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JPWO2008075730A1 - インクジェット記録装置およびそのメンテナンス処理方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびそのメンテナンス処理方法 Download PDF

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JPWO2008075730A1 JP2008506667A JP2008506667A JPWO2008075730A1 JP WO2008075730 A1 JPWO2008075730 A1 JP WO2008075730A1 JP 2008506667 A JP2008506667 A JP 2008506667A JP 2008506667 A JP2008506667 A JP 2008506667A JP WO2008075730 A1 JPWO2008075730 A1 JP WO2008075730A1
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Abstract

タンク交換後に生じる混色を解消しながらも、タンク交換時のメンテナンス処理で消費されるインク量を極力節約する。そのために、インクタンク交換後に実行されるメンテナンス処理の内容(吸引量や予備吐出回数)を、交換されたインクタンクのインク消費量に応じて異ならせる。これにより、新たにインクタンクが装着された後の混色を抑制しつつも、混色がさほど懸念されない場合には必要以上にインクが消費されないように廃インク量を管理することが可能となる。

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。特に、複数色のインクを記録可能なカラーインクジェット記録ヘッドに対する、安定した吐出を維持するためのメンテナンス処理方法に関する。
インクジェット記録装置は、入力画像データに応じてインクジェット記録ヘッドからインクなどの液体を記録媒体に向けて吐出し、記録媒体に複数のドットを記録することによって画像を形成する。このような構成のインクジェット記録装置では、インクの吐出状態を適正に保つために、記録ヘッドに対するメンテナンス処理(以下、回復動作ともいう)を行うのが一般である。
メンテナンス処理は主に、吸引回復処理、予備吐出処理、ワイピング処理などによって構成されている。吸引回復処理は、記録ヘッドの吐出口が配列するフェイス面をキャップなどで覆い、チューブポンプ、ピストンポンプ等のポンプ手段によってキャップ内部に負圧を生じさせ、個々の吐出口から強制的にインクを排出させる処理である。この吸引回復処理によって、吐出動作に不具合を及ぼす増粘インクや記録ヘッド液室内の気泡をヘッド内部から除去することが出来る。
予備吐出処理は、個々の吐出口から安定した吐出が行えるようにするための予備的な吐出動作である。特に、吸引回復処理直後の記録ヘッドにおいては、強制的に吸引されキャップ内に排出されたインクの一部が逆流して、個々の吐出口内部に入り込んでしまう場合がある。すなわち、記録ヘッド液室(ink chamber)内やノズル内部に再び増粘インクの一部が戻ってしまったり、複数のインク色を吐出する記録ヘッドのフェイス面を1つのキャップで吸引する構成の場合は、キャップ内で混色したインクが各色のノズル内に流入してしまったりする。そこで、吸引回復処置を行った後には、増粘インクや混色インクを排出するために、キャップ内を大気に連通させた状態でキャップ内に向けて、予備吐出を行うのが一般である。予備吐出回数は、例えば、各色1ノズルあたり、吐出周波数10kHzで20000発程度行ったりするが、発数や駆動周波数は、逆流によって混入された増粘インクや混色インクが排出されるに十分であればどのような値であってもよい。
ワイピング処理は、吸引回復処理、予備吐出処理、あるいは一般の記録動作に伴って記録ヘッドのフェイス面に付着したインクを、ワイピング部材などを用いて払拭する処理である。
以上説明したように、吸引回復処理、予備吐吐出処理、およびワイピング処理のそれぞれを、記録前後、或いは記録中の適切なタイミングにおいて実行することにより、記録ヘッドの吐出を安定した状態に維持することが出来る。
ところで、以上説明した吸引回復処理や予備吐出処理では実際の記録とは無関係にインクが消費されるが、ランニングコストを低減するためには、このように消費されるインクは出来るだけ少量に抑えるのが良い。特にインクタンク交換時の吸引回復処理では吐出安定性の観点から多量のインクが吸引されがちであり、この時の吸引量や予備吐出量を少しでも抑えることが、ランニングコストを低減するための着目点となる。
特許文献1には、インクタンク交換時の吸引回復処理と、インクタンク交換時以外の吸引回復処理で、吸引量を異ならせる方法が開示されている。また、特許文献2には、タンク交換前後で吸引動作を重複して行わないようにするための処理が開示されている。更に特許文献3には、複数色のインクを吐出する記録ヘッドに対して1つのキャップを用い一括して吸引回復動作を実行するインクジェット記録装置において、交換されたインクタンクの種類(インク色)に応じて吸引量を異ならせる方法が開示されている。更にまた、特許文献4には、1種類のインクに対し、大ドットを記録するノズル列と小ドットを記録するノズル列を有するインクジェット記録ヘッドにおける、吸引回復処理後の効果的な予備吐出方法が開示されている。
特開平7−17058号公報 特開2003−291368号公報 特開2005−306013号公報 特開2004−98626号公報
ところで、インクジェット記録装置では、使用に応じてインクタンク内のインクは徐々に減少し、ついには記録が不可能になる。ページの途中で突然記録が不可能になるのを防ぐため、一般のインクジェット記録装置では、記録ヘッドの吐出回数や吸引回数からインク残量を予測する手段を設け、インク残量が僅かになった時点でユーザにこれを告知し、タンク交換を促すものが多い。しかしながら、インク残量が僅かであることの告知が行われた時点で、直ちにインクタンクの交換が行われるとは限らない。記録すべきページ数が残り僅かである場合や、交換すべき新たなインクタンクが手元にない場合などには、告知が行われても、しばらく記録を続行させる場合はある。
ここで、タンク内のインクが略空になった状況からの、インクタンク内の圧力変化について考える。まず、タンク内部に大気連通が可能なインクタンクでは、吐出動作に伴いタンク内のインクが排出されて行く分、大気が吸入されインクタンク内にエアパスが形成される。すなわち、外気と同じ大気圧をタンク内でも維持することが出来る。一方、大気連通が不可能な密閉系のインクタンクでは、インク残量が僅かになった段階からタンク内の負圧が急激に高まっていく。そして、その値がメニスカス耐圧(すなわち記録ヘッドのノズル近傍にあるインクがノズルの毛細管力とインクタンクの負圧の引っ張り合いによってメニスカスを形成するために耐えられる圧力)を超えた時点でインクの逆流が発生する。近年では、スポンジなどの吸収体にインクを保持しておく前者の大気連通型形態だけではなく、液体のままでインクを保持しておくことの出来る後者の密閉型のインクタンクも提供されている。
密閉型のインクタンクにおいて、吸引回復処理を行った時点で上述したような逆流が生じると、個々のノズルにはキャップ内に存在する混色したインクが流入し、記録ヘッドの共通液室内やインク供給口、更にはインクタンク内部にまで導かれてしまう。更に、この状態でインクタンクの交換が行われると、記録ヘッドとインクタンクとを連結するためのインク供給口付近に残った混色インクが、交換された新しいインクタンク内に入り込む恐れもある。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、タンク交換後に生じる混色自体を抑制すること、あるいは、必要最小減のインク排出量にて混色状態を解消することである。
図1は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置の概略構成を説明するための斜視図である。 図2は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置の概略構成を説明するための斜視図である。 図3は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置の概略構成を説明するための側断面図である。 図4は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置のクリーニング部の概略構成を説明するための断面図である。 図5は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置のクリーニング部の概略構成を説明するための断面図である。 図6は、本発明の適用が可能なインクジェット記録装置のクリーニング部の概略構成を説明するための断面図である。 図7は、記録装置における電気的回路の全体構成を概略的に説明するためのブロック図である。 図8は、メイン基板E1004の内部構成を示すブロック図である。 図9は、マルチセンサの概略構成を説明するための図である。 図10は、ヘッドカートリッジに対しインクタンクを装着する様子を示した図である。 図11は、本発明の実施形態で用いるインクタンクの1つの概略構成を説明するための斜視図である。 図12は、インクを消費し続けたときのインク消費量D(dot)とタンク内の負圧の関係を説明するための図である。 図13は、第1の実施形態において、ASICが制御するインクタンク交換シーケンスを説明するためのフローチャートである。 図14は、第2の実施形態において、ASICが制御するインクタンク交換シーケンスを説明するためのフローチャートである。 図15は、第3の実施形態において、ASICが制御する記録動作中の回復処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
1.基本構成
1.1 機構部の構成
本実施形態で適用する記録装置における各機構部の構成を説明する。本実施形態における記録装置本体は、各機構部の役割から、概して、給紙部、用紙搬送部、排紙部、キャリッジ部、およびクリーニング部等に分類することができ、これらは外装部に収納されている。
以下、これらの図面を適宜参照しながら、本発明に関わる機構部を順次説明する。
(A)キャリッジ部(図1〜3および図7参照)
キャリッジ部は、記録ヘッドH1001を取り付けるためのキャリッジM4000を有しており、キャリッジM4000は、ガイドシャフトM4020およびガイドレールM1011によって支持されている。ガイドシャフトM4020は、シャーシM1010に取り付けられており、記録媒体の搬送方向(Y方向)に対する直角方向(X方向)にキャリッジM4000を往復走査させるように案内支持している。ガイドレールM1011は、シャーシM1010に一体に形成されており、キャリッジM4000の後端を保持して記録ヘッドH1001と記録媒体との隙間を維持する役割を果たしている。また、ガイドレールM1011のキャリッジM4000との摺動側には、ステンレス等の薄板からなる摺動シートM4030が張設され、記録装置の摺動音の低減化を図っている。
キャリッジM4000は、シャーシM1010に取り付けられたキャリッジモータE0001によりタイミングベルトM4041を介して駆動される。また、タイミングベルトM4041は、アイドルプーリM4042によって張設、支持されている。さらに、タイミングベルトM4041は、キャリッジM4000とゴム等からなるキャリッジダンパを介して結合されており、キャリッジモータE0001等の振動を減衰することで、記録される画像のむら等を低減している。
図7を参照するに、キャリッジM4000の位置を検出するためのエンコーダスケールE0005が、タイミングベルトM4041と平行に設けられている。エンコーダスケールE0005上には、150lpi〜300lpiのピッチでマーキングが形成されている。そして、当該マーキングを読み取るためのエンコーダセンサE0004が、キャリッジM4000に搭載されたキャリッジ基板E0013に設けられている。キャリッジ基板E0013には、記録ヘッドH1001と電気的な接続を行うためのヘッドコネクタE0101も設けられている。また、キャリッジM4000には、電気基板E0014から記録ヘッドH1001へ、駆動信号を伝えるためのフレキシブルケーブルE0012が接続されている。
記録ヘッドH1001をキャリッジM4000に固定するための構成として次のものが設けられている。すなわち、記録ヘッドH1001をキャリッジM4000に押し付けながら位置決めするための不図示の突き当て部と、所定の位置に固定するための不図示の押圧手段が、キャリッジM4000上に設けられている。押圧手段は、ヘッドセットレバーM4010に搭載され、記録ヘッドH1001をセットする際に、ヘッドセットレバーM4010を回転支点を中心に回して記録ヘッドH1001に作用する構成になっている。
さらに、キャリッジM4000には、CD−R等の特殊メディアへ記録を行う際や、記録結果や用紙端部等の位置検出用として、反射型の光センサからなる位置検出センサM4090が取り付けられている。位置検出センサM4090は、発光素子より発光し、その反射光を受光することで、キャリッジM4000の現在位置を検出することができる。
上記構成において記録媒体に画像形成する場合、行位置に対しては、搬送ローラM3060およびピンチローラM3070からなるローラ対が、記録媒体を搬送して位置決めする。また、列位置に対しては、キャリッジモータE0001によりキャリッジM4000を上記搬送方向と垂直な方向に移動させて、記録ヘッドH1001を目的の画像形成位置に配置させる。位置決めされた記録ヘッドH1001は、電気基板E0014からの信号に従って、記録媒体に対しインクを吐出する。記録ヘッドH1001についての詳細な構成および記録システムは後述する。本実施形態の記録装置においては、記録ヘッドH1001により記録を行いながらキャリッジM4000が列方向に走査する記録主走査と、搬送ローラM3060により記録媒体が行方向に搬送される副走査とを交互に繰り返す。これにより、記録媒体上に画像を形成していく構成となっている。
(B)クリーニング部(図4〜6)
クリーニング部は記録ヘッドH1001のメンテナンス処理(回復処理)を行うための機構である。これは、ポンプM5000、記録ヘッドH1001の乾燥を抑えるためのキャップM5010、記録ヘッドH1001の吐出口形成面をクリーニングするためのワイパ部M5020などから構成されている。
本実施形態では、クリーニング部の主な駆動力は、APモータE3005から伝達される。そして不図示のワンウェイクラッチにより、一方向の回転でポンプM5000を作動させ、その回転量でインクの吸引量を制御する。また、もう一方向の回転ではワイパ部M5020に備えられた3種類のブレードM5020A〜Cの移動、およびキャップM5010の昇降を行わせるようになっている。なお、本実施形態のAPモータE3005は記録媒体の給紙動作の駆動源にも用いられるものであるが、クリーニング部の動作を行うための専用のモータが設けられていてもよい。
キャップM5010はAPモータE3005から不図示の昇降機構を介して昇降可能に駆動される。上昇位置では、記録ヘッドH1001に設けた数個の吐出部のフェイス面毎にキャッピング(封止)し、非記録動作時等においてその保護を行ったり強制的に吸引回復動作を行ったりすることが出来る。また、記録動作時には記録ヘッドH1001との接触を避ける下降位置に設定されるとともに、記録ヘッドH1001の予備吐出によって吐出されたインク滴を受容することが出来る。本実施形態の記録ヘッドH1001には、10種類のインクが吐出可能な10個の吐出部が設けられている。そして、キャップM5010は、5個ずつの吐出部に対しそれぞれ一括してキャッピングを施すように、並列した2つのキャップで構成されている。
図5を参照するに、本実施形態のワイパ部M5020には、ゴム等の弾性部材からなる3種類のブレードM5020A〜M5020Cが図のように配備されている。M5020Aは、全吐出部を含む記録ヘッドH1001のフェイス面全体をワイピングするためのブレードである。またM5020BおよびM5020Cは、2つのキャップ部M5010に対応するように、5つの吐出部ごとにそれぞれのフェイス面をワイピングするための2枚ずつのブレードである。これらブレードM5020A〜M5020CはワイパホルダM5030に固定されており、ワイパホルダM5030が図の+Yおよび−Y方向(吐出部における吐出口の配列方向)に移動することにより、ワイピング動作を行ったり退避したりすることが出来る。
記録ヘッドH1001がホームポジションすなわちクリーニング部によってメンテナンス処理が可能な位置に到達したとき、ワイパホルダM5030が矢印−Y方向に移動し、フェイス面に対するワイピング処理が行われる。ワイピング処理が終了すると、キャリッジM4000をワイピング可能領域外に退避させてから、3つのブレードM5020A〜Cはフェイス面等と接触しない位置に戻される。
ワイピング後には、ワイパホルダM5030が更に−Y方向に移動することによって、3つのブレードM5020A〜M5020CがブレードクリーナM5060に当接し、ブレードM5020A〜M5020Cに付着したインクなどが除去される。
吸引ポンプM5000は、キャップM5010をフェイス面に接合させ密閉空間を形成した状態で、その内部に負圧を発生させることが可能である。これにより、記録ヘッドH1001に接続されているインクタンクH1900からインクが吸引され、ノズルにインクを充填させたり、吐出口もしくはその内方のインク路に存在する塵埃、固着物、気泡等を吸引除去したりすることができる。
吸引ポンプM5000としては、例えばチューブポンプ形態のものが用いられる。これは、可撓性を有するものとしたチューブの少なくとも一部を沿わせて保持する曲面が形成された部材と、これに向けて可撓性チューブを押圧可能なローラと、このローラを支持して回転可能なローラ支持部とを有するものとすることができる。すなわち、ローラ支持部を所定方向に回転させることで、ローラは曲面形成部材上で可撓性チューブを押しつぶしながら転動する。これに伴い、キャップM5010が形成する密閉空間に負圧が生じてインクが吐出口より吸引され、キャップM5010からチューブないし吸引ポンプに引き込まれる。そして、引き込まれているインクはさらに装置本体の下ケースに設けた適宜の部材(廃インク吸収体)に向けて移送される。
なお、キャップM5010の内側部分には、吸引後の記録ヘッドH1001のフェイス面に残るインクを削減するために、吸収体M5011が設けられている。また、キャップM5010を開放した状態で、キャップM5010ないし吸収体M5011に残っているインクを吸引することにより、残インクによる固着およびその後の弊害が起こらないように配慮されている。ここで、インク吸引経路の途中に大気開放弁(不図示)を設け、キャップM5010をフェイス面から離脱させる際に予めこれを開放しておくことで、フェイス面に急激な負圧が作用しないようにしておくことが好ましい。
また、吸引ポンプM5000は、吸引回復だけでなく、キャップM5010がフェイス面に対向した状態で行われる予備吐出動作によってキャップM5010に受容されたインクを排出するためにも作動させることができる。すなわち、予備吐出されてキャップM5010に保持されたインクが所定量に達したときに吸引ポンプM5000を作動させることで、キャップM5010内に保持されていたインクを、チューブを介して廃インク吸収体に移送することができる。
以上のワイパ部M5020の動作やキャップM5010の昇降など、連続して行われる一連の動作は、APモータE3005の出力軸上に設けた不図示のメインカムおよびこれに従動する複数のカム、アーム等によって制御可能である。すなわち、APモータE3005の回転方向に応じたメインカムの回動によってそれぞれの部位のカム部、アーム等が作動することで、所定の動作を行うことが可能である。メインカムの位置はフォトインタラプタ等の位置検出センサで検出することができる。
1.2 電気回路構成
次に本実施形態のインクジェット記録装置における電気的回路の構成を説明する。
図7は、記録装置における電気的回路の全体構成を概略的に説明するためのブロック図である。本実施形態で適用する記録装置では、主にキャリッジ基板E0013、メイン基板E0014、電源ユニットE0015およびフロントパネルE0106等によって構成されている。
ここで、電源ユニットE0015は、メイン基板E0014と接続され、各種駆動電源を供給するものとなっている。
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4000に搭載されたプリント基板ユニットであり、ヘッドコネクタE0101を通じて記録ヘッドH1001との信号の授受、ヘッド駆動電源の供給を行うインターフェースとして機能する。ヘッド駆動電源の制御に供する部分として、記録ヘッドH1001の各色吐出部に対する複数チャネルのヘッド駆動電圧変調回路E3001を有する。そして、フレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメイン基板E0014から指定された条件に従ってヘッド駆動電源電圧を発生する。また、キャリッジM4000の移動に伴ってエンコーダセンサE0004から出力されるパルス信号に基づいて、エンコーダスケールE0005とエンコーダセンサE0004との位置関係の変化を検出する。更にその出力信号をフレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメイン基板E0014へと出力する。
キャリッジ基板E0013には、図9に示すように、2つの発光素子(LED)E3011および受光素子E3013でなる光学センサE3010および周囲温度を検出するためのサーミスタE3020が接続されている。以下、これらのセンサをマルチセンサE3000として参照する。マルチセンサE3000により得られる情報は、フレキシブルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じてメイン基板E0014へと出力される。
メイン基板E0014は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプリント基板ユニットである。その基板上にホストインターフェース(ホストI/F)E0017を有しており、不図示のホストコンピュータからの受信データをもとに記録動作の制御を行う。また、キャリッジモータE0001、LFモータE0002、APモータE3005、PRモータE3006など、各種モータと接続されて各機能の駆動を制御している。キャリッジモータE0001は、キャリッジM4000を主走査させるための駆動源となるモータである。LFモータE0002は、記録媒体を搬送するための駆動源となるモータである。APモータE3005は、記録ヘッドH1001の回復動作および記録媒体の給紙動作の駆動源となるモータである。また、メイン基板E0014は、PEセンサ、CRリフトセンサ、LFエンコーダセンサ、PGセンサのような、プリンタ各部の動作状態を検出する様々なセンサに対して、制御信号および検出信号の送受信を行うためのセンサ信号E0104にも接続されている。更に、メイン基板E0014は、CRFFC E0012および電源ユニットE0015にそれぞれ接続されるとともに、パネル信号E0107を介してフロントパネルE0106と情報の授受を行うためのインターフェースを有している。
フロントパネルE0106は、ユーザ操作の利便性のために、記録装置本体の正面に設けたユニットである。これは、リジュームキーE0019、LED E0020、電源キーE0018およびフラットパスキーE3004を有するほか、さらにデジタルカメラ等の周辺デバイスとの接続に用いるデバイスI/F E0100を有している。
図8は、メイン基板E1004の内部構成を示すブロック図である。
図において、E1102はASICである。これは、制御バスE1014を通じてROM E1004に接続され、ROM E1004に格納されたプログラムに従って、記録装置本体の各種制御を行っている。例えば、各種センサに関連するセンサ信号E0104や、マルチセンサE3000に関連するマルチセンサ信号E4003の送受信を行う。そのほか、エンコーダ信号E1020、フロントパネルE0106上の電源キーE0018、リジュームキーE0019およびフラットパスキーE3004からの出力の状態を検出している。また、ASIC E1102は、ホストI/F E0017、フロントパネル上のデバイスI/F E0100の接続およびデータ入力状態に応じて、各種論理演算や条件判断等を行い、各構成要素を制御し、インクジェット記録装置の駆動制御を司っている。
E1103はドライバ・リセット回路である。これは、ASIC E1102からのモータ制御信号E1106に従って、CRモータ駆動信号E1037、LFモータ駆動信号E1035、およびAPモータ駆動信号E4001を生成し、各モータを駆動する。本実施形態の特徴である吸引量の調整も、APモータ制御信号E4001を利用してASIC E1102によって制御されている。さらに、ドライバ・リセット回路E1103は、電源回路を有しており、メイン基板E0014、キャリッジ基板E0013、フロントパネルE0106など各部に必要な電源を供給する。さらには電源電圧の低下を検出して、リセット信号E1015の発生および初期化を行う。
E1010は電源制御回路であり、ASIC E1102からの電源制御信号E1024に従って発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
ホストI/F E0017は、ASIC E1102からのホストI/F信号E1028を、外部に接続されるホストI/FケーブルE1029に伝達し、またこのケーブルE1029からの信号をASIC E1102に伝達する。
一方、電源ユニットE0015からは電力が供給される。供給された電力は、メイン基板E0014内外の各部へ、必要に応じて電圧変換された上で供給される。また、ASIC E1102からの電源ユニット制御信号E4000が電源ユニットE0015に接続され、記録装置本体の低消費電力モード等を制御する。
ASIC E1102は1チップの演算処理装置内蔵半導体集積回路であり、前述したモータ制御信号E1106、電源制御信号E1024および電源ユニット制御信号E4000等を出力する。そして、ホストI/F E0017との信号の授受を行うとともに、パネル信号E0107を通じて、フロントパネル上のデバイスI/F E0100との信号の授受を行う。さらに、センサ信号E0104を通じてPEセンサ、ASFセンサ等各部センサ類により状態を検知する。さらに、マルチセンサ信号E4003を通じてマルチセンサE3000を制御するとともに状態を検知する。またパネル信号E0107の状態を検知して、パネル信号E0107の駆動を制御してフロントパネル上のLED E0020の点滅を行う。
さらにASIC E1102は、エンコーダ信号(ENC)E1020の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド制御信号E1021で記録ヘッドH1001とのインターフェースをとり記録動作を制御する。ここにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はCRFFC E0012を通じて入力されるエンコーダセンサE0004の出力信号である。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブルフラットケーブルE0012を通じてキャリッジ基板E0013に接続される。そして、前述のヘッド駆動電圧変調回路E3001およびヘッドコネクタE0101を経て記録ヘッドH1001に供給されるとともに、記録ヘッドH1001からの各種情報をASIC E1102に伝達する。このうち吐出部毎のヘッド温度情報については、メイン基板上のヘッド温度検出回路E3002で信号増幅された後、ASIC E1102に入力され、各種制御判断に用いられる。
図中、E3007はDRAMであり、記録用のデータバッファ、ホストコンピュータからの受信データバッファ等として、また各種制御動作に必要なワーク領域しても使用されている。
1.3 記録ヘッドおよびインクタンク構成
以下に本実施形態で適用するヘッドカートリッジH1000の構成について説明する。
本実施形態におけるヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、インクタンクH1900を搭載する手段およびインクタンクH1900から記録ヘッドにインクを供給するための手段を有している。そして、キャリッジM4000に対して着脱可能に搭載される。
図10は、本実施形態で適用するヘッドカートリッジH1000に対し、密閉型のインクタンクH1900を装着する様子を示した図である。本実施形態の記録装置は、10色の顔料インクによって画像を形成する。10色とはシアン(C)、ライトシアン(Lc)、マゼンタ(M)、ライトマゼンタ(Lm)、イエロー(Y)、第1ブラック(K1)、第2ブラック(K2)、レッド(R)、グリーン(G)およびグレー(Gray)である。従ってインクタンクH1900もこれら10色分のものが独立に用意されている。そして、図に示すように、インクタンクそれぞれがヘッドカートリッジH1000に対して交換可能なように着脱自在となっている。なお、インクタンクH1900の着脱は、キャリッジM4000にヘッドカートリッジH1000が搭載された状態でも行えるようになっている。
2.特徴構成
以下に、本発明に関わる実施形態の特徴事項を具体的に説明する。
図11は、本実施形態で用いるインクタンクH1900の1つの概略構成を説明するための斜視図である。インクタンクH1900には、情報の書き込み及び読み出しが可能なメモリ素子とその接続端子(いずれも図示せず)を有する記憶部110が、その外面に具備されている。記憶部110の接続端子は、インクタンクH1900をヘッドカートリッジH1000に装着することで、図7で説明したキャリッジ基板E0013のヘッドコネクタE0101に電気的に接続される。メモリ素子には、インクタンクH1900製造時において、インクタンクH1900内に注入されたインク量に関する値と、使用に伴って増加するインク消費量とを比較するためのいくつかの閾値が記憶されている。その後、記録動作やメンテナンス動作によって消費されたインク量の情報が、記録装置の本体から接続端子を介して通知され、メモリ素子内に格納されたデータは適宜更新される。
ここで、インクタンクH1900製造時にインクタンクH1900内に注入されたインク量をグロス(gross)とし、最終的にインクタンクH1900から消費可能なインク量をネット(net)とすると、グロスとネットは同値ではない。タンク内に注入されたインクの中には、タンクの内壁や内角部に付着・残留して使用不可能なインクも存在するからである。以下、このインク量をデッド(dead)と称する。本実施形態の10色分のインクを収容する10個のインクタンクH1900のそれぞれは同じ構成であり、収容するインクの種類が異なっても最終的に残存するデッドは略同量とみなすことが出来る。但し、製造時にインクタンク内へ注入されるグロスには、タンクごとにどうしても多少のばらつきが含まれる。また、1回の吐出動作で吐出されるインク滴の量は、設計上の吐出量やノズル製造時のばらつきなどによって必ずしも全色で同等ではない。よって、本実施形態では、設計値のネットを各色の吐出量で除算した値、すなわち当初の吐出可能回数にある程度のマージンを持たせた値を、インク消費量の閾値C1としてインクタンクの製造時に記憶部110のメモリ素子に記憶する。例えば、インクの吐出量を5.0ng、マージンを持たせ少なめに見積もったネットを14.0gとすると、閾値C1は、14.0g÷5.0ng=2800000000(dot)となる。インクタンクH1900が記録ヘッドカートリッジH1000に装着された後においては、装置本体が各色の吐出回数をカウントし、適宜メモリ素子に記憶されたインク消費量(ドットカウント値)を更新する。これにより、それぞれのインクタンクH1900におけるインク消費量を、略リアルタイムに取得することが出来る。一方、吸引回復処理などによって、インクが消費される場合は、予め定められた吸引量を各色の吐出量で除算し、吐出回数に換算した値がインク消費量に加算される。
図12はインクタンクH1900をヘッドカートリッジH1000に装着した状態で、時間あたり一定量のインクを消費し続けたときの、メモリに格納されているインク消費量D(dot)とタンク内の負圧の関係を説明するための図である。
本実施形態で適用するインクタンクH1900は大気連通手段がないため、インクタンク内のインクが消費されると、内部の負圧も徐々に大きくなる。マージンを持たせたネットを吐出量で除算して定めた閾値C1までは、順調にインクが消費されていくため、負圧の変化も緩やかである。本実施形態のインクジェット記録装置では、ASIC E1102がメモリ素子に更新されるインク消費量と閾値C1とを適宜比較し、消費量が閾値以上(C1以上)となった時点で、インク残量が無くなった(或いは残り僅かである)旨をユーザに告知する。但し、C1は、当初のネットにマージンを持たせて算出した値である。よって、緩やかな負圧の増大を伴いながらも、その後もある程度は順調に記録ヘッドH1001にインクを供給し続けることが出来る。図において、C2は、マージン分のインクも含んだ真のネットに相当する値を示している。インク消費量Dがこの値を越えた時点から、インクタンク内の負圧は急激に増大する。それでもなおインクタンクの交換を行わないと、急激な負圧の増加により記録ヘッドは不吐出になる。
例えばこの状態でユーザが吸引回復動作を指示すると、タンク内には更に強い負圧が発生する。そして、吸引ポンプM5000の動作終了直後は、タンク内の強い負圧によって、キャップM5010内に排出されここで混合した複数色のインクが、再び各記録ヘッド内に引き戻される。この逆流によって記録ヘッドの流路内や液室内、さらにはインクタンクH1900との結合部であるインク供給口やインクタンクH1900内部にまで混色インクは流入する場合がある。この状態のままインクタンクの交換が行われると、インク供給口付近に残った混色インクは、交換された新たなインクタンク内にも浸透する。すなわち、インクタンク交換直後に記録された画像において、著しい色相の変位が懸念される。
よって本実施形態においては、インク供給口付近に混色インクを含んだ状態でタンク交換が行われた恐れがある場合に限って、インクタンク交換後の最初の吸引回復動作の吸引量をインク供給口近傍に存在する混色インクが十分に排出される程度に大きく設定する。具体的には、インク消費量が第2の閾値C2を越えた状態でタンク交換が行われた場合にはインクタンク交換直後の吸引量をより大きな値に設定し、インク消費量がC2を越えない状態でタンク交換が行われた場合には、当該吸引量をより小さな値に設定する。これにより、回復に伴うインク消費量を必要最小限に抑えながら、混色状態を解消することができる。
図13は、本実施形態において、ASIC E1102が制御するインクタンク交換シーケンスを説明するためのフローチャートである。
ホストI/F E0017やデバイスI/F E0100を介して記録動作やメンテナンス動作などのジョブに関するコマンドが入力されると、ASIC E1102はStep1で指定されたジョブすなわち記録動作やメンテナンス処理を各部に実行させる。Step2では、Step1のジョブの実行により消費されたインク量をインク色毎にドット単位でカウントアップし、それぞれのインクタンクのメモリ素子のインク消費量Dを更新する。このようにしてインクタンク毎にインク消費量に関する値が得られる。
Step3では、現在のインク消費量Dと予め記憶素子110に記憶されている第1の閾値C1とをそれぞれのインクタンクについて比較し、全てのインクタンクでD<C1であれば、タンク交換の必要はなしと判断しStep11にジャンプする。一方、1つでもD≧C1を満たしたインクタンクが存在する場合はStep4へ進む。
Step4では、インクが無くなったインクタンクをユーザに告知する。既に告知が行われているインクタンクについては告知を継続する。そして、そのまま待機状態となる。待機状態は、インクタンクの交換あるいはユーザによるジョブ継続コマンドが入力された時点で解除される。続くStep5ではStep4で告知したインクタンクの交換が行われたか否かを判断する。交換されていないと判断した場合は、次のジョブに対応するため、Step11へ進む。
一方、交換されたと判断した場合はStep6へ進み、C1よりもさらに大きな値である第2の閾値C2と現在のインク消費量Dとを比較する。そして、全てのインクタンクでD<C2であればStep8に進み、1つでもD≧C2を満たしたインクタンクが存在する場合はStep7へ進む。Step7およびStep8では、ASIC E1102は、それぞれのメンテナンス処理をクリーニング部に実行させる。詳しくは、Step7ではタンク交換吸引動作Aと予備吐出動作A、Step8はタンク交換吸引動作Bと予備吐出動作Aが行われるように、ASIC E1102は、クリーニング部を駆動するAPモータE3005を制御する。このとき、タンク交換吸引動作Aのインク吸引量はタンク交換吸引動作Bのインク吸引量よりも大きな値、すなわちインク供給口から逆流して新たなインクタンク内に流入した混色インクを排除するに十分な吸引量に設定されている。このように本例では、交換されたインクタンクのインク消費量の多寡に応じて逆流の度合いが異なることに着目し、インクタンクの交換後に実行する吸引回復処理の内容(吸引量)を、交換されたインクタンクのインク消費量に応じて異ならせている。つまり、逆流度合いが大きく混色が懸念される場合には回復動作に伴うインク消費量を多くし、一方、逆流度合いが小さく混色可能性が小さい場合には回復動作に伴うインク消費量を少なくする。これにより、回復に伴うインク消費量を必要最小限に抑えながら、混色状態を解消することができる。
続くStep9では、新たに装着されたインクタンクに対するインク消費量Dを0にリセットし、続くStep10でStep7およびStep8で消費したインクのカウントアップおよび消費量Dの更新を全インクタンクに対して実行する。
Step11では、次に行うべきジョブが残っているか否かを判断し、残っていると判断した場合はStep1に戻り次のジョブを処理する。一方、現時点でジョブは無いと判断した場合は本処理を終了する。
本実施形態によれば、使用と共に増加するインク消費量Dと比較するための閾値を、吸引回復時の混色が懸念される程度に応じて2段階(C1およびC2)用意し、それぞれの閾値との比較結果に応じて、インクタンク交換時の吸引量を異ならせている。これにより、新たにインクタンクが装着された後の混色を抑制しつつも、混色がさほど懸念されない場合には必要以上にインクが消費されないように吸引量を管理することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。本実施形態においても、第1の実施形態の記録装置、ヘッドカートリッジおよびインクタンクを使用する。
図14は、本実施形態において、ASIC E1102が制御するインクタンク交換シーケンスを説明するためのフローチャートである。殆どの工程は第1の実施形態と同様であるが、Step27およびStep28で行うメンテナンス処理の方法が第1の実施形態とは異なっている。本実施形態では、Step27ではタンク交換吸引動作Cと予備吐出動作B、Step28ではタンク交換吸引動作Cと予備吐出動Cをクリーニング部に実行させる。このとき、予備吐出動作Bの予備吐出数は予備吐出動作Cの予備吐出数よりも大きな値に設定されている。このように本例では、インクタンクの交換後に実行する予備吐出処理の内容(吐出数)を、交換されたインクタンクのインク消費量に応じて異ならせている。
本実施形態においても第1の実施形態と同様、必要以上にインクが消費されないように廃インク量を管理することが可能となる。但し、本実施形態のように、予備吐出数を調整することによって混色したインクを排出しようとする方法は、第1の実施形態のように吸引量を調整する場合に比べ、より微妙な調整を行うことが出来る。すなわち、混色を回避するために排出するインクをより最小限に抑えることが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態においても、第1および第2の実施形態の記録装置、ヘッドカートリッジおよびインクタンクを使用する。この第3の実施形態では、混色自体を招かないようにするために、混色の懸念がある場合には吸引回復動作を禁止する点を特徴としている。詳しくは、吸引回復処理の指示があっても、インク消費量が閾値C1を超えているインクタンクがある場合には吸引回復動作を実行しないようにし、これによりキャップに溜まったインクがタンクに逆流することを防ぐのである。
図15は、本実施形態において、ASIC E1102が制御する記録動作中の回復処理シーケンスを説明するためのフローチャートである。
ホストI/F E0017やデバイスI/F E0100を介して記録動作ジョブに関するコマンドが入力されると、ASIC E1102はStep31で指定された記録動作を各部に実行させる。Step32では、Step31のジョブの実行により消費されたインク量をインク色毎にドット単位でカウントアップし、それぞれのインクタンクのメモリ素子のインク消費量Dを更新する。
Step33では、記録ヘッドの吐出を安定した状態に維持するためのメンテナンス処理が必要かどうか、もしくはユーザの手によってメンテナンス処理が選択されたかどうか、すなわちメンテナンスコマンドを受けたか否かを判断する。メンテナンスコマンドは受けていないと判断された場合は、Step40へ進む。
Step40では、次に行うべきジョブが残っているか否かを判断し、残っていると判断した場合はStep31に戻り次のジョブを実行する。一方、現時点でジョブは無いと判断した場合は本処理を終了する。
一方、Step33でメンテナンスコマンドを受けたと判断した場合は、Step34に進み、そのメンテナンス処理が吸引回復動作かそれ以外の動作(予備吐出処理、ワイピング処理)かを判断する。吸引回復動作以外のメンテナンス処理と判断された場合は、Step35に進み、そのメンテナンス動作を実行させ、続くStep36において、Step35で消費されたインク量をインク色毎にドット単位でカウントアップする。
一方、Step34においてメンテナンス処理が吸引回復動作と判断された場合はStep37に進む。Step37では、現在のインク消費量Dと予め記憶素子110に記憶されている第1の閾値C1とをそれぞれのインクタンクについて比較し、全てのインクタンクでD<C1であれば、吸引回復動作が必要と判断しStep38にジャンプする。Step38では、吸引回復動作を実行し、続くStep39では、Step38で消費されたインク量をインク色毎にドット単位でカウントアップする。
一方、Step37において、D≧C1を満たすインクタンクが1つでも存在する場合は、吸引回復動作は行わずにStep40へ進む。つまり、吸引回復処理の指示(Step34の指示)があっても、吸引回復動作を実行しないように制御する。もし、この状態で吸引回復動作を行ってしまうと、インク消費量Dが閾値C1を越えているため、タンク内には更に強い負圧が発生し、キャップM5010内に排出されて混合された複数色インクが、再び各記録ヘッド内に引き戻される懸念がある。そして、この逆流によって、混色インクがインク供給口やタンク内部にまで到達してしまう場合がある。従って、本実施形態では、混色の可能性がある場合には吸引回復動作を禁止することで、混色自体を招かないようにしている。
なお、本実施形態では、吸引回復動作は禁止しても記録動作は禁止しないようにしている。これにより、記録を続行することを望むユーザは、吸引回復動作なしで記録を続行することができる。吸引回復動作の禁止以降であっても、記録動作前の予備吐出動作(不図示)や記録動作後の吸引回復動作以外のメンテナンス動作(Step35)は実行される。従って、吸引動作を実行せずとも、ある程度のインク吐出安定性は確保される。
以上述べたように本実施形態によれば、吸引回復動作による混色が懸念されるインクタンクが存在する場合には、吸引回復動作を行わないようにすることで、より確実に混色自体の発生を抑制することができる。
(他の実施形態)
上記第1および第2の実施形態では、吸引量または予備吐出回数のいずれかを異ならせることによって、インクタンク交換時のインク排出量を調整したが、吸引量および予備吐出回数の両方を利用してインク排出量を調整しても無論構わない。また、インク量の閾値についても、より多くの閾値を用意すれば、より細かい段階で廃インク量を調整することができる。この場合、個々の段階で告知方法を異ならせることによって、インクの残量が徐々に変化している状況をより詳しくユーザに認識させることも出来る。更に、上記第1〜第3の3つの実施形態において、個々のインクタンクの閾値を異ならせてもよい。
また、上記実施形態ではインク消費量Dを吐出数(ドット数)に置き換えて管理したが、使用に伴って消費されるインク残量の程度に順ずるものであれば、ドット数以外の他のパラメータや演算方法を採用しても無論構わない。さらに、本発明に係る記録ヘッドおよびインクタンクは、上述した実施形態のように、インクタンクが記録ヘッドに対して着脱可能に構成されるものに限らない。例えば、記録ヘッドとインクタンクが一体化した構成や、記録ヘッドとキャリッジとインクタンクとが一体化した構成であってもよい。更に、記録ヘッドとキャリッジが一体化し、別の箇所に設けられたインクタンクからチューブやパイプなどを介して記録ヘッドにインクが供給されるような構成にも本発明は適用可能である。また、インクジェット記録装置に用いられるインク色数、すなわちインクタンクおよび記録ヘッドの数も上記実施形態に限定されるものではない。
以上の説明では複数種類のインクを1つのキャップで同時に吸引する場合に懸念される混色を主な解決課題としたが、1種類のインクを1つのキャップで吸引する形態であっても、本発明は有効である。このような形態であっても、強い負圧がタンク内に発生すれば、逆流によって記録ヘッド内にエアや異物が取り込まれる恐れがあり、その後の記録画像に影響を与えるからである。
ここで、1種類のインクに対応して1つのキャップが設けられる形態(別インク別キャップ形態)を上記第1〜第3の実施形態において適用する場合について説明する。まず、別インク別キャップ形態を上記第1、2の実施形態において適用する場合、上記第1、2の実施形態と同様、タンク交換後の回復動作に伴うインク排出量を、交換されたタンクのインク消費量に応じて変更する。これにより、必要最小限のインク排出量で上述した逆流による画像劣化を抑制することができる。一方、別インク別キャップ形態を上記第3の実施形態において適用する場合、インク消費量が閾値C1を超えたインクタンクについてだけ吸引回復動作を禁止すればよい。これにより、逆流による被害を防止することができる。
インク残量Dや閾値を格納する記録手段についても、上述した実施形態のように必ずしもインクタンクに備えられていなくても良い。記録装置に搭載される個々のインクタンクの残量情報および閾値を、格納したり更新したり出来る手段が備えられていれば、その手段が装置本体に備えられていてもインクタンクと一体化されていても構わない。
いずれにしても、個々のインクタンクのインク消費量に関する情報を取得し、その情報に応じてインクタンク交換直後に実行される回復処理の内容(吸引量や予備吐出数等のインク排出量)が異なるように制御されていれば本発明の範疇に含まれる。
本出願は、2006年12月21日に出願された日本国特許出願第2006−344634号に基づいて優先権を主張し、前記日本国特許出願は、この参照によって本明細書に含まれる。

Claims (7)

  1. インクを吐出する吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドにインクを供給するための交換可能に接続されるインクタンクのインク消費量に関する値を取得する手段と、
    前記記録ヘッドのメンテナンス処理を実行する手段と
    を備え、前記インクタンクが交換された場合、当該交換されたインクタンクに関して取得された前記インク消費量に関する値に応じて、前記インクタンクの交換後に実行する前記メンテナンス処理の内容を異ならせることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記メンテナンス処理は、前記吐出口からインクを排出させる処理であり、
    前記交換されたインクタンクに関して取得されたインク消費量に関する値が閾値より小さい場合には第1のメンテナンス処理を実行し、前記交換されたインクタンクに関して取得されたインク消費量に関する値が閾値以上の場合には前記第1のメンテナンス処理よりもインクの排出量が多い第2のメンテナンス処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記メンテナンス処理は、前記吐出口からインクを吸引することで前記インクの排出を行う吸引回復処理、あるいは、前記吐出口からインクを予備吐出することで前記インクの排出を行う予備吐出処理の少なくとも一方であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは異なる前記インクタンクから供給された複数種類のインクを吐出するための複数の吐出口を備え、前記吸引回復処理では、キャップ手段によって前記複数の吐出口を一括して封止した状態で前記キャップ手段の内部に前記吐出口からインクが強制的に排出されることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクタンクは、内部が大気と連通されない密閉型のインクタンクであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. インクを吐出する吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置のメンテナンス処理方法において、
    前記記録ヘッドにインクを供給するための交換可能に接続されるインクタンクのインク消費量に関する値を取得する工程と、
    前記記録ヘッドのメンテナンス処理を実行する工程と
    を有し、前記インクタンクが交換された場合、当該交換されたインクタンクに関して取得された前記インク消費量に関する値に応じて、前記メンテナンス処理を異ならせることを特徴とするメンテナンス処理方法。
  7. インクを吐出する吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置において、
    前記記録ヘッドへのインク供給により消費されるインクの量の増加に伴って内部の負圧が大きくなるインクタンクの前記インク消費量に関する値を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得されたインク消費量に関する値が閾値以上か否かを判断する判断手段と、
    前記記録ヘッドからインクを吸引する吸引動作を実行する吸引手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づいて、前記記録ヘッドからインクを吸引する吸引動作を実行するか否かを制御する制御部と
    を備え、前記制御部は、(i)前記インク消費量に関する値が閾値以上でないと判断された場合、前記吸引動作を実行するように制御し、(ii)前記インク消費量に関する値が閾値以上であると判断された場合、前記吸引動作を実行しないように制御することを特徴とするインクジェット記録装置。
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