14において、トップセル1の透過光量を求める。ステップS12で求めたI層の膜厚(t1)を有するトップセル1を形成する。そして、このトップセル1をミドルセル2の上におき、且つミドルセル2の下にボトムセル3を置いた状態で電流−電圧特性を測定する。ミドルセル2は、μc−Si太陽電池で形成され、セル面積1×1cm、I層膜厚t2は1.0〜3.0μmの範囲で複数個準備する。このときの形成条件は、実際にモジュールとして作成するときと同じ形成条件で、表2に示す条件で作成する。ミドルセル2の下に置くボトムセル3は上記ステップS12の工程の際と同様に模擬の処理を行う必要がある。
このように、トップセル1をボトムセル2の上に置き且つミドルセル2の下にボトムセル3を置いた状態て、ソーラーシュミレーター(AM1.5、100mW/cm)にて、ミドルセル2の電流−電圧特性を測定する。これにより、トップセル1から透過した光をミドルセル2に入射し、ボトムセル3からの光反射を考慮した実使用条件での発電特性が測定可能となる。図19にミドルセル2のI層の膜厚t2と動作電流密度jop2の関係を示す。
ステップS15において、ステップS14で測定した動作電流密度の膜厚依存性よりこの実施例の目標を満足するように、ミドルセル2の動作電流密度Jop2=2×Jop1となるようなI層の膜厚t2の最小値を探す。図19より、I層の膜厚t2は0.95μm以上必要なことがわかる。ここで、t2=0.95μm、Jop2=12.3mA/cmと決定する(ステップS16)。尚、目標を満足するt2の値が得られない場合、t1の値及びt2の範囲を見直す必要がある。
続いて、ステップS17において、トップセル1の面積S1を決定する。ボトムセル面積S2は、この実施例ではS2=10×2.5cmと設定しているので、各セルが直列に接続された層間に流れる電流の連続関係は、Jop2×S2=Jop1×S1から、S1=10×5cmであることが導かれる。
そして、ステップS18で、ステップS12、S15で決定した膜厚のトップセル1とミドルセル2を、ボトムセル3の上に重ねておいて、ソーラーシュミレーター(AM1.5、100mW/cm)にて、ボトムセルの電流−電圧特性を測定する。ボトムセル3は、μc−SiGe太陽電池で形成され、セル面積1×1cm、I層膜厚t3は1.0〜2.25μmの範囲で複数個準備する。このときの形成条件は、実際にモジュールとして作成するときと同じ形成条件で、表3に示す条件で作成する。、ソーラーシュミレーター(AM1.5、100mW/cm)にて、ボトムセルの電流−電圧特性を測定した結果を図20に示す。これにより、トップセル1とミドルセル2から透過した光を用いた実使用条件での発電特性が測定可能となる。
次に、ステップS19にて、ステップS18で測定した動作電流密度の膜厚依存性よりこ実施例の目標を満足するようにボトムセル3の動作電流密度Jop2=4×Jop3となるようなt3の最小値を探すと、t3は1.7μm以上必要なことがわかる。ここでt3=1.7μm、Jop3=3.08mA/cmと決定できる(ステップS20)。ここで目標を満足するt3の値が得られない場合、t1の値及びt2の範囲及びt3の範囲を見直す必要がある。ここでステップS17と同様に、電流の連続関係Jop2×S2=Jop3×S3から、S3=10×10cmであることが導かれる。
そして、ステップS21にて、以上の手順により、S1=10×5cm、S2=10×2.5cm、S3=10×10cm、Jop1=6.15mA/cm、 Jop2=12.3mA/cm、Jop3=3.08mA/cmと決定する。
表3に、上記した各セルの電流−電圧特性を測定した結果を示す。
Figure 2005277113
図18に示した設計手順に従って、トップセル(a−Si太陽電池)1、ミドルセル(μc−Si太陽電池)2およびボトムセル(μc−SiGe太陽電池)8の膜厚、セル面積を決定した後、トップセル(a−Si太陽電池1)ミドルセル(μc−Si太陽電池)2およびボトムセル(μc−SiGe太陽電池)8を形成する。
第2の実施例として3層の積層型太陽電池モジュールにつき図20に従い説明する。
(トップセル1としてのa−Si太陽電池層の形成)
第1の実施例と同様に、予め所定の領域にパターニングした膜厚80nmの酸化錫透明導電膜12を設けた面積125×125mm2のガラス基板11上に、表1に示す条件により、RFプラズマCVD法により、膜厚5nm程度のP型非晶質シリコン層、膜厚0.15ミクロンのI型非晶質シリコン層、膜厚5nm程度のN型非晶質シリコン層からなる非晶質シリコン半導体層13を形成する。そして、非晶質シリコン半導体層13を周知のレーザパターニング法により所定のセルに分割した後、この非晶質シリコン半導体層13上に錫をドープした膜厚80nmのITO膜14がスパッタ法により形成する。このITO膜14は周知のレーザパターニング法で分離されているとともに、隣接する非晶質シリコンセル1の光入射側の透明電極12と接続され、隣接する非晶質シリコンセル1同士が直列に接続され、この実施例では2セル集積型a−Si太陽電池が形成される。各トップセル1の有効面積は100×50mm2である。
導電性ペーストを用いて接合電極4を形成するとともに、外部接続用の電極タブ(スズメッキ付き軟銅箔)5を透明導電膜12と接合する。
(ミドルセル2としてのμc−Si太陽電池層の形成)
125×110×0.5mm厚のガラス基板21上に、RFスパッタにより1μm厚のZnO膜(裏面電極)23を形成する。これをレーザパターニング法などにより、所定の領域にパターニングする。そして、表2に示す条件で、RFプラズマCVD法により、膜厚5nm程度のN型微結晶シリコン層、膜厚2μmのI型微結晶シリコン層、膜厚5nm程度のP型非微結晶からなる微結晶シリコン半導体層24を形成する。微結晶シリコン半導体層24は、周知のレーザパターニング法により所定のセルに分割され、この微結晶シリコン半導体層24上に錫をドープした膜厚80nmのITO膜25がスパッタ法により形成される。このITO膜25は周知のレーザパターニング法で分離されているとともに、隣接する微結晶シリコンセル2の裏面電極23と接続され、隣接する微結晶シリコンセル2同士が直列に接続され、この実施例では4セル集積型μc−Si太陽電池が形成される。各ミドルセル2の有効面積100×25mm2である。125×110×0.5mm厚の
(ボトムセル3としてのμc−SiGe太陽電池層の形成)
面積125×125mm2のSUS基板31上に、熱CVD法にて膜厚0.5μmのSiO2からなる絶縁膜32を設け、この絶縁膜32上にRFスパッタにより1μm厚のZnO膜(裏面電極)33を形成する。そして、表4に示す条件で、RFプラズマCVD法により、膜厚5nm程度のN型微結晶シリコンゲルマニウム層、膜厚2μmのI型微結晶シリコンゲルマニウム層、膜厚5nm程度のP型非微結晶からなる微結晶シリコンゲルマニウム半導体層34を形成する。微結晶シリコンゲルマニウム半導体層34上に透明導電膜35が形成される。導電性ペーストを用いて接合電極タブ9を形成するとともに、外部接続用の電極タブ(スズメッキ付き軟銅箔)37を裏面電極33と接合する。尚、このボトムセル3の有効面積は100×100mm2である。
Figure 2005277113
−Si太陽電池セルおよびμc−Si太陽電池セルの接続は基本的には第1の実施例と同じようにして接続及び張り合わせが行われる。μc−Si太陽電池セルの負極とμc−SiGe太陽電池セルの正極は、電極タブ(スズメッキ付き軟銅箔)と低温硬化型銀ペースト9により接合する。
このように、この発明によれば、広いバンドギャップ領域の半導体素子を積層型太陽電池モジュール向けに、動作電流を調節して最適な条件で使用することができる。
上記した実施例においては、3層までの積層型太陽電池モジュールにつき説明したが、必要に応じ4層以上に構成することもできる。また、各セルの半導体の材料は、上記に限られず、必要なバンドギャップ野茂のを適宜選択すればよい。
この発明の第1の実施形態にかかる積層型太陽電池モジュールを示す概略断面図である。 この発明の第1の実施形態にかかる積層型太陽電池モジュールの概略平面図である。 この発明による非晶質シリコンセル、微結晶シリコンセルの動作電流Jop1とJop2が相違する場合の内部量子効率を調べた結果を示す特性図である。 従来のタンデム型太陽電池、動作電流Jop1とJop2が一致するときの内部量子効率を調べた結果を示す特性図である。 この発明によるトップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)およびボトムセルの微結晶シリコンセル(μc−Si太陽電池2)の膜厚、セル面積を決定する手法を示す工程図である。 この発明の第1の実施例のボトムセル2のI層の膜厚t2と動作電流密度jop2の関係を示す測定図である。 各セルが直列に接続された層間に流れる電流の連続関係を示す図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 この発明の第1の実施例に係る積層型太陽電池モジュールの製造方法を工程別に示す断面図である。 太陽光のスペクトル特性図である。 非晶質シリコン太陽電池セル、微結晶シリコン太陽電池セル、微結晶シリコンゲルマニウム太陽電池セルを用いたこの発明の積層型太陽電池モジュールの構成を示す概略図である。 トップセルの非晶質シリコンセル(a−Si太陽電池)、ミドルセルとしての微結晶シリコンセル(μc−Si太陽電池)及びボトムセルとして微結晶シリコンゲルマニウム太陽電池セル8それぞれのの膜厚、セル面積を決定する手法を示す工程図である。 この発明の第2の実施例のミドルセル2のI層の膜厚t2と動作電流密度jop2の関係を示す測定図である。 この発明の第2の実施例のボトムセル3のI層の膜厚t3と動作電流密度jop2の関係を示す測定図である。 この発明の第2の実施例に係る積層型太陽電池モジュールを示す断面図である。
符号の説明
1 非晶質シリコンセル(トップセル)
2 微結晶シリコンセル(ボトムセル)
8 透明絶縁層
11 透明絶縁基板
12 透明電極
13 非晶質シリコン
14 透明電極
21 裏面保護膜
22 透明絶縁層
23 透明電極
24 微結晶シリコン半導体層
25 透明電極

Claims (3)

  1. 光入射側から裏面側にかけて複数層の光電変換セルを透明絶縁層を介して多段に積層し、各層間で、各層の光電変換層における1つのセル実行面積と各層内のセルの動作電流密度との積が一定になるように、層間でセルの面積を変え、かつ各層間が直列回路を形成するように電気的に接続されたことを特徴とする積層型太陽電池モジュール。
  2. 太陽電池モジュールの実効光入射面積をSとし、各層内のセルの面積をS各層内のセルの直列接続数をLn(Lnは整数)としたとき、Sn×Ln≒Sとなるように、各層内のセル面積を設定することを特徴とする請求項1に記載の積層型太陽電池モジュール。
  3. 順次接続される各層の光電変換層の出力端子が、上側と下側で正負の対をなし、接続のための配線距離が最小となるように形成されることを特徴とする請求項1なまたは2に記載の積層型太陽電池モジュール。
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