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JPWO2005098001A1 - 新規形質転換体 - Google Patents

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JPWO2005098001A1
JPWO2005098001A1 JP2006512128A JP2006512128A JPWO2005098001A1 JP WO2005098001 A1 JPWO2005098001 A1 JP WO2005098001A1 JP 2006512128 A JP2006512128 A JP 2006512128A JP 2006512128 A JP2006512128 A JP 2006512128A JP WO2005098001 A1 JPWO2005098001 A1 JP WO2005098001A1
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哲也 長岡
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Abstract

ラルストニア・ユートロファは安全性、高い生産性、安価な炭素源の利用が可能等の観点よりP(3HB−co−3HH)の工業的生産に最も適した宿主であると期待されている。しかしながら、低3HH組成P(3HB−co−3HH)生産系に比べ、柔軟な性質を活かしたフィルム等への加工に適した高3HH組成P(3HB−co−3HH)の安全且つ安価な生産系が確立されていないため、その高生産系開発が望まれていた。本発明は、フィルム状等への加工に適した柔軟な性質を示す高3HH組成のP(3HB−co−3HH)を製造するための新規ポリエステル合成酵素発現プラスミド、該プラスミドを含む高3HH組成P(3HB−co−3HH)合成能を有する形質転換体、および該形質転換体を使用した高3HH組成P(3HB−co−3HH)の安全且つ安価な製造方法である。

Description

本発明は、高3HH組成ポリエステル生産用新規プラスミド、およびその形質転換体、またそれを用いた高3HH組成ポリエステルの製造方法に関するものである。
現在までに数多くの微生物において、エネルギー貯蔵物質としてポリエステルを菌体内に蓄積することが知られている。その代表例としては3−ヒドロキシ酪酸(以下3HBと略す)のホモポリマーであるポリ−3−ヒドロキシ酪酸(以下、P(3HB)と略す)であり、1925年にバチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)で最初に発見された。P(3HB)は熱可塑性高分子であり、自然環境中で生物的に分解されることから、環境にやさしいプラスチックとして注目されている。しかし、P(3HB)は結晶性が高いため、硬くて脆い性質を持っていることから実用的には応用範囲が限られる。この為、この性質の改良を目的とした研究がなされてきた。
その中で、3−ヒドロキシ酪酸(3HB)と3−ヒドロキシ吉草酸(3HV)とからなる共重合体(以下P(3HB−co−3HV)と略す)の製造方法が開示されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このP(3HB−co−3HV)はP(3HB)に比べると柔軟性に富むため、幅広い用途に応用できると考えられた。しかしながら、実際にはP(3HB−co−3HV)は3HVモル分率を増加させても、それに伴う物性の変化が乏しく、特にフィルム等へ加工するために要求される柔軟性が向上しないため、シャンプーボトルや使い捨て剃刀の取っ手等、硬質成型体の分野にしか利用されなかった。
近年、3HBと3−ヒドロキシヘキサン酸(以下、3HHと略す)との2成分共重合ポリエステル(以下P(3HB−co−3HH)と略す)およびその製造方法について研究がなされた(特許文献3、特許文献4参照)。これら報告のP(3HB−co−3HH)の製造方法は、土壌より単離されたアエロモナス・キャビエ(Aeromonas caviae)を用いてオレイン酸等の脂肪酸やオリーブオイル等の油脂から発酵生産するものであった。また、P(3HB−co−3HH)の性質に関する研究もなされている(非特許文献1参照)。この報告では炭素数が12個以上の脂肪酸を唯一の炭素源としてアエロモナス・キャビエを培養し、3HH組成が11〜19mol%のP(3HB−co−3HH)を発酵生産している。このP(3HB−co−3HH)は3HH組成の増加にしたがって、P(3HB)の硬くて脆い性質から次第に柔軟な性質を示すようになり、P(3HB−co−3HV)を上回る柔軟性を示すことが明らかにされた。すなわちP(3HB−co−3HH)は3HH組成を変えることで、硬質ポリマーから軟質ポリマーまで応用可能な幅広い物性を持つため、テレビの筐体等のように硬さを要求されるものからフィルム等のように柔軟性を要求されるものまで、幅広い分野への応用が期待できる。しかしながら、本製造方法では菌体生産量4g/L、ポリマー含量30%とポリマー生産性は低いものであり、本ポリマーの実用化に向けた生産方法としては未だ不十分と言わざるを得なかったため、実用化に向けて更に高い生産性が得られる方法が探索された。
P(3HB−co−3HH)の工業生産を目指した取組みもなされている。アエロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)を用いた培養では、オレイン酸を炭素源とした43時間の流加培養において、菌体量95.7g/L、ポリマー含量45.2%、3HH組成17%のP(3HB−co−3HH)が生産された(非特許文献2参照)。また、アエロモナス・ハイドロフィラを、炭素源としてグルコース及びラウリン酸を用いて培養し、菌体量50g/L、ポリマー含量50%を達成した(非特許文献3参照)。しかしながら、アエロモナス・ハイドロフィラはヒトに対して病原性を有する(非特許文献4参照)ことから、工業生産に適した種とはいえない。また、これらの培養生産では高価な炭素源を使用するため、製造コストの観点より安価な炭素源の利用も求められている。
このため、安全な宿主での生産及び生産性の向上を目指した取組みが行なわれた。アエロモナス・キャビエよりポリヒドロキシアルカン酸(PHA)合成酵素遺伝子がクローニングされた(特許文献5、非特許文献5参照)。本遺伝子をラルストニア・ユートロファ(Ralstonia eutropha、旧アルカリゲネス・ユートロファス)に導入した形質転換体を用いてP(3HB−co−3HH)の生産を行った結果、菌体生産性は4g/L、ポリマー含量は30%であった。更に本形質転換体を、炭素源として植物油脂を用いて培養した結果、菌体含量4g/L、ポリマー含量80%が達成された(非特許文献6参照)。しかしながら、安価な植物油脂を炭素源とするもののポリマー生産性は低く、またその3HH組成は5%であり硬くて脆い物性であった。
また、フラクトースを炭素源としてP(3HB−co−3HH)を生産できるラルストニア・ユートロファも構築されたが、本菌株のポリマー生産性は低く、実生産に適しているとはいえなかった(非特許文献7参照)。
大腸菌を宿主としたP(3HB−co−3HH)生産株も構築された。アエロモナス属のPHA合成酵素遺伝子等やラルストニア・ユートロファのNADP−アセトアセチルCo−A還元酵素遺伝子を大腸菌に導入した株が構築された。ドデカンを炭素源として同大腸菌を40.8時間培養した結果、菌体量79g/L、ポリマー含量27.2%、3HH組成10.8%であった(非特許文献8参照)。
アエロモナス・キャビエのPHA合成酵素遺伝子、エノイルCoAヒドラターゼ遺伝子及びアシルCoAデヒドロゲナーゼ遺伝子を導入した大腸菌も構築された。同大腸菌をラウリン酸を含む培地で培養すると、ポリマー含量約16%、3HH組成約16%であった(非特許文献9)。これらの大腸菌では生産性は低く、工業的生産への適用は困難であった。
一方で、P(3HB−co−3HH)の生産性向上並びに3HH組成制御を目指して、PHA合成酵素の人為的な改変が行なわれた(非特許文献10、非特許文献11参照)。アエロモナス・キャビエ由来のPHA合成酵素変異体のなかで、149番目のアミノ酸アスパラギンがセリンに置換された変異体酵素や、171番目のアスパラギン酸がグリシンに置換された変異体酵素は、大腸菌内でのPHA合成酵素活性や3HH組成が向上していることが示され、また、518番目のフェニルアラニンがイソロイシンに置換された変異体酵素や214番目のバリンがグリシンに置換された変異体酵素は大腸菌でのPHA合成酵素活性やポリマー含量が向上したことが報告されている。しかし、これらは宿主として特殊な大腸菌を用いており未だポリマー含量は低いことから、これらの変異体酵素の特徴を活かした工業的生産に向けた更なる改良が必要であった。
T.Fukui等がラルストニア・ユートロファを宿主としてP(3HB−co−3HH)を生産したPHA合成酵素発現プラスミドは、pJRD215(ATCC 37533)にポリエステル合成酵素遺伝子やD−エノイルCo−Aヒドラターゼ遺伝子等を導入したpJRDEE32やpJRDEE32d13等(特許文献5参照)であった。本菌株の菌体含量は4g/Lと低かったが、植物油脂を炭素源とした同菌株の培養条件改善により菌体含量45g/L、ポリマー含量62.5%、3HH組成8.1%にまで向上したように、培養方法によって高3HH組成のP(3HB−co−3HH)を生産する方法も研究された(特許文献6参照)。
また、P(3HB−co−3HH)の物性を制御する方法も開示されている(特許文献6参照)。少なくとも2種類の炭素数の異なる油脂および/または脂肪酸を炭素源として用いることによって、3HH組成が1〜40mol%のP(3HB−co−3HH)を生産することが可能となり、種々の物性を有する(3HB−co−3HH)が生産できるようになった。しかしながら、本製造方法では、3HH組成制御のために比較的高価なヘキサン酸、オクタン酸等を添加する必要があり、また高濃度のヘキサン酸は細胞毒性を示すことから菌体生産性が低下する結果となっている。また、多成分の炭素源を添加するため、生産設備が複雑・高価なものになりかねない。
特開昭57−150393号公報 特開昭59−220192号公報 特開平5−93049号公報 特開平7−265065号公報 特開平10−108682号公報 特開2001−340078号公報 Y.Doi,S.Kitamura,H.Abe,Macromolecules 28,4822−4823(1995) Biotechnology and Bioengineering,vol67,240(2000) Appl.Microbiol.Biotechnol.,vol57,50(2001) 国立感染症研究所、病原体等安全管理規定、別表1付表1(1999) T.Fukui,Y.Doi,J.Bacteriol,179,15,4821−4830(1997) T.Fukui等,Appl.Microbiol.Biotecnol.49,333(1998) T.Fukui等 Biomolecules,vol3,618(2002) S.Park等 Biomacromolecules,vol2,248(2001) X.Lu等、FEMS Microbiology Letters,vol221,97(2003) T.Kichise等、Appl.Environ.Microbiol.68,2411−2419(2002) A.Amara等 App.Microbiol.Biotechnol.,vol59,477(2002)
上述したようにラルストニア・ユートロファは安全性、高い生産性、安価な炭素源の利用が可能等の観点よりP(3HB−co−3HH)の工業的生産に最も適した宿主であると期待されている。しかしながら、低3HH組成P(3HB−co−3HH)生産系に比べ、柔軟な性質を活かしたフィルム等への加工に適した高3HH組成P(3HB−co−3HH)の安全且つ安価な生産系が確立されていないため、その高生産系開発が望まれていた。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討し、アエロモナス・キャビエ由来のphaC新規誘導体遺伝子を含む新規なポリエステル合成酵素発現プラスミドを構築した。ラルストニア・ユートロファ等の宿主にその発現プラスミドを導入した形質転換体を作製し、安価な植物油脂による単一炭素源下で培養した結果、3HH組成が12mol%以上のP(3HB−co−3HH)を高生産性にて生産できることを見出した。
すなわち、本発明は、フィルム等への加工性に優れた高3HH組成のP(3HB−co−3HH)を製造可能なポリエステル合成酵素発現プラスミド、該プラスミドを含む高3HH組成ポリエステル合成能を有する形質転換体、および該形質転換体を使用した高3HH組成ポリエステルの安全且つ安価な製造方法に関する。
つまり、本発明は、高3HH組成ポリエステル合成酵素発現プラスミドである、PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)に含まれるポリエステル合成酵素発現プラスミド(I);上記発現プラスミドを小型化したポリエステル合成酵素発現プラスミド(II);上記高3HH組成ポリエステル合成酵素発現プラスミドによって形質転換された形質転換体及びPHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259);形質転換体を用いたポリエステルの製造方法に関するものである。
上記製造方法は、好ましくは、ポリエステルが下式(1)
Figure 2005098001
(式中、m、nは1以上の整数を表す)で示される、3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシヘキサン酸からなる共重合ポリエステルP(3HB−co−3HH)である、上記形質転換体を用いた高3HH組成ポリエステルの安全且つ安価な製造方法である。
以下に、本発明を詳細に説明する。
本発明のポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)は、PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)に含まれるものであり、高生産性かつ高3HH組成であるP(3HB−co−3HH)を合成する酵素の発現プラスミドである。
発現プラスミドの作製
まず、本発明のポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)の作製について説明する。
全体的な遺伝子操作は、Molecular Cloning(Cold Spring Harbor Laboratory Press,(1989))に記載されているように行うことができる。また、遺伝子操作に使用する酵素、クローニング宿主等は、市場の供給者から購入し、その説明に従い使用することができる。なお、酵素としては、遺伝子操作に使用できるものであれば特に限定されない。また、クローニング宿主としては、特に限定はないが、例えば大腸菌DH5α株等が挙げられる。
本発明において、ベクターとしては広宿主域ベクターの一つであるpJRD215(ATCC 37533)の誘導体pJRDdTc(WO04/074476記載)等を用いることができる。本発現プラスミド構築に使用したベクターの配列を配列番号4に示す。
ポリエステル合成酵素遺伝子として、配列番号3に示すアエロモナス・キャビエ由来のN149S/D171G二重変異体遺伝子断片を制限酵素EcoRI断片として調製し、上記ベクターの同制限酵素部位に挿入して構築することができる。
なお、N149S変異体遺伝子及びD171G変異体遺伝子は、T.Kichise等、Appl.Environ.Microbiol.68,2411−2419(2002)に記載されている、それぞれ149番目のアミノ酸のアスパラギンがセリンに、171番目のアミノ酸のアスパラギン酸がグリシンに置換された、アエロモナス・キャビエ由来であるポリエステル合成酵素遺伝子である。
図1に、本発明のポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)を構築する手順を示す。
ポリエステル合成酵素遺伝子としては、構造遺伝子のほかに、プロモーター、ターミネーター等、宿主菌で機能する発現ユニットを有していればよい。なお、ポリエステル合成酵素発現プラスミドには、上記発現ユニットが1個以上存在していればよく、複数個存在してもよい。
なお、本発明のPHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)に含まれるポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)は、本明細書中「pJRDdTc+149NS171DG」と表すことがある。
次に、本発明のポリエステル合成酵素発現プラスミド(II)の作製について説明する。
本発明のポリエステル合成酵素発現プラスミド(II)は、PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)に含まれるポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)を小型化したものである。
プラスミドを小型化するには、ポリエステル合成酵素遺伝子の発現およびプラスミド複製に不要である部分を欠失させることにより行える。例えば、使用するプラスミドに抗生物質耐性遺伝子が2つ以上あるならば、そのどちらかを欠失させることができる。
本発明の発現プラスミド場合、カナマイシン耐性遺伝子あるいはストレプトマイシン耐性遺伝子を欠失させることが可能であるが、ストレプトマイシン耐性遺伝子を欠失させることが好ましい。このように特定の遺伝子を欠失させる方法としては、制限酵素部位を利用した方法やPCRによる方法を用いることができる。
また、接合伝達能力の一部または全てを欠失し、かつ、ストレプトマイシン耐性遺伝子を欠失したポリエステル合成酵素発現プラスミドも好適に用いることができる。
本発明のポリエステル合成酵素発現プラスミド(II)は、プラスミドを小型化することにより、宿主に発現プラスミドを導入する際、形質転換率を向上させることができる。
形質転換体の作製
次に、形質転換体の作製について説明する。
本発明の形質転換体は、上記ポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)〜(II)のいずれかによって形質転換されたものである。つまり、本発明の形質転換体は、上記で得られたポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)〜(II)のいずれかを、当該プラスミドに適合する宿主中に導入することにより得られる。
宿主としては、特に制限はないが、天然から単離された微生物や、菌株の寄託機関(例えばIFO、ATCC等)に寄託されている微生物等を使用できる。具体的にはラルストニア(Ralstonia)属、アエロモナス(Aeromonas)属、エシェリキア(Escherichia)属、アルカリゲネス(Alcaligenes)属、シュードモナス(Pseudomonas)属等の細菌類のポリエステル非生産菌を使用することができる。安全性及び生産性の観点から好ましくはラルストニア属であり、より好ましくはラルストニア・ユートロファであり、更に好ましくは変異剤処理又は相同組換えに基づく遺伝子破壊処理によってポリエステル合成酵素が不活性化されたラルストニア・ユートロファであり、例えばラルストニア・ユートロファPHB−4株等である。ラルストニア・ユートロファPHB−4株は、例えばDSMZ等の機関から入手可能である。
微生物へのポリエステル合成酵素発現プラスミドの導入は、公知の方法により行うことができる。例えば、エレクトロポレーション法(Current Protocols in Morecular Biology、1巻、1.8.4頁、1994年)や、カルシウム法(Lederberg.E.M.et al.,J.Bacteriol.119.1072(1974))等を用いることができる。
本発明の好ましい形質転換体としては、例えば、宿主としてのラルストニア・ユートロファに、ポリエステル合成酵素発現プラスミド(I)を導入した形質転換体等が挙げられる。具体的には、以下に示す形質転換体等が挙げられる。
pJRDdTc+149NS171DGをラルストニア・ユートロファPHB−4株に導入した形質転換体である、PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(受託番号:FERM BP−10259、受託日:平成17年2月23日)。なお、この形質転換体は、日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1中央第6にある独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに、ブダペスト条約に基づいて国際寄託されている。
P(3HB−co−3HH)生産
次に、P(3HB−co−3HH)の生産について説明する。
本発明のポリエステルの製造方法は、上記形質転換体を用いるものである。
上記ポリエステルとしては、下式(1)
Figure 2005098001
(式中、m、nは1以上の整数を表す)で示される、3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシヘキサン酸からなる共重合ポリエステルP(3HB−co−3HH)が好ましく、高3HH組成の共重合ポリエステルP(3HB−co−3HH)がより好ましい。
高3HH組成P(3HB−co−3HH)を構成する各モノマーユニットの組成比については特に限定されるものではないが、柔軟性の良好さから、好ましくは3HHユニットが8mol%以上且つ50mol%以下であり、より好ましくは10mol%以上且つ40mol%以下、とりわけ12mol%以上且つ30mol%以下が好ましい。
P(3HB−co−3HH)の生産においては、糖、油脂または脂肪酸を炭素源として与え、炭素源以外の栄養源である窒素源、無機塩類及びそのほかの有機栄養源を含む培地を用いて、上記形質転換体を培養することができる。
例えば、ラルストニア属、アエロモナス属、エシェリキア属、アルカリゲネス属またはシュードモナス属に属する微生物等の細菌を宿主として得られた形質転換体を培養する培地としては、微生物が資化し得る炭素源を与え、場合によっては、窒素源、無機塩類および有機栄養源のうちのいずれかを制限した培地、例えば窒素源を0.01〜0.1%に制限した培地等を用いることができる。
糖としては、例えばグルコース、フラクトース等の炭水化物が挙げられる。
油脂としては、炭素数が10以上である飽和・不飽和脂肪酸を多く含む油脂、例えばヤシ油、パーム油、パーム核油等が挙げられる。
脂肪酸としては、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リノール酸、リノレン酸、ミリスチン酸等の飽和・不飽和脂肪酸、あるいはこれら脂肪酸のエステルや塩等の脂肪酸誘導体が挙げられる。
窒素源としては、例えばアンモニア、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウム等のアンモニウム塩の他、ペプトン、肉エキス、酵母エキス等が挙げられる。
無機塩類としては、例えばリン酸第一カリウム、リン酸第二カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム等が挙げられる。
そのほかの有機栄養源としては、例えばグリシン、アラニン、セリン、スレオニン、プロリン等のアミノ酸;ビタミンB1、ビタミンB12、ビタミンC等のビタミン等が挙げられる。
また、培養液中に、本発明の発現プラスミドに存在する抗生物質耐性遺伝子に対応する抗生物質(カナマイシン等)を添加しても良い。
培養温度は、その菌が生育可能な温度であればよいが、20℃から40℃が好ましい。培養時間は、特に制限はないが、1〜7日間程度で良い。
その後、得られた該培養菌体からP(3HB−co−3HH)を回収すればよい。
本発明において、菌体からのP(3HB−co−3HH)の回収は、例えば次のような方法により行うことができる。培養終了後、培養液から遠心分離器等で菌体を分離し、その菌体を蒸留水、メタノール等により洗浄し、乾燥させる。この乾燥菌体から、クロロホルム等の有機溶剤を用いてP(3HB−co−3HH)を抽出する。このP(3HB−co−3HH)を含んだ有機溶剤溶液から、濾過等によって菌体成分を除去し、そのろ液にメタノールやヘキサン等の貧溶媒を加えてP(3HB−co−3HH)を沈殿させる。さらに、濾過や遠心分離によって上澄み液を除去し、乾燥させてP(3HB−co−3HH)を回収する。
得られたP(3HB−co−3HH)の重量平均分子量(Mw)や3HH組成(mol%)の分析は、例えば、ガスクロマトグラフ法や核磁気共鳴法等により行うことができる。あるいは、ポリエステル生産確認の簡易法としては、Nileredを用いた染色法を利用できる。すなわち、組換え菌が生育する寒天培地にNileredを加え、組換え菌を1〜7日間培養し、組換え菌が赤変するか否かを観察することにより、ポリエステル生産の有無を確認できる。
上述したように、新規ポリエステル合成酵素発現プラスミドによるラルストニア・ユートロファの形質転換体を用いることにより、安価な植物油脂等の単一炭素源下での培養においてもフィルム状等への加工に適した高3HH組成のP(3HB−co−3HH)を安全且つ高生産性で生産することが可能となった。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は、これら実施例にその技術範囲を限定するものではない。
(実施例1) 発現プラスミドの構築
高3HH組成P(3HB−co−3HH)生産用の発現プラスミドは以下のようにして構築した。
pJRDdTc+149NS171DG構築用のベクターとしては、配列番号4に示されるDNAでコードされるベクターを用いた。本ベクターは、WO04/074476記載のpJRDdTcと同様に構築することができる。
ポリエステル合成酵素遺伝子であるアエロモナス・キャビエ由来のN149S/D171G二重変異体遺伝子断片は、PCR法により作成した。N149S変異及びD171G変異はそれぞれアエロモナス・キャビエ由来PHA合成酵素の149番目のアミノ酸であるアスパラギンがセリンに、171番目のアミノ酸であるアスパラギン酸がグリシンに置換されている。従って、非特許文献10に記載されているアエロモナス・キャビエ由来のN149S変異遺伝子を、一旦pUC19のEcoRI部位にサブクローニングしておき、配列番号1と配列番号2で示される合成DNAをプライマーとして用いてPCRを行った。その条件は(1)94℃で2分、(2)94℃で30秒、(3)55℃で30秒、(4)72℃で2分、(2)から(4)を25サイクル、(5)72℃で5分であり、ポリメラーゼとしてはLA Taqポリメラーゼ(宝バイオ製)を用いた。制限酵素EcoRIで切断して配列番号3に示すN149S/D171G断片を調製し、本ベクターを同酵素で切断した部位に挿入して発現プラスミドpJRDdTc+149NS171DGを構築した。
(実施例2) 形質転換体の作製
実施例1で得られた発現プラスミドを含むラルストニア・ユートロファPHB−4株の形質転換体を電気パルス法により作製した。つまり、遺伝子導入装置はBiorad社製のジーンパルサーを用い、キュベットは同じくBiorad社製のgap0.2cmのものを用いた。キュベットに、コンピテント細胞400μlと発現プラスミド20μlを注入してパルス装置にセットし、静電容量25μF、電圧1.5kV、抵抗値800Ωの条件で電気パルスをかけた。パルス後、キュベット内の菌液をNutrientBroth培地(DIFCO社製)で30℃、3時間振とう培養し、選択プレート(NutrientAgar培地(DIFCO社製)、カナマイシン100mg/L)で、30℃にて2日間培養して、形質転換体を取得した。
(実施例3) 形質転換体の選択
実施例2で得られた形質転換体を、Nilered含有培地(リン酸水素2ナトリウム・12水塩 9g、リン酸2水素カリウム 1.5g、塩化アンモニウム 0.05g、硫酸マグネシウム・7水塩 0.02g、フルクトース 0.5g、塩化コバルト・6水塩 0.25ppm、塩化鉄(III)・6水塩 16ppm、塩化カルシウム・2水塩 10.3ppm、塩化ニッケル・6水塩 0.12ppm、硫酸銅・5水塩 0.16ppm、Nilered 0.5mg、寒天 15g/1L)に播種し、30℃で1週間培養した。その結果、コロニーが赤変したことから菌体内にポリエステルが蓄積していることを確認し、そのコロニーを選択してP(3HB−co−3HH)の生産を行った。この形質転換体は、PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(受託番号:FERM BP−10259、受託日:平成17年2月23日)の名称で、日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1中央第6にある独立行政法人産業技術総合研究所特許生物寄託センターに、ブダペスト条約に基づいて国際寄託されている。
(実施例4) P(3HB−co−3HH)の生産および精製
種母培地の組成は1w/v% Meat−extract、1w/v% Bacto−Trypton、0.2w/v% Yeast−extract、0.9w/v% NaPO・12HO、0.15w/v% KHPO、pH6.8とした。
前培養培地の組成は1.1w/v% NaPO・12HO、0.19w/v% KHPO、1.29w/v% (NHSO、0.1w/v% MgSO・7HO、2.5w/v% パームWオレイン油、0.5v/v% 微量金属塩溶液(0.1N塩酸に1.6w/v% FeCl・6HO、1w/v% CaCl・2HO、0.02w/v% CoCl・6HO、0.016w/v% CuSO・5HO、0.012w/v% NiCl・6HOを溶かしたもの。)、5×10−6w/v% カナマイシンとした。
P(3HB−co−3HH)生産培地の組成は0.385w/v% NaPO・12HO、0.067w/v% KHPO、0・291w/v%(NHSO、0.1w/v% MgSO・7HO、0.5v/v% 微量金属塩溶液(0.1N塩酸に1.6w/v% FeCl・6HO、1w/v% CaCl・2HO、0.02w/v% CoCl・6HO、0.016w/v% CuSO・5HO、0.012w/v% NiCl・6HOを溶かしたもの。)、0.05w/v%BIOSPUREX200K(消泡剤:コグニスジャパン製)、5×10−6w/v% カナマイシンとした。炭素源はパーム核油を分別した低融点画分であるパーム核油オレインを単一炭素源として用い、培養全般を通じ、比基質供給速度が0.08〜0.1(油脂(g))×(正味乾燥菌体重量(g))−1×(時間(h))−1となるように流加した。
PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG形質転換体のグリセロールストック(50μl)を種母培地(10ml)に接種して24時間培養し、1.8Lの前培養培地を入れた3Lジャーファーメンター(丸菱バイオエンジ製MDL−300型)に1.0v/v%接種した。運転条件は、培養温度30℃、攪拌速度500rpm、通気量1.8L/minとし、pHは6.7〜6.8の間でコントロールしながら28時間培養した。pHコントロールには7%水酸化アンモニウム水溶液を使用した。
P(3HB−co−3HH)生産培養は6Lの生産培地を入れた10Lジャーファーメンター(丸菱バイオエンジ製MDL−1000型)に前培養種母を5.0v/v%接種した。運転条件は、培養温度28℃、攪拌速度400rpm、通気量3.6L/minとし、pHは6.7から6.8の間でコントロールした。pHコントロールには7%水酸化アンモニウム水溶液を使用した。培養は約60時間行い、培養終了後、遠心分離によって菌体を回収し、メタノールで洗浄後、凍結乾燥し、乾燥菌体重量を測定した。
得られた乾燥菌体約1gに100mlのクロロホルムを加え、室温で一昼夜攪拌して、菌体内のP(3HB−co−3HH)を抽出した。菌体残渣をろ別後、エバポレーターで総容量が約30mlになるまで濃縮後、約90mlのヘキサンを徐々に加え、ゆっくり攪拌しながら、1時間放置した。析出したP(3HB−co−3HH)をろ別後、50℃で3時間真空乾燥した。乾燥P(3HB−co−3HH)の重量を測定し、菌体内含量を算出した。その結果、PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG形質転換体のP(3HB−co−3HH)含量は62時間で66.1(wt%)という高含量であった。
(実施例5) P(3HB−co−3HH)の3HH組成分析
PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG形質転換体により生産されたP(3HB−co−3HH)の3HH組成分析は以下のようにガスクロマトグラフィーによって測定した。
乾燥P(3HB−co−3HH)の約20mgに2mlの硫酸−メタノール混液(15:85)と2mlのクロロホルムを添加して密栓し、100℃で140分間加熱することでP(3HB−co−3HH)分解物のメチルエステルを得た。冷却後、これに1.5gの炭酸水素ナトリウムを少しずつ加えて中和し、炭酸ガスの発生がとまるまで放置した。4mlのジイソプロピルエーテルを添加してよく混合した後、遠心して、上清中のP(3HB−co−3HH)分解物のモノマーユニット組成をキャピラリーガスクロマトグラフィーにより分析した。ガスクロマトグラフは島津製作所GC−17A、キャピラリーカラムはGLサイエンス社製NEUTRA BOND−1(カラム長25m、カラム内径0.25mm、液膜厚0.4μm)を用いた。キャリアガスとしてHeを用い、カラム入口圧100kPaとし、サンプルは1μlを注入した。温度条件は、初発温度100〜200℃まで8℃/分の速度で昇温、さらに200〜290℃まで30℃/分の速度で昇温した。上記条件にて分析した結果、62時間培養終了時のP(3HB−co−3HH)の3HH組成は14.7(mol%)というフィルム状への加工に適した高い3HH組成であった。
上述したように、新規ポリエステル合成酵素発現プラスミドによるラルストニア・ユートロファの形質転換体を用いることにより、安価な植物油脂等の単一炭素源下での培養においてもフィルム状等への加工に適した高3HH組成のP(3HB−co−3HH)を安全且つ高生産性で生産することが可能となった。
本発明の、pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)ポリエステル合成酵素発現プラスミドの構築図である。

Claims (9)

  1. PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)に含まれるポリエステル合成酵素発現プラスミド。
  2. 請求項1に記載のプラスミドを小型化したポリエステル合成酵素発現プラスミド。
  3. 請求項1又は2に記載のプラスミドによって形質転換された形質転換体。
  4. 宿主がポリエステル非生産性のラルストニア属である請求項3に記載の形質転換体。
  5. 宿主がポリエステル非生産性のラルストニア・ユートロファである請求項3又は4に記載の形質転換体。
  6. 宿主がラルストニア・ユートロファPHB−4株である請求項3〜5のいずれか1項に記載の形質転換体。
  7. PHB−4/pJRDdTc+149NS171DG(FERM BP−10259)である形質転換体。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の形質転換体を用いたポリエステルの製造方法。
  9. ポリエステルが、下式(1)
    Figure 2005098001
    (式中、m、nは1以上の整数を表す)で示される、3−ヒドロキシ酪酸と3−ヒドロキシヘキサン酸からなる共重合ポリエステルである請求項8に記載のポリエステルの製造方法。
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